- 1二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 12:41:10
中途半端な長さになってしまったのでスレ立てしました。短めですがご容赦ください。
──リコリコ昼休憩中──
「千束、ちょっとこっちに来てください」
「ん?どったのー、たきな」
「今ドキの学生が良くやるゲームというものがあるみたいで、それを千束とやってみたいんです」
「おぉ!」
「いやなんですかその反応」
「いやー、たきながそういう系に興味を持つとは思ってなかったからさぁ?ちょっと感動してる」
「はい」
「おぉ、塩対応…。して、どんなゲームなんだい?」
「そんな難しいものではないです。私が千束の背中に文字を書くので、千束はそれがなんなのか当ててください。」
「ど定番な奴!!」
「定番のゲームらしいので千束とやりたいと初めに言いましたよね?」
「いやー…。改めて、たきなの今までの人生、本当に遊びってもんが無かったんだなぁって…」
「……過去のことなんて考えてもつまらないですよ。ほら、さっさとやりましょう。後ろ向いてください」 - 2二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 12:43:10
「はいはーい」
「では、行きますよ…」
スッ…
(「す」かな…?)
(…「き」? んん〜〜?)
(……「だ」。って!?)
「ちょっ!?ちょいちょいちょいちょーい!」
「どうしました千束?まさかもう答えが…?」
「あ、あのさたきな?こ、この答えにした理由って聞いても…?」
「え?はぁ、そうですね…。私が千束に対していつも思ってること、でしょうか…」
(ま、マジかよ………そりゃ両想いだと良いなと重い続けてはや3年、めちゃくちゃ嬉しいけどさ?)
(まさかこんなキテレツな角度から告白されるとは、さすがにこの千束さんでも予想できないっていうか──) - 3二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 12:44:36
「じゃあもう一回仕切り直しましょうか」
「は、はいぃ!」
(いやいや…仮にこれがたきな流の告白だとして、こんな平然としてることあるか?単に私が答えを間違ってるだけ、きっとそうだ)
(背中に意識を集中させろ…)
すっ……
(…やっぱり「す」だな…うん)
(つっ…!「き」だ!絶対「き」だよね!?)
(………「だ」!?や、やっぱり──) - 4二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 12:46:24
すっ……
──「ら」
──「け」
「っておーーーーい!!」
「急に大声出さないでください」
「なーにが『隙だらけ』じゃー!!あとさりげなくスカート捲ったな!?」
「綺麗な白でしたね」
「っ〜〜〜〜!!たきなっお前!お前ぇ!!」
「落ち着いてください。言ったじゃないですか、私が千束に対していつも思ってることだって…」
「もぅ、たきなのバカ!クソボケ!スパダリ!私のトキメキを返せ!」
「トキメキ…?」
「はぁ……。全く、ドキドキして損したわ!じゃあ私、厨房戻るから──」 - 5二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 12:48:20
ダァンッ!!(壁ドンの音)
「──えっ?」
「千束、ちょっと待ってください」
(えっ何コレ、ちょっ、顔、近い……)
「千束、今、トキメいたって言いましたよね…?」
「えっ!?あぁまぁ、そんなこと言ったような、言ってないような…?」
「どうしてですか?私、千束の背中に文字を書いて、ついでにスカート捲っただけなんですけど」
「うぅ、そ、それは…」
「ちゃんと答えてくれるまで」
────もう、逃がしませんから。 - 6二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 12:48:40
- 7二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 12:52:06
つよつよたきなだ...
- 8二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 12:52:20
※先に書いておくべきだった注意事項
・アホなssなので深く考えず読んでください。人によってはキャラ崩壊を感じるかもしれない内容ですので合わないと感じたらブラバを。
・以前読んだ漫画の展開をチューンした、というか大筋はほぼパクったものです。分かる人には分かる…?
- 9二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 13:14:10
その手があったかw
- 10二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 14:00:58
たきなが恋の駆け引きを覚えてしまったら最強じゃないか!
- 11二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 14:36:56
たきなの過去に含みを持たせたり、背中文字の縦列を合わせたりしてる細かい気配り好きよ
- 12二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 19:26:48
千束も書き返せよwww
- 13二次元好きの匿名さん22/12/21(水) 20:43:06
いつの間にか名作がまた一つ増えてる!