【🎲観覧注意？/オリキャラ】ホーミング聖が最後に買った奴隷 part3

[1 1 22/12/17(土) 22:37:00]

ホーミング聖が下界に降りる1年前に出会った奴隷こと敬語紳士お兄さん(お姉さん)と属性過多なタンチョウのスレpart3

フレバンス編となります
現在フレバンスの城へコラさんと一緒に潜入中
ホーミング聖は幸せに奥様と暮らしてください

[2 1 22/12/17(土) 22:37:43]

初代スレ

【観覧注意？】🎲ホーミング聖が最後に手に入れた｜あにまん掲示板

part2スレ

【観覧注意？】🎲ホーミング聖が最後に手に入れた　フレバンス準備編｜あにまん掲示板

[3 1 22/12/17(土) 22:38:52]

タンチョウまとめ一覧

奴隷になった時

タンチョウまとめ

原作突入時

タンチョウ原作時のまとめ

[4 1 22/12/17(土) 22:41:13]

スレ主が幻覚で書いたSS集

出逢い

乾杯

兄上とおれ

タンチョウはこのスレ内ならパブリックフリーです

用法用量を守ってご自由にどうぞ

[5 1 22/12/17(土) 22:48:01]

前回までのあらすじ(part1まで)
なんとなく人間屋を襲撃してなんとなく奴隷になることにした敬語紳士青モフコートの賞金稼ぎお姉さんのタンチョウ
一目惚れしたホーミング聖に自分を売り込むことに成功してドンキホーテ一家が下界に降りる1年前に彼等の奴隷となった
その際に更にドフラミンゴにも一目惚れし、下界の知識を色々教えたりしつつ至福の時を過ごした
下界に降りた際は別離してしまったが1年を掛けてドンキホーテ一家へと追い付き、名実共に家族としての立ち位置を手に入れたのだった
ある日ドフラミンゴがトレーボルたちに王としての素質を見ぬかれドンキホーテ海賊を結成、ハリケーン♡相手であるドフラミンゴの力になる為に幹部としてドンキホーテ海賊に所属するのだった

[6 1 22/12/17(土) 22:58:59]

あらすじ2(part2)
奴隷になる前に出会っていたフレバンスのヤバイ王族から鉛中毒がいづれフレバンスの民を苦しめると知っていたタンチョウはこんな圧政者めちゃ赦せんよなあ！と当時その王族に奇襲を仕掛けていた……が賞金首にこそなったものの何故か襲ったことが全くバレていなかった
鉛中毒について思い出したタンチョウは単身フレバンスを訪れ、そこで出会った善意の医師、トラファルガーと共に鉛中毒の治療法を探っていくことになる
幾人かの協力者を得て10年近くの年月を掛けて治療薬を開発したトラファルガー医師はフレバンスの王族に鉛中毒について公表させ、治療法を認可して欲しいと頼む為に王族への謁見の手廻しをしていた……

一方タンチョウはヤバイ王族の存在を知っていた為謁見が上手く行かないかもしれないという疑念を抱えていた
そこで王族の落胤(隠し子)を見つけ、擁立してそいつに鉛中毒について認知させようぜ！と思い付く
落胤を見つける為、ドンキホーテ海賊へ潜入中(ドフラミンゴ認識済み)のロシナンテを伴いフレバンスの王城へ忍びこむのだった……まさかガバガバ警備兵が多数いる城だとは思わずに……

[7 1 22/12/17(土) 23:13:18]

タンチョウ以外の登場人物

ホーミング聖とその奥様
お人好しだが非常に理知的な二人
とある北の海の非加盟国にある屋敷で息子達が時折帰ってくるのを楽しみに暮らしている
ホーミング聖がハリケーン♡対象だったことには二人とも気付いていない

ドフラミンゴ
王の器として海賊の船長をしている
家族仲も良好で家族を守る力を得る為に序に海賊をやっている
タンチョウから鉛中毒の話を聞いて何か力になれるだろうと王下七武海RTAを制覇した男である
ロシナンテが海軍に入ったことを知っていた為、彼が自身のファミリーに入る時に全部話を聞き頭を抱えながらコラソンの座に着けさせた
タンチョウからハリケーン♡対象にされているとはまだ気が付いていない

ロシナンテ
家族から愛を受けて育った末っ子ロシナンテ
海軍に入ってから叩き上げられたこともあって優秀だが兄上なら何とかしてくれるいう甘えもあるドジっ子

トラファルガー医師
可愛い奥さんと二人の子供がいる善意の医師
とっても優秀
トラファルガー家からタンチョウへの共通認識は足長青モフお兄さん

[8 1 22/12/17(土) 23:21:53]

目に付いた古ぼけた分厚い本を手に取る。

この場所に仕舞われたままで誰も手に取らなかったのだろうか、ページが貼り付き所々文字が喰われたように掠れている

……ふむ、しかし気になる。こんな場所で眠っているくらいだ、それも長い間手に取られたような形跡もない。……さて、どうしようか。

1→持ち出す

2→持ち出さない

dice1d2=2 (2)

[9 1 22/12/17(土) 23:23:31]

流石に持ち出してはバレるだろう。仕方なしにその本は持ち出すのを諦めた。

だがまあ、内容を少し読むくらいなら問題はないだろう……。

dice1d100=35 (35)　数字が大きければ大きい程一部の内容を理解できる

[10 1 22/12/17(土) 23:27:58]

せか……いふ……めい……ンス……ど……

何やら書かれているのがわかるが殆ど虫食いで読めない、王城の図書館で保管しているのにどうして此処までボロボロになっているんだこの本は。タンチョウは憤慨した。

ただ一箇所だけはっきりと読める文があった。

マリージョア

天竜人が住むマリージョア。何故この本に名前が載っているのだろうか……。

肩を叩かれる感触にハッとする。振り返るとロシナンテが図書館の扉の方を指差していた。長居は無用ということだろう。名残惜しくもタンチョウは古ぼけた本を元の位置に戻し、王城から脱出することにした。

警備兵巡回ダイス

dice1d100=80 (80)　70以上で近くにいる

[11 1 22/12/17(土) 23:29:30]

おっとこれは……？

1→タンチョウたちが先に気がつく

2→警備兵が先に気がつく

dice1d2=1 (1)

警備兵の人数

dice1d3=1 (1)

[12 1 22/12/18(日) 09:31:48]

警備兵はよ いつも油断してるんだ！

朝の保守代わりの与太ダイス

賞金稼ぎ時代懇意にしていた海兵が

1→いる

2→いた

3→いない

dice1d3=2 (2)

[13 1 22/12/18(日) 14:42:37]

図書館の扉をそっと開くと奥の方から歩いてくる人影が見えた。警備兵が再び廻って来たらしい。此方の隠密行動が上手いためかまだ気付かれた様子はない。

どうしようか。

1→壁を登ってやり過ごす

2→奇襲！奇襲！

3→一旦図書館に戻りやり過ごす

dice1d3=3 (3)

[14 1 22/12/18(日) 20:50:42]

折角隠れるスペースあり放題の図書館だ、上手く利用させてもらおう。今さっき出てきたばかりの扉の中に戻り、扉を確認できる位置にある棚の影に隠れる。

静かな空間だ、万が一中に入ってくることがあっても音を頼りに警備兵を避ける事も出来るだろう。

警備兵は

1→図書館の中に入ってきた

2→図書館の中に入ってこなかった

dice1d2=1 (1)

[15 1 22/12/18(日) 20:52:56]

きちんと巡回する真面目な警備兵だったようだ。重い音を立てて扉が開く。警備兵は一人なので避けて歩くことは可能だろう。

1→警備兵が奥に進んだのを確認して入れ替わりで図書館を出て行く。

2→警備兵の後ろを追うような形で警備兵を撒く

3→隠れたままやり過ごす

dice1d3=1 (1)

[16 1 22/12/19(月) 00:26:21]

スリルが人を成長させる……タンチョウとロシナンテは警備兵の動きを見届けた後スルリと図書館を脱出した。あとは帰るだけである。帰り道についてはまた塀を飛び越えればいいだろう。先程よりも高い位置から飛ぶのだ、水堀に落ちることはないだろう。
お互いにロープを括りつけ、ロシナンテを背負ったタンチョウが塀の上から飛び難なく地面へ着地を成功させた。

[17 二次元好きの匿名さん 22/12/19(月) 07:36:33]

ミッション成功！

[18 1 22/12/19(月) 10:25:01]

おはようございます

この二人潜入調査がうますぎる……

朝の保守代わりの与太ダイス

タンチョウはカジノが

1→得意

2→好きだけど強くない

3→しない

4→あまりやらないが強い

dice1d4=4 (4)

[19 1 22/12/19(月) 12:05:41]

昨日の公式からきた生存IFでスレ主の脳は死んでるえ

おれはよ！ドンキホーテ兄弟が大好きなんだ！！

大体4時間半くらいを掛けてフレバンスの王城内を回りきった二人は再び船へと戻ってきていた。思っていた以上に余裕があったので人気のないうちに持ち帰った情報を整理することも可能だ。

ロシナンテが口を開こうとして声が出ていないことに気が付くと能力を解除してまた話し始めた。

｢これで必要なもんは手に入れたんだよな？　城に忍び込むなんてもう二度とやる機会なんて来ないことを祈るぜ……！｣

｢家系図の写しが目標だったので大丈夫ですよ｣

ついでに宝石も9つ持ち出せたしなかなかの収穫だった。居住区を見る限り相当財を貯め込んでいそうだったのでもっと持ち出しても良かったかもしれないくらいだ。……とは流石に海兵であるロシナンテには言えないが。危ない橋をわた……渡った……？　のだ、これくらい許されるだろう。

二人は早速家系図の写しを開くと落胤や王族離脱した人間の名前を探すことにした。

家系図から見つけられた落胤や王族離脱した人数

dice1d30=18 (18)

[20 1 22/12/19(月) 12:19:55]

｢コイツとコイツ……は2代前の名前だからこの国に居るとしたらその子供か孫を探すことになるな。役所を当たればもしかすると見つけられるかもしれねえけど……難しいよなあ｣

｢こっちは名前は載ってるけど親のところに名前がない……隠し子でしょうね｣

家系図から18名の名前をピックアップして二人で腕を組む。トラファルガー医師なら個人情報を得る事は出来るだろうが……。流石に王族を新たに擁立するとなると納得するかどうか。そもそも王城に侵入した事自体咎められるかもしれない。

1→だが彼は叛逆の同士だ、隠す必要はないだろう

2→隠すのは不義理ではないか？

3→トラファルガー医師の手を借りずに調べよう

dice1d3=1 (1)

[21 1 22/12/19(月) 12:45:23]

いや、隠し立てすることもないだろう。先走って動いたのは事実だが長い間隠匿していたことを王族が素直に公表するとも思えないのだ。万が一を考えれば警戒される前に擁立できる相手を見つけておくことは間違いではない。

朝を待ち、ドフラミンゴに報告の連絡を入れてからトラファルガー医師の元を訪れよう。

[22 1 22/12/19(月) 21:02:23]

ドフラミンゴへの報告を終えて青いモフモフコートを着る。ロシナンテは留守番だ、観光するにもまだ店もほぼ開いてない時間だ、大人しくしているといい。……大人しくしてるだろうか、流石に煙草を吸おうとしたりしないと信じよう。戻ってきたら船が全焼していたら色々終わる。

トラファルガー家の前でそっと様子を窺う。確か今日は休診日だ。子供の方と会う気は全くないので彼等が出掛けるなりしてから家を訪れたいが……。

1→暫く待つと兄弟が外へ手を繋いで出掛けて行った

2→電伝虫で呼びだそう

3→外へ出てきたトラファルガー医師の妻に見つかった

dice1d3=2 (2)

[23 1 22/12/19(月) 21:04:51]

ﾌﾞﾙﾙﾙﾙという独特の発信音が響いた後ｶﾞﾁｬと電伝虫が声を発する。もしもし、トラファルガー医師ですか。

電伝虫の相手

1→低い落ち着いたトーン

2→子供の声

dice1d2=1 (1)

[24 1 22/12/19(月) 21:11:59]

ちょいちょい選択肢に入れてみてるけど本当にローに会う気がないな……

｢ああ、タンチョウくん。朝からどうしたんだい？｣

フレバンスに来ている旨と話したいことがあるから時間を貰えないかと伝えると暫く電伝虫の向こうにいるトラファルガー医師は沈黙した。

｢……うん、大丈夫そうだ。この後10時過ぎからなら時間が取れるからその時間でどうだろう？｣

急ぎなんじゃないかい、とトラファルガー医師が続ける。何だかんだアポイントを取ることが多かったので、急遽訪れたことに対して感じるものがあったのだろう。どうやら時間を捻出してくれたようだ。

その申し出に甘え、タンチョウはトラファルガー医師の診療所に10時集合することにした。

その頃のロシナンテ

1→朝食を作ろうとしてキッチンを爆破する

2→朝食を作り終え皿に移そうとして用意した食器を割る

3→朝食を作り終えテーブルに運ぶ際に転びそうになり朝食を死守したものの手を付いたテーブルの足を折る

4→奇跡的に何事もなく朝食を済ませた

dice1d4=2 (2)

[25 1 22/12/19(月) 21:21:33]

ロシナンテはフライパンのまま食事した

10時頃にトラファルガー医師と話すことになった、とロシナンテへ電伝虫で伝えると明るい声で分かったと返された。……ところで何もなかっただろうか？

｢全然、な〜〜んもなかったぜ！｣

……まあロシナンテがそう言うなら信じよう。船が全焼してる訳はないだろうし。不自然なくらい明るい声だった気がしなくもないがスルーして電伝虫を切った。

[26 1 22/12/20(火) 00:21:35]

休診日のトラファルガー医師の診療所の前に辿り着くと中に入らず待っていたのだろうトラファルガー医師が此方に手を上げる。促されるまま診療所に入り、外から人が入ってこられないよう内鍵を掛け。

一番最初に出会った時と同じように診察室で話をすることにした。

｢すまないが珈琲くらいしかなくてね。……砂糖やミルクは？｣

｢お構いなく｣

手際良くインスタントコーヒーが淹れられ、マグを手渡される。一口飲んで喉を湿らせてからタンチョウは改めてトラファルガー医師に向き直った。

1→王族への危機感から話す

2→何はともあれ先に家系図を見せる

3→昨夜王城に侵入したことを話す

dice1d3=3 (3)

[27 二次元好きの匿名さん 22/12/20(火) 07:32:08]

タンチョウさん本当にローと会わないな
コラさんが電話かけたらローとつながったりするのかも

[28 1 22/12/20(火) 11:22:37]

ローともいずれ出会う筈なのでまあ子供時代に(ローから)面識なくても多少は許されるのでは？

朝(昼)の保守代わりの与太ダイス

音楽には

1→詳しい

2→詳しくない

dice1d2=1 (1)

[29 1 22/12/20(火) 14:40:55]

王城に侵入した話をする。

トラファルガー医師は

1→珈琲を噴き出した

2→眉根を寄せた

3→珈琲を飲もうとして噎せた

｢王城に侵入しただって！？　なんてことを……｣

善良な一般人であるトラファルガー医師からしたら信じ難い話ではあるだろう。けれど此方にも此方の道理があってやったことなのだ。理解してもらえるまで話すしかない。

タンチョウの話への納得度

dice1d100=37 (37)　(最低保証値50)

[30 1 22/12/20(火) 14:41:29]

>>29

ダイス振り忘れ

dice1d3=2 (2)

[31 1 22/12/20(火) 14:48:42]

｢言い分は理解したけれど……｣

だからといって納得しかねる様子のトラファルガー医師にタンチョウは頷く。何も全てを受け入れてもらう必要はない。けれど理解を示してもらえただけでもいいのだ。世の中綺麗事だけでは上手く行かないことがあるとはトラファルガー医師だって知っている筈だ。

そしてそういう綺麗事じゃない部分で暗躍できるのは自分達のようなアンダーグラウンドの住人だ。上手く使ってくれればいいのだ。互いに利用し合えばいい。

トラファルガー医師の内心

1→ただの旅人であるタンチョウに危ないことをさせてしまった

2→此処までしてもらってフレバンスから返せるものはないのに

3→理解は出来るけれどそれを容認してしまっては王族と同じではないだろうか

dice1d3=3 (3)

[32 1 22/12/20(火) 14:56:21]

……握られた拳を見てタンチョウは溜息を吐きそうになるのを抑えた。フレバンスの為と思い王城へ侵入してみたが、トラファルガー医師にはやはり許し難いことだったようだ。
こうなるとこれ以上彼と協力するのも難しいかもしれない。……鉛中毒の治療法はある程度確立されたのだし此処らがタンチョウの関われる最後のラインだったのだろう。
いずれにせよフレバンスが救われるにはその地に住む無辜の人々らが立ち上がらなければ意味がないのだから。タンチョウが出来るのは手助けだけだ。

受け取りたくはないだろうが、と思いながらリストアップした18名の名前の書かれた紙を机の上に置いて立ち上がる。

｢ありがとう、珈琲ご馳走様でした｣

タンチョウはトラファルガー医師の返答を待たずに診療所から出て行った。

[33 1 22/12/20(火) 15:02:50]

｢あっお帰りタンチョウさん。医者との話し合いはどうなったんだ？｣

明るい声色で問い掛けてくるロシナンテに着込んでいた青いモフモフコートを上から被せてその質問を黙殺する。あの情報をどうするかは彼ら次第だ。トラファルガー医師が難色を示した以上此方から出来ることはないだろう。

｢……なーんかタンチョウさんの悪い部分出てねえ？｣

コートから抜けだしたロシナンテにじと、と見られる。悪い部分とは？

1→｢自分で勝手に納得して離れるとこだよ｣

2→｢理解してもらおうと思って話をすることあんまりないだろ｣

3→｢おれら家族にはともかく人と本気でぶつかったりしないじゃんか｣

4→｢なんとなくで誤魔化すところだよ｣

dice1d4=2 (2)

[34 1 22/12/20(火) 15:11:10]

｢理解してもらおうと思ってあんまり話をすることないだろ。悪い癖だと思うぜ？｣

ロシナンテの指摘に心当たりがない。

｢タンチョウさんは話したいことを話したいだけ話したら後は自分で判断しろ、みたいなスタンスで人と話しするし理解が得られなければそこでその相手をスパッと切っちまうだろ｣

そうだろうか……？　そんなことした覚えがないんだけれども。そこまで深い話をする相手も今まで居なかったように思うが。

｢いやホントそういうとこだって！　ファミリーの幹部連中だって殆どタンチョウさんと話したことなさそうだったぞ？！｣

上司のピーカとは話をしていたし、仕事の話は他の幹部ともしていた。話したことないなんてことは無い筈だ。

｢重症だ……兄上よくタンチョウさん相手に色々話引き出せ……あ、いやうんまあそうだよな｣

生暖かい目でロシナンテに見つめられた。心外だ。

ロシナンテはタンチョウがドフラミンゴに恋してる事に

1→気が付いている

2→それどころかホーミング聖のことも好きだったことに気が付いている

3→なんとなく気が付いている

dice1d3=1 (1)

[35 1 22/12/20(火) 18:17:00]

｢とにかく！　時間を置いたらその医者だって考えが纏まって連絡してくれるかもしれないし色々急かし過ぎただけだと思うぜ。気長に……って訳にも行かないだろうけど少し間を空けて話をもう一度した方がいいぜ｣

ロシナンテがそう言うならそうかもしれないが。あの小さかったロシー坊っちゃんが立派になったものだ。少ししみじみしてしまう……が。

｢そうしてみます。……ところで後ろのキッチンの惨状は？｣

｢……すまねえドジッた！｣

割れた皿とキッチン内にはね散らかる泡を見て尋ねると潔く謝られた。そういうところは好感が持てる。下手に触って悪化させてないだけマシだろう……。

一先ずロシナンテに座ったままでいるよう指示をして片付けを始めるのだった。

トラファルガー医師から連絡は

1→来る

2→来ない

3→こちらから掛ける

dice1d3=2 (2)

連絡を取り合った場合の連絡を取るまでの期間

1→dice1d3=2 (2) 日

2→dice1d3=3 (3) 週間

3→dice1d3=3 (3) ヶ月

dice1d3=2 (2)

[36 1 22/12/20(火) 22:00:21]

ﾜ……ｧ……

トラファルガー医師から連絡が来ない理由

1→自分たちでやれるところまでやってみよう

2→謁見しに行ったら鉛中毒について隠蔽する為に捕らえられてしまった

3→鉛中毒について公表出来ることになり忙しくなった為

4→他の医師とも話をして落胤を探すことになり忙しくなった為

dice1d4=1 (1)

タンチョウが連絡しなかった理由

1→単純に忙しくて

2→此方からかける気が全くなかった

3→こういうのは初めてでどうしていいか分からなかった

4→トラファルガー医師の心を尊重する為

dice1d4=1 (1)

ロシナンテの行動

1→おれが何とかしないと……(電伝虫を掛ける)

2→兄上どうしよう(ドフラミンゴに相談)

3→連絡したんだろうなあと思っていた

dice1d3=1 (1)

[37 1 22/12/20(火) 22:29:43]

ロシナンテの連絡先

1→センゴクさん直通の電伝虫

2→トラファルガー家の電伝虫(タンチョウの部屋にあった番号に掛ける)

dice1d2=2 (2)

トラファルガー家に掛けた場合

1→トラファルガー医師が出る

2→子供の声

dice1d2=2 (2)

[38 二次元好きの匿名さん 22/12/20(火) 23:16:31]

>>37

うおお！！！ついにローと"コラさん"が！！！

[39 1 22/12/20(火) 23:44:07]

頼む、出てくれよな。そう願いながらおれが掛けたのは例の医者に繋がる電伝虫の番号だった。
タンチョウさんは忙しそうにしてるし、向こうからも掛かってきてない……筈だ。あの人おれらを追い掛けて来てくれた時は1年掛けてでも追い付いてきたのにそれ以外の人に対して何であんなに冷めてんだろうなあ……。このファミリー以外でここまで関わりが出来た人だしこんな事で連絡を取り合わなくなるなんて絶対勿体無い。

コール音を静かに聞いていると、不意にガチャという音と共に緊張混じりの声が電伝虫越しに聞こえてきた。

｢……もしもし、アンタがタンチョウさんか？｣

……ん、んん？　聞こえてきた声は想定してたよりも随分と若い……というか子供の声か？　おれもしかしてドジって違う番号に掛けたのか！？　あ、でもタンチョウさんの名前は出てるしタンチョウさんの知り合いでいいんだよな？

｢あー、悪いけど違うんだ。おれはタンチョウさんのかぞ、……同僚だ。この番号はえーと……トラファルガーさんの電伝虫で合ってるか？｣

ちら、と連絡先が書き付けてある紙に書かれた名前を見て読み上げる。電話越しの相手は小さくそうだ、と返してきたものの沈黙している。……き、気まずい。おれも思ってた相手が出なかったし向こうも掛けてきた相手が想像と違って何をどう話したらいいか考えあぐねてる感じだ。

｢じ、実はタンチョウさんの件で話があってトラファルガーさんの番号に掛けたんだけどよ。……トラファルガーさんは不在なのか？｣
｢父様か？　今は仕事が忙しいみたいであんまり帰ってこないんだ｣

お互い無言で居ても仕方ない、と無理やり本題に入る。電話越しの相手もこれ幸いと乗ってくれたがそうか、居ないのか。あとトラファルガーさんのお子さんが電話に出てたんだな……タンチョウさんが言ってた誕生日に人体模型あげた子か？

[40 1 22/12/21(水) 00:48:47]

｢そうか、それは困ったな……出来れば早く話をしたかったんだけどよお｣

うーん、と頬をかく。タンチョウさんの話だとフレバンスの王族がヤバそうってのは分かるからもっとその辺りの話を伝えたかったんだけどなあ……。というか流れの賞金稼ぎしてたタンチョウさんに何を迷ったか鉛中毒について知らせた事はマジで意味分かんねえけど、本当に意味分かんねえんだけど！
少なくとも大昔から分かってた筈の鉛中毒について隠蔽され続けてたってのが引っ掛かるんだよなあ。そんなシロモノが輸出されてるってのも気になる。聞いてる限りだと甘味料として扱ってるのはフレバンスがメインだったから、体に影響が出るくらい摂取してるのは他にないって事かもしれねえけど。タンチョウさんの話だけじゃなくその辺り含めて話を聞きたかったんだけどなあ。

どうしたもんかな、と煙草を吸おうとして取り上げられてたことを思い出してガックリ肩を落とす。おれが思案してる間に電話の向こうのガキは意を決したように少し大きな声で話し掛けてきた。

｢あの！　タンチョウさんと話す事って出来るか？｣
｢タンチョウさんと？　そりゃまあ、本人が居れば出来なくはねえけどよお……今この場には居ねえぞ？｣
｢そうか……｣
｢あのよ、なんでタンチョウさんと話してえんだ？　この電伝虫だってトラファルガーさんが個人的に持ってるモンだって聞いてたぜ？｣
｢それは｣

うー、だのあー、だのと聞こえてくる。なんだなんだ？　黙って言葉を待ち続けるとヤケクソ気味な感じでガキが声を荒げた。

｢お礼、言いたかったんだよ！　悪いか！｣
｢そりゃ悪かねえけど。……直接会ってお礼とかしなかったのか？｣
｢会えねえんだよ、何でか知らねえけど！　何故か来る時はおれが居ないか寝てたりして顔を見たこともねえ！｣

あー……タンチョウさんそこまで徹底してんのか……。乾いた笑いが洩れる。やること無茶苦茶だし自由な人だけど多分線引きしてるんだろうな、これ。
一般人でしかも子供相手に海賊が関わる訳にゃいかねえって。そりゃそうなんだけど誕生日プレゼント渡してる時点で全然出来てねえ。そういうとこだぞタンチョウさん。

[41 1 22/12/21(水) 01:13:32]

｢だから父様が居ない時にこっそり書斎に入って電伝虫が掛かってこないか確認してたんだよ｣
｢そりゃあ大変だったな。……えっと、お礼ならおれから伝えとくか？｣
｢いらねえ、自分で会って言うから｣
｢会って言うのは｣

難しいんじゃねえかなあ、と言いかけて飲み込む。幾らホントの事とはいえ言わなくていい事もある。……流石にガキ相手にそこまで言う必要もないよな。数年後には諦めてるか忘れてるだろうし。

｢言うのはなんだよ｣
｢いや、応援してるぜ！！｣
｢……ふん｣

雑な誤魔化しに乗ってくれたらしいガキに胸を撫で下ろす。それにしても名前すら知らないで随分話してる気がしてきたな。まあガキの名前を聞くのはともかくおれの名前を言う訳にもいかないしいいんだけどよ。下手すると海賊だってバレそうだし。あ、でもファミリーは王下七武海になったし賞金首にならないから名前とか出回らないか。そう思ってたのが伝わったのかガキがまた声を掛けてきた。

｢そういえば名前聞いてなかったな。アンタの名前はなんて言うんだ？｣
｢……く、クールって言うんだ。お前は？｣
｢ローだ｣
｢そっか、ローって言うのか！　良い名前だな！｣
｢母様と父様がつけてくれた名前だから当たり前だ｣

咄嗟にハートを別の呼び方で表したものを名乗る。良く出てきたな、おれ。兄上が貸してくれた本が役に立った。ありがとう兄上。あとこの子ツンツンしてると思ったけど思ったよりいい子そうだ。名前褒められて嬉しそうにしてるし。

｢で、タンチョウさんの同僚なんだよな？　クールは｣
｢あれ、おれ呼び捨て……ま、まあな？　仲はいい方だぜ｣
｢へえ。……どんな仕事してんだ？｣

同業者(海賊)ボコボコにしたり宝探ししてるなんて言えねえ〜〜〜！　タンチョウさんだって隠してるだろうしおれから言える訳がねえ！　何かないか考えろおれ！

[42 1 22/12/21(水) 01:15:00]

フランス語でハートをクールと呼ぶそうで

｢まあそうだな……ぼ、貿易とかだな｣

｢貿易？｣

｢そうそう、買い付けとかそういうのをして他所の島に売りに行く！　そういうのをしてるんだぜ｣

嘘は吐いてない、だって兄上が目利きして買い付けた品物を別のところで売ったりはしてるし。綺麗なお金も必要だからそういう事もしてる。本業は血生臭いけど。暫く沈黙した後にふうん、と返事が返ってきてホッとする。誤魔化せたか！？

1→誤魔化せてる

2→誤魔化せてない

dice1d2=1 (1)

[43 1 22/12/21(水) 11:01:45]

それ以上深堀されなかったから誤魔化せたみたいだ、流石に海賊がどうのって話はしたくねえしな。にしてもどうすっかなあ……ローと話をするのは良いんだけどトラファルガーさんに話を繋いでもらえるのかだよなあ。そもそもローは何処まで鉛中毒について知ってんだ？

｢あー、ロー？　タンチョウさんとお前の父親がどうやって知り合ったとか何やってるかとか聞いてるか？｣

1→聞いてる

2→聞いてない

3→聞いてないけど書斎のファイルを見て知ってる

dice1d3=3 (3)

[44 1 22/12/21(水) 11:08:10]

｢聞いたことはねえけど書斎のファイルを見て分かってる｣

へえ、書斎の……。待て、ローって歳幾つだ？　幾つかは分からねえけどカルテやら何やら見て把握してるって相当頭が良いんじゃねえか？

｢そ、そうか。なら鉛中毒についても知ってるんだよな？｣
｢ああ、フレバンスの人間の体内に蓄積されてる珀鉛によって引き起こされる中毒症状だよな｣

勿論知っている、と返ってくる。知っててここまで落ち着いてられるのは凄えな……。おれなら絶対慌てふためいてドジっちまう自信があるのに。

｢父様が他の医者と共同で治療法を開発してるのは知ってるからな。絶対フレバンスの人間は助かる｣

信じてるんだなあ、父親の事。にしては少し電伝虫の顔が曇った気がするけど……気のせいか？

[45 1 22/12/21(水) 14:05:07]

聞いてる限り鉛中毒に知ってるならリストの話含めて話したいって伝えてもらえば何とか連絡し合えそうな気がしてきたな。

｢それじゃあロー、頼みがあるんだけどよ。……トラファルガーさんにタンチョウさんへ連絡取ってもらえるか聞いてもらえないか？　あ、それかおれ宛でもいいけどな｣
｢なんでそんなことを頼むんだ？　父様なら普通にタンチョウさんと連絡取り合ってるんだろ｣
｢今まではな。でも今は全然連絡し合ってねえんだ。うーん……何て言うかな、そう！　二人とも喧嘩しちまってな！　今とても気まずいんだ｣

おっこれいい言い訳じゃないか？　城に忍び込んだ話とか進んでする話じゃねえし、ローもこれなら伝言を伝えてくれる。

｢いやいい歳した大人がそれはないだろ。そもそも父様がそういう喧嘩とかするイメージがねえ。そんな下手な言い訳しなくても別に連絡するようにくらい伝える｣
｢そ、そうか。それならお願いするぜ｣

ズバ、と切られる。下手な言い訳って……。そこまで言うか？　おれが子供の頃ってこんな感じだったか？　兄上はこんな感じだったかもしれねえけど、おれはこんな冷静じゃなかった気がする。
とりあえずローにおれの電伝虫の番号を伝えておく。これにトラファルガーさんから連絡貰えるようにな！　そのまま電伝虫を切ったんだけど、切れる直前でローがボソッとこれで情報先ゲットみたいなこと言ってたけど気のせいだよな？

[46 1 22/12/21(水) 16:51:57]

ロシナンテ視点がまだまだ続くんじゃよ

いやあ、トラファルガーさんからの連絡が楽しみだなーっと呑気にしてたら数日おきくらいに連絡が来る。ローから。大体おれの仕事の事とかタンチョウさんの好きなものとかそういうのを聞き出してこようとするもんだからおれは海賊(本当は海兵だけど)を隠すのに必死だ。タンチョウさんの好きなものとかは普通に答えたけど、そんなに会ったことがないおれの事が気に掛かるもんなのか？

ローの方もトラファルガーさんに伝言を伝えようとしてくれてるみたいだけど忙しいみたいで中々ゆっくり顔を合わせられないらしくてそこは不本意そうに謝られた。まあ忙しいだろうなーとは予想してたけど、子供との時間が取れないレベルで大変そうだとは思ってなかったしなあ……。それは仕方ねえか。

それとなくフレバンスの様子とかをローに聞いてみてるけどあんまり変化らしい変化も起きてないらしい。たまに教会のシスターがどうの、とか妹のラミが、とか学校の友達が、とかそんな話をポツポツとしてくれるようになったからそれなりにおれと話をするのには慣れてくれたんだと思う。

何だろうな〜警戒心の強い猫が懐いてくれた気分っていうのか？　

トラファルガー医師の現在

1→謁見に向けて最終調節

2→大人だけでなく子供への治療法を模索中

3→医師たちの中で王城に勤めてるものを取り込めないかと話が出始める

dice1d3=1 (1)

ロシナンテがローからの追求を躱しきれているか

dice1d100=74 (74)　数字が高いほど情報が漏れている

[47 1 22/12/21(水) 17:01:02]

7割位諸々バレてる……コラさんがドジッてるのかローが狡猾なのかどっち？

そんなこんなでローと夜に連絡を取ることが多くなり、夕飯後にコソコソと部屋に戻る様子を見て幹部連中に｢女が出来たんじゃないか｣なんてからかわれるようになった。セニョールは口説き方とか女と話す時は……なんて教えてくれるけど、そういう相手が出来た訳じゃないから申し訳ねえ気分になる。いつか機会があったら参考にさせてもらうか。
兄上はそういう話題でからかわれてるおれを見て大抵はグラスを傾けて笑ってるし、タンチョウさんはタンチョウさんでハリケーン♡ですね？　とマジな目をしてるくらいだ。タンチョウさんはいい加減トラファルガーさんに連絡を取った方が……ああ、でも向こうが忙しそうだしな……。

タンチョウさんもフレバンスに通ってた間に溜まった書類で忙しそうだし難しいか。

[48 1 22/12/21(水) 21:00:26]

トラファルガー医師からの連絡は

1→タンチョウに来る

2→ロシナンテに来る

3→来ない……っ現実は非常……っ！

dice1d3=3 (3)

ローにバレてる内容

1→海賊であること

2→ドンキホーテファミリーに所属していること

3→王城に侵入したこと

4→1〜3の全部

dice1d4=1 (1)

[49 1 22/12/21(水) 21:04:07]

どおして？？？なんでトラファルガー医師と連絡が取り合えないの？？？

相変わらず忙しいらしいトラファルガーさんからの連絡は全くない。この分だとこのまま疎遠になっちまうのかなあ……かといっておれはそう何度もファミリーを離れる訳にもいかねえし難しいところだ。兄上に相談してみるか……？

王城に忍び込んだ事は知ってるしそれもいいかもしれねえ。

ドフラミンゴに相談する

1→する

2→しない

dice1d2=2 (2)

[50 1 22/12/21(水) 21:08:44]

いや、いつまでも兄上……ドフィに頼りっぱなしはいけねえよな！　おれが何とかしてみせねえと！　海兵になってしっかりしたってところをきちんと見せないとな！

気合を入れ、一先ずはローに連絡することにした。仕事の邪魔しちゃ悪いからってローは父親の職場に行くのは遠慮してるみたいだけど、もう四の五の言ってる場合じゃねえから何とか頼み込んで通話を繋いでもらうしかねえ……！

…………アッ、そういやおれはローの電伝虫の番号聞いてねえ！　まあすぐに連絡が来るよな、最後に来たのはdice1d2=1 (1) 日前だしな！

ローから連絡が来たのはdice1d4=4 (4) 日後

[51 1 22/12/21(水) 23:46:46]

結局ローから連絡が来たのはそれから4日後だった。普段ならもう少し頻度が高かっただけに何かあったんじゃねえかって気が気じゃなくていつも以上に注意力が散漫になっちまってた。結果おれ係(という名のドジフォロー係)が｢おれに子供がいたら毎日こうなのかもしれない｣と何やら悟りを開かせちまうレベルだった。

……ま、まあ過ぎた事はおいとくか！　今はローからの連絡を取らねえとな！

にしても昼間っから掛けてくるなんて珍しいよなあ、と与えられた自室で"サイレント"をしながら電伝虫に出る。

｢あ、もしもしローか！？　こんな昼間っからどうしたん｣

1→｢父様が捕まった！｣

2→｢鉛中毒の症状が国中で出始めたんだ！｣

3→｢城に行くって言ったきり父様が帰ってこないんだ！｣

4→｢鉛中毒について公表するって発表があったんだ！｣

dice1d4=1 (1)

[52 二次元好きの匿名さん 22/12/22(木) 00:01:12]

ですよね

[53 1 22/12/22(木) 00:22:26]

｢へ、｣

随分間抜けな声が出た。いやいずれそうなる可能性は分かってたんだけど思ってなかったタイミングで言われて咄嗟に反応が遅れる。まさか話が出来ないうちにそこまで事態が急展開するとも思ってなかった。とにかく落ち着いて話を聞かなきゃならねえな……。

｢今日、久しぶりに父様が朝食を一緒に食べてる時に言ってたんだ。王城に謁見しに行くって｣

きょ、今日だったかあ……思ってた以上に医者たちが有能だったから謁見も早めに出来ちまったのか、それとも王族側もある程度予想出来てて自分のテリトリーに医者たちを呼び込んだのか。どっちにせよやっぱり鉛中毒について公表させたくなかったんだな。

続きを促す。

｢それで昼過ぎくらいに城に勤めてるやつが一人うちに来て、父様が捕まったって知らせてくれたんだ。多分家にも人が来て捜査するだろうから関係者として捕らえられる前に逃げた方がいいって知らせてくれて｣

善意の他人ってやつか……？　そんなやつが偶然にも城の中にいるのは不自然じゃねえかな。でも実際ローはこっちに連絡寄越せるくらいには落ち着いた環境にいるみてえだしな……。

｢勿論父様が捕まるようなことをしたとは全く思ってないけど、教えに来てくれた人が絶対捕まるなって念押ししてきて。幾つか隠れられる場所を教えてくれて……それで母様とラミと一緒に家から出て隠れてるんだ｣

そこまで親切な奴いるかあ！？　でも実際トラファルガーさんは捕まってるみたいだし、今んとこローたちは見つかってないみたいだし思惑がどうあれ助けてはくれてる、んだよな……？

とそこでコンコン、と不意に後ろから扉を叩くような音がする。バッと振り向くとそこには

1→兄上がいた

2→タンチョウさんがいた

3→兄上とタンチョウさんがいた

dice1d3=1 (1)

[54 1 22/12/22(木) 08:50:17]

久々の兄上だぁ！

朝の保守ダイス

逃がしてくれた人は

1→前にドフラミンゴが忍び込ませた小飼の人間

2→善意の人間

3→家の中を捜索するために派遣された人間

4→3+王族の決定に納得がいっていない人間

dice1d4=4 (4)

[55 1 22/12/22(木) 11:11:55]

兄上！？　ローの話を聞いてたから中に入ってきたことに気付いてなかったぜ……。律儀に中に入ってから扉をノックしたらしい兄上が革靴をカツカツと鳴らして電伝虫を持つおれに近寄ってくる。

そうしておれが持つメモ用紙を手に取り、胸元から万年筆を取り出してサラサラと書き付けていく。

『悪いな　ノックしても返事がないから中に入らせてもらったぜ』

何があった？　と電伝虫を指差し言外に尋ねられ、慌てておれもメモにフレバンスに住む少年と連絡を取り合っていたこと、タンチョウさんが共に協力していた医者のトラファルガーさんが捕まったことを簡略に書く。

その内容を見た兄上が片眉を上げた後、ローの電伝虫の番号と今の電伝虫が切れたら詳しく話せとメモの端に書いて出て行った。

今のトラファルガー医師たち

1→王族から鉛中毒症状を取り除けと命令されている

2→鉛中毒についてとその治療法について纏められたレポートを渡せと詰められている

3→檻で沙汰を待っている(いずれ1か2になる可能性あり)

dice1d3=3 (3)

[56 1 22/12/22(木) 13:47:37]

これはおき得なかった世界線のネタバレなんですけど コラさんが動かなかったら原作通りフレバンスは滅んでました

外部要因なくなっちゃうからね

あと今回もタンチョウはローと関わる気ないのが……3分の2だぞ？

｢おいクール……？｣

無言でいたおれの様子を訝しんだのかローが声を上げる。いけねえ、黙ったままじゃローを不安にさせちまう。何とか落ち着いた声色を絞り出すことに専念する。兄上は電伝虫の通話が終わったら状況報告をしろと言っていた。……つまり、フレバンスの件について動く気があるという事だと思う。今おれに出来るのはローから情報を出来る限り得てそれを兄上に伝える事だ。

｢あ、ああ悪いな。急な連絡だったもんでな、少し考え込んじまってた。……少なくとも今すぐロー達がどうにかなるってことはねえんだな？｣

｢おれ達は問題ねえ。教えてもらった隠れ家は幾つかあるし、その中からおれ達が選んでるから教えてくれた奴にも何処にいるか分からないようになってる。……それよりも父様が心配だ｣

不安を滲ませた声ながら落ち着いて話をしてくれている。よし、これなら話を聞き出せそうだ。

1→トラファルガー医師が家を出る前になにか言ってなかったか尋ねる

2→食料などは持ち込めているのか尋ねる

3→街の様子を尋ねる

4→他の医師たちについてどうなったか尋ねる

dice1d4=4 (4)

[57 1 22/12/22(木) 13:54:36]

｢なあロー、おれが把握してる限りだとトラファルガーさんには他にも協力していた医者が居る筈なんだ。そいつらがどうなったかとかって聞いてるか？｣

｢いや、そこまでは聞けてねえんだ。でも父様は謁見には何人かの医者と一緒に行くって言ってたから城には複数人で行ってると思う｣

流石に協力者全員で行ったとは思いたくねえけど……確か治験に協力したやつもいたんだよな、医療関係者かどうか分からねえけど。治験協力者は流石に謁見には付いて行ってねえよな？

謁見に行った医師の人数

dice1d8=3 (3)

一人は確定でトラファルガー医師

治験協力者

dice1d20=5 (5) 人

治験協力者は謁見には

1→行ってる

2→行ってない

dice1d2=1 (1)

行った場合の人数

1→協力者の半数

2→dice1d3=3 (3) 人

3→全員

dice1d3=2 (2)

[58 1 22/12/22(木) 13:57:57]

協力者5人(タンチョウ除く)のうち3人は半数以上行ってるんよ

医師たちは半数以下だけど都合が付かなかったかな？

他の医者については流石にローは知る由もねえもんな……。仕方ない、他にも聞いてみるか。

1→トラファルガー医師が家を出る前になにか言ってなかったか尋ねる

2→食料などは持ち込めているのか尋ねる

3→街の様子を尋ねる

dice1d3=1 (1)

[59 1 22/12/22(木) 14:11:35]

｢いや、特別なことはなにも……あ、でもタンチョウさんに連絡をしてほしいっていうのとクールの電伝虫の番号は朝に伝えてる｣

｢そうか伝言伝えてくれたか。ありがとな｣

約束を守ってくれてたみてえで嬉しいぜ。……ってそうじゃない、そこは嬉しいけど今はそれどころじゃねえんだ。

うーん、どの程度までタンチョウさんが伝えてたかによるけど王族がヤバイってことは伝わってたんだよな？　それにしては無防備に城に行った事自体が違和感あるんだよなあ……。流石に何かしら対策してても可笑しくねえんだけど。

ローが見ている限りだと違和感とかはなさそうなんだよな、隠してたのかもしれねえけど。

｢トラファルガーさんは何でもいいから何か言ってなかったのか？｣

｢おれやラミに玩具や自分の持ち物は大事にするようにって注意したりはしてたけどそれはいつもの事だし｣

うーん、本当に特別なことは何も言ってないみたいだな……？

1→食料などは持ち込めているのか尋ねる

2→街の様子を尋ねる

dice1d2=2 (2)

[60 1 22/12/22(木) 16:50:37]

｢街の様子はどうなってるんだ？｣
｢少なくとも騒ぎが起きてる様子はなかった、と思う。勿論隠れる前の話だから今はどうか分からないけど｣

まあそりゃそうだ、怪しまれる様な事はしねえよな……。今もそこまでピリピリしてないんだろうな、表面上は。

｢城の方は少し騒がしかった気もするけど近寄れないから確認は出来なかった｣

そうだよなあ、でも大々的にローや謁見に行っていないであろう人達を捕まえようとしてない事は不幸中の幸いかもしれねえな。とはいえ、いつ大事になるか分からねえから動くなら早くしねえといけねえ。

あとは……隠れている間の食糧があるかどうかか。幾ら母親がついているとはいえ、サバイバル技術なんてある訳ねえだろうし、食糧がないなら隠れ続ける訳にもいかなくなる。そうなったら見つかっちまうのも時間の問題だ。あとは毛布とかそういうもんがあるかどうか……。

｢……街の事は分かった。なあロー、隠れてる場所に食糧は持ち込めてるのか？　流石に隠れ続けるって言っても食いもんがねえとその場に留まるのも難しいだろ？｣
｢その点は大丈夫、だと思う。家から幾らか持ち出せたし……この辺りに生えてる野草に毒があるかないかくらいなら分かる｣

マジかよ、そんなスキル持ってんのか！？　あ、いや医者の息子だし薬学図鑑とか読んでたのか？

……うん、まあこんなところか……？　何日くらい隠れ続けてられるかは分からねえけど今すぐどうのっていうのはなさそうだな。
ローが沈黙し、電伝虫の向こうから女の子が泣いている声が聞こえて胸が痛む。そりゃそうだよな、急に家から出て隠れなきゃならないなんてなったら怖いよな。
暫くして泣き声が小さくなるとローがまた話し始める。

｢……タンチョウさんから貰ったぬいぐるみを渡したら少し落ち着いてくれた｣

ぬいぐるみって……あれか、タンチョウさんが最初にプレゼントしたっていうやつ。

[61 1 22/12/22(木) 16:59:50]

電伝虫で話をしてこない母親は不安がっている娘をあやしているんだよな。ローは兄貴だからそういうのをきっと必死で押し殺してるんだ。兄上もそういうところがあるから何となく分かる。本当に何となくだけど。あまりそういう部分見せてくれねえし。
きっと不安で胸が一杯で、でも助けを求められるのがタンチョウさんやおれみたいな……顔も見たことない相手だけなんだ。しかも気が付いてないけど海賊だし。

本当は任務とは全く関係ない。それは分かってる、おれの任務は兄上の……ドフィの監視だ。だからフレバンスの件で動くのは潜入中の海兵としては間違ってるんだろうけど……。

でもやっぱり見て見ぬふりは出来ねえよな。

｢分かった、おれたちが何とかしてやる｣

言葉が自然とこぼれ落ちる。恐らくローを模しているであろう電伝虫が目を見開くのを見てニッと口角を上げてみせる。電伝虫越しにその笑顔を見ているであろうローを安心させる為におれはつとめて明るく声を出した。

｢タンチョウさんもおれもこれからフレバンスに行く。だから安心しろ！　トラファルガーさんは無事に帰ってくるし、鉛中毒の治療法だって国に広げて認めさせてやる！｣

[62 1 22/12/22(木) 23:28:23]

｢だからロー、隠れてる場所から絶対出ないで家族を守って待っててくれ！　約束出来るよな？｣

｢……、ああ。分かった｣

グ、と泣きそうな顔をしている電伝虫の表情を見ない振りしてやりつつ電伝虫を切る旨を伝えて通話を終える。

……よし！　ローに見得切ったんだ、やるっきゃねえ。

まずは

1→兄上に報告だ！

2→タンチョウさんに伝えねえと！

3→船の準備だ！

dice1d3=2 (2)

[63 1 22/12/22(木) 23:50:34]

タンチョウ視点に戻ります

タンチョウが日々の書類整理に追われ呻いているとバタバタとロシナンテが部屋に飛び込み、その勢いで盛大に転んだ。

｢ロシー、急に飛び込んで来てどうしたんですか？｣

『フレバンス トラファルガーさんが捕まった』

ずい、と顔に押し付けられるように出されたメモの文字列を追ってタンチョウは一瞬呼吸を忘れたような感覚に陥る。……結局トラファルガー医師はあのまま謁見に臨むことを選んだのだろう。ならば……と考えたところでロシナンテがタンチョウの胴に手を伸ばし、俵担ぎをしようとしてくる。

自身の思考に気を取られていたタンチョウは見事に肩に担ぎ上げられていた。スクスクと成長したロシナンテの長身はタンチョウを引き摺ることもなくツカツカと部屋の扉を開けて何処かに連れて行こうとするので制止しようと口を開きかけたところで……。

｢おいロシー、さっき電伝虫の通話が終わったら報告しろと言ったよな？｣

ドフラミンゴの声がした。

1→手乗りドフラミンゴ

2→いつものドフラミンゴ

3→僅かに浮いているドフラミンゴ

dice1d3=3 (3)

[64 1 22/12/23(金) 00:13:44]

僅かに床から浮いているドフラミンゴはタンチョウの部屋の扉を潜りロシナンテに下がるように指示しながら扉を再び閉め。足を付けないままつい、と滑るように移動してサイレントを掛けろ、と指示を出す。

ロシナンテが言われるままサイレントを掛けたのを確認しているとぐい、と引っ張られる感覚を感じて床に降ろされる。ドフラミンゴの糸によるものだろう。

宙に浮いたままドフラミンゴは座るようなポーズを取り、足を組んで笑みを浮かべている。

｢フレバンスのガキと通話していたな、さっさと最初から報告をしろ。タンチョウもだ。前に鉛中毒について話をしたのとこの間のリストの話のことしか聞いてねえ、時間がないからさっさと話せ｣

そう言いながらドフラミンゴの指先が指揮を取るように動き、タンチョウの部屋に置かれている書類やファイルを見て手元に手繰り寄せては中をざっと改めている。改め終わった書類が次々とタンチョウのデスクに分類されていく様は見ていて気持ちが良い……。

二人してその様子に呆気にとられているとさっさとしろ、と再度催促がくる。書類を見ながら話を聞くらしいと分かり、ロシナンテと二人で顔を見合わせてからタンチョウが先に話をすることにした。

何度か訪れたフレバンスの街の様子、そして王城で暗躍したこと。リストを見つけた後、トラファルガー医師と話したきり連絡を取り合っていなかったこと。……治験に協力していたことは流石に話さなくていいだろう、今回の件に関係はないし。

｢タンチョウの話は分かった。次はロシーだ、その間タンチョウは耳はこちらに傾けながらその王族の擁立出来そうな奴のリストと鉛中毒の症状、治療法のレポートを寄越せ。その医師から預かってるんだろう｣

あるのは分かってるんだ、さっさと出しやがれ。此方に視線一つ寄越さずに書類を見ているドフラミンゴに

1→やっぱり最高……♡(好感度アップ)

2→今日のドフィは厳しめですね……

dice1d2=2 (2)

と思った。

好感度アップの場合

dice1d20=13 (13) +163

[65 1 22/12/23(金) 10:55:54]

おはようございます

保守代わりの与太ダイス

タンチョウの睡眠時間

1→ショートスリーパー

2→ロングスリーパー

3→平均的な睡眠時間

dice1d3=2 (2)

[66 1 22/12/23(金) 17:20:54]

デスクの中に仕舞っていたレポートをドフラミンゴに渡している間にロシナンテが話し始める。トラファルガー医師の息子であるローと電伝虫を介して連絡を取り合っていたこと、……トラファルガー医師から連絡して欲しいと伝言を頼んでいたこと。そして今日ローからトラファルガー医師が捕まったと連絡があったこと。
その際に聞いた現在の状況のことまで聞き終えたドフラミンゴが書類類を全てデスクの上に戻し、レポートを片手に着いて来いと指示をする。

｢タンチョウが前に鉛中毒について話してから此方でもフレバンスについて個人的に探っていたが……フッフッフ、あの国も厄介な立ち位置だな｣

サイレントを解除したロシナンテと共にドフラミンゴに着いて行くと、外に出る。そこにはファミリーの幹部等に指示出しをしているドフラミンゴの姿があり、もう一方のドフラミンゴからレポートを受け取った。……と同時に共にいた方のドフラミンゴが糸となって解けていく。能力で作られた分身体だったようだ。

[67 1 22/12/23(金) 20:45:51]

此処で今後の話に関わりそうな個人的な考察というかこのスレ内の話になりますが、スパイダーマイルズとフレバンスの位置関係について

スレ主はワンピ読み始めたのが割と最近なので説とか詳しくないんで御容赦を

フレバンスとスパイダーマイルズの位置関係考察

ざっくりフレバンスとスパイダーマイルズがある国が地続きないしは近隣の島では？って話

[68 1 22/12/23(金) 20:57:49]

｢来たか、事情を聞いている間にこっちは手配をしておいた。……二人とも空の旅はしたことがあるか？｣

チラ、と港の方に用意されたヌマンシア･フラミンゴ号に積み荷が載せられていくのを一瞬見てからドフラミンゴの言葉に首を傾げることになる。

……空の旅？　そんなものした事がある訳無い。そう答えようとして気がつく。ドフラミンゴはそういえば雲があれば空を飛ぶことが出来ると。

何をしようとしているか気が付いて制止しようとしたが、有無を言わさない笑みを浮かべたドフラミンゴが指を小さく動かすと目に見える程編み込まれた糸の束がタンチョウとロシナンテを拘束する。細い糸で体が切れないようにという配慮だろう。

ファミリーが居る前では話せないふりをしているロシナンテがダラダラと冷や汗を流しているのを見てみないふりしているのかドフラミンゴがその場にいた何人かに積み荷を終えたらフレバンスに来いと指示を出し。

｢フッフッフッフ！　それじゃあフレバンスまで空の旅と行こうじゃねえか！｣

ロシナンテとタンチョウの二人を拘束したまま雲に向かって糸を伸ばして飛び立った。

ピンクと黒、そして青のコートが翼のように翻り、3人はフレバンスまでの最短距離を飛ぶことになった。

タンチョウ

1→野太い悲鳴を上げる

2→引き攣った声を上げる

3→止まってくれ降ろしてくれと声を上げる

4→現実逃避

5→余裕

dice1d5=4 (4)

ロシナンテ

1→声にならない悲鳴

2→話せないふりをしているのを忘れて悲鳴を上げる

3→気絶

4→現実逃避

5→余裕

dice1d5=4 (4)

[69 1 22/12/23(金) 22:33:28]

二人共現実逃避してる……

現実逃避内容(左がタンチョウ、右がロシナンテ)

1→そらきれい

2→そういえば明日のパーティの準備終わってなかった

3→深い意味はないけどひたすら海の戦士ソラの話を反芻する

dice1d3=2 (2)

[70 1 22/12/23(金) 22:35:14]

ロシナンテ分

dice1d3=3 (3)

フレバンスに辿り着くまで

dice1d5

1→週間

2→日

3→時間

dice1d3=1 (1)

[71 1 22/12/23(金) 22:44:33]

ダイス振り忘れ多過ぎるんですが？

dice1d5=2 (2)

フレバンスに辿り着くまでどんなに急いでも時間がかかる、かといって無理に時間を縮めようとして此方がボロボロでは意味がないのだ。

[72 1 22/12/24(土) 00:13:02]

２週間の旅路

日中はドフラミンゴにより空の道を飛び、夜が近付くと途中の町へと降り立ち宿で一晩明かす。幾らフレバンスへ急ぐとはいえ、それで我々が無理をしては本末転倒だ。

ドフラミンゴは地図を全て頭に入れているのか時折フレバンスの方角を逸れて町へと降り立つ。その時間配分が申し分ないのだから恐れ入る。

宿に泊まる際にはロシナンテがトラファルガー医師の息子と電伝虫で話を時折している。ロシナンテが心を砕いている様子をボウ、と眺めているとロシナンテがチラチラと此方を窺うのに気が付き目を閉じる。……どうにも、ロシナンテはトラファルガー医師の息子と話をして欲しいらしい。

だが今更何だというのだろう、話を漏れ聞く限りロシナンテの方に懐いているようだし話す必要はないように思う。

薄目を開けて確認すれば、ガクリと肩を落としたロシナンテが再び電伝虫に向き直っていた。

1→ロシナンテと話す

2→ドフラミンゴと話す

3→明日の移動に備えて寝る

dice1d3=2 (2)

[73 1 22/12/24(土) 10:06:17]

ロシナンテの通話を聞くのもな、と思い始めた頃に鉛中毒についてのレポートを手に持ち読んでいたドフラミンゴが声を掛けてくる。

｢タンチョウ、これでお前が持っている分のレポートは本当に全てなんだな？｣

……？　何が言いたいのだろう、タンチョウも中身には目を通したが何か特別なものは入っていなかった筈だ。同じ文言のものが何枚か紛れているが……。タンチョウがそう伝えるとドフラミンゴは暫し考える様にレポートの表紙を見つめている。

｢なるほど、そのトラファルガーとやらも分かってたんじゃねえか。おいタンチョウ、絶対このレポートは奪われたり汚されたりするな、コイツが生命線だ｣

無言の後そう言い放ったドフラミンゴはファイルのうちの一部を抜き出すと懐に仕舞いこむ。

[74 1 22/12/24(土) 13:05:48]

トラファルガー医師たちの10年余りが詰められたレポートだ、大切なものに間違いはないが。けれど抜き出した数枚で何を……？　と言い掛けたところでドフラミンゴがタンチョウを遮る形で口を開く。

｢紅茶を用意しろ。……久し振りにお前の煎れたものが飲みてえ｣

喜んで！　ウキウキした気分でタンチョウは宿のキッチンを借りるべく動き出す。タンチョウはドフラミンゴの恋の奴隷だ、頼られれば頼られる程浮足立つ。

｢……兄上、相変わらずタンチョウさんを転がすのが上手えな〜｣

ボソリとロシナンテが何か呟いた気がしたが些事であろう。ああそうだ、序でにロシナンテの分も用意しよう。

紅茶の出来(数字が大きければ大きいほど美味しい)

dice1d100=55 (55)　最低保証値50

ロシナンテは熱々の紅茶を

1→噴き出した

2→普通に飲めた

3→少し冷まして飲んだ

dice1d3=3 (3)

dice1d100=37 (37)

[75 1 22/12/24(土) 13:19:21]

朝の出来事を目撃できたかどうか

dice1d100=37 (37)　低ければ低いほど詳細が分かる

翌朝、ドフラミンゴが何処かに連絡を取り何やら話をしていた。その手には抜き出された数枚のレポートの写しがある。

一体何をしているのだろうか……。

電伝虫の先の人物は随分興奮しているようで大きな声で笑っている。その様子を聞き僅かに眉根を寄せながらドフラミンゴは通話を切った。

｢チッ、朝っぱらから騒がしい野郎だ。だがあの様子じゃ食い付いたんだ、動くだろうよ。……タンチョウ、ロシーを起こしてこい。朝食をとってすぐに出る｣

｢分かりました。……でもドフィ、今の連絡相手は？｣

｢フッフッフ、何すぐに分かるさ。すぐにな｣

面白そうにドフラミンゴは笑い、宿の食堂へと足を向ける。悪い顔してたなあ……とうっとりしながらタンチョウは言われたようにロシナンテを起こしに行った。

[76 1 22/12/24(土) 13:38:54]

再び空の道を進み、幾日か経ち。もうフレバンスはすぐそこだ。雲ひとつない快晴のせいで歩いて進むしかない日もあったが2週間という期間でフレバンスの近くまで来られたのは僥倖だろう。
目立たないようにとフレバンスから少し離れた場所に降り立つとタンチョウとロシナンテに絡み付いていた糸がシュルシュルと解け、宙に溶けていく。ロシナンテが尻餅をつき、タンチョウも僅かにたたらを踏む。……やはりどうにもこの感覚は慣れない。
夜は休んでいたとはいえ、普段よりも糸を酷使していたドフラミンゴは疲れた様子を見せることなくフレバンスの街並みを興味深げに見ている。そういえばドフラミンゴは初めてだったか。

｢これがフレバンスか、聞いちゃいたが街並みの美しさは素晴らしいな。……まあ、この美しさが人々の健康を損なう代わりにあるもんな訳だが｣

そう独りごちたドフラミンゴがそのまま街の方へと歩き始め。

｢ああそうそう、二人共その格好を何とかしておけ。おれは大手を振って王下七武海が来たことをアピールしてやるつもりだが……お前らは目立たないように行動しろ。そのコートと……あとはロシー、化粧を落としておけ。連絡は……フレバンス内なら余程のことがない限りコイツ経由で話をする｣

シュルシュルと糸で作られた手乗りサイズのドフラミンゴがロシナンテの肩に飛び乗る。

｢フッフ、戦闘出来る力はないからその辺りは当てにすんなよ？｣

[77 1 22/12/24(土) 15:43:54]

手乗りドフラミンゴは危なげなくロシナンテの肩でバランスを取って座っている。こんなに小さい影騎糸は初めて見た。……というか、本当に器用だ。これで本体と同じく話して思考するのだからその練度の高さには恐れ入る。

手乗りドフラミンゴのフォルム

1→本体をそのまま縮小したような姿

2→トンタッタ族のようなデフォルメ感のある姿

3→幼少期ドフラミンゴの姿

dice1d3=2 (2)

ドフラミンゴがフレバンスの中に入っていくのを見届けてタンチョウとロシナンテは一先ずコートを脱いで何処かに置いて行くことにした。目立たない場所があればいいが……。

dice1d100=86 (86)　数字が大きいほどコートを上手く隠せる

[78 1 22/12/24(土) 15:56:30]

随分可愛らしいドフラミンゴれすね！

やはり隠すことに掛けては一言あるタンチョウ。難なく二人分のコートを隠すことができた。ロシナンテのコートが黒くて本当に良かった。

問題は化粧だ。化粧はウォータープルーフなので化粧落としがないとどうしようもない。燃えては水を掛けられるのでウォータープルーフなのはしょうがないのだ。
ロシナンテの帽子の中にデフォルメされたドフラミンゴが隠れるのを見届けてからタンチョウは一先ず化粧落としを手に入れてくることにした。
ロシナンテはその場で待機、絶対動くなと指示をして急いでフレバンスで買い物をする。化粧落としとシンプルな黒のシャツを買って戻ると身なりを整えさせる。
うん、背の高さはどうにも出来ないがこれでドンキホーテファミリーの最高幹部コラソンだとはバレないだろう。……帽子はドフラミンゴが隠れているので放置だ。

[79 1 22/12/24(土) 22:51:30]

フレバンスへとロシナンテと共に足を踏み入れる。ドフラミンゴの姿は既に街中には見られず、何処か室内に入っているようだ。

目立たないように行動しろと言われたがまずはどうすべきか……。

1→治験に協力していた時に訪れた病院に行く

2→別の治験協力者を尋ねる

3→共に研究していたトラファルガー医師以外の医師のもとを訪れる

4→教会を訪れてみる

5→トラファルガー医師の家へ行く

6→トラファルガー医師の診療所へ行く

7→城に行く

dice1d7=6 (6)

[80 1 22/12/25(日) 08:06:14]

おはようございます

朝の保守代わりの与太ダイスのお時間です

タンチョウは海の戦士ソラの

1→正当な読者

2→邪道派の読者

3→新聞を見るついでに見るだけでファンって訳ではない

4→ 新聞を見るついでに見るだけでファンって訳ではない(早口)

5→読まない

dice1d5=3 (3)

[81 二次元好きの匿名さん 22/12/25(日) 08:18:37]

>>80

おはようございます！

>>77

手のりドフィ可愛いです！！

[82 1 22/12/25(日) 10:04:50]

>>81

どのドフラミンゴでも"良い"と思いながら選択肢作ったんで可愛いと言ってもらえて有りがたいですね……

デフォルミンゴの出来ること

･本体への情報伝達

･本体からの情報伝達

･自立思考

･ぬいぐるみのふり

デフォルミンゴの出来ないこと

･戦闘

辺りを想定してます

トラファルガー医師の診療所にまずは行ってみることにした二人は歩きながらフレバンスの街中の様子を伺っているが、やはり目立った騒ぎなどは起きていないようだ……。

現在のトラファルガー医師たちの状況

1→王族から鉛中毒症状を取り除けと命令されている

2→鉛中毒についてとその治療法について纏められたレポートを渡せと詰められている

3→檻で沙汰を待っている(いずれ1か2になる可能性あり)

dice1d3=1 (1)

[83 1 22/12/25(日) 12:44:25]

トラファルガー医師の診療所は明かりもなく、『休診します』と貼り紙が貼られていて、時折街の住人がその貼り紙を見ては引き返している……。誰かに声を掛けてみようか。

1→近くで座り込んでいる老人に声を掛ける

2→少し離れたところで遊んでいる子供たちに声を掛ける

3→見覚えのある女性に声を掛ける

4→遠巻きに診療所を見ている男性に声を掛ける

5→声を掛けない

dice1d5=5 (5)

命令されたトラファルガー医師たちの行動

1→なるべく時間を稼ぐ為にゆっくり治療する

2→完全拒否

3→薬が足りないと時間を稼ぐ

dice1d3=1 (1)

[84 1 22/12/25(日) 12:47:50]

……いや、トラファルガー医師の診療所は張られている筈だ。下手な人物に話し掛ければ怪しまれるかもしれない……。この辺りを離れた方がいいだろう。

タンチョウとロシナンテは足早にその場を後にした。

1→治験に協力していた時に訪れた病院に行く

2→別の治験協力者を尋ねる

3→共に研究していたトラファルガー医師以外の医師のもとを訪れる

4→教会を訪れてみる

5→トラファルガー医師の家へ行く

6→城に行く

dice1d6=1 (1)

ドフラミンゴの行動

1→役場に行く

2→城に行く

3→電伝虫でヌマンシア･フラミンゴ号の面々に指示出し

4→朝連絡した相手へ再び連絡

dice1d4=2 (2)

[85 1 22/12/25(日) 12:56:50]

｢此処には何の用があるんだ？｣

ロシナンテが大きな病院に不思議そうな顔をする。まあトラファルガー医師の診療所はともかく此方に来る理由が摑めなかったのだろう。此処は協力者達が集まっていた場所だと答えた。

見聞色の覇気で気配を探り、裏口からいつものように出入りする。こちらを伺っているような気配はないので大丈夫だろう。最早顔パスで通れるようになっている出入口にロシナンテが訝しげな顔をしているがそれを黙殺してどんどん進んでいく。

いつも使っていた部屋の前に来ると、そこに違和感を覚えて足を止める事になった。

｢うわ、なんだこれ。凄い荒らされてるぞ｣

室内をひっくり返したようにものが散乱している。……特に荒らされているのは本や書類、ファイル類のようだ。その他幾つかのアンプルも持ち出されているようで、アンプルの棚にはアルファベッドの羅列と数字が並べられている。

dice1d100=87 (87)

40以上で散乱している書類の中から何枚か抜き取られた後を発見する

60以上でアンプルに付けられていた文字列が持っているレポートに書かれていたことを思い出す

80以上で無くなったアンプルに心当たりがある

[86 1 22/12/25(日) 13:07:02]

持ち出されたのはタンチョウも持っているレポートの写しのようだ。抜き取られたうちの幾つかのものはレポートに記載があったアンプルのようだ。だが、レポート内に記載があったものの何種類かはこの場に残っている……。
レポートの写しを持ち出したのならアンプルが全て回収されていないのはおかしな話だ。手乗りドフィがもぞ、とロシナンテの帽子から飛び出してアンプルをマジマジと眺めて回り始める。見た目がデフォルメされた姿なのもあり可愛らしく見えてしまう。

｢おいタンチョウ、このアンプルとそこの端の、後は左上の2番目のアンプルを持ち出せ。……ロシーは絶対に触るなよ｣

暫く吟味した後、手乗りドフィが指示を出して再びロシナンテの帽子に潜り込んでいく。アンプルはレポートに載っていた残りのものと、あとはレポートに載っていなかったものも紛れている。何故レポートに載っていないものまで……？

[87 1 22/12/25(日) 15:40:46]

場所によっては行くタイミングによって得られる情報が違う場合があります

その疑問に答える気はないのか手乗りドフィは黙したままだ。指示されたアンプルを回収して人が来る前に退散するとしよう。

次の探索箇所

1→別の治験協力者を尋ねる

2→共に研究していたトラファルガー医師以外の医師のもとを訪れる

3→教会を訪れてみる

4→トラファルガー医師の家へ行く

5→城に行く

dice1d5=3 (3)

ドフラミンゴの現在

1→城で歓待を受けている

2→外から糸を伸ばして城内の構造を立体的に捉えようとしている

3→長居して欲しくないらしい王族と話をしている

4→勝手に入り込み城内の探索をしている

dice1d4=4 (4)

[88 1 22/12/25(日) 15:52:45]

フレバンスの城の警備兵はガバガバじゃけえ……寄生糸で死角を作って動き回っていそうなドフラミンゴ爆誕

以前にも訪れた教会へやって来た。シスターが子供達に読み聞かせを行っている。……あのシスターは最初にフレバンスを訪れた際にここで出会った少女だろうか？

読み聞かせをしている最中のシスターと目が合う。彼女は暫し不思議そうな顔をしてから何かに気が付いたような顔をした。

1→読み聞かせを終えたシスターと話をする

2→教会内を見て回る

3→教会の裏手に行く

dice1d3=3 (3)

[89 1 22/12/25(日) 18:12:29]

石畳の上を歩き、教会の裏手に回り込むと表よりも寂れた印象を受ける。人の手があまり入らないのだろうか？　ロシナンテと共に歩いていると不思議な十字架の石像が飾られているのを見つけた。これは……円を貫くように十字がある。確かホーミング様達が移住した地でも見掛けた気がする。他の地ではあまり見られないモチーフの十字架だ。

その他に変わったものはなさそうだが……。

1→パキ、と軽い何かを踏む音がした

2→ロシナンテの脛に何かが思い切りぶつかってきた

3→コツコツと石畳を歩く音が聞こえた

4→何もなかった

dice1d4=1 (1)

現在のドフラミンゴ

1→上手いこと糸を使い人の目を掻い潜り歩きまわっている

2→図書館に入り込む

3→牢屋の在り処に目を付ける

4→見つかったので王族と話をすることにする

dice1d4=4 (4)

[90 1 22/12/25(日) 22:24:59]

音のした方を見ると、女の子が見覚えのあるシロクマのぬいぐるみをぎゅ、と抱き締めて此方を緊張した面持ちで見つめている。……あれは、トラファルガー医師の娘の？　確か名前は……。と思考を巡らせようとしたところで、女の子はぐっと口をきゅ、と結んで後退りし始める。どうやら警戒されているようだ。どうしようか。

1→そのまま逃げていくのを見送る

2→手乗りドフィが飛び出していく

3→声を掛けようとしてロシナンテが盛大に転ぶ

4→タンチョウがしゃがんで目線を合わせて声を掛ける

dice1d4=3 (3)

ドフラミンゴの現在

王と謁見は

1→出来ることになった

2→出来ていない

3→客室という名の軟禁場所に敢えて甘んじている

dice1d3=2 (2)

[91 1 22/12/26(月) 00:27:48]

大きな男が何もないところで急に足を滑らせて転んだことにポカンとするトラファルガー医師の娘……ラミ。突然のことに逃げることも忘れているようだ。いてて、と腰を擦るロシナンテを見てハッと我に返ったらしいラミが再び逃げ出そうとしたのを見てタンチョウは咄嗟に声を掛けた。

｢もしかしてトラファルガー医師の娘さんのラミちゃんですか？｣

｢！｣

トラファルガー医師の名前に反応したのだろう、肩を震わせてラミはシロクマのぬいぐるみを更にぎゅ、とキツく抱き締める。そして恐る恐る此方を見上げて口を開いた。

1→｢父様のこと、知ってるの？｣

2→｢……お兄ちゃんたちだれ｣

3→｢し、しらない｣

dice1d3=3 (3)

ドフラミンゴの現在

王族と会うことができなかった理由

1→王下七武海とはいえ海賊に会うのを恐れられた

2→鉛中毒の治療をさせるのに躍起になってる為それどころじゃなかった

3→王族が下手に城内を探られたくなかったので追い出そうとしている

dice1d3=1 (1)

[92 二次元好きの匿名さん 22/12/26(月) 01:17:21]

ラミとローは同じ場所にいるはずだからタンチョウさんとローの初接触なるか?

[93 1 22/12/26(月) 09:06:42]

今自分がどんな状況なのか、幼いなりに把握してるのだろう。知らない、というラミの言葉にどうしたものかと考える。本当は名乗る気はなかったが、自身の素性を明かすべきだろうか……。

｢そっか、知らないか。急に知らない大人に声かけられて怖かったよな、ごめんな｣

ロシナンテが口を挟む。ラミはその声を聞いて首を傾げた。

ラミはロシナンテの声に聞き覚えがある？

1→お兄さまと夜お話してる人？

2→お兄さまがクールって呼んでる人と同じ声

3→聞き覚えはあるけど思い出せない

4→分からない

dice1d4=3 (3)

王下七武海ということもあり拘束されなかったドフラミンゴの行動

1→役場に行く

2→電伝虫でヌマンシア･フラミンゴ号の面々に指示出し

3→朝連絡した相手へ再び連絡

dice1d3=1 (1)

[94 1 22/12/26(月) 09:27:13]

悉くローやラミに対する会う系や気付く系のダイスが成功しない……どうして？

ラミはロシナンテの声に気がつけなかったようだ。

1→ラミは逃げ出した

2→｢ラミちゃん！？｣

3→｢ラミ！｣

dice1d3=1 (1)

[95 1 22/12/26(月) 14:05:05]

また会えなかったよ……

ラミは教会の奥にある森の方へと走り去ってしまった。追い掛けることも考えたが、行く先がトラファルガー一家の隠れ家だとしたら目立つ人間が王族の手の者にバレてしまう可能性もある……。追おうとしたロシナンテの腕を掴み、止める。あの様子だと目的地があって走っているようだし追う必要は恐らくないだろう。

ラミは何の為に此処に来ていたのだろうか。教会の方からは子供たちがはしゃぐ声が聞こえている。……。

タンチョウとロシナンテはその場を後にした。

次の探索箇所

1→別の治験協力者を尋ねる

2→共に研究していたトラファルガー医師以外の医師のもとを訪れる

3→トラファルガー医師の家へ行く

4→城に行く

dice1d4=3 (3)

ドフラミンゴの状況

1→役場で王族のリストにあった名前を探そうとしている

2→城の補修工事で使われた図面を探そうとしている

3→1と2両方

dice1d3=3 (3)

[96 1 22/12/26(月) 17:45:42]

トラファルガー家は明かりもなく静かな状態だ。一見荒らされた様子もないが、誰かしらが張っている可能性は高いだろう。

見聞色の覇気で気配を探る？

1→探る

2→探らない

dice1d2=1 (1)

探った場合の覇気の強さ(数字が大きければ大きい程見通せる)

dice1d100=37 (37)

実際に誰かしらトラファルガー家を監視しているのか

1→王族の手の者がdice1d5=2 (2) 人いる

2→居ない

3→近所の人がdice1d5=1 (1) 人いる

dice1d3=1 (1)

[97 1 22/12/26(月) 21:52:23]

半分以下は流石に気付けないかな

周囲の気配を探るが、近隣の住人の気配もあり上手く気配を捉えきれない……。敵意は感じられなかったので恐らくは大丈夫だろう。最悪誰かしら居ても返り討ちにも出来る。

トラファルガー医師のことだ、王族を失権させることはともかく別れたあとにも研究を進めていたに違いないのだ。王族の手の者が家を訪れた時にそれらの情報が一部でも見落とされていればいいのだが……。

タンチョウ達は王族の手の者に

1→気付かれる

2→気付かれない

dice1d2=2 (2)

[98 1 22/12/26(月) 23:53:45]

また隠密に成功してるよこの二人

トラファルガー家の敷地内に入り込んだ二人はまず外から見えない位置に移動し、侵入できそうな場所を吟味することにした。玄関は外から丸見えなので、それ以外の場所から入るのが望ましいが……。

パッと見侵入できそうな場所は1階の窓、勝手口、2階のベランダだろうか。どの場所も鍵は掛かっているとは思うが……。とそこに手乗りドフィが出てきて侵入箇所を一緒に見ている。

｢そうだな……鍵が開いてねえならロシーの凪で音を消して窓の一箇所を壊して鍵を開けるか、何処か小さな隙間がありゃおれが入って中から開けられるな｣

｢うーん、流石におれの凪を使って壊してまで入るのもなァ……必要ならやるつもりではあるけど｣

どうすんだ、と見上げて来る手乗りドフィと器物破損をしたくないと訴えるロシナンテ。どうしようか。

1→鍵開けを試みる(タンチョウのピッキング)

2→手乗りドフィを中に入れて鍵を開けてもらう

3→ロシナンテの凪で音が出ないようにして窓を破壊して鍵を開ける

dice1d3=1 (1)

一方ドフラミンゴ

1→役場の保管庫に侵入して戸籍を見ている

2→役場の保管庫に侵入して公共事業として纏められていた城の補修工事についての資料を見ている

3→１と2どちらも見ることに成功している

dice1d3=3 (3)

[99 1 22/12/27(火) 08:05:36]

おはようございます、朝のチャレンジダイスのお時間です

タンチョウのピッキングチャレンジ

dice1d100=24 (24)

40以上で鍵は壊れるが開けられる

60以上で鍵を開けられる

80以上で鍵を開けられ更に帰りに鍵を閉められる

何、ピッキングなら何度か経験したこともある。余裕でこなせるだろう。タンチョウは懐を探り針金を取り出すと窓と窓のサッシの隙間から針金を通らせた。

[100 1 22/12/27(火) 09:15:51]

しまった、針金が折れてしまった！　後ろから刺さる二人の視線が痛い……。

｢まあピッキングなんて出来無いほうがいいんだしそんなに落ち込むなって｣

ロシナンテの優しさがとても辛い……。手乗りドフィの方はというと、フッフッフと笑いながらも家を見ている。

なけなしのチャンスダイス

1→隙間を見つけられた

2→隙間を見つけられなかった

dice1d2=1 (1)

[101 1 22/12/27(火) 12:53:40]

｢ああ、そこからなら入れそうだな。少し待ってろ｣

ロシナンテの肩から飛び、勝手口の横にあった換気用の小さな窓からするりと中に入り込む手乗りドフィ。暫く何やら確認するようにガサガサと音がしたかと思うとカチリ、と鍵の開く音がした。

鍵の開いた音を聞き勝手口のノブを掴んで開けると勝手口横のキッチンの天板の上に腰掛けて手乗りドフィが待っていた。

タンチョウとロシナンテが中に入ったのを見届けると手乗りドフィは再びロシナンテの肩に飛び乗った。この家の中にいる間は帽子の中に入るつもりはないようだ。

｢それじゃあとっとと家捜しと行くか｣

｢合ってるんだけどなんかそう言われると泥棒しに来たみたいに聞こえるんだよなぁ……｣

息の合った会話をしている二人を横目にキッチンダイニングを見渡す。この場所は特に荒らされた形跡はなさそうだ……。試しに冷蔵庫を開けてみる。中のものは整頓されており、手作りであろう調味料や副菜が小分けにタッパーに分けられていた。……が、既に日にちが経ってきているので野菜が少し萎びてきている。

流石にキッチンダイニングに何かしら情報を残している訳がないか。タンチョウは冷蔵庫を閉じた。

トラファルガー家の探索出来そうな箇所

1→書斎

2→子供部屋

3→リビング

4→夫婦部屋

dice1d4=2 (2)

[102 1 22/12/27(火) 13:05:11]

おっ子供部屋

子供部屋の詳細

1→別々に部屋がある

2→一緒の部屋

dice1d2=2 (2)

一緒の部屋の場合、ある程度大きくなったら部屋が別々になる想定で

何処から調べるべきか、と廊下に出たところで扉の前にかかっているプレートを眺める。普段は書斎に行くことが多いが、果たしてあからさまにレポートを保管していますというところに情報を残すものだろうか……。

意外性のある場所に隠している可能性もある、となると。タンチョウの視線の先には子供部屋があった。

[103 1 22/12/27(火) 15:49:55]

子供たちの名前が書かれたネームプレートを見てその中に入る。子供部屋など見たのは初めてだが、思ってるより片付いている印象だ。

だいたい半分ほどで区切っているのだろう、片側が医学書や図鑑、海の戦士ソラの本。それから子供向けの実験キットなどが綺麗に整頓して並べられている。棚の一箇所には船やロボなどの玩具が並べられていたようだが真ん中辺りに空きがある。

もう一方はおままごとの道具や小さめのドレッサーなどが置かれている。また、宝箱のような形をした玩具入れがベッド脇に置いてある。ドレッサーの上には可愛い飾りのついたヘアゴムやヘアピンが置かれており、日頃から使われていたのだろう。ドレッサー付近には遊び途中だったのかぬいぐるみが２、3個ほど座っている。その前には中身の入っていないティーカップが置かれており、お茶をしているところだったようだ。どのぬいぐるみの前にも置かれていない2つのティーカップがあり、ローがラミに付き合ってままごとをしてあげていた様子が窺える。

どちらも机とベッドが壁沿いに設置されている。

部屋の様子に眉根を下げて平和な生活の跡を見つけて感傷に浸っているらしいロシナンテを尻目に室内を調べることにした。

調べられる箇所　dice1d4=2 (2) 箇所

1→ローのデスクを調べる

2→ラミのデスクを調べる

3→ローの本棚を調べる

4→ラミのドレッサーを調べる

dice1d4=3 (3)

[104 1 22/12/27(火) 21:20:25]

まずはローのものであろう本棚を調べることにした。

図鑑が種類別、かつ五十音順にきっちり並んでいるようだ。……？　下の棚の方は小説や絵本などが置かれている。背表紙の高さこそ揃っているが、その順序はバラバラになっていて上の揃っている棚と比べると違和感を覚える。

また、本棚の上段のスペースは1段丸々船などの玩具が、2段目は実験キットなどが並べられている。

玩具スペースの真ん中辺りに不自然に空きがある。

｢……あ、もしかして此処にタンチョウさんがあげたシロクマのぬいぐるみが置かれてたんじゃないか？｣

そういえば先程教会で見掛けたラミが持っていた。ローの持ち物なのだからこの棚に飾られていても違和感はない。……ないが、わざわざ棚に置かれたぬいぐるみを持ち出したのか。他にもぬいぐるみを出して遊んでいた様子があったのに何故これだけを……？

不可解な点が残るが、その答えを知っているのは恐らくローだけだろう。

仮にこの部屋も調べられていたとしたら、恐らく本棚も漁られている筈だ。治験を行っていた病院の一室は荒れたままだったが此処が綺麗なままなのはあくまでも秘密裏な行動だからだろうか？　それならば説明はつく。だがそうなると病院の方は王族の手の者以外が荒らした……？

本棚を観察する

dice1d100=40 (40)

40以上で違和感を感じる

60以上で気になる場所を見つける

80以上で気が付く

[105 1 22/12/27(火) 22:22:55]

一番下の段の本に違和感を覚える。なんだろうか……やはり並び順が気になる。……本を上巻下巻など並び替えてみるがやはりしっくり来なかった。

もう一箇所調べる

1→ローのデスクを調べる

2→ラミのデスクを調べる

3→ラミのドレッサーを調べる

dice1d3=3 (3)

[106 1 22/12/28(水) 00:14:36]

本棚を後回しにしてドレッサーに向き直る。

ドレッサー上に置かれている髪飾りについているキラキラ輝くイミテーションが少し眩しい。引き出しを開けるとやはり子供向けのアクセサリーが詰められている。

ドレッサーを調べる

dice1d100=60 (60)

40以上で違和感を感じる

60以上で気になる場所を見つける

80以上で気が付く

[107 1 22/12/28(水) 08:10:36]

引き出しの奥で何かが光った。引き出しを限界まで開けて取り出してみると、中にカラフルな丸い球体が入った瓶だった。

これは……飴、だろうか。引き出しの奥にアクセサリーに紛れて置かれていたことに疑問を感じる。が、もしかすると大事に少しずつ食べているのかもしれないし、こっそりおやつを食べたいときに舐めているのかもしれない。たまに出会ったばかりのドフラミンゴやロシナンテもやっていた。

他に気になるものもないので、まだ半分以上残っている瓶を元の場所に戻した。

トラファルガー家の探索出来そうな箇所

1→書斎

2→リビング

3→夫婦部屋

dice1d3=2 (2)

[108 1 22/12/28(水) 13:16:18]

リビングに移動してきた。此方も見る限り荒らされた形跡はないようだが……。やはり調べた後になるべく痕跡を残さないよう元に戻したのだろう。
けれど以前訪れた時に置いてあった家族写真が飾られていた写真立てが何個かなくなっている。第三者に持ち出されたとしたらトラファルガー家の人間の顔を確認するためだろう。
ロシナンテと手乗りドフィが残っていた写真を見ている。

｢電伝虫越しでしか話したことがなかったから知らなかったけどローって父親似なんだな｣

そういえば写真で見るのが初めてなのか。ロシナンテとローは実際には会ったことがないとは思えないほど電伝虫での話が続いていたので何だか不思議だ。

……ああそうだ、先程開けようとした窓があったのはこの部屋だったか。忘れないうちに針金を回収しておこう。

[109 1 22/12/28(水) 13:19:32]

1→写真を1枚持ち出す

2→写真を持ち出さない

dice1d2=1 (1)

リビングも粗方見て回ったが、やはり気になるものはない。アテが外れたのかもしれない。あとは書斎か夫婦の部屋か……。

1→書斎

2→夫婦部屋

dice1d2=2 (2)

[110 1 22/12/28(水) 15:48:27]

夫婦部屋の前に立つ。今更ながら何をやっているんだろうか……。そう思いながら夫婦部屋の扉を開ける。
寝室としても使っているのだろうツインサイズのベッドがあり、サイドテーブルに本や照明が置かれている。

また普段出入りしていた書斎よりもシンプルだが机も置かれている。此処で日記などを書いていたのだろう、シンプルだが格調高く縁取りがされたノートが置かれている。鍵は特に付いていないようだ。
ノートのページを捲るとどうやらトラファルガー医師の妻のものらしい。少し丸みを帯びた整った字体で文章が綴られている。日々の何でもない日常が綴られていて、トラファルガー一家が幸せに暮らしている事がよく分かる。
最後の方の日記になると、トラファルガー医師と夜寝る前に何度も話をしていることが書いてあった。謁見前にフレバンスを離れて欲しいというトラファルガー医師の主張とそれに反論する妻。最終的にトラファルガー医師が折れたようだった。
子供たちのことを思えばフレバンスを離れるべきかもしれなかったが、謁見が上手く行かなければいずれ発症する症状の治療が出来なくなる。ならばフレバンスを離れても同じだ、それならば家族を置いて離れることはしたくない……立ち向かうなら全員でと僅かに滲んだ字体で書かれていた。
その後の日記には日持ちのする食糧のリストや着替え、毛布などといった記載がされたきり空白になっている。

……この後城へ行ったトラファルガー医師が捕まり、城の人間が来て家宅捜索しようとしたところで隠れたのだろう。下手をすればそのまま捕まっていたかもしれないのにギリギリまで普段通り過ごしていた訳だ。恐らくは怪しまれないように。

[111 1 22/12/28(水) 21:31:11]

見えるように置かれたこの日記も恐らく読まれているだろう。……敢えて読ませたのだろうか？

日記を元の位置に戻すと、他に気になるものはなさそうなので部屋を後にした。

さて、一番何かありそうな書斎だ。此処はトラファルガー医師の持つ情報などを探る為に重点的に調べられたに違いない……。

部屋の扉を開けてザッと見渡す。荒れた様子はない……が、何冊か本やファイルが抜き取られた跡がある。恐らく書斎に残していたレポートや研究成果、関連しそうな書籍を持ち出したのだろう。

手乗りドフィが本棚にある本の背表紙を眺めている。

｢此処だけは物が持ち出されたような形跡が残ってるんだな。残しておけないものを取ってったんだろうけど……にしてもどういう基準で持ち出したのか分からねえものもありそうだ｣

ロシナンテが言いながら適当な本を抜き出してパラパラとページを捲る。確かに直接鉛中毒について関係がないものも前後の本を見ると何冊か持ち出されているようだ。

｢って、この本中身が塗り潰されてるぜ！？｣

なんだこれ黒塗りだらけだ！　とロシナンテがびっくりした顔で此方を見る。見る限り黒く塗られている部分とそうでない部分が混在している。

｢塗り潰しでモールス信号……いや、塗り潰された前後の文字を見る限りだと黒塗りされた部分に書かれた文字を拾って文章にしている……違う、それはあからさま過ぎる。現物を見てぇ、一旦それを持ってこい｣

手乗りドフィがロシナンテの開いている本を見てそう呟き、ロシナンテに黒塗りされた本を持ち出すよう指示を出した。忘れがちだが、本体であるドフラミンゴは別行動をしているのだ。本一冊程度なら持ち出すのは訳ないが……。その前に他にも何か気になるものがあるかもしれない、一応調べてみよう。

dice1d100=95 (95)

40以上で何かに気がつく

60以上で違和感を感じる

80以上で察知する

[112 1 22/12/28(水) 21:39:32]

非常に眠くて頭の中が支離滅裂になりかけてる気がするので今日は此処まで
明日落とさないようにする予定ですが保守して頂ける方いたらお願いします……

[113 二次元好きの匿名さん 22/12/29(木) 05:12:24]

保守

[114 1 22/12/29(木) 09:26:13]

おはようございます、保守ありがとうございました

朝の与太ダイス

タンチョウの医学知識

1→航海するのである程度持っている

2→生まれてこの方病気知らずなのでない

3→鉛中毒関係はトラファルガー医師から手ほどきを受けたので詳しいがそれ以外は分からない

dice1d3=1 (1)

[115 1 22/12/29(木) 14:24:10]

そういえば夜のダイス滅茶苦茶に出目が高かったな

残っている本の中で背表紙が外れかかっているものを見つけた。古くなっているとはいえ、その他の本はそこまで劣化しているものがない……これは中身をバラしたのだろうか？
本を開いてページを引っ張ってみると僅かに引っ掛かりを覚える。本を開いた瞬間に外れないように糊付けをし直してあるらしい。
少し考えてタンチョウは本をキッチンに持って行くことにした。

｢その本も持ち出すのか？　見た感じ鉛中毒とは関係なさそうだけど……｣

ロシナンテが黒塗りされた本を手に持ちながら着いてくる。以前何処か……あれは何処だったか忘れたが本を分解する手法の手ほどきを受けたことがあった。あれは確か賞金首の男だった。価値の分からぬ人間の元から中身を持ち出し、価値の分かる人間の元に高く売りつける……こんなボロい商売はないと笑っていたのを覚えている。自身の首に掛かる価値が分からないそいつを価値の分かる海軍に売り付けて稼がせてもらったが……。そういえば一晩の酒代にもならなかったような。
ともかく、糊を温めて慎重に引っ張れば剥がせるということだけ覚えてればいい。

｢へぇ〜……ちょいちょいタンチョウさん、謎に色々知ってるよな｣

覚えていて損はないことしか覚えていないつもりだったが……何が役に立つか分からないものだ。キッチンで適当なフライパンを探し、その上に本を載せてコンロに火をつける。フライパン自体が熱くなり過ぎないように少し火から離して温めていくことで、本をなるべく傷めないように気を付けられる、筈だ。

[116 1 22/12/29(木) 14:44:49]

じっくり背表紙側から炙るように温めてページをまとめて引っ張る。……糊が溶け、ページは綺麗に外れた。
ページと背表紙の間には何か布で巻かれた薄いものが入っていた。これは耐熱素材の布……？　ロシナンテの服に耐熱素材のものを使おうと以前ドフラミンゴがいつになく真剣な顔をして言っていたので覚えている。
ペリペリと剥がして中身を取り出すと、タンチョウが連絡をとり合わなくなった後からの鉛中毒について研究した内容だった。トラファルガー医師のサインこそ入っているもののまだレポートに纏めていない部分のようで、端の方に計算式や何かを書いて消したような跡も見られる。
子供向けの治療は現在の薬剤では効果が強過ぎて負担が強いので、そこに対するアプローチを研究している最中だったようだ。現状、一番最初に作られた薬で進行を抑えて、現在の薬剤に身体が耐えられるくらいまで成長する方法しか取れない……といった旨が記載されている。
それでも進行を抑えきれるかは個人の症状の元々の進行スピードや年齢によるのだろう。医学は人々を救う為の技術であるが、未だ全ての人は救えないのだ。
……。

無くさないよう持っていたレポートのファイルにトラファルガー医師のメモを仕舞いこんだ。

[117 1 22/12/29(木) 17:41:59]

一通り……一通り？　調べ終えた3人は一度合流する事にした。
ドフラミンゴの方も何やら収穫があったようで、一度フレバンスの外に出て諸々共有する。タンチョウとロシナンテは教会裏でラミを見掛けたこと、そしてトラファルガー医師の家、タンチョウが治験協力(なおバラしてない)していた際の病院の一室のこと……。この辺りは手乗りドフィを通して把握していたドフラミンゴは軽く情報を聞いてから懐に手を伸ばした。

｢まあそっちであった事は把握してる。……おれの方はコイツだ、王族のリストに載っていた名前が引っ掛かる戸籍のリスト。それから城の見取り図だ……といってもまだ完成してねえけどな｣

サラリと出されたのは個人情報が複数書かれた何枚もの紙の束と冊子状に糸で纏められた図面の紙たちだ。何処に入り持ち出して来たのかは知らないが、とんでもないものを持ち出して来ている。

｢フッフッフ！　なあに、お役所仕事だ。依頼がなきゃ殆ど見もしない棚にあるものなんざ直ぐにバレやしないさ。使い終わったら返せばいい｣

なんて事無いように笑うドフラミンゴはまずは此方からだ、と個人情報の方を何枚か抜き取る。

｢追いやすい奴とそうでない奴が半々ってとこだな。分かりやすいのは王族の紋章と似た家紋を持ってる家の奴だ。……まあ、そこは今の王族とズブズブの奴も多そうだけどな｣

大手を振って王族の紋章に近いモンを持ってるなんざ今も親交があると表明してるに等しいからな、とドフラミンゴが付け足す。

[118 1 22/12/29(木) 21:17:46]

｢だからもしお前が王権交代をさせたいならそれ以外から選ぶのが確実だろうな。……フッフ！　まァその後釜の教育やそいつの仕事を補佐する裏切らず有能な側近選びや教育……時間が掛かる可能性が高いから直ぐにとは言えねえな。つまりだ、トラファルガーってその医師たちを助けるには王権交代だけじゃ時間が掛かる｣

ドフラミンゴの言葉は最もだろう。謁見前から動けていたなら多少は足掛かりになったかもしれないが、今となっては遅すぎる訳だ。……わざわざドフラミンゴが情報を持ってきたからには何か意味があるのだとは思うが。

｢王権交代だけならと言っただろう？　……これはどの国にも言える事だが、王を王たらしめるものはなんだと思う？｣

｢王を王たらしめるもの……？　色々ありそうだけど真っ先に思い浮かぶのはカリスマ、とか｣

ドフラミンゴの問い掛けにロシナンテが考え込んでからドフラミンゴを見て言う。確かにドフラミンゴはファミリーの王だしカリスマというのは合っているように思う。

｢フッフッフ、なるほどなァ！　……タンチョウ、お前はどう思う？｣

タンチョウの答え

1→国民

2→権力

3→執政の才能

dice1d3=3 (3)

[120 二次元好きの匿名さん 22/12/30(金) 00:02:21]

面白い概念で楽しく見させていただいてます。
手乗りドフィが可愛過ぎたので描いちゃいました…
タンチョウさんはきっと後ろで笑って見守ってる

[121 1 22/12/30(金) 00:16:27]

>>120

スレに戻ってきたら神絵師が降臨していらっしゃる……！

手乗りドフィの可愛さと見上げるコラさんがとても素敵……カラーなのも凄い……スレ主絵が描けない民なので尊敬します

一度言ってみたかったんです、釜茹でさせていただいても宜しいですか……？！

お礼になるか分かりませんが、クリスマスに書きたいなと思いつつ時期を逃したクリスマスSS書きます。

時系列は少し未来の(予定の)ローがファミリー入りした辺りです。

[122 1 22/12/30(金) 11:10:12]

危ない、落ちる前に与太ダイス振っていきます

ロングスイーパーなタンチョウの基本的な睡眠時間(平均)

dice1d3=3 (3) +7

[123 120 22/12/30(金) 12:10:58]

>>121

ありがとうございます！喜んでいただけたようで良かったです。

お礼なんて…いいんですか！？嬉しいです！

[124 1 22/12/30(金) 22:39:14]

クリスマスSSはまだもう少し書かせてください
落ちないように本編の方を少し続き書きます、良いですよね武田信玄

やはり王としては国を治める為には執政の才能は必須だろう。政治が出来ないと国が成り立たないし。

｢それも一理あるな。だがそうだな……実は国の長っていうのは対して凄くなくてもいいのさ｣

凄くなくてもいい？　国を治める以上、能力というものはなければならないと思うが……。

｢昔とある海のとある場所を治めていた男の言葉がある。『人は城、人は石垣、人は堀、情けは味方、仇は敵なり』……ってな。国っていうのは王だけじゃ成り立たねえ、人……つまり国民が居て初めて成り立つものなのさ。信用出来て有能なやつが王を慕ってくれているなら、その王の為にそいつが働いてくれる。……フッフ、不思議だろう？　王は別に然程有能じゃなくてもいいんだ｣

立派な城があろうが、金目のモンがあっても関係ねェ、国民に見限られたらその国は終わっちまうんだ。……だからこそ、そこに付け入る隙を作る。おれならそうするぜ。

酷く悪そうな表情を浮かべたドフラミンゴが戸籍リストを指で叩く。そこには戸籍リストの中で唯一完全一致する名前が一人だけな人物が存在していた。

[125 1 22/12/31(土) 07:43:07]

朝の保守代わりの与太ダイスのお時間です

タンチョウは

1→寒がり

2→暑がり

3→人並に平気

4→気温差に強い

dice1d4=1 (1)

[127 1 22/12/31(土) 23:42:02]

もうすぐ新年ですがクリスマスの話が書けたので投稿

ちょっと話がとっちらかった気がしますが多分気のせい

クリスマスの話

[128 1 23/01/01(日) 00:13:04]

あけましておめでとうございます

｢王権交代させるならまずは国民から王への信頼を揺らがせて、そこに正当な理由付けと擁立するのに相応しい人間を用意する……そこは問題ないな？｣

それは分かる。何しろ別の王に変えてしまえば良いのではとタンチョウ自身も考えたのだから。だが信頼を揺らがせることなど出来るのだろうか。表面上は王族の政治で平和な暮らしが出来ている訳だし。

｢だからこそ今回の鉛中毒の件が引っ掻き回すのにぴったりじゃねえか｣

酷く楽しそうに電伝虫を取り出してその頭を指で撫でるドフラミンゴ。そういえばフレバンスに着く前に電伝虫で誰かと会話していた。あの相手が誰だったのか、未だに教えてもらえていないが……。

｢おれたちが鉛中毒について知るキッカケになったのはタンチョウにそのことを漏らした王族がいるからだが……そんな雑に情報が漏らすような奴がいるのにどうして鉛中毒について広まっていないのか疑問に思わなかったか？｣

それは気になっていた。あんなにあっさりと鉛中毒に話すような奴がいるのに……と何度か気にしていた。気にはしていたが……一度再会して以降あの王族に会うこともなかったのでそこまで深く考える機会もなかった。

[129 1 23/01/01(日) 09:14:09]

｢確かにこれだけデケえ秘密を王族の奴らだけで隠せる訳ねえもんなあ。……ってことは他にも隠してる奴がいるよな｣
｢フッフッフ、ああそうだ。鉛中毒について公表せず世界中に珀鉛を輸出してるんだ。それなりにデカい組織や人間が手を回してても不思議はねえだろう？｣

まあそれだけの規模ともなると殆ど答えが決まってるようなもんだけどな、とドフラミンゴが付け加える。それは確かに……。本当にそうだとしたら嫌な答えだ。

｢だからこそ鉛中毒について国が正式な見解を示す前に先に世間について公表しなきゃならねえのさ。鉛中毒の症状が目に見える形で出たら絶対に謎の奇病だのなんだ言って隠すに違いねえ。……そうなってからじゃ幾ら真実を世に出しても政府認可の元、国が発表した見解ってやつの方が事実として捉えられるだろうよ｣

奴ら自分たちが隠蔽した事実を隠す為なら平気でやるだろうな、と言われればトラファルガー医師達が捕らえられている以上その通りとしか思えない……。

｢だからこそ今が良いんだ。鉛中毒について詳細が分かったレポート……それもフレバンス内で有数の医者が書いた信憑性の高いものだ。そしてその医者が国を想って王族に謁見しに行ったのに何故か捕らえられたこと……フッフッフ、可笑しな状況だよなあ？　こんなこと、世の中に知られたら大変なことになっちまう！｣

態とらしくドフラミンゴが言い、電伝虫を持ち上げる。

｢だからこういうものを世界政府の差し止め関係なく世の中に公表してくれる奴に情報提供してやった。政府に対して切り札にもなる情報も含まれてるしな、フレバンスの王族についてはしっかりすっぱ抜いてくれるだろうよ！｣

……あっ。その時タンチョウの脳裏に大笑いするアルバトロスが過ぎった。

[130 1 23/01/01(日) 13:36:21]

あれに頼ったのか、あの男に！？　確かにリークして世界中に話を広めるならあれ程相応しい男も居ないが、下手したら良いように踊らされるだけじゃないだろうか……？

｢普段ならある程度は政府側の言う事を聞いて記事を書くだろうが……まあ今回に限っちゃそうならないだろうな。何せ国一つがその記事一つで動かせるんだ、そんな機会を鳥野郎が逃す訳ねえ｣

モルガンズにある種の信頼があるらしい。フレバンスの王族や鉛中毒だけに絞って記事にするのであればモルガンズへのダメージも戻らないし、仮に世界政府が隠蔽に加担しているのだとしたら世界政府に対してモルガンズが切れるカードを１枚得られる訳だ。じゃあ尚のこと記事にするか……。

モルガンズが記事を世界中にばら撒くまで

dice1d5=4 (4)

1→日

2→時間

3→分

dice1d3=1 (1)

[131 1 23/01/01(日) 19:31:44]

４日！？モルガンズお前……ライヴ感はどうしたんだ……？

｢モルガンズには連絡するまで記事にするなと言ってある。此方の準備が整ってからじゃねえと全てが水の泡になる可能性があるからな……｣

鉛中毒についてのレポートはその時にならねえと渡さねえ約束にしているからな、破っちまえばモルガンズが求めるレベルの記事が書けるだけの情報が集まらねえ。すぐに記事を書きたくて悔しいだろうが守るだろうよ。とドフラミンゴが続けてから電伝虫を懐に仕舞いこむ。

｢で、こっちが城の見取り図の原型だ。補修工事が複数回に分かれてるんでな、それぞれ重なる部分を当てはめれば城内の地図になる予定だ｣

一人で仕事をし過ぎでは。齎された戦果に感嘆の声しか漏れない。それで此方に目を向けつつ時々指示を出していたのだから本当に何でも出来る人だと再認識する。ロシナンテも兄上、やろうと思えばマリージョアや海軍本部にも忍び込めるんじゃ……と呟いている。影騎糸などを駆使すれば出来そうだ。そんなことは万に一つもないが絶対に敵に回したくない。

[132 1 23/01/01(日) 23:00:24]

｢とはいえこの分割図だけじゃ把握出来ねえ部分もある。そこは２人が城に忍び込んだ時の話とおれが城内を見て回った時の記憶が頼りだ。フッフ、そこは頼りにしているぜ？　ただ牢の場所は調べるなら中にもう一度入らねえと無理だな｣

流石に外部の人間を出入りさせるような場所じゃなかったので見取り図もそこまで万能なものではなかったようだ。これでそこまで外部に情報が漏れてたら怖いどころの話じゃないので妥当だろうが……。少なくともそこはマトモそうで良かった。

図面から作成できる見取り図の正確性

dice1d100=1 (1)　最低値50

[133 1 23/01/02(月) 10:47:59]

ダイスが最低値とは思うまい……

朝の保守与太ダイス

タンチョウが叛逆するのは

1→育った国が圧政によりボロボロだったから

2→生まれた時から反骨精神豊かだったから

3→航海する中で色々見聞きしたから

dice1d3=2 (2)

[134 二次元好きの匿名さん 23/01/02(月) 11:16:37]

クリスマスSS可愛かったです
ファミリーとご両親がそろって仲いいの奇跡だな
タンチョウさんとの出会いで好転したようで嬉しみ
タンチョウさんも丁寧な口調のおじ様おねえさんキャラでかっこいいぞ

[135 1 23/01/02(月) 17:08:33]

>>134

書きたいこと書いたモン勝ち精神で書いたのでそう言ってもらえて有りがたいです

SS上でピーカとラオGが出せなかったので機会があれば２人も何処かで出したいですね……

｢図面から起こした見取り図だとあまり踏み込んだ場所は地図に出来ねえな……おれとタンチョウさんが王族の居住区までの大体の位置までなら分かるんだけどな｣

あの時は牢まで行く用事もなかったので仕方ないだろう。今回地図を用意してるのもあくまで保険のつもりな訳だし。ドフラミンゴがいう記事が出回れば民意を動かせるのだから、忍び込む必要はなくなるだろう。それにトラファルガー医師たちを脱獄させ、前科者にさせるつもりはない。それはあくまでも最終手段だ。ドフラミンゴもその言葉に頷いてくれた。

[136 1 23/01/02(月) 20:52:01]

地図の方は一旦置いておくとして、問題の黒塗りされた本とトラファルガー医師のメモを３人で見下ろす。こっちが今現在の本題だ。トラファルガー医師のメモは内容が分かるから問題無いのだが……。

｢他の奴に分からないようにって事なんだと思うけど、これ下手したら誰にも分かんなくねえ……？｣
｢そもそも本当は何もないのに態とらしく暗号にしてますよってアピールしてそこに時間を割かせようとしてる可能性もある。それこそ王族の奴らが持ち出させモンにも黒塗りされた本があるかもな？｣

本当に隠したいものがあるなら他に怪しいモンを混ぜて分からなくさせるってのも出来るしな、とドフラミンゴが本を開く。一緒になって覗いてみるが、中身自体は大したことが書かれていなさそうな本だ。ロシナンテも反対側から本を見ているが、いまいちピンと来る内容は書かれていなさそうだ……。

｢でも本当に暗号になっているとしたらその暗号について知らないと解読出来ねえよな〜。おれがいる海軍式の暗号とそれ以外のところで使われる暗号はやっぱり違うしよ｣
｢……フッフ、3人しかいないからウッカリ話したのかもしれねえが他の奴にはその話すんなよ？　バレたらお前の口から海軍式暗号の解読について聞き出さなきゃならなくなる｣

やべ、と口を抑えているロシナンテを横目にしつつ、本とメモを見比べる。うーん……？

｢……あ｣

ロシナンテがふと声を漏らす。どうしたのか、とドフラミンゴと共にロシナンテへ目線を向けるとロシナンテが顎に手を添えて考えるポーズで言う。

｢いやさ。もし仮にこの本が暗号になっていて解けば読めるようになってるんだったら読ませたい奴には読めるようになってるんじゃないかって思ったんだけど｣

どういう意味？　いまいちピンと来ない。

｢なんて言うのかな。例えば他の奴にバレないようにしたいけど、一人にだけ分かるように伝えたい！　ってなるだろ？　そん時に読ませたい相手には伝わるモチーフとかそういうのを連想させるものを紛れ込ませてるんじゃねえかなって｣
｢なるほどな、トラファルガーってその医者が伝えたい相手が誰か考えたら……例えばこの面子だとタンチョウなら分かるように何か仕込んでるってことか｣

トラファルガー医師が伝えたい相手？　一方的とはいえ喧嘩別れの様な形になった相手に伝えたいも何もないんじゃないだろうか……。

[137 1 23/01/02(月) 22:44:09]

しかしタンチョウ相手になら伝わりそうなもの……。仮にあるとしたらトラファルガー医師の家族の話だろうか？

鉛中毒のこと以外だとそういった話をしていることが多かったが。

思い当たるもの……。

出目が高い程思い当たるものがある

dice1d100=60 (60)

[138 1 23/01/02(月) 23:15:42]

トラファルガー医師の会話の中でよく出て来たのはいかに家族が素敵なのか、といった話が多かった。その中でも印象深かったのがローの話だ。

これはトラファルガー医師の妻にも言われたが、タンチョウに会いたがっているという話や貰ったプレゼントを大事にしている、とよく言われていた。

しかし思い当たるのはそれくらいだ……。

｢ローの話なあ……そういやおれと通話してる時もタンチョウさんの話聞きたがってたな｣

ふと気付いたようにロシナンテがそんなことを言ってくる。何でそんなに会いたがったり話を聞きたがるんだ、意味が分からない。トラファルガー医師が話したがったりするならともかく碌にあったこともない人間に対する反応じゃないだろう。

｢情が無い訳じゃないのになんでこうなんだタンチョウさん｣

｢おれやロシー、というかドンキホーテ一家や辛うじてファミリーに対しては甘えがそれ以外に対しては大体こうだろう。今は置いておけ、いずれ自覚せざるを得なくなるだろうからな。……となると、仮に解読できるならそのローってやつ関連か｣

何やら不吉なことを言った気がするが、さらりと流してドフラミンゴが考え込む。ロー関連か。そういえばあの子ども部屋、気になる箇所があったが情報を得られなかったな……。

あそこで有用な情報が得られていれば違ったのだろうが。

ドフラミンゴ閃きダイス(数字が大きいほど閃く)

dice1d100=34 (34) +20(ロー関連に絞られてる為補正)

ロシナンテ閃きダイス(数字が大きいほど閃く)

dice1d100=70 (70) +30(ロー関連に絞られてる為補正、通話してたので更に補正)

[139 1 23/01/03(火) 08:10:05]

考え込んでいたロシナンテがあ、と再び何かに気が付いた。

｢タンチョウさんがあげたプレゼントっていえば、確かシロクマのぬいぐるみもそうだったよな？｣

ローが産まれた時にプレゼントしたのがシロクマのぬいぐるみだ。一番最初にプレゼントしたものだったが、未だに大事にしているようだった。先程出会ったラミが抱きかかえていたのだし……。ん？

｢幾らお気に入りって言ったってこんな状況で持ち出すかって言われたら違和感があるんだよなぁ｣

｢ああ、確かにな。そうなるとシロクマのぬいぐるみって単語がキーワードなのかそれとも物自体に何か隠してるのかどちらかか。……いや、持ち出してるならシロクマのぬいぐるみに何か隠してるんだろうな｣

そうなるとラミを探してぬいぐるみを確認させてもらわなければならないのか……。先程出会った時に警戒されてしまったようなので見つけたとしても至難の業かもしれない。

｢本の件はラミに会わなけりゃ話が進まねえな。そうなると次はどうするかだが……｣

1→ラミを探す

2→戸籍リストに載っていた人物を探す

3→別の治験協力者を尋ねる

4→共に研究していたトラファルガー医師以外の医師のもとを訪れる

dice1d4=4 (4)

[140 1 23/01/03(火) 09:17:56]

流石に医師達全員で謁見しに行ったとは思えないので、残った医師達は何処かに隠れているか何食わない顔で生活してやり過ごそうとしている筈だ。

医師達が一番謁見直前までの状況について詳しいだろうから話が聞きたい。そのうちの１人でも良いから捕まえられないだろうか。

｢捕まえるなァ。……顔や名前は分かってるんだよな？｣

ドフラミンゴの問い掛けに頷く。何度も顔を合わせた人物達だ、忘れる訳がないし何人かは名刺を押し付け……預かっているので会うことは可能だろう。

懐に仕舞っていた名刺を取り出し、誰に電伝虫を掛けるか考える。あのメンバーの中でそれなりに立場がありつつ、謁見に付いていかなさそうな人物……。

連絡してみる相手

1→真面目そうな医師(マッジーメ･イシダ)

2→タンチョウを見る目が怪しかった医師(キンニークス･キダ)

3→初老の医師(エライン･ダモン)

4→新進気鋭な若手女医(ワカイッテ･イイヨ)

dice1d4=4 (4)

[141 1 23/01/03(火) 12:58:03]

話の都合上名前があった方がやりやすいので名付けたけど安直過ぎたかもしれない

ワカイッテ医師に連絡してみよう、あの人が一番面倒じゃな……話が分かる人だ。

｢他の医者は面倒なんだな……｣

ロシナンテの言葉を黙殺し、電伝虫で連絡を取ってみる。暫しのコール音の後で年若い女性の声が聞こえてきた。間違いない、ワカイッテ医師だ。
タンチョウだと名乗ると驚いたような声と共に何やら割れる音や物を落とす音が聞こえてくる。……大丈夫だろうか。
気を取り直すような咳払いと共にワカイッテ医師が口を開く。

｢ああらタンチョウさん、おひしゃしぶりですわね｣

生真面目そうな顔を模している電伝虫だが言葉を噛んでいる……。そうそう、この何処か間の抜けた感のある存在感が良いんだ。ワカイッテ医師は腕が良い小児科の医者なのでこういった抜けてる部分が子ども達に人気があるらしい。基本的に医療ミスはしないし。
生真面目な顔をして噛んだワカイッテ医師にドフラミンゴが声を出さないようにしつつ肩を震わせている。その気持ち分かる。

｢まさか連絡してもらえるなんて思っていませんでしたわ。聞きましてよ、トラファルガー先生と連絡を取り合っていなかったと。……トラファルガー先生じゃなくワタクシに連絡するなんて一体どういう了見かしら？｣

若干トゲのある物言いだ。現状分かってるんだよな、という遠回しな言い方だろう。年上だろうが思ったことはズケズケ物を言うタイプなので謁見を外されるだろうなとは思っていたが……。相変わらずだ。
この人相手に回りくどい話はなしにした方がいいと判断して、本題を切り出すことにした。

[142 1 23/01/03(火) 13:15:16]

｢あら、現状は理解出来てるようで何よりですわ。……というか、やはり貴女海賊だったんですのね。いえ、気付いてない方が大半でしょうけど｣

タンチョウがフレバンスに来てからの話を掻い摘んでするとワカイッテ医師はそんな風に口を開いた。逆によく気が付いていて黙っていたな、この人。

｢職業柄よーく見ているだけですわ。それに医学の発展の為に手を貸している人間をそれだけの理由で追いやったりする程馬鹿らしいことはなくてよ｣
｢フッフッフ、随分大物じゃねえか。ウチの医療班に欲しいくらいだ｣
｢あら、折角のお言葉有りがたいですが。ワタクシ、この国で子ども達の治療をするのが性に合ってますの。その気があったら百年後にもう一度お誘いくださいませ？｣

実質断り文句だ。顔が見えないとはいえ海賊の船長によくこんなこと言える。こういう人だから話が通じやすいのだが……。ドフラミンゴはいよいよ大笑いしている。

｢それでええ、お話でしたわね。話すのは構いませんが、電伝虫越しに話すことでもないですわね……。今は白じゃないんでしょう？｣

白……つまり白電伝虫を使っているのかということか。盗聴を警戒しているのだろう、僅かに言葉尻が固くなっている。
確かに白電伝虫で通話している訳ではないのでこのまま話すのは得策ではないだろう。

｢……でしたら、いつもの場所で落ち合いましょう。場所は忘れていませんよね？｣

勿論。ワカイッテ医師が言ういつもの場所は例の病院の一室だろう。そこを指定してくるということはあの場所を荒らしたのは王族の手の者ではないのだろう。時間だけ決めて通話を切ることにした。

[143 二次元好きの匿名さん 23/01/03(火) 15:08:29]

エライン医師･ダモン氏だとネーミングに違和感とかないのに『エライン･ダモン』で一気にギャグ調になるけど権威もありそうな絶妙さいいな

[144 1 23/01/03(火) 16:14:23]

>>143

割りかし有りそうだけどない名前を考えてみたのでそう言ってもらえると嬉しいですね……

エライン医師はこの面々だと権威あるお医者さん設定です、分かりやすいですね

指定された場所を訪れることにしたタンチョウ。ドフラミンゴとロシナンテも共に行動することにしたようだ。

先程も訪れた病院を当たり前のように顔パスし、素知らぬ顔で荒らされていた部屋へと足を運ぶ。

｢さっきも普通に通ってたけど何で病院の裏口を顔パス出来てるんだよ、タンチョウさん｣

治験に協力してたからとは言いたくな、言えないのでトラファルガー医師と協力していたからと誤魔化した。ロシナンテとドフラミンゴの視線が痛い……。

部屋の前に辿り着き、これ幸いと話を切り上げて中に入るとそこには。

1→縦ドリルに髪を纏めた知的美女がいた

2→1+はち切れんばかりの筋肉を白衣に収めた男がいた

3→1+くるりと巻かれた口髭豊かな初老の男性がいた

4→1+目がギラギラ輝いている真面目そうな男性がいた

dice1d4=4 (4)

[145 1 23/01/03(火) 18:19:39]

ゲェーーーッマッジーメ医師！
一瞬固まったタンチョウの様子が気に掛かったのだろう、ロシナンテがタンチョウの顔を見てからマッジーメ医師の方を見る。

｢イヤそう！　タンチョウさんのそんな顔初めて見たぞ……？！｣

いや、マッジーメ医師は悪い人ではないのだ。悪い人ではないのだが。

｢やあタンチョウさん！　その後の経過はどうかな？　あれ、ちょっと痩せたかい？　ダメだよ健康な身体を保つには食事も睡眠も資本だよ良かったら認可されたばかりのこの栄養薬を試すかいそうかそりゃあ良かったすぐ準備するからね！｣

間に合ってます……。ノンブレスで吐かれる言葉に何とか否定の言葉を滑り込ませる。
何を隠そうマッジーメ医師、一度患者認定するととてつもなく前のめりなのだ。ブレーキが実装されていないとでも言えば良いのだろうか。熱意と真面目さで言ったら集まった面々の中でもピカイチだが、この性格で王族を患者認定したら暴走することが目に見えて分かっていたので謁見メンバーから外されたのだろう。容易に想像できる。
それでもキチンと言葉にして断れば止まってくれるのだからまだマシか。……重症患者だと思われたら止まらないのだろうが。

｢フレバンスの医者ってのはキャラが濃くねえとなれねえのか？｣

ドフラミンゴにとんでもない誤解が生じているが鉛中毒について研究していた面々は大体キャラが濃いので否定出来ない。医師としての誇りがある人達だし有能ではあるのだが。
そんなやり取りを眺めていたワカイッテ医師が口を開く。

｢では合流出来ましたので早速お話の続きといたしましょうか｣

マッジーメ医師についての説明はないらしい。大方一人で行動しないようにしているのか、タンチョウが来ていると聞きつけたマッジーメ医師に突撃されたかのどちらかだとは思うが。後者だとしたら怖すぎるので藪蛇は突かないことにした。

[146 1 23/01/03(火) 19:43:18]

｢といっても大した話はありませんのよ？　謁見に行く際に誰が行くかで話し合いが白熱した程度で｣
｢そうそう、ボクが折角王族に会えるなら自分も行きたいと言ったら全員から反対をされたくらいで｣

それは……まあそうでしょうねとしか……。ああでも、とワカイッテ医師が白魚のような手を頬に当てながら呟く。

｢トラファルガー先生はこうなることを予期していらっしゃったみたいですわね。万が一自分達が捕らえられたらまずはこの部屋を荒らした形跡を残して鉛中毒のレポートを持ち出すよう言っていましたもの｣
｢まあそのレポートもダミーな訳だけどね。仮に見つかったとしても王族が欲しい内容が何一つ書かれていないだろうさ｣
｢ええ、謁見時にしっかりとした対応をすればトラファルガー医師が正式なレポートを渡し、そうでないならダミーをばら撒く。そういった取り決めをしていましたのよ｣

……ダミー？　そんなことは一言もトラファルガー医師は言っていなかったが。連絡を取り合わなくなった後にそうしたのだろうか。

｢木の葉を隠すなら森の中、レポートを隠すのなら紙の中。単純な話だ、ダミーの中に本物が紛れ込んでいても見分けが付かず本物を本物と確信なんて出来やしない。それこそレポートを書いたボクたちが本物だと言わない限りはね。……下手に拷問して情報を得ようとすれば拷問した相手が使い物にならなくなる。実際に治験を行った医師の技量と経験を捨てることになる……それでもしダミーのレポートに従って別の医師に投薬させたら？　そう考えたらとてもじゃないけど拷問も出来ないよね？｣

今頃どうすればいいのか分からなくててんてこ舞いだよきっと、とマッジーメ医師がノンブレスで言い切る。マッジーメ医師のこういうところが理解が及ばない部分なのだ。医師として真摯な分、その本分を侵されるとなると途端にスイッチが入る。
というか集まった８人のうち５人が暴走するのでトラファルガー医師、エライン医師、ワカイッテ医師が外付けのブレーキなのだが……。これ、トラファルガー医師は敢えて止めなかったんだな。謁見に行く前からダミーを用意していたのだからそこは間違いない。
ワカイッテ医師を見てもニコニコと笑っているだけで止めない。こっちも全く持って止める気がないのだけは分かる。

[147 1 23/01/03(火) 20:22:56]

｢まあ、何でワタクシが止めなくてはならないの？　王族がトラファルガー先生達を捕らえたせいで子ども向けの治療法の研究が止まっているのに？｣

そんなことを言われるなんて、とワカイッテ医師が驚く。そういえば子ども向けの治療法がまだ確立していないとトラファルガー医師のメモに書いてあった。
小児科の医師であるワカイッテ医師としても研究が出来ない現状、下手に動いてトラファルガー医師達に危害が加えられる可能性を避けたいのだろう。

｢……なァ、ところで一つ聞きたいんだが。タンチョウが持っている分は本物のレポートで間違いないんだよな？｣

不意にドフラミンゴがそう問い掛ける。
そういえばドフラミンゴはレポートを見せた時に何やら気が付いていたようだったが……。

[148 1 23/01/03(火) 22:22:49]

｢見つかったら困るモンを態々国内に置いておく必要はねえもんなァ？　タンチョウに預けちまえば少なくとも王族に取り上げられる心配はねえ。それにタンチョウが連絡した時に探りを入れてきてただろ｣

あれはフレバンスの現状をどこまで知ってるかとタンチョウがフレバンスの外に居るのか確認したかったんだろ。
ドフラミンゴの言葉にワカイッテ医師は笑みを深める。

｢あら、分かってしまいますの？｣
｢そりゃな。タンチョウがフレバンスの外に居るならそのまま本物のレポートを使って外部に知らせたかったんだろ？　きちんと実績があるレポートを持っていったのに王は謁見に向かった医師を捕らえたと。……そうすりゃ世界中から非難を浴びるのはフレバンスの王族の方だ｣

そうなれば王族としても鉛中毒について認めざるを得なくなるもんなァ。ドフラミンゴが笑う。

｢まあこっちとしても元々そのつもりだったんでそこは利用されてやるさ、なあタンチョウ？｣

ドフラミンゴから同意を求められて慌てることなく頷く。此方としても異論はない訳だし。

｢それはそれとして、だ｣

ドフラミンゴが笑みを浮かべるのをやめて医師達を見る。

｢これ以上うちの船員を患者呼ばわりしてくれるなよ、おれの目が届かない場所で勝手な真似されちゃ困るからな｣

ど、ドフィ……！　思わず心がキュンキュンしそうになる。たまにこうやって甘いことを言ってくれるから堪らないのだ。
ロシナンテはそんなタンチョウを見て若干呆れ気味だが見ないふりをしてくれている。

[149 1 23/01/03(火) 22:26:42]

｢肝に銘じておくよ｣

ニコニコとマッジーメ医師が答える。その返答を聞いてドフラミンゴが部屋の外に出ようと踵を返した。それに続く形でロシナンテと共に部屋を出ようとした時、ふとドフラミンゴが足を止めて振り向かずに問い掛けた。

｢あァ、そういやもう一つ聞きたかったんだったな。ダミーのレポートがどうのって言ってたがあれは本当にダミーか？｣

どういう意図の質問か掴めず医師達の方を振り返ると２人共何も言わずにドフラミンゴの後ろ姿を見ている。
ドフラミンゴの方もその無言を持って答えとしたのだろう、邪魔したな。と呟き部屋を出て行った。

[150 1 23/01/03(火) 22:43:26]

｢なあ兄上、最後の質問って……｣

病院を出て、人通りのないところまで歩いたところでロシナンテが問い掛ける。確かに気になる質問だった。単なるダミーのレポートをばら撒いただけではないということだろうか？

｢……これはおれの憶測だが。タンチョウ、お前が持っているレポートには本物とは別に同じ内容の用紙が何枚も入っていたと言っていたな？｣

ああ、ドフラミンゴに聞かれた時にそう答えていた。実際軽く流し読みした程度だが何故か同じものが何枚も紛れていた。

｢あれは同じ内容じゃねえ。一つとして同一のものは混じってねえんだ。……要はさっき言っていたダミーのレポートが紛れ込んでるんだ｣
｢えっあれが！？｣
｢きちんと通しで纏めてあるレポートは本物だから安心しろ、あの女医もそう言ってたろ。タンチョウが持っているものが本物だってな｣

そこは嘘付いてるとは思っていないんだな……。
しかしダミーのレポートには同一のものが存在しないとはどういうことだろうか？

｢見ることが出来た分に関しちゃ全部化学物質の配合式が違った。ダミーなら薬として効果が出ないような出鱈目な式を用意すりゃいいのに、わざわざmm単位で薬剤の精製を指示していたりする。あれはダミーレポートの体を取っちゃいるが、自分達以外の医者に研究させる為にばら撒いてるんだろうな｣

何せばら撒けばばら撒くほど回収させた王族の命令でお抱えの施設を使って研究させられるんだろうからな。よく考えてるぜ、何が研究が進んでないだ。とドフラミンゴが言う。
つまり。
この状況でも子ども向けの治療法を研究しようとしてるということだろうか。それも王族の施設も使わせて。

｢何処から何処まで誰が考えたのか知らねえが何が一般人だ。下手したらもっと質が悪い。……まァこのままの状況が続けば痺れを切らした王族が強行手段に出るのは分かってるんだろうけどな。だからこそ外部からの干渉を狙ってたんだろ｣

[151 1 23/01/03(火) 23:09:49]

医師パートは終わり、多分もう出てこない

残った医師たちから聞いた話はあまり当てにならなかったかもしれない……いや、ダミーの話とかは聞けたのだが。強烈な医師達という印象をドフラミンゴとロシナンテに与えただけだった。

そういえば。

ドフラミンゴはどうしてフレバンスまで着いて来たのだろうか。今回は着いて来たというか、ドフラミンゴに連れて来られた形ではあるが。

｢お前が前にフレバンスの鉛中毒の話をしたからだろうが｣

それ以外に何があるんだ、と眉根を上げられてしまった。そういえば何やら前倒しなどと言っていた気もする。

｢それに丁度いいと思ってな。スパイダーマイルズも手狭になってきたところだ、新しい拠点を構える場所を探す中継地点にするのにも悪かないだろ？｣

フレバンスは交易もしているし、確かに立ち寄る場所としては丁度良さそうではある。そちらも理由に含まれてるなら納得だ。

次に向かう場所

1→ラミを探す

2→ 戸籍リストに載っていた人物を探す

dice1d2=2 (2)

[152 1 23/01/04(水) 08:37:11]

戸籍リストに載っていた人物を探すことにした。

タンチョウたちは戸籍リストに書かれた住所を訪れた。

1→老人が住んでいた

2→1+女性が住んでいた

3→1+男性が住んでいた

dice1d3=2 (2)

[153 1 23/01/04(水) 13:52:41]

｢あれが戸籍謄本に登録されていた家だな｣

街の外れにある家に足を運んだ一行は家の様子を伺う。住人は現在

1→留守の様だ

2→在宅しているようだ

dice1d2=1 (1)

[154 1 23/01/04(水) 14:19:36]

いない……

｢留守みたいだし出直すしかねえんじゃないかな｣

まあ確かに。これまでトラファルガー医師の家に入ったりはしたがあれは緊急事態だったからこその対応だった訳で。

しかし出直すとなると住人とすれ違う可能性もある。

どうするか……。

1→女性が街の方から来る

2→老人が街の方から来る

3→ローから電伝虫で連絡が来る

4→出直す(日にちが変わる)

dice1d4=1 (1)

[155 1 23/01/04(水) 19:08:16]

どちら様ですか、と硬い声がタンチョウ達の後ろから聞こえる。どうやら家人が帰ってきたようだ。振り返るとうら若き女性が此方の様子を窺っている。

見知らぬ高身長の人間が三人が家の前に居たので警戒しているようだ……。

３人で顔を見合わせ、一先ずこの中だと人当たりがいいロシナンテが代表して話をすることにした。

ロシナンテへの警戒度(数字が高い程警戒される)

dice1d100=17 (17)

ドフラミンゴへの警戒度(数字が高い程警戒される)

dice1d100=40 (40)

タンチョウへの警戒度(数字が高い程警戒される)

dice1d100=57 (57)

[156 1 23/01/04(水) 23:20:43]

ありがとうコラさん

タンチョウとドフラミンゴを警戒する様子は変わらないがロシナンテの言動自体は女性の警戒を和らげたようだ。ロシナンテ主体でなら話が出来るだろう……。

ハンドサインでロシナンテに聞いて欲しいことを伝えよう。

何を聞く？

1→戸籍謄本に載っていた人物が住んでいるか聞く

2→此処に住んでいる人なのか聞く

3→王族の評判を聞く

dice1d3=2 (2)

[157 1 23/01/05(木) 09:05:59]

｢此処には人を訪ねて来たんだが……アンタ、じゃない貴女は此処に住んでいる人なのか？｣

女性は真意を探るようにロシナンテの顔を見つめてから肯定した。やはり家人のようだ。

｢そうか、会えて良かったぜ。誰もいないみたいだから出直そうかって話をしていたところだったんだ！｣

ロシナンテの顔がパッと明るくなり、女性がたじろぎながらもそれは良かったです、と小さな声で絞り出す。ロシナンテが意識してるのかは分からないが表情の緩急のつけ方が上手い。

前にセニョールがロシーに教えてたやつだ、とドフラミンゴがこっそり伝えてくる。ああ、確か女性を口説く時の。……使いどころは此処で良かったんだろうか。

1→戸籍謄本に載っていた人物が住んでいるか聞く

2→王族の評判を聞く

dice1d2=1 (1)

[158 1 23/01/05(木) 10:22:15]

ロシナンテが戸籍謄本に載っていた名前について尋ねると女性は一つ頷いてから答えた。

戸籍謄本に載っている名前は

1→女性のもの

2→父のもの

dice1d2=2 (2)

[159 1 23/01/05(木) 16:04:00]

どうやら戸籍謄本に載っていたのは女性の父親の名前らしい。そうなるとこの女性も王族の血を引く人間ということだが……。

ちら、とドフラミンゴを見る。ドフラミンゴはというと、サングラスで視線がバレないのを良いことに女性を観察しているようだ。

｢そっか、それじゃあおれ達が話をしたいのは貴女のちちうえ……親父さんなんだな。その人は今何処に居るんだ？｣

1→買い出しの為隣国に出掛けている

2→森に仕掛けた罠を見に行っている

3→買い出しの為街に出掛けている

dice1d3=2 (2)

[160 1 23/01/05(木) 22:07:59]

それならそんなに時間を置かずに帰ってきそうだ。

このまま待たせてもらう旨をロシナンテから伝えてもらうと女性は少し考えてから家の中に招くことは出来ないがお茶だったら用意すると提案してきた。

ピクニックスタイルで此処に居ることは許してもらえたらしい。まあ女性一人に対して見知らぬ人間が３人もいる状態で家に招き入れるのはリスクが高いので気持ちは分かる。

木彫りのコップを３つ用意され、中に温かなお茶を注いでもらった。良い香りだ。

老人が戻ってくるまでの時間

dice1d100=18 (18) 分

[161 1 23/01/06(金) 08:55:55]

思った以上に早く帰ってくる

女性に勝手に待たせてもらってるだけだから、とロシナンテが告げて家の中に入ってもらった。
立ったまま目当ての人物が帰ってくるのを３人で待っていると、20分ほど過ぎた頃に兎を腰から2羽ほど下げた老人が森の方から歩いてきた。あれが目的の人物だろう……。

「戻ってきたか。……いい返事を期待出来りゃいいがな」

老人は此方に気が付くと訝しげな顔をしてから何用か、と口を開いた。

[162 1 23/01/06(金) 16:09:56]

「あァ、ちと人を探していてな」

ドフラミンゴが老人の問い掛けに答え、ほぼ確信しているだろうに戸籍謄本に載っていた名前の人物か尋ねた。老人の方も不思議そうな顔をして頷いた。やはり探していた人物だったらしい。
ドフラミンゴが笑い声を零してから老人に囁いた。

「そうか、アンタが。……鉛中毒って知ってるよな？」

その言葉に一気に表情を険しくした老人は中には入れ、と家の扉を開いてタンチョウ達を招き入れた。

[163 二次元好きの匿名さん 23/01/07(土) 02:30:52]

保守

[164 1 23/01/07(土) 09:30:48]

昨夜来られなかったので保守ありがとうございます

招かれた家の中はあまり広くないものの綺麗に整えられていた。タンチョウは目線だけで部屋全体を見回す。……壁一面に並べられた本棚の蔵書が目に付く。背表紙を見る限り経済学や薬学、歴史に数学……教養を身に着ける為の難解な本が多い。棚の左下の方に子供向けの教本が何冊かあるようだ。
ドフラミンゴも同じく本棚を見たのだろう、老人の目が此方を向いていないのを良いことになるほどなァと吐息だけで呟いている。
老人は女性に客人だ、と告げて机の前に椅子を用意させると此方に座るよう促した。町外れで暮らしているが客人を座らせられる椅子は用意があるらしい。誰かしら訪れることがあるのだろうか。言われるまま３人で椅子に腰掛けた。
老人は二羽の兎を奥の部屋に持って行った後は女性が用意した飲み物が目の前に置かれるまでじっと黙していた。此方としても早急に話を切り出してこれ以上警戒させる気はなかったので同じように待ち続ける。……ロシナンテが傍からじゃ分からない程度に気まずそうにしているが、そこはご愛嬌だろう。
女性が飲み物を用意し終えると、老人に促されて奥の部屋へと入っていった。女性には聞かれたくない話題ということだろう。ドフラミンゴは女性の後ろ姿を見送ってから口を開いた。

｢……まずは時間を取ってもらえて感謝するぜ｣

老人は口を開こうとしてから一瞬閉じ、覚悟を決めた目で何処まで知っているのかと問い掛けてきた。一般的に公にされていない鉛中毒について問われた時にはある程度予測が出来ていたのだろう。だが老人は今、城で起きていることは知らない。
ドフラミンゴは鉛中毒について知った経緯とフレバンスの医師が鉛中毒について研究したこと、そしてその医師が何名か捕らえられたことを掻い摘んで説明した。

[165 1 23/01/07(土) 09:55:50]

ドフラミンゴの話を聞いて老人は深い溜息を吐いた。そしてポツリとそこまで堕ちたのか……と呟き目を閉じた。
辛抱強く老人が再び目を開くのを待つ。老人が目を開き、まずは話をさせてくれと前置きをして話し出した。

老人は現王の弟だった。幼少期から兄を支えて生きていくのだと信じ、その為に勉学や武術を学んでいた。老人にそれらの手解きをした人物は別の国から来た人間で、他人から傅かれて生きてきた老人にとってその人は生まれて初めて生きることを教えてくれた人物でもあったそうだ。よく学び、よく遊び、よく叱られ。そうして学ぶうちにフレバンスの王族が隠している秘密を当時王だった父から教えられた。
鉛中毒。この話を聞いた時、老人の顔は真っ青だった。……隣で聞いていた兄が平然とした顔でいたのが信じられなかった。真っ青な顔をした自身に何を勘違いしたのか、王族は珀鉛を体に摂取する生活をしていないから大丈夫だと見当違いな慰めをした父と兄が恐ろしかった。
そして。決して巻き込んではいけない人に鉛中毒について話をしてしまった。老人の師であったその人は話を聞き、王と話をしてくると言ったきり戻ってこなかった。
それ以降老人は自身が一人で生きられる知恵を付け、王室離脱出来る年齢になるのを待ってすぐに城を離れた。

話し終えた老人は再び息を吐き飲み物で喉を湿らせている。タンチョウはロシナンテと目を合わせ、この人なら良いんじゃないかと視線だけでやり取りをする。ドフラミンゴはというと、じっと考え込んでいるようだった。

[166 1 23/01/07(土) 14:38:49]

｢そうか、王室離脱をな。……じゃあなんでアンタはこんなところで暮らしているんだ？｣

生きていけるだけの知恵はあるんだ。別に他所の国に行くことだって出来たろうに、とドフラミンゴが問い掛ける。それは、と答えあぐねる老人の目を覗くようにドフラミンゴは顔をズイと近寄らせた。

｢フッフ！　別におれ達相手に隠す必要はないぜ？｣

何せ此処じゃ余所者だ、何を言ったところでおれ達からこの国の連中に知られるこたぁねえさ。それにおれ達だって似たようなモンだ、同胞を売るような輩が何処にいる。
諳んじるようなドフラミンゴの言葉に老人は魅せられたようだった。蜘蛛の糸に絡め取られたように老人は口を開く。

見捨てられなかったのだと老人は言う。自身一人ではそんな力がないのは分かっていた、だが。生き方を教えてくれた人に恥じない生き方をしたくて此処を離れられなかったのだと老人はそう話した。
それを聞いたドフラミンゴがにんまりと口の端を吊り上げた。

｢ならこれからおれ達と共に変えちまえばいい。お前の血筋は王族を引き摺り下ろすには丁度いい。おれ達を利用してお前が王になればいい。……それに｣

諦めきれず、ずっと学んでいたのだろう？　と部屋の本棚を指差す。国を良く出来ないか、何か出来ないか。手垢が付くほど読み込まれた本の数々をドフラミンゴはよく見ていた。部屋の隅に置かれたデスクの上にあるグシャグシャに握り締められた跡がある紙も書かれた内容も。全てフレバンスの為にと老人が一筆一筆書いたものだ。
そうして指摘されたその老人はぐ、と何かを堪えるように目を閉じて。開いたその目に希望をひと匙覗かせて国を救えるならと頷いた。

ごらんロシー、あれがドフィが信奉者を作り出す姿ですよ。こっそりロシナンテにそう耳打ちすると｢いや兄上こわ……｣と返された。何でだ素敵だろう。

[167 1 23/01/07(土) 16:10:15]

そうと決まれば、と老人と話を纏めようとしたところでドフラミンゴが何気ない口調で話し始める。

｢そういやァさっきの女性はアンタの血縁者か？｣

ドフラミンゴの言葉に老人は素直に頷く。まだ学んでいる最中だが、女性にも老人が勉学を手解きしているのだという。ドフラミンゴがへェ、と興味を唆られたのだろう。

｢自身の血筋については伝えてるのか？｣

その問いにはまだ伝えられていないと老人が答える。まあ今まで普通の生活をしてきた人間にそんなことを伝えても酷だろう。しかし。この老人を王にするとなれば、女性も王族として振る舞わなければならなくなるが……？

｢ならもう伝えた方がいいな、こういうのは後になればなるほど覚悟が決まらねえモンだ｣

あっさりとドフラミンゴがそう決めて老人に女性を呼んでくるよう促した後タンチョウの方を向く。

｢幾ら教養を身に付けたところでマナーについちゃ此処で暮らしてるくらいだ、ある程度しかないだろうよ｣

普段から見慣れていないものや立ち居振る舞いを出来るようになれなんて言ったって無理があるからな、とドフラミンゴが続ける。まあ……この環境じゃテーブルマナーなど最低限は覚えても使う機会の方が少ないだろうな。

｢下それでも地がある分マシだがな。……タンチョウはこの後見せられる程度に礼儀作法や世界基準のマナーを仕込んでやれ。時間がないから基礎だけでいい、町娘なんて思われてる女が綺麗にカテーシーをするだけでグッと印象が変わるからな｣

家に居たんだ、出来ねえとは言わせねえよ。ドフラミンゴの言葉に勿論、と返す。ホーミング様筆頭にドンキホーテ一家に恥をかかせないようしっかり学んだので任せてほしい。
ロシナンテがおれは？　と自身を指差していたので、ドフラミンゴは電伝虫でローでも元気付けてやれ、と指示を出していた。下手に動かれるよりは安全だ。

[168 1 23/01/07(土) 19:25:43]

老人に呼ばれ、再び顔を出した女性はやはり緊張している。何故タンチョウ達が此処を訪れたのかを説明し、老人から王族の血を引く人間であると聞き。女性は内容を理解しきれず混乱しているようだった。

それはそうだろう……。逆にすぐに理解出来る人間だったら覚悟が決まりすぎている。ロシナンテが心配そうにしているが、結局本人が飲み込まなければならないことだ。寄り添ってやることは出来るが。

｢それはお前の役目じゃねえ、コラソン｣

ピシャリとドフラミンゴに言われ、ロシナンテは口を噤んだ。女性をそのままにドフラミンゴが老人と再び話し始めたのを見て、タンチョウが女性の前で一礼してみせた。

混乱したままだが、女性も合わせて一礼する。……ふむ、なかなか綺麗な立ち姿。日頃から姿勢を意識して整えることが習慣づいているのだろう。

頭の中でざっくり優先して教えるべき礼儀作法を纏めてからタンチョウは口を開いた。

納得しているかしてないかは別として、今後貴女が王族として相応しい振る舞いをせざるを得なくなります。その時の為にお手伝いをさせていただけませんか、レディ。

女性は

1→覚悟を決めた顔で頷いた

2→遠慮がちに頷いた

3→頬を染めながら頷いた

dice1d3=2 (2)

[169 1 23/01/07(土) 22:13:10]

頷いたからにはビシバシと。タンチョウはにっこりと微笑む(怖い顔)と早速女性に礼儀作法を教えることにした。

タンチョウの礼儀作法熟練度(最低保証50)

dice1d100=68 (68)

女性が学ぶ礼儀作法熟練度(タンチョウの出目がプラスされる！)

dice1d100=92 (92)

ドフラミンゴが老人と話を詰めている最中、ロシナンテは外に出てサイレントを使いローと連絡を取ることにした。

電伝虫に

1→ローが出る

2→誰も出ない

3→トラファルガー医師の妻が出る

4→ラミが出る

5→ローとラミが出る

dice1d5=5 (5)

[170 1 23/01/07(土) 22:39:34]

女性の礼儀作法熟練度 160

タンチョウの教えを１から10どころか教えた以上のことを身に付けた女性。どこからどう見ても高貴な女性の立ち振る舞いだ。これが天性の才能……！？
これならば誰が相手でも問題なく振る舞えるだろう。
−−−
兄上に言われて電伝虫でローに連絡をすることになった、のは良いんだけれど。そういえばフレバンスに着いたってこと、伝えてなかったよなあ……。ってことを思い出した。不安がってるガキ相手に配慮が足りなかったぜ。
此処はしっかり今どうなってるかってことを伝えた方が良いよな、よし！　周囲に音が聞こえないようにサイレントを掛けて電伝虫の番号を入力する。
暫しの発信音の後、聞き慣れた子供の声が電伝虫越しに聞こえてきた。

｢……クールか？｣
｢ロー！　無事か、腹とか空いてねえか！？｣
｢うるせえ、声が響いちゃうだろ。こっちは大丈夫だよ｣

いつも通りに聞こえるローの声にホッとしつつまず確認したかったことを矢継ぎ早に聞いちまう。電伝虫の顔が顰めっ面になっているのを見て慌てて声を小さくする。おれの声が俺のいる周りに聞こえないようになってても、電伝虫越しじゃ関係ないんだった。

｢そっか、ワリィな。……こっちは少し前にフレバンスに着いたところだ、今は落ち着ける場所にいるから連絡してみた｣
｢もうフレバンスに来てたのか｣

早いな、と純粋に思ったんだろう。声は驚いてるみてえだった。確かに船で来たんだとしたら随分早く感じるだろうな。

｢あー、まあ殆ど陸路で来てたからな。偶然結構近いところにいたんだ｣

そんな風に誤魔化すことにした。間違ったことは言ってねえし、噓じゃない。

｢ふうん｣
｢お兄さま、だれかとお話してるの？｣

不意に電伝虫越しに女の子の声が聞こえてくる。この声は確かさっき教会で会ったこの声じゃなかったか？

[171 1 23/01/07(土) 23:03:31]

｢ラミ、今は話中だから｣
｢待ってくれロー。その子もしかしてさっき教会に来てなかったか？｣
｢教会に？｣

間違いない、さっきタンチョウさんが言っていたラミって子だ！　おれの指摘にローが不思議そうな声を出してるけどラミの方はなんで知ってるの？　と声を漏らした。やっぱりそうだった。

｢ほら、教会の裏で会った２人組の背の高い大人！　覚えてねえか！？｣
｢もしかして話しかけて来たおじちゃんたち？｣
｢お、おじ……っ。あ、ああそうだぜ｣

ぐ、おれって小さい子から見るともうおじさんなのか……？　切ない……。
でも思い当たってくれたみたいだ、良かったぜ。

｢ちょっと待て、ラミは教会に行ったのか？　１人で｣
｢え、う、うん｣
｢危ないから今は外には行っちゃ駄目だって言っただろ？｣
｢でもお父さまが｣

いないんだもん、と不安そうな声色でラミが呟く。そうだよな、ずっと父親に会えなくて。それも家じゃない違う場所で過ごすなんて可笑しいってことはきっとラミみたいに小さな子どもでも分かる。ちょっと違うけどおれだって下界に降りてきたばかりの頃は今までとは違った場所の違った常識に従うってことに戸惑っていたし。
ローもラミが不安がってるのは分かってるんだろう、少しの間黙りこくった後に優しい声を出した。

｢そうだよな、不安だよな。どうしても外に出たいならお兄さまに言え、一緒に探してやるから｣

だから大丈夫だと不器用に慰めているローに思わず涙しそうになる。ロー、お前いい兄ちゃんしてるんだなあ……。

｢それに、おれ達を助ける為にクール……さんとタンチョウさんが来てくれてるんだ。だからきっと大丈夫｣

この電伝虫の向こうの人がクールさんなんだ、とローが言う。そこでふと気が付いたのだろう。

[172 1 23/01/07(土) 23:11:00]

｢もしかしてラミ、タンチョウさんにも会ってるのか？｣

｢ん？　ああ、おれと一緒にいたから会ってるな｣

｢……ヘェ｣

なんか一瞬悪い顔しなかったか？　ローはそのままラミちゃんに何か話し掛け、ラミちゃんの方も納得したらしい。ほんの少しだけ明るい声色でクールさんバイバイ！　と告げてそばを離れたようだった。

うん、ちょっとでも元気そうになったなら良かった。でもローの様子が気に掛かるなあー！

｢そういえば何か用があって掛けてきたんじゃないのか？｣

｢あ｣

ローがふと聞いてくる。そうだった、忘れるところだったぜ。

｢そういえばラミちゃんが教会裏で会った時にシロクマのぬいぐるみを持ってたんだけどよ｣

｢ああ、タンチョウさんがくれたやつ｣

｢なんであれだけ持ち出してるんだ？｣

｢……｣

問い掛けると無言になっちまった、なんだなんだ？

｢別に、あれはラミが気に入ってるから持ちだしただけだ｣

暫く黙った後、ローはそんな風に口を開いた。まあ確かにラミちゃんが気に入ってそうなのは分かるんだけど。うーん、と腕を組む。

ローは本当にそれだけで持ち出したってことか……？　でもなあんか無言だったのが怪しいんだよなあ。

1→追求する

2→追求しない

dice1d2=2 (2)

[173 二次元好きの匿名さん 23/01/08(日) 07:23:59]

保守

[174 1 23/01/08(日) 07:38:28]

気にはなるけど流石にそこまで追求することでもねえか！
切り替えて本題に入ることにした。

｢ま、それは置いておいてだ！｣
｢用事ってこれじゃないのかよ！｣

ガン、とショックを受けたような表情をする電伝虫を指先で撫でながら口を開いた。

｢そのシロクマのぬいぐるみ、一旦預かりたいって言ったら怒るか？｣
｢……理由次第だな｣

ラミの手から取り上げるならそれなりの理由を聞かせろ、とローが言う。うーん、確証はねえ話だから納得してもらえるかは分かんねえんだよな。実物見てみないと分からない話だし。
でもだからって誤魔化してってのは無しだよなあ。

｢もしかすると、その中に鉛中毒について書かれた何かが隠されてるかもしれねえんだ｣
｢…………｣

ローが再び黙り込む。おれの言葉の真意を探ってるのか、それとも。ローが口を開くまでおれは１時間以上経ったかのような錯覚を覚えていた。

｢心当たりはある｣
｢！　それじゃあ｣
｢父様と母様がオモチャは大事にしろ、人から貰ったものは大切にしろってあの日に限って何度も言ってたんだ｣

あの日というのはトラファルガーさんが謁見に行く日だろう。家を出る前、一つだけラミの為に持ち出すオモチャと考えて思い付いたのがそれだったのだとローは言う。
人から貰っていて、大事に扱わなきゃならないオモチャ。確かに、ローが持っているものの中で人、もといタンチョウさんから貰ったオモチャというのはそのシロクマのぬいぐるみだけだもんなあ。あとは医学系の実験キットとかそういうのをあげたって言ってたし。
そこまで考えてシロクマのぬいぐるみに何か隠そうと思い付いたんだろうなあ。

｢でもぬいぐるみを渡すって言っても何処で渡せば良いんだ？｣
｢ああ、それなら……｣

[175 1 23/01/08(日) 07:48:02]

>>173

保守ありがとうございます

場所はどこがバレにくいかな、と考える。最初におれや兄上、タンチョウさんが居た辺りかそれか教会裏のところか。

ラミちゃんが確か教会裏の森の方に走っていったしそこの方がバレにくいか……？

｢それじゃあ教会の裏のところでどうだ？　そこなら人目につきにくいよな？｣

｢分かった｣

ローも異論はないらしい。あとはおれがローに分かりやすい特徴を……って。そういや、いつもと違う格好してるんだよな。何時もなら黒いコートを羽織ってるから特徴的なんだけどよ。

1→兄上にコートを借りるか……

2→兄上の影騎糸なら目立たないか……？

3→帽子は被ってるし分かるよな！

4→黒いコート回収してくか？

dice1d4=2 (2)

[176 1 23/01/08(日) 12:42:11]

コラさん？？？タンチョウがローに何故か会わないからってコラさんまで会わないようにしなくていいんですよ？？？
なんで1/4で引いたの？

あっいい事を思い付いたぜ！　兄上なら元々フレバンス内をあのピンクのコートを着て出歩いてたし、コート裏に隠して動けるから受け取ってもらうのに問題ないんじゃないか？
完璧だな、と確信してローに説明する。クールが来ないのか？　って聞かれたけどおれが行くのもな。ローから見て分かりやすい特徴もないし。
それから此処に来てから何してたかって話も犯罪にならない程度の部分をローに話した。流石に教育に悪いもんな。

｢結構色々動いてくれてたんだな｣
｢あったりまえだろ〜？　おれもタンチョウさんも、あとこれからローに会うあ……ドフィだってフレバンスの為に動いてるんだからな！｣

危ねえ、兄上って呼ぶところだった。流石にあの見た目の兄上は王下七武海だってバレるだろうしそこは誤魔化しとかないとな。

[177 1 23/01/08(日) 17:14:23]

ローと会話を終えて電伝虫を切ると兄上の方も話が一段落していたらしくて此方を覗いていた。どんな話をしたのか報告して欲しいらしい。

タンチョウさんは……あの女の人に色々教えてるんだっけか。奥の部屋が騒がしい。

兄上に簡単にシロクマのぬいぐるみを預かれることになったことと、合わせて目印にしやすい兄上がぬいぐるみを回収することになったと伝える。

｢フッフッフ、おれを足に使おうなんざお前とタンチョウくらいだぜ！｣

至極面白そうに笑い飛ばしてシュルリと糸を飛ばす。どうやらやってくれるらしい。流石兄上！

それとは別に兄上は電伝虫を使ってヌマンシア･フラミンゴ号に連絡を取り始めた。今の現在地を確認してるらしい。

ヌマンシア･フラミンゴ号はdice1d4=2 (2) 日で到着予定

[178 1 23/01/08(日) 23:15:19]

−−−

ヌマンシア･フラミンゴ号がフレバンスの港に着くまで２日、そこから２日後にモルガンズにより記事が出回る予定だ。民意が動いた時にすぐ行動出来るよう、記事が出る前にやれる事は全てやっておかねばならないだろう。

｢２日後には数人の幹部、それにその部下達がフレバンスに着く。着き次第服とアクセサリーの手配、それから化粧品も手配させる予定だ｣

ドフラミンゴが指示出しを終えて電伝虫を切るとこれからについて行動方針を話し始める。老人と女性の身なりを整えて王族として説得力を出すつもりなのだろう。振る舞いも大事だが身なりが整っている方が人間分かりやすく好意的な反応をしてくれるということをドフラミンゴはよく理解している。

２日後にそこは任せるとして。

そんな話をしている途中でドフラミンゴの手にふわりとシロクマのぬいぐるみが落ちてくる。いつの間に。

｢フッフッフ、コラソンに頼まれたからな。預かってきたぜ｣

どうやらロシナンテがローと連絡を取っていたらしい。女性にレッスンを行っている間に諸々行っていたようだ。

女性へのタンチョウのレッスンは

1→まだ終わっていない

2→もう教えることは何もない

dice1d2=1 (1)

[179 1 23/01/09(月) 08:02:37]

タンチョウは女性へのレッスンが終わっていないので身動きが取れない状況だ。ドフラミンゴも今現在の王族の様子を探ってくる、と城を見に行ったのでこの場には居ない。
ロシナンテはというと。シロクマのぬいぐるみを前に唸っていた。落ち着いてから調べるから下手に弄るなとドフラミンゴに言われていたのだ。
まあそこまでドジじゃないだろうが、いややるか……？　シロクマのぬいぐるみを壊さないように解体する可能性もあるのでドフラミンゴが戻って来るまではそのままの状態にしておけと言われていたので仕方ない。

いつまでもそうしている訳にもいかないだろう、とロシナンテに声を掛ける。人員を遊ばせる訳にもいかないが、何かあった時にすぐ動けるようにロシナンテをフリーにしているのだろうし。ドフラミンゴが意味もなく待機を言い渡す訳がない。

｢タンチョウさんの兄上へのその謎の信頼感はなんなんだよ……？｣

これまでの積み重ねですね。

[180 1 23/01/09(月) 11:21:50]

２日間、少なくともタンチョウの認識では何事もなく。

ヌマンシア･フラミンゴ号がフレバンスの港に着いたと連絡が入った。そういえばドフラミンゴは何も言っていなかったが誰が来ているんだろうか。

幹部陣

dice1d11=4 (4) 人

現在のトラファルガー医師達

1→治療に時間が掛かるので時間稼ぎ

2→薬が足りないと時間稼ぎ

3→王族に余り鉛が蓄積してなかったこともあり完治してしまった

dice1d3=3 (3)

[181 1 23/01/09(月) 17:54:09]

しまった幹部の人数一人多く見てました、まあ出目が４だったのでセーフで……

来ている幹部陣４人は誰？

dice4d10=3 1 8 9 (21)

1→トレーボル

2→ディアマンテ

3→ピーカ

4→ジョーラ

5→ラオG

6→マッハ･バイス

7→セニョール･ピンク

8→グラディウス

9→バッファロー

10→ベビー5

[182 1 23/01/09(月) 23:50:57]

最高幹部ほぼ揃い踏みしてる……逆にディアマンテが来なかったのはアジトを預かる人員がいないから？

ヌマンシア･フラミンゴ号に乗ってきたのはトレーボル、ピーカ、グラディウスにバッファローだった。ピーカ軍の幹部がほぼ揃った形だ。入港してきたヌマンシア･フラミンゴ号の一室で今居る幹部陣で状況を説明する為に集まっている。

相変わらず人前で話さないようにしているロシナンテが『よく来た』とメモで幹部達を歓迎している。

あ、バッファローがロシナンテに飛び付いている……いつものように放り出されるバッファローまで見てからトレーボルとピーカに声を掛けているドフラミンゴの方に視線を移す。相変わらずトレーボルの距離が近い。ドフラミンゴの方も慣れたもので気にせず話をしている。

ピーカの方は……余り声を出さないようにしているので頷いたりハンドサインをしたりしている。ドンキホーテファミリーの中でハンドサインが浸透したことが一番助かっているのはピーカかもしれない。

……少しジェラシーを感じながらこの面子の中では比較的話をしやすいグラディウスに声を掛けることにした。

グラディウスとの好感度(左がタンチョウ、右がグラディウス)

dice2d100=54 41 (95) +20(お互いピーカ軍所属のため)

[183 1 23/01/10(火) 08:53:58]

クリスマスSSでお気に入り認定してたのが納得の好感度してますね

タンチョウからグラディウスへの好感度：74
グラディウスからタンチョウへの好感度：61

｢おいタンチョウ、若様に迷惑を掛けなかっただろうな？｣

相手が年上だろうが関係なしのこの言葉遣いが良いのだ……。タンチョウはうんうん、と頷いてから当たり前だと返事をした。
ドフラミンゴが全員にこれからのことを話す、と口を開いたので一斉に話をやめて聞く体制を取る。

｢まずは船で駆け付けたお前ら。なるべく早く来いという命令を聞いてよく急いで駆け付けてくれたな｣

感謝する、という言葉にドフィが望むなら叶えるに決まってるんねーっとトレーボルが返事をする。距離が……近い……！
ロシナンテがハラハラと此方を見ているようだが、トレーボルの距離の近さの方が気になるので気付かないふりをした。

[184 1 23/01/10(火) 15:44:37]

｢電伝虫でも簡単には伝えていたが、改めてフレバンスの現状と今後の動きについて説明する。……と、その前にだ｣

軽く指を振ってからドフラミンゴがタンチョウを見る。

｢トラファルガーって医者たちが王族を治癒し終えたらしい。今は牢屋の中で沙汰を待っている状態だ｣

その言葉を聞いた瞬間、タンチョウは

1→船から飛び出そうとした

2→努めて冷静に内容を咀嚼した

3→叛逆の意志を強めた

dice1d3=3 (3)

[185 1 23/01/11(水) 00:20:19]

｢フッフッフ！　思ったより冷静で何よりだ！｣

耳元でプツリ、と糸が切れる音がしてドフラミンゴが周囲に糸を張っていたことに気が付く。トラファルガー医師の現状を知ったら飛び出すのではないかと危惧されていたらしい。

タンチョウは時と場合を弁えることが出来る人間だ。そのくらい問題ない。……それにこうして気持ちを抑え溜め込むことでいざ叛逆する時に力を開放した方が良いに決まっている。

｢まァ心配するな、おれが城に出入りしている間は下手な動きは出来ないだろうよ｣

この２日間に城を探っていたと思ったらいつの間にか再び王族と謁見しようと働きかけていたらしい。確かに外の人間の目がある間は医師達を処分しようとするのは悪手だ。そこも含めてフレバンスの街中を大手を振って目立つ様に歩いていたのだろうから畏れ入る。

｢王族の方も何時までも謁見も断ってられないのは分かってるだろうが……こっちとしちゃ後２日保たせりゃいいんだ、それまでは思う存分圧を掛けてやるさ｣

うーん楽しそう。タンチョウ自身はこの後女性の下に行き礼儀作法のレッスンに戻らなければならないので身動きが取れなくなる。後から来た面々が服などを手配すると言っていたが……。大丈夫だろうか？

主体になって服などを手配するのは

1→ロシナンテ(元々高貴な出なので分かる)

2→トレーボル(高級なものは分かるが自信はない)

3→ピーカ(高級なものは分かるが自信はない)

4→グラディウス(若様のお役に立つ為に勉強した)

dice1d4=1 (1)

[186 二次元好きの匿名さん 23/01/11(水) 00:21:45]

見ない間に凄い話が進んでる…
王族達治療出来ちゃったか
モルガンズのばらまきまでに医師達を回収できるんだろうか

[187 1 23/01/11(水) 00:47:23]

サンキューコラさん！コラさんなら道化メイクしてるし化粧品も詳しそうですね

｢まずコラソンを主体にあの二人の仕立てを手伝ってもらう。街を見て歩いた限りじゃ2〜3箇所ほど仕立屋の候補があったから一度確認してこい。日数が短いから既製品で裾や丈を詰めて調整させる形になるが……まあ、遠目から見て違和感が無いように出来てりゃそれでいい｣

｢服に関しては分かった。アクセサリーはどうするんだ？｣

｢そっちの目利きはトレーボルに一任する。おれにそういうモンの鑑定を教えたのはトレーボルだからな……目は確かだぜ｣

服に合わせてワンポイントで良い、とドフラミンゴが言う。上品で気品がある相手と宝石で着飾りゴタゴタしている相手だとどちらの方が好感度が高いか、ということらしい。初対面の見た目は8割というので強ち間違いではない。

｢あとは化粧品はコラソン、お前が詳しいな？　発色の良いもんで選んでおけ。……間違っても珀鉛を使ってるものは選ぶなよ？｣

それに対しても分かった、と頷いたロシナンテを確認してから。ドフラミンゴはピーカを含んだ残りの幹部陣を見た。

｢フッフ、お前達にはタイミングを見て城で捕らえられている医者達を連れ出してもらう。ピーカの能力なら石造りの城の内部を動かして牢から脱出させるのは問題ないしな｣

グラディウスとバッファローはその補助だ。とドフラミンゴが言い、そしてを

｢それからタンチョウ、医者達を脱出させる時までにレッスンは終わらせておけ。そいつらと顔見知りなのはお前しかいないんだからな｣

ピーカの補助を受けながら先導してこい。ドフラミンゴの言葉にタンチョウは力強く頷いた。

タイミングとは？

1→モルガンズが記事を撒く前日の夜

2→まさに記事が出回り混乱している当日

dice1d2=1 (1)

[188 1 23/01/11(水) 10:01:12]

女性へのレッスンを終え、ロシナンテやトレーボル達が仕立屋で頼んだ服も用意が終わり。医師達を連れ出す夜がやってきた。

普段は特攻部隊をしているピーカ軍だが、タンチョウ自身は隠密行動に自信がある。ピーカも石造りの場所であれば同化して進めるので隠密行動は慣れたものだろう……。
グラディウスとバッファローは医師達を連れ出す為に水堀に小舟を用意して待機することになっている。
侵入経路は塀から、ピーカが城と同化して内部の把握。牢屋の場所を把握したら向かい、牢から医師達を連れ出してピーカの能力で塀を動かして穴を開けて船に乗せて脱出。スマートな流れだ。

警備兵達にバレないよう動かなければならないが、前回のことを鑑みるにそこまで脅威じゃないだろう。

[189 1 23/01/11(水) 16:34:48]

日が落ちて人々が寝静まった頃。ピーカ軍の幹部達でフレバンスの城を確認出来る場所に来ていた。以前飛び越えた水堀をまた越えることがあるとは思っても見なかった。

此方だ、と囁くような声でピーカがタンチョウを呼ぶ。相変わらずの声にコンプレックスがあるのは分かるが、そろそろタンチョウ相手には普通に話をするのに慣れて欲しい。
周囲に人影がないか確認しながらピーカとグラディウス、タンチョウで小舟を抱えて水堀まで持っていく。その間バッファローは双眼鏡を両手で持ち、城の様子を伺っている。……特に変わった様子もないようだ。
3人がかりとはいえなかなかの重さがある小舟を水堀にそっと浮かべ、一旦一息吐くとタンチョウは３人の顔を見渡した。

｢どうしたんだ、急に｣

甲高い声のピーカの言葉にいや別に、するりと返し。タンチョウは屈伸運動をした。柄にもなく緊張している……のかもしれない。トラファルガー医師達と会話する際にどうすればいいのかと頭の中がグルグルしている。落ち着け、今はそれどころじゃない。何か別のことを考えてクールダウンするんだ。
トラファルガー医師と全てが終わったら共に飲む約束をしていたことを思い出しながらフレバンスの城を見上げる。明日の朝一にモルガンズの記事が出回ればフレバンス中がてんやわんやするだろう。その直前がトラファルガー医師達を連れ出すのに最適だ、というドフラミンゴの言葉は確かに間違っていない。
グラディウスに肩を叩かれ、頭を振って。小舟に乗りピーカとグラディウス、バッファローと共に小舟で水堀の上を渡り始めた。

[190 1 23/01/11(水) 22:43:14]

タンチョウとグラディウスで船をパドルで漕ぐ。手漕ぎが一番音が紛れやすいという判断だったがその分重労働だ。タイミングを合わせて舟を前へ前へと進め、数分掛けて塀の前まで漕ぎ着けた。

前回は塀を登って行ったが今回はピーカがいる。ピーカが腕を塀へと伸ばして同化すると静かに塀が動き、人が一人通れる隙間が出来上がった。丁寧に舟から降りやすい階段付きだ。この後通る医師達の為だろう。

なるべく音が周りに響かないよう塀の石材を動かしたのを見て相変わらず能力の成長に余念がないな、と感心しながらタンチョウも塀の穴から城へと足を踏み入れた。

｢手筈通りおれとバッファローが舟を見ておく。連絡はこの子電伝虫で｣

グラディウスが懐から目を閉じている子電伝虫を取り出してタンチョウの手の上に乗せた。

｢新しく用意したものだ、これなら足が付かない。……いいか、絶対に！　若様に迷惑だけは掛けないように死ぬ気で医者達を連れ出してこい！｣

ふ、と息を吐いてから小声で叫ぶという器用なことをしたグラディウスに頷く。いつも自由にやらせてもらってるのだ、こういう時は任せて欲しい。……そもそもフレバンスの件はタンチョウ自身が持ち込んだことだ。

ゴキ、と首を鳴らしてから受け取った子電伝虫を懐に仕舞ってピーカと共に城の建物内部へと足を進めた。

警備兵ダイス(80以上で近くにいる)

dice1d100=85 (85)

[191 1 23/01/11(水) 22:45:14]

久し振りの警備兵ダイスのお時間です

1→タンチョウたちが先に気がつく

2→警備兵が先に気がつく

dice1d2=1 (1)

警備兵の人数

dice1d3=1 (1)

[192 1 23/01/11(水) 22:51:00]

また警備ガバガバフレバンス城なんです？

ピーカが同化した城の壁から上半身だけ姿を現して廊下の先を指差す。……どうやら警備兵が近くを歩いているようだ。

前回侵入した時は隠密行動していた為やり過ごしていたが……今回はどうしようか？

1→壁を登ってやり過ごす

2→奇襲！奇襲！

3→ピーカの能力で壁の中に隠してもらう

dice1d3=2 (2)

[193 1 23/01/11(水) 23:27:23]

奇襲だあ〜！

タンチョウは静かに壁に手を引っ掛けスルスルと登り出す。前回来た時も思ったがこんなにも壁が登りやすい取っ掛かり(トカゲ比)ばかりで警備は大丈夫なのだろうか？

まあ大丈夫じゃないから忍び込まれている訳だが……。

警備兵が眠そうに欠伸をしながら通り過ぎようとしたところで再びタンチョウはスルスルと壁を降りて警備兵の後ろに音もなく立つ。

何せ直前まで顔を合わせていたフレバンスの王族の一人にタンチョウだと気付かせないレベルで奇襲が得意なのだ、この程度訳がない……。

気絶判定！

dice1d100=67 (67)

40以下で気絶させられないが首元を羽交い締めにして脅せる！

40以上で気絶

60以上で首の骨をおる(生きてる)

80以上で手加減は苦手なんだ……

[194 1 23/01/11(水) 23:41:31]

ピキ

……あっ。罅が入るような音と共に警備兵の首がグタンと力を失い泡を吹いている。そんなに力を入れたつもりはなかった、流石に此処までやるつもりは無かったのだ。言い訳するように視線を横に逸らす。

上半身だけ現したピーカもドン引きした顔をしている。隠密行動の意味を理解しているのか……？　と言いたげだ。まだだ、まだリカバリーは効く……！

音からして然程大きな骨が折れた音ではなかった。適切な処置をされれば日常生活に問題はない、筈だ。適当な部屋に入れてそこで転んだことにしてしまおう。巡回で入りそうな適当な部屋に転んだ現場を再現してから突っ込んでおくことにした。

50以上で自然な転んだ現場を再現する

dice1d100=8 (8)

[195 1 23/01/11(水) 23:46:06]

とても不自然な現場が出来上がった……
この世界の人間の耐久力を信じてるぞ

これで一安心だ、これなら自然に警備兵が転んだことに気が付いてもらえるだろう。治療もすぐにされる筈だ。
他の人間が此処に来る前に早く移動しよう。

｢タンチョウ、今のは……｣

何か言いたげなピーカを促して牢屋の場所を探してもらうよう頼んだ。ピーカは仕方ないと溜息を吐いてから再び城の壁の中に潜っていった。

[196 1 23/01/12(木) 00:17:53]

次スレのご紹介です

【🎲観覧注意？/オリキャラ】ホーミング聖が最後に買った奴隷 part4｜あにまん掲示板

此方は埋めるか小ネタか何か出せたらだそうかなと思います

[197 1 23/01/12(木) 07:39:51]

小ネタ
王族の体に蓄積されていた鉛中毒が少なかった理由

原作では世界政府にフレバンスから連れ出してもらってる
つまり珀鉛病の症状が出ていない
珀鉛に殆ど触れない生活をしていたから鉛中毒の症状が出るほど体内に蓄積されていないのでは？
元々珀鉛が齎す中毒症状について分かってたんだからリスクは避けますよねって話

[198 1 23/01/12(木) 11:23:51]

小ネタその2

ドンキホーテファミリーの面々からはタンチョウは女性として扱われている
なのでフレバンスの城の塀をピーカが変形させて階段状にしたのは後で通る医師達の為もあるが、タンチョウを女性としてエスコートした為

ちなみに大きくなったデリンジャーからは｢チョウ姉｣と呼ばれる予定
タンチョウでありフトアゴヒゲトカゲであり蝶である……属性がグチャグチャだあ……

[199 1 23/01/12(木) 13:51:27]

小ネタその3

王下七武海に早々と入ったドフラミンゴは普通にクロコダイルに絡みまくってます
この世界線のドフラミンゴがクロコダイルに組もうぜって絡みまくってる理由はクロコダイルの反応が新鮮なのと有能な人間との伝手を得る為
先輩良い取引先とか知ってるんだろ？って感じの
あわよくば本当に東の海の方の流通とかの伝手を得られないもんかというのもある

ドフラミンゴが原作みたいな破滅思考や愉快犯的思考回路ではないし、しっかり組織運営してるのでクロコダイル側からもそんなに反応は悪くない(良いとは言ってない)
分かりやすく言うと損益がしっかり出せる取引なら交渉成立するくらいの関係性

コラさんの話でちらっと出てきた買い付けた商品を別の場所で売ってる話らへんは今のところドフラミンゴ個人がある程度の綺麗な金を作る為にやってるものだけど組織運営が落ち着いたらフロント企業的な感じで組織運営予定
セニョールがルシアンに出会ったら古物商の組織運営に携わることになる、かも？

闇のブローカー辺りはやるかもしれないしやらないかもしれない
コラさんにも海軍へ渡すお土産が欲しいですからね、北の闇に切り込む為にも
コラさん(家族)が望めば融通しそうな男、ドフラミンゴ

[200 1 23/01/12(木) 14:10:12]

小ネタその4
ローがシロクマのぬいぐるみについて口ごもった訳

A.普通に自分もお気に入りだったから
男がフワフワした可愛いものが好きなんて口に出せる訳がないだろ、と口ごもっていた
何か一つ食料や簡易医療キット以外で持ち出すならと考えて咄嗟にぬいぐるみを手に取って持ち出してました

その後ラミの名前を出して誤魔化してます、それも理由に含まれてたからね

追求されてたらこの辺の話が聞けてた予定

以上小ネタでした