童話パロ ルウタ 閲覧注意】白紅姫ウタ

  • 1愛ある罰22/12/13(火) 19:19:29

    ____昔々のお話。


    とある国の城の中。


    クソ楽譜「鏡よ鏡。一番歌が上手いのは誰だ?」


    「それは……あなたです。」


    クソ楽譜「あははは!!そうだよね!!わたし以上に世界中を感化させる歌声を持つものなどこの世にいないのだ!!」


    「…………」



    その付近の民家


    ???「おぎゃー!!おぎゃー!!」


    父「う…産まれた!!産まれたぞ!!!!」


    母「なんて綺麗な声で泣くのかしら。 この子はきっといい歌手になれるわ。」

  • 2二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 19:19:55

    待ってました

  • 3愛ある罰22/12/13(火) 19:36:35

    クソ楽譜「鏡よ鏡。一番歌が上手いのは誰だい?」


    「……それはあなたです。」


    クソ楽譜「嘘つけ!!2年くらい前に生まれた赤ん坊の産声の方がわたしの歌より綺麗って街の人間が言ってるのを聞いたぞ!!」


    「それは……」


    クソ楽譜「…隠さなくてもいいよ。もう既に音符の兵士たちに頼んで両親を亡き者にして 子供を海に帰したから。」


    「!?」


    ____海の上。


    ???「おぎゃー!!おぎゃー!!」


    シャンクス「なんだ あの赤ん坊は!?」


    赤髪の男は宝箱に乗った赤ん坊を船の上に拾い上げました。

  • 4二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 19:42:37

    あの人か?

  • 5二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 19:43:41

    クソ楽譜がクソすぎる…

  • 6愛ある罰22/12/13(火) 19:54:59

    赤髪の男は何かの縁を感じ その子供を海賊団のみんなで育てることにしました。


    幼子は歌で泣き止んだため名前を"ウタ"と呼ぶことにしました。

    奇しくもその名は元々幼子に名付けられていた名前でした。


    その後 7年ほど幼子と赤髪の男は一緒に歌いながら世界中を旅しました。


    7年ともなると幼子は身長が高くなりすっかり大きく成長しました。


    …先程世界中を旅していると言いましたが 彼らにも帰る場所である拠点はあります。

    今の彼らの拠点はフーシャ村という小さな村でした。


    そして そこには紅白髪の彼女と気の合う少年がいました。

  • 7愛ある罰22/12/13(火) 20:02:15

    ウタ「今日の勝負は大声対決よ!!」


    ルフィ「今日こそ負けねェ!!」



    ルフィ「やっほおおおおおおおおぉぉぉ!!!!!」


    ルフィ「はぁ……はぁ。 どうだ!!」


    ウタ「…すーっ。」


    ウタ「やっほぉぉおおおおおおぉぉぉおおおおおォォォォおおおお!!!!!!」


    ルフィ「…よし 次の勝負だ!!」




    クソ楽譜「……あれ?今聞き覚えのある声が聞こえたような……?」

  • 8愛ある罰22/12/13(火) 20:10:30

    ラスト 楽譜の文字が消えるまで何世紀にも渡って音痴な人物に歌われ続けた。


    シャンクス「ウタ。新しい島に向かうぞ」


    ウタ「うん!!じゃあねルフィ。帰ってきたらまた勝負してあげるから!!」


    ルフィ「おう!!次こそ負けねェからな!!」



    ____こうして赤髪の親子は クソ楽譜のいる音楽の都 エレジアへと向かってしまうのでした。

  • 9愛ある罰22/12/13(火) 20:24:22

    赤髪の親子は何事もなく無事にエレジアに到着しました。

    そこで彼女は住民に歌の才能を見抜かれると城まで案内されて 大広間で大人数の前で何時間も歌い続けました。

    ……当然 その姿を見てクソ楽譜は黙っていません。

    クソ楽譜は子供に化けて 紅白髪の彼女に"自分という楽譜"を歌って欲しいと言い接近しました。

    当然断ることなく 楽しみながら歌っている彼女はその楽譜を手に持って歌い始めました。

  • 10二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 20:38:35

    やっぱ最悪だわこの楽譜

  • 11二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 20:42:29

    いっぱい○ね♡

  • 12二次元好きの匿名さん22/12/13(火) 22:29:39

    クソ楽譜が
    殺してしまおうか?

  • 13二次元好きの匿名さん22/12/14(水) 06:06:31

    保守

  • 14愛ある罰22/12/14(水) 06:25:47

    ウタ「……何この文字?ごめんね。読めないから歌えないよ」


    クソ楽譜「……え?」


    自身《楽譜》を歌わせることで歌った本人の体を蝕もうと考えていたクソ楽譜ですが 少女に歌って貰えないというのなら計画は失敗です。


    音符の兵士たちを使い少女を始末しようと考えたクソ楽譜ですが 昔とは違い今の少女は屈強な家族に見守られていたため 下手に戦いを仕掛ける訳にはいきませんでした。


    もし返り討ちにあったのなら 本体である楽譜がタダでは済まないからです。

  • 15愛ある罰22/12/14(水) 06:31:47

    クソ楽譜「……そうなんだ。」


    クソ楽譜「…じゃあこの島に残ってこの歌が歌えるように勉強しない?」


    ウタ「……うーーん。」


    シャンクス「いいんじゃないか? ウタのためならおれたちも残るぞ?」


    ウタ「ほんとう!? じゃあ一旦ルフィにお別れを言いに行こう!!」


    クソ楽譜「…じゃあ その人にお別れを言い終わったらここに戻って それからは島に残ってくれるの?」


    ウタ「うん!!いいよ!!」


    ここは都合のいい童話の世界なので シャンクス達は娘に寄り添い 共に生きることを選びました。

  • 16愛ある罰22/12/14(水) 06:45:18

    彼らの船は1度フーシャ村に戻りました。


    ルフィ「……じゃあ もう会えねーのか?」


    ウタ「…ううん。わたしが世界一の歌姫になったら…もしくは あんたが世界一の冒険家にでもなったらまた会えるよ!!」


    ルフィ「そっか!!じゃあおれ がんばるよ!!だから ウタもがんばれよ!!」


    ウタ「うん!!またね ルフィ!!!!」


    ウタ(絵本の中のお話みたいに お別れのキスをしたかったけど それはもっと大きくなってからにしようね。)


    こうして二人は納得のいく別れ方をして それぞれの夢を歩み始めました。

  • 17二次元好きの匿名さん22/12/14(水) 07:52:09

    都合のいい世界で良かった!!

  • 18愛ある罰22/12/14(水) 18:20:16

    赤髪の一団はフーシャ村から再びエレジアへと戻りました。


    世界一の歌声を持つ彼女の体を蝕むために 城に潜むクソ楽譜はこの国に在住している音楽の教師達に”Totmusica”をウタが歌えるよう 彼女に歌詞の読み方を教えさせるよう命令しました。



    「……う〜……読めない〜。」

    ……しかし本編とは違い おバカなウタちゃんはどんなに教えられても歌詞がいつまで経っても読めないままでした。


    クソ楽譜はどうしても彼女に歌われたかったため彼女に学問の授業を受けさせるようにしました。

    音楽ではなく学問の勉強を受けることになったウタは気付けば9年も学校に通い普通の女の子のように生きていました。

  • 19愛ある罰22/12/14(水) 18:43:02

    教師「ウタさん これは読めますか?」


    《慟哭》


    「”どうこく”でしょ?」


    教師「正解です。ではこれは?」


    《救世主》


    「……”メシア”だね!!」


    教師「また正解。次で最後です。これは?」


    《ᚷᚨᚺ ᛉᚨᚾ ᛏᚨᚲ》


    「…………」


    「…わかんにゃい!!!!」

  • 20愛ある罰22/12/14(水) 18:56:08

    __________


    クソ楽譜「くそォ…あの娘全然ルーン文字を覚えない…。”わたし”を歌えないのなら始末したいけど 保護者が常に着いているから手を出せない!!」


    クソ楽譜「あーーーー!!!!あの時 海に流すんじゃなくてこの手で始末しとけばよかった!!!!」


    「……」




    クソ楽譜「……あー!!あの娘!!授業中に寝てやがる!!!!授業中に寝るな!!!!」


    クソ楽譜「…………”寝るな”?____そうだ この国には”あのキノコ”があった!!」

  • 21愛ある罰22/12/14(水) 20:37:32

    「あーっ やっと帰れる!!今日も疲れた!!!!」


    幼女に化けたクソ楽譜「おねーちゃん 疲れてるの?これ食べて元気だして!!」


    「うわ〜♡かわいい色したキノコだ!! ありがとう ひとつ貰うね!!」


    むしゃ むしゃ


    クソ「美味しかった?」


    「うん!!!!」


    シャンクス「ウタ。今日は昨日読みきれなかった本を見るために早く帰るんじゃなかったのか?」


    「そうだった!! じゃあ私はこれで!! 美味しいキノコをくれてありがとう!!!!」


    クソ「うん!!じゃーね!!」ニッコリ


    クソ(解毒成分のある草は全て燃やしたから解毒剤はもう作れないよ〜!!)

  • 22愛ある罰22/12/14(水) 20:40:26

    「……おかしい。」


    シャンクス「どうした?」


    「本を読んでいるのに全然眠くならないの。」ネムクハナイヤナイヤナイヤ


    シャンクス「……そうか。念の為ホンゴウに聞いてみるか。」


    「うん。」

  • 23愛ある罰22/12/14(水) 20:46:29

    彼女は 家族の一人であり医者でもあるホンゴウに相談しました。


    ホンゴウ「もしかしてこのキノコを食べたか?」


    「うん!!かわいい色してて美味しかったよ!!」


    ホンゴウ「!!これは”ネズキノコ”だ!!食べたら死ぬまで眠れなくなるぞ!!!!」


    「へ〜。白雪姫の毒林檎と逆だね。」

  • 24愛ある罰22/12/14(水) 20:50:00

    赤髪の家族は解毒用の薬草を探しましたが どこにも生えていませんでした。


    困り果てた彼らですが あることを思い出します。


    シャンクス「…そうだ!!たしかルフィはウタとの手紙のやり取りで”体が 毒に耐性ができた”って書いてたな!!」


    「うん 少し前に貰った手紙に書いてあったよ。…で なんでシャンクスがその手紙の内容を知ってるの?」


    シャンクス「…そんな事今はどうでもいいだろ。それよりも急いでルフィをここに呼ぶぞ!!!!」覇気電波通信

  • 25愛ある罰22/12/14(水) 20:52:31

    都合よく近くの島にいたため 強い覇気を受け取り事情を聞いたルフィはすぐさまエレジアにたどり着きました。

    シャンクス「よく来てくれたなルフィ。 早速だが ウタにキスしてくれ。」

    ルフィ「?」

    彼の企みは 毒耐性を持つルフィにウタの唇に口付けをしてもらうことで彼女の体内にあるネズキノコの成分を解毒しようとすることでした。

    しかし その意見には反対する者がいました。

    その人物は 赤髪のシャンクスでした。

  • 26二次元好きの匿名さん22/12/14(水) 20:59:49

    シャンクス複数説

  • 27愛ある罰22/12/14(水) 21:09:40

    シャンクス「やっぱり駄目だ!!いくらルフィでもウタとキスするなんて許さないぞ!!大体ウタにはそういうことはまだ早い!!」


    ルフィ「なんだよ 最初にシャンクスがやれって言ったんじゃねェか。それにこのままだとウタが眠れなくて死んじまうんだろ?おれはウタに生きてて欲しいから ちゅーするぞ。」


    シャンクス「…うーーん。……分かった キスしていいぞ。おれはその間 目をつぶってるからな。」


    反対する者がいなくなったため ルフィは顔をウタに近づけようとしましたが 再び意を唱える人物が現れました。


    「…ちょっとまって!!!!」

  • 28愛ある罰22/12/14(水) 21:31:41

    「…さっきまで童話みたいで素敵だと思ってたけど……同情心でキスされたくはないな……」


    ルフィ「 ? 何言ってんだ?」


    「…この際だから言うよ。わたしは昔からルフィのことが好きだったんだよ。いつもわたしと勝負してくれて いつも歌を楽しそうに聴いてくれて。」


    「…だから 好きな人とのキスは”しないと死ぬから”って理由じゃなくて”好きだからする”って理由でしたいの!!」

  • 29愛ある罰22/12/14(水) 21:42:39

    ルフィ「…なんだ!!ウタもおれとおなじ気持ちだったのか!!」


    「…え?ル____!!」


    昔話の王子とお姫様のように ルフィは毒に体を蝕まれたウタに熱い口付けをした。


    シャンクス「……もう終わったか?」オメメトジテル


    ベックマン「……まだだ。」

  • 30愛ある罰22/12/14(水) 22:00:38

    ____しかし その程度では彼女の体を蝕む毒を解毒しきれませんでした。


    ルフィ「好き同士のキスでダメなら どうすればいいんだ?」


    (……ルフィに好きって言われた♡)


    ベックマン「……舌を絡めてみたらどうだ?」


    ルフィ「……?」

    シャンクス「…は?」

  • 31二次元好きの匿名さん22/12/14(水) 22:03:45

    このレスは削除されています

  • 32愛ある罰22/12/14(水) 22:05:24

    どうやらベックマンは ルフィの体液をウタに飲ませれば解毒できると考えたようだ。


    発案者であるベックマンは両手の人差し指で舌を再現して どうやってやればいいかを二人に丁寧に教えてあげました。


    ベックマン「____という感じだ。おれたちは目を瞑ってるからあとは二人で頑張れ。」



    ルフィ「……今ので分かったか?」


    「……うん…」


    ルフィ「……じゃあ やるぞ…」


    「……優しくしてよね。」


    二人は唇を合わせずに大きく口を開いて 舌と舌の先端を絡め合いました。

  • 33二次元好きの匿名さん22/12/14(水) 22:08:25

    まさに童話みたいな感じで淡々と都合良く物語が進んでいく感じいいね

  • 34二次元好きの匿名さん22/12/14(水) 22:17:18

    ……童話でディープキス??

  • 35二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 05:41:59

    >>34

    表現がぼかされているだけ白雪姫でもやる事はやっていた事を教える

  • 36愛ある罰22/12/15(木) 06:38:42

    「へぇ…ヘェ…あ…あぇ……」


    ルフィ「……あぁ…れぇ……」


    (…なにこれ?キスをしている時よりも…ルフィを感じる…///)


    「……ヘェ…ェン……」

    (解毒するには飲み込まなきゃいけないのに……ルフィの舌から離れたくない…ずっと続けていたい……)


    ルフィ「……」

    「……ヘェ?」


    ルフィは舌を彼女から離してしまいました。

    しかし それは唾液を十分彼女の舌に染み込ませたと思ったからではありません。


    「…!!」


    理性の抑えが出来なくなってしまったルフィは今度はウタと唇を合わせた状態で舌を舐め合いはじめました。

  • 37愛ある罰22/12/15(木) 06:54:32

    (しゅ…しゅごい〜!!頭バカになりゅうぅぅ♡)


    ディープキスの最中 頭がとろけてしまったウタは下を動かせずに ただただルフィの舌による愛撫を受け止め続けていました。


    (……もう………らめぇ♡)


    ルフィの唾液が舌に十分染み込みだからか 白紅姫ウタは気絶したかのように眠りに着くことが出来ました。


    ルフィ「…ハァ…ハァ……。おわったぞー。」


    一同「……あ…はい。」


    舌と舌を合わせ始めた時から目を瞑っていた一同はようやく目に置いた手を離して目を大きく開いて状況を確認しました。


    愛娘が助かったというのに 手で目を隠すのをやめた周りは 特に喜べずにルフィに感謝の言葉も言うことが出来ませんでした。


    それほどまでに二人が行った一連の流れは 彼らにとって衝撃の大きいものでした。

  • 38二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 15:19:23

    oh……

  • 39愛ある罰22/12/15(木) 16:19:52

    白と紅の髪色をした彼女を眠らせることは出来ましたが、問題はまだ残っています。

    それは、だれが彼女に”ネズキノコ”を渡して食べさせたのかということです。彼女にそのキノコのことを聞いた時は”食べたか食べてないのか”の質問だけだったため誰から貰ったのかが分かりませんでした。

    しかし 幸運にも”答え”は向こうからやってきたのです。

  • 40愛ある罰22/12/15(木) 16:25:15

    「さてさて わたしを歌うことができない馬鹿娘はもう死んだかな?」

    少女の姿に化けたクソ楽譜は彼女の家の前まで足を運び、ガラスの窓から家の中にいる一団の様子を覗いていました。

    「____あれ?」

    星が輝く夜空の下
    なんと、白紅姫ウタはベッドの上で口を動かしながら眠っていたのです。

    計画が失敗したからか、覗き見をしていた少女の体を模した楽譜はその場で悪意を発してしまいました。

    その放たれた悪意を、ウタを除く一団が見逃すわけがありません。
    彼らは瞬時に今も尚悪意を放ち続ける、少女の体を模した楽譜の元に駆け寄りました。

  • 41愛ある罰22/12/15(木) 16:28:48

    ”おまえがネズキノコをウタに食べさせたのか?”と、怒りの形相をしている彼らに責めよられたため、クソ楽譜は慌てて声も出せずにいました。

    この時点で一同はこの”少女に化けたナニカ”が犯人だと確信を持てていたため、見た目が少女だろうと容赦なく覇気をぶつけて恐怖を与えました。

    すると”ひっ!! ひーー!!”という奇声を上げた”少女の姿に化けたナニカ”は一枚の楽譜に姿を変えました。

    その変化は自分の意思で行っていないため、再び人やピエロのような化け物の姿に戻ることは出来ませんでした。

    こうなってしまってはクソ楽譜はもう自分の意思では動くことも喋ることもできません。

  • 42愛ある罰22/12/15(木) 16:29:41

    あとはこの紙切れをどうするか決めるだけでした。
    赤髪の男は、愛娘を殺されかけたため、”焼却”という童話の中でも生ぬるい部類の罰は与えたくないと言いました。

    「____そうだ!!!!」

    少し考え込んだ赤髪の男は新入りの小人の”ター坊”を呼び、”おつかい”を頼みました。

  • 43愛ある罰22/12/15(木) 16:31:57

    新入りのター坊は小人の仲間と共に船で海を渡り、大冒険家の白ひげの船へと乗り込みました。

    乗り込むと第一に見えた、三日月形の白い髭をした大人間に、赤髪の男が書いた手紙と一枚の楽譜を渡してすぐさま自分の船に戻り、大冒険家の大きな船から離れました。

    ”この楽譜を預ける。”

    楽譜に興味が無いからか、短文しか書かれていない手紙に怒ったのか、白い髭をした大男は楽譜をコップのコースターや台拭きに使うことを決めました。

  • 44愛ある罰22/12/15(木) 16:33:12

    渡された楽譜は濡れてもクシャクシャにしてもすぐに乾いて元の姿に戻るため、宴会後の”台拭き”としてとても重宝されました。

    そしてそれはクソ楽譜に描かれた音符が消えて、ただの紙切れになってしまうまで続きました。

    誰かに歌ってもらいたかった楽譜は誰にも歌われることなく、楽譜としての役目も果たせないまま、”台拭き”として命尽きるのでした。

  • 45二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 16:39:27

    おとぎ話あるあるのアホみたいな末路で笑ってしまった

  • 46二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 16:43:13

    元の童話と比べてまだ優しいエンドなのが恐ろしいところ

  • 47二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 16:46:46

    良かったなクソ楽譜実体があったら
    拷問されてたぞ。

  • 48愛ある罰22/12/15(木) 16:54:59

    クソ楽譜が消えたことで住民はもう命を狙われることがないと安堵し、ようやく心の底から多種多様な音楽を楽しめることができるようになりました。

    一方でクソ楽譜に人生を変えられた白紅姫ウタは、今も尚エレジアに住んでしました。

    そして白紅姫ウタは”新しい家族”と”新しい命”と共に、今日も仲良く楽しく賑やかに、音楽に満ちたこの島で暮らしていました。

    〜END〜

  • 49愛ある罰22/12/15(木) 16:56:06

    >>46


    童話って登場人物全員に容赦ないんですよね。作者が恐ろしいです。

  • 50愛ある罰22/12/15(木) 16:59:03

    他にも ”ウタの家の台拭きとして使われ続けることで ウタの幸せな姿を間近で見続けなければならない”というENDも考えましたが、おバカなウタがいつか楽譜を読めるようになったらクソ楽譜の思う壺なのでそのENDは、やめました。

  • 51二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 17:08:34

    >>50

    よくやった そのENDを採用しなくて正解だった

  • 52愛ある罰22/12/15(木) 18:31:06
  • 53二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 00:37:29

    >>52

    こんなタイトルの映画あったなぁ...

  • 54二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 12:34:42

    >>52

    後始末!?

  • 55愛ある罰22/12/16(金) 19:51:25

オススメ

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