- 1KP22/12/19(月) 23:51:48
クトゥルフ要素がわからなくなるスレ主
今回は原作軸でチャレンジしたいと思います
CoCエアプなのでルールミスとかはあるかもしれませんが生暖かい目で見守っていただいて……(ルルブ7版所持)
※スレ主の癖が溢れる板なので気をつけてください。凌辱、触手とか雑食ぎみです。
お借りしたシナリオ
#CoCシナリオ 【CoCシナリオ】ThrillなLuckをBETして - 匣見むしの小説 - pixiv●あらすじ: 目が開けるとそこは見知らぬ部屋だった。 赤い絨毯、シャンデリア、まさに豪華絢爛といった身に覚えのない部屋。 更には所持すらしていた記憶のない立派な服。 貼り付けたような笑みを浮かべる男が口を開く。 「ここで皆様に賭けていただくのは金品ではございません。 皆様のチップ...www.pixiv.netミニゲームや設定など部分的に使用させてもらっています。ストーリー大幅に改変しています。
○概要
・三武海に賭け事やお酒を飲んでもらったり、神話生物にあったりする感じの流れです
・ゲームに負けたり、チップ0になるとペナルティを与えられます(内容は安価予定)
・ワンピ世界のキャラはSAN値チェックしないやろという思いはありつつご都合時空だからやります (魚人とか獣人とか普通にいる……考えない考えない)
- 2KP22/12/19(月) 23:53:17
クロコダイル
STR 60 CON 60 POW 55 DEX 40
APP 25 SIZ 95 INT 85 EDU 85
HP 15 MP 11 IDE 85 幸運 45知識 85
DB +1D4
SAN 55/不定領域44
●取得技能
回避 50 投擲40 聞き耳50隠密40
精神分析51 図書館 70目星 60 鑑定 40
跳躍50 信用 50 説得60 考古学 36
心理学55 薬学36 - 3KP22/12/19(月) 23:53:57
ミホーク
STR 90 CON 90 POW 80 DEX 90
APP 85 SIZ 90 INT 60 EDU 40
HP 18 MP 16 IDE 60 幸運 45 知識 40
DB +1d6
SAN 80/64
●取得技能
回避 85 近接攻撃(刀剣) 99 手さばき60
聞き耳 50 隠密40 精神分析41
登攀26 図書館40 目星80 跳躍 50
心理学 40 - 4KP22/12/19(月) 23:54:20
ドフラミンゴ
STR 70 CON 65 POW 45 DEX 80
APP 75 SIZ 110 INT 80 EDU 60
HP 17 MP 9 IDE 80 幸運 35 知識 60
DB +1d6
SAN 45/不定領域 36
●取得技能
回避 60 拳銃50 応急手当 60 鍵開け66
目星50 跳躍70 言いくるめ 70 信用 50
芸術(イトイトの実) 60 心理学 60 - 5KP22/12/19(月) 23:55:16
初回
賭けとお酒メイン
能力と武器を奪われ、カジノを盛り上げろと言われた。賭けも酒も弱い社長。酔っ払い2人に絡まれるミホーク。終始ゲームを楽しむドフラミンゴの回。
スレ主は賭けの処理でアタフタしていた。
【閲覧・クロス注意】三武海でCoC🎲|あにまん掲示板懲りずにまたスレ立てをしたスレ主今回は原作軸でチャレンジしたいと思いますCoCエアプなのでルールミスとかはあるかもしれませんが生暖かい目で見守っていただいて……(ルルブ7版所持)bbs.animanch.com前回
探索メイン
バニー姿のクロコダイルに笑い転げるドフラミンゴ
お酒を多量摂取し、服を脱がされる鰐
でかい2人の保護者ミホーク
探索でドフラミンゴがメンタルやられたところを追い打ちファンブルをくらわすミホークがいた回
スレ主は何だったら正気度減るんやろと常に考えていた
【閲覧・クロス注意】三武海でCoC🎲 part2|あにまん掲示板懲りずにまたスレ立てをしたスレ主今回は原作軸でチャレンジ中CoCエアプなのでルールミスとかはあるかもしれませんが生暖かい目で見守っていただいて……(ルルブ7版所持)bbs.animanch.com - 6KP22/12/19(月) 23:58:04
3回目
前半腐れたシャンタク鳥VSミホーク&ドフラミンゴ
攻撃のミホークと回復クリティカルのドフラミンゴがいた
後半首絞めドローポーカー、クロコダイルVSミホーク
鋼の肉体と精神をもつミホーク
不定の狂気により鰐は首輪のフェティシズム発症
【閲覧・クロス注意】三武海でCoC🎲 part3|あにまん掲示板前回のスレを落としてしまったスレ主。朝に一回上げとけばよかった…… CoCエアプなのでルールミスとかはあるかもしれませんが生暖かい目で見守っていただいて……(ルルブ7版所持)bbs.animanch.com4回目
前半
3人全員罰ゲームになった回。
クロコダイル→くすぐりの刑
ミホークとドフラミンゴ → 媚薬+触手
後半
探索パート
ミホークの正気度を少し減らせた。もっと減ってほしい。黒幕がよく喋る。
スレ主は自身の癖に正直に生きようと思っていた。
【閲覧・クロス注意】三武海でCoC🎲 part4|あにまん掲示板もうなんだかダイスのことがわからなくなったスレ主。CoCエアプなのでルールミスとかはあるかもしれませんが生暖かい目で見守っていただいて……(ルルブ7版所持)bbs.animanch.com - 7KP22/12/20(火) 00:04:53
5回目
前半
インディアンポーカー
(KPの頭が弱かった反省している)
勝者クロコダイル
中間
罰ゲームパート
ドフラミンゴ、ミホーク罰ゲーム
ここのダイスは拷問よりすけべを選ぶ
後半
ポールダンスを楽しみすぎた結果
全員罰ゲームを喰らわさせるドフラミンゴ
観客と冒涜的な営みをさせられる
KPはエロSS書けて満足。
【閲覧・クロス注意】三武海でCoC🎲 part5|あにまん掲示板ダイスに翻弄されるスレ主今回は原作軸でチャレンジしたいと思いますCoCエアプなのでルールミスとかはあるかもしれませんが生暖かい目で見守っていただいて……(ルルブ7版所持)今更ながら、調子に乗って陵辱や…bbs.animanch.com - 8KP22/12/20(火) 00:08:17
NPC紹介
案内役:触手頭の人
下級の異形の神の幼生:人間が好きな触手
オーナー:別名(手慰みの貴婦人)
扇子を持ち美しい容姿をした女性
黒幕=ニャルラトホテプ - 9KP22/12/20(火) 00:09:53
10まで書くことなくなった……
キュッとしすぎた…… - 10KP22/12/20(火) 00:10:20
保守!
- 11二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 07:05:23
ほしゃ
- 12KP22/12/20(火) 12:19:44
さてさて進行していきたいと思います。
前回クロコダイルがクリティカルしたところからですね。
クロコダイルは本を投げ捨てるようにテーブルに置く。苛立ちはしたが、ゆっくりと読書する時間は幾分の慰めにはなった。SAN(+1)
<SAN>
クロコダイル
31 → 32
ミホーク「そういえばドフラミンゴはどうした」
クロコダイル「あ゛?知るかよ」
名前を出した途端に青筋を立てる。
昨日の巻き添えのことは当然許してなさそうだ。
精神状況(低いほど昨日のことを気にしていない)
クロコダイル
dice1d100=36 (36)
ミホーク
dice1d100=38 (38)
ドフラミンゴ
dice1d100=89 (89)
※SANチェックすると狂気で大変なので許してほしい。
- 13KP22/12/20(火) 12:35:44
怒りはごもっともだが、そのようなことでは脱出は不可能だ。ミホークは呆れながらクロコダイルを窘める。怒りは鎮めたが、拗ねるように顔を横に向ける。
ミホークはドフラミンゴの部屋の扉をノックする。
返事はない。
ミホーク「おい、開けるぞ」
ベッドの上で胡座をかき、壁に身体を預けるドフラミンゴがいる。
気怠げにこちらを見やると口を開いた。
ドフラミンゴ「なんだよ」
憂鬱さが滲んでいる声色である。
それを聞くとミホークは言葉を詰まらせてしまう。
この男が落ち込むとは思っていなかったのだ。沈黙が流れる。
<精神分析>
ミホーク
dice1d100=9 (9) 41
- 14KP22/12/20(火) 12:59:12
意を決してミホークはベッドに近寄る。
ミホーク「腑抜けている場合か。元の世界に戻るためには手段を選んではいられない」
ドフラミンゴ「わかってるよ。そんなことくらい」
覇気のない声で答える。
ミホークはかける言葉を探したが見つからず、無言のまま部屋を後にしようとする。
ドアノブに手をかけると、後ろから声がかかる。
ドフラミンゴはいつものように軽薄な調子で話す。
ドフラミンゴ「フッフッフッ、俺らしくねェな。奴らに一泡吹かせてやる」
立ち上がり、サングラスをかけ直すと不敵な笑みを浮かべた。
ミホークはそれを見ると、少し安心したのか軽く微笑んだ。
<SAN回復値>
前回のも忘れてたのでダイス
dice1d3=3 (3)
dice1d3=1 (1)
- 15KP22/12/20(火) 13:27:15
<SAN>
ドフラミンゴ
33 → 37
二人が部屋から出るとクロコダイルは
鬱陶しそうに眉間にシワを寄せている。
それはそれは長いため息をつくと顎で座るよう促してきた。
大人しく従い、それぞれソファに座る。
クロコダイルが葉巻を吸うと、甘さと苦味のある香りが広がる。
煙とともにその口からは嫌味の言葉が出てくる。
クロコダイル「おかげさまで楽しい夜が過ごせた。ドフラミンゴ君はご機嫌いかがかな?」
ドフラミンゴ「あぁ、最高の気分だぜ。」
ミホーク「クロコダイル、あまり苛めてやるな。」
クロコダイル「俺は思ったことを言っているだけだ。それに俺はお前らの仲良しごっこには付き合ってられねェんでね」
ドフラミンゴ「あくまで目的は一緒だろ?仲良くしようじゃねぇか」
ミホーク「いい加減、本題に移せ」
二人の言い合いに割って入るようにミホークが口を挟む。
クロコダイルも流石に飽きてきたようで、渋々話し始めた。
- 16KP22/12/20(火) 13:46:31
クロコダイル「あの女は"バカラ"で勝利すれば鍵を渡すと言っていた。」
テーブルの上にVIPルームのカードキーをスライドさせる。
ミホーク「バカラとはどのようなゲームなのだ?」
クロコダイル「ディーラーがバンカーとプレイヤーに2枚ずつカードを配る。9の数字に近い方が勝利だ。客はどちらかあるいは引き分けに賭ける。
所詮は運勝負だな。」
ドフラミンゴ「面白そうだなァ。早速行こうぜ」
クロコダイル「おい、待て。話は最後まで聞け」
ドフラミンゴは足早に立ち去ろうとするがそれをクロコダイルが制止する。
クロコダイル「まずは今のチップ数を確認させろ」
◼︎チップ数
クロコダイル
150
ミホーク
299
ドフラミンゴ
189
※ゲーム敗者没収のことは忘れてほしい - 17KP22/12/20(火) 14:24:40
チップの枚数を数えるとクロコダイルは舌打ちをした。
クロコダイル「正直この枚数じゃ心許ないな。ここのバカラは資金力が全てだ。」
ドフラミンゴ「そうかァ?バカラは管理しっかりしてればそうそう負けることなんてねェだろうよ」
クロコダイル「素直に勝負してくれるなら、それでいいんだがな。それに俺は運に頼るのは好きじゃない。」
ミホーク「必勝法でも見つけたのか?」
クロコダイル「いや、単純に勝つための算段だ。リスクも0じゃない。」
ドフラミンゴ「焦らすなよ、そろそろ教えてくれてもいいんじゃねェか?」
クロコダイルはソファに深く腰掛け、葉巻を灰皿に押し付けた。懐からカードを取りだす。
クロコダイル「勝利の鍵はスクイーズだ」
首を傾げるミホーク。ドフラミンゴは察したようでニヤリと笑う。
ドフラミンゴ「イカサマする気満々って訳だな」
クロコダイル「あぁ、そういうことだ。」 - 18KP22/12/20(火) 14:26:17
クロコダイル「やたらと捲りについて熱く語ってた。ここの趣味の悪いオーナーを楽しませればイカサマも見逃すはずだ。」
ミホーク「……すまないが。そのスクイーズとはなんだ?」
ドフラミンゴ「高額に賭けたやつがもらえる権利だ。カードを捲ることができんのさ」
ミホークは納得したように小さく相槌を打つ。
クロコダイル「すり替えの練習をして置くか。鷹の目やってみろ」
<手さばき>
ミホーク
dice1d100=75 (75) 60
- 19KP22/12/20(火) 14:34:43
クロコダイルがテーブルに置いたカードをミホークは捲る。
目にも止まらぬ速さで、すり替えを済ませる。
普通の人間であれば気づかないだろうが、クロコダイルは首を横に振った。
クロコダイル「不自然だ。もっと上手くやるんだな。また後で練習するとしよう。」
ミホーク「意外と難しいな。」 - 20KP22/12/20(火) 15:39:09
ドフラミンゴ「それで資金の方はどうすんだ」
ミホーク「順当であればカジノで増やすしかないだろう。」
クロコダイル「下手したら、元手を減らすことになりかねないがな。」
ドフラミンゴ「あーパトロンでもいればなァ」
クロコダイル「馬鹿言え。そんなもんいるわけねぇだろ。」
ミホーク「そういえば、地下で見た顧客リストに羽振りの良いものがいた。」
クロコダイル「じゃあ、そいつに娼婦みたいに腰振ってお願いでもするか?」
その言葉に二人は固まる。ドフラミンゴに至っては青い顔をして震えている。
失言に気づいたクロコダイルはバツが悪そうな顔を浮かべ、咳払いをする。
クロコダイル「タチの悪い冗談だ。忘れろ」
ミホーク「悪くないかもしれない」
真意を確かめるべくクロコダイルは問いかける。どういつもりだと。
ミホーク「腰こそ振りはしないが、媚びぐらいは売っておくべきだ。」
クロコダイル「それでチップをくれる保証はどこにもないぞ」
ドフラミンゴ「リスクヘッジしたいなら俺がいるぜ」
何か思いついたらしくドフラミンゴは手に糸を出現させ、悪い顔をしている。 - 21KP22/12/20(火) 16:03:01
標的の部屋の近く3人は物陰で様子を伺う。
クロコダイル「何が悲しくてこんなコソ泥みたいな真似をしなくちゃいけねェんだ。」
ドフラミンゴ「泥棒するのは俺だ。テメェはこれからご機嫌取りだろ?お似合いじゃねぇか」
クロコダイル「黙れ。お前にだけは言われたくない」
ミホーク「貴様ら、本当に仲が良いな。」
嫌味を吐いた後にミホークは男が出てきたのを確認し、口に指を当てる。男はエレベーターに消えた。
ミホーク「くれぐれも危険なことはするな、終わったら部屋に戻っていればいい」
ドフラミンゴにそう言い残しミホークとクロコダイルは男の後を追う。
ドフラミンゴ「よしっ、じゃあ早速試してみるか」
<鍵開け>
dice1d100=8 (8) 66
- 22KP22/12/20(火) 17:39:03
その頃のミホークとクロコダイルはホテルの上階にあるバーに来ていた、テラスが解放されており、あたりを一望できる景色のいい場所だ。
海が近いためか潮の香りも感じられる。
この状況でなければ、最高の気分を味わえたことだろう。残念ながら今はその景色を楽しむ余裕はない。
男はテラス席の一番広いスペースを占領していた。
クロコダイルは恨めしげにミホークを睨む。
ミホーク「そんな目をするな。作戦は覚えてるか?」
クロコダイル「男を泥酔させるか、チップを……媚びへつらって貰うかだろ。」
ミホーク「そうだ。」
クロコダイル(クソッ、なんでこの俺が)
内心では不満たらたらだが、クロコダイルは覚悟を決め男の側まで歩く。
クロコダイル「おい、アンタ。少し話があるんだが……」
男は二人の顔を見ると柔和な笑みを浮かべる。上品なスーツに身を包み、白髪混じりの髪をオールバックにしている。目尻にはシワがあり、優しげな雰囲気を醸し出している。
「こんなところで会えるなんて……!」
男は立ち上がり、クロコダイルの手を握る。
クロコダイルは困惑しながらも握られた手を離そうとする。ミホークはクロコダイルが困っていることに気づき、助け舟を出す。
ミホーク「良ければ席について話をしないか」
「是非ともお願いします。あなたたちのショーはどれも素晴らしかった。」
一見すると普通の人間かと思ったが、あれを素晴らしいという感性にやはりここにはまともな人間は居ないと再認識した二人だった。
男が一番気に入っているのは
1.クロコダイル 2.ミホーク 3.ドフラミンゴ
dice1d3=1 (1)
- 23二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 17:51:44
一瞬、元の世界から来たモブさんなのかと思った。
...実は元々世界にも十分ありそうなジェントルマンモブさんだと思う。
クロちゃん、頑張って! - 24KP22/12/20(火) 19:39:12
「お酒はいかがですか?」
席に着くと男がメニュー表を渡してくる。ことを自然に運ぶためにもここは乗るべきだと考え、ミホークとクロコダイルは適当に注文をした。
程なくして、飲み物が届いた。
乾杯をして喉を潤す。
男は嬉々として語り出す。
男はベネットと名乗った。ここに来てまだ日が浅いらしい。
ベネット「オーナーの気まぐれには困ったものです。ここに連れてこられてからというもの毎日が驚きの連続ですよ。」
クロコダイル「それは大変だな。」
ベネット「えぇ、最初は戸惑いましたが、今では楽しんでますよ。」
ミホーク「どんなことが?」
ベネット「例えば、今日みたいに珍しいゲストが来たりとか」
男は熱い眼差しをクロコダイルに向ける。
お酒に酔うかどうか
<CON>
クロコダイル
dice1d100=52 (52) 60
ミホーク
dice1d100=45 (45) 80
男
dice1d100=43 (43) 50
クロコダイルは視線に気づくか
<心理学>
dice1d100=3 (3) 55
- 25KP22/12/20(火) 19:56:12
その視線に気づいたクロコダイルは警戒心を剥き出しにして、目の前の男を見る。
気に入られているのは確実だが、目の奥に嗜虐性が滲み出ている。
クロコダイルは本能的に危険を感じ取った。
しかし、好都合なことでもある。こちらに主導権が渡れば、チップを貰うなど容易いことだ。
クロコダイルはそう考えた。
ミホークはクロコダイルの様子がおかしいことに気づけるか……
<アイデア>
ミホーク
dice1d100=93 (93) 60
- 26KP22/12/20(火) 20:25:57
ベネットの態度は終始一貫して紳士的だ。それなのにも関わらず話しかけられる度に、クロコダイルは顔を強張らせている。
ミホークはそのことに気づくことはできなかった。
ミホーク「グラスが空になっているが何か頼むか?」
ベネット「あぁ、ありがとうございます。」
ドリンクのお代わりを勧める。男は笑顔で承諾した。
ベネット「お二人も遠慮なく飲まれてくださいね」
二人のグラスにはまだ中身があるのを見ると男は言った。
ある程度飲み進めないと怪しまれる可能性がある。自分たちが酔うわけもいかない。
クロコダイル「今日はゆっくり飲みたい気分なんでな」
ペースは控えると伝えるとベネットは残念そうにしていた。
ベネットはウェイターを呼び止め追加のオーダーをする。その間にクロコダイルはミホークに耳打ちをする。
クロコダイル(おい、コイツやばいぞ。)
ミホーク(どうおかしい?)
クロコダイル(目がヤバい。もしかしたら人間じゃないかもしれねェ)
ミホーク(そうか?俺は普通に見えるが……。)
<聞き耳>
男
dice1d100=89 (89) 40
<CON>
男
dice1d100=11 (11) 50
- 27KP22/12/20(火) 20:50:47
ミホークの鈍感さにクロコダイルは呆れる。
クロコダイルは警戒を強め、男の一挙手一投足に注意を払う。
「すみません、先程から私のことばかり見て。何か付いていますか?」
ベネットはクロコダイルの視線に気づくと照れた様子を見せる。
クロコダイル「あ、あぁ。悪い。気にしないでくれ」
クロコダイルは動揺を隠すように酒をあおった。
ベネットはクロコダイルの様子をじっと見つめていたが、やがて口を開く。
「お二人はどうして私と話を?」
率直に疑問をぶつけられる。
ミホーク・クロコダイル(お前を酔い潰してチップを貰うためだ)
とは当然言えるはずもなく適当に取り繕う。
ミホークは酒を飲みながら思案する。
ベネットが本当に人間なら問題はない。もし仮にそうでないとしたら素直に交渉するのは危険かもしれない。 - 28KP22/12/20(火) 21:02:44
しかし、ここで下手に出るのも不自然だ。
クロコダイルも同じことを考えていたのか、ベネットに質問を投げかける。
クロコダイル「アンタはここに来る前は何をやってたんだ?」
ベネットは少し考えるような仕草をすると、答えを返した。
ベネット「ある土地の領主をしてました。」
ミホーク「それは凄いな。」
ベネットは照れ臭そうな表情を浮かべる。
ベネット「いえ、そんな大層なものではありませんよ。」
<心理学>
クロコダイル
dice1d100=17 (17) 55
- 29KP22/12/20(火) 21:24:03
優しげな雰囲気を醸しているが、その目は欲望に満ち溢れている。背中に悪寒が走るのを感じた。
早急にこの男を酔い潰さなければと焦りを覚える。
クロコダイル「……勝負をしないか」
ベネットとミホークは唐突な発言に不思議そうに首を傾げる。
クロコダイル「こいつは酒に強い。そこで飲み比べをしようって話だ。」
そう言いながらミホークを指差す。
ベネット「いいですね、受けて立ちましょう」
二つ返事で了承する。
ベネット「それで何を賭けますか?」
クロコダイル「負けた方が勝った方の言うことを何でも聞くっていうのはどうだ?」
一瞬驚いた顔を見せたがすぐに元の穏やかな笑みに戻る。
ベネット「それはそれは願ってもないチャンスですねぇ。」
心の底から喜んでいるようだ。
その様子を見ていてクロコダイルは恐怖を覚えた。
いまできることはこれしか浮かばない。
それにミホークが酒に強いのは事実だ。
負ける心配はいらないだろう。
ミホークとベネットの飲み比べが始まった。
<CON>
ミホーク
dice1d100=74 (74) 90
男
dice1d100=99 (99) 50
- 30KP22/12/20(火) 21:27:33
……いきなりファンブルしたよ。この人。
耐性を抜かして酔っ払い表振ります。ほろ酔い状態です。
酔っ払い表
1:楽しくなってきてじっとしていられなくなる、よく喋る(or笑う)
2:機嫌が良くなる(or歌いたくなる)
3:スキンシップが増える
4:文句や愚痴が増える(or少し悲しくなってくる)
5:ほんのりと眠くなってくる(うたたね)
6:さらにもっと飲みたくなってくる
7:暑くなってきて脱ぎたくなる
8:人に甘えたくなる
9:人の話を聞きたがる(質問が増える)
10:平然、とくに何も無い(もっと飲める)
dice1d10=1 (1)
- 31二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:32:52
ああ、ベネットさん! ついクロちゃんの提案にうきうきして飲みすぎてしまった。
- 32KP22/12/20(火) 21:34:55
この前に飲んでいたアルコールの影響か男は酔いがまわったようだ。
上機嫌にショーの素晴らしさについて語りだす。
ベネット「実はポーカーゲームを考えたのは私なんです。あの時のお二人は素晴らしかった」
うっとりとした表情を浮かべている。
クロコダイル(こいつ、やっぱり……) - 33KP22/12/20(火) 21:37:10
浮き足立ちすぎだ……!!
クロコダイルはグラスに酒を注ぐ。
それを受け取る男の顔を見て鳥肌が立った。
<CON>
ミホーク
dice1d100=43 (43) 90
男
dice1d100=2 (2) 50
- 34KP22/12/20(火) 21:43:57
極端すぎる草
じゃあほろ酔い状態解除で
ミホークは変わらず平気そうだ。
男は先程の発言で酔いが醒めたようだ。
「この勝負に勝ったらなんでも叶えてくださるんですよね?」
期待に満ちた目がクロコダイルに向けられる。彼の頭の中を想像するだけで吐き気がした。
勝負はまだ終わらない
<CON>
ミホーク
dice1d100=31 (31) 90
男
dice1d100=74 (74) 50
- 35KP22/12/20(火) 21:56:28
うーん。行ったり来たり。
では再びほろ酔いです。
男はまた上機嫌になっている。徐々に紳士の仮面が剥がれ本性が露わになる。
ベネットは饒舌になり自分の過去の武勇伝を語り始めた。
奴隷たちに対する酷い拷問の内容を楽しそうに語る。
ベネットは自分の趣味の話になると熱弁を振るい、興奮している。
そしてその熱をクロコダイルに向けた。
ベネット「貴方を一目見た時から気になっていたんです。」
クロコダイルに詰め寄ると手を取り愛おしそうに見つめた。
ベネット「どんな声で鳴くのか楽しみで仕方がない。」
クロコダイル「勝負に勝てたらの話しだ。ほら飲めよ。」
冷たい目を向けながら、グラスに酒を注ぐ。
ミホーク(負けたらクロコダイルが危険だ……)
<CON>
ミホーク
dice1d100=33 (33) 90
男
dice1d100=32 (32) 50
- 36KP22/12/20(火) 21:58:34
二人とも変化なし。
◼︎5杯目
<CON>
ミホーク
dice1d100=82 (82) 90
男
dice1d100=73 (73) 50
- 37KP22/12/20(火) 22:00:19
これは泥酔です。酔っ払い表振ります。
1:笑い上戸(とても楽しい気分、笑い出したくなる)
2:泣き上戸(とても悲しい気分、泣き出したくなる)
3:脱衣衝動(熱くなり服を脱ぎたくなる)
4:甘えたになる(構って欲しいor人に触りたい)
5:愚痴(日頃感じている不満や恐れていることを語りたくなる)
6:多弁(口数が増える、普段言わないようなことも言いたくなる)
7:絡み酒(説教or質問責めor議論をしたくなる)
8:うたた寝(居眠りをしてしまうorぼうっとする)
9:セクハラ(エロくなるorボディタッチをしたくなるor猥談をしたくなる)
10:上機嫌(歌い出すorよく喋る)
11:さらにもっと飲みたくなる(or人に飲ませたくなる)
12:暴力的(過激になるor暴力的になる)
13:多弁(自分語りをしたくなるor無駄話をしたくなる)
14:前後不覚(目が回るor正常な判断ができなくなる)
15:嘔吐(気持ちが悪くなり吐く)
dice1d15=4 (4)
- 38KP22/12/20(火) 22:09:01
◼︎勝負終了
注がれた酒を飲んだ男はグラスを置き、クロコダイルの身体に触れる。ベネットの手つきは厭らしく、ねっとりとしている。
完全に酔っているようだ。
ベネットはクロコダイルの耳元に口を寄せると囁いた。
ベネット(私の負けですね)
椅子にもたれると残念そうにため息をつく。
ベネット「お願い事はなんですか?」 - 39KP22/12/20(火) 22:18:47
●部屋の中
残されたイトイトの能力を使い、鍵穴に糸を差し込む。上手く解錠することができた。
扉を開け中に入る。
ドフラミンゴ「あの二人に負けないよう一肌脱ぐとするか」
<目星>
ドフラミンゴ
dice1d100=37 (37) 50
- 40KP22/12/20(火) 22:24:11
ドフラミンゴはベネットの部屋を見渡す。豪華な調度品や装飾品が置かれているが、どこか陰鬱な雰囲気を感じる。
ドフラミンゴ「陰気臭い部屋だなァ」
本棚と金庫、机が気になる。
1.本棚 2.金庫 3.机
dice1d3=2 (2)
- 41KP22/12/20(火) 22:32:27
異様な大きさの金庫はこの部屋に似つかわしくなく、存在感を放つ。
ドフラミンゴ「ここが一番目的のものがありそうだよな」
金庫の前に立つと扉の時と同じように能力を使用した。
<鍵開け>
ドフラミンゴ
dice1d100=2 (2) 66
- 42KP22/12/20(火) 22:47:40
難無く開けることができる。
中には大量の金貨があった。
そして、たくさんの拷問器具も奥に並べられている。
ドフラミンゴ「……」
趣味の悪いものは見なかったことにして、金貨を持っていける分だけ近くにあった麻袋に入れていく。
まだ時間はありそうだ。
1.本棚 2.机
dice1d2=2 (2)
- 43KP22/12/20(火) 22:52:53
クリティカル補正は金貨の量の増加とします。
目的のものは手に入れたが、少しでも情報を増やそうと机を確認することにした。
<目星>
ドフラミンゴ
dice1d100=64 (64) 50
- 44KP22/12/20(火) 23:18:12
机には特に気になるものはなかった。
ドフラミンゴは次に本棚へ向かう。
誇りを被っている部分と被っていない部分が極端に目立つ。適当に本を一冊取り出し、ページをめくった。部屋の主の日記のようだった。ドフラミンゴは内容に目を通す。
◼︎ベネットの日記
----
主人の願いとは言え。人の肉に閉じ込められるとは思いもしなかった。
しかし、これはこれで悪くはない。
人間という生き物は痛ぶるには最適だ。
苦痛に歪む顔を見る度に快感を覚える。
----
新たなゲストを迎えることになったらしい。主人から遊びを考えろと言われた。私は考えついた案をいくつか披露してみた。
どれも素晴らしいアイデアだと褒められた。
----
人間の真似事はひどく疲れる。
今回のゲストは今までの人間と違う。このままだと欲望に任せて肉が剥がれるかもしれない。あぁ、あの首をこの手で(以降は赤黒い染みによって読めなくなっている)
----
<アイデア>
ドフラミンゴ
dice1d100=13 (13) 80
- 45KP22/12/20(火) 23:25:44
ドフラミンゴ「……まずいな」
日記の内容から二人が危険な状況であることを察した。
クロコダイルとミホークは大丈夫だろうか? ドフラミンゴは心配になり、急いで二人の元へ向かうことにした。 - 46KP22/12/21(水) 00:11:55
二人の前で笑みを浮かべるベネットは最初の時の印象とは全く違っていた。
穏やかさは消え失せ、邪悪さが漂よう。
クロコダイル「俺が欲しいのは……」
願いを告げようとした時、ドフラミンゴが到着した。
慌てた様子で二人に駆け寄る。
ドフラミンゴ「目的のものは手に入った。早く行くぞ」
ベネット「願い事はどうするんですか?」
ドフラミンゴはクロコダイルの腕を掴み首を横に振る。
ドフラミンゴ(今はこいつから離れるべきだ)
クロコダイルは不満そうな顔をしていたが渋々了承した。三人はテラスを後にする。
彼らの後ろ姿を眺めながら姿を変えた。
灰色がかった白い肌は油ぎっている。ヒキガエルのような形をとり、鼻と思われる部分にはピンク色の触手が蠢く。
月棲獣(ハガレタハガレタオコラレル)
追いかけることなく、怪物はテラス席を陣取り続けた。 - 47KP22/12/21(水) 00:16:44
今日はここまでです!
ムーンビーストさんを出せて私は満足です。
クリティカルとファンブルが今日は多かった……
また明日お会いしましょー - 48二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 00:19:23
お疲れ様です!KP!
今回も楽しかったです! - 49KP22/12/21(水) 07:41:29
おはようございます!お楽しみいただけててよかった……
このスレKPやりたい放題だから、石投げられないか毎回不安。
ここまで読まれてる方ならご承知だと思うので、好き勝手にやらせてもらいます。
早速ですが、保守ついでに誰か振り返らないかダイスしとこうと思います。
テラスを出る時振り返ったのは……
1.クロコダイル 2.ミホーク 3.ドフラミンゴ 4.誰もいない
dice1d4=1 (1)
- 50KP22/12/21(水) 07:55:15
ダイスに狙われてる……大丈夫1d8なんて可愛いもんさ
クロコダイルはテラスを出る時に振り返ってしまった。そこにいるのは紳士的な男ではなく。
鼻づらに短いピンク色の触手をつけ、獲物を逃したと悔しがる怪物が椅子の上で揺らめいている。
陽の光に照らされて脂が光る。
SAN(0/1D8)
<SAN>
クロコダイル
dice1d100=38 (38) 32
- 51KP22/12/21(水) 07:56:41
<SAN減少値>
クロコダイル
dice1d8=7 (7)
- 52KP22/12/21(水) 08:07:43
違うんです。私は鷹に振り返って欲しかったんです。こんなことになるなんて思わなかったんだ。
一時と不定の狂気が重なったよ……
前回は一時飛ばしたけど今回は展開が面白いんで、どっちも振ってみましょう。自分の首絞めてる気がするけども。
一時的狂気のアイデアロール
<アイデア>
クロコダイル
dice1d100=3 (3) 85
- 53KP22/12/21(水) 08:11:30
こんなところでクリティカルしても……
1.気絶あるいは金切声の発作
2.パニック状態で逃げ出す
3.肉体的なヒステリーあるいは感情の噴出 (大笑い、大泣きなど)
4.早口でぶつぶついう意味不明の会話あるいは多弁症 (一貫した会話の奔流)
5.探索者をその場に釘づけにしてしまうかもしれないような極度の恐怖症
6.殺人癖、あるいは自殺癖
7.幻覚あるいは妄想
8.反響動作あるいは反響言語 (探索者は周りの者の動作あるいは発言を反復する)
9.奇妙なもの、異様なものを食べたがる (泥、粘着物、人肉など)
10.昏迷 (胎児なような姿勢をとる、物事を忘れる)
あるいは緊張症 (我慢することは出来るが意思も興味もない強制的に単純な行動をとらせることはできるが、自発的に行動することはできない)
dice1d10=7 (7)
- 54KP22/12/21(水) 08:14:34
とりあえずここまで、保守しようと思ったら狂気引いて楽しくなってしまった。遅刻する。
幻覚と妄想……うーん。難しいの引いた。
また落ち着いたら来ます。 - 55KP22/12/21(水) 11:24:53
処理に迷ってるので不定も振ってみます。
1. 解離性健忘 2.恐怖症
3.フラッシュバック 4.奇妙な性的嗜好
5. フェティシズム 6.チック症
7. 転換性障害 8.生理的障害
9.偏執症 10. 強迫性障害
dice1d10=5 (5)
- 56KP22/12/21(水) 11:38:12
5.フェティシズム
特定の物に対する強い性的嗜好を持つ。
正気度喪失後に一時的狂気にない場合、この嗜好を満たすための衝動を1Rの間抑えられなくなる。
じゃあムーンビーストは槍を持ってたことにしよう。槍へのフェティシズムを獲得しました。 - 57KP22/12/21(水) 11:42:37
1.幻覚 2.妄想
dice1d2=1 (1)
- 58二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 12:23:32
- 59KP22/12/21(水) 12:35:27
手に持つ槍を怒りからか床に突き刺す。
その音に反応してしまいクロコダイルは振り返ってしまったのだ。あの醜い生き物が舌なめずりをして自身を狙っていた。それを理解した時にベネットが語った拷問を脳が再生する。
クロコダイル「……あがっ!!」
槍に貫かれ、血を流し、息絶えることもできず腹の中をかき回される。
あまりにリアルな幻覚に襲われ、呻き声をあげ膝をつきそうになる。
ドフラミンゴが異変に気付き、クロコダイルの身体を支える。
ドフラミンゴ「鰐野郎!しっかりしろ!」
過呼吸を起こし、目が乱雑に泳いでいる。
ミホーク「ここでは落ち着かせられない。早く部屋に戻るぞ」
ドフラミンゴ「ああ」
動けそうにないクロコダイルを肩に乗せ、ドフラミンゴとミホークは走り出した。
自室に戻り、ベッドに寝かせる。
額に汗が滲み、苦痛の声をあげ続けている。
ドフラミンゴ「どうしちまったんだ!?」
ミホーク「振り返った後にこんな状態になっていた。」
ドフラミンゴ「……あいつのせいなのか?」
ミホーク「わからないが、何かしら関係しているだろう」 - 60KP22/12/21(水) 12:36:11
ベネットのことを考えると胸がざわつく。あれはやはり人の皮を被った化け物だった。
クロコダイルが異変に気付いた時点で早々に退散するべきだった。
自身の提案と配慮のなさによって危険を招いてしまったことにミホークは苛立ちを感じる。
ミホーク「俺の責任だ」
見開いた目に手を添えて瞼を閉じさせる。
<精神分析>
ミホーク
dice1d100=16 (16) 41
- 61KP22/12/21(水) 12:40:53
- 62KP22/12/21(水) 12:52:45
ミホーク「すまなかった。何を見てるのかはわからないが、今は休むといい。」
静かに語りかけると呼吸が正常に戻っていく。
しばらくすると表情は険しいままだったが眠りについた。ミホークは安堵のため息をつく。
<SAN回復値>
dice1d3=3 (3)
- 63KP22/12/21(水) 13:15:10
ミホーク「これ以上動くのは得策ではないな。クロコダイルが目を覚ますまで休息しよう」
ドフラミンゴ「そうだな。」
返答してソファーに腰掛け、窓の外を見つめる。広場で何かを準備しているようだ。
ミホーク「そういえば、今日はカジノは休みと言っていたな」
ドフラミンゴ「へぇ、じゃあバカラはお預けか」
この状態で勝負を挑むのは気が引ける。準備を整えてから出直すしかない。
現実の世界はどうなっているかはわからない。
ここは夢の世界というのだから休んでも問題はないはずだ。
ミホークはゆっくりと目を閉じる。
このまま目が覚めればどれほどいいだろうか。
そんなことを考えていると眠気に負けて意識が薄れていった。 - 64KP22/12/21(水) 13:39:29
赤い。目の前が赤い。
腹が燃えるように熱い。
腹の中を暴れて回る何かがいる。
鋭利に磨かれた金属が肉を裂く。
痛みを感じなくなるほどに何度も何度も繰り返される。
こんなことは経験したことがないはずだ。
これは一体なんだ? 何故俺はここにいる? 疑問ばかり浮かぶ。
ふと、赤い視界に誰かが入る。
輪郭しか捉えることができない。
懐かしい、気もするが思い出せない。
この高揚はなんだろうか。
喜びにも似た感情が沸き上がる。
誰だ、お前は。
問いかけても返事は返ってこない。
答えは自分の中にあるのだと。
そう言われているような感覚に陥る。
あぁ、やっと見つけた。
突き刺されたものの柄を掴み引き抜く。それはとても愛しいものに思えてくる。生きている実感を与えてくれるものだ。
穂先を撫でて微笑む。
これでようやく。 - 65KP22/12/21(水) 14:00:17
クロコダイルは目を覚ます。全身汗まみれで気持ちが悪い。
近くのソファにはミホークが腕を組み眠っている。
ドフラミンゴの姿は見えない。
喉の渇きを覚えて水を飲みに行こうと立ち上がる。
足に力が入らず倒れ込んでしまう。
ミホークがその音で目を開ける。
ミホーク「起きたか」
クロコダイル「ああ」
ミホーク「気分は?」
クロコダイル「最悪だ」
ミホーク「だろうな」
クロコダイル「俺のせいで迷惑をかけた。すまない」
ミホーク「いや、元はと言えば俺が軽率だった。」
クロコダイル「……」
ミホーク「……とりあえず、風呂に入るといい。そのままでは身体に障る」
クロコダイル「わかった」
ミホークは立ち上がり部屋を出て行こうとするとドフラミンゴが勢いよく入ってきた。
ドフラミンゴ「二人ともお目覚めかァ。いい知らせ持ってきたぜ!」
ミホーク「騒々しいぞ」
ドフラミンゴ「まあまあ、聞けよ!カジノの広場で祭りをやるらしいぞ」
クロコダイル「祭りだと?」
ミホーク「ここが危険な場所なのは理解しているのか」
ドフラミンゴ「そりゃあもちろん。だが、せっかく来たんだ。楽しまねえと損だろ」
<言いくるめ>
ドフラミンゴ
dice1d100=59 (59) 70
- 66KP22/12/21(水) 14:09:24
ドフラミンゴ「それにチップ稼ぎもできるかもしんねェしな」
ミホーク「はぁ……。仕方がない。お前は留守番でも構わないぞ」
クロコダイル「いや、俺も行く。この鳥野郎がはしゃぎすぎないように監視しないといけねぇからな」
ドフラミンゴ「あんだけ、うなされた後でよく言うぜ」
3人は身支度を整えカジノの広場に向かう。 - 67KP22/12/21(水) 15:12:34
●広場の祭り
ホテルから出て広場に向かう。中央には巨大な噴水があり、周りを取り囲うように光り輝く蓮の花のようなものが咲きみだれる。
円形状に露店が連なり、魑魅魍魎が闊歩している。酒瓶を持ちながら酔っ払う者。賭博に興じる者。客を誘惑する者など人間臭い欲望に塗れた光景が広がっていた。
ミホーク「治安は良くなさそうだな」
クロコダイル「逸れると厄介だ、あまり距離を……あいつさっそく!」
ドフラミンゴが人混みに紛れて消えそうになるのを鉤爪で引っ張る。
クロコダイル「おい、勝手に行くんじゃねェよ!お前はガキか!」
ドフラミンゴ「フッフッフッ、じゃあ迷子にならないようしっかりついて来いよ?」
ミホークは呆れ顔でため息をつく。
どこから行こう……
1. 噴水 2.中央通り 3.装飾 4.射的 5.食事処
dice1d5=1 (1)
- 68KP22/12/21(水) 15:36:24
大きな噴水の周りは露店周辺と比べて静かだった。皆、休憩しながら涼んでいる。噴き上がる水しぶきは光る花に反射して煌びやかに輝いていた。
ドフラミンゴは噴水の縁に座るといつ手に入れたのかわからない酒をあおっている。
ミホーク(呑気なものだ)
クロコダイルは警戒しているようで辺りを見回していた。
ミホーク「少しは落ち着け、クロコダイル。俺たちも座ろう。」
クロコダイル「…………」
二人も縁に腰掛けて、気持ちを落ち着ける。
花の香りを、嗅ぐといくらか気持ちが安らいだ気がした。
<SAN>
クロコダイル
dice1d3=1 (1)
ミホーク
dice1d3=3 (3)
ドフラミンゴ
dice1d3=2 (2)
- 69KP22/12/21(水) 15:49:06
<SAN>
クロコダイル
28 → 29
ミホーク
74 → 77
ドフラミンゴ
37 → 39
1.中央通り 2.装飾 3.射的 4.食事処
dice1d4=1 (1)
- 70二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 16:11:18
アロマテラピーだな
- 71KP22/12/21(水) 16:55:30
広場からカジノに向かう中央の通りでは龍や獅子を布で象ったものを使用した舞を踊る集団がいた。
金管楽器が鳴り響き、太鼓の音に合わせて踊る様は圧巻である。中には剣舞をする者たちもいた。
ドフラミンゴ「あれお前も踊れるんじゃねェか?」
ミホーク「舞は得意ではない。」
踊り子の男がミホークに近づく。
男の顔には入れ墨が施されていた。
踊り子「旅の方、お力添えいただけませんでしょうか?1人怪我をした者がおりまして……。」
男はミホークの腕を掴み懇願する。
ミホーク「いや、俺は踊ったことない。すまないが、他をあたってくれないか。」
ドフラミンゴ「いいじゃねェか!一緒に行ってこいよ!」
ミホーク「なぜ俺なんだ!?」
ドフラミンゴ「面白そうじゃねェか!フッフッフッ!」
クロコダイル「一番得意そうな奴が何言ってやがる……」
ミホーク「断ると言っているだろう。」
踊り子「そこをなんとかお願いします!!」 - 72KP22/12/21(水) 16:58:15
男の必死さに根負けして仕方なくついていくことにした。
ドフラミンゴ「慌てる鷹の目ってなァ、珍しいもん見れたぜ」
クロコダイル「去り際凄い顔してたぞ」
ミホーク(面倒なことになってしまった……)
テントに案内され、衣装と剣を渡される。
黒に金色の蓮の華の紋章があしらわれているものだ。長い布で足元まで隠されている。腰帯を巻き、背中で結ぶ。
テントからでると踊り子は感嘆の声を漏らす。
踊り子「とてもお似合いです。」
ミホークはため息をつくと踊り子に連れられ中央へと向かう。音楽が始まり、踊り子達が舞う。
進み出ると先程までの喧騒とは打って変わって静まり返っていた。皆こちらに注目しているようだ。
簡易的な客席に座る二人を見つけてミホークは驚いた。
ドフラミンゴは楽し気に手を振っている。
クロコダイルは興味なげに葉巻をふかしていた。
ミホークは観念して剣を構える。 - 73KP22/12/21(水) 17:00:46
まさかDEX90で失敗しないでしょう
上手く踊れたかどうか
<DEX>
ミホーク
dice1d100=14 (14) 90
- 74KP22/12/21(水) 17:04:47
曲に合わせ足を踏み出す。
剣を振るう度に風を切る音が聞こえてくる。
身体を回転させ、舞い上がる。
宙返りをして着地を決める。
無駄な動作が一つもなく洗練された動きはまるで鳥のように軽やかなものだった。
観客は言葉を失い、ただ呆然と見ていた。
最後に剣を突き出し、鞘に納めると同時に拍手喝采が起きた。
踊り子が近づいてきて、何かを差し出してきた。
ミホークは差し出されたものを受け取る。
それは金貨の入った袋だった。
踊り子「素晴らしい舞をありがとうございました。こちらはお礼です。」 - 75KP22/12/21(水) 17:21:52
服を着替えて二人と合流する。
クロコダイル「さすが剣豪だな。舞も踊れるとは恐れ入ったぜ。」
ドフラミンゴ「フッフッフッ、俺には劣るけどなかなかだったぜ。」
ミホーク「もう二度とやらん」
ドフラミンゴ「拗ねんなよ。純粋に褒めてんだって」
ミホークはそっぽを向いてしまう。
素晴らしい剣舞を披露することができたあるいは見たことにより3人は精神の高揚を感じる。
<SAN>
クロコダイル
dice1d3=2 (2)
ミホーク
dice1d3=2 (2)
ドフラミンゴ
dice1d3=1 (1)
- 76KP22/12/21(水) 17:23:50
<SAN>
クロコダイル
29 → 31
ミホーク
77 → 79
ドフラミンゴ
39 → 40
1.装飾 2.射的 3.食事処
dice1d3=1 (1)
- 77KP22/12/21(水) 17:30:54
次に向かったのは装飾品が並ぶ露店だ。様々な種類の宝石を使った指輪や腕輪など、どれも美しい細工が施されている。
店主は胡散くさそうな男だった。
「これおすすめだよ。どうだい?」
勧められた指輪を手に取る。
ドフラミンゴ「ふーん、悪くねェかもな?」
クロコダイルは横からそれを覗き込む。
<鑑定>
クロコダイル
dice1d100=73 (73) 40
- 78KP22/12/21(水) 17:36:59
クロコダイル「よくわからねェな……」
ドフラミンゴ「頼りになんねェな」
ミホーク「こっちのはどうだ」
指差したのは腕輪だ。
店主「それはいいもんじゃないよ、その指輪にしておきな」
<鑑定>
クロコダイル
dice1d100=45 (45) 40
- 79二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 17:40:07
🐊が最近色々あったしSAN値削られ過ぎて失敗してるように見える…
- 80KP22/12/21(水) 17:45:57
クロコダイル「目利きが鈍った気がする。さっぱりわからねェ」
店主「おいおいあんたら見る目がなさすぎるよ!これは掘り出し物なんだぜ?」
焦った様子を見せる店主は別の商品を進めてきた。
無理に買う必要もないだろう。3人は露店を後にする。
1.射的 2.食事処
dice1d2=1 (1)
- 81二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 17:59:12
このレスは削除されています
- 82KP22/12/21(水) 17:59:57
歩いていると声をかけられる。射的屋の男が手招きしている。
「そこの兄ちゃん達、やってみちゃどうだい?一回銀貨2枚だよ」
射的用の銃またはナイフを選べるようだ。
5回挑戦できるようだ。
ドフラミンゴ「おっ、面白そうだな。俺は銃にするぜ。お前らもやるだろ?」
クロコダイル「暇だし、付き合ってやるか」
ミホーク「俺はどちらでも構わない」
ドフラミンゴ「よし、決まりだ。」
クロコダイルとミホークはナイフを選ぶ。 - 83KP22/12/21(水) 18:04:09
<投擲>
クロコダイル
dice1d100=27 (27) 40
dice1d100=57 (57) 40
dice1d100=14 (14) 40
dice1d100=68 (68) 40
dice1d100=40 (40) 40
ミホーク
dice1d100=48 (48) 25
dice1d100=3 (3) 25
dice1d100=28 (28) 25
dice1d100=92 (92) 25
dice1d100=16 (16) 25
<射撃>※拳銃代用
ドフラミンゴ
dice1d100=60 (60) 50
dice1d100=54 (54) 50
dice1d100=91 (91) 50
dice1d100=46 (46) 50
dice1d100=91 (91) 50
- 84KP22/12/21(水) 18:06:32
◼︎結果
クロコダイル
成功3回
ミホーク
成功1回 クリティカル1回
ドフラミンゴ
成功1回 - 85KP22/12/21(水) 18:31:24
ミホーク「あれだけ自信ありげだったのに一発しか当てられないとは」
ドフラミンゴ「意外と銃が軽くてな」
クロコダイル「お前下手くそすぎないか?」
ドフラミンゴ「うるせェ」
3人はそれぞれ景品を手に入れる
景品はぬいぐるみだ。
点数が高いほど大きいものがもらえるらしい。
射的屋「種類はランダムだ。ほらよ」
1.這いよる混沌 2.月に棲む獣 3.万物の王 4.門にして鍵 5.外世界からの漁師
クロコダイル
dice1d5=5 (5)
ミホーク
dice1d5=5 (5)
ドフラミンゴ
dice1d5=5 (5)
- 86KP22/12/21(水) 18:38:14
3人は同じぬいぐるみを渡された。
鳥のような馬のような名状し難いぬいぐるみだ。ドフラミンゴとクロコダイルは微妙な顔をした。
ミホークはそれをまじまじと見つめていた。
ミホーク(どっかで見たような)
童心に帰る遊びは精神の安定に幾らか役立ったようだ。
<SAN>
クロコダイル
dice1d3=3 (3)
ミホーク
dice1d3=1 (1)
ドフラミンゴ
dice1d3=1 (1)
ぬいぐるみの取り扱い
1.置いていく 2.持ってかえる
クロコダイル
dice1d2=1 (1)
ミホーク
dice1d2=1 (1)
ドフラミンゴ
dice1d2=2 (2)
- 87二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 18:38:21
仲良しだな
- 88KP22/12/21(水) 18:57:52
クロコダイルとミホークはぬいぐるみを店主に返した。
ドフラミンゴ「置いてくのか?せっかく貰ったんだから持って帰ればいいだろ」
ミホーク「いや、邪魔になるだろう」
クロコダイル「俺も別に要らない」
ドフラミンゴ「じゃあ俺がもらう。」
そういうと大中小同じぬいぐるみをドフラミンゴを抱えた。なんとも異様な光景だ。
クロコダイル(恥ずかしくないのか)
ミホーク(子供みたいだ……)
<SAN>
クロコダイル
31 → 34
ミホーク
79 → 80 クリティカル+1 → 81
ドフラミンゴ
40 → 41
- 89KP22/12/21(水) 19:14:29
しばらく歩くと食べ物屋台が並んでいる場所に出た。様々な種類の料理が売っているようだ。
「お兄さん、串焼きいかが?」
ドフラミンゴ「おっ、美味そう。くれよ」
「あいよ、銅貨5枚だよ」
ドフラミンゴ「こいつら邪魔だ……鰐野郎パス」
そういうとぬいぐるみをクロコダイルに投げ渡す。
クロコダイル「おいっ!てめェが持ってくるって言ったんじゃねェか!」
ドフラミンゴは無視して串焼きを食べ始めた。
ミホーク「まったく、世話が焼ける」
ゆっくり食事できる場所を探したほうがよさそうだ。
<目星>
クロコダイル
dice1d100=25 (25) 60
ミホーク
dice1d100=38 (38) 80
ドフラミンゴ
dice1d100=84 (84) 50
- 90KP22/12/21(水) 19:34:54
ミホーク「何か食べるか?」
クロコダイル「食欲がわかねェ」
ミホーク「わかった。適当に見繕う」
クロコダイル「耳の穴詰まってんのか」
ドフラミンゴ「俺もついてくぜ。まだ食べたりねェ」
ミホーク「好きにしろ」
ぬいぐるみを抱えるクロコダイルをおいて二人は露店へと向かっていった。
お目当ての料理が見つかるか
<幸運>
ミホーク
dice1d100=35 (35) 45
ドフラミンゴ
dice1d100=81 (81) 35
- 91KP22/12/21(水) 19:41:16
今更だけど串焼きってバーベキューやな……
みなさん深くお考えにならないでください。きっとロブスターの串焼きだったんです。 - 92二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 19:53:30
心配しないで、KP!
オーブンで焼く串焼きもあるよ!
だからドフィのOKだったと思う! - 93二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 20:09:28
このドフィなんか無邪気で可愛いな
- 94KP22/12/21(水) 20:29:35
「たこ焼きいらんかい?」
ミホーク「貰おう」
「冷やした野菜あるよー」
ミホーク「これは美味しそうだ」
元の場所に戻るとクロコダイルは相変わらず機嫌が悪いようだ。ミホークは気にせず、買ってきたものを渡す。一瞥したのみで受け取ろうとしない。
ミホークはクロコダイルの隣に座り、食べ始める。
クロコダイル「ドフラミンゴはどうした?」
ミホーク「忘れてた」
「わんっ!わんっ!」
遠くから犬の鳴き声が聞こえる。
合わせてドフラミンゴの声もする。クロコダイルはため息をつく。
ドフラミンゴ「こいつ離れねェんだけど……」
じゃれついているのは路地裏で出会った犬だ。嬉しそうに尻尾を振っている。 - 95KP22/12/21(水) 20:30:18
クロコダイル「構ってやればいいだろ」
「わふぅ」
ドフラミンゴ「面倒くせェ」
諦めたように犬の相手をし始めた。
ミホークは黙々とたこ焼きを食べている。
クロコダイルはその様子をぼんやりと眺めていた。
しばらくして犬は満足したのか、ドフラミンゴから離れた。
3人は平和な光景と食事のおかげで気持ちが安らいだ。
<SAN>
クロコダイル
dice1d3=1 (1)
ミホーク
dice1d3=2 (2)
ドフラミンゴ
dice1d3=3 (3)
- 96KP22/12/21(水) 20:45:16
<SAN>
クロコダイル
34 → 35
ミホーク
81 → 83
ドフラミンゴ
41 → 44
祭りは終わりを告げようとしていた。
人混みもまばらになり、露店は畳まれ始めている。
クロコダイル「おい、そろそろ帰るぞ」
ミホークとドフラミンゴは同意を示す。
ドフラミンゴ「来てよかっただろ?」
クロコダイル「まァ、悪くはなかったな」
ミホーク「何事もなく終わって良かった」
この世界に来てから初めて平穏な時間を過ごせた。これからの勝負に備えてささやかな休息を得たことは幸いだったかもしれない。
- 97KP22/12/21(水) 20:55:14
休息パート終了です!
色々ミスってKPがSANチェックしてました。
優しいお言葉で精神分析されました。ありがとうございます。
思ったより鰐が回復しないで、鷹が一番回復してた。個人的にドフィに幼女みを感じたダイスでした。
もう一回ぐらいSAN減少パート設けたいんですが、アイデアがまだなくてですね
とりあえずこの後は特訓パートとなります
今日も1時ぐらいまでは居座る - 98KP22/12/21(水) 21:17:11
◼︎チップ数
クロコダイル
150 +100 =250
ミホーク
299 +100 +50 =449
ドフラミンゴ
189 +150 =339 - 99二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 21:26:44
ぬいぐるみ持って歩いたあげくご飯食べるのに邪魔になったからってクロコダイルに持ってて!ぽい!した上で更に犬に懐かれてもぐもぐするドフィ縁日にはしゃぐ幼女かな??
ミホークとクロコダイルからぱぱみを感じる - 100KP22/12/21(水) 21:40:24
●眠る前に
ホテルに戻り三人はチップの数を確認した。クロコダイルはまだ足りないと不満げだった。
ドフラミンゴ「やっぱりカジノで増やすしかないだろ?」
言う通り選択肢はかなり限られている。再び危険をおかしては精神がやられかねない。
しかし、あの忌々しいカジノで好色な目に晒されながら稼ぐと思うと気が重いが仕方がない。
クロコダイル「資金については後で考えよう。寝る前にイカサマの練習をしておきたい」
◼︎イカサマの特訓
任意の技能を10回ロールして補正をつける。
(成功+5 クリティカル+10 ファンブル-5)
クロコダイル 隠密
ミホーク 手さばき
ドフラミンゴ 芸術(イトイトの実) - 101KP22/12/21(水) 21:44:42
クロコダイル「俺からだな。鷹の目確認を頼む」
ミホーク「わかった」
<隠密>
1回目:dice1d100=68 (68) 40
2回目: dice1d100=99 (99) 40
3回目: dice1d100=58 (58) 40
4回目: dice1d100=42 (42) 40
5回目: dice1d100=79 (79) 40
6回目: dice1d100=10 (10) 40
7回目: dice1d100=49 (49) 40
8回目: dice1d100=37 (37) 40
9回目: dice1d100=40 (40) 40
10回目: dice1d100=58 (58) 40
- 102KP22/12/21(水) 21:51:29
◼︎結果
成功3回 ファンブル1回
補正値[+10]
ミホーク「これではバレてしまうな」
クロコダイル「……どうも調子が悪いな」
ドフラミンゴ「次は鷹の目だな。俺が見てやるよ」
<手さばき>
1回目:dice1d100=14 (14) 60
2回目: dice1d100=61 (61) 60
3回目: dice1d100=41 (41) 60
4回目: dice1d100=20 (20) 60
5回目: dice1d100=20 (20) 60
6回目: dice1d100=2 (2) 60
7回目: dice1d100=3 (3) 60
8回目: dice1d100=9 (9) 60
9回目: dice1d100=61 (61) 60
10回目: dice1d100=81 (81) 60
- 103KP22/12/21(水) 21:58:25
◼︎結果
成功5回 クリティカル2回
補正値[+45] オーバーしたので99とします。
ドフラミンゴ「完璧だ。後半はまったくわからなかったぜ」
ミホーク「コツがつかめた」
クロコダイル「鷹の目は大丈夫そうだな。ドフラミンゴ早くやれ」
<芸術>
1回目:dice1d100=100 (100) 60
2回目: dice1d100=58 (58) 60
3回目: dice1d100=87 (87) 60
4回目: dice1d100=94 (94) 60
5回目: dice1d100=39 (39) 60
6回目: dice1d100=54 (54) 60
7回目: dice1d100=89 (89) 60
8回目: dice1d100=63 (63) 60
9回目: dice1d100=51 (51) 60
10回目: dice1d100=11 (11) 60
- 104KP22/12/21(水) 22:04:18
◼︎結果
成功4回 ファンブル(100)1回
補正値[+5]
クロコダイル「ふざけてるのか?」
ドフラミンゴ「能力使ってないから鈍っててよ」
ミホーク「最後のほうは問題なかったようだな」 - 105KP22/12/21(水) 22:17:18
特訓の結果はミホークが一番成果をあげられた。
クロコダイル「1人でも完璧にできれば悪くない。自然に鷹の目にスクイーズの権利を渡せばいいだけだ」
ドフラミンゴ「運のいい奴に譲ることもできるからな」
ミホーク「となるとやはり資金面が1番重要ということか」
遠慮なく高額ベットできるようになればそれだけ勝率があがる。チップがあればあるほど安心して立ち回れるということだ。 - 106KP22/12/21(水) 23:05:36
ドフラミンゴ「今日はよく寝れそうだぜ」
伸びをし、上機嫌な様子だ。よほど祭りを楽しめたのだろう。クロコダイルは浮かない顔をしていた。
ミホークはその様子に気づき、声をかけた。
ミホーク「大丈夫か?まだ、あの男を気にしているのか」
クロコダイル「いや、そうじゃねェ。ただ……」
言葉を濁す。ここに来てからクロコダイルの精神は不安定だ。
狂気に飲まれ、自我が崩れるのを数回体験した。
無意識に首をさする。
偏愛はいつまた現れるかわからない。
加えてあの拷問狂を拝んだ時にまた何かが変わってしまったような感覚がある。
その正体が何なのか見当もつかない。
ミホーク「ただ?なんだ?」
クロコダイル「何でもねェよ。早く寝ちまえ」 - 107KP22/12/21(水) 23:09:13
心配をかけたくないのか、これ以上話すつもりはないようだ。
立ち上がったクロコダイルの腕をミホークは掴む。
ミホーク「何かあったら言ってくれ」
クロコダイル「あァ……」
そのまま部屋を出ていく。
ドフラミンゴ「鰐野郎、素直じゃねえな」
ミホーク「貴様も平気なのか?」
ドフラミンゴ「あっ?誰に言ってんだよ」
朝の様子が嘘のように不遜さを取り戻していた。この男が塩らしいのは調子が狂うのでありがたいことではある。
ミホーク「俺も寝かせてもらおう」
ドフラミンゴ「おう、おやすみ」
扉が閉まるとドフラミンゴはバルコニーにでた。空には星が輝いている。月明かりが優しく照らす。夜風が肌にあたり心地よい。
元の世界に待っているだろう家族のことを想う。
ドフラミンゴ(もう少しだ……)
勝負に勝てばこの世界ともオサラバできる。波の音が強くなった気がした。 - 108二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:23:48
ファンブル1回もしないしクリティカル2回も出すミホーク流石
- 109KP22/12/22(木) 00:24:00
朝の光が顔に当たり、鳥のさえずりが聞こえる。いつの間にやら寝ていたらしい。
バルコニーの窓が開いたままだ。不用心なことをしたと思いつつベッドから起き、窓をしめた。
海を眺めていたら、眠れなくなって寝酒をしたまでは覚えている。
だが、その後の記憶がない。
おそらく、酔い潰れて眠ってしまったのだろう。
ドフラミンゴは深く考えず、リビングルームへ向かった。 - 110KP22/12/22(木) 00:29:13
今日は進行ここまでにします!
この後の展開なにも浮かんでないんだ。わがままでもう一回だけ罰ゲームか狂気やってもらいたいのでマレモンでも眺めてみます - 111二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 07:34:51
このレスは削除されています
- 112KP22/12/22(木) 08:45:00
おはようございます!一つ案が浮かんだのでとりあえずダイスだけ振っておこうかなと……
被害者
1.クロコダイル 2.ミホーク 3.ドフラミンゴ 4.全員
dice1d4=1 (1)
- 113二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 15:38:08
鰐また狙われてる、憐れで大変良い
- 114KP22/12/22(木) 19:47:17
●異変
リビングルームにはホークがソファに座り、紅茶を飲みながら本を読んでいた。見慣れた光景になりつつあることに深いため息が出てしまった。
ミホーク「里恋しいか?」
本を閉じ、こちらを見据えている。
ドフラミンゴ「そんなところだ」
微妙な間が流れた後に立ち上がり何かを持ってくる。
ミホーク「これでも食べるといい」
テーブルに置かれたのはサンドイッチだった。レタスとトマト、卵などが挟まれている。
ドフラミンゴ「これどうしたんだ?」
ミホーク「露店で野菜をまけられてな。余ったから作ってみた」
意外な特技に驚きつつもありがたく頂くことにした。黙々と食べ始める。
ミホーク「あやつも食べてくれれば良いのだが……」
昨日の夜からなにも食していないクロコダイルを心配し、食事を差し入れようとしていたが起きてくる気配はない。 - 115KP22/12/22(木) 19:47:34
ドフラミンゴ「鰐野郎のことか?ほっときゃいいんじゃねーの?」
そんなことを話していると部屋の扉が開く。
クロコダイル「……」
何やら様子がおかしい
◼︎症状
1. 頭痛 2.嘔吐 3.気分の高揚 4.気分の低迷 5.攻撃性
dice1d5=2 (2)
- 116KP22/12/22(木) 20:01:03
怠げな様子で入ってきたと思ったら、口元を抑えて洗面所に駆け込んだ。
ドフラミンゴ「なにか夜中に変なもんでも食べたのか?」
ミホーク「わからん」
しばらくしてクロコダイルが戻ってくる。いつも以上に目が据わっている。
<CON>
クロコダイル
dice1d100=15 (15) 60
※失敗につきCON-5減少と進行度+1
- 117KP22/12/22(木) 20:26:13
ミホーク「……大丈夫か?」
クロコダイルは答えない。そのまま寝室へ戻ろうとする。
ドフラミンゴ「今日のこと話し合わねェのかよ?」
クロコダイル「……」
ミホーク「体調が悪いなら無理をするな」
ドフラミンゴ「砂漠の英雄さんは頼りになんねェな」
挑発するような口調で言う。
クロコダイルは一瞬立ち止まるがすぐに部屋へと入っていった。
ミホークは呆れたようにドフラミンゴを見る。
ドフラミンゴ「ありゃあ相当キテんぞ」
ミホーク「貴様は気遣いという言葉を知らないのか?」
肩をすくめ、ドフラミンゴはサンドイッチを口に放り込む。
反省という言葉は持ち合わせていないようだ。
ミホーク「カジノの開店まで時間がある。ホテルを出る前に話し合いをしよう。いいな?」
ドフラミンゴ「へいへい、わかりましたよ。俺ァもうちょい寝る」
欠伸をしながら自分の部屋に消えていった。
ミホークはため息をつき、椅子に腰掛け読書を再開することにした。 - 118KP22/12/22(木) 20:33:20
カジノ営業時間が近い。
あれからクロコダイルが部屋から出てくることはなかった。
手持ち無沙汰なのかドフラミンゴはぬいぐるみを弄んでいる。
仕方がないのでミホークは部屋の扉をノックする。しかし、返事はない。
◼︎症状
1. 頭痛 2.嘔吐 3.気分の高揚 4.気分の低迷 5.攻撃性
dice1d5=4 (4)
- 119KP22/12/22(木) 20:45:37
扉には鍵がかかっていない。
部屋は明かりがついておらず薄暗い。
ミホーク「入るぞ」
部屋に入ると部屋の主は椅子に座り、項垂れている。顔色は悪く、目の下にはクマができていた。
ミホーク「そろそろ時間だ。今日の方針を決めなければ……」
クロコダイル「方針?そんなもん決めたところで無駄だ」
言葉を遮るように言う。
気持ちが沈んでいるようだ。
ミホークは困ったような顔をし、口をつぐむ。
いつものような高圧的な態度は鳴りを潜めている。
<POW>
クロコダイル
dice1d100=38 (38) 55
※失敗につきPOW-5減少と進行度+1
- 120KP22/12/22(木) 21:26:39
ミホーク「しかし……」
ドフラミンゴ「もう置いてこうぜ。鰐野郎がいなくたって俺達だけでもなんとかなるだろ」
扉の方から声が聞こえた。
見るとドフラミンゴが壁に寄りかかり腕を組んでいる。ミホークは無言で睨みつけた。
ドフラミンゴも視線を受け止める。
しばらく沈黙が続く。
先に目をそらしたのはドフラミンゴだった。
頭をかきながら近づいてくる。
クロコダイルの前に立つと胸ぐらを掴んで立たせる。
ドフラミンゴ「いつまで腐ってんだよ!ここに一生いるつもりか?!」
クロコダイル「うるせぇ……てめェに何がわかる……」
クロコダイルは弱々しく答える。
ドフラミンゴは舌打ちをし、クロコダイルを突き飛ばす。
クロコダイル「ぐっ……」
ミホーク「おい、やめんか!!」
ドフラミンゴ「俺は先に行かせてもらう。そこの腑抜け野郎が動けるようになるまで待ってる義理はねェ」
そう言い捨てると部屋から出ていった。 - 121KP22/12/22(木) 21:28:03
クロコダイルは壁を背にして崩れ落ちるように座っていた。
ミホークはどうしたものかと思案しながらクロコダイルの正面に屈む。
クロコダイル「先に行け。足手まといになるだけだ」
ミホーク「このような状態で置いていけるか。いいから立て」
クロコダイル「……」
ミホーク「……カジノに向かうぞ」
ミホークはクロコダイルの腕を掴み無理やり立ち上がらせる。
クロコダイル「おい、離せ」
抵抗しようとするが力が入らない。
そのまま引きずられるようにして連れていかれそうになる。
クロコダイル「せめて身支度ぐらいさせろ」
ミホークはそれを聞くと手を離す。
一体彼の身になにがあったのか、疑問は尽きないが、今はカジノへ向かうことが先決だ。
チップを増やし勝負に備えなければならない。 - 122KP22/12/22(木) 21:34:05
●虫籠へ
カジノの中はいつものように盛況だ。
あのようなことがあったにも関わらず、客は平然とギャンブルをしている。
向けられる卑猥な視線を黙殺しつつ、ドフラミンゴを探す。
クロコダイルは探す気はないようで、ミホークに引きずられるだけだ。
<目星>
ミホーク
dice1d100=28 (28) 80
- 123KP22/12/22(木) 21:37:01
ミホークは無事ドフラミンゴを発見できる。
彼がしていたのは
1.スロット 2.ルーレット 3.ブラック・ジャック 4.丁半
dice1d4=3 (3)
- 124KP22/12/22(木) 21:51:31
どうやらブラック・ジャックに興じているようだ。
こちらを見るとばつが悪そうな顔をした。
ミホークが近づき、小声で話しかけた。
ミホーク(余計なことをしてくれたな)
ドフラミンゴ(俺が悪いってのか?)
ミホーク(そうではないが、弱っている者に追い討ちをかけることはないだろう)
ドフラミンゴ(ふん、知ったことじゃねぇよ。)
こそこそ話しているとクロコダイルの様子に変化があらわれる。
◼︎症状
1. 頭痛 2.気分の高揚 3.攻撃性 4.ギャンブル中毒
dice1d4=1 (1)
- 125KP22/12/22(木) 21:59:50
こそこそ話しているとクロコダイルの様子に変化があらわれる。
頭を抱えてうずくまってしまった。
ミホークはクロコダイルの肩を掴む。
クロコダイルは立ち上がるとミホークの手を振り払った。
クロコダイル「ラウンジにいる」
それだけ言うとその場を離れていった。
ドフラミンゴ「……めんどくせェ」
ミホーク「仕方ない。二人で賭けるとしよう」
<CON>
クロコダイル
dice1d100=49 (49) 60
- 126KP22/12/22(木) 22:04:49
処理が大変なので賭け枚数は最大値、イカサマは一律やります。
【ブラックジャック】
トランプで合計「21」を揃えるカードゲームだ。
●ルール
1:最初に各自[2D13]を行う。
プレイヤーの出目が2つともオープン。
ディーラーの出目は1つのみオープン。
2:プレイヤーはカードをヒット[1D13]orスタンド繰り返し、全員の数値が確定したら、ディーラーのターンになる。
3:ディーラーは残りの出目の1つをオープンし、合計値17以上になるまで[1D13]を行う。
4:ディーラーの数値が確定したら勝負。
※「A」は「1」または「11」と数える。
※「2」から「9」のカードはそのままで数える。
※「10」「11(J)」「12(Q)」「13(K)」は「10」と数える。
●イカサマ(一枚引くごとにイカサマ可能)
一回だけ引き直しができる
●配当
ブラックジャック:8倍
勝利:4倍
引き分け:掛け金返却
負け:没収 - 127KP22/12/22(木) 22:06:50
ディーラー
dice1d13=3 (3)
ミホーク
dice2d13=1 2 (3)
ドフラミンゴ
dice2d13=12 6 (18)
賭け枚数は10枚
- 128KP22/12/22(木) 22:11:00
◼︎ヒット
ミホーク
dice1d13=7 (7)
ドフラミンゴ
dice1d13=4 (4)
※イカサマ
<芸術>特訓補正+5
dice1d100=98 (98) 65
- 129KP22/12/22(木) 22:18:03
ファンブルでバーストしてます。
ディーラーの虫顔をドフラミンゴはカードを引いたときに近距離で見てしまった。触覚がピクピク動いており気色悪い。
SAN-1
<SAN>
ドフラミンゴ
44 → 43
ミホーク「どうかしたのか?」
ドフラミンゴ「……なんでもねェ」
◼︎ヒット
ミホーク
dice1d13=7 (7)
<手さばき>+39特訓補正
dice1d100=86 (86) 99
- 130KP22/12/22(木) 22:21:17
◼︎結果
ミホーク[21] ブラック・ジャック
※上のルールで引き直しとなってますが、今回は好きな数値に置き換えとします。
ドフラミンゴ[22] バースト
ディーラー dice1d13=10 (10)
- 131KP22/12/22(木) 22:21:50
ディーラーもう一回ヒット
ディーラー dice1d13=2 (2)
- 132KP22/12/22(木) 22:22:38
もう一回
ディーラー dice1d13=8 (8)
- 133KP22/12/22(木) 22:30:49
◼︎勝負
ディーラー [23] バースト
ミホーク[21] ブラック・ジャック
ドフラミンゴ[22] バースト
ディーラー「ナイスハンド!ミホーク様配当8倍となります。ドフラミンゴ様引き分けのため賭け金返却です。」
◼︎配当
ミホーク
449 + 80 = 529
ドフラミンゴ
339
◼︎症状
1..気分の高揚 2.攻撃性 3.ギャンブル中毒
dice1d3=2 (2)
- 134KP22/12/22(木) 22:45:10
ドフラミンゴ(練習の成果だなァ)
ミホーク(この調子でチップを増やしていくぞ)
二人が席を立つとラウンジの方から大きな物音が聞こえる。怒鳴り声が聞こえてきた。
クロコダイルが大男を殴りつけているところだった。
男は鼻血を出しながら床に倒れている。倒れた男の襟首を掴み持ち上げる。クロコダイルは今にも殺さんばかりの形相だ。
クロコダイル「よくもやってくれたな……」
ミホーク「落ち着け!ペナルティを受けるかもしれないんだぞ!!」
クロコダイル「うるせぇ!!」
我を忘れて激昂している。
あの冷静沈着な男がこんなふうに取り乱すとは……。
<POW>
クロコダイル
dice1d100=54 (54) 55
- 135KP22/12/22(木) 22:49:17
くっ、なかなか失敗しない。
もう一回症状をロール
◼︎症状
1..気分の高揚 2.ギャンブル中毒
dice1d2=1 (1)
- 136KP22/12/22(木) 23:06:30
クロコダイルは狂気的に笑い出す。
多幸感が全身を支配している。
周りには血を見て興奮した快楽殺人者のように見えることだろう。
また狂気に陥ったのかとミホークは身構える。
クロコダイルは男を乱暴に投げ捨てると二人の元に歩み寄ってくる。
クロコダイル「なんだか、気分がとてもいい。なんでもできそうだ。」
<POW>
クロコダイル
dice1d100=71 (71) 55
症状の原因に気づけるか
<目星>
ミホーク
dice1d100=45 (45) 80
ドフラミンゴ
dice1d100=83 (83) 50
- 137KP22/12/22(木) 23:30:27
ドフラミンゴ「ここに来てブッ壊れたとは思ってたけど、お前いよいよヤバいな」
クロコダイル「触手を怖がる奴に言われたかねェな」
ドフラミンゴ「あ?やんのか?」
クロコダイル「ああ、望むところだ」
意外なことにいつもの調子のようだ。
ドフラミンゴはどこか嬉しそうにしている、ミホークは安堵の息を漏らした。
しかし、クロコダイルがこちらを向いた時にミホークは吐いた息を即座に飲み込むことになった。
その瞳の上に蠢く細長い何かが見えたからだ。それはゆっくりとクロコダイルの眼球に潜り込んでいく。
何事もなく会話をしていることから、目の錯覚かとも思った。
◼︎進行度+1
POW= 50
<アイデア>
ミホーク
dice1d100=13 (13) 60
- 138KP22/12/22(木) 23:54:31
今までの異変は恐らくあの糸のような物が引き起こしたものだろう。
原因はわかったが、どう対処するべきかわからない。
呆然と見つめているとクロコダイルは訝しげにこちらを見る。
クロコダイル「鷹の目、なにジロジロ見てんだ」
ミホーク「いや、随分と顔色がよくなったと思ってな」
咄嗟に誤魔化す。
ドフラミンゴ「これなら鰐野郎も賭けができんじゃねェの?」
対処法がわからない以上どうすることもできない。今は様子を見ることしかできなかった。
どこに行く。
1.スロット 2.ルーレット 3.丁半
dice1d3=3 (3)
- 139KP22/12/22(木) 23:58:25
【丁半】
サイコロの出目を「偶数」か「奇数」で予想するゲームだ。
●ルール
①KPが「2D6」を振る。
②丁(偶数)か半(奇数)かを予想。
●イカサマ
イカサマ無しの一発勝負
●最大掛け枚数
10枚
●配当
当たり:2倍
はずれ:没収
※賭け枚数は最大値
丁半は処理が簡単なので3回回します。
1回終了ごとに症状ロールが入ります。 - 140KP22/12/22(木) 23:59:45
予想
1.丁 2.半
クロコダイル
dice1d2=1 (1)
ミホーク
dice1d2=1 (1)
ドフラミンゴ
dice1d2=1 (1)
- 141KP22/12/23(金) 00:13:51
今回の壺振りは蛇の頭をしたものだった。
鱗のある腕がのぞいている。
壺の中に賽子を入れ、壺を伏せた。
威勢のよい口上が響き渡る。
壺振り「さあ!張った、張った!」
3人は全員丁にかける。
壺振り「半方ないか?半方ないか?
コマ揃いました!勝負!」
結果
dice2d6=5 2 (7)
- 142KP22/12/23(金) 00:24:11
「グニの半!」
ドフラミンゴ「くそっ、外しちまった」
クロコダイル「これだから面白くねェ……」
ミホーク(今は落ち着いているみたいだな)
◼︎症状(進行度:1)
1. 絶望 2.混乱 3.健忘 4.信仰 5.猜疑
dice1d5=3 (3)
- 143KP22/12/23(金) 00:35:18
丁半の賭けをしているとクロコダイルがボーッと一点を見つめたまま動かないことに気づく。
ドフラミンゴ「おい?大丈夫か?」
クロコダイル「……なんでカジノに来てるんだ?」
ミホーク「さっきまでのことは覚えていないのか?」
クロコダイル「ホテルのベッドで寝たまでは覚えてるが……」
<POW>
クロコダイル
dice1d100=30 (30) 50
<言いくるめ>
ドフラミンゴ
dice1d100=88 (88) 70
- 144KP22/12/23(金) 00:44:38
今日はここまでです!
ここは鰐を狙い撃ちするダイスですね……
しかし精神対抗が強すぎでは……
それではまた明日お会いしましょー - 145二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 06:59:58
- 146KP22/12/23(金) 08:24:58
素敵な絵をありがとうございます……!!
上裸の鰐の肉体美が美しい……
若のよく喋るお口元に困り顔の鷹とても良き……。KPは救われた、じっくり煮込んでおきます!!
狂気に陥らせたい人が悉くイベント回避しているのは何故……頑張ってくれとしか言いようがないです
- 147KP22/12/23(金) 08:30:20
そういえば目の中の糸を見たSANチェックを忘れてました。
SAN(0/1d3)
<SAN>
ミホーク
dice1d100=56 (56) 83
- 148KP22/12/23(金) 08:37:49
素敵な絵を拝んだのでワンシーンだけ進めます。
ミホークに目配せされ、訳もわからずドフラミンゴはなんとか言いくるめようとする。
ドフラミンゴ「お前さっき頭強く打っておかしくなっちまったんだよ。だから記憶が混乱してるだけだ。そのうち元に戻るって」
クロコダイル「……まさかまた俺を殴ったんじゃねェだろうな」
ドフラミンゴ「今回は殴ってねェよ!」
クロコダイルの眼光が鋭くなる。
ドフラミンゴ(やべっ)
ミホーク「……先程から貴様の様子はおかしい。一つ聞かせてくれないか」
その言葉を聞くと吊り上がった目つきが元に戻っていく。
ミホーク「昨日の晩に何か変わったことはなかったか?」
クロコダイル「……いや、なにもなかったはずだ……」
考え込むように腕を組むとクロコダイルは黙ってしまった。暫く沈黙が続く。
何か思い出したのか口を開く。
クロコダイル「そういえば、何か身体の上を這いずり回る感覚があったような気がするが……気のせいだろ」
あの日は相当参っていた。夢見が悪くても仕方ないだろうとクロコダイルはそのことを気にも留めてなかった。
ミホーク「思い出せる限りで構わない。その時の状況を教えろ」 - 149二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 19:00:49
三武海がわちゃわちゃしてるの良いな…
SAN武海みたいなネタもよぎったが… - 150KP22/12/23(金) 21:54:46
●夜の出来事
バルコニーの開け放たれた窓から波の音が響く。
ーー ずるっ、ぺた……ずりっ、べちゃ……
這いずる何かが部屋に侵入する。酒の影響かドフラミンゴが起きることはなかった。
然程大きくないその影は部屋の中をぐるりと一周し、扉へと向かっていく。
リビングルームを通過すると別の扉の前でそれは止まった。
その部屋はクロコダイルが使用している寝室だった。
扉の隙間から液状になりながら侵入する黒い物体。
ベッドに辿り着くとその身体を膨らませ始めた。
険しい顔を浮かべながら眠っている部屋の主に触手が伸びる。
足から腰へ、胸元へ、首筋へとゆっくりと移動していく。
「……ん」
くすぐったさを感じたのか、クロコダイルが小さく声を出す。
だがそれだけだ。起きる気配はない。
動きを止めること顔まで登る。
耳孔に触手が入り込む、体内への侵入を試みているようだ。
奥へ奥へと進むにつれ粘液質な音が大きくなっていく。
鼓膜に直接響き渡る水音で流石に違和感を覚えたのか、うっすらと目を開く。
まだ意識は覚醒しきっていないようだ。
視界もぼやけており、はっきりと見えないらしい。
何かが身体の上を這っている感覚はあるが、正体までは分からない。
自分の上に乗っかっているモノの正体を確かめるため腕を上げようとした時だった。
突如、脳天を貫くような激痛が走った。あまりの痛みに悲鳴を上げることすら出来ない。
そのまま全身を硬直させ悶絶している。
やがて苦痛にもがき苦しみながら意識を手放した。
侵入を果たしたそれは、神経に絡みつき脳に根を張っていく。全てが身体の中に収まると宿主は静かに眠りについた。 - 151KP22/12/23(金) 22:27:47
記憶を辿ってみるが、ほとんど思い出すことはできなかった。
クロコダイル「教えろというが何も覚えてねェ。」
ミホーク「……それでは身体に異変はないか?」
クロコダイル「異変もねェな。強いて言えば変な音が聞こえてくるくらいだ」
彼の耳には粘つくような音が絶えず響いていた。
ドフラミンゴ「いや、それおかしいだろ」
クロコダイル「うるせェな、大したことじゃねェよ。少し耳鳴りがしてるだけだ」
ミホーク「目が見えにくかったりはしないか?」
クロコダイル「……さっきから質問ばかりだな。こっちの方が状況を説明してほしいところなんだぜ?」
ドフラミンゴ(鷹の目、なんか焦ってるみてェだな)
<アイデア>
ドフラミンゴ
dice1d100=34 (34) 80
- 152KP22/12/23(金) 22:44:12
ミホークはまっすぐクロコダイルの目を見ていることにドフラミンゴは気づく。
視線を追い、同じようにクロコダイルの目を覗き込む。
しばらくじっと見ていると黒い糸状のものが眼球の上を走る。それに気づいた瞬間、糸のようなものが瞳の中へと入っていった。
クロコダイル「近くによるな、気色悪ィ」
集中して見ていたためか距離が近くなっていた。
もしや今までの異変はコレのせいか?
目の上を這う正体不明な存在に恐怖するかもしれない。
SAN(0/1d3)
<SAN>
ドフラミンゴ
dice1d100=48 (48) 43
- 153KP22/12/23(金) 22:45:08
<SAN減少値>
ドフラミンゴ
dice1d3=3 (3)
- 154KP22/12/23(金) 22:58:15
<SAN>
43 → 40
ドフラミンゴ「おい!大丈夫なのかよソレ!」
クロコダイル「あぁ?」
底知れない不気味さを感じたドフラミンゴは、その不安をかき消すように叫んだ。
剣幕に押され思わず後ずさる。
本人は己の身に起きた変化に気づいていない。
そんなことをしているとクロコダイルの中にいるものは再びさざめく。
◼︎症状(進行度:1)
1. 絶望 2.混乱 3.信仰 4.猜疑
dice1d4=4 (4)
- 155KP22/12/23(金) 23:30:19
記憶の欠落と二人の心配するような態度。
なんだがとても疑わしく思えてくる。
先程からしつこく付きまとうこの不快感。
宿主が異変に気付かぬよう、周りのものを遠ざけようとしているのだ。猜疑心が膨らんでいく。
クロコダイル「お前達……何を企んでやがる」
ミホーク「なんのことだ?」
クロコダイル「惚けるんじゃねぇ。どう考えても様子がおかしいだろうが」
ミホーク「……」
クロコダイル「俺を騙そうとしてんだろう。」
ドフラミンゴ「だから落ち着けって。今のお前は正常じゃない。一旦冷静になって考えろよ」
クロコダイルは苛立ちを抑えきれなくなったのか、眉間にシワを寄せて舌打ちをした。
頭の中で何かが囁いている。
信じてはいけない。こいつらは騙そうとしている。今すぐ亡きものにすべき、と。
言葉に逆らえず、二人に向かって鉤爪を振り下ろす。
<POW>
クロコダイル
dice1d100=73 (73) 50
攻撃対象
1.ミホーク 2.ドフラミンゴ
dice1d2=1 (1)
- 156KP22/12/23(金) 23:38:30
<回避>
ミホーク
dice1d100=28 (28) 85
- 157KP22/12/23(金) 23:55:48
狙いを定めたのはミホークの方だった。間一髪のところでミホークはそれをかわす。
ミホーク「……!」
鉤爪が床に食い込み、大きな音を立てる。
ドフラミンゴはクロコダイルを取り押さえようと試みた。
<STR対抗>
クロコダイル
dice1d100=38 (38)
ドフラミンゴ
dice1d100=58 (58)
- 158KP22/12/24(土) 00:03:14
抑え込もうとしたが、強い力で振りほどかれてしまう。
増強された猜疑心は理性を押し潰し、殺意へと変わっていた。
周りにいる客たちは騒ぎに気付き、囃し立てる。
「また面白いの見せてくれんのか!」
「どっちが勝つと思う!?」
「やっちまえー!!」
ここにいるものたちに良識という文字は存在しない。
あるのは娯楽を求める貪欲な本能のみだ。
攻撃対象
1.ミホーク 2.ドフラミンゴ
dice1d2=1 (1)
- 159KP22/12/24(土) 00:07:22
標的は変わらずミホークに向けられていた。
鉤爪を向け飛びかかる。
<回避>
ミホーク
dice1d100=46 (46) 85
- 160KP22/12/24(土) 00:12:34
攻撃をいなしながら説得を試みる。
ミホーク「正気に戻れクロコダイル!俺は貴様と戦うつもりはない」
<説得>※初期値
ミホーク
dice1d100=96 (96) 15
- 161KP22/12/24(土) 00:20:43
鷹の目よ。君は交渉技能をとらなくて正解だった。初期値で振らせてごめん。
ミホーク「正気に戻れクロコダイル!俺は貴様と戦うつもりはない」
脳を支配されているクロコダイルの耳にその言葉が聞こえるはずもなかった。鉤爪がミホークの腕を掠め、傷をつける。血が流れ出す。それを見た観衆は一層興奮した様子だった。
<HP>
18 → 17
ドフラミンゴ「くそっ……!鰐野郎!!いい加減にしろ!!」
<STR>
クロコダイル
dice1d100=55 (55)
ドフラミンゴ
dice1d100=51 (51)
- 162KP22/12/24(土) 00:37:07
身体を地面に叩きつけ、肩に手を置き取り押さえる。
体格差があれど相当な勢いで暴れているため、抜けられるのも時間の問題だ。
クロコダイル「放せ……ッ」
ドフラミンゴ「お前頭に虫が湧いてんだよ!しっかりしろ!」
クロコダイル「黙れ……!ころし……て……」
耳の水音が強くなる。
◼︎症状(進行度:2)
1.幻覚 2.信仰 3.狂気 4.高揚
dice1d4=1 (1)
- 163KP22/12/24(土) 00:57:30
力が抜けていく、すると視界に何かが映った。
芋虫のような形をした黒い物体が身体の上に登ってこようとする。
気持ちの悪い感覚に襲われ鳥肌が立つ。
ドフラミンゴに取り押さえられているため身動きが取れない。
必死にもがくも、それは容赦なく皮膚を這い上がってくる。それに触れられると激痛に苛まれる。
クロコダイル「……ぐぅ……ぁあああっ……!!!」
脳まで侵されるような痛みに耐えられず悲鳴を上げる。
ミホーク「クロコダイル……!」
二人はクロコダイルの様子を見て戦慄していた。
ドフラミンゴ「なんだこれ……本当にヤベェんじゃねえか?」
ドフラミンゴは腕の力を緩める。
瞬間、クロコダイルはドフラミンゴを突き飛ばし、拘束から逃れた。
息を荒げ何かを振り払うような動作をしている。幻覚に苦しめられているようだった。
クロコダイル「はァ……ハア……」
ドフラミンゴ「おい、大丈夫なのかよ」
クロコダイル「うるさい、近寄るな」
再び襲いかかってくるのではないかと思い、警戒して構えていたがそのような気配はなかった。
先程までの殺気は消え失せており、虚な目をしながら俯いていた。周りのギャラリーは興醒めだと言わんばかりに散り始める。
<POW>
クロコダイル
dice1d100=9 (9) 45
- 164KP22/12/24(土) 01:14:24
今日はここまでです!今回は色々堪えてホラー展開のみの進行でした。真面目にクトゥルフできた気がしないでもないです。
油断すると性癖に走りますので、そうなったら我慢できなかったんだなと優しく見守ってやってください。
それはそれとしてSAN武海は考えてなかった。座布団を差し上げたい……!! - 165二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 12:25:33
ミホークはもっとSAN値減れよなんでこんなとこでも最強なんだ??
これが世界最強??? - 166KP22/12/24(土) 12:38:38
案内役「これはこれは酷い有り様ですね?修繕費はどちらに請求すればよろしいですか?」
ここに来てからこの声を聞いて良かったことは一つもない。
ドフラミンゴは恐怖症の影響でぎこちなく振り向く。
そこにはバケツを深く被った案内役がいた。
ふざけた格好にドフラミンゴとミホークは驚く。
ドフラミンゴ「なんだそれ……馬鹿にしてんのか」
案内役「いやいや気に入ったんですよ。そんなことよりカジノの破損はペナルティ対象ですけど何か正当な理由があれば免除しましょう?」
ドフラミンゴ「しらばっくれやがって……どうせこいつが変なのはお前らの仕業だろうが」
案内役「はてさてなんのことでしょうか。」 - 167二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:06:07
ワニちゃん、早く体の中に入ったことを克服してほしい。
- 168KP22/12/24(土) 20:58:16
そういうと案内役はクロコダイルをじっと見つめる。そしてわざとらしく手を叩いた。
案内役「どうやらお困りのようですのでここは一つ私と勝負いたしましょう」
ミホーク「また悪趣味なことをやらせるつもりか」
今までやってきたゲームはどれもろくなものじゃなかった。
表情を険しくするミホークに案内役は手を振りながら答えた。
案内役「いえいえ、今回は純粋な賭け事ですよ?もちろん負ければペナルティを受けていただきますけど」
そう言いながら指を鳴らすと、奥から黒衣の男たちが現れた。質素だった丁半の舞台を飾り立てる。提灯をぶら下げ、中央に机が用意された。
壺と賽子が準備されると案内役が机の前に立つ。
案内役「さあさあお立ち合い。今宵は大博打。勝てば天国、負ければ地獄。立役者はこの私、支配人でございます。」
両手を広げて観衆に呼びかけるバケツ頭は滑稽だったが、舞台下は大いに盛り上がった。
ドフラミンゴ「あいつ支配人だったのか」
案内役「披露しますのはチンチロリンという遊び。ご存知の方も多いでしょうが簡単に説明いたしましょう」 - 169KP22/12/24(土) 21:00:39
【ちんちろりん】(ローカル簡易ルール) サイコロの出目を役を競い合うゲームだ。
◼︎親の順
案内役 → クロコダイル → ミホーク → ドフラミンゴ → 案内役
5回勝負で終了。
◼︎勝利条件
30枚のコマから1番増やすことができたものが勝者。
敗者2名はペナルティを受ける。
※コマがなくなった時点で離脱。敗北決定。
[3D6]を振り、2個がゾロ目の場合、残り1個の目のことを「出目」という。([3,5,5]の場合、出目は[3]。)
1:親が[3D6]を振る。
出目6、アラシ、ジゴロは親の無条件勝利。掛け金没収。
出目1、クズ、ヒフミの場合は親の無条件敗北。子(探索者)らに2倍返金。
2:親が出目2〜5の場合、子が順に[3D6]を振っていく。
親より良い出目の場合、返金をもらう。
※親、子共にクズの場合は3投まで振り直せる。出目ができた場合はその時点で振り直し不可とする。 - 170KP22/12/24(土) 21:02:34
●掛け枚数
1回につき10枚
●配当
勝利(通常):2倍
勝利(1ゾロ):10倍
勝利(2ゾロ):2倍
勝利(3ゾロ):3倍
勝利(4ゾロ):4倍
勝利(5ゾロ):5倍
勝利(6ゾロ):6倍
負け:没収
●専門用語
コマ:チップ
1〜6の出目:それぞれ「ピン・ニゾウ・サンタ・ヨツヤ・ゴケ・ロッポウ」とも言う
アラシ:賽3つのゾロ目
ヒフミ:賽の出目「1、2、3」親が出した場合、無条件で親の負け
ジゴロ:賽の出目「4、5、6」親が出した場合、無条件で親の勝ち
クズ(屑手):出目無しの場合
目無し:3投ともクズの場合
見(ケン):子が勝負を見送ること(コマの没収は無し) - 171KP22/12/24(土) 21:07:43
案内役「演者はカジノを大いに盛り上げている覚醒世界からの御三方。お客様方がお楽しみいただけるよう全力を尽くさせて頂きます。」
深く一礼したと共に、集まってきた観客は拍手喝采を浴びせた。
案内役「それではゲストの皆様何かご質問はありますか?」
ミホーク「……説明が足りない。俺たちが勝った時の報酬はなんだ」
案内役「こちらの治癒薬差し上げます。」
薬瓶を胸元から取り出し、机の上に置いた。
ドフラミンゴ「本当に効果があんのか?お前らの渡すもんなんて信用できねぇ」
案内役「お試しいただいて結構です。この量では完治はしませんけど」
幻覚に蝕まれるクロコダイルは目の前に置かれた薬を二人に飲むよう促される。
朦朧とするなか、口に含んだ。
視界が晴れ、脳を支配していた雑音が消える。身体が軽くなるのを感じた。
案内役が言うように完全な回復は見込めないようだ。しかし、不快感はなくなった。
小さく息を吐くと双眼に才気が戻る。
ミホーク「効果はあったようだな」
クロコダイル「あぁ。まだ本調子とはいかねえがな」
ドフラミンゴ「手がかかる野郎だぜ全く……」
<聞き耳>
クロコダイル
dice1d100=18 (18) 50
ミホーク
dice1d100=93 (93) 50
ドフラミンゴ
dice1d100=35 (35) 25
- 172KP22/12/24(土) 21:15:31
症状が緩和したクロコダイルの耳には地下を這いずる何者かの呼び声が聞こえてしまった。
耳の奥にこびりつき離れようとしない。
再びあの不快な感覚に襲われる。
案内役の声も周囲の音も全てが遠のいていく。
<アイデア>
クロコダイル
dice1d100=46 (46) 85
- 173KP22/12/24(土) 21:30:23
治癒薬で回復したおかげもあってか、クロコダイルは自分の身に起きていることが理解できた。
己に巣食うものはこの身を主人の元へ運ぼうとしていた。
動きまわり、神経を弄り支配しようと試みていたのは地下にいるものの落とし子だ。
クロコダイルはそれを無意識に理性で押さえていた。
落とし子の主人はいま近くにまで迫ってきている。
獲物を探し、不愉快に喚き散らす。
その声はクロコダイルの精神を侵食しようとしている。
<POW>※治癒薬により一時回復
クロコダイル
dice1d100=96 (96) 55
- 174KP22/12/24(土) 22:03:41
クロコダイル「……ああ、そうだな」
目を閉じ、意識を集中させる。
呼び声が今は心地よい音楽のように聞こえる。
自分は待っていればいい。
口角を上げ、笑みを浮かべた。
それは狂気的な笑顔であり、同時に美しさを感じさせるものだった。
待ち焦れるその姿を見たドフラミンゴは何か嫌なものを感じ取った。
ドフラミンゴ(なんだこの感じ……)
何かに取り憑かれたような顔をしているからだ。
クロコダイル「支配人ひとつ聞かせてくれないか」
案内役「なんなりとどうぞ」
クロコダイル「今回のゲーム、オーナーが企画じゃないのはなぜだ?」
案内役「オーナーは顧客様の対応に忙しく、今回代理をさせていただきました」
クロコダイル「なるほど……ならまだかかりそうだ。待つのは慣れてる。幸いなことに暇つぶしもあるしな」
ミホークはクロコダイルの言葉に違和感を覚える。
ミホーク(何を言っている?)
疑問を遮るように案内役はゲーム開始の合図を告げた。
◼︎症状
信仰(ファンブル処理) - 175KP22/12/24(土) 22:08:11
●ゲーム開始
案内役「それでは私から……」
親:案内役
dice3d6=5 3 1 (9)
- 176KP22/12/24(土) 22:15:13
◼︎1回目勝負あり
案内役「おや?いきなり屑手です。皆様配当はコマ2倍となります」
◼︎配当
案内役:20枚
クロコダイル:40枚
ミホーク:40枚
ドフラミンゴ:40枚 - 177KP22/12/24(土) 22:28:29
ドフラミンゴ「それに負けたらペナルティが……」
こちらに向けられた視線を見て息を飲む。クロコダイルの顔に浮かぶのは情欲的でありながら、どこか背筋が凍るような表情だった。
クロコダイルの目はこちらを見ていない。
何か別のものを捉えている。
親:クロコダイル
dice3d6=6 1 1 (8)
- 178KP22/12/24(土) 22:31:58
↑入力ミス
クロコダイル「振ってみるとしよう」
上機嫌な様子で壺を振る。
ドフラミンゴ「お前運ゲー嫌いじゃなかったのか?それに負けたらペナルティが……」 - 179KP22/12/24(土) 22:38:15
あっ、これ一回目振り直しだった……もう処理しちゃったのでこのまま進行します。
- 180KP22/12/24(土) 22:45:09
◼︎2回目勝負あり
案内役「ロッポウです。クロコダイル様の勝利です。2倍の配当となります。」
◼︎配当
案内役:20枚
クロコダイル:60枚
ミホーク:40枚
ドフラミンゴ:40枚 - 181KP22/12/24(土) 22:52:32
ミホーク「俺の番か」
イカサマは多くの目線があるここでは恐らく不可能だろう。
治癒薬を飲んだというのにクロコダイルの様子は変わらずおかしい。このまま順調にいけば治癒薬は手に入るがこの内の二人はペナルティを受けることにはなるのだ。
所詮は賭け事自身の運を信じるしかない。
親:ミホーク
dice3d6=4 4 4 (12)
- 182KP22/12/24(土) 22:55:11
◼︎子
案内役
dice3d6=1 4 6 (11)
クロコダイル
dice3d6=5 5 5 (15)
ドフラミンゴ
dice3d6=4 2 2 (8)
- 183KP22/12/24(土) 23:07:32
◼︎3回目勝負あり
案内役「クロコダイル様5ゾロです。ミホーク様惜しかったですね。」
クロコダイル「クハハハッ!今日はついているらしい。このままだとお前たちがペナルティを受けるのは確実だな」
ドフラミンゴ「鰐野郎こっちはお前のせいでどんだけ迷惑してると思ってんだよ……!!」
ミホーク「落ち着け。まだ勝負は終わっていない」
◼︎配当
案内役:20枚
クロコダイル:110枚
ミホーク:40枚
ドフラミンゴ:40枚 - 184KP22/12/24(土) 23:16:14
ドフラミンゴ「言っとくけどな、お前運どころか変なものまで憑いてんぞ。」
クロコダイル「あ゛?なに言ってやがる」
どのような状況でも喧嘩に発展しそうな二人にミホークは頭を抱えた。
案内役「ゲスト様。ゲームに集中をお願いします。」
親:ドフラミンゴ
dice3d6=6 3 6 (15)
- 185KP22/12/24(土) 23:17:45
◼︎子
案内役
dice3d6=3 1 6 (10)
クロコダイル
dice3d6=2 4 4 (10)
ミホーク
dice3d6=5 2 2 (9)
- 186KP22/12/24(土) 23:23:14
◼︎4回目勝負あり
案内役「ミホーク様。ゴケです。2倍の配当となります。」
◼︎配当
案内役:20枚
クロコダイル:110枚
ミホーク:60枚
ドフラミンゴ:40枚 - 187KP22/12/24(土) 23:41:21
案内役「最後に私が親を務めさせていただき終了となります」
ドフラミンゴ「このままだとこの勝負面白くねェだろ。賭け枚数増やさせろ」
案内役「あまりルール変更は好きではないのですが」
ミホーク(どの口が言っている……)
クロコダイル「負け犬が吠えてやがる。好きにさせろよ。俺はどうせ退屈しのぎだ」
案内役「それではお好きな枚数をどうぞ」
ドフラミンゴ「全部だ」
ミホーク「俺も全て賭けよう」
クロコダイル「……俺は変更なしだ」
案内役「それでは振らさせていただきます。」
親:案内役
dice3d6=4 2 6 (12)
- 188KP22/12/24(土) 23:43:27
振り直し。
親:案内役
dice3d6=2 1 4 (7)
- 189KP22/12/24(土) 23:44:37
この人運がないな……
振り直し2回目
親:案内役
dice3d6=6 1 6 (13)
- 190KP22/12/25(日) 00:07:54
●ゲーム終了
案内役「これこれは私の運がないばかりにつまらない勝負となりました。皆様に2倍の配当となります。」
ごめんなさい途中で引くのとか忘れてたので数え直ます。というか案内役はベット0だよ。もう離脱してるけど壺振り役とでも思ってください。 - 191KP22/12/25(日) 00:22:18
案内役:敗北 治癒薬の譲渡
◼︎配当
クロコダイル
1回目:40枚 2倍
2回目:50枚 2倍
3回目:90枚 5倍
4回目:80枚 負け
5回目:100枚 2倍
ミホーク
1回目:40枚 2倍
2回目:30枚 負け
3回目:20枚 負け
4回目:30枚 2倍
5回目:60枚 2倍×30
ドフラミンゴ
1回目:40枚 2倍
2回目:30枚 負け
3回目:20枚 負け
4回目:10枚 負け
5回目:20枚 2倍
※10枚しかないのに全部賭けると言わせたなんかいい感じに補完してください - 192KP22/12/25(日) 01:30:14
ダメだ今日は眠すぎて頭が働かない……安価までは頑張ろうと思いましたが、明日にします。残りレス数も少ないので明日スレ立てして描写ののちペナルティ内容安価予定です。
- 193二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 02:10:27
KP乙!
確かに10枚で全部賭けるとかワロタ
今回も面白かったです
クロコダイルはちゃんと治るよな? - 194KP22/12/25(日) 08:27:34
- 195KP22/12/25(日) 08:27:54
ダイスがKPの予定全崩しする
聞き耳に成功しなければ普通にゲームできたし、あそこで精神対抗ファンブル起こさなければ今頃治ってたのに
ここまでのダイス傾向だと
鰐は勝負運はあるのに神話生物回避率が悪い
鷹は勝負運そこそこ神話生物回避率高すぎ
ドフィは勝負運なしSANチェック効果高い。あとたぶんダイスは彼を可愛いと考えているに違いない
スレ立てしてきますー - 196KP22/12/25(日) 09:17:46
- 197二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 09:52:48
乙!うめ!
- 198二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 09:53:24
次スレありがとう!
次回も楽しみ - 199二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 10:22:25
うめ
- 200二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 10:35:07
200ならSAN武海仲良く心折れる♡