【現パロ・微ホラー注意】超新星の誰かが少し彷徨う話

  • 1二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 21:55:09

    気がつけば見知らぬ場所にいた

    慌てて辺りを見渡すが、どこもかしこも真っ暗で明かりなんてこれっぽっちも見えやしない

    一体ここはどこだ?

    頭がぼんやりする。辺りを見回すが何も無い、一面の闇だ

    ……そもそも自分は誰だ? まるで頭に霧がかかったようだ。なにかないかとポケットに手を入れると、そこから一枚の学生証が出てきた

    そうだ、自分は…

    dice1d11=1 (1)


    1.ルフィ

    2.ゾロ

    3.ロー

    4.キッド

    5.キラー

    6.ドレーク

    7.ホーキンス

    8.アプー

    9.ボニー

    10.ウルージ

    11.ベッジ

  • 2二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 21:57:13

    なんでこんな簡単な事を忘れていたのかと首を傾げる

    まぁいいかと学生証を再びポケットに仕舞い、取り敢えずルフィは歩くことにした

    すると…


    1.誰かの声がする

    2.足になにか当たった

    3.何かに腕を掴まれた


    dice1d3=2 (2)

  • 3二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 22:02:25

    歩き出した足に何か軽いものがぶつかった

    「ん? なんだこれ?」

    拾い上げるとそれは自分のスマホだった。兄たちに持たされたものだが普段持ち歩くこともなく、今日も家に置きっぱなしだった筈だ

    「んんん?」

    流石におかしいとさっきよりも首を傾げるが、考えてもなにも分からない。兄のどちらかがこっそり忍ばせていたのだろうか

    「うおっ!」

    そんな事を考えていると、スマホから初期設定のままの着信音が鳴り出す

    そこに表示されていた名前は…



    dice1d10=6 (6)


    1.ゾロ

    2.ロー

    3.キッド

    4.キラー

    5.ドレーク

    6.ホーキンス

    7.アプー

    8.ボニー

    9.ウルージ

    10.ベッジ

  • 4二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 22:04:09

    ホーちゃんじゃん
    どうしちゃったの

  • 5二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 22:05:30

    シチュが怖いが主人公がルフィなので割りと安心感がある

  • 6二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 22:07:09

    申し訳ないけど不気味な空間に1人取り残されてる中通話口からホーキンスの声聞くの怖すぎる

  • 7二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 22:08:51

    「おい、今どこにいる」
    低く抑揚のない声がスマホから響く
    電話のヌシは同じ大学に通うバジル・ホーキンスだった
    普段から特に仲がいいわけではないが、大学の問題児として有名な彼らはそれぞれの友人を通して出会い、それなりに話すぐらいの仲ではあった
    「お! ワラ男! どーした、なんか用か?」
    「用があるからかけているんだが」
    ルフィの明るい声にもホーキンスの態度は変わらない。ただ淡々と同じ質問を繰り返す

  • 8二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 22:08:53

    >>6

    ホーキンスあんま知らんひとやったら恐怖しかないやろうけどホラー系はホーキンスの得意分野っぽいしそれ知ってたら安心感あるかもね

  • 9二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 22:10:16

    どうでもいいけどあにまんで当たり前にワラ男呼びされてるの草なんだよな

  • 10122/12/19(月) 22:12:45

    「おれいま迷子? だからどこにいるか分かんねーや」

    「やっぱりか…」

    呆れたような声が電話口から聞こえてくる

    「いいかよく聞け、お前がいるそこは」

    「ん? なんだあれ?」


    dice1d3=3 (3)


    1.何か光るものが見えた

    2.誰かが近づいてくる

    3.大きな建物だ。いつからそこにあったのだろう

  • 11122/12/19(月) 22:18:03

    「あんなんさっきまであったか?」

    「おい待て、無闇矢鱈に動き回るな。おれの話を─」

    「なんかいい匂いすんな!」

    突如現れた建物は古めかしいながらも可愛らしい装飾がなされた、絵本の中から飛び出したような洋館だ

    人気のなかったそこはおもちゃのスイッチが入ったかのように突如窓の明かりが次々と照らされ、中から笑い声や音楽が漏れ出てくる


    それを見たルフィは…

    dice1d3=3 (3)


    1.「肉ーー!!」

    2.「宴か!?」

    3.「なんかおもしろそーだな!」

  • 12二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 22:19:08

    ホーキンスお願いだから大声を張って引き止めて

  • 13ルフィのエミュムズい22/12/19(月) 22:24:10

    「食いもんの匂い!!」

    「おい人の話を聞け!!」

    電話口からの怒声などルフィの耳に入る訳もなく

    正面から突撃をかましたルフィの行動を止めるものはその場にはいない

    「おじゃします!」


    元気に挨拶をするルフィを出迎えたのは

    dice1d3=2 (2)


    1.しかしそこには誰もいなかった

    2.気品溢れる執事

    3.超新星の誰か

  • 14二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 22:25:57

    通話相手に結構心強いヤツ引けたのに全く活かせてなくて草

  • 15二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 22:27:23

    ルフィってエミュ激ムズの上に考えてるうちに勝手に動き回るよね

  • 16ルフィのエミュムズい22/12/19(月) 22:28:07

    「おやおや、これはこれは元気なお客様で」

    そう言って穏やかに笑うのは初老に差し掛かるだろう気品溢れる執事だった

    「こんなところに辿り着くなど珍しい、道にでも迷われましたか」

    「多分そうだ! ところでおっさん誰だ?」

    「生憎と名乗るような名は持っておりません。執事と呼んでいただければ」

    「そーか! よろしくな羊のおっさん!」

    「ところでお客様のお名前は─」


    確率ダイス60以下で成功

    dice1d100=17 (17)

  • 17ルフィのエミュムズい22/12/19(月) 22:31:11

    「おれの名前か? ──だ!」
    「? 申し訳ございません、もう一度お願いできますか?」
    「?いいぞ、──だ!」
    「……なるほど」
    執事の目線が一瞬スマホへと注がれる。先程までの朗らかな笑みは何処へやら、その顔にはなんの感情も乗っていない
    「どうやら貴方様には心強いお友達がいらっしゃるようで」

  • 18二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 22:32:04

    すげえホーキンス

  • 19二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 22:32:40

    明らかに不穏なんだけど、向こうがご飯を奢ってくれた時点でルフィの警戒心は一気に低下するから不安でしょうがない

  • 20二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 22:32:47

    ホーキンスが最初の仲間でよかった

  • 21二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 22:33:10

    北生まれのHさん!

  • 22二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 22:41:33

    >>17

    元ネタか何かあるのかこれ?

    あるんだったら誰か教えてくれ

  • 23ルフィのエミュムズい22/12/19(月) 22:42:04

    (─なんとか間に合ったか)

    通話口の先でホーキンスは安堵する

    日課となっている占い。そこに不穏なものが見え詳しく調べれば、現れたのは知己の不吉

    助ける義理はないが、知ってしまった以上見殺しにするのも躊躇われた

    電話をしてみれば案の定なにやら怪異に巻き込まれている様子。指示を出すもそれを聞くような大人しい知人ではない

    「いいか、絶対に名を知られるな」

    幸いそういった方面には幼い頃から長けている。先程はなんとかなったが何度も助けられる訳では無い

    「………」

    しかし電話から帰ってくるのは無音のみ

    「……暫くは通じそうにないな」

    大方、怪異のフィールドにでも踏み入ってしまったのだろう。こうなってしまえばお互いに声を届けるのは難しい、通話を切られている訳では無いのが幸いだ。

    「もう一度占ってみるか」


    愛用のタロットカードを取り出す。結果は…

    dice1d3=2 (2)


    1.1~3

    2.4~6

    3.7~9

  • 24二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 22:43:36

    いいやつじゃんホーキンス

  • 25ルフィのエミュムズい22/12/19(月) 22:44:41

    dice1d3=1 (1)


    1.キラー

    2.ドレーク

    3.アプー

  • 26二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 22:45:58

    巻き込まれが増える?

  • 27ルフィのエミュムズい22/12/19(月) 22:53:48

    「一体どこだここは…」
    広い広い屋敷の中を一人の男が歩いている
    2m近い長身に逞しい身体、外にはねた長髪は綺麗な金色をしている
    彼の名はキラー、気がつけば怪しい屋敷の中1人取り残されていた
    「キッドとの約束があるってのに」
    誰かいないかと虱潰しに探したが人っ子ひとりいない。更には外へと続くものは全て施錠されており鍵もない。こうなれば扉でも窓でも破壊して出ていこうかと試して見たが、まるで岩肌でも殴っているかのように傷一つつかない
    ないないだらけで途方に暮れかけていた時であった
    「!?」
    突然、目の前の風景が一変した
    薄暗い廊下には明かりがつけられ、あちこちのドアから人の笑い声が聞こえてくる
    異常だ
    警戒して周りを見渡す
    人の気配はするものの、廊下には誰もいない
    このまま進んでもいいものなのだろうか。そんな事を考えているキラーに聞き覚えのある声がかけられた

  • 28ルフィのエミュムズい22/12/19(月) 22:59:30

    「あれ、お前ギザ男といつも一緒にいる…」
    「!? 麦わらか!? どうしてここに…」
    「迷子だ!」
    「……そうか」
    もしや偽物かと思ったが、多分これは本物だろう。なんとなくだがそう直感する
    「おやおや、もう一人お客様がいらっしゃっていたとは…」
    「……」
    だがこいつは誰だ
    「大変失礼致しました。私、この家の執事を務めているものです。どうぞ執事とお呼びください」

  • 29ルフィのエミュムズい22/12/19(月) 23:12:51

    「そうか」
    …あまり話しては行けない気がする。どうもなにか引っかかる
    「さっきまで誰もいなかったようだが?」
    「皆様眠っていらしたのですよ。驚かせてしまったようで申し訳ない」
    そんな訳ないだろうと言う言葉をグッと呑み込む
    深入りしてはいけない、ここは異常だ
    「ところで貴方様のお名前は?」
    「悪いが記憶が混濁しているようでな、思い出せないんだ」
    「……そうですか」
    そう嘘をつけば執事とやらの笑みが少しひきつる。ほらみろ、絶対になにか企んでいる
    「おふたりともきっとお疲れなのでしょう、どうぞ今夜はこの屋敷でお休みになられてください」
    「折角の誘いだが─」
    「お、いいのか!? 羊のおっさんいいやつだなー!」
    「!? おいこら麦わら!」
    「そうでしょうそうでしょう。ささ、お部屋はこちらですよ」
    冗談じゃない、こんなところに一泊してたまるか
    そう踵を返そうとするが…
    (!?)
    その足は、キラーの意思に反して執事の後を追う
    抵抗しようとしても身体が自由に動かない、まるでなにかに操られているような感覚だ
    そのまま部屋に通され、大人しく中へと入る。お食事をお持ち致しますと執事が扉を閉めたところで、漸く金縛りのような感覚が解けた

  • 30二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:14:22

    怖い怖い怖い!

  • 31ルフィのエミュムズい22/12/19(月) 23:14:29

    大体のプロットはありますがその場で考えながら書いてるので更新遅めです。申し訳ない

  • 32二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:14:34

    あああキラー巻き込まれたァァァ……キッドもいっその事こい

  • 33二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:14:51

    CoCっぽくてワクワクする

  • 34ルフィのエミュムズい22/12/19(月) 23:23:28

    「お前はもっと警戒しろ!!」
    「ご、ごめんなさい」
    飯だってよー! なに食わしてくれるんだろうな? 肉かな!? などとお気楽にはしゃいでいるルフィに説教を初めて30分。気分はキッドに説教をしている時と同じである
    真剣に怒れば案外話を聞いてくれるのは嬉しい誤算ではあったが、そもそもこの部屋に通される羽目になったのはおそらくこいつが同意してしまったからだ。ホーキンスがそんな話していた気がする
    「お前あいつに名前は聞かれたか?」
    「聞かれたぞ? それがどうかしたか?」
    「…まさか教えたんじゃねぇだろうな?」
    「教えたぞ!」
    「……」
    絶句する。怪しいとかそんなこと以前に、突然名を聞かれてホイホイ答えるな。まずは疑え

    「……安心しろ、あの男に名前は把握されていない」

  • 35二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:37:13

    ホーキンスがまた出てきた!電話が通じるようになったのか?

  • 36ルフィのエミュムズい22/12/19(月) 23:45:34

    「ホーキンス、か…?」
    「そうだ」
    「あ、ワラ男」
    「あ、ワラ男。じゃねぇ! 勝手に先走りやがって!!」
    「お前のそんな大声初めて聞いたな…」
    声のする方を見れば、ルフィの麦わら帽子の中にスマホが見えた。声の発信源はそこだろう
    「はぁ…まぁいい、キラーとは合流出来たようだな」
    「その口ぶり、おれがいることを知ってたのか?」
    「あぁ、占いでそうでたからな」
    「なんなんだよお前の占い…」
    よく当たるとは聞いていたが、もう当たる当たらないの話ではないだろう。少し薄ら寒いものを感じるが、正直今は心強い
    「お前はここがどこか知っているのか?」
    「いや、そこがどにあるかは知らん」
    「お前の占いでも分からないのか?」
    「分からないというのは語弊がある、そもそもそこは場所を定義できるようなものでもない」
    「回りくどいな、結論から言え」
    「zzz…」
    「「寝るな麦わら!!」」

  • 37二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:50:40

    ブチギレホーキンス笑う

  • 38二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:54:00

    100善意だもんね……

  • 39二次元好きの匿名さん22/12/19(月) 23:55:55

    これスマホダイスでホーキンス以外ゾロキッドあたり引いてたら詰みだったな
    がんばれホーちゃん

  • 40通話の「」→『』に変更22/12/19(月) 23:58:04

    『簡単に言うと、そこは強い力を持つ霊が作り出した異空間のようなものだ。抜け出す為には正しい手順を踏まなければならない』
    「正しい手順?」
    『そうだ、大抵の異空間にはルールがある。そのルールさえ守っていればまぁ安全だ』
    「よく分かんねぇけど、取り敢えずそのつえーれい? ってのぶっ飛ばしたらいいんじゃねえのか?」
    「そんな単純な話じゃ…」
    『それで解決する場合もある』
    「あんのかよ!!」
    思わず怒鳴ってしまうが、電話越しの声はまぁ落ち着けと淡々と話を進める
    『あくまで解決する「場合」もあるってだけだ。あまりオススメはしない』
    「じゃあどうすればいいんだ?」
    『まずは情報を集めろ。そうすれば自ずと道は見えてくる』
    「それは占いの結果か?」
    『そうだ』
    「つまり探検だな!」
    「それは違ぇだろ」
    『一つだけ気をつけろ…は……しら…』
    「? おいどうしたホーキンス」
    不意に通信にノイズが混じる。ホーキンスが何かを伝えようとしているのは分かるが、途切れ途切れの声は正しく意味を汲み取ることが出来ない

    コンコン

  • 41122/12/20(火) 00:03:00

    ルフィさんが主人公になったことでプロットを盛大に書き直している。キラーさんとホーキンスの存在がありがてぇ

  • 42二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:04:36

    名前は知られるな、か?
    怖いねェ〜……

  • 43122/12/20(火) 00:18:12

    「お食事をお持ち致しました」

    さっきの執事の声が扉の外から聞こえてくる

    返事をしようとしたルフィの口を咄嗟に塞ぎ、キラーはそこに置いておけと代わりに返事をした

    「しかし…」

    「そこまで気を使わなくて結構だ、生憎と世話は焼かれるより焼く方が性に合ってるもんでな」

    「……畏まりました」

    足音が遠のいていく。完全に聞こえなくなるまでその場で聞き耳を立て、それから5分程して漸く肩の力を抜いた

    「っぶへ〜、死ぬかと思った…」

    「あ、悪い」

    解放されたルフィが全力で息を吸う。少しきつく抑え込みすぎたようだ

    相変わらずホーキンスからの返事は無い、仕方が無いので先程言われた通り情報収集をすることにする


    さてどうする?

    dice1d3=3 (3)


    1.部屋の中を調べる

    2.廊下に出る

    3.ルフィのスマホで誰かに連絡をとってみる

  • 44二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:18:24

    >>41

    お疲れ様すぎる

    ルフィは本当勝手に動き始めるからね

  • 45二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:19:21

    あのさこれ、通訳の音漏れてたら多分名前バレるよね……逆も然り

  • 46二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:19:35

    ホーキンスとの通話一回切っちゃうの怖くないか

  • 47122/12/20(火) 00:20:13

    誰にかける?

    dice1d8=4 (4)


    1.ゾロ

    2.ロー

    3.キッド

    4.ドレーク

    5.アプー

    6.ボニー

    7.ウルージ

    8.ベッジ

  • 48二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:22:00

    オカルトに強いイメージはないけど真面目に話は聞いてくれそう

  • 49二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:22:16

    そうかルフィは麦わら呼びされる方が多いし本人もまともに名前呼ばないのか

  • 50122/12/20(火) 00:30:58

    ホーキンスとの通話は望めそうもない。この空間のせいなのか、それとも向こうに原因があるのかは分からないが、一度別の奴に連絡を取るのもありかもしれない
    「確かホーキンスはドレークとよくつるんでいたな」
    上手く行けば今も近くにいるかもしれない。取り敢えずホーキンスとの通話を一度終了しドレークにかけ直す
    『……なんだ』
    通じた、向こうから生真面目な声が聞こえてくる
    「ドレークか?」
    『その声はキラーか? なぜ麦わらのスマホを?』
    「色々あったんだよ、それより近くにホーキンスはいるか?」
    『ホーキンス? 確か今日は図書館に向かうと言っていたな。おれも今から行くが何か言伝か?』
    「いやいい、直接話すから合流したら変わってくれ」
    『別に構わないが……む?』
    「どうした」
    「『……急に景色が変わった』」
    「!?」

  • 51122/12/20(火) 00:31:54

    明日早いので今日はここまで
    お付き合い下さりありがとう、また明日

  • 52二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:38:14

    被害者が増えて終わった!!

  • 53二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:40:14

    キッドが巻き込まれたらキラーといい感じに組みそうだけど、ルフィ抑えられなくなるんだよな、

  • 54二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 01:07:20

    麦ワラコンビが最高でした
    キラーとの掛け合いも良かったですし今後の展開がとても楽しみです

  • 55二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 09:41:24

    これ下手したらホーキンスも巻き込まれるのでは

  • 56 22/12/20(火) 14:56:23

    保守

  • 57122/12/20(火) 21:52:26

    保守ありがとうございます
    遅くなって申し訳ない。IP規制食らってました
    では続きを書いていきますのでお暇な方はどうぞお付き合い下さい

  • 58122/12/20(火) 22:00:51

    「……なるほど」

    当然目の前に現れたドレークに混乱しつつ、同じく混乱しているドレークに今の状況を伝える

    「随分あっさり信じるんだな」

    「流石にこの状況だとな」

    なるほど、それはそうだ

    「ホーキンスには繋がらないのか?」

    「さっきからかけようとはしてんだけどよー、変な音しかなんねえんだ」

    「なら仕方ない。取り敢えず今できることをするべきだろう」

    「同感だ」

    取り敢えず部屋の中を調べることにする。尚廊下に置かれた食事とやらには手を出していない、手を出そうとしたバカは2人で殴って止めた


    確率ダイス(60以下で成功)

    dice1d100=28 (28)

  • 59二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:05:49

    成功したの偉い
    ルフィを2人がかりで止められたのも偉い

  • 60122/12/20(火) 22:06:27

    「……これは」

    「何か見つけたのかキラー」

    豪華な調度品が置かれた部屋の中、見つけたのは人形の手と思わしきものであった

    「何故こんなものが…」

    「わからんが、怪しいことには変わりねぇだろ」

    綺麗に掃除された部屋の中に何故か残された人形の1部、正直キラーの言う通り怪しいことこの上ない

    「麦わら、これ持っとけ」

    「おう分かった!」

    小さな手を投げて渡す。この男に手がかりを持たせておくことは大いに不安ではあるが、怪しいものをずっと持っているのも躊躇われる。無くしたらその時はその時だ


    確率ダイス(90以上で成功)

    dice1d100=75 (75)

  • 61二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:09:14

    ダイスがシビアだ…!

  • 62122/12/20(火) 22:12:19

    「お客様、どうかされましたか?」

    その時不意に外から声が聞こえた

    「お食事にも手をつけてらっしゃらないようで…もしや体調が悪いのでは」

    しまった、せめて中には持ち込んでおくべきだったか

    急いで返事をするよりも早く、扉のノブが回される

    「おい、取り敢えず隠れろ!」

    キラーが小声でドレークに指示をするが、そう言われる前に既に彼は衣装棚の影に身を潜めていた。流石の状況判断である

    「……」

    ゆっくりと扉が開かれ、そこから執事が顔を出す

    「……誰かいらっしゃいましたか?」

    「なんの事だ?」

    キラーは目線でルフィに黙っていろと視線を送る。ルフィはそれにこくこくと頷き、下手な口笛を吹きながら「お、おれなんもしらねー」と明後日の方向を見る

    「そうですか…」

    完全に怪しまれている


    確率ダイス(50以上で成功)

    dice1d100=38 (38)

  • 63122/12/20(火) 22:16:10

    「……わかりました、一先ずは信じましょう」
    「おれたちは疲れてる、食事はいらない、悪いが出ていってくれ」
    「畏まりました」
    そう言うとあっさり執事は引き下がった。だがその目線は明らかにドレークの方を見ている
    (バレたか…)
    扉が静かに閉められる
    ドレークが出てくるが、彼の顔色は真っ青だった
    「な、なんだ今のは」
    「羊のおっさんだ!」
    「この家の執事を自称しているが正体はわからん、見た目はただの人間だが…」
    「人間? あれが人間だと!?」

  • 64122/12/20(火) 22:17:37

    精神汚染度


    ルフィ

    dice1d30=26 (26) (+30)

    キラー

    dice1d30=3 (3) (+20)

    ドレーク

    dice1d30=19 (19)

  • 65二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:18:07

    北のメンツもしや怪異耐性というか、わりとみえるとかあるのか?

  • 66122/12/20(火) 22:18:49

    ルフィ 56
    キラー 23
    ドレーク 19

  • 67二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:22:36

    キラーさんの図太さが頼もしい

  • 68122/12/20(火) 22:22:55

    「? ただのおっさんだろ?」

    「……あぁ、そのはずだ」

    「ならあいつの顔がどんな風に見えているか言ってみろ」

    変なこと聞くなー、とルフィはドレークの質問に答える

    「白い髪の白い髭のふつーのおっさんじゃねえか」

    「……」

    しかしキラーはその質問に答えない

    その顔はなにかに戸惑っているようだ


    精神汚染度マイナス判定(出た目の分だけ精神汚染が回復)

    dice1d10=6 (6)

  • 69122/12/20(火) 22:25:12

    キラー 17
    20以下で幻覚が回復

    「……わからねぇ」
    そうだ、初めから違和感はあったのだ
    顔を思い出そうとする、けれどその顔は霧がかかったようにぼんやりとしている
    「いいか落ち着いてきけ、おれにはあいつが」
    ドレークは一瞬躊躇い、そして口を開く
    「顔の壊れたマネキンにしか見えない」

  • 70122/12/20(火) 22:27:15

    ルフィ

    精神汚染度マイナスダイス(出た目の分だけ回復)

    dice1d10=8 (8)

  • 71122/12/20(火) 22:34:09

    ルフィ 48


    その言葉を聞いて、ルフィは僅かに首を傾げる

    言われてみれば、確かにあの男はそんな顔をしていただろうか? そもそも顔があっただろうか?

    「じゃああのおっさん人間じゃないのか?」

    「おれにはとてもじゃないがそうは見えん」

    「……あぁそうだ、確かにあいつは人間じゃなかった。あれはマネキンだ」

    キラーもドレークの言葉を聞いてあれを正しく認識出来たようである。しかしルフィには未だあの執事がマネキンには見えなかった

    「マネキン〜〜? んー、でもお前らが嘘ついてる感じもしねぇしな」

    「兎も角、あれはあまりにも怪しい。なるべく近づくな」

    「言われなくとも」


    確率ダイス(60以下で成功)

    dice1d100=29 (29)

  • 72二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:34:56

    キラーとドレーク心強すぎる

  • 73122/12/20(火) 23:30:35

    「ずっとここにいても埒が明かない、おれは外に出てみるべきだと思うがお前らはどうだ」

    「賛成だ、さっさとこんなとこおさらばしてぇしな。麦わらはどうだ?」

    「なるほどつまり探検だな!」

    「……そうだ探検だ」

    「なんだよお前らも探検したかったのかよー!早く行こうぜ!」

    廊下に出てみると、明かりはついているものの人の気配は無い。用意されたと思わしき料理の乗ったワゴンの横を通り、ドレーク達は屋敷の探索を始めた


    どこから探索する?

    dice1d5=1 (1)


    1.図書室

    2.食堂

    3.執務室

    4.子供部屋

    5.地下室

  • 74122/12/20(火) 23:33:35

    少し進むと「図書室」と書かれた部屋が目に入った

    中の蔵書を見ればこの屋敷の正体の手がかりが手に入るかもしれない

    音を立てないように扉を開け、足を踏み入れる


    確率ダイス(60以下で成功)

    dice1d100=6 (6)

  • 75122/12/20(火) 23:36:14

    中には誰もいないようだ

    三人は分かれて部屋の中を調べ始めた


    何か見つかった?(70以下で成功、30以下で大成功)

    ルフィ

    dice1d100=31 (31)

    キラー

    dice1d100=2 (2)

    ドレーク

    dice1d100=62 (62)

  • 76二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:39:54

    キラーが主人公でいいんじゃないかな今回

  • 77二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:42:19

    キラーさんすげえw

  • 78122/12/20(火) 23:47:52

    「これは…新聞か?」
    ゴミ箱の中に捨てられた紙をキラーが拾い上げる
    それはとある事件について記された古めかしい新聞であった
    キラーの訝しげな声にあとの2人も集まってくる
    「ん? その写真の家、なんかここに似てんな?」
    「本当かキラー」
    「知らん、おれは初めから中にいたからな」
    白黒の写真は随分と褪せてしまっているが、立派な造りをしていることは分かる
    「なになに、『…財閥の娘が行方不明、見つけ出したものには』……掠れて読めんな」
    「日付も分からねぇ、ただここに書かれたことが事実だとすれば」
    「あぁ、これがこの訳の分からん空間に関係しているのだろうな」
    「あ、そーいやおれこんなの見つけたぞ、さっきのと似てねーか?」
    ルフィが取り出したのは小さな人形の手であった
    確かに先程見つけたのと同じような形をしている。違うのはそれが左手か右手かだろう
    「ドレークはなにか見つけたか?」
    その問いドレークは手に持った豪華な装丁の本を取り出す
    「おそらくこの家の家系図だ。だが…」
    ドレークの言う通り、中身は人間の名前が沢山書き込まれている。しかしその最後のページは破り捨てられていた

  • 79122/12/20(火) 23:50:36

    その後暫く探索したが、めぼしいものは見つからなかった。図書室にはもうなにもないだろう


    次はどこを探索する?

    dice1d4=3 (3)


    1.食堂

    2.執務室

    3.子供部屋

    4.地下室

  • 80二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:53:20

    探索してる途中に何か出てくるんじゃないかとドキドキしてる

  • 81122/12/20(火) 23:54:09

    図書室を後にし、階段を上る。相変わらず人の気配はするものの誰ともすれ違うことは無い

    暫くして可愛らしいプレートのかかった部屋が現れた。名前は掠れて読めないが、その装飾の可愛らしさからおそらく先程の新聞に書かれていた娘の部屋だろうと当たりをつける


    確率ダイス(60以下で成功)

    dice1d100=6 (6)

  • 82122/12/20(火) 23:54:28

    >>81

    ダイスミス


    確率ダイス(60以下で成功)

    dice1d100=92 (92)

  • 83二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:54:38

    ミスってるミスってる!

  • 84122/12/21(水) 00:02:28

    「そこで何をしているの?」

    「「「!?」」」

    ドアノブに手をかけた瞬間、中から声が聞こえた

    慌てて距離を取ろうとするが、その前に部屋の中から現れた無数の手に掴まれ引きずり込まれる

    「ねぇ、何をしていたの?」

    中には少女……いや、おそらく少女だったと思わしきものがいた

    「何をしていたの? 何をしていたの? 何をしていたの?」

    少女は同じ言葉を繰り返す

    「何を何を何を何を何を何を何を何を何をしていたの?していたの? して、していたの?していたの?」

    オルゴールの顔を持つ、少女の服を着たなにか

    「何をしていたの? 何を何をしていたの? していた? していたの? 何をしていた? していた? していた? していた?」


    異常な少女を見たルフィ達の反応は

    ルフィ

    dice1d3=2 (2)

    キラー

    dice1d3=1 (1)

    ドレーク

    dice1d3=2 (2)


    1.とっさに反撃

    2.固まる

    3.逃亡

  • 85二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 00:03:05

    キラーさん強ええ

  • 86二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 00:03:20

    やっぱキラーさん主人公だわ

  • 87主人公はキラーさんだった…?22/12/21(水) 00:05:20

    キラーは咄嗟に部屋の中に散らばっていた積み木を手に取り少女に向かって投げる


    確率ダイス(30以上で成功、90以上で大成功)

    dice1d100=96 (96)

  • 88二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 00:05:57

    マジで言ってんの

  • 89二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 00:06:18

    スレ主はルフィから主人公をキラーに変えても許されるよ

  • 90二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 00:06:44

    キラーさんが主人公!!

  • 91二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 00:09:24

    どっちが敵役だかわからない殺傷力

  • 92キラーさん大活躍!……あれ?22/12/21(水) 00:10:26

    積み木が少女のオルゴール頭に命中する

    「なに、な、にを、な……」

    それが中のカラクリに引っかかったのか、少女の声は次第に途切れ途切れになり、暫くして完全に沈黙する

    「すげぇなお前!!」

    「助かった、ありがとうキラー」

    「はっ、情けねぇ奴らめ」


    キラーの活躍により精神汚染度回復

    ルフィ

    dice1d10=9 (9)

    キラー

    dice1d10=8 (8)

    ドレーク

    dice1d10=2 (2)

  • 93ルフィの見せ場はこれから!22/12/21(水) 00:12:49

    ルフィ 48→39
    キラー 17→9
    ドレーク 19→17

  • 94122/12/21(水) 00:16:34

    少女の沈黙と共に、部屋のあちこちから生えていた謎の手も消失する

    入念に安全を確認した後、三人は警戒しつつ探索を開始した


    何か見つかった?(70以下で成功、30以下で大成功)

    ルフィ

    dice1d100=64 (64)

    キラー

    dice1d100=44 (44)

    ドレーク

    dice1d100=80 (80)

  • 95二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 00:20:16

    キラーさんの安心感がすごい

  • 96二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 00:22:39

    正気度回復して良かったという気持ちと発狂RP見たいなぁという気持ち
    心が2つある~

  • 97122/12/21(水) 00:25:06

    「またおんなじやつだ」
    ルフィが可愛らしい宝箱を開けると、そこには人形の胴が入っていた
    なんとなく持っていた手とくっつけてみると、ちぎれていたハズのそれがピタリとくっつく
    「すっげー! なぁお前らこれ見ろよ!」
    くっついた人形を見せると、2人は露骨に顔を歪めた
    「やっぱこれ捨ててかねぇか?」
    「大事な手がかりではある、その判断はもう少し後でも遅くないだろ……多分」
    「2人はなんか見つけたのか?」
    「おれは収穫無しだ」
    「手紙っぽいのは見つけたが…内容は書かれてないな。宛先だけだ」
    そう言ってキラーが取り出したのは拙さの残る字で「メアリーへ」とだけ書かれた便箋だった
    「メアリー…それが娘の名前か?」
    「ここが娘の部屋ならこれ書いたやつがその娘だろ、多分」

  • 98122/12/21(水) 00:26:34

    その後暫く探索したが、めぼしいものは見つからなかった。子供部屋にはもうなにもないだろう


    次はどこを探索する?

    dice1d3=3 (3)


    1.食堂

    2.執務室

    3.地下室

  • 99122/12/21(水) 00:28:15

    子供部屋を後にして廊下に出る。オルゴールの少女は最後までピクリとも動かなかった


    確率ダイス(50以下で成功)

    dice1d100=45 (45)

  • 100122/12/21(水) 00:31:23

    廊下には誰もいない。少し進むと屋敷の見取り図のようなものが壁に貼られていた。少し低いところに貼ってあるので背の高いキラーとドレークは随分と屈まなければならない。おそらく娘とやらが迷わない為に貼られているのだろう

    「地下室があるのか」

    「いかにも怪しさ満点だな、調べねぇ手はねえ」

    「ワクワクすんな!」


    確率ダイス(30以下で成功)

    dice1d100=77 (77)

  • 101二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 00:33:41

    珍しい組み合わせだけど雰囲気良くて癖になるこのトリオ

  • 102二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 00:34:57

    このレスは削除されています

  • 103二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 00:35:46

    これはまた執事が来るかな

  • 104二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 00:37:42

    静と動のバランス良いトリオだな
    あと電話のホーキンスも頼りになる

  • 105122/12/21(水) 00:39:21

    地下室に足を踏み入れる。中は薄暗く、明かりを探すがそれらしいものは見つからない。仕方なくルフィとドレークのスマホで明かりをつける
    「おや、おやおやおや」
    瞬間、暗闇の中から男の声が響いた
    ドレークが反射的にそちらに明かりを向けると、そこにはなにかの破片が落ちていた
    「今の声は…」
    「わたくしですよ。あなたさまがみているわたくしでまちがいございません」

  • 106122/12/21(水) 00:43:02

    その声は間違いなく破片から発せられていた


    それを聞いた三人の反応は

    ルフィ

    dice1d3=3 (3)

    キラー

    dice1d3=1 (1)

    ドレーク

    dice1d3=2 (2)


    1.この声は…

    2.いい加減不思議なことには慣れた

    3.引き込まれる声だ。精神汚染度プラスダイス

  • 107122/12/21(水) 00:44:10

    精神汚染度プラスダイス

    dice1d10=1 (1)

  • 108二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 00:44:16

    ルフィが危ない

  • 109122/12/21(水) 00:44:38

    ルフィ 39→40

  • 110二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 00:46:02

    1しか増えないところは流石…

  • 111122/12/21(水) 00:46:36

    この声は聞き覚えがある
    「お前、執事か?」
    「おやわたくしをしっておいでで。もしやからだとであいましたか? かってにうごきまわるのでこまっているのですよまったく」
    間違いない、少し舌っ足らずではあるがその声はあのマネキン執事と同じものであった

  • 112122/12/21(水) 00:48:03

    明日も早いので今日はここまでです。お付き合い下さりありがとうございました。また明日お暇なら覗きに来て下さい

  • 113二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 06:04:16

    おつ面白かった

  • 114二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 10:40:39

    おつ
    少女に手を出されたあたりピンチだったはずなのにキラーさんのおかげで一瞬で片がついたのめちゃくちゃ笑った

  • 115二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 18:27:21

    やっぱりキラーさん主役では??南と北のやつらは強いなァ??

  • 116二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 18:37:00

    オカルトの北と物理の南…

  • 117122/12/21(水) 21:33:02

    感想ありがとうございます。励みになります
    では再開します

  • 118122/12/21(水) 21:42:06

    「お前羊のおっさんなのか?」

    「おい、不用意に近づくんじゃねぇ」

    キラーの静止が聞こえていないのか、ルフィが1番大きな破片をひょいと拾い上げる

    「ひつじ…しつじのことでしょうか。えぇえぇそのとおり、わたくしこのいえのしつじをつとめておりました」

    その言葉にドレークは首を傾げる

    「過去形だな、今は違うのか?」

    「わたくしからだからはなれてしまってからずっとここにおりましたゆえ、とてもいまもしつじとはいえませんよ」

    「…なんでもいいだろ、兎に角ここも調べるぞ」


    キラーのその言葉に、執事は

    dice1d3=1 (1)


    1.「それは困ります」

    2.「………」

    3.「いいことをおしえてさしあげましょうか」

  • 119122/12/21(水) 21:46:25

    「!?」

    破片から聞こえてくる声。舌っ足らずなそれが、不意に滑らかな発音になる

    反射的に手を離すルフィ、重力に従った小さな破片が軽い音を立てて地面に落ちる

    「おや、しまった。もう少しだったのですがねぇ」


    確率ダイス

    dice1d100=15 (15)

  • 120二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 21:47:24

    キラーさん優秀かよ!!

  • 121122/12/21(水) 21:48:50

    「おい麦わらその腕!!」

    キラーの言葉にドレークは反射的にルフィの腕を見る

    先程までは普通だったその手は、肘の上あたりまで真っ白なマネキンのようになっていた


    精神汚染度プラスダイス

    ルフィ

    dice1d10=6 (6)

    キラー

    dice1d10=3 (3)

    ドレーク

    dice1d10=4 (4)

  • 122122/12/21(水) 21:50:13

    ルフィ 40→46
    キラー 9→12
    ドレーク 17→21

  • 123122/12/21(水) 21:53:00

    「しっかりしろ麦わら!」
    「…っ! 悪いぼーっとしてた!!」
    呆然と腕を眺めるルフィをキラーが叱咤する。その間にドレークは破片を壁へと蹴り飛ばす
    カシャンと破片が粉々に砕ける。最後に聞こえたのは執事の不気味な笑い声のみであった

  • 124二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 21:55:19

    もしかして精神汚染が進むと体もマネキンになるのか

  • 125二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 21:55:28

    しつじとの会話だったけど困りますと答えたのは執事かな?

  • 126二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 21:56:21

    盛り上がってまいりました

  • 127122/12/21(水) 21:58:04

    「大丈夫か?」

    「うーん、多分大丈夫だ! 動かせるし感覚もある」

    「…無理はするなよ」

    「おう!」

    ルフィの腕を触ってみるが、どこからどうみてもマネキンだ。本人に感覚はあるらしいが、だからといって安心できる訳でもない

    「……とりあえず調べよう、執事が止めようとしたってことは何かあるはずだ」


    何か見つかった?(70以下で成功、30以下で大成功)

    ルフィ

    dice1d100=7 (7)

    キラー

    dice1d100=97 (97)

    ドレーク

    dice1d100=34 (34)

  • 128二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:03:08

    物理でどうにかなる幽霊に襲われるより暴力で解決できない異変が現れるほうが動揺するのキラーっぽい

  • 129122/12/21(水) 22:05:16

    「なんか声がする」
    「声? …おれにはわからん、聞こえるかキラー」
    「いやおれもなにも聞こえねェ」
    「こっちだ!」
    いきなり走り出すルフィを慌てて追う。しかし地下室はそう広くは無い、直ぐに目的の場所にはついたようだった
    「……人形?」
    「また人形かよ…」
    そこにあったのは豪華なドレスを着た綺麗な西洋人形であった
    薄汚れた地下室で、それだけが場違いのように美しい
    「おれをよんだのお前か?」
    人形は何も答えない。当たり前だ。だがルフィはなにか納得したように頷いてその人形を拾い上げた
    「おい待て、まさか持っていくつもりか?」
    「おう! なんかつれてって欲しいって言ってる気がすんだよ」
    「……おれたちは運ばないからな」

  • 130二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:10:30

    明るいルフィ、頼りになるキラーさん、真面目なドレークの3人とお助けキャラのオカルトは任せろホーキンスがバランス良くて面白い

  • 131122/12/21(水) 22:13:05

    「おいこれを見てみろ」
    ルフィが人形を見つけた後、気を取り直して探索する。暫くするとドレークが何やら古いノートを見つけ出した
    「ん? なんて書いてあんだこれ」
    「大分癖の強い筆記体だな、くずし字とかいうレベルじゃねェ」
    「なんとか読めるとこだけ読んだが、どうやらこれはあの執事の日記らしい」
    「!? マジか!」
    「あぁ、とは言っても読めないところも多かったがな」
    ドレークが掻い摘んで内容を2人に話す
    大方は取り留めのないその日の出来事を書いているだけだが、最後の方のページにお嬢様がいなくなったこと。その後少し日付が飛んで何やら取り乱したような言葉の羅列。そして最後のページには

    「メアリー…」

    強い筆圧で、ページを埋めるようにメアリーと書かれていた

  • 132122/12/21(水) 22:15:02

    その後暫く探索したが、めぼしいものは見つからなかった。地下室にはもうなにもないだろう


    次はどこを探索する?

    dice1d2=1 (1)


    1.食堂

    2.執務室

  • 133122/12/21(水) 22:21:00

    見つけた人形を持って地下室を出る。扉を閉める時にまたあの執事の笑い声が聞こえた気がした

    「メアリー、か」

    「さっきの手紙にも書いてあったよな」

    「娘の友達っぽかったがさっきのを見ると怪しいもんだな」

    強く強くノートに刻まれた「メアリー」という文字

    ところどころ紙を貫いていたそれは娘……おそらく日記に書かれていたお嬢様の友達に対する感情以外のものを感じられた

    きっと、あそこに込められた感情は怒り。そして憎しみだ


    確率ダイス(60以下で成功)

    dice1d100=56 (56)

  • 134122/12/21(水) 22:25:04

    地下室から出て少し屋敷の奥へと進むと、食堂と書かれた案内図が貼ってあるのが目に付いた。迷わずそちらへと進むルフィを止めることが叶わず、三人は食堂へと足を踏み入れる

    人の気配はしないが、先程から何かに襲われっぱなしだ。念の為身を潜ませながら中を確認する


    確率ダイス(50以下で成功)

    dice1d100=6 (6)

  • 135二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:26:00

    成功率高くて安定感が凄い

  • 136122/12/21(水) 22:33:21

    「…誰もいないようだ」

    中を覗き見たドレークの言葉通り、中には誰もいなかった。念の為足音を立てないように中へと入る

    「なんか食いもんねェかな」

    「見つけても食うなよ、絶対にだ」

    ドレークの注意が聞こえているのかいないのか、ルフィは奥の調理室へ入る。食べ物があるかもしれない場所でルフィから目を離す訳には行かない、そう判断した2人は仕方なくルフィに続く

    調理室は中々の広さがあり、綺麗に掃除されている

    一見異常は無いように見えるが、3人は強い違和感を覚えた


    違和感の正体に気がつく?(50以下で成功)

    ルフィ

    dice1d100=87 (87)

    キラー

    dice1d100=79 (79)

    ドレーク

    dice1d100=9 (9)

  • 137122/12/21(水) 22:41:14

    「刃物の類が一切ないな」

    「言われてみれば確かに」

    フライパンにお玉に大きな寸胴鍋、泡立て器やターナー等基本的な調理器具が置かれている中、包丁やピーラーといったものはどこにも見当たらなかった

    ご丁寧にカトラリーからナイフも消え去っている

    「これでどうやって料理すんだよ」

    備え付けの冷蔵庫なども開けてみたが中には何も入っていない。見てくれだけは整えられているが使われたこともなさそうだ

    ルフィは残念がっていたがキラーとドレークは内心ガッツポーズする。ルフィが怪しい食事に飛びつく懸念が消えた

    落ち込むルフィを置いて2人はさっさと探索を開始する


    何か見つかった?(70以下で成功、30以下で大成功)

    ルフィ

    dice1d100=47 (47)

    キラー

    dice1d100=4 (4)

    ドレーク

    dice1d100=16 (16)

  • 138二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:42:20

    一桁出すの分担制なの?

  • 139二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:44:42

    順番で1桁だしてくの面白いなこの3人

  • 1402人も大成功だと…?22/12/21(水) 22:50:08

    ドレークが従業員用であろうロッカーを開ける
    「な、なんだこれは…」
    普通なら衣服などが仕舞われているだろうそこには、この場で初めて見る「刃物」が入っていた
    「……本当になんなんだこの屋敷は」
    血塗れの肉斬り包丁の前でドレークは溜息をつく
    帰りたい。切実にそう思った

  • 141122/12/21(水) 23:03:00

    一方、ルフィはまた人形の一部を見つけていた
    右手、左手、胴ときて今回見つけたのは右足だ。胴体に引っつけてみれば両手と同じようにそれはくっつく
    「おいお前ら、ちょっと集まれ」
    キラーが2人を呼ぶ。集まったルフィとドレークを横目に彼は一方向を指さした
    「あれを見ろ」
    2人がそちらを見る。目線の先は食堂の入り口、そこには何やら小さな人影が2つ浮かび上がっていた
    「幽霊…?」
    「分からん、ただこっちには気づいてねェようだ」

  • 142二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:13:53

    ただ幽霊がいただけじゃもう驚かなくなっとる

  • 143122/12/21(水) 23:45:30

    「ねぇ止めようよメアリー」
    「あらいいじゃない、貴女ってば本当に臆病なんだから」
    「でも…」
    「それに、ただの女の子のフリをして町を歩きたいって言ったのは貴女でしょ? いいじゃない、子供のうちにそういうことはやっておかないとね!」
    「だからって勝手に果物とか持っていったらだめだって。きっと料理長達が困っちゃうわ」
    「このぐらい平気よ。それともなに? "ソフィー"は私とピクニックしたくないの?」
    「そんなこと言ってないじゃない!」
    「じゃあいいじゃない。ほら早く行くわよ」
    「あっ、待ってよメアリー!」

  • 144122/12/21(水) 23:52:38

    「……出ていったな」
    「なんだったんだ今のは…」
    ずっと2人の会話を聞いていたが、向こうがこちらに気がつくことは無かった
    楽しげに話す2人はきっと友達なのだろう。声は可愛らしい少女だったが生憎と姿はぼやけてよく分からなかった
    「今のが例のメアリーか?」
    「多分な。そして一緒にいたのがおそらく…」
    「この屋敷の娘か」
    あの様子を見る限り、2人はなんの気兼ねもないただの友人同士のようだ。だがあの執事の日記と今の光景が結びつかない
    「あいつの名前ソフィーっていうのか」
    「何らかの手がかりになればいいが…」

  • 145122/12/21(水) 23:53:34

    その後暫く探索したが、めぼしいものは見つからなかった。食堂にはもうなにもないだろう


    次はどこを探索する?

    dice1d1=1 (1)


    1.執務室

  • 146122/12/21(水) 23:56:05

    廊下に出れば、さっきまでとはうってかわり薄暗い一本道となっていた

    横に扉はあるが壁に絵で描いてあるかのように開かない。仕方なく真っ直ぐ進むと、正面に豪勢な扉が見えてきた


    確率ダイス(20以下で成功)

    dice1d100=39 (39)

  • 147二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:59:06

    あー……

  • 148二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:59:52

    このレスは削除されています

  • 149記入漏れ、再投稿22/12/22(木) 00:02:12

    「おやお客様方、一体なんの御用でしょう」
    「執事…」
    「やっぱり居やがったか」
    「羊のおっさん!」
    扉の前には1人の男がいた
    顔が半壊した白いマネキン、執事と名乗る男だ
    ……思えば、こいつは一体なんなのだろうか
    なにかを企んではいるようだが、積極的に害してくることは無い。強いて言えば地下でのあの謎のマネキン化だが、それも見た目がマネキンになるだけで特に支障があるわけでもなかった

  • 150122/12/22(木) 00:09:16

    「そう警戒なさらないで、私は貴方がたをお待ちしていたのです」

    「黙れ、お前と話すことは無い」

    「なー羊のおっさん、この手戻してくれよ」

    「麦わら、1回黙ろうな」

    「ふふふ、それは無理なご相談です」

    マネキンの口が笑みの形に歪む

    「お嬢様は寂しがりなお方ですから」


    判定ダイス(1=成功 2=失敗)

    ルフィ

    dice1d2=1 (1)

    キラー

    dice1d2=1 (1)

    ドレーク

    dice1d2=2 (2)

  • 151122/12/22(木) 00:10:31

    確率ダイス

    dice1d100=13 (13)

  • 152122/12/22(木) 00:13:17

    「なっ…!?」

    ドレークが驚いた声を出す

    執事が笑った途端、彼の両の手が白いマネキンに起き変わったのだ


    精神汚染度プラスダイス

    ルフィ

    dice1d10=7 (7)

    キラー

    dice1d10=2 (2)

    ドレーク

    dice1d10=2 (2)

  • 153122/12/22(木) 00:18:46

    ルフィ 46→53

    キラー 12→14

    ドレーク 21→23


    ルフィの精神汚染度が50を超えたため判定ダイス、加えてマネキン化の進行度が進みます


    dice1d5=2 (2)

    1.気絶

    2.幻覚

    3.錯乱

    4.幻聴

    5.耐える


    進行度

    dice1d100=91 (91)

  • 154二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:19:50

    急に出目が高すぎる

  • 155122/12/22(木) 00:23:55

    「ん? ゾロ! お前もこっち来てたのか!」

    「は? 何を言ってやがる麦わ…っ!!」

    急にここにいないはずの友人の名を呼び出したルフィの方を見る。ファンタジスタと名高い男だが流石に異空間にまでは迷いこめないだろう、多分

    だが問題はその言動よりも彼の姿だった

    先程までは肘の上あたりまでだったマネキン化が、その全身に及んでいた

    表情の分からないツルリとした顔、球体関節の身体、幸い服装と麦わら帽子でルフィだと分かるがその見た目は完全にマネキンと化していた


    精神汚染度プラスダイス

    キラー

    dice1d10=3 (3)

    ドレーク

    dice1d10=4 (4)

  • 156二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:24:27

    キラーさん強いな

  • 157122/12/22(木) 00:31:03

    キラー 14→17

    ドレーク 23→27


    「お前の仕業か!!」

    ドレークが執事へ殴りかかるが、その手は虚しく空を切る。ドレークの手を避けた執事は残念そうな声であぁ…と溜息を吐いた

    「名さえ分かれば完全だったものを…」

    「こいつ…!!」

    キラーがルフィへと駆け寄る。相変わらずここにいない友人へ話しかけ続けているが、この状況自体はキチンと把握しているらしい。大方ここに友人がいる幻覚でも見ているのだろう

    だが困った。マネキン化のトリガーが分からない以上、下手に動くことができない

    先程ドレークが殴りかかった時は平気だった。なら攻撃してもマネキン化が進む訳では無いのだろうか?

    それを判断するには圧倒的に情報が足りなかった


    判定ダイス(50以下で成功)

    dice1d100=59 (59)

  • 158122/12/22(木) 00:39:29

    ダメだ、何も思いつかない
    キラーは執事から距離をとる。なにか打開する策はないか、なにか…
    「キラー、麦わら!!」
    不意にキラーとルフィに背を向け、ドレークが執事の前に立ちはだかった
    「ここはおれが食い止める、その間にお前たちは中を調べろ!」
    「!? なに言ってやがる!!」
    「いいから行け!!」
    その言葉を最後にドレークは振り返ることなく執事へと襲いかかる
    「…わかった」
    後ろから返事とともに戸惑うキラーの腕を掴んだのはルフィだ
    「すぐ戻る!!」
    そう言って、ルフィはキラーと共に執務室の扉へ体当たりした

  • 159二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:43:47

    執事の前で「キラー」言っちゃったけど大丈夫かな ヤバいのはフルネームかな

  • 160このスレ内で完結したい22/12/22(木) 00:48:47

    「くそ、急いで探すぞ!」

    「おう!!」


    何が見つかった?(70以下で成功、30以下で大成功)

    ルフィ

    dice1d100=21 (21)

    キラー

    dice1d100=72 (72)

  • 161このスレ内で完結したい22/12/22(木) 00:56:24

    「左足!!…ん? なんだこれ」
    ルフィが人形の左足を見つける。そしてそこに寄り添うように置かれている1冊のノート
    広げられたそれには、丁寧な字でこう書かれていた
    「女の子が産まれた
    可愛い可愛い玉のような子
    私の宝物
    名前はどうしようか
    妻の母国に習ってゾフィーか
    それともこちらに合わせてソフィアか
    あぁなんて幸せな悩みなんだろう」

  • 162二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:57:33

    今日はここで終了です。明日で完結を目指したい
    お付き合い下さりありがとうございました。また明日お暇なら覗きに来てください

  • 163二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 01:04:55

    おつ
    皆生還出来るよな…

  • 164二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 11:24:45

    保守

  • 165二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 12:40:37

    怖いですがめちゃくちゃ面白いです
    現パロ、超新星、ホラー、ダイスなど色々な要素があって斬新で素晴らしいと思います
    キラーがとても頼もしいと思いましたし、侵食されたルフィはどうなるのか⁉︎執事と対峙するドレークも大丈夫か⁉︎などなど…続きがとても楽しみです

  • 166122/12/22(木) 20:04:36

    保守&感想ありがとうございます。想定より長くなってしまったのですがそろそろ終盤に差し掛かりました。本日もお付き合いいただければ幸いです

  • 167122/12/22(木) 20:11:54

    「なにか見つけたか!?」

    「人形の左足となんかよく分かんねェノート!」

    「あぁ!? ノート!?」

    「ソフィアとかゾフィーとか書いてある!」

    「取り敢えずそれ持ってこい! ドレーク連れて逃げるぞ!」

    狭い執務室を調べるのに時間はかからなかった。本や戸棚をひっくり返し、めぼしいものを見つけると急いでとって返す


    ドレークはマネキン化が進んでいる?

    dice1d2=1 (1)

    1.進んでいる

    2.進んでいない


    進んでいる場合のマネキン化進行度

    dice1d100=4 (4)

  • 168二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 20:16:03

    100降って4しかでないの笑うんだが

  • 169122/12/22(木) 20:16:05

    「逃げるぞ!!」

    執務室の扉を蹴り飛ばしキラーとルフィがドレークの腕を掴んで走り出す

    ドレークの手を見れば手首の上までマネキン化が進んでしまっていたが、それ以外は無事なようだ

    「おや、お逃げになるのですか?」

    背後から執事の声が追いかけてくるが振り向く余裕は無い

    来た一本道をただひたすらに走る


    確率ダイス(50以下で成功)

    dice1d100=91 (91)

  • 170二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 20:17:01

    振り幅!ダイス神がご乱心だ

  • 171122/12/22(木) 20:21:21

    廊下は先程までの姿とは一変していた
    壁があった場所はただただ深い闇に覆われ、その先が奈落かどうかも判別できない。光は無いのに不思議と足元から伸ばされた道だけははっきりと視認できた
    3人は走り続ける。その先に何があるのかは分からないが、彼らにはそこを走り続けるしか出来なかった
    「なんか見えるぞ!!」
    ルフィの声に道の先の方へと目を凝らす
    そこには可愛らしい装飾のピンクの扉が道を塞ぐように鎮座していた
    「どうする!?」
    「決まってる!」
    「どっちにしろ後戻りは出来ないんだ、進むしかないだろう!」
    そして3人は扉の中へと足を踏み入れた

  • 172122/12/22(木) 20:27:15

    「はやく閉めろ!」

    最後に飛び込んだドレークが力任せに扉を閉める

    直ぐにルフィとキラーが部屋の中のものを集め、簡易なバリケードをはった。意味があるかは分からないがやっておいて損は無いだろう、多分

    「……なんだここは」

    「すげーキラキラしてんな!」

    「さぁな、ソフィーだかメアリーだかの部屋じゃねェか?」

    中は一言で言えば「子供のおもちゃ箱」であった

    可愛いもの、綺麗なもの、フリフリしているもの、キラキラしているもの、それこそ宝石や人形やドレスが沢山沢山積み上げられた部屋

    壁や床は全てピンク、女児が好みそうな部屋だ


    確率ダイス(50以下で成功)

    dice1d100=4 (4)

  • 173122/12/22(木) 20:30:05

    ルルルルル…
    不意にルフィの帽子の中から着信音が響いた
    慌てて確認すればそこには「ホーキンス(ワラ男)」の文字
    ドレークがルフィからひったくるようにスマホを取り上げ応答ボタンを押す
    『無事か?』
    「無事なわけあるか!!」
    『その声はドレークか。巻き込まれるとは不憫な奴め』

  • 174二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 20:32:45

    何だこの振り幅は

  • 175二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 20:33:00

    (ワラ男)草

  • 176122/12/22(木) 20:41:14

    『そっちの状況は今どうなっている? 中々に追い詰められていると結果が出ているが』
    「相変わらずの占い精度だな、その通りだ」
    『ふむ…少し待っていろ』
    通話口からなにやら紙が擦れるような音が聞こえる
    『成程な』
    「1人で勝手に納得するな」
    『鍵は既に手に入れているようだ、そのまま進めと出た』
    「は?」
    なんとも意図を掴み兼ねる言葉だ
    いや、そもそもこのホーキンスは本物か? この空間が生み出した偽物なのでは?
    『おれを疑っているな、まぁ無理もねェか……そうだな、この間お前と湯屋に行った時にお前確か』
    「分かった本物だな」
    スピーカーにした通話に即返事をする。ルフィは兎も角キラーに"あの事"を知られたら間違いなくキッドにも伝わる。そうすればローやアプーにも広まるかもしれない。アプーに知られたら終わりだ

  • 177二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 20:48:01

    仲いいなぁ

  • 178122/12/22(木) 20:48:38

    『納得したならさっさと進め、時間が経つほど帰り道は狭くなる。そこに永住したいと言うのなら止めないが…』

    「…一先ずは信じる、行くぞ麦わら、キラー」

    「おう!」

    「ところでホーキンスが言おうとしてた事って…」

    「行くぞ」

    奥へと進むと小さな扉があった。幼い子供が通れるくらいのサイズだ

    手をついてそこをくぐりぬけると、再び同じような部屋。そして奥へと進むとまた扉

    それを何回か繰り返す

    何度目かの扉を潜る。奥の扉を目指し進むと、突然ルフィが足を止めた

    「どうした麦わら」

    「……なんか声がする」

    「地下室でもそんなこと言ってたな」


    確率ダイス(50以下で成功)

    dice1d100=94 (94)

  • 179122/12/22(木) 20:50:07

    ルフィがオモチャが積まれた山へ手を突っ込む。そこから取り出したのは手のひらサイズの小箱だ
    ルフィはそれを躊躇いなく開ける
    中に入っていたのはオモチャの包丁であった

  • 180122/12/22(木) 20:55:34

    「これお前のか?」
    ルフィがそう言って話しかけたのは地下室で拾った綺麗な西洋人形だった
    人形は何も答えない。けれどルフィは何かに答えるようにその包丁を人形へと持たせた
    「…もういいか?」
    「おう!」
    「早く行くぞ」
    そして彼らは奥の扉を開ける

    「お待ちしてたわ、お客様」

    そこは今までのオモチャ部屋とは少し違った
    真ん中に大きな天蓋付きのベッドが置かれ、その上に恐らく10歳程の齢の女の子が座っていた

    「私ソフィー、宜しくね!」

    可愛らしい声だ。だがその少女はとてもじゃないが可愛らしいとは言えなかった
    その少女には首から上が無かったのだから

  • 181122/12/22(木) 21:01:09

    「どうぞ座って! お客様なんて久しぶり! ねぇお話を聞かせてちょうだい?」

    「なんだお前?」

    「だからソフィーよ。貴方のお名前は?」

    「おれか? おれはル」

    「そいつは麦わら、おれは恐竜、そっちの金髪はマスクだ」

    「もう少しマシな名前は無かったのか」

    確かにキッド達とバンド活動している時はマスクをしているが、いくらなんでもそれはないだろう

    「そう、変わった名前ね」

    だが少女は納得したらしい。恐らく首をかしげて麦わらさんと話しかける

    「その手にはなにを持ってらっしゃるの?」

    「拾った人形」

    「まぁ! もしよかったら見せてくださらない?」


    どちらを渡す?

    dice1d2=1 (1)


    1.首以外が揃った人形

    2.綺麗な西洋人形

  • 182122/12/22(木) 21:09:16

    「まぁまぁ! 貴方だったの!」
    「おれがどうかしたのか?」
    「頭以外を揃えて下さったのね。でも残念、肝心の頭が無いわ」
    「頭が欲しかったのか?」
    「全部よ、全部。腕も足も胴も頭も名前も全部揃えて欲しかったの」
    そう言って少女は溜息を吐いた。とは言え頭がないので恐らくだが
    「ソフィーってさっき自分で言ってたじゃねェか」
    キラーの言葉に少女は違うのと首を振る、ような仕草を見せた
    「私の本当の名前。ソフィーは違うの」
    「…メアリーって奴か?」
    「その名前を出さないで!!」
    ドレークがその名を出した途端、先程まで穏やかだった少女の様子が一変する
    即座に身構えた3人を見て、少女は正気を取り戻したのかごめんなさいと謝った
    「その子は、違うの」
    「友達じゃねェのか?」
    ルフィの問に少女は少し間を置いて答える
    「友達だったわ。とっても大切な…貴方にもいる? そんな方」
    「仲間は大事だぜ! な、ゾロ!」
    「お前まだ幻覚見てたのか」

  • 183※少し過激な描写あり22/12/22(木) 21:16:36

    「ねぇ、私のお話聞いてくださる?」
    「おれ早く帰りてェんだけど」
    「聞いてくださる?」
    「…聞かないとダメな流れかこれ」
    「違いない」
    仕方なく黙った3人に少女は静かに話し始める
    「私もね、はっきり覚えているわけじゃないの」
    メアリー、私の大切なお友達
    とっても元気な子で、大人しい私の手をいつも引っ張ってくれてた
    だからあの日も、いつものように遊ぼうとしただけだった
    2人でこっそり出かけたピクニック
    メアリーは果物が入ったバスケットの他に何か大きなものを持ってきてた
    布に包まれたそれが何か訪ねると、後でのお楽しみと楽しそうに返された
    本当に楽しかった。大人のいない自由な空間は初めてだった
    だから気が付かなかった。浮かれていた
    後ろから突然固いもので頭を殴られて、気がつけば木に括り付けられていた
    「メアリーは笑っていたわ」
    布から大きな肉斬り包丁を取り出して、痛い痛いと泣く私の手足を…

  • 184二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 21:25:24

    「イかれてんな」

    「メアリーがなんであんなことしたのかは分からない。気がついたら私はここにいたわ」

    「あの執事は…」

    「彼は私をずっと探してくれていたの。ここに来てくれた時はとても嬉しかった! それにね」

    そう言ってソフィーは自分のベッドを指さす

    「あんなにお友達を連れてきてくれたの!」

    先程まではカーテンに遮られて見えていなかったそれが目に入る

    大きな大きなベッドの上には、沢山の小さなマネキン

    服装や大きさで多少の特徴はあるが、顔の判別はつかない

    「ねぇ麦わらさん、恐竜さん、マスクさん。貴方たちも新しくお友達になってくれるのでしょう?」

    『距離を取れ!』

    様子を伺っていたホーキンスが異変に気づき声を上げる

    反射的に後ろへと下がった3人の足元には、気が付かないうちに沢山のマネキンが近づいていた

    『そいつらに触るな、マネキンにされるぞ!』

    「早く言え!!」

    どこに隠れていたのか、天井や物陰からマネキンがひっきりなしに現れる

    「どんだけお友達とやらにしてやがんだ」

    「ホーキンス、なにかないのか!?」

    『鍵はお前らが持っている筈だ、なにかあるだろう? 思い出せ』

    「思い出せって…」


    確率ダイス(65以下で成功)

    ルフィ

    dice1d100=98 (98)

    キラー

    dice1d100=70 (70)

    ドレーク

    dice1d100=59 (59)

  • 185二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 21:27:43

    あっぶねえ
    そしてホーキンスその場にいないのに頼りになりすぎる

  • 186二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 21:44:35

    この館に来てからの事を思い出す
    思えばここの住人らしきものは皆マネキンやら人形に縁がある
    執事は言わずもがな、ソフィーもさっきの口ぶりではあの人形が本体のようなものと見てもいいだろう
    そして、この館で見つけた人形はもう一つ
    「麦わら!!」
    「なんだ!」
    「その"人形"をあいつに向かって投げろ!!」
    「わかった!」
    ドレークの指示にルフィは迷うことなく手に持っていた"西洋人形"を投げる
    「は…?」
    己に投げられたそれに、ソフィーは明らかに動揺した
    今まで自分で動くことのなかったその人形が、ゆらりと立ち上がった
    「なんで、どうしてメアリーがここに…!!」
    「お嬢様!!」
    後ろの扉が勢いよく開かれる
    弾かれるように走ってくるマネキンの執事は、ルフィ達をスルーしてソフィーの元へと駆け寄る
    『ベッドの下に扉がある! 今のうちに逃げろ!』
    「ドレーク! 麦わら!」
    3人でいっせいにベッドをずらす。その下には簡素な扉があり、開けると中にはよく見知った廊下が広がっていた
    「これは…!」
    「学校の廊下だ!」
    「てことはここが脱出口か!」
    3人は振り返らなかった
    マネキン化したままのルフィやドレークの手がどうなるかは分からないが、逃げるタイミングがまた巡ってくるとは限らない
    飛び込んだ瞬間、背後から執事の嘆きとソフィーの悲鳴、そしてメアリーの嬉しそうな声が聞こえた

    「あぁ私の可愛いソフィー、もう離さないわ」

  • 187二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 21:49:38

    気がつくと3人は廊下に倒れていた
    起き上がって周りを見渡すとホーキンスが壁にもたれて何やらタロットを弄っているのが目に入る
    「気がついたか」
    ホーキンスの言葉に、慌ててドレークとルフィが自分の手を見下ろす
    血の通った、柔らかい肌
    「安心しろ、あちらでその身に起こったことはこちらに影響を与えない」
    ホーキンスの抑揚のない声が今は安心出来る
    「お前たちがあそこに呼ばれることはもう無いだろう。さっさと忘れることを進める」
    ホーキンスはそう言って去っていた。どうやら様子を見に来ただけらしい。優しいのか優しくないのかよく分からないやつだ

  • 188二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 21:52:25

    「…なんだったんだろーな」
    「深く考えても仕方ねェだろ」
    「……そうだな」
    きっと、彼女たちは何度も繰り返しているのだろう
    あの狭い世界の中で、3人でずっと、ずっと
    最後の悲鳴が、妙に耳に残っていた

    TRUE END

  • 189二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 21:56:32

    乙です!
    trueendってことは首まで見つけてたらハッピーエンドだったんですかね?

  • 190122/12/22(木) 21:56:54

    これでこのお話はおしまいです。お付き合い下さりありがとうございました

    尚、ハッピーエンドの状況は地下室と最後のオモチャ部屋で成功判定を出すことでした。地下にあった執事の破片は判定成功の場合仲間入り。その結果執事とお嬢様の本名が判明。オモチャ部屋では包丁かお嬢様の人形の頭のどちらかが出る予定でした。失敗したので手に入ったのは包丁でしたね

    小ネタ
    ウルージさんが参戦した場合、行動の度に因果晒し判定ダイス、成功で因果晒しで強制終了の予定でした。出なくてよかった

  • 191122/12/22(木) 21:57:29

    >>190

    状況×→条件○

  • 192122/12/22(木) 22:07:40

    精神汚染度が70を超える
    マネキン化かつ名前を知られる
    シンプルに死亡
    がバッドエンドの条件の1部です。他にもあるけどこの3つのどれかを満たした場合その時点でゲームオーバー

  • 193二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:10:56

    すげー楽しかった!
    TRPG見てる気分だった

  • 194二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:12:17

    おつおつ!楽しませてもらいました、続編あるなら見てみたいくらい…
    ホーキンス多分こっち(現実世界)でめっちゃヤキモキしてたと思うよ、友達甲斐のあるやつだよ

  • 195二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:13:31

    名前知られるのがヤバい状況でルフィはある意味当たりだったのかもしれない
    みんな無事に戻ってこれてよかった

  • 196二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:18:28

    とても面白かったですしみんな無事に帰還できて良かったです
    また人選が最高でした(明るいルフィ、怪異に博識でナビゲーターのホーキンス、頼りになる兄貴的なキラーとドレーク)
    この人選に加えスレ主さまの脚本やダイスがあったからこその物語だったと思いました
    とにかく最高でした
    ここまでお疲れ様でした

  • 197二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:29:52

    1乙です
    めちゃくちゃ面白かったです。ホーキンスの『距離を取れ!』から疾走感というか緊迫感みたいなのがあってドキドキしながら読んでました…
    素敵なSSをありがとう煮込まれてくれ

  • 198二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:44:52

    めっちゃ面白かったです!ルフィ、キラー、ドレーク、ホーキンスの組み合わせが新鮮でありやり取りも楽しかったです!お疲れ様でした!

  • 199二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 08:30:15


    ホーキンスがいて良かったね

  • 200二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 09:08:26

    乙!ハッピーエンドも見てみたかった

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