「おい、たわけ......好き、だぞ...」【SS】

  • 1二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 21:27:44

    「な、なんだ貴様その目は!!私がこういうことを言うのがそんなに意外か!!
     ......わ、私だってたまにはこう言う事を言ってみたかったのだ...悪いか?」

    全く、失礼な奴だ。人のことをなんだと思っている。 

    好意を伝えるのは人として大切な事だ...それぐらい私だって分かっている...普段はそんなことを言うとこいつがとんでもない程に調子に乗ってしまうから言わんだけだ...



     やれやれ...こいつも相当なたわけだが、いつも通りこんなバカな所がこいつの良さでもある...なんて考えている私も大分たわけだな......

    ........ええい!何を考えているのだ私は!急に恥ずかしくなってきたぞ......!!

    ......今思ったことだけは絶対に誰にも言わずに墓場まで持っていくとしよう。特にたわけには何としても聞かれる訳にはいかんからな。うむ。

    「なあエアグルーヴ」

    「む...なんだ?」

    「ありがとう、俺も君のことが好きだ」

     〜〜!!!!どうしてこいつは恥ずかしげもなくこういう事を平然と言えるんだ......!!これを言うのに今までにないくらい緊張していた私がバカみたいではないか...!!

  • 2二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 21:28:07

    「......そ、そうか........ありがとう......


    ......たわけ......」
     
    くっ、こいつに『好きだ』と、そう囁かれるだけでどうしてこうも顔が熱くなるのだ...!!おまけにちゃんとこいつと目が合わせられん...!!
     女帝としてなんと不甲斐ないさまだろうか...!!

     
      ..........しかしまあ、こいつに愛を、その...囁かれるというのも...悪くはないかもしれんな......た、たまに!本当にたまに程度なら良いというだけだが!!
     仮にも女帝ともあろうものが担当トレーナーとの色恋沙汰に溺れて何も手につかない、なんて情けない事は絶対にあってはならん事だからな!!気を引き締めねば...!!




    ......『ありがとう、俺も君のことが好きだ』『俺も君のことが好きだ』『エアグルーヴ、好きだ』........

    .......だ、だめだ.......!!私ともあろうものが、さっきのたわけの言葉が反芻して頭から離れない.....!!しかもその言葉が嬉しくてにやけるのを抑えられない自分がいるなんて...なんたる醜態だろうか......!!



    「おい、貴様......!!」

    「どうしたエアグルーヴ?」

    「今夜は......覚悟しておけよ......!!」

    この女帝をここまで狂わせてしまったのだ。その責任、このたわけにはしっかりとって貰わんとな.....♪

  • 3二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 21:30:46

    続けよ

  • 4二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 21:32:47

    もう身も心もたわけのモノになっちゃったのね…♪

  • 5二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 21:40:37

    たわけと一緒にエアグルーヴもたわけになるの良いよね

  • 6二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 21:57:35

    エアグルーヴのイチャイチャ最高すね…

  • 7二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 23:15:44

    保守

  • 8二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 23:21:06

    最高だよボーイ

  • 9二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 23:27:10

    良い…

  • 10二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 23:46:54

    なんだこの女帝かわいい

  • 11二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 23:50:54

    良き…

  • 12121/10/27(水) 01:06:45

    おまけの追加、良ければどうぞ見ていってください

  • 13二次元好きの匿名さん21/10/27(水) 01:07:18

    「おい、貴様...さっきのウマ娘達と一体なにを話していた?

    なに?『新入生達に、困った時は自分を頼ってくれて良い』と言った?『新入生も増えてエアグルーヴの負担が増えるだろうから、先に自分を頼るように言っておいた』と......

    ふん...成る程な、そういう事なら良いが...... 私はてっきり貴様がお気楽そうに新入生達と談笑しているから貴様が遊んでいるのかと思っていただけだ。それならば問題ない」


     ...なんだ...そんな事だったのか......はぁ...こいつの話を聞いて少しホッとしてしまった。

     ......言えない。こいつと新入生達がどちらも楽しそうに話していたから、実はこいつも私と話すよりも他の者達と話す方が良かったのでは無いか、なんて考えていたと。新入生達もこいつの良さに気付いてしまって逆にスカウトされるようになってしまったらどうしよう、と不安に思っていたなんて言える訳がない......

     なんと私らしくも無い.....ここは一つちゃんと私の気持ちを伝えておくべきか......

     「......おい、たわけ。良いか、よく聞け。...貴様は私だけの杖だ。誰にも譲らないし、誰にも渡したりするものか。
    ......もちろん、私もお前と一緒にやっていくと誓ったのだ。お前の傍を離れはしないからな......

    だからこれからも私の傍で、私を支え続けてくれ。良いな?」

    「何を今更当たり前の事を。もちろんだよ。任せてくれ。エアグルーヴの期待に応え続けてみせるから」

    ふっ...やはりこいつは恥ずかしげもなくこういう事を言ってくれる。
    ...さっきまでの考えは女帝らしくも無い弱気なものだった。こいつが離れてしまうかもしれない?それがなんだ。私の実力でこのたわけが他の者達に目移りしない程に魅了してしまえば良いだけの話。私ならそれが出来るだろう。

     私はこいつに不意打ちでキスをした後言った。

    「これからは貴様が私しか見れないように、全力で貴様を私の虜にしてやるからな。覚悟しておけ...」

  • 14二次元好きの匿名さん21/10/27(水) 01:26:41

    残念だけどもう虜にされてるよ......

  • 15二次元好きの匿名さん21/10/27(水) 10:05:34

    保守

  • 16二次元好きの匿名さん21/10/27(水) 15:51:15

    保守

  • 17二次元好きの匿名さん21/10/27(水) 20:01:15

    ありがとう...

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