【CP・閲覧注意】ウタ「ずっと一緒だよ！」

[1 1 22/12/14(水) 18:59:35]

あの事件の後、私はある海賊に連れていかれた。
それ以来私はいつも配信をしている。
貧乏海賊団のお金のため、そして何より多くの人に私の現状を知らせるため。
「助けて」「今日も襲われる」「誰でもいいから」
多くの人たちが助けに来てくれたけど誰もあの海賊に敵わない。
当然だ。
世に名を轟かせる正義の海兵の多くはすでに年齢的に衰えていくだけ。
どんな人でも老いには敵わないのだから。
でも私を攫った海賊は違う。
だって…だって…。
私を攫ったあの海賊は…。

[2 1 22/12/14(水) 19:02:02]

「ウタ～メシ出来たぞー」

「ホント！食べるー！」

ぴちぴちの１９歳の大海賊だから♪

[3 二次元好きの匿名さん 22/12/14(水) 19:03:06]

うーんこれは一味の妹

[4 二次元好きの匿名さん 22/12/14(水) 19:03:42]

襲われるって新時代的な意味での襲われるかよ！
こりゃ一本取られた！

[5 1 22/12/14(水) 19:08:06]

ウタ「それでねルフィ今度の配信なんだけど」

ルフィ「お、おう」

ゴードン「ウタ流石に食事中にそんな話は」

ナミ「まだ続けるのね…助けに来た人たちからルフィに守ってもらう遊び」

チョッパー「普通そういうのってやりたがらないと思うんだけどな…危険だし」

ゴードン「皆もこう言ってることだしそろそろやめた方が…」

[7 1 22/12/14(水) 19:13:41]

ウタ「そもそもゴードンが言い出したことだよね？配信で助けを求めて、やってきた人たちから守ってもらえばいいって」

「「「「「「「「「何やってんだお前ェっ‼‼」」」」」」」」」

ゴードン「すまない…」

[8 二次元好きの匿名さん 22/12/14(水) 19:14:12]

なんであんたもいるんだよw

[9 1 22/12/14(水) 19:14:24]

ウソップ「ルフィ。お前も無理して付き合う必要ねぇんじゃねぇか？」

ルフィ「いいんだ！おれウタのしたいこと、やりたいこと全部やらせてやりてぇからよ！」

ウソップ「全部ってお前、いくらなんでも…」

ゾロ「やめろウソップ」

ウソップ「ゾロ…でもよ～」

ゾロ「ルフィが好きでやってることだ。放っておけ」

[10 二次元好きの匿名さん 22/12/14(水) 19:15:42]

配信で救援を求めて、ルフィに返り討ちにさせる「遊び」やってんのか

なにやってんだお前

[11 二次元好きの匿名さん 22/12/14(水) 19:18:03]

いや本当に何やってんだ
と思ったが狂儲の間引き…？

[12 1 22/12/14(水) 19:19:05]

『ルフィ～今日も勝負しよ！』

『…なあウタ。今日は休みせてくれよ』

『何言ってんのもう～。だらしないんだから』

『は？誰のせいだと思ってんだ？お前の起こした事件のせいでこっちは大変なんだぞ？殴れない連中からも狙われるようになったんだ』

『ご、ごめんなさい…』

[13 二次元好きの匿名さん 22/12/14(水) 19:23:04]

お…お？

[14 二次元好きの匿名さん 22/12/14(水) 19:23:27]

あ…

[16 1 22/12/15(木) 00:06:12]

別室にて

サンジ「なあ、アンタ何でそんなこと言ったんだ？」

ゴードン「その…ウタがルフィ君に求められたいと言っていて…その時ウタに本を読ませてしまったんだ」

フランキー「本？」

ゴードン「ああ、女の子なら誰しも一度は憧れる白馬の王子様が出てくる本だ。ウタは想像力豊かな子だ。本を読めば自分を主人公の少女に重ねられるのではないかと。それで満足するのではないかと思ったんだ」

ジンベエ「結果は？」

ゴードン「妄想…いや想像の中だけでは我慢できなかったらしい」

[17 二次元好きの匿名さん 22/12/15(木) 00:09:39]

>>2

ガープ連れてこい

[18 1 22/12/15(木) 00:10:01]

ロビン「それでルフィに求めてもらうためにあんなことしてるのね」

サンジ「もうちょい別の方法はなかったのか…」

ゴードン「まさかあそこまでするとは思わなかったんだ…海軍に追われている時位だと思っていたのに」

ウソップ「助けてって言いつつ幸せそうにルフィに抱きしめられてんのはどうなんだよ」

ゴードン「海賊に襲われていることを証明するためだそうだ」

ウソップ「証明になってねーって」

[19 二次元好きの匿名さん 22/12/15(木) 02:02:16]

迷惑極まりない!!!!

[20 二次元好きの匿名さん 22/12/15(木) 08:15:13]

ほし

[21 二次元好きの匿名さん 22/12/15(木) 08:17:33]

まぁ、ルフィのレベリングにもなるからヨシっ

[22 1 22/12/15(木) 09:53:17]

チョッパー「…ウタってさ、ルフィといるときは元気だけどいないとすごく静かなんだよ」

サンジ「…それがどうした？」

チョッパー「最初はおれたちにはまだ打ち解けてないのかなって思ったんだけど…多分違う。ウタは…ルフィがいないとダメなんだと思う。ルフィがいないといつも思い悩んだ顔してるんだ。」

ゴードン「ウタはもう立ち直ったはずだ…今はただルフィ君のことが好きなだけで…その気持ちが暴れてるだけなんだ」

フランキー「それだけじゃないってことだろ。まともな状態ならあんなこと続けねぇよ」

ゴードン「ウタはいまだに苦しんでいると？」

フランキー「以前とは違うと思うがな。赤髪とも仲良く話せているようだし」

[23 1 22/12/15(木) 10:00:06]

ナミ「う～ん流石にそろそろ何とかした方がいいかも」

ウソップ「ルフィもかなり無理してるからな…」

ゾロ「必要ねぇ」

ウソップ「いやお前、必要ねぇって」

ゾロ「いずれ収まる。それまで好きにさせてやれ」

ブルック「意外ですね。ゾロさんがそんなことを言うとは」

ゾロ「…別に」

ブルック「…？」

[24 1 22/12/15(木) 10:06:02]

ルフィ「う～ん…いいセリフがねぇな」

チョッパー「ルフィが本読んでる！？」

サンジ「おいどうしたルフィ！？お前何でそんな…ウタちゃんのためか？」

ルフィ「ウタを取り戻すときにウタが喜びそうなセリフねぇかなって…」

ジンベエ「…なあルフィ。そこまでして付き合う必要があるのか？お前さんの判断に口を挟みたくないが普段やらないような事をしてまで…」

ルフィ「いいんだ！おれが好きでやってるからよ！」

[25 1 22/12/15(木) 10:09:34]

ブルック「私が思うに…ウタさんはいつものルフィさんが好きだと思うんです」

ゾロ「いきなり何だ」

ブルック「わざわざあんな風に洒落た言葉を見つけて言ってあげるより、もっと単純な言葉の方がいいと思うんです。それこそがルフィさんであり…私もそして何よりウタさんはそんなルフィさんが好きだと思うんです…」

ゾロ「だったら？」

ブルック「ルフィさんは…ウタさんのことが好きでも今のウタさんがやっていることは好きではないんでしょう…一言でいうなら無理して付き合ってるかと」

[26 1 22/12/15(木) 10:14:10]

ゾロ「止めるか？」

ブルック「止めようとするのを止めますよね？」

ゾロ「…あの二人の関係はかなり深い。なにせルフィがガキの頃からの付き合いだからな。お前も分かるだろう？あのルフィが仲間が襲われても殴れなかった相手だ。」

ブルック「比べるものでもありませんが…ゾロさんや以前船に乗っていたビビさんという方にはそんなことないようで…」

ゾロ「ああ。上とか下とかの話じゃねぇ。ルフィはウタを殴れない。明らかに今までとは違う関係の相手だ。おれたちが下手に関われることじゃねぇよ」

ブルック（それでもゾロさんなら一言位何か言うかと思ったのですが…）

[27 1 22/12/15(木) 10:22:36]

―――数日後――

ウソップ「敵襲だ～！」

ジンベエ「あれは…海賊か」

？？？「ようやく見つけたぜ麦わら！歌姫を返せ！」

ウタ（ｷﾀｷﾀ！）「ﾀｽｹﾃー！」

ナミ「また始まったわね…」

ゾロ「…」ｽﾀｽﾀ

ジンベエ「ゾロ？電伝虫なんて持ってどこへ行くんじゃ？」

ゾロ「気にしないでくれ」

？？？「ウタ…今日も元気そうでよかった…」

ウソップ「あの海賊…よく来るな」

ブルック「ですよねー。これで何回目でしょうか」

チョッパー「そんなにウタが好きなのか？あの海賊」

[28 1 22/12/15(木) 10:26:08]

ウタ「ハア…ハア…ありがとうございます！」（ﾜｸﾜｸ）

？？？「いや、無事で何よりだと思ってんすがね」

ウタ「さあ、早くここから逃げましょ」

ルフィ「何やってんだウタァ!!」

ウタ「！」ｷｭﾝ

[29 二次元好きの匿名さん 22/12/15(木) 10:27:44]

赤髪海賊団来ちゃったよおい

[30 二次元好きの匿名さん 22/12/15(木) 12:06:11]

ｷｭﾝじゃないが

[31 二次元好きの匿名さん 22/12/15(木) 22:26:47]

ほ

[34 1 22/12/16(金) 00:51:48]

ルフィ「お前、おれのもとから離れていいと思ってんのか？」

ウタ「はい、すみません今戻ります」（あ～ルフィカッコいい…）

？？？「お前いい加減にしろ！こんな女の子を攫うなんて！それでも海の漢か！？」

ルフィ「聖者でも相手にしてるつもりか？」

[35 1 22/12/16(金) 00:52:29]

ゾロ「見えてるか？」

？？？「ああ…ウタ、顔がゆるんでるぞ。それじゃいつか…いやもうおそいな」

ウタ「すぐ戻るからこの人たちに酷いことしないで！！」（仲間にも見せたことのない表情で見てくるルフィ最高！）

ルフィ「お前ら覚悟は出来てんだろうな？」

ウタ「うっひょ〜♡私を取り戻すために本気になるルフィたまんね～♡」（お願いします！この人たちには何もしないで！）

ゾロ「ただ者じゃねぇな。あんたの娘は」

？？？「そうだろう？ルフィ相手でも不足はないさ」

[36 1 22/12/16(金) 01:00:24]

？？？「麦わら…噂通りの極悪人だなお前は！」

ルフィ「何とでも言え…誰が来ようと」

ウタ「！」(ﾄﾞｷﾄﾞｷ)

ルフィ「おれの仲間は…誰一人…!!!!」

[37 1 22/12/16(金) 01:03:02]

ルフィ「死んでもやらん！」

ウタ「…え」

[38 二次元好きの匿名さん 22/12/16(金) 01:07:34]

セリフ選択ミスりましたねルフィさん

[39 二次元好きの匿名さん 22/12/16(金) 06:11:59]

わがまますぎるっ

[40 二次元好きの匿名さん 22/12/16(金) 12:41:30]

これじゃダメなのか…

[41 1 22/12/16(金) 19:02:25]

？？？「くそ！こうな…た…ら…」

チョッパー「あ、あれ海賊たちが急に眠り始めたのぞ」

ナミ「ブルックアンタ！邪魔したら駄目でしょ！」

ブルック「わ、私は何もしてませんが！」

ゴードン「ということは…ウタか！」

ウタ「ルフィ、なに今の…」

ルフィ「え…何か駄目だったか…？」

[42 1 22/12/16(金) 19:03:50]

ウタ「仲間ってそれ他の人にも当てはまるじゃん。ルフィは私を慰み者として攫ったんだからそこは仲間じゃないでしょ。俺の女とか恋人とか嫁とか妻とか伴侶とか家内とかウタとか」

フランキー「とりあえずおれたちはあの海賊たちを面倒見るか。死なれたら気分が悪い」

ゾロ「必要ねぇ」

ウソップ「またか！」

ゾロ「あいつらの仲間がすぐやってくる。任せときゃいい」

ロビン「…ねぇゾロ。あなた何でそんなこと知ってるの？」

シャンクス「後のことはおれたちに任せろ。ロロノアいつも悪いな」

ロビン「この声…赤髪！？」

ジンベエ「ゾロ。一体どういうことじゃ」

ゾロ「事情は後で話す。とりあえず今は二人を見ていよう」

[43 1 22/12/16(金) 19:06:09]

ウタ「雰囲気台無しだよ…どうしてくれるの？」

ルフィ「ごめんなさい…」

ウタ「何で仲間って言ったの」

ルフィ「いや、その…」

ウタ「何」

ルフィ「ほら、まだおれ海賊王になってねぇしよ！それにシャンクスにだってまだ会えてねぇし！こんな中途半端でウタを自分の物だとか言ったらシャンクスに悪いしよ！ウタだってそうだろ？」

[44 1 22/12/16(金) 19:07:56]

ウタ「ふーんそう。私のためを思ってなんだ」

ルフィ「そ、そうだぞ！おれはウタが大好きだからな！」

ウタ「ルフィ随分と賢くてお利口さんになったね」

ルフィ「おう！おれだってお前のこといろいろ考えてだな！」

ウタ「すごいなールフィってそんな大人になってたんだなー」

ルフィ「まあな！おれもいつまでもガキじゃねぇからな！シャンクスみたいなカッコイイ男になるんだ」

[45 二次元好きの匿名さん 22/12/16(金) 19:10:52]

ウタさんめっちゃ棒読みですやん...

[46 1 22/12/16(金) 19:15:49]

ウタ「もう立派にシャンクスみたいになってるよ」

ウタ「相手のことを思って相手に何も話さず自分で勝手に決めて相手が望んでないことやるなんて…まるでシャンクスみたい。エレジアに置いて行かれた時のこと思い出しちゃったよ」

ルフィ「…」

シャンクス「…」

電話切るか

？

シャンクス「いいんだ…これくらい…恨むのも当然だ…ｸﾞｽｯ」

ウタ「とりあえずウタワールドで再開ねルフィ」

ルフィ「…ﾊｲ」

[47 1 22/12/16(金) 19:16:29]

『ウタワールドのウタは無敵だな！敵わねぇや！』

『ふふふ…そう！この世界で私は無敵なんだよ！』

『無敵の力でおれを攻撃するのは気持ちよかったか？』

『え、えっと…その…ごめん』

[48 1 22/12/16(金) 22:17:21]

>>46

改行ミス

電話切るか？

[50 1 22/12/16(金) 22:35:53]

カク「なんでわしらが攫われた歌姫を助け行くんじゃ？わしらどっちかというと攫う側じゃろ」

ルッチ「赤髪の娘だからか…？」

ステューシー「余計な詮索は駄目よルッチ。私たちはただ任務をこなせばいいだけ」

[51 1 22/12/16(金) 22:43:35]

ロビン「ルフィ敵襲よ！相手はルッチ達よ！」

ルフィ「ハトの奴！？何でこんなところに！？」

ウタ「もしかして私を！？」

ルフィ「ウタちょっと離れてろ。あいつらは強いんだ！」

ブルック「ウタさんこちらへ」

ウタ「う、うん」

[52 1 22/12/16(金) 22:45:00]

ルッチ「流石に強いな。四皇になっただけのことはある」

ルフィ「お前こそ！あの時より全然強いぞ！」

ウソップ「なぁ、ほんとに…やっぱりやめねぇか？」

ヤソップ「うちの頭を信じろバカ息子！」

ウソップ「誰が馬鹿だ！」

サンジ「失敗したらお前ら覚悟しとけよ」

[53 1 22/12/16(金) 22:53:17]

ブルーノ「歌姫ウタ一緒に来てもらおう」ｶﾞﾁｬ

ウタ「え？きゃあ！」

カク「ルッチ！作戦終了じゃ！」

ルッチ「ここまでか」

ルフィ「あ！おい逃げるな！」

ルッチ「仲間の心配をしろ麦わら。特に歌姫のな」

ルフィ「！？」

[54 二次元好きの匿名さん 22/12/17(土) 10:26:49]

h

[55 二次元好きの匿名さん 22/12/17(土) 19:03:24]

☆

[56 二次元好きの匿名さん 22/12/17(土) 20:40:01]

ウタ「…」

ステューシー「流石に元気ないわね」

ウタ「元気あるわけないでしょ」

[57 1 22/12/17(土) 20:41:47]

ウタ（本当に攫われちゃった…私これからどうなるの？もう皆と会えないのかな…）

ウタ「ｳ…ｸﾞｽ…ｼｬﾝｸｽ…ﾙﾌｨ…ﾋｯｸ」

ステューシー「泣いたって無駄よ。誰も助けに来ないわ」

ウタ「ルフィは絶対助けに来てくれるもん！」

ステューシー「どうしてそこで麦わらが出てくるのよ。あなた麦わらに攫われたんでしょ？」

ウタ「ルフィはそんなことしない！」

[58 1 22/12/17(土) 21:03:26]

ステューシー「なぜそんなことが言えるの？新入りのあなたが」

ウタ「ずっと前からルフィのこと知ってたもん！」

ステューシー「へぇ…じゃあいつもの配信は何？」

ウタ「…」

[59 二次元好きの匿名さん 22/12/18(日) 08:40:54]

ほ

[60 二次元好きの匿名さん 22/12/18(日) 14:11:57]

演技って言ったら何されるか分からんぞ...

[61 1 22/12/18(日) 20:01:29]

ウタ「…夢を見るんです」

ステューシー「夢？」

ウタ「はい…それで…怖くなって」

ウタ（何言ってるんだろ…この人は敵なのに。でも…誰でもいいから聞いてほしいな…最後かもしれないし）

ステューシー「どうせその夢には麦わらが出てくるんでしょうね…それでどんな夢なの？」

ウタ「いつも通りにルフィと一緒にいると…ルフィが…ｳ…ｸﾞｽ」

[62 1 22/12/19(月) 00:12:54]

『ルフィ！フランキーが私たち用の部屋作ってくれたよ！今日からは二人で寝ようね！』

『一緒に寝るのか？何で？』

『ルフィと一緒に寝たいから！』

『あ！分かったぞ！またウタワールドに連れ込んでおれに攻撃するつもりだな！』

『そ、そんなことしないよ！』

[63 1 22/12/19(月) 00:13:13]

『フフ、ルフィだ～い好き』ｷﾞｭ～

『なあウタあんまりきつく抱きしめないでくれよ』

『や～だ～』

『なあウタ。おれのことボコボコにするの楽しかったか？』

『……っ！！！…ﾋｸｯ…ｸﾞｽ』

[64 1 22/12/19(月) 00:13:32]

『ルフィ！また私のパンケーキ食べたの！？』

『わりぃわりぃ。腹減っちまってよ』

『最低！信じられない！もうルフィなんて嫌い！』

『じゃあ次の島で降りろよ』

『え…』

『船長が嫌いなんだろ？なのに無理してその船に乗る必要ねぇだろ？次の島に置いてくからな』

『る、ルフィ今のは冗談で』

『嘘つくなよ。嫌いだから俺のこと殺そうとしたんだろ？』

[65 1 22/12/19(月) 00:14:06]

『なあウタ。おれはお前のこと一発も殴んなかったのにお前は何度も攻撃してきたな』

ルフィはこんなこと言わない。分かっているのに目の前の何かがいう言葉が耳から離れない。

『ウタワールドで良かったよ。現実だったらおれ死んでたかもな。お前が殺した人たちみたいに』

やめて。やめて。ルフィの顔で、姿で、声でそんなこと言わないで

『あ、でもお前現実世界でもおれのこと殺そうとしてたんだっけ』

[66 1 22/12/19(月) 00:14:34]

ルフィの船に乗ってから、寝るといつも夢を見る。ルフィが私を責める夢

これって夢なのかな。もしかしてルフィと楽しく過ごしてる向こうが夢なんじゃないかな…
だって私は、ルフィに酷いことして、麦わら帽子も傷つけて、殺そうとして…
そんな私を許してくれるわけなくて…でも私は許してほしくて
それであんな夢を見てるのかな…ルフィと楽しく過ごしてる夢を

[67 1 22/12/19(月) 00:15:14]

『ルフィ…』ｷﾞｭ

『どうしたウタ？』

『胸の傷…2年前のだよね…痛くないの？』

『ああ！こうしてウタと抱き合いながら寝てたらあの時の痛みなんて消えちまうよ！』

『フフ、良かった～』

『なにせウタに攻撃された時のこと思い出しちまってよ！ウタの攻撃に比べたら他の攻撃なんて全然痛くねぇからな！』

『え…』

[68 1 22/12/19(月) 00:15:56]

『どうした？ウタ？』

『ごめん…ごめんなさい…』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

『なんで謝るんだ？お前は悪いことした訳じゃないだろ？』

『…わた…私が…悪かったです…』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

『だから…もう…そんなこと…言わないで…』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

[69 二次元好きの匿名さん 22/12/19(月) 00:23:25]

夢の内容はルフィに直接言えよ！
そんで本人からそんなのただの悪い夢だって言ってもらえよ！

[70 二次元好きの匿名さん 22/12/19(月) 00:26:18]

言いたくても言えないのがトラウマなのだ…
否定してくれると頭ではわかっていても「もしも」があったらと思うと怖くて言えないものなのだ…

[71 1 22/12/19(月) 11:07:04]

『なあウタ。ナイフで刺すのってどんな気持ちなんだ？』
『幼馴染を攻撃するってどんな気分なんだ？』
『おれはウタを攻撃しなかったのにウタはおれに攻撃できるんだな』
『おれってその程度か？好きって気持ちはおれだけか？』
『そんなもんかお前の気持ちは？』


『もう…もうやめて…あんなこと…もうしないから…ずっと謝り続けるから…だから…もう…やめて…ください…』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

[72 1 22/12/19(月) 11:07:56]

―――――――――

『ん…』

『ウタ…目が覚めたかい』

『ゴードン？…ここどこ？ルフィは？』

『…もういないよ』

『…え』

[73 1 22/12/19(月) 11:08:21]

必死になって港に向かった
そこで見えたのは
私から遠ざかっていくルフィの背中だった

[74 1 22/12/19(月) 11:11:10]

『待ってえぇぇぇぇぇぇぇ‼‼』

『置いてかないでえぇぇぇぇぇ‼‼』

『ルフィィィィィィ‼‼』

『もうあんなことしないから‼‼もうわがま…ｹﾞﾎわがまま言わな…ｶﾞﾊ…いから‼‼』

『パンケーキも要らないから‼‼何もしなくていいから‼‼』

『傍に居させてくれるだけでいいから‼‼』

『戻ってきてえぇぇぇぇぇ‼‼』

『ひとりにしないでえぇぇぇぇぇ‼‼』

『嫌だぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ‼』

[75 1 22/12/19(月) 11:11:28]

『もう遅いよ…行ってしまった』

『あんなことをした私が悪かったからぁ……！置いていかないで……』ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

[76 1 22/12/19(月) 11:11:52]

お願いルフィ…置いていかないで…
ルフィの言うことなんでも聞くから……！！
だからお願い…ひとりにしないで…

[77 1 22/12/19(月) 11:13:00]

ウタ「そんな夢…ｳ…ばかり見てしまって…ｸﾞｽｯ…それで怖くなって…ルフィは私が…ﾋｯｸﾞ…どこかにいこうとしたら引き留めようとしてくれるってことを…実感したくて…ｴｸﾞｯ…その間だけは…安心できて…だからルフィに…お願いして」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ステューシー「あんなことをしたってことね」

ウタ「はい…」

[78 二次元好きの匿名さん 22/12/19(月) 22:09:47]

トラウマがキツイ…

[80 1 22/12/20(火) 08:09:10]

ステューシー「…ねぇあなた。なぜ麦わらがあなたを助けようとした海賊や海兵と戦うか分かる？」

ウタ「…？私がお願いしたからじゃ…」

ステューシー「それだけじゃないわ」

[81 1 22/12/20(火) 08:09:25]

ステューシー「あなたと離れたくないからよ」

ウタ「それは…分かってます」

ステューシー「いいえ、あなたは分かってないわ」

[83 二次元好きの匿名さん 22/12/20(火) 23:25:30]

保守

[84 1 22/12/20(火) 23:51:45]

ステューシー「あなたが今抱えている気持ちを、あなたは麦わらに味合わせようとしていたのよ。あなた今すっごく寂しいでしょう？攫われて不安でしょう？」

ステューシー「でもね、それは麦わらも同じ。いいえ、麦わらはずっとその不安に耐えてきたのよ。あなたが攫われるふりしてる時、麦わらは内心穏やかではなかったでしょうね。その計画を喜々として話すあなたに対しても…」

ステューシー「もし本当にあなたが攫われたらどうしようって。もし負けたらまたあなたがいなくなってしまう。もう二度とあなたを一人にしたくないのに。ずっと一緒にいると決めたのに」

[85 1 22/12/20(火) 23:52:11]

ステューシー「どうしてまた自分の元からいなくなるようなことを楽しそうに話すのか。だからあなたのお遊びにも本気だった。あなたを奪おうとする奴は誰が相手でも許さなかった」

ステューシー「あなたのことが本当に好きだから。仲間ではなく一人の女性として」

[86 1 22/12/20(火) 23:52:54]

ウタ「ルフィが私を…」

ステューシー「ええ、あなたが大好きで大好きで堪らないのよ」

ウタ「あなたに幸せになってほしくて、でも自分から離れてほしくなくて、そんな自分にできることを精いっぱいやろうとしたの。だからあなたのいうことは何でも聞いた。無茶なお願いでもね」

[87 1 22/12/20(火) 23:53:04]

ステューシー「あなたはどうなの？麦わらのこと好き？」

ウタ「…好きです…会いたい…ルフィと…ｸﾞｽｯ…ずっとずっと一緒に居たい…」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

[88 二次元好きの匿名さん 22/12/20(火) 23:53:24]

ステューシーさんフォローの達人やん…

[89 1 22/12/20(火) 23:54:19]

ステューシー「それ麦わらに言った？」

ウタ「言ってないです」

ステューシー「ならちゃんと言いなさい。男ってバカだから…自分は言わなくても分かるだろうって思ってるくせに女からはきちんと言ってほしいのよ」

ウタ「…ルフィはそんな男じゃないもん」

ステューシー「皆一緒よ。愛する人からは言われたいの」

[90 1 22/12/20(火) 23:55:18]

ウタ「でも…もう…」

ステューシー「信じなさい。あなたの愛した男を」

[91 1 22/12/20(火) 23:57:36]

ルフィ「ウタァ！無事か！」

ウタ「ルフィ…！」

ステューシー「何してるのよブルーノ」

ブルーノ「すまないステューシー。歌姫の元へ送れと脅され」

ステューシー「仕方ないわね。勝ち目もなさそうだし逃げましょう。」

[92 1 22/12/21(水) 00:00:16]

ウタ「あ、あの！」

ステューシー「何？」

ウタ「その…ありが「駄目」…え？」

ステューシー「感謝なんかしちゃだめよ。私じゃないでしょ」

ウタ「…はい」

ステューシー「また配信してね。今度はあなたの歌が聞きたいわ。…それじゃ、バイバイ」

[93 1 22/12/21(水) 00:01:59]

ウタ「ルフィ…」

ルフィ「ん？」

ウタ「ごめんね…今までさ、私すごい酷いことお願いしてたよね。ルフィ嫌な思いしてたよね」

ルフィ「ししし、気にすんな！おれは強いからな大丈夫だ！」

ウタ「…ありがとう」

[94 1 22/12/21(水) 08:19:49]

シャンクス「今回はありがとうございます」

？？？「構わん。君の頼みだ。2度目はないがな」

シャンクス「分かっています」

？？？「もう帰りたまえ。いつまでもここにいるのはまずいだろう」

シャンクス「では最後に一つ。ウタが新しいチャンネルを立ち上げて配信をするそうです。その配信の邪魔をしないでください」

？？？「内容は？」

シャンクス「…ｳ…ｸﾞｽｯ…麦…ﾋｯｸ…麦わらとの…イ…イチャイチャラブラブ航海記」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

？？？（初日に削除しよう）

[95 1 22/12/21(水) 08:20:15]

ウタ「ゴードンも、皆も、そしてシャンクスたちも、本当にごめんなさい！」

シャンクス「いいんだおれたちの苦労くらい。安いもんだ」

ゴードン「シャンクスの言う通りだ。君が無事で良かった」

ナミ「でもこれに懲りたらもうあんなことするんじゃないわよ」

ウタ「うん！もうあんなことしない」

[96 1 22/12/21(水) 08:20:41]

フランキー「なるほど鷹の目経由でゾロのことを知ってゾロを連絡役にしたのか」

シャンクス「ああ、ウタがそっちでも上手くやれるか心配だったんでな。本当はヤソップの息子にしようと思ったんだが…ヤソップはあいつは止めとけって言うんでな！」

ウソップ「ぐぬぬ…あの親父め」

サンジ「今まで何度もウタちゃんを助けに来てた連中…あれもあんたのとこの？」

シャンクス「ああ、新入りのロックスターだ！まあウチに入ってもう2年くらいたつがな」

ロックス・ター「どうも」

シャンクス「何度も何度も繰り返してるうちに誰も来なくなっただろう？だからウチから色んなやつを派遣してたんだよ！」

[97 二次元好きの匿名さん 22/12/21(水) 17:39:00]

ほ

[98 二次元好きの匿名さん 22/12/21(水) 19:01:26]

ステューシーさん優しい…

[99 1 22/12/21(水) 21:18:04]

フランキー「まあ、それはいいんだが今回の作戦は何なんだ？」

シャンクス「一度本当に攫われればウタも考えを改めると思ってな」

ロビン（四皇は確かに世界政府も無視できない存在でしょうけど…まさかCP0が出てくるなんて…赤髪は一体何者なのかしら…）

ナミ「危険すぎない？もし本当にウタが攫われたら」

ウタ「そうそう、私怖かったんだよ！」

シャンクス「おいおい、お前たちがそんなことを言うのか？」

[100 1 22/12/21(水) 21:18:38]

シャンクス「お前たちなら分かっているだろう。ルフィなら必ず助けに行くって。今のルフィはただ度胸があるだけじゃない。世界を相手に仲間を守れるくらい強くなったんだ。いまのルフィなら大丈夫だろうと判断したんだが…どうやらおまえたちはそこまでルフィを信じてるわけではないようだな」

ナミ「何言ってんの！？信じてないわけないじゃない！」

チョッパー「そうだぞ！ルフィはいずれ海賊王になる男だ！」

ウソップ「ただアンタ事そこまで信用していいか迷ってただけだ！」

[101 1 22/12/21(水) 21:19:02]

ゾロ「で、これからどうするんだ？」

シャンクス「ん？通信のことか？もちろん続けてくれ。ルフィに気づかれないようにな」

ウタ「…ねぇシャンクス」

シャンクス「なんだ？ウタ」

ウタ「私、もう大丈夫。まだ不安はあるけど、一つだけ確かなことがあるから」

[102 1 22/12/21(水) 21:19:31]

ウタ「ルフィは私を置いてかない。それだけで私はもう大丈夫だから！」

シャンクス「そうか！なら安心だ！」

ウタ「…でさ～ちょっと相談なんだけど」

シャンクス「ん？どうした」

[103 1 22/12/21(水) 21:27:42]

ウタ「その…そのね。ルフィのことは信じてるけど、それとは別に何かこう…証が欲しいの。何か不安とかそんなの関係なく、ルフィにどこにも行くなとか言われるの好きなの。ルフィに気遣われたりするとすごいふわふわして気持ちいいの。ルフィに縛られてるのが気持ちいいの。だから私もルフィを縛りたい。そしてルフィにもっと縛られたい。体ではなく心を。その証が欲しいの。私たちを互いに縛っている証が」

ベックマン「男女の証ならあれしかないだろう」

シャンクス「ベック！？お前いつの間に」

ベックマン「流石に今回はゴードンやおれたちじゃ力になれない。女性陣に相談しろ」

シャンクス「…待て、お前まさか！？」

ベックマン「電話を切る。これ以上はお頭が持たない」ﾌﾞﾂ

[104 1 22/12/21(水) 21:27:59]

ウタ「あれって何だろう？」

ナミ「最後にとんでもない爆弾残してったわね…」

ロビン「これは…確かに男性では難しいかも」

ナミ「女性でも難しいわよ」

[105 1 22/12/21(水) 21:48:21]

別室にて


チョッパー「流石にまだ早いと思うぞ」

ゴードン「しかしそれではウタが」

ゾロ「ならあんたが教えてやれ」

ゴードン「私が！？」

[106 1 22/12/21(水) 21:49:00]

ナミ「ウタには…愛する人同士でやることって教えておくから…後はお願い！」

ゴードン「む、無理だ！いや、しかしそれでは…だが…」

サンジ「まあ、教えるなら避妊とかは絶対だな」

ブルック「国王ですしそのあたりは大丈夫でしょう」

フランキー「マジになりすぎるなよ？あんたが必死すぎるとウタがビビる」

ゴードン「あまり本気にならないよう冗談を交えつつ…でも必要なことを伝えて…それでも笑えるような感じで…軽いジョークでも混ぜつつ…ルフィ君は自前のゴムがあるだろう的な…　よし、やってみよう…だが皆も協力してくれ！」

[107 1 22/12/21(水) 21:49:17]

シャンクス「やめろォ～～～～！」

ゴードン「シャンクス！？」

シャンクス「そんなことは絶対に許さん！抱きしめあうまでだ！それ以上やったら麦わら海賊団を滅ぼす！」

ベックマン「大人げないぞお頭。ウタももう大人だぞ」

シャンクス「知るかそんなもん！おいゴードン！お前あの時なんて言ったかもう忘れたのか！？

[108 1 22/12/21(水) 21:49:31]

シャンクス「『誰よりも長くウタの傍に居ながら何も出来なかった。だから今度こそウタの幸せのために何かしたい。それこそが償いであり、それが終わってようやく私も前を向いていける。』ウタの為にそこまで言ってくれるお前なら大丈夫だろうと信じたんだぞ！」

ゴードン「シャンクス…しかし」

シャンクス「クソ！やっぱりお前にウタを任せたのは間違いだった！」

ゴードン「それは本当にそう思う」

[109 1 22/12/21(水) 21:49:59]

ロックスター「そもそも今お嬢と麦わらさんはどういう関係で？告白したんすか？どこまでいってるんすか？」

ゾロ「…分からない」

ロックスター「え」

ゾロ「告白した様子はない。だがウタは自分はルフィの女だと言っている。ルフィもウタのことを特別に思っているはずだ」

ロックスター「それってどういう」

[110 1 22/12/21(水) 21:50:34]

ブルック「私が思うにお二人は言葉にしていないだけではないでしょうか。言葉にして関係を変えずとも今の関係性に満足してるはずでしょうから」

フランキー「それと二人にそういった知識が無いって可能性もあるな。ルフィはもちろんウタもだ」

シャンクス「じゃああいつら恋人って訳じゃないのか！？野郎ども！すぐに船出すぞ！ウタを取り戻す！」

ベックマン「お頭落ち着け」

シャンクス「これが落ち着いていられるか！恋人でもない男と色々するなんざ間違ってるだろ！」

ベックマン「これからなるんだよ」

[111 1 22/12/21(水) 21:51:03]

ゾロ「もう一発やればいいんじゃねーのか？」

サンジ「お前面倒になってるだろ」

ゾロ「誤魔化すとして、何かいい方法があるのか？」

ナミ「キスで我慢する」

ゴードン「それは駄目だろう。以前ウタが言っていた。ベックはいろんな人とキスをすると。だからそれでは満足しないだろう」

[112 1 22/12/21(水) 21:51:45]

シャンクス「ベックお前船下りろ」

ベックマン「違うんだお頭。誤解だ」

ナミ「キスの次ってもうあれしか思い浮かばないんだけど…」

シャンクス「何かねェのか！泥棒猫！」

ナミ「その名前で呼ばないでくれない！？」

ロックスター「…一つ聞きたいんすが…幼馴染であるお二人は子供のころどういう風に過ごしてたんすか？」

[113 1 22/12/21(水) 21:52:05]

シャンクス「お、知りてぇか！じゃあ教えてやる！ウタはな、ルフィのお姉さんみたいな感じでな！そりゃまあ事あるごとにルフィの相手をしてやってたんだ！ルフィもウタとは楽しそうに毎日遊んでてな！いやもうほんと同年代の友達ってのはいいもんだな！それでな、ルフィは女とか興味なさそうだろ？ないんだよ！なのにウタは殴れねぇんだよ！おれはなロックスター、ルフィは実は昔からウタのことが好きだったんじゃないかって思ってたんだよ。あのルフィがおれと喧嘩するなんざただ事じゃねぇ。あいつはあのころからウタに惚れてたんだ！それでな？自分で言うのもなんだがウタはエレジアにいる時おれ達に捨てられたと思ってたんだ。そんなウタを支えたものは何か？ウタは昔ルフィからもらったあのマーク、もっと言うとルフィとの思い出やら誓いやらを心の拠り所にしてたんじゃねぇかとおれは思ってる。今思えばウタの歌にはルフィを連想させるワードがあるんだよ！そう考えると実はウタもルフィのことが前から好きだったんじゃないかって思ってるんだ！子供の時は自分の気持ちを理解できていないだけでお姉さん感覚だったが久しぶりに再会した幼馴染に心奪われちまったと思うんだよ！まあ仕方ないよな！そもそもウタと関わりのある男子ってルフィしかいないからな！これも運命だ！なあお前ら。おれはウタからルフィが海にでたばかりのころは音楽家を仲間にしたがっていたと聞いて驚いた！海に出たばかりのルフィにとって音楽家といえばウタだ！きっとウタのこと忘れられなかったんだろうな～！再開したときの話聞いたか？ルフィもウタも12年ぶりに会う幼馴染をすぐにわかったそうだぞ！確かにウタの髪は特徴的だが、それでもあのルフィが昔のことを覚えてるってことはそりゃもう色だとか特長だとかじゃなくてルフィの心に強く残ってたってことなんだよ！子供のころは友達の延長線上でしかなったが大人になってあいつらもようやくそういう気持ちになってきたわけだ。そもそもな…おれはあの二人の様子を見てて思ったんだ！きっとこいつらは…」

[114 1 22/12/21(水) 21:52:21]

ベックマン「もういいだろ…それで何かわかったか？」

ロックスター「確認しますが…お二人用の空間は？」

ジンベエ「いやないな」

[115 1 22/12/21(水) 21:52:43]

ロックスター「ならこういうのはどうですかね。お二人用の部屋を作りそこで過ごしてもらう。他人には邪魔されない空間。何をするも二人の自由。しかし一見自由に見えて閉ざされた空間で二人きり。相手を無視することなんざ出来はしない。自由に見えて相手に行動を縛られる。しかしそれは相手が何か言ってくるのではなくあくまで自分が勝手に気遣ってるだけ。それが続けばいつしか二人の間では相手に縛られた行動をするのが普通になる。そう、それこそ夫婦のように」

ゾロ「続けろ…」

ロックスター「お二人は恋愛を知らないままお互いを好きになっちまったと思うんです。異性愛と友愛の違いも分かってない二人に下手に告白とかさせて順番決めるより気づいた時にはゴールインしてた的な方がいいと思うんすがね。」

シャンクス「ベットはもちろんシングル二つだよな？」

ロックスター「それで問題ないと思ってます。いざとなったらくっつければいいんで」

シャンクス「何言ってるんだ。ベットは部屋の対角線上に配置。間には仕切りを置いて見えないように。そしてベットは絶対に動かないように固定するんだ」

ゾロ「配置はこっちで決める。アイディアだけ出してくれ」

[116 1 22/12/21(水) 21:53:21]

ロックスター「後は…二人が一気にベットインしないかどうかですかね。何も知らずに本能のままにやるとかまずいんで」

フランキー「それを気にするなら二人きりの部屋はまずくねェか？」

ロックスター「愛し合った二人なら行為自体は問題ないと思ってます。ゴムさえあれば」

ウソップ「…まあそうか」

[117 1 22/12/21(水) 21:53:49]

ロックスター「確認ですが、お二人の性知識は？」

フランキー「0だな。ルフィにあるわけねェし」

ゴードン「ウタは…そちら次第だな」

ベックマン「何も教えちゃいねェよ」

ロックスター「つまり二人は何も知らないってことですね。なら後は順番に教えていけば大丈夫でしょう」

ゾロ「結局振り出しに戻ってんじゃねぇか」

ロックスター「ここは避けて通れない問題ですんで。周囲が頑張るしかないと思ってんすがね」

[118 1 22/12/21(水) 21:54:12]

ロックスター「お嬢にはそちらの女性陣で、麦わらさんにはこっちも含めた男性陣で教えることにしましょう

チョッパー「分かった」

ナミ「こっちの負担でかすぎでしょ！？」

ロックスター「でもそうするしかないんですよ。後々どうなるにせよ最初の一歩を学ぶときは同性の方がいいはずです」

ナミ「それは…そうだけど…あーもー分かったわよ！やってやるわ！」

[119 1 22/12/21(水) 21:54:32]

「ウタちょっと話が」

「何？」

「ルフィ君…話がある」

「何だ？」

[120 1 22/12/21(水) 22:10:45]

シャンクス「それでどうだ？二人の様子は」

ゾロ「別の問題が発生した」

シャンクス「どういうことだ！？」

ゾロ「二人の時間を作りすぎてな…一緒にいるのが当たり前になったらウタがルフィと離れることに耐えられなくなって…」

[121 1 22/12/21(水) 22:11:20]

ウタ「やだやだやだ～ルフィと離れたくない～」

ルフィ「ウタ…おれも一緒にいたいけど…少しだけだから、な？」

ウタ「やだ！」

ルフィ「わがまま言うな！」

ウタ「うううううううううう！」



ゾロ「って感じだな。知恵貸してくれ」

[122 1 22/12/21(水) 22:11:38]

ロックスター「余計悪化しそうな気がするんですがね…まあそれなら離れててもそばに感じられるように物で繋がるってのはどうですかね？」

ゾロ「物か…」

ロックスター「何でもいいかと…アクセサリーでもグッズでも」

ベックマン「いきなり強く引き剥がすなよ。徐々にやってくんだ」

ゾロ「よし…相談してみる」

[123 1 22/12/21(水) 22:12:04]

数日後


シャンクス「どうだ二人の様子は？」

ゾロ「まあ、マシになったな」

ベックマン「どんな具合に？」

ゾロ「どちらかが船を下りるときはウタにルフィからのプレゼントで耐えてもらってる」

ロックスター「プレゼント？」

ゾロ「指輪だ」

シャンクス「ベック今すぐ麦わらを殺しに行くぞ」

[124 1 22/12/21(水) 22:12:29]

ベックマン「落ち着け…指輪だと？」

ゾロ「ウタが離れるならこれを買ってっつってな」

シャンクス「そんなもんおれがいくらでも買ってやる！」

ロックスター「…船を下りるときは…？なら船にいて離れるときは？そういう時もあると思うんすが」

ゾロ「…赤髪を超えるなら片手でも戦えるようにならなきゃねってよ」

ロックスター「意味が分からないんすが」

[125 1 22/12/21(水) 22:12:45]

ゾロ「船にいるときはルフィの左手を持ってる。離れても伸ばせば大丈夫だからな」

シャンクス「…左腕取ってくる」

ベックマン「何するつもりだ」

シャンクス「ウタに送る！」

ロックスター「絶縁されると思うんすが」

[126 1 22/12/21(水) 22:13:05]

ゾロ「まあでも、以前よりは少しずつマシになってる。このまま行けば大丈夫だろう」

ベックマン「そうだな。おれたちも知恵を貸そう」

シャンクス「こんなのはどうだロロノア？まずおれがそっちにいってだな」

ロックスター「お頭…」

[127 1 22/12/21(水) 22:13:31]

ある日のサニー号にて


ウソップ「敵襲だ～‼」

ルフィ「よし行ってくる！ウタここにいろよ！」

ウタ「うん！」

[128 二次元好きの匿名さん 22/12/21(水) 22:13:45]

そろそろお父シャンからお爺シャンになることを受け入れろシャンクス……

[129 1 22/12/21(水) 22:15:04]

ウタ「暇だな～」

ウタ「…」

ウタ「ルフィの手…すっごくおっきい…」

ウタ「はむ…ん…チュ…んむ…」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ

ルフィ「…！」ﾋﾞｸ

サンジ「ルフィ？どうした覇気が乱れたぞ」

ルフィ「な、なんでもねぇ！」

[130 1 22/12/21(水) 22:15:56]

ウタ「ルフィ…ルフィ～」ﾑﾈﾆｷﾞｭｰ

ルフィ「ウ…グ…」

チョッパー「ルフィ！大丈夫か！」

ルフィ「だ、大丈夫だこれくらい…」

ゾロ「大丈夫じゃねェだろ…すぐに終わらせるから待ってろ」

[131 1 22/12/21(水) 22:16:20]

ブルック「なんとか退けましたね」

フランキー「とりあえずルフィ。ウタが収まるまでお前は戦わなくていいからそばにいろ」

ルフィ「すまねェ」

ウソップ「気にすんな！そうやって助け合うもんさ仲間ってのは。だからお前はウタちゃんを助けてやれ！」

[132 1 22/12/21(水) 22:34:18]

ウタ「それで急いで来てくれたんだ」

ルフィ「あ、ああ」

ウタ「良い人達だよねホント…」

ルフィ「ああ、あいつらがいなきゃおれはここにはいねェ」

[133 1 22/12/21(水) 22:34:31]

ウタ「ねぇ…」

ルフィ「ん？」

ウタ「ルフィも聞いたんだよね…その…えっちなこと」

ルフィ「…おう」

ウタ「私ね…ルフィとなら…いいよ」

ルフィ「…おれもウタとなら…ウタがいい」

「「…」」

[134 1 22/12/21(水) 22:34:45]

ウタ「今夜にでもゴードンに色々聞いてみる。王様だし…いろいろ知ってそう。男の人の話も聞きたいし。初めてだからこそ少しでもいい思い出になるようにしたいんだ」

ルフィ「…おれもナミにでも聞くかな…初めてでよく分からねぇし。女のことは女に聞くのが一番だ。あんまし器用じゃねぇし、いいやり方あればいいんだけどな…」

[135 1 22/12/21(水) 22:35:03]

シャンクス「聞いてくれベック！ウタがルフィがそばにいなくても暴れなくなったそうだぞ！」

ベックマン「聞いてるよ…ウタの気持ちも落ち着いてきたってことだな」

シャンクス「ああ…何も焦ることはなかったんだ…時間が解決してくれたんだ…何焦ってたんだろうなおれたち」

ベックマン「外野は余計なことするなって話さ」

シャンクス「これからは静かに見守ろう…今後も頼むぞロロノア」

[136 1 22/12/21(水) 22:35:27]

ウタ「ルフィ…今日は…一緒に寝よ…」

ルフィ「何言ってんだ！今日も明日も明後日も！一生一緒だ！」

もう悪夢は見ない…いや、見たって大丈夫
もうあんな偽物には負けない…だって私のそばには

ウタ「ルフィ！また嫌な夢見ちゃった！ギュってして！」

ルフィ「またか～毎日見てるな～お前！」

ウタ「えへへ…そう！毎日見てるの！だからルフィ！私を安心させて！」

いざってとき頼りになる大好きなルフィがいるから！
一生一緒にいてくれるから！

[138 1 22/12/21(水) 22:36:39]

ずっと一緒だよ！！

[139 1 22/12/21(水) 22:41:02]

ルフィ「ウタ…生きててくれて本当に良かった…お前と再会できて…生きてるって分かった時、おれ本当にうれしかったんだ…これからもずっと一緒にいて、いろんな勝負しような…今のところおれの全勝だけど！」

ウタ「…！な、なに言ってるの！…わた、私…まだ…ｸﾞｽｯ…1回しか負けてないけど！」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

ルフィ「ウタは卑怯な手使うからその分は無しだ！」

https://bbs.animanch.com//img/1197584/1

ウタ「…ﾋｯｸﾞ…ﾌﾌ…負け惜しみぃ～」ﾎﾟﾛﾎﾟﾛ

[140 1 22/12/21(水) 22:41:12]

そのまましばらく平和な日常が続き…
二人は部屋で過ごしたり、皆で食事をしたり、部屋で過ごしたりして…
ある日のこと

[142 1 22/12/21(水) 22:58:58]

ウタ「妊娠しちゃった///」

ルフィ「させちまった!」

チョッパー「医者ァ～～～～～～!!!」

ゴードン「すまない！…私がルフィ君はゴム人間だからゴムは要らないんじゃないかと冗談でいってしまったんだ！」

「「「「「「「「「何やってんだお前ェっ‼‼」」」」」」」」」

おしまい

[143 二次元好きの匿名さん 22/12/21(水) 23:00:02]

>>142

ゴードン最後にとんでもないやらかししてて草

[144 二次元好きの匿名さん 22/12/21(水) 23:11:22]

>>113

シャンクスはさぁ…めんどくさい人？

[145 二次元好きの匿名さん 22/12/22(木) 03:25:20]

ゴードンお前船乗れ

[146 二次元好きの匿名さん 22/12/22(木) 14:57:19]

ゴードン…嘘だよな…？

[147 二次元好きの匿名さん 22/12/22(木) 21:59:23]

まあ子供できちゃうのは仕方ないよね
多分隙あらば新時代してたことだろうし

[148 二次元好きの匿名さん 22/12/22(木) 22:11:13]

ゴードンお前…

[149 二次元好きの匿名さん 22/12/23(金) 08:05:30]

草

[150 二次元好きの匿名さん 22/12/23(金) 19:27:49]

乙！面白かった！
素晴らしいssをありがとう