- 1デジアニ22/12/20(火) 00:02:16
これはデジモンアニマ:の外伝?的なヤツです
デジモンアニマ:再起編|あにまん掲示板前スレhttps://bbs.animanch.com/board/1354579/前回のあらすじ執行者改め村木陽菜をよろしくbbs.animanch.com本編でかなり空気の佳法を目立たせるべく主人公にした上で設定のアップデートを図ります
- 2二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:04:23
どんどん後付けしていこう
- 3デジアニ22/12/20(火) 00:04:35
簡単な登場人物紹介
時崎 佳法
パートナーはハックモン
ロイヤルナイツのジエスモンとして共に行動している
村木 ヒナ
本スレ主人公
こっちは過去なのでまだ生きてる - 4二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:05:21
因みに時系列的にはいつですかね?
- 5デジアニ22/12/20(火) 00:05:23
ハックモン
佳法のパートナー
真面目なデジモン
バクモン
ヒナのパートナー
エセ関西弁で話す - 6デジアニ22/12/20(火) 00:06:00
とりあえずヒナの入院中からテコ入れしていきます
- 7二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:06:54
となると結構前だな
- 8デジアニ22/12/20(火) 00:12:35
それでは早速
……………………
それは中学生になって一ヶ月程の事だった
佳法「ハックモン……骨折てお前…」
ハックモン「……すまない」
ある日俺のパートナーであるハックモンが入院した
少し前にオメガモンが行方不明となり、ハックモンと俺はジエスモンとしてオメガモンを追ったのだが…
佳法「……オメガモンはどうしたんだろうな」
ハックモン「明らかに正気ではなかった……我々を攻撃してきたのだから」
発見したオメガモンは黒く染まり、こちらに攻撃を仕掛けてきた
ジエスモンとして交戦したが、オメガモンは強く俺たちはあっさりと敗北した
その際の傷をハックモンは全て引き受け現在入院しているのだ
次の出来事
- 9二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:13:55
加速
- 10二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:14:28
あー懐かしいなぁ
- 11二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:14:30
これからどうするか話し合おう
- 12デジアニ22/12/20(火) 00:19:32
佳法「……確かオメガモンは人を襲ったんだよな」
ハックモン「行方不明となった夜の事だ…ある一家を襲った」
オメガモンが行方不明となった夜、ある一家が襲われたと聞いた
夫妻が死亡し、その娘が重傷を負ったらしい
娘のパートナーデジモンの証言や近くの監視カメラからオメガモンの犯行だと判明した為にロイヤルナイツは現在オメガモンを追っている
佳法「……そういえばこの病院に入院してるんだったか」
ハックモン「確か……村木ヒナだったか……顔は分からないが…」
次の出来事
- 13二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:20:45
加速
- 14二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:21:27
探してみるか
- 15二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:21:36
ちょっと探してみよう!
- 16デジアニ22/12/20(火) 00:26:48
村木ヒナ
それがオメガモンによって傷つけられた少女の名前だ
ハックモン「我々に新たな任務が入っている……村木ヒナの護衛だ」
佳法「オメガモンがまた現れないかって事だったな……年も俺と同じらしいし」
ハックモン「私はこの状態た。ひとまず佳法が接触してくれ……同じ年頃の相手なら心を開くかもしれない」
佳法「分かった」
そうして俺は村木ヒナを探す為に病院を歩く
途中売店でボールを買った。後でハックモンの暇つぶしように渡すためだ
佳法「どこだろうな……村木ヒナの病室は」
中庭を通る
ボールをポンポンと手で転がしながら歩いていると - 17デジアニ22/12/20(火) 00:29:41
グニュっ!ゴテンっ!
佳法「ぐえっ!」
……誰だ!ここにバナナの皮を捨てたのは!?
今どき流行らないぞ!そもそも病院でポイ捨てとかだめだろ!
…あれ?ボールどこいった?
「……いたい」
その時、そんな声が聞こえた
まさか誰かにぶつかったのか!?
俺は声の方へと向かう
そこには
「………」
目の前のボールを見下ろす少女がベンチに座っていた
次の出来事
- 18二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:30:21
加速
- 19二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:30:55
やっちったなぁ
- 20二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:32:02
急いで謝るよしのり
- 21デジアニ22/12/20(火) 00:36:55
少女は小学生くらいだろうか、無表情でボールをじっと見つめている
佳法「ご、ごめん!大丈夫だったか!?」
「……これ、君の?」
少女は無表情のままフラフラと立ち上がりこちらを向いた
カーディガンを入院着の上から羽織った少女を見て気づいた
……右腕がない
入院着の右袖が何も通していなかった
佳法「……本当に悪かった……ぶつけてしまって」
「……いい」
少女はボールをこちらに蹴る
「………」
そして少女は再びベンチに座りそのまま青空を見上げる
次の出来事
今回はここまで
本日20時半くらいから再開します
本編と同時進行でやっていきます
- 22二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:44:21
加速
- 23二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:45:11
ヒナちゃん小学生だと思われてる‥‥
- 24二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 00:45:51
お詫びにイチゴ牛乳を奢る
- 25二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 07:12:41
同年代です・・・
- 26二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 10:10:46
保守グレイモン
- 27二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 11:15:34
改めて思うけど右腕欠損無感情ロリ巨乳とか性癖盛々っスね
- 28二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 19:30:39
イチゴ牛乳美味しいよね
- 29デジアニ22/12/20(火) 20:31:57
こっちも再開します
佳法「………」
流石にこのまま去るというのはマズイ、何かお詫びの品を……
佳法「あっ」
そういえば……
ハックモンの見舞いにいく少し前
デュナスモン『なあ佳法、行くついでにジャンプとイチゴ牛乳買ってきてくれ』
………て事をデュナスモンに頼まれて病院内のコンビニで買ってたんだ
俺は袋からイチゴ牛乳を取り出すと少女に差し出す
佳法「ボールぶつけたお詫び…になるか分からないけど……これ飲むか?」
「………」
少女こちらを向くとその紅い瞳で俺をじっと見ていた
次の出来事
- 30二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:32:41
加速加速
- 31二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:33:31
この時点じゃ認識できないんだっけ?
- 32二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:33:33
飲むヒナ
- 33デジアニ22/12/20(火) 20:41:16
俺はイチゴ牛乳のパックを開けると付属していたストローを挿して少女に渡す
「……ありがとう」
そう言って少女は左手で掴むと飲み始める
「………」チュー
佳法「……じゃあ俺はこれで…」
おそらく許してもらえたと思いたい俺は村木ヒナの病室を探そうとその場を…
と、そうだ、もしかしたらこの少女が知ってるかもしれない
佳法「ちょっといいか?」
「……何?」
俺は少し気まずい思いを抑えながら尋ねた
佳法「村木ヒナって患者の病室知らないか?」
次の出来事
- 34二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:42:53
加速加速
- 35二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:44:09
目の前にいるでしょ!
- 36二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:44:11
・・・僕
- 37デジアニ22/12/20(火) 20:50:39
そう聞いた瞬間だった
「……ボクを探してたの?」
佳法「へ?」
この少女は今なんと言ったか?
ボクを探してた?
……まさか
佳法「……君の名前を聞いてもいいか?」
「……村木ヒナは…ボク」
……この少女が探していた村木ヒナ?
確か俺と同じ中学に通っていると聞いていたが……思ったより背が小さいな
次の出来事
- 38二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:52:00
かそく
- 39二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:52:40
つまり彼女が護衛対象か
- 40二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:52:42
となると護衛しないと
- 41デジアニ22/12/20(火) 20:57:17
ヒナ「……それで……ホクに何か用?」
佳法「あー…」
……改めて考えると馬鹿正直に護衛に来ました!…なんて言えない
佳法「……実は俺お前と同じ学校でな、入院したって聞いて見舞いに来てみたんだ」
無理がある……なんで違うクラスの生徒の見舞いに来るんだ俺…
ヒナ「……そう」
……あれ?誤魔化せた…というより興味がないといった様子だ
佳法「……出会い方は悪かったけど……ちょっと話さないか?」
ヒナ「……」
まるでナンパのような事を言いながら俺は村木ヒナに話しかける
次の出来事
- 42二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:59:34
ナンパ・・・
- 43二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:00:18
まぁ将来の彼女やし・・・
- 44二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:00:20
えっと・・・好きなものとかある?
- 45デジアニ22/12/20(火) 21:04:49
ヒナ「……構わない」
佳法「そ、そうか……えっと……好きな物とかあるか?」
再びイチゴ牛乳を飲み始めた村木ヒナに俺はそう聞く
ヒナ「……ホットドッグ」
佳法「美味いもんな……食べ物以外は?」
ヒナ「………」
その質問に村木ヒナは一瞬何かを考えるかのように固まり
ヒナ「……バクモン」
佳法「バクモン?」
ヒナ「……ボクの……家族」
そういえば村木ヒナのパートナーデジモンがそんな名前だったような…
次の出来事
- 46二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:07:10
加速
- 47二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:07:49
気まずい・・・
- 48二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:07:51
そんな事話してたらバクモンが来た
- 49デジアニ22/12/20(火) 21:16:03
佳法「……バクモンもこの病院にいるのか?」
ヒナ「……うん……ボクと一緒にいてくれる……でも」
「おーい!やっぱりここにおったな!」
霞のような後ろ足のデジモンが現れ村木ヒナに駆け寄る
「一人で出歩いたらアカンて凛子はんも言っとるやろ?」
ヒナ「……ごめんバクモン」
やはりこのデジモンがバクモンか
バクモン「ん?お前さん誰や?」
佳法「えーと…」
ヒナ「……さっきボールをぶつけられた」
バクモン「何やて!?」
佳法「ご、ごめん!本当に悪かった!」
俺はバクモンに頭を下げる。数十秒程下げていると
バクモン「ヒナが許すならええわ!次から気をつけるんやで!」
佳法「ほ、本当に悪かった…」
バクモン「それでお前さん名前は?」
佳法「時崎佳法だ」
バクモン「佳法か!ワシはバクモン!ヒナのパートナーデジモンや!よろしくな!」
次の出来事
- 50二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:19:48
加速
- 51二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:20:51
事情バクモンに話とこう
- 52二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:20:54
ちょっと離れてバクモンに事情説明
- 53デジアニ22/12/20(火) 21:26:06
……さて、本人には話せないがパートナーには話しておこう
佳法「少しいいかバクモン」
バクモン「どないしたんや?」
ヒナ「………」
俺はバクモンを連れて村木ヒナから離れる
佳法「……ここならいいか…今から村木ヒナに近づいた理由を話す」
バクモン「理由?」
俺は説明した
現在ロイヤルナイツはオメガモンを捜索している
もしかすると再びオメガモンが村木ヒナを襲うかもしらない為に俺が護衛として来たと
バクモン「……冗談にしては……顔が真剣やな」
佳法「後で証拠は見せる……とりあえず村木ヒナの護衛は任してくれ」
次の出来事
- 54二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:27:23
加速
- 55二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:28:08
どうだ・・・
- 56二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:28:14
・・・・まぁとりあえずは信用したるわ
- 57デジアニ22/12/20(火) 21:32:42
バクモン「………」
バクモンは黙り込む
無理もない、パートナーを襲ったオメガモンと同じくロイヤルナイツからの護衛など信用できないのだろう
そう思っていると
バクモン「……まぁとりあえず信用したるわ」
佳法「……悪いな」
どうにか認めてくれたようだ
バクモン「……じゃあヒナのとこに戻るで」
佳法「ああ」
ヒナ「……何を話してたの」
バクモン「ちょっとな!この佳法はんがヒナに興味があるんやと!」
佳法「!?」
何を言っているんだ!?
ヒナ「………」
村木ヒナは俺の顔をじっと見ている
……何か視線に違和感を感じた気がするが気の所為だろう
次の出来事
- 58二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:33:59
加速加速加速
- 59二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:34:50
違和感?
- 60二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:34:52
とにかく何でもいいから何か会話をするんだ!
- 61デジアニ22/12/20(火) 21:38:17
ヒナ「………」
村木ヒナは再び空を見上げる
……何か会話した方がいいだろうか
佳法「そ、そういえば……ジャンブあるけど読むか?」
バクモン「読むで!」
ヒナ「………」
俺はジャンプを取り出すとバクモンと見る
……村木ヒナはじっとバクモンを見つめていた
次の出来事
- 62二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:40:40
かそっく
- 63二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:41:29
認識できてない?
- 64二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:41:31
あー・・・なんかバクモンに用があるんじゃないのか?
- 65デジアニ22/12/20(火) 21:45:56
佳法「……あー……バクモン、村木が何か用がありそうだぞ」
バクモン「おっ?どないしたヒナ?」
ヒナ「……」
バクモン「ヒナもジャンプ読みたいんか?」
ヒナ「……」
バクモン「ほなヒナも読もうや!」
バクモンがそう言うと俺を引っ張りベンチに座る村木ヒナの隣に俺を座らせる
ヒナ「………」
佳法「……じゃあ一ページ目から…」
俺は村木ヒナに見えるようにパラパラと捲り始める
次の出来事
- 66二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:47:51
完全に幼児・・・
- 67二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:48:26
加速
- 68二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:48:28
そのまま一緒に見る
- 69二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:49:19
この頃のヒナちゃん面倒くさいから•••
- 70デジアニ22/12/20(火) 21:56:39
村木ヒナはじっと俺がページを捲るのを見ている
何も宿っていない瞳を見ていると両親を失った時の俺を思い出す
だが村木ヒナは右腕も喪っている……俺よりも遥かに絶望しているのだろう
ヒナ「……次」
佳法「ああ、次気になるよな」
バクモン「最近のジャンプはイマイチ燃えんなぁ…」
そうして俺たちは読み進めていく
数分後
バクモン「どうやったヒナ?退屈紛れたか?」
ヒナ「………」
既に何週間も入院している村木ヒナはきっと退屈してたのだろう
ヒナ「……ありがとう……えっと」
佳法「時崎佳法」
ヒナ「………」
や、やりづらい…
どうにも村木ヒナと会話が続かない
彼女は会った時から表情を一ミリも変えておらず無表情のままだ
次の出来事
- 71二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:57:28
加速加速
- 72二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:59:02
まぁあんな事あったらしょうがないと思うけどね
- 73二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:59:04
・・・どうにかして笑顔を引き出す方法はないものか
- 74デジアニ22/12/20(火) 22:06:19
………結構可愛い顔してるなコイツ
笑ったらきっと…
佳法「………」
バクモン「ん?ヒナに惚れたか?」
佳法「そんな訳ないだろ…」
……どうすれば笑顔になるのか
ヒナ「……そろそろ戻る」
バクモン「そっか、ほな行こか」
バクモンが村木ヒナと病室に戻ろうとする
と、そうだ
佳法「あー……村木、明日も来ていいか?」
ヒナ「………」
護衛である以上何があろうと傍にいないといけないが一応礼儀ということで聞いておこう
ヒナ「……好きにしたら」
バクモン「すまんなぁ……ほな明日!」
ヒナとバクモンは去っていく
次の出来事
- 75二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:06:56
加速
- 76二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:07:28
おっフラグ立った
- 77二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:07:30
ハックモンの所に戻るか
- 78デジアニ22/12/20(火) 22:13:54
佳法「……ハックモンのとこに戻ろう」
ハックモンの病室
ハックモン「接触したか、どのような状態たった」
佳法「……生きる屍って感じだ」
村木ヒナは生きる気力というものが欠けているように感じた
……散々な目にあったんだから仕方がないが
ハックモン「夜は私が見張る、佳法は帰ってもいいぞ」
佳法「お前怪我してるだろ……」
ハックモン「問題ない、何かあればすぐさま他の者たちが現れる」
佳法「じゃあなんで俺が警護に?」
ハックモン「同じ年頃だからと最初に言っただろう、少しでも村木ヒナの心を癒やす為だと師から言われた」
佳法「……ガンクゥモンのおっさん」
次の出来事
- 79二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:17:34
加速加速
- 80二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:18:54
帰るか
- 81二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:19:06
いや、俺も残るよ
- 82デジアニ22/12/20(火) 22:27:17
ガンクゥモンのおっさんはハックモンの師匠で俺の両親の元パートナーデジモンだ
両親が死んだ俺の保護者となり俺とハックモンを鍛えいている
正直かなりしんどいがそれで強くなって給料をもらっている身なので文句は言えない
佳法「……俺も残るよ、村木のこと気になるし」
ハックモン「……恋か?」
佳法「違うからな!?」
流石に一目惚れってことはない
……少し気になるだけだ
次の出来事
- 83二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:28:52
加速
- 84二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:29:31
恋・・・
- 85二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:29:35
まぁ何か食べ物でも買っておくか
- 86デジアニ22/12/20(火) 22:34:19
それから病院側と話し、ハックモンの病室で泊まる許可を取った
佳法「ちょっと飯買ってくる」
ハックモン「あまり偏った食べ方はするな、栄養バランスを…
佳法「分かってるよ…」
………ホットドッグでも食おう
そうして廊下を歩いていると
「あら、君……ハックモン君のパートナー?」
佳法「あ、はい…」
「ねえ……さっき中庭でヒナちゃんと話してなかった?」
佳法「話してましたけど…」
「もしかしてヒナちゃんの友達?男の子の友達もう一人いたのね」
この看護師は村木ヒナと親しいらしい
「ヒナちゃん……酷い怪我をして……心を閉ざしてるの……でも友達とは話してるからそこは安心かしら」
実は友達じゃありません等と言えない雰囲気…
次の出来事
- 87二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:39:22
加速
- 88二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:40:34
凛子さん!
- 89二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:40:53
・・・まぁさっき話したし友達みたいなもんか、友達で通しておこう
- 90デジアニ22/12/20(火) 22:44:43
まあさっき話したし友人みたいなもんだろう……よし、これで通そう
佳法「同じ学校なんです……村木に何が…」
「詳しいことは教えられないけど……ヒナちゃんは本当に悲しい目にあったの」
知っている、両親を殺され右腕を奪われ……本当に散々な目にあっている
「あの子……人の顔も分かってなくて」
佳法「え?」
「あ、何でもないわ!お友達なら大丈夫よ!」
この看護師今なんて言ったのか…
「それじゃあ私行くわね、ヒナちゃんを支えてあげて」
そう言って看護師は去っていく
……飯買いにいこう
次の出来事
- 91二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:47:07
加速
- 92二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:47:57
やっぱりそうだったよね
懐かしいなぁ・・・ - 93二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:48:00
・・・なんかホットドッグを買ってしまった
- 94デジアニ22/12/20(火) 22:53:08
ホットドッグでも食いたいがハックモンからバランスよく食べろって言われたしな…何かあるかな
数分後
佳法「……なんかホットドッグ買っちまった」
この芳ばしいソーセージの匂いに耐えられなかった……
3つも買ってしまったが、あのキッチンカーの店長ポエムみたいなの言ってたなぁ…
佳法「…美味いな」ムグムグ
さて、残り2つはどうするか
一つはハックモンにこっそり渡すとして…
次の出来事
- 95二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:55:09
加速加速加速
- 96二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:56:35
ヒナに渡そう
- 97二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 22:56:36
・・・後一つはヒナに渡すか
- 98デジアニ22/12/20(火) 23:00:08
佳法「……そういえば村木ホットドッグ好きだって言ってたな」
一つやるか
そう思い俺は村木の病室へ向かう(場所は一応確認済みだった)
ヒナの病室前
佳法「……ここまで来たけど」
今更だが今の村木にホットドッグを渡していいのか?
ボロボロの体に悪いのでは…
次の出来事
- 99二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:05:07
加速
- 100二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:05:50
…たしかに
- 101二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:05:54
バクモンが居たので相談するか
- 102デジアニ22/12/20(火) 23:11:48
そう考えていると
バクモン「ん?お前さんは…確か佳法はんやったな」
佳法「おっ、ちょうどよかった」
俺はバクモンに相談することにした
バクモン「うーん……ヒナはまだ粥やって医者の先生も言っとったからなぁ」
佳法「……じゃあお前にやるよ」
俺はホットドッグの袋をバクモンに押し付ける
バクモン「ええんか?」
佳法「いいって、これからしばらくの付き合いになりそうだしな」
次の出来事
- 103二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:16:45
加速加速
- 104二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:17:25
優しい!
- 105二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:17:27
・・・あんがとな佳法はん
- 106デジアニ22/12/20(火) 23:22:16
嘘ではない。しばらく護衛は続くし、学校も同じなので仮に村木が退院しても会うことがあるだろう
バクモン「……ホンマにありがとな佳法はん!」
佳法「それじゃあな」
バクモンが手をふる中で俺はハックモンの病室に戻る
佳法「……あ、ハックモンの分もホットドッグやっちまったな」
………今思えば俺は彼女に会わなければよかったのかもしれない
だけど……俺とヒナが初めて会った時を俺は一生忘れないだろう - 107デジアニ22/12/20(火) 23:30:28
デジアニ情報
この頃のヒナは他人の顔を認識出来ない(親しい者は認識可能、今は佳法の顔は見えてない)
次の日の昼
ヒナ「………」
佳法「また中庭にいる…」
村木はこの日も中庭にいた
昨日と同じように青い空を見上げていた
佳法「……よし」
俺は話しかけようと決め、近づく
佳法「よう村木、いい天気だな」
ヒナ「………」
む、無視……
心にダメージが入るが俺は村木の隣に座る
次の出来事
- 108二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:36:31
加速加速
- 109二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:37:21
つまり認識できるようになればいいってことだな!
- 110二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:37:23
・・・そうだな、バクモンについて聞いてみるか
- 111デジアニ22/12/20(火) 23:43:19
佳法「……えっと…」
ヒナ「………」
き、気まずい!空気が重い!
何か話すことを考えるんだ!何か…
佳法「…そうだ、バクモンの事を教えてくれないか?」
ヒナ「……バクモンの?」
よし!ノッてくれた!
佳法「ああ、村木のパートナーについて教えてくれよ」
ヒナ「……バクモンは…」
次の出来事
- 112二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:44:09
加速加速
- 113二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:44:44
加速
- 114二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:44:46
バクモンについて話すヒナ
- 115デジアニ22/12/20(火) 23:49:19
ヒナ「……バクモンは……いつも変な喋り方」
確かに……あのエセ関西弁はなんなのだろうか…
ヒナ「……将来の夢はアクションスターだって言ってる」
佳法「アクションスター?」
ヒナ「……聞く度に変わる……気にしたら負け」
佳法「そ、そうなのか…」
村木はバクモンについて話し続ける
どうにか会話できそうだ
次の出来事
- 116二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:50:18
加速加速
- 117二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:51:10
こうして見ると中々色物やなバクモン
- 118二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 23:51:13
せっかくだし俺もハックモンについて話すか
- 119デジアニ22/12/20(火) 23:59:41
佳法「……そっちが話したんだから俺も話さないとな……俺のパートナーはハックモンって言うんだけど…」
ヒナ「……ハックモン」
佳法「ああ、真面目な奴でさ、俺が赤ん坊の時から一緒にいるんだ」
ヒナ「……」
と、違和感を感じたか?
世界融合は一年前だ。表向き人間とデジモンは去年から初めて会った事になっている
実際は時々人間界にデジモンが現れることがこれまでにあったので融合した際も比較的あっさり共存できたというのが真実だ
ヒナ「……ボクは4年前…」
佳法「?」
ヒナ「……バクモンに会ったのは…4年前」
……もうやら村木もこのパターンだったらしい
次の出来事
- 120二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 00:00:53
加速
- 121二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 00:02:06
おそろい!
- 122二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 00:02:16
そっか・・・どんなふうに出会ったんだ?
- 123デジアニ22/12/21(水) 00:07:15
佳法「そうだったのか、そっちはどんな出会いだったんだ?」
ヒナ「……えっとね」
村木が言うにはバクモンとは公園で出会ったらしい
幼馴染の双子と遊んでいると3体のデジモンを発見し、二体を姉妹が、残りの一体……バクモンをヒナが家に連れて帰ったという事だった
ヒナ「……そこからずっと一緒……バクモンはボクと……一緒にいるの」
佳法「……そうか」
バクモンについて話す村木の顔は昨日と同じく無表情だったがどこか嬉しそうに感じた
次の出来事
今回はここまで
本日20時半くらいに再開です
- 124二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 00:09:28
お疲れ様です
- 125二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 00:10:03
お疲れ様でした!
- 126二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 00:10:05
その幼馴染ってどんな奴らなんだ?
- 127二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 00:12:57
所でこの時のヒナってデジモン恐怖症に自殺願望持ちだったよな‥
- 128デジアニ22/12/21(水) 01:40:08
- 129二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 08:49:38
そうなの!?
- 130二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 10:07:38
そこからどうにか立ち直ったのに最終的に‥‥
- 131二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 13:38:51
そういえばズワルトディフィートは見えるもの全てが敵に見えるみたいな設定が‥‥
- 132デジアニ22/12/21(水) 20:29:17
再開します
そういえばさっき幼馴染の双子とか言ってたな…
佳法「さっき言ってた双子ってどんな人間なんだ?」
ヒナ「……お姉さんが猫宮狐子…ここちゃんで…妹の方が狼子…ろーちゃん」
成る程、あだ名で呼ぶくらい仲がいいようだ
ヒナ「……ここちゃんは真面目で…ろーちゃんは楽しいことが大好き…」
佳法「そうなのか……会ってみたいな」
ヒナ「……お見舞いに来てくれるからその内会うかも」
まあ見舞いには来るだろうな……しかし村木は随分喋ってくれたな
ヒナ「……あと二人友達がいる…」
佳法「そいつらはどんな奴らなんだ?」
ヒナ「………」
……話すのは姉妹の事だけということか……
俺は再び青空を眺めている村木に習い空を見上げる
……昨日から晴れてるな
次の出来事
- 133二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 20:32:51
加速
- 134二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 20:33:22
再開じゃー!
- 135二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 20:33:32
・・・綺麗な空だな
- 136デジアニ22/12/21(水) 20:38:47
佳法「……綺麗な青空だな」
ヒナ「………」
ま、また無視…
だがよく見れば村木はどこか辛そうに空を見上げていた
……理由を聞くのはダメだろう、まだ一日しか付き合いのない男に言う筈がない
ヒナ「………」
佳法「……その……今度お前の病室に行っていいか?」
ヒナ「………」
すると村木は無言で立ち上がると病室に戻ろうとする
……当たり前か…
ヒナ「……来ないの?」
佳法「え?」
ヒナ「……ボクの病室」
……え?今行っていいの?
次の出来事
- 137二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 20:52:01
加速
- 138二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 20:52:30
やったね
- 139二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 20:53:49
病室に向かう途中、何度も転ぶヒナちゃん
- 140デジアニ22/12/21(水) 20:57:58
とりあえずついていこう
…………………………
ヒナ「……っ」バタッ
佳法「お、おい!大丈夫か!?手を貸す…」
ヒナ「……平気」
病室へ向かう廊下にて村木は何度も何度もコケる
俺が手を貸そうとすると断ってヨロヨロと立ち上がる
……近くにいた方がいいな
俺は村木に近寄るとそのまま歩く
ヒナ「……近い」
佳法「いや、またコケるだろうから…」
ヒナ「……」
次の出来事
- 141二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 21:20:06
加速
- 142二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 21:22:53
加速
- 143二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 21:23:04
転びそうになったのを受け止める
- 144デジアニ22/12/21(水) 21:27:22
そうして再び歩いていると
ヒナ「……っ…」
佳法「ほらみろ!」
転びそうになる村木をどうにか受け止める
佳法「だから言っただろ?というかバクモンと一緒にいた方がいいだろうにどうして一人なんだ?」
ヒナ「……ボクといると……」
村木はそう呟くと再び立ち上がり、歩き始める
佳法「待てって……」
……さっき何を言おうとしたのだろうか?
それにしても……さっき体を受け止めた時、村木の体はとても軽かった
……右腕がなくなりその分減っているのだろうか?バランスも悪くなって転んでいるし
次の出来事
- 145二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 21:33:10
かそく
- 146二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 21:34:09
追いかけないと!
- 147二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 21:34:41
・・・手を繋いでバランスを取った方がいいか?
- 148デジアニ22/12/21(水) 21:41:07
佳法「……」
ヒナ「……?」
………村木と手を繋いでみるか?
それならバランスが取れるかもそれない……イヤやっぱりダメか?付き合いの浅すぎる男と…
ヒナ「……どうしたの」
佳法「なあ……手を繋いでみないか?バランス良くなるかもしれないぞ?」
……ノッてくれるだろうか
ヒナ「………」
村木は無表情のまま俺をじっと見つめ…
次の出来事
- 149二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 21:42:28
加速加速
- 150二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 21:44:19
どうだ・・・
- 151二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 21:44:42
なぜか繋いだ
- 152デジアニ22/12/21(水) 21:49:18
…………………
彼は手をこちらに伸ばしている
この病院に入院してから数週間経つけれど、昨日会ったこの少年は何故かボクに構ってくる
ヒナ「…………」
……昨日から変わらず顔は分からない
ノイズが掛かったように顔だけが見えない
そんな彼の手をボクは
ヒナ「……」
佳法「えっ!?マジか!?」
何故か握ってしまった
……暖かい
次の出来事
- 153二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 21:50:44
加速
- 154二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 21:52:59
あら~
- 155二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 21:53:00
そのまま病室に向かう
- 156デジアニ22/12/21(水) 21:56:09
………………………
まさか本当に繋ぐとは……
俺は村木の手を繋ぎ隣を歩く
バランスはとれているのか先程と違って転ぶ気配はない
ヒナ「……あそこ」
佳法「と、ついたか」
どうやら病室についたらしい
ヒナ「……ここがボクの」
佳法「お邪魔します…と」
俺は村木と一緒に病室に入る
ヒナの病室の特徴
- 157二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:10:37
加速
- 158二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:12:30
普通の病室
- 159二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:12:33
よくある普通の窓がある病室
ただデジモン恐怖症のためデジモン関連の物は置かれてない - 160デジアニ22/12/21(水) 22:18:25
……普通のといったらあれだが、特に変わった様子のない病室だ
女子なら見舞いの品のぬいぐるみなどがありそうだがそういった物は特に無かった
窓からは大きな木が見え、猫が入れそうだった
ヒナ「……何か飲む?」
佳法「あ、ああ…」
村木はベッドの近くにある小さな冷蔵庫を開けると、中からペットボトルの水を取り出す
ヒナ「……ん」
佳法「あ、ありがたく…」
俺が水を受け取ると村木はベッドに腰掛ける
バクモンはどこかにいるようで留守だった
佳法「……」
ヒナ「……」
………何話そう
次の出来事
- 161二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:21:58
加速
- 162二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:22:47
気まずい!
- 163二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:22:48
何か・・・何か話題を考えるんだ!
- 164デジアニ22/12/21(水) 22:28:10
気まずい沈黙をどうにか振り払う話題を考えなければ…!
佳法「な、なぁ……村木って趣味とかないのか?」
ヒナ「………」
んんん!?趣味を聞いた途端雰囲気がさらに重く!?
な、何か不味いことを聞いたのか…!?
佳法「い、今のナシ!俺の趣味を言うよ!俺はゲームが…」
ヒナ「……そう」
俺はどうにか空気を変えるべく話をする
デジアニ情報:ヒナの趣味は天体観測だった
次の出来事
- 165二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:28:58
加速加速
- 166二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:29:43
だった…
- 167二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:29:45
バクモンが帰ってきた
- 168二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:31:17
流れ星の夜にあんな事があったしね‥‥
- 169デジアニ22/12/21(水) 22:33:40
しばらく話していると
バクモン「今戻ったで〜……お?佳法はんやないか」
佳法「よ バクモン、邪魔してるぞ」
外出から戻ったらしいバクモンが俺に気づき何やら変な視線を向けている
バクモン「……ヒナ〜、男を連れ込むなんて意外とやるやないか〜」
佳法「!?」
ヒナ「………?」
何を言っとるんだコイツは!?
次の出来事
- 170二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:34:45
加速
- 171二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:36:01
連れ込むw確かにw
- 172二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:36:05
違うぞ!まだそんなんじゃと弁明する佳法
- 173二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:36:36
そして彼女が亡くなったのも流れ星の夜・・・
- 174デジアニ22/12/21(水) 22:40:46
佳法「ち、違う!そういった事じゃない!まだそんんじゃ…」
バクモン「ほー?まだ……そういう気持ちがあるんやな?」
な、何言ってるんだ俺!
バクモンはニヤニヤと笑いながら俺を見る
村木はそんな様子をじっと見ている
ヒナ「……」
村木は何故俺の顔をジロジロと見ているのだろうか…
ヒナ「………分からない」
分からない?何が…
バクモン「そうや、外でヒナの好きなジュース買ってきたで!」
ヒナ「……ありがとう」
次の出来事
- 175二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:42:09
加速
- 176二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:42:47
分からない?
- 177二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:42:49
バクモンにヒナの状態を聞いといた方がいいかもな
- 178デジアニ22/12/21(水) 22:49:54
……やはり気になる、村木はよく俺の顔を見てくる
何か付いているのか?
顔を触りながら俺はバクモンに話しかける
佳法「ちょっと外に…」
バクモン「なんや?」
俺はバクモンを病室の外に連れ出す
佳法「……さっきから村木に顔を見られるんだけど…何か付いてるか?」
バクモン「……ああ、知らんのか……ヒナはな……」
するとバクモンは暗い表情であることを俺に教えた
バクモン「……人の顔が分からんのや」
佳法「……顔が分からない?」
バクモン「精神的なショックやと医者の先生は言っとるんやけと……ヒナは他人の顔が分からんようになっとるんや……これでも最初よりはマシなんやで?最初は存在自体を認識できとらんかった」
……予想以上に村木の精神はボロボロだったらしい
バクモン「その癖、デジモンは見えるんでヒナは苦しんどるんや」
佳法「デジモンを見て苦しむ?」
バクモン「……ヒナはデジモンにあのオメガモンを重ねてしまうんや……少しでもワシや知り合い以外のデジモンを見るとパニックになってまう…」
次の出来事
- 179二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:50:54
加速加速加速
- 180二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:51:54
ショックを受けるよしのり
- 181二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:51:56
・・・だから部屋の中にデジモン関連のものがなかったのか
- 182二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:54:02
- 183デジアニ22/12/21(水) 22:57:26
………そうか……だから
佳法「病室がやたらと殺風景なのは…」
バクモン「……ぬいぐるみとか、絵でもダメなんや……ヒナの事を考えて皆そういうのは持ってこないんや」
……ぬいぐるみでも渡そうかと思ってたが止めておこう
バクモン「……そんな理由でヒナにはデジモン関係の物は見せんといてな」
佳法「ああ、分かった」
次の出来事
- 184二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:58:10
加速加速加速
- 185二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:58:40
今も…
- 186二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 22:58:42
病室に戻るか
- 187二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:00:37
ずっと散々な目に遭ってるんだよなぁ‥‥
- 188デジアニ22/12/21(水) 23:05:52
色々と重要な事を聞けた
……というかちゃんと調査してくれよロイヤルナイツ
ヒナ「……何してたの」
バクモン「いや、ちょっと男の内緒話や」
佳法「ああ、だから気にしないでいい」
ヒナ「……そう」
バクモンと病室に戻った俺は再び村木と会話する
佳法「そういえば俺たちの学校この間まで休校してたよな」
ヒナ「……ここちゃん達に聞いた」
バクモン「なんでも近くで痴漢があったらしいなぁ」
既に犯人は捕まっている
……村木はデジモン関係がダメなので言わないが、犯人はデジモンで何やら狐っ娘がどうとか言ってたらしい
次の出来事
- 189二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:06:55
加速
- 190二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:07:46
…ん?
- 191二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:07:48
よし!バクモンから聞いた情報を踏まえて何か話そう!
- 192二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:09:04
ちょうどバステモンが魔法少女(空)に倒された頃か
- 193デジアニ22/12/21(水) 23:13:29
……バクモンから聞いた村木の状態を踏まえて何か無難な話題を…
佳法「村木ってどのクラスなんだ?俺は〇〇だけど」
ヒナ「……△△」
佳法「へぇ、隣だったか」
村木のクラスは俺の隣らしい
学校の話題で思い出したが…
佳法「俺のクラスにお嬢様みたいな喋り方のヤツがいるんだよ。そいう村木のクラスに好きなヤツがいるみたいでさ…」
ヒナ「……そう」
どうにか村木と会話しながら少しずつ俺を認識してもらいたいと考える
バクモンによれば親しい人間は見えるらしいので少し試していこう
次の出来事
- 194二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:14:28
加速
- 195二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:16:41
御譲…
- 196二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:16:44
そうして話していると夜になった
- 197デジアニ22/12/21(水) 23:20:18
話している内に外は暗くなっていた
佳法「もう夜か…俺はそろそろ行くよ」
バクモン「せやな、もうすぐ夕飯やし」
ヒナ「……」
俺は病室を出ようとする
その時、村木が口を開いた
ヒナ「……ねえ」
佳法「ん?」
ヒナ「……明日も中庭にいるから」
佳法「…ああ!」
これは一歩前進したと思っていいだろう
明日も中庭で待ってるということだと考えながら俺はハックモンの所へ戻っていった
次の出来事
- 198二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:21:25
加速加速加速
- 199二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:21:59
好感度アップ!
- 200二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:22:03
ハックモンに今日の事を話そう
- 201デジアニ22/12/21(水) 23:27:50
ハックモンの病室
佳法「てな訳で多分上手くやれてるよ」
ハックモン「それは良かった」
俺はハックモンに今日の出来事を話す
簡単なレポートも本部に提出しなければならないので振り返るのに丁度いい
ハックモン「……本部から連絡があった…近頃犯罪を犯すデジモンが多発していると」
佳法「治安悪いな…」
ハックモン「さらに不可解なのはそれら犯罪デジモンが何者かによって倒されていることだ」
佳法「正体はわからないってパターンか?」
ハックモン「そうだ、我々の任務はあくまで村木ヒナの護衛の為関わることはないだろうが」
物騒だな……オメガモンといい一体何が起こってるのか - 202デジアニ22/12/21(水) 23:31:42
………………
バクモン「ほれヒナ!ちゃんと食べて体力つけるんやで」
ヒナ「……うん」
ボクは左手でぎこちなくスプーンを使いながら一口ずつ夕食を食べる
………彼と話していると少し楽しかった
ここちゃんやろーちゃん達とはまた違った事を聞くのは楽しい時間で…
ヒナ「……」
バクモン「明日も中庭に行こな、佳法はん待ってるで」
……まだ顔は分からないけど……友達になりたい
次の出来事
- 203二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:33:18
加速
- 204二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:33:51
おぉ!確実に好感度が上がってる!
- 205二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:33:53
そして夜が明けた
- 206二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:35:10
二日目でこれか‥‥チョロくない?
- 207デジアニ22/12/21(水) 23:40:03
………………
夜が明けた
俺はハックモンの病室で目を覚ます
佳法「ふあぁ……今日も中庭か」
……このまま友人になれたらいいけどな
それからハックモンが起き、朝食を食べ、しばらく待ちつずけ昼頃になると同時に俺は中庭に向かう
中庭に入ると村木の後頭部が見えた
佳法「おーい、村木……!?」
その時村木がベンチから床に崩れ落ちた
佳法「おい!?大丈夫か!?」
ヒナ「はっ…はっ…!ゴホッ…!カヒュ…!」
まずい…!過呼吸を起こしてる!?
一体何が……
俺はふとベンチを見るとそこにデジタマがあると気づいた
次の出来事
- 208二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:41:12
加速加速
- 209二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:41:36
ニャロモン?
- 210二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:41:39
急いでヒナを連れて離れる!
- 211デジアニ22/12/21(水) 23:46:21
佳法「デジタマを見たからか…!」
村木はデジモン恐怖症だ
デジタマもダメなのだろう
佳法「しっかりしろ!すぐ離れるからな!」
ヒナ「……こほっ…ゲホッ…!」
俺は村木を抱え離れようと……
パキッ
その時そんな音が聞こえた
それはデジタマの方から発せられ…
「ぴー!」
そんな鳴き声と共に真っ白なデジモンがデジタマを破って現れ……直ぐ様光に包まれる
「にゃーん!あたし誕生!」
まるで猫のようなデジモンがそこにいた
次の出来事
- 212二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:48:44
生まれた瞬間進化!?
- 213二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:49:19
やっぱニャロモンだったか
- 214二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:49:25
ヒナに近づくニャロモン
- 215デジアニ22/12/21(水) 23:54:20
「……にゃー?ここどこ?」
生まれたてのデジモンはキョロキョロと周りを見渡す
「……あ!人間だ!生まれて初めて見た!」
そりゃ生まれたてだし……て、そんな事を考えている場合じゃない!
ヒナ「…はぁ…はぁ…」
佳法「悪い、すぐにここを…」
少し安定してきた村木をここから離そうとするが、その時目の前のデジモンが村木に近寄る
「大丈夫?どこか痛いの?」
佳法「悪いが近づかないでくれ…」
ヒナ「……はぁ…はぁ…だい…じょうぶ…」
すると村木は俺の腕を解きその場にペタンと座り込む
「大丈夫?元気出して…」
デジモンは村木の手を舐める
ヒナ「……っ」
村木の体は震えていたが、どうにか恐怖を堪えているらしい
次の出来事
- 216二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:59:28
加速加速
- 217二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:00:01
事情を話そう
- 218二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:00:03
ニャロモンを持って離れて事情説明
- 219デジアニ22/12/22(木) 00:03:42
佳法「……ちょっと失礼」
「にゃっ!?」
俺は猫デジモンを抱き上げ少し離れる
そしてデジモンに村木の恐怖症を伝える
「そうだったんだ……ゴメンね、あたしがいたから…」
佳法「……そもそも何であそこにいたんだ?」
「生まれたばかりだから分かんない!」
まさか捨てデジモンだったりするのだろうか…
そう考えていると
ヒナ「……ねえ」
佳法「村木!?大丈夫なのか!?」
いつの間にか村木がフラフラとこちらに来ていた
体は震えているがこのデジモンを見ても先程のように過呼吸は起こしていない
次の出来事
- 220二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:05:49
加速
- 221二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:06:12
何かを感じ取ったか?
- 222二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:06:17
ニャロモンに近づくヒナ
- 223デジアニ22/12/22(木) 00:10:09
ヒナ「……っ」
村木は覚悟を決めたようにデジモンに近づく
ヒナ「……ごめんね…驚かせちゃって」
「ううん!こっちこそ怖がらせちゃった…」
ヒナ「……君の…名前は…?」
村木はデジモンに名前を尋ねる
「あたしはニャロモン!君は?」
ヒナ「……ヒナ…村木ヒナ」
ニャロモン「ヒナ!それで君の方は?」
佳法「俺は時崎佳法だ」
ニャロモン「ヒナと佳法だね!」
……どうにかなったようだ
そう思っていると中庭にバクモンが現れる
バクモン「おーい!ヒナー!」
ヒナ「……バクモン」
バクモン「ワシも行くっていったやろ!……て、そいつ誰や?」
次の出来事
- 224二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:10:56
加速
- 225二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:11:28
てかヒナ平気なんか!?
- 226二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:11:31
私はニャロモン!
- 227デジアニ22/12/22(木) 00:21:41
ニャロモン「あたしはニャロモン!」
佳法「実は…」
俺はバクモンに説明する
バクモン「…ヒナ、大丈夫なんか?」
ヒナ「……もう平気……怖くない」
村木は落ち着いた様子でニャロモンに触れる
ニャロモン「にゃ〜」
佳法「無理してないか?」
バクモン「幼年期やしそれ程トラウマと重ねんかったんやな……」
しばらくして俺たちはニャロモンをどうするか話し合う
佳法「知り合いに頼んでパートナーを探そうか?」
バクモン「その方がええかもな」
ニャロモン「にゃ〜…」
ヒナ「………」
ふと村木を見ると、ニャロモンを見つめている。相変わらず無表情だが、どこか寂しそうだった。バクモンもそれを感じたらしく、少し悩むと
バクモン「……ニャロモン、お前さんヒナのパートナーにならんか?」
ニャロモン「え!?いいの!?」
次の出来事
今回はここまでです
本日20時半くらいに再開します
- 228二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:23:15
お疲れ様です
- 229二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:23:51
お疲れ様でした!
- 230二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 00:23:53
喜ぶニャロモン
- 231デジアニ22/12/22(木) 00:27:35
デジアニ情報:この時のヒナはウイルスによって精神が安定しておらず体も弱くなっている
- 232二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 08:38:32
メンヘラになってたのウイルスも悪さしてたからなのか‥
- 233二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 10:53:00
後のメインのだと
・バクモンが暗黒進化しかけるもプロットモンが封印
・ピットモン(パタモン)襲来
・魔法少女事件
かな - 234二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 17:18:52
猫宮姉妹とか空と咲にはいつ出くわすのかな
- 235デジアニ22/12/22(木) 20:28:32
再開します
バクモンがニャロモンに村木のパートナーにならないかと誘う
……大丈夫なのか?
佳法「大丈夫か?村木は…」
ヒナ「……ボクは平気」
バクモン「ヨシ!そんじゃこれからよろしくやでニャロモン!」
ニャロモン「わーい!よろしくね!」
ニャロモンはぴょんぴょんと飛び跳ね喜んでいる
村木は体の震えは収まっており、ニャロモンをじっと見ている
数分後、
村木の病室に俺たちはいた
ニャロモン「ねえねえ!ヒナはどんな食べ物が好き?」
ヒナ「……ホットドッグ」
ニャロモン「ホットドッグ?どんなの?」
そんな会話をしていた時だった
「ヒナー、来たわよー」
「お待たせヒナっち!プリン持ってきたから食べよー!」
白い髪の少女二人が病室に入ってきた
次の出来事
- 236二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 20:29:35
加速
- 237二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 20:30:24
再開じゃー!
- 238二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 20:30:54
もしかして彼女達が幼馴染か?
- 239デジアニ22/12/22(木) 20:35:50
ヒナ「……いらっしゃい、ここちゃん、ろーちゃん」
バクモン「いつも来てくれてありがたいで!」
村木とバクモンが親しげに少女達に話しかける
ろーちゃんとここちゃん…言ってた幼馴染の双子だろうか?
するとロング髪の方の少女が俺に気づく
「……貴方だれ?」
佳法「ああ、俺は…」
バクモン「こっちは時崎佳法はん、ちょっと前に知り合ったんや」
バクモンがそう言うと今度はショートヘアの方の少女が俺に近づく
「へー……うん、そこそこ」
佳法「そこそこ?」
何がそこそこなんだ?
「じゃあ一応自己紹介ね、私は猫宮狐子、こっちは妹の…」
「猫宮狼子だよー!よろしく!」
次の出来事
- 240二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 20:55:20
加速加速
- 241二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 20:55:52
こっちも自己紹介
- 242二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 20:56:21
こっちも自己紹介する
- 243デジアニ22/12/22(木) 21:00:21
佳法「俺は時崎佳法だ……て、猫宮狐子?」
狐子「?私がどうかした?」
確か猫宮狐子って…
佳法「俺と同じクラスじゃないか?〇〇組の」
狐子「……あー、そういえば見覚えある顔ね」
狼子「同じクラスだったの?」
佳法「でも全然話さないから殆ど覚えてなかったな」
狐子「私も」
次の出来事
- 244二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 21:25:02
加速
- 245二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 21:27:24
クラスメイトだったのか
- 246二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 21:29:06
そのまま話そう
- 247デジアニ22/12/22(木) 21:33:45
ヒナ「……ここちゃんと同じだったんだ」
佳法「そうだな……」
狼子「て、あれ!?そのデジモンって…」
ニャロモン「あたしニャロモン!ヒナのパートナーデジモンだよ!」
狐子「大丈夫なの!?」
ヒナ「……うん、どうにか」
バクモン「ニャロモンはどうにか怖がらんようになったから誘ってみたんや」
そこから俺達は喋り続ける
学校で起こった事など
村木は無表情で聞いていて興味がなさそうに見えるが俺はこの任務の為に学校を休んでいるので興味があった
次の出来事
- 248二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 21:34:51
加速加速
- 249二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 21:36:00
勉強大丈夫?
- 250二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 21:36:10
そして夜になった
- 251デジアニ22/12/22(木) 21:42:56
狐子「私のクラスの御嬢って子がね、空が好きらしいのよ」
狼子「空っちモテモテだね〜」
佳法「空?……ああ、藤宮空のことか」
藤宮空は俺達の学校で人気の男子だ
やたらと料理が上手く、よくお菓子を女子生徒に渡している
……男子にも渡しているらしいので俺も一度食べてみたい
それにしても…
佳法「藤宮って村木の友人だったのか」
ヒナ「……うん」
おそらく前に言っていた残り二人の友人の一人が藤宮なのだろう
と、
佳法「もう暗くなってるな」
狼子「うわっ、いつの間に!」
狐子「じゃあ私達帰るわね」
ヒナ「……うん、またね」
さて、俺もハックモンのところに戻ろう
次の出来事
- 252二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 21:45:58
加速加速加
- 253二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 21:47:04
ヒナちゃんさみしい?
- 254二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 21:47:08
・・・そういや今日はヒナとあまり喋れてないな
- 255デジアニ22/12/22(木) 21:53:16
そう思い病室を去ろうしてふと思った
……今日あまり村木と話せてないな
村木に顔を向けると一ミリも変わらない無表情だが、どこか寂しそうに見えた
佳法「……なあ、もう少し話していいか?」
ヒナ「……いいの?」
佳法「どうせこの病院に泊まってるからな」
バクモン「ほなジュースでも飲みながら話そか!」
ニャロモン「あたしもお話するー!」
俺は再び丸椅子に座り村木の方を向く
佳法「実は俺料理するんだ。と言っても一人暮らしの男の料理だから焦げるし指は切るしで散々だけど」
ヒナ「……そうなんだ」
次の出来事
- 256デジアニ22/12/22(木) 21:58:35
訂正、
一人暮らしではなく二人暮らしです。ごめんよハックモン - 257二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:02:25
可哀想なハックモン…
- 258二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:02:28
そうだな、なんか食べたい物でもあるか?
退院したら作ってやるよ - 259デジアニ22/12/22(木) 22:08:28
ニャロモン「はへ〜、料理って難しいんだねー」
佳法「だけど少しずつ上手くなってるとは思うんだ、レパートリー増えてきたし」
バクモン「そうなんか!食ってみたいなぁ、ヒナはどうや?」
ヒナ「………」
佳法「そうだ、食べたいヤツないか?退院したら何か作ってやるよ、本さえ見れば大体は…」
ヒナ「……オムライス」
オムライス…また難しいのをご所望で…
次の出来事
- 260二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:10:33
加速
- 261二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:11:22
オムライスかぁ…昔は家族と一緒に食べてたんやろなぁ
- 262二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:11:26
・・・練習しとかないとな
- 263二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:13:16
- 264二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:15:50
ウワーッ!!!!
- 265二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:16:47
まぁ今は誰とも食べることもできないんだけどね!
・・・・・・ウォーン(涙)! - 266デジアニ22/12/22(木) 22:17:45
- 267二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:19:07
加速加
- 268二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:20:15
こうして過去を盛れば盛るほど現代編のよしのりのメンタルがぐちゃぐちゃになっていく…
- 269二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:20:19
ハックモンに今日の事を話そう
- 270二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:21:53
ヒナちゃん守れずに死なせちゃってるからね‥‥
- 271デジアニ22/12/22(木) 22:26:33
ハックモンの病室に戻った俺は教科書等を見つつハックモンに今日の事を報告する
佳法「てな理由でオムライス作らないといけないんだ、練習しないとな」
ハックモン「仲は深まっているようだな」
佳法「いまだに友達ですらなさそうだけどな」
せめて友人くらいにはなりたい
それに……可愛いし
ハックモン「……手が止まっているぞ」
佳法「へいへい」
明日は何を話そうか? - 272デジアニ22/12/22(木) 22:32:21
………………
バクモン「明日も佳法はんと話そな」
ヒナ「……うん」
ニャロモン「オムライスってどんな食べ物ー?」
バクモン「ケチャップと白飯を混ぜて炒めて…卵で包むんや」
ニャロモン「????」
……なんで約束したんだろうボク
……正直もう生きる事に疲れている
パパもママも死んで、右腕が無くなって、左目もよく見えない
バクモンには凄く迷惑を掛けている
……ボクは死んだ方がいいんだ
……だけど
オムライス……食べたいな
次の出来事
- 273二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:34:07
加速加速
- 274二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:35:00
ヒナちゃん…
- 275二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:35:03
今日も中庭にいこう!
- 276デジアニ22/12/22(木) 22:38:31
次の日
佳法「今日も中庭だろうな」
俺は中庭に向かっていた
村木と会って4日目、友人になるにはまだまだ足りないだろう
佳法「…?」
中庭に着いたが村木もバクモンもニャロモンもいない
病室だろうか?
俺は村木の病室に向かう
佳法「村木、いるか?」
バクモン「あー、佳法はん、すまへんな」
ノックするとバクモンが出てくる
佳法「どうしたんだ?」
バクモン「えっとな…」
病室に入ると
ヒナ「……っ…」
村木は右肩を抑えていた
次の出来事
- 277二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:40:11
加速加
- 278二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:40:28
事情を聞こう
- 279二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:40:31
どうしたんだ!?
- 280デジアニ22/12/22(木) 22:45:24
佳法「!?どうした!?」
俺は村木に近づく
村木は痛みに耐えるように右肩を強く抑えていた
バクモン「……ヒナはな、急に痛みが来ることがあるんや……頻度はバラバラなんやけど」
佳法「痛み?」
バクモン「……無くなった右手が痛むんや」
ニャロモン「ヒナ…」
無くなった手が痛む?
ヒナ「…っ…!…!」
村木は意識が朦朧としているらしく普段の無表情が痛みで歪んでいた
佳法「どうすれば…」
バクモン「しばらくしたら落ち着くんや……待つしかない…ワシ等は傍で見守ることしかできへん」
次の出来事
- 281二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:46:47
加速加速
- 282二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:48:14
そんな…
- 283二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:48:18
左手を握って安心させるよう呼びかける
- 284二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:48:54
幻肢痛だっけ?どれだけキツイんだろう‥‥
- 285デジアニ22/12/22(木) 22:53:17
バクモンもニャロモンも悲しそうに村木を見つめている
村木は苦しそうに息を吐いている
ヒナ「はっ…ぁ…ぁ…!」
佳法「……っ」
その時俺は村木の左手を握った
こんな事で痛みは和らがないだろうが…
佳法「……安心しろ村木、ここにはバクモンもニャロモンもいる……皆いるからな」
バクモン「……ヒナ、ワシ等が傍におる」
ニャロモン「ヒナ!あたしもいるからね!」
ヒナ「……ぅ……ぅぅ…」
どれだけ経っただろうか
村木の顔が少しずつ和らいでいく
ヒナ「……ぅぁ…」
バクモン「ヒナ、もう大丈夫や」
ニャロモン「痛いのはどっかいったよ!」
佳法「……大丈夫か?」
次の出来事
- 286二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:55:18
加速
- 287二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:56:12
本来無いとこが痛いって痛みもだけど違和感もヤバそう
- 288二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:56:15
ヒナの様子は?
- 289デジアニ22/12/22(木) 23:00:56
ヒナ「……ぁ」
村木はバクモンやニャロモン、そして俺を見ると
ヒナ「……ごめん…ね……心配…かけて…」
バクモン「もう痛ないか?」
ヒナ「……うん」
村木は力なく頷く
俺にはどれだけの痛みなのか分からないが……辛いとだけは分かる
佳法「……今日はしんどいだろ?後で出直すよ」
ヒナ「……大丈夫…ここに……いて…」
村木は俺が離そうとした手を握り引き止める
バクモン「頼むわ佳法はん、いてくれんか?」
ニャロモン「ヒナはいてほしいと思ってるよ」
佳法「……分かった」
次の出来事
- 290二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:03:22
加速
- 291二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:03:55
あら~
- 292二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:03:58
そうだな・・・何か楽しい話をしよう
- 293デジアニ22/12/22(木) 23:08:03
俺は手を握ったままベッド脇の丸椅子に座る
何か楽しい話でもして村木を元気づけよう
佳法「俺の知り合いにさ、万事屋っていう仕事をしてるヤツがいるんだよ」
ヒナ「……どんな仕事?」
佳法「本当に何でもするんだ。掃除でも探偵の真似事でも色々と、そこの社長がチャランポランでさ」
あいつ中学生の俺から金借りるくらいだからな……
いつも昼兎さんがデュナスモンをシバいては俺に返してくれているが
ヒナ「……楽しそう」
佳法「まあ偶に手伝うけど確かにやり甲斐はあるな……金は二度と貸したくないけど」
バクモン「酷いヤツやなぁ……」
ニャロモン「お金?美味しいのそれ?」
次の出来事
- 294二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:08:47
加速
- 295二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:09:53
忘れ去られてなかった!?
- 296二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:09:58
よし、この2人のデジモン部分は伏せた
ギャグ漫画じみた日常を話そう - 297デジアニ22/12/22(木) 23:14:07
村木も少し興味を示しているのでもう少し話そう
デジモン部分は除いて…
佳法「社長はよくパチンコ行ってるんだけどさ、一度スッカラカンになってヤバいとこに金借りてマグロ漁船に乗せられたんだよ」
バクモン「ロクでもないやつやな…」
佳法「他に従業員の女の人がいるんだけどさ、その人はエセ中国人みたいで語尾にアルアルつけるんだ。あとフライドチキンの皮が好きだ」
ヒナ「……他には?」
俺は村木に色々と話し続ける
少しずつ村木の表情が和らいでいくのが分かる
……それでも笑顔にはならないが
次の出来事
- 298二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:15:34
加速
- 299二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:17:57
※ロイヤルナイツです
- 300二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:18:13
そうして俺は一日中その部屋にヒナ達と居た
- 301二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:19:02
マグロ漁船に乗せられるロイヤルナイツ‥‥
- 302デジアニ22/12/22(木) 23:23:49
………結局俺はその日一日村木の病室にいた
俺がハックモンの所に戻ったのは村木が眠りについた時だ
その際に
ヒナ「……スゥ…スゥ…」
バクモン「ホンマにありがとな……ヒナを元気づけてくれて」
佳法「護衛の仕事かは分からないけどな……放っとけなかった」
……村木はこれからどう生きていくのだろうか
親を失い、右腕も無く恐怖症や今日のような痛みもある
パートナーや友人達が支えていくのだろうか?
次の出来事
- 303二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:25:09
加速
- 304二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:26:15
加速加速
- 305二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:26:17
・・・ただ、この仕事が終わっても彼女を支えていきたいと佳法は思った
- 306デジアニ22/12/22(木) 23:31:36
佳法「………」
こんな事を思うのは俺の身勝手だろう
だけど、俺は……この任務が終わったとしても…彼女を支えたいと思った
………………………………
彼に迷惑を掛けてしまった
もう無い筈の右腕が痛み、耐えるしかないボクの手を彼は握っていてくれた
何故かボクを気にかけてくれる彼はボクが楽しめるような話をしてくれて……
…………気づかわせてしまった彼にボクは罪悪感を抱いている
ボクは周りに迷惑しか掛けてない
彼とはもう話さないほうがいいのかもしれない……だけどそれはとても嫌だと感じる……もうボクはボクが分からない
………やっぱりボクは生きているべきじゃないんだ
次の出来事
- 307二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:32:47
加速
- 308二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:33:32
まぁ分かってたが重症だな…
- 309二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:33:35
そして夜が明けた
- 310デジアニ22/12/22(木) 23:40:38
5日目の昼
俺はいつもの如く村木の病室に向かっていた
この日は雨なので中庭にはいないと考えたからだ
佳法「デュークモンからプリン貰ったたし……機嫌をとれるかな」
最近カフェをやろうとしてるらしいデュークモンからプリンを貰ったので村木に渡そう
そうして病室が見えてきた時だった
ヒナ「あああああああ゛あ゛ぁぁっ!!!?」
佳法「!?村木っ!」
病室から村木の叫びが響いた!
俺は病室に滑り込むと
「お、おいヒナ!?」
「どうしたんですか!?」
ヒナ「やだ!やだぁっ!ころさないでちかずかないでぇ!やめてやめてやめてやめてぇぇっ!!!」
ベッドから床に落ち、狂乱する村木と二人の男女、そして二人のカバンから顔を出しているデジモンの姿があった
次の出来事
- 311二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:42:26
加速
- 312二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:43:19
あぁ…あの時か…
- 313二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:43:22
ともかく2人を連れて病室を出る!
- 314デジアニ22/12/22(木) 23:47:27
佳法「っ!」
俺は男女を掴むとそのまま病室の外に投げ飛ばす
「痛っ!?」
「イテッ!?」
そのまま病室のドアを閉じ、俺は男女を見下ろす
佳法「お前達は何者だ…!」
いつでもハックモンを呼べるようにデジヴァイスを握りながら尋ねる
「あ、貴方こそ…一体…」
佳法「………お前は…!」
俺はその男に見覚えがあった
金髪に女顔、そして身長は平均よりかなり低い
こいつは…
佳法「お前…藤宮空か?〇〇組の」
空「え?僕を知って…」
次の出来事
- 315二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:49:22
かそく
- 316二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:51:13
思いっきり投げ飛ばされたのか空達…
- 317二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:51:17
もしかして見舞いにきたのか?
- 318デジアニ22/12/22(木) 23:55:24
直接話した事はこの状況までなかったが人気の生徒ということで顔は知っていた
その間村木の友人とも聞いたが……まさか
佳法「……村木の見舞いにきたのか?」
空「は、はい…」
「いってぇ……いきなり投げ飛ばしやがって…」
すると藤宮空の横の女子が起き上がる
二人のカバンにいた幼年期らしきデジモン2体は目を回していた
「お前誰だよ?」
佳法「……それより……どうして村木にデジモンを見せた……恐怖症だと聞いてないのか…!」
空「き、恐怖症?」
……どうやら村木がデジモン恐怖症だと知らなかったらしい
……猫宮達に聞いてなかったのか?
次の出来事
- 319二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:57:37
加速
- 320二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:58:08
事情を話そう
- 321二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:58:10
バクモンとニャロモンが急いできた
- 322デジアニ22/12/23(金) 00:05:01
バクモン「ヒナ!今の叫び声は…」
ニャロモン「ヒナ!大丈夫!?」
すると村木の声が聞こえたのかバクモンとニャロモンが駆けつける
バクモン「佳法はん!ヒナは……て、空はんに咲はん!?」
空「バクモンさん!」
………そこから色々と話した
藤宮空ともう一人……紅咲はとある理由で友人達と連絡ができず、ようやく今日村木の見舞いに来たらしい
だが二人の最近出来たパートナーデジモン……コロモンとポコモンがこっそりとカバンに入り着いてきていたらしく、顔を出したことで村木がパニックになってしまったということだった
空「ヒナさんがデジモン恐怖症だなんて…!僕…僕…!」
咲「…最低だ…!あたし…ヒナを傷つけて…!」
ポコモン「すまない…!拙者達が着いていきたいと思ったから…!」
コロモン「オレを殴ってくれ!責任を取らなきゃならない!」
佳法「……いや、仕方がないことだったんだろ……投げ飛ばして悪かった」
村木は今は落ち着きベッドに横になっている
次の出来事
- 323二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 00:06:29
加速
- 324二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 00:06:59
空気が…重い…
- 325二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 00:07:02
とりあえずヒナの部屋に入ろう
- 326二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 00:07:51
空君女体化してたからね‥‥連絡なんて出来ないよ‥‥
- 327デジアニ22/12/23(金) 00:13:41
村木は落ち着いたらしく俺たちに目を向ける
ヒナ「……ごめんね……あんなに叫んで」
空「僕達が悪いんです!何も知らないで来たから…」
咲「本当にごめん…!」
藤宮空と紅咲は村木に頭を下げている
……護衛の俺が離れてたせいだ……やはり近くにいないと護衛にならない……名ばかりの護衛とはいえ…
ヒナ「……その子達は…二人の?」
空「はい…」
咲「ああ…」
ヒナはワズカに怯えを見せながらもコロモンとポコモンを見る
コロモン「……」
ポコモン「……」
ヒナ「……ごめん……今日は…帰って」
村木はそう言うと俯いた - 328二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 00:16:10
重い‥
- 329デジアニ22/12/23(金) 00:20:19
……それから病室を出た俺達は改めて自己紹介をした
空「そうですか……パートナーが入院中で…」
佳法「それでこの病院に俺も泊まってて偶々村木と出会ったんだ」
ロイヤルナイツについては言えない為に偶々会ったと誤魔化す
咲「……ヒナ…そりゃ怒るよな…」
コロモン「本当にゴメン…」
空「……出直します……もうヒナさんは会いたくないかもしれませんけど…」
佳法「……きっと大丈夫だろ……村木の友達なんだろ?」
数日の付き合いだが村木が友人を大事に思っているというのは分かる
きっとコイツラを許すだろう
次の出来事
- 330二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 00:22:05
加速
- 331二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 00:23:03
まぁ不慮の事故だよね
- 332二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 00:23:07
・・・今日はもうハックモンの所に戻った方がいいだろうか
- 333デジアニ22/12/23(金) 00:25:52
藤宮と紅はパートナーを連れて帰っていった
……今日は俺もハックモンのとこに戻ろう
ハックモンの病室
佳法「……なあハックモン……頼みがある」
ハックモン「……分かっている、私達は繋がりがあるからな」
……本格的な護衛任務をロイヤルナイツに頼み込んだ
まずは……ハックモンの病室を村木の隣に移してもらおう
……何故ここまで村木を心配してしまうのか分からないが……今度こそ護衛としての努めを果たさないといけない - 334デジアニ22/12/23(金) 00:31:40
……………………
死にたい
死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい死にたい
死なないといけない、ボクは生きるべきじゃない
空君と咲ちゃんが来てくれたのにボクは恐怖から二人を突き放してしまった
彼のことも追い出して……もう嫌だ
だけど死ぬのは怖い…でも死なないといけない
ボクはヨロヨロと窓に近づき飛び降りようとするがバクモンが止める
バクモン「何やっとるんや!?」
離して離して離して離して離して!ボクは死なないといけない!皆に迷惑を掛けてしまう!ボクにはもう生きる意味はない!彼だってこのままだとボクのせいで…
ニャロモン「何やってるの!?」
バクモン「頼む…!やめてくれヒナぁ…!」
……怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い怖い!死ぬのは嫌だ嫌だ嫌だ!でも死なないといけない
次の出来事
- 335二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 00:32:44
加速
- 336二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 00:33:25
何してるの!?
- 337二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 00:33:29
佳法が騒ぎを聞きつけて飛んでくる
- 338デジアニ22/12/23(金) 00:36:38
このまま生きてたら誰も幸せになれない
それにこんな体でどう生きていけばいいか分からない
死んで楽になりたいという気持ちを皆の為にと誤魔化す自分が嫌になる
だがらこそもう死なないといけない
ボクは止めるバクモンを離そうと…
佳法「どうした!?」
……何で来ちゃうの?
彼が……時崎佳法が病室に入ってくる
次の出来事
- 339二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 00:38:03
加速
- 340二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 00:39:09
ヒナを止める!
- 341二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 00:39:12
驚いてヒナを窓から引き離す
- 342二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 00:43:31
このレスは削除されています
- 343二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 00:44:23
お疲れ様でした!
- 344デジアニ22/12/23(金) 00:44:45
…………………
俺は村木の病室に向かっていた
今日はもう話すつもりはないが顔だけ見るつもりだった
そんな時、バクモンの叫びが響き、急いで病室に入ると
村木は窓から飛び降りようとしていた
佳法「やめろ村木!」
ヒナ「……離し…て…!」
驚愕したのは一瞬だった
すぐさま俺は村木に駆け寄り窓から引き離す
ヒナ「止めないで…!ボクは…ボクは死なないとダメなの…!」
佳法「何を言ってるんだ!?」
村木の顔は今にも泣きそうだった
次の出来事
- 345デジアニ22/12/23(金) 00:45:55
ここまでにします 本日20時半くらいに再開です
- 346二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 00:47:20
ヒナをとりあえずベットに座らして落ち着かせる
- 347二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 00:50:41
近くでこんなヒナ見てたらバクモンも闇堕ちしかけるよね‥‥
- 348デジアニ22/12/23(金) 01:03:33
デジアニ情報:ヒナは生きる意味を失っている
デジアニ情報:バクモンはヒナを守れなかった事で闇を抱えている
デジアニ情報:ニャロモンは生まれて数日で起こった様々な出来事に混乱している - 349二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 02:45:20
このレスは削除されています
- 350デジアニ22/12/23(金) 02:53:51
ちなみにハックモンの病室はヒナの隣になって大丈夫なのかという問題ですが、佳法も悩みましたが隣ならすぐに駆けつけられる為にそうした感じです
ハックモンはヒナに姿を見せないみたいな感じで対策します - 351二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 07:28:50
なるほど
- 352二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 10:25:24
- 353二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 10:49:45
め、めんどくさ過ぎる‥‥
ヒナちゃんよ、君が死んだら皆悲しむぞ
実際現代では皆暗くなってるし‥ - 354二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 18:58:59
保守モン
- 355デジアニ22/12/23(金) 20:31:08
再開します
バクモン「佳法はん!ヒナを離さんでくれ!」
佳法「分かってる!」
俺は村木を掴みどうにか落ち着かせようと試みる
ヒナ「離して!死なせて!」
佳法「落ち着け!一体どうしたんだ!?なに考えてるんだ!」
ヒナ「ダメなの…!ボクは…死なないとダメなのぉ!」
村木は今にも泣きそうな顔でそう繰り返す
しばらくして体力が尽きたのか崩れ落ちそうになった村木をベッドに腰掛けさせる
佳法「……落ち着いたか?」
ヒナ「………」
バクモン「ヒナ…」
ニャロモン「怖いよぉ……どうしちゃったのぉ…?」
村木は無言で俯いている
俺はどうしても聞かなければならない事を尋ねた
佳法「……何で飛び降りようとしたんだ?」
村木はぽつりぽつりと話し始める
ヒナ「……ボクが死なないと…皆に迷惑を掛け続けちゃう…だから…」
次の出来事
- 356二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 20:34:07
加速
- 357二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 20:36:29
再開初っ端からおもい!
- 358二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 20:36:40
こういう時こそ冷静に言わければならない
そんなわけないぞ、仮にそうだとしてもみんなヒナの事が大切なんだから気にしないさ - 359デジアニ22/12/23(金) 20:41:55
何を馬鹿な事を言っているんだ!
……俺は思わずそう言いそうになるが堪える
今の村木の精神状態は明らかに最悪だ。こんな時こそ冷静に考えなければならない。俺は今の村木に届く言葉を考える
佳法「……そんなわけないだろ?お前が死んだら悲しむ奴らがいる。それに仮に迷惑だとしてそんなことを気にする奴らか?お前の友達は」
俺は猫宮姉妹や藤宮、紅とはそれぞれ一回ずつしか会っていないが村木が大切だと感じた
ヒナ「……でも…だけど…バクモンや…ニャロモン…君にも……このままだと迷惑掛けて…」
次の出来事
- 360二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 20:46:04
加速
- 361二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 20:47:45
そんなわけあるか!
- 362二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 20:48:00
そもそも人間なんて誰かに迷惑かけなきゃ生きられないぞ
それに俺たちはヒナが迷惑かけるよりいなくなる方がずっと嫌なんだ - 363デジアニ22/12/23(金) 20:53:58
バクモン「ヒナ、そんな事言わんといてくれ……ワシはヒナのパートナー…家族や、支えるのは当たり前のことなんやで」
ニャロモン「あたしも!まだ分からないことだらけだけどヒナのパートナーになったからにはヒナを助けるよ!」
佳法「……村木、考えてみろよ、人間なんて誰かに迷惑かけなきゃ生きていけない生物だぞ?それに……俺は…俺たちは村木に迷惑掛けられることよりも……いなくなる方がずっと御免だ」
……この5日間で俺は村木と親しくなりたいと考え始めている。死なれたらそれは叶わない
ヒナ「……どうしたらいいの…ボクは…どうしたら…」
村木は俯きながらそう呟いている
……俺は甘く見ていたらしい……村木の精神状態を
家族を奪われ自身も右腕を奪われ…村木は壊れかけているんだ
次の出来事
- 364二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 20:56:04
加速
- 365二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 20:57:34
どうしたら・・・
- 366二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 20:57:45
・・・それならまた、いつもみたいに明日からも俺の話を聞いてくれないか?
- 367デジアニ22/12/23(金) 21:03:41
……今の俺には村木に言える答えはない……けれども
佳法「……どうすればいいのか分からないなら……明日からさ、またいつもみたいに俺と話さないか?」
ヒナ「……」
佳法「くだらないこと話したり、楽しい話題もいいな、そうやって話していこうぜ、そうすればもしかすればどうしたらいいか分かるかもしれない」
ヒナ「……」
村木は黙り込んだままだ
……今日は戻ろう
佳法「……なあ村木……俺はお前ともっと話したいんだ……だからまた明日……中庭で話そうぜ」
ヒナ「……」
俺はそう言うと立ち上がる
バクモン「佳法はん…」
佳法「……明日から俺のパートナーが隣に移るんだ……勿論村木には近づかないように言ってるから安心してくれ……隣だからすぐに駆けつけられる……また明日な」
そうして俺は病室を出た
次の出来事
- 368二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 21:05:58
加速
- 369二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 21:06:42
頼むぞヒナ・・・
- 370二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 21:06:52
・・・ハックモンにこの事を言っておかないと
- 371デジアニ22/12/23(金) 21:11:01
ハックモンの病室
ハックモン「……そうか」
俺はハックモンにさっきの事を話した
ハックモン「……想定以上に精神が不安定のようだな」
佳法「……俺は決めたよ……村木と友人になる……どうにか村木を助けたい」
ハックモン(難しい事だ……そう言っても聞かないだろうな)
……俺は村木に死んでほしくない
5日の付き合いだが俺は村木と話すのが楽しみになっている
明日中庭で話す内容を考えないとな - 372デジアニ22/12/23(金) 21:17:38
……………………………………
ヒナ「……何で…何でボクは生きてるの…?」
ニャロモン「ヒナ…」
バクモン「………」
ワシのせいや
ヒナが死のうとしたのは……こんなになるまで追い詰めさせたんは……ワシが無力やからや
あの夜、パパさんを殺された時、せめてヒナとママさんだけは守ろうと思った
せやけど進化したワシは手も足も出んかった
黒いオメガモンに斬られたワシはあっさりと倒れた
……その後ママさんはヒナを庇って死んだ、ヒナも右腕をなくした
全部ワシの無力が原因や
ヒナが幻肢痛に苦しみ、デジモンを恐れ、人を認識出来なくなったのはワシのせいや
……憎い
ニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイニクイ
オメガモンガニクイ
ナニモデキナイ自分ガニクイ
……力があったなら
どんな敵からもヒナを守れる力があったなら
ヒナは苦しまずにすんだんだ
次の日の出来事
- 373二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 21:20:05
加速
- 374二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 21:21:21
バクモン・・・
- 375二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 21:21:50
今日も話に行くよしのり
そして夜にプロットモンがバクモンの闇を封印した - 376デジアニ22/12/23(金) 21:28:06
中庭
ヒナ「………」
佳法「よっ」
村木は待っていてくれた
無表情でベンチに座り俺を見つめている
ヒナ「……昨日は……ごめん」
佳法「いいって、それより話そうぜ。今日は俺のとっておきの…」
………………………………
夜、俺はハックモンの病室で明日の会話内容を考えていた
村木は元の無表情に戻っていたが中身はきっと昨日のままだろう
このままではまた自殺しようとするだろう
それを避ける為にも俺が続きの気になる話をしなければいけない
そう考えていた時だった
ハックモン「……来客だ、私は隠れる」
佳法「……バクモン?」
バクモン「……ちょっとええか?」
入ってきたのはバクモンだった - 377デジアニ22/12/23(金) 21:35:56
バクモンに連れられ俺は中庭へ向かう
今夜は星が綺麗だ
バクモン「……」
佳法「それで?どうしたんだ?」
ベンチに座った俺は隣のバクモンにそう尋ねる
バクモン「……聞いてほしいことがあるんや」
佳法「……どんな?」
バクモン「……ヒナがあそこまで追い詰められたんは…ワシのせいなんや」
バクモンは語り始めた
流れ星の夜だったらしい
村木は両親とバクモンと流れ星を見ていた
その時黒いオメガモンが降ってきた
近づいた村木の父親を切り裂いたオメガモンは村木と母親を守ろうとしたバクモンを倒し、そのまま村木達に斬りかかった。
母親が庇いどうにか命は助かったが右腕を失った村木
両親を失い右腕を失い…さらには左目の視力すら失ったと初めて聞いた
バクモン「……ワシが守れんかったからや……ワシがもっと強かったら……ヒナは傷つかんかった……パパさんもママさんも死なんかったんや…」
佳法「それは…」
バクモンのせいではない、全てオメガモンが原因だ
そう言おうとした時だった
……バクモンの前足に嵌められた黄金のリングが黒く染まりだした - 378デジアニ22/12/23(金) 21:54:48
佳法「お、おい?」
バクモン「……ワシが弱かったんが悪いんや……もっと力があれば…もっと…オレニチカラガアレバ…!」
バクモンのリングが黒く染まっていく
さらには悍ましいナニカがバクモンから噴き出そうとしていた
佳法「っ!」
俺は咄嗟にデジヴァイスを握りハックモンを呼び出そうと……
「この馬鹿者!」
…その時そんな声が聞こえ、何者かがバクモンの頭を思い切り殴った
バクモン「イッダァ!?」
バクモンから噴き出ようとしていたナニカが引っ込んだかのように収まる
バクモン「だ、誰や!?」
佳法「……デジモン?」
「まったく!こんな所で闇の力を解放しかけるとは!」
……闇の力? - 379デジアニ22/12/23(金) 22:03:40
バクモンを止めたデジモンはプロットモンと名乗った
プロットモン「まったく……聖なるデジモンが闇に堕ちかけるとは…」
バクモン「……闇?なんのことや…?」
佳法「…さっきのバクモンは……確かに変だったな」
プロットモン「そいつは闇に堕ちかけていたのだ、我が止めなければどうなっていたか…」
バクモン「……うおっ!?リングが黒い!?」
黒く染まったリングに驚くバクモンにプロットモンが近寄り自身のリングを光らせ、バクモンのリングが共鳴する
バクモン「な、何しとるんや?」
プロットモン「今貴様の闇を封印している」
佳法「封印?」
プロットモン「そうだ、中々に厄介な闇だが……我なら封じ込める事は容易い」
するとバクモンのリングが元の金色に戻っていた
プロットモン「とりあえずは封じたが……後はお前次第だ。闇の力は貴様の意識を飲み込んで災厄を齎すかもしれん程の力だった……だが、もしも貴様が強い心を手に入れた時…」
プロットモンはバクモンのホーリーリングに触れ、言葉を続けた
プロットモン「その闇は光と変わり貴様を助けるだろう」
バクモン「強い心…」
バクモンはホーリーリングを眺めながら呟く……バクモンを助けてくれた事は有り難いが
佳法「……お前はどうして助けたんだ?」
次の出来事
- 380二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 22:09:41
加速
- 381二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 22:11:21
誰かを助けるのに理由がいるか?
- 382二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 22:11:24
目の前で道を踏み外している存在がいたら助けるのが普通だろう?
- 383二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 22:12:16
カッコイイけど変態なんだよなぁ‥‥
- 384デジアニ22/12/23(金) 22:16:23
俺は何故バクモンを助けたのかと問いかける
するとプロットモンは
プロットモン「決まっている、目の前で道を踏み外そうとしている者がいるのだ……助けるのは普通の事だろう?」
バクモン「……っ」
……どうやらプロットモンはいいヤツらしい
プロットモン「では我はこれで失礼する……リ…乳…今度…」
最後に何を言ったかは聞こえなかった
プロットモンが去った後
バクモン「……佳法はん……ワシ……どないすればええんやろうか」
佳法「……昨日の村木みたいなこと言ってるな……取り敢えず村木と一緒にいてやれ…家族なんだろ?」
バクモン「……そうや……ワシは…ヒナのパートナーで家族や…」
次の出来事
- 385二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 22:18:34
加速
- 386二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 22:19:53
ヒナの所に行こう
- 387二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 22:19:55
バクモンは今度こそヒナの守ると誓った
一瞬光の龍のようなオーラが見えた - 388デジアニ22/12/23(金) 22:25:28
バクモンの瞳に力が宿る
バクモン「すまんかったな佳法はん…ワシも面倒くさいヤツやで」
佳法「いいよ、少しは元気になったようだし……お」
ふと横を見ると
ヒナ「……バクモン…ここにいたんだ…君も…」
バクモン「スマンなヒナ、探してくれてたんやな」
佳法「ちょっとバクモンと話しててな」
ヒナ「…そう」
村木は空を見上げないようにベンチに座る
おそらく星が見れないのだろう
バクモン(……決めたで……ワシは…今度こそ…ヒナを守るんや…!)
その時、俺と…村木は見た
佳法「……っ」
ヒナ「……?」
バクモンから現れた光の竜のようなオーラを
こうしてその日は終わった - 389デジアニ22/12/23(金) 22:32:51
………………………
7日目
佳法「……えっと」
「ヒナちゃんとはどういう関係なの〜?教えてほしいな〜」
病院の近くにある喫茶店
そこで俺はある女性にそう聞かれていた
何故こうなってしまったのか…
それは少し前……
佳法「それで昼兎さんは思いっきり蹴り上げて…」
ヒナ「……そうなんだ」
俺はいつものように村木と話していた
村木の護衛となって今日で一週間、今のところはオメガモンの気配はない
村木は相変わらず無表情で俺の話を聞いていたが僅かに口角が上がったような気がして嬉しかった
バクモン「佳法はん、お茶淹れたで」
佳法「悪いな、貰うよ」
ニャロモン「お煎餅おいしー!」パリパリ
そうして話していた時だった
「ヒナちゃん〜お見舞いに来たよ〜」
病室に金髪の女性が入ってきた……あれ?もしかして…ムサシ先生?
次の出来事
- 390二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 22:34:09
加速
- 391二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 22:34:35
お、ムサシか
- 392二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 22:34:39
ムサシに挨拶
- 393デジアニ22/12/23(金) 22:39:20
ムサシ「あれ〜?君は〜?」
この人は俺の中学の保険医の藤宮ムサシ先生だ
名前の通り藤宮空の母親でそのぽわんぽわんとした雰囲気とその恵まれた容姿で人気がある人だ
佳法「俺は時崎佳法…アニマ学院の一年です」
ムサシ「うちの学校だったんだ〜、ヒナちゃんの友達〜?」
佳法「友達……かなぁ…」
ヒナ「……うん」
……いまうんって言ったか?
俺は村木の友人になれたのか!?
次の出来事
- 394二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 22:41:11
加速
- 395二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 22:41:52
まぁあそこまでしたらね
- 396二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 22:41:55
心の中で喜ぶ佳法
- 397デジアニ22/12/23(金) 22:47:56
佳法「……っ!」グッ
やったぞ!遂に友人になったんだ!ここまで接し続けたかいがあった!
こっそりとガッツポーズを取りながらそう思っていると
ムサシ「はへ〜」
ムサシ先生は俺を何故かじっと見つめる
ムサシ「……!ヒナちゃん!時崎君を借りるね〜!」
佳法「えっ!?」
ムサシ先生は俺を掴むとそのままズルズルと引きずっていく!
ど、どこに連れて行かれるんだ!?
ヒナ「………」
バクモン「行ってもうた…」
……………………………
と、そんな事があった
俺はムサシ先生に病院を出てすぐの場所にある喫茶店に連れ込まれ、座らされた
佳法「えっと……どういうご要件で…」
ムサシ「時崎君〜……ヒナちゃんとはどういう関係〜?」
佳法「いや…友達ですけど…」
ムサシ「へ〜……で、本当は〜?」
お、俺は何を聞かれてるの?
次の出来事
- 398二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 22:48:59
加速
- 399二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 22:50:10
気ぶられてる?
- 400二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 22:50:13
いやいや普通の友達ですよ
- 401デジアニ22/12/23(金) 22:54:27
佳法「いやいや、普通の友達ですよ…」
ムサシ「本当〜?」
流石に一週間でそこまで発展するわけがない
ようやく友人と認められたばかりなんだ
……いや、そういう関係になりたいと思っているわけではないけど!
ムサシ「でも〜、ヒナちゃんから感じたのは〜…」
佳法「オレ、ムラキノトモダチ、フツウノトモダチ」
そう、普通の友人だ
ようやく友人になれたのはとても嬉しい事だ
次の出来事
- 402二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 22:55:36
加速
- 403二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 22:57:38
感じたのは!?
- 404二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 22:57:41
そのままムサシに色々聞かれる佳法
- 405デジアニ22/12/23(金) 23:02:56
ムサシ「……まあいっか〜、それじゃあ〜、ヒナちゃんとどういう風に会ったの〜」
佳法「そうですね…」
俺はムサシ先生と村木と出会った時の事やそれ以降の事をいくつか話した
………………………
バクモン「どないしたヒナ?寂しそうやで……佳法はんいなくなったからか?」
ヒナ「………」
……彼は空君以来の男の子の友達だ
この一週間ボクと話をしてくれる友達
いまだに顔は分からないけれど………優しさを感じる
……だからこそ……このままボクといたら彼の為にならないだろう
彼やバクモン達に止められたけど……やっぱりボクは死ぬべきだ
……あ、でも……オムライス…作ってもらうんだ…
……どうしよう?
次の出来事
- 406二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 23:03:55
加速
- 407二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 23:04:55
お!いい感じに
- 408二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 23:05:07
外に散歩に行く・・・がそこでピットモン(パタモン)が襲来
- 409デジアニ22/12/23(金) 23:15:05
……分からない、どうすればいいのか分からない
……中庭に行こう
ヒナ「……中庭に行ってくる」
バクモン「ワシも行くで!」
ニャロモン「あたしも!」
……バクモンとニャロモンを連れて中庭に行く
ベンチに座ってボクは空を見上げる
……彼はムサシ先生と何をしてるんだろう
そう考えていた時だった
ヒナ「……?」
空から何かが…
次の瞬間、ボクの周りに羽のような物が突き刺さった
ヒナ「……ぁ」
分からない分からない分からない分からない
何が起こっているのか分からない
バクモン「ヒナ!大丈夫か!?誰や!出てこい!」
ニャロモン「あっ!あれ見て!」
……空に何かが浮いていた
それは……天使のようだった - 410デジアニ22/12/23(金) 23:18:30
………………………
その時俺はとてつもない悪寒を感じた
佳法「っ!?」
ムサシ「どうしたの〜?」
佳法「ちょっと用事を!」
ムサシ「あ〜!待って〜!」
俺はムサシ先生を置いて店を出る
デジヴァイスを握りハックモンの座標をセットし、ゲートを開いた
佳法「ハックモン!今すぐ来てくれ!」
ハックモン「分かった」
病室にワープした俺はハックモンと共に中庭に向かう
何故か中庭に迎えと俺の中で響くのだ
そして中庭に着くとそこには村木が崩れ落ちており、バクモンとニャロモンが庇うように前に出ていた
そして上空には…
「私はピッドモン……人間とパートナーの絆を確かめる為に来た」
天使型のデジモンが村木達を見下ろしていた
次の出来事
- 411二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 23:20:33
加速
- 412二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 23:21:21
急いで前に出る
- 413二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 23:21:24
当然前に出ようとする・・・もプロットモン(テイルモン)が止める
- 414デジアニ22/12/23(金) 23:27:07
あれは天界のデジモンか…!?何故村木を狙っているんだ!?
佳法「行くぞハックモン!」
ハックモン「………」
俺はハックモンと融合しようとする
ハックモンの体は大分治っているのでどうにか戦えるだろう
その時
プロットモン「待て」
佳法「プロットモン!?」
俺たちの前にバクモンを助けたプロットモンが現れる
プロットモン「悪いが……邪魔はさせん」
佳法「っ!お前あいつの仲間なのか…!?」
ハックモン「……佳法、動くな」
佳法「ハックモン!?何を言って…」
ハックモン「……見ていれば分かる」
俺の体は小型のアト、ルネ、ポルによって抑えられる
佳法「どういうつもりだハックモン…!」
ハックモン「……村木ヒナとパートナー達の為だ」
どういう事だ…?
次の出来事
- 415二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 23:28:14
加速
- 416二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 23:30:35
事情を話すプロットモン
- 417二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 23:30:48
お前には真っ先に話したかったが・・・何故かいなかったのでな・・・
彼女の事なら安心しろ、刺激しすぎないよう心理に強い当代のセ・・・我の弟子に台本を修正してもらった - 418二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 23:31:32
まだ追放されてない頃か
- 419二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 23:36:32
3代目追放は少なくともテイルモンがヒナのパートナーになってからのはず
- 420デジアニ22/12/23(金) 23:39:40
プロットモン「このハックモンとは既に話をつけている……本当ならお前に真っ先に話すべきだったが見当たらなかったのでな」
佳法「何を言っている…!村木をどうするつもりだ!」
プロットモン「彼女の事なら安心しろ、刺激が少ないようセラ…心理に強い我が弟子が台本を修正している。ピッドモンも台本通りに動いている」
台本?何を言っているんだ!?
ハックモン「……彼女達の為だ」
そうして俺は村木達を見るしかなかった
……結果だけ言えば村木達は助かった
バクモンが龍の姿になり天使型……ピッドモンを倒した
ピッドモンは小さな姿……プロットモンによればパタモン……になり襲った理由を話していた
……村木の強い自殺願望はこのままではパートナーであるバクモンやニャロモンに影響し暗黒進化の危険があった
それを防ぐ為に試練を与えたというのが真相だった
プロットモン「……だがあの少女……やはり簡単には癒せないようだな」
ハックモン「……そこは佳法に任せてほしい」
佳法「……荒療治過ぎるだろ」
次の出来事
- 421二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 23:41:15
加速
- 422二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 23:42:18
てかハックモンもグルだったのか…
- 423二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 23:42:22
ヒナの所に向かう佳法
- 424デジアニ22/12/23(金) 23:46:37
いつの間にかアト、ルネ、ポルは消えており体は自由になっていた
佳法「……村木!無事か!」
佳法「あ…」
バクモン「佳法はん!」
ニャロモン「遅いよー!」
俺は村木に駆け寄る
ヒナ「……大丈夫……先生は?」
佳法「置いてきた……嫌な予感がしたから来たんだ」
ヒナ「…バクモンが…助けてくれた…」
バクモン「しっかしえらい目にあったで……ホンマにやめてくれや…」
パタモン「すまなかったな……もう少しやり方を考えるべきだな」
次の出来事
- 425二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 23:54:43
加速加速
- 426二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 23:58:37
謝罪するプロットモン
- 427二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 23:58:43
セラフィモン(ゴマモン)が台修正者名義で謝罪文を送ってくる
怖がらせてしまって申し訳ない・・・本来ならゆっくりケアしていくべきなんだが今回は緊急事態という事で手荒な真似をしてしまった、本当にすまなかった・・・・ - 428デジアニ22/12/24(土) 00:03:29
……それからパタモンは駆けつけた看護師……遠坂凛子さんだったか…に連れて行かれた
おそらく警察に突き出されるのだろう
村木と病室に戻ると手紙が置いてあった
『拝啓村木ヒナ様
この度恐怖を与えた事を深く謝罪する。本来時間を掛けて心を癒やさねばならない所を緊急事態ということで手荒な方法を取ってしまった。本当にすまなかった。
台本修正者』
ヒナ「………」
バクモン「マジで台本あったんか…」
佳法「………」
ハックモン「……そう睨むな」
プロットモンは気づけば消えていた
……村木は何かを考えているようだった - 429デジアニ22/12/24(土) 00:12:30
……………………………
ボクが死んだら悲しむと皆が言う
バクモンもニャロモンもここちゃんもろーちゃんもテリアモンもガブモン空君も咲ちゃんもムサシ先生も
……彼も
ボクは死ぬべきだと思っている
だ……今回パタモンに襲われ……バクモンとニャロモンが殺されると思った時、ボクは思った
一緒に死ぬならいいのかなと
……分からない、死にたいのか死にたくないのか
今回の事でボクは矛盾する2つの感情を改めて突きつけられた
……どうすればいいのかいまだに分からない
次の出来事
- 430二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 00:15:25
加速
- 431二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 00:15:49
これは…あと一歩か?
- 432二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 00:15:52
ヒナに話しかける佳法
- 433デジアニ22/12/24(土) 00:20:55
…………………
佳法「……村木」
俺は村木に話しかける
ヒナ「……」
佳法「俺は……お前ともっと話したい、それだけじゃない……遊んだりもしたい」
……村木とは話したりはするがそれだけしか出来ていない
友達になったんだ……遊んだりもしたい
佳法「オムライス作るって約束もある……俺は…村木と一緒にいたい」
この一週間で村木ののとは少しは分かってきている
面倒くさいところはあるが……所々に大切な存在への思いが見えており、死のうとさているのもバクモン達に迷惑を掛けたくないという理由からだ
次の出来事
- 434二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 00:22:49
加速加速
- 435二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 00:23:14
…なぁこれ告白
- 436二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 00:23:18
ヒナの反応
- 437デジアニ22/12/24(土) 00:27:51
※佳法はあくまで友人として共にいたいと言っています
…………………………
ヒナ「……ぁ」
……死んだほうがいい、ボクは死なないといけない
皆に、バクモンに、彼に迷惑を掛けたくない
生きたい、ボクは行きたい。皆とバクモンと彼と一緒にいたい
矛盾した感情がボクの中で渦巻く
……まだどうすればいいのか分からない
けど
ヒナ「……ねぇ」
佳法「なんだ?」
ボクは
ヒナ「……生きてて……いい?ボクは…生きてていいの?」
そう聞いてしまった
次の出来事
- 438二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 00:28:49
加速加速
- 439二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 00:30:22
でもこれセリフだけみると…
- 440二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 00:30:26
当たり前だろ、世の中に生きてたらダメな奴なんていないんだ、
それに・・・俺は村木に生きててほしい - 441デジアニ22/12/24(土) 00:35:33
佳法「当たり前だろ!この世に生きててダメなヤツなんていない!」
バクモン「そうや!ヒナは生きててええんや!」
ニャロモン「あたしもヒナともっといたいよ!もっとヒナのこと知りたい!」
……いいのかな…?本当に……皆に迷惑掛けちゃうボクが…生きてて
佳法「それに…俺は村木に生きてて欲しい…ニャロモンも言ってたけど…俺は村木の事をもっと知りたいんだ。それに何度も言うけどさ、オムライスの約束しただろ?」
ヒナ「………ぁ」
次の出来事
- 442二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 00:38:37
加速
- 443二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 00:39:06
いける!
- 444二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 00:39:11
自然と涙が出るヒナ
- 445デジアニ22/12/24(土) 00:44:04
……暖かい
心が暖かくなっていく
同時にずっと抑えていた物が溢れていく
ヒナ「……っ……!」ポロポロ
佳法「む、村木!?」
バクモン「ヒナ!?」
ニャロモン「大丈夫!?どこか痛いの!?」
ヒナ「…ぁ……ぁぁ…」
目から暖かい物が溢れていく
拭っても拭っても溢れるそれで3人が滲んで見えない
佳法「……泣いていいんだ……耐えなくていい」
バクモン「ワシ等が受け止めるから……泣いてええんや…」
ニャロモン「あたしをモフモフしていいから元気だして!」
次の出来事
- 446二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 00:47:36
加速加速
- 447二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 00:49:25
ヒナちゃん!
- 448二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 00:49:28
泣きながら3人に抱きつくヒナ
部屋の外で安心するプロットモン - 449デジアニ22/12/24(土) 01:00:23
……………………………
ヒナ「あ…ぁぁ……ぁぁぁっ!!!」
村木はヨロヨロと俺たちに近づき…そのまま抱きついた
ヒナ「…ひぐっ…うえぇ…!うええええんっ……!」
村木は年相応に泣きながら俺たちに顔を押し付ける
バクモン「……もうええんな…耐えんでええんやで」
ニャロモン「もふもふしてるでしょ!好きなだけ触ってね!」
佳法「村木……俺たちが一緒だ」
俺は村木の肩に手を置く
……ずっと溜め込んでいた物を解放して…少しは楽になってくれ
…………………………
プロットモン「……もう彼女は大丈夫だな」
ハックモン「……三大天使故の慈悲か?彼女を救おうとしたのは」
プロットモン「我はただの野良デジモンだ……彼女を助けたかったのはまあ好みだからというのもあるが……放っておけなかったのだ」
次の出来事
- 450二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 01:01:52
加速
- 451二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 01:03:17
これで少しはいきられるようになったかな?
- 452二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 01:03:19
泣き疲れて寝てしまったヒナ
- 453デジアニ22/12/24(土) 01:07:17
……………………
ヒナ「……スゥ…スゥ…」
バクモン「泣きつかれたんやなぁ…」
村木は体力を使い果たし、眠ってしまった
俺たちはゆっくりとベッドに寝かせる
佳法「……村木は大丈夫かな」
バクモン「……きっと大丈夫や…そう信じる」
ニャロモン「あたしも信じるよ!ヒナは生きてくれるって!」
……村木の顔は穏やかになっていた
俺も信じよう、村木は生きてくれると - 454デジアニ22/12/24(土) 01:14:48
………………
ヒナ「……ん」
ボクは目を開ける……いつの間にか寝てしまったらしい……あんなに泣いちゃうなんて
ボクは体を起こそうとして気づいた
佳法「……」コクリコクリ
バクモン「ぐご〜…」
ニャロモン「むにゃ〜…」
ボクの傍に3人がいた。彼は椅子に座ったまま眠っていて、バクモンとニャロモンはボクの隣で眠っていた
ヒナ「……ありがとう…バクモン、ニャロモン…」
そしてボクは彼を見る
ヒナ「……こんな顔だったんだね」
彼の顔に掛かっていたノイズは消えていた……可愛い顔
ヒナ「……ありがとう……佳君」
ボクは密かに考えていたあだ名を呟いた
次の出来事
今回はここまで、本日は昼からやろうと思います
多分12時半くらいに再開です
- 455二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 01:15:30
お疲れ様でした!
- 456二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 01:16:06
お疲れ様です!
- 457二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 01:16:09
目覚める佳法
- 458二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 01:17:51
遂に認識できたか!
そしてカワイイ顔って気になる! - 459二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 10:37:04
一週間でよくここまで心を開けたなぁ
- 460デジアニ22/12/24(土) 12:29:48
再開します
………………………
……寝落ちしてたらしい
俺は座ったまた寝ていたからかこった体をのばし…
ヒナ「……おはよう」
佳法「うおっ!?」
眼の前で村木が俺を見つめていた
……寝ていた俺を見ていたのだろうか
佳法「あ……悪い…寝てたな俺…」
ヒナ「……いいよ……カワイイ寝顔が見れたから」
佳法「かわっ!?」
な、何を言っているんだ!?
……あれ?寝顔を見れた?
佳法「……なあ村木……俺の顔が分かるのか?」
ヒナ「……うん」
……俺の顔を認識出来るようになっている?
次の出来事
- 461二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 12:41:24
加速
- 462二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 12:41:48
再開よー!
- 463二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 12:41:52
ほんとか!俺の顔わかるのか!
- 464デジアニ22/12/24(土) 12:45:50
佳法「ほ、本当に俺の顔が分かるのか…?」
ヒナ「……うん」
村木は左手を俺の頬に当てる
ヒナ「……やっと見れた」
佳法「………っ!」
本当に…本当に村木は俺の顔が分かるようになっている!
バクモンや看護師の話によれば親しい相手は認識できると言うことだった
……根拠はないが……つまり俺は村木に親しい相手と認められということだ
次の出来事
- 465二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 12:47:13
加速
- 466二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 12:48:05
やったー!
- 467二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 12:48:10
喜ぶ佳法
そしてバクモンとニャロモンが目覚める - 468デジアニ22/12/24(土) 12:51:58
佳法「……っ…」
俺は嬉しかった
村木に友人と正式に認められたのだと思った
ヒナ「……その…お願いがあるの」
佳法「……ああ、どんな?」
ヒナ「……佳君って…呼んでいい?」
……佳君……あだ名…あだ名!
佳法「……勿論だ、俺たち友達だろ?」
ヒナ「……良かった…ありがとね…佳君」
バクモン「うーん……体が固いのぉ…」
ニャロモン「むにゃ〜……おはよ〜…」
と、バクモンとニャロモンも起きたようだ
ヒナ「……今日も話そうね」
佳法「ああ!」
こうして俺は村木と友人になった
次の出来事
- 469二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 12:52:49
加速加速
- 470二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 12:53:18
よかった…
- 471二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 12:53:22
さて、今日は何を話そうか
- 472二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 12:54:30
一週間で仲良くなる‥‥まあ普通?
- 473デジアニ22/12/24(土) 12:58:02
…………………
昼頃、俺達はいつものように中庭にいた
村木の無表情は以前より柔らかくなったような気がする
さて、今日はどんな事を話そうか
そう考えていると先に村木が話しかけてきた
ヒナ「……佳君は……友達いるの?」
佳法「ぐふうっ!?」
珍しく先に話してきたと思ったら俺の心にダメージを与えてきた!
…俺の友人は村木しかいない
つまり昨日まで0人だったのだ
……一応クラスに話す相手はいないこともないが友人という程ではない
次の出来事
- 474二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 12:58:10
一週間で色々起きてるからね、そりゃ仲良くなるよ
- 475二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 12:59:32
加速
- 476二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 12:59:34
あーうんまぁ・・・いない事はないぞ!
- 477デジアニ22/12/24(土) 13:03:52
ど、どう答えるか……
佳法「……い、いないこともないぞ」
……見栄を張ってしまった…
ヒナ「……」ジー
佳法「うっ…」
う、疑われてる…!
やっぱり嘘はバレるものなのか…
ヒナ「……もし他の皆……ここちゃんやろーちゃん……空君と咲ちゃんが来たら……話してみる?」
そう村木が言う
確かに俺は猫宮姉妹や藤宮、紅とは一度しか話していない
次の出来事
- 478二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:06:23
加速加速加速
- 479二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:07:10
お、嫉妬か?
- 480二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:07:13
そうだな、村木と仲のいい奴らなんだろ?話してみたいな
- 481二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:10:41
ヒナちゃんチョロくない?
- 482デジアニ22/12/24(土) 13:13:08
佳法「そうだな……村木と仲がいいんだろ?それに藤宮と紅とは出会いがあれだったし……話してみたいな」
ヒナ「……ボクも二人に謝らないと」
村木は以前の事を引きずっているらしい
佳法「……ところで村木と猫宮姉妹は幼馴染だって聞いたけど…藤宮と紅はどういう関係なんだ?」
ヒナ「……小学校の…途中から知り合ったの」
次の出来事
- 483二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:14:20
加速
- 484二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:15:01
起きたことがあれやし…
- 485二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:15:06
どんな奴らなんだ?
- 486デジアニ22/12/24(土) 13:19:49
佳法「へぇ……そういえば二人ってどんな奴らなんだ?一回しか会ってないからよく分かってないんだ」
ヒナ「……空君は昔から料理が上手いの……よくお菓子作ってくれて……ただ女の子に触られるとお腹を壊しちゃうの」
うーん、男として致命的……モテそうなのにな
ヒナ「咲ちゃんは……男の子みたいに気が強いけど……実は空君が好き」
佳法「そうなのか?」
ヒナ「……多分」
多分なのか…
次の出来事
- 487二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:21:12
加速加速
- 488二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:22:33
まぁ現代であんなことになってるけどね…
- 489二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:22:37
ドライブに出かける
- 490二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:22:42
このまま友達の話を聞こう
- 491二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:24:43
ドライブ!?誰と!?
- 492二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:25:49
…てか誰が運転するんだ?そもそもヒナは外でていいのか?
- 493二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:28:10
行くのは確定として
どこへ行くか、誰と行くか追加で安価かな - 494デジアニ22/12/24(土) 13:28:50
その時
ムサシ「へ〜い!時崎君〜!ドライブ行こ〜!」
村木「うおおっ!?」
ヒナ「……ムサシ先生?」
突如ムサシ先生が中庭に現れた
……てかドライブ?
ムサシ「ヒナちゃん!時崎君を借りていくね〜」
佳法「うおお!?また引きずられる!?」
ヒナ「………」
そもそも俺護衛だからそんな離れられないぞ!?一応デジヴァイスでハックモンの所にはワープできるけど!
次の出来事
- 495二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:29:55
加速
- 496二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:30:18
えっと・・・どうしたんですか?
- 497二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:32:43
ムサシかい!?
- 498デジアニ22/12/24(土) 13:35:35
(ムサシにしたのはこの時ドライブ出来そうな大人が他にいなかったからです。凛子?多分免許持ってないんじゃない?)
俺はムサシ先生に連れられ車に乗せられた
佳法「あの……一体どうしたんです?」
ムサシ「気にしたら負けだよ〜!レッツゴ〜!」
そうして先生は車を発進させる……ちょっと待って!?速い!速すぎ!
次の出来事
- 499二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:36:53
加速加速
- 500二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:37:30
凛子ェ…
- 501二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:37:35
そのままドライブ
- 502デジアニ22/12/24(土) 13:43:01
そうしてそのままドライブは続き
ムサシ「ねえねえ時崎君〜」
佳法「……な、なんです…?」
ムサシ先生はニコニコと笑っている
……だが嫌な予感しかしない
ムサシ「この間聞けなかったけど〜、ヒナちゃんのことをどう思ってる〜?」
佳法「それは…友人と…」
次の出来事
- 503二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:43:49
加速加速
- 504二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:44:22
かそく
- 505二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:44:26
ほんとに~?
- 506二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:47:24
このレスは削除されています
- 507デジアニ22/12/24(土) 13:49:51
あくまで友人だ
流石に一週間程度でそれ以上の関係になるわけがない
……て、まるで俺がそういうのを期待しているみたいじゃないか!?
ムサシ「ホントに〜?」
佳法「何期待してるんですか先生…」
ムサシ「だって〜……時崎君といるヒナちゃん楽しそうだったから」
次の出来事
- 508二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:52:32
か加速加速
- 509二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:52:36
↓
- 510二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:52:47
ドライブスルーでファストフードを購入
- 511二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:54:25
車で食べるのってなんか良いよね
- 512デジアニ22/12/24(土) 13:58:06
……確かに村木の表情は少し柔らかくなった気はする
ムサシ「……そうだ〜、時崎君お腹空いてない〜?」
佳法「まあ、少し」
ムサシ先生は近くに見えたファストフード店に向かった
ドライブスルーで購入したハンバーガーを俺に渡す
ムサシ「先生の奢りだよ〜」
佳法「それじゃあ頂きます」
俺はハンバーガーを齧りながらもムサシ先生の言った事をを思い出す
……村木は俺といて楽しそうだった
少し嬉しく思いながらもポテトを口に入れる
次の出来事
- 513二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 13:59:55
加速加速加速
- 514二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:00:15
高速に入る
- 515二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:00:33
えっと・・・ちなみに何でドライブしたんですか?
- 516デジアニ22/12/24(土) 14:03:55
しばらくして車は病院に戻っていく
……そうだ
佳法「……結局なんで俺をドライブに?」
ムサシ「話したかったから〜」
それならわざわざドライブしなくても…
そうして病院につき、先生は俺を下ろしてそのまま帰っていった
……イチゴ牛乳でも買って村木にやるか - 517デジアニ22/12/24(土) 14:06:33
………………………
バクモン「今頃どこでドライブしとるんやろうな」
ヒナ「………」
ニャロモン「ヒナ?」
……寂しい
ここしばらくずっと一緒にいた佳君がいないのが…寂しい
ヒナ「……」
彼は新しく出来た男友達だ
出会った時からボクに接してくれる
……早く戻ってこないかな
次の出来事
- 518二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:08:07
加速加速
- 519二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:08:45
まぁまさか車で拉致られるとは…
- 520二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:08:48
大丈夫や、すぐに戻ってくるでというバクモン
- 521二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:09:01
ラッキースケベ
- 522デジアニ22/12/24(土) 14:11:25
バクモン「……ヒナ、寂しいんか?」
ヒナ「……うん」
バクモン「安心せえ、すぐに戻ってくるわ」
……そうだよね
ニャロモン「……にゃ!戻って来たよ!」
佳法「ただいま、イチゴ牛乳買ってきたけど飲むか?」
ヒナ「……うん」
……一緒にいてね - 523二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:14:52
これでまだ友達なのか‥‥
- 524二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:16:31
てか時期的にそろそろあの事件が・・・
- 525デジアニ22/12/24(土) 14:19:39
……………………
俺が村木と友人になってさらに数日が過ぎた
見舞いに来た猫宮姉妹や藤宮、紅とはそれなりに話すようになり、村木の話題で盛り上がったりもする
護衛はいまだに続いているがオメガモンの情報は一切ない
……どこにいるのだろうか
俺と村木はこの日病室で話していた
村木は近いうちハックモンに会ってみると言っていた
デジモン恐怖症はいまだに残っているがどうにか以前よりは耐えられるようになってきたので慣らしていくらしい
そうして話していると
ヒナ「……?」
佳法「どうした?」
ヒナ「……あそこ」
村木は窓に指をさす
窓を見ると、丁度窓に寄っている木の枝に何かがいた
「うぅ……ロリ巨乳…ロリ巨乳成分を…」
……何だあれ?
次の出来事
- 526二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:20:23
加速
- 527二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:20:56
テイルモン!?何やってんだお前!?
- 528二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:21:00
木の枝にいる何かを確認
- 529デジアニ22/12/24(土) 14:25:04
いたのはまるで白い猫のようなデジモンだった
尻尾を見れば……あれはホーリーリングか?
バクモンやプロットモンと同じく聖なるデジモンの一部が身につけているホーリーリングがキラリと光っていた
「う〜、しゃぶりたい…」
佳法「なんか苦しそうだな」
ヒナ「………」
すると村木は窓を開けた
どうやらあのデジモンへは恐怖を抱いていないらしい
ヒナ「……おいで」
「っ!」
すると白猫デジモンが村木に飛びつく
……やたら胸に顔を埋めている気がするのは気の所為だろうか
次の出来事
- 530二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:26:07
加速
- 531二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:27:23
様子を見る
- 532二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:27:27
テイルモン「うおー!ロリ巨乳!うおー!」
・・・いや、間違いない、こいつ下心がある! - 533二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:28:01
異
常
性
愛
者 - 534二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:29:13
うん、いつものテイルモンだな
- 535デジアニ22/12/24(土) 14:31:18
「うおおー!ロリ巨乳ぅぅ!うおおおおー!」
……間違いない!こいつから邪心を感じる!
今すぐ村木から離そう!
佳法「村木、ソイツ離した方がいい!」
ヒナ「……どうして?この子ボロボロ」
確かにこのデジモンはやたらボロボロになっていた
佳法「えっとその……」
な、なんて言えばいいんだ?邪心を感じた?
「……おっとすまない……つい昂ぶってしまった」
すると落ち着いたのか白猫デジモンは村木から離れる
「我はテイルモン、その少女に惹かれてやってきた」
テイルモンと名乗ったデジモンはそういった
……我?それにこの声…なんか聞き覚えが…
次の出来事
- 536二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:32:27
加速加速
- 537二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:33:08
もしかしてプロットモンか!?
- 538二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:33:11
惹かれたってどういうことだ?それに何でそんなにボロボロに?
- 539二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:33:58
随分前だけどたしかバクモン達にタコ殴りにされてた気が‥‥
- 540デジアニ22/12/24(土) 14:37:35
佳法「村木に惹かれた?どういうことだ?それになんでそんなにボロボロなんだ?」
テイルモン「ああ、これはだな……」
バクモン「おーい、戻ったで」
ニャロモン「お菓子あるよ!」
するとバクモンとニャロモンが帰ってきた
そしてテイルモンを見ると驚愕し
「「ウ…ウソやろ…こ…こんなことが…こ…こんなことが許されていいのか」」
テイルモン「ゲッ!お前たちは!」
ヒナ「……知り合い?」
バクモンとニャロモンはテイルモンを知っているのだろうか?
そう思っていると
バクモン「クソボケがーっ!」
テイルモン「ぐええええっ!!?」
佳法「えええええっ!!!?」
ヒナ「?????」
突如バクモンがどこからか取り出した酒瓶でテイルモンの頭を殴った!
次の出来事
- 541二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:38:48
加速
- 542二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:39:14
殺意が高い!
- 543二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:39:17
困惑しながら事態を見るよしのり
- 544デジアニ22/12/24(土) 14:44:17
ニャロモン「舐めんじゃねえぞ!コラっ!」
するとニャロモンが倒れたテイルモンに乗り、尻尾で顔を叩く
佳法「ど、どういうことなの?」
バクモン「佳法はん!こいつはロリ巨乳好きの異常性愛者や!ヒナに近づけたらアカン!」
ヒナ「?????」
村木は事態が分かっていない様子
……俺も何がなんだか
バクモン「このまま去勢したる!来い!」
ニャロモン「生ゴミとして捨ててやる!」
テイルモン「ぐえぇ……ロリ巨乳最高ーっ!」
最後にそう言い残しテイルモンはバクモンとニャロモンに引きずられていった
ヒナ「……何だったんだろう」
佳法「さあ?」
ロリ巨乳?……
俺はふと村木の胸を見た
……これまでまったく気にしてなかったが……背に反して大きくないか?
テイルモン『フッ……貴様も良さが分かるか』
おい!?俺の心に語りかけるな!?さっさと消えてくれ!
次の出来事
- 545二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:45:27
加速
- 546二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:46:16
※元三大天使です
- 547二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 14:46:18
自分に腹パンし煩悩を消そうとする佳法
- 548デジアニ22/12/24(土) 14:50:52
佳法「うおおおおっ!」
俺は自らの腹に拳を当てる!
煩悩退散!煩悩退散!そもそも村木にそんな感情を持つなど言語道断!怪我人だぞ!
ヒナ「……何してるの?」
佳法「ち、ちょっと愚かな考えを抹消しようと…」
ヒナ「……?」
……村木の胸ってデカいなぁ…じゃない!煩悩退散!
テイルモン『フフフ……自らの欲望を解放するのだ』
やかましい!いい加減消えてくれ! - 549デジアニ22/12/24(土) 15:01:20
数時間後
佳法「……ようやく落ち着いた…」
ヒナ「……お疲れさま?」
煩悩は消えた、内なる声も聞こえない
やっと村木と普通に話せそうだ
その時メールの着信音がなる
俺のスマホではない
ヒナ「……あ」
どうやら村木の携帯らしい
村木はメールを見ていた
そして次の瞬間
ヒナ「……」ポロポロ
佳法「ど、どうした!?」
突如泣き出した村木に駆け寄る
村木の見ていたメールを読むと
佳法「……これは」
メールは4着あった
それぞれ猫宮姉妹と藤宮、紅の物で
……ああ、確かにこれは泣くな
俺が村木の顔を見ると、村木は涙を流しながらも…微笑んでいた
………このメールを彼女は生涯大切に保存し続ける - 550二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:03:55
あー・・・本格的にあれが近づいてきた
- 551二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:04:05
あのメールか
空君以外も追加されたんだ - 552デジアニ22/12/24(土) 15:08:39
…………………………
佳法「…………」
俺は墓前で過去を思い出していた
あの日々を俺は永遠に忘れないだろう
ハックモン「……ここにいたか」
佳法「……任務か?」
ハックモン「ああ……暴走デジモンが現れた」
佳法「……すぐ行く」
ドルモン『よーし!俺も気合入れるぞ!』
……俺は最後に思い出す
……もし、あれがなければ……ヒナの人生は変わったのだろうか
佳法「……行くよ…ヒナ」
俺はヒナの墓にそう呟き任務へ向かった - 553二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:12:44
佳法の回想だったのか
- 554デジアニ22/12/24(土) 15:13:03
……………………
ヒナ「……っ…」
バクモン「ヒナ!あとちょっとやで!」
ニャロモン「ファイト!」
凛子「ヒナちゃん、焦らないでゆっくりよ…ゆっくり」
佳法「村木、もう少しだ!」
俺はこの日も村木のリハビリを見守っていた
村木と接するようになってもう数ヶ月が経つ
傷の具合も良くなった村木は体力を取り戻す為のリハビリに励んでいた
次の出来事
- 555二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:14:14
加速
- 556二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:14:36
確かこの後は…
- 557二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:14:39
いい感じに歩くヒナ
- 558二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:15:50
追憶だからね
- 559デジアニ22/12/24(土) 15:24:13
村木はこの数ヶ月歩き続けていたので体力はそれなりに戻っていた
凛子「よし!ここまで頑張ったわね!」
バクモン「ヒナ!喉渇いたやろ!」
歩き終えた村木はバクモンに飲み物を渡される
佳法「こんなに歩けるようになったんだな…一回も転ばずに」
ニャロモン「前はdice3d6=6 4 1 (11) 回も転んでたのにね!」
ヒナ「……うん」
凛子「さあ、今日のリハビリはここまでよ、ゆっくり休んでね」
俺たちは村木を連れて病室に戻る
ハックモン「終わったのか」
佳法「ああ」
ヒナ「……こんにちわハックモン」
村木がハックモンに挨拶する。この数ヶ月で村木の恐怖症は少しはマシになりハックモンと会っても問題がなくなった
ハックモン「…佳法、少しいいか」
俺はハックモンに連れられ病室に入る
ハックモン「……ここしばらく犯罪デジモンがデリートされる事件だが……少しずつ増えている」
数ヶ月前から始まっている犯罪デジモンが何者かに倒されるという事件はいまだに続いていた
次の出来事
- 560二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:25:36
加速加速加速
- 561二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:26:06
もっと聞く
- 562二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:26:12
犯人の目撃情報とかないのか?
- 563二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:26:13
ここで回想に入る
- 564デジアニ22/12/24(土) 15:29:38
佳法「俺には殆ど情報が来てないけど……犯人の目撃情報とかロイヤルナイツは見つけでないのか?」
ハックモン「ゼロだ……おそらく何者かが背後で我々の妨害をしている…とデュークモンが言っていた」
最初の頃は犯罪デジモンの命は奪われていなかった
だがこの頃は違う、完全にデリートされてしまっていた
佳法「……まあ俺の任務は村木の護衛だけどな」
ハックモン「そこは変わらない、彼女の退院後も続行する予定だ」
次の出来事
- 565二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:30:53
加速
- 566二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:31:10
- 567二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:31:32
ヒナの所に戻ろう
- 568デジアニ22/12/24(土) 15:34:09
……村木の退院か……もう少しかかるらしいが…楽しみだ
あれからこっそりとオムライスの練習を重ねているんだ
佳法「さて……村木のとこに戻ろう」
俺はハックモンと村木の下に戻る
ヒナ「……今日のボク……どうだった?」
佳法「ああ、かなり良かったと思うぞ」
バクモン「ちゃんと真っ直ぐ歩けてたで!」
次の出来事
- 569二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:36:10
ksk
- 570二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:37:14
そろそろかな‥
- 571二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:37:23
お祝いに何か買ってくるかと場を離れる佳法
- 572二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:37:24
このレスは削除されています
- 573デジアニ22/12/24(土) 15:41:51
村木はかなりバランスが改善されていた…よし!
佳法「ちょっと出てくるよ、すぐに戻る」
ヒナ「うん」
俺はお祝いに何か買おうと病室を離れる
村木はイチゴ牛乳が好きになったのかよく飲むから買ってやろう
そう思い一階のコンビニに向かおうと……
佳法「…?」
その時何か違和感を感じた
……急に人の気配が消えた?
訝しみながらコンビニに向かうと……そこには誰もいなかった
コンビニだけではなく…ロビーにも医者や患者がだれもいない
次の出来事
- 574二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:43:40
加速
- 575二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:44:13
来ちゃったか…
- 576二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:44:15
嫌な予感がして急いでヒナの所に向かう
- 577デジアニ22/12/24(土) 15:46:22
佳法「…っ」
俺はその瞬間村木の下へ走った
嫌な予感がする…!
佳法「村木!」
ヒナ「あ……早かったね…」
バクモン「そないに急がんでもええのに」
佳法「……ハックモン」
ハックモン「……分かっている」
ハックモンも気づいている……俺たちは…結界にのまれている…!
次の出来事
- 578二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:48:16
加速加速加速
- 579二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:48:19
kskksk
- 580二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:48:30
ヒナ危篤状態
- 581二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:48:39
急いでヒナ達を連れて逃げようとする
- 582デジアニ22/12/24(土) 15:53:52
佳法「ハックモン、行くぞ……村木達も俺から離れないでくれ」
ヒナ「佳君?」
バクモン「なんや?どないしたんや?」
ニャロモン「顔が怖いよ?」
俺はハックモンと共に村木達を連れて病室を離れる
これが結界ならジエスモンになれば破れる……かは判らない
ハックモンの体は傷は治ったが体力がまだ戻っていない
ハックモン「ロイヤルナイツもこの事態に気づいているだろう」
佳法「だといいけどな…」
ヒナ「……どこ行くの?」
バクモン「とにかく着いていこか」
ニャロモン「?すごく静かだね」
そうして廊下を歩いていた時だった……俺達は爆風に飲まれた - 583デジアニ22/12/24(土) 15:56:48
………………………
何が…起こった?
頭が痛む…体のあちこちも…
佳法「ぐ…皆…無事か…!?」
どうにか立ち上がり村木達に呼びかける
俺達は攻撃された……おそらくこの結界を張った誰かに
煙が晴れていく
そこに
佳法「……え」
バクモン「ひ…な……ヒナ…!しっかりせえ!ヒナぁ!」
ヒナ「……ぅ」
バクモンを庇うかのように覆いかぶさり、背中が焼け焦げている村木の姿があった
次の出来事
- 584二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:57:46
加速加速加速
- 585二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:57:49
加速
- 586二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 15:58:00
不運は続く
- 587デジアニ22/12/24(土) 16:05:55
佳法「……っ!!村木!」
俺は急いで村木に駆け寄る…火傷が酷い…!
佳法「ハックモン!」
ハックモン「……ぐ…」
ハックモンはニャロモンを庇ったのか全身に焦げ跡があり、ニャロモンは気絶しており倒れている
佳法「バクモン!とにかく村木の手当てを!」
バクモン「わ、分かったで!」
俺はバクモンを落ち着かせ村木達を手当てしようと…
「倒せなかったかぁ…」
「仕方ないわね……直接やりましょ」
そんな声が後ろから響く
佳法「っ!誰だ!?」
振り向いた俺が見たのは以前少しだけ見た魔法少女モノのアニメのような格好をした二人の少女だった
「あれ?男の子?」
「でもここターゲット以外いない筈だし……敵キャラじゃない?」
コイツラは敵だ!一人は大砲のような物を腕につけており今の爆発はあれによるものだと理解した
次の出来事
- 588二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 16:07:44
加速か
- 589二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 16:08:13
構える
- 590二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 16:08:16
よしのりが襲われる
ヒナの様子が・・・ - 591デジアニ22/12/24(土) 16:14:24
佳法「ハックモン!」
ハックモン「…っ…いいぞ」
俺はデジヴァイスを構える
今のハックモンはダメージが深くジエスモンは無理だ
せめて進化させて体力を回復させないと…
「させないわよ!」
すると少女がまるでオメガモンのグレイソードのような剣を出現させ俺に斬りかかる
佳法「ぐっ!」
咄嗟に避けたが僅かに腕を掠めた
せめてハックモンを進化させなければ…!
ヒナ「……ぅぁ…」
バクモン「ヒナ!目覚めたんか!」
後ろでは村木が目を覚ましたらしい
ヒナ「……バク…モン…何が…」
「ターゲットいただき!」
佳法「ぐっ!」
すると少女がグレイソードを構えてバクモンに向かう
俺はもう一人に道を塞がれ、ハックモンは距離的に届かない
そして少女がグレイソードをバクモンに突き入れ…
その間に村木が挟まり……村木を貫いた
次の出来事
- 592二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 16:15:12
加速
- 593二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 16:16:00
バクモンがヒナに駆け寄る
- 594二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 16:16:04
魔法少女に殴りかかる
- 595デジアニ22/12/24(土) 16:20:24
……村木?
村木の胸の中心を剣が貫いている
……死んだ?村木は死んだのか?
ヒナ「………」
「もう!最悪!」
バクモン「あ…あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛あ゛っ!!!?」
バクモンの叫びが響く
……何が護衛だ……何が守るだ…!
佳法「……っ!!!」
「ガッ!?」
俺は前を塞ぐゴミを殴る
不思議な事に力が湧いている
ゴミは顔を歪めながら飛んでいく
早く村木を助けなければ助けろ助けろ助けろ助けろ!
佳法「ハックモン!」
ハックモン「!」
俺はデジヴァイスを構える
……マトリックスエボリューション
次の出来事
- 596二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 16:21:52
加速
- 597二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 16:22:17
ヒナの所に向かう
- 598二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 16:22:19
急いでヒナに駆け寄る
- 599デジアニ22/12/24(土) 16:26:20
俺はジエスモンとなった
体が軋む、悲鳴をあげる
俺もハックモンもダメージを負っていて融合を保つのが難しい
なら短時間でこのゴミを片付ける
俺は村木を刺したゴミの剣を折る
ゴミは何かを言っているが構わずに足を飛ばす
ゴミの悲鳴を背後に俺は村木に駆け寄る
ジエスモン「村木!しっかりしろ!村木!」
バクモン「……なんで…なんでこんなことになるんや…ヒナが…何したっていうんや…?」
出血を防ぐ為に剣は刺さったままだ……だが気づいてしまう、この位置は心臓だと……もう助からない
……護衛の癖に…友人の癖に…俺は村木を守れなかった…!
次の出来事
- 600二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 16:27:06
加速
- 601二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 16:27:52
泣き叫ぶ
- 602二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 16:27:54
魔法少女を殺そうとする
- 603デジアニ22/12/24(土) 16:35:14
佳法(……ハックモン…奴らを殺す)
ハックモン(……了解した)
安定しない体にむち打ちながらゴミどもを睨む
「あ、足…!私の足ぃ…!」
「いだいぃ…!かおがぁ…!」
ジエスモン「……さっさとくたばれ」
俺はゴミどもの首を飛ばした
血は出なかった、まるでデジモンのようにデータの記号が漏れながら奴らは消えた
ジエスモン「……ぁ…ぁぁ」
俺は守れなかった
村木を…初めての友人を
何がロイヤルナイツだ、何が護衛だ……俺は役立つだ
……村木の友人たちに何と言えばいいんだ?
そう考えていた俺は完全に油断していた
……窓を突き破ってエネルギー弾が俺に直撃した
……まだいたのか
融合が解ける、ハックモンと俺は崩れ落ちる
さっきの少女達と同じような格好の敵が何人も現れ俺達を囲む
次の出来事
- 604二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 16:36:21
加速
- 605二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 16:37:26
マズイ!
- 606二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 16:37:28
構わない、全員素手で殴り殺せばいいだけだ
そう思い突っ込もうとするよしのり - 607二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 16:38:35
元より敵が増えてる!
- 608デジアニ22/12/24(土) 16:44:38
……構わない、こうなったら素手で奴らを殺す
村木を死なせた俺は役立つだ……だが
バクモン「ヒナ……なんで…なんで…」
ニャロモン「にゃ…」
村木の家族は守らなくてはならない
ハックモンも同じ考えか俺の隣に立つ
そして奴らに殴りかかろうと……
…………………………………………
……痛い
胸が痛い、鋭い物が突き刺さり焼けるような痛みが走る
眼の前でバクモンが泣いている、ニャロモンが倒れている、佳君とハックモンが誰かからボク達を守ろうと立っている
……このまま皆死ぬの?
………嫌だ
イヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダイヤダ
やっと生きる意味を見つけたのに、生きたいと思ったのに、皆と一緒に生きたいと思ったのに
……ユルサナイ
ユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイユルサナイ
バクモンを殺させないニャロモンを殺させない佳君を殺させないハックモンを殺させない
次の出来事
- 609二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 16:46:26
加速
- 610二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 16:47:20
ヒナの様子が…
- 611二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 16:47:22
ヒナの姿が黒いオメガモンに変わった
- 612デジアニ22/12/24(土) 16:50:38
力が欲しい力が欲しい力が欲しい力が欲しい力が欲しい
皆を守れる力が、皆を傷つける敵を殺す力が
……ボクの中に黒いナニカが溢れる
体に力が巡っていく、意識がはっきりとしていく、殺意が溢れ出していく
ヒナ「……ろ…す…」
バクモン「ヒナ!?」
コロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロスコロス
皆を傷つける敵を……
ヒナ「殺す…!」
そしてボクの中から黒いモノが溢れ出した - 613デジアニ22/12/24(土) 16:56:29
…………………………
それは背後からだった
悍ましいソレを感じた俺は敵を前に後ろを向いてしまった
佳法「……村木?」
村木が立っていた。胸に剣を刺したまま……いや、剣が取り込まれていく
村木の体を黒いナニカが覆う
泥のようなそれは少しずつ形を変え、固まっていく
ハックモン「あれは…!?」
そして
バクモン「……ヒナ?」
佳法「……村…木…?」
「……マモル…ミンナヲ…マモル…!」
村木は黒いオメガモンとなっていた
次の出来事
- 614二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 16:58:21
加速
- 615二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 16:58:44
殲滅
- 616二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 16:58:46
ヒナが敵を蹴散らす
- 617デジアニ22/12/24(土) 17:07:08
……何が何だか分からなかった
村木は黒いオメガモンとなったかと思うと敵に目掛けて飛びかかった
右腕とマントのないオメガモンは左腕のグレイソードだけを使って敵を次々と切り刻んでいく
バクモン「……何が…何が起きとるんや?」
……それは俺が聞きたかった
そして次の瞬間俺たちをバリアが包み
……全てが消し飛んだ
……………………………………
終わった…全て終わった
溢れ出す黒いナニカを全てぶつけ、全てが吹き飛んだ……後ろを見る
バクモン達は無事だ、左肩にある盾を使って守ったからだ…ボクは何故かこの力の使い方を理解していた
まるで昔から使っていたかのように
バクモン「ヒナ…」
佳法「…村木」
バクモンと佳君がボクを見ている……もう大丈夫、もう皆傷つけさせない
ヒナ「……皆…ずっと一緒にいようね」
ボクは元の姿に戻り二人に抱きついた
佳君とバクモンは少ししてボクの背中に手を置いた
次の出来事
- 618二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 17:09:40
加速
- 619二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 17:10:06
とりあえず解決かな?
- 620二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 17:10:09
ヒナを病室に送る
- 621デジアニ22/12/24(土) 17:16:08
…………………………………
それから色々とあった…本当に色々と
俺達…正確にはバクモンらしいが…を襲って来たのは魔法少女らしい
何故知っているかといえばあの結界内で猫宮姉妹から聞いたのだ
どうやら何者かが願いを叶えると言って集めた少女達を魔法少女とし、デジモン退治をさせていたようだ
姉妹は村木の腕を治す為に動いていたが運営?の行動に疑問を抱いており、今回バクモンを倒すように言われ、断った結果結界に取り残されたということだった
俺達は駆けつけたデュークモンによって結界から解放された
村木の火傷や胸の傷は存在しなかったかのように治っていたが俺とハックモンはボロボロのだった
しばらく入院することになり俺はハックモンの同室となった
佳法「……検査は終わった……行こうぜ」
ヒナ「……うん」
俺はヒナを病室に送っていた
次の出来事
- 622二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 17:19:01
加速
- 623二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 17:19:40
かそく
- 624二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 17:19:43
俺は村木を守ることができなかったと謝る
- 625デジアニ22/12/24(土) 17:23:11
俺は村木と歩く
……役に立たない護衛では不満だろうが
佳法「……村木…」
ヒナ「どうしたの」
佳法「……俺はお前を守れなかった…護衛として…失格だ」
俺は村木に全てを話していた
ハックモンと共にロイヤルナイツのジエスモンとして活動していること
オメガモンに襲われた村木の護衛として近づいたこと
佳法「……ずっと隠してて悪かった…その癖に役に立たなかった…俺はお前の友人の資格なんて…」
次の出来事
- 626二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 17:24:39
加速
- 627二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 17:25:00
お前もか!
- 628二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 17:25:03
そんなことない!
- 629デジアニ22/12/24(土) 17:29:01
ポコン
佳法「……村木?」
村木は俺の頭を叩いた
全く痛くないそれに俺は困惑する
ヒナ「……そんなことない……佳君は…役立たずじゃないよ」
佳法「……守れなかったんだぞ」
ヒナ「…見てたの…佳君がハックモンと一緒にバクモン達を守ろうとしてくれたのを…だからボクも守りたいって思って…あの姿になれた」
次の出来事
- 630二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 17:32:19
加速加速
- 631二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 17:33:08
ヒナ…
- 632二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 17:33:11
それに・・・佳君が友達になってくれてほんとに嬉しかったんだよ
- 633デジアニ22/12/24(土) 17:39:18
村木はそう言いながら俺を自分と同じ目線になるようにしゃがませる
佳法「村木…?」
ヒナ「……それに…ね……ボクは…佳君が友達になってくれて…ほんとに嬉しかったの……ボクに生きてていいって…言ってくれて…本当に本当に……嬉しかった」
村木は俺の頭を左腕で抱え、胸に顔を埋めさせた
佳法「……あ」
ヒナ「……ありがとう佳君……佳君は……ボクのヒーローだよ」
次の出来事
- 634二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 17:41:46
加速
- 635二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 17:42:27
…これは
- 636二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 17:42:30
そのまま涙を流す佳法
- 637デジアニ22/12/24(土) 17:47:41
……情けない…俺は…俺は…!
佳法「……っ…ぅ……ぅぅ…」
ヒナ「……ボクが全部受け止めるから…泣いていいんだよ」
俺の目からは涙が溢れて止まらない
どれだけ耐えようとしても涙は次々に溢れ出す
……強くなる……俺はもっと強くなる…!
もう村木を危険な目に合わせない為にも
佳法「次は…次は絶対…村木を守る…から…!」
ヒナ「……うん……お願いするね」
次の出来事
- 638二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 17:49:37
加速
- 639二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 17:50:07
加速
- 640二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 17:50:10
そして夜が明けた
- 641デジアニ22/12/24(土) 17:59:10
…………………
翌日、ロイヤルナイツから送られた研究者が村木の体を調べに来た
研究者…坂村ネムリはロイヤルナイツが資金提供している研究者で一応医療関係もかじっているらしい
……俺はあの人苦手だけど
ネムリ「フム……体の一部分がデジモンと同様のデータ状になっているね」
ヒナ「……データ」
村木の体はデジモンに近くなっているらしい
オメガモンに変身したのはオメガモンのデータが混入していたことによるものだと説明される
……少し前に分かった事だがオメガモンはウイルスによって暴走を起こしていたのだ
俺も当然そのことは聞いていた、村木には話せなかったが
現在オメガモンは意識を取り戻しロイヤルナイツ本部の地下で隔離されている…この情報はさっき知った
ネムリ「……記憶障害の事だが」
佳法「村木は…どれだけ忘れてるんだ?」
ヒナ「……分からない」
村木のあの力は代償があった。オメガモンの記憶データが侵食し、村木の記憶を上書きする……既に村木は藤宮と紅の事を忘れてしまっている
次の出来事
- 642二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 18:01:13
加速
- 643二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 18:02:07
よしのりの記憶は無事だったのか
- 644二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 18:02:09
ヒナが空と咲の事を忘れてしまった事を悲しむ佳法
- 645デジアニ22/12/24(土) 18:08:12
……あいつらとはそれなりに話したから分かる……村木の事を思っていたアイツラを…村木が忘れるなんて
俺が守れなかったからだ
村木に記憶を失われせたのは俺の無力だ
ヒナ「……でも…また1から…思い出を作っていく…そう言ってくれたの…藤宮君と紅ちゃんは」
佳法「……そうだな」
……俺は知っている
村木の病室から出た二人は泣いていた
絶対に村木には見せまいと耐えていたのだろう
ネムリ「……とりあえずしばらくは入院が続くだろう…君の護衛は続行だ」
佳法「………」
……俺に務まるわけがないと思う……だが
ヒナ「……佳君……戻ろう」
佳法「……ああ」
……村木は俺をヒーローと言ってくれた
……今度こそ…村木を守る
次の出来事
- 646二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 18:09:07
加速
- 647二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 18:09:39
なお…
- 648二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 18:09:42
バクモンとニャロモンがいる部屋に戻る
- 649デジアニ22/12/24(土) 18:15:59
俺と村木が病室に戻るとバクモンとニャロモンが待っていた
検査結果を伝えるとどちらも悲しそうに俯く
ヒナ「……大丈夫…バクモン達の事は覚えてる」
バクモン「ヒナ…」
ニャロモン「にゃぁ…」
村木は微笑みながら二人にそう言う
バクモン「……ワシ等がこんなんじゃヒナも元気にならんな!よし!気合いれるで!」
ニャロモン「おー!」
ヒナ「……ありがとね」
よし…俺も気合をいれなければ
バクモン「そういえば…佳法はんも入院するんやったな」
佳法「ああ、ハックモンと相部屋だから隣だな」
ニャロモン「ヒナも退院延びちゃったね…オムライスたべられないなぁ」
せっかく練習してたのにな…まあそれは改めて…
ヒナ「……オムライス?」
次の出来事
- 650二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 18:19:15
加速
- 651二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 18:19:36
あっ…
- 652二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 18:19:40
絶句するバクモンとニャロモン
- 653デジアニ22/12/24(土) 18:22:31
バクモン「……っ」
ニャロモン「っ……」
バクモンとニャロモンは絶句した
……村木は
佳法「……なあ村木、お互いに退院したらさ…俺がオムライス作ってやるよ」
ヒナ「……佳君が?」
……気取られるな、堪えろ
佳法「ああ、これでも料理練習しててな、最近はオムライスにハマってるんだ」
ヒナ「……そうなんだ……食べてみたいな」
佳法「よし!じゃあ退院したらな!」
次の出来事
- 654二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 18:24:29
加速
- 655二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 18:25:21
よしのりを気遣う二人
- 656二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 18:25:23
バクモン「佳法はん・・・」
佳法「気にするな・・・約束ならまたこうやってやればいい」 - 657デジアニ22/12/24(土) 18:30:20
佳法「それじゃあ疲れてるだろうしまた明日な!」
ヒナ「うん…また明日」
俺は病室を出る
と言っても隣なので何かあればすぐに行けるが
バクモン「佳法はん…」
するとバクモンが病室から俺を見ていた
佳法「……心配するなって!約束ならさっきみたいにまたすればいい!……美味いオムライス期待してろよ!」
そうして俺は自分の病室に戻る
……退院したらガンクゥモンのおっさんの再修行を依頼してるが…同時にオムライスの練習もやろう
次の出来事
- 658二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 18:31:49
加速加
- 659二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 18:32:18
ほんとに大丈夫?
- 660二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 18:32:21
ハックモンと話す
- 661デジアニ22/12/24(土) 18:38:03
ハックモン「……今連絡があった……魔法少女達の記憶処理は終わったと」
佳法「そうか」
魔法少女は俺達を襲った奴ら以外にもいたがそいつらはオメガモンによって解放されていた
ロイヤルナイツによって全員の記憶処理が行われたようだ
佳法「……悪いハックモン…せっかく退院間近だったのに」
ハックモン「構わない、これは私の不覚でもある」
佳法「……強くなろうな」
……ジエスモンになれるようになってまだ1年程…もっと強くならなければならない - 662デジアニ22/12/24(土) 18:50:02
……………………………
……記憶に穴がある
佳君と話した内容がいくつか思い出せなかったり、ここちゃんやろーちゃん達と何をしたかも思い出せないところがある
……パパとママと一緒に行った場所も
ヒナ「………」
バクモン「ヒナ…大丈夫か?」
ニャロモン「他にも忘れてることが…」
ヒナ「…大丈夫」
……佳君
佳君とさっき約束したオムライスを食べさせてもらうという事を…忘れたくない
佳君はボクのヒーローだ、ボクの大切な友人だ
……明日も話そう、佳君やバクモン達と
次の出来事
- 663二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 18:51:35
加速
- 664二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 18:52:05
大丈夫かこれ?
- 665二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 18:52:08
そして夜が明けた
- 666デジアニ22/12/24(土) 18:58:09
……………………
翌日、俺は村木と話していた
佳法「ガンクゥモンのおっさんはとても厳しくてな」
ヒナ「……大変そう」
村木のデジモン恐怖症はかなり治ってきたのでデジモン話も解禁になった
俺はガンクゥモンのおっさんにさせられた修行の数々を話す
……ハックモン共々死ぬかと思ったなぁあの時
ヒナ「……ふふ」
佳法「あ、笑ったな!マジで大変だったんだぞ!」
……村木は基本的に無表情のままだが、こうやって笑うことが増えた
次の出来事
- 667二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 18:59:25
加速
- 668二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 19:00:05
加速
- 669二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 19:00:07
このまま話そう
- 670デジアニ22/12/24(土) 19:03:15
佳法「そうだ、前に話したチャランポランの社長は実はデュナスモンなんだ」
ヒナ「……ロイヤルナイツの?」
佳法「なんであれがロイヤルナイツなのか分からないんだよな…」
俺は色々と話す
いくつかの話は忘れている村木は前にも話したような事を楽しそうに聞いていた
凛子「ヒナちゃん元気になって……うぅ…」
次の出来事
- 671二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 19:21:46
加速
- 672二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 19:22:32
よかったなぁ…
- 673二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 19:22:35
凛子に話しかけるバクモン
- 674デジアニ22/12/24(土) 19:33:12
バクモン「凛子はん、なんでこっそりと見とるんや?」
凛子「だって……すごくいい雰囲気じゃない…挟まるなんてできないわ」
佳法「なあ村木って退院したら…」
ヒナ「……ネムリさんが保護者になってくれたから…家に戻るよ」
ネムリはどうも村木の父親の親友だったらしい
保護者になった彼は村木の家を管理しているとのことだった
次の出来事
- 675二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 19:34:52
加速
- 676二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 19:35:48
いい雰囲気…
- 677二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 19:36:00
そういや村木はどの辺に住んでたんだ?
- 678デジアニ22/12/24(土) 19:42:11
そういえば気になってたけど…
佳法「そういや村木ってどこに住んでるんだ?」
ヒナ「ボク?……〇〇のとこ」
佳法「へえ、俺の家から離れてるな」
でも十分遊びに行ける範囲だ
佳法「俺は〇〇でさ」
ヒナ「そうなんだ…」
次の出来事
- 679二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 19:44:32
加速
- 680二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 19:45:11
住所を知った!
- 681二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 19:45:13
・・・退院してからも話そうな
- 682デジアニ22/12/24(土) 19:48:14
俺は村木と住所を教えあった
佳法「村木…退院しても話そうぜ」
ヒナ「……うん、友達だからね…それに学校も同じだし」
そういえば村木は学校はどうするのだろうか
右腕のない村木は日常生活も苦労しているが
ヒナ「……でもこんな体だし……学校に戻れるかな」
佳法「戻れるよ、親友だっているんだろ?」
次の出来事
- 683二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 19:51:19
加速
- 684二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 19:52:14
だから大丈夫だ
- 685二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 19:52:18
猫宮姉妹と空と咲が来た
- 686デジアニ22/12/24(土) 19:57:36
ヒナ「……うん」
すると
狐子「ヒナー、来たわよ」
狼子「ヒナっちー!プリンあるから食べよー!空っちの手作りだよー!」
空「ヒナさん!佳法さんも!皆で食べましょう!」
咲「て、なんかいい感じの雰囲気…邪魔しちまったか?」
……村木は大丈夫だろう
信頼できる友人がいるんだから
佳法「ほら、行こうぜ村木」
ヒナ「……うん!」 - 687デジアニ22/12/24(土) 20:03:54
……………………………
……ヒナとの出会いは運命だったのだろう
俺はヒナと話すのが好きだった
ヒナと過ごすのが好きだった
……ヒナはもういない
佳法「………」
俺はヒナの墓の前にいた
……だけどもう来ないつもりだ
ヒナは死んだ、ここにヒナの魂は眠っていない
……もう生まれ変わっているのだろうか
俺は死に場所を探している
戦って戦って戦って戦って、そして最後に死んで
……生まれ変わったら、またヒナに会いたい - 688二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 20:06:41
佳法‥‥
- 689デジアニ22/12/24(土) 20:12:37
………………………
襲撃から数ヶ月……村木が入院してもうすぐ6、7ヶ月か
俺とハックモンは退院したが毎日村木の下に通っていた
あれから護衛任務は解かれてしまった
オメガモンが出頭したことと護衛班のデジモン達が病院を警護すふようになった
村木は既にまっすぐ歩けるようにはなっていたが例の力のこともあって入院が続いていた
……今日は雪が降っている
ヒナ「……佳君、いらっしゃい」
村木はカーディガンを羽織っていた
次の出来事
- 690デジアニ22/12/24(土) 20:19:14
今回はここまでにします
明日も昼の12時半くらいに再開します - 691二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 20:21:36
お疲れ様でした!
- 692二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 20:21:38
・・・似合ってるな
- 693二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 20:22:51
入院着とかパジャマの上からカーディガン着てる女の子ってなんか好きなんだよね
- 694二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 20:24:54
そういえばヒナちゃんは入院服とパジャマのどっちなんだろう?
- 695デジアニ22/12/24(土) 20:33:05
そこは皆様のご想像にお任せですが私はパジャマでイメージしてます
- 696二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 00:28:31
こっちでの二人の交流微笑ましいけど現代だと‥‥
- 697二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 10:43:18
保守モン
- 698デジアニ22/12/25(日) 12:27:41
再開します
ヒナ「……今日も冷えるね」
佳法「そうだな……えっと」
村木のカーディガンは可愛らしい物だった
……確かこの前ムサシ先生と猫宮妹に言われたな、こういう時はこう言えと
佳法「……それ似合ってるな」
ヒナ「そう…?」
村木は僅かに微笑んでいる
次の出来事
- 699二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 12:40:37
加速
- 700二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 12:41:19
- 701二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 12:41:21
今日も話そう、話したい事色々あるんだ
- 702デジアニ22/12/25(日) 12:47:00
……ん?これ…まるで付き合ってる奴に言うような言葉では?
……まあいいか
佳法「さてと、今日も話そうぜ、色々と話のネタを仕入れてきたからな」
ヒナ「……楽しみ」
そうして俺は村木と話を始めた
そういえばバクモンとニャロモン見当たらないな?
………………………………
ニャロモン「ねえバクモン、どうしてあたし達こっそり見てるの?」
バクモン「しー……二人の邪魔はしたらあかんで」
次の出来事
- 703二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 12:48:36
加速加速加速
- 704二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 12:49:14
まぁ将来は付き合うし…
- 705二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 12:49:16
あの2人すっかり仲良くなったよねと話すバクモンとニャロモン
- 706デジアニ22/12/25(日) 12:52:12
ニャロモン「それにしてもすっかり仲良しだよね二人共」
バクモン「そうやなぁ……ヒナにとっては数少ない男友達や」
ニャロモン「そういえば空って前にヒナに告白したよね」
バクモン「ああ……見事な玉砕やったなぁ…」
ちなみにその時の事を聞いた佳法の反応
- 707二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 12:55:57
加速
- 708二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 12:56:30
驚く
- 709二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 12:56:44
藤宮の奴、村木に恋してたのか!?
- 710デジアニ22/12/25(日) 13:00:35
佳法『藤宮って村木が好きだったのか!?』
ニャロモン「かなり驚いてたよね」
バクモン「……なんで驚いとったんやろうなぁ…」ニヤニヤ
ニャロモン「?????」
バクモン「……まあ佳法はんは自覚しとらんと思うけどな…ヒナも」
次の出来事
- 711二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:02:20
加速加
- 712二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:02:49
あら~
- 713二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:02:51
ニャロモン「・・・?どういうこと?」
- 714二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:03:57
半年以上の付き合いなら発展してもおかしくないよね
- 715デジアニ22/12/25(日) 13:07:23
ニャロモン「……?どういうこと?」
バクモン「お前さんにはまだ早いなぁ」
ニャロモン「にゃぁ?」
バクモン「……ヒナには幸せになってほしいで」
……………………………
今日は雪が降っている
病室は一応暖房が効いてるけど佳君は寒そうだ
ヒナ「……大丈夫?温度あげようか?」
佳法「いいよ、十分温かいから」
次の出来事
- 716二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:08:07
加速
- 717二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:08:52
そういやもう半年かぁ
- 718二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:08:54
・・・ならこのタオルケット使う?冬だからもらったんだけど
- 719デジアニ22/12/25(日) 13:12:17
……そうだ
ヒナ「それなら……これ使う?」
ボクは冬だからと凛子さんに貰ったタオルケットを掴む
佳法「いいのか?村木のだろ?」
ヒナ「カーディガン着てるから大丈夫、使っていいよ」
佳法「じゃあ遠慮なく」
佳君は受け取ってくれた
……最初に会った時から佳君といると胸がポカポカする
次の出来事
- 720二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:13:19
加速
- 721二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:13:46
完全に恋してる!
- 722二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:13:49
村木?どうしたんだ?
- 723デジアニ22/12/25(日) 13:19:33
佳法「……らき……村木…村木?」
ヒナ「……ぁ」
佳法「どうしたんだ?急に黙って」
ヒナ「……ごめんね、何でもないの」
佳君が心配そうにボクを見つめている
……最近見つめられると恥ずかしくなるようになってしまった
ヒナ「……ぁぅぅ…」
佳法「顔赤いぞ?暖房上げすぎじゃないのか?」
ヒナ「そ…そうだね…」
きっとその通りだろう、温度下げよう
次の出来事
- 724二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:20:10
加速加速
- 725二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:21:32
微笑ましい…
- 726二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:21:37
バクモン「おー!ヒナの奴顔赤らめとるで!」
ハックモン「あぁ、どうやら照れているようだな」
バクモン「のわ!?いつの間に!?」 - 727デジアニ22/12/25(日) 13:24:40
………………………
バクモン「おお…!ヒナ顔赤くなっとるで!」
ニャロモン「熱いのかなあ?」
ハックモン「おらく照れているのだろうな」
バクモン「のわっ!?いつの間に!?」
ハックモン「最初からだ」
ハックモン「村木ヒナは佳法に無自覚だが恋慕を抱いているのだな」
バクモン「きっと佳法はんもやと思うで」
次の出来事
- 728二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:25:54
加速
- 729二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:26:36
ハックモンって影薄い…?
- 730二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:26:38
ニャロモン「恋幕?恋幕ってなにー?」
- 731デジアニ22/12/25(日) 13:35:25
ニャロモン「恋慕?恋慕ってなあに?」
ハックモン「恋慕とは文字通り恋い慕う事だ」
ニャロモン「?」
バクモン「まあその内分かると思うで」
……………………………………
村木にタオルケットを貸してもらったので被る
どうも村木は暖房を上げすぎていたらしいので温度を下げていた
佳法「それでガンクゥモンのおっさんは俺をジープで追い回してな」
ヒナ「……大丈夫なの?」
話をする度に村木の表情は僅かに変化する
最近はその僅かな変化を楽しむのが俺の趣味だ
次の出来事
- 732二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:37:40
加速
- 733二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:38:43
ニャロモンは未来で彼氏できたしね…
- 734二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:38:47
それにどの表情もとても可愛らしくて・・・違う!何を考えてるんだ俺は!
- 735デジアニ22/12/25(日) 13:44:27
- 736二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:45:42
加速
- 737二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:46:13
煩悩!
- 738二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:46:16
落ち着け俺、冷静になるんだ
- 739デジアニ22/12/25(日) 13:49:16
……落ち着け俺、冷静になれ
村木は友人だ、友人にこんな思いを晒すわけにはいかない
佳法「……それにしても雪が積もりそうだな」
ヒナ「うん……しばらく中庭には行けないかな」
佳法「寒いもんな」
……俺はこうして村木と話しているだけでいい
一緒にいると日々の修行等の疲れが飛ぶ
次の出来事
- 740二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:52:42
加速加速加速
- 741二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:53:28
雪か
- 742二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:53:32
・・・でも雪が積もってる景色って綺麗だね・・・
- 743デジアニ22/12/25(日) 13:56:09
ヒナ「……でも」
佳法「ん?」
ヒナ「……雪が積もった風景って…綺麗だよね」
佳法「……そうだな」
一面が白く染まった光景
それは冬にしか見れない絶景だ
ヒナ「……ねえ…退院して…また冬が来たら……皆と一緒に雪だるま作ろ」
佳法「雪だるま?」
ヒナ「……うん、雪合戦したり、お餅食べたり」
佳法「…いいなそれ」
次の出来事
- 744二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:58:07
加速加速
- 745二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:58:37
約束増えた!
- 746二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:58:39
それじゃあ、それも約束だな!
- 747デジアニ22/12/25(日) 14:06:47
よし、約束追加だ!
佳法「じゃあ約束だ、冬に皆で」
ヒナ「……うん」
楽しみだ……と、そうだ
佳法「ちょっと出てくるよ、すぐ戻るから」
ヒナ「うん」
俺は外に出る
すると病室の外にバクモンとニャロモン、ハックモンがいた
バクモン「佳法はんどないしたんや?」
佳法「ちょうど良かった……少し来てくれ」
俺は3人を連れて離れる
……バクモンとニャロモンに聞きたいことがある
バクモン「それでどないしたんや」
佳法「…なあ、村木が好きそうな物ってしらないか?」
ニャロモン「ヒナの?」
佳法「……ほら、もうすぐクリスマスだし~村木の誕生日だろ?」
前に猫宮姉妹から聞いたんだ
クリスマス……それは村木の誕生日でもある
俺はプレゼントを2つ用意しないといけないんだ
次の出来事
- 748二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:07:51
加速
- 749二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:08:13
時期ネタ!
- 750二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:08:15
答えるバクモン
- 751デジアニ22/12/25(日) 14:14:23
バクモン「そうやで!……ほほーん」
佳法「な、なんだよ?」
バクモン「……なんでもないで!それじゃ教えたる!」
バクモンは俺に村木の好みを教えた
俺はそれをメモに書く
佳法「……ありがとな、お礼はまたそのうちに」
バクモン「ええってええって、ヒナを喜ばせたってな!」
佳法「ああ!」
そうして俺は村木の病室に戻った
………………………
数時間後、
病院からの帰りに俺はショッピングモールに足を運んだ
この街で最大のここなら村木へのプレゼントを用意出来るだろう
次の出来事
- 752二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:21:46
加速
- 753二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:22:39
ところで何なんですかね?
- 754二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:22:41
さぁて、探すか!
- 755デジアニ22/12/25(日) 14:30:32
- 756二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:31:45
加速
- 757二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:32:15
あ!今からやるんすね!
- 758二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:32:18
ぬいぐるみ
- 759二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:32:49
加速加速
- 760二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:33:16
望遠鏡
- 761二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:33:19
黒いコート
- 762デジアニ22/12/25(日) 14:38:54
数時間後
佳法「よーし!揃った!」
俺は遂に村木へのプレゼントを購入した!
バクモンやニャロモンから聞いた村木の好みの物、それは
バクモン『ヒナは黒いヤツが好きなんや、こないだテレビで黒いコートみとったで!』
ニャロモン『ぬいぐるみがほしそうだよ!』
ぬいぐるみはすぐに買えた
村木のデジモン恐怖症はマシにはなっているが残っているので猫のぬいぐるみを買った
黒コートは……かなり高く財布が寂しくなってしまった
だけどこれで当日は!
次の出来事
- 763二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:40:59
加速加速
- 764二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:41:41
かそく
- 765二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:41:44
そして当日
- 766デジアニ22/12/25(日) 14:47:42
そうしてクリスマス当日
猫宮姉妹「ヒナ(っち)!」
空・咲「誕生日!」
佳法・バクモン・ニャロモン「おめでとう!」
凛子「あとメリークリスマス!」
ヒナ「……ありがとう」
俺達は病室で村木を祝う、ついでにクリスマスも
騒ぎは厳禁なので控えめに
空「ヒナさん、ケーキ作って来ました!」
咲「この日の為にあたしも手伝ったんだぜ!」
ヒナ「……おいしい」
藤宮と紅のケーキは美味かった
……ただ微妙に形が変な気もするが
狐子「ヒナ!早速プレゼントよ!」
狼子「ヒナっちの好きな>>769だよ!」
- 767二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:48:28
加速
- 768二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:49:08
ぬいぐるみ
- 769二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:49:11
漫画の最新巻
- 770デジアニ22/12/25(日) 14:53:12
猫宮姉妹のプレゼントは漫画だった
ヒナ「あ…これ」
狐子「ヒナの好きなやつでしょ?」
狼子「最近新しい章が始まっててその最新刊!街中回って買ったの!」
ヒナ「……ありがとう二人共」
テリアモン「僕達も一緒に探したんだよ!」
ガブモン「俺なんてどれだけ走り回ったか…」
ヒナ「……二人もありがとね」
空「僕と咲さんからはこれを!」
紅「>>773だぜ!」
- 771二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:54:46
かそく
- 772二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:56:58
ホットドッグ
- 773二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:57:00
ゲーム機
- 774二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:59:10
片手で遊べるのかな?
- 775二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 14:59:54
・・・遊べるの選んでくれてるでしょう!
- 776デジアニ22/12/25(日) 15:04:12
空と咲はゲーム機の箱を見せる
ヒナ「それって…」
咲「最新のゲーム機だ!二人で小遣い前借りして買ったんだ!」
空「これ凄いんですよ!デジモンの技術を使ってるらしくて……片手でも遊べるんです」
ヒナ「……そうなんだ」
村木は右腕がないから普通のゲーム機では遊べない
近いうち義手をネムリが作ると言ってた気がするが……生えたりすればいいのにな
バクモン「ワシ等はこれやで!」
ニャロモン「>>779」
- 777二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 15:06:02
かそく
- 778二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 15:07:11
※生えました
- 779二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 15:07:14
手作りの自分たちのあみぐるみ
- 780デジアニ22/12/25(日) 15:12:37
バクモンとニャロモンが見せたのは……あみぐるみというヤツだった
バクモンとニャロモンを模したそれを村木に渡す
バクモン「頑張って作ったんやで!」
ニャロモン「凛子に教えてもらったの!」
凛子「いやあ大変だったわ」
ヒナ「……大切にするね」
村木は微笑みながら受け取る
凛子「ちなみに私からはこれよ!」
ヒナ「……?」
……あれってゴスロリというやつでは?
ヒナ「……カワイイ…ありがとうございます」
……さて、とうとう俺の番だ - 781デジアニ22/12/25(日) 15:18:42
俺は村木に近づく
佳法「村木、俺からは…2つだ、誕生日とクリスマスの」
ヒナ「……あ」
俺は黒コートとぬいぐるみを取り出す
佳法「このコート暖かいらしいぜ、今寒いし丁度いいと思ってな、後ぬいぐるみ……猫だぞ」
ヒナ「……カワイイ」
村木はぬいぐるみを抱える
……かわいいな
佳法「……まあコートはそのうち着てくれ」
ヒナ「……ありがとね佳君」
……その笑顔が見たかった
次の出来事
- 782二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 15:21:43
加速
- 783二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 15:23:25
あら~
- 784二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 15:23:27
外に綺麗な雪が降り始めた
- 785デジアニ22/12/25(日) 15:30:16
……ふと窓を見ると雪が降り始めていた
狼子「わぁ…見てみてヒナっち!雪だよ!」
ヒナ「……キレイ」
佳法「ああ…」
雪はキラキラと光り降っていた
村木も他も俺も全員が雪を見ていた
………………………………………
雪が降るたびに思い出す
……あの頃は毎日が楽しかった
ヒナと話して、ヒナの驚く顔や笑う顔を見るのが楽しかった
………もう二度と見れないが
佳法「……ハックモン…ドルモン…クリスマスは何か食うか」
ハックモン「……そうだな」
ドルモン『クリスマスにはチキンでしょ!』
「クリスマスにはシャケを食えー!」
……まずはあの犯罪デジモンを倒してけら考えるか - 786デジアニ22/12/25(日) 15:36:57
……………………………
あれから数ヶ月
俺は村木の家に向かっていた
……村木は退院した
自宅療養で問題ないとなり家に戻った村木は現在中学に戻る為に勉強している
俺も他の連中も協力しているが村木は元々頭がいいのかすぐに吸収していく
……2年からの復学は上手くやれそうだな
と、家についた
佳法「村木、来たぞ」
ヒナ『……鍵はあいてるよ』
俺は玄関を開けた
次の出来事
- 787二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 15:38:03
加速
- 788二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 15:38:35
家に入れるだと!?
- 789二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 15:38:38
中に入る
- 790デジアニ22/12/25(日) 15:43:46
佳法「おじゃましまーす…」
ヒナ「…いらっしゃい佳君」
玄関で村木が出迎えてくれた
バクモン「お茶いれてくるで!」
ニャロモン「お菓子もね!」
佳法「お構いなく……で、調子はどうだ?」
ヒナ「……それなり」
村木は腕を……右腕を振りながら答える
……少し前、突如村木は右腕が生えた
いや、本当に
どうもオメガモンのデータと中のウイルスが反応して腕が構成されたらしい
新しい右腕は真っ黒らしくそれを黒い包帯で隠している
……包帯を解くとウイルスの進行が早まるらしく風呂でも解かないと前に聞いた
次の出来事
- 791二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 15:45:37
加速
- 792二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 15:46:34
大丈夫か?
- 793二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 15:46:37
さて、約束の一つを果たす時だな
- 794デジアニ22/12/25(日) 15:50:30
佳法「さてと……とうとうこの時が来たぞ」
俺は台所を借りていた
これから約束の一つ……オムライスを作るのだ
佳法「ずっと練習してきたんだ、期待しててくれ!」
ヒナ「……」ジュルリ
バクモン「ヒナ、ヨダレヨダレ」
クッキングスタート!
オムライスの出来栄え(100ほど美味しい)
dice1d100=27 (27)
次の出来事
- 795二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 15:57:30
加速
- 796二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 15:58:33
失敗してるじゃねぇか!
- 797二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 15:58:36
し・・失敗した・・
- 798デジアニ22/12/25(日) 16:01:21
……やってしまった
ヒナ「……」
佳法「……すまん」
眼の前には崩れたオムライスらしき物体があった
……練習だと上手くいったのになぁ
佳法「悪い…焦げもついてるな…こんなの食べさせられ…」
ヒナ「……いただきます」
佳法「村木!?」
すると村木はオムライスをスプーンで掬い口にいれた
ヒナ「………」
佳法「……不味いよな」
ヒナ「………」
村木はもぐもぐと無言でオムライスを口に運んでいく
次の出来事
- 799二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 16:06:34
加速
- 800二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 16:07:37
ヒナ…
- 801二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 16:07:39
・・・いや!とても美味しいよ!
- 802デジアニ22/12/25(日) 16:10:07
ヒナ「……ううん……とても美味しいよ」
佳法「無理するなって、残りは食べるからさ」
ヒナ「……美味しいから大丈夫…」
村木は残りのオムライスを食べ終えた
ヒナ「……ごちそうさま」
佳法「……悪い…次はちゃんと作るから」
ヒナ「……待ってる」
次の出来事
- 803二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 16:22:59
加速
- 804二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 16:23:46
かそく
- 805二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 16:23:47
さて、何を話そう
- 806デジアニ22/12/25(日) 16:31:39
その後片付けをして俺達はテーブル越しに向かい合う
ヒナ「……」
佳法「……」
さて、何話そうか
佳法「そうだ、勉強は順調か?」
ヒナ「……うん」
佳法「楽しみだな……2年から復学だろ?」
ヒナ「……また皆と学校にいける」
村木は微笑みそう呟く
次の出来事
- 807二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 16:40:24
加速
- 808二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 16:41:44
そうか!
- 809二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 16:41:46
学校でも色々話そうぜ
- 810デジアニ22/12/25(日) 16:44:01
佳法「……学校でも話そうな」
ヒナ「……うん、絶対に」
……村木と同じクラスになれたらいいな
バクモン「……ふふ…いい雰囲気なのん…」
ニャロモン「またこっそり見てる…」
次の出来事
早いですが今回はここまで
明日の20時半くらいに再開します
では皆さんメリークリスマス
- 811二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 16:47:57
お疲れ様でした!
- 812二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 16:49:11
メリークリスマス!
- 813二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 16:49:13
バクモン「こりゃいつ付き合ってもおかしくないで!」
- 814二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 21:32:04
保守モン
- 815二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 23:58:28
保守
- 816二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 09:16:25
保守モン
- 817二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 11:10:50
幸せそうだなぁ‥‥
- 818デジアニ22/12/26(月) 20:29:59
- 819二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 20:31:45
加速
- 820二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 20:33:23
再開!
- 821二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 20:33:34
・・・今更だが普通に女の子の家に入ってるな俺
- 822デジアニ22/12/26(月) 20:38:13
……………………
……今更だけど……俺、村木の…女子の家に普通に入ってるな
村木が退院した際に他の奴らと招かれたがそれ以降も俺はこうして村木の家を訪ねている
友人とはいえ改めて考えると緊張してきた…
ヒナ「……どうしたの?」
佳法「いや!?なんでも!?」
俺は誤魔化しながら出されたお茶を飲む
……あ、美味い
次の出来事
- 823二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 20:40:16
加速加速
- 824二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 20:41:03
あら~
- 825二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 20:41:13
本当に大丈夫?
と顔を近づけるヒナ - 826デジアニ22/12/26(月) 20:46:47
ヒナ「……本当に大丈夫?」
佳法「ゴボッ!?」
きゅ、急に顔を近づけないでくれ!?
思わずむせてしまった、喉が痛い…
佳法「ゴホゴホ……だ、大丈夫だ…」
ヒナ「……」
…………………
……か、顔近づけちゃった…
ボクはむせている佳君を見ながら内心ドキドキしていた
……よく考えればボクは男の子を家に招いているんだ
以前のボクは藤宮君を招いたりしてたらしいけどあくまで他の皆と一緒にだ
…男の子…佳君だけとこうしていると……何だか恥ずかしくなってきた
……でも一緒にいると心が安らぐ
次の出来事
- 827二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 20:51:08
加速加速
- 828二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 20:51:51
おいおいおい!
- 829二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 20:52:01
こっそり見ながら静かにはしゃぐパートナー達
- 830デジアニ22/12/26(月) 20:56:24
バクモン「青春やなぁ…」
ニャロモン「ヒナと佳法も顔赤いね?」
バクモン「ムフフ……暖かく見守ろうやないか」
ハックモン「そうしよう」
ニャロモン「いつの間にかいる…」
ハックモン「ロイヤルナイツはどこにでも移動出来る」
次の出来事
- 831二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 20:59:11
加速
- 832二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 20:59:59
そうなの!?
- 833二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 21:00:11
そんなこんなで話してたらすっかり遅くなってしまった
- 834デジアニ22/12/26(月) 21:02:47
……………………
しばらく話していると窓から見える空が暗くなっていた
すっかり夜になってしまったようだ
佳法「悪いな長居して…それそろ帰るよ」
ヒナ「……待って」
すると立ち上がろうとした村木が俺を止める
佳法「村木?」
ヒナ「……もう遅いから……泊まっても…いいよ」
…………え?
次の出来事
- 835二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 21:08:10
加速
- 836二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 21:08:49
まじですか!?
- 837二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 21:09:00
え?・・・え?・・・いまなんて?
- 838二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 21:12:36
抱けー!抱けー!
- 839デジアニ22/12/26(月) 21:16:55
え?え?……今なんて?
佳法「あのう村木さん…?今なんと…」
ヒナ「……泊まっていって…そう言ったよ」
……マジで?
俺男だぞ?流石に女子の家に、いくら友人とはいえ泊まるのは…
ヒナ「……」
ど、どうする?いや流石に泊まるのは…
ハックモン「ではそうさせてもらおう」
佳法「ハックモン!?」
何を言っているんだ!?
バクモン「そうした方がええな、外もう暗いし」
ニャロモン「そうだよー」
バクモンとニャロモンまで!?
佳法「………」
ヒナ「………」
佳法「……はい…お世話になります…」
ヒナ「……うん…♪」
次の出来事
- 840二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 21:17:42
加速
- 841二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 21:18:36
これは期待していいんですか!
- 842二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 21:18:47
さて、問題が一つある、どこで寝るかだ
- 843デジアニ22/12/26(月) 21:22:18
そうして俺は泊まることになった
……そして問題が一つ…どころじゃない気もするがとにかく一つ
……どこで寝よう?
ヒナ「……」
何やら村木は俺をじっと見ているが……どの部屋を貸すか悩んでいるのだろうか
佳法「……このソファー借りていいか?」
よし、リビングで寝ることにしよう
ヒナ「…………………いいよ」
村木もそれでいいとの事で俺とハックモンは泊まることに決定した
次の出来事
- 844二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 21:27:20
加速加
- 845二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 21:27:50
このいくじなし!
- 846二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 21:28:03
ハックモン「・・・・・・」
- 847デジアニ22/12/26(月) 21:31:45
ハックモン「……………」
佳法「な、なんだよ…」
ハックモン「……意気地がないな」
な、何を言っとるんだハックモンは…
俺はそう思いながらもソファーに座りながら夕食を待っていた
ヒナ「………」
バクモン「もう少し待っといてくれや!もうすぐ美味い飯ができるで!」
……村木が料理をしている
次の出来事
- 848二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 21:33:56
加速
- 849二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 21:49:28
この時しておけばなぁ・・・
- 850二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 21:49:38
村木の料理か・・・・
- 851二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 21:54:33
まだ中1だよこの頃!?
- 852デジアニ22/12/26(月) 21:57:10
佳法「村木って料理できたんだな」
さて、村木は何を作っているのか
少しワクワクしながら待っていると
ヒナ「……おまたせ」
お、きたきた
料理の出来
dice1d100=57 (57) +主人公補正20
どんな料理か
- 853二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 22:00:43
加速
- 854二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 22:01:46
オムレツ
- 855二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 22:01:47
ハンバーグ
- 856二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 22:03:58
それなりに美味しそうにできたね
- 857デジアニ22/12/26(月) 22:08:59
佳法「……おお」
ヒナ「……久しぶりに料理した…と思う」
村木が作っていたのはハンバーグだった
見た目はとても美味しそうに見える
佳法「それじゃあ…いただきます」パクリ
ヒナ「………」
……美味い
固すぎず軟すぎず、肉の食感が心地良い
ソースも調味料を色々と混ぜたいかにも家のハンバーグといった感じで親しみがある
一口で飯が進む……
ヒナ「……どう?」
佳法「ああ、美味いよ」
ヒナ「……よかった」
バクモン「ここ最近料理の練習しとったからなぁ……食べさせたかったんやで?佳…モガッ!」
ヒナ「…‥…」
何やら村木はバクモンの口を塞いでいる
……それにしても美味しいな
次の出来事
- 858二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 22:13:26
加速
- 859二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 22:14:01
よかったねヒナ!
- 860二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 22:14:03
夢中になって食べるよしのり
- 861デジアニ22/12/26(月) 22:19:46
…………………………
佳法「……っ」ガツガツムシャムシャ
佳君がボクの作ったハンバーグを夢中になって食べている
……良かった…ずっと練習してたんだ、この右腕が生えた時から
バクモン「……良かったなぁヒナ」
ヒナ「……うん」
ニャロモン「美味しー!」
ハックモン「おかわりをもらおう」
よし、今度は別のも作ってみよう
……佳君にもっと食べてもらいたいから
次の出来事
- 862二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 22:22:57
加速
- 863二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 22:23:52
微笑ましいなぁ…
- 864二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 22:23:54
いいなこれ、こんなに美味しいなら毎日食べても飽きないよ
- 865二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 22:26:54
フラグを建てていく!
- 866デジアニ22/12/26(月) 22:30:11
しばらくすると佳君はハンバーグを食べ終えた
佳法「ご馳走さま……いや、本当に美味かった」
ヒナ「……良かった」
ボクは嬉しく思いながら食器を片付けようと…
佳法「本当いいなこれ…こんなに美味いなら毎日食べたいくらいだ」
ヒナ「〜〜〜〜〜〜っ!!?」
ま、毎日!?それって…!
ヒナ「あ……あうぅ…」
佳法「村木?どうした?」
ヒナ「な…なんでもない…!」
……毎日……毎日食べたいか……えへへ
バクモン「……見事やな」ニコッ
次の出来事
- 867二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 22:41:50
加速加速
- 868二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 22:42:47
あら~
- 869二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 22:42:49
ど、どうしたんだ皆?
- 870デジアニ22/12/26(月) 22:50:03
…………………………
佳法「ど、どうしたんだ?皆…」
ヒナ「……あぅぅ…」
バクモン「(・∀・)」
ハックモン「………」
ニャロモン「にゃ?」
ニャロモンを除いて皆様子がおかしい気がする
村木は顔が赤いしバクモンはニヤニヤ笑ってるしハックモンは無言で俺を見てるし…
ヒナ「……お、お茶いる?」
佳法「あ、ああ…」
そうして夕食が終わり、しばらくテレビを見ていた
次の出来事
- 871二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 22:53:09
加速
- 872二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 22:54:47
テレビに何か…
- 873二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 22:54:50
・・・なんか俺は変な事を言ったのか?発言を振り返ってみる
- 874デジアニ22/12/26(月) 22:57:58
佳法「………」
ヒナ「……//」
やっぱりおかしい
村木は俯きながらモジモジとしている
……俺は何か変なことでも言ってただろうか
先程村木と話した内容を思い出す
……ハンバーグは美味かった、その後…
……毎日食べたい……毎日食べたい?
……あれ?これって…
佳法「………」
まるで告白じゃないか?毎日お前の味噌汁を飲みたいみたいな
……村木に嫌な思いをさせてしまった
次の出来事
- 875二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:04:15
加速加
- 876二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:05:36
違うわ!
- 877二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:05:38
ハックモン「待て、何を考えた?」
????『違うでしょ!もー!』 - 878デジアニ22/12/26(月) 23:09:56
ハックモン「……待て、今何を考えた」ゲシッ
佳法「痛っ!?」
け、蹴った!?今蹴ったかハックモン!?
佳法「な、何をするんだよ!?」
ハックモン「……」
?『も〜!違うでしょ!ヒナちゃんは照れてるんだよ!佳法のことが…』
……何やら変な声がした気がする…気の所為か?
?『やっぱり通じないか…』
するとバクモンが現れる
バクモン「おーい、佳法はん、風呂沸いたから入りや」
佳法「いいのか?」
バクモン「一番風呂譲ったるで!ほら、温まり!」
言葉に甘えて入らせてもらおう
バクモン「……フフ」
次の出来事
- 879二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:13:10
加速
- 880二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:13:59
おい…まさか…!?
- 881二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:14:00
風呂に入ろうとする
- 882デジアニ22/12/26(月) 23:17:11
佳法「さてと…」
俺は浴室で脱衣所で服を脱ぎ浴室に入る
シャワーを浴び、体を洗う
……女物のシャンプーやボディソープってこんなのか、いい香りだなと思いながら洗い終えると湯船に浸かる
佳法「ふぅ…」
……今更だけど女子の家で風呂に入ってるって…
……よし、考えないことにしよう
次の出来事
- 883二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:22:45
加速
- 884二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:23:29
確かにヤバい気が…
- 885二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:23:32
いい湯だなー
- 886デジアニ22/12/26(月) 23:28:40
佳法「…いい湯だな」
こうして浸かっていると眠たくなってくる
……………………………
ヒナ「……あれ?」
ふと顔を上げると佳君が見当たらない
ボクが俯いている間にどこに…
バクモン「ヒナ」
ヒナ「バクモン?」
するとバクモンがニコニコと笑いながら近づく
バクモン「今ニャロモンが風呂に入っとるで、ヒナも一緒に入り」
ヒナ「……うん」
……よし、お風呂に入って気分を変えよう
……佳君にああ言われて…嬉しかったな
バクモン「……ふふ」
ハックモン「何故彼女に嘘を?」
ニャロモン「ムニャ〜…」
バクモン「ふふふ……もっと自覚させなアカンと思って」
次の出来事
- 887二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:31:13
加速
- 888二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:31:49
何やってんだお前!?
- 889二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:31:50
寝ているよしのりとバッチリ遭遇する
- 890デジアニ22/12/26(月) 23:34:17
ボクは服を脱ぐとお風呂の扉を開ける
……気づくべきだった、この時籠に入った男物の服に
ヒナ「……ニャロモン…ボクも……っ!!!?」
佳法「……zzz」
!?!?!?!?!?!?!?!?!?
よ、よよよよよよよ佳君!?
ヒナ「は…あわ…わ…!?」
な、なんで佳君が!?
ニャロモンがいない!?
次の出来事
- 891二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:38:04
加速
- 892二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:38:41
パニクるヒナ
- 893二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:38:43
寝てるみたい・・・・
- 894デジアニ22/12/26(月) 23:41:20
- 895二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:42:46
加速加速
- 896二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:43:22
寝ててよかったなよしのり
- 897二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:43:23
で、でもどうしよう
- 898デジアニ22/12/26(月) 23:45:19
- 899二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:46:11
加速
- 900二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:46:59
パニクる佳法
- 901二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:47:02
なんだこれは・・・夢か?(寝ぼけてる)
- 902デジアニ22/12/26(月) 23:51:15
………………
俺は夢を見ているのだろうか
眼の前にモヤモヤと丸い2つのナニカがある
俺はフラフラと立ち上がりそれに近づく
眼の前のそれはビクリと驚いたかのように動くが突如丸いモノが床に横になった
佳法「………」
?『ちょ!?まずいって!まだ早いよ!?』
俺はぼんやりと2つの丸いそれのうちの一つに手を伸ばした
ムニュンとした感触のそれはとても柔らかく…
次の出来事
- 903二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:54:06
加速加速
- 904二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:54:52
あっ…
- 905二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:54:53
固まるヒナ、意識がはっきりする佳法
- 906デジアニ22/12/27(火) 00:01:27
佳法「……ん?」
意識がはっきりとしてくる
俺が手で掴んでいるモノがはっきりと…
佳法「……え?」
ヒナ「……っ」プルプルプル
……ふむ
ムニュムニュ
ヒナ「…っ!」ピクピクッ
佳法「………」
村木の顔が近い
村木は右腕の包帯以外何も着ておらず、床に横になって固まっている
俺はそんな村木にしゃがみ込み……その背に反してよく育っている見事なソレを握っていた
……もしかして夢じゃない?
次の出来事
今回ここまで
明日の20時半くらいから再開です
- 907二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 00:04:41
お疲れ様でした!
- 908二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 00:05:02
お疲れ様です
- 909二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 00:05:03
急いで離れる
- 910二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 00:08:21
ヒナちゃんの胸って揉み心地よさそう
- 911二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 05:39:57
保守モンペンデュラム
- 912二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 09:20:14
保守モン
- 913二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 12:41:43
ラブコメって感じだね!
‥‥二人は幸せになれる筈だったのに - 914デジアニ22/12/27(火) 20:26:42
再開します
佳法「うおおっ!?」バッ
俺は急いで離れる
村木は顔を真っ赤にして固まったままだった
ヒナ「……っ……っ…!/////」
佳法「ごめん!!?とんでもないことを!!?すみません!すみません!」
俺は俺は俺は俺は!?俺は何をしてるんだ!?
む、村木の!女の胸を!?
ヒナ「……さ…わられ……あ…うぅ…」
次の出来事
- 915二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 20:27:32
加速
- 916二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 20:28:17
やっちゃったね・・・
- 917二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 20:28:28
そのまま脳がキャパオーバーして気絶するヒナ
- 918デジアニ22/12/27(火) 20:37:04
ヒナ「……あぅ」
む、村木ぃ!?
…………………………
うぅん……
佳法『村木…』
佳君?
佳法『お前と一緒にいたい』
!?な、なにするの?
佳法『………』
む、無言で唇を近づけ…!?
あ…アババババババ!!!!!?
ヒナ「きゃぁぁぁぁぁぁぁっ!!!!!」
佳法「アベシッ!!?」
バクモン「うわぁぁぁっ!!佳法はんんっ!!!?」
……あれ?ここは…
ボクはソファーに寝かされていた
眼の前には大きなたんこぶを頭に作って倒れる佳君が…
……あれ?さっきの夢?
佳法「お、起きてよかった……グフ…」
次の出来事
- 919二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 20:38:38
加速
- 920二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 20:39:23
よく耐えたなよしのり
- 921二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 20:39:36
な・・・何があったの!?
- 922デジアニ22/12/27(火) 20:46:01
え!?え!?
ヒナ「な…何があったの…!?」
バクモン「スマン!全部ワシのせいや!」
バクモンは全てを話した
ボクと佳君の距離を近づけるためにお風呂を一緒に入らせようとしたと
……何考えてるのバクモン!?
ヒナ「……しばらく…おやつ…抜き…!」
バクモン「すまんかったぁぁぁぁ!!」
ニャロモン「ムニャ〜?どうしたの?」
あうぅ……て、そうだ!佳君!
ヒナ「ご…ごめん…!突き飛ばしちゃって…」
佳法「……お、俺が悪いから…気にしないでくれ…」
次の出来事
- 923二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 20:48:10
加速
- 924二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 20:49:09
残等
- 925二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 20:49:19
感覚が忘れられず全力で煩悩を消そうとする佳法
- 926デジアニ22/12/27(火) 20:54:17
……………………
あああああああ!!!!
俺はなんということを…
ヒナ「……ごめんね…バクモンが…」
佳法「……い、いや…」
俺の手には未だにあの感触が…!
忘れろ!忘れろ俺!煩悩を全て捨てろ!
テイルモン『恐れるな……自らの性を受け入れるんだ…』
やかましい!というかお前なんなんだ!?俺の悪魔かなにかか!?
????『……わざわざテレパシーしてくるなんて…』
テイルモン『フフフ……ロリ巨乳は力なり…』
次の出来事
- 927二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:09:29
加速
- 928二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:10:25
本物かよ!?
- 929二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:10:35
?『おら!出てけこの変態天使!』
- 930デジアニ22/12/27(火) 21:13:08
テイルモン『ん?何か我以外の意志を…』
????『おらー!出てけこの変態天使ー!』
テイルモン『ぐゎぁぁぁぁっ!!ロリ巨乳バンザーイ!』
……何か分からないが俺の中の煩悩が吹っ飛んだようだ
落ち着いたので村木に改めて謝ろう
佳法「……その、ごめん…本当に嫌なことしてしまって…」
ヒナ「……もう気にしてない」
次の出来事
- 931二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:22:50
加速
- 932二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:23:40
謝るバクモン
- 933二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:23:50
ハックモン「本当に何事かと思ったぞ・・・」
- 934デジアニ22/12/27(火) 21:32:52
ハックモン「本当に何事かと思ったぞ……反省しろ」
バクモン「す……すまんかった…」
……気まずい雰囲気だが時間も遅い
佳法「……その…そろそろ寝るか?」
ヒナ「……うん」
そうして俺達は寝ることにした(ちなみにバクモンは簀巻きにされて庭の洗濯干しに吊られていた)
バクモン「さむいぃ…ゆるしてぇ…」
……よし、寝よう。俺はソファーに座ると毛布を被り目を閉じた
……………………………
ヒナ「………」
ボクは眠る佳君の隣に座る
部屋で佳君が眠る頃を測っていたボクは佳君に近づく……バクモンはボクと佳君の距離を近づけると言っていた……本当は分かっているんだ……ボクは…佳君のことが…
佳法「………」
ヒナ「………」
だけどボクはこの思いを伝えられない…ボクみたいな面倒くさい女が佳君と付き合うなど出来ない……でも今は…
ヒナ「……おやすみ、佳君」
ボクは佳君の隣で目少し引っ付くと目を閉じた
次の出来事
- 935二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:34:04
加速
- 936二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:34:33
添い寝!?
- 937二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:34:44
夜が明けた
- 938デジアニ22/12/27(火) 21:38:50
………………………
佳法「……う…朝か…」
眩しい朝日で目を覚ました俺はふと隣に何かを感じた
佳法「……っ!?」
ヒナ「……スゥ…スゥ…」
む、村木!?
村木が隣で寝ている。俺に肩を預けた状態で
佳法「………」
ヒナ「……スゥスゥ」
……俺は起こさないようにソファーから降りると村木を横にし毛布を掛けた
次の出来事
- 939二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:40:43
加速加
- 940二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:41:22
紳士
- 941二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:41:33
・・・俺、村木と一緒に寝たのか・・・!?
- 942デジアニ22/12/27(火) 21:46:02
………俺村木と寝てたのか…!?一緒に?
佳法「……アババ…」
始めて女子と寝た……
ヒナ「……」
佳法「……」
村木って寝顔可愛いなと思いながら俺はじっと見つめる
……キッチン借りて朝飯作っとこう
バクモン「ハックション!……た、助けてぇ…」
佳法「……後でな」
次の出来事
- 943二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:48:14
加速加速加速
- 944二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:49:10
いったいどんな目に…
- 945二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:49:11
オムライスリベンジ
- 946デジアニ22/12/27(火) 21:54:21
さて、朝からどうかと思うがオムライスを作ろう
昨日は失敗してしまったのでリベンジだ
佳法「材料は揃ってるな」
昨日俺が用意したのは使ってしまったので安心だ
さて始めるか
…………………
ヒナ「……ん」
目を開けると眩しい朝日がさしている
そして何かが焼ける音…
ヒナ「……佳君?」
佳法「おはよう村木、キッチン借りてるぞ。今朝飯作ってるから歯でも磨いててくれ」
ヒナ「……うん」
朝ごはん作ってくれてる……
ちなみにオムライスの出来栄え
27+dice1d100=18 (18)
次の出来事
- 947二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:59:01
加速
- 948二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:59:43
なんでやねん!
- 949二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:59:45
あーうん、食べられなくはないけど・・・
- 950デジアニ22/12/27(火) 22:04:29
佳君が作っていたのはオムライスだった
……少し形が崩れてる
佳法「……」チーン
ヒナ「……いただきます」
出来栄えにショックを受けてる佳君を前にボクは食べる
……昨日よりは食べれなくもない
佳法「……リベンジ失敗……本当にごめん…」
ヒナ「……また頑張ってね」
……でも嬉しいな
ボクはそう思いながらオムライスを食べていった
(現在の佳法の腕前45)
次の出来事
- 951二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 22:06:24
加速
- 952二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 22:07:03
ドンマイ!
- 953二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 22:07:04
・・・今日の夕方頃には帰らないとな
- 954デジアニ22/12/27(火) 22:14:45
……………………
オムライスのさらなるリベンジは今度だ…
俺は村木と食後のお茶を飲んでいる
佳法「そうだ、俺今日の夕方には帰るよ」
ヒナ「……分かった」
夕方からガンクゥモンのおっさんとの修行だ
ハックモンはまだ寝てるが体力を保たせないといけないのでそのまま寝かせておこう
バクモン「タスケテぇ…」
ニャロモン「バクモンがそろそろ干物になりそう…」
次の出来事
- 955二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 22:18:07
加速
- 956二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 22:19:53
十字架に貼り付けにさせられてるの…?
- 957二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 22:19:55
ただそれまでは色々遊ぼう
一方バクモンは通りすがりのパタモンに降ろされてた - 958デジアニ22/12/27(火) 22:23:23
佳法「まあまだ時間あるし遊ぼうぜ、ゲームとかあるか?」
ヒナ「……うん、あるよ」
夕方まで村木と遊んで英気を養おう
………………………………
パタモン「大丈夫だったか?」
バクモン「し、死ぬかと思ったで…ありがとさん…しっかしお前さん捕まったんやないんか?」
パタモン「身元引受デジモンとしてセラフィ…知り合いが迎えに来てくれた」
次の出来事
- 959二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 22:25:22
加速加
- 960二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 22:26:18
かそく
- 961二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 22:26:20
一度様子を見ておきたかったのでな・・・どうやら大丈夫そうだ
- 962デジアニ22/12/27(火) 22:31:30
バクモン「ここに通り過ぎてくれて助かったで」
パタモン「一度様子を見ておきたかったのでな……どうやら大丈夫そうだが」
バクモン「すっかり元気やで!」
パタモン「……セラフィ…知り合いも気にしていた…伝えておこう」
次の出来事
- 963二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 22:32:44
加速
- 964二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 22:33:35
帰るパタモン
- 965二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 22:33:38
それにしても・・・随分仲良くなったのだな
- 966デジアニ22/12/27(火) 22:40:23
パタモン「それにしても随分と仲が良くなったな」
バクモン「絶対にお互いに気があるんや!せやけどヒナはヘタレやし佳法はんは無自覚やし……苦労するで」
佳法「……なあ村木……三度目の正直で今度こそオムライス美味いの作るからな」
ヒナ「……待ってるよ……」
次の出来事
- 967二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 22:45:27
加速
- 968二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 22:46:33
二度あることは三度ある…
- 969二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 22:46:34
昼は僕が作ると料理するヒナ
- 970デジアニ22/12/27(火) 22:51:05
……………………
ヒナ「……出来たよ」
ボクはお昼ごはんを皿に乗せて運ぶ
朝は佳君が作ってくれたから昼はボクが作らないとね
佳法「待ってた!いただきます!」
ハックモン「フム……美味いな」
佳君とハックモンが料理を口に入れていく
……美味しそうに食べてくれて嬉しいな
次の出来事
- 971二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 22:55:54
加速加
- 972二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 22:56:52
おいしい!
- 973二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 22:56:54
ニャロモン「なんか・・・こうしてみてると2人ってこの前テレビで見た夫婦みたいだね!」
- 974デジアニ22/12/27(火) 23:04:03
バクモン「(・∀・)」ニヤニヤ
ニャロモン「こうして見てると……二人って夫婦みたいだね!」
佳法「ごほっ!?」
ヒナ「ひにゃっ!?」
な、何言ってるのニャロモン!?
ニャロモン「この間テレビで見た夫婦そっくり!」
佳法「おおおおお、俺と村木は決してそのような関係では…」
ヒナ「……そ、そう……違う…」
……夫婦か
……以前のボクはいつか結婚したいと思っていたけど……今のこんな体のボクじゃ…
次の出来事
- 975二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 23:06:31
加速
- 976二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 23:08:12
そんなこと思わない!
- 977二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 23:08:14
バクモン「・・・なぁヒナ、自分は○○だから結婚しちゃダメとかないんやで・・・
ワシらはヒナの花嫁姿見てみたいで!」 - 978デジアニ22/12/27(火) 23:15:56
バクモン「……なあヒナ」
ヒナ「……バクモン」
バクモンがボクに近寄りこっそりと話しかける
バクモン「……自分が何何やからっ結婚したらダメとかそんな事ないで、誰だって結婚するんは自由なんや」
ヒナ「……でも」
バクモン「それに……ワシもニャロモンもヒナの花嫁姿見たいんや」
……お嫁さん……佳君の…
……なりたい…けど…
佳法「村木?」
ヒナ「……なんでもないよ」
……こうして一緒にいると心がポカポカする
……一生傍にいてほしい…けど……そんな事はとても言えない
(ちなみに時系列では中3くらいに付き合います)
次の出来事
- 979二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 23:23:27
加速
- 980二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 23:24:04
てことはあと二年か!
- 981二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 23:24:05
そうして夕方になった
- 982デジアニ22/12/27(火) 23:32:20
佳法「それじゃあ俺達は行くよ」
ハックモン「世話になった」
俺とハックモンは玄関で村木達に挨拶する
ヒナ「……またそのうち泊まっていっていいよ」
佳法「それは少し遠慮する…」
また風呂での事みたいなのがあったら…
ヒナ「………」
佳法「よし!またお願いする!」
ヒナ「……うん」
バクモン「そんじゃあさいなら!」
ニャロモン「またねー!」
俺とハックモンは家を出るとロイヤルナイツ本部へとゲートを開きガンクゥモンのおっさんの所へ向かうのたった
………………………………
あの時自覚しておけばよかったのかもしれない
ヒナが好きだと、告白でもしていれば何か変わったかもしれない
……今更何を考えてるのか俺は
佳法「……次はグランクワガーモン退治か」
ハックモン「危険なデジモンた、気を抜くな」
佳法「……抜くかよ」
……なあヒナ、本当はさ……あの頃からお前が好きだったんだと思うんだ
次のイベント
- 983二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 23:34:19
加速
- 984二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 23:35:42
デート
- 985二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 23:35:43
2人の遊園地デート?
・・・を裏から手助けしようと見守りながら色々やるパートナー達 - 986デジアニ22/12/27(火) 23:48:02
………………………
佳法「………」
ヒナ「………」
どうしてこうなったんだったか
……あれは少し前……村木が復学した中2の春
俺は村木と同じクラスになれたことに少し喜びを感じていた
ヒナ「……佳君、次の土曜日…空いてる?」
佳法「ん?ああ、用事はないぞ」
ヒナ「……っ…フー……一緒に……ここに……行かない?」
佳法「これは…」
村木が誘ったのは遊園地だった…なんでもバクモンが福引で当てたペアチケットらしく俺と遊ぶように勧められたらしい
その時の俺は全く気にせずOKしたのだが
佳法(こ、これって……デートというヤツでは…!?)
当日になって俺は今更そう思っていた……村木はさっきから無言で俯いている……ど、どうすれば…
ハックモンもバクモンもニャロモンも用事があるとかでいないし…
物陰
バクモン「アカンなぁ…全然アカン!手くらい握ればええのに…」
ハックモン「急かすのはいけない……見守ろう」
ニャロモン「どうしてあたし達こっそり見てるの?一緒に遊びたいのに…」
次の出来事
今回はここまで、明日の20時半くらいに再開します
- 987二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 23:50:06
加速
- 988二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 23:50:50
お疲れ様でした!
- 989二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 23:50:52
ニャロモンに目的を説明
- 990二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 23:52:22
ニャロモンにはまだ解らないんだねぇ
- 991二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 09:14:02
保守モンアドベンチャー
- 992二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 15:54:07
デートといえば遊園地
- 993デジアニ22/12/28(水) 20:28:07
再開します
バクモン「それだとダメなんや……いいか?ゴニョゴニョ…」
ニャロモン「二人っきりにさせて仲良くさせるの?」
バクモン「そうや、ワシ等は陰から二人をサポートするんや、分かったな?」
ニャロモン「うん!二人がもっと仲良しになれるなら!」
ハックモン「……動くぞ」
佳法「と……とりあえず行こうぜ」
ヒナ「……う…うん…」
俺は村木と歩く
……と、とりあえず何かで遊ぼう…
次の出来事
- 994二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 20:28:40
加速
- 995二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 20:29:04
再開!
- 996二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 20:29:15
まずはメリーゴーランド
- 997デジアニ22/12/28(水) 20:32:38
追憶編新スレ立てたので移動お願いします
- 998二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 20:39:53
あーい!
- 999二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 20:45:27
埋め
- 1000二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 20:45:48
1000ならデートは成功