- 1二次元好きの匿名さん21/10/27(水) 03:00:12
- 2二次元好きの匿名さん21/10/27(水) 03:01:52
お前はどうして私の耳元で泣くのか
- 3わたし21/10/27(水) 03:04:34
どうしても我慢ならなかった。
声をきくとほの暗い気持ちが心の中によどんでくる - 4わたし21/10/27(水) 03:06:39
ヤツは明かりをつけると隠れる、しかしくらやみではしとめることはできない
- 5わたし21/10/27(水) 03:08:41
明日は大学で、早く眠りたいがヤツがそうさせてくれない。
- 6わたし21/10/27(水) 03:12:29
仕方なく線香を焚いた。
効果的だが私自身が喘息持ちで、今は特に体調を崩している。 - 7わたし21/10/27(水) 03:19:20
昔に祖父の畑を手伝ったとき蝸牛は害虫だ、と教えてくれた。雑草を引き抜いていると見つけた、一回り大きな蝸牛はトタンの仕切りを這っていた。
- 8蚊21/10/27(水) 03:20:07
許せ人間…
…これで最後だ
(最後の一吸いチュッ&耳元プィ-ン) - 9わたし21/10/27(水) 03:23:40
わたしはその殻とゆらりとうごく触覚とを眺めた。
そして祖父に声をかけた。
祖父は蝸牛を踏み潰した。
さりげなく、なにげなく、わたしの声をきき立ち上がるついでにパキャリと踏んだ。 - 10わたし21/10/27(水) 03:35:01
害虫だと聞いていた、しかし祖父の蝸牛を殺すあまりに自然な様にわたしは驚いた。生き物をたやすく殺すさまに違和感を感じたが納得もした。
- 11わたし21/10/27(水) 03:39:37
蚊がわたしに害虫であるように、蝸牛は祖父にとって畑の害虫だった。私が蚊にそうするように祖父はしたのだ。