セイウンスカイ「フラワーってどんな人をパートナーにしたいとかある?」【SS】

  • 1二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 23:06:08

    フラワーが首をかしげる。
    「パートナー、ですか」
    「そうそう。やっぱ人によって違うわけでしょ?ちょーっと気になっちゃってさ」
    ……正確にはものすごく気になっているんだけど。
    フラワーの周りには色んな人がいる。
    やけに距離が近いタイキ先輩にルームメイトのブルボン先輩。
    そしてタキオン…………先輩。
    フラワーがこのうちの誰かに言い寄られないとは限らない。
    だからこうやってさりげなくフラワーの好みを聞き出そうとしているのだ。
    「うーん、ずっと隣で一緒に走ってもらうわけですから……」
    「うんうん!」
    「短距離とかマイルを走ってて、先行や差しが得意な人ですね」
    私は思い切りぶん殴られた気分だった。
    要するに“フラワーの好みじゃない”と宣告されたのだ。
    「あ……そう、なんだ……ごめん、用事思い出したから帰るね……」
    私はとぼとぼと撤退するしかなかった。

  • 2二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 23:06:31

    「なんでスカイさんはいきなり併走のパートナーについて聞いてきたんだろう……」
    しばらく悩んでからフラワーはポンと手を叩いた。
    「私と一緒に走りたかったんですね!もう!私からお願いしたいくらいなのに!ふふっ、いつがいいかな~♪」
    落ち込むスカイとは対照的に上機嫌なフラワーだった。

  • 3二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 23:07:03

    勘違いコント的なものをやってみたかった
    お目汚し失礼しました

  • 4二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 23:07:44

    フラワーがクソボケ因子を継承してる…

  • 5二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 23:38:51

    「あれ?スカイさん、シャンプー変えましたか?」
    いつものようにスカイさんに膝枕をしていると、普段とは違う香りが鼻腔をくすぐった。
    「うーん、別のそんなことは……あ」
    なにかを思い出したようだ。
    「昨日キングと一緒に映画観てたんだけど、遅くなっちゃってキングの部屋に泊まったんだよね」
    「……ほう」
    「それでキングのシャンプーを借りたんだけど、やっぱお高いと香りからちがうんだなーって」
    私はなんとか笑顔を貼り付けながらどうしてくれようかと思案していた。

  • 6二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 23:39:09

    「あらスカイさん、シャンプーでも変えた?」
    「お、やっぱキングにはわかっちゃう~?」
    スカイさんが嬉しそうに話し始める。
    「実はフラワーからシャンプーとかコンディショナー、ボディーソープ一式もらっちゃったんだ~」
    「へえ、いい香りね」
    「でしょ~。ほんと、フラワーにはお世話になりっぱなしでさ。洗濯とかもやってもらっちゃってるし」
    「……うん?」
    「自分でやるよって言っても『自分のものと一緒に洗濯するだけですから』っていやな顔一つしないの」
    だんだんと訝しげな表情になる私をよそにスカイさんは上機嫌で話を続ける。
    「お弁当も毎日作ってもらっちゃってるし、最近はトレーニングも一緒にやるようになったんだけど、ストレッチのたびにフラワーが身体をくっつけてくるからどうしても意識しちゃうんだよね……」
    困ったように頬をかくスカイさんからふわりと花の香りがした。

    ……スカイさんを夜遅くまで映画鑑賞に付き合わせるのはやめよう。
    私はそっと心の中で決意した。

  • 7二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 23:40:27

    スカイさんを曇らせたら、フラワーさんも嫉妬させなさいって枕草子に書いてあったので
    重ね重ねのお目汚し失礼しました

  • 8二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 23:41:31

    キングがキューピットになるしかないわね

  • 9二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 23:42:26

    尊みが二重三重に殴りかかってくるゥー!

  • 10二次元好きの匿名さん21/10/26(火) 23:43:52

    あっしゅき

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