【ウマ娘SS】ミドリマキバオーとの3年間①

  • 1二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:01:06

    【第1話】

    眼前に広がる大海原についため息が漏れる

    Ω【…………はぁ〜】
    ミドリマキバオー「んあ〜どうしたの…何してんの?」
    Ω【な…なんだ…】

    声の方向を振り返るとそこにはちっちゃなウマ娘の子供がこっちを見上げていた…。

    ミドリマキバオー「海をぼ〜っと見て何してたの?」
    Ω【色々辛いことがあってね…】

    そう…、本来ならこんなところで海を眺めている場合じゃないのだが…。
    ウマ娘たちがトレーナーの前で実力を披露しスカウトを狙う『選抜レース』━━━
    それが目前だと言うのに、未だ目ぼしいウマ娘に声をかけられず。さらには、乗るバスを間違えて、帰りのバスが来るまで海で足止めをくらう羽目になっていた。

    ミドリマキバオー「……なるほど、みんな貧乏が悪いのね…バカヤロー!」
    Ω【貧乏話はしてないぞ…】

    初対面のこっちの話を聞いてくれる優しい女の子は、少し見当違いながらも慰めようとしてくれた。

    Ω【まだ子供なのに優しいんだね】
    ミドリマキバオー「んあんあ違うよ。ぼくだって学園の生徒なの」
    Ω【ははは…こいつは失礼】

    こんな冗談まで言うなんて、結構おしゃまな子供なのかもしれない。だが、なんだか元気が出てきた。そうしている間にバスの時間が来た。

    Ω【おっと、じゃあね】
    ミドリマキバオー「…その気持ちよくわかるのよね…ぼくも走りたいのね」

  • 2二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:02:03

    勘助トレーナー! 勘助トレーナーじゃないか!

  • 3二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:04:08

    【第2話】

    Ω【はぁ…】

    結局、昨日のロスのせいで今日の選抜レースの資料も十分に目を通せなかった。
    こうなったら、ぶっつけ本番で実力を見極めて有望な子に声をかけるしかない…!

    ・・・・・🏃‍♀️

    中堅トレーナーA「おっ来た来た!」
    ベテラントレーナーB「あの黒毛のウマ娘がカスケード!」
    カスケード「………」

    すでに集まったトレーナーたちに囲まれ、平静を保っている黒いウマ娘がいる。彼女が今日の大本命らしい。

    ミドリマキバオー「あは〜、すんませんね待たせちゃったみたいで…」

    Ω【あ…あれは…!?】

    カスケードと記者たちの前で勘違いして手を振っているウマ娘がいた。それは昨日のあのウマ娘の子供だった…。

    ミドリマキバオー「そうです、ぼくが噂のマキバオーなのね」
    中堅トレーナーC「おい、邪魔でカスケードが見れねーじゃないか!」
    ミドリマキバオー「んあっ!?」

    Ω【本当に生徒だったんだ…】

    身長的にもてっきり入学前の子供かと思ったが、選抜レースにエントリーしている以上どうやら生徒というのは本当だったらしい。
    こうして選抜レースの幕は降りた━━━

  • 4二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:05:20

    (降りたのか…?)

  • 5二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:07:24

    ミドリマキバオー「んあーーーっ!!」
    ベテラントレーナーB「お、あの小さいのもいいスタートじゃないか!」
    一般トレーナー「いえ、でもすぐ後ろ…」

    カスケード「……」
    Ω【は…速い…!】
    マキバオー「んひ〜!ちくそー!!」

    カスケードは顔色一つ変えず、外側からにもかかわらずコーナーでマキバオーをあっさり追い抜いた。

    Ω【頑張れ…!】

    なんとか食らいついての最後の直線━━━

    カスケード「…ふん」
    マキバオー「!!」
    ベテラントレーナーB「な…なんだと!!まだスピードが上がるのか!?」

    カスケードがさらにスピードを上げ、マキバオーを置き去りにする!

    ミドリマキバオー「ん…んはっ…」
    カスケード「……」
    『カスケードが1位でゴールイン!!』
    中堅トレーナーA「あがり1ハロン12.2秒…!?デビュー前とは思えん!?」
    ベテラントレーナーB「カスケード!少し話を…!君なら世界も狙える!」

    ドサッ

    Ω【!!?お、おい!!大丈夫か!!?】
    ミドリマキバオー「………」

  • 6二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:08:41

    【第3話】

    保険医「心配ない…安静にしてれば明日にでもよくなる」
    Ω【よかった…】

    レース直後に気を失ったミドリマキバオーを学園の保険医の元へと運んだが、大事には至らないようで胸を撫で下ろした。

    保険医「君、この子の担当トレーナー?」
    Ω【いえ…そういうわけでは…】
    保険医「ふーん…まあいい…どうやらこの子は小さい体にすごいパワーを秘めているらしい」

    Ω【ならどうして倒れて…?】

    保険医「そう…それが問題…。パワーがあるのはいい事なんだが、この子は体が小さいために体に負担がかかってしまうんだ。倒れたのもきっと自分で力をセーブできなかったため…。ちゃんと抑える指導ができる担当がついていればな…」
    Ω【………】
    保険医「ま、とりあえず今日は安静にだ」

    診察を終え、先生は去っていった。…それにしても…。

    『ちくそー!!』

    離されても諦めず食らいつくこの子の走りが目に焼き付いて離れない。
    ━━━それこそ、勝ったカスケードよりも鮮烈に…。

  • 7二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:10:26

    ミドリマキバオー「……んあ…」
    Ω【!!】

    小さく声をあげ、マキバオーが目を覚ます。
    目を開けたマキバオーは何も言わず、ただ天井を見つめる…。

    ミドリマキバオー「………」

    ……選抜レースで負けて、気を失う…。彼女のあの気迫を見たからこそ、なんて声をかければいいかわからない。

    ミドリマキバオー「…あの黒いウマ娘…すごく速かったのよね…」
    ミドリマキバオー「走っても走っても…追いつけない……追いついてもすぐ離されるのね…」
    ミドリマキバオー「…完全に負けたのね…」
    ミドリマキバオー「ぼくはもう…あんな悔しい思いはしたくないのよ…」

    Ω【………!】

    夢破れたウマ娘が学園を去る━━━
    悲しいがよくある話だ……。もし、負けたこと、倒れたことで走るのが嫌になってしまったら…もう………

    ミドリマキバオー「………だから走るのね」
    Ω【!!】

    ミドリマキバオー「抜かれるのは悔しいけど抜くのは嬉しい…だからどうせなら嬉しい思いすんのね」

    マキバオーの目に諦めはなかった。…彼女は、僕なんかが思っているよりもずっとずっと強いウマ娘だった。

    Ω【…君の】
    ミドリマキバオー「んあ?」
    Ω【君の担当トレーナーにならせてくれ!!】

  • 8二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:10:51

    なんだなんだ?
    明らかに俺の涙腺が破壊されることが決まってるスレじゃないかこれ?

  • 9二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:13:48

    なっついなー心臓のくだり

  • 10二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:14:02

    【第4話】

    ミドリマキバオー「ん…んあ……」
    Ω【…やっぱりダメかい…?】
    ミドリマキバオー「んあんあ!」

    芳しくない反応に諦めかけると、マキバオーは首を大きく横に振る。

    ミドリマキバオー「な…なんで…ぼくの担当に?」
    Ω【君と日本一を目指したいんだ!】
    ミドリマキバオー「に…日本一…!」

    ミドリマキバオー「ん…んあ…んあーー!」
    Ω【え…!?】

    かと思ったら今度は目に涙を溜めて泣き出してしまった…!

  • 11二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:21:32

    Ω【ご…ごめんよ…】

    ミドリマキバオー「ううん…ただ、親分と同じことを言うからびっくりしたのね…、えぐ…」

    Ω【(ふ…服に鼻水が…)】

    Ω【親分って?】

    ミドリマキバオー「んあ。…ぼくのおうちはすっごく貧乏だったのね」

    ミドリマキバオー「ぼくを産んだおかあちゃんはお仕事を見つけるために離れ離れになって、ぼくは一人ぼっちだったのね…」

    Ω【………】

    ミドリマキバオー「おかあちゃんに会えなくてぼくはいつも鼻水垂らして泣いてばっかだったのよ…」

    ミドリマキバオー「でも、そんなぼくを住んでた山の親分さんが、見かねて━━」

  • 12二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:22:26

    親分『いい加減にしねーか!!鼻水垂れ子!!かーちゃんがいねーと何もできないのかお前は!!』

    ミドリマキバオー『うるさい!!おかーちゃんじゃないくせに勝手な事言うな!!親分にぼくの気持ちがわかんのか!!』

    親分『お前の気持ちなんかわからんね!!お前もウマ娘なら日本一のすっげえウマ娘になれよ!!』



    ミドリマキバオー「親分がいてくれたからぼくはトレセン学園にも入れたのね…。それに…おかあちゃんもきっと、ぼくをどこかで見ていてくれてるのよ…」

    ミドリマキバオー「みんなぼくが一番強いウマ娘になるために一生懸命になってくれている。ぼくだって背負ってるものがあるから…根性だけは絶対に負けないのね!」

    Ω【……!!】

    ……この子はすごい子だ。
    ぼくなんかが思っているよりずっとずっと小さい体にいっぱいのものを背負ってる。
    だから━━━

    Ω【一緒に日本一になろう】

    ミドリマキバオー「ん…んあーー!!」

    こうしてミドリマキバオーとの3年間は始まった━━━!!

  • 13二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:24:35

    幼名がマイルドになっている…!

  • 14二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:25:00

    【目標1:ジュニア級メイクデビューに出走】

    【ミドリマキバオー登場】

    今日からミドリマキバオーとのトゥインクルシリーズの大事な3年間が始まる━━━!!
    ……のだが。

    Ω【いない!!】

    大事な練習初日、マキバオーは現れなかった。

    ミドリマキバオー「ぎゃああっ!!!」

    Ω【!!マキバオーの声だ!!】

    悲鳴に近い声…!何かあったのだと!急いで声の方へ向かう…!

    ・・・・・🏃‍♀️

  • 15二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:25:59

    鼻 水 た れ 子

  • 16二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:28:53

    Ω【マキバオー!!】

    ミドリマキバオー「のわーーっ!!」
    子犬「キャン!キャン!」

    Ω【……えっと…?】

    駆けつけた先ではマキバオーが可愛らしい子犬に追いかけられて、鼻水を垂らして逃げ回ってた。

    ・・・・・🏃‍♀️

    マキバオーと遊びたかっただけの子犬は満足して去っていった。
    ……自分の服にはべったりと鼻水が付いてしまったが。

    ミドリマキバオー「た、助かったのね…。ありがとトレーナーくん…」
    Ω【…どういたしまして…。…鼻水垂れ子】
    ミドリマキバオー「んあっ!?」

    何はともあれ、マキバオーとの3年間が始まった!!

  • 17二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:31:07

    【白い珍獣・デビュー】

    今日はいよいよミドリマキバオーの『メイクデビュー』出走だ。

    観客「わははは!頑張れよ〜っ、ちっこいのー!」
    観客「お前を見るためにわざわざ来たんだぜー!負けたら承知しねーぞー!」

    マキバオーの体格と毛色に観客は大歓声
    …と言うより大爆笑に包まれる。

    ミドリマキバオー「いやいや、どーもどーも!」

    にもかかわらずマキバオーはまるで動じず平常心だ。

    Ω【練習どおり走っていこう!】

    ミドリマキバオー「んあ。絶好調なのね!」

  • 18二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:31:45

    【メイクデビューの後に】

    実況「やりました!ミドリマキバオー勝ちました!」

    ミドリマキバオー「んはっ、やったのね〜!」

    Ω【よくやったな!】

    ミドリマキバオー「ほら、トレーナー君、早く早く」

    Ω【え?】

    ミドリマキバオー「トレーナー君と表彰台登りたかったから待っててもらったのね」

    Ω【マキバオー…】

    観客「すごかったぞ〜!マキバオー!」

    ━━トゥインクル・シリーズはこれから始まる。
    彼女が掴んだその第一歩目の喜びを一緒に味わった!

    【目標1:ジュニア級メイクデビューに出走  達成!】

  • 19二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:34:27

    勘助や親分なしでダービーをどう表現するのか楽しみ

  • 20二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:41:14

    【カスケードに勝ちたい!】


    マキバオーのメイクデビューを終えて、マキバオーは燃えていた!

    ミドリマキバオー「トレーナー君!次は!?次はどのレースなのね!?」
    Ω【お、落ち着いて!】

    とはいえ、やる気を保つためにも目標は必要だ。
    となると目標にするのは…やはりあのウマ娘。

    カスケード「…練習場じゃ静かにしてくれないか」
    ミドリマキバオー「んあ、ごめんなさ……んあっ!?」

    Ω【カ…カスケード!!】

  • 21二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:42:11

    朝日杯が負けイベなので皐月のファン数が厳しそう

  • 22二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:43:34

    >>21

    G2二勝G3一勝なら届くよ多分

  • 23二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:43:43

    ミドリマキバオー「ん…は……」
    Ω【…いきなりライバルに会うとは…】

    カスケード「フッ…ライバルね……」
    ミドリマキバオー「んあっ!?」
    カスケード「そう突っかかるな…、デビューを飾ったくらいで。これから仕上がってくる本物の強豪ウマ娘たちに勝って自信をつけてから突っかかるんだな」

    ミドリマキバオー「ん〜っ、僕たちが内心びびってるみたいな言いぶりなのね…」

    マキバオーが日本一になるためには同期で最有力のカスケードは避けて通れない壁になる…!ならば…!

    Ω【朝日杯FSで勝負だ!】
    カスケード「ほう?」

    ジュニア級の王者を決めるG1レース。カスケードも日本一を目指すならば目標にしているはずだ。

    Ω【そこで勝負しよう】
    カスケード「…考えとくよ……。じゃあトレーニングがあるんでな」
    Ω【……】

    カスケードは眼中にないといった感じで走り去る。…しかし勝手に宣戦布告をしてしまった…!

    ミドリマキバオー「大丈夫よトレーナー君…。カスケードと戦うんだから、かえってそれくらいの方がちょうどいいのね!」
    Ω【マキバオー…】

    こうして次のレースは朝日杯FSに決まった!
    スピードが5上がった。

  • 24二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:49:18

    参った…
    たれz…たれ子のCVが犬山イヌコで再生されてしまう…

  • 25二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:52:05

    ワクチンもカスケードもトゥーカッターもピーターIIも主人公になれるようなストーリーしてる…

  • 26二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:52:18

    【武者震い】

    ミドリマキバオー「んは〜っ、もうすぐレースなのね」
    Ω【緊張してきた?】
    ミドリマキバオー「ううん、ぼくたちが絶対勝つのよね!」

    根性が5上がった。

    〜G3函館ジュニアステークス〜

    実況「2番人気は 1番、ミドリマキバオー」
    解説「このメンバーで見劣りしない仕上がりですね!」

  • 27二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:53:15

    コレのイメージで読んでる

  • 28二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:56:20

    【レース勝利!】

    ミドリマキバオー「あはは!勝ったのね〜!」

     【今日はお祝いだな!】
     【次のレースに備えよう!】

    Ω【次のレースに備えよう!】

    ミドリマキバオー「んあ!望むところなのよね!」

    体力が30下がった。
    パワーが8上がった。
    スキルptが30上がった。

  • 29二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:58:12

    【マキバオーと美味しいリンゴ】

    学園のカフェテリアを訪れると、ユキノビジンが大量の段ボール箱と途方に暮れていた。

    ユキノビジン「はぁ…、こんな腹ちいほど送ってくれンでもいいべ…」
    Ω【どうしたの?】
    ユキノビジン「へぇ!?あ…それがですねぇ〜…」

    ユキノビジンの話では、故郷の人が地元の果物をたくさん送ってくれたものの、量が多すぎて途方に暮れているらしい。

    ミドリマキバオー「んはっ、リンゴもあるのね!」
    ユキノビジン「そうだっ!せっかくですンで、おひとついかがですか?」
    ミドリマキバオー「リンゴ大好きなのね〜!」
    Ω【リンゴ、好物なんだね】
    ミドリマキバオー「リンゴ美味しいのね!いくらでも食べれるのね!」
    ユキノビジン「それなら!もひとついかがですか!?」

    食べ過ぎはよくないが…、リンゴだけでもまだまだありそうだ。

    【十分だよ、ありがとう!】
    【やっぱりもうちょっといい?】

  • 30二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:58:47

    >>25

    サトミアマゾンも入れてあげて…

    マジでアイツとアマゾンスピリットはファル子とのシナジー強いと思うから

  • 31二次元好きの匿名さん21/10/31(日) 23:59:23

    Ω【やっぱりもうちょっといい?】

    ユキノビジン「えへへっ、どうぞどうぞ〜!ありがとがんす!」

    体力が30回復した。
    スキルptが10上がった。
    太り気味になってしまった。

  • 32二次元好きの匿名さん21/11/01(月) 00:00:08

    【ダイエット成功】

    ミドリマキバオー「んはっ、ゴール…!」

    Ω【お疲れ様!】

    ハードなトレーニングのおかげでマキバオーの体重も元どおりに絞れてきた!

    ミドリマキバオー「んは〜、でも疲れたのね〜…ここらで美味しいもので英気を…」

    Ω【……垂れ子】

    ミドリマキバオー「んは!?」

    トレーニングに励んだミドリマキバオーは無事に体重を落とすことに成功したのであった。

    太り気味が治った。

  • 33二次元好きの匿名さん21/11/01(月) 00:01:41

    【朝日杯FSに向けて】

    ついにジュニア級王者を決める『朝日杯フォーチュリティステークス』の当日を迎えた。

    ミドリマキバオー「いよいよ来たのね…この日が…!」

    ジュニア級No.1決定戦にしてクラシック期を占う重要なレース。
    だが、それ以上に、マキバオーにとっては…!

    『ワアアアアアア!!』
    実況「出ました!黒い殺し屋カスケード!」

    カスケード「フッ…よくここまで来たもんだ」
    ミドリマキバオー「…胸を借りるつもりとは言わないのね…今日は勝つのね!」

    だが、強敵はカスケードだけじゃない…!

    アマゴワクチン「よう…カスケードさんよ…」
    カスケード「…」
    アマゴワクチン「俺にとっちゃあんたは目標なんだ…。このレースであなたに勝って…そして来年俺がクラシック三冠を制する!」

    アマゴワクチン…。マキバオー、カスケードと同期でトゥインクル・シリーズをデビューした打倒カスケードの筆頭格だ…!

    ミドリマキバオー(そうだ…目標は…)
    アマゴワクチン(目標は・・・)

    二人((カスケードただ一人!!))

  • 34二次元好きの匿名さん21/11/01(月) 00:04:35

    【朝日杯FSの後に】

    実況『マキバオー、惜しくも敗れました!』

    Ω【…よく頑張ったよ】

    ミドリマキバオー「んあっんあっ…!悔しいのね…!みんなの期待を裏切ってしまったのね…!』
    カスケード「そうでもないようだぜ…」

    Ω【カスケード!】
    カスケード「少なくとも…俺の期待には応えた走りだった」
    ミドリマキバオー「んあ!?」
    カスケード「もっと強くなれ!次の皐月賞は期待して待っててやる!!」

    カスケード「…裏切るんじゃねえぞ」

    ミドリマキバオー「カスケードが…ぼくを…」
    Ω【次は期待を逆の意味で裏切ってやろう】
    ミドリマキバオー「…そうなのね!もっと…もっと強くなって勝つのね…!」

    ・・・・・🏃‍♀️

    アマゴワクチン「カスケードさんよ…恐れ入ったぜ…!だがこのまま終わるつもりはねえ」
    アマゴワクチン「来年の春、またレース場で会おう!!」
    カスケード「…ふっ、俺は幸運だな…。こんなに昂るレースができたのもあいつらがいたからに違いねえ…」

    【目標2:朝日杯FSで5着以内  達成!!】

  • 35二次元好きの匿名さん21/11/01(月) 00:06:28

    とりあえずジュニア級終了までSSを書いてみたのですがどうでしょうか?
    皆さんの反応を見てクラシック級以降を書くかどうか考えていたのですが・・・。

  • 36二次元好きの匿名さん21/11/01(月) 00:17:51

    立派!

  • 37二次元好きの匿名さん21/11/01(月) 00:20:56

    書けー!
    書いてくれー!

  • 38二次元好きの匿名さん21/11/01(月) 00:23:11

    書いて欲しい!
    でも無理のない範囲で頑張って欲しい!

  • 39二次元好きの匿名さん21/11/01(月) 00:23:48

    この続きはどうなるんだ!?
    早く教えてくれ!!!じゃなきゃ夜も寝れん!!!

  • 40二次元好きの匿名さん21/11/01(月) 00:24:35

    書くと行ってくれ

  • 41二次元好きの匿名さん21/11/01(月) 00:27:58

    ゲーム形式の珍しいけど良いな
    続きをぜひ書いてくだせぇ

  • 42二次元好きの匿名さん21/11/01(月) 00:30:33

    ありがとうございます!
    好評いただいたので続きも書きます!
    ただ…結構時間がかかりそうなので、書けたら新スレを建てます

  • 43二次元好きの匿名さん21/11/01(月) 00:31:24

    >>39

    やる気が下がった。

    夜ふかし気味になった。

オススメ

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