- 1二次元好きの匿名さん22/11/30(水) 16:45:45
サボとコアラが、喧嘩した。しょうもないことだった気がする。
でも、どちらもヒートアップしてしまい口を利くにも重苦しい雰囲気なほどに、近寄りがたく。
それから数日後。未だに仲は戻らずに、今日もまたいつも通りに登校したサボであったが、教室には誰もおらず。
サボ「なんだ、おれが一番乗りかよ」
自分の席についてふと、エースの机にはペットボトルが置かれており、張り紙がされている。
『このペットボトルは今日の授業で使うから捨てるなよ!サボ!ち〇ぽ突っ込んだりするなよ!』
サボ「ふん・・・くだらねぇ!」
張り紙を丸め捨て、ペットボトルを手に取った。
コアラ「はぁ・・・」
今日もまた、溜め息である。あれからサボと顔を合わすことすら避けている自分がいる。
重い足取りで教室に着いたが、いるのはサボだけであった。
思わず「あっ」と声を漏らしてしまう。
背を向けて立っていた彼は、こちらをチラリと見たが何の声もかけてくれず。 - 2二次元好きの匿名さん22/11/30(水) 16:50:02
- 3二次元好きの匿名さん22/11/30(水) 16:50:53
嵌めたのはお前だろ!!
- 4二次元好きの匿名さん22/11/30(水) 16:56:41
- 5二次元好きの匿名さん22/11/30(水) 17:09:19
外に逃げ出し、体育館裏の隅にあるコンクリート造りの用具室を見つけ、カビ防止の為に空けられていた小さな穴へと飛び込んだ。
コアラ「こっちから入れるのに!」
引っかかったサボの下半身をブルーシートを被せ隠し、ウタも用具室内へと入り息を殺す。
その数秒後に、エースの「どこ行きやがった!?」の声と共に、駆け去っていく音が聞こえた。
しかし問題はサボである。押すも引くも、引っかかって穴から抜けない。
サボ「ダメだぁ・・・全然動かねぇ・・・」
憐れむ表情のコアラに、サボは泣きながら笑う。
サボ「笑ってくれコアラ。おれはこのまま一生ここで引っかかったマヌケな子猫ちゃんとして生きていくんだ」
笑顔が、無くなった。
サボ「もう結婚もできねぇし、一日終わりの足の臭いも嗅げないんだ。これはきっと、コアラにいじわるした罰だな。ごめんな、コアラ・・・ごめんな・・・」
コアラ「サボくん・・・」 - 6二次元好きの匿名さん22/11/30(水) 17:16:48
- 7二次元好きの匿名さん22/11/30(水) 17:30:37
稲中懐かしすぎる
- 8二次元好きの匿名さん22/11/30(水) 18:23:36
保守