【SS・生存if・CP注意】くいな「ゾロの、すっごく大きいね♡」

  • 1122/11/27(日) 21:47:02

    ※ゾロくい 生存ifでくいなが麦わらの一味 捏造、妄想過多



    「ゾロの、すっごく大きいね♡」
    「……っ、」
    「ね、私の知らないところでこぉんなに大きくしてたんだぁ♡」
    「……おい」
    「あは、ピクピクしてる、……んっ、こうしてあげるとよく見えるね♡」
    「……くいな」
    「…………ね、どうして欲しい?」



    「……っ、てめェ測定くらい黙ってできねェのか!」
    「だってしょうがないじゃん!ゾロの大胸筋すっごい大きいんだもん!」

  • 2二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 21:49:08

    途中まで完全にゾロくいのエッっっなSSの供給が来たか!?と思った。
    誰か俺を三千世界してくれさい

  • 3二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 21:49:46

    ゾロくいSSとあらば…保守しないわけにはいかない

  • 4122/11/27(日) 21:50:30

    「ゾロだって胸ちょっと動かしてるじゃん!自慢してるんでしょ!」
    「違ェよ、てめェが変なところにメジャー当ててるからだろ、意識して動かしてなんかねェ!」
    「嘘!」
    「嘘ついてどうすんだこんなことで!」
    「…………」
    「…………」
    「……ほら!動いたって、ねぇ!」
    「いいからさっさと測れ!」

  • 5122/11/27(日) 21:53:34

    「あーハイハイ、分かった分かった」
    「なんでてめェから測らせて欲しいって言ったくせに嫌そうなんだよ」
    「嫌じゃないよ、ゾロの身体とか筋肉の付き方とか見れるの楽しいし。たださ……項目が多いんだよね」
    「んなもん適当でいいだろ」
    「よくない!せっかくのオーダーメイドなのに式の途中でふとした瞬間にボタン飛んだりとかしたらギャグじゃん!」
    「1個や2個なら気づかないんじゃねェか?」
    「主役がそんな事になってたら絶対気づくでしょ」
    「主役はお前だろ」
    「……う、うん……」
    「うし、ならいいな」
    「よくないって!測った後無駄に筋トレして増量して来ないでよね!」
    「チッ……」
    「返事!」
    「へーへー」

  • 6二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 21:54:53

    結婚式か!?結婚式なのか!?
    ゾロのタキシードとくいなの純白のドレスが見れるんですか!?

  • 7122/11/27(日) 21:56:21

    「えーっと……あ、アンダーとトップ両方測るんだ……」
    「アン……?」
    「いいからいいから、息吐いて、胸張って」
    「おう」
    「…………え、と……ここだ……、えー……110……えっうそ、110センチ!?」
    「うるせェな」
    「110センチだよ110センチ!ナミとロビンさんより大きい!」
    「なんで知ってんだてめェ。つかそれおれが知っていい情報か?」
    「え、興味無いでしょ?」
    「まぁ、無ェな」

  • 8122/11/27(日) 21:59:29

    「でも本当に大きいな……私より……えーと何センチ大きいんだろ」
    「それは口にすんじゃねェ、扉の外からエロガッパの気配がする」
    「そう?あーあ、でも私も大きくなりたいかも、やっぱ胸筋あると斬りあげる時の安定感増すよね」
    「腕立ての回数増やせ、手は肩幅より広くしろ」
    「やってるんだけどな……今度ちょっとフォーム見てよ」
    「いいぜ。おれが上に乗って重しになってやろうか」
    「やった、明日からそうしてくれる?」
    「ついでに外でぶっ倒れてる変態コックにタンパク質増やしてもらうように言っとけ」
    「了解」

  • 9122/11/27(日) 22:02:32

    「あー……やっぱりゾロの胸すごい柔らかいよね、ぐにぐにする」
    「おい、つつくな」
    「……こうやって抱きしめるとちょっと落ち着く」
    「クッションか何かかよ」
    「ね、これ私にちょうだい、大切にするから」
    「何でだよ、おれが鍛えたんだからおれの物に決まってるだろうが!」
    「でも私だってトレーニングに付き合ったり差し入れとかしたじゃん!半分くらい私が育てたようなものだし私の物にならない?」
    「なるか!」
    「えー……じゃあ100歩譲って共有財産にしよ、私の苗字、ロロノアになる訳だし」
    「あァ?それならまぁ……?」
    「やったー」
    「…………」
    「…………」
    「いや、そのりくつはおかしい」

  • 10122/11/27(日) 22:05:08

    「でも私はゾロの身体とかだけじゃなくてゾロの物なら、ゾロなら何だって、何でも、全部欲しいよ、その代わりに私を全部あげる、これで共有財産」
    「……絶対に減らない財宝だなそりゃ」
    「あはは、確かに!」

  • 11122/11/27(日) 22:08:30

    「ほら、次は腕だから。……えーと、肩から手首まで」
    「おう」
    「んー、この辺りからかな…………よし」
    「…………ん」
    「……ねぇ、ゾロはどういうデザインがいいとかあるの?」
    「あァ?」
    「ショールカラーかピークドラペルかとか、ダブルブレストがいいとか」
    「知らねェ、興味無ェ」
    「ま、そういうと思ったけど」
    「よく分かんねェからお前が選べ、ドレス着たお前と並んでも負けねェようなやつ」
    「うーん私が?でも私、タキシードとか全然詳しくないんだけどな。ウソップとかブルックさんとかサンジに聞、」
    「必要ねェ、ならお前の好きなやつでいい」
    「……そう、うん、……うん、分かった」

  • 12122/11/27(日) 22:11:00

    「あっ、それじゃあ私がゾロのタキシード選んで、ゾロが私のドレス選ぶっていうのはどう?」
    「お前もう、これがいいとか言って見せびらかしてたじゃねェか」
    「あれも着るけど、お色直しっていって何着か着るんだよ」
    「そうなのか」
    「そうなの、で、何がいいとかある?」
    「ねェな」
    「何かあるでしょ何か、あ、和装とかにする?」
    「……あァ、似合うんじゃねェか」
    「そう、じゃ和装にしようかな……じゃなくて、適当に流したでしょ……。あーもう、ゾロが思う、私に1番似合うのは何?」
    「あー……」
    「思い浮かばないなら色とかでもいいよ、ゾロ明るい色好きでしょ、あ、緑色とかどう、」
    「お前には刀が1番似合う」
    「えっ……うん、ありがとう……」
    「おう」
    「……いや嬉しいけど!そうじゃなくて!」

  • 13122/11/27(日) 22:13:21

    「あ、どうせなら2人で何か斬るパフォーマンスとかしたくない?」
    「へェ、そりゃ楽しそうだ」
    「でしょ!何斬ろうかな、ウエディングケーキとかにする?」
    「もっと斬り応えのあるやつがいいな、適当な海賊のナワバリにでも攻め込んでみるか」
    「それ名案!よし、ナミに相談してこよう!」

  • 14122/11/27(日) 22:15:13

    「……………………」
    「断られたか」
    「せっかくの大切な日を血の海にする気かって怒られた」
    「おれは峰打ちでも構わねェが」
    「妥協も大切だよね、後でもう1回頼んでみる」

  • 15二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 22:17:29

    結婚式で何するつもりだよこの剣豪夫婦がよ……幸せにな

  • 16122/11/27(日) 22:18:21

    「…………よし!測定終わり!」
    「あー…………」
    「でもまだ測定だからね、仮縫いとか試着とかにも付き合ってもらうから」
    「げっ……」
    「面倒くさいのは分かるけど……。あっ、少し大きめには作ってもらうけどだからって無闇やたらに仕上げてくるのは本当に止めてね」
    「うるせェなぁ」
    「それから邪魔くさいとか言って式の途中で脱ぐのも止めて!」
    「おー……刀はベルトに下げりゃいいのか?」
    「あ、そうだね、三本下げれるようにベルトも調整して貰わなきゃ」
    「お前も付けろよ」
    「うん、海賊ボコしに行かなきゃだしね」

  • 17122/11/27(日) 22:21:17

    半年前


    「くいな!」
    「あ、ゾロお帰り。早いね、誰かに送ってもらったの?酒場に寄らなかったんだ、珍しい」
    「あぁ……くいな、ちょっとこっちに来い」
    「んー?」
    「座ってくれ」
    「はい」
    「……正面でいい」
    「そう?」
    「……ん」
    「……………………え?」
    「……やる」
    「え、あ、え?うそ、これ、えっ、指輪?」
    「…………」
    「えっ、付けていい!?」
    「…………おう」
    「……うわ、すごい、ピッタリ!いつの間にサイズ測ってたの?」
    「測ってねェ。いつも手ェ握ってんだからお前の指の細さくらい覚えてる」
    「……そ、う。……ふーん……」

  • 18二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 22:23:27

    毎日手を握ってるからサイズなんて把握してるって…おま…!
    気ぶるぞ!!

  • 19122/11/27(日) 22:24:28

    「すごい嬉しい!ありがとう!」
    「…………おう」
    「あはは、なんかムードとか記念日とかそういうの一切気にしないの、本当にゾロっぽい……あー、私本当にゾロと結婚するんだってなんか凄く実感しちゃった、今更おかしいよね」
    「ムード……?」
    「……ゾロ、一般的にはこういうのは2人が付き合った日とか誕生日とかに、夜景の見える丘やレストランでやるらしいよ」
    「……早くお前に渡してェってことしか考えてなかった」
    「……ふ、ふーん、そう……そっか……」

  • 20122/11/27(日) 22:27:35

    「……でもそんな事全然関係ないんだね、いつだろうとどこだろうと、好きな人に指輪貰ったらこんなに嬉しいんだ……。あっ、ねぇ、ゾロのは?」
    「あァ?」
    「ゾロの指輪も見せてよ、私と同じ宝石付いてるの?」
    「………?」
    「…………買ってないの?」
    「…………お前が付けることしか考えてなかった」
    「あーもー……今度一緒に買いに行くよ」
    「……おう」

  • 21122/11/27(日) 22:30:09

    「刀振るには気になるし無くしたら嫌だからネックレスにする為のチェーンも買おうかな、ゾロもそうするでしょ?」
    「ああ」
    「あ、そうだ、この宝石、私初めて見たかも、名前なんて言うの?」
    「……………………」
    「……ここでジュエリーついて語り出すゾロなんて絶対ニセモノだからね、良かった、このゾロは本物だ」
    「馬鹿にしてやがんな…………てめェの目の色に似てるから選んだ」
    「え、うーん、似てるかなぁ」
    「似てる。店入ってすぐに気づいた、お前がこっち見てるみてェだって。ケースにこれがあったからこれにした」

  • 22122/11/27(日) 22:33:22

    「……そうだ、これ結婚指輪でしょ?婚約指輪はゾロの目の色の宝石埋め込もうか」
    「…………?」
    「結婚指輪と婚約指輪の違い、分かる?」
    「知らねェ、なんだそりゃ、2つもあんのか」
    「露骨に面倒くさいって顔しないの……まぁ別にいいけどね、どうせ1つしか付けてらんないだろうし」
    「……代わりにピアスはどうだ」
    「え?」
    「…………おれが付けてるやつを1つやる。おれの魂の分身みてェなもんだ」
    「魂……。そっか、……刀……。うん、欲しい。……ね、私ピアスホール無いから、ゾロが穴を開けて、ゾロが付けてね」
    「……あぁ」

  • 23122/11/27(日) 22:36:09

    8ヶ月前


    「……おかえり」
    「……ああ」
    「……パパ、いいって?」
    「ああ」
    「ふーん……。ね、なんて言ったの?」
    「あァ?」
    「なんて言って、承諾してもらったの?」
    「ああ……」
    「ねぇ」
    「…………」
    「…………」
    「…………言わねェ」
    「えー!なんで!?…………あ、ねぇ、照れてる?」
    「照れてねェ」
    「ねぇってば」

  • 24二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 22:37:06

    コウシロウさんは泣いて喜ぶだろうな。

  • 25122/11/27(日) 22:39:03

    「……でも残念だな」
    「……何がだ」
    「だってさ、私のパパにも村の人達にも仲間にも大船団の人達にもみんなに報告したのに、ゾロのご両親にだけ言えてないんだもん」
    「…………」
    「……ね、ゾロのご両親ってどんな人?」
    「……さァ、顔すら覚えてねェよ」
    「うん、そう言ってたね。ご存命か、亡くなってるかも分かんないんだ?」
    「…………あァ」
    「ふーん」
    「……………………」
    「……………………」

  • 26122/11/27(日) 22:42:02

    「……すーっ……はーっ……私!くいなは!ロロノア・ゾロと結婚します!」
    「……は!?」
    「世界で1番方向音痴で!世界で1番かっこよくて!世界で1番強い剣豪のロロノア・ゾロを私が貰います!絶対に誰にもあげないし絶対に誰かに奪わせません!」
    「…………、」
    「世界中の人に!全宇宙の人に!これから出会う全ての人に!今まで出会った全ての人に!宣言します、ロロノア・ゾロは!私だけの!ロロノア・ゾロです!!」
    「……はは、」
    「……ふーっ、ねぇ、どう?どこかにいるゾロのご両親にも届いたかな?」
    「ああ、届いた。……地獄の底にまで届いたな」
    「自分の親を勝手に地獄行きにしないでよ……」

  • 27122/11/27(日) 22:45:31

    1年前


     鷹の目との世界最強の座をかけた戦いに辛勝したゾロはそのまま倒れて1週間目を覚まさなかった。
     あれだけ天と地と海を割って、ありとあらゆるものが薙ぎ払われた戦いだ、それだけで済んだのが不思議なくらいだった。
     チョッパーは付きっきりでゾロを看病していたし、ようやく目を覚ましたと聞いても完全面会拒絶だった。
     それ程、ゾロはダメージを受けていた。

  • 28122/11/27(日) 22:48:18

     そう、忘れることは無い。
     その日は決闘から20日目のことだった。
     風も海も凪いで息を潜め、紺碧の空に大きな月が浮かんでいて、私は月明かりの下で刀を手入れしていた。
     月光に照らされ輝く刀に引き寄せられたかのように医務室の扉が開いていく。
     ゾロが立っていた。

  • 29122/11/27(日) 22:51:03

     最後に見たゾロはチョッパーによって包帯でぐるぐる巻きにされていたのに、それらは全て取り払われていて、ゾロは縫合の痕を隠そうともせず上半身をさらけ出していた。
     ゾロを見上げる。
     黒手ぬぐいをしていた。

    「くいな」

     ゾロは私の名を呼ぶ。
     血がまだ喉にこびりついているのか、随分と聞き取りにくい声だった。

    「くいな、おれと真剣で勝負しろ」

     私は後でチョッパーに、いや、ルフィ以外の全員にこってり絞られるだろうなと覚悟を決めて刀を握る。

    「私と?いいよ」

  • 30二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 22:53:52

    くいなも良い女だな。

  • 31122/11/27(日) 22:54:26

    「行くぞ」
    「来い!」

     全ての始まりは、全ての終わりは、たったそれだけでいい。
     重傷者とは思えない程の剛力で放たれる斬撃を刀身を傾けて受け流す。
     そのまま、飛んでくるもう1太刀も同じように。
     刀と刀が、魂と魂がぶつかり合う度に、重く、響き合う。
     ゾロの刀の生かし方と私の刀の生かし方は違う。
     力で押す豪剣を力を流す柔剣で相手取るなら長期戦に持ち込んで勢いが落ちる隙を狙うのがセオリーだけど、ゾロじゃそれも通用しない。
     無尽蔵の体力で押し切られることは目に見えている。
     しかけるなら超短期決戦、懐に飛び込んで居合しかない。

  • 32122/11/27(日) 22:57:04

     飛んでくる斬撃を後ろに飛んで避け、見聞色の覇気で斬り払われる空気を、漂う微かな靄を『視る』
     空気の裂け目から、刀が飛んでくるからだ。
     力を込めて空気ごと斬り裂いてくるゾロに対して真正面から、空気を抱き込むように流れに乗り、裂け目に飛び込んだ。
     襲い来るゾロの刀を受け流しながら、1歩ずつ距離を詰める。
     痺れを切らしたらしいゾロが右腕を水平に滑らせた。
     来た。
     ゾロの癖だ。
     硬直状態を打破しようと右腕で刀を大きく振るう癖。
     だから、視えていたはずなのに。

  • 33122/11/27(日) 23:00:06

    「あっ!」

     死角から飛んできた刀を受け損ねた。
     私とゾロの刀が真正面からぶつかり合って、ゾロの刀を何とか叩き落とす。いや、『叩き落とすよう』、『誘い込まれた』
     ゾロの刀1本と引き換えに大きく体勢を崩した私に、刀さえ、右腕さえ囮にしたもう一撃がくる。
     なけなしの力を振り絞って2本目も巻き込んで落とす。
     けど、それが限界だった。
     私は地面に叩きつけられていた。
     背中の衝撃に息を止めるのも惜しくて、すぐに飛び上がろうとした私の顔のすぐ側に音もなく最後のひと振りを突き立てられる。
     綺麗な直刃。
     和道一文字。
     ゾロの荒い呼吸だけが聞こえていた。

  • 34122/11/27(日) 23:03:05

    「おれの」

     ゾロを見上げる。
     またぶり返してきたのだろう痛みによってだろうか、痛々しく歪められている顔は、だけれど安堵しているようにも、泣き出す寸前のようにも見えた。

    「おれの……2001敗、1勝目、だ」

     いつか似たようなセリフを言ったのは私だったのに。

    「……悔しい」

  • 35122/11/27(日) 23:05:57

     言いながら、ゾロに手を伸ばす。
     フラフラとゾロは私に覆いかぶさってきた。
     とても私の腕じゃ回りきらないほど広くて分厚くて大きくて、傷1つないきれいな背中を抱きしめる。
     傷が熱を持ってきているのだろうか、火の玉みたいに熱い身体なのに、凍えたように顔が青白い。
     ああ早く帰らなくちゃ、傷口は開いてしまっただろうか。
     そうやって起き上がろうとする私を、ゾロの視線が縫い止めた。

  • 36122/11/27(日) 23:08:43

    「……くいな」
    「うん」
    「おれの、かちだ」
    「うん」
    「おれの、ほうがつよい」
    「うん」
    「…………くいな」
    「……うん」

     ゾロを抱きしめる。
     それだけで密着できてしまうほどに、ゾロの身体から力は抜けていた。
     ぴたりと2人で重なり合う。心臓の音だけはとても大きく聞こえる。

  • 37122/11/27(日) 23:11:28

    「嫁に来い」
    「うん、行く。どこまでも、どこへでも一緒に行く」

     ゾロの身体から力が抜ける。
     私はゾロの重さを、ゾロを受け止める。
     あと10秒。
     あと10秒したらゾロを抱えて早くチョッパーの元へも走らなくちゃ。

  • 38二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 23:14:29

    幼馴染の長い勝負の果にこういうのがあるのがさぁ!!!

    最高だよぉ!!!!!

  • 39122/11/27(日) 23:14:45

    ?ヶ月後


    「……お祭りの準備みたいだね」
    「どっちかっつーと宴だろ、美味いメシがあって、美味い酒がある」
    「歌も歌うし、演奏も聞ける」
    「大勢のやつらがバカやってバカみたいに笑ってる」
    「本当だ、宴だ」
    「ああ」
    「でも……準備の前からこんなに楽しくて……楽しくて幸せなのってすごいよ、……ずっとこのままだったらいいのに」
    「あ?式は1回しかやんねェが宴は何回でもすりゃいいじゃねェか」
    「…………」
    「…………」
    「ゾロってさ、私と手繋ぐの、好き?」
    「あァ?てめェがおれと手を繋ぐのが好きなんだろ」
    「…………」
    「…………」
    「……繋いでいて」
    「おう」
    「ずっと、笑って、歌って、食べて、飲んで、騒いで、寝て、私のそばにいて。何度も、何度も、宴みたいな幸せの中で、手を繋いで、私の隣にいて」
    「……ああ、約束する」
    「……うん、私も、約束」

  • 40122/11/27(日) 23:15:41

    以上です。
    ここまで読んで頂きありがとうございました!

  • 41二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 23:16:39

    良かった。ありがとう。

  • 42二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 23:17:14

    良かった…

  • 43二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 23:19:10
  • 44二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 23:32:09

    大胸筋の話のところは普通おっぱいの話するだろうがよォ!筋トレの話してて笑っちゃった。
    でもそれがゾロくいだよな…… ライバルで親友で幼馴染だもんな……
    なんか妙に色気のない会話してる感じ、解釈一致でした。
    普段から手を繋いでるってことは……迷子防止で手を繋いでるってコト…⁉️ 階段でってコト…⁉️こんな感じにいろんな文脈から致死量分の推しCPを浴びれたのでめちゃくちゃ良かったです。書いてくれてありがとうございました。

  • 45二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 23:34:04

    神SSだ! 煮なきゃ……

  • 46二次元好きの匿名さん22/11/27(日) 23:39:17

    りょ、良質なゾロくいSS!!
    生存ifの麦わらの一味√で鷹の目を倒したゾロが最後に唯一の相手と戦って勝って名実共に世界一の大剣豪になりくいなに告白するとかいう自分の癖をブチ抜いたストーリー展開最高です!!!!
    指輪の宝石にくいな見出すとか婚約指輪代わりのピアスとかさりげないところもすごく好み
    うまく言えないけどめちゃくちゃ良いSSでした書いてくれてありがとう!!!!!!!!!

  • 47122/11/27(日) 23:40:51

    >>41

    >>42

    >>43

    >>45

    コメントとっても嬉しいです!最後まで読んで頂きありがとうございました!


    >>44

    最後まで読んで頂きありがとうございました!

    ゾロくいはライバルで親友で恋人っていう色んな関係性が見えて良いですよね!刀馬鹿で筋トレ好きだったり似た者夫婦だったりしたらいいなとも思います、そして恐らく階段はゾロからくいなの手を掴んで昇り降りしてると思います、沢山の感想ありがとうございます!

  • 48122/11/27(日) 23:46:37

    >>46

    最後まで読んで頂きありがとうございました!

    本編での2001戦目でのゾロとくいなのやり取りが好きで、そこから膨らましていったのでそう言ってた頂けて嬉しいです!指輪のことや宝石のことを何も分からなくてもくいなに似合うものやくいなが好きな物やくいなのことなら何だって分かるゾロがいるかもですよね……いつか二人の子供ができたらゾロの三連ピアスの最後の1つは子供に付けるとかもいいかもですね……感想本当に嬉しいです、ありがとうございました!

  • 49二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 03:00:26

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  • 50二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 03:14:24

    2000回からあと試合してなかったのは階段でケガしてリハビリしてたからとかなのかな
    一味に入ったのはゾロと一緒のタイミングなのかあとで行方不明になったゾロを探してやっと見つけたとかなのか
    一味じゃどんな活躍してたか
    結局一味に絞られるのはくいなじゃなくゾロの方じゃないか
    とか色々想像しました
    面白かったです!

  • 51122/11/28(月) 07:35:39

    >>50

    最後まで読んで頂きありがとうございました!

    2001戦目の後のことや麦わらの一味への加入タイミングなど細かいことを決めずに書き始めてしまったのでそのあたりの経緯も色々考えていきたいです!感想とっても嬉しいです、ありがとうございます!

  • 52二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 12:19:34

    うっ、なんて幸せなんだ…!

  • 53二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 23:56:48

    あぁ〜^^^

  • 54二次元好きの匿名さん22/11/29(火) 09:23:18

    最後に「約束」で締めるの最高だよ…
    「死んでも守るもの」だもんな

  • 55二次元好きの匿名さん22/11/29(火) 11:19:00

    くいなはゾロにとって親友でライバルで唯一絶対でだからこそ真剣で闘って勝ってプロポーズ――なんていうか、ケジメ、なんだなって思った 結婚を申し込むのはくいなに勝ってからが筋だろとか思っているのかなって…それがゾロのケジメなのかなって…

    そして、プロポーズの言葉が…
    「嫁に来い」
    もう ね…!
    これはゾロだゾロだよ!ゾロならこういう言い回しするー…!!

    「手を繋いで、私の隣にいて」
    「……ああ、約束する」
    「……うん、私も、約束」
    “約束”…――あぁぁぁあ こんなん誓いの言葉じゃん!『死がふたりを分かつまで』じゃん…

    ありがとうありがとう素晴らしいお話をありがとう…!!!

  • 56二次元好きの匿名さん22/11/29(火) 11:29:09

    驚いた 急に最高が飛んできた ありがとう

  • 57122/11/29(火) 18:19:39

    >>52

    >>53

    >>56

    コメントとても嬉しいです!最後まで読んで頂きありがとうございました!


    >>54

    >>55

    コメントとても嬉しいです!ゾロとくいなの関係性において『約束』というワードはとても重要だと思っているのでそれをメインに書けてよかったです、ゾロのセリフ回しはかなり悩んだ点なのでお褒め頂きとても嬉しいです!

    最後まで読んで頂きありがとうございました!

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