- 1二次元好きの匿名さん21/10/30(土) 19:53:13
「な、なにやってんのよこんな街中で……ゆ、許さないんだから……特にトレーナー…アタシをさしおいて……」
(優等生のアタシが電柱からこっそり尾行なんてありえないけど、アイツらが悪いんだからね……!これは当然なのよ……!!ウマ娘の聴力、舐めないでよね……何話してるのか聞いてやるんだから……!!)
「悪いな、ウオッカ。買い物に付き合わせてしまって」
「おう。別にいいぜ?ムカつくけど、確かにアイツのこと一番詳しいの俺だしな」
(アイツ……?ウオッカがあんな呼び方するってことは…もしかしてアタシ!?)
(こ、これは…詳しく聞かなくちゃだわ……)
「スカーレットが好きそうなの、見つかって良かったよ。…スカーレットってさ、ちょっと頑張りすぎるところあるだろ?」
「それはまあ…そうだな」
「だろ?だからさ、ちょっとプレゼントでもあげて、それでどこかに連れてってやろうと思って。頑張りすぎはレースに支障が出るしな」
「まあ、いいんじゃね?…アイツの行きたいとこ連れてってやれよ。俺だって、アイツが無理して倒れるとこなんかこれ以上見たくねえし」
(な、なによアイツら……アタシのために……?)
(……なによ、ばかなんだから……)
「だな!よし、じゃあはい」
「…?え、なんで俺に?」
「ん?ウオッカがスカーレットに渡してやった方が喜ぶだろ?」
「………なんで?だってアイツはアンタが……あっいや!なんでもねえ!」
「?よくわからんが……スカーレットってウオッカのことが好きなんじゃないのか?」
(……はい??) - 2二次元好きの匿名さん21/10/30(土) 19:54:09
「はぁ!?な、なに言ってんだよ!!アイツが俺の事す、すすすきって、ンなわけ!!」
「だってトレーニングの休憩してるとき、ウオッカの話しかしてないぞ」
「は、ま、マジかよアイツ……で、でも俺とアイツはライバルだし……」
「でもそこから始まる恋だってあるぞ」
(な、何言ってんのよアイツ…!!あ、アタシが好きなのは…好きなのは……!!)
「アンタなんだからぁ〜〜!!!!」
「スカーレット!?お、おいアンタ、まずくねえか!?」
「ばかっ、ばかばかばか!なんで気づかないのよ!このおたんこにんじん!」
「ま、まあまあ落ち着けってスカーレット。気づかないってなんだ?」
「だ、誰がウオッカのことが好きですって!?コイツはコイツのトレーナーが好きなの!クラスの子みんな知ってるくらいバレバレなのよ!」
「そうだったのか?」
「な、なにバラしてんだお前!!お、俺はそんなんじゃ…ってクラスの奴らみんな知ってんのか!?嘘だろ!?」
「なんだ、そうだったのか。言ってくれたらお前のトレーナーの好きな物買ってたのに」
「言うわけねえだろ!アンタみたいな鈍感バカに!」
「ちょっとウオッカ!アタシのトレーナーはバカじゃないわよ!」
「えっ、わ、わりぃ……」
「とにかく!アタシが好きなのはアンタよ!わかった!?そのプレゼントは貰っとくから、今度水族館に連れてってよね!じゃ!」
「……行っちまった……なんだアイツ、俺の好きなやつまでバラしやがって……」
「なぁウオッカ……」
「あん?なんだよ、今更スカーレットが好きとか言うんじゃねえぞ。めんどくさいから」
「スカーレットさ、アンタが好きって言ってたけど、どっちだ?やっぱりウオッカなんじゃないのか?」
「……スカーレットも不憫だよな…まさかここまでとは俺も思わなかったぜ」
「どういうことだ?」
(い、言っちゃった……!アイツに好きって!ど、どうしよう明日から……!) - 3二次元好きの匿名さん21/10/30(土) 20:06:39
真っ赤なまま練習コースに顔を出したスカーレットがいつも通りのトレーナーにいつも通り接されるうちに「は?アレで伝わってないの?」と違う意味で顔が赤くなっていく翌日はどこですか
- 4二次元好きの匿名さん21/10/30(土) 20:19:27
これはクソボケトレーナー
- 5二次元好きの匿名さん21/10/30(土) 20:26:01
スカーレットはトレーナーが鈍すぎて全然進展しないけどウオッカはトレーナーとちゃっかり付き合い始めてそう
- 6二次元好きの匿名さん21/10/30(土) 21:05:29
栄養満点のクソボケ助かる
- 7二次元好きの匿名さん21/10/30(土) 21:07:26
てえてえ…
- 8二次元好きの匿名さん21/10/30(土) 21:09:24
クソボケがーっ!