- 1ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 19:34:56
- 2二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 19:37:04
ほしゅ
- 3二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 19:38:07
スレ立て乙だ!
- 4ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 19:39:10
メイナンシーちゃんの基本スペック
名前 メイナ(優しい天竜人が付けてくれた)
本名 ンメゴテ・ナンシー(今は忘れてる いつか思い出すかも)
性別 女性
年齢 キッドより4歳年下
善性 64 (普通よりもいい子)
戦闘力 15 (一般人より弱い)
教養 51 (一般人レベル)
見た目 8(右腕が生まれつきない)
顔面 2(地味子)
化粧力 87(お化粧はめちゃくちゃ上手)
能力 ツチツチの実(土になれる、土の成分を弄れる)
武装色 16(発現してない)
見聞色 61(使いこなせるレベル)
一人称 私
口調 優しい感じ(〜だよ)
性格 誰にでも優しい
根性 22➡︎90(ドルヤナイカちゃんの仇!!!!!)
所属 キッドの不良グループ
ドジっ子度 70
ラキスケ度 99
好きな食べ物 お茶全般
嫌いな食べ物 パスタ
得意料理 煮込み料理
不得意料理 唐辛子を使った料理(目を擦って大惨事) - 5ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 19:40:22
容姿の詳細
巨乳
髪色 栗色
髪型 ボブ
目の色 赤
肌の色 日焼け
服装 ぶかぶかオーバーオール
体つき 巨乳だが線が細い
その他 そばかす
その他の設定
実は天竜人の元奴隷
天竜人には色々と(意味深)された
天竜人へのトラウマ度 81(毎夜悪夢に魘されてる)
ラッキースケベでは特に何も言われてない(優しさ)
海賊になる場合の適正能力
航海士 65
狙撃手 53
コック 82
船医 79
学者 12
船大工 54
音楽家 3
操舵手 28 - 6二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 19:40:25
スレたて乙!
設定固まってきて今後の展開楽しみ - 7ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 19:41:54
- 8ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 19:46:14
こう見るといっぱい決めてきたんだね……
あとはゴルゴン三姉妹との面識とキッドたちと出会った年齢を決めたら設定決めるのはここまでにしようかな?
とりあえずゴルゴン三姉妹と面識があるかどうか dice1d6=1 (1)
①誰とも会ったことない
②ハンコックと面識あり
③サンダーソニアと面識あり
④マリーゴールドと面識あり
⑤全員と会ったことある
⑥↑+なんなら同じ天竜人の所にいた
- 9ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 19:48:01
面識は無いみたい……
そういえばコアラちゃんも元奴隷だったね……コアラちゃんとは面識あるのかな? dice1d3=3 (3)
①会ったことない
②会ったことある
③↑+なんなら同じ天竜人の所にいた
- 10二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 19:52:08
コアラと同じ…!コアラと同じかあ
- 11ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 19:53:23
お、この子はコアラちゃんと同じ所にいたらしいね
精神状態大丈夫?メイナンシーちゃんずっとニコニコしてたり奴隷根性染み付いたりしてない? dice1d4=3 (3)
①いつもニコニコだよ
②人の命令何でも聞いちゃうよ
③↑両方あるよ
④ギリギリ精神異常には陥ってないよ
- 12ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 19:53:43
うわーん!!!!!!
- 13二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 19:57:47
これはキッドも「おれが守らねぇと…」てなるわ
- 14ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 20:04:31
早くドルヤナイカちゃんたちと幸せな生活を送るんだ……
メイナンシーちゃんがキッドたちと出会った(拾われた)年齢は何歳かな?dice1d9=3 (3) +4
調べたら奴隷解放が15年前だったので4歳以上は確定&キッドが18歳で船出したと仮定するため13歳以下は確定にします
せめて1年間は一緒にいさせてあげたいので……
- 15二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 20:06:50
7歳か
- 16二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 20:07:57
最初に出会ったのはやっぱドルヤナイカちゃんかな
- 17ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 20:13:01
メイナンシーちゃんは7歳でキッドたちと出会いました
キッドとドルヤナイカちゃんは11歳、キラーは15歳かな?
奴隷解放から3年間は何してたの? dice1d3=2 (2)
①商船にいたが、置いていかれてしまった
②海賊船で使用人をしていたが、船が難破した
③密航に密航を重ねて最終的にキッドたちの元へ
- 18ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 20:14:38
もう曇らせるのはやめてよぉ!!!!!!
もしかしたらルフィとかローみたいないい海賊に巡り会ってたかもしれないから…… dice1d2=1 (1)
①いい海賊だったよ
②残念 海賊は所詮犯罪者だ
- 19二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 20:15:56
16歳です何でもしますじゃなくてよかった…
- 20ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 20:15:57
あーーーーよかった!!!!!
だけど精神異常は治らなかったみたいだね…… - 21二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 20:16:43
よかった……!!
安全なとこはその当時なら
赤髪
白ひげ
フォクシー
これくらいか - 22二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 20:17:04
メイナンシーちゃん何でもしますして雇ってもらったとしてもドジ多発したでしょ。コックってそこで身に付けてたり?
- 23ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 20:26:21
ザザーン……ザザーン……
始めに感じ取ったのは、聞き慣れている波の音だった。潮の匂いが、背中に感じる砂の感触が、自分がいる場所を自覚させる。
「……い、おーい、おーい……」
ふと、遠くからか近くからか声が聞こえた。聞きなれない、知らない人の声。薄く目を開けると、心配そうにこちらを覗き込んでくる瞳と視線が交わった。
この人は誰? dice1d3=1 (1)
①そばかすのあるおねえちゃん
②チューリップみたいなおにいちゃん
③前髪が長いおにいちゃん
- 24二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 20:27:29
親友!!!!!!!!
- 25二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 20:28:36
生きとるやないか!!
- 26ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 20:37:16
そばかす顔の少女がこちらを覗き込んでいる。こちらが目を何度かぱちぱちと瞬かせるのを見て、少女はふっと表情を綻ばせた。
「よかった、起きた!」
「?」
状況が呑み込めないながらも、ゆっくりと起き上がる。すると、少女がぱんぱんと背中の砂を落としてくれた。
「アンタ、この島に流れ着いてたのよ。なんでこんなところにいるの?」
「…………」
なんて答える? dice1d3=1 (1)
①ふねから おちました
②おぼえてないです
③(何も答えられない)
- 27二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 20:38:53
この時もメイナンシーちゃんニコニコしてそう...コアラみたいに...
- 28ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 20:46:00
「……えっと、ふねから、おちました」
「え、船から?なんというか……ドジなのね」
「っえへへ、よく、いわれます……」
何とか自分の状態を伝えたものの、言葉足らずが故に勘違いされてしまう。しかし、それを訂正するよりも先に、「ドジ」の言葉に笑顔を浮かべてしまった。ずっと前から言われ慣れた言葉だったから。
「笑うようなことじゃないと思うけど……。そうそう、アンタ名前は?」
「なまえ……」
なんて言おう? dice1d2=1 (1)
①メイナです
②メイナってよばれてました
- 29ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 20:53:23
「メイナです」
メイナ。そうだ、自分の名前はメイナだった。以前につけてもらった、大切な名前。
……本当に、メイナという名前だったけ?
「メイナね!私はヴィクトリア・シルトン・ドルヤナイカ。まあ、ドルヤナイカでいいわよ」
「……ドルヤナイカさん」
「さんはやめて。呼び捨てでいいから」
「は、はい……」
本当に呼び捨てでいいのだろうか。イマイチ信じきれなかったものの、恐る恐る「ドルヤナイカ……」と呼べば彼女は嬉しそうに笑みを浮かべる。
その表情にひどく安堵した。 - 30二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 21:09:26
なんかもうエモい…
- 31ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 21:13:38
「他に聞きたいことは色々とあるけど……ここじゃなんだしね」
ちょっと来て、そう言うと彼女は砂浜を歩き出す。自分はこくりと頷いて、彼女の後ろをついていく。しかし、数歩の距離を歩いた途端、足がもつれてしまう。
「あっ……」
しまった、と思うよりも先に膝と手に痛みが走った。ごろごろと大袈裟に転がってドルヤナイカを追い越した頃、やっと回転が止む。慌てて走ってくる彼女の姿がぼんやりと見えた。
「ちょっとちょっと!大丈夫?」
「あ、あはは、ごめんなさい、だいじょうぶです」
「大丈夫じゃないわよ、血が出てるじゃない!……ここからだとアイツの家の方が近いか」
ドルヤナイカはぼそりと呟くと、立てる?と自分に手を差し伸べる。自分よりも大きくて、すらりとした柔らかそうな手が眩しかった。
これからどこに行くの? dice1d2=2 (2)
①機械とガラクタだらけの家
②美味しそうな匂いのする家
- 32二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 21:18:57
キラー家かぁ
- 33二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 21:24:41
もしかして初ラキスケはキラー!?
- 34ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 21:31:33
連れてこられたのは、少し傾いて小さくはあるもののどこにでもあるような家だった。中からは美味しそうな匂いが漂ってくる。思わず、くうぅ……と情けない音が腹から鳴った。
「お腹すいてるの?」
「……す、すいてない、です」
「嘘つかない。ま、それならちょうど良かったかな」
ドルヤナイカは呼び鈴を鳴らすことも、外から声をかけることもせず、無遠慮に家のドアを開ける。それでいいのか、と不安げな視線を送ったものの、ドルヤナイカはにこりと笑うだけで何も言わなかった。
「キラー!いるでしょー!?ちょっと絆創膏とか借りるよ!」
「は?……ドルヤナイカか?急にどうしたんだ」
家の奥から戸惑ったような、それでも落ち着いた声が聞こえる。それを無視して、ドルヤナイカは慣れた手つきで怪我の治療を始めた。丁寧に消毒をして、優しく絆創膏を貼ってくれる。
しかし、程なくしてキラーと呼ばれた青年が姿を表した。
あれ、キラーだけじゃない dice1d2=1 (1)
①手にスパゲッティがある
②赤い髪の男の子もいる
- 35ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 21:33:00
- 36二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 21:43:00
キッドいないのか
- 37ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 21:44:10
スパゲッティが盛られた皿を手に持ち、呆れ顔をした青年が顔を見せる。
「……誰だ、そいつは。見ない顔だが……」
「メイナ!浜辺に倒れてたのを拾ったの」
「拾った?」
犬みたいな言い方だな……と呟きながら、キラーはテーブルにスパゲッティを置くとこちらに寄ってくる。……が、不意にぴたりと動きを止め、踵を返す。
しばらくして、くたびれたシャツを持ってきた。
「…………これを腰に巻け」
「何よ急に?」
「いいから、巻いてくれ」
「は、はい……」
どうしたんだろう? dice1d2=1 (1)
①あっ、服が破れて下着が見えてた……
②どうしたんだろう?何もわからなかった
- 38二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 21:45:19
優しい……
- 39二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 21:48:26
これは紳士キラー。
- 40二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 22:03:54
メイナンシーちゃん元奴隷だから背中にあの印入ってるんだろうな…
- 41二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 22:12:27
あっ……
- 42ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 22:20:28
「あ、あの、その、ありがとうございます……」
シャツを彼から受け取り、腰に巻こうとして……手が止まる。片腕では結ぶのは難しいかもしれない……。
それを察してくれたのか、素早くドルヤナイカがシャツを奪い取り、腰に巻いてくれた。
「まったく、世話が焼けるわね」
「えへへ、ご、ごめんなさい……」
「……………………」
そのやり取りを見ていたキラーは、何か言いたげにもにょもにょと口を動かす。
キラーは何を言った? dice1d3=3 (3)
①メイナの笑顔について
②メイナの腕について
③何か言おうとしたものの、メイナのお腹が鳴ってしまう
下着が見えただけだから背中は見えてない……はず!
- 43二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 22:28:55
流されてる時に服が破けて背中が見えてたりしますか!?
- 44二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 22:29:36
何その地獄
- 45ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 22:35:59
おーう③選んじゃった
「なあ、メイナ……」
キラーが何か言いかけたときだった。
ぐうううぅ……と、何とも間抜けな音が部屋に響いたのは。
「っ、ご、ごめんなさい」
「アンタ、謝ってばっかりね。……ねえキラー、そのスパゲッティ貰っていいでしょ」
「ファッファッファッ、ああ、構わない」
そう言って、キラーはスパゲッティの皿をずいと差し出す。トマトとお肉の入った、美味しそうなパスタだ。だけど……。
パスタは苦手だ どうしよう? dice1d3=3 (3)
①ゆっくりでもいいから食べなきゃ……
②早く食べて味わわないようにしよう……
③食べようもするものの、口に運ぶことが出来ない
- 46ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 22:48:14
食べなきゃ。だってこんなに美味しそうで、二人が勧めてくれたものなんだから。いらないなんて言ったら、怒られるに決まってる……。
「…………待った。やっぱりこれはアンタには勿体ないわね」
「え……」
「だからアンタの分は無し!そうでしょ、キラー?」
「そうだな。お前の分のスパゲッティは無い」
にしし、と笑った二人はスパゲッティの皿とフォークを奪い取る。そしてドルヤナイカは奪い取ったスパゲッティをもぐもぐと食べ、キラーは再び部屋の奥へと消えていった。 - 47二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 22:51:00
気を使わせないようにしたのかな優しい世界
- 48二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 22:52:01
とても良い……いい子達だ……
- 49二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 22:54:57
「お前の分はない」
こんなに優しい意味で使われてるの初めて見た - 50ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 23:03:51
またしばらくして、キラーは木製の小さなスープ皿を持ってくる。与えられるがままスプーンを手に取り、スープを一口。
一口。また、一口。
くたくたになるまで煮込まれた野菜は優しい風味がして、ちょうどよい塩加減のスープは海水で冷えた体を温めていく。
「あったかい……」
彼が作ったスープはあったかい味がした。
キラーのスープを飲んだ感想 dice1d3=3 (3)
①こんな美味しいの初めて食べる
②昔食べたことがあるような……
③私もこんな料理を作ってみたいな
- 51ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 23:22:02
自分にもこんな料理が作れたら……。
叶うかもわからない夢を想いながら、ごくごくとスープを飲み干した。
「ごちそう、さまでした……」
「美味しかったでしょ?キラーは料理上手だからね」
何故ドルヤナイカが得意げなんだ、と思いつつもキラーはこくりと頷く。そして、空になった食器を下げようと立ち上がる。それに呼応するように、同じく立ち上がる自分がいた。
「あ!……えっと、わたし、やります」
「?いや、おれがやるからお前は座っていろ」
「でも……」
「いいのよ、キラーは好きでやってるんだから。でしょ、キラー?」
だからなんでお前が言うんだ、と思いつつもキラーはまたこくりと頷いた。 - 52ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/07(水) 23:31:43
眠いから今日はここまでにします おやすみなさい
キッド出なかったな 明日は出番あるのかな?
何か「こうしたらいいよ」とか「こういうの見たいな」とかあったらお願いします できる範囲でやります! - 53二次元好きの匿名さん22/12/07(水) 23:33:08
甘いねぇ……そのまま幸せに育ってくれ頼むから
- 54二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 03:16:30
キッドの好感度の低さを考えると第一印象はあまりよくなかったのかな
- 55二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 06:03:35
保守 好きだなーーーーー!!
- 56ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/08(木) 06:34:23
おはようございます 保守ありがとうございます!
今日は19時くらいから書き始めます それまでに落ちてないといいな……
あとたぶんキッドの第一印象は悪い気がする - 57二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 10:40:05
好感度も上がったり下がったりするからねぇ……
- 58二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 15:34:11
このまま幸せ空間でいてくれ
ドルヤナイカちゃん生きてくれ - 59ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/08(木) 19:02:22
ツチツチの能力がめちゃくちゃ鍛えられて「最後にはみんな土に還るんだよ?」って言いながら全てを飲み込むメイナンシーちゃんを思いついたのでここに記録しておきます
- 60ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/08(木) 19:21:53
スープで満腹になったのか、メイナはすっかり眠ってしまっている。ドルヤナイカは微笑みながらメイナの頭を撫で、キラーはそっと毛布をかける。
「……なあ、ドルヤナイカ」
「わかってる。……わかってるわよ」
キラーに声をかけられた彼女は撫でるのをやめる。だらり、と力の抜けた腕が垂れた。
「……コイツの背中のあれは奴隷の焼印だ」
破れた服から覗いた、赤い皮膚。天駆ける竜の蹄、天竜人の紋章。
思い返せば、あの張り付いたような笑顔も、謝ってばかりの口調も、全てそれを証明していた。
「どこも変わんないってことね。……ここも、外の世界も」
ギャングが蔓延るこの国も、彼女にとっては同じ世界になるかもしれない。だけど。
「私より小さい子なんだもん。優しくしてあげたいのよ」
「……そうだな」 - 61二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 19:23:26
('ロ'('ロ'('ロ'('ロ' )!!!
- 62二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 19:25:06
お姉ちゃんお兄ちゃん…!!
そしてここに投入される悪ガキキッド - 63ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/08(木) 19:35:02
ごめんなさい、ごめんなさい。ダメな子でごめんなさい。ドジでごめんなさい。
『本当に使えないアマス!……まったく、どうしてお父上様はこんな無能を買ったアマス?』
『無能には泣く資格なんてないえ!』
失敗したらぶたれちゃうから。泣いたらもっとぶたれちゃうから。
殺さないでとおねえちゃんと抱き合いながら、したくもない笑顔を浮かべた。
「う、うぅ……」
くるしい だれかたすけて dice1d3=2 (2)
①「メイナ、どうしたの?」
②「起きろ、メイナ」
③一人で目が覚める
- 64ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/08(木) 19:48:08
「起きろ、メイナ」
「…………キラー、さん……?」
「もう朝だぞ。……昨日の残りでいいなら、朝ごはんにスープでも飲むか」
もう朝?……ということは、自分は眠ってしまったのだろう。隣を見ると、ドルヤナイカがすやすやと寝息を立てて眠っていた。
「あ、あの、ごはんは、いらないです……」
昨日は必死になってスープを貪ったけれど、そもそも自分が食べていいものなんて、良くて残飯、あとは腐りかけのものくらいだ。それに、二日連続で食事を頂くのもいけないことだ……。
朝ごはんを拒否されたキラーは dice1d3=3 (3)
①「いいから食べろ」
②「食べてくれないと消費に困る」
③「わかった、無理しなくていい」
- 65二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 19:54:07
気遣いのできる男、キラー
- 66ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/08(木) 20:11:37
「わかった、無理しなくていい」
キラーはそう言うと、自分の分だけスープをよそう。熱くないのだろうか、湯気が出ているのにも関わらず、冷まさずにスープを飲んでいる。
「……ドルヤナイカはおこさないんですか?」
「そのうち起きるだろう」
「じゃあ、なんでわたしだけ……」
そう呟くと、キラーは逡巡して……。再び口を開いた。
「眠るお前よりも、昨日のお前の方が楽しそうだったから、だな。……それとも、寝ていた方が良かったか?」
「あ……。いえ、おきてたほうがいい、です」
もしかして、夢見が悪い自分をわざわざ起こしてくれたのだろうか……。
キラーセラピー dice1d10=10 (10)
- 67二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 20:15:51
このレスは削除されています
- 68二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 20:16:25
最大値!!
- 69二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 20:16:51
10回ラッキースケベ起きそう
- 70ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/08(木) 20:26:27
キラーセラピーすごい!
天竜人へのトラウマ度 81→71 (50で何か起きるかも……?)
「あの、キラーさん……ありがとうございます」
「なんのことだ?メイナが気にするようなことはない」
そう言いながら、素知らぬ顔でキラーはスープを啜る。自分の倍以上は体が大きい彼は、ものの数秒でスープを飲み干してしまった。
その頃、やっとドルヤナイカが起き出す。
「ふぁあ……よく寝た。キラー、私にもスープちょうだい……」
目を擦りながら起きるドルヤナイカちゃん dice1d3=2 (2)
①無事スープにありつける
②「自分で取ってこい」とキラーに怒られる
③ラキスケ
そんな簡単にラッキースケベが起こるわけないじゃないですか!
- 71二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 20:26:43
キッドより先に出会って面倒見てたならその流れで自分のグループに誘うのも納得だし
それを断ってキッドのグループに行ったことに「なんで!」てプンスコするのも納得する - 72ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/08(木) 20:53:50
「自分で取ってこい。それくらいできるだろ」
「ちぇ、わかったわよ」
口を尖らせつつも、ドルヤナイカは素直にスープを持ってくる。キラーとは対照的にふーふーと息を吹きかけて、慎重にスープを口に運んだ。
「そうそう、メイナ。紹介したい奴がいるんだけど」
「……しょうかいしたい、ひと?」
「うん」
「待て。まさか、アイツに会わせる気か?」
アイツ、とは誰だろうか。どうにもキラーは気が進まないようだが……。
「どうせ私といたら遅かれ早かれ会うことになるわよ」
誰と会うんだろう? dice1d3=2 (2)
①(二人の友達ならいい人なんだろうな)
②(怖い人じゃないといいな)
③(あんまり会いたくないな……)
- 73二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 21:16:14
多分第一印象は確実に怖い人です
- 74ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/08(木) 21:18:47
怖い人じゃないといいな、そう思っていたのに。
「あァ?誰だよコイツ。弱そうな奴だな」
「…………」
蛇に睨まれた蛙、とはこういうことを言うのだろう。目の前にいる少年に鋭い目つきで見られ、何も言い返せなくなっていた。
「キッド!いくらなんでも初対面で失礼すぎ!」
「初対面の奴になんて思おうとおれの勝手だろうが!」
「この俺様気質!!」
ぎゃいぎゃいと騒ぎ、二人は自分とキラーを置いて言い争いを初めてしまった。慣れたことなのか、キラーは「そのうち収まる」と静観している。
しかし、言い争いの矛先はすぐに自分へと向いた。
「つーかお前よォ……」
キッドはなんて言った? dice1d3=1 (1)
①「なんでへらへら笑ってんだよ」
②「なんで片腕無ェんだよ」
③ラッキースケベの時間です
- 75ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/08(木) 21:32:36
「なんでへらへら笑ってんだよ」
「へ……」
「馬鹿にされてるのに気づいてないってわけじゃねェだろ」
なんで。なんでって言われても。
ぐるぐると頭の中で声が聞こえる。夢に見た、あの人たちの声が。
「キッド、アンタねぇ……!」
「わらわないと」
「……メイナ?」
「わらわないと、ぶたれちゃうから……」
だから、わらうんです。
キッドの反応は? dice1d3=3 (3)
①「じゃあ好きに笑ってろ」
②「そんなの知らねェ、おれの前では笑うな」
③「……お前はそれでいいのかよ」
- 76二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 21:33:25
ラッキースケベの時間です
- 77二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 21:58:42
ラッキースケベの時間なんです!??!!
- 78ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/08(木) 22:12:58
「……お前はそれでいいのかよ」
「?はい」
「意味わかんねェ……」
吐き捨てるように呟くキッド。その瞳には哀れみにも似た感情がこもっているように見えた。
「……その話はここまでだ。それよりもキッド、お前に頼みがある」
「あ?頼み?」
頼みがあるとは初耳だった。キッドはキラーに対しては突っかかるようなことはしないのか、素直に話を聞こうとする。
「コイツの……メイナの家を作ってくれないか」
家を作る? dice1d3=2 (2)
①「むりですよね?」と冷静に言う
②「そんなことができるんですか?」と目を輝かせる
③「いえなんていいですよ!」と拒否する
- 79ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/08(木) 22:13:33
ごめんなさい!選択肢にラキスケが無い場合は起きません!
でも勘違いさせちゃったから次のターンのキッドのラキスケは確定にしておきます 悪いなキッド
キッドのラキスケダイス dice1d100=77 (77)
- 80二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 22:15:37
!?!るれる
- 81二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 22:16:02
- 82ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/08(木) 22:18:37
- 83二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 22:19:29
よし作れるな
- 84ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/08(木) 22:37:04
77……身体接触(激しめ)レベル……7歳と11歳の身体接触(激しめ)って何すればいいんだ……?
「そんなことができるんですか?いえをつくるって……!」
予想外の言葉に興奮してしまい、キッドに詰め寄ってしまう。
「っ、おい、そんなに近寄るんじゃねェよ!」
彼としては距離を取るつもりで手を前に押し出したに過ぎなかったのだろう。しかし、年の差か体格差のせいか、メイナは後ろに倒れてしまう。
……キッドも巻き添えにして。
「わっ……!!」
「うおっ……!?」
すぐに感じたのは背中への衝撃と痛み。そして、鼻への柔らかい感触。
ふに、とメイナの鼻とキッドの鼻がくっついていた。 - 85二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 22:38:41
あぶねええええ
- 86二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 22:38:50
おっ!!^
- 87ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/08(木) 22:46:48
自分たちが犬猫同士であれば可愛らしい光景だったに違いない。しかし、あいにく自分たちは人間の子供同士で。
「き、キッド!何してんのよ、この変態!」
ドルヤナイカにそう言い放たれ、キッドはすぐさま起き上がる。
「おれのせいじゃねェだろ!コイツが倒れやがったから……!」
「いや、キッドが押したせいだろう」
「キラーまで……!」
焦りからか、怒りからか、はたまた羞恥心からか、キッドの顔は自身の髪色と同じく赤く染まっている。ドルヤナイカとキラーは彼に対し、冷たい視線を送っていた。
メイナの反応は? dice1d4=4 (4)
①まだ7歳だからあんまり照れてない
②恥ずかしいというよりもぶつかった鼻が痛い
③赤面して何も言えない
④キッドに申し訳ない
- 88二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 22:48:01
あぁ……
- 89二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 22:48:40
謙虚ぉ…
- 90ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/08(木) 23:01:32
「ごめんなさい……私がドジだから……」
キッドに深々と頭を下げる。その様子を見て、ドルヤナイカとキラーの二人は更に責めるような視線を彼に向けた。
「いいのよ、メイナ。キッドが100%悪いから」
「そうだ。今のはキッドに責任がある」
だからメイナに家を作れ……と発言の裏にはそんな言葉が見え隠れしていた。幼馴染の二人からそう訴えられ、キッドは耐えきれず白旗を上げる。
「〜〜〜っ、わかったよ、作ればいいんだろォ!?」
家の出来は? dice1d3=1 (1)
①ダダンの家よりちょっと小さいくらい
②ASLの秘密基地くらい
③ルフィ、エースの国くらい
- 91二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 23:05:15
支援
- 92二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 23:06:19
結構でかいのかな?鉄でできてると考えると丈夫だな
- 93ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/08(木) 23:17:38
「ハァ……ハァ……これで文句ねェだろ……」
「す、すごい……」
初めは鉄屑を集めているだけだった。それが段々と形を成していって、最終的には家の形になって……。
自分が住むには立派過ぎないか?というレベルの家にまでなっていた。
「……このいえ、ほんとうにすんでいいんですか?」
「ああ、お前の好きにしていい」
「いいに決まってるでしょ、その為に作らせたんだから」
「おれに作らせといて住まねェのはなしだろ」
三人同時に答えたせいで、話はきちんと聞き取れなかった。しかし、否定されたわけじゃないのはわかって、嬉しくてつい顔が綻ぶ。
メイナの笑顔を見た反応 dice1d3=2 (2)
①「そっちの笑顔の方が可愛いわよ!」
②「なんだ、ちゃんと笑えるじゃねェか」
③「これからもそんなふうに笑えるようになるといいな」
- 94ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/08(木) 23:40:08
「なんだ、ちゃんと笑えるじゃねェか」
「いつもちゃんとわらってますよ?」
「違ェよ。……まァいい、その顔でならへらへらしてろ」
さっきは笑顔を見てイライラしていたのに、何が違うのだろうか。頬をぐにぐにと触ってみるも、結局何もわからなかった。
ただ、キッドが少し嬉しそうにしているのに安心した。
「家もできたことだし、後は家具ね!とりあえず布団かしら」
「そうだな、鉄でできてるから夜は冷える」
「まだやんのかよ……」
ゲンナリとしたキッドとは反対に、ドルヤナイカとキラーはどこか生き生きとしているように見える。
結局布団はどうなった? dice1d3=3 (3)
①どこかから盗んできたふかふかの布団
②ゴミ捨て場にあったカビた布団
③クッションならあった
- 95二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 23:43:00
おお!
- 96ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/08(木) 23:51:51
布団はなかったものの、クッションならどうにか見つけることができた。これなら寝床にはなるだろう。
……あのときに比べると、クッションなんて極上の寝具には変わりないのだから。
「本当にそれでいいの?もっと探すわよ?」
「これでもねれます」
「体痛くなるかも……」
「だいじょうぶです」
しかし、ドルヤナイカは納得がいかないのか、何度も何度も質問を繰り返す。その度に「だいじょうぶ」と頷いた。
ドルヤナイカちゃんはどうした? dice1d3=2 (2)
①渋々ながらも受け入れた
②やっぱり不安だったからタオルもくれた
③「心配だから泊まる」と言い出す
- 97ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/08(木) 23:52:53
キリが悪いけど今日はここまでにします
メイナちゃんはクッションとタオルでおやすみしようね 風邪ひかないでね - 98二次元好きの匿名さん22/12/08(木) 23:53:09
優しい染みる、そしてキラーの好感度が低い理由が理由だから、CPじゃないのはわかるけど気ぶってしまう……
- 99ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/09(金) 08:04:38
おはようございます!
今日は夕方くらいから始められたらいいな
メイナちゃんから三人への第一印象ダイス
ドルヤナイカ dice1d3=1 (1)
①優しいおねえちゃん
②しっかり者で怒るとちょっと怖い
③あたたかい もっと一緒にいたい
キラー dice1d3=1 (1)
①体が大きくてちょっと怖い
②落ち着いていて優しい
③料理上手のおにいちゃん
キッド dice1d3=2 (2)
①怖い ただただ怖い
②怒らせちゃって申し訳ない
③意外と怖くないのかもしれない
- 100ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/09(金) 08:08:16
三人からメイナちゃんへの第一印象ダイス
ドルヤナイカ dice1d3=3 (3)
①私がしっかりしないと……
②優しくしてあげたい
③張り付いた笑顔が怖い
キラー dice1d3=1 (1)
①年上として支えたい
②小さいのに大変な目に遭っていて可哀想
③張り付いた笑顔が不気味
キッド dice1d3=3 (3)
①弱そうな奴
②少しは面倒見てやってもいい
③張り付いた笑顔が気持ち悪い
- 101二次元好きの匿名さん22/12/09(金) 08:19:45
笑顔怖……てなってる年下組、俺が支えないとな……てなってる最年長。
やっぱり頼れるお兄ちゃんだなキラーは。
こっからキッドがおれがいねえと……てなるまでが楽しみだな - 102二次元好きの匿名さん22/12/09(金) 09:41:45
支援
- 103二次元好きの匿名さん22/12/09(金) 17:29:47
しえんしえん
- 104ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/09(金) 19:18:03
支援ありがとうございます!
ドルヤナイカに貰ったタオルを、床に置いたクッションに掛けておく。それを見た彼女は満足気に笑い、頷いた。
「よし、じゃあ次は衣食住の食ね!」
「しょく?」
「ご飯よ、ご飯!昨日はキラーに食べさせてもらったけど、次からは自分で取らなきゃ!」
「じぶんで……」
確かに、前の家の人たちも「働かざる者食うべからずだえ〜」と口癖のように言っていた。ドルヤナイカの言う通り、自分の分は自分で用意するべきだろう……。
「わかりました、やります」
「……食料調達をするなら、あそこだな」
どこに連れていかれた? dice1d2=1 (1)
①流れの速い川
②ゴミの集積所
- 105ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/09(金) 19:46:00
この国には自然……主に緑がほとんどないらしく、野菜や果物といった青果物は他国との流通で賄っているのだとキラーは話す。
「……と言っても、子供が金を稼ぐのは難しい。ほとんどは川で魚を釣って食べているのが現状だ」
「つり……」
「お前、釣りしたことあんのかよ?」
自分の分も取るつもりなのだろう、キッドは釣竿を振り回しながら問う。
釣りの経験は無いわけではない。しかし、上手いかどうかと聞かれればよくわからなかった。
「とりあえずやってみたら?意外と釣れるもんよ」
「は、はい……!」
みんなの釣果は?
メイナ dice1d3=2 (2) -1
ドルヤナイカ dice1d5=3 (3) -1
キッド dice1d5=4 (4) -1
キラー dice1d5=2 (2) -1
- 106ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/09(金) 19:47:53
最初のスレでこの国の土壌は「土じゃなくてコンクリート」なことが決まったため、自然がほぼ無い設定にしてます
- 107二次元好きの匿名さん22/12/09(金) 19:51:41
良かったみんな釣れた
- 108二次元好きの匿名さん22/12/09(金) 19:51:57
ちゃんと釣れてる!よかった
- 109二次元好きの匿名さん22/12/09(金) 19:56:51
釣れとるやないか!
- 110ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/09(金) 20:10:36
釣りの様子は四者四様だった。
「ハハッ、楽勝だぜェ!」と、キッドがあっという間に魚を三匹。
「ま、こんなところね」と、ドルヤナイカが軽々しく二匹。
「……なかなか釣れないな」と、苦戦しながらキラーが一匹。
そして、自分はというと、キラーと同じくなかなか魚が釣り上げられなかった。魚が寄ってこないと言うよりも、力が足りず引き上げるのが難しいのだ。
「うで、いたい……」
片腕だと釣り上げにくいな…… dice1d4=4 (4)
①「大丈夫?手伝うわよ」
②「チッ、鈍臭ェな。貸せ」
③「腕は平気か?おれも付き合うぞ」
④なんとか一匹釣れた!
- 111ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/09(金) 20:25:33
「全部で七匹ね。メイナは一匹で足りる?」
「はい」
「よかった。それなら四人で食べられそうね」
数を数えるドルヤナイカの横で、キラーは淡々と魚を串刺しにしていく。しかし、彼女の発言を聞いて不服そうなのが一人。
「はァ?分けるのかよ」
「当たり前でしょ。ほら、火つけて」
いつの間にか四人で分けることが決定になっていたことに、キッドは頬を膨らませる。しかし、火をつけることには文句はないのか、手際よく火を灯す。
「チッ、三匹食えると思ったのによォ」
どうする? dice1d3=2 (2)
①「わたしのぶん、いりますか?」
②「もういっぴきつってきます」
③(さんびきもたべるんだ……)
- 112ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/09(金) 20:47:57
「もういっぴきつってきます」
返事も聞かず釣竿を持ち、再び川へと向かう。更に何匹か釣ることができたら、みんなお腹いっぱいになるかもしれない……。
そう思いながら釣り糸を垂らす。
「つれるといいな……」
ぷかぷか揺れるウキを眺めながら、ぽつりと呟く。
が、ふと後ろから視線を感じた。
誰が来た? dice1d4=4 (4)
①ドルヤナイカ
②キッド
③キラー
④知らない大人の人
- 113二次元好きの匿名さん22/12/09(金) 21:10:38
不穏な空気が…
- 114ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/09(金) 21:36:56
振り向くと、知らない大人の人が立っていた。髭面で、ニヤニヤと笑っていて、少し怖い。
ふと目が合ってしまい、慌てて視線をウキに戻し、あくまでも釣りに集中しているフリをする。しかし、それも虚しく、すぐに声をかけられてしまう。
「おいガキ。こっちを向け」
地を這うような低い声が、体の表面をじわじわと撫でる。
「!……あ、あの」
「こっちを向けって言ったのが、聞こえなかったか?」
怖い。何をされるのかわからない。命令を聞いたところでろくな目に遭わないだろうということは検討がついているのに、体は勝手に後ろを向いてしまう。
「……よく見たら片腕が無ェな。値がつくのか……?」
全身を舐めまわすように見られた後、小さな呟きが聞こえる。
値がつくって、まさか……。
嫌な予感がする dice1d3=3 (3)
①逃げ出す
②怖くて動けない
③天竜人のことを思い出し、腰が抜けてしまう
- 115二次元好きの匿名さん22/12/09(金) 21:37:18
危ないよォ……
- 116二次元好きの匿名さん22/12/09(金) 21:37:48
誰かー!誰か来てくれ!!危険です!
- 117ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/09(金) 22:31:44
ちょっとダイス
dice1d100=56 (56)
- 118ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/09(金) 22:32:22
背中が熱い。痛い。どうして。今はもう何もされていないはずなのに。
目の前に立つ男が、下卑た視線を向ける男が、あの人たちと同じに見える。こちらに伸びてくる手を払い除けることもできず、力が抜けて、全身からどっと汗が吹き出す。
「そんなに怖がるなよ。ちょっと外の国に出て新しい家族に会うだけだぜ?」
「あ、ぁ……」
「……ん?なんだ、笑ってるじゃねェか。そんなに嬉しいのか?」
嬉しいなんて、そんなわけがない。だけど、ずっと昔からこびりついてしまった仮面を剥がすのは、そんなに容易じゃなくて。
「や、やだ……」
手首を掴まれて、無理やり立ち上がられそうになる。
嫌だ、もうあんな目に遭うなんて、嫌だ……。
戦闘力ダイス
メイナ dice1d15=15 (15)
男 dice1d56=9 (9)
- 119ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/09(金) 22:32:54
嘘でしょ!?勝っちゃった!!!!!
- 120二次元好きの匿名さん22/12/09(金) 22:39:08
男が弱すぎる!でもやったー!
- 121二次元好きの匿名さん22/12/09(金) 22:46:16
逃げろー!
- 122ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/09(金) 22:55:34
「は、はなして!」
「うおっ!?」
精一杯の抵抗で男を突き飛ばす。当たりどころがよかったのか、男はよろける。その弾みで足を滑らせ、ごん!と勢いよく頭をぶつけていた。
「はぁ……はぁ……」
……起き上がら、ない?
そろそろと近づいて顔を覗き込んでみる。男は気絶しているのか、固く目を閉ざしていた。
「に、にげなきゃ……!」
釣竿を置き去りにして、一目散に走り出す。早く三人の所に戻らなければ……!
一番初めに目に入ったのは? dice1d3=1 (1)
①ドルヤナイカ
②キッド
③キラー
メイナちゃんが勝つなんて想定してないよ!
- 123二次元好きの匿名さん22/12/09(金) 22:58:43
9とか出すくらいだからヘロヘロのもやしみたいな男だったんだろうな……
- 124ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/09(金) 23:08:55
「あっメイナ。もう魚焼けてるよ」
「っドルヤナイカ……!」
彼女の姿が目に映った途端、心が解けたように胸が軽くなる。駆けてきた勢いを殺すことなく、そのまま彼女に抱きついた。
「め、メイナ?どうしたの?」
「なんだァ?何かあったのかよ」
「怪我でもしたのか?」
三人は口々に事情を聞いてくる。ドルヤナイカは背中を擦りながら、キッドは魚を頬張りながら、キラーはこちらの様子を伺いながら……。
なんて説明しようか? dice1d3=2 (2)
①「ここからにげないと!」と顔を青くして言う
②さっきのことが怖くて泣き出してしまう
③心配をかけないよう口を噤む
- 125二次元好きの匿名さん22/12/09(金) 23:20:38
泣いちゃった!!そりゃそう!!!!
それに黙っているよりは良し!!!! - 126ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/09(金) 23:32:45
「ひっ……ぅ、うわぁあああんっ……!!」
喉が引き攣り、目の奥がぐっと熱くなる。声を上げてしまえば、我慢していたものが一気に崩れ去ってしまう。みっともなく、ぼろぼろと涙を零すのを止められなかった。
「えっ!?どっ、どうしたのよメイナ!」
「っ、うあぁああっ……!」
「おい、なんで泣いてんだよ……!?」
「どうしたんだ、川で何があった!?」
止まらない慟哭に三人は戸惑う。泣いているままでは困らせるとわかっているのに、どうしても縋り付いてしまった。
ろくに何があったのか説明をしなかったのに、自分の身に何かが起きたということは察したのだろう。三人は顔を見合わせ、家まで連れていってくれた。 - 127ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/09(金) 23:56:55
眠れない。目を閉じると、あの男が手を伸ばしてくる。暗闇に乗じて自分を攫いにくるような気がして、寝るに寝れなかった。
「…………」
ぼーっとする視界の中、辺りを見回す。ドルヤナイカ、キッド、キラーの三人がすやすやと寝息を立てて眠っていた。あまりにも取り乱した自分の様子に、独りにするのはまずいと思ったのか、三人は家に泊まると言ってくれたのだ。
「…………っ、ぐす……」
迷惑をかけて申し訳ない気持ちでいっぱいだった。思えば、ここに来てからずっと彼女たちに甘えてばかりだ。
「ごめんなさい……」
ごめんなさい dice1d3=3 (3)
①「メイナ、眠れないの?」
②「テメェ、いつまで起きてるつもりだよ」
③「まだ寝ていないのか、メイナ」
- 128二次元好きの匿名さん22/12/09(金) 23:57:46
気ぶってしまう……キラー優しいね……チームに来て貰えなくてよっぽど残念だったんだね……
- 129ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/10(土) 00:11:43
「まだ寝ていないのか、メイナ」
「!……ぁ、キラーさん」
不意に声をかけられ、慌てて涙を拭う。いつから起きていたのだろう、キラーがこちらを向いていた。
「……少し、話さないか」
それからキラーはぽつぽつと語りだす。好きな食べ物や趣味、なんでもない話を、好きなだけ。彼の落ち着いた静かな声は、部屋の中にすっと溶けていく。
「…………聞いてもいいか?何故、泣いていたのか」
「……ぇ」
「嫌なら言わなくてもいい。ただ、ずっと笑っていたお前が泣いていたのが気になってな……」
「………………」
何があったのか話す? dice1d3=2 (2)
①男に連れ去られそうになったことを話す
②三人に迷惑をかけていて苦しいと話す
③両方話す
- 130二次元好きの匿名さん22/12/10(土) 00:14:24
可愛いな……
- 131ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/10(土) 00:33:45
「ここにきてから、めいわく、かけてばかりで」
「迷惑?」
「……ごはんも、いえも、いまも……」
自分一人じゃ何もできない。何もできていない自分には、生きる価値もない。
あの人たちの責め立てる声が、ずっと頭の中に響いている。
「わたしは、む、むのうでっ……!なくしかくもない、のにっ!」
「メイナ。落ち着け」
「う、うでが、かたほうないから!いいねだんも、つかない……!」
「メイナ!」
初めて聞いたキラーの怒鳴り声に、びくりと体が震える。恐る恐る彼の顔を見れば、歯を食いしばって苦しそうな表情をしていた。
「……メイナ、いいか」
キラーの言葉 dice1d3=2 (2)
①「誰かに言われた言葉に縛られるな」
②「迷惑なんていくらでもかけろ」
③「おれと料理を作ろう」
- 132二次元好きの匿名さん22/12/10(土) 00:40:10
キラー紳士だね……紳士すぎない?
- 133ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/10(土) 00:45:56
「迷惑なんていくらでもかけろ」
「……え?」
「お前はまだ小さい。年上のおれたちが支えるのは当然のことだ」
……いいの?迷惑かけても、許してくれるの?無能でも、片腕が無くても、一緒にいていいって思ってくれるの?
窺うようにキラーを見つめれば、彼はゆるりと口元を緩ませた。
「その代わり、いつか返してもらう。おれたちが困ったときは、お前が支えてくれ」
そう言って、彼は微笑んだ。窓から注ぐ月光に照らされて、彼の金髪がきらきらと光を帯びていた。
「!……ぜ、ぜったい、ぜったい、かえします」
「ああ、待っている」
さあ、もう寝るぞ。布団を掛け直し、キラーはとんとんと背中を叩いてくれる。
不思議と、今日だけは悪夢を見ないような気がした。
キラーセラピー dice1d10=9 (9) +5
- 134ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/10(土) 00:49:15
キラーもうお前カウンセラーやれ
2回もセラピーチャンスをかっさらって2回ともほぼ最大値を叩き出すとか聞いてないよ
天竜人へのトラウマ度 71→57(50以下で何か起きるかも?) - 135ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/10(土) 00:54:08
今夜はここまでにします!
あと少しで一区切りつきそうかな?進み遅くてごめんなさい
正直キラーとメイナちゃんが仲良くなりすぎててビビってる - 136二次元好きの匿名さん22/12/10(土) 00:56:39
ほんとに来てくれなかったの悲しかったんだなてなるな、これキッド海賊団になった時好感度爆上がりしそう
- 137二次元好きの匿名さん22/12/10(土) 01:01:37
キラー(15)が優しすぎて気ぶっちゃうね……
- 138二次元好きの匿名さん22/12/10(土) 03:02:18
ほんとにCPじゃないのは分かってる、分かってるんだけど好感度が低い理由といいダイスで連チャンで引いてるといいセラピーやってるといい、ほんとに気ぶっちゃうよね……ドルやないかちゃんの事好きなんだろうけど!!!!傍から見てるとほんとにきぶるなこれ
- 139二次元好きの匿名さん22/12/10(土) 05:08:46
キラー……お前イケメンだよ
- 140ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/10(土) 09:05:31
おはようございます
見返してたらキラーが超絶イケメンみたいになっててなんか恥ずかしい そんなキャラだったっけ?
今日は午後から用事があるので午前中と夜に少しずつ進めようと思います 文章書くの楽しい - 141二次元好きの匿名さん22/12/10(土) 09:07:00
まぁまぁ常識人なのでギリセーふです
- 142ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/10(土) 09:51:42
「……あさ」
目を覚ますと、窓の外から突き刺すような眩しい光が射し込んでいた。久しぶりにゆっくり眠れた気がする。目がぱんぱんに腫れてしまっているからか、まだ視界がぼーっとするけれど。
『その代わり、いつか返してもらう。おれたちが困ったときは、お前が支えてくれ』
ふと、昨晩のキラーの言葉を思い出す。
「……おかえし、かぁ」
自分は何をすべきだろう? dice1d3=3 (3)
①ドルヤナイカみたいに優しい人になりたい
②キッドみたいに強い能力が欲しい
③キラーみたいに美味しいご飯を作りたい
- 143ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/10(土) 10:07:36
キラーみたいに美味しいご飯を作りたい。初めて食べた彼のスープの、あったかい味を思い出す。あんな料理が作れたら、ドルヤナイカも、キッドも、キラーも、喜んでくれるだろうか。
……料理なんてしたことがないし、きっとすぐに上手にはなれないだろうけど……。
「……がんばらなきゃ」
助けてくれた三人に、お礼をするために。そう誓いながら、突き抜けるような青空を見上げた。 - 144二次元好きの匿名さん22/12/10(土) 10:09:06
コックになるきっかけはキラーだったんだねぇ
- 145ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/10(土) 10:56:10
幕間〜メイナの成長記録①〜
三人のために、美味しいご飯を作りたい。そう思ったメイナは、それから料理の練習に勤しんだ。まずは魚を上手に焼くことから。
「っわぁ、もえちゃった……」
「燃えちゃった、じゃねェ!早く火を消せバカ!」
「ごっ、ごめんなさい!」
初めは魚を焼けば、ほとんどが黒焦げになっていた。
料理の材料を買うために、お金を稼ごうとしたこともある。金属類を拾えれば、お金を手に入れることができるらしい。
「そうだな……ガラクタを拾えば少しは金になるか?」
「やってみます!……ゆびきっちゃった」
「……仕方ないな。絆創膏をやる」
ガラクタ拾いをすれば、すぐに怪我をしてしまった。
だけど、それを何度か続けていれば少しは上達していく。料理を食べたドルヤナイカたちが笑顔になるのが、メイナの一番の楽しみだった。
「うん、美味しい!ありがとね、メイナ!」
「ほんとうですか?よかった……」
「本当よ!……後は、ドジを無くせば完璧ね……」
火に近づきすぎて焦げてしまった彼女の前髪や、気づけばいつもめくれているメイナのスカートを見て、ドルヤナイカは溜息をついた。 - 146二次元好きの匿名さん22/12/10(土) 11:00:02
このレスは削除されています
- 147ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/10(土) 11:04:40
今のなし!!!
出会い編はこれで終了にします!
夜からは不良グループや悪魔の実の下りを書けたらいいな
キッドの不良グループに入ったのは
dice1d6=3 (3) +7歳のとき
悪魔の実を食べたのは
dice1d6=6 (6) +7歳のとき
- 148二次元好きの匿名さん22/12/10(土) 11:14:52
おつです!スレ主の文読みやすいなぁ
続きも楽しみにしてます - 149二次元好きの匿名さん22/12/10(土) 15:24:41
良…支援
- 150ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/10(土) 22:01:50
- 151二次元好きの匿名さん22/12/10(土) 22:13:24
お疲れさまです!
無理のない範囲で書いてくれ〜!続きはいくらでも待てるので - 152ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/11(日) 09:34:19
ごべーん!!ガッツリ寝てた!
続き書きます! - 153ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/11(日) 09:34:46
数年前にこの国の住人になった少女、メイナ。かなりのドジ気質ではあるものの、彼女はいつも笑顔を浮かべている。
そんな彼女は今……国の片隅にそびえ立つ、瓦礫の山に立っていた。
困った。なかなか金属類がない。広大なガラクタの海の中で、一人当惑する。
資金繰りのためにゴミの集積所に来たものの、金になる金属類は全くと言っていいほど見つからなかった。
「どうしよう……」
体も小さく、まだ幼い自分では金を稼ぐにはガラクタを集めることしかできない。ドルヤナイカたちならもっと、他の方法があるのだろうが……。
根性ダイス dice1d22=18 (18)
22以下でまだ頑張れる
23以上で諦めて帰る
- 154ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/11(日) 09:49:28
待ってダイスミスってるね
dice1d100=6 (6)
- 155ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/11(日) 10:32:43
……もう諦めて帰ってしまおうか……。途方もないくらい大きなガラクタの山を見て、一瞬だけそんな考えが頭をよぎる。
「……う、ううん、まだやれる」
あのときに比べたら、こんなの屁でもない。そう思い返し、再びゴミ山を漁る。
……それに、これくらいで諦めたりなんてしたら、キッドに怒られてしまうだろう。それを見たドルヤナイカがキッドに怒って、二人が喧嘩して、キラーが窘めて……。
「ふふっ」
三人のことを思い出したら、不思議と笑顔が零れた。
ドジっ子ダイス dice1d100=84 (84)
70以下でドジ発生
71以上でドジ回避
- 156ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/11(日) 11:02:13
「……ふう、こんなところかな」
諦めずにゴミを漁った結果、そこそこ金属を集めることができた。これを換金所に持っていけば、今日はここまでにしておこう。
「わっ……!?」
金属を運んでいたら、足元にあった石に気づかず、躓きそうになる。慌てて踏ん張って、ギリギリのところで留まる。転んでいたら確実にゴミの山へ頭を突っ込んでいたところだったろう。
「あ、危なかった……」
ゴミまみれにならなかったことに安堵しながら、再び歩き始めた。
何ベリー稼げた?
dice1d100=49 (49) ベリー
- 157二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 11:50:24
す、すくない…!!
ワンピ世界って1ベリー=1円だっけ - 158ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/11(日) 13:37:43
現実の金属の買取相場とメイナ一人の力、非加盟国など色々加味して稼ぎは少なく設定しています
稼ぎは49ベリー。
少ないけど……自分一人で稼ぐにはこれで精一杯だ。これは貯金しておくことにして、今日も魚を釣りに行こう。金の入った袋をポケットに捩じ込んで、川へと向かう。
その途中……。
「あ、キッドさん……」
炎のような緋色の髪が目に映る。彼は最近、怖い人たちと一緒にいることが多くなったように思う。ドルヤナイカが言うには、チーム?を結成しようとしているらしい。
「……」
どうしよう? dice1d3=1 (1)
①挨拶くらいした方がいいよね
②邪魔したら悪いし、話しかけないでおこう
③むしろキッドの方が話しかけてくる
- 159ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/11(日) 16:47:33
いくら怖い人たちと一緒でも……挨拶くらいはした方がいいよね。
「き、キッドさん、こんにちは」
「あ?……あァ、メイナか」
キッドはこの三年で背がすごく伸びて、顔つきもかなり変わった。元来の口の悪さも相まって、迫力のある出で立ちになっている。
……ドジをするといつも厳つい顔で凄まれるから、少し怖い。
「……ん、テメェ、釣りに行くのか」
「あ、はい。これから行く予定です」
「金は」
「今日は49ベリー稼げました」
「49……」
金額を言うなり、キッドは途端にしょっぱい顔になる。彼の周りにいる人も、困惑したような表情をしていた。
何かまずいことを言ってしまっただろうか、と不安になってしまう。49ベリー……いつも稼ぎはこの程度で、問題があるような額とは思えない。
「…………チッ、おいメイナ」
「はっ、はい!」
dice1d5=4 (4)
①「もう一回ゴミ山に行くぞ」
②「ちょっと待ってろ」
③「飯食いに行くぞ」
④「キラーの家に行くぞ」
⑤「……なんでもねェ」
- 160二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 16:49:38
もしかして換金で騙されて…?
- 161二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 16:50:48
さすがに低すぎるもんね……
- 162ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/11(日) 16:52:34
あっ選択肢1個抜けてた 振り直します
キッドはなんて言った? dice1d6=2 (2)
①「もう一回ゴミ山に行くぞ」
②「ちょっと待ってろ」
③「飯食いに行くぞ」
④「キラーの家に行くぞ」
⑤「おれもついていく」
⑥「……なんでもねェ」
- 163二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 16:53:03
おっ
- 164二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 16:54:05
あっ
- 165ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/11(日) 17:36:40
「ちょっと待ってろ。……テメェら、コイツのこと見てろ」
「おう。メイナ、だっけ?喋りながら待ってようぜ」
「え?え?」
待ってろって言われても、これから釣りに行く予定だったんだけど……。戸惑っている私を無視して、彼はどこかへ行ってしまう。
その間、キッドの友達だという人たちと待機することになった。彼らは顔にツギハギ模様があったり、角付きのマントを着ているという奇抜な見た目とは裏腹に気さくで、笑顔で話をしてくれる。
どんな話をする? dice1d4=2 (2)
①メイナのことについて
②キッドのことについて
③お金について
④アイス好き?
- 166二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 17:38:38
ダイス神空気読むなぁ
- 167ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/11(日) 18:26:26
「それにしても、キッドも素直じゃねぇなぁ」
「そうですか?結構顔に出る方だと思うんですけど……」
「顔には出るけど、口には出さねぇだろ?」
「うーん……よくわかりません……」
自分からすれば、キッドは怖いもの無しにいつも言いたいことをはっきり言う、いい意味でも悪い意味でもストレートな印象だ。しかし、彼らからすればキッドは「素直じゃない奴」らしい。
「まァ、そのうちわかると思うぜ。なんてったってキッドは……」
「勝手に何話してんだ」
「わぁっ!?」
いつの間に戻ってきていたのだろうか、背後からキッドに話しかけられ、思わず飛び上がってしまう。この勢いのまま転ばなかった自分を褒めたいくらいだ。
……そういえば、どうして自分はキッドに待たされていたんだろう。
キッドをじっと見つめてみると…… Dice1d3=
①急にお金の入った袋を投げ渡された
②食材の入った袋を渡された
③あれ?キッドが誰かを引きずっている…… - 168ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/11(日) 18:28:07
- 169二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 18:47:14
あ〜〜気ぶってしまう…
- 170ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/11(日) 19:11:10
キッドをじっと見つめてみると、急に袋を投げ渡される。慌てて受け止めると、じゃら、という鈍い金属音と共にかなりの重さが手にのしかかった。
紐を解いて見てみると、中にはお金が入っていた。私が稼いだ額の倍以上の量のように見える……。
「このお金は……?」
「好きに使え」
「え、なんでですか!?私、何もしてないのに……」
返します、とキッドに袋を押し付ける。しかし、キッドはそれを更に押し返し、断固として受け取ってくれない。
「受け取れませんよ、こんな量のお金!」
「うるせェ!つべこべ言わずに受け取れ!正当な報酬だろうが!」
「せ、正当な報酬?」
キッドの答えは? dice1d3=3 (3)
①「しょぼい奴に騙されやがってよォ、このマヌケ!」
②「あっ……な、なんでもねェよ!」
③「それでロールキャベツでも作っとけ」
- 171ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/11(日) 19:13:08
(どっかのタイミングでラキスケ入れたいけど入れどころがわからん……)
- 172二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 19:13:49
ロールキャベツ渡す時とか?
- 173ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/11(日) 20:46:01
「……それで、どうですか、美味しいですか?」
「美味いぞ。煮崩れもしていないし、味も申し分ない」
「うんうん、美味しい!流石メイナね」
もぐもぐとロールキャベツを咀嚼しながら、二人は口々に感想を言い合う。初めて作ったけれど、どうやら上手くいったようだ。煮込み料理が得意でよかった……。
「キッドさんは……どうですか?」
「……悪くねェ。……が」
「が?」
「なんでコイツらまでいるんだ!おれは呼んだ覚えはねェぞ!」
そう怒鳴り、キッドはドルヤナイカとキラーの二人を指さす。そんなに二人がいるのが気に食わなかったのだろうか……。
「なんでって……」
なんで二人がいる? dice1d3=1 (1)
①「折角ならみんなで食べようと思って……」
②「キラーさんに作り方を教えてもらってたんです」
③「ドルヤナイカが食べたいって言ったから……」
- 174ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/11(日) 20:47:10
いいかも!それ使わせてもらいます
- 175二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 20:57:59
この世界線でもドルやないかちゃんが初恋なのは理解してるし、キッドとキラーも庇護欲!以外はないんだろうけど見てる側はほんとにきぶるな……
- 176ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/11(日) 22:05:57
「折角ならみんなで食べようと思って……。だめでしたか?」
「だめなわけないでしょ〜?キッドは、メイナに気を遣ったのがバレると思って焦ってるのよ」
でしょ?と、キッドにドルヤナイカはニヤニヤと笑いかける。そう言われた彼は、一気に顔を紅潮させてわなわなと震え出す。そして、ドルヤナイカに向かって怒鳴り散らした。
「なっ……おれがコイツに気を遣うわけがねェだろうが!」
「隠しても無駄だ。おれもドルヤナイカもわかっている」
キラーもキッドの言葉を一蹴し、笑い飛ばす。どうやら、キッドの真意がわかっていないのは私だけみたいだ。
「でも、まさかキッドがそんな粋なことするなんてね。カッコイイじゃない」
「!……そうかよ」
そんな会話を交わすなり、先程とは違った様子でキッドは頬を赤く染める。彼は気まずそうにドルヤナイカから目を逸らし、机を指先でとんとんと叩いた。
もしかしてキッドって、ドルヤナイカのこと……。
「わ、私!ロールキャベツのおかわり取ってきます……!」
空っぽになっていたキッドの皿を取り、取ってつけたような理由で席を立つ。自分にはまだ程遠い雰囲気を纏う二人から、逃げ出したかったのかもしれない。
なんだか胸がドキドキする……!
ラッキースケベダイス dice1d100=39 (39)
99以下でラッキースケベ発生
100で何も起きない
- 177二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 22:07:40
さすがラキスケ度99
- 178ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/11(日) 22:08:48
誰にラッキースケベした? dice1d4=2 (2)
①ドルヤナイカ
②キッド
③キラー
④全員
どのレベルのラッキースケベ? dice1d100=59 (59)
ラキスケの仕様を変えてみました 前のが良かったら前のに戻します
- 179二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 22:34:07
ダイス神ほんと空気読んでくれるなぁ!
ラキスケ仕様変更は大丈夫だと思います - 180ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/11(日) 23:01:37
平常心、平常心……。頭の中で何度もそう唱え、ロールキャベツを皿によそう。
三人の所へ戻ると既に話題は切り替わっているようで、雰囲気はすっかり元通りだった。
「き、キッドさん、おかわり取ってきましたよ!」
「おう、ありがとよ」
キッドも赤面が収まっていて、普通の顔色になっている。関係の無い私の方が意識してるみたいで、少し恥ずかしい……。
そんな風にさっきのことに気を取られていたせいか、足元が疎かになっていた。テーブルに足をぶつけて、転びそうになってしまう。
「わっ……!」
「うおっ、危ねェな。気をつけろ」
「は、はい、ごめんなさい……。ありがとうございます」
躓きそうになった私を、キッドが受け止めてくれる。だけど、その手の位置が悪くて。 - 181二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 23:03:21
おっとこれはメイな⇒キッドか……
- 182ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/11(日) 23:18:45
「そ、その、キッドさん……。そこはあんまり触ってほしくないです……」
偶然。たまたまだとはわかっているのだけど。キッドの手が、私の胸に触れていて。
「あ゛!?……悪い」
意識するようなことではない。わかってはいるものの、自分でもなかなか触らない場所に触れられるのはかなり恥ずかしい。
「わ、私の方こそ、ご、ごめんなさ……」
「キッドー!!アンタ、どこ触ってんのよ!?」
「メイナを転ばせなかったのはいいが、きちんとその後のことを考えてだな……」
私の謝罪を遮って、二人がキッドに滾々と説教を始めてしまう。
……折角さっきまでドルヤナイカといい雰囲気になってたのに……。なんて言うか……その……本当にごめんなさい……。 - 183ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/11(日) 23:22:46
今日はここまでにします〜
𝖢𝖯にするつもりはないんだけど、少年少女が恋愛と友情の狭間で揺れ動くのが好きなのでそう言った文章になりがちになってしまう…… 嫌な人がいたらごめんなさい できる限りセーブはします - 184二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 23:30:37
そういうの好物なのでスレ主の塩梅でガンガンやってほしい……
- 185二次元好きの匿名さん22/12/12(月) 00:51:41
全然最高です……この絶妙な塩梅が最高です……
- 186二次元好きの匿名さん22/12/12(月) 00:52:20
これってめいなちゃん除けば大まかなところは同じなんですよね?ドルやないかちゃんの初恋の件とか
- 187ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/12(月) 06:56:13
- 188ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/12(月) 14:54:47
- 189二次元好きの匿名さん22/12/12(月) 15:19:09
- 190二次元好きの匿名さん22/12/12(月) 15:22:26
結成⇒喧嘩別れしてそれぞれ頭になる⇒四人グループになる⇒ドルやないかやちゃんの件発生(今回は生きてる可能性がある)⇒再結成
になるんじゃないかな - 191ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/12(月) 22:47:15
- 192ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/12(月) 22:48:18
「よし、今日も頑張ろう」
だるだるに解けた靴紐を結び直して、袋を手に取る。
……夜中まで続いた説教に疲れたのか、三人は未だぐっすりと眠っていた。キッドの少し掠れたイビキが時折聞こえてくる。
「……いってきます」
いつからかは忘れたが、みんなでご飯を食べた日はお泊まり会をするのがお決まりになっていた。
そこでわかったのだが、自分はあまり眠れていないそうなのだ。以前の生活に比べればかなりゆっくり過ごせているので、よくわからないのだけど……。
「みんなが寝すぎなだけな気もする……。それとも、私がおかしいのかな……」
……そんなことよりも、もっと料理の練習をするためにも、お金を稼がないと。昨日の三人の笑顔を思い出しながら、早足でゴミ集積所へ向かった。
何ベリー稼げた?
dice1d100=90 (90) ベリー
- 193二次元好きの匿名さん22/12/12(月) 23:13:52
結構稼げてる!
- 194ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/12(月) 23:26:22
「あれ?昨日より多いような……」
昨日は49ベリー、今日は90ベリー……。私からすればかなりの差の金額だ。
一体何故、と疑問を口にすると、換金所のおじさんがニヤリと口角を上げた。
「……ああ、誰かさんのせいで取引額が変わったんでな」
「誰かさんの?」
「知らされてねぇのか?それで何も考えずにノコノコ来たんだな、お前」
「……あの」
何の話ですか、そう聞こうと口を開く。しかし、それは叶わなかった。
何故話せなかった? dice1d5=4 (4)
①「あら、桁が一つ足りないんじゃない?」
②「んだよ、まだ懲りてねェのか?」
③「何の話だ、おれにも聞かせてくれ」
④誰かにおじさんが殴り飛ばされたから
⑤おじさんが激昂したから
- 195ドルヤナイカちゃんを生かし隊22/12/12(月) 23:32:27