【SS】休日の朝なので

  • 1二次元好きの匿名さん22/12/10(土) 08:49:01

    休みの朝。先に起きて朝食の準備を済ませ、再び寝室に起こしに行けば、同居人のアグネスタキオンは、布団の中で微睡んでいた。

    「今日は休みじゃないか〜。私はもう少し寝るよ……」
    言いながら寝返りをうち朝日から目を背けると、左腕を目隠しにする。いつもなら二度寝か否かの攻防戦が始まるのだが、この日は少し違った。以前彼女に聞いた『カリギュラ効果』を思い出したのだ。

    「わかった。寝てていいよ。…絶対に、起きないでね」
    あえて聞こえるよう言うと、静かに、布団から出た腕へ手を伸ばし、そっと左手に触れる。彼女の耳がぴくりと動く。

    「起きてるの?駄目だよ、寝てて」
    再び同じように触れると、反応は無かった。そのまま、手の甲の輪郭を、人差し指ですす、と辿ってみる。次は指先で、その次は掌で。何度も撫でる。…さっきから何度か耳が動いているように見えるが、気のせい、ということにする。

    そのまま親指、次は人差し指と、指の形を一つ一つ確かめるように触れていく。さっきまで布団の中にいたからか、指先は温かかった。

    「起きてないよね?」念のため聞いてみたが、わざとらしい寝息が続くだけ。ならばと、指と指の間に、向かい合わせた自分の指を互い違いに噛み合わせる……いわゆる「恋人つなぎ」をしてみる。きゅ、と少しだけ力を込めてみても、反応はない。

    指の力を緩めて遊びを作ると、そこからゆっくりと、指どうしを擦り合わせてみる。しゅる、しゅるり。慈しむように、弄ぶように。

    ふと寝顔を見れば、頬は上気しているが、まだ『寝ている』らしい。繋いだ手をそのままこちらの口元に……と、ここでようやく彼女が白旗を上げた。

    「待った…起きるよ、起きる」
    再び仰向けに戻ると、左手はそのまま、右腕を迎えるように伸ばしてきた。起こしてくれ、という意図を汲んで体を近づけると、ぐい、と引きずりこまれる。気付けば背中にシーツの感触。目の前には彼女の顔があった。

    「おはよう。さっきは随分楽しそうだったじゃないか」
    さっきまでの眠そうな姿はどこへやら、その表情はいつもの彼女のそれだった。

    「次は君も私の実験に付き合いたまえ。拒否権はないよ、モルモット君?」
    …いや、いつもより少し息が上がっている。少し煽りすぎたらしい。用意した朝ご飯はブランチになるな、そう思いながら、彼女のなすがままにされることにした。

    みたいなの誰か書いて

  • 2二次元好きの匿名さん22/12/10(土) 08:50:34

    そこになければないですねぇ

  • 3二次元好きの匿名さん22/12/10(土) 08:53:34

    誰か書いて、だけ先に見てよっしゃやったるかと思ったけどこれもう完成してるじゃん
    これ以上は蛇足や。お前の勝ちだ

  • 4二次元好きの匿名さん22/12/10(土) 08:54:28

    >>2

    既に1が配膳しているんですよねぇ

  • 5二次元好きの匿名さん22/12/10(土) 09:17:03

    1で完結するスレは伸びない

  • 6二次元好きの匿名さん22/12/10(土) 10:44:21

    アダルティで良いじゃない

  • 7二次元好きの匿名さん22/12/10(土) 10:46:17

    つよつよタキオンすき

オススメ

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