- 1二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 09:04:26
- 2二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 09:07:06
乙
- 3二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 09:07:18
保守する
- 4二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 09:07:30
.
- 5二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 09:07:40
お疲れさま
- 6二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 09:07:46
即死防止ネオバトウィルス散布
- 7二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 09:07:51
縦乙
- 8二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 09:08:10
ネモバトルウィルスや
- 9二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 09:08:23
おつおつよ
- 10二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 09:08:40
10まで保守しておこうか
- 11二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 09:09:34
有志の纏めた犠牲者一覧
ハルト:職員さんに事情を教えてもらってハイダイの元に向かったがネモ化ハイダイに勝負を挑まれネモ化
ハルトママ:ハルトが帰宅した時には既にネモ化していた
職員さん:ハルトに状況を説明した後ネモ化モブに襲われネモ化 オモダカの部下だったらしい
ハイダイ:ハルトが助けを求めにきた時には既にネモ化していた
ボタン:部屋を出てネモ?に勝負を挑まれた ペパー編でネモ化していた
白衣を着たネモ:多分ジニア先生?
腰エプロンネモ:サウロ先生かな
黒ジャージネモ:キハダ先生と思う
レホール先生:マフィティフがパートナーのネモに挑まれネモ化
ペパー:レホール編に出てきたマフィティフ使いのネモの正体と思われる
ナンジャモ:ネモ化集団に追われながらの配信を行う 自分以外の人たちが全員ネモ化している事を悟り配信を終了
ポピー:ネモ化集団との戦いに疲れ果て諦めてしまった
チリ:ポピー編的に四天王は全員やられてネモ化してそう
アオキさん:以下同文
ハッサク:以下同文
オモダカ:ネモ化していたが自分を取り戻しかける、がネモにバトルを挑まれ再ネモ化 元凶枠
本物ネモ:カントー旅行時は多分正気だったが、パルデアに帰ってきてからネモ化ハルトによってネモ化 正直一番の被害者だと思う - 12二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 09:09:54
2枚目
ピーニャ:ビワ姉編にてネモ化状態でビワとメロコに勝負を挑もうとしていた
シュウメイ:以下同文
オルティガ:以下同文
ビワ:メロコに逃されオージャの湖まで移動 リーグにネオ・バトルウイルス用のワクチン精製装置がある事を突き止めるが徐々にウイルスに侵されネモ化
メロコ:ネモ化したピーニャ・シュウメイ・オルティガに対して殿を務めてビワを逃す なんとか生き残り、ビワ姉作の小屋を見つける ネモ化ビワ姉と遭遇し大文字でバトルを躱すが衝撃で湖上に叩きつけられる
コルサ:ネモ化ハッサクによりネモ化
グルーシャ:メロコ編にてネモ化状態で登場
ライム:ラップバトルでネモ化軍団に勝ちネモ化軍団を撤退させる - 13二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 09:10:14
このレスは削除されています
- 14二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 09:11:18
- 15二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 09:16:15
今はナンジャモとライムさんとグルーシャ(正気に戻ったかは知らん)
が合流したとこだっけ? - 16二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 09:20:19
ビワ姉の書いたやつ残ってたらまだ希望はあるが…
- 17二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 09:26:17
前スレ200でハピエン(メリバも無し)になるらしいから大丈夫だな!
もっと曇らせようぜ!! - 18二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 10:04:43
『現在パルデア地方に対し大規模な渡航制限が敷かれており――』
『パルデア地方において発生したパンデミックに対しカロス厚生局は現在、カロスポケモンリーグ並びに国際警察と共同して南西部の警戒にあたっており、対策本部長としてガンピ氏が――』
『まもなくバトルタワーにて、ダンデリーグ委員長が記者会見を行う予定であり――』
欲しい情報を求めてテレビをつける。すると、世間中パルデアで起きた詳細不明のド・やべぇパンデミックの話題しかやってねぇ。
同じ鋼使いの吉報……吉報?は面白いが、どこもかしこもパンデミックの話題なんて気が沈む。が、オレにはこれを見る理由があった。
ド・大事な愛娘がパルデアにいて、その安全を確かめたいからだ。本当なら今すぐにでもパルデアに行きたいが、流石にどっちを優先するかなんて答えが出せねぇ。
特に、最近は友達三人と楽しくやってる写真を送ってきたばかりだからと不安をなんとか誤魔化す。
ま、最悪ダン坊に無茶言ってパルデアに突入するってのは悪くないだろうが……ソレやると色々迷惑かかるのが厄介だぜ。何もなかったらボタちゃんも「は?そこまでするなし、つーかそれ権威の乱用とかでしょ、問題じゃん」と小突くだろうしな。
とか思いながらテレビそっちのけで唸っていると、後ろから声がする。
「……やっぱ心配なんじゃん」
「あ、すまん!今日も伝説の話が……」
「いや、それ一旦ストップで。行ってきたら?パルデア地方」
「はぁ!?折角やる気になってた伝説の……」
「だーかーらー、妹がヤバそうって時にこっちでのんびりしてるってのも問題じゃん。パルデア地方に突っ込みたがってるってダンデさんに電話しておいたから。多分そのうち返答来るでしょ」
「ちょ、おま、勝手に……」
ド・衝撃の展開に混乱していると、テレビの画面が切り替わっていた。どうやら、ダン坊の記者会見らしい。
『この度は皆様にお集まりいただき誠に感謝いたします』
『今回我々が発表するのはパルデア地方に派遣する特別調査チームのメンバーについてであり――』
ああ、そういうことかよ。ダン坊も余計な気を利かせやがって……
「よぉし!ちょっくら行ってくる!なんなら、パルデアの伝説のポケモンについても調べてくるから待っててくれ!」
そう言いながら立ち上がると、珍しく笑う娘が見えた。……あれ、まさかオレだけ固執してたのか? - 19二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 10:11:53
ビオニーが来るのは嬉しいような想像できるような
- 20二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 10:13:33
第三者視点のss好き
- 21二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 10:14:36
世界観が広がって(ある意味クロス)見えるのいいよね
- 22二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 10:27:39
ライムさんが強過ぎる
- 23ハピエン志願兵22/12/18(日) 11:11:17
- 24二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 11:13:32
カエデさんはどうなったんだろうか?
- 25二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 11:22:41
- 26二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 12:28:11
今すぐここに書け
- 27二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 13:46:02
スレ主はどこ行きやがった!
- 28二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 14:50:35
誰かスレ主捕まえろ!
- 29二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 16:47:48
ほ
- 30二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 18:23:55
口を開けて待つ
- 31二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 18:24:48
イッチ追い詰めるのやめーや
- 32二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 19:14:50
- 33二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 19:33:57
- 34二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 20:52:03
ピオニー、ガラルの元チャンピオンだから、投入されたらその辺のネモなら普通に勝てるのが困る……
しかもサバイバル能力も高いし手先も器用だし…… - 35二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 21:06:44
早く書〜いて?
- 36ハピエン志願兵22/12/18(日) 22:40:56
「エレキン氏のコメントを見ろ?」
配信を切り忘れてすごい数のコメントが動画についてる。そのほとんどがボクのリスナーであるエレキン氏のコメントを見るように催促ものだ。
「なんかあったのかい?」
「えっと…ちょっと待ってね…」
このナッペ山で会えたライム氏がボクに問いかける。
「ええと、なになに…?自分はこのパンデミックの原因であるネオバトルウイルスの研究をしていました。このパンデミックを終息させる方法を知っています。可能限り速やかにチャンプルタウンの階段に囲まれた暗闇の奥までご足労願えますか。そこで全てをお話しましょう。…だって!エレキン氏にそんなに過去があったなんて…」
「ずいぶん胡散臭い話だね。そんなの信じるのかい?」
「うーん、わからかいや…ん?リスナー達からコメントが」
その内容は驚くべきことだった。エレキン氏はボクの配信にコメントを残しつつネオバトルウイルスに感染したと思われるアカウントを削除していたらしい。
「これはいよいよとんでもないですなぁ…もしかしてエレキン氏って超有能?」
「そのコメントの内容が本当だとして、なんだってそんな危ない真似をするってんだい?ウイルスに犯されたパルデアに残るなんて正気じゃないよ!」 - 37ハピエン志願兵22/12/18(日) 22:50:23
「でもここでいつまでもプルプル震えてたってしょうがなくない?」
「そりゃそうだけどさ!」
「だからボクはエレキン氏に賭けてみるよ。リスナーの願いは断れないからね!」
「…そうかい」
「よしそれじゃ……ボクを応援してくれる人はチャンネル登録よっろしっくね~!あなたの目玉を エレキネット!エレキトリカルストリーマー、何者なんじゃ? ナンジャモでした~!」
締めの挨拶をしてボクは今度こそ配信を切る。ここからチャンプルタウンまではそう遠くはないけど、きっと途中にはネモ氏がわんさといるだろう。
でもボクはやるんだ。このパルデア救ってバズってやるんだから!
「じゃあボクは行くよ、ライム氏。二人は安全な場所で……」
「……待ちな!」 - 38二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 22:59:02
エレキン氏なにものなんじゃ…?
- 39二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 23:00:19
罠にしか見えんし待ち構えられてそうなんだよなぁ
- 40二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 23:00:45
感染したリスナーネモがそこに集まる可能性ありそう
- 41二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 23:03:38
エレキンの変わり様で配信終了したんやぞナンジャモァ!
これは罠ですね間違いない - 42二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 23:05:58
コメントしてもそこみんな見てるのでは…
てかエレキング氏真っ先に堕ちてたような… - 43ハピエン志願兵22/12/18(日) 23:17:59
「ライム氏?」
「アタイも向かうよ チャンプルタウンに!ナンジャモ一人じゃ 半端な空振り!三人寄れば 文殊の交わり!世界を救うは 地方のジムリ!」
「えーと…要はついてきてくれる、ってコト?」
「なんだい、ノリが悪いね。アンタならノッてくると思ったのに」
確かに…せっかくのライム氏のラップにダサいことしちゃったな…
「でもよかった!流石のボクも一人じゃ心細かったからさ!」
「言っとくけどアタイはまだそのエレキンってのを信用してないからね!だからアンタを一人で行かせないのさ」
「でももし失敗したら巻き添え食らうことになるんだよ?」
「ダブルバトルじゃ技の巻き込みなんてよくあることさ!それにプルプル震えてたってしょうがないんだろう?」
「うん…ありがとう、ライム氏」
「なら決まりだ……ほら起きな!グルーシャ!女子二人だけで危険な場所に送るんじゃないよ!」
ライム氏にグルーシャ氏にボク…不安はあるけど、ライム氏が言ったように三人で行けばなんとかなるかもしれないもんね! - 44二次元好きの匿名さん22/12/18(日) 23:19:22
何が女子やオバハン(ないしょばなし)
でも心強くていいわぁ〜 - 45二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 00:30:15
保守
- 46ハピエン志願兵22/12/19(月) 00:31:15
「うぅ…サムい…頭がまだぼんやりする…」
「なに言ってんだいグルーシャ!シャキッとしな!」
グルーシャ氏が目を覚ましてからボク達三人は全速力でチャンプルタウンを目指してる。
道中のネモ氏達も数は多いけどこっちも三人、まだ対応出来る数ではある。
「てかナンジャモ、ホントにそのエレキンってやつの言葉は信用出来るの?」
「正直、ボクだってエレキン氏の言葉だけを鵜呑みにした訳じゃないよ」
「は?」
グルーシャ氏が非難のこもった声をあげる。それもそうだ。賭けようと言ったボクがそんなことを言うなんて普通思わないもんね。
「ボクがエレキン氏に賭けてみようと思った理由は3つ。一つはエレキン氏がウイルスに感染した人のアカウントを削除する技術があること」
リスナー達の言葉とスマホロトムの解析でウイルス感染した人のアカウントが停止したのは全部エレキンの仕業だったのはわかった
「二つ目はエレキン氏はたぶんボクの知ってるエレキン氏じゃない」
エレキン氏は毎回ボクの動画に高額スパチャを投げてくれる人だ。エレキン氏の長文お気持ちだって何回も見てきた。
でも今回のエレキン氏はスパチャではなくコメントだったし、しかも文の書き方もエレキン氏らしくなかった。
だからこのエレキン氏はエレキン氏じゃない
「それって余計ヤバいんじゃないの?」
「調べたらエレキン氏がコメントした位置情報は確かにチャンプルタウンだった。こんな時にパルデアにいる人なんて何か事情があるはず」
「コメントしたのがネモ氏に感染した人じゃないってのも書き方でわかるしね」 - 47二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 00:33:01
ナンジャモ聡明
- 48二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 00:35:01
生き残りの貫禄を感じる
- 49二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 00:38:25
昼にあんなに焦らされたからな
夜にいっぱいくれるんだろうな(雛鳥並感) - 50ハピエン志願兵22/12/19(月) 00:44:19
「三つ目は?」
「配信 者としての勘」
「ここまで来て勘かい!」
ボクの話を静かに聞いてたライム氏が声を荒げる。
でもボクにとっては結構重要な要素なんだ。
ボクのバズりセンサーがコメントを信じろって言ってたんだからね、賭けてみるのも悪くない
「それにボクからすればグルーシャ氏がネモ氏になってたってのも驚きなんだけど」
そうグルーシャ氏はウイルスに一度感染していたのだ。
「うん…あれはかなり恐ろしい体験だった…冬の雪山ずっとね…。あれにかかると頭がバトルでいっぱいになって他に何も考えられなくなる。しかも感染中何があったのかはほとんど覚えてない」
「にしてもなんでグルーシャは元に戻ったんだろうね」
「…わからない。いつものように誰かにバトルを挑んでいたら技がぼくにあたったんだ。それで雪山の方に落ちて……昔のことを思い出して…それで……それで」
「辛いならそれ以上言わなくていいよ、グルーシャ氏」
原因はわからない。死ぬほどの大怪我を負ったから治った?そんなに単純な話ではない気もするけど…
「ありがとう…ナンジャモ……ッッ!!ナンジャモ!!前!!来てる!!」 - 51二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 00:46:12
今の状況なら誰もやられなさそうだな!ヨシ!
- 52ハピエン志願兵22/12/19(月) 00:57:15
グルーシャ氏の警告にボクは身を固くした。
前から数十人規模のネモ氏が来てる。
「落ち着きなよアンタら。心はホットに頭はクールに、だ」
さすがライム氏。ジムリの中で一番頼りになる。
年長者の言葉でボクもグルーシャ氏も適度な緊張感を保つ
「いいかい、よく聞きな。コイツらと何回か戦って気付いたが、このウイルスはメンタルやトレーナーとしての実力はみんなネモクラスだが唯一欠点がある」
「欠点?」
「それはポケモンさ。ネモの最も厄介な点は何ボックスも埋めるほどのポケモンの数。けどこのトレーナーたちはそんな数は持ってない。しかもトレーナーがネモっていう赤の他人になってるんだ、ポケモン達にも動揺が見える。ヤツらは体力は少ない。範囲攻撃で一掃して一気に駆け抜けるよ!」
「なるほど!さすがライム氏!」
「了解…じゃあ二人ともちょっと下がってて。一度は彼らに負けたけど、パルデア最強のジムリーダーの力……見せてあげる」
正直ボクはこれまでグルーシャ氏のことを過小評価してた。同じジムリーダーとして大きすぎる差は無いだろうと。
でもこの後ボクはその認識を改めることになる。ナッペの雪山のように冷たいグルーシャ氏の強さを知って - 53二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 01:04:03
ガハハ見てみぃ
元スレのバイオハザードが少年漫画のようにアツいバトル展開になっとるでぇ - 54ハピエン志願兵22/12/19(月) 01:08:58
「ハァ…ハァ…着いた…チャンプルタウン…」
グルーシャ氏の本気はすごかった。
氷タイプの手持ち総勢による一斉ゆきなだれ。ボクらは上をとっていたから山の斜面を流れていく雪に巻き込まれなかったけど、あの大量のネモ氏は誰一人として避けられなかった。
そしてそのあとはゆきなだれでできた雪の道を滑り降りてここまでたどり着いた。
「二人ともスノボーの素質あるんじゃない?かなり上手かったよ」
「ハァ…そうだとしてもスノボはしばらく勘弁~」
スピードがつきすぎて死ぬかと思った。アルクジラがいなかったらボクもライム氏もコースアウトまっ逆さまだったろう。
「雪に埋まったアイツらはどうするつもりだい?」
「あそこは太陽がちゃんと差すからしばらくしたら雪は溶けて無くなるよ。そうなる前に、階段に囲まれた暗闇の奥?だっけ。そこに行こう」
チャンプルタウンのネモ氏たちはたぶんゆきなだれに巻き込まれたのでほとんど全部だったんだろう。街には誰もいなかった。
誰もいない街を歩き回ること数分、目的の場所はすぐ見つかったから
この奥にエレキン氏を名乗る人物がいる……このパンデミックを終わらせられるかはボク達にかかってるんだ…!
ボクらは暗闇へと踏み込んだ - 55二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 01:10:22
蛇が出るか邪が出るか
- 56二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 01:11:41
オフ会したいからって技術つけるエレキンはすごいなぁ(特性どんかん)
- 57ハピエン志願兵22/12/19(月) 01:13:44
次回予告
エレキンを名乗る人物の導きでチャンプルタウンに到着したナンジャモ一行。謎に包まれたエレキン氏の正体は如何に━━?
一方他の地方ではナンジャモの映像によりウイルスの脅威が拡散、地方連合軍が組まれようとしていた━━!
希望はある。そう信じて進めば必ずたどり着ける━━
史上最高のバズりを目指して頑張れ!ナンジャモ!
次回、カラフシティ奪還。ポケモンゲットだぜ! - 58ハピエン志願兵22/12/19(月) 01:15:12
他地方首脳達による連合軍結成の場面は別の人に任せます。ボクはナンジャモ達に集中致しますので悪しからず…
- 59二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 04:12:33
ほ
- 60二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 07:16:42
生き残り達がたくましすぎる…
- 61二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 07:17:52
前スレ主なら今頃誰かネモってた
- 62ハピエン志願兵22/12/19(月) 08:59:36
- 63二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 09:03:05
やらなくていいやらなくていいやらなくていい
- 64二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 09:55:45
ネモらせんな
- 65二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 12:03:07
一応最初のスレ主です
SSを引き継いでくださりありがとうございます、見てて嬉しいし面白いです
今の希望に満ちたチームがネモるのは私の大好物なのですが、貴方には自分の思うがままに書いてほしいです(ネモらせるなとは言ってないよ、むしろ)
私が人様が書いているSSに口出しするのは烏滸がましいですし、何より貴方の書くネモハザードの行く末が見たい!
続きお待ちしております。
- 66ハピエン志願兵22/12/19(月) 13:28:45
こんな拙い文章を面白いと言ってくれてありがとうございます!お言葉に甘えてわたしなりの行く末を書かせて頂きます!
今後は今のメンバーによる感染者治療を予定していましたが、ナンジャモを除き誰かがネモ化する展開も考えておきます。
ナンジャモが導くバズりをお待ち下さい - 67二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 18:34:22
保守
- 68ハピエン志願兵22/12/19(月) 22:31:34
個人の解釈ですが、エリアゼロ突入組は個々の実力自体はジムリーダーよりやや上(ネモとハルトは頭抜けている)
ただ立ち回りなどそういった小手先の部分はジムリ、四天王、教師陣のほうが優れているはずです。
エリアゼロ組の四人の真価は全員揃った時にこそ発揮される。それこそ今回の騒動を収められるぐらいには。
しかしながらこの四人は各個撃破され、発生源であるテーブルシティにいた教師たち、ほど近いリーグ関係者は数の暴力で敗北しました。
各地にジムリは散っていた分ネモたちの勢いも分散、ジムリクラスの実力があれば状況の打破も可能だと考えています。
パルデア屈指の実力者であるジムリには頑張っていただきます - 69二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 22:40:06
やめて曇らせないでネモらせないでお願いしますそろそろハピエンが見たいんです…
- 70二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 22:50:23
ワクワクが止まんねーな
- 71ハピエン志願兵22/12/19(月) 22:53:33
「う~ん、ずいぶん暗いですな~。エレキン氏はホントにこんな場所にいるのかな~?」
「ちょっとナンジャモ、言い出したのはあんたなんだから頼むよ…」
ボクのハラバリーを明かり代わりに暗闇の中を進む。中は入り組んでて暗い。ネモ氏の気配もここにはないみたい。
「にしても変な場所だねぇここは。暗いのにゴーストタイプの気配をまったく感じない」
「心霊動画のチャンスだと思ったのに…残念」
暗闇で気が滅入らないようにすこしおどけてみる。
「そんなこと言ってる場合…?サムいこと言ってないでちゃんと周り見ててよ」
グルーシャ氏に小言を言われる。このメンツじゃ逆効果だったみたい。でもしょうがないじゃん。迷路みたいだし、正直さっきから勘だけで進んでる。
「ハァ…疲れた~」
「サムイこと言わないで!」
グルーシャ氏、さっきからピリピリしてる。ライム氏も口には出さないけどかなりキテるみたい…
「む~!!エレキン氏~!!どこにいるの~!!」
ボクはついつい大声をあげる。通路に声が響く。
「ハァ…これで出てきた苦労しないよね…ん?」
正面からとりポケモンが羽ばたくような音が聞こえる - 72ハピエン志願兵22/12/19(月) 22:56:24
「…二人とも,今の聞こえた?」
「うん…多分ひこうタイプの羽音…こっちに近づいてきてる?」
ボク達も音に向かって進む。この角の奥に多分いる。
「ムクホーク?」
音の正体はムクホークだった。かなり強いムクホーク。エレキン氏の手持ちだろうか?
「コイツ……もしかしてアオキのムクホークじゃないかい?」 - 73二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 22:57:53
馬鹿な、チリネモちゃんと仲良く戦っていたはず…!
- 74ハピエン志願兵22/12/19(月) 23:00:16
「「え?」」
ライム氏の指摘にボクもグルーシャ氏も声をあげる。
アオキ氏のムクホーク?なんでこんなところに?
「…コイツがアオキのムクホークで、仮にエレキンの正体がアオキだってんなら…合点がいくことも多い」
たしかに…アオキ氏はここチャンプルタウンのジムリでしかもリーグ四天王の一人だ。アオキ氏ならこれぐらいのことは出来るのかもしれない。
「でもアオキさんは最近はリーグにいるって聞いてるよ…?リーグにいるなら多分無事じゃないんじゃ…?」
「わかんないけどアオキのことだ、なんとかしたんじゃないのかい?」 - 75二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:01:01
信頼されてるアオキ
- 76ハピエン志願兵22/12/19(月) 23:04:15
ムクホークが動きだす。ボクらをご主人の元へ案内してくれるみたい。
「とにかくついていこう!話はそれから!」
ボクたちはムクホークを追って駆け出す。さっきまで迷ってた暗闇をすいすいと進む。
たどり着いた扉のところでムクホークが止まる。
「この先にキミのご主人がいるの?」
ムクホークが頷いたように見えた。
ボクたちは身構えながら扉に手をかけて…開けた…
そこは広くてまぶしい空間だった。多くのパソコンが置いてあってキーボードの音が響く。
「…思ったより早かったですね」
そこにいたのは予想通り、アオキ氏だった。 - 77ハピエン志願兵22/12/19(月) 23:09:02
「アオキ氏!無事だったんだね!でも、どうやって?」
「ええ…まぁ、なんとか。自分が無事なのはオモダカさんの采配ですよ。今回の事件の前からオモダカはこのウイルスの危険性を知っていた。万が一に備えて自分にワクチンを打たせていたんですよ」
「ハッ!危険性を知ってたってんならもっと手の打ちようがあるんじゃないのかい!?」
ライム氏が激しく声を上げる。ボクもそう思う。わかってたならなんとか出来たんじゃないの…
「…どうかお許しください。今回のウイルスに含まれたネモさんの力を我々は侮っていました…。かくいう私も一度は取り込まれかけましたが、ワクチンはどうやら遅効性のようで戻るのに手間取りました」 - 78二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:10:23
ライムがトップに当たり強いのすこ
- 79ハピエン志願兵22/12/19(月) 23:12:57
アオキ氏が言うにはネオバトルウイルスは歴史上何度か確認されている。戦闘が大好きなトレーナーは多かれ少なかれ持っているらしい。
ただ今回のネモ氏から採取されたいわばネオバトルウイルス・ネモ株はかなり強力らしく、リーグのお偉いさんたちの想像を遥かに越えてたらしい。
「辛うじて意識を取り戻した自分では無事だったこの子をリーグから連れ出すのが限界でした」
「……」
そう、生存者はもう一人いた。ポピー氏だ - 80二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:14:43
ネ モ 株
- 81ハピエン志願兵22/12/19(月) 23:18:59
「ごめんなさい…ポピー、してんのうなのになにもできませんでした…」
アオキ氏が意識を取り戻した時、ポピーはネモ株に感染したオモダカ氏、チリ氏、アオキ氏に追い込まれていたらしい。
アオキ氏はバトルに介入してかなりの怪我を負いながらもポピー氏をここまで連れてこれたらしい。
「ごめんなさい…アオキのおじちゃん…ポピーのせいで…」
「いえ…これも大人の務めですから…」
アオキ氏はそう言ってポピー氏の頭を撫でる。
「ふーん、意外だねぇアオキ。アンタがそういう気の遣い方をするなんて」
「ポピーさんはまだ子供ですから」 - 82二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:19:54
- 83二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:22:18
- 84二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:23:25
やだこわい...
- 85ハピエン志願兵22/12/19(月) 23:24:26
「とにかく!アオキ氏、ボクたちはここまで来たよ!今回のパンデミックを終わらせる方法、知ってるんでしょ?」
あのあとポピー氏がしばらく大泣きしちゃって話が進まなかった。いまは泣きつかれてライム氏の膝で寝ている。
「ええ…そうですね…何から話せばいいのか…まず皆さんがどういう状況だったかお聞かせ願えますか?」
アオキ氏にボクらのいままでを話す。
ライム氏がラップバトルでネモ氏を撃退してたのにはみんな驚いた。
グルーシャ氏が一度ネモ株に感染してたことを知ったアオキ氏はかなり驚いていた。
「なるほど…ではまずネオバトルウイルスの治療法からお話します」 - 86二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:24:31
お前初代イッチだろ
- 87二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:29:39
貴公の首は柱に吊るされるのがお似合いだ
- 88二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:32:20
カイリュー、はかいこうせんだ!
- 89二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:33:11
Heyラウドボーン、フレアソング連打して
- 90二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:33:48
凄い数の大団円を願うスレ民が集まって来ている
- 91ハピエン志願兵22/12/19(月) 23:36:30
「まず簡単なのは治療薬の投与です。しかし、今回のネモ株は新型のウイルス、まだ治療薬はありません」
「じゃどうするの?」
「話は最後までお聞きください。二つ目ですが、ネオバトルウイルスは精神に大きな影響を及ぼすウイルスです。つまりメンタル次第では克服出来ます」
「メンタル?」
「ええ、恐らくそこにグルーシャさんが戻った理由があります。宿主の精神に大きく作用する事柄が起こるとネオバトルウイルスは大きく抑制されることがわかっています。グルーシャはいわタイプらしき技で大怪我を負ったそうですね。恐らくそれがかつての事故のトラウマを刺激し、元に戻ったのだと考えます」
「……サムいね、それ」 - 92ハピエン志願兵22/12/19(月) 23:40:02
「ですが僥倖でした。これで治療薬の目処が立ちます」
「どういうことだい?」
「グルーシャさんがネモ株から快癒したということは、いまグルーシャさんの体にはネモ株への抗体があるはずです。それを採取し新たな治療薬を作り出します」
「なるほどね!でもボクらはそんなことできないよ…?」
「……問題ありません。こんなこともあろうかと自分が対応出来るようにオモダカさんに仕込まれてますから」
流石非凡サラリーマン!ボク達はすっかりアオキ氏に感心しっぱなしだ - 93ハピエン志願兵22/12/19(月) 23:44:46
「じゃあグルーシャから抗体を採取して話はおしまい…ってわけじゃないだろう?」
「ええ、もちろんです。ジムリーダーである皆さんをお呼びしたのですからそう話は簡単に進みません。これを見てください」
そう言ってアオキ氏は映像をボク達に見せる
「これって……オージャの湖?」
「はい、ライブの映像です」
「なんかとんでもないことになってない!?」
映像の先に見えるオージャの湖はボクの知ってるそれとは全く違った。チャンプルタウンに来る途中でチラ見したけど空は厚い雲に覆われ、湖面には激しい波がたっている。ポケモン達もかなり荒れてるみたいだ。ボクらジムリーダーですら近付くのは危険だろう。 - 94二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:46:07
オレノイエガー!
- 95二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:46:52
シャチョー!
- 96二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:47:39
ライムさんネモったら絶望感すごそう
- 97ハピエン志願兵22/12/19(月) 23:48:52
「てか真ん中の小島になんか無い?……ポケモン?…かな…なにこれ?」
「わかりません」
アオキ氏はきっぱり断言する。オージャの小島に五人のネモ氏が集まっていて彼らは巨大な機械?の上でバトルをしてる。
いや、よくよく見たら…車?ブロロロームが何体も集まってるのが見える。
とにかく巨大でオージャの小島と同じぐらいの大きさがある。
「なんでこんな映像を見せたんだい?」
「そこにあるんですよ……治療薬を製造するための機械が…」
「「「は?」」」 - 98二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:49:59
犠牲になってしまったメロコさんに黙祷!
- 99二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:51:35
あのネモビワ姉ベースだもんね、大文字くらいで焼けなかったか
- 100二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:52:42
ビワ姉の行動が裏目に出ちゃってる…
- 101ハピエン志願兵22/12/19(月) 23:56:00
ボクらは一斉に声をあげた。
ある?ここに?治療薬のための機械が?
「…ムリムリムリ!!こんなヤバいところボクらでも無事じゃ済まないよ!」
「……冗談ならサムすぎて笑えないよ」
ボクとグルーシャ氏は激しく動揺した。
だって無理だよ!ただでさえ危険なのにあんなところになんて!
「落ち着きな!アンタら!」
ライム氏の一括でボクらは騒ぐのを止める。
流石ライム氏!ジムリ1頼りにな……いや、ライム氏も相当ピキってる。
「……自分がリーグを脱出した時には何者かによって製造機が持ち去られていました。監視映像ではなにやら覆面レスラーのような大柄な女性が犯人でした。彼女は製造機を一色持ち出しオージャの湖に潜伏。自らを治療する前に完全にウイルスに呑まれました」
嘘でしょ…テーブルシティ近辺のトレーナーを掻い潜ってリーグに潜入、機械を盗み出すなんて…。
こんな時じゃなかったらバズりそうなのに!!
そんなヤバい人がネモ化してるなんて…
「……それで、どうするんだい?」 - 102ハピエン志願兵22/12/20(火) 00:01:00
「無論、奪還します」
「…でもどうやって?ポケモンバトルでこの映像の五人に勝つならまだしも、こんなに荒れてるオージャの湖を渡れる気がしないんだけど…」
百歩譲って通常のバトル方式なら勝つことも出来たかも知らない。ジムリーダーが四人に、四天王が一人。人数は同じだ。まだ勝機はある。
しかしこのオージャの湖ともなると話は別だ。フィールドが荒れすぎてて話になら無い。向こうはでっかいブロロロームに乗って安定していそうだし。
「アタイらが操れるような水ポケじゃこの湖は渡れない…それこそハイダイでもなけりゃ……ハイダイ?」
ライム氏が途中で言葉を切る。ボクらも気付いた。
ハイダイ氏だ!彼ならもしかして! - 103二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:02:58
ハイダイの記憶を刺激...
サイフスった後に最高級ワカメでも用意する? - 104二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:04:25
湖渡れないで思い出して見返したけど
メロコってコータスの噴火で行ったのか… - 105ハピエン志願兵22/12/20(火) 00:13:21
「ご名答です。皆さん。では作戦を説明します」
アオキ氏考案のパルデア救済計画、その全貌をようやく知ることになる。
「まず作戦の最終目標ですが、現在エリアゼロに自分の知人がいます。旧観測所で諸々の準備を整えてもらっています。我々はオージャの湖から治療薬の製造機を奪還。エリアゼロまで撤退します」
エリアゼロ…ボクらジムリですら行ったことはないけどこの緊急事態だ。多分入っていい許可とかは取ったんだろう……誰に取ったのか知らないけど。
「エリアゼロ……バズりそうだな…」
「ナンジャモ黙って」
「……今のは聞かなかったことにします…続けます。オージャの湖からの機械の奪還のためですが、第一段階でまずカラフシティにいるハイダイさんを治療。
第二段階でハイダイさんの力を借り我々全員で中央の小島に乗り込みそこにいる五人のネモさんを総力を上げて叩きます。
第三段階で勝利後エリアゼロへと行き最下層の研究所まで向かいます。その後のことは後で話します」 - 106二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:14:58
取らたぬにならなきゃいいがね
- 107ハピエン志願兵22/12/20(火) 00:23:27
「かなりキツめのチャートだね…ホントにいけるかな?」
「…パルデアの全土がネモ株に包まれ、他の地方の増援はすぐには望めません。我々がやらねばならぬのです」
「…待ちな、いま他の地方はどうなっているんだい?」
ライム氏の疑問にアオキは少し渋って答えた。
「現在他の地方はナンジャモさんの動画を見てネモ株の危険性を認識、地方連合軍を組織しパルデアの奪還へと動いています…が」
「が?」
「被害的にも政治的にもシビアな問題です。恐らく到着に一週間はかかるでしょう」
「一週間待つことは出来ないのかい?」
「ネモ株は驚異的なスピードで進化しています。恐らく一週間後には今よりさらに強力なっています。そうなるともう手がつけられません。そうなる前に」
「ボクたちで解決する、ってことね」 - 108ハピエン志願兵22/12/20(火) 00:26:55
ボクは覚悟を決める。
「はい…後はトップの方針でパルデアの問題はパルデアで解決する、だそうですがこれはあまりお気になさらず…」
「そうだねぇ、もうこれは世界の問題だ。チンチラしてる場合じゃないのもわかった」
「とにかく、このメンバーでやるっきゃ無いのね」
計画はかなりキツイし見通しが立たない部分も多い。それでも希望はこれしかないんだ!
やるしかない! - 109ハピエン志願兵22/12/20(火) 00:32:29
「…じゃあハイダイさんを戻す方法を考えようよ。まずはそれが第一段階なんでしょ?」
さっきから静かにしてたグルーシャ氏が口を開いた。
「ぼくは政治とかよく知らないし関わる気もない。ネモに負けっぱなしってのが気に食わないからね、そのために戦うよ」
「戦う理由は人それぞれです。皆さんに任せますよ。自分は上の命令ですから、戦わざるを得ないのですが…」
グルーシャ氏はやる気まんまんみたい。かくいうボクもやる気まんまんだ。ハイダイ氏はみず使い、でんき使いのボクなら相性抜群だしね! - 110ハピエン志願兵22/12/20(火) 00:33:10
やべ、チンタラとチンチラミスった…
- 111二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:36:09
なんだろう
今のところ凄い反撃ムードなのにどこか不安を感じる - 112ハピエン志願兵22/12/20(火) 00:43:25
「ナンジャモさんに声をかけられたのは運がよかった。自分一人でもやるつもりでしたが、タイプ相性は馬鹿にできませんので」
アオキ氏に誉められて少し鼻が高くなる。
「けど元がハイダイじゃ、ネモ感染者たちの弱点もあんまり意味ないねぇ」
ライム氏の言葉で少し伸びた鼻っ柱をへし折られる。
そうだ…いままでのネモ氏はポケモンがそんなに強くないからなんとかなってた。でも、ハイダイ氏のポケモンをネモ氏の実力で使う…?
「ちょーっと一人で勝つか不安かな~?」
「一人ではありませんよ。カエデさんがいます」
「カエデ氏が!?無事だったの!?」
まさかの名前にボクらは驚く。
でも考えてみれば当然だ、カエデ氏だってボクらと同格のジムリなんだ。大量のネモ氏を倒せても不思議ではない。
「どうやらリーグによるフラストレーションが溜まっていたらしく……思う存分戦ったらセルクルの感染者を一掃したそうです」 - 113ハピエン志願兵22/12/20(火) 00:52:21
「カエデさんとカラフで合流。相性有利のナンジャモさん、ハイダイさんの弟子であるカエデさんの二人でハイダイさんの相手をしてください。我々三人はその間邪魔が入らぬように周りのネモさんたちの相手をします。ハイダイが戻り次第即撤退。オージャへと向かいます」
「了解!でも三人って?ポピー氏は?」
「……ポピーさんは心のダメージが大きいです。ここで待ってもらうことにします」
なるほど、確かにポピー氏はまだまだ子供だ心も体も疲れきっているだろう。連れていくのも酷だろう。
「…作戦はわかったよ。すぐ向かうんだろう?」
「いえ、ポピーさんに待っていてもらう旨を直接伝えてから向かいます。いつぞやにそれで失敗しましてチリさんにかなり怒られましたからね。」
「あっそ、じゃあぼく達も少し休ませてもらうよ」
グルーシャ氏はそう言って食糧の入ってるらしい段ボールをあさりはじめる。正直ボクも喉カラカラ、お腹ペコペコだ。体力を回復させてから向かうのがいいだろう。 - 114二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:54:16
パニックホラーのワンシーンみたい!
というかこのスレ自体がそれか - 115ハピエン志願兵22/12/20(火) 01:05:02
「おいてかないでください!!ポピーはしてんのーなのでだいじょうぶです!!だからひとりにしないでください!!」
ポピー氏の泣き声交じりの悲痛な叫びが響き渡る。
ポピー氏は起きてからずっとアオキ氏に泣きついてる。アオキ氏が置いていくって言った時からなんとなく想像していたことだ。
「しかしポピーさん、これはとても危険な任務です…お願いですからここでお待ち下さい。ここは複雑な迷路の最深部。ネモさんもここまでは来ません」
「でもいやです!ひとりはさびしいです!ポピーをおいてかないでください!おねがいします!」
ボクにはどうすればいいかわからない。ここで待ってれば安全だろうけど、きっと小さい子には寂しくてしょうがないのはわかる。
でもカラフシティは危険すぎる。しかも普段ならともかくメンブレしてるポピー氏が来ても…正直足手まといになると思う。ボクらだって自分の身で手一杯。だからアオキ氏も置いていこうって言い出したんだ。 - 116二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 01:07:47
ゲームとかだと置いてくか置いてかないかで分岐するやつ
- 117ハピエン志願兵22/12/20(火) 01:15:57
「……いいよ、連れてこ」
グルーシャ氏がアオキ氏に声をかける。ボクもアオキ氏も、ポピー氏までも驚いてグルーシャ氏を見る。
「グルーシャ!アンタわかってるのかい!?こんな小さい子を!」
ライム氏は白目を向きながらグルーシャ氏に詰め寄る。
「わかってるよ……一人で置いてかれる怖さは」
グルーシャ氏の冷たい目にライム氏が声をつまらす。
「ポピー…だっけ?大丈夫。言い出したからにはあんたはぼくが守るよ」
「まもらなくてもだいじょうぶです…ポピーはしてんのーなので…すごいのです…」
「ううん…今のあんたじゃはっきり言って足手まといだ。でもあんたのサムさもわかるから、いいよって言ってるの」
「…」
いつの間にかグルーシャ氏は膝をついてポピー氏に目線を合わせていた。あんな優しい振る舞いが出来るとは…グルーシャ氏もやりますな…
「あんたのデカヌチャンもあんたを守る気まんまんみたいだし、あんたはぼくに隠れてな。指示はぼくがだすから、ね?」
ポピー氏も素直に首を縦に降る。グルーシャ氏…イケメンなだけでなくイクメンでもあったとは… - 118ハピエン志願兵22/12/20(火) 01:34:08
おかしい…想定ではもう少しサクサク進めるはずだったのに…どんどん長くなってしまってる…
- 119ハピエン志願兵22/12/20(火) 01:47:53
「ありがとうございます。グルーシャさん」
「これ以上サムいことされたくないしね」
ポピー氏の説得は成功し、今はグルーシャ氏のチルタリスをもふって寝てる。羨ましい限りだ。
チャンプルタウンを出発してカラフシティを望む崖の上にいまボクらはいる。
「あちこちにネモ氏がいる…これはバスらないだろうなぁ…」
ネモ氏が多過ぎてどれが元ハイダイ氏かわからない。ウォーリーを探せだってもう少しマシだと思う。
「カエデとはどこで合流するんだい?」
「カエデさんは南側に潜伏しています。我々四人がネモさん達を北側へ誘いだし、その隙にナンジャモさんとカエデさんでハイダイさんを探してください」
「そっちはかなりキツそうだけど…」
「大丈夫。いざとなったらまた高所からゆきなだれで一掃するよ」
「普通に危険すぎるので止めてください。ナンジャモさんはこちらの心配より自分の心配をしてください。相手はハイダイさんの強力な手持ちを使うネモさんです一筋縄ではいきません」
「りょーかい…みんな、どうか無事でね。こっちも頑張るからさ」
「はい、ではそろそろ作戦を開始します」
この大量のネモ氏との正面激突、しかもジムリ級と戦うのは初めてだ。
不安は尽きない。けど諦めない!気合いいれてこー!
この時、まだボクたちは知らなかった。ネモ株の本当の恐ろしさを。無限に進化を続ける、少女のバトル欲を - 120ハピエン志願兵22/12/20(火) 01:54:14
次回予告
ついにパルデアを救う計画が始動した━━
ナンジャモ一行は作戦の第一段階、ハイダイ奪還を目指す━━!
そんな彼らにネオバトルウイルス・ネモ株の真価が牙を剥く━━!
そんな絶望に曇りゆく彼らを救ったのはあの人だった━━!
次回、荒波に揉まれて。ポケモンゲットだぜ! - 121二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 03:30:13
ライムさんがいれば安心
- 122二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 07:09:40
カエデさんの実態が見えないのが気になるな
- 123二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 08:07:05
リップ「あの」
- 124二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 08:15:27
- 125二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 10:04:18
あそこのクソ立地は体力以外も登るのに必要だからまぁ…
- 126二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 16:30:19
久しぶりに見たらハピエンに向けて加速してた〜良かった〜
…これ以上曇らせんなよ?これはフリじゃないぞ?もう誰もネモらせんなよ?フリじゃないからな? - 127ハピエン志願兵22/12/20(火) 18:20:16
「ハァ…ハァ…ド、ドモドモ~!あ、あなたの目玉をエレキネット!あっ、ちょまっ!……何者なんじゃ?ナンジャモで~す!」
ボクはアオキ氏に頼まれた通り配信しながらカラフシティに潜入した。なにやら現在のネオバトルウイルスの記録が欲しいらしくてなんでもいいから映像記録を残して欲しいらしい。
「皆のもの!今日のドンナモンジャTVはバイオレンスな内容だからね!キッズの視聴者はブラウザバックよろ!」
アオキ氏は世界配信を渋ったけどアオキ氏だってボクの配信からコンタクトを取ってきたんだし、それに他の地方で対策を練ってる人達にライブで状況を伝えられるって熱弁したらしぶしぶ納得してくれた。
条件として視聴制限かけるならってのは言ってきたけど、まぁそれはしょうがないよね。
「…っと、さっそくお出迎えみたい。今日の企画はネオバトルウイルスの治療!皆のもの、応援よろしく!」
アオキ氏達が感染症者の大半を町の北側に誘導したとはいえ、それでも多少はボクの方にもネモ氏は来る。カエデ氏と合流するまでは負けるわけにはいかない! - 128二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 18:22:14
今日はお早いですな
- 129ハピエン志願兵22/12/20(火) 18:31:48
「勝負しよっ!」「戦ろうよ!」「貴女ナンジャモさんだよね?強い人だっ!」
正面からネモ氏が三人…アオキ氏が言うにはいまのネモ氏には常識は通じない。一人一人やろうと持ちかけても無理やり多人数で攻めてくるらしい…けど。
「いいよ!勝負しようか!でもその前に…ボクはジムリーダーでとーっても忙しいんだ…キミ達がバズりそうかどうかでコラボするか決めて上げる!」
「うん!わかった!」「いいよ!なにすればいい?」「早く戦ろうよ!」
やっぱり狙い通りだ…ライム氏がラップバトルで乗り越えたって言ってた時から考えてた。
いまのネモ氏達にバトルの形式に常識はない。それこそ三対一でも勝負を仕掛けてくるくらいだ。
でもバトルをすることに条件を持ちかければ素直に従うみたい。ただの時間稼ぎにすぎないし賭けだったけどどうにかなったみたい。 - 130ハピエン志願兵22/12/20(火) 18:39:52
「うーん…そうだなぁ…じゃあ今日の企画はこれ!人探しゲーム!青のエプロンをした人を最初に見つけたキミとバトルしてあげる!」
「青のエプロン?」「わかった!探してくるねっ!」
こんな面白みもなにも無い企画に二人のネモ氏が駆け出した。条件をクリアすればバトルするって言えば、その条件については深く考えずに実行するらしい。
もしこの企画をクリアしたならボクはハイダイ氏の居場所がわかるって寸法だ!ボクって天才!……でも
「……」
「キミは行かないの?」
「…る」
「はぁ…やっぱりね」
「バトルバトルバトルバトルバトルバトル…バトル!」
みんながみんな、こんなちんけな仕込みに乗ってくるとは限らない。このネモ氏はボクを狩る気だ。でも三対一からタイマンまで持ち込めた。上々だろう。 - 131二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 18:40:54
ネモの個体差を感じる
- 132二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 18:45:36
記憶復帰したオリジナルネモはホームウェイ組のネモたちに一瞬で襲われてたけど
バトル強い人ベースだとバトル=仲間増やしを優先して動くようになるのかな - 133ハピエン志願兵22/12/20(火) 18:58:03
「おねがい!フローゼル!」
ネモ氏が繰り出したのはフローゼル。奇しくもボクにとっては相性がいいタイプだ…けど、このフローゼルかなり強い。多分ジムトレーナか何かのフローゼルだ。
「それじゃあ、ボクは…いっておいで!タイカイデン!」
フローゼルはすばやさの高いポケモン。ボクも同じくすばやさの高いタイカイデンをくりだした。
「ネモ氏?このバトルは特別にやってあげてるんだからね?視聴者のためのエンタなバトりでよろしくね?」
「バトル!」
「…ダメかぁ…視聴者のみんな、ボクの応援よろしくね」
ボクの真面目バトルが見れそうでコメント欄が沸き立つのがチラ見できた。
ボクは不敵な笑みを浮かべる。グルーシャ氏の言ってたことにボクも共感したからだ。
負けっぱなし?そんなのストリーマーとしての意地が許さない。
「悪いけど、本気のナンジャモでいかせてもらうよ!」 - 134ハピエン志願兵22/12/20(火) 19:13:04
「フローゼル!アクアジェット!」
「かわして!タイカイデン!」
ネモ氏の先制技を避ける指示をタイカイデンに出す。とんでもないキレだ。たぶん元はジムトレーナなんだろうけどウイルスに感染したことでトレーナーとしての実力がぐぐーんと上がってる。
「タイカイデン!ほうでん!」
効果抜群の技が決まる。
けど、倒れなかった。
「いいね!シビれるような攻撃!そうこなくっちゃ!」
向こうはまだまだ余裕って感じだ。もしかして、これもネオバトルウイルスの進化かな…?
「フローゼル!ハイドロポンプ!」
「…ッ!タイカイデン!よけ……うわぁ!!」
フローゼルの技がタイカイデンに直撃してその余波でボクも吹き飛ばされる。タイカイデンが一撃でひんしになっちゃった…
「…ロトム、向こうのポケモンってステータス上がってる?」
「ロトロトロト…解析中……向こうは全ステータスが二段階上がってるロト!」
「二段階…」
スマホロトムの解析の結果にボクは耳を疑った。戦闘中に道具を使ったように見えなかったし、たぶんネオバトルウイルスの影響でポケモンのステータスが上昇したんだ…
「もしかしてもうおしまい?」 - 135二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 19:14:00
ぅゎネモっょぃ
- 136二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 19:15:53
こいつもしかしてハイダイさん唯一の汚点・弟子のハズキか?
- 137二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 19:16:19
ミズキだった(頭ラムパルド)
- 138二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 19:22:48
電気テラスマスカーニャ持ってこい
- 139ハピエン志願兵22/12/20(火) 19:24:40
「おつかれ、タイカイデン……終わり?そんなわけ無いでしょ!?おねがい、ハラバリー!」
「うんうん!そうこなくっちゃ!」
ボクは相棒のハラバリーをくり出す。ハラバリー、タイカイデンのかたきうちだよ!
「ハラバリー!リフレクターとひかりのカベ!」
相手のダメージを半分にする技を二つ同時に使う。ターン制?このネモ氏にそんなことしてらんないよ!
「いいねいいね!その調子!フローゼル、こうそくいどう!」
嘘でしょ!?これ以上早くされたらポケモンが目で追えなくなる!そうなったらいくらダメージが半分だからって指示も出しづらくなっちゃう! - 140ハピエン志願兵22/12/20(火) 19:31:54
「フローゼル!アクアジェット」
ネモ氏の超高速アクアジェットがハラバリーを襲う。その衝撃波でまたボクは吹き飛ばされる。
飛ばされながら見えたコメント欄には、こんなのポケモンバトルじゃねぇ!とかダメだろこれ…とかそんなコメントが見えた。
地面が近づいてくる。
あぁ、痛いんだろうなぁ…
ボクは迫り来る痛みに対して目を閉ざした。 - 141ハピエン志願兵22/12/20(火) 19:32:25
あっ、ご飯食べてきます
- 142二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 19:33:23
もうポケモンバトルせずにトレーナーダイレクトアタックしたほうがいいんじゃ…
- 143一般通過マルノーム22/12/20(火) 19:41:17
- 144二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:09:36
そうゆう事ね予想でも教えてくれて嬉しいわ
- 145ハピエン志願兵22/12/20(火) 20:31:07
……?
いつまで経っても地面の固さが襲ってこない?
むしろぷにぷにした感覚がある。
「……バリー?」
目を開けたら、ハラバリーがボクの下敷きになってた。
「ハラバリー……ありがとう…ごめんね」
「バリー!」
ハラバリーはなんとかあの一撃を耐えたみたい。きっと落ちるボクを受け止めてくれたんだろう。ハラバリーはまだほんの少し余力がありそう
けどボクは結構限界ギリギリだ…
「うんうん!あなたも強かったよ!ほら、早く私になろ?」
コメント欄が逃げろとボクに訴えてくる。
「…ボクは諦めないよ……最期まで戦ってみせる!」
「うーん、じゃあしょうがないね……フローゼル、ハイドロポンプ」 - 146ハピエン志願兵22/12/20(火) 20:37:44
ネモ氏が勝ち誇った顔でフローゼルに指示を出す。
しかし、フローゼルは動かない。
「……?フローゼル、ハイドロポンプ!」
「無駄だよ」
更なる指示にもフローゼルは動かない。いや、動けないのだ。
「ボクのハラバリー、特性をせいでんきに変えていたのさ!つまり、キミのフローゼルはいま体がシビれて動けない!っこと」
「うそっ!そんな…」
「ハラバリー!かみなり!」
体の動かないフローゼルにかみなりを打つ。
タイカイデンのほうでんだって受けていたんだ!これには耐えられないはず!
「おつかれ…フローゼル」
ボクは初めてネモ氏に勝利した。 - 147二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:02:35
待て!ポケモンバトルで勝利したと認識したらネモになってしまう!
- 148二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:05:31
- 149二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:07:46
マルノームさんの仮説が本当ならネオバトルウィルスは怪異じみてるな
形式に沿った行動を取ればおしまい、勿論触れられても駄目で - 150ハピエン志願兵22/12/20(火) 21:14:36
「アハハ!貴方強いね!」
「ふふーん!どうだ!ボクの力を思い知ったか~!」
なんとかギリギリ勝てた!危なかった、これ以上続けてたらたぶんボク自身がボロボロになってたに違いない。
「はぁ~…ごめんね?わたしももっと貴方と戦いたいんだけど手持ちがもういないんだ…」
「いえいえ~、お気遣いなく~」
「「「だから」」」
「……ん?」
「「「今度はわたしとバトルだよ!!」」
いま戦ったネモ氏の後ろに、三人のネモ氏がいた。
てか一人はハイダイ氏じゃん!?もう見つけてきたの?
「…えーと…ちょーっと待ってね…わたしもうボロボロで…」
「ほら、これ使いな!」
ネモ氏が大量の回復アイテムを投げて寄越す。
「最近わたしと本気で戦って勝ってくれる新しい人がいなくてさ~。貴方強いからずっと戦わせてもらうね?」
「「じゃあまずはジムリーダーのわたしと戦う前にわたし達と戦ろ!これが今回のジムのミッションね!」」
チャンピオンのネモとチャンピオンのネモが勝負を仕掛けてきた! - 151二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:15:45
これ本当にウィルスなのだろうか?scp的ななにかだったりしない?
- 152二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:17:11
やめろー!こんなのポケモンバトルじゃない!
ポケモンバトルじゃなかったわ!!!! - 153二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:17:40
- 154ハピエン志願兵22/12/20(火) 21:20:26
「ちょっと待って!?二対一はさすがに卑怯だよ!こんなのポケモンバトルじゃない!!」
ボクは抗議の声をあげる。
「アハハ!なに言ってるの?大丈夫だよ、あなたはポケモン二匹出して、私たちは一匹ずつ。ダブルバトルと変わらないよ!」
「うんうん!だから早くバトルしよ!嫌なら…」
「「今すぐわたしになってもらうよ」」
無茶苦茶だ…こういう時に限って常識無いんだから、もー!!
よし…覚悟を決めよう。やるかやられるか。幸いポケモンたちは完治した。後はボクの気力が保つかどうか…
「よし!やってあげ…」
「あらあら~?」 - 155二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:25:18
キター!?!?
- 156二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:29:04
ネモかもしれない
- 157ハピエン志願兵22/12/20(火) 21:34:00
「ナンジャモちゃん久しぶり~」
「カエデ氏!」
カエデ氏!カエデ氏だ!さっきのネモ氏を倒してから探そうと思ってたけどまさか向こうから来てくれるなんて!
「あらあら~?どうしてネモちゃんが師匠のエプロンを付けてるんでしょう~?」
「カエデ氏、アオキ氏から聞いてないの?ハイダイ氏がウイルスに感染してボクとキミの二人で治すんだって!」
「……あらあら~、そういえばそうでした~。ところでナンジャモちゃんはどうしてネモちゃん二人に挑まれてるんでしょう~?」
「元ハイダイ氏のネモ氏に挑むにはジムミッションとしてこの二人を倒すの!ちょうどいいからカエデ氏も手伝って!」
「わかりました~。わたしはケーキみたいに甘くないですよ~」
「いいよねネモ氏!」
ボクとカエデ氏、ネモ氏二人でのタッグバトル。これを受け入れてくれるなら……!
「いいよ!面白そう!」
「早く戦ろう!」
ヨシ!この二人はさっきのネモ氏よりは強くなさそう。カエデ氏と二人でなら勝てる!
「じゃあいくよ!カエデ氏!」
「がんばりましょ~、ナンジャモちゃん」 - 158二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:41:08
俺は>>153の者
願いが通じて宇宙を背負っている
- 159二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:41:48
まだ後ろから他ネモに襲われる可能性もある
- 160二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:41:58
ドS疑惑バーサーカーパティシエール参戦!!!!!
- 161ハピエン志願兵22/12/20(火) 21:52:18
「アハハハ!すごい!本当にすごいよ二人とも!」
ハイダイネモ氏が嬉しそうな笑い声をあげる。
「まさかわたし二人がこんなに簡単に倒されちゃうなんてさ!」
ボクたちがたった今倒したネモ氏二人が倒れこむ。
「さっすがカエデ氏!むしタイプ使わせたら右に出るものはいないね!」
「ナンジャモちゃんこそ すごかったですよ~」
カエデ氏と組むのは初めてだったけど、ボクたちトレーナーとしては相性ばっちりだったかも!
いまの勝負をたたえてリスナーたちの投げ銭もシビルドン登り!今度一緒にコラボしてもらおっと!
「うんうん!じゃあ約束通り、わたしと戦ろうか!」
ハイダイネモ氏がボクたちに勝負を提案してきた。
「よろしくお願いします師匠~。どうやって戦いますか~?」
「二人同時においで」
「「え?」」 - 162二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:53:55
二人に勝ち目はないんだい!
ヒャハハハ - 163二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:56:47
- 164二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:02:45
- 165二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:06:11
- 166ハピエン志願兵22/12/20(火) 22:09:10
「師匠~?いくらあなたでもわたしとナンジャモちゃんを同時に相手するなんて~。むしポケモンちゃんたちはそんなに甘くないですよ~?」
カエデ氏の言ってることは間違っていない。普段ならボクだって同じことを言ったと思う。でも…
「カエデ氏、向こうの提案に乗ろう」
「ナンジャモちゃん?」
「さっきボクはハイダイ氏のジムトレっぽいネモ氏とやったけど…正直死ぬかと思った。だから油断しちゃダメ。確実に、二人で倒すよ」
「…わかりました~」
「視聴者のみんなゴメン。たぶんシビれるバトルはできそうにない…それでも応援ヨロシク!」
「話は決まった?…じゃあ、戦ろう!!!」
こうしてハイダイネモ氏との激闘の火ぶたが切って落とされた - 167二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:13:18
- 168二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:15:56
キョジオーン、じわれお願い
- 169二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:17:17
エアプ野次馬ハイダイすき
- 170二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:22:12
このレスは削除されています
- 171二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:23:33
カミツルギ、A6↑ソーラーブレード
- 172ハピエン志願兵22/12/20(火) 22:28:41
「おねがい!タイカイデン!」
「行ってきて~エクスレッグ!」
「キミに決めた!ペリッパー!」
ペリッパーの特性で雨が降り始めた。
てかボクら二匹に対してポケモン一匹?…普段なら怒る。けど今は逆にそれが怖い。
「大変です~、雨が降ったら…」
「水ポケは強くなる。でしょ?」
「はい~。雨の下での師匠のポケモンはとっても強いんですよ~」
「だろうね…油断しちゃ……ヤバッ!カエデ氏捕まって!」
「きゃっ!」
カエデ氏と一緒にタイカイデンに捕まって空を飛ぶ。
ハイダイネモ氏のペリッパーのなみのり……見たこと無い威力になってる…。
カラフシティの段差を技の波が溢れ出して滝みたいになってる。それなりの大きさのカラフシティが半分はなみのりに沈んだ。
あっ……遠くにグルーシャ氏達が見える。けど、あれだけ離れてたら増援は望めないか…。
当然のごとくカエデ氏のエクスレッグは戦闘不能。というかどこまで流されていった?
「エクスレッグ…」
「アハハ!ポケモンの心配してる場合?」
目の前にペリッパーに乗ったハイダイネモ氏がいた。 - 173二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:31:34
なんでウイルスが乗っかっただけで全能力2段階上昇してんですかね
ウルトラネクロズマぐらいだぞそんなことしたの - 174二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:31:45
つよい
というか直で感染させようとしてる? - 175ハピエン志願兵22/12/20(火) 22:41:50
「ロトム!向こうの能力は!?」
「全ステータス三段階上昇中ロト!」
「うそ…」
カエデ氏が絶望の声をあげる。こうなることはわかってたけど!ズルすぎ!!
「さて…これは避けられるかな?ペリッパー、ぼうふう!」
「ナンジャモちゃん!捕まって!フォレトスおねがい!」
カエデ氏の出したフォレトスに捕まってゆっくりと地面に降りる。
タイカイデンはぼうふうを正面から食らった。……どこまで吹き飛ばされた?……ごめん、タイカイデン
「いやーすごいね!まさか両方避けられるなんて!」
「……ふざけんな」
ハイダイネモ氏の言葉に普段のキャラも忘れて毒づく。今の一瞬でボクとカエデ氏のポケモンが一匹ずつやられた。ボールに戻すことも叶わずに。
「おねがい、レントラー」
ボクはレントラー、カエデ氏はフォレトス。
多分いまのネモ氏はボックスが底をつくまで勝負をするだろう。こっちもボックスを空にしてでも勝ってやる…! - 176二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:45:03
ナンジャモがキレた...
ナンジャモがキレたらどうなる?
知らんのか、相手は死ぬ - 177二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:46:02
やっぱおかしいよこの能力上昇
かがやきさま以上の倍率とかどうなってんの - 178二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:46:47
- 179二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:48:36
動けなくした後私にすればいいからね
- 180二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:48:40
津波起こしてる時点でバトルという名の殺戮ですねこれ
- 181ハピエン志願兵22/12/20(火) 22:52:35
「カエデ氏…お願いしてもいーい?」
「お願い?」
「カエデ氏のポケモン、囮にさせて」
「……」
「ゴメン!本当にゴメン!……でも他に勝つ方法が思い付かないんだ…ボクのこと一生許さなくてもいい。だからお願い!」
「わかったわ……その代わり、絶対勝ってね?」
「モチロン!」
ボクはレントラーに跨がって駆け出す。もう普通のポケモンバトルじゃない、形振りかまってらんない。
カエデ氏を囮にして隙を伺う。そんでレントラーの最大火力をハイダイネモ氏もろとも食らわせる!
死なない程度に感電させてやるんだから!
「カエデ氏!頼んだよ!」
「ええ、任せて~」 - 182ハピエン志願兵22/12/20(火) 23:00:09
カエデ氏はフォレトスをはじめ、耐久向けのむしポケモンを複数体繰り出した。
ボクらは何体も使ってるのに向こうは相変わらずペリッパーだけだ。
ペリッパーの技がカエデ氏に炸裂している余波がこっちまで届く。ホントに同じポケモンかってぐらい強い。
カエデ氏のフォレトスが大爆発した!ここしかない!
「レントラー!ワイルドボルト!」
大爆発を目眩ましにペリッパーに最大火力を叩き込む。
「当たった!」
「アハハ!すごい!でもこれぐらいじゃ倒れないよ!」
「わかってるよ!レントラー!かみなりのきば!」
四倍弱点のでんき技を連続で繰り出す。
ペリッパーは倒せた……でもネモ氏は全然堪えてない…。
「いいねいいね!次はこの子達!ブロスター!ミガルーサ!」 - 183二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:07:59
攻撃的な二体だな
- 184二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:10:43
雨下メガランチャー水の波動
雨下すいすいウェーブタックル - 185ハピエン志願兵22/12/20(火) 23:15:58
ハイダイネモ氏は次のポケモンを繰り出す。さっきのカエデ氏との攻防で足首まで浸かるぐらい町が水に沈んだ。
ミガルーサは町の水路を泳いでる、いつどのタイミングで飛び出してくるかはわからない。
ブロスターはトレーナーの近くに陣取り固定砲台、ってところかな。
「カエデ氏、ナイス囮!」
「ええ、これでようやく一体倒せたわ~」
カエデ氏はいまハッサムを出してる。
ボクは変わらずレントラーだ。
「カエデ氏、多分ポケモンに乗っていた方がいい。向こうはこっちを巻き込むことをなんとも思ってない」
「わかったわ~、お願いアメモース」
カエデ氏はアメモースに乗る。
ボクは攻撃のためのパーモットを繰り出した。
「ブロスター、アメモースにうちおとす」
「ハッサム!バレットパンチで守って!」
マジで容赦しないね…多分無傷じゃ勝てないだろうなぁ… - 186二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:20:28
カエデさんは無事だったのか
- 187ハピエン志願兵22/12/20(火) 23:23:04
「パーモット!ブロスターにかみなりパンチ!」
カエデ氏だって自分の身は自分で守れる。相性有利のボクは攻撃に専念だ!
「ミガルーサ、サイコカッター」
水の中からエスパーの薄い刃が飛んでくる。
「パーモット!避けて!」
ちょっとカスったけどギリギリかわす。ポケモンがどこにいるか見えないから攻撃がどこから来るかわからない!
「ブロスター、パーモットに追撃」
「させないわ!ハッサム、シザークロス!」
ブロスターの一撃をハッサムがかき消す。
「ありがと!カエデ氏!ついでにハッサムをちょっと飛ばせて!」 - 188ハピエン志願兵22/12/20(火) 23:30:28
「わかったわ~、ハッサム飛んで!」
これでハッサムもカエデ氏を乗せたアメモースも水から離れた。
ミガルーサがどこにいるかわからないぐらい速いなら、水を伝って全部シビれさせてやる!
「いくよ!パーモット!水に向かってでんこうそうげき!レントラーはワイルドボルト!」
レントラーに指示を出してレントラーからボクは高く飛び上がる。
ワイルドボルトに巻き込まれてシビれちゃたまらないからね。
狙い通り、二つの高火力のでんき技はミガルーサをしびれさせていた。倒しきるつもりだったけどとんでもない耐久!でも!
「パーモット!インファイト!」
パーモットによる追撃でミガルーサを戦闘不能に追い込む - 189二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:32:06
水浸しの状況で放電は映えるぞぉ
- 190二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:33:38
ミガルーサに意識を裂きすぎだい!
ブロスターへの警戒がお留守なんだい! - 191ハピエン志願兵22/12/20(火) 23:34:52
「やった!」
「ナンジャモちゃん!油断しないで!」
「え?」
ミガルーサを倒して、一瞬。ほんの一瞬だけ気が緩んだのはそうだ。けど……
「残念!あなたのポケモン二体とも倒しちゃった!」
ブロスターの高速の二連砲撃。パーモットもワイルドボルトで反動を受けていたレントラーも両方倒された。
ボクはなんとか水面に着地する。新しいポケモン出さなきゃ!はやく…はやく!
「次はあなたの番。いっておいで……イルカマン」
ボクの視界にマイティフォルムのイルカマンが見えた - 192二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:36:26
ヒーロー!何やってんだお前ェ!
- 193二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:36:49
おい…なんで…交代してないのにマイティフォルムになってる…
- 194二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:38:04
もしかして最初一体しか出してなかったんじゃなくて、ナイーブを隠れて出してたってこと?
- 195二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:39:01
もうだめだぁ…おしまいだぁ…
- 196二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:40:03
その時、不思議なことが起こった!
- 197二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:40:42
それやっていいのは味方側だけなんよ
- 198二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:40:59
次スレ必要ゾ
- 199ハピエン志願兵22/12/20(火) 23:45:01
ヤバイ!ヤバイヤバイヤバイ!
いつの間にイルカマンを出して交代してたの!?
フィールドが浸水してて気付かなかった!!
ヤバイって!あの構えはウェーブタックル!しかも無防備なボクを狙ってる!?
目の前に死がよぎって世界がスローモーションに見える。
しかも後ろではブロスターがハイドロポンプを撃とうとしてるのも見えてる。
あぁ……死んだ…カエデ氏…みんな…ごめん…
ボクは何も出来ずに死んじゃうんだ…
ボクは静かに目を閉じる…
さよならリスナーのみんな…
バイバイ…
「ナンジャモちゃん!危ない!」
誰かに突き飛ばされた感覚がした。
急な衝撃に目を開ける。
カエデ氏がボクを突き飛ばして、さっきまでボクのいた場所にいた。
聞いたこともない轟音がボクの前を駆け抜けた。
いまの一瞬で何が起きた?カエデ氏は?……ボクを突き飛ばした?……ってことは…
「後はあなた一人だけだね!」
ネモ氏は満面の笑みを浮かべていた。 - 200二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:46:18
次回
ネモ 失格
デュエルスタンバイ!