僕は水星から来た同級生に脳を焼かれたペイル寮生

1二次元好きの匿名さん22/11/18(金) 12:30:36

アスカティシア高専に入学してから1年が経ち、2年生として上と下に挟まれててんやわんやな中途半端な立場に苦労する毎日の中、同じ寮の好きな子との距離がなかなか縮まらずにヤキモキしているそんな普通の17歳。
うだつの上がらない生活の中にほんの些細な変化や幸せをかき集めて生きていた頃、突如として来襲した現ホルダーの少女の寮内放送で脳を焼かれたい。
自分にはできないような大胆不敵な行動にこれこそ青春、これこそ恋をすることと変な方向に暴走を始めたい。
愛機のカスタムザウォートに乗って深夜にあの子の部屋を訪ねて、寮を抜け出して2人だけの星空の空中デートをしたいし、圧倒的な強さを見せつける現ホルダーの姿に憧れて自分もああいうふうになりたいなぁとか柄にも無いことを考えたり、同じ学年同じ学科なことに気づいて、彼女の強さの秘密をなんとか盗もうと彼女のことばかり考えるようになって、あの子から嫌われたりもしたい。
そしてこのままじゃダメだと一念発起して、ダメ元で現ホルダーに決闘をしかけて、自慢の二刀流ソードランスと大推力スラスタの一撃離脱戦法も奥の手の武装もなにもかもが通用せずにボロ負けしたい。何かができると勘違いしたままでちっとも強くなっていない自分を情けなく思いたいし、肩を落として部屋へと帰る帰り道にあの子からナイスファイト賞としてちょっとぬるくなったスポドリのペットボトルを渡されてその場で一気に飲み干したい。
その後は機体の修理をしながらあの子との距離を縮めていきたい。

あ、もし戦争になっても時たま映るモブ機体その1くらいがいいです。