- 1二次元好きの匿名さん21/10/30(土) 20:15:27
午後3時過ぎ。ランニングサイレンススズカの元に入った一本の電話が幕開けを告げた。
「はい、どうしたのゴールドシップ。……えっ!?」
それはチームメイトのゴールドシップからの応援要請だった。
「ええ…体重計測拒否…お腹の話になったら
急に逃げようとしたのね?」
応援要請を受けて寮の一室に駆けつけるスズカ。
そこにはチームスピカのウマ娘から職質を受ける一人のウマ娘の姿があった。
すぐさまウマ娘に職質を開始するスズカ。
スズカ「大丈夫?…お腹。結構膨れているようだけど」
スペ「何ですか!?何なんですか!?スズカさんまで呼んで!!」
ウオッカ「スペ先輩が怪しい事すっからいけないんすよ!」
ダスカ「何もないなら大丈夫ですから…」
スペ「何ですか何なんですか?私が前科者だから差別ですか!?」
スペは体重の計測と冷蔵庫内の捜索を断固拒否。スペには過去、減量中の買い食いの前科があった。 - 2二次元好きの匿名さん21/10/30(土) 20:16:01
テイオー「体重測らせてよ?大丈夫でしょ?」
スペ「まだレース2週間前じゃないですか!」
マックイーン「あと冷蔵庫の中も見せていただけます?」
スペ「何でそこまでしなきゃいけないんですか!!」
ゴルシ「見せらんねえ理由があんのか?」
スペ「嫌ですよ体重測られたり冷蔵庫見せるのなんて!!」
ダスカ「でもダイエット中なら体重にも問題ないですし、冷蔵庫にも変なもの入ってないですよね?」
スペ「それは……そうですけどぉ?」
スズカ「じゃあ見せてくれないかしら?」
スペ「いくらスズカさんのお願いでも……私だって見せたくないものくらいあります!」
スペは体重計測と冷蔵庫内の捜索を断固拒否。捜査官達に対して更なる対抗策に出る─
スペ「もういいですっ!トレーナーさん呼びますから!!」
ゴルシ「おう、いいぞ。呼べよ」
スペはトレーナーに電話をかけ始めた。
スペ「トレーナーさん……はい、今寮にいて……スピカの皆さんがいきなり私の部屋に押し入ってきて……体重測らせろって…あと冷蔵庫の中も見せろって言ってきてるんですよ……」
トレーナー「分かった…スズカに代わってくれ」 - 3二次元好きの匿名さん21/10/30(土) 20:16:32
スズカ「もしもしトレーナーさんですか?……はい、容疑はシャブで……はい、今度はシャブです」
スペ「なな、何を根拠にそんな……スズカさんまでテイオーさん達のいうことを信じて…」
トレーナー「スペ、体重測らせろ。冷蔵庫の中も見せてやれ」
スペ「トレーナーさんまでぇ……そんなに見たいんですか!皆さん!!毎朝食べるにんじんしか入ってないですよ!!」
テイオー「じゃあ、見せてよ」
スペ「見せません!!」
ウオッカ「フジ先輩とトレーナーから令状取ってきました!」 - 4二次元好きの匿名さん21/10/30(土) 20:16:54
ダスカ「さぁもう観念ですよ。スペ先輩」
スペ「……見せません!!」
ゴルシ「よし、お前らやるぞ」
スペ「ちょっと…マックイーンさん…!!触らないでっ!あっ、ちょっテイオーさん冷蔵庫は本当にダメですって……ああぁ〜〜っ!」
テイオー「シャブダー‼︎」
マックイーン「2kgのパックですわ!」
ウオッカ「葉っぱも見つかったぞ!!」
スズカ「やっぱり隠れて食べてたのね……。スペちゃん」
スペ「うぅ……だって、お母ちゃんが秋野菜を送ってきてくれて……食べなきゃダメになっちゃうし…」
ゴルシ「別に鍋を食ってもいいけど一人で食うなよ。つかお前食堂で3食食ってんだろ」
マックイーン「シャブ用の豚肉パックと葉っぱ(水菜と白菜)は押収しますわ」
テイオー「体重も3キロ増えてるじゃん!もーどんだけ食べたのスペちゃん……」
スズカ「気づかなかった私も悪いわ。一緒にダイエット頑張りましょう?スペちゃん」
スペ「うう゛っ……すみ゛ま゛せん゛っ!!」
捜査官達に囲まれスペはトレーナー室に向かう。彼女のダイエットが成功するかはまだ誰にも分からない……。 - 5二次元好きの匿名さん21/10/30(土) 20:30:20
しゃぶしゃぶ美味しいもんね…
- 6二次元好きの匿名さん21/10/30(土) 20:38:19
お母さんの野菜はね…
食べないといけないよね… - 7二次元好きの匿名さん21/10/30(土) 20:42:53
いいSSやった!
- 8二次元好きの匿名さん21/10/30(土) 21:07:40
オグリ編だと大阪府警みたいになりそう
- 9二次元好きの匿名さん21/10/30(土) 21:09:19
野菜だけ食ってりゃセーフだったのに