- 1二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 22:14:10
- 2二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 22:14:43
それじゃあねスレッタ はいおやすみなさいミオリネさんまた明日。
そういってスレッタは地球寮に、私は理事長室の方向に歩き始める。
そうして曲がり角を曲がりスレッタが見えなくなった当たりでふと足が止まる…。
それでも大きく息を吸って無理やり足を引きずってなんとか部屋に帰り鍵を閉めベッドに沈む。
最近ずっとこうだ、日常のふとした瞬間の一歩が重い。
言葉が止まる、のどが詰まって。
思考がにぶい、頭にもやがかかったよう。
そしてなんだか胸の中に熱を感じない。
グツグツと煮えるような怒りのようなやる気のような熱がわいてこない。
おかげで何をやるのもしんどい。
掃除はもともと得意ではなかったが、やる回数が減り続けてる。
無能なSPやそれ以外の人の目が疎ましくて引きこもりがちだ。
トマト農園の手入れもうまくいっていない、
前は最新の情報を手に入れて素人ながら頑張っていたが、情報を摂取するのが
ここまで重くなるとはね…、ごめんなさいお母さん、ごめんなさい。
スレッタのことも最近は面倒を見て見てあげられてない、ニカや地球寮の面々とも仲良くやっているようだし
大丈夫だとは思うが。不自然にも思われない程度に距離を置いている、はずだ。元々べったりだったわけではないし。
調子が本当に悪い最悪な時にはスレッタさえいなければもっと楽に引きこもれるのに…とすら思ってしまう。
なんて最低な私。
勘違いで私の邪魔をしたとはいえ私を助けた私の婚約者をあんな風に思うなんて。
結果的に今は婚約者という重みだけを押し付けている。私はそれを…。 - 3二次元好きの匿名さん22/11/15(火) 22:14:58
私は誕生日に地球に行く、それだけを希望にだからそれまではただ時間が過ぎ去っていけばいい…。
いいはずだ、いいよね…?不安定な自問自答は暗い天井に吸い込まれていく。
そろそろ寝なければ、また明日が来る。
そうしたらスレッタの前ではいつも通りのミオリネレンブランにならなければ。
あの鈍感狸が今の私の状態を知ったら鬱陶しく心配してくるだろう…今の私は…それすら受け入れられるか怪しい。
もし怒鳴ってしまったら立ち直れない、今私がちゃん立っているのかは甚だ疑問ではあるが。
だから元気な殻をかぶれるように寝なくては、眠気などしなくても、寝なくては。
そうして私は目を閉じた。 - 4122/11/15(火) 22:15:58
- 5むこうの主22/11/15(火) 22:18:10