- 1二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:27:23
- 2二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:29:02
お前がそれを成せばまた一歩進めるだろう・・・
- 3二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:29:35
小学生で恋愛小説ってマセてるねー
晒して❤ - 4二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:30:21
なぜ匿名掲示板に晒すのが恥ずかしいのか身内に見られる訳でもないのに
- 5二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:30:30
これはお前が始めた物語だろ
- 6二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:30:54
(多分黒歴史って意味だと思うぞ)
- 7二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:31:48
羞恥心に打ち勝ちたい時、
「恥の多い生涯を送ってきました」
と心の内で何度も唱えてみるといいでしょう - 81◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 17:33:31
- 9二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:34:49
他人の小学生時代の恋愛観ってのはちょっと興味あるね
- 10二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:35:12
思ったより長ぇ!
小説だけで1スレ埋められるね❤ - 11二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:35:46
因みに何歳の時に書いたんだ?
- 12二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:36:00
完結してるだけでも誇れるんやで
- 13二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:37:03
黒歴史なら普通こんなスレ立てないしそんな存在人知れずに消す
スレを立てたのなら見てほしいということだ早く投稿しろ! - 141◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 17:37:23
- 15二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:37:47
じゃあ、リメイクしよっか?
- 16二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:38:13
でも、ここにいる連中は友達でもないし生涯関わる可能性すら無い人々なんだから晒して評価してもらうのも悪くないと思うぞ…
悪い点を指摘してもらって改稿する作業をすればまだ今の自分自身の評価より良くなるかもしれないし
今のまま抱えてたらずっと変わらないままだぞ?
- 171◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 17:38:19
- 18二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:38:50
- 19二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:39:06
はよはよハリーハリー!!!!
- 20二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:39:48
大丈夫だ、あにまん掲示板は割と閉じた場所だから!
羞恥心を乗り越えろ!! - 211◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 17:40:00
いや、小説を書くことはもうやめたんだ
別に評価してほしいわけでもない
ただなんというか、黒歴史すぎて思い出すだけでも絶叫ものだからせめて掲示板で晒して笑ってもらえたら少しはいい思い出になるかと思っただけだ - 22二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:40:56
はよはよ(੭ु・ω・)੭ु バンバン!
- 231◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 17:41:48
しかし、ノートに書いたということで察してもらえると思うが、これから自分は小学生の頭お花畑な駄文をしっかり隅々まで読んだうえで書き起こさなければならないということになる…
タイピングの速さには自信があるが、精神力には然程自信がないのでしばらく待っていてほしい - 24二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:41:56
やってみせろよ!スレ主!
- 25二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:42:37
スクショならタップするだけだぞ…!
- 26二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:43:00
写メかスキャナーで読み込んだ画像を貼るでも良いのでは
- 271◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 17:43:44
あ、もし当時の同級生ないしに友人がここを覗いてそのうえここに辿り着くという最悪なミラクルが起こるかもしれないから、固有名詞はある程度改変する。でも文体はそのままだから安心してほしい
- 281◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 17:44:31
字が汚いし、正直筆跡で今の大学の人間にばれたらと思うと気が気ではなくて
- 29二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:46:07
内容はわからんがその量を完結させただけで賞賛に値する
- 30二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:46:34
ノート8冊って超大作やんけ
晒す晒さないはともかく、そこまで書き上げたのは誇っていいぞ - 31二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:47:13
- 321◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 17:52:35
1章
優菜が告ったって?
美咲はぼうぜんとしていた。
あの優菜が、直接!
相手は浩人というやつだ。
美咲は、「いくら裏新聞部だからって…」とつぶやく。
美咲、菜緒、愁人の三人で作られている、裏新聞部。あだ名はウラシン。
先生にはナイショの部活だ。
家でコピーしてきた新聞を、中休みに机の中に配る。どんなに汚くても、入れなきゃなんない。先生にばれるもの。
美咲は仕入れてきた情報を整理し、菜緒は下書きをする。美咲と愁人が清書し、愁人が確認する。配るのは菜緒だ。コピーは愁人がしてくれる。
取材は美咲の仕事だった。菜緒もたまに参加する。愁人はというと、確認でいそがしい。直ぐに新聞をかけるように、愁人がちょうど確認している時に菜緒の情報をもとに取材するのだ。
今回の取材は、ちょっとハードだったけど… - 331◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 17:52:52
ここまででかなり精神がやられた。殺してくれ
- 34二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:54:54
確認なんだけど、マジで小学生の時に書いたんだよな?
- 35二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 17:55:01
大丈夫だお前ならやれる!!
- 361◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 17:56:10
- 371◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 18:00:19
「んで、美咲…」
「イヤよ」
「美咲カレシいないだろ」
愁人がそういうけど、美咲は折れない。
「菜緒がやればいいじゃん」
「私はカレシ持ち」
「な?もうお前しかいないんだよ」
美咲は頑固に首を振る。
はじまりは、浩人と優菜の恋人情報から。
浩人には夏というカノジョがいる。しかし優菜の告白を浩人はOKしたというんだよ。
つまり、浩人は女の子を二股かけたのだ。そこまで話がすすんだとき、菜緒は浩人と前子のキスを目げきしたと言ったんだ。 - 381◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 18:00:56
(登場人物は小学五年生設定です)
- 39二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 18:02:09
ませすぎやろ
- 40二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 18:03:03
浮気とか二股とか言ってる小学生やだな
- 41二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 18:03:06
突如現れた前子…
- 42二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 18:03:34
愁人って、何かの作品で見たキャラの名前なんかな?
正直、見た事無かったわ - 431◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 18:04:42
原版の方の名前は自分が小学生だったときの少女漫画の男子のそれに酷似しています
- 44二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 18:06:22
ウラシン好き
- 451◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 18:09:33
「えっ」
前子は美咲よりも恋と縁がうすい。そこまでモテるというわけでもないのだ。すると愁人が美咲にとつぜん、こんなことを持ちかけた。
「浩人と付き合ってみたらどうだ」
と。
美咲は浩人のことをチャラい軽はく男だと思ってる。好きかというと、あまり好きではない。かかわりたくないくらいだ。
けど、付き合うとなると。ちょっとしつ礼だけど、前子とキスまでしたのだから、美咲がフラれることはたぶんないと思う。浩人と抱き合ったりキスなんて、正直はき気がする。
「後しまつはどうすんのよ」
「浮気に気づいたことにすれば?」
「あたしと浩人との心のキズは消えないわよ!」
「そんなの知らねーよ」
説得(けんか)の果て、菜緒が浩人がヘンな気を起こしたとき、いきなり出てきてキスをふせぐ、だから美咲は菜緒がつけやすいようにゆっくり歩くこと、と決まった。 - 46二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 18:12:13
前子はちょっとお顔がよろしくないのだろうか
- 47二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 18:12:43
これ書いてる小学生嫌だろ!!!!
- 48二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 18:14:22
あのさあ…地の文まで書く小学生とか嫌なんだが……
- 49二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 18:15:16
説得(けんか)、が小学生のセンスか?
それとも今の小学生はこれくらいのセンスを持っているのか? - 501◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 18:16:06
- 51二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 18:17:02
- 52二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 18:17:13
- 531◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 18:18:44
- 54二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 18:19:56
- 55二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 18:19:59
- 561◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 18:22:43
- 57二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 18:23:22
普通に2スレ目立てればいいんじゃねえの?なあスレ主!
- 581◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 18:27:25
その日の放課後。
美咲ははじめて(ニセの)告白を浩人にした。
フッてくれと神と浩人にいのった。浩人にいのるのはムカついたけど、しょうがない。浩人はそれを聞いて、
「ありがとう。美咲の気持ち、うれしいよ」
あたしはあんたの言葉がうれしくない!美咲はあばれ出しそうになるのを必死で止め、にっこり笑った。
「じゃあ、浩人くんと付き合うってことで…いいの?」
思いっきり甘い声を出す。いつもは使わない声なので、のどがなんだかヘンだ。
「いいよ」
そう言われてすぐ、浩人がきょりをちぢめてきた。キスをする気か?告ったのはこっちなので、よけられない!菜緒が飛び出した。
「お!美咲じゃん」
言われて器用に浩人から離れる。スケベっ、ヘンタイっ!!美咲は浩人を頭の中でののしり続けた。
結局付き合うことになったんだ…
菜緒が去り、「じゃ、浩人くん!また、明日ねっ」と美咲は浩人に手を振り続けた。 - 59二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 18:28:13
小学生にしてハニートラップの概念知ってるのさすが過ぎない?
- 60二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 18:30:23
これを書いてる小学生は嫌だ
- 611◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 18:33:35
しかし、そのウソはウラシンのメンバーと会うとはがれ落ちた。
「もう無理!」
美咲の口から浩人のグチがぼろぼろ出てくる。三分くらい会っただけでここまで悪口を言われるなんて、浩人はぎゃくにすごい。
「んな弱音吐くなって。今週…金曜まで、付き合えばいい」
今日は火曜だ。
「金曜に、浩人が前子たちと会う時間を調べるの。それまで、がんばって。時間と場所が分かれば美咲はそこへその時間に行って、きっちり別れられるから」
そう言われて、美咲は安心した。くわしいことが分かったので、だ。 - 621◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 18:34:42
そろそろ心が無になってきました
- 63二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 18:38:35
小学生でここまで書けるのすごいな…
- 641◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 18:40:21
水曜がすぎて、木曜が来た。浩人と付き合う期間も、あと少し。美咲は、例の甘い声で浩人に聞いた。
「浩人くん、あたしのこと好き?」
「もちろん!君のことは大好きさ!」
あたしは大嫌いよ!
「きゃ~浩人くん、ありがとう!うれしい~!」
やだ、吐き気が…
「うん、今日、たくさん告られたけど断ったよ。君にかなう女の子なんていないからね」
小五でこんなにキザ…いいのかこれ…
そこで美咲は気になって、浩人に聞いた。
「その振っちゃった女の子、誰なの?教えて?」
浩人は、
「前子、優菜、それに…夏。君というステキな女の子がいるんだもの。当然さ」
いっしゅん、美咲は耳を疑った。だけど声は言い直されない。現実がじわじわとしみこんでくる。
その三人と浩人がキスをしたりすることは、振ったのだから、もうない。美咲は怪しまれず、浩人と別れることはできない。
うそ!あの教科書を忘れたときみたいな感覚が美咲の中をかけぬけた。 - 65二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 18:42:36
は、波乱の展開…!!
- 661◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 18:44:24
すいません、ご飯の時間なので暫く抜けますね
- 67二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 18:45:23
気になるところで切れて草!
- 68二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 18:47:09
どうしよう…笑いに来たのに、なんか普通に続きが気になって来た…
- 69二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 18:54:54
いや、確かに文体は子供っぽいけどそれなりにストーリー軸もしっかりしてるし、小学生でこれ書いたのは結構すごい事なのでは?
- 70二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 18:59:53
子供っぽい語彙で子供っぽくない内容出てくるの癖になるな……
- 71二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 19:01:50
大人でも完結させられる人は少ないからちゃんと完結してるだけめちゃんこ偉い
- 721◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 19:03:35
どうやら家族内での擦れ違いがあったらしく、急遽出前を取ることになったので、少しだけ書き起こしますね。一章終えられるといいな
- 731◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 19:07:34
うそじゃない!うそだったら、三人の名なんて出さないでしょ。うわさもあるから、あやしまれるだけ。浮気を…
美咲は「用事を思い出した!」と浩人の手をほどいてかけだす。
ええい、廊下を走っちゃいけないなんて、もう知らないっ!
「菜緒、愁人、大変だっ!」
その美咲の顔にただならぬものを感じたのか、二人はマジメな顔で「何?」と聞いてくる。
「それは…やばいじゃん!あの男と…」
「諦めるな菜緒!まだ…方法は…」
病気で死にそうな人に言ってるみたいだ…。
「どうするの!だからいやなんだってば!」
さけぶ美咲。
「う~う~」
「方法はっ、方法っ」
「浩人と永遠に恋人なの!?」
「だから、別れる方法…」
「いっそ、だれか…」
すると菜緒が何かを思いついたのだろうか、愁人を連れてろう下に出て行っちゃった。美咲は耳をすませたけど、何も聞こえない。美咲がイライラしてるうちに、愁人がとってもつかれた顔で、菜緒が晴れ晴れとした顔でもどってきた。 - 741◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 19:12:17
「美咲、大丈夫!浩人ときちんと別れられるように、私が準備をしたから」
「菜緒、このうらみは一生忘れないぞ…」
「そもそも、素顔調べるって美咲と浩人を付き合わせたのは愁人じゃん!責任取りなさいよ!」
「菜緒だっていいよって言ったじゃねーか!」
「それはそれっ!」
愁人はふきげんだ。菜緒に一体何をたのまれたのかな…美咲は不安になった。そんな美咲に菜緒は、
「明日の中休み、浮気をうたがって浩人とけんかして。その後は私と愁人がなんとかするから、ねっ!」
と言ってきた。大嫌いな浩人とけんかをするなんてかんたんだ。
「え、いいけど…、なんで?」
美咲は思い切って聞いてみた。しかし菜緒は「まだ秘密」と言って、ろう下を歩いて行ってしまった。 - 75二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 19:14:28
なんかこの小学生、俺より小説書くのうまい気がしてきた
- 761◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 19:23:26
中休み。菜緒がけんかしろと言った時刻だ。金曜の中休みは少し長くなっている。
「ゆっくりでいいか」
美咲はそうつぶやき、浩人に声を掛ける。
「浩人くんっ!」
恋人の必死な様子に、浩人がうろたえる。
「ど、どうしたんだ、美咲」
美咲は用意していた台詞を浩人にさけんだ。
「菜緒から聞いたんだよっ。あんなやさしいこと言ってさ…ほかの子とはキスしてんの!どうして!?あたしじゃダメなの!?」
昨日お母さんがとっているドラマを見たおかげで、美咲は自分でもうまく言えた自信があった。
浩人はもちろんあわてた。
「美咲…なんてこと言うんだよ!俺の君への愛が本物じゃない…ニセだっていうのか!?」
ハイ。そうです。
教室のすみで大げんかしだした二人にわらわらと人が集まった。その中の一人だった菜緒が、いきなりこんなことを言い出したので、美咲に目が向いてしまった。
「美咲と浩人ってさ~付き合ってるんでしょ?」
「え~っ!」
すると三人が教室を出て行った。夏、優菜、前子だ。美咲はもうしわけなくなりうつむいた。 - 771◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 19:27:58
菜緒の言葉は続く。
「でもさ、それってホント~?愛ないんなら、早く別れな」
浩人が怒った。
「愛ならあるさ!別れるなんてとんでもない!」
そう言われた菜緒がにやにや笑って試すように、
「じゃあ、ここでキスしてみなよ」
と言い放った!
「菜緒、何言いだすの!」
菜緒はキスを防ぐ役割なのに!その菜緒はキスをさそうなんて!
美咲は思わずぎゅっと目をつぶった。
もうおしまいだ!! - 781◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 19:28:16
出前来たんで今度こそ抜けます!
- 79二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 19:34:09
ここでかよ
- 80二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 19:52:48
さてはスレ主狙って気になるところで切ってるな?
- 81二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 19:56:37
文才があるのがわかる文
- 821◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 20:26:14
夕飯食べて戻ってきたは来たけど、羞恥心が復活してきた。心を殺します
- 831◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 20:30:20
美咲が絶望した、その時!
「ちょっと待てっ!」
聞きなれた声。愁人だ!美咲が目を開けると、愁人が浩人の肩をつかんでいた。やじうまたちの視せんが美咲と浩人の口元から愁人へとうつる。
「なんだよ愁人。じゃますんな!」
浩人が愁人をにらむ。だけど愁人はひるまず、浩人をにらみ返した。すると菜緒が美咲にウインクをして、さっと目をそらした。それを見て、美咲は菜緒が考えていたことがやっとわかった。 - 841◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 20:36:03
「お前、サイテーだな。美咲と付き合っといて、別のヤツとキスしてんだもん」
そう愁人が言うと、数人の女子が目をそらした。
「別れたらしいけど、少し前まで美咲以外7人と付き合ってたってな」
ひと息。そして愁人は予想どおりの台詞を言った。
「俺は美咲が好きだった。でも美咲はお前、浩人と付き合った。俺はお前に負けるならしょうがないとあきらめた。でも俺は見ちまったんだよ。お前が別の女とキスしてるの。それでもう、がまんが出来なくなったんだ」
だから。
「美咲を俺のカノジョにする!」
いってすぐに、愁人は走り出した。美咲も走りいそいで教室をぬけて、一階まで下りて、はあはあと息をついた。おいかけていたらしい菜緒に、美咲は「よく思いついたね」と言った。 - 851◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 20:37:26
うっ…ここのあたりが写してて一番きつかった…
- 86二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 20:38:26
普通に読めるし、むしろ小学生でここまで書けるのは誇っていいくらい
- 87二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 20:39:54
大人の俺より小説うまくて嫉妬民
- 881◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 20:41:07
菜緒は、「そういうドラマを見てね。応用すれば美咲をうばうこともできると分かったんだよ。どうせなら愁人に悪事をバクロしてもらえば、浩人がまたみさに近づいてもあやしまれず断ることができて、女子も近づかなくなるし」
「それにしても八人って。あたし絶対名前呼びまちがう。」
「ま、そういうことがとくいな男子もいるってことだな。…そういえば菜緒、この後どうするんだよ。付き合ってることになっちまったけど、この後のこと聞いてないぞ」
聞かれた菜緒は、おおらかに、
「知らなーい!」
と無責任な発言。
「はぁ?」
「そこ考えろよ!」
二人が本気で怒っていることが菜緒には分かったのか、二階へ走って行ってしまった。 - 89二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 20:41:47
- 90二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 20:42:01
やっぱり子供の頃から文章読んどけばここまで書けたんだなと後悔民
- 91二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 20:42:41
でもすべての恋人描写でキスが最上級なところに年齢を感じる
- 921◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 20:45:38
「待てっ」
そう言った愁人が追おうとしたが、いきなり止まって振り返って美咲に聞いた。
「俺達はどういう関係なんだ?友達か恋人か」
美咲は少しなやんで答えた。
「中間じゃない。これからどーなるかは、わかんないけど」
愁人が恋人にすると(うそでも)言ってしまったのだから、どっちみち友達でいることはできないし。
中休み終了のベルがなって、ウラシンの今回の取材は終了となった。
(一章完) - 931◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 20:47:05
と、いうことでこの小説のストーリーは基軸として美咲と愁人の恋愛小説となります。そろそろ精神が限界を迎えてきましたが、先の先に待ち構えているキス描写が気がかりでなりません
- 94二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 20:49:09
一章完おめでと
なんか普通にシチュエーション的に萌えてしまって困るんだけど… - 951◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 20:57:04
2章
ウラシンはバレンタインを前にして、はりきっていた。菜緒だけだけどね…
美咲には注目が集まっていた。どこからか美咲がチョコを作って愁人に渡すといううわさが流れてやじうま達がどんどん増えてしまって、愁人とうわさを消しまくっていたが、それがかえってアダになってしまったのだ。
愁人のことを美咲はたくさん聞かれて、本を読むヒマもなかった。愁人も同じだった。
そんな二人を見た菜緒が、浩人をあきらめてない女子がいる、と持ちかけた。
「えっ、マジで!?」
一月のウラシンには浩人の悪事がちょっとばかり書かれていた。あれを見たら百年の恋も冷めると思うんだけど…
「朱莉よ」
そう菜緒が言った。
「あぁ」
愁人がなっとく、とうなずく。二人の名前を出せばだれもがぴんと来るくらいに朱莉の恋は有名だった。
よって朱莉を好きになった男子は、いっしゅんで失恋。悲しい運命だ。 - 961◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 20:57:54
因みに今回の章を心を殺しながら読み進めたところ、全く面白くなかったので期待しないでくださいませ。
- 971◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 21:05:18
「ま、浩人には夏ってカノジョがいたから、表向きは失恋だったんだな」
うら向きは浮気相手となる道があったけど、と愁人が言ったので全員がうなずく。
「今回の取材は?何すんの」
美咲はおそるおそる聞く。
「朱莉を見張っとくの。バレンタインデーによ。朱莉が抜けだしたら美咲が張り込んで。逆に浩人が抜けだしたら、愁人が見張るの」
あと、取材のジャマになりそうな本は私があずかる。そう言われて、美咲はしぶしぶお気に入りの本を菜緒の机においた。
立ち去ろうとした美咲と愁人だが、美咲が呼び止められた。菜緒だった。美咲は戻って本をみれんがましく見つめる。 - 981◆Gl2yP23sJukW21/11/02(火) 21:05:56
恋愛小説なのに恋愛描写が出てくるとダメージが入る。一時休止。
- 99二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 21:07:28
因みにこれはノート何冊目なんだ
- 100二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 21:13:32
文字数的にまだ一冊目じゃね
- 101二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 21:16:02
(小学生設定です)
(小学生設定です)
(小学生設定です) - 102二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 21:19:04
こんな小学生いてたまるか
- 103二次元好きの匿名さん21/11/02(火) 21:26:42
スレ主はどのくらい休止するつもりなんだ?朝まで?
- 104二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 07:08:48
戻って来ない……
- 105二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 07:15:31
スレ主わざとやってんだろ
- 106二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 08:47:39
文才あり過ぎやろ… 今の自分でもこうは書けないわ
小学生の作品でもちゃんと読めるぞ? - 107二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 17:39:27
戻ってくるかわからないけど一応保守
- 108二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 17:40:34
このまま返って来なかったから
結構嫌だぞ俺 - 1091◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 20:08:52
「とっ。菜緒、なに?」
「あんたねぇ、そろそろビミョーな関係からきちんとした関係になりなさいよ」
「愁人のこと?でも高らかに宣言されちゃったのよ。いまさら友達には戻れないし」
「美咲、左がふさがってるなら右に行きなさい」
「って?」
「つまり、友達になれないんなら恋人になれってこと」
「はぁ」
「浩人よりはイヤじゃないでしょ」
「それはまぁ…そうだけどさ」
愁人のことが好きかと言われると、よくわからないんだ。ラブシーンとかも…吐き気はしないけど、したいかと言われると…なやむ。 - 1101◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 20:11:09
スレの存在をすっかり忘れていました。申し訳ありません。ショッキングすぎて脳みそが記憶を抹消していたのかもしれません。
そして明日提出の課題があるので、本日の更新は一章分行けばいいくらいだと思います。また、イベントも近いので時々サークルから呼ばれて離脱します。本当にすみません。
時間はかかれども八冊分晒す予定ですのでそこはご心配なさらず。(内容には期待しないでね) - 1111◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 20:13:05
「やっぱ考えられないの?」
「考えられないワケじゃないけど…正直ビミョーだわ」
「美咲ってあんまキチッとしないからね」
「ま、そうよね。愁人とも…」
「でもさ、きっちりした方がよくない?気になるじゃん」
「そうだけど…」
愁人には中間の関係だと言ったが、今後はわかんないとも言った。
「恋人ねぇ」
「相談したら?一回考えた方がいいでしょ」
じゃ、っと菜緒がいなくなり、美咲は一人とりのこされた。
「よくわかんないわ、マジ」
美咲は大きなため息をついた。 - 1121◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 20:13:30
早速呼ばれました。離脱!30分ほどで何とか切り上げるのでしばしお待ちを。
- 113二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 20:15:41
おおお!帰ってきた!!
- 114二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 20:17:00
お帰り〜
- 1151◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 20:58:56
時間かかりましたが戻ってきました。進めます
- 1161◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 21:02:38
バレンタイン前日。
美咲は朱莉に、それとなくたずねてみた。
「だれかに本命チョコあげるの?」
と。朱莉はカーッと赤くなり、だれにも言わないように約束させてから
「浩人くん」
とささやいた。
まいった。本当だ。
朱莉の恋は記事を見てもさめない、万年ものの恋だったらしい。
朱莉はびっくりしている美咲にこう聞いた。
「愁人くんと付き合ってるって本当?」
美咲はどう返せばいいのかまよって、
「まだビミョー」
と白じょうした。
もし朱莉に本から引きはなされたなら美咲はえんえんとだまりつづけただろうが、もう何日か引きはなされているのでなれてしまった。 - 1171◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 21:07:03
「あ、そっか。勝手にうばわれたんだから、そうだよね」
朱莉はその後同じ目的で来たらしい菜緒に引きとられていった。
「あっ、やば。もう次の授業まであと一分」
算数の教科書とノートを出す。
ベルが鳴り、みんなが席につく。浩人のとなりの夏は浩人から器用に目をそらしている。
少し切なくなり、美咲は朱莉に目をやった。すると、
朱莉が怖い顔で夏をにらみつけていた。さっき浩人のことを言っていた時とは全くちがう。
オニだ、まさにオニだ!
それからの授業に美咲は集中できなかった。うったえてやる!
「三角形の面積は…」
「平行四辺形は…」
時計を見ると、授業はあと少しで終わりそうだ。美咲は思うぞんぶんぼーっとした。 - 118二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 21:08:00
算数の教科書ってことはマジ小学生なのか…嫌だな……
- 1191◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 21:12:39
「終わりまーす」
「ありがとうございましたー」
美咲は立ち上がって菜緒の席へ行った。
「朱莉が夏のことにらんでた?」
「うん」
「ヤバいじゃん。夏となんかあったんだったら、浩人に朱莉が告ったときに夏が乱入しちまうかもしれない。そしたら…」
「そしたら?」
「俺たちに、来た時気づくだろ」 - 1201◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 21:18:07
(ここからはここまでの頭お花畑っぷりは何だったのかというシリアス設定が続きますが、本編には大して関係ないので気にしないでください)
ウラシンの存在はみんなにみとめられたわけじゃない。そりゃみんなみとめられはしない。もともと、ゴシップ誌ってそういう運命だ。
ウラシンはもともと六年生から始まったんだけど、そのことが別の学年に伝わり、今はほとんどのクラスにウラシンがある。
それで昔、『私がウラシンだ!』的な宣言をした人も、いたことはいたのだ。その人は正義感の強いクラスメイトからのいじめにあってしまった。
なので愁人が言ったように、ウラシンはメンバーがバレるとヤバいのだ。文字もカクカクにして、筆跡を調べられないようにしてある。
ウラシンを先生が知らないのは、先生に言って、空気をこわしたことでいじめにあった人がいたということをみんなが知っているからだと思う。 - 1211◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 21:24:28
「夏なんてもう正義感のカタマリじゃん。バレたらまずい…」
「作戦練り直す?」
「いや、つけてるの見つかったら、『トイレー!』って叫べばよくね?」
「体育館うらに出たら?トイレも何もあったもんじゃないでしょ。やっぱ練り直し」
「どうする?」
するとヒラメキの女王、菜緒が、
「室内、なおかつトイレがそばにあるなら一人でいな。室外、もしくはトイレが近くにない時は愁人と美咲はカップルのフリして」と言った。 - 1221◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 21:27:55
「「はぁ!?」」
「頼むから~」
「またウワサ立つじゃん!」
「どうするんだよ!」
「そこをなんとか~」
説得の果て、外に出そうになったときは菜緒と美咲がついていって、恋愛相談をいいわけにすることになった。
「愁人は告られないの?」と美咲。
「そんな相手いたら付き合ってるわ」と愁人。
「てことは…いないの」と菜緒。
「ま、美咲を恋人にするって宣言しちまったからな。だれかさんのせいで」
「あたしのせいなの?」
「「お前のせいだよ!」」
「息ぴったり…」
感動する菜緒。
だんだんと明日が近づいてきていた。 - 1231◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 21:28:09
ごめん、読んでる人がもしいたらできるだけコメント頂戴…
いたたまれなくなる - 124二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 21:30:52
(スレ主がいないときに感想をコメントしようと黙っている)
- 1251◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 21:38:10
「ごめん、私ちょっとトイレ…」
「ん?」
朱莉が立ち上がった。美咲も立ち上がる。
浩人もなぞの便せんをのぞいて立ち上がる。一拍おいて愁人が立ち上がる。
二人が出て行ってから三秒おいて菜緒も立ち上がった。美咲と菜緒はすぐに合流する。
「朱莉トイレ入らないね」
「たしかに。」
「やっぱり別の目的があるんだわ…」
「しーっ。早く行くよ」
朱莉はつけてくる二人のかげに気づかずに、図書室の横を通る。
「えっ、その先はつき当たり…」
「屋上よ」
「そっか」
でもカギがかかってるんじゃないの?そう美咲がつぶやいた時、朱莉がポケットからカギを取り出した。 - 1261◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 21:39:17
- 127二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 21:41:11
それは確かに地獄だ
- 128二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 21:42:30
ちゃんと見てるから安心しろスレ主
- 1291◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 21:49:11
美咲が声も出せずビックリしていると、差し込まれたカギがガチャンと気持ちのいい音を立てた。ドアが開く。
「盗んだのね」
「えっ」
「図工室そうじのカギ係だもの。カンタンよ」
図工室のカギと一緒に、屋上のカギもこっそり盗ってしまえばいいのか。
「代表委員として許せない…」
「浩人が来るまで待ちなって。二人一緒にとっちめなよ」
「ふっふっふっ…」
「菜緒、こわいよ」
それはそうと浩人が来ないので、美咲たちは待つことになった。菜緒がいかにもシンコクそうな顔で相談するふりをする。
「彼氏が私のことキライみたいなの…」
「彼氏がちょっとあぶないの…」
「彼氏が浮気してるみたいで…」
それでも浩人は来ない。菜緒はなやみがでつくしたらしい。美咲も答えるのにつかれてきた。 - 1301◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 21:52:44
「愁人も来ないわぁ」
「約束すっぽかすのかな、浩人」
時計を見ると五分たっていた。
するとやっと浩人が来た。
「愁人、どこ?」
「ちょっと…かくれたの?」
もう待ってらんない。告白現場押さえるわよと菜緒がみょうに張り切る。そして菜緒が「ん?カギ開いてる。」そうつぶやいてドアに耳を当てる。 - 1311◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 21:56:14
『朱莉どうしたんだ、急に呼び出して』
『う、うん。実はね…』
『なんだ?』
『す、好きで…』
ガバッ!
「ちょっとー!誰かいるんですか?」
「ひっ」
「へっ」
告白の途中なのに!ようしゃない…美咲はドン引きする。
「あれ、朱莉に浩人?先生だれかいないの?」
「…」
「いねーよ」
「じゃカギ盗んだのね?それとも許可を得た?」
「え、得てるよっ」
そこに!
『至急。屋上のカギを盗んだもの。すぐに届け出なさい。至急。』
アナウンスが入った。
「だって。すぐにあやまってきな」
朱莉が去っていった。 - 1321◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 22:03:06
一人とりのこされた浩人は、美咲を見て、いきなり距離をちぢめてきた。身がまえる美咲。その時!
「美咲に手ェ出したらただじゃおかないよ」
菜緒がスネに思いっきりケリを入れた。浩人がうめく。そのうちに美咲はみぞおちにパンチする。
二人に急所をやられた浩人はぐったりと倒れている。菜緒がパンッと手についた砂を落とし、
「女子にナンパするからこーなんのよ」
美咲と菜緒は実に晴れ晴れとした気持ちで屋上のドアを閉めた。
「さぁ、愁人を探さなくっちゃね」 - 133二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 22:04:55
やりすぎやろ
- 134二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 22:05:28
オーバーキルが過ぎる
- 135二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 22:06:46
菜緒×美咲に目覚めた
- 1361◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 22:08:03
その目は閉じておきましょう
- 1371◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 22:20:11
愁人は浩人が立ったのを見て立ち上がる。浩人にばれないように、足を静かにおいて歩いていく。
「はぁ…」
俺は嫌いだろうか、美咲が。
菜緒に花嫁うばいまがいのことをやらされてから、どうも…どうも気になってしまう。
これからの関係のことが。
「浩人…やっぱトイレじゃねえのか」
ひとりごとを言いながら図書室の横を通ろうとしたとき、
「あの…すいません」
振り返るとクラスメートの楓だった。
「俺?」
思わず聞くと楓はこくりとうなずいて、俺を人のいない空き教室へと連れていった。 - 1381◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 22:27:01
うわっ。俺浩人をつけなきゃなんねえんだけど。チラチラ確認すると、図書室前の階段を下りている浩人がいた。どこ行くんだよ。目のはしに美咲たちと朱莉がうつる。ちょっとドアが開いているが、バレないだろうか?
「で、なんだよ」
まったくもって意味が分からない俺は楓に聞いた。
「好きなの!」
はぁ!?
ちょっと待て。どうする?恋愛的に、だよな。
俺はひとまず、美咲をいいわけにすることにした。
「でも俺、カノジョいんだ…ごめん」
楓とはよく話すけど…正直友達として付き合いたいと思っている。 - 1391◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 22:29:28
「だよね…」
あきらめたか?しかし、かなりしてから
「やっぱり、あきらめらんない!一回だけでいいからキスして!」
は、はぁっ!?
「無理だよ!浮気になっちまう!」
「お願い!」
その時、手をガシッとつかまれ、俺は抵抗もろくにできないまま楓の唇がせまってきていることを悟ってしまった。 - 1401◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 22:31:07
うぇぇ…よく知りもしない男子の乱暴な口調を地の文にまで用いてるの痛いよぉ……そして漢字力低いクセになんかしっかり「唇」だけ漢字で書けてるの嫌だよぉ…
- 141二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 22:38:46
楓やべーやつでは?
- 1421◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 22:44:33
「愁人サボリ?」
「いやー、菜緒からニセ告白させられたんだよ?おそろしくてサボるの無理でしょ」
「人気のない場所よ」
「は?なんで」
美咲は首をかしげた。菜緒はなぁとため息をついた。
「あのね、今日はバレンタインだよ?女の子たちが集団で愁人をユウカイしたかもしれないじゃん」
「ユウカイって…」
「んで集団告り」
「愁人弱いなぁ。でもあたしカノジョってことになってんだけど」
「カワイイ子だったらあっさり移るかもよ?」
「…ありうる…」
「…まあ、その時は記事にして笑ってやろうよ」
「……あたし、何も言ってないけど」 - 1431◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 22:48:33
「トイレで告るのは…ありえないよね」
「図書館がらんがらんなんだけど」
「司書の先生いるでしょ」
道を戻ってぺちゃくちゃしゃべりながら愁人を探す。
「愁人って一時期ミョーにモテてたからね」
「気づいたらモテ期終了。私はモテ期にちゃちゃっとカレシ作ったし」
「でも花嫁うばいできるのは恋人ナシだけだもんね~」
「悲しいよね」
その時っ!変な声がした。
『…んない!…スして!』
『無理………気になっちま……』
『おね…い!』
愁人と楓!?
「愁人、いるねっ」
「ろう下の空き教室だ!」
乾いた音がろう下に響く。 - 144二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 22:50:55
楓めちゃくちゃ積極的だな
- 145二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 22:51:42
これは積極的という言葉で済ませていいのか…?
- 146二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 22:52:27
いやもう何回も言ってるけどこれに出てくるのも書いてるのも小学生とかいろんな意味で嫌だよ
- 1471◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 22:56:31
「…スってキス!?」
「もしかしてむりやりキスを!?」
「ヤバいっ!」
かたで息をするのも忘れてドアを開ける。
楓がキスをしようとしているのを人に見られたからかパーッと逃げ出す。
「愁人、された!?」
「いや、一歩手前だった」
あぶなかったと愁人がつぶやく。
「楓こわいねぇ」
「あぶない…」
「愁人のモテ期が終了したこと気づいてないのかな」
「新聞のせる?」 - 1481◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 23:01:43
美咲と菜緒が話し合いを始めた時、愁人のポケットからメモ用紙が出てきた。
「うわ。とっさにこれで口ふさげばよかったんだ」
「…はぁ!?」
「私達、なんで駆けつけたの!?」
女子たちの不満が大きい取材は、終了した。しかしその不満は終了しても収まらなかったらしい。
(二章完) - 1491◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 23:03:28
予想以上に時間がかかってしまった!
課題もあるので、今日はここまでとします。
明日は運が良ければ17時くらいに少し来れるかもしれません。
少なくとも、夜には絶対に来るのでご安心を! - 150二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 23:19:35
おつおつー
このあとの恋愛描写ってどんな感じ?ギリネタバレにならない範囲内で教えて - 1511◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 23:23:13
- 152二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 23:27:47
女子小学生の書いた恋愛小説を楽しみにしてきたら恐ろしいものが展開されていた……
- 153二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 23:28:19
やめろよ
なんか妙にリアルなのやめろよ - 154二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 23:31:12
女子小学生ならイケメン三人が急に家に下宿してきてハーレム❤︎とか幼馴染同士の初々しい恋愛とか書けよ!!
なんでこんなドロドロなの書いたんだよ!! - 155二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 23:36:02
ゴシップ誌のあたり生々しい
名前を出しても叩かれるし、でも無くそうとするのも娯楽がなくなるから不興を買うって小学生の発想じゃねえよ - 1561◆Gl2yP23sJukW21/11/03(水) 23:42:23
最終巻の最後にクラスの1番の人気者の女の子がくれた感想の付箋が残ってた……
めちゃくちゃびっしり書いてある……ありがたい……
でも私としては、貴方のような出来た人間の記憶に私の駄文が一端でも介入してしまったことが申し訳なくてならない… - 157二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 00:32:25
小学生でここまで書けるの本当に凄いよ
- 158二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 01:19:17
菜緒のキャラがなんか好き
- 159二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 01:25:38
これ逆に小学生のやることじゃない…
- 160二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 02:00:14
読んでたけど本当に超大作だな…
- 161二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 02:12:45
小学生なのによくできた恋愛ストーリーだ
漫画やアニメのオリジナルキャラや必殺技考えてニヤリとしてた私の小学生時代が幼稚く思えてくる - 1621◆Gl2yP23sJukW21/11/04(木) 08:55:05
おはようございます。
感想をたくさん頂けて嬉しい次第です。正直自分にとっては黒歴史以外の何物でもないですが、少しでも楽しんでもらえたなら幸いです。
書き起こしの途中にふと思い出したことを二つ。
菜緒のモデルになった人物は実在します。小学校時代の私の親友だった女の子でした。
そして恐ろしいことに、浩人のモデルも実在します。七人と交際していたことはさすがに私のフェイクだと思いたいですが。 - 163二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 09:13:19
純粋に面白いです
小学生の考える恋愛観が妙に生々しいのは、人間存在の哀しさなんですね… - 164二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 10:29:52
本当に少女漫画に影響されたんですよね?なんかこう、昼ドラとかではないんですよね?
- 165二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 12:47:52
スレ主国語の成績良さそう
読書家だったって言ってたけど小学生の時に一番好きだった本ある? - 1661◆Gl2yP23sJukW21/11/04(木) 17:37:17
- 1671◆Gl2yP23sJukW21/11/04(木) 17:41:15
3章
去るとウワサの三月が来た。
最近女子の間には、『帰るとき集団』令が出されている。
スカートめくり犯がいるからだ。
『スカート禁止』令も出たが取り消された。やっぱりオシャレにはスカートが欠かせないもの。
で、ウラシンでは犯人をさがすことにした。なんでも犯人はいっつもスーパーのふくろをかぶっていて、どんな時も黒いビニールのマントをつけている、安物スカート犯なのだ。
「うーん…安物だねぇ…」
「なんかオキテ破りだわ…」
「ダマされた感…男子の恥だ…」
さんざんに言われるスカート犯。そこで美咲と菜緒があやしい話し合いを始める。 - 1681◆Gl2yP23sJukW21/11/04(木) 17:41:39
スカート捲りってなんだよいきなり小学生ぶってんじゃねえよ
- 1691◆Gl2yP23sJukW21/11/04(木) 17:48:12
「…よく考えたら男子って愁人だけだよね…?」
「犯人のフリしてもらえたら…」
「愁人は許してくれるかな?」
「もちろん!ウラシンの今後のためだったら愁人も最善をつくしてくれ…」
「おい!何の話してる!」
とこの作戦も愁人にバレ、失敗。
「よしっ。美咲、来週からズボン禁止ね!」
「はぁ!?」
「菜緒がやれよ!」
「私は確認とデートでみっちりしてるのよー」
「デートはフツースカートでしょ!」
「てか確認は俺の仕事だよ!」
言いあらそいの果て、しぶしぶ菜緒は月曜にスカートをはいてきた。 - 1701◆Gl2yP23sJukW21/11/04(木) 17:53:31
「私ぞうきんそうじ当番なのに…私カレシとデートなのに…」
うらみ言をくり返す菜緒に美咲と愁人は、
「あたしは菜緒のせいで浩人と付き合ったんだよ!」
「俺は菜緒のせいで美咲に公開告白したんだぞ!」
「愁人はともかく、美咲のは愁人のせいでしょ…」
ん?それもそうか。
その時!
強い風がろう下をふき抜け、スカートがあばれた。
「つっ、ついに出たなスカート犯!」
菜緒が振り返る。うちわを持った男がいる。 - 1711◆Gl2yP23sJukW21/11/04(木) 18:00:41
スカート犯は背がフツー体形フツー。スーパーのふくろに黒いビニールマント。
「この安物ヘンタイヤローが!」
美咲が急所にケリを入れる。スカート犯はものすごい痛みを感じたようだけど、ピョンピョンはねて逃げていってしまう。
「待てー!!」
美咲がさけぶ。しかし待てと言われてはい待ちますと止まる犯人はまずいないので、もちろんスカート犯は止まらない。女子が追ってこれない男子トイレの個室に入ってしまう。
「愁人、行ってきてっ!」
スカートを押さえっぱなしの女子軍にただ一人の男子の愁人がうなずいて男子トイレに突入する。しかしさすがに個室をむりやり開けるわけにもいかないので、声をかけながらノックするだけらしい。
それから五分たち、授業が始まるすんぜんの時間までねばっていた愁人がついに出てきて首を振る。
「やっぱ出てこねーや」
「はぁ…」
進展ナシのまま、月曜が終わった。 - 1721◆Gl2yP23sJukW21/11/04(木) 18:04:10
火曜。スカート犯が現れないので、美咲は試しに愁人に聞いてみた。
「あのさぁ…」
「何?」
「これからどーなんの?」
「はぁ…友達には戻れないよな」
「恋人かな、じゃあ」
「実感ねぇよ…」
「じゃあ楓にするわけ?恋人」
「それも実感ねぇ…」
「それなら誰なら実感あるのよ!」
「わ、わかんねぇよ!」
「はぁ…」
愁人は恋と完全に縁がないらしい。かわいそうな人だ… - 1731◆Gl2yP23sJukW21/11/04(木) 18:05:52
「ちょっと!スカート犯分かったわよ!」
「へっ!?」
「マジで!?」
ビミョーな空気の中流れ込んできたスクープに美咲と愁人は目を丸くした。
「浩人!」
「は…」
「え…」
沈黙。
「それって浩人嫌いな女子がウワサ流しただけなんじゃ…」
「そうだよな…」 - 1741◆Gl2yP23sJukW21/11/04(木) 18:09:25
「いや、浩人と付き合ってる女子は結構いるのよ。奪われるために。その中の女子がハグしたときの洗剤の香りがスカート犯と同じだったってさ」
「へぇ。でも洗剤だって同じヤツ使ってる男子いくらでもいるだろ。特定はムリだ」
「あ、そっか」
そうさが振出しに戻った、その時だった!
「キャー!」
女子の悲鳴。急いでろう下に出ると、スカート犯が女子のスカートの上をつかみ、ずり下ろそうとしていた。女子の顔は真っ青になっている。体が固まって、抵抗もろくにできないみたいだった。
美咲は思わず、手に持っていたハードカバー本をスカート犯の頭に一発お見まいした。スカート犯が「ギャッ」と言い、倒れる。気雑したようだ。 - 1751◆Gl2yP23sJukW21/11/04(木) 18:16:27
菜緒がスーパーのふくろをひっぺがすと、
「ゲッ!尚也じゃん!」
みんなが一歩下がる。もともと一歩下がっていたので、合わせて二歩だ。
尚也はとんでもないやつだ。学校で下着で歩き回ったりわざと転んで女子の胸を触ったり、スケベ。でも最近は落ち着いてきていた。美咲と愁人と菜緒は尚也の悪事なんてすっかり忘れていたのだ。
「尚也…またやったのか…」
「美咲ナイス!本好きって役に立つね!」
「うん、ありがと!あのままだったら私…」
パンツ見られるどころじゃなかったかも、となみだ目でつぶやいていた。
「それにしても…」
「ん?」
やじうまの一人の女子が、「やっぱり尚也っていつもイヤなにおいするよね…おフロ入ってなかったりして」と顔をしかめて小さく言った。まわりの女子が「そうかも~!」ともり上がる。
ん…?でも今ヘンなこと言わなかった?
いつもイヤなにおい…?でもスカート犯は浩人の…
「…えっ!?」
てことは…犯人は別にいるってこと!? - 1761◆Gl2yP23sJukW21/11/04(木) 18:16:59
30分から用事が入っているので一旦ここで切り上げます!
- 177二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 18:19:06
- 178二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 19:20:13
また気になるところで切ってる…
- 179二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 19:21:33
完結させられてえらい
- 180二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 20:14:06
3章はなんかやけに小学生っぽい話だな
- 1811◆Gl2yP23sJukW21/11/04(木) 22:28:12
水曜。
ショーゲキの発表から、一日たっていた。
「男子…誰だ?」
愁人は名ぼを見て、ぶつぶつ言いながら犯人さがしをしていた。
文句を言いながらそれと交互に犯人のこうほをさがすが、ふさわしい男子はなかなか見つからない。
愁人は名ぼを閉じて「誰もいねぇよ…」とひとりごとをを言う。しかし菜緒はカレシとデートに行ったあと、美咲は図書室に行ってしまったのでいない。しーんとした教室で愁人は言う。
「なんで誰もいねぇんだよ!]
「俺に仕事おしつけんな!」
「早く帰って来いよマジ!」
心のさけびの数々。しかし返答は帰ってこず、むなしくなった愁人はだまることにした。
「男子だよな…」小さく言ってから。 - 1821◆Gl2yP23sJukW21/11/04(木) 22:32:16
ゴソッ。
「…ん?」
愁人は立ち上がってあたりを見回す。また小さくゴソッと音がした。
「となりの教室か?」
となりの教室はほとんど倉庫状たいの使わない教室だ。
愁人は古びた教室のドアを開けた。
キキキッ
わずかにきしむ。
「誰かいんのかー?」
「ひっ」
「…いんのかよ」
めんどうなことになりそうだ。愁人はため息をついて、「誰だ?」と聞いた。
「か、加介」
「加介か…」
おくに進むと、スーパーのふくろとビニールのマントをそう着した加介がいた。 - 1831◆Gl2yP23sJukW21/11/04(木) 22:36:40
「お前がスカート犯?」
「あ、ああ…でも今日は、俺の担当なんだよ…」
「担当?…おいまさか」
「スカート犯の中身は、クラスの半数の男子だ」
「…マジか?」
半数!?どうすんだよ!?
想ぞうしていたよりも多い人数に愁人は困った。
その時!
キキキッ
ドアがきしんだ。
「愁~!ここ?サボんないでよ」
美咲の声だ。見ると菜緒もいる。
「あ!スカート犯!愁人、見つけたの?」
それから二人は首をかしげた。「どうした?」と聞くと菜緒は「スカート犯、ここにもいるんだけど…」と困ったように言ってきた。
ああ!俺は頭をかかえた。 - 1841◆Gl2yP23sJukW21/11/04(木) 22:41:28
同じく水曜。
美咲が図書室から戻ってきて菜緒と話していると、目のはしにみょうなものが映った。
「はぁ!?許すわけなくない?マジむかつく」
「ごめんなさい…」
男子が土下座して女子にあやまっていたのだ。菜緒のかたをたたいてそれに気づかせると、菜緒は面白そうに「どーしたの?」と女子にきく。女子は土下座している男子を指さして、「女子のスカートめくったの!許せない!」と言った。
「スカートめくり犯!?」
美咲が思わず繰り返す。菜緒がにやりと笑って、「そいつ、私がこてんぱてんにしてやるから、私にくれない?」と言って、了承をえる前に男子の右足をひっぱっていってしまう。美咲が急いで左足をひっぱる。その時、使われていない教室から声がした。 - 1851◆Gl2yP23sJukW21/11/04(木) 22:45:56
『…か………?』
『ひ…』
『……かよ…』
「誰か…と愁人!?」
「ま、まさか楓じゃないよね…!?」
「いや、楓はもっと声高いよ」
「そっか…」
菜緒があいている片手でドアを開けた。
キキキッ
ドアがいやな音を立てる。耳を思わずふさぐと、片足が自由になったスカート犯が立とうとするが、菜緒が急所を蹴ったらしく「ううっ」とうめき声がしてそれっきり。
少し不安になったが、スカート犯に同情する気はない。美咲は振り返らずに前を見て、愁人を見つけた。ん?そのとなりにいるのは…
スカート犯!? - 1861◆Gl2yP23sJukW21/11/04(木) 22:49:48
またまた水曜。美咲はあきれながら言った。
「クラスの男子…半数…?」
「そう!残念だけど、男子はバカだったのさ!」
そこで美咲と菜緒がまたもやあやしい話し合いを始める。
「…愁人、やったのかな…」
「やってそう。あいつが犯人ってことにする…?」
「でも…いいのかな?」
「いいよ!きっと愁人もウラシンの役に立てるならきっと悪役を引き受けてくれ…」
「おい!!何の話してる!!」
どこかで見たことのある光景。
それはともかく、美咲ははぁとため息をついて、
「そら浩人と同じ洗剤の子がいるよなぁ。半数だもの…」とつぶやいた。 - 1871◆Gl2yP23sJukW21/11/04(木) 22:53:13
「美咲、ちょっと来て」菜緒が突然言って、美咲をろう下へと連れて行く。
「何?」
「愁人とはいい関係になれた?」
「菜緒本当にそれ好きだね。…まだ」
「早くしなよ」
「スカート犯のせいよ!ああなぐりたい…」
「男子の半数なぐるの?」
「…やめとこう」
美咲は菜緒と別れ、愁人にまた聞く。
「早くしろって菜緒がうるさいんだけど、どうなんの?あたし達」
「…あーもう!菜緒のヤロー、このうらみは生まれ変わっても忘れないぞ!…もう恋人でいいよ!」
「へっ!?…ホントに!?」
「何か悪いか!?」
「いやっ、悪くないけど…いいの!?そんなにヤケクソでいいの!?」
頭の中で恋愛マンガのイメージががらがらと壊れていく。 - 1881◆Gl2yP23sJukW21/11/04(木) 22:55:31
「それにしても…私たちがスカートめくりにあわなくても、…分かったかもしれないの?犯人…」
いつの間にか来ていた菜緒がポツリと一言そう言ったので、美咲たちはだまってしまう。
こうして、ウラシンのプライドをおおいに傷つけた取材が終わった。
(三章完) - 1891◆Gl2yP23sJukW21/11/04(木) 22:59:38
今回はここまでにしようと思います。
ところで次の章を確認するがてら最後のページを見てみたら、「キスシーン、今度はがんばります!」との禍々しい文字が躍っておりました。頑張るんじゃねえ。
しかし、正式なキスシーンが入るのは5巻(現在2巻目)が初めてだったと記憶しております。(なおこの記憶は正しいとは限りません)どうやら頑張れなかったようです。ずっとそのままでいてほしかった。 - 1901◆Gl2yP23sJukW21/11/04(木) 23:05:43
- 191二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 23:23:04
- 192二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 06:36:02
3章終わってた…
- 193二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 07:09:36
これってここ埋めといた方がいいのか?
- 194二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 08:22:43
大作だなあ
- 195二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 14:09:27
小学生の頃のスレ主にも僅かに羞恥心があったんだな…
- 196二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 22:53:55
梅
- 197二次元好きの匿名さん21/11/06(土) 00:02:16
スレ主今日は来ないな
多忙なのか? - 198二次元好きの匿名さん21/11/06(土) 07:04:08
次スレ頼む 読みたいわ
スレ主言うほど悪くないぞ? - 199二次元好きの匿名さん21/11/06(土) 10:30:33
とりあえず埋め
- 200二次元好きの匿名さん21/11/06(土) 10:51:35