- 1二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 21:29:32
- 2二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 21:30:34
書いてくれるんか。
助かるなぁ〜 - 3二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 21:30:46
キミが書けばいいよォ〜>>1...!
あと3000文字で頼む。
- 4二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 21:31:28
いや〜いいSSが読めそうで嬉しいなァ〜
- 5二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 21:32:18
ここだと誰か書いては自分が書くと同義だと聞いたぞ
- 6二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 21:32:31
100万回くらい妄想したネタが拝めるのありがてぇよ、頼んだぜイッチ
- 7二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 21:33:37
イッチが書くSS楽しみだな〜
期待して待ってるね! - 8二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 22:23:56
ウタ「どうしよ…全然泣き止んでくれない…」
ルフィ「こりゃあまいったなァ……」
泣き叫ぶ赤ん坊を抱き頭を抱える若い男女が二人
数ヶ月前に第一子に恵まれたばかりの二人はこの小さな暴君に頭を悩ませていた
それも致し方ない事ではある
何故なら二人とも子供の面倒などまともに見た事も無い
新米夫婦などこんなものである
ルフィ「うし!ほれ!こっち見ろ!………ベロベロバー!!!」
顔をこれでもかと思いっきり伸ばし人間にはあり得ない変顔を披露している父親に至ってはまともに子育てをされた記憶すらない有様である
ウタ「バカ!余計泣いちゃったじゃない!どうすんの!よ〜しよ〜しパパの顔怖かったね〜…」
悪化していく事態に二人はますます溜息をついた - 9二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 22:24:50
シャンクス「ハァ……しょうがねェなぁ……………おい、二人とも俺に貸してみろ」
見兼ねて重い腰を上げたのはウタの父、赤髪のシャンクスであった
ウタ「え…?でもシャンクス……右手だけで大変じゃない…?」
ルフィ「無理すんなってシャンクス!こいつ手強いぞ!」
心配そうに聞く夫婦に
シャンクス「いいから、貸してみろ」
と大きな右手を差し出して来た
ウタ「うん………分かった…」
ウタはおずおずと未だ泣き止まぬ赤ん坊を彼に渡した - 10二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 22:25:51
シャンクス「よ〜しよ〜し、いい子だ」
祖父は片手にも関わらずその大きな右手でしっかりと孫を危なげ無く抱きかかえゆらゆらとゆっくり左右に揺らし始めた
するとどうだろう、さっきまで天を揺るがさんとする勢いで泣き叫んでいた赤ん坊はみるみる笑顔になっていきついにはキャッキャッと鈴を転がす様な可愛らしい笑い声を上げ頭上の祖父をキラキラとした目で見つめているではないか
シャンクス「ハッハッハッ!そうかそうか!そんなにじいちゃんがいいか!」
その様子を見て夫婦二人は目を丸くしていた
ルフィ「シャンクスやるなァ……」
ウタ「シャンクスすごい…私達が一生懸命あやしても全然泣き止んでくれなかったのに…」
シャンクス「当たり前だろ、誰がお前のおむつ替えてやったと思ってんだ。あの頃のお前に比べりゃこいつなんてかわいいもんさ」
普段は大人気無い父の意外な一面に娘は顔を綻ばせた - 11二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 22:27:06
ウタ(そっか……そうだよね…思えば私、色々わがまま言ってシャンクスやみんなを困らせてたっけ…)
シャンクス「でもなァ、不思議なもんでよ…ガキってのは手がかかるほどかわいいもんなのさ。なかなか寝付いてくれなくても、あれが欲しいこれが欲しいと駄々を捏ねられても、注射が嫌であちこち逃げ回られても、それでも安らかな寝顔を見てると…そんな疲れ吹き飛んじまうんだよなァ…」
そう言って懐かしそうに笑顔の孫を見つめながら祖父は目を細めた
ウタ「ちょ、ちょっと!私そこまでわがままじゃなかったでしょ!!」
シャンクス「何言ってんだ!俺達からしたらお前は今でもわがままお姫様に決まってんだろ!悔しかったら一人でこいつを寝かし付けられるようになってみろ!」
ルフィ「にっしっし!シャンクスの言う通りだな!」
ウタ「あんたにだけは言われたくない!!」
レッドフォース号は今日も賑やかである
こうれすか?(スレ主) - 12二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 22:32:09
- 13二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 22:34:17
- 14二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 22:36:55
続きも頼んだ
- 15二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 22:36:55
何も問題はない。続けて?
- 16二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 22:38:18
今日はもう寝るから明日でもええのんか?
- 17二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 22:46:54
もちろん
- 18二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 23:02:28
表現力が敵わぬ…ポロッ
- 19二次元好きの匿名さん22/11/28(月) 23:05:11
ありがてェ……ありがてェ……
- 20二次元好きの匿名さん22/11/29(火) 08:20:36
ほ
- 21二次元好きの匿名さん22/11/29(火) 18:40:17
私はルウタシャンが仲良くしてる日常が好きでねェ
- 22二次元好きの匿名さん22/11/29(火) 23:47:36
保
- 23二次元好きの匿名さん22/11/30(水) 01:45:02
すまん
仕事が忙しくてちと遅れそうだ
暇なら保守しといてくれ - 24二次元好きの匿名さん22/11/30(水) 02:00:53
初めてでこれとか才能ありすぎる
- 25二次元好きの匿名さん22/11/30(水) 02:49:46
次は我らが副船長ベックマンです
- 26二次元好きの匿名さん22/11/30(水) 14:23:47
上げ
- 27二次元好きの匿名さん22/11/30(水) 21:49:20
ルフィ「お〜い…頼むから飲んでくれよ〜…」
なんとも情けない声を出しながら片手に哺乳瓶を持ちもう片手に不機嫌そうな我が子を抱く男が一人
今の彼を海賊王と言って信じる者が果たしているだろうか
ベック「よう、どうしたルフィ。ずいぶん苦戦してるみてェだな」
ルフィ「あ、ベック!大変なんだ!こいつ全然ミルク飲んでくれねェんだよ!」
そこに通り掛かったのは赤髪海賊団副船長ベン・ベックマン、皆が頼りにするNo.2である
ベック「ほう、今日はお前がミルク作ったのか。いい心掛けだ、今時男も子育てぐらいできなきゃあ話になんねェ」
関心関心と言った目で見守っていたベックだったがすぐ様子がおかしい事に気づいた
ベック「ちょっと待て、その哺乳瓶貸してみろ」
ルフィ「ん?おう、分かった」
ベックは渡された哺乳瓶を手に取るとやはりなという顔をしてから新米の父親に告げた
ベック「おい、ルフィ。しっかりミルクの温度計ったか?こんな冷てェミルク飲んだら赤ん坊は腹壊すぞ、それにこりゃ濃すぎだ。」 - 28二次元好きの匿名さん22/11/30(水) 21:50:09
ルフィ「ありゃ?そうなのか?どうりで飲んでくれねェわけだ…」
ベック「当然だろう、考えても見ろ。赤ん坊ってのは本来母親の母乳を飲んでんだ。出てくる乳は温かいもんだろ?こんな冷てェもん出されても自分の食いもんだとは思わねェよ」
ルフィは完全に盲点だったと言わんばかりに目をひん剥いていた
ベック「まァこっちに来い、作り方を教えてやる」
ルフィ「すまねェベック!頼むよ!」
二人はキッチンに向かう
ベック「まずお湯を湧かせ、沸騰させなくていい、70℃くらいだ。あと瓶は消毒済みのを使えよ、赤ん坊は感染症に弱いからな。」
ルフィは慣れた手付きの副船長を食い入る様に見つめる
ベック「そんでお湯を瓶の半分くらい入れるんだ。そしたら粉ミルクを入れる、ちゃんと袋についてるスプーンで量ってだぞ?間違っても適当にドバドバ入れるんじゃないぞ?」
ルフィ「お、おう」
完全にさっきの自分の間違いを見透かされて冷や汗をかくルフィであった
ベック「まァいい、次から気をつけるんだぞ。
んで次は半分水を入れるんだ、そしたら軽く振って混ぜろ。あんま泡が立たないようにな。混ざったら蓋をして瓶を水につけて人肌になるまで冷ませ。そのまんま飲ませたら赤ん坊が火傷しちまうからな。自分の肌にミルクを付けてちょっと温いぐらいで適温だ。………………よし、こんなモンだろ、完成だ。」 - 29二次元好きの匿名さん22/11/30(水) 21:50:43
ベック「ほら、そこの小さなお姫様がお腹好かせてご機嫌斜めだ、早く飲ませてやれ。」
渡された哺乳瓶を早速手に取るとルフィはおそるおそる我が子の口にそれを近づける
すると赤ん坊は眉間に寄った皺が嘘の様に消え目を見開きながら引っ手繰るようにして夢中で哺乳瓶に吸い付いた
ルフィ「おお〜!すっげェなベック!こんな美味そうに飲むモンなんだな!」
見る見るうちに無くなっていく中身を見ながらこちらの父も目を見開いて感嘆する
ベック「どうせお前は一回じゃ覚えらんねェだろ?キッチンに作り方貼っとくから作る時はちゃんと見とけ。」
一仕事終えた彼は少し距離を取ってから壁にもたれかかり新しい煙草に火を着けスパァと一息ついた
さすが副船長、いつでもデキる男である
どんな事でも卒なくこなすこの男に皆が頼りにする理由も分かる - 30二次元好きの匿名さん22/11/30(水) 21:51:21
ウタ「ルフィ〜?どう?大丈夫そう?」
男二人がそんなそんなやり取りをしているとキッチンのドアの隙間からピョコピョコとした二本の紅白の可愛らしい輪っか頭が覗き込んできた
ルフィ「おうウタ!もう大丈夫だ!ベックにやり方教えてもらったからな!」
お腹も膨れ満足してすっかり静かになった我が子の背中を優しく叩きながらルフィは答えた
ベック「そうだ、そんな感じでゲップするまで優しく叩いてやれ。赤ん坊はミルクと一緒に空気も飲んじまうからな」
ウタ「すごいルフィ!様になってるじゃん!正直かなり心配してたけどベックが一緒だったんだね、それなら安心♪」
そんな彼女を横目に見ながらニヤリとして副船長が答える - 31二次元好きの匿名さん22/11/30(水) 21:51:58
ベック「この程度お安い御用さ。なんせ、うちのお姫様には散々手焼かされたからな。ちょっとでもぬるかったり熱かったりしたら口を付けないわ、せっかく飲んだミルク吐き出すわ…おまけにゲップさせようとして背中叩いたらびっくりしてわんわん泣き出すと来たもんだ。嫌でも覚える。ま、今じゃいい思い出さ…」
ルフィ「へへへ…!そんな事あったんだな!ちょっと見てみたかったよ!その頃のウタ可愛かっただろうなァ!」
ウタ「こらーー!ベックまで余計な事言わなーーーい!!」
顔を真っ赤にした大きな方のお姫様に胸をポカポカとヘナチョコパンチで叩かれながら(港で口説いた女達から教えてもらった…ってのは言わねェ方がいいか……)と煙草を吹かしながら考える副船長であった - 32二次元好きの匿名さん22/11/30(水) 21:54:18
よきかな…
- 33二次元好きの匿名さん22/12/01(木) 09:44:49
素晴らしい…
- 34二次元好きの匿名さん22/12/01(木) 18:27:03
は
- 35二次元好きの匿名さん22/12/02(金) 02:29:05
守
- 36二次元好きの匿名さん22/12/02(金) 12:45:07
保
- 37二次元好きの匿名さん22/12/03(土) 00:35:29
守