- 1二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 19:21:04
- 2二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 19:21:46
もっと村上春樹みたいなスレを立てろ
- 3二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 19:23:05
なんかスイープのスレ画って大抵変な内容の奴ばっか使われるね
- 4二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 19:23:31
作家をウーバー感覚で頼むな
- 5二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 19:46:42
禁術やぞ
- 6二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 19:49:51
商店街のガキが
ネイチャに遊んでほしいって素直に頼めなくて
言うってところまで想像した - 7二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 19:56:14
その召喚魔法
最近は別の作家が来るようになったぞ - 8二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 19:57:36
その魔法ポケモンのまもるみたいに連続で使用すると失敗しやすくなるんで
- 9二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 19:57:56
そりゃあにまんだからな
- 10二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:00:03
- 11二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:15:56
ネイチャはそのような陳腐な言葉では片付かない。普段は餓鬼の戯言など無視する僕だが、思わず応じてしまった。「認識を改めたまえ」
ネイチャはエッチだ。慎ましい訳では無く、下品でもない程よい胸。太すぎず、だが弾力と滑らかさを兼ね備えた太股。珠の様な汗が滴る、ほのかに甘い香りのうなじ。これをエッチと形容せずして、どのように形容するのか。
「君たちは、まだ若いが故に浅いな」
思わず嘆息する。所詮は10にも満たぬ若造だ。解禁された直後のボージョレ・ヌーヴォーよりも、深みが無い。
「ネイチャの真のエロティシズムは、その内面にある。アメジストの鉱石の様に。あの、己に自信を持てず、へそ出しを恥らうネイチャに、へそが出ているチア衣装を着させる。その、処女の華を散らせた時の様な。熟れた蠱惑的な人妻と一線を超えた時の様な。その冒涜感は単なる『エッチ』という言葉では些か弱すぎるね」ここで一服吸い、紫煙をそこらに撒き散らす。少年たちは、生まれて初めて肉壺を目撃した純情な少年の様な、恥じらいと興味の入り乱れた表情をこちらに向ける。
「肉体的な妖艶さもさながら、内面と掛け合わせた淫靡さを、君たちは軽薄な『エッチ』で片付けるのは、余りにも勿体ない」
「もったいない?」
「ああ、勿体ないとも。ミケランジェロのダヴィデ像の、強敵と戦う前の緊迫感。ゴッホの星月夜の引き込まれる夜の深淵。これらを『美しい』の一言で形容出来まい」少年たちの表情が、興味、疑念から腑に落ちた納得感のある表情に変化する。
「だが、ネイチャの身体は実際にエッチではある。特に、太股と股は解釈の議論の余地がある」「ああ、実はネイチャは毛を剃って」
僕はその後の後頭部への強い打撃と、怒りの籠ったうにゃあという叫びを最後に、意識が暗転した。
- 12二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:16:45
- 13二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:17:22
はやさか?
- 14二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:19:21
- 15二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:19:51
- 16二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:23:17
- 17二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:25:07
アヤベさんの太ももの話して単眼猫召喚していい?
- 18二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:26:37
ええで
- 19二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:27:02
- 20二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:28:19
スイープの可愛い魔法少女姿を拝めると思ってスレを開いたら文学スレだった……ええ……?
- 21二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:28:39
- 22二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:29:45
このレスは削除されています
- 23二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:39:01
なるほどメタファー隠喩か。
- 24二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:41:21
- 25二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:44:10
>>19でも語られてるように、村上春樹の真骨頂は読者が没入出来るような世界観を暗喩に簡単な言葉を用いる時に発揮する
遠回りな表現を簡単な言葉で表し、なんて事はない場面のはずなのにそこにも何か裏や伏線が張り巡らせてるのでは?と読者が先の展開を読む前に予想させる事でのちの展開との乖離を発生させ、読後感をより刺激される所に彼の魅力があると思う
- 26二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:44:59
- 27二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:45:40
12書いた本人だけど、普通に勉強になるな…助かる
- 28二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 20:46:27
だから拙いエミュしか出来てないんでしょ()
- 29二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:00:46
文脈からして笑いが込み上げてくる
文章の召喚には成功したからヨシ! - 30二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:00:46
誰もあのスレを貼らないのである!
- 31二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:02:47
なんであにまん民はこうも村上春樹の文章エミュに詳しいんだ?
- 32二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:03:34
つまり足りないと言うよりかは言葉が複雑で暗喩・隠喩表現が言葉頼りだったってことか
>>14が言ってたのが言い得て妙だったわけだ
- 331122/12/20(火) 21:09:25
- 34二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:10:44
- 35二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:13:36
出力できるだけでも十分才能あるぞ
- 36二次元好きの匿名さん22/12/20(火) 21:33:27
有名過ぎてウマカテ民の9割以上は知ってるだろうし…
- 37二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 08:45:50
これ他の作家は呼べないの?
- 38二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 09:04:28
こんなネットの底の底で文章品評会が行われていることを当の村上春樹が知ったらどう思うか…
いや、本人が居たりするのか…? - 39二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 09:11:08
真面目な?文学スレになっとる
こんな批評ができるのみんなすげえよ - 40二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 09:39:17
露骨な性癖語りなんて村上春樹くらいだろうし……
- 41二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 09:57:23
すごく真っ当な文章品評スレになってる…
- 421122/12/21(水) 15:17:27
- 43二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:21:42
「ネイチャがエッチなのは事実だ。」
ぼくは安物のサンドウィッチをウィスキーで流し込む。
「チア衣装に恥じらいながらもそのシルクの様な肌を晒す姿は、ゴダイヴァ夫人の絵画の様に覚悟と恥辱の先にあふれるエッチさがある」
きみはこめかみに指をあてトントンと叩いた。
「ネイチャのエッチさはそうかもしれないし、そうでないかもしれない。あくまで僕の考えだがネイチャのエッチさは答えがない、未来永劫繁盛する商店街がないのと同じ様に。」
チープな探偵ドラマの犯人を追いつめる様な仕草を続けながらきみは言った。
「ネイチャのエッチさは決まったん形は無いんだ。ヴィーナスと同じで全身が描かれている絵画とパーツが欠けている石像みたいに。」
「よくわからないな」
スピーカーからは前田佳織里のアウトオブトライアングルが流れていた。 - 44二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 23:31:58
改訂版村上春樹出てて草
村上春樹らしさがプンプンしてる作品といえばって本教えてほしい - 45二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 01:35:34
- 46二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 03:07:18
深みのありそうな比喩を簡単な言葉を使ってて村上春樹らしさが増してる感ある
- 471122/12/22(木) 04:40:01
- 48二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 12:30:43
待ってくれよ
なんだってウマ娘の話題で村上春樹の文体を研究するスレになってるんだ
君たちには何が見えていると言うんだ - 49二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 16:52:45
- 50二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 16:56:22
1番可哀想なのは何も知らないのになんかサムネで活用されたばかりに巻き込まれたスイープなんだよなあ
- 51二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 16:56:44
- 52二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 17:48:14
とりあえずよく訓練されたレタスを切ってサンドイッチを作り
レコードかけて音楽聞きながら
テレビがお知らせしてくる世界情勢にふと思いを飛ばし
瓶ビールで無味乾燥なサンドイッチを流し込んでやれやれって言え。 - 53二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 21:43:54
- 54二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:53:17
フラッシュのご先祖さまの話かな?
- 55二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 01:31:42
- 56二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 01:33:34
- 57二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 01:48:56
村上春樹度は足りないかもしれないけど普通にあにまん民の文章力が高くて驚いてるのは俺なんだよね
- 58二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 01:56:03
- 59二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 02:11:21
村上春樹度ってなんだよ…もうツッコミ疲れた…
- 60二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 02:15:48
- 61二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 11:22:34
- 62二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 12:46:15
くだらない。その言葉を、音を出すために喉を震わせるのを僕は躊躇っていた。軽い失語症とでもいうべき状態である。
飲み物を選ぶときに、一番大切なことは、話が合うかどうかである。ただ時代の風潮を読んで、今必要な情報を持っている液体を選べるかどうか。それは(大抵の料理に関する論争がそうであるように)先に入れるか、後に入れるかの問題である。つまりはこの話題は、わざとらしく議題にするが、コーヒーとともに飲み干されて忘れられるといった性格の話である。
「彼女はえっち、確かにそうだ」
僕は誰かの役に立ちたいと思い、最終試験をパスした後で、しばらくの意識の停滞を味わい、そこから彼女というミューズに触れ、彼女のためのエキストラになることを定め、そしてそれを今度こそ僕の脳の中にインストールした。僕は甘ったるいミルクティーを上手く飲み干した。彼は僕が言いくるめられたと勘違いしたのか、口を開きかけた。それを手で制すと、僕は突発的な失語症から揺り戻さられた。
「彼女は、ただ見ることができるから、えっちなんだ」「ええと?」「僕は観客で、彼女が主役。それが違ってしまえば、お終いなんだよ」
僕はとびっきりの親切心から言った。
「好きという告白文を改定し続けること。そして好きなんて、単純な単語の代替用語を探し続けること。それと彼女が彼女として魅力的だということに、因果なんてないのさ」
実に滑稽に彼は笑った。 - 63二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 12:58:02
あにまん民の評価は地の底なのでこれ以上イメソンしても下がらないからヘーキヘーキ
- 64二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 13:00:11
- 65二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 13:31:25
彼は優れて艶麗なり。乳の如き色の顔は太陽に映じて薄紅を潮さしたり。されど、その顔の薄紅は太陽にて生じるものか、恥じらいにて染まりたるは不明瞭なりけり。手のか細く、なほ脚の太やかに肉のつきたるは、貧家の女とは言えうま娘の豪脚を示したる。少女は少し訛りたる言葉にて云ふ。「許したまへ。君に無様たる敗北を見せし心無さを。君は善き人なるべし。我をば勝たせむと奔走せむとする。明日に迫るは昇格戦なり、君は我の脚の弱さを知らでやおはさん。我は勝たむとすれど、勝つ事あたはず。我を見捨て玉へ、君。我に注ぎたる時と労力を他の娘に還し参らせん。」彼は涙ぐみ手身をふるはせたり。そのふるはせたる折、いと大きなる胸のふるりふるりと揺れる様と、その見上げたる涙にて潤いける目まみ、気品高くなほ幼気の残したる顔には、人には否とは言はせぬ媚態あり。
我が脳内には二三「坂路驀進」の訓練予定あれど、それにて足るべくもあらねば、余は手帳を取り出して机の上に置きぬ。「これにて一時の急を凌ぎ玉へ。我、他のうま娘も見る要あれど、明日の昇格戦を勝つにはここに書き記したる訓練予定にて足る。競バ場の路のモンビシユウ街三番地にて訓練を実施するべきに。」
少女は驚き感ぜしさま見えて、余が辞別のために出したる手を唇に当てたるが、はらゝを落つる熱き涙なんだを我ての背に濺ゝぎつ。
嗚呼、何等の悪因ぞ。この恩を謝せんとて、自ら我僑居に来こし少女は、トキノミノルを右にし、バタヴィアを左にして、終日兀坐する我秘伝書を読みたる下に、一輪の名花を咲かせてけり。この時を始として、余と少女との漸く繁くなりもて行きて、同郷人にさへ知られぬれば、彼等は速了にも、余を以て色を舞姫の群に漁するものとしたり。われ等二人の間にはまだ痴がいなる歓楽のみ存したりしを。
- 66二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 13:45:54
- 67二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 17:00:58
- 68二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 17:08:20
訓練されたレタスではなく調教されたレタス。京王じゃなくて紀ノ国屋。作品はダンス・ダンス・ダンスな。お前も村上春樹度精進しろ。
- 69二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 17:11:52
ちなみにこのスレでも村上春樹が召喚されてる
- 70二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 17:22:02
- 71二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 18:07:03
- 72二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 19:43:22
ならもっと村上春樹(以下略)
- 73二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 19:51:05
- 74二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 22:59:45
みんな目が肥えてて怖いもん
- 75二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 23:08:40
- 76二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 23:57:00
文豪のパルプンテみたいになってるんだけど何これ?
- 77二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 02:36:15
意識も何も、舞姫改変だぞこれ
- 78二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 02:36:47
そういうことだと思われる
- 79二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 02:38:51
- 80二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 02:41:12
- 81二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 02:42:41
多分このスレにも村上春樹が出没してるから
- 82二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 02:44:27
あにまん民って教養と文才があるのか無いのかどっちなんだよ
- 83二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 11:20:56
- 84二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 12:40:04
実質的に堕罪治ってことか
- 85二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 12:44:39
このレスは削除されています
- 86二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 17:33:01
又聞きしたら走れメロスの元ネタとかを鑑みるに原罪と呼ぶべきかはともかく妥当な評価では?
- 87二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 20:35:05
ネイチャは激怒した
- 88二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 21:07:21
必ず、かの驕奢淫逸な作家を除かねばならぬと決意した
- 89二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 21:08:00
ネイチャには文学が分からぬ
- 90二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 21:09:16
ネイチャは、中央のウマ娘である。
ホラを吹き、マヤノで遊んで暮らしてきた。 - 91二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 21:10:10
けれどもえっちに対しては、人一倍敏感であった。
- 92二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 23:37:37
走れエロスじゃん
- 93二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 00:12:32
つまり、やっぱりネイチャはエッチって事だな
知ってた - 94二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 00:20:20
- 95二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 00:37:22
このレスは削除されています
- 96二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 00:42:40
ちょうど人に貸してましたので一次資料にあたれてはないです
個人的には初期作では少ないイメージです
大体この記事の文の改変です
村上春樹の文体の最大の特徴 - コスタリカ307『ノルウェイの森』以降の村上春樹の文体の最大の特徴は、文末に「である」または「であった」を置くことを避ける点にある。 「である」という断定は父性的である。それは「だ」という端的な、目の前にある事物を単にそのまま肯定するだけの断定とは在り方を異にしている。とても偉そうであり、反論を許そうとしない迫力がそこにはあるのだ。読んでいる側としては、何だか相手の鼻息まで間近に感じ取れるような気さえしてくる。 村上春樹はそのような剛直な力を読者に突きつけることを嫌った。それで彼は「である」を避けているのだ。 内田樹は自著の『もういちど村上春樹にご用心』において次のように書いている。 村上文学には「父」が登場…riktoh.hatenablog.com - 97二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 04:30:12
これも今は昔、府中の里にねいちゃありけり。児たち、宵のつれづれに、「淫らなるかな、淫らなるかな、ねいちや淫らなるかな」と言ひけるを、ねいちゃ、恥じてこれを聞きけり。片方に寄りて、寝たるよしにて、去るを待ちけるに、すでに盛り上がりて、ひしめき合ひたり。
このねいちや、定めて驚かさむずらむと待ちゐたるに、ねいちやのとれゑなあの、
「ねいちやを淫らと云ふ、許せまじ。」
と言ふを、うれしとは思へども、ただ一度にいらへむも、 そら寝かともぞ思ふとて、今はただ待つべしと、念じて寝たるほどに、
「ねいちやのは淫らに非ず。淫らを越え、筆舌にも尽くしがたき者なり。その太やかなる脚、白磁の如き滑やかなる肌、下卑たる大きさにあらぬ、かつ手に収まりきらぬ程よきやはらかなる胸、指を挿入せむと欲さざるを得ぬ臍、甘き香りの漂う臈長けたうなじは云ふにも及ばず。その勝たんとするも、己を信じ切れぬ卑屈さ、とれゑなあの袖を引かんとするも、やはり踏み出せぬその未熟さ、六条御息所の如き湿度と重さ、そのやうな女に自らが恥じる臍を出だす応援服を着させる背徳感、それらが全てが淫らなりけり。されど、淫らと云ふには些か言葉が足りぬ。なほ、ねいちやの淫らなる事を、否定はせぬ。夜、寝床にて腹の上に温かく濡れた感触のするを、あやしと思ひて目を開けると、顔を赤くしたねいちやの乗りたる、そしてその敏感なる器を我が腹に擦りたる…」
と言ふ声のしければ、あなやと思ひて、そら寝の恥をも捨て
「うにゃあああああああ!」
といらへたりければ、児たち笑ふことかぎりなし。
なほ、とれゑなあの記憶、そこにて途切れたり。
(宇治拾遺物語『ねいちあのそら寝』より) - 98二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 15:25:17
古典ねいちゃ
- 99二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 22:03:11
- 100二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 07:58:33
読む本を解読しないといけないのってそういう…
- 101二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 09:36:09
夜這いは貴族の嗜みだから仕方ないよね