- 1二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 12:49:39
- 2二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 12:50:35
いつのまにか消えてて悲しかったから復活嬉しい!
- 3二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 12:50:51
- 4二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 12:51:22
- 5二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 12:52:26
- 6二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 12:53:22
- 7二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 12:54:23
- 8二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 12:55:25
- 9二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 12:55:34
誤タップかな? とりあえずおかえり
- 10二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 12:56:04
続き楽しみにしてます。
- 11二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 12:57:03
地の文が付いた事でウタの変態度が上がった気がする
お前そんな事考えてたのか… - 12二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 13:04:02
おか!地の文ついたら曇らせパートの殺傷力上がりそう…
- 13二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 14:04:42
良かった…復活してくれた…ウレシイ…
…なんかウタの変態度が上がってません? - 14二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 14:17:56
- 15二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 14:19:18
良かったよ本当に何があったのかと思って…
- 16二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 14:19:23
ウタちゃんの過去前編です
第7話───ルフィ(びっくりした…あのウタがゲームイベントに自分から来るなんて。昔からは考えられねー変化だよな…)
ウタと別れた後、地平線に沈む夕日を眺めながら俺はぼんやりと彼女とのやり取りを思い返していた
俺の趣味に付き合ってくれる形でゲームセンターに来てくれる事はあったが、自主的にってのは前代未聞だ
(思えば結構長い付き合いだよなウタとは。あの日、公園で出会ってからもう…)
冷え切った…けど、どこか優しい12月の風の中で思いを馳せる
遠い昔、彼女と出会った日のことをtelegra.ph第8話───8年前悪ガキ「おい、お前また公園に来てまでゲームしてんのかよ?」
ビクッっと身体が震えたのが分かった
明らかに友好的ではない、棘のある声
恐る恐る顔を上げると、小太りの少年がイジワルそうに歪んだ顔をニヤつかせこちらを覗き込んでいる
ルフィ「お、俺の勝手だろ…家でやってたら爺ちゃんにガミガミ言われんだよ…」
なんとか絞り出した…モスキート音にも掻き消されそうなか細い声で反論する
悪ガキ「公園はなぁ、皆で身体動かして遊ぶ場所だぜ?こんなくだらねーオモチャで1人遊びしてるやつがいると、こっちまで陰気臭くなるんだよ」
少年は叩きつける様な口調でそう言い放つと、乱暴な手つきで俺からゲームを奪ってきた
ルフィ「あっ、お前!返せよ!」
悪ガキ「へー結構やりこんでるぽいな…良いこと思いついた、お前の目の前でこのデータ全部消してるよ」
………は?今、なんて言った?
セーブデータを消す?…ダメだ、それだけはダメだ。絶対にダメだ
サァッと血の気が引き、呼吸が乱れる
ゲーマーにとって、セーブデータは努力と思い出の結晶
友達がいない自分には、それは唯一の心の拠り所で大切な宝物なのだ
ルフィ「!や、やめろ…やめてくれ!返してくれ!」…telegra.ph第9話突如割り込んできた声に、俺と少年は2人して意識を割かれそちらを見る…紅白の髪をウサギの耳の様に結んだ可愛いらしい女の子が、仁王立ちでこっちを睨んでいた
悪ガキ「は?お前誰だよ」
ウタ「あんたみたいな珍獣に名乗るほど安くないの、私の名前は」
心臓がドクンッと跳ねる
怖いもの知らずにも程があるだろコイツ、この悪ガキにそんな挑発しちゃったら…
悪ガキ「…お前、女だからって手出されねぇと思ってねぇか?調子こいてっと、その紅白頭赤一色に染め直すぞ」
案の定、細い目を吊り上げ青筋をビキビキとたてた少年は、彼女に向けファイティングポーズをとる
ウタ「…拳向けるなら命懸けなさいよ」
悪ガキ「は?」
ウタ「それは脅しで振りかざすもんじゃないって言ってんのよ、黒ブタ」
悪ガキ「…上等だテメェッ!!」
彼女の追い挑発をゴングに、殴りあいが開戦した
ヤバい、止めなきゃ。けど、足が震えて動けない
このままじゃ、彼女は少年に一方的に殴り倒され見るも無惨な姿に───
……
ウタ「はい!一応壊れてないか確認してみて。…あんたも災難だったね」
ポカンと、俺はそこで伸びている悪ガキを見ながら頭を整理した
…え、勝ったの?この華奢な女…telegra.ph第10話ウタ「じゃ、私はこれで。あんたも気をつけて帰んなさいよ」ルフィ「ま、待って…!」
何事もなかったかのように去っていく彼女に、俺は慌てて声をかけた
ウタ「?なに?」
ルフィ「…お礼に、これ貸してやる」
先程彼女が取り返してくれたゲーム機を、ズイッと差し出す
ウタ「え、いいよ。私ゲームとか全然興味ないし…」
ルフィ「でも…なんかお礼しないと…」
ウタ「律儀なやつね〜。…じゃあ、明日から私と遊んで。遊ぶ相手いなくて暇してたの」
予想外の提案に面食らってしまう。一緒に遊ぶ…つまり友達になれってことか?
ルフィ「え…そんなことでいいのか?」
ウタ「うん!一人で歌の練習ばっかしてんのも、いい加減飽きてきたしさ…」
ルフィ「…よし、分かった!じゃあ、今から俺たちは友達だ!えっと、お前名前は?」
ウタ「私はウタ、あんたは?」
ルフィ「俺はルフィだ!よろしくな!」
ウタ「よろしくね、ルフィ」
ギュッと握手を交わして笑いあった
初めて友達出来たけど…こんな感じなんだな
心臓がドキドキして、顔が熱くなる。なんか不思議な感じだtelegra.ph第11話ルフィ「ウタと一緒に楽しめそうなゲーム調べてきた!ケイドロしよう、ケイドロ!」ウタ「…2人でやるケイドロってただの追いかけっこじゃない?」
ウタ「白線の上以外歩いたら負け〜!白線から外は…そうマグマになってるって設定で!」
ルフィ「いや、ウタ…それは設定の練りが甘い。20XX年、高度知的生命体の侵略により地上を火の海になった。行き場を失った人類は最終防衛ラインである"白線"へ避難し、いつの日か高度知的生命体から地球をとり返──
ウタ「別の遊びにしよっか、ルフィ」
ルフィ「だすげでうだああああああ」
ウタ「なんでそんな降りれないような高いとこ登ったの!?高鬼だからって限度があるでしょ!?」
ルフィ「だって…これも一応ゲームだから…負けたくなくて…」
ウタ「高く登れば勝てるわけでもないでしょうに…ほら、受け止めてあげるから私めがけて飛び込んでおいで」
ルフィ「え…ウタ…ちょっとそれは恥ずかし
ウタ「うるせーよ!ピュアピュアしてねーではよ飛べ!」telegra.ph - 17二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 15:00:23
このレスは削除されています
- 18二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 15:02:13
このレスは削除されています
- 19二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 15:03:02
あれ?14話がうまく貼れない…ちょいと待っててください!
- 20二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 15:06:58
多分、貼れたかな?過去編後半です!なるべく早く追いつきます、すいません!
第12話────ウタ「────♫」
ルフィ「…」
ウタ「…あ、ごめんルフィ来てたの。待ってる間に歌の練習しようと思ったら、熱中しちゃって」
…実は5分前から来てた。声かけようと思ったが、あまりに綺麗な歌声なんでずっと聞き惚れてた
ルフィ「…歌ってる時のウタは、いつにも増してカッコいいな」
ウタ「…へ?カッコいい?可愛いとか綺麗とかじゃなくて?」
今みたいなキョトンとしたウタは可愛い…けど、言うのはなんか恥ずかしいので黙っとこう
ルフィ「あぁ。あの日、俺のゲーム取り返してくれた時からずっと…ウタは俺の中で最高にカッコいい姉ちゃんだ」
ウタ「ね、姉ちゃんか…。複雑だけど…まぁ悪い気はしないわね」
俺の返答に苦笑いしたウタは、すぐにキリッとした顔になると俺を指差し言い放った
ウタ「…じゃあ可愛い弟くんに命令!私のファン1号として、死ぬまで私を推し続けて!」
ルフィ「か、可愛いって…当たり前だ!」telegra.ph第13話ルフィ「…ってファン1号って?お前歌手にでもなりたいのか?」ウタ「そーだよ!私の夢は世界中の人を虜にする、歌姫になること!そのためにボイトレ行ったり自主練したりしてるんだ」
胸を張り堂々と夢を語るその姿…うーん、やっぱりカッコいいなぁ
ルフィ「へぇ〜、でっけぇ夢持ってんだなぁウタは」
ウタ「あんたにはないの?そういう夢?」
ルフィ「…シシシ!実はある」
ウタ「へー!なんなの?聞かせてよ」
俺もウタに負けじと、胸を張り高らかに宣言する
ルフィ「俺はさ!みんなが心の底から笑顔になれるような、この世で一番面白いゲームを作りたい!」telegra.ph第14話ウタ「…アハハッ、うんうん。なんか凄いあんたらしい夢だなって」ケラケラと笑うウタ。俺らしいって誉めてくれてんのかな?なんか照れるな
ルフィ「だろー?んで、俺の作ったゲームを一番最初にウタにやってもらう」
ウタ「私が?なんで?」
ルフィ「だってお前、ゲームなんか興味ないって言ってたろ?そんなお前を楽しませれたら、間違いなく大成功じゃねーか!」
ウタ「あー、なるほどね。確かに一理あるかも」
ルフィ「あと、俺ウタの歌大好きだからさ。俺のゲームに取り入れたいなーとも思ってて」
ウタ「私を楽しませるゲームに私の歌を使うって…中々ぶっ飛んだ考えするねルフィは…」
ウタは呆れ半分楽しさ半分な顔でそう言うと、腕をこちらに伸ばしてきた
ウタ「まぁいいや、私は世界一の歌姫になってアンタは世界一のゲームを作る!絶対にお互い夢叶えようね!!」
ルフィ「おう、約束だ!」
ゴスッとお互いの拳をぶつけて宣誓する
…これ、カッコいいからいつかやってみたいとは思ってたけど、ただただ痛いな
多分ウタも痛かったんだろう、お互い引きつった笑顔で笑いあったtelegra.ph第15話ルフィ(…あれから、もう8年経つのか。あいつも歌の練習頑張ってるし、俺もそろそろちゃんと技術身につけて本格的にゲームクリエイターめざさねぇとな)遠い懐かしい、2人の約束
忘れた日は一度も無かった
ルフィ(…まぁ、何にせよ明日楽しみだ。久々にちゃんとしたウタとのお出かけだし)
ルフィ(シシシ…早く準備して寝るか)
はやる気持ちをを胸に、俺は上機嫌で家路についたtelegra.ph - 21二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 15:27:07
- 22二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 15:41:37
- 23二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 16:41:12
ナイスガイな方々です
第17話───ゾロ「おいルフィー!今日暇なら、ウチでゲームやらねーか?ついに海賊○双4買ったんだよ!」
夏空のように快活な声が教室に響く
顔を上げなくても分かる。クラスメイトで親友のゾロだ
入学当初、ゲームばっかりやっててクラスに馴染めなかった俺に真っ先に話しかけてくれた、優しくて爽やかなイカしたヤツだ
でも…やっぱ疲れてんのかな俺。いつもは大好きなアイツの明るい声も、今だけは少し鬱陶しく感じる
ルフィ「あれほぼ一人用じゃねーか…それに、放課後バイト入ってて…すまん」
ゾロ「ここ3ヶ月ずっとバイトだな…しかも引っ越し屋やら会場設営やら、やたらハードなもんばっかだし。ゲーム廃人だったお前も、ついに筋トレで自分磨きに目覚めたか?」
ルフィ「…ハハハ、そんなんじゃねーよ」
ゾロの弄りを適当に受け流すと、俺はバッグを持って教室を後にした
ゾロ「…」
去り際、ゾロが何か訝しむ様な目をしていたが…俺にそれを気にする余裕はなかったtelegra.ph第18話ベテラン作業員「おい小僧、お前最近ずっとこの現場でバイトしてるな。楽な仕事じゃねーだろ?」作業がひと段落ついた小休憩中、ガタイの良い男が俺に話しかけてきた
老人とは思えないバキバキに引き締まった身体、きれいに整えられた白い髭…彼はこの現場で1番の古株の作業員であり、皆から親しみを込めて親父と呼ばれている
ルフィ「ちょっと事情がありまして…お金が必要で…ハハ」
ふーむ…と彼は自慢の髭をいじりながら相槌を打つと、おもむろに財布から1000円札を抜きこちらへ突き出してきた
ベテラン作業員「…おい、あそこの自販機でコーヒー買って来い。お釣りは全部やる」
ルフィ「え…!?ありがとうございます、すぐ買ってきます!」
ベテラン作業員「グララ…走って転けるなよ、ゆっくりでいい」
俺は感謝を伝えると、小走りで自販機へと向かった
新米作業員「みっともねぇじゃねぇか親父ィ!俺はあんな子供をパシるような、情けねぇ男の後輩になったつもりはねぇぞ!?」
ベテラン作業員「お前は黙ってろアホンダラ。…それにしても、ありゃほんとに小遣い稼ぎで来てる姿か?あれじゃまるで…」telegra.ph - 24二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 17:14:43
前の時より、少しだけ描写を追加しました。ウタちゃん…
第19話───ルフィ「ウタ!元気かー!?」
ウタ「あ、ルフィ。またお見舞いに来てくれたんだね」
彼女はベッドからピョコンと起き上がると、嬉しそうに手を振ってくる
ルフィ「当たり前だろ?お前への土産話もたくさん溜まったしよ!」
ウタ「へー、それは楽しみだ。…ところでルフィ、最近寝れてないの?クマ凄いよ?」
ルフィ「え!?いや、ちょっとここ数ヶ月バタついててよ…ハハハ」
ウタ「ふーん…」
一瞬彼女の顔が曇った…と思ったら、すぐにパァッと明るくなり
ウタ「…ねぇルフィ、ベッド入りなよ。添い寝しよ添い寝!」
とんでもない提案してきやがった
ルフィ「は!?お前何言って」
ウタ「大丈夫だよ。私のベッドやたらデカいし、ここ個室だし。ナースさんはしばらく見回りに来ないよ」
ルフィ「そ、そういう問題じゃ…」
ウタ「ほら、早く」
力任せにグイッと引き寄せられ、ベッドに引き摺り込まれる
どう考えても病人の腕力じゃない、コイツ実は元気なんじゃ…なんて少しばかりの希望が胸に芽生え、すぐに枯れていったtelegra.ph第20話ウタ「2人で寝ると、やっぱぎちぎちだね」当たり前だ。いくらサイズがデカいとはいえ所詮はシングルベッド
高校生2人が寝ると完全にすし詰め状態だ
ルフィ「う、ウタ…顔…近い…」
てかほぼ0距離じゃねーか。後数ミリ前に動かしたら唇が当たってしまう
ウタ「どうしたの?鼻息荒いよ?」
ルフィ「ッ!」
指摘されて俺は反射的に呼吸を止める
ウタ「別に息止めんでも…ほら、胸貸してあげるから」
ルフィ「むッ!?むーッ!」
頭に手を回してきたかと思ったら、そのまま胸にむんずと押し付けられた。これはヤバい、色々とヤバい
ウタ「ほら、暴れない暴れない。ここ病院だよ、静かにしなきゃ」
ルフィ「…」
頼む…静まれ…静まってくれ、俺の下半身。今はやばい、今スタンドアップすると100%ウタにバレる
ウタ「ルフィの身体は温かいね。お日様みたい」
そんな俺の葛藤をつゆとも知らず、ウタは優しい口調で語りかけてくる
ウタ「…少し眠っていきなよ。子守唄歌ってあげるからさ」telegra.ph第21話───ルフィ「スー…スー」
あんだけ暴れてたのに、3分もしない内にルフィはぐっすり眠ってしまった
余程疲れてたんだねぇ…
ウタ「…にしても、寝顔は本当昔のままだね。あどけなくて可愛いなー」
赤子の様にフワフワした顔で眠るルフィの頬を、ツンツンとつついてみる
ルフィ「…ん、ウタ…」
ウタ「ん?」
お、寝言かな?私の名前呼んでる
へへ、嬉しいな。夢でも私のこと思ってくれてるなんて──
ルフィ「…大丈夫…ずっと…一緒に…いような…」
ウタ「…」
ルフィ「スースー」
なぜだろう。こんな大胆な寝言、凄く嬉しいはずなのに
何故だか私は、ものすごく嫌な予感がしたtelegra.ph - 25二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 17:43:27
ルフィさん、やはり男の子だった
- 26二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 17:56:09
ウタちゃんの悲劇前編です
第22話──3ヶ月前ルフィ「あれー、もう待ち合わせの時間なのに…あいつまだ来ねーな」
現在8時15分
8時集合の約束だから既に15分タイムオーバーしているが、ウタが来る気配が一向にない
ルフィ「ラインの返信もねーし、通話も出ねーし…このままじゃ、ゲームイベント始まっちまうよ」
ルフィ「寝坊かな?遅刻なんか1回もしたことねーウタが?」
てか、むしろ10分前には絶対来てて俺を待つ側だもんな…いつも
ルフィ「…もしかして、ワクワクしすぎて昨日全然寝れなくてそれで…いや、それは俺か」
ルフィ「…直接、あいつの家行ってみるか」telegra.ph第23話───ルフィ「ウタぁぁぁッ!!」
ウタ「わっ!ちょ、しー!しー!静かに、ここ病院だから」
驚いてフリーズしてる周りの看護婦さん達には目もくれず、俺は一目散にウタに駆け寄る
ルフィ「おい…おい!大丈夫なのか!?しんどくないか!?」
ウタ「そりゃこっちのセリフだよルフィ…汗ダラダラじゃんか」
ルフィ「ウタの家行ったらよ、家の人が今朝いきなりお前が倒れたって…それで病院まで急いで走ってきて…」
ウタの家から病院まで1キロちょっと。ほぼノンストップで走ってきたから正直息も絶え絶えだが、そんなこと気にしていられない
ウタ「…運動嫌いなアンタが私のためにねぇ…。ごめんね、ルフィ心配かけて。お医者さんが言うにはただの貧血だから、しばらく検査入院したら家に帰れるって」
ルフィ「…そ、そっか…よかった…ほんとに、よかった」
ただの貧血…よかった。そう思うと急に身体の力が抜け、床に膝から崩れ落ちたtelegra.ph第24話ウタ「ちょ!?大丈夫なのルフィ!?」ルフィ「シシシ!安心したら、ちょっと力抜けちゃって…」
心配するウタに笑顔で答える
ウタ「てか、ゲームのイベントは?もう始まってる時間じゃないの?」
ルフィ「んなもん、どうでもいいよ!」
ウタ「ど、どうでもいいって…あんた、世界一のゲーム作るのが夢だって言ってたじゃない!?私との約束も─」
ルフィ「そんなことより、ウタの方が大事だ!今日は俺もずっとここにいるから、出来る事あったら何でも言ってくれ」
当たり前だ。ウタは俺にできた最初の友達で…大事な姉ちゃんだ
それより優先されることなんかないに決まってる
ウタ「……うん、そっか。ありがとねルフィ。じゃあ、お言葉に甘えて下の売店でゼリーでも買ってきて貰おうかな」
ルフィ「お安い御用だ!シシシ!」
おれはバッグから財布を抜き取ると、病室の扉に手をかけた
ウタ「…そんなこと、か」
ルフィ「?」
部屋を出る直前、ウタが何かつぶやいた気がしたがドアの開閉音に儚く掻き消されたtelegra.ph - 27二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 18:29:51
ウタちゃんの悲劇後編です
第25話───ルフィ「昨日はいきなりで何も用意できなかったけど…今日はちゃんとお見舞い持ってきたぞ」
お見舞いって言っても家にあった和菓子やフルーツ詰めてきただけだけど…まぁどれも美味いし大丈夫だろ
ルフィ「あいつ喜んでくれっかな?シシシ!…ん?ウタの病室の前に…誰かいる」
あの白衣の方は多分お医者さんで、それと話してる赤い髪の長身の男は…
ルフィ「あぁ、ウタの父ちゃんか」
深刻そうな顔して、何話してんだ?柱の影に隠れて少し聞いてみっか
医者「…正直、奇跡ですよ…今まで症状が出ていなかったのは。国内でも極稀にしか発見されない難病なので、健康診断でもスルーされていたのでしょう」
シャンクス「それで…治るんですか…?」
医者「…症例があまりに少ないため、日本での治療技術が確立しておりません。海外での最先端治療を受けられれば望みはあるかもしれませんが…莫大な費用がかかり…」
シャンクス「…そう…ですか。ちなみに、娘は後どれくらい…」
医者「…頑張って、1年でしょうな」
ルフィ「………は?」telegra.ph第26話ウタ「あ、ルフィ。今日も来てくれたんだね」ルフィ「…おう」
ウタはいつもと変わらない、無邪気な笑顔で俺を迎え入れてくれた
ウタ「?なんか元気ないね」
ルフィ「…そんなことねーよ」
ウタ「…あ、見て見て!入院生活暇でさ、久々にテレビ見てたらゲーム会社の潜入インタビューやってて!あんたの夢の役に立つかなーって、ノートに内容纏めたんだけど─」
ウタが楽しげに何か話してるが、内容が全く耳に入ってこない
ウタが難病?後1年で死ぬ?
ありえない。ふざけんな
そんなこと認めねぇ
ウタの命だけは絶対に奪わせねぇ
例えみんなが諦めて匙を投げたって、俺が…俺が必ず──
ウタ「ねぇ、ルフィ?話聞いてる?」
ルフィ「なぁウタ」
ウタ「ん?」
ルフィ「大丈夫だ。今度は俺が助ける番だからさ。だから、ウタは安心してゆっくり休んでてくれ」
ウタ「う、うん?どしたのルフィ…?」telegra.ph第27話───ルフィ「今月の給料合わせて…貯金は40万弱か…」
バイトの帰り道、俺は通帳アプリの残高を開き…愕然とする
ルフィ「はは、3ヶ月経ってこれっぽっちか…」
自嘲を含んだ笑い声が、夜の闇に響いて消えた
ルフィ「こんなんじゃ、ウタを助けるには全然足りない」
ルフィ「もっと頑張らなきゃ、もっとウタのために」
ルフィ「もっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっともっと頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張って頑張ればさ」
ルフィ「きっと…また、ずっと一緒にいれるよなウタ」 telegra.ph - 28二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 19:02:28
ルフィの決意までです!
第28話───ルフィ「ウター!見舞いに来たぞ」
俺の声に呼応して、ウタのウサ耳みたいな髪がピョンと跳ね上がる
…多分嬉しいんだろうけど、どういう仕組みなんだアレ
ウタ「お!きたきた!…相変わらず疲れた顔してんねルフィ。添い寝する?」
ルフィ「もう二度とやらねーよ!!結局あの後看護婦さんに見つかって大目玉食らっちまったし!」
ウタ「えー、でも私と添い寝できて嬉しかったでしょ?」
ルフィ「そ、そんなことねーよ…」
ウタ「…ルフィってさ、嘘つくとき左上を見る癖あるよね」
ルフィ「…え!?」
急いで視線をウタに戻す。あ、危ねぇ…俺そんな癖あったんだ…
ウタ「ふふ、本人でも知らない癖。案外、周りの人のがしっかり分かってたりするんだよ?」
ルフィ「き、気をつけねーと…」telegra.ph第29話ウタ「やー、それにしても検査入院って言われたのに長引いちゃってるねー。もう3ヶ月だよ3ヶ月!」不満そうにブーたれるウタに、俺は内心を悟られない様精一杯の作り笑顔で返す
ルフィ「あぁ、ほんとだよな!シシシ」
ウタ「もー退屈で退屈でさ、ルフィにも心配かけちゃってるよね。でも大丈夫、もうすぐ退院できるはずだから!」
両手の指を絡めながら、ウタは曇りひとつない笑みでそう答えた
ルフィ「…あぁ。楽しみに待ってるよ、ウタ」
ウタ「で、最近は何のゲームしてるの?ルフィは?」
ルフィ「…いや、まだちょっと忙しくてさ。ゲームしてる暇ねぇんだ」
ウタ「…そっか」
?何でそんな寂しそうな顔してんだ?
俺は不思議に思いながら、ふと病院の掛け時計を見て…絶句する
ルフィ「…あっ!やべぇ、バイト遅刻する!!俺そろそろ行くわ!」
ウタ「…ねぇルフィ、もしかして──
ルフィ「じゃあなウタ!また明日来るから」
ウタが何か言いかけてたが、明日聞こう…そう考えながら、俺は急いで病室を後にしたtelegra.ph第30話ルフィ(…もうすぐ退院できるはずだから、か)俺はバイト先へ走りながら、さっきのウタの発言を思い返す
ルフィ(あいつ、嘘つく時両手の指を絡める癖あるの…多分知らないんだろうな)
おそらくウタは、もう自分が長くないことをとっくに知っていて…それを俺に悟らせまいとしてる
だから、俺と話すときはあんなに元気で明るく振る舞ってんだ
…弟の俺に、余計な心配をかけないために
ルフィ「…気遣わせちまってるな」
ルフィ「俺の頑張りが足りなくて、いつまで経ってもウタを助けられないから…ウタにいらない気遣いさせて、どんどん悪化して…」
ルフィ「もっと、もっと頑張らなきゃ…今のままじゃ、ダメだ」telegra.ph - 29二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 19:05:21
消えててびっくりした…
復活ありがとう!! - 30二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 19:27:29
- 31二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 20:45:48
ゾロのくだり全部です!22時くらいまでには追いつきたい(願望
第31話ルフィ「殴られ屋!殴られ屋だぞー!5分1000円だ!」休日の公園、俺は殴られ屋と書いた段ボールのプラカードを提げ大声を張り上げていた
「うわ…何あれ?頭おかしいの?」「どこの高校のやつ?」「ウケる、写真撮っとこ」「んでも、なんであんな小遣い稼ぎしてるかに関しては一切が謎のままだねぇ」
冷めた目線や陰口が突き刺さるが、そんなこと気にしていられない
俺はもっと頑張って金を稼がなきゃなんだ…頑張って、頑張って…
ヤンキー「おい」
呼びかけられハッとする。目の前に、髪を金髪に染めた人相の悪い男が立っていた
ヤンキー「1000円払ったら、殴り放題なんだって?」
ルフィ「あぁ、そうだ!やってくか?」
ヤンキー「おう」
ヤンキーは1000円札をくしゃくしゃに丸めると、こちらに投げて寄越してきた
ルフィ「あ、ありがブッ!?」
強烈な右ストレートが頰に突き刺さる
ヤンキー「サンドバッグがペラペラ喋ってんじゃあねぇぞ!オラァ!!」
昼下がりの公園
さっきまでの賑やかで楽しげな雰囲気はシンと鳴りを潜め、肉を打つ音だけがにぶく反響したtelegra.ph第32話ルフィ「ゲホッ…ま、まいど…」地面に血を滴らせながら、俺は金髪の男に礼を告げる
ヤンキー「へっ…なぁ、俺は太っ腹だからよ。追加で1万円やるよ」
ルフィ「!ほ、ほんとか!?」
ヤンキー「あぁ…そのかわり、服全部脱いで俺の靴舐めろ」
ルフィ「…え、それは…」
ここは昼下がりの公園。人もたくさんいる
もしそんなことをすれば、警察沙汰になって最悪退学になるんじゃ…
ヤンキー「…できねぇのか?金が欲しんだろ?」
…!そうだ、俺はウタのために頑張って金を稼ぐって決めたんだ。…その結果俺がどうなろうが、そんなこと瑣末な問題だ
ルフィ「…分かった、ありがとな…すぐやるよ──
ゾロ「おい」telegra.ph第33話ヤンキー「あ?誰だよお前」この声…聞き覚えがある。ありすぎる
首をぐいと持ち上げ、霞んだ瞳で俺はそっちを見る
ゾロ「そいつ友達なんだよ。ちょっと退いてくれるか?」
ヤンキー「おいおい、俺はコイツと今ビジネスの話を──
ゾロ「退けっつってんだろ」
俺に一度たりとも向けたことのない、冷たくドスの効いた声
ヤンキー「…チッ、わかったよ。残念だったなガキ」
金髪の男はバツの悪そうに唾を吐き捨てると、ノソノソと歩いて消えて行った
ルフィ「あっ、おい!…ゾロ」
ゾロ「おめー何やってんだよ!?ボロボロじゃねーか…!立てるか?肩貸してやるから、あっち移動するぞ」
腕を引っ張り上げられ、そのまま公園の隅のベンチへと歩いていく
ルフィ「…はは、なんかこうやって助けて貰うのウタの時以来だな…」
ゾロ「…ウタ?」telegra.ph第34話───ゾロ「…なるほどな、それでこの3ヶ月ずっとバイトにバイトを重ねて…挙句、殴られ屋なんかやってたのか」
俺は全ての事情を話した
ウタがどれだけ大事な存在かってこと
そのウタを助けるためには、金がどうしても必要なこと
ゾロは眉間ひとつ動かさず黙って聞いてくれた
ルフィ「…あぁ、もう残り半年くらいしか時間ねぇからさ。なりふり構っていられなくて…」
ゾロ「…」
ルフィ「けどよ、今回の殴られ屋はいい線行ってたと思うんだよなぁ…上手くいけば時給12000円だぞ12000円!」
ルフィ「今やってる現場仕事も時給そこそこ良いし、頑張れば…もっと頑張れば…もしかしたらよ!」
ゾロ「…あぁ、よく分かった」
ルフィ「分かってくれたか、ゾロ!じゃあ、俺また殴られ屋やってくるから───
ゾロ「よく分かったよ。お前、ほんとはウタを助けるつもりなんか無いんだろ」telegra.ph第35話ゾロの発言に思考が完全にフリーズするえ…今なんて言ったんだ…こいつ?
ルフィ「…は?何を…訳わかんねーこと言ってんだ?ゾロ…?」
ゾロ「お前が今必死にバイトや殴られ屋を頑張ってんのは、ウタのためじゃねーんだろって言ってんだ」
ブチッ、と頭で何かが切れる鈍い音がした
ルフィ「ふざけんなお前ッッ!!俺はウタを助けるのに金がいるから…この3ヶ月必死にッ…!」
ゾロ「じゃあなんで、ネットで募金活動なりもっと効率良いやり方をしねぇ?バイトなんざいくら続けたとこで、高額な医療費の前じゃ焼け石に水なことくらい分かってるはずだろ」
ルフィ「…へ」
ゾロ「…まして、バイトやるにしても何で過酷な肉体労働ばっかチョイスする?俺たち学生の時給なんざどこも大差ねーんだ。コンビニバイトでも飲食店でもいくらでも候補あんだろ」
ルフィ「…それは」telegra.ph第36話ゾロ「ルフィ…世界史で前習ったと思うが、昔の宗教戦争ってのは大義の元に行われる。神のご意志だって大義の元でな。その大義の末に死んだとしても、それは名誉なことだった」ルフィ「…?急になんの話してんだゾロ?」
前後の会話の脈絡の無さに、俺は思わず首を傾げる
ゾロ「…例えちゃ悪いが、近代の戦争もだ。お国のために命を捧げるのは仕方ない、名誉なことだってな。自分の死は無駄じゃない、仕方ないことだったって大義名分があった」
ルフィ「お前さっきから何が言いたいん──」
ゾロ「お前が欲しいのはウタへの救いじゃない。自分が死ぬための大義名分だったんだろ?」telegra.ph第37話ゾロ「ウタの病を知った日、お前は家に帰りすぐに治療に必要な費用を調べ…そして現実を知った」やめろ
ゾロ「おそらく、募金を募るにしろ働くにしろ1年ぽっちの時間じゃ到底集まるはずもない…途方もねぇ額だったんだろう」
ゾロ「絶望したお前は、せめてウタをあっちで一人にしねぇよう自らも命を絶とうとした」
やめてくれ
ゾロ「…だがそれもできなかった。自分が先に諦め命を捨てるのは、明日を必死に生きようとしているウタへの侮辱だったからだ」
ゾロ「それからお前は、ウタのためと称し過酷な肉体労働や殴られ屋に傾倒していった」
もうやめてくれ
ゾロ「『自分は諦めず、最後までウタのために頑張った』…その大義名分の元に、誰かが自分の命を奪ってくれるのを期待したんだ」
ゾロ「要は言い訳探しだな…どうだ?当たらずとも遠からずだろ?」
ルフィ「…」telegra.ph第38話ルフィ「…ゲームってよ、大概セーブって機能があってさ。死んでもリセットすりゃ、セーブした場所からやり直せるんだ」ルフィ「何回ボスキャラに殺されても、何回初見殺しされても…セーブさえしときゃいくらでもやり直せる」
ルフィ「…でも現実はそうじゃない。1回死ねばそこで終わりだ」
ルフィ「ウタが死んじまったら…もう二度とあいつと話せない。もう二度とあいつと遊べない。もう二度とあいつの歌を聞くことはできない。もう二度と…あの笑顔は見れない」
ルフィ「そう考えた時…俺、この世界に生きる意味あるのかなって思ってさ…」 telegra.ph第39話ゾロ「…やっと本音で話してくれたな。ありがとうよ」ルフィ「…お前すげぇな。断片的な情報しかねーのに、俺の本心に辿り着くなんてさ。普段は方向音痴でバカなのに」
ゾロ「一言多いんだよお前は…まぁ、これに関しては俺も似たような経験してるってのもある」
ルフィ「似たような経験?」
ゾロ「あぁ…。こっからは、ちょっとした人生の先輩からのアドバイスだ」
ゾロは一呼吸置くと、ベンチに寄りかかりながら語り始めたtelegra.ph第40話ゾロ「俺にも昔幼馴染がいてな。同じ道場に通ってて…まぁ、ライバル兼親友みたいなヤツだった」ゾロ「女だけどすげぇ腕っ節が強くてよ。ボコボコにされてたんだ、俺」
ゾロ「…そんな強ぇ幼馴染だったが、ある日ポックリ逝っちまった。駅のホームの階段で、後ろから走ってきたサラリーマンと肩がぶつかって転落したらしい…打ちどころが悪く即死だった」
ルフィ「え…」
ポツリポツリと紡がれていく彼の話に、後頭部を殴られたかの様なショックが走る
ゾロ「あまりにあっさり…あっけなく逝っちまったからさ。あいつが最後にやりたかったこととか、最後に食べたかったもんとか…全部聞く暇もなかった」telegra.ph第41話ルフィ「…ゾロ、お前…」ゾロ「でも、お前は違うだろ?まだウタの最後の望みを聞いてやる時間も…叶えてやる時間も残されてるじゃねぇか」
ゾロ「くっだらねぇ遠回しな自殺なんかしてねぇで、そっちに時間割きやがれってんだ。…そのためだったら、いくらでも協力してやるからよ」
ルフィ「…」
ゾロ「…なんだぁ?お前泣いてんのか?ったく、バイトし始めて少しは逞しくなったかと思ったのによ。ハハッ」
ルフィ「…俺さ、お前が親友で良かったよ」
ゾロ「そういう臭いセリフは、病室で寝てるお姉ちゃんに言ってやれ。涙拭いてさっさと行ってこいよ」
ルフィ「…あぁ!ありがとな、ゾロ!」telegra.ph - 32二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 22:23:30
ウタちゃんパートです
第42話ウタ「お、きたきた…ってどしたのルフィ!?えらいボロボロじゃん!?」開口一番、俺の姿を見たウタが悲鳴に近い声を上げる
ルフィ「あ、いやちょっと…他校のやつと喧嘩になってさ」
流石に殴られ屋やってましたなんか口が裂けても言えない
ウタ「る、ルフィが喧嘩…?他校の人と?知らない内にえらいワイルドになったんだね…」
ルフィ「シシシ!俺もこの3ヶ月で男らしくなったんだぞ!」
ウタ「むやみやたらに喧嘩するのは男らしいとは言わないぞ!履き違えたらダメだよ」
プリプリ怒るウタを笑って誤魔化すと、俺は本題に──
ウタ「ところでルフィ、また左上見てたよ」
ルフィ「…へ?」telegra.ph第43話ルフィ「え、は、そんなわけ、俺確かに…」癖が出ないように、間違いなく俺はウタの方をしっかり見ながら会話していたはず…いったいどこで…?
ウタ「…うっそ〜!」
バッとウタの方を向くと、イタズラに成功した悪ガキみたいなニンマリした笑みでこっちをニヤニヤ眺めていた
ルフィ「………はい?うそ?」
ウタ「昨日私に指摘されたから頑張って癖治そうとしたんだね、エラいエラい!…まぁ、その慌てぶりで嘘ついてたのはモロバレだけど」
こ、こいつまさか…
ルフィ「か、カマかけたのかお前…」
ウタ「ししし!お姉ちゃんのが1枚上手だったね〜…で、もう一回聞くけどルフィは何でそんなにボロボロなの?」
ルフィ「そ…それは…」telegra.ph第44話ウタ「…私のため、なんでしょ?ここ3ヶ月ずっと疲れた顔してるの」核心をついたウタの言葉にどっと冷や汗が流れる
ルフィ「!!いや、違うぞ、これは…欲しいゲームがあってさ!それを買うために…バイトを…」
ウタ「そんな何ヶ月も死ぬ思いでバイトしないと、ゲームって買えなくなってるんだ。私が病院にいる間に物価は大きく変わったんだねぇ」
ルフィ「…それは…」
ウタ「…やっぱり知ってたんだね。私の病気のこと」telegra.ph第45話ウタ「私の病気の治療には、途方もない額のお金がいる。だから、それを稼ぐためにずっとバイト頑張ってくれてたんだよね?」ルフィ「…」
ウタ「そんなにボロボロなのも…きっとその一環なんでしょ?」
ルフィ「…」
ウタ「ねぇ、ルフィ…私は──
ルフィ「ちがう…」
ウタ「…?」
ルフィ「ちがうんだ…俺はそんな…綺麗な理由で働いてたわけじゃないんだよ…ウタ」telegra.ph第46話ウタはポカンとした顔をしていたが、構わず俺は続けるルフィ「お前を助けるためじゃない、死ぬつもりだったんだよ。こっちがダメでも、せめてあの世でなら…ウタとずっと一緒にいられんじゃねーかと思ってよ」
ルフィ「でも、俺が諦めて首吊っちまったらさ…残りの時間を懸命に生きてるお前に顔向けできねーじゃねぇか。ならせめて、最後までお前のために頑張ったって言い訳できるようワザと過酷なバイトを入れて自分追い込んだんだんだ…いつか過労死できるように」
ルフィ「こんなにボロボロなってんのも、今日殴られ屋やってきてさ。お前の治療費稼ぐためと口では嘯いてたけど、ほんとは当たりどころ悪くて死んだりしねーかなって思ってた」
ルフィ「…情けねーよな。あの日、今度は俺が助けるって意気揚々と宣言したのにさ。結局、何も出来ずに3ヶ月逃げることしか考えてなかった…」telegra.ph第47話ウタ「…ねぇ、ルフィ」少しの静寂の後、ウタは冷め切った声で切り出した
当たり前だ、幻滅するに決まってる。こんな話したら…嫌われて当然だ
ルフィ「……分かってるよ、ウタ。嫌になったよな、俺のこ───
ウタ「…ビックリするぐらい、話に共感できない」
ルフィ「……はい?」
ウタ「そもそも、私は始めからルフィが治療費稼いでくれるなんか1ミリも期待してないし…。ってか無理に決まってるじゃん、アンタ高校生なんだから。ゲームじゃないんだよ?」
ウタ「んで、私の治療費が稼げないなら今度は私と一緒に死ぬために過労死狙いのバイトラッシュって…間近で壊れてくアンタを見せつけられる私の身にもなりなよ。てか、後追いとかされるの普通に後味悪いよ」
ルフィ「う、ウタ…?」
ウタ「上から下まで独りよがりなのよアンタは…まぁ、病気のこと隠し通そうとした私が言えた義理じゃないけど…」telegra.ph第48話ウタ「てか、どんだけ自分に言い訳重ねたとこで結局自殺は自殺だよ?ルフィが納得しようが、私が納得するわけないでしょ」お前の考えなんか絶対に認めない、そんな硬い意志を感じる正論の暴力。
流石の俺もこれは…効いてしまう
ルフィ「そ、そんな頭ごなしに全否定しなくても…」
ウタ「するよ!!大事な弟がバカやってんのに、黙ってられるわけないよ!」
烈火の如く怒り狂うウタは、途切れることなく俺に言葉を浴びせる
ウタ「だいたい、アンタはものの考え方がいっつもぶっ飛んでんの!子供の頃から無駄に設定こねくり回したり、何でもかんでもゲームに繋げてみたりさ!私はね、そんなアンタが昔から好きだった!」
ルフィ「う、ウタちょっと落ち着─は?」telegra.ph第49話…………なんて言った?今。聞き間違いか?ルフィ「ウタ、今なんて…」
ウタ「アンタが好きって言ったの」
ウタ「明るくて屈託ない笑顔も」
ウタ「一生懸命ゲームしてる横顔も」
ウタ「女慣れしてなくてウブで可愛いとこも」
ウタ「意外と負けず嫌いなとこも」
ウタ「ちょっと発想がズレてて天然なとこも」
ウタ「私をずっと気にかけてくれる優しいとこも」
ウタ「そして何より…夢を語ってる時のあの真っ直ぐな瞳も」
ウタ「全部…全部大好き。弟としてじゃなく、男の子として」telegra.ph第50話思考が止まるえ?俺、今告白された?このタイミングで?なんで?全然そんな流れじゃなかったよな?とりあえず、喜べばいい…のか?てか喜んで良いのか?
ルフィ「…ウタ?なんでこの流れで急に告白を…?」
ウタ「ルフィが腹割って話してくれたから、私もと思って」
ルフィ「だからって不意打ちすぎんだろ!?心が追いつかなくて困惑しかねーよ!」
ウタ「え?…ルフィは、私のこと好きじゃないの?」
ルフィ「…いや、それは」telegra.ph第51話ウタに出会って、友達になった日心臓がドキドキして顔が熱くなったのは…きっと初めて出来た友達に興奮したからだと思ってた
でも、そうじゃないと今なら分かる
俺はあの日からずっとウタのことが──
ルフィ「…好きだよ。好きに決まってんじゃねーか。初めてお前に会った時から…ずっと大好きだ」
ウタ「…それは、お姉ちゃんとして?」
ルフィ「違うに決まってんだろ」
ウタ「…よかった」
泣きそうな顔でそう呟いたウタは、これまで見てきた中で一番綺麗に見え──
ウタ「まぁ、女性として意識してなかったらゲーセンであんなおっぱいガン見しないよね」
ルフィ「!?!?はぁ!?みみみ見てねーよ!」telegra.ph第52話ウタ「ふふっ、まぁ何にせよ両想いで良かったよ。じゃ、今から私達は姉と弟ではなく彼氏彼女ってことで」ルフィ「…俺も嬉しいけど、もっとこう…良いムードで付き合いたかった」
まさかオッパイで茶化されるとはよ…ハァ…
ウタ「私が病院出れないんだから、ムードもクソもないでしょ!…それに」
一緒何か躊躇ったのか言葉が止まるが、すぐにウタは真面目な顔で続けた
ウタ「…それに、私がこっちに居られるのも後半年ぐらいだからさ。1日でも多くルフィと恋人として過ごしたくて…強行突破しちゃった。ごめんね?」
ルフィ「…ウタ」telegra.ph第53話ウタ「…さてと、もうルフィの前でカッコいいお姉ちゃんでいる必要もなくなったわけだし…えいっ」言い終わるや否や、飛びつくような勢いでハグされバランスが崩れる
ルフィ「おわっ!?ちょ、いきなり抱きつくなって!危ねーだろ!」
ウタ「ししし!…ずっとさ、こうして甘えてみたかったんだ。ルフィの胸で」
ぐりぐりと俺の胸に顔を擦り付けるウタ
…なんか犬みてーだな…
ルフィ「き、急に甘えん坊になったな…」
ウタ「えへへー。ねぇルフィ、頭なでなでしてー」
ルフィ「お、おう…いいこいいこ」
ウタ「くぅ〜!さいっこうに幸せ…ちょっと濡れちゃった」
ルフィ「もっと良い喜びの表現絶対あったろ…」telegra.ph第54話ウタ「ルフィ、私ね。本当は全然カッコよくも…強くもないんだ」俺の胸に顔を埋めたまま、ウタは続ける
ウタ「ルフィの前では平気なフリしてたけど、お医者さんに余命宣告されたあの日から…ずっと毎晩泣いてるの」
ウタ「今まで当たり前に出来ていたことがだんだん出来なくなって、大好きだった歌もいつか歌えなくなるんじゃないかって」
ウタ「それが怖くて怖くて…酷い日には食べたもの全部トイレで戻してる」
ウタ「そんな地獄の日々の中でも心が折れなかったのは…ルフィがずっとお見舞いに来てくれてたから」
ウタ「アンタと一緒にたわいない話で笑いあってたあの時間が、私にとって唯一の心の支えだった」
ウタ「…さっき私のことを助けられなかったって言ってたね?それは違うよ」
ウタ「ルフィはもうとっくに…私のことを助けてくれてたんだよ」telegra.ph第55話ウタ「…だから、もうこれ以上自分を追い込むのは辞めて。アンタの身体はもう私の身体でもあるんだからさ」ルフィ「…ごめん、ごめんなウタ。俺が間違ってた、もう二度とこんな無茶はしねぇ」
ウタ「うん、いいこ。…聞き分けの良い子には、少しだけご褒美あげちゃおっかな」
ルフィ「…ご褒美?何する気だウ──
ルフィ「─ッ」
唇に感じる柔らかく湿った…少しだけ甘いこの感触、これは…
ウタ「奪っちゃった、ルフィのファーストキス♡ついでにマーク入れといてやろ」
固まる俺に畳み掛けるように、今度は首筋に唇をつけるとチュッと吸引し見事な紫アザを付けた
ルフィ「おまっ…!服で隠せないとこにキスマークつけんなよ!?」
ウタ「だってー、私ここから出れないんだし?変な虫が寄ってこないよう、しっかり私の所有物ですってアピールしとかなきゃ」
ルフィ「しょ、所有物て…」
ウタ「ふぅ…今日は最高の日だね。ルフィと付き合えたしファーストキスも貰ったし、もう思い残すことはないかな〜」
ホクホクした顔で語るウタに、俺は真剣に問いかける
ルフィ「…ほんとか?」
ウタ「ん?」
ルフィ「ほんとに、やり残したことはないか?してみたかったこととかさ」
ウタ「…強いて言うなら、ルフィとセッ…telegra.ph - 33二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 22:39:57
- 34二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 22:47:21
ゲーム制作パートです。ここまでが、前スレのあらすじです!
第56話───ゾロ「ゲームを作りたい?」
ルフィ「あぁ…俺との約束を果たせなかったこと。それがウタの心残りだ」
ゾロ「…約束?」
ルフィ「あぁ。昔、約束したんだ。俺が最高に面白いゲーム作って真っ先にウタにやらせてやるってよ」
ルフィ「だから、俺は残り半年で最高のゲームを作り上げてウタにプレイさせてやりたい。最後にウタをゲームで笑顔にしてやりたい。協力してくれるか?ゾロ」
ゾロ「…当たり前だ。約束したからな」
ルフィ「シシシ!ありがとう!」
ゾロ「ところで、その首のアザ…昨晩は随分お楽しみだったみてぇじゃねぇか」
ルフィ「ッ!ほ、ほっとけ!」telegra.ph第57話ゾロ「で?お前プログラミングはできんのか?」ルフィ「できねぇ」
ゾロ「キャラのデザインは?」
ルフィ「描けねぇ」
ゾロ「…ゲームのbgm作ったりは?」
ルフィ「作れねぇ」
ゾロ「…お前、何ができるんだ?」
ルフィ「ウタを笑顔にできる」
ゾロ「…つまり、ウタが楽しめそうなストーリーや設定はお前が考えるってことでいいのか?」
ルフィ「あぁ」
ゾロ「…まず、仲間集めなきゃだな」telegra.ph第58話───ゾロ「とりあえず…」
ルフィ「学校中走り回って仲間は集めたけど…」
サンジ「クソ親父に仕込まれたプログラミング技術使うのは尺だが…レディの幸せのためだ、仕方ねぇ…」
ウソップ「安心しろお前ら!実は俺は8000人の社員がいるゲーム会社の社長なんだ!」
ナミ「キャラクターの服のデザインして欲しいのね、お安い御用よ。1キャラ3000円ね」
チョッパー「(モシャモシャ」
ロビン「世界観の知識なら任せて。図書館の本は全部読んであるから」
フランキー「話は聞いたぜ!俺がスーパーな設備貸してやっからよ!」
ブルック「死ぬ気で頑張ります!あ、私もう死んでますけど!ヨホホ!」
ジンベエ「…デバッグ作業は任せい。忍耐には自信があるからな」
サイボーグにトナカイに骸骨…どう見てもゲーム製作陣というかサーカス団だ
ルフィ「…大丈夫か、これ?」
ゾロ「てか、何でトナカイまでいるんだよ…」telegra.ph第59話ゾロ「どうする?メンバー集め直すか?」ルフィ「…いや、このメンバーでいきたい。いかせてくれ」
ゾロ「いいのか?」
ルフィ「…ここにいる皆、事情を話したら2つ返事でOKしてくれただろ?普段ほとんど絡みねぇのにさ」
ルフィ「そんな奴らと一緒につくるゲームがつまらなくなるはずがねぇ。そう信頼できるんだ」
ゾロ「…そうか。なら、ビシッと挨拶してこい」
ルフィ「あぁ!」
俺は教壇の上に立つと、ありったけの声を張り上げた
ルフィ「みんな、改めて協力を受け入れてくれてありがとう!!幼馴染の…彼女の最後の夢を叶えるため、俺と最ッ高のゲームを作ってくれ!!」
一同「「おうッ!!!」」 telegra.ph - 35二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 22:56:19
こっからが続きか!?
- 36二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 22:57:25
待機!!
- 37二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 23:02:37
- 38二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 23:07:17
ナミ「今ざっと思いついた服のデザイン、ラフ描きしてみたんだけど…どう?」
ルフィ「ざっと!?ざっとでこんな沢山思いついのか!?」
ナミ「まぁね。服のセンスには結構自信あるのよ?」
ウソップ「…そういや聞いたことあるぞ。ナミっていや、学校中の男…果ては教員までたぶらかして、大量のブランドグッズをせしめてるって噂の…。ついたあだ名が泥棒猫」
ナミ「人聞き悪いこと言わないでよ!アイツらが勝手に貢いでるだけでしょ!?」
ナミ「…で、どうルフィ?どれがウタの好みに合いそう?」
ルフィ「うーん、そうだなぁ…これが入院前に着てたウタの私服なんだけどさ」
ナミ「へー、どれど
ルフィ「うーん、どれがアイツの好みかな?」
ナミ「…ごめんルフィ、やっぱ私が全部見繕うわ」
- 39二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 23:13:24
- 40二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 23:23:06
- 41二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 23:23:47
圧倒的神絵…!!大感謝です、マジで!!
- 42二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 23:33:51
私服ダサいのは健在なのか…
- 43二次元好きの匿名さん22/12/06(火) 23:42:07
今改めてまとめちょっと読み返したら、フランキーとブルックまでそのまんまなのね…w
サイボーグと骸骨… - 44二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 08:26:24
期待保守
- 45二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 12:20:55
やべえな、ガチのトナカイチョッパーとゾロだと、この物語が終わるまでに帰ってこられるかすげえ不安
- 46二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 12:49:40
- 47二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 13:54:53
復活しとる…!前のスレなんで消えちゃったんだろ?
- 48二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 21:26:25
チョッパーだけ恋ピのチョッパーで想像してしまう
- 49二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 07:06:00
期待
- 50二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 17:07:43
ほしゅ
- 51二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 22:38:00
保守
- 52二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 22:39:46
わかるwむしゃむしゃしてそう
- 53二次元好きの匿名さん22/12/09(金) 08:02:57
ほしゅ
- 54二次元好きの匿名さん22/12/09(金) 17:11:01
保守
- 55二次元好きの匿名さん22/12/09(金) 21:29:30
hs
- 56二次元好きの匿名さん22/12/10(土) 00:59:45
期待して待っててええのんか〜♡
- 57二次元好きの匿名さん22/12/10(土) 09:29:45
保守
- 58二次元好きの匿名さん22/12/10(土) 18:43:24
保守
- 59二次元好きの匿名さん22/12/10(土) 21:47:34
主です、保守ありがとうございます!
明日から続き載せれたな〜と思ってます、よろしくお願いします - 60二次元好きの匿名さん22/12/10(土) 22:57:17
待ってるよ!
- 61二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 07:23:11
このレスは削除されています
- 62二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 11:20:09
- 63二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 20:03:08
保
- 64二次元好きの匿名さん22/12/12(月) 01:28:10
ほ
- 65二次元好きの匿名さん22/12/12(月) 11:33:20
ほ
- 66二次元好きの匿名さん22/12/12(月) 20:52:43
- 67二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 00:21:20
保守
- 68二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 08:34:55
ほほ
- 69二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 16:14:56
ほ
- 70二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 23:17:00
方
- 71二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 23:19:57
ほっぽーりょうど
- 72二次元好きの匿名さん22/12/14(水) 06:59:09
保
- 73二次元好きの匿名さん22/12/14(水) 17:08:56
保守
- 74二次元好きの匿名さん22/12/14(水) 22:21:30
保守
- 75二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 06:31:53
保守
- 76二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 14:57:34
保守
- 77二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 22:34:24
今更だが学校中探し回って見つけた中に鹿と骸骨とサイボーグいたのか…とんでもねー学校だ…
- 78二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 06:54:41
保守保守
- 79二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 17:05:41
ほす
- 80二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 22:55:29
ブルックは学校の七不思議 歩く人体模型として語られてそう
- 81二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 08:49:37
- 82二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 19:05:51
保守
- 83二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 00:57:01
よほほほホ保
- 84二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 09:34:56
保ビ保ビ
- 85二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 18:46:42
このレスは削除されています
- 86二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 22:36:39
狸に化かされた…チョッパー…なるほどね
- 87二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 07:02:09
保守保守
- 88二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 13:41:55
☆
- 89二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 22:13:18
チョッパ―は狸じゃねぇ!
- 90二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 07:47:52
保守
- 91二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 16:41:02
ゾロの場合は狸に化かされたというより狸を化かしたファンタジスタって方が正しいのでは
- 92二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:30:09
⭐️ゅ
- 93二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 06:30:57
保守
- 94二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 15:20:00
このレスは削除されています
- 95二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:48:59
保守
- 96二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 06:54:16
ほしゅほしゅ
- 97二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 17:50:10
ほ
- 98二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:18:07
しゅ
- 99二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 06:20:03
ほしゅ
- 100二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 17:15:05
保守
- 101二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 01:16:46
ルフィがインドア派でゲームばっかって珍しいなって思ったけど、逆にゲームの世界の方が色んなところ冒険できるからそれはそれで結構合ってるんだなって気づいた
- 102二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 09:42:06
保
- 103二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 19:27:48
ほし
- 104二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 01:15:14
骸骨は音楽の教師、サイボーグは科学の教師とか技術者枠でまだわかる、鹿はなんだ、この学校で飼ってるのか迷い込んだのか
いやサイボーグと骸骨が動いてる時点でやべー学校なのは間違いないんだが - 105二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 09:37:18
保守!
- 106二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 09:39:14
どうしても骸骨・サイボーグより鹿の方がインパクト強いよね…
- 107二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 20:43:31
保守
- 108二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 01:17:43
なんだかんだで独占欲強いウタちゃん良いぞ
助かってくれ… - 109二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 09:01:37
独占欲つよつよウタこそ至高なのだ
- 110二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 20:29:09
ほ
- 111二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 07:03:48
待機
- 112二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 17:15:58
保守
- 113二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 23:34:01
保守
- 114二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 10:32:51
ほ
- 115二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 22:06:26
待機
- 116二次元好きの匿名さん22/12/29(木) 07:10:30
ほ
- 117二次元好きの匿名さん22/12/29(木) 18:33:56
保守
- 118二次元好きの匿名さん22/12/29(木) 23:07:01
保守
- 119二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 08:28:00
ほ
- 120二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 18:53:57
ほ
- 121二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 02:15:17
しゅ
- 122二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 14:09:14
保守
- 123二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 23:07:33
ほ
- 124二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 08:44:05
ほほ
- 125二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 20:06:56
保守
- 126二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 08:08:17
保守
- 127二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 19:45:21
ほ
- 128二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 00:51:18
ho
- 129二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 11:59:43
syu
- 130二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 22:40:04
保
- 131二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 01:41:21
ほ
- 132二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 11:26:57
しゅ
- 133二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 20:08:45
はしほしほし
- 134二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 07:55:51
保守
- 135二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 18:14:44
保し
- 136二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 18:17:03
…消えた?
- 137二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 23:33:30
スレ主大丈夫か?
- 138二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 07:44:12
保保
- 139二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 15:20:42
保守
- 140二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 20:06:26
スレ主どうした?
- 141二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 23:24:46
スレ主さん生存報告をくだせェ。もし続き書くの無理でしたら過去スレ送りにしやすんで…
- 142二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 09:21:45
保保保
- 143二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 17:03:49
ほ
- 144二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 23:13:12
保守
- 145二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 09:35:15
ほっしゅ
- 146二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 18:30:25
ほしゅ
- 147二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 18:32:40
このレスは削除されています
- 148二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 18:32:57
このレスは削除されています
- 149二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 18:33:28
このレスは削除されています
- 150二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 18:34:10
このレスは削除されています
- 151二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 18:34:37
これ画像もやってないあたりスレ主じゃないな?
誰? - 152二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 18:35:16
黙って通報
- 153二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 18:35:26
このレスは削除されています
- 154二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 23:18:16
スレ主来たかと思ったら違うのかよ!!
- 155二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 02:21:11
このレスは削除されています
- 156二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 02:35:12
このレスは削除されています
- 157二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 02:49:47
このレスは削除されています
- 158二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 08:08:57
スレ主早く戻ってきてくれ!
- 159二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 15:46:06
ほしゅ
- 160二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 22:22:08
ほしゆ
- 161二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 07:44:01
保守
- 162二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 18:24:40
保守
- 163二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 00:11:51
ほ
- 164二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 07:09:23
ほしゆ
- 165二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 14:20:55
スレ主生きてる?
- 166二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 22:32:32
- 167二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 10:27:17
なんとなく理由がわかるが大人しく待ちやす
- 168二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 20:01:04
ほ
- 169二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 08:00:13
ほ
- 170二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 18:28:30
ほし
- 171二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 23:04:32
☆
- 172二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 08:27:51
hosyu
- 173二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 20:20:34
ho
- 174二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 07:21:05
おはようの保守
- 175二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 18:21:41
一カ月間保守のスレってこれか
- 176二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 23:37:34
ほしゅ