- 1二次元好きの匿名さん21/11/01(月) 16:51:32
私は普通だ
重賞なんて勝ったことないし人よりちょっとレース回数が多いだけ
というか中央に残るために必死に結果を出そうとした結果レース回数が多くなってしまったといいますか
そんなこんなで私の普通すぎる名前も相まって変に人気出ちゃったりもしたんだけれど
応援してくれてた天国のお父さんのためにも中央で結果を残して走り続けそして
トレーナー「ジャパンカップ!出場権取ってきましたよ!」
わっつ?このバカタレトレーナーはなんて言ってくれやがったです?ジャパンカップ?
モブ馬娘「あのねぇトレーナーさんやい?私の戦績はご存じかね?68戦6勝の重賞勝ったことのない短距離マイル向きのダート走者でございますよ?勝ち目あると思います?公開処刑にもほどがない?」
トレーナー「出走する馬娘が足りないと聞き無理だろうなぁなんて思いながら出走権とったらなぜかいけたんですよねぇ…それに苦節五年…ようやっとたどり着いたG1レース…あなたの名前を掲示板に乗せたいんですよ」
モブ馬娘「………そこは嘘でも一着取らせたいとかいってくんないかな?今年のジャパンカップねー誰がでるんだろーね。せいぜいラッキーパンチがうてるように鍛えますかー」
なーんてね?そんなあわーい期待をね粉々にするメンバーが集まっちゃったんだよねこのレース - 2二次元好きの匿名さん21/11/01(月) 16:53:36
参加表明したのは化け物クラスのウマ娘様ばかりだったのです。
一番人気には史上初9冠ウマ娘の女王様
二番人気には絶好調今年の無敗の三冠ウマ娘様に
三番人気に無敗のトリプルティアラウマ娘様と
こんな化け物達が揃うジャパンカップ…そりゃあ参加したいってウマ娘が少ないわけだよ…
モブ馬娘「ねぇトレーナー?このジャパンカップ出たくないんだけど」
トレーナー「せっかく取ってきたのに!?走ろうよ!君には短距離で鍛えたスプリントがある!それでいつものように逃げればみんな焦ってペースを崩すさ!そしたら僕等の勝ちが見えてくるかも知れないよ?」
そんな甘い言葉に惑わされた
レースが始まり私はすぐに絶望する事となった
短距離で鍛えた全力スプリントでの逃げは欠片も通じなかった
しかも…だ…長距離を得意とするウマ娘の全力大逃げに手も足も出なかったのだ
彼女がうった大逃げは約20馬身という奇跡のような大逃げだった。
それに欠片も追い付けなかった他のウマ娘達についてくのに必死だった
これが現実だった
初のG1レース最下位…絶望した。これほどまでにトップとの差は違うのかと嫌なほど叩きつけられた。
ついでに20馬身も大逃げできていたウマ娘は8着。私のやろうとした作戦でそれ以上の結果を残せたウマ娘でこれである
こんなに負けるのが苦しいのなら引退しようと思っていたらアホなトレーナーはすでに次のG1レースをとってきていた…ダートの
もちろんそこでも最下位
私はグレて障害レースとかにでた
勝てなかった - 3二次元好きの匿名さん21/11/01(月) 16:56:38
もう無理だ…なにしても勝てる気がしない…。ごめんねお父さん、私もう引退するね。
そう思った時だった。
私宛に大量のファンレターが届いたのだ。
ヨっちゃん、君の走りには感動した
ヨっちゃん、ずっと君の走りを見たい
ヨっちゃん、ダートで待ってるぞ
モブ馬娘「みんなさぁ?こんな負けっぱなしの私になーにを期待してるのかね?」
ヨシさん、あなたは私達にとってのアイドルです
ヨっちゃん!アイドルウマ娘一位獲得おめでとうございます!
モブアイドル馬娘「何がアイドルだばーか…」なんて悪態つきながら私の頬は緩みっぱなしだった。
ヨシオ「さーて、アイドルウマ娘のヨシオさん?次はなに走ろっか?」 - 4二次元好きの匿名さん21/11/01(月) 16:56:40
これヨシオじゃね?
- 5二次元好きの匿名さん21/11/01(月) 17:18:14
史実だと有馬まで出ようとした無茶振りきたな……回避なったけどさあ