SS ウタ『…………』カタクリ『…………』2スレ目

[1 ？？？？？ 22/12/05(月) 18:35:04]

題名の通りSS ウタ『…………』カタクリ『…………』の2スレ目です。前回のスレを貼っておきますので、先にそちらを視聴する事を強く勧めます(これで見れるのかな？不手際がありましたらお知らせください。できる限り対応させていただきます)

https://bbs.animanch.com/board/1286016/?res=197

[2 二次元好きの匿名さん 22/12/05(月) 19:16:48]

保守

[3 二次元好きの匿名さん 22/12/05(月) 19:21:08]

保守
続き楽しみにしてます！

[4 二次元好きの匿名さん 22/12/05(月) 19:24:09]

立て乙です！
楽しみにしてます

[5 二次元好きの匿名さん 22/12/05(月) 19:40:19]

ほしゅ

[6 二次元好きの匿名さん 22/12/05(月) 20:17:39]

ほしゆー

[7 二次元好きの匿名さん 22/12/05(月) 20:18:00]

ほ

[8 二次元好きの匿名さん 22/12/05(月) 20:29:05]

立て乙

[11 1 22/12/05(月) 21:21:54]

カタクリ『随分強くなったな、ウタ』

スムージー『あぁ、2週間前とは比較にならないからな』

ウタ『あっカタクリ‼︎スムージー‼︎凄いでしょ‼︎この能力‼︎』

ウタ『凄く疲れるけど‼︎凄いでしょ‼︎』

カタクリ『わかってる。ここまでよく強くなったな、ウタ』ﾅﾃﾞﾅﾃﾞ

ウタ『えへへ〜』ﾌﾆｬ

ウタ『私も私も‼︎』

スムージー『そう急かすな………何と言うか、この状況に全く慣れないな……』

ウタ『ふにゃあぁ……』ｴﾍﾍ~

ミュークル『なんか動物みたいね………』

[12 1 22/12/05(月) 23:55:20]

スムージー『だがウタ、この能力はそう長くは持たないのだろう？』

ウタ『そこが問題なんだよねぇ、全然体力が足りなくて困ってるんだぁ』

カタクリ『覇気とは違って、体力自体は数週間程度では大して増えないからな』

スムージー『むしろ覇気や技術を2週間でここまで仕上げている方がおかしいからな………』

ミュークル『実際、ある程度兄さん姉さんたちと模擬戦ができてるぐらいだしね』

カタクリ『少なくとも、今以上に能力を完璧に使いこなせれば、体力は伸びなくても戦いは有利に運べるはずだ。後1週間、最後の調整に入るぞ。ウタ』

ウタ『うん‼︎』

[13 1 22/12/06(火) 00:20:11]

同時刻　万国遠海　海軍艦隊

赤犬『………各艦の配置は』

Tボーン『作戦参加の全艦、配置完了です‼︎』

赤犬『全艦発進、目標"万国"‼︎』

『全艦発進せよ。繰り返す、全艦発進せよ』『各艦指定の配置を維持、艦隊陣形を乱すな』『上陸部隊全30万の点呼及び上陸準備完了』『見張りは警戒"厳"となせ』『万国到着まで24時間の警戒体制に移行』『万国到着は1週間後を予定』

藤虎『ついに始まりやしたね………』

黄猿『海軍史上最大の作戦がねぇ』

赤犬『…………』

[14 1 22/12/06(火) 01:38:13]

センゴク『………始まったな』

ガープ『そのようじゃの……』

センゴク『ガープ、分かっていると思うが……今回の作戦はあの頂上戦争をも上回る一大作戦。頂上戦争のように味方を攻撃するような真似は絶対にするなよ』

ガープ『分かっとる………分かっとる……』

センゴク『……ハァ………今回は私と一緒だぞ、ガープ』

ガープ『………そうしてくれ…』

センゴク『少なくとも、私はお前の気持ちの表面しかわからん。お前と違って血のつながった家族はいないからな』

ガープ『………孫ができればお前も分かる。どんなに生意気な小僧でも、組織が違えど、孫は無条件に可愛いもんじゃ………』

センゴク『………………』

[15 1 22/12/06(火) 01:58:48]

同時刻　ホールケーキアイランド　ベッチのアジト跡

ヘルメッポ『コビー、本隊から通信だ』

コビー『なんと言ってますか？』

ヘルメッポ『作戦開始だとよ。取り敢えず今俺たちに出来る事は、相手さんの情報を本隊へ送るぐらいだ』

コビー『…………』

ヘルメッポ『………悩むのはいいが、仕事はしたほうがいいぞ』

コビー『……そうですね……そうしましょう』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

同時刻　ある海域

兵士『海軍の通信を傍受、作戦が決行された模様』

？？？2『………火蓋が切られたか』

？？？1『始まったのね』

？？？2『あぁ、そのようだ。どうする？』

？？？1『まだ待機よ、ギリギリまで機を見計らうわ』

[16 二次元好きの匿名さん 22/12/06(火) 08:04:03]

>>11

これもしかしてウタ増えてる？

[17 1 22/12/06(火) 12:01:59]

同時刻　サニー号

ロー『いいか、麦わら屋。今回はいつもみてぇな勝手な行動は絶対にするな。歌姫が拉致されている以上、黒足屋と違って自衛もできねぇ可能性もある』

ルフィ『あぁ、分かってる………』

ロー『お前らもだ。作戦通りに動かねぇなら、今すぐ帰ってもらう』

キャベンディッシュ『分かってる』

サイ『あぁ』

ロー『よし……作戦の内容だが………』

ヤマト『…………ねぇ、ルフィ……？』

ルフィ『うん？』

ヤマト『そのぉ……僕来てもよかったのかな？………って』

ルフィ『あぁ、戦えるやつは多い方がいいからな……後すまなかったな、無理やり乗せちまって……』

ヤマト『いいよそんな事‼︎友達を助けられないのは……辛いからね………』

[18 二次元好きの匿名さん 22/12/06(火) 12:09:43]

水を差すようで悪いが、前スレアンケでスレ主的には１投票の多さが意外だったとのことだけど、それってつまりは2になるのほぼ確定だと思ってたってことよね
それならアンケとる意味なかったのでは？

まあ、重箱の隅をつつくような戯言だから気になるなら削除しておくれ

[19 1 22/12/06(火) 12:21:26]

同時刻　ある海域

シャンクス『………………』

ミホーク『……今更父親の自覚が出たのか？』

シャンクス『………………』

ミホーク『12年前、俺は散々警告したはずだぞ』

シャンクス『………………』

ミホーク『………相変わらず、不器用な男だ』

[20 1 22/12/06(火) 12:25:28]

>>18

実はSSの構築してる時に、最初に浮かんだのが1の路線だったですよね。だけどみんな言ってたようにゴードンが戦闘に絡むって言うビジョンがあんまり浮かばなくて、結局決めかねたからアンケートをとったんです。なので個人的には1はないかなぁと思いながらやってました

[21 1 22/12/06(火) 13:38:30]

さらに数日後

カタクリ『ママたちの行方はわかったか？』

ミュークル『今のところ、全く………』

スムージー『………やはり、もう期待すべきではないか……』

オーブン『あぁ、海軍が来るまであと3日。ワノ国からじゃあもう間に合わん』

カスタード『私たちだけでここを守るしかないか……』

スムージー『改めて確認しておくが、私たちの目的はここ万国を海軍から最低限守り通す事。そして、ここに向かってくるであろう麦わら・赤髪のどちらかにウタを無事引き渡す事だ』

オーブン『指示を出したママがいない以上、ウタを置いて敵を増やす理由はねぇからな』

カスタード『でも大将や元帥を相手に、国土を全て守るなんて無理よ？ただでさえ統治すら苦労してるんだから』

ミュークル『それに、各島にいる住民の避難先もまだ確保できてない………このままじゃあ無関係の住民まで巻き込まれるわ』

スムージー『その件だが、万国外周に位置する全ての島を独立させ、非武装化した上で避難先にすれば解決できる』

カスタード『その方が良さそうね………これから忙しくなるなぁ』

カタクリ『艦隊戦力はどうなっている？』

オーブン『突貫作業で再建している。海軍が来るまでに回復は出来る見通しだ』

[22 1 22/12/06(火) 13:48:58]

ミュークル『そういえば、ウタはどうなの？海軍が来たらゴードンと一緒に裏から脱出させるって話だけど？』

スムージー『すでに話している。最低限実力も身についているから、ホールケーキアイランドからの脱出自体は容易なはずだ』

カスタード『それもそうなんだけど、麦わら……特に赤髪に会う準備はできてるの？』

カタクリ『…………かなり微妙なラインだ』

スムージー『愛されていた事実は理解しているようだが、まだその愛情を受け入れきれていないようだ………12年も会わなかったのだから、当然ではあるが……』

カタクリ『そのためにも、俺たちはできる限りの事をするだけだ。その先の選択は……ウタに任せればいい』

オーブン『…………話は少しそれるが、肝心の麦わら・赤髪の動向はわかっているのか？』

ミュークル『麦わらは配下を集めてるって話だけど、詳しい位置はわからない。赤髪もカライ・バリ島に立ち寄ったところまでは確認できたけど………』

[23 二次元好きの匿名さん 22/12/06(火) 16:30:28]

ウタが解放の流れで安心・・・

[24 1 22/12/06(火) 16:34:38]

スムージー『どちらも詳細は分からんか………タイミングによっては海軍・麦わら・赤髪の3勢力が同時にここを攻める事もあり得るな……』

オーブン『もしそうなっちまったら、俺たちは終わりだ』

カスタード『ママ達がいても手に余るよそんなの………』

ミュークル『でもさぁ、最悪麦わらと赤髪はそのまま放置してもいいんじゃない？どのみち、先についた方にウタを引き渡すわけだし』

カタクリ『あぁ、だから俺たちの相手は海軍だ』

スムージー『海軍の迎撃に関してだが……艦隊の指揮はカスタード姉さんとオーブン兄さんの2人に任せたい』

カスタード『任せて‼︎前回何もできなかった事の雪辱を晴らすいい機会よ‼︎』

オーブン『わかった‼︎何隻も沈めて、海軍に目に物を見せてやる‼︎』

カタクリ『ミュークルは離脱するウタ達の援護だ。逃げに徹すれば負けはしないだろうが、例の英雄たちが来ないとも限らん』

ミュークル『わかった』

[25 二次元好きの匿名さん 22/12/06(火) 16:44:44]

>>19

マジでミホークに叱られろ

[26 1 22/12/06(火) 17:41:03]

同日　深夜　海軍艦隊

黄猿『………入っていいよぉ』

藤虎『失礼しやす』

黄猿『どうしたんだ〜い？君が自分から尋ねてくるなんて、珍しい事もあるもんだねぇ』

藤虎『少し、聞きたいことがありやして』

黄猿『わざわざこんな時間に聞きにくるなんて、よっぽど聴かれたくないんだねぇ』

藤虎『えぇ、出来れば2人で話したかったんで』

黄猿『それで〜？聞きたい事って何だ〜い？』

藤虎『………………』

黄猿『………………』

藤虎『…………あんたの目には、今回の作戦に正義があるように見えやすか？』

[27 1 22/12/06(火) 19:56:01]

黄猿『…………正義ねぇ』

藤虎『…………』

黄猿『……政府から見れば、正義はあると思うけどねぇ？』

藤虎『あっしは、政府の見解なんざ興味ありやせん。聞きてぇのは…………アンタの意見だ』

黄猿『………わっしからしてみれば、海軍の上に立つ政府が悪と見做せば、それは悪だと思うけどねぇ。君は違うのか〜い？』

藤虎『えぇ、確かにあっしらの上司は世界政府だ………だが、政府は万能でもなきゃあ、神でもありやせん。アラバスタやドレスローザを見りゃあ誰であれ分かりやす。無条件に従うのは危険じゃありやせんか？』

黄猿『………つまり、今回の作戦も何か裏があると思ってるのか〜い？』

藤虎『えぇ、現に………海兵に上手く紛れ込んでいやす』

黄猿『流石に気づくよねぇ、何人か"見ない顔"がいるの』

藤虎『これだけ海軍を動かしておきながら、政府は自分たちの懐刀を使っていやす………何か不都合でもなきゃあ、ここまでしやすかね？』

[28 1 22/12/06(火) 21:10:29]

黄猿『う〜〜〜ん………まぁそう捉える事もできるねぇ。だけど、トットムジカはどうするんだ〜い？アレを放置するわけにはいかんでしょ〜』

藤虎『聞いた話じゃあ確か、トットムジカは特殊とはいえ楽譜………楽譜そのものの破壊は可能じゃありやせんでしたか？』

黄猿『事前会議ではそう言われていたねぇ。でもぉ、それも確実とは言えないからねぇ』

藤虎『つまり、試す価値があるという事でしょう？』

黄猿『そうだねぇ………その辺どうなんだ〜い？サカズキ〜？』

[29 二次元好きの匿名さん 22/12/06(火) 22:18:03]

エミュ上手で読みやすい

[30 1 22/12/07(水) 01:57:20]

赤犬『…………』

黄猿『聞き耳立ててないで、君の意見を聞きたいんだけど？』

赤犬『………事前会議の話は裏が取れちょる。エレジアの地下に壁画と書籍に記録が残っとったようじゃ、政府は例の事件以前から知っとったようじゃがのう』

藤虎『して？楽譜は破壊できるんで？』

赤犬『わからん、そもそも記録自体が古い。古文らしく過大な表現ばかりでどれが事実かも、まだはっきりしとらんのじゃ』

黄猿『楽譜が残ってる以上、今まで誰もやってないって事だからねぇ』

赤犬『藤虎の言う通り……試す価値はあるじゃろうが、そんな流暢にやってられるほどわしらも暇じゃないんじゃ』

[31 二次元好きの匿名さん 22/12/07(水) 04:30:23]

続きが凄く楽しみ

[32 二次元好きの匿名さん 22/12/07(水) 06:23:58]

待機

[33 1 22/12/07(水) 10:26:35]

同艦　ある個室

センゴク『調べる？エレジアの一件をか？』

ガープ『あぁ、正直納得しとらんからのぉ。政府が何か隠しとるはずじゃ』

センゴク『やるなら好きにすればいいが、どうやって調べるつもりだ？前にも言ったがゴードンに聞くのは現実的では………』

ガープ『たしか、救助部隊にはコビーがおったはず。アイツに事情を聞かせよう』

センゴク『次世代の英雄………赤髪同様、頂上戦争を止めた立役者の1人か……』

ガープ『最悪、歌姫が死んでもゴードンは任務の対象外。本人には酷じゃが、護送中に聞いてもらうかの』

センゴク『いや、それは難しいだろう』

ガープ『どう言う事だ？』

センゴク『………ゴードンは本来…………３〜4年前に死んでいるはずの男だからだ』

[34 1 22/12/07(水) 10:57:34]

ガープ『どう言う意味じゃ……1から説明せい』

センゴク『………12年前のあの日、海軍は生存者捜索や遺体の死因解明のため、衛生兵による大規模な派兵を行った。結果、生存者は国王含めた2名のみ………ほとんどの死因は焼死や圧死だった。そして……生存者である国王が、事件とは無関係の不治の病を患っていた…………』

ガープ『……………』

センゴク『だが、その時点ではまだ初期段階………適切な治療を行えば、除去出来る範囲だった。もしそれをしなければ………持って７〜8年と診察した軍医は判断した。しかし国王はあの場に留まる判断を最後まで曲げる事はなかった…………『彼女を置いて行きたくない』『国が滅んでも国王は残り続ける義務がある』そう言って軍医達の説得を聞こうとしなかった』

ガープ『……………』

センゴク『結果、海軍は遺体処理を終えるとエレジアから撤退した。持病持ちの国王と、10歳に満たない子供を置いて…………だが、今日に至るまでゴードンは生きている。何か………精神的な支えがあったはずだ』

ガープ『それが……歌姫か………』

センゴク『…………もしゴードンが歌姫の死を知れば、支えを失い………持病の悪化で歌姫の後を追うことになるだろう………政府が標的を歌姫のみ限定したのは、そこまで見通しての事だろう』

[35 二次元好きの匿名さん 22/12/07(水) 19:01:17]

ゴードンさん死なないよな？
ローもチョッパーもいるし大丈夫だよな？

[36 1 22/12/07(水) 19:19:32]

ガープ『……………』

センゴク『だが、そんな淡い期待を抱くほど政府も甘くはない。海軍とは別の"第二の矢"を放っているはずだ………こんな状態では、腰を下ろして話を聞く事もできん』

ガープ『……………』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

同時刻　麦わら大船団　サニー号

ロー『ロボ屋、装置の出来はどうだ？』

フランキー『スーパー任せとけ‼︎当日までには完璧に仕上げてやるぜ‼︎』

ロー『今回の作戦はロボ屋の技術に大きく依存する。頼んだぞ』

フランキー『了解‼︎』

ロー『………麦わら屋』

ルフィ『どうした？トラ男』

ロー『作戦は頭に入ったか？』

ルフィ『あぁ、全部叩き込んだ』

ロー『よし、ならもう一度お浚いだ』

[37 1 22/12/07(水) 20:30:55]

ロー『まず俺たちは、海軍が万国に侵入した後に侵入する。ビックマム海賊団にとって1番の敵は海軍……戦闘が始まれば反対側にいる俺たちには気づかないはずだ』

ルフィ『あぁ……』

ロー『侵入した後は万国を構成する各島々を俺と傘下たちが攻撃してお前らから気を逸らす。その後、お前らはクードバーストで一気にホールケーキアイランドまで飛ぶ』

ルフィ『その後、ウタを助けてこっちに帰るんだったな』

ロー『あぁ、それでいい。ロボ屋がクードバーストの改良が終えたら連絡しろ』

ルフィ『わかった…………トラ男』

ロー『何だ？聞きたい事でも』

ルフィ『ありがとうな、協力してくれてよ』

ロー『…………気まぐれだ』

ルフィ『………………ウタ…』

[38 1 22/12/07(水) 22:30:16]

同時刻　ホールケーキアイランド

ウタ『もう行っちゃうの？』

オーブン『あぁ、そろそろ行かないと海軍との接触がここと近くなりすぎるからな』

カスタード『だから、ウタちゃんとはここで一旦お別れ』

ウタ『…………帰ってくるよね？』

カスタード『…………もちろん‼︎……それに、私たちが帰ってきた頃には、ウタちゃんは幼馴染か親のところに行けるんだから。元気出してよ‼︎』

ウタ『………………』

オーブン『…………ハッハッハッハッ‼︎何を心配してやがる‼︎お前をここまで鍛えてきたのは誰だと思ってんだ？元四皇ビックマム海賊団の精鋭達だぜ⁉︎たとえ負けたとしても、死にはしねぇよ‼︎』

ウタ『‼︎…………うん‼︎』

オーブン『カタクリ、あとのことは頼んだぞ』

カタクリ『任せろ。カスタード、状況は逐次報告しろ』

カスタード『わかってるって‼︎じゃあ行こう‼︎』

オーブン『おう‼︎』

ウタ『……………』

そう言うと2人は、近くで止めてあったカスタードの船に飛び乗った。2人が指示すると、船は暗い海を進んでいった………

[39 1 22/12/08(木) 00:12:20]

カスタード『取り敢えず、艦隊の指揮は私がやるから。前衛は任せたよオーブン兄さん‼︎』

オーブン『任せとけ‼︎さぁいつでも来い海軍‼︎1隻たりとも生かして返さねぇぞぉ‼︎』ﾎﾞｰ!!

カスタード『ちょ‼︎オーブン兄さん‼︎ここで熱くならないでよ‼︎船が燃えるって‼︎』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ウタ『…………なんか、オーブンって凄いんだね…』

カタクリ『何やってるんだアイツ……』

ミュークル『いい感じに別れたのに、雰囲気台無しだね』

スムージー『味方を真っ先に燃やしてどうする……』

ウタ『アハハハ………』

[40 二次元好きの匿名さん 22/12/08(木) 09:21:18]

保守

[41 二次元好きの匿名さん 22/12/08(木) 09:31:15]

ウタからすると、万国の人たちは普通にお世話になった相手でしかないもんなあ
ルフィが迎えに来ても、すんなり応えられるかどうか

[42 1 22/12/08(木) 13:34:50]

ゴードン『……………』

カタクリ『……………』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

その夜

ゴードン『……………ハァ……』

私は……まだウタに全てを話せないでいる……そんな私がとても嫌になってくる。いつかは知られる事、自分の口から言うべきなのに………これでは…………

ゴードン『…………どうすれば…』

カタクリ『正直に話す事だ』

ゴードン『っ…………気づいていたのか……』

カタクリ『俺だけじゃない、兄弟達も薄々勘付いている。あくまで憶測ではあるがな』

ゴードン『………今更言って、ウタは許してくれるだろうか………？』

カタクリ『…………それは、お前が1番わかっているはずだ』

ゴードン『……………』

カタクリ『お前がどう選択するかは自由だ。せいぜい、悔いのないようにやる事だ………』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

それだけ言うと、カタクリは部屋を出て行った………自由………か………………

[43 1 22/12/08(木) 15:15:25]

2日後

カタクリ『……………もう夜か』

スムージー『ここにいたのか兄さん、何をしてたんだ？』

カタクリ『少し練習をしていた、まだ慣れてなくてな』

スムージー『そうか、それより兄さん。全ての準備が整ったぞ』

カタクリ『……そうか』

スムージー『あぁ、市民の避難もついさっき完了した。プリンやブリュレ姉さんたちも既に避難済みだ』

カタクリ『……後は待つだけか……』

スムージー『やれる事はやった、後は私たち次第だ』

カタクリ『わかった、お前はもう休め。明日はこれまでになく忙しくなる』

スムージー『そのつもりだ、兄さんも早く休んだ方がいいぞ』

カタクリ『あぁ………』

[44 1 22/12/08(木) 16:17:42]

ウタ『…………』

みんなが寝静まってる中、私は眠れずにいた………何と言うか……今まで感じた事のない不安があった。ほんとにシャンクス達は来てくれるのか………そもそもルフィは、私の事覚えてるのか………全部が不安に包まれた感覚がして、全然眠れない。明日は大切な日なのに………そうしてると、部屋の扉が静かに開けられた……

カタクリ『まだ起きていたのか』

ウタ『………ごめん、なんか眠れなくて……』

カタクリ『不安なのか？』

ウタ『……ハハハ…すごいよね、カタクリって。何も言ってないのに言い当てちゃうんだから……』

カタクリ『お前の倍以上生きているからな。それに、兄弟達が多いとこう言う事もよくある』

ウタ『…………私ってほんとに愛されたのかな……？』

カタクリ『…………』

ウタ『シャンクス達は、ほんとは私の能力が怖くて置いていったんじゃないかな………違うのは分かってるけど……12年も会ってないんじゃ、わかんないよ……』

本当にわからない……上手く表現できない不安で押しつぶされそうだった。すると………

ウタ『えっ………』

カタクリ『………………』

ウタ『………なんで抱きしめてるの……？』

[45 二次元好きの匿名さん 22/12/08(木) 16:19:50]

>>44

流石は兄貴…お前がお兄ちゃんランキングNo.1だ

[46 1 22/12/08(木) 16:31:07]

カタクリ『………俺はお前じゃない。話を聞いたからと言って解決してやれない………俺にできるのは、こうやってお前を落ち着かせる事ぐらいだ………迷惑だったか……？』

ウタ『………うんうん、ありがとう……こんなに温かく抱きしめられるの、すごく久しぶり………』

カタクリ『…………麦わらは、必ず来る……‼︎赤髪も、絶対に………‼︎』

ウタ『………ありがとう……カタクリ……』
・
・
・
スムージー『…………寝たか？』

カタクリ『あぁ、ぐっすり眠っている』

スムージー『フフフ……どこまでも手のかかる奴だな』

カタクリ『……フッ………そうだな』

[47 二次元好きの匿名さん 22/12/08(木) 22:14:53]

ほしゅ

[48 二次元好きの匿名さん 22/12/08(木) 22:19:57]

カタクリとスムージーがめちゃくちゃあったかい…

[49 1 22/12/08(木) 22:39:34]

同時刻　ある海域

？？？1『………時間ね』

？？？2『そうだな』

？？？1『総員、戦闘配置‼︎急速浮上‼︎』

兵士『総員戦闘配置につけ‼︎』

兵士『浮上開始‼︎海面到達まで後30秒‼︎』

？？？1『留守の間は頼むわよ』

兵士『はっ‼︎ご武運を‼︎』

兵士『浮上‼︎』

？？？1『上陸部隊及び見張り員、甲板へ急げ‼︎』

見張り員『………索敵完了‼︎周囲20kmの海域に不明船確認できず‼︎』

？？？1『…………行くわよ……総員、月歩を用いて上陸する‼︎目標"ホールケーキアイランド"』

[50 二次元好きの匿名さん 22/12/09(金) 08:03:23]

ほ

[51 二次元好きの匿名さん 22/12/09(金) 08:07:28]

保守

[53 1 22/12/09(金) 08:37:58]

同時刻　ホールケーキアイランド　ベッチのアジト跡

コビー『改めて自己紹介をさせていただきます。海軍本部大佐のコビーです』

ヘルメッポ『同じく本部少佐、ヘルメッポだ』

スモーカー『中将のスモーカーだ』

たしぎ『大佐のたしぎです』

イスカ『少尉のイスカです』

コビー『現地点を持って、部隊の指揮権をスモーカー中将に移譲します』

スモーカー『わかった。で？歌姫の状態は？』

コビー『1ヶ月前に一度接触はしたのですが……ビックマム海賊団より我々の事を警戒しており、その心情は把握できていません………』

イスカ『我々を？海軍だと分かっていてもですか？』

ヘルメッポ『あぁ、一緒に拉致されたゴードン氏の後ろでこっちを見てたよ。ありゃあどっちも正常な判断だった』

スモーカー『洗脳でもされたか？………拉致事件じゃあよくある事だが』

たしぎ『ですが、コビーさん達が接触したのは事件発生から2週間以内です。洗脳にしては早すぎます』

スモーカー『相手は元四皇、あまり常識で語らねぇ方がいいかもな』

コビー『………………』

[54 1 22/12/09(金) 10:33:20]

同時刻　海軍艦隊　ある部屋

センゴク『ガープ、このキノコをよく覚えておけ』

ガープ『そりゃあ確か……』

センゴク『ネズキノコだ』

ガープ『そのネズキノコがどうしたんじゃ』

センゴク『ネズキノコは、その筋で知らないものはいないとまで言われるほどの危険なキノコだ。１つ食べれば、数時間は眠らなくなる。そして副作用として、感情のコントロールが効かなくなり崩壊していく………』

ガープ『……………』

センゴク『即効性が高く、1口でも食べればすぐさま脳に影響を与える。10個も食べれば、たとえ解毒剤を摂取したとしても死は免れない。その危険性の高さから、どんな料理人でも活用すらせずに捨てるほどだ』

ガープ『……………』

センゴク『過去に実施された調査によると、トットムジカは楽譜の状態でも意思を持つ。自身の近くにウタウタの能力者がいると分かると、周辺の環境を操作して、このネズキノコを意図的に群生させるらしい。万国はその気候上、ネズキノコはおろか他のキノコですら自生しにくい。コイツが群生していた場合は近くにトットムジカと歌姫がいると判断して間違いないはずだ』

ガープ『………自身の歌を歌わせるためか…』

センゴク『あぁ、ウタウタの能力は別世界を制作・維持した上で現実世界での活動を可能とする唯一の能力。どれだけ屈強な者であっても、トットムジカが最終形態に至るまでの時間は稼げない。数百年前から存在していながら、今まで2度しか復活していない事がその証明になっている』

ガープ『………随分性悪じゃのぅ』

センゴク『………私に言わせれば、歌姫よりトットムジカの破壊を優先すべきだと考えている。歌姫はたった2年でここまでの影響力を持った。あの白ひげですらなしえなかった事だ………世界の均衡は今や、歌姫と"富士黒刀"によって維持されていると言っても過言ではない』

[55 二次元好きの匿名さん 22/12/09(金) 18:26:26]

ほ

[56 1 22/12/09(金) 21:09:32]

ガープ『富士黒刀………最近新世界で名を上げとる賞金稼ぎか………』

センゴク『海楼石で出来た短刀を使う双剣使いをリーダーに添えた、総勢200名からなる戦闘団……巨大な潜水艦で常に移動し続け、特定の位置に止まらない。出会った海賊船を身栄えなく襲い、1人残らず始末すると言う………反対に、非加盟国や海賊に襲われた国を無償で復興を手伝っている。負傷者がいれば手当てをし、食料がなければ提供する………そして、戦う術を持たない場合はそれを教える』

ガープ『……まるで………海軍じゃの』

センゴク『実際、非加盟国からは第二の海軍とまで言われるほどの影響力を持っている。政府が秘密裏に一種の"契約"を結んだ最初の賞金稼ぎでもある』

ガープ『契約？』

センゴク『………必要物資を提供する代わりに、非加盟国の状況を逐次報告すると言う内容だ。まぁ政府御用達のスパイといったところだ』

ガープ『……世界は広い、非加盟国全てにCPは置けんと言うわけか』

センゴク『そう言う事だ。もし歌姫が死ぬことになれば、白ひげ以上の混乱が起きる事は自明の理……富士黒刀だけでは、到底歌姫の埋めていた空白を埋める事はできん』

ガープ『…………』

[57 1 22/12/09(金) 21:50:04]

翌日　万国外洋

海兵『見張りの者より報告‼︎前方にビックマム海賊団の大艦隊を捕捉、前衛にシャーロット・オーブンの姿を確認したとの事です‼︎』

モモンガ『……やはり前衛はビックマムの子供か…‼︎』

兵隊『オーブン様‼︎最前列の軍艦にモモンガ中将を確認しました‼︎』

オーブン『お前ら‼︎気合いを入れろ‼︎旧四皇の意地を見せつけてやれ‼︎』

電伝虫(カスタード)『オーブン兄さん‼︎派手にやってよ‼︎』

オーブン『任せとけ‼︎後はお前の合図だけだ‼︎』

モモンガ『全艦、砲撃開始‼︎』

カスタード『撃て‼︎』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

海兵『前衛艦から報告、万国勢力と交戦を開始したとの事です‼︎』

黄猿『ついに始まったねぇ』

藤虎『さて……この戦い、お天道様はどっちに付きやすかね………』

赤犬『……………』

[58 1 22/12/09(金) 22:32:30]

ドーン‼︎ドーン‼︎うわぁぁぁぁ‼︎

海兵『撃てーー‼︎海賊達を討ち取れー‼︎』

兵隊『撃ち返せ‼︎一隻たりとも通すな‼︎』

オーブン『熱海万来‼︎』

ドーン‼︎

海兵『船体に穴が………‼︎浸水を食い止めっ熱‼︎』

海兵『何て熱だ‼︎離れろ‼︎火傷じゃ済まないぞ‼︎』

海兵『浸水が止められない‼︎海に飛び込め‼︎沈没に巻き込まれるぞ‼︎』

海兵『だめです‼︎海が沸騰していて、危険です‼︎』

オーブン『海にいる限り、俺からは逃げられねぇぞ‼︎』

モモンガ『そこまでだ‼︎』

オーブン『うおぉぉぉ‼︎』ｶﾞﾝ!!

モモンガ『これ以上、貴様の好きにはさせん‼︎』

オーブン『モモンガ中将か、中将の中でも上積みと聞く……相手にとって不足はねぇ‼︎』

モモンガ『ほざくなあぁぁぁ‼︎』

[59 二次元好きの匿名さん 22/12/10(土) 06:56:26]

保守

[60 1 22/12/10(土) 11:54:31]

同時刻　麦わら大船団

ロー『始まったか、麦わら屋』

ルフィ『あぁ、行くぞ…………フランキー』

フランキー『任せとけ……しっかり捕まってろよ、クードバーストーー‼︎』ドオォォォォン‼︎

ロー『よし、行ったな』

バルトロメオ『さぁ‼︎ルフィ先輩のお役に立つべぇ‼︎』

[61 1 22/12/10(土) 14:15:05]

同時刻　ホールケーキアイランド

ミュークル『カスタード姉さん達が始めたよ‼︎』

カタクリ『始まったか………』

スムージー『……大丈夫だ、あの2人なら死ぬ事はないはずだ』

カタクリ『あぁ、問題なのは………』

ウタ『……Zzzz……Zzzz………』

ミュークル『いつまで寝るつもり何だろうね？』

スムージー『…………まぁ、寝るのが遅かったからな……仕方がない』

ゴードン『すまない……本来なら私がやるべき事だったのだが……』

カタクリ『お前は無理をするな』

スムージー『全くだ、この中で1番重症なのはお前だぞ？』

ゴードン『……………』

スムージー『……ハァ……義親子揃って手のかかる奴らだ……』

[62 1 22/12/10(土) 14:37:12]

クラッカー『何だ？ウタの奴まだ寝てるのか？』

カタクリ『傷は治ったのか？』

クラッカー『あぁ、安静にして何とか間に合った』

ミュークル『いつになったら起きるんだか……』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

同時刻　ホールケーキアイランド　ベッチのアジト跡

スモーカー『本隊がおっ始めたな、行くぞ』

コビー『えぇ』

たしぎ『兵隊達が巡回しています。注意を』

イスカ『………………』

たしぎ『イスカさん？』

イスカ『………………』

スモーカー『おいイスカ、任務に集中し………』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

彼らの目線の先には、空から飛んでくるある海賊船が映っていた

[63 1 22/12/10(土) 17:24:28]

スモーカー『ありゃ……麦わらか‼︎』

イスカ『船が………飛んでる……‼︎』

たしぎ『あんな事ありえるんですか⁉︎』

コビー『ルフィさんまで来るなんて……今回の一件、歌姫だけじゃ済まなくなりましたね………』

ヘルメッポ『取り敢えず本隊に報告しとくか……』ｺﾞｿｺﾞｿ

たしぎ『………ちょっと、コビー君⁉︎』

コビー『どうしましたか？』

たしぎ『随分冷静ですね⁉︎』

コビー『いえ、僕たちは一度飛ぶ所を見てますから』

ヘルメッポ『あぁそうだ、今ホールケーキアイランドに麦わらの船が………』
↑
ウォーターセブンで実際に飛ぶのを見ている2人

たしぎ『そっそうですか……』

[64 二次元好きの匿名さん 22/12/11(日) 00:39:39]

保守

[65 二次元好きの匿名さん 22/12/11(日) 00:42:26]

ルフィが来てもウタ寝てそうだ

[66 1 22/12/11(日) 00:48:46]

10分後

カタクリ『……………起きないな』

スムージー『出来れば、もう起きて欲しいんだが………』

ミュークル『でも無理やり叩き起こして、不調になったら元も子もないし………』

カタクリ『待つしかないか…………っ』

ゴードン『どうかしたのか………？』

カタクリ『………少し用事を思い出した。しばらく出る』

スムージー『………いや、私も出る』

クラッカー『俺もだ』

カタクリ『…………わかった。ミュークル、ウタ達から目を離すな』

ミュークル『…………わかった、任せて‼︎』

カタクリ(ウタ…………先に謝っておく。いくらお前でも………これは譲れない)

そうして俺たちは、ウタがいる部屋から出た

[67 1 22/12/11(日) 02:47:07]

カタクリ『………………ついてくる必要はなかったぞ』

クラッカー『俺らが行かなかったから、相当無茶する気だったんだろ？』

カタクリ『……………』

スムージー『麦わらが来たんだろう？』

カタクリ『……あぁ、直感だが』

スムージー『………麦わらと一騎打ちがしたいんだろ？なら、ついてきている一味は私たちが時間を稼ぐ』

クラッカー『その間にケリつけてくれよ。もっとも、俺も一度負けた雪辱戦なんだがな。ハッハッハッハッハッ‼︎』ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

スムージー『フフフ……それを言うなら私も同じだな。騙されて逃げられた分、クラッカー兄さんよりも重いが……』

カタクリ『…………すまない』

スムージー『水臭いぞ。兄妹なのだからこれぐらいはさせてくれ』

クラッカー『今の状況で、俺たちに出来ることなんてこれぐらいだからな』ﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝﾊﾟﾝ

カタクリ『……頼んだぞ』

[68 二次元好きの匿名さん 22/12/11(日) 11:31:17]

ほしゅ

[69 二次元好きの匿名さん 22/12/11(日) 14:11:53]

ウタさんそろそろ起きないと世話になった恩人と大事な幼馴染がガチンコバトル始めちゃいますよ！

[70 1 22/12/11(日) 17:51:25]

スムージー『だが、海軍が迫っている以上……決着がつくまでとはいかないが……』

クラッカー(鎧)『あらかじめ時間を決めておくべきだろうな』

カタクリ『…………30分、30分でけりをつける………‼︎』

クラッカー(鎧)『大丈夫なのか？………以前は数時間やり合っていたようだが』

カタクリ『俺たちの相手は麦わらだけじゃない。大将や元帥も相手するんだ………体力は温存しておくべきだ』

スムージー『なるほど………まぁ30分なら時間を十分稼げるだろう』

クラッカー『それで？麦わらは今どこにいるんだ？』

カタクリ『……………すぐそこだ』

[71 1 22/12/11(日) 18:57:05]

スムージー『…………』

クラッカー(鎧)『…………』

カタクリ『…………』

皆、部屋から少し離れた場所で、ただ目の前の扉を注視していた。俺だけじゃない………皆、麦わら達がすぐそこにいることに気づいたんだろう

カタクリ『……無理はするなよ』

スムージー『フッ……わかっている』

クラッカー(鎧)『俺たちの目的は時間稼ぎだからな』

カタクリ『…………来るぞ』

ドォーーン‼︎

目の前の扉が吹き飛ばされた。そしてその先には……奴らがいた

カタクリ『………待っていたぞ……麦わら……‼︎』

[73 二次元好きの匿名さん 22/12/11(日) 23:23:53]

wktk

[74 1 22/12/12(月) 00:14:05]

カタクリ『……………』

歩いてくる麦わら達を見て、俺は確信した……コイツ、確実に強くなっている……それも、以前とは比較にならないほどに……‼︎
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

スムージー『……………？』

あの女は何だ……？麦わらの一味にあんな奴はいなかったはずだが……服装からして、ワノ国から連れてきたのか？
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

クラッカー(鎧)『……………』

ウタとの訓練で新たらしい能力の使い方ができた………あの泥棒猫の雨もこれでどうにかなる……問題は……ジンベエか………
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ルフィ『………………ウタは何処だ』

[75 二次元好きの匿名さん 22/12/12(月) 07:00:00]

ヤマトいるのか

[76 1 22/12/12(月) 08:34:43]

カタクリ『海賊なら、やるべき事はわかるはずだ。麦わら』

ルフィ『あぁ………そうだな‼︎』

カタクリ『‼︎』

そういうと麦わらは地面を蹴って単身で突っ込んできた。そして俺は驚いた、麦わらの腕を見て……

カタクリ『っ⁉︎覇王色を纏うか……‼︎相当強くなったようだな。だが……‼︎』

そして俺は、右手に覇王色を纏わせた

カタクリ『強くなったのはお前だけじゃない……‼︎』

ドォン！！

互いのパンチが衝突……いや、実際には直接触れてはいない。互いの覇王色同時がぶつかった

[77 二次元好きの匿名さん 22/12/12(月) 18:23:58]

保守

[78 1 22/12/12(月) 19:35:45]

サンジ『あの馬鹿‼︎先走るなってトラ男にも散々言われてただろうが‼︎』

ゾロ『今更だろ、俺たちも行くぞ‼︎』

スムージー『そうはさせん‼︎』

クラッカー(鎧)『お前達の相手は、俺たちだ‼︎』

ジンベエ『皆気をつけろ‼︎こやつら手強いぞ‼︎』

ナミ『二手に別れるわよ‼︎いくら元四皇の幹部でも、5対1なら何とかなるわ‼︎』

一味『了解‼︎』

[79 1 22/12/12(月) 19:36:32]

スムージー『お前達が私の相手か……兄さんのところへは行かせん‼︎』

ゾロ『意地でも退いてもらうぜ……足長女‼︎』

ヤマト『君を倒して、ルフィのところへ行く‼︎』

チョッパー『早く行かないといけないのに………‼︎』

ブルック『無理やりにでも通させてもらいます……‼︎あと………パンツ見せてもらっ』ﾊﾞｼ!!

ロビン『こんな時にやめて』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

クラッカー(鎧)『四皇のなんたるかを教えてやる‼︎』

サンジ『結構歯応えがありそうだな……‼︎』

ナミ『気をつけて‼︎ソイツほんっっっっとに硬いから‼︎』

ジンベエ『奴の弱点は水……ナミ‼︎お前さんが要じゃあ‼︎頼んだぞ‼︎』

ウソップ『援護は任せろ‼︎いつでもぶっ放してやる‼︎』

フランキー『アウ‼︎援護は任せとけ‼︎』

[80 1 22/12/12(月) 19:41:07]

バチッ‼︎バチバチ‼︎バチ‼︎

ルフィ『……グ‼︎……グググググ…‼︎』

カタクリ『……………‼︎』

互いの覇王色がぶつかり合い、黒い雷が絶えず出てくる………やはりお前は……‼︎

ルフィ『うおぉぉぉ‼︎』

カタクリ『はああぁぁぁぁ‼︎』

ドォン‼︎

ルフィ『うわっ‼︎』

カタクリ『くっ‼︎』

互いに押しきれず、2人とも後ろに吹き飛んだ………本当に覇王色を纏えるようだな……予想はしていたが、本当に習得していたとは。つくづくお前は、俺の期待に応えてくれる………‼︎だが……あまり冷静じゃねぇな………こんな状態なら当然か……

カタクリ『…………ウタは無事だ。どう決着が着こうと、お前達に引き渡す』

ルフィ『……………』

カタクリ『だが………俺はもう一度、お前と戦いたかった‼︎これだけはどうあっても譲れん‼︎』

ルフィ『……そうか、ウタは無事なんだな…………』

[81 1 22/12/12(月) 20:06:37]

カタクリ『…………』

ルフィ『やっぱカタクリだな‼︎ありがとう‼︎』ﾆｼｼｼ

カタクリ『……………海軍も来ている。30分だけ、付き合ってもらうぞ』

ルフィ『わかった‼︎ウタを預かってくれたからな‼︎』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

麦わらは笑いながら構える。少し短いが、これで思う存分やれる………‼︎

カタクリ『………行くぞ、麦わら‼︎』

ルフィ『おう‼︎』

[82 二次元好きの匿名さん 22/12/12(月) 20:28:35]

ベストコンディションのルフィと戦うためにウタの無事を伝えたんだな
さすがカタクリお兄ちゃん 世界一かっこいいぜ

[83 1 22/12/12(月) 20:33:17]

同時刻　ビックマム海賊団

オーブン『うおおおぉぉぉぉ‼︎』

モモンガ『はあぁぁぁぁ‼︎』

ガン！！

オーブン『っち‼︎』

モモンガ『しぶとい………‼︎』

オーブン『お前こそな………ハァ……ハァ……っ⁉︎』

後ろから、すげぇ覇気を感じた俺は思わず後ろ……ホールケーキアイランドを見た。そこには空を覆っている雲が、ホールケーキアイランドの上で綺麗に分かれている光景が目に入った

[84 1 22/12/12(月) 20:35:34]

オーブン『⁉︎(あの天割り………間違いねぇ‼︎カタクリだ‼︎となると………相手は麦わらか‼︎遂に麦わら達が来たのか‼︎)』

モモンガ『あれは……‼︎』

オーブン『よそ見とはいい度胸だな‼︎』ﾄﾞｫﾝ!!

モモンガ『くっ‼︎』

オーブン(カタクリ‼︎こっちも出来るだけ時間を稼ぐ‼︎好きなだけやれ‼︎)

カスタード『………遂に始まったわね………‼︎』

兵隊『カスタード様‼︎あれはまさか‼︎』

カスタード『気を抜くな‼︎今、ホールケーキアイランドでカタクリ兄さん達と麦わら達が戦っている‼︎兄さん達の邪魔をさせるな‼︎』

兵隊『はっはい‼︎』

カスタード『損傷した船は後ろに下げさせて、修理が出来次第前へ‼︎負傷者と漂流者は出来るだけ引き上げろ‼︎陸地から砲弾をありったけ運ばせて‼︎供給を途切れさせるな‼︎(スムージー‼︎クラッカー‼︎カタクリ兄さん‼︎……ここは私たちに任せて、思う存分戦って‼︎)』

[85 1 22/12/13(火) 01:40:34]

ゾロ『うおぉぉぉ‼︎』

ヤマト『はあぁぁぁぁ‼︎』

スムージー『舐めるな‼︎』ﾌﾞﾝ!!

ゾロ『うおぉ⁉︎』

ヤマト『うわぁぁぁぁあああ⁉︎』

ロビン『百花繚乱、"スパイダーネット"‼︎』

ヤマト『助かったよ‼︎』

ロビン『大丈夫よ。今の私には、これぐらいしかできないから』

ブルック『次は私が‼︎』ﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯﾀｯ

チョッパー『俺も行くぞぉ‼︎カンフーポイント‼︎』

スムージー『くっ‼︎………おのれ……‼︎』

[86 二次元好きの匿名さん 22/12/13(火) 09:17:00]

保守

[87 1 22/12/13(火) 11:44:53]

クラッカー(鎧)『うおぉぉぉぉ‼︎』ｶﾝ!!ｶﾝｶﾝ!!ｶﾝ!!

サンジ『はぁぁぁぁ』ﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞﾄﾞ!!

クラッカー(鎧)『中々やるな……だが‼︎』ﾎﾞﾝ!!

サンジ『なっ⁉︎また腕が増え……‼︎』

クラッカー(鎧)『ロール……プレッツェル‼︎』

サンジ『アレはまずい‼︎』

ジンベエ『梅花皮‼︎』

ガーーーン！！

サンジ『ジンベエ‼︎』

ジンベエ『一旦下がれ‼︎サンジ‼︎』

サンジ『すまねぇ‼︎』

クラッカー(鎧)『いいのか……？真上面から受け止めて？』ﾎﾞﾝ!!ﾎﾞﾝ!!

ナミ『また増えた…‼︎』

[88 1 22/12/13(火) 11:45:03]

クラッカー(鎧)『ダブルロール……プレッツェル‼︎』

ガーーーーーーン‼︎

ジンベエ『グ……グググ……ぐあっ‼︎』

ウソップ『ジンベエ‼︎くそっ‼︎必殺緑星、"インパクトウルフ"‼︎』

クラッカー(鎧)『ハードビスケット‼︎』ｶﾞｰﾝ!!

ウソップ『きかねぇか……‼︎』

クラッカー(鎧)『覇気も使えん貴様では、一生かかっても壊さんぞ‼︎』

[90 1 22/12/13(火) 13:00:23]

ウタ『……………』

『ねぇ………起きなよ………』

ウタ『…………う〜ん……』

『いつまで寝てる気………？早く起きた方がいいよ……』

ウタ『…………誰……？』

『早く起きないと…………"みんな死ぬよ？"』

ウタ『はっ⁉︎………ハァ……ハァ……ハァ……ハァ』

私は突然目を覚ました。いや、起こされたんだ………というか、ここ何処？私が寝た部屋とはまるで違う……何もない、真っ白なただ広いだけの場所……私こんな場所で寝たっけ………？

『やっと起きたんだね‼︎』

ウタ『うわっ⁉︎誰誰誰誰誰⁉︎』

『遅すぎだよぉ、もう全部始まってるよぉ？』

ウタ『えっ……‼︎私⁉︎なんで⁉︎』

そこには……私がいた。本当に瓜二つで……まるで、鏡を覗いてるみたい………でも、私の能力じゃない……誰…？

『あぁ、一応言うと、私は私だよ‼︎貴方じゃない、完全に独立してるんだ‼︎だから貴方の考えは合ってるよ‼︎いやぁごめんね？実はちょっとした都合で姿を見せられないからさ、貴方の姿借りちゃった♪』

[91 1 22/12/13(火) 17:11:38]

ウタ『貴方は………？』

『そう聞かれてもなぁ………私自身には名前なんてないし………』

ウタ『……………』

『まぁ私のことは好きなように呼んでよ‼︎』

ウタ『ここは？』

『う〜んとねぇ、なんて言えばいいのかなぁ………貴方の心？』

ウタ『………心？』

『貴方の精神を映し出すためだけにある場所………まぁ要するに貴方の中って事‼︎』

ウタ『私の中……』

『それぐらいの認識でいいと思うよ？まぁ話はこれぐらいにして………いい加減早く起きた方がいいんじゃない？』

[92 1 22/12/13(火) 17:19:22]

ウタ『………そうだ‼︎早く起きないと‼︎』

『やっとその気になった………強く念じてみて、そうすれば起きるはずだから』

ウタ『………ねぇ、貴方って本当に』

『はいはい‼︎早く起きないと本当に取り返しのつかないことになるよ‼︎起きた起きた‼︎』

ウタ『………うん』

何だろう、変な感覚がする。私の姿をしているからか………前、会ったことがある気がする……それも、絶対に忘れちゃいけない。大事なことだったような………今はそれより、早く起きないと‼︎

『……………ハァ』

[93 1 22/12/13(火) 19:00:37]

ドン！！ドンドン‼︎カン‼︎カンドン‼︎

ミュークル『…………相変わらず……すごいなぁ……‼︎』

兄さん達3将星が麦わら達と戦い始めて、15分ぐらい経った………でも、その勢いは衰えるどころか上がっていく一方だ。このままじゃあ建物自体も長く持たないかも…………というかウタ、お願いだから早く起きて………‼︎このままじゃあゴードンにも被害が……‼︎
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ウタ『………はっ‼︎』

ゴードン『ウタ‼︎』

ミュークル『やっと起きた‼︎よくもまぁこんな状態で眠れたね⁉︎』

ウタ『ごめん‼︎って何この揺れ⁉︎』

ミュークル『兄さん達が麦わら達と戦ってるんだよ‼︎すぐ近くで‼︎』

ウタ『え⁉︎何で戦ってるの⁉︎』

ミュークル『ウタも聞いてるでしょ⁉︎カタクリ兄さんは麦わらともう一度戦いたいの‼︎』

ウタ『そんな……‼︎』

複雑な気持ちだった。当然、カタクリからその話は聞いていた……機会があるなら再戦したいと言っていたのも知ってる………だけど………

[94 1 22/12/13(火) 19:18:56]

ミュークル『…………言っとくけど、行かせる気はないからね‼︎今は兄さんの………やりたいようにやらせて……‼︎』

ウタ『っ…………わかった……』

ミュークル『…………ありがとうね』

『ちゃんと我慢できて偉いぞぉ』

ウタ『うわあぁぁぁ⁉︎』

ミュークル『ちょっ⁉︎どうしたのウタ⁉︎』

ゴードン『何かあったのか⁉︎』

ウタ『っ⁉︎いや‼︎何でもないよ……‼︎大丈夫だから‼︎』

ミュークル『大丈夫ならそれでいいけど……』

ゴードン『何かあったら言ってくれ、私では頼らないだろうが……』

ウタ『そんなことないよ‼︎ありがとね、ゴードン‼︎』

『アハハハハ………なんかごめんねぇ……そこまでびっくりするとは思わなくてさぁ』

ウタ(なんでここにいるの⁉︎すっごいびっくりしたんだけど‼︎)

『ごめんごめん‼︎私は貴方と自由に話せるからよろしく』

ウタ(そういうのは早く言ってよ‼︎寿命縮んだじゃん⁉︎)

[95 1 22/12/13(火) 21:30:10]

『まぁまぁまぁまぁ、そんな事より気にしないといけないことがあるでしょう？』

ウタ(…………気にしないといけない事？)

『………まさか気づいてないの？あれだけ鍛えてたのに？』

ウタ(………勿体ぶらずに教えて欲しいんだけど？)

『そう拗ねないでよ…………ほら、集中してみて…………？貴方達……………囲われてるよ？』

ウタ(……………ゑ？)

[96 二次元好きの匿名さん 22/12/14(水) 01:01:40]

一応保守

[97 1 22/12/14(水) 02:37:43]

ウタ(囲まれてる……？どういうこと？)

『割と前からいるよ？起きるまで待ってくれるなんて、不法侵入の割には律儀だよねぇ』

ウタ(…………悪いんだけど、場所教えてくれない？周りがカタクリ達の覇気で覆われてて全くわからなくて………)

『いいよ‼︎ええっと………天井に2人、後ろの窓に1人、隣の部屋に2人だね。いや……ちょっと待って、何これ？』

ウタ(どうしたの？)

『何て言うんだろう………いるのはわかるんだけど、いないんだよねぇ……能力者？でも窓の外にいるのも能力者だから、それが理由ってわけでもなさそうだし………まぁとりあえず‼︎ゴードンだっけ？その人の真後、1番近いから気をつけて‼︎』

ウタ(……うん‼︎ありがとう‼︎)

正直、少しだけ疑っていたけど……多分大丈夫かも。改めて集中してみると、本当に彼女の言う場所から気配を感じる…………信用してもいいんだよね？
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

『う〜ん……今の貴方なら時間がくるまで耐えるぐらいは出来るかなぁ？でも相手は複数いるし、相当強いねこれ………大丈夫？』

ウタ(私の事、見てたんでしょ？なら……わかるでしょ)

『………まぁ、やってみてもいいんじゃない？何もしないよりはいいだろうし』

[98 1 22/12/14(水) 03:04:03]

ウタ『…………ねぇ、ミュークル』

ミュークル『どうしたの……‼︎出来れば手短に頼めるかな……‼︎』

ウタ『わかった、今私たちは囲まれてる。ミュークルはゴードンの真後にいる奴をお願い』

ミュークル『？……ゴードンの真後？誰もいないけど……』

ウタ『微かに気配がするの………お願い、私は他をどうにかするから』

ミュークル『…………わかった、タイミングは任せるよ………‼︎』

ウタ『うん……‼︎』

[99 1 22/12/14(水) 09:15:03]

スモーカー『…………妙だな』

標的がいる部屋の外で、唯一の窓から部屋の中を見ていたが………標的である歌姫から、それなりの覇気を感じる………情報じゃあ、歌姫は戦う術をもたねぇって話だったが………とにかく、アイツらならもう勘付いてるだろうが、一応連絡しておくか

スモーカー『…………』ｺﾞｿｺﾞｿ

電伝虫『ﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙ ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ』ｶﾞﾁｬ

電伝虫(たしぎ)『何でしょうか、スモーカーさん』

スモーカー『あぁ、もう気づいてるだろうが……歌姫が戦えねぇって情報はデタラメだ。気をつけろ』

電伝虫(たしぎ)『わかりました、そろそろ支給されたゴーグルを装着します』

スモーカー『よし、それでいけ。俺が電伝虫鳴らしたら、それが合図だ』

電伝虫(たしぎ)『わかりました』ｶﾞﾁｬ

[100 1 22/12/14(水) 11:07:33]

電伝虫『ﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙ』ｶﾞﾁｬ

電伝虫(コビー)『コビーです。どうしましたか？』

スモーカー『歌姫は戦えるようだ、事前情報はもう当てにできねぇ。十分気をつけろ、後ゴーグルはもう付けとけ、俺がもう一度電伝虫を鳴らしたらそれが合図だ』

電伝虫(コビー)『わかりました。ヘルメッポさんにも伝えます』

スモーカー『そうしてくれ』ｶﾞﾁｬ

これで少しは不安を拭えるか………そろそろ行くか。そうして俺は、2つの電伝虫をかけようとした時だった

スモーカー『っ…………何だ？』

それまで何かぶつぶつ喋っていた歌姫が突然立ち上がった。何をする気だ………警戒していると、歌姫は俺の方を冷たい目線で睨みつけてきた

スモーカー『っ⁉︎……"ホワイト・アウト"‼︎』

俺は今まで何人も海賊共を見てきた………そんな俺の直感が、アイツが危険だと訴えてきた。そして俺は電伝虫を鳴らす事すら忘れて、単身で歌姫を捉えようとした。だが………

[102 1 22/12/14(水) 19:37:17]

さぁぁあ　怖くはないー　不安はないー
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

歌姫から突然、大量の楽譜がまるで壁を作るように並んだ。そして、俺のホワイトアウトを防いできた
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

私の夢は　みんなの願いー
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

俺は慌てた、ウタウタの能力は歌声を聞いたやつの意識をウタワールドに引き込む能力………ウタワールドじゃあ、基本的に能力者の望む世界で何でもありだと聞かされていた。俺の技を防いだ楽譜は、俺が既にウタワールドに取り込まれた事を表してるようだった。だが………俺はゴーグルをしている、現に歌姫の声は一切聞こえてねぇ………ゴーグルの故障か⁉︎それともウタウタの解釈違いか⁉︎こうなった以上、アイツらも同じ状態だろう………急いで呼ばねぇと‼︎
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

歌唄えばー　ココロ晴れるーー
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

俺はすぐに、手元にあった2つの電伝虫をかけた。すると天井と壁を突き破って、たしぎ達が同じ部屋に入った。それを確認した俺はもう一度歌姫の方を見た………俺たちは驚いた、そこには………
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

大丈夫よ　私は最強ーーーー
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歌姫が2人いたからだ…………‼︎

[103 1 22/12/14(水) 21:53:47]

ミュークル『相変わらずデタラメな使い方だなぁ………っと‼︎』ｶﾞｼ

ブルーノ『何だ、バレていたか』

ミュークル『ちょっと待って、アンタ誰？』

ブルーノ『名乗る気は』

ヘルメッポ『なっ⁉︎CP‼︎こんな所で何してやがる‼︎』

ミュークル『CP⁉︎政府の犬まで来てんの⁉︎冗談キツいわよホント………‼︎』

イスカ『あれが……CP……‼︎』

たしぎ『皆さん‼︎もっと気にすべきことがあるでしょう⁉︎何でウタさんが2人いるんですか‼︎』

コビー『髪色が違うようですが……どう言う事でしょう…………？』

赤ウタ『私の能力は、私の歌を聴いた人をウタワールドに引き込める。そして』

白ウタ『ウタワールドで思いのままに活動できる能力。現実世界でも私は動ける………だから私は』

赤・白ウタ『『能力を鍛えて、ウタワールドにあるものを現実世界に持ってかれるようにしたの‼︎』』

赤ウタ『私は赤ウタ、ウタワールドのウタで』

白ウタ『私は白ウタ、現実世界のウタ‼︎』

[105 1 22/12/15(木) 01:49:20]

『相変わらずせこい能力だねぇ』

赤ウタ(みんなそれ言うんだね……)

白ウタ(なんだか複雑な気分……)

『まぁそれはいいんだけどさ、早くした方がいいんじゃない？それ………10分も持たないんでしょ？』

赤ウタ(そうだった……急がないと‼︎)

白ウタ(まずは………装備っと‼︎)

[106 1 22/12/15(木) 02:08:05]

赤・白ウタ『『さぁ‼︎まとめて相手してあげる‼︎』』

『一応手伝いはするよ、貴方に何かあったら困るし』

白ウタ(純粋に手伝ってはくれないんだね……)

赤ウタ(まぁ手伝ってくれるなら何でもいいんだけど……)

スモーカー『チッ‼︎お前ら‼︎こうなりゃ多少手荒にでも確保するぞ‼︎』

たしぎ『やはり洗脳されていたんですね………‼︎』

イスカ『なんて非道な……ビックマム海賊団‼︎』

ヘルメッポ『………なんか違和感あるな……』

コビー『その通りですが任務は任務です………やるしかありません‼︎』

ミュークル『私だってやる時はやるんだから‼︎』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

同時刻　海軍艦隊

黄猿『おぉ〜随分派手にやってるねぇ……麦わらのルフィ』

赤犬『……天割り………覇王纏い通しの衝突か……随分戦えるようになったもんじゃのう』

藤虎『あれが天割りですかい……あっしの目にゃあ映りやせんが、すげぇもんだな……麦わらの……』

[107 二次元好きの匿名さん 22/12/15(木) 08:26:50]

まさかの紅白ウタ！

[108 1 22/12/15(木) 10:51:49]

黄猿『しかし………たかだか1人の女の子のために4皇のうちの3人が動くなんてねぇ』

藤虎『こりゃあいけねぇ……下手すりゃ、3人相手に喧嘩を売る事になりやす』

赤犬『……………』

黄猿『歌姫を消すべきかどうか………一度考え直すべきかもねぇ』

藤虎『………えぇ、このままだと……あっしら海軍もただじゃ済みやせん。あっしらが壊滅すりゃ、加盟国の皆々様の安全も守れやさん……』

赤犬『……どっちにしろ、ホールケーキアイランドへ向かわん事にゃあ、話が始まらん』

黄猿『そうは言うけどねぇ………』

海兵『前衛艦隊より報告‼︎抵抗激しく戦線の維持で手一杯との事‼︎』

藤虎『どうしやしょうか………いつまでもここでのんびり行く訳にもいきやせん』

黄猿『でもぉ、わしらはビックマムの幹部達を相手にしなきゃいけないからねぇ……ここで力を使うのは避けたいよねぇ』

藤虎『…………ここは１つ…』

黄猿『おぉ？』

赤犬『……………』

藤虎『麦わら達に習うとしやしょう』

[109 保守だ 22/12/15(木) 17:50:11]

保守だ

[110 1 22/12/15(木) 18:50:58]

同時刻　万国近海

ベックマン『お前ら、もうすぐ万国へ侵入する。12年前………エレジアに置いて来ちまった俺たちの娘を取り戻す……‼︎全員、気合い入れろぉ‼︎』

赤髪船員『おおぉぉぉぉぉおおお‼︎』

ベックマン『………さて、どうする？お頭』

シャンクス『このままホールケーキアイランドに直進する。寄り道はしない……ただ直進だ』

ベックマン『わかった』

シャンクス『…………すまんベック、ちょっと部屋に戻る』

ベックマン『…………着くまでには済ませといてくれよ』

シャンクス『……………』

[111 1 22/12/15(木) 19:05:50]

シャンクスの部屋

ガチャ

シャンクス『………………』

マルコ『船長のお前がそんなんじゃあ、気合い入れてる船員も付いて来ねぇよい』

シャンクス『…………あぁ』

マルコ『しかし、まさかあのウタちゃんがここまででかい存在になるとは思わなかったよい。数回しか見た事ねぇけど、立派になったもんだ』

シャンクス『すまなかったな、マルコ』

マルコ『いいって事よい‼︎ スフィンクスにも、ちゃんと"送り狼"を送ってくれたからな』

シャンクス『あぁ、白しげみたいな奴にはお前よりアイツの方が上手くやれるだろうからな』

マルコ『アイツの強さは噂でしか知らねぇが、親父に迫る実力なら間接的に戦えるアイツの方がいいからな』

シャンクス『改めて礼を言わせてくれ、俺たちの不始末に付き合ってくれてありがとう』

マルコ『だからいいって言ってんだろ？これも若い時に散々殺し合ったよしみだよい』

[112 1 22/12/15(木) 19:36:01]

シャンクス『あぁ………』

マルコ『……………』

見ただけで何となくわかる。コイツはまだ、覚悟を決めてない………他の船員が何とか覚悟決めてるってのに…………

マルコ『……はぁ………なぁ、赤髪……お前、本当に大丈夫なのか？』

シャンクス『………………』

マルコ『………まだ腹を括れてねぇみたいだが……そんなんでウタを救えるのか？今あそこには、頂上戦争以上の戦力が集まってる。大将2人に元帥もだ………半端な覚悟じゃすぐやられる場所だよい』

シャンクス『………全部筒抜けか……』

マルコ『………俺はあくまで頼まれた身だ、ウタちゃんの事を知っていたから引き受けた。そっちの事情を深掘りする気はねぇよい………だがな、赤髪………本当にわかってんのか………？お前らも……ウタも……もう次はねぇんだよい………‼︎』

シャンクス『…………あぁ…わかってるつもりだ…』

ミホーク『フン、どこまで本気か疑わしいがな』

[113 1 22/12/15(木) 20:16:00]

マルコ『鷹の目………』

ミホーク『12年前、お前がした事は優しさなどではなく単なるお前自身のエゴだ。まだ10もいかない紅白娘に、それを理解できるとは思えん』

マルコ『まぁ、鷹の目の言う通り……ウタちゃんが大人だったら、まだ少しは通じたかもしれねぇな………』

ミホーク『お前は、1人の義娘の未来を決めかねた。海賊として生かすか、一般人として生かすかを。それ自体はなんら問題のあるものではないが、それは紅白娘が自我を持つ前に決めるべきものだ』

シャンクス『………………』

ミホーク『………愛なく育った者達が辿る道は、必ず修羅の道だと相場は決まっている。最終的に悲惨な末路を辿る事もな、中には白ひげのような異端もいるようだが』

シャンクス『………………』

ミホーク『………ホールケーキアイランドに着くまで、まだ時間はある。せいぜい覚悟を決める事だな』

マルコ『………行くよい、鷹の目………赤髪、子が親に求めるのは……道理でもエゴでもねぇ………側にいてくれる、愛だよい……』

ガチャ

シャンクス『………………側にいてやる……愛……か』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ミホーク『よかったのか？答えを教えても本人の為にならんぞ』

マルコ『なぁに、これぐらいの事は赤髪もわかってるはずだよい。肝心なのはちゃんと気づく事、今はこれでいいんだよい』

[114 1 22/12/15(木) 20:20:06]

※ハッピーエンドかバッドエンドかで悩んでいる今日この頃、皆さん希望とかあります？

[115 二次元好きの匿名さん 22/12/15(木) 20:24:00]

ハッピーにしてあげてよう！

[116 二次元好きの匿名さん 22/12/15(木) 20:25:17]

とりまバッドエンド書いて余裕があればifルートでハッピーエンド書いてほしい

[117 二次元好きの匿名さん 22/12/15(木) 20:29:05]

余裕があれば両方読みたいが主の筆の赴くままの結末が一番だ……

[118 二次元好きの匿名さん 22/12/15(木) 21:23:14]

ハッピーがいいな

バッドはREDで見た

[119 二次元好きの匿名さん 22/12/15(木) 21:24:40]

ハッピーにしてくれぇ‼︎

[120 二次元好きの匿名さん 22/12/15(木) 21:25:51]

ここまで来たんだしやっぱハッピーでしょ。

[121 二次元好きの匿名さん 22/12/15(木) 21:29:04]

ハピエンが良いです‼︎

[122 二次元好きの匿名さん 22/12/15(木) 22:55:15]

ハッピーエンドだと思ってここまで見てきたからハピエンでお願いします。

[123 二次元好きの匿名さん 22/12/15(木) 22:56:50]

ハッピーエンドが見たい！！

[124 二次元好きの匿名さん 22/12/16(金) 00:51:18]

聞いちゃったね...?
どっちも書くんだよ!!!

[125 1 22/12/16(金) 01:45:52]

※とりあえずハッピーエンドを目指す事にします。終わった後にその気があったらバッドエンドの方も書くかもです

[126 1 22/12/16(金) 11:21:46]

シャンクス『……………』

………ウタ、お前には何の蟠りも無く生きてほしかった……俺たちの事なんか忘れて、自由に生きてほしかった………そんな俺の願いは、お前にとっては毒でしかなかったんだな………俺は………一体何がしたかったんだ。ウタの意思を聞いておきながら……‼︎あんな死体まみれのエレジアに置いて行くなんて‼︎
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ウタ『私は赤髪海賊団の音楽家だよ‼︎』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

シャンクス『………ウタ‼︎』

そろそろ、覚悟を決めないとな………すまないが、もう少しだけ待っていてくれないか？ウタ……12年前の事を、俺は……俺たちは、正面から謝りたい………‼︎たとえお前がそれを拒絶しようと……ただ謝りたい‼︎

[128 1 22/12/16(金) 12:09:49]

同時刻　ホールケーキアイランド

ガン！！

コビー『目を覚ましてください‼︎ウタさん‼︎貴方はゴードンさんと同じく、騙されているんです‼︎』

白ウタ『その手に引っかかる程、私は馬鹿じゃないよ‼︎』

ヘルメッポ『堕ちてる奴ほどそう言うんだよ‼︎大人しくしやがれ‼︎』

スモーカー『チッ‼︎また楽譜か⁉︎』

赤ウタ『そっちこそ同じ技ばっかりでしょ‼︎』

スモーカー『まさか翼で空を飛ぶとは思わなかった……‼︎』

赤ウタ『ウタワールドは夢の世界‼︎不可能なんてない‼︎』

たしぎ『イスカさん、私に合わせてください‼︎』

イスカ『はい‼︎』

たしぎ『そこを退きなさい‼︎』ｶﾝ!!

ミュークル『そう言われて素直を退く訳ないでしょ‼︎通りたいなら力ずくで来なさい‼︎』ｶﾝ!!

[129 1 22/12/16(金) 15:22:59]

『右下から来るよ‼︎』

赤ウタ『(了解‼︎)って危な‼︎四方八方から攻めるなんてずるい‼︎』

スモーカー『お前にずるいなんざ言われたかねぇよ‼︎』

『後ろに回り込まれてるから注意s…ごめんもう来た‼︎』

白ウタ『(大丈夫‼︎)剃って言うんだっけ⁉︎いきなり消えるから面倒だよ本当に‼︎』

ヘルメッポ『これもダメか⁉︎この1ヶ月で何しやがったんだあの歌姫‼︎』

コビー『とんでもない成長を遂げたのは確かなようですね…………‼︎(ここまで強いのに洗脳なんてされるんだろうか………)』

ブルーノ『戦闘中に考え事はやめた方がいいぞ』

ヘルメッポ『忠告ありがとよ‼︎そんな事言ってる暇あるならお前も手伝えってんだ‼︎』

ブルーノ『悪いが、今回の任務にSWORDとの共闘は含まれていない』

ヘルメッポ『あぁそうかよ‼︎この頑固野郎が‼︎ここで徒党組まねぇと、どのみちお前らの任務もダメになるだけだぞ⁉︎』

ブルーノ『…………仕方ない』

白ウタ『勝手に相手を増やすなぁ‼︎』

[130 1 22/12/16(金) 16:29:55]

『流石、彼らに鍛えてもらっただけの事はあるね………でも、そろそろ時間が……』

赤ウタ『ハァ……ハァ……』

白ウタ『ハァ……流石に…キツくなってきた……』

ミュークル『ハァ……ハァ……クッ‼︎』ｶﾝ!!
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

カタクリ『ミュークル、もしウタが戦闘する事態になった場合は……出来るだけウタを気にかけてやってくれ』

ミュークル『それはいいけど………いくら何でも心配しすぎじゃない？今のウタなら大抵の奴なら』

カタクリ『確かに、ウタは強くなった。だが………』

ミュークル『がだ？』

[131 1 22/12/16(金) 16:48:37]

カタクリ『ウタが強くなったのは、単純に実力が伸びたと言う訳じゃない』

ミュークル『？どう言う事？』

カタクリ『今のウタの戦闘スタイルは、ウタワールドのウタを呼び出した上での戦闘だ。つまり……呼び出している間、ウタは歌わずとも能力を使用し続けている事になる。能力の使用時間が増えたのは体力が伸びたと言うより能力の効果範囲を制限した結果、単純に体力の消耗を抑えたに過ぎん………詰まる所、ウタの実力はとても短い間でしか使えない』

ミュークル『だから逃げながらの戦闘を意識させてたの？』

カタクリ『あぁ……逃げに徹すれば、中将までならどうにかなる力は持たせたからな』

ミュークル『なるほどね………で？ウタの能力はいつはまで持つの？』

カタクリ『…………持って10分以内だ』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ミュークル『不味いなぁ………そろそろ……時間が来ちゃう…………』

イスカ『はあぁぁぁ‼︎』カン！！

ミュークル『クッ‼︎』

たしぎ『"斬時雨"‼︎』ｽﾞﾊﾞ!!

ミュークル『っ‼︎……ハァ……ハァ……』ﾎﾟﾀﾎﾟﾀ

カタクリ兄さん達が終わるまで……あと5分近く………ウタの能力じゃあ……絶対持たない……どうしたら……

[132 1 22/12/16(金) 20:47:37]

『流石に不味いなぁ………動きが鈍り始めてる……』

赤ウタ『ハァ………ハァ………ハァ………』

白ウタ『ハァ………もう……覇気も……ハァ……使えない……ハァ……』

『………………一応、解決できるけど………やる？』

白ウタ『ハァ………できるの………？ハァ……』

『苦肉の策だけではあるけど………出来なくはない………かなぁ……』

赤ウタ『ハァ……ハァ……教えて……‼︎』

『…………いいんだね？………言っといて何だけど、危険だよ？』

白ウタ『ここで………捕まるぐらいなら…ハァ……ハァ……危険でいい……‼︎』

赤ウタ『ハァ……ルフィにも……ハァ…シャンクスにも……会えずじまいなんて…ハァ……ハァ……絶対嫌……‼︎』

[133 1 22/12/16(金) 21:48:04]

『………わかった……ゴードンだっけ？それともう1人を抱えて下に降りて』

白ウタ『ハァ……ハァ……わかった‼︎』

赤ウタ『ハァ……ゴードン‼︎ ミュークル‼︎捕まって‼︎』

スモーカー『あぁ⁉︎おい、待ちやがれ‼︎』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ミュークル『……で？いきなりどうしたの？』

ゴードン『…………ウタ？』

赤ウタ(それで？………解決法って？)

『………そこの木の根元に、群生してるキノコがあるでしょ？それを食べて』

白ウタ(あの変なキノコ……？何でそれが解決法になるの………？)

『今の貴方は、能力の反動でとんでもない勢いで体力が消耗してるの。そしてその消耗の殆どは睡魔によるもの………そのキノコは、食べた者の睡魔を強制的に抑え込む性質があるの………その代わり、副作用として感情のコントロールが難しくなる代物……だから、今貴方がこれを食べれば………その場しのぎはできるけど…………』

赤ウタ(………あのキノコだね……わかった)

[134 1 22/12/16(金) 21:52:48]

ミュークル『………どうしたの？……ちょっ⁉︎何してんのウタ⁉︎』

ゴードン『どうしたんだウタ‼︎いきなりキノコを食べ始めるなんて‼︎』

白ウタ『……………』

赤ウタ『……………』

『………………』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

私は、ただ目の前にある大量のキノコを頰張った………もう私は、絶対に迷わない‼︎ここで迷って捕まりでもしたら、カタクリ達に顔向けできない‼︎何が何でも時間を稼ぐ‼︎そして、ルフィとシャンクスに会うんだ‼︎…………その一心で食べ続けた。感情のコントロールがとか言われたけど……そんな事、私には関係ない‼︎

[135 二次元好きの匿名さん 22/12/16(金) 22:26:24]

ぎゃあああ毒キノコ食っちゃったあああ

[136 二次元好きの匿名さん 22/12/17(土) 00:13:38]

環境的に生えないはずのネズキノコが生えちゃってるじゃん

[137 1 22/12/17(土) 00:49:07]

同時刻　麦わらの一味

ゾロ『“千八十煩悩鳳"‼︎』ﾄﾞｫｫｫｫﾝ!!

スムージー『ゔぅぅぉぉぉおおお‼︎』ｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞｷﾞ!!

ゾロ『今だ‼︎ヤマト‼︎』

ヤマト『あぁ‼︎』

スムージー『っ⁉︎しまった‼︎』

ヤマト『はあぁぁぁ‼︎"雷鳴八卦"‼︎』ﾊﾞｷ!!

スムージー『がはっ！！』ﾄﾞｫｫｫｫﾝ!!ﾊﾟﾗﾊﾟﾗﾊﾟﾗﾊﾟﾗ

チョッパー『やったのか⁉︎』

ブルック『いいえ……』

ロビン『まだ終わってないわ……』

ｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗｶﾞﾗ!!ザク！！

スムージー『ハァ……ハァ……ハァ……ガハッ‼︎……ハァ……ハァ……』

ヤマト『予想はしてたけど、やっぱり強いね……‼︎』

ゾロ『だが膝をついてる、もうまともに戦えねぇよ』

[138 二次元好きの匿名さん 22/12/17(土) 11:03:18]

解毒薬用意してあるのかな…

[139 1 22/12/17(土) 15:01:03]

スムージー『ハァ………ハァ………ハァ………クソッ……‼︎』

ゾロ『まだやんのか？』

スムージー『………まだ……終わってないぞ……‼︎』

ヤマト『そんな状態じゃあまともに戦えないよ』

スムージー『クッ………‼︎』

電伝虫『ﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙ ﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙﾌﾟﾙ』

スムージー『………何だ……？』

ゾロ『出てやれよ、攻撃はしねぇからよ』

スムージー『……っ⁉︎どうした‼︎カスタード‼︎』

[140 1 22/12/17(土) 15:37:05]

電伝虫(カスタード)『アッ…………アァ………』

スムージー『どうした⁉︎何があった⁉︎』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

カスタード『…………何が……起こって……』

オーブン『……………⁉︎』

兵隊『何してる⁉︎撃て‼︎早く撃て‼︎』

兵隊『ダメだ‼︎もう届かねぇ‼︎逃げろぉ‼︎』

兵隊『逃げるったって、何処に逃げりゃあいいんだよ⁉︎』

電伝虫(スムージー)『そこで何が起こっている⁉︎報告しろ‼︎』

カスタード『………スムージー……』

電伝虫(スムージー)『どうしたんだ‼︎』

カスタード『………クラッカーに…伝えておいて……』

ﾄﾞﾝ!!ﾄﾞﾄﾞﾝ!!ﾄﾞﾝ!!ﾄﾞﾝ!!ﾄﾞﾄﾞﾝ!!ﾄﾞﾝ!!ﾄﾞﾝ!!ﾄﾞﾝ!!ﾄﾞﾄﾞﾝ!!

カスタード『…………ごめんって……伝えて…‼︎』

[141 1 22/12/17(土) 15:41:55]

ﾋｭｳｩｩｩ

電伝虫(スムージー)『何な話だ⁉︎カスタード姉さん‼︎』

ヒュウゥゥゥ‼︎
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

スムージー『頼む‼︎何か言ってくれ‼︎カスタード姉さん‼︎』

電伝虫(カスタード)『………海軍が……そr』ブチ‼︎

スムージー『っ⁉︎姉さん‼︎カスタード姉さん‼︎』

[142 1 22/12/17(土) 17:10:31]

ゾロ『………』

ヤマト『………』

ロビン『………』

チョッパー『………』

ブルック『………』

ドン！！

スムージー『……まだ…終わらない‼︎』

ゾロ『………そうか』

ヤマト『……わかった』

ドォォォォン！！

クラッカー(鎧)『スムージー‼︎さっきの電伝虫は……‼︎』

[143 1 22/12/17(土) 17:41:47]

スムージー『……私もよくわからない、ただ……電伝虫が反応しなくなった………』

クラッカー(鎧)『…………』

ゾロ『アイツは……』

チョッパー『サンジ達が引き受けた奴か？』

クラッカー(鎧)『………クッ………‼︎』

スムージー『…………私たちは、まだ……やる事がある………‼︎悲しむのは……全てが終わってからだ‼︎』

クラッカー(鎧)『………そうだな、ここで諦めちゃあカスタードに合わせる顔がない‼︎』

サンジ『待ちやがれビスケット野郎‼︎』

ナミ『合流しちゃったみたいね………』

スムージー『………さぁ来い‼︎我々はまだ戦えるぞ‼︎』

[145 1 22/12/17(土) 18:38:45]

ルフィ『"ゴムゴムのぉ…………‼︎』

カタクリ『無双ドーナツ‼︎』

ルフィ『象銃乱打"‼︎』

カタクリ『"餅吟着"‼︎』

俺たちの技が連続してぶつかり、その度に黒い稲妻が出てくる。互いが未来を見た上で、あえて似た技をぶつけ合っているのは……勝敗ではなく、ただ単に全力でぶつかりたいだけだからだろう。少なくとも、俺はそう思いながら戦っている。いつのまにかファーもレザージャケットも脱ぎ捨てていた、ここにいるのは俺と麦わらだけ………わざわざ身につける必要もない。何より、コイツとの勝負には邪魔なだけだ‼︎

ルフィ『ハァ……ハァ……ハァ……しししし』

カタクリ『ハァ……ハァ……フフフ』

まだ30分も経っていないのに、互いに息が上がっていた。慣れない覇王纏いのせいか、体力の消耗が激しい………流石に、ママのようにはいかないか

ルフィ『俺やっぱカタクリ好きだ‼︎』しししし

カタクリ『ハァ……ハァ……いきなりだな…….ハァ……』

ルフィ『だってよ、お前と戦うの楽しいしよ‼︎』

カタクリ『………フッ……俺もだ………‼︎』

[146 二次元好きの匿名さん 22/12/18(日) 00:06:52]

カスタードたちのほう何が起こったんだ…

[147 1 22/12/18(日) 07:10:08]

ピピピ‼︎ピピピ‼︎ピピピ‼︎

カタクリ『‼︎………時間か…』

ルフィ『なんだ、もう30分経っちまったのか？』

カタクリ『そうらしい』

ルフィ『もうちょっと戦いたかったんだけどなぁ』

カタクリ『俺も同じだ、楽しい時間はすぐ終わってしまう……』

ルフィ『まぁ、ちゃんと戦えたしいっか‼︎』

カタクリ『あぁ、次に期待するとしよう』ｶﾞﾊﾞ

ルフィ『なぁカタクリ、シャンクスって来たか？』

カタクリ『例の新聞が出てから、活発に動いていると聞いている。まだ着いていないようだが』ﾏｷﾏｷﾏｷﾏｷ

ルフィ『そうか。なら、シャンクス達が来る前にウタ連れていかねぇとな‼︎』

カタクリ『何故だ？ウタの話だと、お前達は親密な関係だったと聞いているが……』

ルフィ『実はよ、この帽子はシャンクスから預かっててよ。立派な海賊になったら返すって約束したんだ、だからその時までは出来るだけ会いたくねぇんだ‼︎』

[148 1 22/12/18(日) 07:10:50]

カタクリ『そう言う事か……っ⁉︎』

ルフィ『？……⁉︎ウタを頼む‼︎』

カタクリ『頼んだぞ…………‼︎』

俺はウタがどうしているか、未来を見た。見えたのは海兵達と戦うウタの姿だった。そんな俺を見た麦わらも、俺と同じように未来を見た。俺がウタを助けに行く‼︎お前は仲間達を止めてくれ………‼︎そう俺が言うことを見た麦わらは先に答え、それに対して俺も先に答えた。そして俺たちはそれぞれの場所に急いで向かった

ミュークル『………どうなってるの……』

私は驚きながら空を見ていた。視線の先では2人に分かれたウタが、5人の海兵と1人のCPを相手に戦っていた。おかしい………カタクリ兄さんが言っていた時間はとっくに過ぎてるはずなのに……あの変なキノコを食べてから、それまでの疲労が嘘みたいに戦ってる………
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ゴードン『…………ミュークル』

ミュークル『……何？』

ゴードン『さっきウタが口にしていたキノコは一体』

ミュークル『知らない』

[150 1 22/12/18(日) 13:06:59]

ゴードン『え……？』

ミュークル『ここで暮らしてそこそこ経つけど、あんなキノコ見た事ない………そもそもここ万国は、キノコ自体生えにくい気候だったはず………仮に私が知らなかっただけだったとしても、あんな大量に生える事はあり得ない……‼︎』

ゴードン『……………』

ミュークル『でも…………ウタの様子を見る限り、ただのキノコって訳じゃないみたいね………まさか……毒キノコ？』

ゴードン『毒キノコ⁉︎』

ミュークル『特別詳しいわけじゃないから何とも言えないけど………あのキノコを食べてからのウタの行動は普通じゃない、十分あり得ると思う。でも………だとしたら、かなりマズイかも』

ゴードン『……どういうことだ』

ミュークル『…………うちにキノコ類の解毒剤はないの、キノコ自体殆どないから……』

ゴードン『っ⁉︎』

ミュークル『…………あのキノコが、まともである事を祈りましょ……』

[151 1 22/12/18(日) 13:48:28]

赤ウタ『はあぁぁぁ‼︎』

スモーカー『うおぉぉぉ‼︎』ガン！！

ヘルメッポ『どうなってんだ⁉︎さっきまで死にかけだった奴が、ちょっと目を離した隙に何で回復しきってるんだよ⁉︎』

コビー『わかりません‼︎ですが、早くしないとマズイことになります‼︎』

白ウタ『その程度⁉︎カタクリ達の方がよっぽど強かったよ‼︎』ｶﾝ!!ｷﾝｶﾝ!!ｺﾝ!!ｶﾝ!!

たしぎ『ぐっ！？一瞬いなくなったと思ったら、何をしたんですか‼︎』

白ウタ『わざわざ教えるわけないでしょ‼︎敵相手に‼︎』

イスカ『２〜3人がかりでも突破できないなんて……‼︎』

ブルーノ『……………まさか……いや、ここでは分布してないはずだが……』

たしぎ『ブルーノさん⁉︎手伝うと言ったんですからしっかりしてください‼︎』

ブルーノ『すまない、考え事をしていた』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

あの変なキノコを食べてから、私は思うように戦えるようになった。彼女が言った通り、私の疲労のほとんどは睡魔が原因だったみたい。今後の為にも、後であのキノコう調べてみよ……

『油断しすぎ‼︎』

赤ウタ『えっ、ウグッ⁉︎』

[152 1 22/12/18(日) 13:49:45]

スモーカー『やっと捕まえたぞ………手こずらせやがって』

赤ウタ『ぐっ……が……がぁ……』

白ウタ『くっ………‼︎』

たしぎ『どうやら、感覚は共有されているようですね……』

スモーカー『手間が省けた………コビー、手錠を』

コビー『わかりました。すみませんウタさん……しばらく大人しくしていてください………』

赤ウタ『っ⁉︎……‼︎……』

首を強く掴まられて、思うように息ができない。だけど、窒息するほどの力でもない……そのせいで、抵抗したくても力が入りずらい………本当に押さえ込んでいるだけなんだと感じた……あの手錠、何となくわかる。多分海楼石だ………このまま、終わるわけには……‼︎そう思っていると
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

『………なんとか間に合ったみたいね』

ﾋｭﾝ!!

スモーカー『ぐあっ⁉︎』

コビー『⁉︎スモーカーさん‼︎』

ヘルメッポ『何処だ‼︎何処から撃ちやがった⁉︎』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

私を掴んでいた煙の人の腕を何かが貫いていった………銃じゃない、まさか⁉︎

[153 1 22/12/18(日) 15:39:41]

カタクリ『…………俺たちの大事な子に……何してる……‼︎』

スモーカー『シャーロット・カタクリ……‼︎』

カタクリ『無双ドーナツ……‼︎』

………俺自身驚いていた。まさか俺が家族以外の人間のために、ここまで感情的になるとは

カタクリ『力餅‼︎』ﾄﾞｫｫｫｫﾝ!!

スモーカー『ぐっ⁉︎………クソッ‼︎引くぞお前ら‼︎今の俺らじゃあコイツは手に余る‼︎』

コビー『了解です……‼︎』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

そう言うと、海軍の人たちは早々に消えていった。と言っても、今の私にその事を気にすることはなかった。だって………カタクリが助けに来てくれたんだから

ウタ『カタクリ〜‼︎』

カタクリ『すまんウタ……‼︎長引かせすぎてしまった……』

ウタ『うんうん‼︎すっごく嬉しいよ‼︎』

カタクリ『……無事でよかった。ミュークルとゴードンも何とか無事でよかった』

[154 二次元好きの匿名さん 22/12/18(日) 17:27:00]

やっぱりカタクリお兄ちゃんは世界一だ！

[155 1 22/12/18(日) 17:41:10]

ミュークル『流石に……無傷とはいかなかったけどね……手当てありがとね、ゴードン』

ゴードン『私に出来るのはこれぐらいだからね……』

ミュークル『何言ってんの、今治療出来るのはゴードンだけなんだから。誇っていいんだよ』

ゴードン『……ありがとう』

ウタ『ねぇカタクリ？カタクリが来たってことは……』

カタクリ『あぁ、麦わらとの勝負が終わった。ようやく会えるぞ……ウタ』

ウタ『ルフィ………ルフィかぁ……なんか12年ぶりの再会って、思ったより複雑だね……』

カタクリ『………気持ちはわかるが、時間が時間だ。行くぞ』

ウタ『……うん‼︎』

[157 1 22/12/18(日) 21:34:56]

同時刻　麦わらの一味

チョッパー『腕力強化‼︎"刻蹄…桜吹雪"‼︎』

クラッカー(鎧)『"ハードビスケット"‼︎』

ﾄﾞﾝ!!ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ!!ﾄﾞﾝ!!ﾄﾞﾄﾞﾝ!!ﾄﾞﾝ!!

スムージー『はあぁぁぁぁ‼︎』ﾌﾞﾝ!!

ブルック『魂のパラード"アイスバーン"‼︎』ﾊﾟｷｨﾝ

スムージー『クッ‼︎足元が………‼︎』

ジンベエ『今じゃ、2人共‼︎』

サンジ『魔神風脚……‼︎』

ゾロ『三刀流……‼︎』

クラッカー(鎧)『っ⁉︎間に合わ……‼︎』

スムージー『マズイ……‼︎』

サンジ『牛肉……‼︎』

ゾロ『煉獄……‼︎』

ルフィ『止まれぇぇぇぇぇ‼︎』

[158 1 22/12/19(月) 01:38:46]

スムージー『⁉︎…麦わら……』

クラッカー(鎧)『………時間が来たと言うことか……』

ゾロ『おいルフィ、ウタってやつはどうした？』

ルフィ『今、カタクリが連れてきてるとこだ。いやぁ懐かしいなぁ、12年ぶりかぁ』

ウソップ『でもよぉ、最初聞いた時は驚いたぜ？まさかルフィがあの歌姫と幼馴染だったなんてよ』

チョッパー『そうだぞ‼︎あの歌姫がルフィと幼馴染なんて夢にも思わなかったぞ‼︎』

ルフィ『まぁ言った事ねぇからなぁ、俺にとってウタはたった1人の幼馴染だ‼︎』

ナミ『こんな縁があるなんてねぇ。あんた、一体どれだけ顔広いわけ？』

ロビン『お爺さんは海軍の英雄、お父さんは革命軍総司令官、兄弟はロジャーの息子と革命軍のNo.2……』

ナミ『それで幼馴染は世界の歌姫ときたもんでしょ？ホントどうなってんのよあんたの人脈は……』

[159 二次元好きの匿名さん 22/12/19(月) 12:03:47]

いよいよか

[160 1 22/12/19(月) 19:19:55]

カタクリ『案内する。着いてこい』

ウタ『わかった………』

私は考えていた。ルフィが来てくれた……その事実があまりにも嬉しかったから。………出来ることなら、ルフィとは"新時代"を作った後、堂々と対面したかったと思わなくもないけど……今はそんな事どうでも良かった。早くルフィに会いたい………‼︎そんな今までにない程昂った感情を何とか抑えながら早歩きで歩いて行った
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

カタクリ『着いたぞ、この先に麦わらはいる』

ウタ『……うん』

カタクリ『……どうした？さっきまで早歩きで来ていたが』

ウタ『……いやぁ、やっぱり緊張するなぁって』

カタクリ『………好きなタイミングで出てくれ』

ウタ『……うん』

正直、とてつもなく緊張して息が上がっていた。カタクリの話だとルフィは今………凄くかっこいい男になってるって話だったから。どんなふうに成長したんだろう……あのカタクリを倒してるんだもん、修行してもらったからわかる。カタクリを倒すのがどれだけ難しいのか………だからそこも含めて、凄く気になるんだよね。…………行こう‼︎

ガチャ

ウタ『…………ルフィ？』

一眼見てわかった。ルフィは想像よりずっと昔のままで幼さが残る印象だった。でも……同時にとても逞しくて………頼りになる印象を持った

ルフィ『あぁぁぁ‼︎ウタ‼︎久しぶりだなぁ‼︎』

[161 1 22/12/19(月) 19:46:18]

ウタ『…………』

……………どうしよう、ルフィの笑顔がとても眩しく感じてぼやけて見える…………いや違う、違わないけど違う。単に涙でぼやけてるんだ……

ウタ『……ルフィィィィィ‼︎』

[162 二次元好きの匿名さん 22/12/19(月) 19:54:12]

ついにルフィと再会！ おめでとう！

[163 1 22/12/19(月) 21:42:54]

ナミ『あのルフィが自分から⁉︎』

ジンベエ『そんなに珍しい事かの？』

ウソップ『俺たちならともかく、他のやつ相手にハグしに行ってるのは見た事ねぇな……』

ゾロ『それだけ大事な奴って事だろ』

ウタ『ルフィ………ルフィだ……‼︎』

ルフィ『何だよウタ、俺は俺だよ‼︎』

ウタ『うん‼︎……うんうんうん‼︎』

カタクリ『……………』

ミュークル『…………ハンカチ』

カタクリ『………すまん』

[164 1 22/12/19(月) 22:37:56]

ミュークル『……それでさ、兄さん。聞きたいことがあるんだけど………』ｺﾞｿｺﾞｿ

カタクリ『聞きたい事？』

ミュークル『……このキノコ知ってる？』

カタクリ『………いや、見た事がない。何処の島で採ってきた？』

ミュークル『……ここ』

カタクリ『何？ここじゃあキノコはほぼ採れないはずだが……』

ミュークル『それが………』

それから私は、自分の見たものを兄さんに話した。何故か至る所でこのキノコが群生してる事、ウタがいきなりこれを食べた事、食べてから疲労を感じていないように見える事…………

ミュークル『………って事があって、正直気が気じゃないんだけど……』

カタクリ『……何が起こってるんだ………？ミュークル、そのキノコはどのあたりに生えていた？』

ミュークル『着いてきて』

そう言って、さっきまで戦っていた為に空いた巨大な穴から外を見ようとした時だった………

[165 1 22/12/19(月) 23:02:19]

ミュークル『………え…？』

カタクリ『………っ⁉︎』

ミュークル『えっ………何これ……？夢でも見てるの……？』

カタクリ『っ‼︎何をしやがった………‼︎』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

スムージー『………すまないな、ゴードン』

ゴードン『治療には少しだけ自信があるんだ……』

スムージー『……いい仕事だ』

クラッカー『しかし、流石に5対1は無茶だったか………すまねぇスムージー、おれがもっと引き受けてりゃあ良かった』

スムージー『フフフ……これでもお前と同じ三将星だぞ？そこまでしてもらっては面目がなくなるだろ』

クラッカー『違いねぇな……てか、ミュークルたちは何してんだ？壁の穴から空を見つめて……』

ゴードン『………よし、応急処置は済んだ』

スムージー『ありがとう……だいぶ楽になった』

カタクリ『………スムージー、クラッカー』

[166 1 22/12/20(火) 00:33:34]

スムージー『どうした？』

カタクリ『………戦闘に備えろ』

クラッカー『………海軍か？』

カタクリ『あぁ……どうやら、感動の再会を待ってはくれないらしい』

スムージー『まぁ、それはそうだろうが………っ⁉︎』

クラッカー『…………何なんだこりゃあ……⁉︎』

カタクリ『………麦わら…‼︎』

ルフィ『どうした？カタクリ』

カタクリ『急いで支度しろ、もう時間がない』

ルフィ『どう言う事だよ？』

カタクリ『………空を見てみろ』

[167 1 22/12/20(火) 01:02:40]

ルフィ『空？………』

ウソップ『うん？どうしたルフィ？空なんか見上げ………て……………ぎぃやゃぁぁぁぁぁぁぁ‼︎』

一味『？』

ウタ『どうしたの？ウソップさん？』

ウソップ『あっ…………あっ……アレ』

チョッパー『アレ………？ぎぃやゃぁぁぁぁぁぁぁ‼︎』

サンジ『っ⁉︎何だ……ありゃ⁉︎』

ナミ『ちょっと⁉︎何が起きてんの⁉︎』

ロビン『…………これは……‼︎』

ウタ『アッ…………アァ………アッ……』

みんな、反応に違いはあったけど思ったことに違いはなかった。私たちの視線の先には、何十隻もいる軍艦が万国を取り囲むように空中で円を描いくように飛んでいる、この世のものとは思えない光景が広がっていた…………

[168 1 22/12/20(火) 03:06:00]

同時刻　？？？

カリファ『…………海軍艦隊、到着を確認しました…………はい、敵の海上戦力は全滅した模様です………はい。引き続き監視を続けます』ｶﾞﾁｬ

ブルーノ『ようやく来たんだな、海軍』

カリファ『思いの外手こずったようね。潜入している同僚からも似たような報告が多数挙がっていたわ』

ブルーノ『それで？例の件はどうだった？』

カリファ『………さっきカクから報告があったわ。"エレジアにトットムジカと思しき楽譜は確認出来なかった"との事よ』

ブルーノ『…………ネズキノコの事を考えると……』

カリファ『えぇ、トットムジカは歌姫の近くにいる。そう考えるべきね………』

ブルーノ『……………』

[169 1 22/12/20(火) 12:09:22]

ロビン『……ルフィ、これは…』

ルフィ『………あぁ、多分賭博のおっさんだ』

ウタ『賭博のおっさん………？』

サンジ『大将が来てるって話は本当だったんだな……しかし、すげぇ景色だ』

同時刻　海軍艦隊

黄猿『軍艦で空旅ってのも、いいもんだねぇ』

赤犬『気を引き締めんかい、ボルサリーノ………‼︎』

黄猿『しかし、大丈夫なのかぁい？流石にキツイと思うんだけどねぇ？』

藤虎『………えぇ、流石に少し堪えやす…』

黄猿『70隻も浮かせりゃあ、そうなるよねぇ』

藤虎『……配置につきやした』

赤犬『全艦砲撃開始‼︎』

海兵『全艦砲撃開始‼︎』

[170 1 22/12/20(火) 12:52:33]

※まいったな…………このスレでも終わりそうにないぞコレ……見切り発車しちゃったしなぁ………

[171 1 22/12/20(火) 14:41:29]

ﾄﾞﾝ!!ﾄﾞﾝﾄﾞﾝ!!ﾄﾞﾄﾞﾝ!!ﾄﾞﾝ!!ﾄﾞﾄﾞﾝ!!ﾄﾞﾝ!!

ジンベエ『海軍も随分派手にやりよるわい』

ウタ『…………』

空に浮いていた軍艦たちが撃ち始めた。下にいた大勢の人たちに向けて………
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ルフィ『見るな、ウタ』

ウタ『……うん』

カタクリ『……………』

クラッカー『……一方的じゃねぇか…』

ロビン『あれじゃあ、地上からの攻撃は全く届かないわね』

スムージー『艦隊もこうやって撃ち破られたわけか……‼︎クソっ‼︎』

カタクリ『……こうなった以上、時間はない。ウタ……麦わら達と脱出しろ』

ゾロ『お前らはどうすんだよ』

カタクリ『俺たちは………ここで奴らを迎え撃つ……‼︎』

[172 1 22/12/20(火) 14:42:04]

サンジ『迎え撃つって………何隻いると思ってんだ⁉︎』

スムージー『もとよりそのつもりだ……何分稼げるか………』

クラッカー『大将2人に元帥まで相手にするんだ……10分待てば御の字だろうな……』

ウソップ『おいおい‼︎お前らここで死ぬ気かよ⁉︎』

カタクリ『そのくらいの覚悟がなきゃあ、あいつら相手に時間は稼げん……麦わら、ウタを頼むぞ』

ルフィ『………わかった』

ブルック『……よろしいのですか？』

ルフィ『あぁ………いいんだ』

ウタ『…………』

[173 1 22/12/20(火) 21:29:20]

話の雰囲気で何となくわかった。多分さっきから出てきてる大将や元帥って、カタクリ達よりも強いんだと思う…………修行の時には笑顔で『大丈夫だ』って笑顔で答えてくれてたけど………絶対違う。そう理解した瞬間、今までにない勢いで感情が湧き出てきた
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

クラッカー『今更だが、お前らどうやってきたんだ？ナワバリウミウシが反応してなかったぞ』

ルフィ『サニー号はクードバーストで空飛べるからよ‼︎端っこから飛んできたんだ‼︎』ﾆｼｼｼ

スムージー『万国の端からここまで飛んできたのか？以前飛んだ時はそこまで飛んでいなかったと思うが……』

ルフィ『フランキーが改造してんだよ、そしたら凄えぇ飛べるようになったんだよ‼︎』

ミュークル『中々ぶっ飛んでるねこの人……人なんだよね？』

フランキー『正確に言えば、サイボーグだ……後ルフィ、あの特性クードバーストは今回限りだぜ？何回もやってるとサニー号が保たねぇ』

クラッカー『で？結局お前らの船は何処にあるんだ？』

ナミ『北東にある崖にあるわ、落っこちてないといいけど……』

カタクリ『北東の崖か……ミュークル、俺たちが時間を稼いでいる間、コイツらを案内してくれ。今は少しの時間も惜しい、最短距離で連れて行ってくれ』

ミュークル『わかった………兄さん達も…その………頑張って』

カタクリ『わかっている……ウタ？』

俺たちが話していると、いきなりウタが抱きついてきた。どうしたのかと未来を見て、俺は少し驚いた。そうやって驚いているうちにウタが喋り始めた
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

ウタ『………カタクリ、私に嘘ついてるでしょ…』

[175 1 22/12/21(水) 02:51:57]

カタクリ『…………』

ウタ『問題ないって言ったよね……？大丈夫だって言ったよね………⁉︎違うんでしょ………？そんな相手なら、ルフィの仲間のみんなからあんなこと言われないよね‼︎』

カタクリ『………すまない』

ウタ『謝って欲しいわけじゃない……‼︎私にとって、皆んなはもう他人じゃないんだよ⁉︎そんな皆が死ぬかも知れないなんて………耐えられるわけないじゃん………‼︎』

カタクリ『…………』

ウタ『何とか戦わずに済む方法は無いの？皆に何かあったら………私……………‼︎』

クラッカー『……ウタ、いい加減にっ‼︎』

スムージー『待て』

クラッカー『っ⁉︎スムージー？』

スムージー『……………』

ウタ『何とかならないの？ねぇカタクリ‼︎』

ルフィ『………おいウタ、もうやめ』

カタクリ『ウタ』

ウタ『………カタクリも……私を置いていくの…？』

カタクリは何も答えてくれない。それは……暗に置いていくことを認めているようだった……何でだろう、いつも以上に感情的になってる……いつも以上の悲しみに明け暮れていると、カタクリがこっちに歩いてきた。叱られるのかな………それとも、昨日みたいに抱きしめて説得するのかな………色々考えていたら、カタクリが目の前で膝をついてしゃがんだ。何をする気なんだろうと思っていたその時、不意に頭に何か……黒い帽子？を被せられた………これって………

[176 1 22/12/21(水) 10:41:23]

ルフィ『それ……俺が被せた………』

ウタ『………帽子……？』

何をする気なんだろう。そう思っていると……
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

カタクリ『………この帽子をお前に預ける……俺にとって…家族の次に大切な帽子だ……‼︎』

ルフィ『………‼︎』

ウタ『…………』

カタクリ『この帽子が傷つくのは、俺には我慢ならねぇ………‼︎だが、コレから相手にする奴ら相手に……無傷でいられるほど……俺は強くねぇ……‼︎だから……‼︎この帽子を持って、何処か遠くに逃げてくれ‼︎後から必ず………受け取りに行く………‼︎』

ウタ『……ゔぅ………』

いつの間にか泣いていた………カタクリにとって、この帽子がどれだけ大事な物なのか……それを知っていたから………

ウタ『………卑怯だよ……そんなこと言われたら………何も言えないじゃん………‼︎』

私は堪らずカタクリに抱きついた。それに対してカタクリは抱き返してくれた…………ああ言われたら、もう何も言うことはない………

ウタ『……絶対帰ってきてよ……‼︎絶対に‼︎』

カタクリ『…………あぁ、約束だ‼︎』

[177 1 22/12/21(水) 10:51:30]

ウタ『スムージーも‼︎クラッカーもだよ‼︎絶対に会いに来て‼︎』

スムージー『フフフ……当然だ‼︎』

クラッカー『任せとけ‼︎』

カタクリ『…………後は頼む』

ルフィ『………行くぞ、ウタ』

ウタ『……うん』

そうして、私達は離れた………離れる時も、出来るだけカタクリ達を見た。カタクリ達は私が見えなくなるまで笑顔で手を振ってくれた…………
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

スムージー『………行ったな』

クラッカー『……あぁ、一時はどうなるかと思ったが』

カタクリ『…………』

クラッカー『だが、よかったのか？守れるかも分からねぇ約束なんて』

カタクリ『………約束は必ず守る‼︎』

スムージー『これはこれは……三将星最大の任務だな』

クラッカー『最後の任務かもな……』

カタクリ『……来るぞ‼︎』

[178 1 22/12/21(水) 11:06:12]

赤犬『………歌姫は何処じゃあ……‼︎』

黄猿『それで喋る連中じゃないでしょ〜』

藤虎『………始めやしょう…』

カタクリ『…………行くぞ‼︎』

スムージー『おう‼︎』

クラッカー『やってやる‼︎』

藤虎『こりゃあいけねぇ……』ｶﾁｬ

スムージー『はあぁぁぁ‼︎』ガン！！

黄猿『"天叢雲剣"……‼︎』ブン！！

クラッカー『"波動プレッツェル"‼︎』ガーン！！

赤犬『"大噴火"‼︎』ドォン！！

カタクリ『"力餅"‼︎』ドオォォォン！！

[179 二次元好きの匿名さん 22/12/21(水) 18:09:49]

なんという死亡フラグ……
カタクリ兄ちゃん、スムージーもクラッカーもどうか無事で

[180 1 22/12/21(水) 22:16:19]

同時刻　スイーツシティ郊外

センゴク『………始まったな』

ガープ『そのようじゃの………大丈夫か？コビー』

コビー『何とか………申し訳ありません……』

スモーカー『お前が謝る事じゃねぇよ、俺の判断ミスだ……』

センゴク『いや、運がなかったんだ。たった1ヶ月で歌姫がここまで強くなるとは、我々も想定していなかった』

ガープ『あぁ、ビックマムの息子達がいたとは言え中将相手に善戦するとはな………』

センゴク『やはり、血は争えんと言うことか………ん？すまん、少し出る…………どうした？何かわかったか？……………』

スモーカー『…………なぁ、ガープさん』

ガープ『……何じゃい』

スモーカー『………俺たちの任務は、本当に歌姫の救出なのか？』

たしぎ『スモーカーさん……』

ガープ『…………』

スモーカー『始めは、ただ洗脳の類を受けてると思っていたが………ありゃあ違う。明らかに自分の意思で行動していた………この作戦に何の意味がある？』

[181 1 22/12/21(水) 22:44:27]

ガープ『…………それは』

センゴク『そこからは私が話そう』

スモーカー『…………』

そこから聞いたのは、この作戦の真の目的だった………危うく政府の思惑通りに動くところだったと思うと反吐が出る

スモーカー『………話してよかったのか？聞いた俺が言うのもおかしな話だが』

センゴク『ここまで来ると、もはや機密もあったものではないからな。それに………私はもう引退した身だ。直接害が出ることはしないが、ある程度は自由にやらせてもらうさ』ﾊｯﾊｯﾊｯﾊｯ

ヘルメッポ(なんかガープさんに似てきたか……？)

[182 二次元好きの匿名さん 22/12/22(木) 07:47:01]

保守

[183 二次元好きの匿名さん 22/12/22(木) 12:01:00]

ここまで読み進めてしまった

[184 1 22/12/22(木) 12:27:14]

ガープ『それで？さっきの電伝虫は何だったんじゃ？』

センゴク『あぁアレか、少し野暮用があってな。その結果が出て連絡を受けていたんだ』

コビー『その野暮用というのは……？』

センゴク『うむ………トットムジカの存在は知っているな？』

スモーカー『えぇ、事前情報に記載があったから知ってはいるが………』

センゴク『………少し、昔話をしよう………あれは、私が元帥になったばかりの頃だった。元帥に昇進した事によって、それまで大将だった私にすら伏せられていたいくつかの情報が開示された。お前達にも似た経験はあるだろう』

コビー『………』ｺｸﾘ

センゴク『その時、開示された情報は3つ………古代兵器、Dの一族……そしてトットムジカだ。政府はトットムジカをこれらと同等の脅威と見做していた訳だ。そこに記載されていた情報はいくつかあった……意図的にネズキノコを群生させる事や、数百年前から実在していた事………そして、ウタウタの能力者が自身を歌った後、生き残っていた場合……自身の歌・楽譜に関する記憶を消すこともな』

ガープ『失敗しても、また歌わせるためか』

センゴク『そう捉えて問題無いだろう………私は元帥になった時から、トットムジカを個人的に調べてきた。流石に危ない橋だったがな……さっきの電伝虫は、CPに潜入中のSWORD隊員からの報告だ。どうやらエレジアで色々やっているらしい………そして今、隊員からある報告を受けた』

ガープ『……勿体ぶらずに教えんかい』

センゴク『まだ憶測混じりの話らしいが………………トットムジカはプルトン・ポセイドン・ウラヌスに並ぶ、第4の古代兵器である可能性が出てきた……‼︎』

[185 1 22/12/22(木) 16:06:26]

ヘルメッポ『4つ目の古代兵器⁉︎』

センゴク『まだ憶測の範囲での話だ。だがエレジアの地下に保管されていた大量の書籍の中でも、とりわけ古い書籍にその旨が記されていたそうだ』

コビー『………その……具体的な内容というのは……』

センゴク『…………はるか昔、プルトン・ポセイドン・ウラヌスを生み出した"ある王国"は、4つ目となるトットムジカの制作を始めたようだ。だが他の兵器と違い明確な意思を持って生まれた為に、兵器としての価値を疑われてた結果、廃棄される事になったらしい』

スモーカー『………だが、現実にトットムジカはまだいるんだろ？どういう事だ』

センゴク『………廃棄される事を知ったトットムジカが、自身の処分を恐れ……生みの親である王国の科学者達を皆殺しにした…………古代兵器の数が少ないのは、威力が高いこともあるが……作り手である科学者が全滅した事も、要因の一つらしい』

ガープ『…………その後どうなったんじゃ……？』

センゴク『………その後、偶然その場に居合わせた、当時の……ウタウタの実の能力者によって、トットムジカは楽譜へ封印されたようだ。記録が事実なら、今の歌姫以上の事をやってのけた事になる。そしてトットムジカを封じ込めた楽譜は"Tot Musica"と名付けられ、今日までエレジアに封印されてきた………ウタウタの能力者は言わば管理役だったという訳だ。もっとも、この話は伝承する前に王国そのものが滅びた為に殆ど知られることもなく、事実上闇に葬られたが………』

[186 1 22/12/22(木) 22:48:14]

ガープ『…………』

コビー『…………』

ヘルメッポ『…………』

スモーカー『…………』

センゴク『トットムジカは自身の置かれた状況を理解した上で、明確な意志を持って行動していると見て間違いない。さっきまで歌姫との戦闘の話を聞いていたが………恐らく歌姫は、お前達から行方をくらませていた間にネズキノコを食べたんだろう。問題なのは………』

ガープ『自分の意思で食ったかどうかじゃろ？』

センゴク『…………あまり考えたくは無いが、恐らくトットムジカの仕業だろう』

スモーカー『……何故そう言い切れる』

センゴク『移動中に入った報告だが、エレジアにネズキノコは確認されなかったそうだ。奴は機を待っていたんだ、自身が復活する最高のステージが来るのを………そして今、この瞬間を機と見たに違いない………‼︎』

[187 1 22/12/23(金) 08:23:31]

スモーカー『全部トットムジカの思い通りって訳か』

センゴク『そうなるだろう、だが………それもここまでだ』

ガープ『センゴク……』

センゴク『今日、私は最初で最後の独断専行をする。何が何でもトットムジカを始末する……‼︎お前達は私から離れておけ』

ガープ『何水臭い事言っとるんじゃ……わしもいく』

スモーカー『……あぁ、俺も行かせてもらう』

コビー『僕も、センゴクさんと一緒に行きます‼︎』

ヘルメッポ『まぁ、聞いちまった以上、着いていくしかねぇか』

たしぎ『私も、よろしくお願いします‼︎』

イスカ『私も……センゴクさんについていきます‼︎』

センゴク『……いいんだな？最悪、海軍を辞める事になるが……わかった。サカズキ達よりも早く歌姫を見つけ、Tot Musicaを処分し、奴の出現を阻止する‼︎』

[188 二次元好きの匿名さん 22/12/23(金) 08:45:20]

う〜ん ウタの心の中で出会った『ウタの姿を借りた"誰か"』が ムジカなのかな…？
続き楽しみにしてます！

[189 二次元好きの匿名さん 22/12/23(金) 18:52:24]

トットムジカを封印したウタウタの能力者かも

>>188

[190 1 22/12/23(金) 20:07:28]

同時刻　ホールケーキアイランド近海　上空

マルコ『………こりゃ、酷ぇ有様だよい……海軍とやり合ったらしいが、ここまでやられるとはな………こりゃあどう転んでも、再建は無理だな……ビックマム海賊団』ﾊﾞｻｯﾊﾞｻｯﾊﾞｻｯﾊﾞｻｯ

俺は、海軍とビックマム海賊団がぶつかった海の上を飛んでいた。万が一があったら目も当てられねぇから、偵察として飛んできたが………残骸で海面が見えねぇなんて、何があったんだ？

マルコ『肝心なホールケーキアイランドも、海軍に包囲されてるし………そろそろ帰るかよい……ん？ありゃあ………』

[191 1 22/12/23(金) 20:40:27]

同時刻　？？？

クザン『……………』ｷｺｷｺｷｺｷｺｷｺｷｺ

ポチャン

クザン『おっとっと、ごめんよ』ﾁﾘﾝﾁﾘｰﾝ

ｷｺｷｺｷｺｷｺｷｺｷｺｷｺｷｺ

クザン『…………』
＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿＿

オーガー『嫌な運命に巻き込まれたな』

クザン『まさか、歌姫騒動でシャーロット・プリンが首都に避難されるなんてな………ほんと運がないわぁ』

オーガー『だが、手ぶらで帰るわけにはいかない』

クザン『…………これ俺が行かなきゃいけない感じ？』

オーガー『海軍の包囲を突破するんだ、元海兵のお前が適任だと思うが？』

クザン『いやいや、お前さん自分能力分かってて言ってる？』

オーガー『生憎、海上で使えるほどの精度はない。目標共々、海の藻屑はごめんだ』

クザン『……………はあぁぁ……』

[192 二次元好きの匿名さん 22/12/24(土) 06:57:07]

ここから青雉たちもくるのか

[193 二次元好きの匿名さん 22/12/24(土) 09:07:42]

大混戦だなあ

[194 二次元好きの匿名さん 22/12/24(土) 11:35:37]

旧四皇残党と現四皇3人傘下込みと海軍と＋αが戦争している場所に2人で行くつもりなのは流石に作戦中止しても黒ひげ怒らないと思う

[195 1 22/12/24(土) 12:52:36]

※もう終わりそうなので3スレ目に突入します(白目)

ここまで長くなるとは思っておらず、私自身困惑を覚えております。恐らく3スレ目で終わる………と思うのでよかったらお越しください

3スレ目

SS ウタ『…………』カタクリ『…………』3スレ目｜あにまん掲示板

[196 二次元好きの匿名さん 22/12/25(日) 00:47:51]

>>195

面白くて大好きなssスレなので勿論最後まで見届けますぜ

[197 二次元好きの匿名さん 22/12/25(日) 07:47:52]

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