尊鷹昔ばなし「かぐやひめ」

1二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 17:41:11

むかしむかし、あるところにおじいさんとおばあさんが住んでおり、おじいさんは竹を切って“とだあ“や“めかふっと“を作って暮らしていました。

ある日のこと、いつものように竹林を練り歩くと光っている竹が一本ありました。
「な……なんやあの竹は…どうしたんだ。ぴかぴか光っているぞ。」
おじいさんは試しに竹を切ってみました。すると…

ﾊﾞｷｯﾊﾞｷｯ

>>6

2二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 17:43:36

切ってみると何と男の赤ん坊が入っており、おじいさんはその男の子を家につれて帰りました。

おじいさんとおばあさんには子供がなかったので「かぐや姫」と名づけました。

ところが

男の子はこれを拒否し、“尊鷹“と名乗りました。

それからというもの竹を切りに行く度に、おじいさんは竹の中にお金を見つけお金持ちになりました。

赤ん坊はすくすくと育ち、とてもたくましい男性になりました。

3二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 17:46:07

その男らしさを耳にして、至る所から結婚を申し込みにたくさんのメスブタがやって来ましたが、尊鷹は興味を示しませんでした。
高潔なる鷹は、いつも物思いにふけり空を見上げていました。
おじいさんはメスブタの求婚を無視することもできなかったので、不思議な宝物を持ってきた者に尊鷹をやることにしました。

数人のメスブタが宝物をもってきましたが、尊鷹はすぐに偽物と見破ってしまいました。
そして、嘘つきなメスブタには尊鷹が罰を与えました。

4二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 17:48:07

尊鷹は月を見るたびに悲しそうな顔をしていました。
「どうしてそんなに悲しそうな顔をしているんだ？」
とおじいさんが尊鷹にたずねると、

「……実は…私は月からきたものです。もうすぐ月からおむかえがきて、月に帰らなければなりません。やさしいおじいさん、おばあさんと別れるのが悲しいのです。」

「そ…そんなの納得できない。」
とおじいさんは戸惑いました。

5二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 17:51:07

明日がその日です。おじいさんは沢山の野蛮人をやとって尊鷹を守ろうとしました。

おじいさんは尊鷹と別れたくありませんでした。

その夜、月が山の上に現れると、金色の光が光りました。

野蛮人たちは一斉に光めがけて銃弾を放ちましたが、光があたると野蛮人たちはﾊﾞｷｯﾊﾞｷｯ

なんと、尊鷹に変貌し敵になってしまったのです。

>>17

6二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 17:53:34

>>1

どうやって竹でトダーを作るんだよえーっ

7二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 17:54:08

う　あ　あ　あ　あ　あ　あ　あ

8二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 17:54:47

天使尊鷹が光の中から現われ、家の周りに降りてきました。
尊鷹も最初は抵抗しましたが、相手も尊鷹。同じ自分が大量にいるのですから勝てるわけがありません。
それに、これ以上抵抗するとおじいさん達も尊鷹にさせられるかもしれません。尊鷹は観念しました。
そして、尊鷹の手をとると空高く上がっていきました。

「おじいさん、おばあさん。長い間かわいがってくれてありがとう。私はこれから月へ帰らなければなりません。どうかいつまでもお元気で。さようなら」

尊鷹は、おじいさんとおばあさんにお別れをいうと、天にのぼっていきました。
おじいさんもおばあさんも深く悲しみ、大粒の涙を流しました。

>>20

9二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 17:56:07

今こそ話そう！一万人の尊鷹と戦った誇り高き男尊鷹の伝説を！

>>10

10二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 17:57:38

>>9

尊鷹の前に…尊鷹が現れたあっ

11二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 17:58:13

───そして1年後。

おじいさんとおばあさんは生気を失ったかのように虚しい生活を送っていました。
「はぁ……」
尊鷹から戻った野蛮人達もおじいさんを気遣い仲良く過ごしました。しかし、この寂しさを埋めることができませんでした。

するとﾊﾞｷﾊﾞｷﾊﾞｷﾊﾞｷ

なんと、大空から家に謎の物質が落ちてきました。
おじいさんとおばあさんは慌てふためき、家の瓦礫をどかしながら、落ちてきた物を探りました。

するとそれはﾊﾞｷｯﾊﾞｷｯ

>>12

12二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 18:01:00

>>11

なにっ

13二次元好きの匿名さん22/11/26(土) 18:01:29

「な、なんだあっ！？尊鷹！どうしてここに！？」

「灘神影流トリックです。月の橋から転落し、自分を死んだことに偽造したのです。あとは周囲の目を盗んで脱出しました。」
「もう月から追手がくることもありません。なにせ死んでいる扱いなのですから。」
「そ、尊鷹……！！」

こうして、月から帰ってきた尊鷹は、おじいさんとおばあさんと仲良く暮らしました。

めでたし、めでたし。