- 1二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 15:23:44
- 2二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 15:27:42
- 3二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 15:28:57
お風呂上がり髪乾かしカフェ書いてよ
髪長いから大変そう - 4二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 15:33:23
なんとかコーヒーを飲みたいユキノと、ユキノでも飲めるようなコーヒーを淹れてあげたいカフェの話
ミルクと砂糖をたっぷり入れたり、甘いお菓子を用意したりユキノのために優しく愛情込めて色々工夫を凝らすカフェが見たい - 5二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 15:36:33
カフェはタキオンより4cm小さいし
何ならユキノより1cm小さいんだ
かわいいんだ - 6二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 15:42:10
- 7二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 15:42:50
竿役にするならデカい方がいいからね
- 8二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 15:42:57
- 9二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 16:17:05
開店して間もない店内に小さな音が響く。
コポコポという水の沸く音とカリ、カリとゆっくりと豆を挽く音。
私はこの静かな時間が好きだ。耳を小さく刺激するこの音たちを楽しめるから。
この時間が長く続けばいいと思う反面、喫茶店としては適度にお客様も入ってくれないと困るのだが。
そんな事を考えて、自分で静かに苦笑する。
…練習前にずっと聞いてきた豆を挽く音が、ゆっくりと過去を思い出させる。
あれは曇りの日だったと思う。いつも通りの一杯を静かに飲み干して、身体を暖めるように走った。
多くのレースを終えた後だった。あの子の背に追いつこうと駆け抜けた三年を終えて、次を考えさせられていた時だった。
迷いは多かったと思う。けれど、その日は驚くくらい呼吸が落ち着いていた。
トレーナーさんにメニューが終わった事を伝え…歯を見せて笑うあの子の隣に並んだ。
合図もなく、私たちは同時に走り出した。いつものように、少し前にあるあの子の背。
けれど、差は広がらない。いつもより、ずっと狭い。
ゴールと定めた場所が近付いて、私は強く踏み込んだ。
差が縮んでいく。静かに重なって…ゴールを踏み越えた時、私の身体はあの子の僅かに先にあった。
驚きが頭の中を支配する中、あの子は汗を拭うような仕草を見せた後…誇らしげに笑って。
その表情を見せた数瞬後、いたずらな笑みを浮かべながら手を振って…泡のように消えた。
私はそれで察した。汗とは違うものが、頬を伝う感覚を感じた。崩れ落ちる私を、トレーナーさんが心配して駆け寄ってくる。
強く、目を擦ってトレーナーさんに笑って見せた。平気だと伝えるように。
いつの間にか、雲はゆっくりと晴れて光が差し込んでいた。
…私はその後引退し、こうやって喫茶店を開いている。あれから後、あの子を見たことは一度もない。
どうしているのだろう、と考えるけれどきっと消えてはいないのだろう、と思う。
またあの日々を思い出すだろう、けれど寂しくはない。
あの鮮烈な日々を刻んだように、この穏やかな毎日を静かに刻んでいく。
今日も、豆を挽く音がゆっくりと響く。
- 10二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 16:17:22
急仕上げで雑かもしれん、許して
- 11二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 17:30:58
- 12二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 19:13:51
他のもガンガン書いていくからみんなも自慢の概念を盛ったSSを投下していけ
- 13二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 19:15:29
カフェとユキノが『珈琲』じゃなくて『ココア』を練る話とか…
- 14二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:57:25
よさそう