【オリウマ】ブラックサーベル Part5

  • 122/11/19(土) 00:42:36

    頑張れサーベルちゃん
    ここが正念場

    オリウマの設定掘り下げ、イラスト・SS投下用スレの続きです
    今やってる企画の息抜きでもありますのでゆっくり進めます
    よろしくお願いします

  • 222/11/19(土) 00:44:24

    過去スレまとめ



    オリウマ娘「ブラックサーベル」を練る|あにまん掲示板まだ描いてる途中だけど我慢出来なかったアイネスのイラスト描いてる時に突然生まれた娘の設定を掘り下げたり愛でたりするスレ生まれた地↓https://bbs.animanch.com/board/6113…bbs.animanch.com

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  • 322/11/19(土) 00:45:18

    世界観概要

    時系列としてはウマ娘アプリ時空よりも未来のお話
    (サーベルちゃんの独立したストーリー内のみの設定なので絡みなどを考える際は時系列は無視)

    その凶悪無比な強さでトゥインクルシリーズを蹂躙し、
    G Iレース上位陣の顔ぶれが全くと言っていいほど変わらない暗黒時代を作り上げた【不思議の国世代】。
    誰もが彼女らの勝利を疑わず、挑む側にあるウマ娘達も望みを抱けない…
    そんな時代を変える為、不思議の国世代が最後に待ち受けるトゥインクルシリーズへと挑む者達のお話。

    これはその挑戦者の一人、ブラックサーベルのお話

  • 422/11/19(土) 01:01:22

    前スレまでのあらすじ

    デビュー前から高い完成度の体を有したサーベルは家族や親戚から「選ばれた子」として期待をかけられ、精神的に追い込まれながらもその期待に応える為に自主的にトレーニングを重ねる。
    ある日の模擬レースにてサーベルの故障寸前の身体をみたトレーナー(通称サベトレ)は、トラブルを起こしながらも根気強く頼み込み、サーベル側が折れたことにより担当トレーナーとなる。

    デビュー戦に勝利するも、トレーナーがサーベルの身体を守る為に考案した低負荷のトレーニングが原因でサーベルに不調が発生。
    しかしそのことに気づくのに数ヶ月の期間を要したため、最初の半年間のレース3回は勝ちきれず、果ての皐月賞では大敗を喫した挙句に負傷してしまう。
    自暴自棄になって自主退学を選ぼうとしたサーベルをトレーナーは引き止め、サーベルの特異体質から現状を改善する方法を見つけ出した事で「トゥインクルシリーズの3年間を必ず走り終える」と約束する。

    決死の覚悟で臨んだ日本ダービーではその極まった末脚で見事1着でゴールするも、脚の暴走を御しきれなかった為に斜行の判定を下され、再会に降着させられてしまう。
    先の件からの不調も併せてファン数も減少し、宝塚記念にも出走が出来ないまま夏を迎える事となり、体力も気力も尽きたサーベルは体調面・精神面共に異常をきたした上、正念場となる夏合宿になっても不調が続くどころか、意識を失って奇行に走ってしまう。
    自棄になっているサーベルを諌める為に言葉をかけるトレーナーだったが、その言葉がサーベルの逆鱗に触れ、激昂させてしまった。

  • 522/11/19(土) 01:02:09

    メインの登場人物

    ●ブラックサーベル
    没落した名家出身であり、家系唯一のウマ娘。
    モデルの様な可憐な容姿とは裏腹に自己肯定感や自己評価が低く、ストイックな努力家のふりをしていないとすぐにでもプレッシャーに圧し潰されてしまいそうなウマ娘。
    体や精神が追い詰められ、ダメージが蓄積する程に末脚の切れ味が増す特異体質持ちであり、それを活かさなければ自分に勝利は無いと断じ、トレーナーに自分を追い詰める様に要求する。
    家名の栄光を取り戻す偉業をなすべくトゥインクルシリーズに参入。

    ●サーベルのトレーナー
    通称サベトレ。まだまだ若手の中央トレーナー。
    能力は高く熱意も非常にあるが、それ故に自己完結した意思が暴走しやすく、空回りすることもしばしば。
    過去1人のウマ娘を担当していたが、自分が考案したトレーニングを行った末に担当ウマ娘が故障。
    自分を憎む元担当に「もう貴方のエゴで誰も傷つけるな。二度と誰の担当にも着くな」と言われて引きこもっていたが、気晴らしに見に来た選抜レースで故障寸前のサーベルを見つけ、しつこく担当を志願した末にサーベルとの契約を結ぶ。
    負荷の高いトレーニングを課す事、そしてそれによって苦しむウマ娘の顔にトラウマがあり、サーベルの体質を活かすためにトラウマを克服し、罪の精算と贖罪の道を選ぶ。

  • 622/11/19(土) 01:02:32

    サブの登場人物
    ●同期ちゃん
    名称未決定。サーベルちゃんの同期。
    誰にでも分け隔てなく明るく接する生粋の陽キャ(現時点での印象)
    寡黙で敬遠されがちなサーベルに良く話しかけており、サーベル自身も同期ちゃんに対しては「仲良しな友達」「好き」という認識。
    サーベルと比べて結構な体格差があり、スペックの限界を伸ばすのが難しい体質だと言われている。

    ●後輩ちゃん
    名称未決定。サーベルちゃんの後輩。
    サーベルちゃんの事を慕っている。
    なお複数おり中には握手を求めて対応されると大喜びする限界オタク的な一面を持つ子も。

    ●ダービーウマ娘ちゃん
    サーベルちゃんが斜行判定により降着させられたことにより日本ダービーを繰上げ優勝したウマ娘。
    トゥインクルシリーズ参入時から高いスペックを評価されて話題となっていた相当な実力者。
    ダービー優勝後はクラシック宝塚記念へと挑むが、惜しくも3着となる。
    サーベルの事を尊敬しており、ストイックで立派な強い人だと思っている。

    ●アルバジャバヲック
    【不思議の国世代】の中でもトップとされる【邪王】クロノジャバヲックの妹であり、サーベルちゃんの同期。
    邪王の妹という事で鳴り物入りのデビューをし、その病弱な体質ゆえに実力を疑われていたが、姉譲りの非常に高いスペックを誇る。
    クラシック中期までで重賞を3回、ホープフルステークス、皐月賞、クラシック宝塚記念を勝利している。

  • 7二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 01:05:23

    このレスは削除されています

  • 822/11/19(土) 01:08:01

    貼るスレ間違えちゃった


    ラスボス枠 不思議の国世代関連スレ


    【オリウマ】不思議の国世代 をデザインする|あにまん掲示板ここはスレ主のオリウマ達のデザインをしたり設定を練ってキャラを掘り下げるのに使うスレです現在やっている企画などと同時進行でやるモノなので緩やかに進行していけたらと思います既存のウマ娘達とは基本分けてい…bbs.animanch.com

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  • 9二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 01:09:26

    たておつです、なんか最後荒らし出ました?

  • 10二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 01:09:40

    埋まっちゃってたから建てありがとうです

  • 1122/11/19(土) 01:13:31

    サーベルちゃんギャラリー











  • 1222/11/19(土) 01:15:18

    >>9

    >>10

    こないだからですね

    削除埋め荒らしみたいなのが湧きます

    対策と言ってはなんですが、毎回スレの最初の方に過去スレ貼ってまとめて追える様にしておきますね


    最後あたりのSSだけでも持ってきた方がいいかな?

  • 1322/11/19(土) 01:16:41

    前スレ184より引用

    「…落ち着いたか?サーベル…」
    「…止めなくて、よかった」
    「俺は君のトレーナーだ。担当ウマ娘が大変な状態なのに、放っておけるわけないだろ?」
    「…………」

    砂に塗れた髪をわしわしとかきあげ、膝下が削り取られたズボンを隠す様にうずくまりながら、疲労困憊の顔でサーベルを見つめるトレーナー。
    サーベルは浜から離れた海沿いの道の端に座り込み、トレーナーから買い渡されたミネラルウォーターを飲んで、少し落ち着いた様子は見せてはいるものの、やはりその追い詰められた表情は晴れることはなく、俯いて口をつぐんでいる。
    意識を自分に向けさせることができはしたものの、酷い錯乱状態に陥っていたが故に、その後サーベルが落ち着きを取り戻し言葉を発する様になるまでは数時間を要し、その間トレーナーはサーベルに優しく語りかけ続けていた。

    すでに日は落ち掛け、夕焼けと昼空が混じり合った妖しい色で周囲は照らされている。
    トレーナーは目の前に座るサーベルを見て、回らない頭で必死に思考を巡らせた。
    サーベルの言う通り、自分達はこんな所で立ち止まっているわけにはいかない…しかし今の明らかに本調子でもなく、精神的にも異常をきたしている様な状態で、さらに肉体にダメージを与える様なトレーニングを行うわけにはいかない。
    サーベルの未来を守る為にも、自分がなんとかしなくてはいけないのだ。
    トレーナーは無意味なリスクを踏むよりも、今は長い目で見て落ち着かせる為にも今日は休ませるべきであると判断した。

    「今日はもう宿舎に帰ろう。サーベル。部屋まで送るから、ゆっくり休むんだ」
    「…まだ、時間はあるわ。トレーニング…は、ちゃんとやる……」
    「…我儘を言わないでくれ。サーベル…そんな状態でやっても、身にはならないよ」
    「……嫌………元々、私は身体を壊しても走るつもりだった。…貴方も、私がそう言う体質だって言って、トレーニングメニューを作るって…言ったでしょ…」

    相変わらずの頑固さでその場から動こうとしないサーベルだが、その声にももはや力はほとんどない。
    トレーナーはサーベルの手を握り、分かってくれと頼み込むも、サーベルは首を横に振り俯いたままトレーナーとの会話を拒否し続けた。
    しかしながらその進むことがない様に見えた状況は、ある何気ない一言によって急変する。

  • 1422/11/19(土) 01:17:04

    「それは確かに言ったけど…俺は君を壊さないって言ったはずだよ。必ず壊さないまま勝たせるって…そう言ったよ。仮に取り返しのつかないことになったら…ここまでやってきた意味がないじゃないか…」
    「…いや……」

    サーベルに声をかけるトレーナーだが、弱ったサーベルはまるで子供が駄々をこねる様にいや、いやと言って首を横に振るだけだった。
    普段からトレーナーの作る高負荷のトレーニングメニューを文句も言わずに黙々とこなし、1人でいる時も自主的に研鑽を重ねているストイックな人物で、クラスメイトにも努力家として一目置かれており、後輩たちにも遠まきながら尊敬されているウマ娘の姿とは思えなかった。
    あまりもあんまりな変わり様に見ていられなくなり、考え直させようと言葉をかける。

    「聡明な君らしくないよ。普段の君ならちゃんと判断をしてくれるじゃないか…」

    ———君らしく頑張り続けていれば、きっと———

    冷静にさせようと掛けた言葉だったが、その言葉を聞いたサーベルの目はカッと見開かれた。
    サーベルの滅茶苦茶になった思考は全て吹き飛び、空っぽになった頭の中を凄まじい勢いの激情が埋め尽くす。渦巻く感情と思考の果て、サーベルの中に、小さく、決定的な何かが切れる音が響いた。

    「私…らし…く……?」
    「…サーベル?」
    「私らしくって、何?」
    「え?」
    「……あなた、は…私の何を指して“私らしく”と言ったの。」

    ゆらりと立ち上がるサーベルの声色は次第に震えていく。そして握り締めた拳は込められた力のやり場を探すかの様にガタガタと揺れ、噛み締められた唇は軽く内出血を起こしていた。

    「サーベ…」
    「答えてッッ!!!」

    トレーナーは発された落雷の様な突然の怒号に驚きを隠せず、思わず肩が跳ね上がる。

  • 1522/11/19(土) 01:17:23

    「貴方が知っている私が何だと言うの!!!私の事なんて何も知らない癖に!!何を知っているって言うのよ!!答えてよ!!!答えてみろ!!」
    「答えられるわけないでしょ!!!知らないんだから!!!何が"私らしくない"よ!私が普段どんな思いで…好きでもないのにこんな振る舞いをしていると思って…!!」

    普段の寡黙で大人しい様相からは想像も出来ないほどの怒号で、サーベルは湧き上がって止まることのない激情に身を任せ、言葉を詰まらせながら次々に捲し立てた。

    「誰も彼も見た目と肩書きだけで本当の私を見ようとなんてしてくれない!!!勝手に期待して!勝手に失望して!みんな、皆、自分勝手だ!!」
    「私に期待されるような才能なんか無い!私らしくなんて言える程強い意志もない!!わっ、私の中にあるのは……!外聞を気にして…みっともなく塗り重ねた見栄とくだらないプライドだけ!!」
    「サーベル…そんな事は…」
    「五月蝿いッ!!!!!!!!」

    錯乱したサーベルは言葉を返そうとしたトレーナーの言葉を大声で遮りながら胸ぐらに掴みかかり、尚もおさまらない憤怒のままに叫び続ける。
    充血したその目からは大粒の涙がボロボロと溢れ、状況の滅茶苦茶さに似合わず夕陽を反射してキラキラと輝く、サーベルの青い瞳がトレーナーの視線をとらえて離さなかった。

    「何も知らないからそんな勝手な期待が出来るんだ!!勝手に望みを押し付けておいて、私がちゃんと出来なかったら責める癖に!!期待しただけ無駄だったって!!せっかく目を掛けてたのにって!!こっちの気持ちも知らずに気に掛けるフリして!!結局は自分のことしか考えてない癖に!!ふざけるな!ふざけるな!!ふざけるなッ!!!」

    感情を爆発させながらぶるぶると震える両手でどん、とトレーナーを突き放し、倒れ込んだトレーナーを睨みつけ、サーベルはこれがとどめだとでも言うかの様に、絞り出す様に、最後の叫び声を上げた。

    「もううんざりだ!!これ以上!!私に勝手な期待を押し付けるなあああぁぁぁーーーーーーーッッッッ!!!!」

  • 16二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 06:32:34

    魂の咆哮だ…曇りどころかどしゃ降りだ…

    ここから本当に晴れるんです…?
    イチャコラするようになるんです…?

  • 17二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 12:23:43

    サーベルちゃん...

  • 18二次元好きの匿名さん22/11/19(土) 21:34:44

    感情飛ぶわな

  • 19二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 02:59:37

    精神不安定なっとる

  • 20二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 12:17:23

    おっも...

  • 21二次元好きの匿名さん22/11/20(日) 21:27:42

    サーベルちゃんの走りってなんなんだろうね...

  • 22二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 02:48:56

    おっも...おっも...

  • 23二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 12:10:33

    サーベルちゃん…真面目過ぎるんよ…

  • 24二次元好きの匿名さん22/11/21(月) 21:53:25

    基本精神的支柱がね...

  • 25二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 03:37:42

    クラシックの辛いところ...

  • 26二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 12:42:06

    サーベルちゃんギャラリーの無垢なロリサーベルちゃんの笑顔が将来曇ると思うと中々心にくる…

  • 27二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 20:49:08

    サーベルちゃんの曇らせは脳に効く

  • 28二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 00:33:17

    サーベルちゃん...

  • 29二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 11:41:20

    やっぱクラシック重いっすね

  • 30二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 20:10:43

    このレスは削除されています

  • 31二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 04:11:33

    でもサーベルちゃんは可愛いんだ...

  • 32二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 12:56:54

    保守らねばならぬ

  • 3322/11/24(木) 21:18:36

    ちょっと企画スレの方でも話したんですが
    ここ数日は体力の余裕がなく疲れております…
    ちょっと仮眠とったら今夜SS進めるので待っててくださいね

    ファンアートや甘々なファンSSがあればもっと頑張れる気がする(チラッチラッ

  • 34二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 03:29:05

    おつかれさまやでスレ主

  • 35二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 07:09:11

    休める時に休んどくのよ…
    「まだ大丈夫」で手遅れになっちゃうことそこそこあるので……

  • 36二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 13:38:12

    しれっとサーベルちゃんのファンレターとか届いてないかな...

  • 37二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 18:08:34

    このレスは削除されています

  • 3822/11/26(土) 01:12:22

    「はぁ、はぁ……あ、うぅ、う……」
    「………サーベル…」

    ───今のが、その姿が、本当の君の姿か。
    沈黙の後、それがトレーナーの脳裏に浮かんだ最初の言葉だった。しかしその言葉は決して声に出ることはなく、ただただ目の前の事態の異様さに呑まれたトレーナーの喉奥で留まった。
    周囲からの重々しい期待と、それにそぐわない結果に対する自責の念に押し潰されそうになったサーベルの、追い詰められ続けて擦り減った精神が限界に達したサーベルの、あまりにも悲痛な叫び。
    年頃の少女がこの殆ど変化の無い表情の向こう側で、この複雑にして混沌を極めた感情を隠し、自分一人だけで呑み込んでいたのか、トレーナーには最早想像することも出来なかった。

    「う……ぅ……っ!あぁぁ………!!」

    沈黙の気まずさに耐えられなくなったのか、自責と羞恥の念から来る逃避行動か、嗚咽混じりの呻き声を漏らしながら、サーベルは突然トレーナーに背を向けて駆け出した。
    トレーナーが声を掛ける暇もなく小さくなっていく背中。
    とても一介の人間の力なぞでは追いつけもしないウマ娘の超常の脚力。
    その全力疾走で先程まで立っていた海沿いの道の形を無視して直進し、道の傍に鬱蒼と生い茂る、まともに整備されているとは思えない森の中に飛び込み、その姿を消してしまった。

    「サーベル…!!どこ行くんだ!?おい!」

    慌てて上擦った声を出し、サーベルの名を呼ぶトレーナーだったが、最早その声が届くべき対象は視界から消えていた。
    その場に散らばった荷物も無視して全力で駆け出し、トレーナーは見えなくなったサーベルの後を追う。

    (彼女をあのままにしていてはいけない!必ず止めなければ、取り返しのつかないことになる────!)

  • 3922/11/26(土) 01:13:49

    頭の奥にバチバチとスパークを起こす様な感覚と共にフラッシュバックする、かつての担当との記憶。苦々しい記憶と共に自分を襲う激しい頭痛を、側頭部を殴りつけて押さえ込みながら走り、思考する。

    ───自分は最低な人間だ。
    トレーナーなら絶対の気付くべきだった1人のウマ娘の限界にも気付けず、周りから自身が評価されることに舞い上がり、思い上がるあまり自分のエゴで将来を奪い去った最低な人間に、もう一度運命はチャンスを与えてくれたのだと、そう思いながらあの選抜レースの日から、サーベルと出会ったあの日から生きて来たのだ。
    この娘の未来を守り切れば、少しだけ、少しだけ…自分の罪を償えるかも知れない。そんな下心も、少しも無かったといえば嘘になる。
    それでも、その時から嘘じゃなく、欺瞞じゃなく、本心からそう思えていたのだ。
    『もうこんな事で、自分の所為で誰かが泣く姿を見たくない』と。

    ───だから、この気持ちを失うわけにはいかないのだ。ここで諦める訳にはいかないのだ。彼女から、彼女と向き合う事から、逃げてはいけないのだ。

    「サーベル…!どこ行った?サーベル!」

    人間とウマ娘の身体能力には圧倒的な差がある。それは当然持久力、体力もその限りではなく、ただの人間の自分が体力のギリギリまで走り続けてからも、彼女はあの速さで走り続けている筈だ。
    単純な身体能力で追いつけない以上、彼女が行くところをある程度絞って探し、そこで見つけられる可能性に賭けるしか無い。
    気を切らしながらそう考え、頭を回す。彼女が行きそうな所……いくつか思い浮かぶが、合宿で訪れたこの地域は人間の足であちこち回るには明らかに無理がある、外せばもうあとはないかもしれない、サーベルが日没になっても帰って来なかったら、そのまま蒸発してしまったら…そう考えるだけで寒気がした。

    「どうする…?どこに……」

    必死で頭を回していると、ある言葉が突然浮かんで来た。
    日中で交わした同期の言葉。そしてそれに返した自分の言葉。

    『お前のそれだけやれる情熱はお前の良い所だが、自分の中で物事を完結させて頑固になりやすいところは見直すべきだ。あまりこう言いたくはないが、お前はもう少し周りに身を任せることを覚えろ。』

    『ああ、だから早速だけどさ…君の考えを借りて良いかい』

  • 4022/11/26(土) 01:14:08

    「………あ」

    もしかしたら。
    一つだけ、望みが見えた選択肢が脳裏に浮かぶ。
    身体中を叩いて必死に探し、取り出した携帯を取り出し、ナビアプリを起動し、検索欄にキーワードを打ち込む。検索結果に浮かび上がる文章を読んで、少しだけ頬が緩む。

    「…ラッキーだ。ここからならある程度近いじゃないか…!」

    トレーナーは疲労で笑う膝を叩き、森から出て道路沿いから方向を確認し、アプリの案内に従って歩き始めた。

  • 4122/11/26(土) 01:16:17

    >>34

    >>35

    お気遣い本当にありがとうございます…

    これが片付いたらサーベルちゃんのグッズも作りたいし、色々やりたいことあるんです

    体調崩してる場合じゃないですね。体大事にしつつ頑張ります


    >>36

    来てる…のかなぁ

    サーベルちゃんにファンレターが来るSS待ってますよ!!

    文字書きの方ー!!!スレ民の中に、文字書きの方はいらっしゃいませんかーーーー!!!!!

  • 42二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 10:01:50

    >>41

    お待たせしました。



    次のレースに向けてのトレーニングや休暇についての打合せを終え、じくじくと苛むような焦りと不安を抱えたまま立ち上がる。トレーナー室の窓の外はとっくに暗闇に覆われ、街灯がぽつぽつと無人の通路を照らしていた。

    鞄を持ち上げ、忘れ物がないことを確認して外に出ようとすると、トレーナーが慌てたように声を上げた。


    「あ! 待って待ってサーベル! これ!」

    「……?」


    なんだろう? 忘れ物はないはずだけど―――。

    ドアノブにかけていた手を離してトレーナーに向き直ると、淡い水色の封筒が差し出された。

    マリン調の可愛らしいイラストが描かれた封筒。その真ん中には、『ブラックサーベルさんへ』と丸っこい文字が並んでいた。


    「これ…、」


    どくりと心臓が跳ねる。震える手で封筒を裏返し、封をしていたイルカのシールを剥がして中身を取り出す。

    封筒と揃いの便箋には、宛名と同じ丸っこい文字がびっしりと並んでいた。


    「『突然のお手紙すみません。どうしてもあなたに伝えたいことがあって、お手紙を書かせてもらいました。』…。」


    何を、言われるんだろう。浅くなる息で必死に酸素を取り込みながら、便箋に目を走らせる。

    そして次の一文に、私は呆然と目を見開いた。


    「『どうかここで折れないで、走り続けてください。』……?」


    続きます。

  • 43二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 10:02:37

    >>42

    続きです。


    呆然としたまま、目だけは淡々と文字を追っていく。

    ―――曰く、どんなことにも夢中になれず、なりたいものもなるべきものもなく、なんとなく友人といっしょに見に来たレースで、誰よりも必死に走るあなた(ブラックサーベル)の姿を見て羨ましいと思ったこと。

    ―――家に帰ってからも気になって、過去のレースを見たら、そこでも懸命に走る姿に惹きつけられていったこと。

    ―――ダービーの時、ゴールの瞬間に飛び上がって喜んで、審議の結果と周りの反応にどうしてとしか思えなくて、その場で何も言い返せなかったことが悔しくて、頭が痛くなるほど泣いてしまったこと。

    ―――走ることがとても苦しいことなのかもしれないけど、できればいつか大きなレースで勝つ姿が見たいこと。

    『文章ぐちゃぐちゃでごめんなさい。私があなたのことを応援してることだけ覚えててください。でも無理はしないで、自分を大切にしてください。』という言葉で締められた手紙を、何度も何度も読み返す。

    何度読んでも、罵倒の言葉なんてどこにも無くて、ただひたむきな応援の言葉が並んでいた。


    「…どうして、私なんかに、こんな…。」

    「なんかじゃない。君の走りが――、レースへの姿勢が、この人を魅了したんだ。……それだけ君は、素晴らしいウマ娘なんだよ…!」

    「そんな、」


    「そんなことない」と言いかけて、ぐっと言葉が詰まる。この手紙の送り主の思いまで否定してしまう気がした。

    かと言ってトレーナーのほうを見るのも怖くて、可愛らしい便箋に目を落とす。何度見ても変わらない内容に、ツンと鼻の奥が痛んだ気がした。


    「………ト、トレーナー。便箋って、購買で買えるかな…?」

    「ん? そうだな…、明日見に行こうか。」

    「うん…。」


    まずは、この手紙をくれた人にお礼を言おう。私はきっと、この人が思うほどに素晴らしいウマ娘ではないけど、いつかそうなれたら。

    「今日はもう遅いから送っていく」と言うトレーナーに続いて、トンと軽く床を蹴って歩き出した。

  • 444222/11/26(土) 10:06:42

    思ったより晴れてない…。
    不思議の国スレのあの方のようなほのぼのは私にはまだ早いということか………?

  • 45二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 17:21:03

    思ったよりえぐい...

  • 4622/11/27(日) 00:22:00

    >>42>>43

    あぁぁ^~~~~~~~~~~~~染み渡る…

    サーベルちゃんの内心トレスしてるのかってくらい解像度高い

    目の前の現象に対してとりあえずネガティブな想定しちゃって湿気るの本当サーベルちゃん


    ファンレター来て大喜びするんじゃなくて、いつものテンションに少しだけ染みる様な緩やかな喜びを静かに噛み締めてる感じの表現がすごくいい

    この日のサーベルちゃんはきっと少しだけ耳と尻尾が賑やかだったことでしょう


    この後このファンの子はサーベルちゃんの滅茶苦茶綺麗な字で書かれたお礼のレター受け取るわけだけど

    多分サーベルちゃんお返事書くってなったら感情表現苦手なので物凄い他人行儀って言うか、悩みに悩んでお堅い感じの文章で書いちゃうんだろうなって確信があります

  • 47二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 02:28:45

    明日が来た時が怖いんやろうなぁ...

  • 48二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 10:53:58

    >>46

    ファン「硬い文章?だがそれがいい」

  • 494222/11/27(日) 18:15:35

    >>46

    お返事きたファンの子「ああああぁあおぉっ、おべっお手紙きたぁッ!! ぱ」

    ファンの子の友人「おちつけ」

    ファン「あばぶっ、じっ字ぃめっっっちゃキレイ…。ウッ、フゥ…」

    友「おいこら」

    ファン「ッあ゛~〜〜……かほうにしゅる……」


    ファンの子はもうコゲコゲなのでこんなんなってるかもしれません。




    ところであの…、今度は不思議の国スレのほうが埋められちゃってるので、お時間あるときにスレ立てお願いしますm(__)m

  • 504222/11/27(日) 19:09:41

    あと良かったらたぴたぴするサーベルちゃんと同期ちゃんどうぞ( ・ω・)つ

  • 514222/11/27(日) 19:11:30

    >>50

    (※フタ取って直飲みしたこと、です!)

  • 52二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 00:33:23
  • 5322/11/28(月) 01:09:03

    >>48>>49

    なんかサーベルちゃんのファン濃い人多くない?

    愛が重いっていうか限界オタク見たいっていうか…


    何気にサーベルちゃん超絶達筆設定は実は初期からあったりします


    >>42さんの描く同期ちゃんと一緒にいるサーベルちゃんは現状の本編より表情豊かで、

    本当にリラックスしてるんだなって思えますね

    SNSよく分からないとか友達に誘われてタピオカ初めて飲むとか、サーベルちゃん浮世離れしてるっていうか世間知らず…守護らなきゃ

    お爺ちゃんが厳格なのでそういう流行りの食べ物とか知らないのかしら


    >>52

    助かります~~オリウマスレもサーベルちゃんスレも折り返しが近い

  • 54二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 03:32:37

    サーベルちゃん、同期が上の世代のせいでやめていくのライバルとかいなくて寂しいと言うよりも競い合ったりグラスとエルみたいな関係がないのキツすぎる、トレーナーがやるしかない

  • 55二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 13:00:38

    このレスは削除されています

  • 56二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 13:02:24

    サーベルちゃんにタピオカはカエルさんの卵なんだよ…って吹き込みたい

    真っ青になって震えるサーベルちゃんに謝りたい

  • 57二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 22:13:45

    トレーナーとデートできるんですかね

  • 58二次元好きの匿名さん22/11/29(火) 04:28:48

    愛が重すぎる

  • 59二次元好きの匿名さん22/11/29(火) 13:30:55

    暗いし重々しい

  • 60二次元好きの匿名さん22/11/29(火) 19:55:50

    この世代において星がないのがな...

  • 61二次元好きの匿名さん22/11/30(水) 04:46:29

    輝くためのサーベルちゃんよ

  • 62二次元好きの匿名さん22/11/30(水) 13:50:58

    サーベルちゃんが星になるんだよ!

  • 63二次元好きの匿名さん22/11/30(水) 22:42:54

    曇ってる姿は可愛いな...

  • 6422/12/01(木) 04:27:13

    >>54

    まだライバルが後から生えてくるかもだから…まだわからないから…

    育成シナリオでは自分が家系から背負わされた責務と戦い続けなきゃだから、

    良くも悪くもトレーナーと身内内だけで完結しちゃってるんですよね

    不思議の国世代を完全に陥落させるにはサーベルちゃんだけじゃ足りないので、同世代の子作る企画しなきゃ

    そこからは自分で考えてた既定路線の完全に外に移るので、本当にみんなでデザインしていきたいですね

    >>56

    表情は変わらないけど「えっ…?」て小さく反応を返して耳がピーンって立ちますね

    その時の衝撃で謝られたの聞いてなくてその日帰った後

    「カエルの卵って最初は驚いたけど、食べてみると結構美味しいのね…」ってトレーナーに話しかけて

    トレーナーもトレーナーで

    「(まぁお金持ちって変なもの食べてそうだしなぁ…)珍しいもの食べたね」って勘違いして

    「そう?今日見たらそこら中で売っていたけど…」

    「え?え~、そうかぁ、もしかしたら俺が知らないだけで流行ってるのかな」

    「明日飲みに行きましょう。×××(同期ちゃん)が連れて行ってくれるから」

    「(カエルの卵って飲むものなのか…流行りは分からん)」ってアンジャッシュみたいな事する2人

    >>57

    まぁ楽しみにしててくださいよ

    この地獄をくぐり抜けた先に幸せはある

    >>60>>61>>62

    実際この時代にあんだけ負けまくって酷い扱いされても折れずに走り続けてる時点で世代の星すぎる…

    いつか大舞台で勝利する事を願いましょう…

    >>63

    曇ってる姿だけじゃなくてサーベルちゃんはいつだって可愛いくて綺麗で美しいだろうがよオラァン!!!???!!??!?

  • 65二次元好きの匿名さん22/12/01(木) 05:06:13

    メッキが剥がれていくサーベルちゃん

  • 66二次元好きの匿名さん22/12/01(木) 12:46:52

    この世代に他の子がいるならどんな子なんだろうね

  • 67二次元好きの匿名さん22/12/01(木) 17:54:39

    逃げてくことしかできんからな...

  • 68二次元好きの匿名さん22/12/02(金) 04:34:56

    このレスは削除されています

  • 6922/12/02(金) 09:59:22

    ・「はぁっ……はぁ……」
    「………うぅ……っく……ぐすっ…」

    一頻り怒りを爆発させ、トレーナーの視線に耐えきれずその場から逃走したサーベルはしばらく走り続けたところでようやく足を止めた。
    肩で激しく息をする中で先程自分が何を口走ったのかに気がつき、涙が溢れたままの目を拭う事もせず、視線を誰も居ない虚空のあちこちへと忙しなく泳がせた。
    側から見てもわかる正に『言ってしまった』、という様な表情。
    小さな子供が癇癪に任せて近くの物を床に叩きつけて壊した直後、その様子を見ていた親と顔が合った途端に冷静さを取り戻し、この後叱られるのを恐れ始めるような分かりやすい感情の流れだったが、サーベル自身はもはや自分が今何を考えて動いているのかもわからなかった。
    内心を周囲に響き渡る大声で吐露してしまった後悔と羞恥の感情の中に、少しだけ、ずっと言いたかった事を吐き出した事に対して清々しく感じる様な、晴れやかさを実感するような感覚を覚えている自分がいた。

    「───っ…はぁ…すぅ……っ…はぁ…」

    それでも感情の発散によって得た爽快感は非常に微々たるもので、すぐに不安と焦燥感に内心は埋め尽くされる。
    ぐちゃぐちゃの頭で何かを考えていると全てに対して嫌気が刺しそうになり、サーベルはまずは落ち着こうと呼吸を整えた。
    多分、落ち着いたはず…自分の状態もよく分からないながらもまず最初に考え、出て来たのは───

    「…………ここ、どこ……?」

    そもそも生来よりサーベルは方向感覚が鋭くなく、むしろ『方向音痴』と呼ばれるものに近い方であった。
    学園内や自宅の周辺を歩き回る際は問題ないのだが、少しでも馴染みのない場所に行くと同期のウマ娘や家族、使用人についてもらわなければ、すぐさま迷子になってしまう程度には方向感覚が無かった。
    更に自分が普段いる場所とは全く違う、土地勘の全く効かないところの真ん中に一人で来てしまったと言う事実に途端に不安感が押し寄せ、周囲をきょろきょろと見回すもやはりどこに行けばいいのかも分からなかった。

  • 7022/12/02(金) 10:00:20

    「……どうしよう……トレーナー…」
    「……あ」

    ─────自分は何を、言っているのだろう。
    俯いて歩きながら、サーベルは思わぬことを口走った都合の良い自分の思考に嫌悪感を抱いた。
    自分に歩み寄ろうとしてくれたトレーナーを、怒りに任せてあんな酷い言い方で突き放しておいて、困った時には自分に話しかけてくるトレーナーの顔を思い浮かべてしまっている。
    あの様な酷い物言いで彼を否定して、嫌われただろうか。
    自分勝手に目の前のことから逃亡して、失望されただろうか。

    喋ることも、心を開く素振りすらも殆ど見せなかった、こんな面白くもなんともないウマ娘にも彼は頻繁に話しかけ、日頃からコミュニケーションを図ろうとしてくれていた。
    そこに自分の身体に賭けた打算的な思いがあったとして、自分を理解するべく歩み寄ろうとしてくれていたことは変わらないのだろう。

    こんな自分を守りたいと言って付き添ってくれていたのはトレーナーだったのに、対して自分はどうだろう。
    コミュニケーションを拒否し、自分がやらなければならない、向き合わなければならない事からも逃げ、挙句の果てにレースでもことごとく勝てず。
    ───あまりにも惨めで、嫌になる。

    「………何やってるんだろう、私…」

    回らない頭で自問自答しながら、ぼうっとした意識の中でどこかも分からない場所をフラフラと歩いていると、網膜を焼き付ける様な眩しい西日が差してくる方向に現代アートの様な幾何学模様と鮮やかなカラーリングで彩られた大きな建物が見え、その手前側の小綺麗な看板に視線が流れた。

  • 7122/12/02(金) 10:02:00

    "■■■水族館 アクアマリンパラダイス"

    「…………」

    サーベルが昔から愛してやまない、水族館だった。
    最近できたばかりのものなのだろうか、真新しさを感じる外観と、宣伝文句をプリントし、オープンを知らせる煌びやかな垂れ幕が目をひく。
    その周囲のオブジェに飾り付けられたイルミネーションには、夕闇を照らす様に電光が灯り始めていた。
    仕事が忙しく、家に帰ってくることが少ない家族が、帰って来た時には必ず連れて行ってくれた思い出深い存在で、幼い頃には同じ場所に何度行っても飽きることなくはしゃいで回っていたと聞くほどだった。
    それが、弱ったサーベルを誘惑する様に、目の前にある。

    ───帰らなければ、教員の誰かが心配するかもしれない。
    トレーナーは…今頃、自分を探し回っているのだろうか、いや、もしかしたら、もう見放されているかもしれない。
    同じクラスの彼女くらいは……少しくらい、気にかけてくれるだろうか。
    早く、帰らなければいけないのに。こんなことをしている暇は、自分には無いのに。

    そんな事を考えていても、脚は止まる事なく水族館の方面へと動き続ける。
    もしかしたら、誰かに心配して欲しかったのかもしれない。縋りたかったのかもしれない。
    どんな場所でも、どんなものでもいいから、心を休められる対象を求めていたのかもしれない。
    自分が頭の中に抱く考えを無視して、サーベルの脚は自然とそちらの方に向かった。

  • 72二次元好きの匿名さん22/12/02(金) 18:53:45

    サーベルちゃんの弱いところが弱すぎる

  • 73二次元好きの匿名さん22/12/03(土) 02:23:00

    このレスは削除されています

  • 74二次元好きの匿名さん22/12/03(土) 12:14:15

    頑張れサーベルちゃん...

  • 75二次元好きの匿名さん22/12/03(土) 19:57:08

    胃が痛い...

  • 76二次元好きの匿名さん22/12/03(土) 22:14:29

    このレスは削除されています

  • 77二次元好きの匿名さん22/12/03(土) 22:35:51

    スレ主時間あったらサーベルちゃんとアルバちゃんと同期ちゃんでここ描いて♥️(1敗)

  • 78二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 02:24:56

    周りがどうにもできないのがね...

  • 79二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 11:51:20

    クリスマスとか大丈夫ですかねこれ...

  • 80二次元好きの匿名さん22/12/04(日) 19:42:00

    くっ...サーベルちゃんの笑顔は...

  • 81二次元好きの匿名さん22/12/05(月) 03:32:34

    アッアッアッ

  • 82二次元好きの匿名さん22/12/05(月) 12:59:57

    「救い」は取り扱ってますか…?

    そこになければ無い?そう…

  • 8322/12/05(月) 19:22:15

    サーベルちゃん育成シナリオは近日中に更新予定です

    一番精神的にボロボロになるのはこの時期なのでここ乗り切れれば…という感じ


    方向音痴なのに皮肉にもこう言う時ばっかり楽になれそうな選択肢が出てくる


    >>77

    その前に同期ちゃんとアルバちゃんの正式デザイン下ろさなきゃダメじゃん…

    色付きで描くってなったら死んじゃう…


    >>78>>82

    救うためにトレーナーがいるんだ!!

    だからもっとSSを産み出すのだ!

  • 84二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 03:11:16

    精神擦り切れますね...

  • 85二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 12:58:29

    むちむちは曇るジンクスの始まりなだけあってめっちゃ曇るサーベルちゃん

  • 86二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 20:50:28

    基本曇らせしかねぇ!

  • 87二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 03:25:51

    このレスは削除されています

  • 88二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 12:58:24

    なんかくっ殺状態になってる...

  • 89二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 21:42:04

    固有演出とか変わりそう

  • 9022/12/08(木) 07:57:06

    天皇賞・春までのプロットはできているのですが
    本筋の方もだけどサイドストーリーも消化してサーベルちゃんとサベトレの絆を深める機会を設けないといけないなと思ってちょっと考えています

    シニア以降は晴らせが始まるのは確定してるとして、
    どういう機会でどういうイベント入れようかなって

    シニア前半のイベントは上げるならバレンタインとファン感謝祭イベントですよね
    ファン感謝祭っていつのタイミングで始まったっけ…

  • 91二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 19:03:51

    さてこのへんで一発着ぐるみサーベルちゃんでもいってみようか。
                オリウマ     イジメ
    同じ志を持つ者として「うちの子」を「可愛がり」たくなっちゃう気持ちはとても分かる

  • 92二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 23:44:43

    主の更新を待って保守

オススメ

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