- 1ご注意◆vZd4MSjYDP/B22/12/15(木) 15:14:16
当ssは
このスレ
キスするときにつま先立ちしてそうなウマ娘ランキングナンバーワン|あにまん掲示板本文は思いつかなかったので落としてくださいbbs.animanch.comを(勝手に)参考にして勢いで書いたものです。
若干のトレウマ要素を含んでいる気もするのでご注意下さい。
- 2前置き◆vZd4MSjYDP/B22/12/15(木) 15:15:24
「なんやこの着順は!?結局ちっこい順やないか!」
タマモクロスがそれを見つけたのは、なんの気なしに始めた、いわゆる「エゴサーチ」中のことだった。
「キスするときにつま先立ちしてそうなウマ娘ステークス」。あるSNS上で、匿名の誰かたちが独断と偏見をもとに架空のこのレースについて議論していた。
そして、あまり名誉とも言い難い一着に(勝手に)選ばれていたのは、当のタマモクロスであったのだ。
なお『写真判定』や『展開予想』により、ライスシャワー、ナリタタイシンなども入着では、サイレンススズカもアリでは、などと議論が進んでいたが、一着は概ね確定の雰囲気である。
この結果に、届かないとわかっていても、彼女は声をあげずにいられなかった。
「審議!審議やでこれは!」
「どのあたりに?」 - 3タイシン◆vZd4MSjYDP/B22/12/15(木) 15:16:12
「まずな、スれて普段も背伸びしがちなタイシンの方が、そういう…チューとかする時も背伸びすんの、めっちゃ似合うやん!なんでウチのが上やねん!」
「うーん。そのイメージと同じかそれ以上に、タイシンのお相手の方が屈みこんでしてそう、ってイメージがあるからじゃないか」
「なんや、ウチにはそういう気ぃ使わん相方がお似合いや言いたいんか?」
「そうじゃないけど」 - 4ライス◆vZd4MSjYDP/B22/12/15(木) 15:17:07
「ほなライスは?こっちもウチ以上にちっこいし、可愛いし、勝負服はウェディングドレスやで?チューそのものもぴったりやし、頑張って背伸びしすんのも健気でよう似合うやん!何でウチが上なん」
「うーん。その印象と同じくらいかそれ以上に、『お兄さま』『お姉さま』にお姫さまだっこされてしてそう、ってイメージががあるからじゃないか」
「なんや、ウチがお姫様だっことか、そういうんが似合わんって言いたいんか?」
「そうじゃないけど」 - 5スズカ◆vZd4MSjYDP/B22/12/15(木) 15:17:55
「ほなスズカは!儚げな少女の、甘酸っぱい青春の1ページ!情景が浮かぶようや!絶対ウチより似合うって!」
「うーん、相手によっては背伸びせずに届いちゃいそうというか、ちょっと見上げるくらいの身長差になりそう、ってことじゃないか」
「なんや、ウチが背伸びせんかったら、誰ともチューできんくらいちっこいって言いたいんか?」
「……」
「そこは『そうじゃないけど』ちゃうんかい!傷つくわ!」 - 6オチ◆vZd4MSjYDP/B22/12/15(木) 15:19:16
- 7二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 15:20:21
良いねぇ……!
- 8◆vZd4MSjYDP/B22/12/15(木) 15:21:23
お目汚し失礼しました。お読みいただきありがとうございます。素敵なランキングをありがとうございます。
余談ですが、相方の「そうじゃないけど」は「そうじゃないが…」にするかギリギリまで迷いました。後者に変換していただくと相方がオグリに見えなくもない、はず。
なお、このレースに出走予定がありそうな娘がいれば教えてくだされば、追加で書くかもしれません。 - 9◆vZd4MSjYDP/B22/12/15(木) 15:25:37
- 10二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 15:44:57
テイオーはっぽいイメージはある
- 11二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 16:04:26
- 12二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 16:09:01
「今は」いらん
つまりする時もある…
たまらんね - 13テイオー◆vZd4MSjYDP/B22/12/15(木) 16:11:12
- 14二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 16:22:54
- 15二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 16:26:25
アーイイ...ライスとお兄さまやお姉さまはお兄さま達の方が片膝をついてる情景が浮かぶからな
- 16フラワー◆vZd4MSjYDP/B22/12/15(木) 16:34:41
「おぉ!ニシノフラワーはアリちゃうか!天才少女の初恋と冒険!大人の階段一足飛び!ぷるぷるしながら背伸びするのも確定やし、ウチより似合わんわけないやん!」
「うーん、フラワーとお付き合いする方は、背伸びしなくてもいい年齢になるまでチューは待つんじゃないか」
「なんや、ウチの相方になるんは、成長を待ちきれんと学生に手ぇ出すような不健全なヤツって言いたいんか?」
「……そうっ……そうじゃ……」
「あ、いや……ゴメン、言い過ぎたわ」
- 17スイープ◆vZd4MSjYDP/B22/12/15(木) 16:36:18
「ほなスイープは!フラワーよりも自分がしたい言うたらノンストップでしにいく積極性があるで!理性も理屈も全部一掃してまう、恋の大魔法炸裂やな!!完敗や!」
「うーん、背伸びしてするイメージと同じかそれ以上に、彼女は自分から相手のネクタイとか引っ張ってチューさせにいくイメージがあるからじゃないか」
「なんや、ウチが掴むんは胸倉ぐらいや言いたいんか」
「そうじゃないです、ごめんなさい」
「なんで敬語なんねん」
- 18二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 17:03:19
テンポよくてくっそにやける
(書いてくれないかな)と期待して14のレスしたけど最高ですわ
落とし方がワンパターンじゃなくておもしろい - 19二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 18:54:44
テイオー行けたし、マヤノとかどう?
- 20二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 19:06:59
このレスは削除されています
- 21vsマヤノ◆AlPvTPCc0qfn22/12/15(木) 19:21:53
(誤字あったため再投稿です、すみません)
「マヤノな!背伸びめちゃくちゃしそうやし、普段は翻弄しておいて、ここぞという時は緊張で震えながらテイクオフってな!なっはっは!
ウチ今度こそ負けたんちゃうか?」
「うーん、彼女は背伸びするのと同じくらいかそれ以上に、相手にチューさせる雰囲気の作り方を『わかって』、思惑通りにチューしにくるのを待ち受けてるイメージもあるんじゃないか」
「なんや、ウチはロマンチックな雰囲気とかチューするタイミングも作れへんズブいウマ娘って言いたいんか」
「そうじゃない……けど」
「おう、ちょっと含みあったな?」
- 22二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 19:28:58
漫才みたいな小気味よいテンポが癖になる
- 23二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 19:34:15
この1はどこまでネタの引き出しを持っているのか
じゃあイナリでも一つ頼もうかね! - 24二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 20:12:22
タマスレは漫才になる運命なのね
- 25イナリ◆AlPvTPCc0qfn22/12/15(木) 20:16:23
「っかー!イナリな!『とーんときた』ら大外一気でちゃきちゃき間合いを詰めそうやし、勢いのままいってまいそうやな。でも惜っしいな〜!ウチほどではないんやろ、な!」
「うーん、確かに実行の段階で照れて爆発しそうとか、相手はあの八尺玉が阻んで背伸びしてのチューは物理的に難しそうとかじゃないか。
……でもそれくらいで、タマに並ぶ候補にはなりうるかも……タマ?」
「なんや?ウチはこないしょーもないレースやろうと、イナリに勝てて喜ぶようなちっちゃいウマ娘やなって言いたいんか?」
「自白したね」
「そ、そやないけどな、まぁレースはレースやし。……明日自慢したろ」
「自白してるね」
- 26二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 20:18:38
誰が来てもすんなりと良品お出しできる主さんすごいな!?
- 27二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 20:23:21
かなり出尽くした印象あるけどカレンチャンとかどないやろか
- 28二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 20:25:23
おかしい……幼い子代表な感じあるウララちゃんがいない……
- 29カレン◆AlPvTPCc0qfn22/12/15(木) 20:36:40
- 30ウララ◆AlPvTPCc0qfn22/12/15(木) 20:46:10
- 31二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 20:47:30
凄いな、よく出て来るわ
(身長ある方だけどマルゼンは身に纏うトレンディパワーでつま先立ちキスが似合うと思いませんか) - 32二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 20:47:52
ウワーッ!20分でこのクオリティのものが出てくるの凄いけど怖い!
- 33マルゼン◆AlPvTPCc0qfn22/12/15(木) 21:06:48
「マルゼンかー!身長あるって点を差し引いても、なんか唐突に背伸びしてチュー、が画になるんよなー!なんかBGMついてまいそうやもん!これもウチの負けでええやろ」
「うーん、一回のキスに最低でも30分、下手すれば数日分ぐらいトレンディドラマみたいなやりとりをしなきゃいけないイメージがあるんじゃないか」
「なんや、ウチはチューしたい思たらすぐできるウマ娘や言いたいんか」
「そうではないけど……いい?」
「ふん、そないウチの唇は軽ぅないわ!
…アカンて。ウチちょっと怒ってんねんで。
そないな顔してねだってもアカン。
……もう、しゃーないな。ほら。
……ん。」
- 34二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 21:11:16
うお凄い
- 35二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 21:16:47
このスレ無限に続いて欲しい
- 36二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 21:19:54
さりげなくタマのデレがかなり強い
- 37二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 21:32:21
- 38オペラオー◆AlPvTPCc0qfn22/12/15(木) 21:57:07
「オペラオーとはな!確かに意外とちっこいし、オペラ中やったら人前やろうとチューなんて堂々とやってまいそうな感じあるよな!オペラハウスもびっくり!恋愛でもグランドスラム!いやー、ウチにはできひんなー!」
「うーん、芝居のワンシーンみたいな、仰々しい口づけは想像つくけど、日常的というか、普通な背伸びしてチュー、は該当するオペラも無さそうだし、一周回って想像つかないんじゃないか」
「なんや、ウチのチューは想像つきやすいチューや言うんか」
「そうではないけど」
「……そう思ってる目ぇやな」
「……そうではないけど」
「逸らすな。……ええやろ、今度想像を超えたのやったるしな、覚えとき」
「オペラを?」
「チューを!!!」
- 39二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 21:58:06
ロブロイは…ライスと似た感じかな…
- 40マック院◆AlPvTPCc0qfn22/12/15(木) 22:00:11
「マックちゃんもアリやな!マジメに見えて、食いしん坊という茶目っ気も見せて、結構王道のヒロインいうか、真っ当にかわいいのよな〜!背伸びしてチューも真っ当に想像つく名優!こら芦毛最強は譲るしかないかな〜!」
「花より団子なんじゃないかって」
「端的すぎん?」
take2
「マックちゃんもアリやな!ボケキャラに見えて結構一途いうか、レースで言えば先行抜け出しの優等生なのよな〜!背伸びしてチューも似合いすぎてつまらんわ!芦毛最強は譲るしかないかな〜!」
「うーん、なんか背伸びしてチューでもその他のシチュエーションでも真っ当に似合うしカワイイだろうから、却って背伸びしてチューってシーンの『特別似合う感』が薄れるんじゃないかって」
「なんや、うちは背伸びしてチューしかできひんウマ娘やって言いたいんか」
「そうじゃないって知ってるのが、ここに一人。……それではご不満?」
「……まぁ、それでええわ」
- 41二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 22:03:29
ありがとう…ありがとう…!
最後のイチャイチャオチがほんと好き
最初の頃からどんどん甘さが増してきた気がするのでいいぞもっとやれ - 42二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 22:17:27
めっちゃ惚気るやん……いいぞもっとやれ
- 43ロブロイ◆AlPvTPCc0qfn22/12/15(木) 22:22:01
「ロブロイなー、最近知り合ったばっかでまだよう知らんくて、違たらごめんな。
普通にあの娘が背伸びしてチューする時点でスゴいやろ。さらにぎょうさん本読んで知識もある。しかもいざいう時は強かで度胸もあるときた。
恋愛でも秋シニア三冠達成済やん、ウチが対抗バみたいになってんのなんなん?組織票?」
「うーん、実際にチューする姿より、こだわりにこだわったそこまでの理想のシチュエーションとか相手について、同室のライスさんと話してる方が想像つくんじゃないか」
「なんや、ウチは理想のチューとかあんまりない、よく言えば実践派、悪く言えば行き当たりばったりや言うんか」
「後半だけでいいよ」
「なんか言うたか?」
「間違えた、前半だけでいいよ、実践派だよね」
「わかればええ」
- 44二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 22:33:18
ば、バンブーはいかがでしょう…
- 45バンブー◆AlPvTPCc0qfn22/12/15(木) 22:48:34
- 46二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 22:49:20
- 47二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 23:20:40
このスレ主…レスがつく度即座に作品をお出ししている
もしかしてこのままいくと全ウマ娘で書いてくれるのでは?
(個人的に好きなのはフラワー編とマルゼン編です) - 48二次元好きの匿名さん22/12/15(木) 23:42:19
ヒシアケボノと197センチトレーナー
おっきいくて包容力のある人がもっと大きなものに包み込まれて手にすることないと思っていた新鮮な体験を感じるシチュ、よくないですか - 49ボーノ◆AlPvTPCc0qfn22/12/16(金) 00:23:33
「え、ボーノ?ボーノも出走しとる!!つま先立ちするんか…って相方の前提が特殊過ぎやん!
けど普段甘やかす寄りのボーノが甘えるんは、これは新喜劇、いや新機軸ちゃうか!こういう伏兵が新たな時代を拓くんや!先行策のウチでは逃げ切れへんでこれは!」
「うーん、ボーノちゃんの背伸びしてチューは環境に一石を投じるに余りあるけど、前提自体の斬新さから、よさの共感に時間がかかったんじゃないか」
「なんや、ボーノが背伸びしてチューするんは新鮮で想像つかんけど、ウチが背伸びしてチューするんは普通やから皆共感できた、そう言いたいんか?」
「そうではないけど」
「実際に背伸びしてチューまでしたのは、今のとこアンタにだけやで」
「!………どういう意味?」
「言うてるウチもようわからん。でもなんかええやろ」
- 50◆AlPvTPCc0qfn22/12/16(金) 00:27:18
リクエスト、感想ともにありがとうございます。励みになります。
ここらで一度寝落ちますので、勝手ながら、以降はもしリクエストを頂いても、明日以降にゆっくり返していく形になるかとおもいます。ご了承下さい。 - 51二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 00:28:28
おやすみスレ主
スレ立ての頃から見てたけど楽しませてもらったよ! - 52二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 08:39:30
「ひゃぁー……」
「こら、歩きスマホしない。……何見てんの?」
「すみません。これは……マーケティング調査というやつです。えへん」
「だからって、危ないよ。……それで、何のことだったか聞いてもいいかい」
「当然です!マーちゃんマスコット化の道には、貴方もいないといけませんから」
「うんうん。で、話題は?」
「……あう」
「……マーちゃん?」
「……『キスするときにつま先立ちしてそうなウマ娘』、です。えへへ……」
「なんじゃそりゃ。……あれか、SNSやらファンサイトの類か」
「以前タマちゃんさんがトレーナーさんとお話していたのを、マーちゃんお耳に挟みまして。ちょっと調べてました」
「小耳に?」
「お耳に。それで、背伸びは可愛さアピールによいのではと」
「ふんふん……」
「どうですか? トレーナーさんは、マーちゃんが背伸びしたら……」
「……マーちゃんは、背伸びってイメージないなぁ」
「えっ!? ……いつの間にか、マスコット向きじゃない身長になっていましたか?」
「そうじゃないそうじゃない! 『背伸び』って言葉が似合わないというか……マーちゃんは色々、周到に準備の出来る子だから。目標が高くても『身の丈に合わない』とは思えないな、と」
「……ぴぴー(警笛)。トレーナーさん。今はそういう言葉遊びをする時間じゃないんですよ? 真面目なマーケティング会議です」
「うぐっ」
「やれやれです。でも、印象も大事なので一応めもめもしまして……それで、トレーナーさんはどんなイメージがマーちゃんにはお似合いだと思いますか?」
「そうだな……。例えば、本棚の整理とかならあらかじめ踏み台を用意しておくよね」
「確かに、そうですね。マーちゃんはそういうの、準備します」
「身長差のことなら、階段とかで自然と差が消えるタイミングで話しかけたりとか、よくしてるよね? あれも背伸びとはむしろ逆だ」
「ほほぉ~。さすが、よくご存じです」 - 53二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 08:40:03
「あとは……やっぱり、俺の方が屈みたいかな」
「……というと?」
「君と同じ景色を見たいんだ。比喩的な意味でもだけど……たまには、ホントに同じ景色を見たい。……どうかな?」
「……もう、困った人なのです。今はマーちゃんのイメージの話で……その……えへへ……」
「……あっ」
「……したいですか?」
「えっ……?」
「今。同じ景色、見たいですか? ……マーちゃんは、見てほしいです」
「……うん。見せて?」
「……ふぅ。……えへへ、いかがでしたか、マーちゃんの景色」
「……夕焼けが綺麗で、俺の視点よりも花が綺麗で……マーちゃんが、綺麗だった」
「……それは、『マーちゃんの景色』には映ってませんよぅ。もう……」
「あ、そうか」
「……それを言うなら。『景色』で一番綺麗なもの……トレーナーさんは見逃してますよ」
「えっ!?嘘ぉ!?」
「ふふ……。今度は、このマスコット化向きの可愛い大きな瞳をよーく見つめて、探してみてくださいね。……マーちゃんが一番、だいすきなものを」 - 54二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 10:40:36
あら〜^
「今度は、このマスコット化向きの可愛い大きな瞳をよーく見つめて、探してみてくださいね。……マーちゃんが一番、だいすきなものを」←このセリフめちゃくちゃ好き - 55二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 10:52:15
このレスは削除されています
- 56二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 10:55:56
- 57じーっ…◆AlPvTPCc0qfn22/12/16(金) 10:59:45
「マーチャンなぁ!うんうん、ちっこいし、お茶目やし。なんかふとした瞬間に背のびしてチューとか、忘れられへんで〜!いやー、次からマーチャン目線で新連載始まるやろ!世代交代来てもうたな〜!」
「うーん、マーちゃんは『背のび』するのもいいですが、周到にその身長差を埋めるシチュエーションを用意するのも得意なんじゃないかって……そうトレーナーさんも教えてくださいましたし、背のびの一着はお譲りするのです」
「なんや、ウチはところかまわず背のびするおませウマ娘や言いたいんか?」
「そうではないけど」
「なんかおったぞ今」 - 58二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 12:31:53
このレスは削除されています
- 59二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 12:32:57
二人ss職人が居るのかい?
なんていい日だ 素敵な作品に滂沱が止まらん - 60二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 12:33:09
デジたんとデジトレは身長差だいぶありそう
- 61二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 12:35:52
会長にもやってもらいたいな
- 62二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 12:40:59
デジたん、うんうん言って話題見てたら自分が出てきて大慌てでござるの巻
- 63二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 12:45:29
正統派っぽいチヨノオーを頼みます
- 64おデジ◆AlPvTPCc0qfn22/12/16(金) 15:31:02
「デジタルな〜!どんな状況に対しての資料でも持ってそうやん。あらゆる尊さを知ってるオールラウンダーやで!何故か建国されたウチ王朝の陥落を告げる勇者参上や!」
「うーん、見たところデジタル本人がこの議論に参加してるっぽいんだよな。しかも自分以外のあらゆる娘を推してるし。そうなると好きな娘の前で好きな娘についての話ってできないっていうか。ほら、この長文とかデジタルじゃないか」
「なんや、アンタはウチの前でウチの話できるやんか。なーんや、ウチのこと好きやないんかー?うりうり」
「そうじゃないよ。……す、すすす、すき……やき」
「ベッタベタなごまかし方やめぇや!ほんで真顔で散々惚気といて、なんでフツーに好き言うんは照れんねん!」
- 65ルドルフ◆AlPvTPCc0qfn22/12/16(金) 15:38:46
- 66チヨちゃん◆AlPvTPCc0qfn22/12/16(金) 15:43:45
「チヨノオーなぁ!こう、駆け寄ってきて、精一杯背のびして、ちゅっ、てするやつやろ!もうしてるって!ワンコ系ダービーウマ娘、恋愛方面の本格化に終わりはないっちゅうわけやな〜!ウチも先輩として悔いなく後を託せるわ!」
「うーん、彼女から背伸びしてするのと同じかそれ以上に、相手に首とか頬とかわしゃわしゃされながらチューされてそうなイメージがあるんじゃないか。なんか大型犬に飼い主がするみたいなやつ」
「なんや、ウチはわしゃわしゃし甲斐の無い、つまらんウマ娘や言うんか?」
「言ってないよ?……あ、してほしい?」
「はぁ!?ち、ちちちゃうわ!」
「はいはい、あとでね」
「……今、してくれへんの?」
「えっ」
- 67二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 15:47:11
生徒会の中で1番小さいブライアンを…
- 68二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 15:52:51
グラスは152cmなんですよ
- 69ブーちゃん◆AlPvTPCc0qfn22/12/16(金) 15:56:32
「ブライアンなー!あんなカッコ良くて、でも身長は意外とちっこいねん。それを誤魔化すみたいに背のびしてチューするんやったら、めっちゃかわいない?皐月3バ身半、ダービー5バ身、菊花賞7バ身と来て、恋のレースは大差勝ちってか!」
「うーん、あまり自分から動かないから、『おい』の一言で向こうからチューさせる寡黙なイメージがあるんじゃないか」
「なんや、ウチはチューひとつ頼むにもあれこれいうやかましいウマ娘や言うんか」
「そうだね」
「おい」
「はい……」 - 70グラス殿◆AlPvTPCc0qfn22/12/16(金) 16:01:45
「グラスか!ははーん、なるほどな。奥ゆかしく振る舞いながら、ここぞというときはスッ、と。自分で決めにいくんやな!こうと決めたグラスは怖いで〜!もう言葉はいらんやろ!」
「うーん、そういう実は積極的、ってイメージと同じかそれ以上に、終始奥ゆかしい大和撫子として、軽々しくチューとかしなさそうってイメージがあるんじゃないか」
「なんや、ウチは軽々しくチューを許す軽いウマ娘や言うんか」
「そうじゃないけど…物理的には軽いよね」
「うまいこと言ったみたいな顔やめぇや」
- 71二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 17:25:26
ここは各ウマ娘のキスについて語ると見せかけたタマのイチャイチャスレだったのか
- 72二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 18:06:32
会長もタマも解釈一致です!!!ありがとうございます!!!
- 73二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 19:51:36
グラスそんな小さかったのか
黄金世代だとセイちゃんが一番小さいイメージがあったわ - 74スカイ◆AlPvTPCc0qfn22/12/16(金) 20:38:04
「スカイも行けそうやん!興味ないよ〜みたいな態度を見せながら、油断した相手に悪戯半分つま先立ちチューしてドギマギさせてまうわけやな!でも全部計画通りと!これは逃げ切り成りそう!ウチ横なってくるわ!!」
「うーん、そのイメージと同じかそれ以上に、相手を翻弄してるようで、結局向こうからチューしてくるのをただ待ってそうなヘタ…慎重なイメージがあるんじゃないか」
「なんや、ウチはチューしたなったら自分からペース無視でいってまう『いらち』や言いたいんか?」
「そうじゃないの?」
「ちゃうわい!待てるわ!」
「じゃ、今から挑戦。そっちから誘うのナシね、いちについて!よーい」
「……ちょいまって!そない挑戦……まぁ、別にしたるけどな。その前に最後の一回いうんか…してからでも、ええか?」
「どん!」
「話聞けやぁ!」
- 75二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 20:41:48
各キャラの良質なシチュを用意しつつ漫才もできるの凄いなスレ主
自分から仕掛けそうで小柄…ゼファーやな! - 76二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 20:52:57
オグリについて語らせたら話長くなりそうやな(同室やし、競争でもめっちゃ関係あるし…
- 77ゼファー◆AlPvTPCc0qfn22/12/16(金) 21:05:27
「ゼファー!?あんなん、木枯らし吹くよな日常も、あの娘がいれば小春凪!烈風のごとく距離詰めて、そよ風みたいに淡いチュー!?そして恋路に光風!胸に吹くのはそよ風どころちゃうで!暴風雨や!白い稲妻のウチも、嵐の前ではモブ役ちゃうん?」
「うーん、独特の風語録を交えた言葉遣いの習得が高いハードルで、チューするまでの想像が難しいんじゃないか」
「なんや、ウチの関西弁はラクショーや言いたいんか」
「んなわけあるかい!関西弁は上手になれへんし!」
「充分できとるやん!」
「アンタ以外に連れはおれへんのよ!」
「思たらドリカムやないかい!褒めて損したわ!」
- 78二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 21:14:52
ファインを頼むか 俺が自分で書くか
- 79オグリ◆AlPvTPCc0qfn22/12/16(金) 21:21:14
「オグリな…まぁべっぴんさんやけどな。なんか恋とかチューとか、あんまり興味ないんとちゃうか。一緒にごはん食べたりとかして仲良うなって、向こうからチューされても、ぱちくりして『今のはなんだ?』とか聞いてきそうやない?やろ?」
「いや、あれで意外と独占欲とかあるらしいし、天然だからこそ、堂々と、まっすぐ最短アプローチでぐいっと下からつま先立ちで迫って来そうなスーパーウマ娘とも……タマ、どうした?」
「あんな、こんな……しょーもないレースやとしてもな、アイツだけは負けとないなって、どうしても思ってまうねん。………ウチって」
「……『ウチってつまらん意地を張るウマ娘やろ』なんて言いたいの?」
「そ、そやないけど」
「タマこれまでに20人くらいと戦ってるからね」
「ホンマに?」
「勝ってるからね」
「…勝てる気してきたわ」
「それでこそタマだ」
「なんやそれ……まぁ、おおきに」
- 80殿下◆AlPvTPCc0qfn22/12/16(金) 21:27:27
「ファインな〜!ローマの休日も顔負けの、旅先のアバンチュールの去り際に、背伸びして最後の口づけ、とか絶対消えへん思い出になってまうやつやん!普段『チュー』って言うウチが『口づけ』なんて言ってもうた!無限の可能性に呑まれたわ〜!」
「うーん、そのイメージと同じかそれ以上に、パートナーが跪いて手の甲にキスしてる姿の方が連想されるってことじゃないかな」
「なんや、ウチは愛しのナイトの手の甲にチューしたあかん言いたいんか?」
「してくれるの?」
「えっ、あ、いや…そないマジな顔で聞くことか?
あー………あとで、な?」
- 81二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 21:32:30
このスレ主は俺たちを尊死させようとしている!!
……ネイチャさんでみたいなぁ - 82ネイチャ◆AlPvTPCc0qfn22/12/16(金) 22:07:06
「ネイチャさんな〜!あの娘はチューしたいな言われて口でははいはいって聞き流しながら、尻尾や耳で喜ぶタイプや!そないいじらしさ、ブロンズコレクターどころか表彰台独占まで見えるて!金銀銅全部ネイチャさん持っていったアカンの?」
「うーん、『背伸びしてチュー、ももちろん似合うけど、最初にキスするまでの想いのすれ違いとかいじらしく距離を詰めてくるところの可愛さも捨てがたいし、それにその後の一歩一歩パートナーとして愛情を育むように日常を積み重ねる姿も素敵で、それで逆に今回は霞んでしまったんじゃないか。今回のお題に限らず、恋愛もののあらゆるシーンが似合う』らしいからね」
「なんや、あんたネイチャ好きなん?」
「そうじゃないけど」
「ほーん、その割には随分熱心に話すやん」
「今のはさっきこのSNSを共有したあの娘のトレーナーの返信からの受け売り。『』の部分ね」
「惚気受け売るヤツ初めて聞いたわ」
- 83二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 22:25:09
- 84二次元好きの匿名さん22/12/16(金) 23:35:50
「さむい」
「だからこそ美味しいんだよ」
「そうだけど、さむいんだって……こんな階段まで立ち往生って」
「もう、無粋なんだから……行列でしっかり冷えて、おなかをすかして、その後であったか~いラーメンを食べるんです。ジンジャー……ショウガをしっかり効かせた、体にいいラーメン!」
「ん、まぁゴキゲンでなによりだけど」
「……そんなに寒い?」
「いや、ごめん流石に愚痴りすぎた。せっかくお話してるのにな」
「いいえ。寒いのは確かだもの」
「でも、えーと……そうだ。階段だから、目線がいつもより近い」
「そうだね。3,4段開けてるおかげで、私の方が高い!」
「見上げるのも珍しくていいね。……っくし」
「……うーん……そうだ!お手を拝借、していいかしら」
「ん、はい」
「手袋も取って……ちゅ」
「え……ファイン!?」
「……どう? 暖まったかしら」
「……う、ん」
「えへへ……私も、ぽかぽかです」
「……お返し、していい?」
「あ、うん。待ってね、手袋を今「そのまま、下向いててね」え……っ」
「ん……背伸びする側もいいもんだね、ファイン?」
「……あ、もう! ……こんなに熱くなっちゃ……ラーメン、食べられません」
「そんなこと言って、替え玉までするでしょ」
「もーっ!」 - 85おしらせ◆AlPvTPCc0qfn22/12/17(土) 00:48:26
どうも。スレ主です。
誠に勝手ながら、明日の昼〜明後日夜までは書く時間がなさそうなので、一旦リクエストは〆とさせて頂きます。言うだけ言ってみてもいいですが、自分で書く方が確実です。
当スレですが、落としていただくなり、既に書いてくださってる方みたいに、単発を書いていただいても大丈夫です。
2日で25人分くらい、書かせていただきました。これは余談ですが、最初は背の低い子何人かの下書きをストックして臨んでいました。マルゼンで読みの甘さを悟り、ボーノちゃんから全員が可能性になり震えてました。楽しかったです。
最後になりますが、ここまでお読みいただきまして、また温かい反応と容赦ないリクエスト、素敵な辻SSまで、どうもありがとうございました。 - 86二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 01:24:02
タマのオグリや他の子への解像度の高さとか「これ絶対タマとタマトレならやるわ」って掛け合いとかとても楽しく読ませていただきました。良い創作の種は無限に再生産されるので、特定の属性のウマ娘に突っ込むウマ娘とトレーナーの会話というあなたが示してくれた素敵な小話が広く続きますように
- 87二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 08:42:13
タマの語彙力が滅茶苦茶高いからなんかもうすごくすごい
- 88供養◆AlPvTPCc0qfn22/12/17(土) 09:20:22
「カフェ?あ〜、おとなしい見えるああいう娘が大胆やったりするねんな!あなたを守るおまじないです、言うて突然ほっぺまで背のびしてチューするんや!ほんまに効果あるんかは知らんけど!ますますファンになりそ〜ってのも頷けるな!白い稲妻を超える黒い摩天楼ってか!」
「ウーン アイツ オクテ
ジブンカラ セノビ スルヨリ
アイカタ クルノ シトヤカニ マツ
ソウイウ ニンシキ アリソウ」
「なんや、ウチはしとやかさのない、粗暴なウマ娘言いたいんか?」
「ジッサイ ソウ ダロウガ
オレト イイ ショウブ 」
「お?なんやコラこっち来てみぃ」
「タマはさっきから誰と話してるの?」 - 89二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 10:02:33
スカーレットは……身長高め?
- 90二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 10:06:56
なんか渋でよく見る台本形式のそれだこれ
ただ小気味いいテンポだ - 91ダスカ◆AlPvTPCc0qfn22/12/17(土) 10:22:47
「スカーレットなぁ〜!顔真っ赤にしながらぷるぷるして背のびすんのが似合う似合う!背の高さも初々しさで気にならん!夢の扉が開かれてもうたわ!明日は稲妻やなくて緋色の風が吹くで!」
「うーん、そのイメージと同じかそれ以上に、自分でしたいなって思ったり相手から誘われたりしても、自動ツンデレで反発して有耶無耶になっちゃって、後から悶々とするイメージがあるんじゃないか」
「なんや、ウチはチューしよ言われても反発できひん、ツンなしデレだけウマ娘や言いたいんか」
「そうじゃないけど…いつもしたいって言うと、応えてくれるよね」
「〜!ア、アンタのためにしとるんちゃうからなっ!」
「そっか、じゃ、誰のためにしてるの?」
「なっ!?それは…えぇと…だ、騙したな!」
- 92二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 11:01:49
ありがとう……ありがとう…これで明日も生きられる
- 93二次元好きの匿名さん22/12/17(土) 21:02:32
「『背伸びしてキスしてそうなウマ娘』れすって」
「そんなことより終電調べてください」
「ほらほらこれ!みれくらさいよ……ふぅ、レースやすてーじのことならともかく……こんな話題も多いからやになっちゃいますね」
「終電調べてください。……まぁ、ちょっと悩ましいですけど、人気者の定めですよ」
「そうれすね……実際、私のやってることって、それでお金稼ぐようなことれすからぁ」
「ほら、お冷飲んでくださいねー」
「…………うぅー」
「もー……ほら。お顔上げて」
「……トレーナーしゃん……わたしがしてることって正しいんですか……?レースのかちまけ以外で人気や話題をつくるのって……いけないことなんれすか……?」
「そういう話は、酔ってないときにしましょ。……はい、お冷飲めて偉い偉い」
「うぅー……!」
「あ、こらこら。お座敷だからって寝転がっちゃ……」
「……っ、え、あ」
「……ん。目、覚めてきました」
「ハローさん……? あの、今」
「終電、今ちょうど出ちゃいました」
「……え?」
「……あなたのお家までなら、まだ間に合います。……今夜は泊めていただけると」
「……あなた、どこからどこまで……まさか全部演技?」
「……少なくとも……目が回って寝転がったのは、本気なので……あの……助けてください……」
「何やってんのもう!!」 - 94二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 01:05:01
スペちゃん・・・
- 95番外編◆AlPvTPCc0qfn22/12/18(日) 09:04:34
「グランドライブを企画なさったライトハローさんの話なんですけど」
「デジタル君?」
「あの人、成人されてるからトレーナーさんと飲んで、『偶然』終電逃したりできちゃうわけですよね」
「デジタル君?」
「『偶然』自分のお家からは遠くて、『偶然』トレーナーさんのお部屋からは近いお店で飲んでたから、『やむなく』トレーナーさんのお部屋で一晩を過ごすことになると、ね!
ちなみにそのお店の選んで、予約をされたのはハローさんなんですよね!」
「デジタル君?」
「そのトレーナーさんのお部屋にお邪魔するまさに直前……!ちょっと背の高いトレーナーさんに背伸びして……そ れ か ら お 部 屋 に ! ?
どこまでが計画なんでしょう!?どこまでが偶然なんでしょう!?
あばばばばば!よくない!こんな、こんなわるいシチュエーション…でも…閃いてしまった以上は援護射撃をば……」
「デジタル君!謎の議論に参加してもう三撤目だろう!もう寝たまえよ!……それに彼女の存在は一般人なら殆ど知らないはずだ、共感は得られにくいと思うがねぇ」
「でもそのライトハローさんも既に候補にあがってたんですよぉ!」
「そ、そうなのかい……とはいえ、私でも果たせなかった『打倒タマモクロス』には、あらゆる可能性を探求する必要が」「まだです」「?」
「タキオンさんは、まだ、誰も。…………えーと…私はアリだと思うんですけど」
「……ふぅん」 - 96スペちゃん◆AlPvTPCc0qfn22/12/18(日) 09:11:13
「スペかー!青春の1ページ!他に誰もいない河原!夕暮れ時のジャージ着たスペ!河原に伸びたつま先立ちした影が、隣の影に重なるんや〜!恋も掴んで夢も掴んだスペシャルウィーク!けっぱれ娘は日本一や!こんなん出されたら、ウチは大阪一位くらいちゃうか!?」
「うーん、青春の勢いのまま、というより、3年間を駆け抜けてから、北海道の二人のお母ちゃんへ挨拶をきちっと済ませて、その夜、添い遂げる覚悟をした相手と二人きりで向かい合って、日本一幸せなチューをし……してそうな、イメージがあるんじゃないか」
「なんやえらい具体的やないか。…誰かから聞いたん?スペのトレーナー?」
「そ、そそそそうじゃないけど。なんでスペちゃんのトレーナーさんが急に出てくるのさ」
「語るに落ちとるな」
- 97二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 12:36:10
そういえばテイオーは?
- 98二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 12:43:41
身長大きめな子がやるのもアリだな…
- 99後日談◆AlPvTPCc0qfn22/12/18(日) 19:24:56
- 100二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 22:23:00
>>57「……ということを、思ったりもしたのですが」
「どういうことを?」
「あ、いけませんね。また省略してしまいました。てへへ」
「かわいい」
「むふー」
「じゃなくて。えーと、どういうことを」
「おませさんは、タマちゃんさんに譲る……ということです。先日お伝えしてきました」
「え」
「したのですが。でも、なんというか……おませさんな方が、可愛かったりしませんか?」
「うーん、まぁ『マスコット』な可愛さとは似合うかもね。『おませさん』というか『ピュア』なの」
「となると……ぴ、ぴ」
「ぴぴー(警笛)?」
「ピンチですっ……マーちゃんのかしこさは、逆にミスマッチということになります!」
「ならないよ」
「はぇっ?」
「マーちゃんの純真さとか、真っ直ぐさ。俺は知ってるから。まぁ、おマセさんなのをわざわざ先輩に譲りにいくなんて、かわいいじゃない」
「そ、そうなのですか? ……言うべきことはきちんと言わなきゃ、とその……病院で色々、学んだだけで……」
「ふんふん。患者さんたちの言葉を大事にしてるのも、賢くて立派で、可愛いよ」
「ぴ、ぴぃ……マーちゃん、なんだか照れてきました。もー、もーっ」
「ふふ……すました感じもいいけど、こういうのも可愛いよ。あんまり掴まれるとジャケット皺になっちゃうけど」
「……マーちゃん、なんというか……腰が抜けてきました」
「え、大丈ぶ……っ」
「んっ……腰が抜けたので、トレーナーさんに寄りかかって、背伸びだってしちゃうのでした。どう、でした?」
「……なんというか。似合うよ、背伸びするのも」
「マーちゃんも、たまにはあなたとおんなじ高さを見たいんです。えっへん」
「……じゃあ、お姫様抱っことか如何?」
「いいですね~……マーちゃん、そういうのも憧れてましたので」
「ん。じゃあ、おいで」
「はーいっ」
- 101二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 09:18:29
身長小さめの子といえば…やよいちゃんか
- 102番外編2①◆AlPvTPCc0qfn22/12/19(月) 12:18:04
ウマ娘の幸せのためなら、己の身すら投げ出せるもの。それが、お互いのお互いに対する評価だった。
かたやトレーナーとして、担当ウマ娘ただひとりの幸せを願い、かたや理事長として、学園に関わる全員の幸せを願う。
その立場や年齢は大きく違えど、ウマ娘を愛するもの同士で意気投合するのも、
URAファイナルズ開催をきっかけにして、お互いに惹かれ合うのにも、そう時間はかからなかった。
とはいえ、年齢や立場の違いは、そのまま世間に出てしまったときのリスクとなる。
そこで彼は、担当ウマ娘とトレーニングするまでの時間の一部を割き、理事長室での事務作業を手伝うようになった。
その時間こそ、理事長室の外へは持ち出せない、ひそやかで、穏やかな、二人の逢瀬であった。
……ちなみに秘書のたづなさんは、その間に理事長の猫と、外の業務を請け負ってくれている。ふたりの関係に気遣ってくれているのだろう。
「休息ッ!少しだけ…『理事長』をお休みしたいっ!」
秋川理事長から休憩の提案があったとき、こちらは本棚にファイルを仕舞おうかというころであった。時計を見れば、彼女が机に向かってから、ずいぶんと時間が経っている。
そうしようか、と同意する。この関係になってから、休憩のときには『秋川やよい』として甘えてくれるようになった。
今回は一緒におやつ休憩か、膝を借りてのお昼寝か。耳かきだろうか。あるいは。 - 103番外編2②◆AlPvTPCc0qfn22/12/19(月) 12:19:18
「……そのまま、そこにいて」
とてとてとこちらへ歩み寄るやよいの表情を見て、察する。今回は『あれ』か。
そう思ったのと、肩に彼女の手が触れたのは、ほぼ同時だった。
「………ん」
唇に感じたぬくもりが離れれば、少しだけ背のびした彼女と目が合った。
「……か、感謝ッ!恩に着るっ!
……じゃなくて、あ……ありがとう」
毎度のように照れる彼女の頭を撫でながら、これだけでいいのか、と聞けば。
「今は、充分っ!続きは……終わってから、たくさん、お願いしようかなと思っている!」
言葉の端々が、まだいつもの『秋川理事長』に戻りきれてないのがおかしくて……それ以上に、いとおしくて。堂々としたおねだりにも、快く頷いてしまう。
「再開っ!ウマ娘たちの幸せのため!ともに邁進しようではないかっ!」
照れ隠しのように大きな声で宣言すると、頬を少し紅くしたまま、秋川理事長は、また机に戻っていったのだった。
〜
「……………という、トレーナーにだけ素を見せるやよいちゃん概念が閃いてしまって」
「ドーベルさては徹夜したね。今日は保健室行こうか」 - 104番外編2注◆AlPvTPCc0qfn22/12/19(月) 12:56:22
「……待って。トレーナーさんは『耳かき』してたの!?あの人がウマ娘か知ってるってこと?」
「ドーベル」
(秋川理事長はウマ娘か未確定のため、出走させるか悩んだ末にこのような形になりました。ご了承ください) - 105二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 18:54:22
良質なSSしか転がってない……
なんだここは!?天国なのか!? - 106二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 21:13:31
そういうドーベルさんは背伸びするタイプ?待って無言のおねだりするタイプ?あるいは…?
- 107二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 21:14:13
- 108ドーベル◆AlPvTPCc0qfn22/12/19(月) 21:35:18
「ドーベルなぁ!男が苦手言うてるけど、惚れた相手だけは態度や距離感が別モンになってまうわけやな!本人は認めへんやろけど!でも最初の頃の距離感のまま遠慮してる相方に焦れて焦れて、しびれを切らして自分から背のびして……ってわけか〜!ドーベル見事にやってのけてまうな!稲妻超えて女王君臨や!」
「うーん、そのイメージと同じかそれ以上に、両片想いになってからも最初のチューはなかなか踏み込めなくて、逆に焦れた相方からちょっと強引にされてまんざらじゃない、みたいなイメージもあるんじゃないか」
「なんや、ウチはしたないチューにはマジギレするプッツンウマ娘や言いたいんか」
「そうじゃないけど」
「そうじゃないやろ?」
「そっか、覚えてないんだ……ふーん」
「……え、いつの話?キレたことあったっけ?
ホンマ?やったら、その……ごめん」
「いやそもそも無いけどね」
「おうコラ、ウチの謝罪を倍にして、耳を揃えて返さんかい」
- 109二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 01:18:41
耳揃えてつんと立てたらちょうど旦那さんの口元に届いて耳の先にキスされそうですよねタマちゃんさん
- 110二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 01:26:12
大穴でシャカールとか…ダメっすか…ダメだ…絶対トレーナーの方から屈みに行く…
- 111シャカール◆AlPvTPCc0qfn22/12/20(火) 04:01:49
「シャカール?……ありえへん、なんてことはないで!
隣を歩く相方に対して去来した衝動?感情?の出力方法っちゅー難問に対しての結論として、ロジカルやないおかしいありえないと本人が一番思いながら、咄嗟に背のびしてチューしてまうんやろ?こんなんウチらのデータにもないで!やからこそのギャップの破壊力!思いついたやつの頭ン中見てみたいわ!」
「うーん、議題にあげた本人さえも及び腰になってしまうくらい、背のびしてチューするところが想像つかないというか、そもそも彼女の行動を通常の恋愛の尺度に当てはめるのが解釈違いなんじゃないかって」
「なんや、ウチの行動は通常の恋愛の尺度に当てはめても解釈違いせぇへん色ボケウマ娘や言いたいんか」
「そうじゃないけど……いや、これまでの言動を振り返るとそうなるか。タマ的にはどう?」
「し、知らんわ!こっちに振るなや!」
「思い出したら恥ずかしくなったんだね。心当たりはあるんだ」
「知らんって、分析やめぇや……!」
- 112二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 08:31:33
「ホ……ッ……ムッ」
「勝手知ったる俺んちとはいえ……つま先立ちは危ないぞフクちゃん」
「……ですが……これもまた開運方法で……」
「……言い方を変えるよ。走りに影響が出るから爪先に負担をかけるな、トレーナーとしての指示だ」
「は、ひゃいっ!」
「やれやれ……ところで、どんな占いだったの?」
「はぇ?」
「いや、開運方法をトレーナーの俺の都合でやめさせたからね、なんか埋め合わせでもしなきゃでしょ。……その、休日に指示とかしちゃったし」
「むっふぅ……埋め合わせはともかく、そこまで気にしなくてもいいでしょうに。トレーナーなのもほんとなんですから」
「ん、まぁそうだけど」
「……今日の占いは、『好きな人と視線を合わせてみよう』……って」
「……ふぅん? ……それって物理的なことじゃなくて、もうちょっと観念的なやつでは」
「なんとっ!? そ、そういうことですか!?」
「さぁね。で、どうだった?視線を合わせてみて」
「そうですね……数センチとはいえ、視界が違うのは面白かったです。トレーナーさんが隠してるちょっと高い戸棚のお菓子も見つけてラッキー!」
「げっ!!……お前なぁ!」
「ふふ。……でも、何より……ちょっと背伸びしたらすぐ気づいて心配してもらえたのが、大吉ですっ!」
「ん……それは、大吉じゃないだろ」
「えっ!?」
「いつでも君を見てる。心配して、気遣って守りたいと思ってる。だから、それは特別な大吉じゃなくて、いつも通りのこと……って思ってほしいな」
「……は、はひ」
「うわ!……もう、つま先立ちしないでもふらついたらダメでしょ。疲れてた?」
「貴方があんな甘いこと言うからですよぉ!」
「はいはい。……大好きだよ、フクちゃん」
「私も……大好きです。……もう一回だけ、つま先立ちしていいですか?」
「……うん」
「……えへへ。もう一回……」
「いいよ、何回でも……今日の開運だもんね」
「えぇ……」 - 113フクちゃん◆AlPvTPCc0qfn22/12/20(火) 08:53:25
「フクキタルなぁ!占い占い言うて騒がしいけど、あの娘も乙女なとこあんねん!開運のために!とか理由つけて、背のびしながらぐいぐいと迫ってまうわけやな!レースに続きデートでもフクが来た!ウチやのうてフクが来たっちゅうわけやな!」
「うーん、自分からしにいくイメージと同じかそれ以上に、ロマンチックな空気に照れてずっと声をあげてるフクキタルを黙らせるように、相方が唇をもっていくイメージもあるんじゃないか」
「なんや、ウチはチューで黙らせられへん、じゃじゃウマ娘や言うんか」
「そうじゃないけど………タマは…ほら…」
「なんやねん………ん。
……い、いきなりかい!びっくりするやろ!しまいにはおこるで!ひと声かけんかい!」
「ほら、タマはしてからの方がうるさいから」
「やかましい!実証すなや!」 - 114二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 09:43:03
つま先立ちまでいかんでも上を向いてキスするアルダンは絶対絵になる
- 115アルダン◆AlPvTPCc0qfn22/12/20(火) 11:35:10
「アルダンな〜。あんな儚げな顔して、芯が強くてお茶目なとこあるからな!不意にされて呆然とした相手を見ながら、くすくすいたずらっぽく笑うんが似合うわ〜!メジロから恋の重戦車襲来やん!」
「うーん、その活発な表情は学園外だとあまり表に出てなくて、やっぱりメジロ家の深窓の令嬢らしく、ソファやベッドに横になりながら身を起こしてるところにチューされてる儚げなイメージが強いんじゃないか」
「なんや、ウチは儚さとか程遠い、ハングリーウマ娘やいいたいんか」
「そうじゃないけど」
「あんな、ウチもオグリに勝つために必死で身ぃ削って、選手生命全賭けして挑んだやん!あの輝きも一種の『儚さ』ちゃうんかい!」
「確かに。今は?ご飯美味しい?」
「うん!おいしいご飯を毎日食べて、今日もお腹ふっくふく!こないだもまた体重増でな……って言わすな!」
「……よかった」
「よくな……いや、せやな……おおきにな」
- 116二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 12:12:02
- 117二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 12:20:56
そう言えばアヤベさん見てないね?
アヤベさんはなんかこう、日常のなかで不意打ちのようにするのが似合う気がする
「ネクタイが緩んでるわよ。あなたの身嗜みが悪いと私まで悪く見られてしまうんだから、ちゃんとして」
って優しく結び直してあげてから、ね、こう……ちゅって、ね
で、
「……ふふ、頑張って」
と優しく微笑んで送り出す感じ - 118番外編3◆AlPvTPCc0qfn22/12/20(火) 12:56:21
「ライトハローさんの話、なんですけど……むにゃ」
「デジタル君、寝たまえ…おや…寝言か……」
「靴……選べる…………大人……ぐぅ
普段は……背を……高く……強い女性…演出……うふ……デートの日……『あの人』より低くなる……調整……ついでに歩きやすい……なるほど」
「不思議と何を言ってるかわかるねぇ」
「ここぞと……ここぞで上目遣い……からの…えぐりこむように…せ、せ、背伸びでチューっ……このために、うへへ」
「なるほど、で?」
「……からの、手を引いて、あっ、そこは、だめ、大人の……お、おおお城にィーっ!?
ハッ夢か!?お、おはようございます!?」
「おはよう」
「何か凄い尊いアイデアが去ってしまった気が……タキオンさん、わかりませんよねぇ」
「いやぁ、まったくもってわからないね。残念残念」
- 119アヤベさん◆AlPvTPCc0qfn22/12/20(火) 12:59:46
「アヤベなぁ!日常の中もアリやけど、イチオシは満点の星空の下やな!文字通りの独壇場!並んで星を見上げてるとき、不意に『…ねえ…こっち見て』なんて言うてな!
ひゅっと背伸びして流星のごときチューなんてされた夜は!もうアンタの輝きしか見えへん!瞬く星の光の前には、ウチの稲光もかなわんで!決まりやろ!」
「うーん、そういうシチュエーションかそれ以上に、夜空の下で星の話に夢中になってるとき、不意に向こうからされて恥ずかしさと喜びとで目を白黒させてそうなイメージもあるんじゃないか」
「なんや、ウチはどんな不意討ちも許さん常在戦場ウマ娘や言いたいんか」
「そうじゃないけど。ただ不意に可愛い瞬間は無数にあるね」
「…そ、そんなんないやろ、例えばいつや?何年何月何日何時何分何秒、地球が何回回った日?」
「今かな」
- 120ハローの靴◆AlPvTPCc0qfn22/12/20(火) 18:04:41
仕事の時には、少しでもスタイルよく見せられるよう、高いヒールの靴を履く。見た目も武器のひとつになるから。
でも、ありのままを見せられる相手なら、ヒールの高さは私の好きにしていい。だから今日はヒールの無い、スニーカーを履いてきた。
…休日。あの遊園地に、トレーナーさんと再びやってきた。前回の取材のような建前はなく、最初から純粋に「楽しむ」ために。季節限定のキャロットクイーンのグッズは真っ先に確保して、昼食には特製セットメニューも堪能して。その後並んだ新アトラクションの長い待ち列は、全く苦ではなかった。きっと、スニーカーの平たい靴底のおかげか、もしくはずっと話に付き合ってくれた彼のおかげか、あるいは、その両方。
楽しい時間はあっという間で、気付けば人込みの最前列で、光が溢れる夜のパレードを、二人並んで見送っていた。一日の終わりはもうすぐそこに迫っていて。パレードが去ったあとも、夜の遊園地はきらびやかで、それでも少しさみしくて。
今日最後のイベントを観終えて、帰ろうとする後ろの人たちに、まぎれたくないと思った。
止まらない時間の流れに対するせめてもの抵抗として、彼の肩へ、ぽす、と頭を預ける。
──まだ、すこしだけ、ここにいたいです。
彼が歩き出す気配はなく。口にしなくても、意志を汲んでくれたのが嬉しかった。
「──さん」
焦燥、緊張、高揚……それから、思慕。
胸を高鳴らせるいろんな思いが形をなして、初めて呼んだ、彼の名前。
驚いたようにこちらを見た瞬間、彼の唇に狙いを定める。
普段は高いヒールで強いられている背伸びを、この一瞬だけは、自分の意志で。
…。
「ライトハロー、さん?」
しばらく茫然としたあと、自分の唇にふれる顔が可愛らしくて。間違いでも勘違いでもないと教えるように、もう一度。
彼へ向かって背伸びをした。
- 121二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:27:31
子ども扱いされてドキドキ甘えちゃうクリークかぁ…
- 122クリーク◆AlPvTPCc0qfn22/12/20(火) 22:05:09
「クリークな!恋愛に関しては初心なとこあるし、なかなか自分からチュー行けへんのちゃうか?意を決して、背伸びしておでこに、いうんが身長もあってありそうちゃうか!そのまま頭をハグしておぎゃりペースを握ると!これが高速ステイヤーのペース管理がなせる技や!」
「うーん、クリークはそのイメージよりも、どうしても彼女がハグなり膝枕して甘やかしてる状態からスタートしてる姿があるんじゃないか」
「なんや、ウチには包容力のイメージとかない、でちゅねされるだけウマ娘や言いたいんか」
「そうじゃないけど、むしろ……いや、言ったら怒りそうだからやめとく」
「なんや、そんな言い方されたら気になるやん、怒らんから言うてみ?」
「……オカンっぽいのはタマだよねって」
「誰がオカンや!こちとらぴちぴちの学生やっちゅーねん!」
「理不尽」
- 123二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 07:46:24
逆に……タマモクロスとかあり得るんじゃないか?
- 124タマモ◆AlPvTPCc0qfn22/12/21(水) 10:48:47
「タマモクロスなぁ!いい雰囲気になったからって、目ぇ閉じてぷるぷるしながら背伸びして待って…気配がないから『せぇへんのかな?』思って片目を開けたときにチューされるんが似合うな〜!実際そやったし!
いや〜王道!適正身長に完璧なリアクション!白い稲妻相手なんて、ウチかなわんわ……って何言わすねん!」
「うーん、どうしても逞しくてカッコいい稲妻のイメージが強くて、年齢相応のウマ娘な部分を見られる人が少ないんじゃないか」
「つ、続けんなや!……なんや、可愛いとこはアンタにしか見せへん、不器用ウマ娘や言いたいんか?」
「そうじゃないけど。だったらこのレースの一着にはならないだろうし」
「そこは『うん』で即答ちゃうんかい!」
「タマの可愛さが皆に知られてるようで、自分も嬉しいよ」
「う、うっさいわ!……大好きやで」
「ファンの皆のことが?」
「アンタのことが!」
- 125二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 20:37:00
タマモクロス本人が出てしまったらいよいよ終盤だろうか……
私をあげますぅぅぅ!するドトウもまだ出ていないというのに! - 126ドットさん◆AlPvTPCc0qfn22/12/21(水) 20:48:50
「ドトウなぁ!あの娘気弱なようで頑固言うか、一途なとこあるからなぁ〜!一度恋心を自覚したら、相手が折れるまで背のびしながらぐいぐいせがんできそうやん?怒涛の執念が通じひんわけないで〜!ウチ王朝交代の時やな!」
「うーん、そのイメージと同じかそれ以上に、背のびなんて不安定な体勢で近づこうもんなら普通のチューどころじゃない事態になりそうな印象があるんじゃないか」
「なんや、ウチはアクシデントなんて起こさん、盤石ウマ娘やいいたいんか」
「そうじゃないけど、発生したアクシデントも、上手く笑いにして捌きそうだよね」
「誰がライブも行ける名司会者やって?そんな急に褒めんといてや〜!照れるわ!」
「テレビの生放送中のアクシデントとは言ってないんだけどなぁ。喜んでるからいいか」
「ふふん」
- 127二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 21:15:51
「占いと風水は違うんだけどね?」
「突然なんだい」
「違うのよ?占いはおまじない、風水は統計と生活環境学なんだから」
「あぁ、うん、知ってる知ってる」
「でも、だからこそ占いを否定するわけじゃないの。気持ちの持ちようって部分では、同じだからね。色のこととかは心に作用する暗示に近いし」
「う、うん。そんな前振りってことは……何か気になるおまじないでも?」
「…………な、なんでわかったの」
「わかるよ……」
「おほん。それでね……フクキタルさんに色々聞いたの。風水のお礼にって」
「へぇ?むしろ君の方が先生って呼ばれてたと思うけど……。脚質もコース適性も距離も違うし、何聞いたの?」
「……あ、あの……」
「何?」
「……こ、こっち向いて?」
「……君こそ、俯いてないでこっち向いてよ」
「……ええいっ!」
「……っ……?」
「……えへっ」
「……え、えと」
「恋愛運は……背伸びのキスが吉。フクキタルさんも実証済みの、おまじない。どう?」
「あの……もうキスできる関係なら、ずっと大吉じゃないかな?」
「……っ!ほんとだ!」 - 128リッキー◆AlPvTPCc0qfn22/12/21(水) 22:04:01
「リッキーか!今が吉兆なのかはリッキーのみが知るからな〜、どんな場面かも、どんなチューするかも無限大や!『氣を高めたいんだ』も『氣を高めてあげる』もできてまう!芝より砂より、恋の舞台が強いんちゃうか!芝だけのウチは敵わんでっ!」
「うーん、そのイメージと同じかそれ以上に、凶兆とみれば様子を見て、いい流れに変えたりできるまで待ってしまいそうな、慎重なイメージもあるんじゃないか」
「なんや、ウチはどんな凶兆やろうと構わずチューする、図太いウマ娘や言いたいんか」
「そうじゃないけど……タマは風水、恋愛面はあんまり気にしてない割に、金銭面に効果あるヤツは割と色々試してるよね」
「な、なななんで知っとん」 - 129二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:06:54
ここで一流のウマ娘キングから繰り出されるぐだぐだ三流背伸びキスをひとつまみ
- 130キング◆AlPvTPCc0qfn22/12/21(水) 22:27:58
「やはりキングヘイロー飛んできたか〜!
わたわたしながら『一流の』エスコートをした日に、ぎゅっと目を閉じながら背伸びして、頭突きみたいなチューしてまうのが似合うな〜!頭を下げへん、むしろ上げなあかん今回のレースにぴったりやん!電撃戦でウチに勝つとは、さすが一流やで!」
「うーん、そのイメージと同じかそれ以上に、一流と言うにはちょっと抜けたところのある相方のエスコートに『へっぽこ!』って言いながら、でもその心意気に応えてチューに応じる、みたいな一流な姿のイメージもあるんじゃないか」
「なんや、ウチは『へっぽこ!』なんてよう言わん、庶民派ウマ娘や言いたいんか」
「そうじゃないけど……タマはここではよく『あほ』か『アホ』って言うよね。タマの言う2つは同じ発音でも結構違って、前者は親しみを込めたような意図が……」
「アホのソムリエ初めて見たわ」
- 131二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:17:09
1回やると走る事と同じようにどハマリしそうなスズカさんとな…
- 132二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:20:46
ヤエノとかどうすか?
オグリみたいにぬいぐるみに嫉妬するし
無自覚にデレるときは火力凄いのに
普段はそういう事に全く体制が無い娘が
決死の覚悟で背伸びちゅーをするのとか可愛くねぇすか? - 133ヤエノ◆AlPvTPCc0qfn22/12/21(水) 23:48:58
「ヤエノなぁ!無表情に見えて結構顔に出るし、しかも耐性ないからな〜!一日デートした終わりに、夕焼けでごまかせへんほど顔を真っ赤にしながら、必死で背伸びしてチューするとか、もう奥義やねん!破壊力がちゃうわ〜!恋の舞台で無敵の舞いや!後輩が強くて先輩のウチも鼻が高いで!」
「うーん、そのイメージと同じかそれ以上に、色恋沙汰でも自分を律しようとするあまり、自分からはそういうの中々言い出せない、みたいなイメージもあるんじゃないか」
「なんや、ウチは自分を律せないゆるゆるウマ娘や言いたいんか」
「そうじゃないけど……実際、減らしたいものは増えて、増やしたいものは減ってるよね」
「な、なんの話や……」
「体重と財布の中身」
「包んだオブラート秒で剥がさんでええねん」
- 134番外編◆AlPvTPCc0qfn22/12/22(木) 00:25:53
「前にさ、スズカさんの背伸びのとき『情景が浮かぶようや』って言ってたけど、どんな情景だったの?」
「どしたん藪から棒に。まあベタなやつやで?あんな、トレーニングの無い冬の日に、二人で河原を並んで歩くと。ほんで、夕日がきれいやな、と立ち止まるねん」
「……なるほどね、それで?」
「隣の相方と他愛もない話ししとると、愛おしさとか好きやなーって気持ちが胸に湧いてきてまうねんな。そこで相手を見ると、相手もおんなじような顔してるって思って……何笑ってんの?」
「いや、ごめん。それがタマの『甘酸っぱい青春』なのか、って」
「何や?何が言いたいねん」
「まだ気づいてない?……初めて二人でチューしたときと、えらく似てるな、と思ったんだけど」
「………んなっ!な、な、な……な………」
「あ、固まった」
- 135二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:30:41
子供みたいなあおり文句に「今かな」で返すトレが強すぎて一瞬意識飛んだわ
- 136背伸び要素入れれなかった22/12/22(木) 08:27:26
「よ。もう来てたのか」
「Hi。授業が早く終わってね。えーと……ヤボヨウ?」
「ふぅん……お、お饅頭じゃん。日本の食べ物は慣れた?」
「だんだん……タマが言うところの『ボチボチ』ってやつかしら」
「そ。まぁ、少しずつでいいから。……日本は、慣れた?」
「ンー……やっぱり、芝とか走った感じはいいよね。JCはまぐれじゃなかったと思う」
「それはそうだね。トレーナーとしてもそう思う」
「でも文化とか生活は、まだ少しずつ。そっちのサポートもよろしくね」
「とーぜん。日本のことは日本人に任せて」
「Ah……なんだか、すごく活き活きして見える。キラキラしてるわ」
「なんだよ。アメリカでは、頼りなかった?」
「Yes」
「即答」
「……でも、私がフガイなかったせい……でもあるよね。トレーナーとしての自信は……結局、担当が勝たなきゃ」
「こら」
「っ!」
「俺は君を反省させるために母国に帰ったんじゃないぞ。君に前を向いて走ってほしいから戻ってきたんだ」
「……。OK、OK……Thanks。やっぱり、キラキラしてる。ステキ」
「あっちでも大概だったけど……日本語で言われると、尚更照れるな」
「ふふ、しかもキュートでもある。いいトレーナーを持ったよ」
「あぁ、はいはい。あんま褒めないでくれよ、落ち着かない。日本人はそういうの、あんまり言わないんだ」
「Hmm……じゃあ、こう?」
「……口だけじゃなくて、目まで閉じて。どうした」
「……♪」
「……ん、わかったよ。………………ぷは」
「ン~……言葉を使わないで、ラブを示す。ニホンダンジはこういうことする……覚えとくよ、ダーリン!」
「あ! 照れてるからって道化師やるんじゃないよ、んむっ!?」
「お返し!ふふ、真っ赤だよトレーナーさん!」
「お前もだよオベイ!」 - 137オベイ◆AlPvTPCc0qfn22/12/22(木) 12:01:16
「オベイ……オベイユアマスターか!?JCでウチに勝ったし、注目もされるわな〜!……ちょい待ち。つま先立ちというシチュエーションへの理解力、恋愛という頭脳戦でこそ活きる展開予想力……作戦負けしたウチは、身長高いやんけ!くらいしか言えへんのちゃうか!?
でもなんか嫌や!イナリと同じくらい負けたない!」
「うーん、あの娘『かなり頑張ってあのキャラクターしてる』らしいし、プライベートでもあんな風にグイグイ行けるとは限らないんじゃないか」
「なんや、ウチは裏表なし策なしウマ娘や言いたいんか……その頑張っとる云々の話、なんで知っとん?」
「前にオベイのトレーナーと話す機会があってね、そのときに。
……それとね。タマには、裏表も策もなくていいんだ。その性格は武器のひとつだし、情報収集や策の立案は、本来トレーナーであるこちらの仕事だ。……今の君のまま全力をぶつけられる瞬間は、必ず自分が見つけるから、二人で、戦おう」
「言うてることと表情がG1に挑む前のそれやん」
「それは、タマが負けたくないって言うから」
「………あほ」 - 138二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 12:29:10
デジたんの脳にタキオンを発信しておこう
ぶかぶか白衣…ではなくぶかぶかダウンを借りて夜の散歩とか - 139タキオン◆AlPvTPCc0qfn22/12/22(木) 14:08:08
「タキオン〜!?まぁ恋人できたら色々高まるシチュエーションについて試しそうではあるねんな〜!『背伸びの有無』で相手のドキドキはちゃうんか、とか!それは正直ウチも知りたい!
超光速のプリンセス、恋愛の実行力も超光速や!稲妻より速いんやったらウチかなわんわ!」
「うーん、そういうイメージと同じかそれ以上に、どこか実験と割り切れないというか、なんだかんだ本人もそれどころじゃなくなったところに追い打ちで屈んでチューされる、みたいなイメージもあるんじゃないか」
「なんや、ウチはチューごときでは動じひん、泰然自若ウマ娘や言いたいんか」
「いや全くそうじゃないけど、本当に、それはない、絶対に」
「めっちゃ念入りに否定してくるやん」
「だって、コ□コ□変わる表情も、タマの可愛さだからさ」
「キメ台詞なんやろけど、伏せ字が気になって全部台無しや。なんなん?自動変換なん?」
- 140二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 14:18:00
私だって一流を学ぶ者!完璧なキスをぶちかましてやりますわ〜!!
- 141二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 14:20:27
フラッシュとフラトレが見つめ合ってキスしているところを見ていたい
フラトレって絶対高身長でしょ… - 142カワカミ◆AlPvTPCc0qfn22/12/22(木) 14:46:09
「カワカミな〜!あの娘どーしてもパワー型の面が出てまうけど、土壇場ではめちゃくちゃ乙女やからな!もじもじしてても堂々としてても、ハートに来るのをぶちかましそうやわ!背伸びチュー一位を目指すこのレース!王子様が王冠洗って待っとるわ!ウチはせいぜい継母役になってまうなぁ〜!」
「うーん、勢い余った背伸びが頭突きになっちゃって、それを『王子様』が上手くフォローしてから、改めてプリンセスにふさわしいチューをしてそう、みたいなイメージがあるんじゃないか」
「なんや、ウチの相方は素敵な王子様なんかやない、言いたいんか」
「……まぁ、そうだね」
「まぁ一般人ではあるけどな〜!でもウチにとっては……」
「とっては?」
「……お、お……弟や妹くらい、大事な家族やで」
「べったベタなごまかし方だなぁ」
- 143フラッシュ◆AlPvTPCc0qfn22/12/22(木) 14:57:45
「フラッシュなぁ〜!スケジュール練りに練るし、むしろデートの中でさり気なく相手を一段高いとこに配置して、上目遣いで見つめ合ってからの背伸びしてチュー、すらセルフプロデュースできる娘やで!
ダービーウマ娘エイシンフラッシュ!チューの舞台でも輝くか!稲妻のウチより眩しいで!」
「うーん、逆に恋愛ごとに限ってはスケジュール通りに行かなくて、わたわたしてるのを相方が笑って見ながら、やがて口づけ、って感じらしいからね。ひょっとすると、それがファンにも目撃されてるのかも」
「なんや、ウチは普段も恋愛も当日に作戦決める、アドリブウマ娘や言いたいんか?」
「まぁそうだよね」
「即答かい。あと……フラッシュって…そうなん?」
「フラッシュのトレーナーが言うには。そこも可愛いんだって。前ネイチャのトレーナーと3人で話したときに聞いた」
「惚気のサミット開催してるやん……まさか、ウチの話も、二人に?」
「そりゃもちろん」
「即答かい!通りであの二人の視線が温かいと!アンタのせいか!アホ!」
- 144二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 15:02:58
タマトレとフラトレとネイトレとお兄ちゃんの惚気サミット……だと……!?
- 145なにこれ◆AlPvTPCc0qfn22/12/22(木) 16:12:10
『……そういえば最近お兄ちゃん、よくトレーナーどうしで話してるよね。同僚の惚気?あー、あのタマモさんのトレーナーの人でしょ?知ってるよ。
…でもあの人の惚気って惚気っていうより漫才だよね?あんな人と話してたら、お兄ちゃんまで漫才師になっちゃう!
お兄ちゃん…前は私の惚気もちゃんとしてくれてたのに、最近はすぐ石になってあまり話してくれないらしいね?
それに私が遊ぼうとしても、すぐ無に至っちゃうし…トレーニングするのもアヤベさんと一緒にしようっていうし……ご、ごめん。お兄ちゃんがそういう意味で鋼の意志なのは昔からだもんね。わかってる…
〜中略〜
…お兄ちゃんは優しくてかっこよくて、でも絶対に雰囲気には流れないってわかってた!
でもお兄ちゃん、きっといつかは私の気持ちを
絶対わかってくれるって思ってたから…ずっと我慢してるんだよ?
───それなのに私に隠れて惚気聞いてるってどういうことっ!?』
『──みたいな感じで拗ねられちゃって、暫く欠席します』
「そうかー、『残念です』っと……」
>>143でのお兄ちゃんがサミット欠席してたのは、こんな感じの事があったのかもしれないし、いたけど早々に石になってたのかもしれません。
ご自由に補完お願いします。
- 146二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 18:47:51
既出だったらごめん、マチタンってまだよな?
- 147おマチさん◆AlPvTPCc0qfn22/12/22(木) 19:01:14
「マチタンか?ああいうぽわぽわした娘がな〜!淡い恋心を得て、自覚して、振り回されて、その果てに、精一杯むんっと背のびしながらチューするわけやな!朝ドラ「おマチさん」やったら視聴率うなぎのぼりの展開!再放送も録画済!ウチは近所のおばちゃん役や!」
「うーん、彼氏を名乗る者たちが次々と各々の『経験談』をあげて論争になってるし、応援してる人たちの間で理想のシチュエーションについて、内部抗争が起こってるんじゃないか」
「なんや、うちの彼氏を騙るヤツは出てこぉへんのか?」
「うーん、やっぱり普段世間に出る時のタマは、闘志剥き出しでおっかないときが多いからかな」
「おうコラ」
「普段は、そうじゃない顔が沢山あるんだけどね」
「おう……こら」
- 148二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 19:21:09
ご飯を美味しく食べれてる3年後タマ概念ありがとう…それに対してトレーナーに感謝を伝えるタマ概念ありがとう…
- 149二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 19:29:52
- 150こぼれ話◆AlPvTPCc0qfn22/12/22(木) 20:01:43
「アンタ何、どういう流れでそのサミットに入ったん?」
「流れったって別に普通に……ちょっと前さ、コース横の休憩所で、あの二人がず〜〜〜っと担当がかわいいかわいいって話してるの聞いててさ」
「前提が異常やな」
「そこでこう『ウチのタマも可愛いんだけど』って」
「会話の入りが猫の自慢の仕方なんよ」
「そこからはもう根掘り葉掘り」
「根掘り葉掘り」
「やっぱ普段のおもしろ……カッコいいタマの印象が強かったみたいで、意外だねって興味持ってくれて」
「聞かんかったことにするわ、ほんでどんなこと聞かれたん?」
「『見た目がかわいい?』→『はい』
『声もかわいい?』→『はい』
『性格もかわいい?』→『部分的にはい』
みたいな質問攻めが続いて」
「聞き方が嘘発見器なんよ。それでウチの可愛さは伝わったんか?」
「なんか、可愛い場面をイメージしながらはいって応えてたら『いいよね』『いいな…』って言ってくれたから『いいんです…』って」
「なんなん?うちら同士もまだ出来てない以心伝心してたん?成人男性同士で?」
「あ、妬いてる?」
「妬いとらんわ」
「それでLANEのグループ入れてもらって、以降は休憩所でなんとなく集まったり、その場にいる他のトレーナーさんにも話聞いたりしてた。スペちゃんのトレーナーさんとかね」
「なるほどなぁ、ハズいけど、まぁ…過ぎたことはしゃーないか。
…最後に一個だけ聞きたいねんけど、ウチの性格は『部分的に可愛い』なんや?」
「………」
「なんで『部分的に』付けたん?……なぁ、こっち向き?……おい」
- 151二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:04:15
マスク外したエルもね、破壊力が高いと思うんですよ
- 152二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:17:45
タマとタマトレの娘とかママタマの背伸び可愛い話をパパに聞いて自分でも実践しそうだよね
- 153エル◆AlPvTPCc0qfn22/12/22(木) 22:48:40
「エルな!いつものレスラーな感じの時は背伸びいうよりフライングボディプレスとかしそうやねんけど、マスク外したちょっとしおらしいエルは、自信なさげにチューしようと背伸びすんのやろ?そっちのが心臓への破壊力はたかいねんな〜!上昇・緊張・エル必勝!ってな!」
「うーん、ファンからしたら、命より大事であろうマスクを外すのとチューするのとなら、本人のフランクさもあってチューするのがイベント的には先なんじゃないかってイメージがあるんじゃないか」
「なんや、ウチはマスクの代わりにバラクラバみたいにメイクしてる、面の皮厚めウマ娘やいいたいんか」
「そうじゃないけど……お肌はいつももちもちだよね」
「え、そやろか?こう見えてスキンケア頑張ってるからな〜!」
「個人的にはすっぴんのほうが好きかな」
「好きで言うとんのはわかるけど、その迂闊な発言は女性及びウマ娘を敵に回すで」
「軽率な発言でしたごめんなさい」
「即謝罪した思い切りに免じて許したる」
- 154二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 02:40:30
このレスは削除されています
- 155二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 09:12:32
ターボにはまだ早い話題だったかも
- 156二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 09:13:08
トレーナーさんを後ろから呼びかけて、振り向いた隙に背伸びしてキスをするシチーさん、キレイだべ……
- 157二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 09:19:05
- 158二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 09:22:53
ロブロイさんの必殺眼鏡外して背伸びキス!?
- 159ターボ◆AlPvTPCc0qfn22/12/23(金) 11:47:45
「ターボなぁ~!あの子がやってみたい!って思ったら、理性の逆噴射が無い限り逃げ切ってまいそうな勢いがあるで!友達の話をうけて、ジャンプみたいな勢いでいきなりして、これでターボもセイシュンのコイ、できたー!とか言ってそうやない?常識に構わず逃げてくれってか!」
「うーん、ターボはまだそういうの早いというか、騙してるみたいで罪悪感すごいんじゃないか?」
「なんや、ウチはそういう想像しても罪悪感湧かへんウマ娘や言いたいんか」
「そうじゃないけど…でもなんか年上感あるんだよなぁ」「…へぇ」
「…っあ!姉御感!姉御肌で頼りがいがあるっていいたくて…」「ふん、ほーん…正座」
「はい」
「…ま、言いたいこともわかるけどな。言い方っちゅうもんがあるやろ?年ごろの、しかも年下のウマ娘に『年上感』なんて言うたらどう思う?あんな、年齢の話は……」「逃げたい…」
「…なんか言うた?」
「いえ何も」
- 160シチーさ◆AlPvTPCc0qfn22/12/23(金) 11:49:22
「シチーなぁ〜!高身長なんはともかくとして、確かに相手を振り向かせてのチュー、画になるわ!でも見た目よりもあのティーンエイジャー感が重要ちゃうか!文字通り大人への階段をちょっと背伸びして一段とばしっちゅうシチュエーションがばちっとハマるわ…100年に一度のウマ娘も、好きな人の前ではただの女の子になってまうねんなぁ~!」
「うーん、そういう場面を想定する前に、どうしても普段の強い彼女のイメージが来てしまって、彼女を上手くエスコートできる自信がないんじゃないか。…わかるけど」
「なんや、ウチは強い感じもせぇへんし、エスコートもできそうな攻略楽勝ウマ娘や言いたいんか」
「まったくそうじゃないけど…強さはともかく、タマはお笑いはほぼ確実に喜んでくれるからなぁ」
「うん!新喜劇は特に確実やで!…言わすな!」
「あと安売りとか蚤の市とか…」
「そやな!掘り出し物があれば一日ハッピー!…我ながら安上がりやなぁもう!」
「かわいいよ」
「安い褒め方やめぇ!」
- 161ヘリオス◆AlPvTPCc0qfn22/12/23(金) 11:51:13
「ヘリオスとパーマー一緒に?まぁ二人仲ええけど、贅沢なやっちゃな…。ヘリオスは底抜けに明るいからなぁ、三人で遊んでる時、話の流れで?いうんはなくもないん、やろか…?とにかくすごいカラッとしたチューになりそうや。笑いながら走るウマ娘、恋のレースでも笑顔がはじけると!」
「うーん、ヘリオスは確かにノリが良いけど、その辺の線引ききっちりしてるというか、本気の恋なら一対一で挑むんじゃないかな」
「なんや、ウチは友達呼ばなデートもできひん、恋愛よわよわウマ娘や言いたいんか」
「そうじゃないけど…最初の方は、よくオグリも一緒に来てたよね」
「あれは、アンタが連れてってくれるお店の話したら行きたいって、う、ウチが緊張してたから頼んだワケやないし」
「そうか、念のため当時のことを彼女に聞いても?」
「…き、緊張して頼んでました…堪忍して」
「緊張してたのは可愛いかったけど、財布への影響は可愛くなかったなぁ…」
- 162パーマー◆AlPvTPCc0qfn22/12/23(金) 11:53:21
「ヘリオスとパーマー一緒に?まぁ二人仲ええけど、贅沢なやっちゃな…。パーマーはあれで奥手というか、自信ないとこあるからなぁ、友達に背を押されて一緒にーいうんはある…かもしれんな!相方と駆け抜けるんはレース場でも恋路でも一緒ってか!」
「うーん、パーマーとヘリオスはお互いの想い人に対しては一線引いちゃうというか、特にパーマーはそうなったら遠慮しちゃうイメージがあるんじゃないか」
「なんや、ウチは誰かと恋路が被っても譲らん、独占欲つよつよウマ娘や言いたいんか」
「そうじゃないの?前はデート中に話しかけられると、すごい睨んでたよ、相手」
「え、ほんま?ウチ、ファンにそないなことしてた?」
「いや、タマに話しかけたらちゃんとサービスしてくれるけど、隣のトレーナーに話しかけると…って。一時期『レース中のタマモクロスの殺気を体験する方法』として有名だったの、知らない?」
「知らん…なにそれ…こわ…」
- 163二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 11:59:40
こいつら…他のウマ娘のキスシーンを論議しているのではなく、それらを引き合いに出してただ単にイチャイチャしたいだけなのでは?
- 164おまけ◆AlPvTPCc0qfn22/12/23(金) 12:10:04
- 165二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 12:15:45
贅沢は承知で…いや贅沢だからこそ叶えたいんだよな
お互い一線を引かないパマヘリトレ三人仲良くイチャついてるやつ - 166できらぁ!◆AlPvTPCc0qfn22/12/23(金) 17:02:30
有馬記念も一緒に爆逃げした相棒と、告白した日も、その相手も一緒だった。
正直に打ち明けたいと、彼の呼びかけで三人集まった日。ある意味恋敵…敵なんて言葉を使いたくない、私の太陽は。いつもの笑顔でとんでもない提案をした。
「ウチの好きピとパーマーの好きピ一緒ってマ?じゃあトレピッピがダブル好きピになれば無敵で解決じゃね?三人でデートしたみあるし、それでおけまる?」
混乱するトレーナーと私をよそに、三人でのお付き合いと、第一回のデートが決まった。
当日。モールでウィンドウショッピングをして、歩き疲れたらヌン活して…。三人でいること以外は、普通のデート。トレーナーさんの手を引いて歩いて行くヘリオス。その少し後ろから、私。
時折ヘリオスがこっち見ているのも知ってたけど、トレーナーさんの隣は彼女に譲ろうかな、とか。そんなことを思っていた。とき。
「…パーマーさ、さりげ今日ウチに遠慮してるよね、三人のデートだべ?」
「いいの、ヘリオスとトレーナーさんがいいなら、それであたしも嬉しいからさ」
「ウチはそれされるとぴえんなん!…今日の企画決めた日、言ったこと覚えてる?」
「?…ヘリオスと、トレーナーさんと、私でダブルデートしたいねって」
「ちーがーうー!『ウチとトレピッピ』『パーマーとトレピッピ』のダブルデートじゃなくて!『パーマーとウチとトレピッピ』の三人のデート!おかわり?ウチの好きピはパーマーも!わかったら遠慮すんな!」
…太陽のこの言葉のおかげで、ようやく吹っ切れた。
それからは、トレーナーさんも、ヘリオスも。思う存分振り回してやった。
…後から思えば、ゴルフショップはさすがにヘリオスが手持無沙汰だったかも。 - 167背伸びどこ◆AlPvTPCc0qfn22/12/23(金) 17:03:24
そして、夕方。人気のない丘の上で。
「パーマー、とれぴっぴ、ちゅーしてぇ」
「…いいよ、私ちょっとあっちで待ってるから」
「ちょまち。松?松って何?」
「だって、チューって、…二人でするもんでしょ、私はあとでいいよ」
「そんなんいーの!二人でこいつチューしたれ、ダブルほっぺとか特権じゃね」
「そうかな…ならさ、ヘリオス、トレーナーさん…後で私にもしてね」「当然!ウチも!」
される一人を変えて、三回。全員が、お互いの両ほほにチューをした。
……
(…だめ、ここからどうしてもパーマーがしっとりする方向になっちゃう!)
(どうしても最初の唇を求めてしまう自分に嫌悪しちゃうパーマー…いい、でも、オーダーは三人幸せいちゃラブだし…)
「…トレーナー!どうしたらいいと思う!?」
「あしたは休みにするから、今はトレーニングに集中してほしいかな」 - 168二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 17:13:58
いろんなパターンのトレタマの供給があって最高のスレ
タマがかかあ天下感出してくるのもトレにカウンター食らってあわあわしてるのも両方好きだ… - 169二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 20:53:57
「キスをしたい」
「ん~、いいよ」
「お、パマちんも慣れてきた?」
「ま、流石にね」
「そうじゃなくて。いい加減、我慢できない。口でしたい」
「……っ」
「お、どした~? いよいよか?」
「いよいよだよ。……パーマー、いよいよだよ」
「あっ、うんっ!あの……い、いいと思う! ……その、ど、ど……どうぞ……なんて、言いたくない。一番は……私がいい」
「うん。そう言うだろうなぁ、って思ってた」
「えっ!? ば、れてた!?」
「なんとなくわかるよ。な」
「もち!フィーリングってやつ!」
「……はずかし……」
「で、ウチも勿論譲らない。どうすんの?」
「そりゃ、決まってるでしょ。ウマ娘二人が勝負するなら」
「レース!」
「うーし!条件は?」
「阪神2200」
「……まさか」
「宝塚記念で一着になった方と、先にする。どう?」
「…………ワルい人だなー……」
「流石にちょっと、ヒいたわ」
「うぐ……しょうがないだろちょうどいいタイミングで出走決定したんだから!」
「しょうがなかナイナイ」
「でも、アガってきた。でしょ?」
「ん!」
結局、私たちは大舞台で写真判定のギリギリまでもつれて、私の勝ち。ほぼ同着ってことで、私たちはまだ燃え盛ってた勝負の興奮に任せてトレーナーさんにほぼ間を置かないキスをしてあげた。
――勝利者インタビューの、その場で! - 170二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 23:39:08
ミークにキスシーンを見せてとせがまれる桐生院と同期くんかぁ
- 171番外編◆AlPvTPCc0qfn22/12/24(土) 00:06:48
「な、なんで桐生院トレーナーも議題にでてるんや?あの人ウマ娘ちゃうやろ」
「うーん、身体能力すごいし、ウマ娘と勘違いされてるのかもね」
「そういやアンタ同期やったな、最近は仲良うしてんの?」
「ぼちぼちね。こないだトレーニング中に会った時は、ミークに『キスするとこ、見たい』って言われて二人で困ったな」
「見たい、とは難儀やな〜!するより難しいんちゃうんか」
「……まぁ、担当の願いならなるべく叶えようとするからさ、彼女」
「……まさか、アンタと実演してへんよな?」
「まさか。そうじゃないけど」
「よかった〜!アンタにそんな甲斐性無いのは知っとるけど、ヒヤッとしてまうな〜!」
「信頼されてるようでうれしいよ。……ただ、今度見せてって二人がかりで頼み込まれちゃって。断れなかった」
「…………ウソやん」
「向かいあって、背伸びもしてって」
「ポーズ指定まであるんかい」 - 172二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 07:59:07
たづなさんは一緒に朝帰りするくらいだからその間にキスぐらい余裕だよ!
- 173二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 08:02:28
ナカヤマがトレーナーの隙を突くって聞いたんですが…
- 174二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 09:38:05
桐生院公認の仲になったミークと桐生院同期くんというのもあると思うんですよ
- 175ナカヤマ◆AlPvTPCc0qfn22/12/24(土) 09:47:18
「ナカヤマなー、恋の駆け引きにもヒリつきを求めそうでなー、会見中とか、目的地に移動してるだけの時とか、なんやとんでもないタイミングでしてそうなんが似合うで〜!ウチの稲光でも照らし出せぬ・・・底・・・!未だ底を見せぬ・・・ナカヤマ・・・!」
「うーん、そのイメージかそれ以上に、リップだけ気合を入れる、みたいな小さな布石をばら撒いて、密かに『いつ向こうからしてくるか?』賭けてそう、みたいなイメージもあるんじゃないか」
「なんや。ウチは賭博とかせぇへん、健全ウマ娘や言いたいんか」
「そうじゃないけど……じゃあ、次はどっちからチューしたなるか、とかで賭けてみる?」
「……ええで!……ほな『ウチからしたなる』に、この缶入りの飴ちゃん、の中のチョコ味とハッカ味を全賭けや!よーい」
「タマ、体よく苦手な味押し付けようとしてない?じゃあこっちはタマの……」
「ドン!チューすんで!」
「話聞いて?」
- 176二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 09:51:39
ありがとう、今日も一日ヒリついて過ごせそう。苦手なもの押し付けるタマちゃんかわいいね……お幸せに!
- 177たづなさん◆AlPvTPCc0qfn22/12/24(土) 18:12:14
理事長秘書のたづなさんとは、仲良くしている。…たぶん、友人として。レースの魅力について語り合いながら一晩飲み歩いて、その足で二人して仕事に行ったりもしたっけか。
それぞれの立場からレースに励むウマ娘たちの姿を共に支えるうち、お互いのことも、なんとなく支えにするようになっていて。これは恋なのか、親愛なのか、ぼんやりと考えていた頃。
いつものように職場で見た輝きを語り合うべく繰り出した街は、聖夜に向けて彩られていて、そういえばクリスマスが近いことをそこで思い出した。
一件目は、有馬記念の方が大事だなんだと管をまきながら飲んで、ほろ酔いになった。
そして二件目へ向かう途中のことだった。
……偶然、その場の全員が静かになった瞬間のことを「天使が通り過ぎた」というのは、どこの国だったろう。とにかくその瞬間、道行くひとたちも、その二人も、一瞬の沈黙に包まれて。その瞬間だけは、話していた話題ではなく、その相手を、ただ見ていた。
たづなさんって、ヒスイのような緑の瞳なんだ、綺麗だなぁ。
トレーナーさんの瞳、キラキラと輝いていて、きれいですね。
…覗き込んででも、見たいと思ったら、宝石が目に近づいてきて。
─背伸びしてでも、見たいと思ったら、輝きが目に近づいてきて。
「「……え」」
クリスマスの少し前、どちらからともないキスは。
……いったん、通り過ぎた天使のせい、ということになった。
(この間の休暇、たづなさんと会ったって言ってた夜、こんなことがあったかも、ってこと!?イルミネーションで異性はきれいに見えるらしいし!?)
(もう大丈夫。明日から、がんばれるから)
「…本当になにもなかったの?トレーナーさん!」
「ドーベル?……カラオケ、延長する?」
- 178二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 20:48:29
ドーベルとトレーナーさんは一回お互いの気持ちについて整理した方がいいと思うよ
- 179二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 07:44:01
タマのクリスマス…トレーナーと後輩連中の有マ記念を観に行くから家族で過ごせないって言って…外泊するんだな…
そしてクリスマスの町の中で美味しいものを味わうんだな いいと思うぞ、タマ
トレーナーの唇か…私もねだってみようかな - 18024の夜◆AlPvTPCc0qfn22/12/25(日) 09:14:27
「いやー、チキンライスをケーキ型になぁ!よう考えたもんや!ほんまおおきにな!」
「ほとんどネットのお手本そのままだけどね。一緒に試作した甲斐があったな」
「なー!しかも夜に本物のケーキ出した時のチビ達の顔!」
「ね、よかった……クリスマスパーティ、一日早くなっちゃったな」
「ええのええの、チビたちどうせ食べ切れへんし、今日のライスケーキ、今夜のケーキ、明日でケーキ三冠や!」
「上手いこと言うなぁ」
「……あんな?ウチ、チビくらいのときに、クリスマスは26日やでって騙されててな。今も、その感覚が抜けへんの」
「やから、ウチに……今日がクリスマスで、イヴは今夜なんやでって、教えて?」
「あ、でも明日も有馬観に行くし、はよ寝な言うんやったらそれでも……」
「…あ、ちょ…もう………」
「…………ん、大好きやで」 - 181おしまい◆AlPvTPCc0qfn22/12/25(日) 11:23:53
読んでいただきありがとうございます、スレ主です。突然ですがキリもよさそうなので、ここらで今度こそ〆させていただきたく。
約1週間、いいね感想リクエスト、本当にありがとうございました。全部には応えられず申し訳ないです。あと、>>85で終わる終わる詐欺してしまったことも、ここでお詫びしたく思います。
素敵な感想までいただいていたのに、未練たらしく続けてしまいました……。
途中、素敵なSSを書いてくださった方々も、本当にありがとうございました!
……もし叶うなら、皆様の筆致でのタマトレとか見れないかな、と密かにお待ちしております。
ほんとに、できたらでいいので。
最後に。狙いとしては>>163殿の全く仰るとおりです。思ったよりずっと沢山、タマを書けて楽しかったです。
ご覧の通り数だけはあるので、その中の掛け合いひとつ、台詞の一言でも気に入っていただけたなら、なにより幸せです。
では。
- 182関東人だから関西弁無理っす22/12/25(日) 13:28:21
一気読みしたけど…素晴らしすぎる!!!スレ主には感謝しかあらわせない。
それはそうとして、スレを読んでてタマモのファーストキスの情景が>>134で大分可視化できたので、ここで軽いお目汚しをば。
「いやー、俺のお袋が好きなウマ娘の名を忘れちゃったらしくてさ」
「あるよな。なぜかウチらの名前、横文字で長いもんな?あれ、なんでなんやろ?」
「でな?色々と聞くんだけど全然分からなくて…」
「ウマ娘に一番詳しそうなトレーナーが分からんのやったらウチも分からん気がするけど…まあええわ、一緒に考えたるから特徴言ってみ?」
「お袋が言うには、数字の『3』と関わりがあるらしくて…」
「絶対にナイスネイチャやないかい!その特徴はナイスネイチャや!なんでこんなのも分からへんの?」
関西人の性なのか、それともウチの性格なのか。しょーもない話題で、ワハハと笑って、ツッコミを入れて、バカみたいに盛り上がるのが好きだった。
オグリや、クリークなど、ウチと切磋琢磨して来たウマ娘達と繰り広げる、ボケとツッコミの応酬。これがとても心地よかった。
- 183関東人だから関西弁無理っす22/12/25(日) 13:28:51
「オレもネイチャだと思ったんだけどな?」
「せやろ?」
「ウチのオカンが言うには、GIレース獲りまくりらしいねん」
「…ほなネイチャとちゃうかー…あの子は、愛される名脇役やねん。鍋のニラみたいな物で、絶対に欠かせへんけど、残念ながら主役のタイプちゃうねん。ニラだからこそ、モツ鍋で主役にリーチを賭けてる福岡では小倉記念に勝っとるんよ」
そんなウチやけど、最近思い始めた事がある。それは。
(なんで、オグリ達とするようなバカ会話やのに…こんなにも胸が弾むんや?)
何でもない、冬の日。ごくありふれた河川敷。特別でもない、普通の綺麗な冬の夕焼け。ただ普段と違うのは…
「お袋が言うには、連想する色が緑らしくて…」
やっぱり、この男が隣にいるという事…なんやろか。
・・
ウチのトレーナー。ウチだけのトレーナー。時々とぼけて、頼りないのに一丁前にウチをここまで育て上げた、感謝しても感謝しきれない恩人。そして、ウチが好きな人。
普段は精悍な顔立ちなのに、笑うとあどけなさが見える、優しくて、面白くて、それでいて大人で優秀なトレーナー。そりゃウチのチビ達も懐くわ。
そんなウチのトレーナーの横顔が、愛おしくて、何か思わずウチだけで独占したくなってもうて。
「で、俺の予想はシンボリルドルフじゃないかって」
「そんな訳あるか!いや…待って、それちゃうの?」
「え?マジで?…確かに!」
- 184関東人だから関西弁無理っす22/12/25(日) 13:29:02
ほら、またニヘラと笑った。ダメやで、ウチ以外にそんな柔和な顔を見せたら。
だから。
なあ、トレーナー?ちょっとこっち見てや。
ふと立ち止まって交わした初チューは。
「へへっ、初めてトレーナーと同じ目線になれたわ」
爪先の攣りそうな痛みと、アンタの瞳の色に染められた視界しか覚えてへんわ。
- 185関東人だから関西弁無理っす22/12/25(日) 13:31:07
と言う訳で、普段ネイチャとカフェ系ばかり書いてるせいでどうしても湿度が抑えきれませんでした。でも、なんかこの二人、めっちゃいちゃついてるからいいかなー!?とか思ってそのまま投稿しちゃいました。関西弁、滅茶苦茶だろうけどそこはおおきに。
ちなみにタマモとトレーナーの会話(コント?)、一応全て考えてあります。別スレで建てようかな…とか思ってますが、ぶっちゃけ興味あります? - 186二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 19:56:55
書いたSSは、出そう!
- 187二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 20:12:13