- 1二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 03:25:15
- 2二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 03:25:53
是非も無し
- 3二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 03:32:37
(なんだか物凄い目で見られています!ミオリネさん気がついてください!)
ミオリネはなんでスレッタを睨んでいる?
dice1d4=1 (1)
1 実はモフモフしたスレッたぬきをかわいいと思っている
2 トマトを食べに来た害獣だと思っている
3 スレッタに似ていると思っている
4 たぬきが苦手
- 4二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 03:34:17
保健所送りは避けられそうだ
- 5二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 03:36:15
- 6二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 03:41:32
- 7二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 03:41:55
ほぼ人間じゃねーか!
- 8二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 03:42:27
4でこれだけタヌキってもう人間のときも最早タヌキじゃん
- 9二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 03:44:47
ちなみになんでタヌキになったのかというと
dice1d4=1 (1)
1 トマトをdice1d100=28 (28) つまみ食いしました
2 食っちゃ寝してたらこうなりました
3 わかんないです
4 実は誰かに薬を盛られている(自覚なし)
- 10二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 03:45:29
天罰かぁ
- 11二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 03:46:01
やっぱり害獣じゃねえか
- 12二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 03:48:36
ミオリネはスレッタのトマトつまみ食いに
dice1d2=1 (1)
1 気がついている
2 気がついていない
- 13二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 03:51:39
スレッタのつまみ食いに対してどう思ってる?
dice1d3=2 (2)
1 いっぱい食べる君が好き
2 お世話してくれる分の報酬よ
3 実はちょっと許せない量を食べていると思っている
それをスレッタぬきの前で
dice1d2=2 (2)
1 言ってしまう
2 言わない
- 14二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 03:55:36
見事なミオミオムーブ…
- 15二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 03:57:54
- 161/322/12/13(火) 04:41:59
他に誰も訪れることのない温室で、ミオリネは目の前の毛玉にそっと手を伸ばした。
フワフワしていそうだと思ったその毛並みは思ったより固く、いわゆる犬の毛のようにしっかりしていた。
「能天気そうな顔して、あんたも野生動物なのね……」
呑気そうなかわいい顔をしていても、所詮戦わないと生きていけない生き物か、とミオリネは己を取り巻く環境と、成り行きだったはずの婚約者の顔を思い出しながら呟いた。
「……ねえ、私の婚約者がどこに行ったのか知ってる?」
そう目の前の獣に問いかけてみても、それは腹を撫でられてごろんと転がったまま返事などなかった。
我ながら馬鹿な問いかけをしたものだと自嘲しながら、どうせ誰も聞いていないのだからとミオリネは言葉を続ける。
「最初はね、誰でも良かったのよ。私をここから連れ出してくれるなら」
でも──気がついたら私の周りは、私自身はスレッタと出会ってからどんどん変わっていったの。
今ではね、スレッタが幸せならそれでいいんだって思うようにもなった。一人で立ち止まっていた私の背中を押したのはどんなきっかけでもスレッタだったから。
不思議ね、あれだけ他人を入れたくなかった温室も、スレッタが無理するくらいなら他人を入れたってかまわないなんて思うようになるなんて思いもしなかった。
それはきっと、私が過去にすがるだけじゃなくて、進むことをスレッタに教えてもらったからなのかもね。
でもスレッタはそうじゃない、私の事情に巻き込んだだけ。だからあの子にとって花嫁は「私」じゃなくてもいい──ううん、あの子が花嫁になる機会を私が奪ってしまったのかもしれない。
あの子には気になる子がいるんだから、だからせめて私は理解ある花嫁でいなきゃ。それがせめてもの私の── - 172/322/12/13(火) 04:42:19
そこまで言って、自分は一体何をしているのだろうかとふとミオリネは我にかえった。
なぜ私はこの毛玉に己の身の上話などしてしまったのだろう。この気の抜けた顔が想い人を思い起こさせたから──?
だとしたら自分自身も相当気が抜けているわ。と自嘲すると、手の平で大人しく撫でられていた毛玉がいきなり飛び跳ね、きゅうきゅうと寂しそうに鳴きながら顔を舐め始めた。
「ちょっ、ちょっと、何を……!」
そこで気がついた、自分が泣いていたことに。
「……何、慰めようってわけ?」
全く毛玉風情が生意気な、と思ったが、間抜けな毛玉がどうにも必死そうに見えて今度は笑いがこみ上げてきた。
「全く、しょうがない子ね」
このくらいでは浮気にはならないでしょう。それにどうにもこの必死な毛玉が婚約者に重なって見えるのが悪いと己に言い訳をして、必死に鳴く毛玉の頬にキスをしてやった。
私はもう大丈夫、と。
- 183/322/12/13(火) 04:42:34
するとどうしたことか、ボフンと音を立ててそこに現れたのはスレッタだった。
「ミオリネさん!ミオリネさん!ミオリネさん!ミオリ……」
「ちょっと待ちなさいよ!どういうこと!?」
「えっ!?あっ!戻れました!ミオリネさんのキスで戻れたんですか!?お姫様のキスで元に戻れるってそういえば本で読んだことが」
「質問に答えなさいよ!」
「えっあっはい!」
「……どこまで聞いてたの」
「えっ……あっ……その」
「どこまで!」
「全部……です」
「~~~~!!!」
「あのっでも大丈夫です!」
そう言ってスレッタは言葉を続けた。
「ミオリネさんのこと、誰かの代わりとかじゃないですから。ミオリネさんに必要にされてるの……嬉しい、です、から!」
だから、ミオリネさんが我慢してるのとか、嫌です。ミオリネさんは「私の花嫁」なんですよ、他の誰にもあげません、から!
そう言ってのける婚約者に、ミオリネは急に全身の血液が顔に集中していくような熱を感じた。
ああ、杞憂だったのかもしれない、心配も、悩みも。
すべて口に出して相談していれば、こんなにも簡単に解決することだったのに
それをされないことが、何よりも嫌だったはずなのに。
「血は争えない、かあ」
己に呆れたようにため息をつき、そのつぶやきに困惑する目の前の婚約者を、赤面させた仕返しに思いっきり抱きしめてやった。
またひとつ私の背中を押してくれた、その御礼と愛おしさを込めて。
- 19二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 04:42:54
おわり
- 20二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 04:55:11
このスレ主の情緒どうなってんだよ!!!
- 21二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 07:06:32
素晴らしいスレミオだった
本編も上手く言ってほしい… - 22二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 08:17:46
思いの外素敵なスレミオSSで驚きだよ…
よかった… - 23二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 08:22:41
朝から幸せをありがとう。
- 24二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 08:29:35
- 25二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 09:38:35
いいものを読ませてもらったよ…ありがとう…
- 26二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 12:43:11
つまみ食いたぬきダイスから急にお出しされるSS
- 27二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 13:31:38
どのダイススレでもだいたいトマトつまみ食いを撃ち抜いてるの草
- 28二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 14:40:40
素敵なお話ありがとうね!(天才
- 29二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 15:55:02
ダイスでたぬ吸いが出てたらスレッタを吸うミオミオが見られたのだろうか
- 30二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 19:13:09
ママ「美しい…これ以上の芸術作品は存在し得ないでしょう」
- 31二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 21:01:58
芸術作品で曇らせじゃないの久しぶりに見た
- 32二次元好きの匿名さん22/12/14(水) 08:45:40
これミオリネのモチーフが魔女でお姫様なのか
魔女のトマトを食べてしまってタヌキになる王子様、お姫様のキスで呪いが解ける
本編でも魔女だの呪いだの出てきてるしマジで本編でミオリネのキスで呪いが解けるとか来ないかな