- 1二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 17:59:56
慰めックスやら上書きックスやらをしまくる世界
6~7話で脳破壊された後「爛れたニカ姉書けるやん」となって復活
割とガッツリ書くので最悪消されるかもだけど先人が生きてるから大丈夫大丈夫
特に4号スレ民は脳破壊必至なんで逃げて一つを手にしよう
進んだあなたも破壊されよう
ざっくり設定
<エラン4号>
耐久テスト、メンテナンスの名のもとに男女問わず社員に好き放題された過去持ち。スレッタとは4話ぐらいまでの関係性。そこからニカのインターセプトにより関心が移り、人柄を知ると同じ傷を持つ者として愛情が湧く
<ニカ>
グラスレー社の企業推薦を受け、学費も出してもらう代わりにスパイとしてシャディク指示のもと工作活動。純潔は学園に来る以前から“交渉”でとうに散らしてる。シャディクと寝たかは定かでない
シャディクの命令でエランとスレッタの接触の阻止を図るも、彼の人となりを知るうちに同情やら何やらで好きになっちゃう
- 2二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 18:00:56
――持たざる者に、選ぶ権利はない。
選んでるように思えるそれはいつだって、与えられた理不尽のうちのいずれかを強いられているだけ。
でも、”ある程度譲歩してもらえる方法”はある――それは、財産を差し出すこと。
金銭、利権、名誉、尊厳、身体。交渉を有利に進める為、古今東西より行われてきた正攻法。
中でも”身体”は非常に優秀な財産だ。生まれた瞬間に与えられ、使い方も簡単。即時効果もあり、使い回しが利く。
女性である私は特に交渉において効果を発揮した。実際のところ交渉の体を成していなかっただろうが。
それでも、状況は少しずつ良くなっていった。グラスレーの子会社からの推薦という切符は、私を“使えるアーシアン”へと昇華させる一大のチャンスだ。私や家族の為にも、無駄にする訳にはいかない。
その為なら私は何だって差し出す。仲間も、自分自身も―― - 3二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 18:01:26
エランさんの部屋は余計なものが一つも置かれてない。そういう性格なのか、はたまた自らの境遇からくる諦観なのか。
だから、音の一つ一つがやけに響いて聞こえる。
「……んっ、ふぁ」
互いの唇を重ねる時の跳ねた音が、舌を絡める時の湿った音が、息継ぎの為の吐息が、いつもより鮮明だった。
“交渉”の時の不愉快さが一つもない。ただただ心地よくて、愛おしい時間。
でも、彼はそっと肩を押し返してきた。
「これが、君の生き方なの?」
“氷の君”エラン・ケレスはいつもと変わらぬ表情で私を見つめる。感情が読めない彼の言葉に、ひやりと汗が流れ落ちる。
「……幻滅、しましたよね」
それもそうだろう。性欲を真っ先にぶつける女なんて娼婦も同然。
身体に染み付いた奴隷根性が、気に入られる為の最短ルートを選ぼうとするんだ。
その結果、これまで正解だった方法がこの場では最大の失敗を招く始末。 - 4二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 18:02:04
「そんな事ないよ」
まさかの返事に顔を上げる。
「僕も、“こういうの”は初めてじゃないんだ」
「え?」
「“耐久テスト”の名目で色々と。“メンテナンス”という名目でもあったかな。男だったり女だったり」
あまり思い出したくないけど……顎に手を当て宙を見る口からは、信じがたい言葉が並べられている。
この人は、本当に道具としてしか扱われないんだ。こんな惨いことを、御三家と呼ばれる有力企業が陰で行っている。
同時に、私のした事が彼の嫌な思い出を呼び起こしたのかもしれないとしたら……?
「ごめんなさい!ごめんなさい!私、エランさんに不愉快なことを思い出させてしまいました!許してください!」
許してください――そのお詫びに何を差し出せる?持たざる者が唯一持ち得たカードは使えない。
もう、終わりだ。
「顔を上げて」
そっと、両の頬が熱に包まれる。エランさんの掌だ。
持ち上げられた顔に映る表情は涙に隠れてよく見えない。
でも、掛けられた声はどこか柔らかさを感じさせてくれた。 - 5二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 18:02:25
「少しだけ驚いたけど……君にされたキスは、今までのどれとも違う。心地いいものだった」
ただ、確かめたかったんだ。君はまた“交渉”の為に体を張っているんじゃないかって。
目元に溜まる涙を親指で拭いながら続ける。
「僕は君を傷つけたくない」
もう、その言葉で十分だ。
私はようやく、心の安寧を得られる場所を見つけた。
持たざる者には過ぎる程の――
「……もっと、したいです」
消え入りそうな懇願を聞き届けた彼の口元が、僅かに緩んだ気がした。
返答は、深い口付けの奥へと飲み込まれていく――。 - 6二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 18:02:48
これは耐久テストだ。
そう言った男は服を剥ぎ取ると、四つん這いにさせた僕の尻穴に耐久力を計る為の棒をねじ込む。
無遠慮に出し入れされる度に生じる痛みに耐えながら、背中から男の荒い息と汚い声を吹き付けられる。
生暖かい液体を注がれて、耐久テストは終わる――気持ち悪いが、いつものことだ。
これはメンテナンスだ。
そう言った女は服を脱ぎ、仰向けにした僕の上に跨る。時には女側が寝る場合もあるが、結局することは同じ。
相手の股の穴に自分の棒を突っ込んで、体内の不純物を排出するまで腰を振る/振らせる。
女の湿った声と悦に浸る顔が心底不快だった。その癖身体は快感に打ち震えてしまう――気持ち悪いが、いつものことだ。
原初から行われてきた、人が愛し合い未来へ繋ぐ為の神聖な営み――だなんて、とんだ笑い話だ。
前からは白い――後ろからは白と赤の入り混じった液体を垂れ流しながら、雑巾のように転がるこの姿が神聖だと?
全くもって……バカバカしい。 - 7二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 18:03:49
「――あっ、あん!エラ、さ……」
それがどうだ?今僕はあの時の男のように、ニカを後ろから犯している。
あの時と違うのは、僕とニカは確かな愛情で結ばれている点だ。そう、これは“神聖な営み”なんだ。
快不快が相反することもない。ひたすらに気持ちよくて、満たされていく。
なのにどうして……こんなにも辛いんだ。
「エラン……さん!ん、顔、見せて!ほしいっ……やっ」
彼女の訴えに気付き、僕は腰の動きを止めた。秘所に埋めた僕の一部を抜くと彼女の肩がピクリと跳ねた。
「ニカ……?」
「すみません……後ろからされるのは、ちょっと怖くて……」
それより……ニカがこちらに向き直ると、顔を寄せて僕の頬を撫でる。
「顔色が良くないように見えます」 - 8二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 18:04:17
心配そうに揺れる青い瞳が、僕の心ごと覗き込んで来る。
その思いやりを直視出来ないくて、目線を逸らした。
「……僕は、本当に君を愛せているんだろうか」
交わう度に、決まって“耐久テスト”や“メンテナンス”を思い出してしまう。
あの男達にされた事を君にしているだけじゃないか?
「そんな事ありません」
迷いを断ち切るように、口付けを落とされた。
「私も、色んな人とこういう事をしてきました。乱暴にもされたし、嫌なのに気持ちよくなっちゃう自分に吐きそうになったり」
「これは交渉手段だと割り切ってました。そうしないと、自分が保てなくなっていたでしょうし……」
「でも、エランさんとしている時は……とっても気持ちよくて……安心して……幸せな気分になるんです」
ふっと笑うと、彼女は僕を優しく包み込んだ。
「私、もっとエランさんとしたい。してほしい」
「……僕もだよ、ニカ」
よかった。僕はちゃんと彼女を愛せていたんだ。同時に愛してくれてもいた。
なら、もう迷う必要はない。
「続き、いいかな」
「うん」
ニカの笑顔を合図に、僕達は再び口付けを交わした。 - 9二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 18:04:42
「はぁ……っ!」
向かい合ったニカがゆっくりと腰を沈めていく。彼女の膣内へと割り入った竿が切なく締め付けるのを感じる。
根本まで飲み込んで、目が合った。
「やっぱり、顔が見えると安心します」
「そっか」
垂れ下がった前髪を耳にかけてやると、こそばゆいと身を捩る。そんな仕草もまた可愛らしい。
「じゃあ、動きますね」
1つ息を吸い、ニカは腰を揺らしはじめた。はじめはゆっくりと、確かめるような動きで。
ばちゅん、と肉がぶつかると同時に彼女のあえかな声が漏れ出る。
段々と速度が上がり、快楽も比例して増していった。
「はっ、あっ、あっ……あぅ!」
「くっ……!」
強く打ち付け、尚も離すまいと彼女の膣内は僕自身を締め上げる。
あぁ、本当に――彼女との行為は、とても気持ちいい。 - 10二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 18:05:08
あぁ……ん!ごめん、なさ……もうっ!」
一際深く腰を打ち下ろすと彼女は体大きくしならせ、絶頂を迎えた。
「はぁ、はぁ……すみ、ません……私だけ、先にイっちゃって……」
「いいんだ。ちゃんと良くなってくれたなら」
ぐったりするニカを抱き留め、落ち着くまで頭を撫でてやる。繋がった箇所からは愛液が滲み出て、中はいまだ小さく痙攣している。
これだけでも十分幸せだ。なのに僕の身体はまだ足りないと不満げだそうだ。
僕にもあったんだ、人並みの性欲が。
「ねぇ、次は僕がしてもいい?」
「はい……いいですよ」
落ち着いたところで、今度は彼女を仰向けに寝かせる。
力無く横たわる姿と何かを懇願する潤んだ瞳が、何もなかった筈の僕の内に眠る獣性を呼び覚ます。
次は僕が攻める番だ。 - 11二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 18:05:38
「動くよ」
逸る気持ちを抑えて、ゆるゆると腰を動かす。
女性の下半身に割り入り、結合部では己のものが出入りし、内側を浸食していく
かつて吐きそうな程に不快だった光景が、今はこんなにも煽情的に見えるなんて……
「んふ……ふっ……ん」
眉を顰めて息を殺しながら喘ぐニカが、とてもいじらしい。ここに来て恥ずかしくなったんだろうか。
そんな風にされると、意地悪したくなる。
「声、出して」
「ふぁ!?」
親指を彼女の口に差し込んで閉じられないようにして、そのまま動きを速めた。
「辛かったら噛んでもいいよ」
「ひゃ!へあっ、そ、そんなの……ムリ……っあぁ!?」
口から垂れる涎が卑猥で、情欲をますます駆り立てられる。
強く腰を打ち付けたらどんな声が聞けるだろうか?
もっと知りたい。もっと愛したい。これまでの苦痛を、喜びで上書きするまで――! - 12二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 18:05:56
「ひぁ!あ、あぁ!んっ!や、あぁ!」
「ニカ……ニカ……!」
更に腰の動きを速め、労わりから快楽を貪る段階へと移る。
慎ましく揺れる乳房を愛撫し、時に口に含んで弄んでみたり。
ニカの嬌声は止まらない。涙か汗かも分からない体液でぐちゃぐちゃになりながら、悦びを謳っている。
「あ、エラん、さ……好き、好きぃ……!」
「うん……!僕も、好きだよ……!」
好き。その二文字だけで僕の脳は容易く焼き焦げる。
ずっと欲しかった愛の言葉。僕という存在を肯定してくれる言葉。
「ニカ!そろそろ……」
いよいよ限界がきた。上り詰める快感が今まさに解き放たれようとしている。
「キス……して、くださ……い!」
焦げ付く頭で受け取った最後の頼みを聞き入れ、飲み干すくらいのキスを贈る。
そして、万感の思いを彼女の最奥へと解き放った――。 - 13二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 18:06:13
「――大丈夫?」
「はい、こういうのは慣れてるので……」
慣れてる。その言葉に胸がチクリと刺さる。
「……今後、こういう“交渉”はなるべく取らないでほしいな」
「止めてほしい」と言えないのは、そんな簡単に状況は変えられないことを知ってるから。
これまでの行為は、言ってしまえば傷の舐め合い。でも今の僕達にはそれが必要なんだ。
独りじゃないというのは、それだけで救いになる。それを身をもって知った。
「ありがとうございます。私も、今後はもっと自分を大事にしますね」
いつもの作り笑顔。これも生き延びる為に身に付けたんだろう。ろくに笑顔も作れない僕にはとても真似できない芸当だ。
「もしそれでも“交渉”せざるを得なくなってしまったら……その時は、またエランさんに慰めてもらいますね」
その微笑みこそが、君の本来の笑顔なんだろう。
いつか君が本当の顔で笑える人生が訪れることを――心から願う。 - 14二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 18:07:20
このレスは削除されています
- 15二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 18:08:07
このレスは削除されています
- 16二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 18:09:14
- 17二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 18:13:15
こんな熱量でホイホイ書き続けられる訳ないのでもっと圧縮してもいいかも
二人で致すシチュの希望とかあればどうぞ - 18二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 18:14:30
乙
二人で狭いところに隠れることになってそこでいたしてしまうシチュとか - 19二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 23:12:02
このレスは削除されています
- 20二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 23:13:14
- 21二次元好きの匿名さん22/11/22(火) 23:56:20
地球寮入口
エラン「ニカ」
ニカ「エランさん?どうしたんですかこんなところまで……」
エラン「ドライバー。僕の部屋に落ちてたけど、君のじゃない?」
ニカ「あ!ありがとうございます!よかったー、どこにも見当たらないと思ったらエランさんの……部屋に……」
ニカ(昨日エランの部屋で……脱いだ時にポケットから落ちたのかな///)
「ニカ姉~」
ニカ(まずい!ここにエランさんがいるって知られたら……)
ニカ「こ、こっち来てください」グイ
エラン「?」
物置小屋
ニカ「ふぅ……」
エラン「どうしたの?」
ニカ「ちょっと気難しい後輩がいまして、エランさんと一緒にいるのがバレたら面倒なことになっちゃうんです」
エラン「そう」
ニカ(整理してないからちょっと狭い……でもエランさんと密着できるのはちょっと嬉しい、かも) - 22二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 00:18:25
エラン「……」ジー
ニカ「エラン、さん?顔、近……んっ!?」チュッ
エラン「ごめん、あまりに近いからつい」
ニカ「あ、あ、え、えっとぉ……」
エラン「――してもいいかな?」
ニカ「へっ?」
エラン「嫌?」
ニカ「……その聞き方は、ずるい、です」
エラン「大丈夫、気付かれないようにするから」
ニカ「あっ、あ♡キス、だめ……///」
エラン「そう、ならこっちはどう?」クチュ
ニカ「ひっ♡んん……」ビクッ
エラン「もうこんなに濡れてる。期待してた?」
ニカ「ふぅ……ぅんっ」コクコク
エラン「よかった」
ニカ(私、こんなところで……チュチュ達に気付かれるかもしれないのに///) - 23二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 00:51:29
エラン「後ろは怖いって言ってたね……じゃあ、足上げて」グイッ
ニカ「ひゃっ、ほ、本当に、しちゃうの……?」
エラン「嫌?」
ニカ「~~~~ぃや、じゃ、ないです」
エラン「……行くよ」
ニカ「はっ、あああぁぁああああ♡♡」ヌププ
エラン「声、抑えない……と!」
ニカ「んっ♡ひっ♡だって……きもち♡よくて……」パンパン
ニカ(してる……♡私、こんな汚い場所で♡愛のあるえっちしてる♡昔じゃ考えられない♡)
エラン「ニカ、可愛い」チュッ
ニカ「ひゃんっ♡」
エラン「好きだよ、ニカ……っ」グッ
ニカ「あ……ダメ、もう、イク……♡///」ビクビク
ガチャッ
マルタン「あれ、閉まってる?」ガチャガチャ
ニカ「っ!?!?」 - 24二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 01:13:03
マルタン「なんで?さっきまで普通に出入りしてたんだけど……」ガチャガチャ
ニカ(どうしよ……)ドキドキ
エラン「……」グイッ
ニカ「んんっ!?///」ビクッ
マルタン「今、中で声がした?」
ニカ(エランさん、今は待って……っ)
エラン「声、聞こえちゃうよ」ボソッ
ニカ「んふぅ……♡」グリグリ
マルタン「誰かが鍵閉めちゃったのかなー。ヌーノ辺りに聞いてみよ」スタスタ
ニカ「ふぅー……もう、エランさんのいじわる」
エラン「ごめんね、ニカが可愛いからつい」
ニカ「可愛いって言えば何でも許されると思ってます?」
エラン「どうしたら許してくれるかな?」
ニカ「……最後まで、シてください」 - 25二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 01:33:10
エラン「いいよ……!」ズンッ
ニカ「や!ああ♡あっあっんぁ♡あん!」パンパン
エラン「声抑えなくて、いいの?」
ニカ「いい♡いい、からぁ♡この……まま!最後まで♡」パンパン
エラン「君が望むなら、僕は……!」
ニカ「あ!イク!いっ……んんんんんんん~~~~~っ♡♡♡!!」ビクンッ
エラン「許してくれた?」
ニカ「……エランさん、まだ気持ちよくなれてませんよね」
エラン「え、ちょっと?」
ニカ「次は私の番、ですよ♡」
その後、再び小屋に訪れたマルタンは濡れた床と異臭に驚き、しばらく地球寮で「幽霊が出た」などと噂されたそうな。
別の寮生からは「小屋の方から女性の泣き声が聞こえた」という証言も確認されている。
END - 26二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 01:38:00
リクエストありがとう!
ちょっと馬鹿っぽくなったけど、こんな感じでよろしいだろうか
他に二人で致すシチュの希望があればどうぞ - 27二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 04:53:42
ニカに彼氏が出来たと言う噂が流れてなんとかごまかすことが出来たが精神的な疲れが来て、抱いて欲しいと頼むニカ
- 28二次元好きの匿名さん22/11/23(水) 15:43:56
合点承知
- 29二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 01:51:13
ニカ・ナナウラに男が出来た――そんな噂がまことしやかに囁かれている。
年頃の人間が集うこの学園で、誰かが恋仲になるなんて珍しくも何ともない。なのに私が名指しされた理由は……その相手がエラン・ケレスだという点にある。
学園中の女性を虜にする“氷の君”。その心を射止めたのがアーシアンの女というのはさぞセンセーショナルだろう。
「まるで御伽話みたいですぅ!」なんてはしゃぐリリッケのような人は極めて稀だ。アリヤ先輩は何ともなさそうだったけど、チュチュは明らかに不機嫌だし――スレッタは露骨にショックを受けていた。
地球寮でさえこの有様なんだ、寮外<スペーシアン>から快く思われている筈もなく……
「ねぇアンタ、エランとデキてるって話、本当?」
彼女らにとって、真偽がどうかなんて重要じゃない。そう思わせた時点で私は罪人なのだ。
「……酷いね」
「いつもの事です」
事情を知った彼から電話があって保健室に来るよう言われた。来てみれば、保険医のデスクに座るエランさん以外人の気配が感じられなかった。「人払いをした」と言うが、いるべき大人すら追い出すなんて、一体どんな手段を使ったんだろう?
そんな疑問、血の滲む口元を消毒してくれるエランさんの優しさの前にはどうでもいいことだ。
(人を好きになるのも許されないのね……)
痛い。殴られたからでも、消毒液が染みるからでもない。噂を否定する為に必死についた嘘が……
「僕が何とかするよ」
「だ、ダメです!エランさんにまで迷惑が掛かります!」
「構わないよ」
「あなたには立場があります!私の為に動いたせいで、エランさんに何かあったら……」
無償の愛が――痛い。
- 30二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 01:53:33
「噂なんて一時のものです。時間が経てば、そのうちなくなりますよ」
保健室を安心して使えるようにしてくれただけで、私には十分過ぎる。その心遣いに感謝の意を述べて、この場を収めようとした。
そんな私を、彼は優しく抱きしめた。
「悔しいな。君がこんなに苦しんでるのに何も出来ないなんて……」
温かい――エランさんの慈しみが体温となって身体の芯まで伝わる。学園の女の誰もが羨む“氷の君”は今、私一人の為に心を砕いている。これ以上の薬はない。
こうして私に尽くしてくれるのなら、今のような状況も悪くない――などと錯覚してしまう。
「――でしたら」
華奢な背中に手を回す。二人だけの空間、清潔なベッド……なんておあつらえ向きな展開だろう。彼にその気はなくとも、求めたくなるのは自然な流れよね。
「抱いて、ください」
付け入るような懇願。私の過去が、あなたの今が、こんなにも淫らにさせるんだ。
「ん、んあ……ふっ…んぅ……」
エランさんとする時は、いつも入念なキスから始まる。頭に渦巻く忌み事を愛する人で満たす為の、謂わば準備体操。
何度も角度を変え、舌を絡め、歯列をなぞる。あなたの吐息を肺に送ると、脳天がぞくぞくと震え、もっと欲しいと信号を送り出す。切れた口内の痛みすら快感へと変える程に。
「……っは」
繋がった唇が離れていく。舌先に伸びる白い糸は名残惜しさの表れか。 - 31二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 01:54:27
「今日はいつもより長いね」
「嫌、でしたか?」
そんなことない、と頬を撫でられた。きっと怪我のことを気遣ってくれているんだ。その優しさで胸が詰まりそうになる。
「続けてもいい?」
“氷の君”が見せる微かな笑みと確かな情欲。下賤なアーシアンの私が独り占めしていると思うと、優越感で口角が吊り上がる。
「あっあぁん!っ、きもち……っ!」
向かい合って強く抱き合い肢体を激しく揺らす。繋がった箇所からもたらされる圧迫感と刺激に酔いしれ、あられもない声が上がる。互いの腿がぶつかる度にベッドは軋み、飛び散る汗と愛液でシーツを汚す。衛生的でなくてはならない部屋で行う蜜事が背徳感を呼び、更なる快感となって私を狂わせた
「ニカ……!」
エランさんの切羽詰まった声……これも私だけが聞けるんだ。
今日受けた理不尽なんてすっかり忘れた。あんなもの、この瞬間の為のスパイスでしかない。
ざまあみろ。お前らがどれだけ贅を着飾ろうとも、この人に届くことはない。
「エランさ……あん、もう、来ちゃいま……す!」
いよいよ限界が来た。湧き上がる快感の勢いそのままに腰の動きを速め、離れまいと強く抱きしめた。応えるように、エランさんも下から突き上げてくれた。
肌が粟立つ。極上の瞬間までもうすぐそこだ。
「あっ……ッッ!!!」
最後の一突きを噛み締め、注ぎ込まれる熱と共に絶頂を迎えた――。 - 32二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 01:55:58
数日後、例の噂はすっかり聞かなくなった。エランさん曰く、たまたま通りがかった女性に噂の内容を聞かれた時に否定したとの話だ。それが瞬く間に広がった結果落ち着いたのだろう。全く、いい迷惑だ。
安心した半面、“慰め”の機会が一つなくなったのは口惜しいと思わなくもない。
今はスレッタとグエル先輩との関係で盛り上がっているようだけど、そっとしておいてあげよう。
END - 33二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 02:05:29
先人が消されちゃったようなのでここからはチキンレースだぜ
スケベ絵も見受けられるけどどこまで行くとアウトなんだろね
見たいシチュがあればどうぞ - 34二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 05:15:00
- 35二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 09:00:45
コスプレエッチをするニカ姉はあり?(例えばチアガールをチュチュや周りから押されてやることになってその服装でやることになったとか)
- 36二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 12:20:49
- 37二次元好きの匿名さん22/11/24(木) 16:44:04
- 38二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 04:05:00
「最近彼氏とのエッチがワンパターンでさぁ」
授業の合間の小休止、後ろの女生徒達が人目も憚らず下世話な話をしている。これまでなら黙って席を外すだけだったが、今は聞き耳を立てたくなる事情がある。
「分かるー。マンネリ感じちゃうと一気に冷めてくるよねー」
そうなのか?ニカとは何度しても熱くなるのに。
「同じ場所でデートしても飽きるのと一緒で、エッチも色々工夫してほしいよ」
ニカとのデートなら何度でもしたいが。
彼女達の言っていることがよく分からない。でも、もしかしたら同じ女性のニカはそんな風に思っていたりするのだろうか。
もし彼女が僕との関係に飽きを感じているのだとしたら……それは嫌だな。
「それなんだけどー、前にキャラを作ってヤってみたら意外と楽しかったよー」
「どゆこと?」
「アタシの彼結構内気だからさー、絶対怒らないから乱暴にしてみてって言ったら思いのほかノっちゃってー!新たな一面見れて新鮮だったよ」
キャラを作る……誰かになりきる、ということか。なるほど……しかし、僕は人間関係があまりに希薄だ。なりきるにしても一体どうやって……と、そこまで考えたところで肝心なことを忘れていた。
僕が何故この学園に来たのか。何をしにここに来ているのか。
誰に似せて作られているのか――。 - 39二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 04:06:56
「どうだいニカ?ここ、いいだろ?」
「ひゃん……ちょっと、つよ……んぁ!」
今日の情事はいつもと違う。僕は過去に慰問に来た本物のエラン・ケレスを思い出しながら、自分なりにキャラクターというものを作ってみた。
創作書物で女性に人気と言われている“俺様系”男子。傲岸不遜、強引で女性をとことんリードする。夜伽においてもそれは発揮される、らしい。
「エランさ……やっ!今日、は…はぁ、どうしたんです、か……あんっ」
「いいから。ただ気持ちよくなることだけを考えな」
「やぁっ!」
彼女の抗議を聞き入れず、蜜壺に入れた指を更に増やす。今で3本……何度も挿れたというのに身体は異物と判断して内側から押し返してくる。ぐちゅりとかき回せば愛しの人は艶っぽい声を上げ、更に前後させれば肢体を弓なりに反らす。ちゃんと感じてくれているんだね。
「まだまだこんなものじゃないぜ?失神するくらいまで絶頂を味わわせてやるからな」
とはいうものの、ニカに乱暴はしたくない。“俺様系”を演じつつ、かつ負担をかけ過ぎないよう注意しなくちゃ。
「あ……あっ、あ!ダメぇ!またイっ……!!」
シーツを握り締めてブルブルと震える。最高点に達するのはこれで3度目だ。彼女が身体をベッドに預けて余韻に浸る間に、僕はその上に覆いかぶさった。 - 40二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 04:08:14
「ち、ちょっと……待って、くだ、さい」
息も絶え絶えに静止の手を伸ばすニカ。その手を取り、指先を舐ってみせると恥ずかしそうに頬を染める仕草を見せてくれた。
「大丈夫、悪いようにはしないから。でも……」
そろそろ君が欲しい。その証拠に僕の陰茎は既に準備万端だ。彼女をとことん悦ばせるつもりだったのに、内なる性はいうことを聞いてくれない。観念して肉棒を秘所へとあてがうと、ニカの瞳には更なる悦楽へと向かう期待と恐怖の色が見えた。
「ふ……んうぅ!」
既にぐずぐずに濡れそぼったそこは、僕の侵入を快く歓迎した。
「すごいな、これはっ」
慣らしはいらない。すぐさま律動を始め、ニカを極楽へと誘う。あくまでも“俺様系”キャラのロールに従っているのであって、決して我欲を満たしたいからではない……半分は。
「あんっ!あっあっあ!きもちいのっ、止まら、ないっ!の!」
3回も達してからの本番は初めてだからか、ニカが少し苦しそうにしている。ならば責め方を変えようと、彼女の乳房へ口を寄せた。控え目ながらもしっかり揺れるその膨らみを舌で丹念になぞり、頂を吸ってやれば中心がきゅっと締め付けてくる。そのまま胸、鎖骨、首筋へとキスを落とし、耳朶へと上っていく。
「今日はぼ……俺に全部任せて。沢山気持ち良くなって、馬鹿になっちゃおう」
「エランさん……わたしもう、じゅうぶん…ばか…だからぁ……」
耳元で囁けばうっとりした返事が返ってくる。すっかり虜になってくれて嬉しい。 - 41二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 04:09:10
「じゃあ、そろそろいくよ」
「うん、きてぇ」
背中に手脚が回されたのを合図にラストスパートをかける。遠慮のないストロークで頂上まで一気に押し上げていく。抗いようのない肉悦に目がチカチカする。余裕がないのはお互い様だ。
「ひぁ!あぁ!んっあ!あぁ、イク!イっちゃう!」
その求める声に応えるように、僕達は共に天の果てへと辿り着いた――。
「マンネリ防止策……」
明らかに様子がおかしい僕を心配するニカに圧され、洗いざらい白状した。あらましを聞いた彼女は呆れたようにため息を吐いている。失敗してしまっただろうか……。
「そんなことでエランさんを嫌いになる筈ありませんよ。いつも通りでいいんです」
だって――と、頭を僕の肩に預けて言った。
「私は、エランさんの全部が好きなんですから」
「でも、たまになら……ああいうのも、悪くないと思います……」
END - 42二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 04:12:28
- 43二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 05:47:36
変装してデート後に我慢しきれずに外でセック◯……はあり?
- 44二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 07:36:43
- 45二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 08:13:08
- 46二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 08:28:27
>>34ですが、ありがとうございました
- 47二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 20:19:10
- 48二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 20:35:08
- 49二次元好きの匿名さん22/11/25(金) 20:45:10
- 50二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 05:29:35
- 51二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 05:35:20
――それは、2度目の“交渉”だった。
後ろから乱暴に貫かれ欲望を叩きつけられる間、私は将来の展望に思いを馳せることでやり過ごしていた。これを越えた先に希望はあると信じ、不本意な快感に耐え続ける。
ところがその男は、突然抽送をやめると下卑た笑い声を浮かべ……
私の肛門に、指を入れた。
痛みで悲鳴を上げたが最後、男は執拗なまでに尻穴を責め立ててきた。やめてと訴える程に指の動きは激しさを増し、泣いた分だけ悦びを与えてしまう。最後には膣から引き抜いた剛直を……本来入れるべきでないそこへと、ねじ込んだ。
苦しい――痛い――辛い――あぁ、私はなんて惨めなんだ。一晩中蕾を穢され続けながら、私は自分の身の程をぼんやり考えていた。流れる涙も涎も、拭う気なんて起きる筈もない。
だって私は、持たざる者のアーシアンだから―― - 52二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 05:36:22
「今日は……後ろからしてほしいです」
私の提案にエランさんは目を点にする。
「後ろからは嫌だったんじゃ?」
「そう、ですけど……」
あの日の夜だけじゃない。“交渉”が終わるまでずっと後ろを犯される日々だった。終わる頃には散々使われたそこからあまり痛みを感じなくなっていたくらいに。そのトラウマは、エランさんと愛し合うことすらも躊躇させる。
「前に話してくれた……辛いことを思い出しちゃうんでしょ?無理しなくても大丈夫だよ」
この忌まわしい思い出は既にエランさんに打ち明けた。優しい彼は以来後ろから求めないように気遣ってくれている。でも、このままじゃいつまで経っても……。
「だからこそ、エランさんにお願いしたいんです!」
忘れたい過去を、幸福な今で塗り替えてほしい。愛する人に背中も愛してほしいから――。 - 53二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 05:37:17
随分長い間使われなかった禁断の穴。“交渉”じゃない、愛の営みの一つとして今日再びそこに人を招き入れる。予め入念に準備していても、いまだ恐怖を拭えずにいた。そんな私を慮る声が投げかけられる。
「触るよ」
「ん……」
突き出した臀部をさわさわ撫でられた。小動物を愛でる、怖がらせない為の力加減。彼にこんなじっくりお尻を触られるのは初めてかもしれない。その間も配慮の声を欠かさず、恐怖心で作った壁を少しずつ剝がしていった。本当に優しい人……。
やがて、這う指先が少しずつ桃尻の中心へと――。
「ひゃっ!?」
ぴちゃり。
湿った感触がした。舐めてる?あのエランさんが、お尻の穴を?
「え、エランさん!?何して……」
「舐めてる」
「んや!まっ、エランさっ、あ、あっ」
私の抗議に耳を貸さず、ぴちゃぴちゃ舐め続ける。下から上へなぞられる度に身体は跳ね、肌が粟立ってしまう。
「き……汚い、ですよ!」
「君に汚いところなんてない」
身体も、心も、生き様も、全部が美しい。
言葉を飾らない人だから分かる――これは、心からの言葉なんだと - 54二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 05:38:12
「……挿れるよ」
十分過ぎるくらい解された蕾がローションで濡れた肉茎を捉えた。もうあの日の恐怖はない、早く挿れてとさえ思う。
「うっ…くぅぅ……!」
いつもと違う圧迫感が襲い来る。めりめりと押し広げられ、肺から息が押し出されていく。根本まで咥え込んだのか、やがて進行は止まった。
大丈夫?という問いに大丈夫と返す。振り返ると、心配そうなエランさんの表情。
「動いてください」
いっぱいして。そう瞳で訴えると、彼は腰の動きで応えた。
初めはゆるりと、焦らすように肉壁の中を往復する。皮肉にも、あの凌辱があったおかげで快感を得る余裕があった。心地よく喉を震わせ、愛する人からもたらされる優しい刺激を甘受する。
「あぁ、ん……もっと、激しくして」
「うん。苦しかったら言ってね」
苦しくても言うつもりはない。あなたで上書きしたいから。
徐々に抽送のスピードを上げ、普段より少し遅めを維持しながら交尾を続ける。肌がぶつかり合う音をいつもより遠くに聞きながら、快楽に身を委ねる。
「はぁ…はっ!んっ、あぅっ!」
屈辱的だったこの体勢も、愛する人と交われば背徳感でぞくぞくする。ふと、挿れられてない方の穴に触れると、涎が滴っているのを感じた。まだ足りないと腹を空かせたそこにせめもの情けをと自らの指をねじ込む。
「んぁ、あぁ、やっ」
挿入されながら行う自慰は一段と気持ちよかった。でも、果てるなら…… - 55二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 05:38:35
「エランさん、こっち……」
動きを止めたエランさんに更なる注文をつける。膣内にも欲しいと強請る私は体勢も相まって発情した猫のようだ。
「いいよ」
首肯した彼がずるりと竿を引き抜くと、そのまま割れ目へと押し入った。
「僕が忘れさせてあげる」
「え?あっ……」
そう呟くと、エランさんは四つん這いだった私を背中から抱き締め、そのままベッドへと押し倒していった。寝そべる体勢になった私に密着したまま、ピストンを再開した。
「ひぁっ……!?」
「安心して、僕はずっとここにいるから」
「はぁ、っん!あっ!あんっ、あん!」
首筋を甘噛みされ、胸を揉みしだかれ、腰を打ち付けられる。余計なことを思い起こす隙など与えまいと、身動きの取れない私にその存在を刻み付けていく。
私、エランさんに犯されてる。なのに怖くない。全身を包み込む彼の体温が私を安心させているんだ。
あぁ、もっと犯して。好きなだけ刻み込んで。嫌な思い出を全てあなたで染め上げて――
「エランさん、エランさん!あぁ、もっと!もっとぉ!」
「分かってる!君は、僕の……!」
絶えず与えられる悦楽に痺れっぱなしの脳も、いよいよ限界が来たことを告げる。とびきりの瞬間がもうそこまで来てる。
そして待望の時を迎える刹那、膣内をかき回したそれは引き抜かれ――
「あっ!!あああぁぁ……っ!!」
恐怖を克服したもう一つの穴に、その欲望は注がれた。 - 56二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 05:38:53
――気怠さで身体がピクリとも動かない。
愛する人の腕に包まれながら、今日のことをぼんやり考えていた。長らく感じることのなかった……感じたくもなかった異物感が、今はとても心地良い。もうここに、あの男のいた痕跡はない。全部エランさんが塗り替えてくれたから。
「……ありがとうございます」
疲れて眠る彼の瞼に口付けを贈る。次は、あなたの暗い過去を私で塗り替えてあげたい――ささやかな思いを胸に、私は意識を手放した。
END - 57二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 05:42:11
- 58二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 05:43:46
- 59二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 08:05:54
- 60二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 18:42:27
- 61二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 04:23:29
「ポリネシアン式……?」
「地球について調べてたらこういう愛し方もあるって知ったんだ」
発端は、ニカとの会話が弾まないことに悩み、話題を集めるべく彼女の故郷である地球について調べていた時のことだった。とある地域発祥の、精神的な繋がりを目的とした性交だという。5日間かけて行われ、最後には至上の快楽を得られるのだそう。
「4日目までは性器に触れない愛撫だけ……5日目の挿入時30分は動いちゃいけない……」
端末に目を走らせる彼女の頬が紅潮してきた。
「す、すごいですね……地球にこんな文化があったなんて」
「やってみない?」
好きな人とより強く繋がれるのなら、やらない手はない。彼女もそう思ってくれるなら嬉しいな。
「よ、よろしく、お願いします……」 - 62二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 04:23:49
――1日目。僕達は互いに一糸纏わぬ身となって横になりながら、他愛のない話をした。いつも激しく抱き合っているというのに、“裸で会話をするだけ”という行為が何だか倒錯的に思えてしまう。相槌を打つニカもぎこちなさそうだ。
「なんだかおかしいね」
「そうですね」
初日はそれだけだった。これまでにない体験で新鮮な分、触らずに終わってしまうのは勿体無いとも思ってしまう。
――2日目。今日は先日の内容に加え、互いに身体を触り合うことにした。肩や鎖骨に指を這わせたり、足を絡め合ったりして、僕と君の存在を確かめ合う。
「ん……」
ニカが小さく喘ぎ、くすぐったそうに身を捩るだけでも情欲が揺さぶられる。初日の禁欲が思いのほか効いているようだ。今日はここまでしかしちゃいけないのか……。
「大丈夫?」
「はい、大丈夫です」
自分から言い出した手前、根を上げる訳にはいかない。彼女の柔らかな髪を梳いて何でもない素振りをしてみせる。この調子で5日まで持つだろうか?一抹の不安を抱えたまま、今日の睦言は終わった。 - 63二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 04:24:39
――3日目。この日は夢中でキスをした。
「ん、んっ、んちゅ……ふぁ、ん、ぷぁ……ちゅ、ちゅる……んんっ」
最初は啄むような軽いものだったそれは次第に深さを増していき、今は互いに頭を掴んで口内の水分を奪い合っている。キスが好きだというニカの為に考えたメニューだったが、焦らされ続けて余裕がないんだろう。彼女は僕の髪をくしゃくしゃにかき回し、性的快感を得られないもどかしさを埋めようと必死にかぶりつく。
(僕だってもどかしいよ)
こんなに熱烈な接吻をされたんじゃ僕の下半身も反応するに決まっている。でも触れない、触ってもらえない。
「……ぷはっ、へらん、さん……まだ、ダメなんですか?」
とろんとした瞳で求められ、一瞬眩暈がした。「止めにしよう」という言葉を辛うじて喉元で押し留め、今日は終わることにした。
頭がどうにかなりそうだ。でも明日を乗り切れは……。
――4日目。
「んん……れろ……」
この日は、陰部を除いたお互いの全身を舐め合った。頭の先から足の裏まで、丁寧に丹念に。時々強く吸って痕をつけては所有権を主張したり。
「ふふ。男の人も乳首で感じるんですね」
すっかり熱に浮かされた彼女は妖艶な笑みで僕の胸の突起に舌を這わせている。4日にも渡るお預けの日々は僕達から理性を限界まで削ぎ落していった。こんなドロドロになって求め合っているというのに、肝心の刺激が得られない。竿の先端からは先走りがだらしなく垂れるばかり。
「明日が楽しみですねエランさん……」
いよいよ明日――至上の快楽を味わえる。 - 64二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 04:25:01
――5日目。遂にその時が来た。
「エランさん、まだぁ……?」
既に限界まで高められた猛茎はニカの奥まで入り込んでいる。すぐにでも腰を振って本能のまま貪りたい。でもポリネシアン式によると、このまま30分耐えなくてはならないのだ。予めセッティングしておいたタイマーは残り2分……。
「先に謝っておくよニカ」
加減出来そうにない。
そして、全てのデジタル数字が――“0”になった。
「あぁッッ!!!」
「くぅっ!?」
待ちに待った極上の悦は……腰を数回打ち付けただけでいとも容易く到達してしまった。
「はっ、はぁ!!あ、すごい!ですっ、これ……!」
脳が痺れる。全身を駆け巡る快楽の奔流に意識を手放したくなる。ドクドクと吐精し続ける間、同じく絶頂する彼女の肉孔は4日分の欲望を吐き切るまで締め付けるのを止めない。
確かに、これは間違いなく至上の快楽であった。だがあまりにもあっけないそれは僕達の溜めに溜めた性欲を発散しきるには至らず……
「まだまだ……これからだよ、ニカ」
「はい!もっと、もっと欲しい!」
――翌朝、僕達は学校を欠席した。
END - 65二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 04:30:05
- 66二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 15:46:14
今日は>>50書きます
- 67二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 00:35:43
折角なの新キャラ使う
シャディクのハーレム陣とは面識があり、深い知り合いではないが知り合い程度で喋る
たまたまあったレネからシャディクとの性的事情を聞いて、参考にする(内容はそちらでお願いします) - 68二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 03:17:07
「――最近エランさんが声を掛けてくれないんです……」
部屋の隅で縮こまるスレッタを見かねて話しかけてみたことを、少し後悔した。
「挨拶は返してくれるんですけど、エランさんの方からは…何も、なくて……」
「きっと忙しいんだよ。あの人ペイル社の筆頭パイロットだし」
いつもの笑顔で平静を装い、しゅんとするスレッタの頭を撫でてやる。シャディク先輩の指示だったとはいえ、私が横入りしなければ今頃エランさんと仲を深めていたんだろうな……。
「だから、別に嫌われてる訳じゃないと思うよ?落ち着いたらそのうち向こうから話し掛けてくれると思うよ」
この学園の生徒がどういう人格の持ち主かはよく知ってる。スレッタも同じように苦労してるのに、心安らぐ相手との接点を、私は奪った。
最低だな、私……。
「――あん!はっ、あっ!やん!」
でも、今ある幸せを手放せるかと言ったら……答えは否だ。 - 69二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 03:17:35
「……っニカ、今日は、どうしたの?」
エランさんの心配をよそに、私は彼の上に跨り淫らに腰を振っている。体勢を崩さないよう両手をしっかり握り、私の洞肉のイイところを重点的に突き上げる。スレッタへの罪悪感を振り切る為に、わざとらしい喘ぎ声を上げて頭の靄を振り払う。
「エランさん!私……はっ、エランさんがっ、いい!エランじゃなきゃ、イヤ、なの!」
辛い思いをしてきたのは私だって同じだ。やっと掴んだ人並みの幸福。手放したくない――!
髪を振り乱してうわ言を垂れ流しながらも、絡めた指は決して離さない。私の膣内を行き来する肉竿を、肉壁で締め上げる。ギシギシ鳴くベッドと切羽詰まった声を漏らすエランさんと私の嬌声で奏でる旋律。殺風景な部屋を淫靡な色で染め上げた。
「ニカ……!」
呼び声で我に返れば組み敷かれた恋人の姿があった。快感と困惑で歪む氷の瞳が艶っぽくて、子宮がキュンと鳴った気がした。恍惚に口を歪める私の顔はさぞ醜かろう。でも、そんな穢れた私をエランさんは愛してくれる。
あぁ、やっぱりスレッタに渡したくない!
「んっ……一緒に、イきましょう?」
エランさんの返答を待たずに律動を速める。一緒になんて言っておきながら随分独りよがりな交接だ。ごめんなさい。こんな卑しい女でごめんなさい。
「――っああああああああああ!!」
中心で膨張する彼自身から解き放たれた熱に酔いしれながら、私は果てた――。
END - 70二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 03:21:07
- 71二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 13:22:23
今まで中に出して良かったか聞くエランだが、ニカは自分には子供ができにくい体質でだから、交渉しているという
そんなニカを見たエランが彼女と愛のある◯ックスを行う