尊鷹昔ばなし「うばすてやま」

1二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 17:29:13

むかしむかし、蛆虫でわがままな“とのさ・マッスル“がいました。そんなとの様は年寄りが大嫌いでした。
ある日、との様は家来に国中にスパム・メールを送り、国民にこんなことを命じました。
「単刀直入に言おう。六十を過ぎた年寄りは山に捨てるべし。従わない家は皆殺し。ぶっちゃけ国民の意見なんてどうでもいいんだ。年寄りがいなくなればなあっ。」
誰もが自分、家族を殺されるのを恐れて仕方なく、との様の命令に従いました。

さて、そんな村には…ﾊﾞｷｯﾊﾞｷｯ

2二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 17:30:05

な……なんだあっ　また昔話かあっ

3二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 17:30:17

ご新作だあっ

4二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 17:30:29

>> とのさ・マッスル

腹筋がバーストしたんだッ

5二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 17:30:34

オチが速すぎるだろうがよえーっ

6二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 17:31:12

「息子よ。私は六十だ。山に捨てておくれ。」
「尊鷹さん。そんなひどいことはできません。」
「隣の家の覚悟さんも、前の家の木場さんも、もう山に捨てられた。悩まなくてもいい。」

若者は、しぶしぶ尊鷹を背中に背負うと山を登りましたが、やはり尊鷹を山に置き去りにすることはできず尊鷹を背負って、夜中にこっそり家に戻りそして、裏の納屋に隠しました。

7二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 17:32:28

山にすごい数の強者が投棄されてきている

8二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 17:33:36

数日たった日のこと、とのさ・マッスルは国民に“ハイパー・バトル“で優勝するように命じました。

「尊鷹さん。との様がハイパー・バトルで優勝しろとのことです。ハッキリ言って無理です。誰もできないと、年貢が高くなります。」
「息子よ。ならば私が参加しようか。」
「えっ」
すると尊鷹はマスクを被り、顔を殴りました。すると…ﾊﾞｷｯﾊﾞｷｯ

9二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 17:37:20

なんと、尊鷹の顔の輪郭が変形したのです。とても60過ぎた年寄りには見えません。
こうして、尊鷹は灘の技を活用しハイパー・バトルで優勝しました。

とのさ・マッスルはこれには驚愕し
「お主、なかなかやるな。良かろう。それではもう少し難しい問題を出そう。これは、とある部族の、砂絵のレプリカである。この砂絵はなんの部族が描いた物なのか、明日までに当ててみろ。」

10二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 17:39:50

てっきり尊鷹を捨ててきた若者が帰ってきたら尊鷹になってたホラーかと思ったのん…

11二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 17:40:02

若者は砂絵を家に持ち、練り帰りましたが、途方にくれ、母にたずねました。

「ふむ。部族の魂を呼び寄せ、交信するしかないな。」
すると尊鷹は座り込み、ぶつぶつ念を唱えました。

そして…ﾊﾞｷｯﾊﾞｷｯ
「今のこの瞬間、尊鷹は“ナバホ族のチャベス“に変身したのだ！！」

>>14

12二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 17:41:10

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13二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 17:43:40

ネイティブ・アメリカンの砂絵を所有しているとはとのさ・マッスルってやつは時代の割にグローバルだな

14二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 17:44:09

>>11

やべっ母を尊鷹に変えるのを忘れてた。ﾊﾞｷｯﾊﾞｷｯ

15二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 17:44:19

覚悟を山に捨てられる奴ならハイパーバトルに優勝させるだけで年寄りなんぞ何十億人でも養えると思われるが…

16二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 17:45:18

チャベスは言いました。
「これは、私たちナバホ族の砂絵ですね。間違いない。」

こうして、若者はとの様に答えを言いました。
「やるな。それでは一番難しい問題を出そう。心臓を撃たれても死なない人間を連れてこい。」
「なにっし…心臓を！？」
(ククク……よしっクリア不可能な問題を出して殺ったぜ。これでコイツも終わりだ。)

若者は、真っ青な顔をして家に戻ると、尊鷹に助けを求めました。
「仕方ない。私が出るしかないようだ。」
「えっ」

>>18 >>27

17二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 17:49:40

そして翌日、尊鷹は土竜さんに変身し“とのさ・マッスル“に会いにいきました。
「お主が、心臓を撃たれても死なない人間だと？」
「フェッフェッフェッ。話は聞いておるわ。」

との様は信じられないと言いたげな、顔をしています。
すると……なんということでしょう。突如、ライフルの狙撃で土竜さんが撃たれたのです。
「そ、尊鷹さん！？どうしてですか！？」
「心臓を撃たれても死なないんだろう。ならば見せてみよ。」

息子は慌てました。しばらくすると…ﾊﾞｷｯﾊﾞｷｯ

18二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 17:49:40

>>16

なにっ　

19二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 17:51:22

ライフルがある時代なのに姥捨てをしているような国があるわけねーだろっ

>>28 >>32

20二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 17:54:15

（素材の味）

21二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 17:54:21

なんと、土竜さんが正体を現しました。
これには、その場にいた全員が驚愕し
「うあああああ(PC書き文字)」

……しばらくして、との様は言いました。
「参った。そちは一人で三つの難題を解いたのか。」
「…との様、実を申しますと、問題を解いたのは私ではなく、尊鷹さんです。との様は、年寄りを山に捨てるよう命じました。でも私は、そのような残酷なことは出来ませんでした。尊鷹を納屋に隠しました。年寄りは、体は弱くなっても、若い者より物知りです。」

との様はしばらく考えて、
「その通りだな。ワシが間違っていた。もう年寄りを山に捨てるのはよそう。」
こうして、マッスルは責任を取って国外追放となりました。
そして、この国は尊鷹がとの様となり、お年寄りを大切にする国になりました。

めでたし、めでたし。