- 1二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 21:49:34
「……とは、なんですか?」
「さあ。ただお偉いさんがお前をご指名なんだとよ」
「どうして」
「ボブは真面目だからなあ。きっと働きっぷりを見ていてくれたんだ」
「……そう、ですか」
「食事がてら、部屋に戻るといい。時間になったら呼びに来るとのことだ」
「わかりました。じゃあお先あがらせていただきます」
「おう!またな」
__彼が『ボブ』になって二ヶ月。
いろいろと大変なことはあったけれど、今の職場にも慣れた。先輩にも可愛がってもらっている。なんだかんだ、上手くやっている。
まさかこんなことになるとは思わなかったが、人生なんとかなるもんだ。今日の仕事もこなして、いずれディランザを自費で買うのが夢である。……まあ、おそらく相当遠い話だろうけれど。
そんなことを思いながら、部屋の扉を開ける。
ラウダが三人、グエルが二人いた。
「……えええええっ!?!?」 - 2二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 21:51:42
「にいさん!?どこにいたの!?どうして突然行方をくらませたの!!ぼくが、ぼくがどれだけ、心配したか……!! 」
「いや俺は『グエル・ジェターク』じゃな……じゃなくていや!どうなってるんだこれは!!」
「言っただろう。絶対まだ増えるって」
「うん!やっぱりラウダはかしこいんだなあ」
「今度はにいさんか。これでちょうど、ぼくとにいさんが三組できたことになる」
「……ああ、そうだな。一体、何が起きたんだか……」
「ああもうっ、一斉に喋るなややこしい!とりあえず一旦、状況を整理するぞ!!」 - 3二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 21:52:54
新作……ってことでいいんですか?!?!ヤッタ〜〜〜〜〜〜〜ッッ
- 4二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 21:54:04
嬉しい。そして本当に兄が増えるのは予想してなかった。
- 5二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 21:54:52
続編だわーい!
前スレで「次は兄さんが増えるかもしれない…」みたいなモノローグ見たあとに本編のバイトのボブくん見て(あっ)てなりました… - 6二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 22:00:29
ボブ「……言い出しっぺ、ということで俺から行くか。ボブだ」
十話ラウダ「ボブ?それはなに?にいさんはにいさんじゃないか!どこにいたんだよ、なんで、なんでっ……」
ボブ「な、泣くな!今、ハンカチは持っていないから……」
十話ラウダ「……ぐずっ……にいしゃんが、そういうなら……」
ボブ「うん、偉いぞ。ええと、続けると……清掃や機体整備なんかをしている日雇いの現場作業員。それ以上でもそれ以下でもない」
十話ラウダ「ほ、ほんとうになにをしているの!?!?」
無敵グエル「ぼぶ?は俺とそっくりなんだなあ。あっ、俺はグエル・ジェターク!とはいっても、同じ顔のヤツがいると紛らわしいもんな。無敵グエルと呼んでくれ!理由は無敵だからだ!!」
エアプラウダ「……コレの弟。いつも後始末に走らされてる。以上だ」
無敵グエル「アトシマツ」
エアプラウダ「にいさんがスレッタ・マーキュリーに告白のちダル絡みしたり地球寮に入寮しようとしたから!ぼくがそのたびにあたまを下げているんだろうが!!」
無敵グエル「あっそうだな、ラウダにはいつも迷惑をかけるな~、ゴメン!」
エアプラウダ「コイツ……!」
あにまんラウダ「ぼくは二次創作のラウダ……と言えばわかるかな。それ以上でもそれ以下でもないけれど」
二次創作グエル「同じく。一番普通と言っても過言ではないと思う」
無敵グエル「おっ、てことはあれか、ぐえキャン△、お前もやってるんだな!?俺もY〇uTu〇eで配信してた!!」
二次創作グエル「きゃんぷ?」
あにまんラウダ「ああ、そっちのにいさんは追い出されたあとそうなってたんだね」
十話ラウダ「そっちの……ということは、そっちはどうなっていたの?」
あにまんラウダ「……聞きたい?」
ボブ「嫌な予感がする。やめ」
無敵グエル「聞きたい!」
ボブ「考えなしの俺!!」 - 7二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 22:07:09
あにまんラウダ「ふふ。そっちもにいさんが寮を追い出されかけたと見た。でも不思議だね?同じぼくなのにこんな簡単な考えも思いつかないなんて」
エアプラウダ「言い方がむっかつくなあ。で?何したのさ」
あにまんラウダ「簡単だよ。途方に暮れてたにいさんを拾って、ぼくの部屋で監k……じゃなくて保護をする。あとは作った既成事実を盾に、父さんを脅してにいさんとぼくの結婚を取り付けさせた。それだけだよ」
十話ラウダ「『それだけだよ』?」
ボブ「待て。じゃあ二次創作俺……じゃなくて、グエル……さん……が、なんかやたらぼーっとしてぽやぽやしてるのは……」
あにまんラウダ「ちょっとやりすぎちゃったのかな」
十話ラウダ「『ちょっと』?」
ボブ「『やりすぎちゃった』??」
二次創作グエル「すごかった」
エアプラウダ「堕ちてるじゃないか!何をやってるんだよ!!」
無敵グエル「なあなあラウダ、キセージジツってなんだ?」
エアプラウダ「にいさんは黙っててよ話がややこしくなるから!!!!」 - 8二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 22:10:51
サジェストにしばらく監禁って入ってたラウグエだからな
- 9二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 22:17:22
ボブ「にしても一体、どうしてこんなことに?俺は上司に呼ばれて、さんらうぐえ……とやらの管理をするように言われたから来たんだが」
十話ラウダ「ぼくはミオリネ・レンブランに。なんでもにいさんの行方がわかったから、ついてくるように、って」
あにまんラウダ「うちの侍従に、父さんが式の日取りについて相談があると言っている、と。ちなみにボブのにいさん、『らうぐえ』っていうのはぼくとにいさんのことだね」
二次創作グエル「ラウダがいない間に、からだ、きれいにしようとおもって……シャワーを浴びようとしたらここにいた」
十話ラウダ「なるほど。今のところの共通項は……にいさんは少し例外にしても、『グエル』は『ラウダ』のこと、『ラウダ』は『グエル』のことについて呼ばれた、ということか」
ボブ「お互いを思いながら扉を開けることが条件……?」
あにまんラウダ「いや、そうとも言いきれなくって」
無敵グエル「株式会社ガンダムの面接受けに行こうとしたらここ!」
エアプラウダ「コレがやらかさないように付き添い」
あにまんラウダ「ほら」
ボブ「いや広義で捉えれば……そんなこともないか」
十話ラウダ「無敵のにいさん、なんであんな女に……いやそれ以上にアクセル踏みすぎでしょ……」
二次創作グエル「?」
十話ラウダ「そっちのぼくは最早アクセルベタ踏みで突っ切ってるけどさあ」 - 10二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 22:18:40
またエアプラウダが胃痛枠なのか
- 11二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 22:21:40
エアプラウダは無敵グエルを殺さないなんて優しいなと思ったけどこれ毒殺とかしても殺せなかったやつだな
- 12二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 22:22:10
二次創作グエルは本当にいつか妊娠させられそうだな
- 13二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 22:25:23
エアプラウダ「……ハア。ここまでてんでばらばらだと、『ぼくたちを任意の理由で集めた第三者』の存在は追いづらい。一体なにが理由なんだか」
無敵グエル「バトロワか?デスゲームか!?」
エアプラウダ「もしそうだとしたら真っ先ににいさんを消し飛ばすよ」
あにまんラウダ「ううん、以前ぼくたちが閉じ込められてた時は一回したら出られたんだけど。それならわざわざ三組入れる理由がない」
二次創作グエル「あの時も一回では終わらなかった」
あにまんラウダ「あは、そうだったっけ?ごめんね」
十話ラウダ「向こうのぼくたちはどういう恐ろしい予想をしているんだ、全く……それでにいさん、一体どうしてそんなことに」
ボブ「今の俺はグエルじゃない。お前の兄じゃないんだ」
十話ラウダ「……にいさん?そんな 違うよ ぼくは ねえ……どうしてそんなことを言うの……」
ボブ「……それは……」 - 14二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 22:37:43
十話ラウダ「なんとか言ってよ、にいさん」
ボブ「俺は、俺は……俺はッ……、」
『うん、いるね、いる』
ラウグエ「!?!?」
『あー、あーー。聞こえてるかな?これ。聞こえてると思う?……心配性すぎって?うん……うん』
ボブ「なんだこのグッダグダなアナウンス……!?」
十話ラウダ「聞き覚えがある声だ。でも一体どこで」
無敵グエル「おっ!やっぱりデスゲームか、デスゲームなのか!?」
エアプラウダ「……まさか」
あにまんラウダ「にいさん、大丈夫?突然の大きな音でびっくりしたよね」
二次創作グエル「いや、大丈夫だ。俺はそんなに弱くない」
『突然ですが、“グエル・ジェターク”と“ラウダ・ニール”、特に弟の方……は、ああえっとお、アスティカシア高等専門学校の風紀を守るため、決闘委員会と一部生徒の協議の元、この二週間の間隔離することが決定しまた!最低限の衣食住は保証しますがそれ以上はこちらの判断での支給となりまあす!以上!!』
ボブ「……つまり、どういうことだ?」
十話ラウダ「さあ……」
無敵グエル「これ案外入ってきた扉から出ればなんとかなるんじゃね?」
エアプラウダ「どうせ無理だよ。こういうののお約束」
あにまんラウダ「そっか。個室はないのかな」
二次創作グエル「順応が早いな」 - 15二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 22:37:44
二次創作グエルくん完全に堕ちとる…
- 16二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 22:40:47
でも俺はそんなに弱くないとかいざとなったら兄を見せそうだよ。普段は堕ちてるからギャプ萌えしそう。
- 17二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 22:56:17
エアプラウダ「……にしても。さっき『ぼくたちを集めた第三者の存在は追いづらい』なんて言ったけど」
無敵グエル「普通にいたな!」
エアプラウダ「黙ってくれないかなあ……!?」
無敵グエル「でも、『それ以上を受けるための判断』って、一体何をすればいいんだ?とにかく色々やってみるか!歌うとか!!」
エアプラウダ「もしガンダムガンダム希望の光とか言いだしたら強い力で叩くからね」
無敵グエル「みら~いを、えっがく~♪」
エアプラウダ「にいさん!!!!」
あにまんラウダ「世界線をまたいで『グエル』と『ラウダ』だけを集める、か……一体何者?少なくとも、本編寄りの存在ではないことだけは確か。ぼくに……『ぼく』に、あんな……あんな『グエル・ジェターク』を、あんな『ラウダ・ニール』を見せるなんて!ぼくは、ぼくのにいさん、にいさんは……は、ひゅ、ひ、」
二次創作グエル「ラウダ。息をしろ。それを推理するには材料がなさすぎる。今は何も、考えなくていい」
あにまんラウダ「……それもそうだね、ぼくのにいさんはにいさんだけだもん」
ボブ「なあ、二次創作の二人、あれ完全に共依存……」
十話ラウダ「なに?ぼくたちの二次創作ってあんなのしかないの?」
ボブ「さあ……」 - 18二次元好きの匿名さん22/12/11(日) 23:05:29
十話ラウダ「とにかく、情報を整理しよう。ここは何者かが『“グエル・ジェターク”と“ラウダ・ニール”を集める』という理由で形成された密室」
ボブ「俺は“グエル・ジェターク”じゃないんだが」
十話ラウダ「ということは、もしかしたらぼくたちはまだ増える可能性もあるね」
ボブ「無視?」
十話ラウダ「最低以上の保証がほしいなら、何らかの理由であのアナウンスの『判断』を引き出さなければならない、ただしどうすればいいかは不明」
あにまんラウダ「すれば大抵は気に入られると思うよ」
二次創作グエル「……よくあることだ」
無敵グエル「何を、んぐっ」
エアプラウダ「にいさん、本格的に黙ろうか」
十話ラウダ「とにかく、二週間。なんとかやりきってみせよう」
ボブ「……ああ。そうだな。ラウダはぜったい、生きて帰れる。なんてったって俺の自慢の弟だからな」
十話ラウダ「……にいさん。うん!もちろんだよ!!」
エアプラウダ「ねえあれフラグ……」
あにまんラウダ「まあなんとかなるよ」 - 19二次元好きの匿名さん22/12/12(月) 06:43:11
二次創作グエル「ふう。それで、一体俺は何をすればいいんだろうか。何をしたらいい?ラウダ」
あにまんラウダ「色々言いたいことはあるけれど。流石にほかのぼくたちに見られながらするのはにいさんも嫌だろう?今は静観しよう」
二次創作グエル「……俺は別に、お前が望んでくれるなら、どんな時だって……」
無敵グエル「なああのしおらしいのって本当に俺か?」
エアプラウダ「にいさんはあれぐらいしおらしくなってもいいと思う」
無敵グエル「にしても2週間って、困るんだよなあ。1時間にはガンダム(株)の面接があったのに」
エアプラウダ「その切り替えの速さだけはすごいと思うよ。人の話を聞いていないとも言うけど」
ボブ「あ、あー。とにかく、ええっと、俺はここの監視?をするよう言われたんだ。具体的に何をすればいいのかはよくわからないが……」
十話ラウダ「にいさんがそんな、誰かの命令に従って動く必要なんて……にいさんは、あらゆる者の上に立つ王者なのに……」
ボブ「ラウダ。俺は寮から追い出され、父さん……ヴィム・ジェタークからも見くびられた身だ」
十話ラウダ「そんなわけない!ちがう、にいさんは、ぼくは、やだ、どうしてっ、」
ボブ「泣くなと言っただろう。お前に泣かれると、どうすればいいかわからなくなる」
十話ラウダ「じゃあ、抱きしめて。子どもの頃みたいに。そうしたら、泣き止む」
ボブ「なんだそんなことか。ほら」
十話ラウダ「……えへへ」
ぽんっ
二次創作「えっ」
エアプ「なっ」
本編寄り「はっ」
3ラウグエ「無からハンバーガーが現れた!?!?」 - 20二次元好きの匿名さん22/12/12(月) 06:49:13
エッチな恋人ラウグエ、ギャグラウグエ、兄弟の絆ラウグエを一気に見れました。スレ主ありがとう。
- 21二次元好きの匿名さん22/12/12(月) 11:05:20
ボブ「これダブチじゃねえか!まだ湯気がたってる……コーラまでついてるって至れり尽くせりだな」
十話ラウダ「ちょ、にいさん!なにが入っているかわからないものを食べちゃだめだよ!!」
ボブ「うまい。特に変な味もしないぞ。ラウダも食ったらどうだ?」
十話ラウダ「逞しい!でも解釈一致だよにいさん!!そしてたしかにおいしいね、食べたことのない味!!!!」
あにまんラウダ「もぐ……うん、こっちにも毒は入っていない。はい、にいさん、あーん」
二次創作グエル「んあ……む。チーズが濃厚だ。というか全体的にかなり味が濃いな。ジャンクフードというやつか。ラウダはいいのか?」
あにまんラウダ「ぼくはさっきの一口で十分」
二次創作グエル「そうか」
エアプラウダ「なんでみんなそんなに簡単に受け容れているの!?なんで誰も突然ハンバーガーが出てきたことに突っ込んでいないんだ!」
無敵グエル「おっこれうめえな。ラウダも食え」
エアプラウダ「やだよそんなアーシアン食品!にいさんは大丈夫かもしれないけどぼくの胃は溶けるんだよ!!」
無敵グエル「ほら」
エアプラウダ「みゅぐ……!し、舌が、にいさんになる……!!」
十話ラウダ「今エアプぼく『にいさん』を暴言として使わなかった?」
ボブ「きっと色々あったんだろう」 - 22二次元好きの匿名さん22/12/12(月) 11:53:35
十話ラウダ「……さて。今のが『判断』によって与えられた、最低以上の衣食住、ということか。一体どの要素で?」
ボブ「考えられるのは俺がラウダを抱きしめたことだが……」
無敵グエル「なるほどな!ほらラウダ俺を抱け!!またあれ食いたい!!!!」
エアプラウダ「やだよそんな動機。それとあまりにも語弊を産む言い方はやめてよ!」
あにまんラウダ「にいさんは体温が高いね。心臓の音が穏やかで、心地いい」
二次創作グエル「……そうか」
十話ラウダ「うわあ二次創作のぼくたち考察にかこつけていちゃついてる!」
ボブ「逡巡の過程がゼロセンテンスだった」
二次創作グエル「……何も起きない」
あにまんラウダ「条件が違う?それとももうぼくたちがハグはしたから、これでは『判断』できない、ということ?」
エアプラウダ「どちらにせよ、対照実験としてはよかった。これでにいさんに抱き着かれずにすむ」
無敵グエル「抱き着いてほしいのか!?」
エアプラウダ「そんなわけがないだろう話聞いてたのか!?やめろにいさんが全力で向かってくると最悪背骨が折れる!!」
十話ラウダ「向こうのにいさんはなんだか大型犬みたいだね」
ボブ「……あらためて自分がそういうことをしているのをみせつけられると、来るものがあるな」
十話ラウダ「にいさん?」
ボブ「いや、なんでもない。俺はただの『ボブ』だ」 - 23二次元好きの匿名さん22/12/12(月) 17:57:26
無理があるよボブ
- 24二次元好きの匿名さん22/12/12(月) 18:38:29
あにまんラウダ「ううん。過激さをあげなければならないということ?」
二次創作グエル「本編寄りの俺たちからすればハグだけでも立派な進歩だ」
あにまんラウダ「でもぼくたち一通りのことはしたからな……それ以上となると。にいさん、大丈夫そう?」
二次創作グエル「ラウダ、俺はなんでもいい。ラウダが望むことなら……」
エアプラウダ「やめよう。ねえ本当にやめよう。せめて個室ができてからにしよう。あんまりそう言った談合をすると」
無敵グエル「なあ、あの俺たちは何をしようとしているんだ!?」
エアプラウダ「ほら食いついた」
無敵グエル「でもあれか、向こうの俺たちは結婚しているんだろう?じゃあ俺がスレッタ・マーキュリーとしたいことでいうと」
エアプラウダ「そこから先は軋轢しかうまないからやめて」
無敵グエル「MSデートとか、決闘とか!」
エアプラウダ「健全だ!!」
ボブ「ううん、抱きしめて、ついでに頭を撫でてみたが、だめか。さっきは本当になんだったんだ?」
十話ラウダ「あ、あのね、にいさん」
ボブ「なんだ?」
十話ラウダ「たとえこんな形でも、こうしてもう一度、出会えたことは嬉しい。ほんとにありがとう、にいさん」
ボブ「……っはは、突然腕を背に回すな!全く、いつだって甘えてくれていいんだぜ。ラウダは俺の弟なんだから」
十話ラウダ「そう。言質はとったよ」
ボブ「うん?……ああいや俺はボ、」
十話ラウダ「『ラウダは俺の弟』」
ボブ「ラウダ!……様!!」 - 25二次元好きの匿名さん22/12/12(月) 21:47:17
甘えんぼなラウダ可愛いな
- 26二次元好きの匿名さん22/12/12(月) 22:01:17
十話ラウダ「にいさんは真っ直ぐで嘘をつかない。前言撤回なんてしないよね?」
ボブ「ち、ちがっ……俺は全てを捨てた身だ、今更ラウダに迷惑かけるなんて」
十話ラウダ「いくらでも迷惑かけてよ!ぼくはにいさんのそばにいられるならなんだっていいんだよ」
ボブ「……うだ。らうだ……!!」
二次創作グエル「バックハグでもだめか。本格的に一体なにが『判断』を引き出すんだ?」
あにまんラウダ「にいさんそんなにハンバーガーを気に入ったの?わかった。帰ったら作るね」
二次創作グエル「つくるのか」
あにまんラウダ「ぼくが作ったものがにいさんの血や肉になるなら、これほど嬉しいこともないよ」
エアプラウダ「なんでほかのぼくはあんなににいさんを慕っているんだ……?自分より優秀な正妻の長男なんて、目の上のたんこぶでしかないじゃないか」
無敵グエル「ラウダ、このコーラすごくうまいぞ!キンキンに冷えてる!」
エアプラウダ「ああ、はいはい……コーラねえ……殺しても死ななさそうなところがそっくりだ」
無敵グエル「何の話だ?」
エアプラウダ「こっちの話」
__一方その頃
とある世界線の決闘委員会ラウンジにて
「やってるやってる。あ、声!エアプの方写してよロウジ!!」
「わかったから肩叩かないで、セセリア」 - 27二次元好きの匿名さん22/12/12(月) 22:12:04
セセリア?「ふふっ、我ながら完璧な作戦……九話放送以降、方々で『ラウダ先輩が怖い』『早急に兄と引き合わせろ』『本格的にカウンセリングが必要』と言われていた」
ロウジ?「ハロ、もう少し右に……そう。そこ」
セセリア?「この世界の人間は基本的に何らかのカプに気ぶっている!あちらの世界にメリットを提示しつつ、それらを成立させるのに協力すると言えば、簡単に協力を取り付けられた。まあその過程で重婚が発生することもあったけれどやむなしよね」
ロウジ?「6枚舌外交」
気ぶりセセリア「結果的にアタシ達はこのラウンジに閉じ込められて、ロウセセとラウグエを配信し続けなければいけないという事案が発生してしまった!新鮮なラウグエを摂取しつついい感じの展開になったらご褒美を与えるだけでチャラにしてくれるとなれば、しない手はないってことよ」
気ぶりロウジ「今の本編寄りラウグエはラウグエポイントが高い」
気ぶりセセリア「そうね。でもあまり本編寄りだけに傾倒するわけにもいかない。今はこの『監視』だけしていればいい、ふふっ……」 - 28二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 07:18:53
二次創作グエルカップルの過激なことはあにまんにはのせられないだろうな
- 29二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 07:48:59
十話ラウダ「もしかして抱擁……あるいは接触が条件ではなかった?ランダムに数値が減る部屋で『ある条件付けがされています。それがわかったら勝利です』と言ったところ、何かしらの理由を捻りだそうとした……といったようなことを聞いたことがあるけれど」
ボブ「いや、わざわざ『判断』をすると言っていた以上、それは考えづらいんじゃないか?」
十話ラウダ「でもそれ自体がブラフの可能性もあるよ」
ボブ「ううん……」
二次創作グエル「無敵の俺、は、強いんだな」
無敵グエル「うん?どうしたんだ突然。そうだぞ、俺は強いぞ!なにせ無敵だからな!!」
二次創作グエル「ああ、いや、そうじゃなくて。……もし一歩踏み出せていたら……ふたつ、得ることができたのか。でも、ふたつの内訳は?」
無敵グエル「ああ、逃げたらひとつ、進めばふたつだ!よくわかんないけど!!」
二次創作グエル「……俺は、」
あにまんラウダ「その先は止めよう、にいさん」
二次創作グエル「ラウダ」
あにまんラウダ「確かにふたつ、得ていたかもしれない。でもにいさんはぼくを手に入れた、それで十分でしょう。それとも、ぼくじゃ不満?」
二次創作グエル「……、いや、そんなことはない。俺は幸せだし、お前のそばにいられれば十分だ、ラウダ」
エアプラウダ「共依存のぼくたち、あまりに怖いな……あれがヤンデレというやつ?」
無敵グエル「ああっ!」
エアプラウダ「わあっ 、何!?突然叫ばないでよにいさん!!」
無敵グエル「服がいくつかと洗濯機が増えてる!!」
エアプラウダ「えッ!?!?」 - 30二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 12:32:43
十話ラウダ「作業着、学校の制服、スーツ、いい感じの私服……至れり尽くせりだ」
ボブ「この洗濯機すげえ最新型じゃねえか!洗うもの突っ込んで放置すれば自動で畳むまでやってくれる優れものだぜ」
十話ラウダ「なるほど?詳しいんだね」
ボブ「コイツに住み込みのやつらの洗濯物入れるのは俺の仕事だったからな」
十話ラウダ「にいさんが雑用なんて」
ボブ「いいんだ。かつてはどうあれ、今の俺は何もない、ただの新入りなんだから」
十話ラウダ「ぼくがいるよ」
ボブ「……」
エアプラウダ「一体今のは何が引っかかった?ぼくたちは何もしていない、本編寄りは考察をしていた……となると、原因として考えられるのは二次創作のぼくたちだけど」
あにまんラウダ「にいさんはスーツとドレスどっちがいい?ああ、ジャパニーズ・シロムクというやつもいい。どれも似合いそうだ」
二次創作グエル「俺はラウダにあわせる」
あにまんラウダ「もうっ、それだと全部することになるから困っちゃうよ」
エアプラウダ「あんなのだしなあ」
無敵グエル「なあなあラウダ、スーツも作業費も、びっくりするほどサイズがぴったりだ。目視ではここまで正確にいかない。いったいどうして?」
エアプラウダ「うわあいきなり賢くなるな!真面目に返すと『向こうが完全に“グエル”と“ラウダ”の衣服のサイズを完全に把握している』ということだね!!どうしてかは知らない!!!!」
無敵グエル「うーん……父さんなんかの身内がこの事件に関与しているのか?」
エアプラウダ「それにしたって多分、『別の世界線の』だろう。ぼくたちのところの人がこんなことをするメリットは考えられない」
無敵グエル「なるほど!ラウダはかしこいんだなあ」
エアプラウダ「にいさんは普段からこれくらい賢くあってよ」 - 31二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 18:02:30
十話ラウダ「あっ、これホルダーの制服だ!ねえにいさん、これに着替えてよ」
ボブ「ラウダ、俺はもう『ホルダー』を名乗る資格も、誇りも、実力も持ち合わせていない。金メッキみたいな装飾を着ても惨めな気持ちになるだけだ。それ以上に俺はボブだ」
十話ラウダ「……そっか」
ボブ「わかってくれたか?」
十話ラウダ「あなたは現場作業員のボブなんだよね?」
ボブ「うん?ああ、そうだな」
十話ラウダ「じゃあジェターク社CEOの実の息子として命令するね。それを着ろ」
ボブ「ラウダぁ!?!?」
エアプラウダ「……無臭。新品か?毒物が付着しているということはないか。針の類は仕込まれていないようだけれど」
無敵グエル「なあラウダ見ろ!これダリルバルデモチーフの衣装だぞ!!似合うか!?!?」
エアプラウダ「にいさんって一応大企業御曹司なんだよね?もうちょっとこう、危機感とかさあ」
無敵グエル「腕やドローンはこうすれば遠隔操作できるのか。なるほど、大きな仕様の違いはないらしい」
エアプラウダ「どういう技術?」
無敵グエル「こっちにはディランザ(ラウダ専用機)っぽいものもあるな。着るか!?」
エアプラウダ「着ないよ!!」
二次創作グエル「ああそうだ、ラウダ、お前は着替えておいたらどうだ」
あにまんラウダ「えっ」
二次創作グエル「さっき過呼吸になったとき、物凄い汗をかいていた。風邪を引いたらいけない」
あにまんラウダ「……ありがとう。じゃあお言葉に甘えることにするね。そうだな……じゃあこの制服を」
二次創作グエル「そ、それもいいが……こっちのスーツ、は、どうだ?」
あにまんラウダ「__っ!は、ふふ。そうだね。にいさんはぼくが正装してるところは見たことがないもんね」
二次創作グエル「い、いや、そんな、深い意味は、」
あにまんラウダ「いいよ。それじゃあ少しだけ、向こうを向いていてね」 - 32二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 21:37:15
無敵グエル「なあラウダ、俺あれやりたい!」
エアプラウダ「ハア?絶対ヤダ」
二次創作グエル「……よく似合っている。大きくなったな、ラウダ」
あにまんラウダ「ふふ、流石に原色を使うわけにはいかなかったけれど。このネクタイとスーツの色、覚えはない?」
二次創作グエル「ラウダ、お前……そんな……ことまで。うれしい」
あにまんラウダ「にいさんの色がよく似合う(suitable)、そんな人間になりたかったんだ。ぼくはうまくできたかな」
二次創作グエル「ああ。とっても」
無敵グエル「ちっちゃい頃からの夢だったんだ!ラウダも一緒に見てたじゃないか!!」
エアプラウダ「『ちっちゃい頃の夢』だからだよ!」
十話ラウダ「うん。やっぱりにいさんには白と金がよく似合う」
ボブ「……」
十話ラウダ「ああ、あなたはにいさんじゃなくて『ボブ』だったんだっけ?」
ボブ「俺は、……」
無敵グエル「なあラウダ、お願い……」
エアプラウダ「…………」 - 33二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 21:56:17
無敵グエル「人が呼ぶ地が呼ぶ宇宙(そら)が呼ぶ!ガンダムを倒せと俺を呼ぶッ!!」
エアプラウダ「と、遠からん者は音に聞け、近くば寄って目にも見よ!」
二次創作「……?」
無敵グエル「ドローン導く希望の光!正義を守る不屈の戦士!!」
エアプラウダ「讃えし神はおのが手に、信仰うたう最愛の戦士……!」
本編寄り「????」
無敵グエル「ダリルバルデ・グエル!」
エアプラウダ「ディランザ・ラウダ!!」
ラウグエ「…………」
無敵グエル「われら誇り高き血族の契り!」
エアプラウダ「MS戦隊、ジェタークジャー!!」
ぽんっ
あにまんラウダ「あっテレビ出てきた」
二次創作グエル「今のが判断を引き出したということか」
ボブ「い、いいよな!戦隊モノ!!」
十話ラウダ「ぼくたちも小さい頃みてたよ!」
無敵グエル「アドリブにしてはなかなかだっただろ!?」
エアプラウダ「気を遣うな!せめて滑るなら滑りきらせてくれ……!!」 - 34二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 22:58:19
10話のエンドカードの衣装か
無敵グエルあまりにも男子小学生で可愛いな - 35二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 23:23:34
ボブ、おめめがくりくりしててかわいい…
- 36二次元好きの匿名さん22/12/14(水) 06:32:20
二次創作グエルとあにまんラウダのイチャイチャいい
- 37二次元好きの匿名さん22/12/14(水) 07:25:57
エアプラウダ「テレビか。リモコンもあるみたいだね。電源はつく?」
無敵グエル「このタイミングで来たということは特撮がたくさん録画してあるのか!?」
エアプラウダ「…………」
十話ラウダ「あ、あんまり恥ずかしがる必要はないよエアプぼく!」
ボブ「ああ、MS戦隊ジェタークジャー、かっこいいとおもうぞ!」
エアプラウダ「励まさないでよ惨めな気持ちになるから!」
無敵グエル「だよな!!」
エアプラウダ「にいさん!!!!」
二次創作グエル「テレビか。ニュースはやっていないか?体感では三日ほど経ったような気がするが」
あにまんラウダ「ジェターク社の跡継ぎ息子がそれだけ行方不明ともなれば、どこかが動いていてもおかしくない」
二次創作グエル「まあ、流れてくるニュースがどの世界のものか、なんて、わからないわけだが」
あにまんラウダ「どこだっていい。とにかく今は情報を集めることに終始しないと」
二次創作グエル「ああ。……ついたな」
『ペイル・テクノロジーズ、グラスレー・ディフェンス・システムズ、ジェターク・ヘビー・マシーナリーは株式会社ガンダムを応援しています』
二次創作グエル「ほんとにどの世界の話だ??」
あにまんラウダ「御三家が揃ってスレッタ・マーキュリーたちの会社を応援している……?」
ボブ「なんだよこれ。何が起きたらそうなるんだよ」
十話ラウダ「少なくともぼくたちの世界の話ではなさそうだね。……こんなことさせるわけがないんだけど」
無敵グエル「平和だな!」
エアプラウダ「ああそうだね!!」 - 38二次元好きの匿名さん22/12/14(水) 11:51:14
十話ラウダ「チャンネルを変えて。不愉快だ」
無敵グエル「え?いいじゃねえか、俺この世界がいいなあ」
十話ラウダ「にいさんの顔でそんなことを言うな……ッ!」
エアプラウダ「十話ぼく。……気持ちは痛いほどわかるよ。でも、今ここで自分たちで争ってもどうにもならない」
十話ラウダ「わかってる!」
ボブ「ラウダ、落ち着け。テレビの中はどうあれ、こんなことは俺達の世界では起こり得ない。……それでいい、じゃねえか」
十話ラウダ「にいさん……」
無敵グエル「なあラウダ、『気持ち』ってどの気持ちだ?」
エアプラウダ「にいさんに怒鳴りつけたい気持ち」
二次創作グエル「このテレビは俺たちの分断をはかる装置?それとも……」
あにまんラウダ「いや、別の番組も映るから、それは考えづらい。こっちはええと……ミオリネ・レンブランとスレッタ・マーキュリーの生活を配信している?どこに需要があるんだ……」
二次創作グエル「なんにしても不気味だ。ハンバーガーや洗濯機に比べて、これは少し異質さがある」
あにまんラウダ「深く考えなくてもいいよ、にいさん。何があっても、ぼくはにいさんのことが大好きだから」
二次創作グエル「……ラウダ」 - 39二次元好きの匿名さん22/12/14(水) 21:40:45
二次創作グエル「でもつまり、電波は届いているということか。携帯端末は……さすがに誰も持っていないか」
あにまんラウダ「『判断』を引き出し続けてそれに通ずるものさえ出せれば、外部に救助を呼べるかもしれない」
ボブ「となるとやはり、何がひっかかるのかを探ることが先決……ということか?」
十話ラウダ「今のところ共通点は、ぼくとにいさんが何かをした、だけれど。それだったら今この瞬間も何かが落ちてこないとおかしい」
二次創作グエル「事務的な会話だとだめだ、ということ?」
あにまんラウダ「大丈夫。ここ閲覧注意だからキスぐらいなら許されるよ。最悪いくつか選択肢を用意してダイスで決定とかでも」
ボブ「おいばかやめろ」
十話ラウダ「暴走までのフローチャートどうなってるの」
無敵グエル「なあなあラウダ」
エアプラウダ「なに?今真面目なシーンなんだけど」
無敵グエル「テレビの中でエランとスレッタが何かしているぞ。あれはなんだ?」
エアプラウダ「は?……、……ッ!?リモコン持ってるの誰だ!?!?今すぐ消せにいさんの教育に悪い!!!!!!」 - 40二次元好きの匿名さん22/12/14(水) 21:46:34
まさかエアプラウダも無敵グエルのブラコンだったとは…
- 41二次元好きの匿名さん22/12/14(水) 21:54:28
あにまんラウダ「どうして?既に表は用意してあるよ。1:ハグ2:キス3:ディープキス4:セでどうだろう」
二次創作グエル「ラウダ、ここは一応全年齢対象だ。あまりやりすぎると怒られるぞ」
あにまんラウダ「じゃあ百歩譲ってベッドが出てくるまで判断待ちを繰り返して、ベッドが出たら意味深に翌朝に飛ばせばいい」
二次創作グエル「それなら……まあ」
十話ラウダ「『まあ』じゃないよ。1/2でアウトなんだよそのダイスボット」
ボブ「流されるな二次創作の俺。たとえ描写がされていなくてもことは確かに起きるんだ。それも俺たちの目の前で」
エアプラウダ「そうだよ!それでにいさんがいらないこと覚えたらどうするんだよ!!」
無敵グエル「なあなあラウダこっちのチャンネルだとフェルシーとペトラが」
エアプラウダ「にいさんは一旦テレビ見るのをやめて大人しくしてて!!」 - 42二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 06:51:08
二次創作グエル「テレビの中の世界は、ラウダや俺をこんなところに閉じ込めた世界の奴ら、という認識でもいいだろうか?」
あにまんラウダ「可能性はあると思う。御三家とガンダムが提携している、フェルシーとペトラが恋人関係、スレッタとミオリネが結婚している、その上でエランとスレッタも……?」
二次創作グエル「案外ここの様子も配信されていたりしてな」
あにまんラウダ「……ふふ、それなら、見せつけてあげようか」
ボブ「…………」
十話ラウダ「にいさん、色々なことを理解するのを拒んだ顔はやめて!大丈夫だから、これは別の世界の話だから!!」
ボブ「いや、大丈夫だ……俺はスレッタ・マーキュリーのことなんて好きじゃないし、そもそもボブだから知らない……」
十話ラウダ「ぼくはひとことも水星女の名前なんて出していないよ!!!!」
あにまんラウダ「エアプのぼくたちもそこで見ているといいよ、『はじめてのせいきょういく』にはいいんじゃないかな」
エアプラウダ「絶対やめて」
あにまんラウダ「何故?」
エアプラウダ「あのにいさんがそんなこと知ったら確実にぼくへの皺寄せが増える」
無敵グエル「二次創作の俺、ラウダとケッコンするってどんな感じなんだ?」
二次創作グエル「……しあわせ、だし、毎日たのしい」
無敵グエル「ふうん。こっちでも重婚はOKだし、俺もラウダとケッコンしようかな?」
エアプラウダ「ほら見たことか!結婚というワードで既にこれなんだよ!!然るべき時が来たらきちんとぼくが教えるから本当にやめて」
あにまんラウダ「……ああ……」
エアプラウダ「その生暖かい目は何?今何を想定したの!?」 - 43二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 11:51:34
無敵グエル「ヒーローショーはやってないんだな」
エアプラウダ「にいさんはいい加減テレビ見るのやめて。ソレどうせロクな番組やってないんだから」
無敵グエル「ううん、これは面白いぞ!スレッタ・マーキュリーとグエル・マーキュリーのほのぼの家庭菜園!」
エアプラウダ「……あ、あ、あー-??あー……まあ、ナシ……ではない?この世界ではぼくがジェターク社を継いだということ……?なにも、なにもわからない……」
十話ラウダ「あ、あ、あ、……、は、ひゅ……」
ボブ「ラウダ!?ラウダ泣くな!ラウダ!!おい!!どうしたんだその斧!さっきエアプのお前が担いでたやつ拾ってきたのか!?」
十話ラウダ「あの、あの水星女がァ……!壊す。あのテレビはぼくがスクラップに変える!!」
ボブ「落ち着け!!!!」
二次創作グエル「…………ぅ」
あにまんラウダ「にいさん?」
二次創作グエル「なにか……大切なことを、忘れている、ような。気がして」
あにまんラウダ「なにもないよ、そんなこと。にいさんにはぼくがいるんだから。あんな地獄みたいな番組のことを考える必要なんてない」
二次創作グエル「……、……。うん、そうだよな。俺にはラウダしかいない……捨てられた俺を、ラウダだけが拾ってくれた……だから、ラウダがいれば、俺は十分なんだ」
あにまんラウダ「そう。そしてぼくも、にいさんが必要だよ」
二次創作グエル「ラウダ……」
あにまんラウダ「にいさん」 - 44二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 17:53:49
十話ラウダ「とりあえずテレビはゴミにしたけど……」
エアプラウダ「あんなものはない方がいい」
あにまんラウダ「ぼくも同感。初めて意見があったね」
十話ラウダ「だが、なんとなくあの番組の内容で方向性は読めた。さっき二次創作のにいさんが言っていたように、ここでのあれこれは配信されているとみて間違いないと思う」
あにまんラウダ「なら配信受けするようなことをすれば、判断を引き出せる……ということか。兄弟愛、しっとり会話、ヒーローショウ。確かに筋は通っている」
エアプラウダ「最後に関しては可及的速やかに記憶から抹消してほしいんだけど。でもこんな会議して大丈夫?この様子もバレてるんじゃない?」
あにまんラウダ「それに関しては安心して」
無敵グエル「見ろ!ハンバーガーの包み紙で折り鶴つくってみたぞ!!」
二次創作グエル「手先が器用なんだな」
ボブ「勝手に不器用だと思っていたが。冷静に考えるとこの中で一番サバイバルスキルが高いのは無敵の俺なんだよな」
無敵グエル「えっへん、昔ラウダにかぶと作ってやってたからな、折り紙は得意なんだ」
ボブ「そんなこともあったな、懐かしい」
二次創作「かぶと…………か」
エアプラウダ「カメラはアレにつられてるはず」
十話ラウダ「あんな清らかな空間につられないはずがないね」
エアプラウダ「なんか花びら舞ってるんだけど。どういう原理?」 - 45二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 22:55:29
無敵グエル「なんか難しい話してるな。俺も混ぜろ!」
エアプラウダ「にいさんは折り紙で遊んでて」
無敵グエル「『判断』を繰り返してあらゆるものを出し尽くさせれば、最終的には外へ繋がる扉も出てくるんじゃないか?」
エアプラウダ「だから突然IQあげるのはやめて!でもそれは一理あると思う!!それじゃあにいさんはキャンプ配信してたときなにやってた!?」
無敵グエル「フェルシーやペトラやなんか日焼けしたエラン、それからラウダに助手してもらって、右左どっち?ってしながらチャーハン作るやつ!」
エアプラウダ「ああそうだったね!!再現性はないね!!!!」
二次創作グエル「話はまとまったか」
あにまんラウダ「にいさん……うん。うん?それはそれはどうしたの?紙の、かぶと……?」
二次創作グエル「無敵の俺に教えてもらった。あまりきれいにはできなかったが……見ろ、角の形が、なんだかディランザみたい」
あにまんラウダ「ふふ、上手に出来ているよ。これは包装紙だから、被ることはできないけれど……もったいないくらい」
二次創作グエル「やる」
あにまんラウダ「えっ、いいの?」
二次創作グエル「ああ、だって、この色は……」
十話ラウダ「にいさん」
ボブ「何があったんだ。そんな覚悟決まった顔して」
十話ラウダ「に、にいさん……あのね。その……判断を引き出すには、配信受け、するようなことをすればいい……らしい」
ボブ「ハイシンウケ」
十話ラウダ「だからその、フ、フリ!フリでいいから、わあっ!?」
ボブ「ラウダぁ!?」
ボブ「全く、なんで何もないところで躓けるんだ」
十話ラウダ「ご、ごめんにいさん、重くない?」
ボブ「……重い。重くなったぶんだけ、大人なったんだな。ラウダ」
十話ラウダ「__ッ、にいさん!」 - 46二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 23:41:32
これは配信受けしますわ
- 47二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 06:39:02
十話ラウダ「さて。どれが引っかかったのかまではわからないけど、気づいたら折り紙セットがふえていたね」
ボブ「一体何が原因だったんだろう」
あにまんラウダ(本編より二人だろうなあ)
二次創作グエル(本人に自覚ってないもんなんだ)
エアプラウダ(無意識……)
無敵グエル「金色のやつも入ってる!」
十話ラウダ「ここからわかることは、やはりこの部屋は監視されているということか」
ボブ「今まではなんの脈絡もなかった。しかし、この折り紙は明らかにさっきの無敵……グエル、さん、のことを見た上で渡してる」
あにまんラウダ「そろそろどうやってここに物資を送っているかも考えた方がよくない?無から何かが現れるなんて僕たちから見てもオーバーテクノロジーいいところだ」
二次創作グエル「世界によって、おなじ時系列でも技術の発展の進度が違う……のか?」
エアプラウダ「自分たちが増えるという異常事態が起きているんだ。何があっても不思議じゃない」
無敵グエル「なあなあラウダ、ドラゴン折って」 - 48二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 08:32:25
男子小学生な無敵グエル好き
- 49二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 13:08:16
あにまんラウダ「そしてやっぱり、キーポイントは『配信受け』で間違いなさそうだ。そうでないにしても、ぼくたちのが仲良く面白いことをしているのが条件にかかわっているのは間違いないだろう」
二次創作グエル「配信、か……そういうのはしたことがないが」
あにまんラウダ「深く考える必要はないよ、にいさん。ぼくたちならできる」
二次創作グエル「……ああ、そうだな。俺とラウダで、できないことはないんだから」
十話ラウダ「ねえ本当にあれぼくたちなの?」
ボブ「俺たちの二次創作ってどうなってるんだ……」
十話ラウダ「同じ人間のはずなのにどうしてこんなに違うんだろう」
ボブ「同じ人間といえば」
エアプラウダ「はい。これでいい?」
無敵グエル「おお、やっぱラウダの方がきれいに折れるんだな!」
エアプラウダ「それは嫌味なの?」
無敵グエル「えっ?よくわからないけどそれはないそ!」
エアプラウダ「…………そう」
ボブ「あれも大概だと思うが」
十話ラウダ「エアプのぼくたちは……なんか別の世界線で生きてるんでしょ。あの世界のエランはなんか日焼けしてるらしいし」 - 50二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 16:02:09
二次創作とエアプで湿度違い過ぎてて面白い
- 51二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 21:25:25
エアプが多分一番このなかでは常識人
- 52二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 22:15:39
二次創作グエル「……」
あにまんラウダ「にいさん、どうしたの?顔が赤いよ」
二次創作グエル「いや……その……」
あにまんラウダ「そろそろ我慢できなくなってしまったのかな」
二次創作グエル「…………」
あにまんラウダ「そう。でももう少し、そうだね……個室、せめて寝台が出るまで待ってて」
二次創作グエル「わ、わかった」
十話ラウダ「させてたまるか」
ボブ「さわやかにR18に入ろうとするな」
十話ラウダ「いくら閲覧注意だからって許されることと許されないことがあるよ」
ボブ「仮にするとしてもnice boat.するからな」
無敵グエル「ラウダ、向こうの四人は何話してるんだ?」
エアプラウダ「にいさんには縁のない話だよ」
無敵グエル「そうか。あっみて、紙飛行機きれいに折れた!こいつは絶対飛距離長いぞ、飛ばしていいか!?」
エアプラウダ「別にいいけど向こうはダメだよ」
無敵グエル「だからなんで?」
エアプラウダ「なんでも!!」 - 53二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 23:05:54
こっちはこっちで距離近い…可愛い…
- 54二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 06:50:42
ボブ「なんとか二次創作の二人は説得できた……」
あにまんラウダ「待てば待つほど、と気づいたからね。ポリネシアンというやつだよ」
十話ラウダ「ぽりばけつ?」
二次創作グエル「本編寄りのお前たちは知らなくてもいい。その要素を担うための俺たちだ」
ボブ「ろくな概念じゃないことはわかった」
十話ラウダ「ぼくたちの二次創作って……」
あにまんラウダ「人聞きが悪いなあ」
二次創作グエル「俺たちはまだ理性的な部類だ」
ボブ「うそつけ」
十話ラウダ「それで理性的なら他はどうなってるの」
無敵グエル「よく飛ぶなー」
エアプラウダ「ッハア……そうだね……」
無敵グエル「あっ、壁にぶつかっちゃ、う……?」
エアプラウダ「にいさん?」
無敵グエル「なあ、あんな扉さっきあったか?」
エアプラウダ「……えっ!?」 - 55二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 12:57:39
エアプラウダ「なんだこの……明らかにVIP待遇な扉」
無敵グエル「もしかして外に繋がっているのか!?」
ボブ「うーん、扉はあるが……どうやら鍵がかかっているみたいだな」
十話ラウダ「大丈夫だよにいさん。さっきエアプのぼくたちが装備していた武器がある。にいさんはビームジャベリンもって、ぼくヒートアックスで殴るから」
二次創作グエル「辞めておけ、経験上こういうのには変なセキュリティがかかってる。以前同じようなことをしようとしたら催淫ガスが部屋中にまきちらかされたことがあった」
あにまんラウダ「あの時は大変だったよね。とにかく、まずは鍵を探して、それからどうするか考えた方がいいよ」
ボブ「二次創作の二人はどんな修羅場をくぐってきたんだ?」
十話ラウダ「なんてことないとばかりに明かされる過去がえげつなすぎる」
無敵グエル「催眠ガスか。前に俺のキャンプにも浴びせられたな、まあその程度効かないし返り討ちにしたが」
エアプラウダ「本当にどうして効かなかったのにいさん。あれ象でもやられるやつなのに」
無敵グエル「俺が最強だからだ!!」
エアプラウダ「誇張抜きやめて」 - 56二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 21:50:43
エアプラウダ「あ、よく見ると鍵穴があるね。ということは……判断に値するようなことをして、鍵を出せ、ということ?」
無敵グエル「うん?軽く作りを見た感じ、これぐらいならピッキングで開けられるぞ。ああでも道具がないかあ」
十話ラウダ「無敵のにいさんって何者なんだ」
ボブ「ほんとに無敵なやつがあるか」
エアプラウダ「それはぼくが一番言いたいんだけど」
無敵グエル「ん?ふふんっ」
エアプラウダ「…………」
十話ラウダ「苦虫を噛み潰したような顔だ……で。それはそれとして、結局どうするの?」
ボブ「どうするも何も、鍵を出すしかないだろう。何をすれば……」
二次創作グエル「ん……」
あにまんラウダ「……ぷは。にいさん?涙目になっているよ。酸欠?」
二次創作グエル「いや、このくらい大丈夫……むしろ、もっとしても大丈夫なくらいだ」
あにまんラウダ「そっか。じゃあもう一回。ああその前に……なんでとは言わないけど、dice1d4=3 (3) ……っと」
十話ラウダ「あいつらやりやがった」
ボブ「やるとは思ってたけどついに」
無敵グエル「ラウダ?なんで俺の前に立っているんだ?」
エアプラウダ「にいさんは目を閉じて耳も塞いでて」
- 57二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 22:15:05
3回戦!?
- 58二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 22:40:22
溜まっている描写あったからついにやってしまったか。ラウグエ民にはありがたいが可哀想な本編準拠兄弟とエアプラウダ。
- 59二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 22:47:26
ボブ「あ、あー……俺は何も知らない……」
十話ラウダ「ぼくもなにもみてない……みてない……兄さんぎゅってして……」
ボブ「SAN値減ってるじゃねえか!減らしたいのは俺もだけど!!」
~nice boat~
無敵グエル「ラウダ?らうだ~??なにがおきているんだ??」
エアプラウダ「ほら折り紙しよ!まだ余ってるから!!」
無敵グエル「えー……わかった……」
~nice boat~
ボブ「……あっ、鍵落ちてきた」
十話ラウダ「二次創作ぼくたち、もう泊まってもいいよ」
エアプラウダ「止まれよ」
無敵グエル「ここをこうして……」
~nice boat~
二次創作グエル「…………ぁ゛」
あにまんラウダ「何が起きたのかは各々補完してね。まあ別に、何を当て嵌めてもいいんだよ?」
ボブ「誰に言ってるんだ」
十話ラウダ「今まさにぼくたちの目の前でことは起こったんだよ」
無敵グエル「ラウダ見ろ!折り紙のディランザ!!」
エアプラウダ「技術力!!!!」 - 60二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 00:55:54
二次創作の2人楽しめてよかったね…??
- 61二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 07:29:26
折角なのでdice1d10=7 (7)
- 62二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 07:40:41
凄いヤッたな
- 63二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 09:03:16
エアプラウダ「にいさん、そのディランザどう折ったの」
無敵グエル「お、ラウダもやるか!?」
エアプラウダ「や、やらないけど……純粋に興味!!」
無敵グエル「そうなのか?」
二次創作グエル「……少し寝たい゛」
あにまんラウダ「ああ、喉が枯れてしまって……ううん、にいさんを床で寝かせるわけにもいかないし……」
二次創作グエル「ラウダ、肩貸して」
あにまんラウダ「えっ?……ふふ、いいよ、はい」
十話ラウダ「あ……ふふ、ケーキがいっぱいだ……お星さまのなかにいる……うーれしぃな……」
ボブ「ラウダが壊れちゃった。一時的狂気の七番(幻覚あるいは妄想)かよ……」
十話ラウダ「いちごのってる、おいしそう」
ボブ「こっちを見て言うな。まさか俺のことがショートケーキにでも見えているのか」
十話ラウダ「ケーキは喋らない、にいさんはそんなこと言わない……たべていいかな?」
ボブ「やめろ精神分析するから落ち着いてくれ!」
十話ラウダ「たべる」
ボブ「ラウダ!!」 - 64二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 09:45:47
ボブと10話ラウダくんは途中で耳と目を塞げばよかったのに目をそらせなかったのか
- 65二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 11:51:16
振ったの狂気表か…………………………
- 66二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 12:28:24
エアプラウダ「本編寄り二人のSAN値の犠牲のもと鍵を手に入れることができた。あとぼくは折り紙ディランザ(ラウダ専用機)を手に入れた」
無敵グエル「ブレードアンテナのディティールがポイントだぜ」
ボブ「落ち着いたか」
十話ラウダ「うん、ありがとう……ごめんね、兄さん。正直今もちょっとおいしそうに見えている」
ボブ「フェティッシュでも同時に発症したのか?」
二次創作グエル「……とにもかくにも、その扉の向こうは……出口、ではなくても、先に進むためのものであることに間違いはない」
あにまんラウダ「光も漏れているしね、早速開けてみよう」
「「せーのっ、」」 - 67二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 18:22:23
ケーキバースみたいな幻覚で良…
- 68二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 19:34:01
- 69二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 21:01:19
ボブ「ここ……アスティカシア高等専門学校か?俺がキャンプで使ってた場所に、テント……これは一体……」
グエル?「いや、ここはセットだが……お前は一体だれだ」
十話ラウダ「今日は放送はなかったはず。おそらくあなたもぼくたちなんだろうけど、いったいどうして増えているんだ」
ラウダ?「だから俺に聞かれてもわからないんだって。兄さんはいったんミル回すのやめて」
二次創作グエル「今日はジェターク寮ラジオ__グエラジがあった。おそらくそこで何かがあったのだろう」
あにまんラウダ「まだ『ラウダ・ニール』の一人称は明かされていないはず。ここでは便宜上ぼくとしているけど。つまり、あれは厳密にはぼくたちとは少し異なる存在なのかもしれない」
エアプラウダ「似ているけれど、違う……?」
無敵グエル「コーヒーのにおいがする」 - 70二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 21:14:26
グエラジのラウグエ来たー
- 71二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 21:15:32
十話ラウダ「ぼくたちが増えてどうするんだ、何も解決しない……なんだか振り出しに戻ったみたいだ……」
ボブ「ら、ラウダ……んな憔悴すんなって、ほら撫でてやるから」
十話ラウダ「にいさん……ありがとう。親指ならかじっていい?」
ボブ「いい加減狂気から帰ってこい。それと譲歩のラインを探ろうとするな」
ラウダ?「ふふ。ラウダはグエルのことが大好きだね」
グエル?「やっぱ兄弟仲いいんだな。こうしてると劣等感~みたいなのは見えないが」
ラウダ?「きっとうちに秘めているんだよ。そのうえできっと、彼はグエルを肯定するんだろうけど」
グエル?「成程。まあ、そこがラウダくんとグエルくんの関係のミソだよな」
無敵グエル「なあお前も『グエル・ジェターク』なのか?それとコーヒーいれてほしい!」
グエル?「おっ、別のグエルだ。いいぜ、さっきお湯入れるやつは手に入れたからな!」
ラウダ?「兄さんのいれるコーヒーはおいしいんだよ」
二次創作グエル「じゃあ……『中の人』ということか?」
あにまんラウダ「ううん、こんな掲示板の更に場末のスレに、まさかそんな大物が来るとは思えない」
エアプラウダ「媚び売るなあ」
二次創作グエル「つまるところ彼らは、さしずめ……『自分を阿○上さんだと思いこんでいるグエル』と『自分を大○さんだと思いこんでいるラウダ』といったところか」
あにまんラウダ「まあそういうことだろう。まだ推測の域を出ないけれど」
エアプラウダ「明らかにあの二人だけ作画優遇されてるよ。ぼくたち完全に手抜きだし二次創作ふたりに至っては最早黒塗りじゃないか」 - 72二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 21:51:36
グエルのガワと声で「誰か助けてくれ〜」「ラウダとグエルすれ違わないでほし〜」って言うわけか
- 73二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 22:02:12
仲の人はああいったけどグエルは誰か助けてくれは死んでもいわなさそう
- 74二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 06:42:26
保守
- 75二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 06:43:31
あざグエ「ほら、できたぞ。飲め」
無敵グエル「おおっ、おいしそう!あっこれたしか結構いい豆じゃないか?地球の」
あざグエ「わかるか~!?やっぱグエキャンしてただけあってそっち方面には詳しいんだなあ」
ボブ「なじんでる……打ち解けてる……」
十話ラウダ「無敵のにいさんってほんとに無敵だよね、あんななのに……」
エアプラウダ「こっちとしてはいい迷惑なんだけど。はあ……何をしたら死ぬんだか……」
大ラウ「そっちのラウダはグエルのことが嫌いなの?」
エアプラウダ「呼び捨て?……まあそうだけど」
大ラウ「あれ、たしかラウダはグエルのことが好きなはずだけど、どういう……あっもしかしてあれ!?ツンデレってこと!?!?」
エアプラウダ「あらゆる意味でぼくの存在を揺るがすことを話すな!!」
あにまんラウダ「その主張をするなら一旦折り紙ディランザ置いたら?」
二次創作グエル「エアプのラウダってなんだかんだ無敵の俺を殺したあと引きずりそうだよな。まあ無敵の俺は殺しても死にそうにないが……」
大ラウ「グエルを殺すラウダ、か……」
あざグエ「うわーいやだ!グエルくん、ラウダくん、殺し合う前にまず話し合いしてくれよな!」
十話ラウダ「だからどこ目線なの?」
ボブ「ラウダとグエルではないのか??」 - 76二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 11:55:22
十話ラウダ「とりあえずいったんさっきの部屋に帰ろうよ」
ボブ「ああ、たぶん何か落ちてくるとしたらむこうだもんな。こっちはごちゃごちゃしているし」
あざグエ「だめだ」
十話ラウダ「何故」
大ラウ「俺たちは次のグエラジまでここにいなければならない」
ボブ「何?怖」
十話ラウダ「次のグエラジって……未定じゃないか。あるかどうかもわからない」
あざグエ「スレッタの企画を乗っ取るのも悪いからな」
大ラウ「さすが兄さん、優しいね。でも……んんっ……墜ちろ、水星女ァ゛!!(サイレン)って感じだよね」
あざグエ「俺もやるか!?俺と……結婚してくれ!(特大エコー)」
グエラジ「いえーい(ハイタッチ)」
ボブ「何?怖……」
十話ラウダ「自分の姿を客観的に見ると来るものがあるね」
二次創作グエル「ラウダ?らうだ?……大丈夫だ。俺はここにいるぞ。他のグエル・ジェタークは本質的に『俺』じゃない」
あにまんラウダ「あ……っふふ、そうだよね、ごめん。そう、ぼくのにいさんはにいさんだけだ。違うんだ……ひゅー……ひゅー……」
エアプラウダ「ダメージが甚大すぎる」
無敵グエル「呼吸困難の応急処置は服を緩めて風通しのいいところに連れていくといいぜ!」
エアプラウダ「頼むから空気を読んでほしい」 - 77二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 12:25:14
サイレンまで再現されるの面白すぎるだろ
- 78二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 19:04:00
二次創作グエル「部屋に帰ったら珈琲を飲もう。熱いのがいい。俺がいれてやる」
あにまんラウダ「ううん、それには及ばないよ。ぼくがにいさんにあげたいんだ。熱いのが好きだったよね。蠍座にだってなれるよ。ぼくはきっと燐の色で、あなたを祝福するから」
二次創作グエル「……ラウダが死んだら、俺は悲しい」
あにまんラウダ「にいさん」
エアプラウダ「うわ思想が強い二次創作特有の会話だ。えげつないこと言ってるなあ……」
無敵グエル「サソリザ?リン?」
エアプラウダ「というかそもそもぼくたちの世界にあの話あるのかな」
無敵グエル「ほん????」
大ラウ「これ以上飲んだら夜寝れなくなっちゃうからここまでね」
あざグエ「えー、まだ豆は余ってる」
ボブ「豆から挽いているのか」
あざグエ「え?グエキャンは挽いてなかったの?」
十話ラウダ「そもそも本物の珈琲なんてぼくたちでもほとんど手に入れられないからね。大体はインスタントの代替珈琲だよ」
大ラウ「ゆめがこわれる」
あざグエ「いっぱいおいしいものたべてほしい」
ボブ「?おいしいものなら食べてるぞ」
十話ラウダ「その話の流れでにいさんが行方不明になったあとの話をしたら小指から行くからね」
ボブ「口を噤むことにする」
あざグエ「懸命な判断だ」
大ラウ「やっぱ仲良しだね。もうずっとこのぐらい軽いノリで会話しててほしい。絶対仲違いしないで」 - 79二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 22:41:36
あにまんラウダ「例え天の川の向こう側へでも、兄さんを見つけに行けるよ。兄さん、あなたを愛しているから」
二次創作グエル「十字をきるな、ラウダ。俺はお前の神じゃない」
あにまんラウダ「じゃあ、なんだというの。ぼくはあなたのもたらす終演に生きていたいんだ。この喉は、兄さんを讃えるためにあるのに?」
二次創作グエル「お前は神を殺すのか。その腕で抱き、その指先でとどめを刺すのか。ラウダ、お前は俺の何だ」
あにまんラウダ「ぼくは、……」
ボブ「やめろめろめろラウダめろ」
十話ラウダ「思想が強い二次創作特有の文体だ」
大ラウ「絵柄まで変わってる。エミュろうとして失敗してかかった時間の割に微妙なのが哀愁を誘う」
あざグエ「二度とやるな」
エアプラウダ「もっとこうさあ、あのヤるかヤらないかですったもんだしてた時間の方がまだしも健全まであるよ」
無敵グエル「あの二人何言ってるんだ?」 - 80二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:11:54
湿度が凄いことになってる…
- 81二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 06:41:08
いきなりこれはきつすぎたからNice boat.が間にあったのはほかのグエルとはラウダにとって良かったかもしれない
- 82二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 06:49:13
十話ラウダ「はい強制終了!それ以上薄暗くするとせっかくのキャンプ場に雨が降る」
ボブ「ここの唯一の照明は火なんだぞ。さっきからお前らの闇が深すぎて消えかかってんだぞ」
大ラウ「ええっ、俺としては思う存分話し合ってすれ違いを解消してほしいんだけど」
あざグエ「というかあの感じ和解しないと双方死亡フラグが立つからたすけてあげてほしい」
エアプラウダ「お前らは一生ヤってろよもう。いっそそっちの方がマシだよ。ぼくとにいさんは向こうで折り紙してるからさあ」
無敵グエル「……?どうしたんだ二次創作のふたり、顔が怖いぞ」
あにまんラウダ「ぼくは兄さんの全てで、兄さんはぼくの全てだ。そう肯定しても構わないかな?」
二次創作グエル「ラウダ……ああ、いい。お前はきっとそれを以て、愛と呼んでくれるのだろう?」
あにまんラウダ「兄さん。……触れてもいい?」
二次創作グエル「勿論」
ボブ「やめろめろめろグエルめろ」
十話ラウダ「だから強制終了だって!」
エアプラウダ「はーいにいさん折り紙しようね!!」
無敵グエル「……?もうさっきの一枚が最後だったじゃんか」
あざグエ「一件落着だな」
大ラウ「完璧なめでたしめでたしだね」 - 83二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 12:13:45
あにまんラウダ「特に理由は言及しないけれど、ダイスはもう用意してあるよ」
十話ラウダ「それやったら強い力で止めるからね」
あにまんラウダ「1d100で」
ボブ「なんだよ100って!アイデアか!?アイデアロールなんだよな!?!?」
あにまんラウダ「……さあ?」
十話ラウダ「さっきあんなこと言っておいてなんだけど本当にこっちの方がよかったの?本当にこれでよかったの??」
大ラウ「なんかよくわかんないけど仲がいいことはいいことだとおもうよ」
あざグエ「和解できたようで何よりだ。お前らも珈琲飲むか?」
二次創作グエル「いただこう」
エアプラウダ「そうだグエラジの二人は向こうの部屋で何が起こってたのか知らないんだ!!」
無敵グエル「俺もわかんなかったぞ!なあ何は起きていたんだ!?」
エアプラウダ「にいさんはミルあげるから豆でも挽いてて!!!!」 - 84二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 19:33:22
十話ラウダ「とりあえずダイスは奪った」
二次創作グエル「残念」
ボブ「本気で言ってるのか?俺」
あにまんラウダ「きみたちがふるの?ううん、なんで とは言わないけれども」
ボブ「振らねえよ!」
十話ラウダ「よしんば振ったとしても兄さんが帰ってくるかとかそういうロールだよ!!」
あにまんラウダ「ぼくはどうしてかには特段言及していなんだけどなあ。何を想定しているのかな」
二次創作グエル「ラウダ、抱きしめて」
あにまんラウダ「いいよにいさん」
ボブ「限りなく黒に近いグレーだが」
十話ラウダ「八捨九入しても黒だよ」
無敵グエル「……?今なにか、音がしたか?」
エアプラウダ「なッ、まさか……さっきのサイレンはなにかの警告音だったのか!?」
大ラウ「いや普通に放送事故だと思う」
あざグエ「だが実際向こうの部屋で何かおきたのは事実らしい。見に行ってみたらどうだ?」
無敵グエル「お前たちは来ないのか?」
大ラウ「俺たちは次のグエラジまでここにいなきゃいけない」
あざグエ「ひとりじゃないから寂しくないぜ」
エアプラウダ「バグってるの?怖」 - 85二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:06:45
エアプラウダ「ぼくには何も聞こえなかったけど。なにか判断を引き出せそうなこともしてないし、どうせ何もないでしょ」
無敵グエル「ええ、俺には確かにこう、なにかでかいものが落ちてくるような……ずんって音が聞こえてきたけどな」
二次創作グエル「無敵の俺はこんなだが俺らの中でも随一で能力が高い。見るだけの価値はあると思う」
あにまんラウダ「そうだね。にいさん、下がっていて。もし危ないものだったらぼくが盾になるから」
大ラウ「やめてそういうこと言うの」
あざグエ「絶対生き残れよ」
十話ラウダ「言われなくとも。……ぼくが死んだらにいさんは悲しんでくれる、と思う。にいさんが死んだらぼくが悲しむ。絶対に、二人で生き残るんだ」
ボブ「じゃあ確認するために扉開けるぞ。えいっ」
ガンダムシュバルゼッテ(詳細不明)「……」
ラウグエ「「えっ???」」 - 86二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:17:39
な、……現在進行形で書いてるのか…?グエラジの時点で薄々思ってはいたが……
- 87二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 00:37:20
降ってきたのガンプラってことはこの子たちもしかしてかなり小さい?
- 88二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 00:37:34
毎日こんなに面白いものをほぼ即興で作っているのかすごいわ
- 89二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 07:00:19
保守
- 90二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 07:13:01
書き溜め?ないよ!全部ライブ感でかいてるよ~!!水星SSエンジョイ勢だよ
ボブ「なんだこの機体……?見た目はダリルバルデに近いが、見たことのない武器を持っている」
十話ラウダ「なんだろう。これに乗ると死相が浮くというか、絶対死ぬ気がするから触れないでおくよ」
無敵グエル「でもこれガンプラだろ!?スキャンして乗り込めばその……よくわからない剣みたいなやつで壁壊して外に出られるんじゃないか!?!?」
エアプラウダ「だめだ、コクピットがロックされてる。動かすどころか中に乗ることもできなさそうだ。そもそも水星の魔女はガンプラバトルじゃない」
二次創作グエル「商品名は……ガンダムシュバルゼッテ(詳細不明)か。不気味だ」
あにまんラウダ「ガンダムは禁止されていたよねあれ?でも確かファラクトがガンダムなんだっけ」
ボブ「ジェターク社がガンダムを作ったということか」
十話ラウダ「死臭がすごい」
無敵グエル「……?GANDは医療技術だろう。前にミオリネが技術周辺の一切を買いきって特許化してたぞ」
エアプラウダ「あの時は思わず膝から崩れ落ちたよね」
あにまんラウダ「そっちの世界、最強の人間しかいないけど同じくらい平和そうではあるよね。ぼくたちも新居は向こうに構える?」
二次創作グエル「いや、俺はあの世界が好きだ。父さんも認めて、住処としてコロニーの一角にスペースを用意してくれたじゃないか」
ボブ「どうなってるんだ他の世界は」
十話ラウダ「にいさんと一緒に亡命したい」 - 91二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 12:02:28
あにまんラウダ「でもどうして突然ガンダム(推定)が落ちてきたんだろう。何も判断が引き出せそうなことはなかったよ。ダイスを振るのは未遂だし、何の気もないハグではなにも起きないことは既に証明済みだ」
二次創作グエル「残る可能性としては、これが新たな『ラウダ』あるいは『グエル』であるということ、だが……」
無敵グエル「それってどういうことだ?これは機械だろう。それでコクピットが開かないんだから、中に人間が入るわけない」
エアプラウダ「……GANDシステム。こっちでは実質的にミオリネが私物化しているけれど。そうではない世界もあるんだよね?」
ボブ「いや待てよく見ろ。ここに黒いブレードアンテナ(推定)がある。ダリルバルデと似た形状で二本(推定)。これはのちに起こる決闘用の機体だ。俺がそう決めた」
十話ラウダ「そうだよね。こんな何の情報も出ていない(推定)まみれの描写しかできていないモビルスーツにそんな厄ネタ仕込まれてるわけがない。これはただのご褒美のガンプラだ。あれだよ珈琲飲んでたあたりが引っかかったんだよ」
あにまんラウダ「それで、とりあえずこれ持ってさっきの部屋に帰る?グエラジの二人にも報告した方がいいかな」
二次創作グエル「俺達だけではこれをどうするべきかわからない。意見を聞くということも選択肢のひとつだろう」
ボブ「いや、あの二人は別に未来を見ているわけではないと思うぞ。見せたところで何かアドバイスがもらえるとは考えづらい」
十話ラウダ「むしろ取り乱すだろうね。おとなしく次のグエラジ(未定)まであの部屋でキャンプしててもらうことが一番だと思うよ」
エアプラウダ「あの二人やけにぼくたちが仲違いすることを嫌がってたからこんなの見せたら泣きそう」
無敵グエル「なんで泣くんだ?これただの機体だろ」
エアプラウダ「残念だけど『ガンダム』って名がついている機体というだけで前例上それはもう何かしらの闇を内包していることは間違いないんだよ」
無敵グエル「俺達で新たな前例を作ろう!」
エアプラウダ「できたらいいね!!」 - 92二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 18:34:32
大ラウ「__と、いうことがあったわけか」
十話ラウダ「うん。一応報連相はした方がいいという結論になったんだ」
ボブ「これがそのプラモのパッケージだ。見た感じカラーリングは白と黒が基調だな。エアリアルかファラクトかで言うと後者寄りだが」
あざグエ「死亡フラグ立ったのでは?」
大ラウ「ラウダは兄さんのこと全肯定するから殺し合いなんて起きないんだ……」
あざグエ「終わった。ジェターク謹製ならグエルが乗るかもしれない。そうしたら闇落ちしてラウダくんを殺す。終わり」
無敵グエル「何を悲観しているのか知らないけどゼンゼン大丈夫だ!俺は最強だからな、悪いやつ全部ぶっ倒してハッピーエンド、希望の未来へレディゴーするぞ!!」
エアプラウダ「頼もしすぎるよ。そしてにいさんの倒すべき『悪いやつ』にぼくがギリ含まれていそうで怖いよ」
無敵グエル「えぁ?ラウダはイイヤツだろ」
二次創作グエル「そうだな。ラウダは良い奴だ。ラウダのおかげで、俺は今、こうして……息をしていられる」
エアプラウダ「にいさん……ぼく、にいさんのことすき、すきだよ。ぼくの心臓はにいさんのおかげで動いているんだ」
十話ラウダ「二次創作ふたりは平和だよね」
ボブ「俺たちの二次創作って本当にどうなってるんだ??」 - 93二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 19:12:46
10話ラウダが疑問を覚えなくなって草。確かに殺し合いよりはマシだけどsan値減っていた頃の君が遠い昔のよう。
- 94二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 21:50:17
エアプラウダ「まあ、悔しいけどにいさんが強いのは事実だ。僕は生き残るよ。……絶対に」
無敵グエル「おう、もちろん!まあそんな、命の取り合いになるようなことは起こらないと思うけどなあ」
あざグエ「それフラグって言いたいんだけど、エアプの二人はマジで強いからなあ」
大ラウ「ギャグ時空でもあるしね。意外とどうにかなるんじゃないかっていう謎の確信がある。ついでにいうと」
あにまんラウダ「新婚旅行はどこに行く?どこかのコロニーの予定だったけれど。人が少なくてのどかなら、地球に行ってみてもいいかもね」
二次創作グエル「俺たちはスペーシアンだ。まだアーシアンとスペーシアンのあいだの軋轢は大きい。危ないかもしれない。」
大ラウ「あれも大丈夫そう。」
あざグエ「世が世なら序盤で雑に殺されるラブラブカップルなのに湿度と闇と愛が強すぎてなんだかんだ生き残るやつ」
大ラウ「ラウダとグエルは基本的に生き残りそうなんだけど、例外もあって……」
あざグエ「……本編寄りか。まだどうなるかは分からないが」
十話ラウダ「にいさんの指、甘くておいしい」
ボブ「お前もう狂気からは立ち直ってるだろ」
十話ラウダ「うん」
ボブ「『うん』じゃねえよ何やってんだよラウダぁ!」
あざグエ「今は仲良さそうだな」
大ラウ「ねー」
あざグエ「なー」
グエラジ「いえーい(ハイタッチ)」
__一方その頃
とある世界線のコロニーにて
「ただいま。……何見てるの、スレッタ」
「あっ、おかえりなさい、ミオリネ!」 - 95二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:00:11
気ぶりスレッタ「セセロウによるラウグエ配信です!連絡取れる全世界線で配信してるから同接すごいんですよ。あっ、本編ラウダさんが本編グエルさんの指食べてる。コメント爆速で流れてる」
気ぶりミオリネ「全く、それを成り立たせるために誰が働いたと思ってんだか……大変だったのよ?色々出張して、むこうのミオリネ・レンブランと入れ替わって、依頼を出したり誘導したり……」
気ぶりスレッタ「でも思いきった企画ですよね、これ。セセリアさんもよくこんなのおもいつくなあ。こっちだとラウダさんはやたら私とグエルさんをくっつけようとしてくるし、グエルさんは私とミオリネさんをくっつけようとしてくる、そもそも全員何かしらのカプに気ぶってるから純正のカップリングってあんまりなくて」
気ぶりミオリネ「その点他の世界だと成立確率が高い。特に本編世界は相当愉快だったわよ、向こうのセセリアに事情を説明したら何の逡巡もなく快諾してくれたわ。余程ブラコンの度がすぎてるのね。そういうのかなりいいと思うわ」
気ぶりスレッタ「気ぶりラウダさん×気ぶりグエルさんも見てて楽しいんですけどねえ。でもやっぱりホンモノにはかなわない」
気ぶりミオリネ「全面的に同意よ。私は二次創作ラウグエ推しね」
気ぶりスレッタ「私とエアリアルは本編寄り推しです!……あれ、というかミオリネさんなんでここにいるんです?ミオリネさんはシャディクさんのところにいってくださいよ!」
気ぶりミオリネ「あら、水星はお堅いのね?今日はスレミオの日よ。私だってほんとはエラスレみたいけど順番だから仕方ないわよね」
気ぶりスレッタ「そうでしたっけ……?まあいいや!!」 - 96二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 06:55:35
ボブ「いいかラウダ。人の嫌がることをしてはだめだ」
十話ラウダ「にいさんはぼくにくっつかれるのがいやなの……?」
ボブ「その顔をやめろ!お前がその顔でお願いって言うと聞いちゃうんだよ!っていうかお前もそれ理解した上でやってるだろ!!」
十話ラウダ「使えるものは使う。それが冷静で理性的な判断だ」
ボブ「狡猾で邪知深い判断だよ。そういうのはエアプのお前に任せとけよ」
十話ラウダ「にいさんの爪、飴細工みたい」
ボブ「頼むから絶対に噛むなよ!?」
エアプラウダ「ねえぼくのことなんだとおもってるの?」
無敵グエル「強くて賢い俺の最強の弟!」
エアプラウダ「本気で言ってるの?それ。本気なんだろうけども」
無敵グエル「お前のおかげでいつも助かってる!!」
エアプラウダ「ほんとさあ」
二次創作グエル「一時的狂気にしては長く続きすぎている。ついでに本人ももう正気に戻ったと言っていた」
あにまんラウダ「あれは完全に楽しんでるね本編のぼく。まあしばらく離れてたみたいだし、これぐらいの暴走で済むならましだとおもうけど」
二次創作グエル「……お前の暴れ方は相当だったもんな」
あにまんラウダ「そうだったっけ」
あざグエ「二次創作は過去に何があったんだ?」
大ラウ「いやまあそれは……いま平和なら!」
あざグエ「それもそうだな、少なくとも今仲良しなんだから殴り合いの喧嘩くらいなら看過するべきだよな」
大ラウ「そうだね。二人ともぴんぴんしてるんだし、まさか殺し合い以上に悲惨なことが起きたわけがない」
エアプラウダ「(起きてるんだよなあ)」 - 97二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 13:23:38
ボブ「……まあ、俺の指を舐めて安心するなら、いくらでも舐めればいいが。俺と同じで十八なんだから、何かに依存しないで、真っ直ぐ一人で立てるようにしないと」
十話ラウダ「大丈夫だよ。ぼくは兄さんに依存しているわけじゃない。ただ兄さんのことが好きなだけだよ」
大ラウ「なんだろう。そっちの方が余計に怖い気がする」
あざグエ「奇遇だな、俺もだ」
あにまんラウダ「ぼくはまだ兄さんと結婚したい……ていう目的があったけれど、そういうものもなく、ただ兄さんを愛することだけが目的でこんな……」
二次創作グエル「もしかしたらあのラウダってお前より重くないか?」
エアプラウダ「今更だよ。ぼく以外のラウダは全員重いよ」
無敵グエル「ラウダは軽いぞ?おんぶできる」
エアプラウダ「やめて」 - 98二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 13:34:48
水星女ァであにまんラウダを一回だけ本編で超えた男だもんな
- 99二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 18:10:21
大ラウ「とにかく、この厄の塊みたいなガンダムをどうするか考えるべきだよ」
あざグエ「このままだとラウダくんかグエルくんどっちかが死ぬ。ガンダムでは兄弟はどっちか死ぬものだし」
無敵グエル「大丈夫だぜ、俺は死なねえよ」
エアプラウダ「それは保証する。ぼくが殺しても死ななかった」
ボブ「サラリと明かされる過去」
十話ラウダ「実践済みだった」
無敵グエル「……?お前何かしてたか?」
エアプラウダ「毒と焼き討ちとシンプルに殴り込みは試した。全部失敗した」
ボブ「しかも複数回」
無敵グエル「えっ!?そんなことあったか!?!?」
十話ラウダ「そして気づかれてないんだ」
二次創作グエル「薬が効きづらい体質なのか?俺とは真逆だな」
あにまんラウダ「にいさんは効きすぎだよ。盛った僕がびっくりするレベルだもん」
ボブ「何を盛った」
十話ラウダ「聞かないほうがいいよ兄さん。それ絶対藪蛇になるやつだから」 - 100二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 21:49:05
エアプラウダ「……ふふっ、そうだよ。気づかなかったなんて、愚かな兄さん、いやグエル。やっぱりジェターク社を継ぐべきはあんたじゃなくて僕だ。僕がグエルを殺しふぎゃっ」
無敵グエル「ラウダ。軽率に人に殺すだなんていっちゃいけません」
エアプラウダ「い、痛いよ兄さん……」
無敵グエル「涙目になってもカンケーないんだからな!」
大ラウ「本当に強いと思う」
あざグエ「そのノリで許していいのか? 本気で暗殺しようとしてるんだぞ??」
二次創作グエル「いや、俺ならラウダが俺を殺そうとしたなら、許す。むしろラウダに殺されるならうれしいくらいだ」
あにまんラウダ「兄さん……大丈夫だよ。心中は最終手段だから」
十話ラウダ「むしろ最終手段として心中を持ってたことにびっくりだよ」
ボブ「二次創作の俺たちの湿度どうなってるんだ?今のところ色ボケ思想強め心中が出たが。もう役満だろ」
十話ラウダ「エアプのふたりがギリギリ除湿しているから許されている疑惑はあるよね」 - 101二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 06:43:41
エアプラウダ「というかもっとほかにつっこむところがあるでしょ!なんでにいさんはそんな兄貴面するの!!」
無敵グエル「決まってるだろう、俺がお前の実の兄だからだ!」
エアプラウダ「……くは、僕はッ、兄さんの、グエル・ジェタークという存在の、そういう、ところが……!」
無敵グエル「そういうところが、なんだ。罵って気が済むなら、存分に罵れ。そっちの方が、俺にとってもいい」
エアプラウダ「ぁ、あ、あ、ぅあぁああん……」
無敵グエル「泣け、泣け。ほら、抱きしめてやる。背中を叩いてやるから」
大ラウ「限界化しちゃった」
あざグエ「この涙はどちらかというと混乱の方が近いのでは?まあ和解できそうだからよかったけど」
十話ラウダ「……にいさん、ぼくはあんなこと思ってないからね。ぼくにとってにいさんは、唯一のにいさんだから」
ボブ「えっ?ああ、わかってるぞ?お前も俺もほかの世界のやつは全然違うからな」
二次創作グエル「あれ」
あにまんラウダ「どうしたの、にいさん」
二次創作グエル「このガンプラ、動いていないか」
あにまんラウダ「……へっ??」 - 102二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 06:44:06
無敵グエルがちゃんとお兄ちゃんしている。1割くらいここまで追い詰めたのは振り回している無敵グエルでは?と思うけど
- 103二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 10:05:41
限界エアプラウダ好き
- 104二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 11:58:01
ガンダム・シュバルゼッテ(詳細不明)「____」
十話ラウダ「ひとりでに動いてる!というかなんかおっきくなってない!?」
ボブ「少しずつサイズが『実寸大』に戻ってる……!それにともなってこの部屋、なんか天井が高くなってる!?」
エアプラウダ「ひぐっ……い、一体何が起きているんだよ、もう、もうやだよお、おうちにかえりたい……」
無敵グエル「大丈夫だラウダ、ぜったい、ぜったい俺が守るから!とりあえず下がっていろ!」
大ラウ「この空間を生み出した人間が、あのモビルスーツを動かすことを、望んでいる?」
あざグエ「どういうことだよ。いやロクな理由じゃないことだけは確かだが」
あにまんラウダ「__わかった」
二次創作グエル「何がだ?」
あにまんラウダ「うん、これは……そうだ。これは、あるかもしれなかった未来だ。だから、僕は、これを__これを、知っている」
「ふふ、察しがいいね、僕?」
……会いたかったよ、にいさん。 - 105二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 20:58:13
「あいたかったよ、にいさん」
そう言ってシュバルゼッテの機体を撫でて微笑んだのは、確かにラウダ・ニールだった。だがその表情は、ほかのどの「ラウダ」とも似ても似つかない。底知れぬ恐ろしさが、身をすくませるほどのおぞましさが、全身から発せられる。
シュバルゼッテは少しだけ頭を下げた。まるで身をかがめ、俺もだ、と同意するかのように。
ボブ「な……んだ、あれは!?」
十話ラウダ「あいつの周りだけ文体が変わってる……!?一体どういう原理だ!!」
無敵グエル「あのモビルスーツ、まるで人間みたいな動きしてるぞ!」
エアプラウダ「なにか察せるもがあるんだけどそうであってほしくはない」
あざグエ「やっぱ厄ネタじゃねえか!!」
大ラウ「本当にやめてほしい」
あにまんラウダ「__ラスボスラウダ」
二次創作グエル「ラスボスラウダ?」
ラスボスラウダ「紹介してくれてありがとう。……自分って似るんだね?ああ、兄さんもそう思う?それじゃあ」
親しげにその機体に話しかける姿に、一切の悪いは見られない。
ただそれが、逆説的に彼の違和感を、不自然さを、際立たせていた。
ラスボスラウダはしばらくシュバルゼッテを愛しげに撫でると、煤けた色の瞳を爛々と輝かせ、ほかの「ラウダ」と「グエル」の方を見つめた。
ラスボスラウダ「全員消えようか」 - 106二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 22:53:37
そっちが中に入るパターンか〜〜〜!!
- 107二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 04:10:37
そりゃあそっちが入っちゃったらラウダくんはラスボスなるけどさ…
- 108二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 06:42:54
十話ラウダ「どういう……ことだ?」
ラスボスラウダ「簡単な話さ。ほかの僕達を全員消せば、『ラウダ』と『グエル』は僕達だけになる。そうすれば__そうすればきっと、兄さんは……」
エアプラウダ「兄さんって。その後ろのがグエル・ジェタークだなんて言うんじゃないだろうな」
ラスボスラウダ「……ふふ。教えてもらったんだ。『ご褒美』のこと。この空間のルールを。僕と兄さんが配信受けとやらをする行動をすれば、判断を引き出せる」
大ラウ「えっそうなの」
ラスボスラウダ「あ知らなかったんだ」
あにまんラウダ「それで__返してもらおうとしているのか。ラスボスの僕の、『兄さん』を」
ラスボスラウダ「ここにいるけどね?……いまは抱きしめるどころか、触れ合うことすらできないけれど」
ボブ「……」
ガンダム・シュバルゼッテ(詳細不明)「……」
無敵グエル「お前……俺か?なぜそんな姿になった?」
ガンダム・シュバルゼッテ(詳細不明)「(目をそらすようにひとみをうごかす)」
あざグエ「無敵の俺があんな怖い顔してるの異常事態だぞ。本当にどういうことだ」
ガンダム・シュバルゼッテ(詳細不明)「(わかるわかるといわんばかりに首を縦に振る)」
二次創作グエル「……そんなくだらない理由で。俺とラウダが、殺されてたまるか!!」
二次創作グエルは、いつか無敵グエルが使っていたビームジャベリンを手に取る。そして一切迷うことなく、それをシュバルゼッテに突き立てる__! - 109二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 06:49:52
二次創作グエル「え」
あにまんラウダ「そんなくだらない理由で兄さんとぼくは負けない!」
あにまんラウダが巨大な斧を手に取り、シュバルゼッテに殴りかかる__!
ラスボスラウダ「……もう、酷いなあ、二次創作の二人は」
ボブ「今……何が起きた?」
グエラジ「ぜんぜんわかんなかった!!」
十話ラウダ「ああ戦闘経験がないんだったこのふたりぃ!!」
エアプラウダ「不自然に切り取られた、みたいだったけど……」
二次創作グエル「な……なあ、俺のジャベリン……ビームを出したはずなのに熱くない」
あにまんラウダ「ううん、にいさんはそこから『動いていない』」
無敵グエル「俺にもそう見えた。つまり__時を、戻された?」
ラスボスラウダ「正確には文脈をいじっただけだけれどね。それにこれ自体は僕自身の力ではない」
ボブ「……協力者がいる、のか?」
ラスボスラウダ「だから、こういうこともできる」
ラスボスラウダが手を振りあげた瞬間。
見覚えのあるモビルスーツが、次々と降ってきた。 - 110二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 12:51:14
ラスボスラウダはくるりと踵を返し、シュバルゼッテに触れる。その様子を注意深く伺って、グエラジ二人は低く唸った。
大ラウ「戦いを望む、ということ?」
あざグエ「そのよく分からない力を使えば俺たちなんてすぐ消せるだろう。どうして」
ラスボスラウダ「言っただろう。『配信映え』をしないといけないんだ。……殺し合う兄弟なんて、一番いい」
酷薄な笑みを浮かべる。
コクピットが開く。
二次創作グエルはゆっくりと息を吐いて、いの一番に降ってきたモビルスーツに向かった。あにまんラウダが「兄さん?」と伺うように尋ねる。
二次創作グエル「やるしかないだろう。いけるな」
あにまんラウダ「……もちろん」
挑発的な笑みを浮かべて、二人はそのうちの、ひとつ。複座式のダリルバルデに乗り込んだ。
本編寄りもそれに続き、それぞれの専用ディランザに滑り込む。エアプ二人は一歩遅れて向かったところで、残されていたのは__
エアプラウダ「……まさか、これで戦えってこと?」
無敵グエル「だろうなあ」
メカぐるみであった。 - 111二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 12:53:07
序盤は堕ちてた姿を見せたのにいざとなったらまっさきに行動する二次創作グエル良い
- 112二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:18:45
め、メカぐるみはグエラジ二人の宣伝バフがあるかもだから…
- 113二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 19:01:03
シュバルツゼットの持っていた武装が、無数のシェルユニットを吐き出す(推定)。そしてそれは、一瞬ののちに雨のようなレーザーを降らせてきた(推定)。
エアプラウダ「決闘の宣誓も無し!?」
無敵グエル「これは決闘じゃない。殺し合いだ」
エアプラウダ「兄さんのくせにまともなこと言わないで」
無敵グエル「戦いに集中しろ、ラウダ!」
エアプラウダ「兄さんのくせにまともなこと言わないで!!」
ボブ「エアリアルに似ている……いや、ちがう、決定的になにか、蓋然性が違う!」
十話ラウダ「GAND-ARM……!?それにしてもなんだこれは……なんだ(推定)って!?」
ラスボスラウダ「まだ武装関連が明かされていないから仕方ないじゃないか!でも大丈夫、ぼくとにいさんは負けないからね!!」
あざグエ「根拠の無い自信だなあ」
大ラウ「俺たちに関してはもはや戦闘能力すらないから横で野次馬することしかできない」
あざグエ「メカぐるみを与えられてるだけありがたいとおもってほしいよなあ」
大ラウ「それはそう」
二次創作グエル「ラウダ、移動系の制御システムは任せた。二時方向に40m!」
あにまんラウダ「もちろん。関節をパージ、ビームジャベリン出すよ!」
ラスボスラウダ「……ははっ、兄弟愛、素晴らしいね。でも__僕の兄さんは負けないから」
シュバルゼッテはその声にこたえるように、ライフルを自立稼働させてレーザービームを撃ち出す(推定)。
八人(-二人)がかりでも、さすがラスボスというべきか、押されていた。なんとか致命的な被弾は避けられているが、このままではジリ貧だ。 - 114二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 22:29:44
十話ラウダ「兄さん向こうに回って!僕が守るから!」
ボブ「頼んだ!!」
ラウダ専用機が肩の盾やヒートアックスを駆使して猛攻を防ぐ。それに気を取られている間に、逆サイドからグエル専用機が突っ込むという算段だ。しかしシュバルゼッテの装甲がドローンによって操られるように浮き上がると、ことごとくビームを弾く(推定)。
あにまんラウダ「角度調整、胸部射門は援護射撃して。……にいさん?」
二次創作グエル「……だからその(推定)って__ふざけてんじゃ、ねえッ!!」
あにまんラウダが支援を指揮する。それと同時に、レバーを壊す勢いでガチャリと動かして、突っ込んだ。ラスボスラウダはそれを正確に見切り、かわしきる。
エアプラウダ「この武器でほんとにいけるの?」
無敵グエル「いけるいけないの問題じゃねえ。やるんだよ!」
エアプ二人は散開し、シェルユニットに刃を突き立てる。反撃されそうになり、すぐさま離脱する。さしてきいていないようだが、同時に向こうもこちらを捉えきれないようだ。
機動力で優るのはエアプだ。操作精度で優るのは二次創作だ。連携で優るのは本編だ。
しかし。
そのどれもが、ラスボスラウダに届かない。
大ラウ「ねえ」
あざグエ「なんだ」
大ラウ「これ流れ弾にあたって死ぬやつじゃない?」
あざグエ「……死ぬ気で避けるぞラウダ!!」 - 115二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 06:53:50
ボブ「クッソ……ラウダ、左旋回!二次創作二人は下から、エアプ二人は上から。挟撃するぞ!」
十話ラウダ「わかった!」
無敵グエル「攻撃は俺に任せろ、行けるかラウダ」
あにまんラウダ「もちろんだよ。兄さんは心置きなく暴れて」
無敵グエル「やっぱ俺関連は戦闘になると冴えるんだなあ。よし!ラウダ、スピードあげるぞ、ビームは気合いで避けるかうまくダメコンしろ!!」
エアプラウダ「無茶言わないでよ!とくか兄さんのくせに僕に命令しないで!ああもうっ……なんたって僕がこんなこと!」
全員の一斉攻撃。
四方から連携のとれた弾幕を喰らえば、流石に避けきることができない。
ラスボスラウダ「あ゛ッ、……!」
グエル専用機のビームジャベリンが、シュバルゼッテの右腕関節をとらえる。
ボブは一瞬目を伏せたあと、気合を入れるような声を上げて、その機構を焼き切った。関節が、落ちていく。
そのはずだ。
ラスボスラウダ「……もう。あまり兄さんに乱暴しないであげてよね。可哀想じゃないか」
シュバルゼッテは五体満足である。
僕がそう決めた。
十話ラウダは顔を顰め、ヒートアックスを赤熱どころか白熱させる。
ボブ「はあ!?」
十話ラウダ「またあのよくわからない時間を戻す力か」
エアプラウダ「なにそれ!勝てっこないよ!」
無敵グエル「諦めるな、なにか、なにかあるはず……」
二次創作グエル「ふざけるな!!」
あにまんラウダ「コクピットを狙うしかないのか……?」
大ラウ「……」
あざグエ「ラウダ?」 - 116二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 12:14:32
激闘は続く。だが削っても削ってもシュバルゼッテは復活する。
何故か?
僕がそう決めた。それ以上に理由が必要あるか?
自立制御システムによって体勢を整えたシュバルゼッテが、ライフルからビームを射出する(推定)。それはまっすぐ十話ラウダの__コクピットに、向かっていた。このままでは直撃は免れない。
十話ラウダは咄嗟に目を閉じた。来るべき衝撃に備えて。
しかしいつまでたってもそれは訪れない。恐る恐る目を開けると、
十話ラウダ「……にいさん?」
グエル専用機が、まるで庇うようにそこに立っていた。
ラウダは絶叫する。同時にくたり、とボブの機体からふっと光が消えて、力が抜ける。コクピットにはかろうじて当たっていない。でもカメラと、ついでに操作系がやられた。もう、戦えない。
ボブ「ラウダ……ありがとう。生きてくれ」
お前は俺の、自慢の。
十話ラウダが絶叫する。ラスボスラウダはそれを、面白い見世物でも見るような顔で見ていた。
大ラウ「気づいたんだけど……、あいつが干渉しているのは、文脈、『地の文』だ」
だからこんな感じで、俺にも同じことが出来る。
あざグエ「おお、すげぇな……でも、それがなんだ?」
大ラウ「つまり俺達もこんなふうに、宣言してみればいいんじゃないか?」
シュバルゼッテのパーメットリンクが切れて、力が抜けた。 - 117二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 12:27:52
ラスボスラウダ「あっえぅ!?」
ガンダム・シュバルゼッテ(詳細不明)「……」
ラスボスラウダ「止まった……いや指揮システムは生きてる!スタンビームを食らったみたいなものということ!?ふざけるなァ!!」
おおっ、ほんとうにいけるんだ。
ぴたりと硬直したシュバルゼッテを見て、グエラジ二人は感嘆の声をあげる。ダメ元だったがやらないよりはマシである。
大ラウ「堕ちろ僕?(サイレン)」
あざグエ「ラウダ・ニール、俺と結婚してくれ?(クソデカエコー)」
グエラジ「いえーい(ハイタッチ)」
ボブ「……?よくわからないが動きが止まった、今だラウダ!」
十話ラウダ「絶対、許さない__にいさんの仇ィ!」
ボブ「いや俺死んでないから!!」
二次創作グエル「ラウダ、直進。最高速度、突っ込むぞ!」
あにまんラウダ「言われなくとも!!」
エアプラウダ「癪だけど、今だけは共闘する。いくよにいさん」
無敵グエル「ああ、タイミングはお前に任せる。合わせるぞ」
ラウグエ「「一斉攻撃だあああッ!!」」
ラスボスラウダ「まずいこれ以上は空間が壊れるっ、それに伴ってせっかく集めた彼らが戻ってしま - 118二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 12:46:22
はっと、エアプラウダは目を覚ます。
ここはアスティカシア高等専門学校だ。キャンプを片付けたあとがあることから、株式会社ガンダムに突撃しようとしていた兄の付き添いをしていた場面であることは間違いない。思わず自身の体を見る。もちろん制服を着ている。さっきのは、夢、だったのか?それにしてはやけにリアリティがあったが。
「ラ、ラウダ……」
そこでふと、隣にいた無敵グエルが気まずそうな顔をした。それから綺麗に直角に頭を下げてみせる。
「ちょっ、ええ!?」
「いつも迷惑かけてごめん!だからその、嫌いにならないでほしい……」
突然どうしたんだ。
ラウダは少し面食らう。それからしばらく考える素振りを見せたあと、弾けるように笑った。
「らしくないよ、にいさん。それを補うのが僕の役目じゃないか」
「ラウダ」
「さ、そうと決まったらガンダムの面接に行こう。遅れちゃうよ」
「ラウダ!」
「わぁあ!?」
グエルが突然ラウダに抱きつく。バキ、と嫌な音がした気がする。痛い痛い痛い!しまってるしまってるしまってる!!絶叫があがるが、グエルはラウダに頬ずりするのをやめない。
「やっぱりお前は俺の最高の弟だ!」
「わ、」
割と、こりごり……
か細い悲鳴があがる。きゅう、とラウダが失神した。
「ラウダ?ラウダぁ!?」
株式会社ガンダムの面接は二時間後である。
機動戦士ガンダム エアプの魔女 第十一話『友情?ガンダム(株)面接会場です!』 - 119二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:09:49
エアプラウダも振り回されていて大変なのが本心でも結局兄のことは好きそうで良かった。
- 120二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:16:10
「では、こちらで提出しておく。お前は帰るといい」
「はい、父さん」
あにまんラウダは一礼して、社長室から出る。つい今しがた、サインを押した婚姻届を渡したところだ。
これを出せば本格的に、二次創作グエルがエースパイロットになる夢は絶たれる。
……なんだか感傷にひたってしまった。どれもこれも、妙な夢を見たからだ。前髪を直しながら、グエルが待つ部屋に戻る。
「ただいま、にいさん」
「……おかえり」
グエルはシャワーを浴びていたらしい。
濡れた髪を乾かしもしないまま、ベッドに横たわっている。ぼんやりと自分の腕を見て、ラウダには視線を向けないまま、「なあ」と呟いた。
「夢を見たんだ」
「そっか」
「お前と一緒に戦う夢」
「にいさん、ここは平和だ。戦いは起きない。夢は夢だよ」
ラウダはベッドに腰掛けて、グエルの頬を撫でる。グエルはすっと見上げあたあと、表情を変えないまま頷いた。
「そうだな」
俺は今幸せなんだから。
機動戦士ガンダム 二次創作の魔女 第十一話『挙式』 - 121二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:24:00
結局ミオリネからの呼び出しは間違いだったらしい。なんだったんだ、と思いながら戻る。ペトラが心配げな顔で見上げてきたから、なんでもないよ、と返した。
不思議な幻覚を見た。
我ながら参っているのだと思う。兄と話し、兄と笑い合う夢だ。ラウダは少しだけ顔を伏せ、歩き出す。
「どこへ行ったんだ、兄さん……」
「ボブ、お疲れ様!」
「えっ?」
はっとする。グエルは、まだ何もしていない。なのに時間が経っている。あの白昼夢の影響か?弁当を渡されて、少し面食らった。
「ボブのは唐揚げ一個多いからな」
「あ……」
「食べられるうちに食べておけよ」
「あ、ありがとうございます!」
きっと疲れが溜まっていたんだ。そう結論づけて、笑顔を見せる。
__謎のテロリストと邂逅する、三十分前のことだった。
機動戦士ガンダム 水星の魔女 第十一話『地球の魔女』 - 122二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:30:27
二次創作ラウグエは未練はあるけど確実に幸せではあるしっとりした感じでよかった。
- 123二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:38:43
__
____とある世界
決闘ラウンジにて
グエル?「お疲れ」
ラスボスラウダ?「ああ、お疲れ様、にいさん」
グエル?「全く人使い荒ぇよな、なんだよ詳細が一切出てないMSの遠隔操作って、流石の俺でも難しいって」
ラスボスラウダ?「僕が現地でサポートしてたじゃないか。……にしても向こうも可愛いよね、本気で信じ込んで。あの機体は本当に全てが(詳細不明)なのに」
グエル?「ふふん、俺の仕事が光ったな!」
ラスボスラウダ?「あ、それよりもさっ、あれ録画しておいてくれた?」
グエル?「どれだ?」
気ぶりラウダ「第十一回スレミオほのぼの家庭菜園!楽しみにしてたんだけど」
気ぶりグエル「もちろん!一緒にエアリアル(ミオリネおきにいりのフレッシュトマト味)食べながら見ようぜ!!」
気ぶりラウダ「もちろん!!!!」
気ぶりラウダ「……あっ」
気ぶりグエル「なんだ?」
気ぶりラウダ「次はこんなギャグ全振りの話じゃなくて、ほんとにきちんと真面目なSS書いてね」
気ぶりグエル「誰に話してんだ?」
__おしまい
ここまでお付き合いいただきありがとうございました!機動戦士ガンダム水星の魔女第十一話『地球の魔女』は本日十七時から!! - 124二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:04:21
ラウダがいっぱいの頃からのファンです。この話も毎日楽しみにしてました。ギャグとしっとりの組み合わせが良かった。
- 125二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:06:34
おいもファンです
- 126二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:10:46
面白かったです