- 1二次元好きの匿名さん21/10/28(木) 22:24:43
「あっ」
自販機の前でスカイさんが声を上げた。
「どうしたの?」
「……間違えてホット買っちゃった」
スカイさんの手にはココアの缶が握られていた。
「……キング飲んでくれる?」
スカイさんが缶を差し出してきた。
「じゃあ、もらうわね。代わりにあなたが飲む分は私が買うわ」
「にゃはは~、ありがとキング」
スカイさんが指さしたジュースのボタンを押す。
ジュースを手渡し、缶を開けるとココアの甘い香りが鼻をくすぐる。
一口飲むと暖かな甘みが口の中に広がった。
スカイさんもおいしそうにジュースを飲んでいる。
半分ほど飲み進めたくらいだろうか。
スカイさんがこちらを見つめていた。
「そっちのも飲みたくなったから飲んでいい?」
一瞬言葉に詰まってしまった。
「ほらほら、私のジュースも飲んでいいからさ~」
差し出されたジュースを思わず受け取ってしまった。
スカイさんは私からココアを受け取るとすぐに口をつけた。
さっきまで私が飲んでいたココアを、なんでもないように。
私もジュースを一口飲む。
何度も飲んだことのあるジュースのはずなのに。
今日のジュースは、ひどく甘酸っぱい味がした。 - 2二次元好きの匿名さん21/10/28(木) 22:25:21
……どうして私の世界でのキングは湿っぽくなりやすいんでしょうか
お目汚し失礼しました - 3二次元好きの匿名さん21/10/28(木) 22:28:43
セイちゃん狙ってやってない?
- 4二次元好きの匿名さん21/10/28(木) 22:30:25
☁👑ほんとすこ