図体だけで頭の悪いバカってかわいいですよね

1二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 16:07:12

特に私はアニマルさんがタイプです

2二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 16:07:24

「おっ　俺の肉体がそんなに気になるのオマエ」

　関根・"アニマル"・勇信。
　彼の筋骨隆々な巨体に刻まれた無数の傷。抉れた肉はその姿を思い出すように歪み、塞ぐ。歴戦の証だ。
　アニマルさんは俺と同じ"傭兵"だ。報酬に応じて身体一つでどんな依頼もこなすプロフェッショナル・ハンティングの大先輩。
「そうだ(任意の名前)よう　着替えたあとは俺の行きつけてるステーキを食おうぜ」
　今日は偶然にも俺とアニマルさんはコンビで依頼をこなした。そして今、駅の多目的トイレで一緒に着替えている。
　アニマルさんは頭を使わない。
　その大きくゴツゴツした拳でただ只管に相手をぶちのめすのだ。
　俺はアニマルさんが拳に力を入れる時の、胸筋がピクっと動く姿に……興奮していた。
「おうコラッ　そんな目で見るんじゃねえぞ」
　上裸のアニマルさんが俺に腕を振り上げ、脅して見せた。
　あっ　最高だ。
　図体だけはグリズリーにも優る程の巨漢が。我慢をした事なく身勝手を振る舞う悪ガキのように動いているだけでたまらない。
　左右それぞれいびつな色の乳首。心臓に呼応して微かに揺れる大胸筋。近づいてくるのは、傷が影かも分からない程にズタズタの腹筋で。
　俺は　我慢できなくなった。

>>12

3二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 16:07:48

「うおおっ　灘神影流"塊蒐拳"！！」
「はうっ」

　打ち込んだ。
　アニマルさんの強靭で丸腰だった胴体に。
　"塊蒐拳"を、打ち込んだ。

「うっ　な、なんだよいきなりようっ」
　アニマルさんが痛みにのたうち回る。
　顔には冷や汗と涙を浮かべ、今にも息絶えそうな赤子のように。
「すみませんアニマルさん　この技を受けたあなたは、5年で死ぬことになります」
「こ、この傷はなんだよっ　(任意の名前)……な、なんでそんなことをするんだあっ」
「あなたを屈服させたかった……図体だけで知能の低い、そんな可愛らしいアニマルさんを」
「ひいッ」

　ああ、あのアニマルさんが死の恐怖で怯えてる。他人を叩き潰すことには一切の躊躇もない彼が、40cmは小さい俺のふたまわりは小さい拳に……仔犬のように怯えている。
「安心してくださいアニマルさん　俺の望みを聞いてくれたらその傷を治します」
「ほ…本当か(任意の名前)」
「はい……ここは廃れた駅の多目的トイレ　人も来ないしいくらでも声を上げていいですよ」