【CP・SS注意】あ、いいとこ来たじゃんハルト 2

  • 1◆KJ9y14GNXeyx22/12/22(木) 22:18:15

    ミモザ先生×ハルトの概念を提唱したら何故かSSを書かされることになった1が何だかんだノリノリで完走&Part化させちゃったハルミモハルSSスレです

    授業の思い出しやスクショで口調や性格などは逐一チェックしてますが、一応キャラ崩壊注意!



    前スレのあらすじ

    オレンジアカデミーに編入して早々にチャンピオンランクへ登り詰めたハルト

    もうすぐ春休みという頃、ふと訪れた医務室で初恋と恩義を拗らせたミモザ先生が「お礼」と称して繰り出したスリーパーに催眠をかけられてしまう

    催眠にかかったハルトに対してミモザ先生はキスやら告白やらをぶちかますが、それは気ぶりスリーパーの巧妙な罠

    実は最初から催眠なんてかけられていなかったハルトには全てが筒抜け、穴があったら入りたいミモザ先生だったが、そこでまさかの両思い発覚

    大手を振って(と言いつつ立場上秘密の関係で)イチャイチャしようと企むミモザ先生、「あたしのどこが好きだったのよ〜」とイジってみたらハルトもやっぱり男の子、ミモパイを凝視して黙り込んじゃった!

    先述の通り拗らせているミモザ先生にそんなのもう燃料にしかならんかったので、寮の風呂場やらハッコウシティのホテルやらで保健の授業(笑)に勤しんではハルトのノココッチ(みつふしフォルム)にハートマーク多めで泣かされることになりましたとさ


    それから一ヶ月ほど経って春休み

    マジの偶然でハルトの担任を受け持つことになったミモザ先生の最近の悩みは、恋人になってからというものハルトの人たらしっぷりが妙に目に付くようになってしまったこと

    彼氏の良いところをもっと知りたいし敵情視察もしたいしで、オモダカ理事長に頼み込んで色んな人にお話を聞くことに

    前担任のジニア先生に始まり、セイジ先生にタイム先生、レホール先生にハッサク先生、サワロ先生キハダ先生と話を聞いたミモザ先生

    何人かの先生に関係がバレてるっぽいしレホール先生も実は恋のライバルだった感あったけどそこは何とか踏ん張り、一応報告という体でクラベル校長にも話をしに行くことに……



    前スレはこちらから(途中規約違反ギリなゴリゴリR-18パートがあるので注意)

    【閲覧注意】あ、いいとこ来たじゃんハルト|あにまん掲示板こんにちはㅤ◀どうしたの?ん、こんにちはミモザの医務室へようこそーああそれでさ、ほら、養護教諭の試験受かったーって話この前したじゃん?まあもちろんあたしが頑張ったからなんだけど、この前も言った通り、や…bbs.animanch.com
  • 2二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:29:44

    建て乙!ミモ×ハルはいいぞ

  • 3◆KJ9y14GNXeyx22/12/22(木) 22:33:14

    クラベル校長ー、今お時間よろしいですか?
    「ええ大丈夫ですよ。お入りください」
    失礼しまーす
    「ハルトさんのお話ですね?ㅤオモダカ理事長からも事の経緯は聞いています。生徒思いで大変結構なことですね」
    ええ、まあ……、校長にもお話を聞きたくて
    校長にとって、ハルトはどんな生徒ですか?
    「フム。……そうですね、ミモザ先生にとってのハルトさんと同じだと思いますよ」

    …………………………えっ!?
    「?ㅤどうかされましたか?」
    ぁ、いえ!ㅤいえ何でも!!
    その……あたしにとってのハルトと同じっていうのは……つまりどういう?
    「「彼のような方を生徒に持てて私は幸せだ」と、そう思わせてくれる生徒だということですよ」
    あ、ああ〜!!
    なるほど!ㅤそういうことだったんですね!
    あたしてっきり───
    「……てっきり?」
    ───いえ、お気になさらず!!!
    「そうですか?ㅤそれならいいのですが」

  • 4二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 22:53:47

    相変わらず浄化されるぜ…

  • 5二次元好きの匿名さん22/12/22(木) 23:05:16

    建て乙です

  • 6◆KJ9y14GNXeyx22/12/22(木) 23:10:42

    「時にミモザ先生、我々教師を生徒より上の立場たらしめているのは何だと思いますか?」
    え、なんでしょう。分かるは分かるけど、ちょっと迷うかも……
    結局、そういう免許とか資格を持っていること、ですかね?
    そういうことじゃないとは思いますケド
    「いえいえ。それでいいと思いますよ。つまり、資格の有無を抜きにして見れば、我々と生徒との間に大きな差はないということですね」
    なるほど
    「先生とは「先」に「生」まれたと書く……という風な言い方もありますね。しかし私は同時に、先生とは、「先」を「生」きるとも読めると考えます」
    先を、生きる?
    「ええ。未来を生きる。……自分達より若い者であっても、充分に「先生」たりえるわけです。教師だから偉いという訳ではありません。教員免許を持たないというだけで、生徒達もまた我々に何かを教えてくれる先生であることもままあるのではないかと私は思っています。そこについては、教師も生徒も本来平等なのです」
    平等……
    「かくいう私も、ハルトさんには若者言葉の意味を教えてもらったり、前情報やイメージに惑わされることなく他人のありのままの姿を見ることの大切さを教えてもらいました」
    ……スター団……
    「まさしくその一件です。あそこにハルトさんがいなければ、私も教師として誤った判断を下してしまっていたでしょう」
    そうだったんですね……。あたし、そういう話をハルトとしたことなかったな
    あの子、自分の武勇伝とか語りたがる方じゃないじゃないですか
    「ええ確かに。その飾らなさも、彼の周りに人が集まる理由かもしれませんね」
    ……ハイ。あたしもそう思います

    「クラベル校長、よろしいでしょうか?」
    「おや……この声は。ミモザ先生、大丈夫ですか?」
    はい!ㅤ多分あたしにも用はあると思うんで
    「なるほど。どうぞ、オモダカ理事長」

  • 7◆KJ9y14GNXeyx22/12/22(木) 23:27:44

    「おや、ミモザ先生もいらっしゃいましたね。ちょうど良かったです。申し訳ありません校長。急を要するミモザ先生への用を優先しても?」
    「はい。次年度の課外授業についてのリーグとの協力についての話でしたね。それならばまだ少し時間に余裕もあります。どうぞ」
    「ありがとうございます。ではミモザ先生、少々よろしいですか?」
    あ、はい!

    「遅くなってしまいましたね。全ジムリーダー、そして、ハッサクさんを除いた四天王3人にアポを取れました。全員3日後まではそれぞれ時間があるようです。皆さんの余裕のある時間を書面にまとめたので、それに応じてお話を聞いていただければ」
    なるほど、ありがとうございます!
    「ただ……、一人少しスケジュールがあやふやというか、確実に空いてると言える時間を確認できていない者がおりまして……」
    えっ?
    「……おや、噂をすれば影がさす、ですね。失礼ミモザ先生。少々電話をさせてください」
    あ、あぁ……どうぞ

    「……私です。随分と連絡がつきませんでしたが」
    『スミマセン。昨日お電話を頂いた際は移動中だったもので』
    「ならば余裕のできたタイミングで折り返しをするのがビジネスマンとしてのマナーでは?ㅤそれとも丸一日近く、そんな余裕ができていなかったということでしょうか」
    『……実を言うと、トップからの直電に面倒な予感を覚えまして、折り返すのに少し二の足を踏んでいました』

    「そんなことだろうと思いましたよ、アオキ」

    アオキ……って、チャンプルタウンのジムリーダー?ㅤオモダカ理事長がちょいギレしてそうな感じだけど、仲悪いのかしら
    『メールの方は確認しました。……“新チャンピオンについての聞き取り調査”、でしたか。トップも何か噛んでますかねコレ』
    「それでは何か問題が?」
    『……いえ、何も。まあ一回の聞き取りで四天王とジムリーダー双方分の手当が出るとのことですし、わざわざ断る理由はないです』
    「そう言っていただけて安心しましたよ。都合のいい時間はいつでしょう?」
    『明日の定時以降であれば』
    「分かりました。それでは、明日以降に調査員を寄越します。ご協力よろしくお願いしますね」

    ……調査員って、え、あたし?

  • 8◆KJ9y14GNXeyx22/12/22(木) 23:50:41

    「失礼しましたミモザ先生。四天王アオキですが、明日の定時以降がオフとのことなので、その時にお話を聞いてみてください」
    はぁ……。あの、アオキさんと何か、折り合いが悪かったりするんですか?
    不躾な質問ですけど
    「?ㅤいえ、至って良好ですよ。同僚としてはですが」
    人としては……?
    「……気に入ってはいるのですよ。アオキほどポケモン勝負の実力と実務の処理能力のバランスが高水準で取れた人材はそう多くありませんから」
    気に入ってるのに、ジムリーダーと四天王を兼任させてるんですか?
    営業職もやってるんですよね、何というかその、働かせすぎな気が……
    「出来ないことならばさせませんよ。私にとって、アオキはそれを任せてもなお、やり遂げられると信じられる存在なのです。後は、もう少し向上心を身につけていただければ文句なしに素晴らしいと言えるのですがね……」
    向上心はまあ、年とともにすり減っていくものですから……
    「それは……いえ、そうですね。私にはどうも、自分と同じ意識の高さを他人に押し付けてしまう悪癖があるようでして」
    (それはちょっと分かってた)
    「まあ、今それはいいでしょう。一応の大義名分は必要かと思い、今回の件はジムリーダーと四天王に対する“新チャンピオンについての聞き取り調査”という形を取っています。ミモザ先生も私の遣わした調査員という体で皆さんからヒアリングを行っていただけると嬉しいです」
    わかりました!

    (いや、マジで大ごとじゃない?)

  • 9◆KJ9y14GNXeyx22/12/23(金) 00:12:56

    一旦ここまで

    次回からジムリーダー編ですが、最初にカエデさんのところに行く以外順番決まってないので先にカエデさんの次を決めておきますね(アオキさんは少し先なので除外)

    dice1d6=1 (1)

    1.コルサさん

    2.ナンジャモちゃん

    3.ハイダイさん

    4.ライムさん

    5.リップさん

    6.グルーシャくん

  • 10◆KJ9y14GNXeyx22/12/23(金) 00:14:24

    カエデさんからコルサさん
    順当ですね
    コルサさんから今度はグルーシャくんに会いにナッペ山へぶっ飛ぶ可能性もあるので全てはダイス神のご機嫌次第です
    また明日〜

  • 11二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 00:25:07

    つづけてして本当に良かった
    明日が楽しみ

  • 12二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 03:42:34

    このスレというか前スレ見てから急いでミモザのイベント進めたわ
    めっちゃ可愛いんだなミモザ、今更気づいたのかって自分で思うが

  • 13二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 12:13:49

    ミモザ先生、コルサさんとどういう会話するのかな

  • 14二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 20:47:35

    >>12

    ようこそミモザ先生沼へ

  • 15◆KJ9y14GNXeyx22/12/23(金) 23:36:46

    というわけなの!
    あたしは面識ある人あまりいないし、ついてきてもらえないかな?
    『いいよ』
    ありがと!ㅤ持つべきはコネのあるカレシねやっぱ
    『言い方……、でもなんでミモザ?』
    え、やっぱりアレよ、あたしがあんたの彼女だからかなー?
    『オモダカさんにバレたってこと?』
    うっ、いや、違うケド……
    (多分、多分バレてないはず……)
    とにかく、パルデア各地を回るのに、あんたとコライドンの力借りたいの!
    どうせジムの視察も定期的にやらなきゃなんでしょ?
    『うん』
    それじゃあ明日の朝に学校前のバトルコートに集合ね、そっからまずはセルクルタウンでカエデさんに聞き取り!
    よろしく、ハルト!

  • 16二次元好きの匿名さん22/12/23(金) 23:53:36

    へぇ、デートかよ

  • 17◆KJ9y14GNXeyx22/12/24(土) 00:09:01

    【翌日】
    おはよ、ハルト!
    「おはようございます!」
    ん、いー返事!
    今日からよろしくね
    「うん」
    それじゃあ、昨日も言った通りセルクルタウンからね
    「バトルもしていいのかな」
    まー……視察だし大丈夫でしょ、行きましょっ!

    カエデさんってやっぱり強いの?
    「もちろん」
    でもジムチャレンジの時って最初に行く子が多いって聞くよ?
    「挑戦者に合わせてくれてるよ。全力でやったらみんな流石に一筋縄じゃいかない」
    そうなんだ
    (真面目な顔……、やっぱカッコいいなぁハルトってば)
    バトル、楽しい?
    「うん!」

    「あら〜、トップが協力を依頼したアカデミーの先生ってあなただったんですね〜」
    あ、どうも……
    あのっ、先日はお世話になりました……
    「どうなったかは、見てわかる通りってことでいいのかしら〜?」
    それは、はい!
    「良かったですね〜。それでは、本日はお世話になりますね」
    「はい」
    はいっ!

    「セルクルタウンジムリーダー、“お菓子の虫”ことカエデです。改めてチャンピオンハルトさん、ミモザ先生、よろしくお願いしますね〜♪」

  • 18◆KJ9y14GNXeyx22/12/24(土) 00:51:29

    「あら〜、今回は私の勝ちですね〜♪」
    「手を抜いたわけでは……」
    あれ、ハルト負けちゃった……。ラスト1匹同士までもつれ込みはしたのになぁ
    「ウフフ、いつもより肩に力が入ってましたね〜、ハルトさん。普段ならしないようなミスが目立ってましたよ〜」
    そうなの?
    「そんなことはない……です、けど?」
    図星じゃなきゃウソな反応じゃん
    「先生に良いところ見せたかったんですよね〜?」
    「…………」
    「ウフフ、沈黙は肯定と受け取りますよ〜♪」
    ……そっか。まぁ、負けちゃったけど!ㅤあんたはよく頑張ったよ、ハルト!
    「……次は負けないようにする」
    ふふ、拗ねちゃって♡

    「では、今日の本題はハルトさんについての聞き取り調査でしたよね〜?ㅤ新チャンピオンがその立場にふさわしい人かどうか……」
    というのはまあ名目なんですけどね……
    一度ご協力いただいたから言っちゃいますけど、要するにあたしが彼氏の良いとことか、彼氏のことを他の女性がどう思ってるのかとかを聞こうとしたら大ごとになっちゃっただけでして
    「あらあら、それは大変ですね〜♪」
    声が楽しんでません……?
    「でもまあ、後押しした立場ですから協力はしますよ〜、お仕事ですし」
    アハハ……、ありがとうございます
    「ハルトさんは、まあ良いトレーナーだと思いますよ〜。ちょこっと他の人に甘い……もとい、優しいのが気がかりですけどね〜」
    甘いって……
    (職業病的なアレ?ㅤそれともカエデさん、まさかちょっとS入ってるのかしら……?)
    「気を悪くしたならごめんなさいね。でもハルトさんって、色々安請け合いをしすぎて潰れちゃわないか心配でして〜……」
    ああ、それはまあわかります
    「私はパティスリームクロジの店長としてもジムリーダーとしても多くの人と接します。なかなかに忙しいのであまり一人一人に個人的な思い入れは持たないようにしてるんですが……」
    おお……思ってた以上にドッ……プロ意識が高いんですね!
    「今ドライとか言いかけませんでしたか〜?」
    ……すみません

  • 19二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 03:39:52

    実際カエデはちょっとSというか内心ストレス溜めてそうだし、人当たりめちゃくちゃよくなるように気を使ってるだけでパーソナルスペースがあまり狭くなさそう

  • 20二次元好きの匿名さん22/12/24(土) 12:46:34

    ほしゆ

  • 21◆KJ9y14GNXeyx22/12/24(土) 19:57:26

    ま、まあその割にはハルトのこと心配してくれてるんですよね、ねっ!
    「最初に私のケーキを召し上がったとき、いい笑顔で「美味しいです」って言ってくれましたから〜。美味しく作るのが当然の仕事とは言っても、やっぱりそういう表情や声を直接いただけるのは嬉しいことなので〜♪」
    なるほど……この前カエデさんにいただいたケーキを食べたときもいい顔してましたよ!
    「それは嬉しい限りです〜。じゃあ今日も何かサービスしちゃおうかしら〜。パティスリーの方に移動しましょう!」
    わっ、ホントですか!?
    ハルトハルト! こっち来て! ケーキ選ぼ、ケーキ!
    「先生が子供みたいだ」
    うっさい!
    「うふふ。仲睦まじいようで何よりですね〜」
    あはは、ありがとうございます……
    「でもバレちゃったら大変ですよ〜? 背中を押した私まで怒られちゃいますから、ほどほどにお願いしますね〜」

    ……流石にフォークは二本ついてるか
    「あーんできなくて残念?」
    ちょっとね
    多分バレないように気を使ってくれたんでしょうけど
    ま! このケーキはお昼ご飯食べてからのデザートに取っときましょ!
    「後のお楽しみだね」
    そーゆーコト! お昼までもまだちょっと時間あるし、ご飯食べる前にもう一人ぐらい話も聞きたいね
    「近場だと……コルサさん?」
    というとボウルタウンだったかしら?
    ハッサク先生のお友達なんだっけ
    「確か……」
    芸術家なのよね、やっぱキャラ濃いのかしら……
    「……」
    なんで黙んのよ!

  • 22◆KJ9y14GNXeyx22/12/24(土) 20:11:17

    せっかくボウルタウンまで来たのに、コルサさんジムの中にいないって言ってたわね
    「うん」
    アポは取ってんのにどこ行ったのかしら……ん、ハルト?
    (え、なに!? あたしの、服の裾を掴んでっ、引っ張って……っ!? しかも何よその困ったような顔、可愛っ、ちょ、可愛すぎる……!!!)
    「上……」
    あっ、え、上?
    上って言っても風車しか、ない……
    じゃ、ない……?

    「アヴァンギャルドッッッ!!!」

    え゛
    「またこの登場……」
    嘘、いつものお決まりなの?
    ってちょっ、飛ん……っ?!
    「よくぞ来たハルト!! ワタシは楽しみに待っていたぞ!」
    いやあの、コルサさんですよね? その、足は……
    「ん? キサマがトップの寄越した調査員か! ならまずは自己紹介だな」
    足……

    「ボウルタウンジムリーダー、“ネイチャーアーティスト”コルサだ。ハルトとワタシの、アヴァンギャルドなる共創の歴史、存分に持ち帰るといい!!!」

    ……いいから
    いいから話聞いてください!!
    足、出して!! 治すから!!!

  • 23◆KJ9y14GNXeyx22/12/24(土) 20:56:21

    こんなアホらしい理由で足痛めるなんて……
    「わざわざ応急処置などせずともいいんだぞ? しかし手慣れているな。着ている白衣といい、医療関係者か?」
    オレンジアカデミー養護教諭のミモザです。あたしが新しくハルトの担任になるので、まあ挨拶回りも兼ねて
    「担任? そうなの?」
    あそっか、そりゃ生徒はまだ知らないわよね。他の子には内緒よ?
    「わかった」
    「成る程。どうりで随分とハルトと仲が良いわけだ。よく怪我をするのでアカデミーの保健室だか医務室だかにも通い詰めだったのだろう?」
    ホントですよ! 無茶せず休めって言ってもすーぐ怪我して、気が気じゃないんですよねー
    「フフフ……、わかるぞ」
    わかるんですか? マジで?
    「いやミモザ先生、すまないがキサマの方ではない」
    あ、やっぱりあたしにも「キサマ」なんですね? 気にはしませんケド
    「ワタシが理解できると言っているのはキサマの方だハルト! 流石はワタシの見込んだアーティスト! 冒険も芸術も、傷を負う覚悟あってこそだからな!! アヴァンギャルドな芸術はアヴァンギャルドな精神から生まれる! 傷を負ってでも手に入れたい何か! 自分を満たす何かへの渇望がアートを生む原動力になる!」
    「なるほど」
    「……だがワタシの目には、今のキサマは少し目が曇っているようにも見えるぞ」
    ハルトの目が曇ってる……ですか?
    「理由は知らん。だが満足してしまえば人はそれ以上を望まなくなる! 渇望なき精神から芸術は生まれず、自分の内にあるモノだけで視界を満たせば審美眼も衰える!」
    ……あ
    「勝負を通じて今一度、キサマのアーティストとしての器を計らせていただこう。飢えが成長を、満足が後退をもたらすのはトレーナーも同じことだからな!! ワタシが見誤っていたならばそれでも構わん、そのまま合作に勤しもうではないか!!」
    (自惚れかもだけど。さっきカエデさんに負けたのも、今コルサさんにこういう風に言われてるのも、あたしと“こう”なったから……だったりする?)
    「ミモザ」
    え、あぁ、どうしたの? ……ってあんた、呼び捨てになってるよ。秘密なんだからね?
    「見てて。次は勝つから」

    (……なんでだろ。あたしがハルトを弱くしたようなものだって、二人に突きつけられたのに)

    (そこまでハルトに影響を与えられる場所に、今あたしがいることが。そのことが、すごく嬉しいんだ)

  • 24◆KJ9y14GNXeyx22/12/25(日) 00:22:36

    例のシリーズが次回とうとうミモりん回で小躍りしてる
    ダイスがどう転ぼうと私は嬉しいぞ
    もっと広まれハルミモの輪よ

  • 25二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 00:24:54

    >>24

    アナタも見ていたのか…楽しみですね…

  • 26◆KJ9y14GNXeyx22/12/25(日) 00:44:59

    (続き)

    やった! 勝ったよハルト!
    「なんとか」
    いや結構バリバリに圧倒してなかった? あたし自分の生徒なのに怖くなっちゃったんだけど
    「フー……」
    あ、すみません何かこう、メンツとかプライドとかに障る感じのこと言っちゃって……!
    「構わん。さて、すまなかったなハルトギャルド! やはりキサマは変わらずアヴァンギャルドな男だった!!」
    「気にしないで。あとアヴァンハルトの方が語感いいと思う」
    そこ?
    「フム! 成る程間違いないな、ならばアヴァンハルトと呼ぼう! しかしここまで創作意欲を掻き立てられるのは久々だ。過去最大級にイイ作品が作れそうだ……。テーマは、そうだな、愛だ!!!」
    愛!!?
    「なんで?」
    「キサマの戦いに見たのだ! 真剣に何かを想う心が強くまっすぐに光を導き、ハッキリとした像を結ぶサマを!」
    「……なるほど?」
    わかるのハルト?
    「あんまり」
    「分からなくていいのだ。無意識で抱く想いがそれほど強いということに意義があるのだからな。理屈を超えて感情や本能を揺さぶる極めてプリミティブな芸術の息吹がそこにはある! こうしてはいられん! すまないがヒアリングはこれにて幕だ、ワタシは直ちに新作に取り掛かる!!!」
    あ、どーもー……
    「ありがとうございました」
    「さらばだアヴァンハルト!! そしてミモザ先生!! ハッさんによろしくお伝えしてくれ!!」
    はーい……
    (ま、聞きたかったことは充分聞けたかもだし、いいよね)

    次はどこ行こっか、順当にいくならハッコウシティだけ、ど……
    「どうしたの?」
    だってほら、二人でハッコウシティに行くってなったら、思い出すじゃない
    「?」
    ほら! この前の!!
    わざとあたしから言わせようとしてる? ハルトのいじわる……

  • 27◆KJ9y14GNXeyx22/12/25(日) 00:46:10

    というわけでダイスを振ります

    次に行くのは誰かしら

    dice1d5=3 (3)

    1.ナンジャモちゃん

    2.ハイダイさん

    3.ライムさん

    4.リップさん

    5.グルーシャくん

  • 28二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 00:48:00

    焦らすやん

  • 29◆KJ9y14GNXeyx22/12/25(日) 00:49:59

    フリッジタウンに決定ですね

    ちょっとライムさんは大変になるので本日は一旦ここまでにして、私はちょっと口調や性格を復習してきます

    タイム先生はハルトとミモザ先生の関係に気付いてたけど、ライムさんはさてどうなるのか


    >>28

    しかもナンジャモちゃんはハルトをどう見てるか色々考える余地もあるし、場合によってはアオキさんよりも後に回ってジムリ編のラスボス(笑)になる可能性がありますね

  • 30二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 04:14:38

    >>29

    完璧にバズり要員としか見てない説もあれば「自分以外とコラボするな」発言で潜在的にヤンデレてる説もあるからな

  • 31二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 07:49:00

    Merry Christmas
    スレ主にプレゼントだ受け取れ
    pixivにミモハル小説ぶん投げた
    ……バカ恥ずかしいんだが

  • 32二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 17:14:29

    >>31

    お前は語り継がれる

  • 33二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 21:25:10

    メリーテツノツツミです
    ナンジャモヤンデレ化しそう感スゴいんだが

  • 34◆KJ9y14GNXeyx22/12/25(日) 21:28:17

    え゛、何でフリッジタウン!?
    間にハッコウジムもナッペ山ジムもあるじゃん!
    「なんとなく」
    何となくってあんたねぇ
    「ハッコウシティは思い出すんでしょ?」
    う、まあそうだけど……
    「じゃあ行こう。ちょっと寒いかもだけど」
    わかった、ハァ、フリッジジムのジムリーダーってライムさんよね?
    タイム先生の妹さん
    「うん。どうかしたの?」
    (バレてそうだなあ……)

    「よく来たねハルト! それとミモザ先生だろ? ウチの姉から話は聞いてるよ、アカデミーの養護教諭さんなんだってね」
    「こんにちは」
    どうも。今日はよろしくお願いします
    「それにしても全く……、リーグの業務にアカデミーを巻き込むなんてオモダカもよくよく豪胆だよ! いくら自分が理事長だからって随分な無理を通したもんさね!」
    それはまあ……、元々あたしから進言したことなので……
    「そうなのかい? とはいえこんな大ごとになって驚いたろ」
    確かに
    「まあいいさ。アンタが自分から望んでやってることならアタイが口挟むのもヤボだしね!」
    痛み入ります……
    「さっ、まずはハルトについての話をしようじゃないか! 姉が世話になってる学校の人なんだから協力は惜しまないよ!」

  • 35◆KJ9y14GNXeyx22/12/25(日) 21:48:10

    「アタイとしちゃ、何より気に入ってるのはチャレンジ精神だね」
    チャレンジ精神……ですか?
    「そうだよ。最初に来た時も視察で来た時も、アタイにまずラップバトルで勝負挑もうとしてきたんだから!」
    えぇ……
    マジなのハルト?
    「今日も挑もうと思ってる」
    嘘ぉ、ライムさん相手によくやるねあんた
    「まぁ一度も受けたこたないケドね! まずはやるべきこときちんとやってからだろ?」
    「ポケモン勝負の後なら……」
    「そーいう問題じゃないんだよ!!」
    アハハ、ウチの生徒がすみません
    「フン! でもまあ、アタイはハルトは向いてると思うよ。ラップ」
    え? それはまた、どういう理由で
    「大事なのは物怖じしないことと状況に即したアドリブ力。ラップでもポケモン勝負でもそうさ。似てると思わないかい?」
    んー、確……かに?
    「ハッハッハ! ま、素人には難しい話だったかもね! 嫌なことだよ、歳食うと相手の目線に立つことも忘れちまいそうになるんだから。とにかくハルトは、メンタル面ならラップに向いてる。面白半分で売ってきたケンカじゃなきゃ受けてもいいんだけどね!」
    面白半分〜? ハルトってば……プロ相手なんだからナメてかかっちゃダメだよー
    「ごめんなさい」
    「そーいうコトさね。ジムリーダーとしてもラッパーとしても、アタイは腕で売ってるつもりさ。確かに年季のおかげで横綱相撲にはなりがちだけど、やっぱりお互い譲らぬ熱い勝負の方がオーディエンスも盛り上がるんだよ。アタイとラップでやり合いたきゃ腕磨いてきな」
    「はい」
    「アンタのバイブスは認めてる。けど、ハートだけでどうにかなる程度の壁ならアンタだって挑もうとは思わないだろう? 自分が強くならなきゃ越えらんない壁の方が燃えるし、壁を越えるための努力を、壁を越えられた時と同じぐらいに楽しめる。アタイの知るアンタはそんな男だよ!」
    おぉ、カッコいいなー……

  • 36◆KJ9y14GNXeyx22/12/25(日) 22:41:56

    ハルトあんた、ホントに目をかけてもらってるんだね
    「ありがたいね」
    ホントよ
    当たり前のことじゃないんだからね? ハルトが頑張ってるからこそのことなんだから、これからも頑張んなさいよねー
    「うん」
    「まあ色々言ったけど、とにかくアタイはハルトのこと気に入ってるよ。オモダカと同じようなことを言うけど、ハルトみたいなトレーナーがいるならパルデアも将来安泰さ。ハルトみたいなソウルを持ったトレーナーがもっと増えてくれりゃ、アタイも心置きなくあの世に逝けるってもんだよ」
    縁起でもない!?
    「フン、アタイはゴーストタイプの使い手だよ? 相棒達と同じところに行けるのにビビったりするもんか。だけど、まだまだ骨のあるヤツらは少ないからね。向こう50年は死んでも死に切れやしないさ。ガラルのフェアリー使いみたいにしぶとく喰らいついてやるつもりだよ」
    その人のことはよく知らないですけど、ライムさんならどうとでもなりそうですね……
    「さて、それじゃあそろそろハルト」
    「ラップバトル?」
    「違うポケモン勝負だよ!! せっかく先生と来てるんだ。趣向を凝らして2対1、先生とアンタで3体ずつ、アタイは6体で相手してやる。どうだい、面白そうだろ?」
    あ、あたしもですか!?
    「いいじゃん。やろうよ先生」
    えー……、場違いじゃないかなあ
    「……ビビってんのかい?」


    「フリッジタウンジムリーダー、“ソウルフルビート”ライム・インザハウス! ココに測りなコンビの絆♪ 共に学びな本気の戦♪ ゴースト前進♪ フォールド厳禁♪ ソウルのエンジン吹かしなベイビー!!」

  • 37◆KJ9y14GNXeyx22/12/25(日) 23:08:46

    うぅ、やっぱ強いじゃん……
    「でも勝ったよ!」
    「そうだよ胸張りな! 勝者が自信なさげにしてたら負けたアタイの立場がないってもんさね!!」
    すみません……
    「でも、アンタらイイコンビだよ! 相性バッチリじゃないか!」
    本当ですか!? えへへ〜……それほどでも……♡
    「ポケモン選ぶの手伝った甲斐があった」
    ホントそうね……、ありがとハルト。バトルは本職じゃないから助かったわ
    あ、そういえばこの前タイム先生とお食事されたって聞いたんですケド
    「それがどうかしたのかい?」
    こう……何かあたしについてのお話とかされてました?
    (タイム先生ならバラしたりしないだろうけど、一応ね、一応!)
    「あぁ、ひとつ聞いたね」
    ……ちなみに、何を?
    「アンタが生徒思いのイイ教師だってことさ! 元々本人がいないところでの褒め言葉だ、素直に受け取りな!」
    セ……ぁ、いや! ありがとうございます!!
    「さて、そろそろゴーストポケモンがはしゃぎ始める時間だね。アタイもハカドッグ達の世話してやんなきゃだから、今日はお暇させてもらうよ」
    はい、お話できてよかったです。ありがとうございました!

    ライムさんカッコよかったなあ、強かさよね。やっぱタイム先生の姉妹ってカンジ……
    「ねえミモザ、見て」
    んー? 何ハルト……って
    わぁ、綺麗……何だか、ロウソクの明かりって落ち着くね
    雪ともピッタリだわ
    静かで暗くて寒いケド、ちょっぴり明るくて、あったかいなぁ
    「好きなんだ。フリッジタウンの夜」
    ……もしかして、来る前は「なんとなく」とか言ってたけど
    「えへへ」
    〜〜〜! もー!!
    ハルトってば! 大好き!!♡♡♡

  • 38◆KJ9y14GNXeyx22/12/25(日) 23:12:32

    一旦ここまで
    どうせフリッジタウンに来たので次は流石にナッペ山ジム行きます
    朝集合だったはずなのに三人目のライムさんが終わったタイミングでもう夜なのは「どう考えてもコライドン使ったって移動時間かかるだろ」って思ったからです

    あとみんな! ラップは難しいぞ!
    下手にSSでラッパーキャラに手を出したら火傷するぞ!!!

  • 39二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 23:32:47

    最強の大会の手持ちだとして対ゴーストタイプなら
    メブキジカ
    オニゴーリ
    ドヒドイデ
    辺りを選んだのかしら

  • 40二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 01:39:24

    ミモザ先生が定期的に惚気けるの好き

  • 41二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 03:33:22

    ラップ部分まで書こうと思っただけ偉いと思うんだ

  • 42主♂と同じ名前民ズルい22/12/26(月) 10:15:54

    最近は他ジャンルばっか開いてたけどこれ見て

    ポ ケ モ ン 最 高
    ってなりました

  • 43二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 18:16:59

    保守ヌチャン

  • 44◆KJ9y14GNXeyx22/12/26(月) 23:34:00

    ……寒っ
    「上着貸そうか?」
    いやサイズ合わないし……、ってかあんたがそれ以上寒そうになるのにあたしがぬくぬくしてんのは流石に大人としてのコケンに関わるっていうか
    「そう?」
    そーなの!
    んで次はナッペ山ジムよね? 近いしホントならすぐに済ませたいけど、流石に夜の内からこの環境下で移動はキビシイわよね
    「どっか泊まろっか」
    何かあんの?
    「コテージとかペンションみたいなの、探せばあると思う」
    あー、フリッジタウンも雪山ん中だもんね
    早いとこ見つけて早いとこ入りましょ、いくらなんでも凍えちゃうっての
    「お泊まりデートだね」
    っ、急にそんな、彼氏感出さないでよ! 心臓もたないから!!

    あーマジで助かったわ……、フリッジタウンというか、ナッペ山で野宿とか普通に死んじゃうもの
    「部屋の中はあったかいね」
    ホーント、でもさハルト
    「?」
    宿の人に開口一番「姉弟です!」は逆に怪しかったと思うんだわ
    「そうかな」
    まあそりゃ「教師と教え子です」なんて言った日にはアウト感すごいから仕方ないとは思うよ? でも聞かれる前から言っちゃうとさ……
    「嫌だったの? “お姉ちゃん”」
    〜〜〜♡ 嫌じゃないけどそれはそれとしてなのよ“ハルくん”!!♡♡♡
    っと、ヤバ
    「どうしたの?」
    …………いや、その
    (興奮しちゃったなんて言えるわけないじゃん!!! 「ちょっと濡れた」とか、どーせ言ったって「雪のせい?」とか鈍感かまされるに決まってんだわ。それにキッカケはどうあれここに来てる名目は仕事! 我慢、我慢よミモザ!!)
    ……何でもない! ご飯食べてお風呂入って寝よ!!

    (でも姉弟プレイは今後ヤりたいことリスト入り決定ね……、倒錯しすぎてて引かれないか心配だケド)

  • 45二次元好きの匿名さん22/12/26(月) 23:34:40

    ミモザ先生のエッチ~!

  • 46◆KJ9y14GNXeyx22/12/26(月) 23:49:27

    それじゃお休みー、しっかり寝なさいよね? 「寝る子は育つ」ってヤツだよー
    「わかった。おやすみ」
    あ、おやすみのチューとかしてあげよっか?
    「我慢できなくなるから大丈夫」
    ふ〜ん? じゃ、おあずけねー♡


    く……フっ♡ フー……、フ♡ あっ♡ ん……っ
    (……最悪! あ〜〜〜もう、恋人になってからむしろ“増える”とか……!!)
    ん……は、ぐっ、〜〜〜…………!!♡
    (どの面下げて、「しっかり寝なさい」なんて言ってんのよ……! すぐそこでハルトがこんなに無防備で、我慢とか、できるわけないんだわ……!!♡)
    は、フー、フ〜〜〜……
    ごめんねハルト、そんな無邪気で可愛い寝顔してる横で、こんなコトするような先生で……♡
    というか、おあずけされてたの、ホントはあたしの方だったみたい
    勝手だけど改めて……チュッ♡
    お休み、ハルト


    「晴れてるね」
    ん? あーそうね……晴れてる。雪が強まる前に行きましょっか……
    「ミモザ、どうしたの? 機嫌悪い?」
    あ゛ーゴメン、低血圧かなー……
    (結局あの後も2回シて、それでもドキドキやらムラムラやらしてほとんど眠れなかっただけなんだけどね。あーあ、「寝起き姿も可愛いんだなー」とか、そんな感じでドキッとさせてやろうとか思ってたのになー、ここに来たときは!)
    「体調悪いなら無理しないで。……コライドン」
    「ギャス!」
    「背中に乗って。僕は一緒に歩いてくから……あまり揺らさないでやってほしいな、いい? コライドン」
    「アギャッス! フンス……」
    「「乗りなよ」だって、多分」
    はは、ありがとーハルト
    (カレシが優しい……! 性欲に振り回されて寝不足の自分が恥ずいよ……!!)

  • 47二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 07:03:07

    まあ…アレの後ならハマるよな…

  • 48二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 15:02:04

    偏見だけどミモザは正直元からひとり遊び(意味深)の回数多いイメージあるわ

  • 49二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 15:21:03

    我慢しただけえらい。
    勝手に指使ったりナニ使ったりしてないし

  • 50二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:48:43

    ハルトにたくさん甘えて♡

  • 51◆KJ9y14GNXeyx22/12/27(火) 23:54:19

    はー着いたー!
    でも何というか、殺風景よね
    「ジム以外何もないからね」
    こんなところで、ずっと挑戦者を待ってるんだ……
    しかも最強のジムリーダーって言われてるんでしょ? 退屈してるのかしら、やっぱり
    「どうだろう……」
    ま、それはあたしの知ったところじゃない……というか、口を出せることじゃないし、とりあえずやるべきことはやんなくっちゃよね
    ハルト的にはどんな人なの?
    「意外と優しい」
    意外……ふうん、やっぱりそんな感じなのね
    「?」
    あたし、あんたより歳上だもん
    スノーボーダーとしてのグルーシャ“選手”ってやつをよく見てたからさ、優しさとかを見せるのが「意外」って言われるようになったと思うと、ホントに変わっちゃったんだなあって思って
    「ミモザ……」
    はぁやめやめ。早く行きましょ。コライドンの背中を独り占めしてハルトにばっかり歩かせてるのも忍びないんだわ

    「あれ、あんたは……、今日は聞き取り調査だろ? 視察は入ってないって聞いてたんだけどな」
    「どうも。ミモザ先生も」
    あ、うん。どうもグルーシャさん。あたしミモザって言います、今回の調査をオモダカ理事長に任されてて……っ
    「先生? それにオモダカさんのことを理事長呼びってことは、あんたオレンジアカデミーの先生ってことか?」
    「養護教諭の先生です」
    「ふーん。ま、なんでアカデミーの養護教諭がリーグの業務を……とかは聞かないでおくよ。どうせ他のところでも聞かれてるんだろ? 同じことの繰り返しなんてサムい真似はしないよ」
    あはは。よくお分かりで……
    「今回は道案内と、視察もついでにやっていいって。僕の腕も鈍ってないか、確かめてもらいたいし」
    「そう。……なら遠慮なく。あんたとの勝負は結構好きだからね」
    え、聞き取りは……!?
    「後にしてくれ。サムいまんまじゃ、仕事にも身が入らない」

    「ナッペ山ジムリーダー。“絶対零度トリック”グルーシャ。三度目だけど今日もまた、ぼくのこのサムさを吹き飛ばしてくれると嬉しいよ、ハルト」

  • 52◆KJ9y14GNXeyx22/12/28(水) 01:12:53

    すごいよハルト! グルーシャ……さん相手にもきっちり勝った!
    「……また負けちゃったか」
    学校最強大会でも思ったけど、あんたってホントにちゃんと強いのね……
    「ハルトは強いよ、えっと、ミモザ先生だったかな」
    え、あ、はい!
    「ここでの立ち話じゃサムいだろ。二人ともジムの建物に入りなよ」
    「あ、僕雪山すべりがやりたい……」
    「フッ」
    わっ、笑った
    「いいよ。気をつけて行っておいで。それじゃあ先生、こっち」

    「それじゃ改めて……ヨロシク」
    ど、どうも……よろしくお願いします
    「チャンピオンハルトをどう思うか、そういう話だったっけ」
    ええ。トレーナーとしてでも、人としてでも、何でもいいんですケド
    「……そうだね。ぼくはあの日、スノーボーダーの道を閉ざされてジムリーダーになった。それがたったひとつ自分に残された道で、才能で、居場所だと思って。だけどハルトに出会うまで、ずっとサムさは消えなかった」
    どうしてですか? たとえばほら、ネモとかもいたと思うんですけど!
    「ネモ……ああ、残念だけど彼女じゃアツくなれないよ。強かったけどね」
    ? はぁ……
    「でもハルトが来たあの日、スノーボーダーでなくなってから初めて、ちゃんと「負けたくない」って思えた。「もし負けたらジムリーダーですらいられなくなるかも」とかじゃなくて、勝負に挑む者として当然に「勝ちに行こう」って気持ち……。それを思い出させてくれたのがハルトだったんだ」
    そうなんですね。ハルトが、そこまで
    「……ずっと、氷の中に閉ざされてるような気持ちだった。面白いことなんてなくて、むしろ何も残らなかった方が、楽しむこともできなくなった世界に未練を抱くこともなかったんじゃないかとさえ思ってたよ。サムくてサムくて仕方なかった。だけどハルトが、その氷を溶かしてくれた」
    氷を、溶かす
    「情熱を燃やせないのは周りがつまらないからじゃない。何かに情熱を注ぐことを、情熱を傾けた物でまた全てを失うのを恐れたからだ。氷の正体は、ただのぼくの臆病だった。だけど本当に楽しいものは、怖がる暇もなく「楽しい」と思えるんだと、ぼくはハルトに思い出させてもらったんだと思う。こんなこと本人の前じゃ言えないけどね。なんだかサムいだろ、そういうの」
    そんなことないと思います! ……あの、グルーシャさん
    「? 何」
    グルーシャさんは、ハルトのこと、どう思いますか?

  • 53二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 01:30:12

    このクオリティもうDLCだろ

  • 54◆KJ9y14GNXeyx22/12/28(水) 01:48:59

    ハルトと出会った頃、あたし養護教諭の試験に何度も落ちてて。……半分諦めてた。学校保健師として、100パーセント叶った夢じゃなくても、“それっぽい”人生で妥協して、満足したつもりで生きていければいいんだって
    「……分野も状況も違うけど、何となくわかるよ。「仕方ないんだ」って、そう思えたら楽だからね」
    そうなんですよね。学校保健師の仕事だって大切だしって、自分に言い聞かせるみたいにしてたんです。でも、そんなあたしの背中をハルトが押してくれたんです。あの子自身には、そんなつもりなかったと思ってるケド
    「何かしてもらったの?」
    ハルトが課外授業の宝探しで色んなところを回っては、しょっちゅう怪我してあたしのいる医務室に転がり込んできたんです。無茶すんなって言っても照れ臭そうに笑うばっかりで、でも、そういう怪我とか苦労も、ハルトってばすごく楽しそうにあたしに話してきて
    痛い思いしながら、苦しい思いしながら、それでも前を向いて楽しんでいこうとすることの大切さを教わったような気がしたんですよね
    「痛くても苦しくても、前を向いて楽しむ……か」
    だからあたしも頑張れた。チャレンジしなきゃ何にもならないって思ったから
    きっとグルーシャさんも、ハルトに同じようなものを見たのかなって、何となくそう思って……違います、かね
    「……フ」
    え、笑うとこありました今!?
    「いや、納得したんだ。ハルトが怪我や挫折を恐れずに、どこまでだって立ち向かっていける理由」

    「きっと、あんたみたいな人が、自分の帰る場所にいてくれてるってわかってるからなんだろうな」
    …………ふぇ
    「話は終わりだ。また今度プライベートで来るといいよ。雪景色の中では、異性の顔が三割増しで綺麗に見えるらしいからさ。ハルトにアピールするチャンスだよ」
    え、って、ちょ、グルーシャさん!!?

    「おかえりミモザ先生」
    ん、ただいまー
    (雪景色では、うん。ハルトが三割増し、いや何なら三倍増しでカッコいいわね……)
    「顔赤いよ? 寒いの?」
    え? あー……んーん、平気! でもグルーシャさん、話に聞いてたほど塩対応って感じじゃなくてよかった
    根っこはやっぱり、現役の頃と同じアツい人……ううん
    きっと、ハルトがもう一度、彼をアツくしてくれたからなんでしょうね
    あんたすごいぞ、ハルトー
    「えへへ」
    っはは! ちょっとは謙遜しなさいよね!

  • 55二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 04:54:54

    好き…

  • 56二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 12:06:43

    上に同じく

  • 57◆KJ9y14GNXeyx22/12/28(水) 21:25:50

    現在ハイダイさん予習中です
    パルデアジムリーダー、年長組の方が口調困りがち

  • 58二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 22:04:05

    保守

  • 59◆KJ9y14GNXeyx22/12/28(水) 23:41:48

    今度はどこ行くの?
    「山を降りたらゆっくり歩いて、ピケタウン経由してチャンプルジムかな」
    チャンプルジム……アオキさんって人のとこよね
    あ、ねーハルト。アオキさんとオモダカ理事長って……
    「仲良しだよ」
    え、仲良し判定なの?
    「アオキさんが聞いたら嫌がると思うけど」
    ダメじゃない
    んー……、まあ教師と生徒でこういう関係のあたし達があんまり突っ込むのも野暮なのかしら
    「僕はよくわかんない。とりあえず行こっか」
    行くって……、わ、コライドン!
    「ギャァンス!」
    ……ねえハルト、山降りるってまさか
    「大丈夫。いざというときは飛べるから」
    え゛

    きゃあああああああああああああああああ!!!???
    「ぜったいれいどコースで鍛えた雪山すべり! 慣れると気持ちいいでしょ」
    いや気持ちいいよりまだ速いと怖いが勝ってるんだわ!?
    「じゃあほら、もっとしっかり掴まって」
    え? ちょ、急に手……わかった!
    (どうせだしぎゅーっと抱きしめちゃお♡)
    「!」
    「ギャッ!?」
    ってひょわぁぁぁっ!?
    ちょっと急にコライドンの操縦が荒くない!?
    「その、胸……押し付けられたから、びっくりしちゃって」
    なるほど! そりゃアレね!
    要するにあたしの自業自得ってワケね!
    ごめええええええん!!

  • 60◆KJ9y14GNXeyx22/12/28(水) 23:54:16

    死ぬかと思った……
    とりあえずここまで来ればもうすぐね
    でもなんでピケタウン寄るの? チャンプルタウン行くなら逆方向になるんじゃ
    「イワイノヨロイが欲しくて」
    グレンアルマならいるじゃない。さっきグルーシャさんのポケモン相手に大活躍してたし、2体目欲しいの?
    「この前色違いのカルボウ見かけて捕まえたから。どうせだし、時間潰しもかねて」
    ふーん

    「ホッホ! またドーミラーのかけらくれるとは嬉しい限り!! いいのう、この光沢……! ほれ、約束のおめでた〜い骨董品だ!」
    「イワイノヨロイ……! これで色違いのグレンアルマも図鑑に登録できる!」
    ふふっ、はしゃいじゃって
    でもまあ、良かったねハルト
    「うん! ジニア先生も喜ぶだろうなあ……!」
    はぅっ!♡
    (ハァ〜満面の笑み〜〜〜! ポケモン勝負の時のギャップで忘れそうになるけど、こういうとこはやっぱ子供って感じで可愛い〜〜〜♡ ていうか先生喜ばせたくて図鑑の完成度上げも頑張るとか良い子すぎる! めっかわ!!)
    「出ておいで、グレンアルマ、カルボウ」
    あれ、グレンアルマも出すの?
    「進化してもらったら、その後でサイズと色の違いもきちんと見ておきたいから」
    なるほどね……
    (マメというか凝り性というか、ホント、意外なくらい真面目なのよね。色んな人に色んな話を聞いて、ハルトへの考えだって少し変わったけど……うん)

    (惚れた欲目かもしんないけど、やっぱりあたしは、ハルトのどんなところも好きなんだなあ)

  • 61二次元好きの匿名さん22/12/29(木) 00:09:55

    惚気やがって

    好き

  • 62◆KJ9y14GNXeyx22/12/29(木) 00:12:06

    あ、ハルト
    そろそろいい時間じゃない? ボチボチでいーからチャンプルタウン向かいましょ!
    「……!」
    ……おーい、グレンアルマ撮影会は終わりにしなさいよねー。グレンアルマ2匹ともチョー呆れてるわよー
    『ロトロトロトロト……』
    って、あら? はい
    『ごきげんようミモザ先生。オモダカです』
    わ、オモダカ理事長! こんにちはー
    『四天王アオキからこちらに連絡がありまして。宝食堂にアオキの名義で三人分の予約を取っているとのことです。良き時間に向かってお待ちください』
    はい、ありがとうございます!
    だってハルト、聞いてた?
    「うん!」
    ……ホクホク顔しちゃって、もう!

    「お待たせしましたかね」
    あ、いえ! 四天王のアオキさんですよね
    聞き取り調査を任されたオレンジアカデミーのミモザです、本日はどうもよろしくお願いします!
    「どうもご丁寧に。そしてあなたも、お久しぶり……というほどではありませんね」
    「今日は視察も一緒に」
    「なるほど……、あの人は相変わらずなようですね。後進の育成に余念が無いと見えます」
    あの人って、オモダカ理事長ですか?
    「トップはなかなかの仕事中毒なようで、それと同じ意識をこちらにも求めてくるんですよね……。自分は与えられた仕事をやるだけなので、あまり増やされると困ってしまいます」
    (あー、理事長が自分で言ってた「悪癖」ねー……)
    「……失礼。曲がりなりにもこれだって仕事。業務中に上司のグチを言うようでは公私が混ざってしまいますね。ただ視察も兼ねているなら、ここを選んだのは正解でした」

    「見てて先生」
    ……ウッソ、座敷の席がバトルコートに……!?
    「面倒な方から先に終わらせて、最小限の疲れで帰りたいものでして。聞き取り調査と視察の二択なら、先にポケモン勝負を選ぶのが普通でしょう」

    「チャンプルタウンジムリーダー兼、四天王が一人。“非凡サラリーマン”アオキと申します。非凡とはありますが周りが勝手に言ってるだけですね。努めて平凡・シンプルに、タスク遂行といきましょう」

  • 63二次元好きの匿名さん22/12/29(木) 00:17:22

    ちょくちょくオモアオ要素あるのは気のせい?
    気ぶっていいのか分かんなくて椅子から立ち上がった中腰のままキョロキョロ様子窺っちゃってる

  • 64◆KJ9y14GNXeyx22/12/29(木) 01:02:17

    「……おかわり四敗目、ですか。こちらはいい加減腹一杯なところですね」
    「やった」
    おめでとハルト! もー、こうなったら昨日カエデさんに負けたの何だったのよ
    「申し訳ない」
    (でも、アオキさんもやっぱり強かったわよね。モチベは低そうだけど、理事長が目をかけるだけの実力は確かにあるんだなあ)
    「……勝負をすると、実際に戦ってるポケモンを差し置いて腹が減りますね」
    「確かに」
    「聞き取り調査の方ですが、食事をしながらでもどうでしょうか」
    「はい!」

    「……とはいえ、主に話すのは先生の方でしたね。自分が話せることはそう多くないんですが」
    で、でもほら! ハルトとはもう4回も戦ってるワケですし……!
    「戦いで相手の多くを理解できるタイプではないものでして。ただ、本人にも一度お伝えしたことですが」
    ? はい
    「自分はトップの命で、四天王としてはひこうタイプを使うようにしています。ノーマルタイプの方が気に入っているんですが、たまたま相棒がムクホークなこともあって一応従ってはいます」
    そうなんですね!
    「……まあ、ひこうタイプを使えと言われたら相棒が偶然ムクホークだったのか、相棒がムクホークだったからひこうタイプも使うよう言われたのかは自分には分かりませんが、彼と戦っているうちに、ひこうタイプも悪くないと改めて思うようになりましたよ」
    それは、どういう……?
    「平凡・普通・無個性……ノーマルという言葉の言い換えです。自分はその平凡ゆえに弱点も少ないシンプルさを気に入ってノーマルタイプを使っていますが、弱点……つまりリスクを負っても高みを目指すことの意義を、ひこうタイプで戦うことを通じて教えられたと思いまして」
    ……リスクや傷を恐れずに、立ち向かっていくことの価値。色んな人が言ってましたね
    「……ありきたりなことしか言えず申し訳ありません」
    あ、そういうわけじゃ!
    「ですが自分にとってそれは、戦いの中で新たに得た価値観でした。たまには彼のように、遥か空を行く者であろうとするのも悪くない、と」
    遥か空を行く者、かっこいい喩えですね!
    あんたも鼻が高いんじゃないハルト……って、ご飯に夢中だし
    「トップもよくよく人が悪い。言葉で直接言い聞かせてくるならかわしようはいくらでもあったんでしょうが、自分自身でその意味に直接気づかされてしまっては、逃げも流しもできませんから」

  • 65◆KJ9y14GNXeyx22/12/29(木) 01:16:59

    「まったく。ひこうタイプで戦えと命じた時点でここまで見据えていたのなら恐ろしい話ですよ……」
    アハハ……、オモダカ理事長ならありえなくもないかも……
    「あの人は自分に限らず、周りの人間に期待をしすぎる節がありますね。振り回される……もとい付き合わされるこちらは大変なんですが」
    (あんまし意味変わってなくない?)
    「彼のようなトレーナーが時折現れるから余計にギアが上がってしまう。そうなると自分で積極的にあちこち動くから我々が上司より怠けるわけにも行かず……。才能あるトレーナーというのは、そういう意味では自分の天敵ですね」
    「僕がですか?」
    ちょっとハルト、口ん周り拭きなさいよねー、ほらおしぼり
    「ありがとう先生」
    「とはいえ、トップに手放しで気に入られるのは簡単なことじゃないです。自分なんかよりよっぽど非凡ですよ。……無茶をしすぎない範囲で、これからも頑張ってください。あなたが頑張った分、自分も少しは楽できるので」
    「ふぁい」
    口拭きながら返事しないの
    「……ハァ。料理が運ばれてきたのにお預けで喋り通しはなかなかに辛い。そろそろ食事に移りたいので、自分はこれで話を切り上げてもよろしいでしょうか」
    え。……まあ、はい
    「それでは。……ああ伝票は置いていって大丈夫です。どうせ今回のことで特別手当も出ますし、最年長の自分がここは持ちます」
    わっホントですか!? じゃあお言葉に甘えて
    色々ありがとうございました!
    「どうも」

    「先生はあんまり食べてなかったけど、良かったの?」
    よくはないけど……
    (アオキさんの目の前の料理の量よ! 見てるだけでお腹いっぱいになっちゃったんだわ!)
    「……またどこか入る? あ、アイスの屋台に焼きおにぎり売ってるけど」
    アイスの屋台に!?
    なんで!?

  • 66◆KJ9y14GNXeyx22/12/29(木) 02:31:43

    >>63

    個人的にオモダカとアオキの関係も「おもろっ」って思ってるので気のせいじゃないですね

    是非ともご起立いただいて

  • 67◆KJ9y14GNXeyx22/12/29(木) 02:32:40

    そういや地味にダイス進行ぶん投げたんですが、これは色々考える余地のあるナンジャモか「才能」という言葉を通してちょっと湿ったところ見せてたリップが最後の方が面白いだろうなと思ったからです
    ハイダイさんが終わるまでは許してください

  • 68二次元好きの匿名さん22/12/29(木) 07:18:09

    ジムリーダーの口上的なのが毎回入ってるのがなんか少年漫画イズムみたいなの感じて好き
    さすがに四天王は異名がないからできないかな

  • 69二次元好きの匿名さん22/12/29(木) 15:59:35

    >>67

    SSのクオリティが高いから許してやるよぉ!

  • 70二次元好きの匿名さん22/12/29(木) 21:10:56

    ゲーム内のネタちゃんと拾ってくれるの好きよ
    そりゃそうよね、ジムチャレンジのヒント用とはいえアイス屋さんに焼きおにぎりあるの意味わかんないよね普通…

  • 71二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 01:53:44

    保守 すきです

  • 72◆KJ9y14GNXeyx22/12/30(金) 04:12:39

    「じゃあ次は……近場だしカラフシティかな」
    カラフシティかぁ、みずタイプのジムリーダーよね。ハイダイさん、だったかしら
    「うん」
    流石に今からだと到着する頃には遅くなっちゃうと思うケド、大丈夫なの?
    「ハイダイさんもお店があるから、終わった後に突撃?」
    いや、大丈夫って感じがあんましないんだわ……

    ……で、ホントにこの時間に到着なのね
    「ちょっとねむい」
    言わんこっちゃない。まあカラフシティならどっか泊まれるところもあるでしょ
    一旦寝てハイダイさんには明日────

    「ウオーッ!!? お前さん、ハルトじゃないかい!!?」
    !?
    「あ、ハイダイさん」
    「ヘイラッシャイ! よく来てくれたなカラフシティに! 実はオイラ、今日か明日にはジムリーダーとしてお前さんについて色々話をする予定だったんだが……思わぬ収穫だなぁ!」
    「聞き取り調査はこの人が……」
    「そうなのかい? お前さんは……」
    あ、ミモザでーす。ハルトの担任で、オモダカ理事長にちょっと無理言って。で、ハルトは道案内と仲介ついでにジムリーダーの視察もやってるんです
    「そうかいそうかい! 頑張ってるんだなあ。それじゃあお前さんのことは、ミモザ先生って呼んだ方がいいかい?」
    はい、あ、でもえっと……
    「どうかしたかい?」
    夜なんで、ハルトがちょっと眠そうなんですよね……。聞き取り調査はともかく、視察の方は
    「大丈夫!」
    え、ハルト?
    「ポケモン勝負できるって思ったら目が覚めた」
    ええ……ネモじゃないんだから
    「ガッハッハ! 魚もトレーナーも活きがいいのが一番だなあ、勝負が一番のねむけざましってことかい! ようしそれじゃあ行くかの!」

    「カラフシティジムリーダー、“激流料理人”ハイダイだい! どーれいっちょ、お前さんも料理してやるとするかい!」

  • 73◆KJ9y14GNXeyx22/12/30(金) 04:35:00

    「ガッハッハ! まさかオイラの方が料理されちまうとはなあ!」
    「やった」
    ……ホントに眠気覚めてたのねハルト。目が怖いもの、ギンギンに覚醒状態だもの
    「勝ったよミモザ、いぇー、い……」
    って、わ、ハルト!?
    ……ハイタッチに応える前に寝ちゃった
    「まだまだ若いなあ。ころころ状態が変わる、まるで水のようだい」
    あ、すいませんハイダイさん……。わーどうしよ、無理に起こして夜更かしさせんのも発育上あんまよくないし……
    「よし! それじゃあおじさんについてきな。オイラの店で話をしようかい。ハルトはオイラがおぶっていくから、先生は荷物を頼む!」
    ホントですか? どうも……、ていうか荷物って、やっぱりお店閉めて帰る途中だったんじゃ
    「人にウマいもん振る舞う仕事だからか、オイラも家より店の方が好きなんだい。立ってるだけでたくさんの人の笑顔が目に浮かぶからなあ。よいしょ! どうもハルト、初めて会った時より少し背が伸びたんじゃないかい? 男子三日会わざれば刮目して見よ。出世魚ポケモンのようにすくすく育つなあ!」

    「ようし到着だい。ハルトはそこの席で寝かせておくかい?」
    ……あ、どうせなら、その……
    「ん?」
    あたしのお膝にーとか、言ってみたり……
    「ほう! なんて優しい先生なんだい! お前さんは幸せもんだなあハルト!」
    「むにゃ……」
    「生き物みんな、海から始まったっていう風に言われとる。ハルトにとっての母なる海は、先生なのかもなあ!」
    母って……、そんな歳じゃないつもりなんですけどね……
    「歳は関係ないぞ! 優しく受け止め包み込み、時には激しく荒々しく突き放して試練を与える! そんな海のような眼差しを向けてくれる人がおれば、人は大きく育つんだなあ。先生は、ハルトのことが大好きなのかい?」
    はへぁ!?
    「安心しとくんな。ここはオイラの仕事場だい。仕事場でお客さんと話して得た情報を外に漏らすような真似は絶対にしないからな!」
    えぇ、でも……!
    (どーしよ? ハイダイさんは言わないって言ったら絶対言わないでいてくれると思うけど……リスク大きすぎんだわ。ついポロっと……なんてことになったら即刻クビよあたし)
    んんん〜〜〜……、ぐぅ……

    ……はい
    あたし、ハルトのこと、めちゃくちゃ好きです……

  • 74二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 04:49:23

    あぁ~ハイダイさんいい人~
    そしてミモハルはいいぞ

  • 75◆KJ9y14GNXeyx22/12/30(金) 05:21:16

    「そうかい!」
    軽っ!?
    「道理で今日のハルトは強かった! まな板の上のコイキング、荒波に揉まれる船のように翻弄されちまった! 若いエネルギーだけじゃなく、先を見据える大人の視野も身についてきたって感じだったなあ」
    え? 強くなった……ってことですか?
    カエデさんとかコルサさんには、むしろ少し鈍ったとか言われてましたけど
    「ううむ。そいつはアレだなあ。先生の前でチャンピオンとしての威信を懸けて戦うのに慣れてなかったからじゃないかい? 背水の陣じゃプレッシャーはかかる! 先に進もうとしても押し返されるみたいで大変だい。でもその圧を味方につけることができれば、そのプレッシャーはむしろ背中を押してくれるんだな」
    味方につける……、あたしはずっとハルトの味方だったつもりなんですけどね。授業参観で親が見てるみたいな気持ちだったのかしら
    「ガッハッハ、先生らしい喩えだなあ! まさしくその通りだい! いつも以上のパフォーマンスを出せるモンがおれば、張り切りすぎて空回るモンも緊張して萎縮するモンもいる! 期待をかけられることが必ずしも、いい結果の呼び水になってくれるとは限らないんだな。オイラも自分では仕事熱心なつもりだが、ついついやる気をみなぎらせすぎて困ったドジを踏むことも多いんだい!」
    ふふ、道中ハルトから聞きました。競りに行くのにお財布を忘れてたって
    「そうかい、そりゃあお恥ずかしい! だがとにかく、自分のやる気も周りの期待も、うまい具合に味方につけないとかえって痛い目を見ることになる! 最初カエデ嬢たちに「弱くなった」と思われていたハルトがオイラには「強くなった」と見えたなら、そりゃあきっと、先生と一緒にジムを回る中で、またもハルトが一回り成長したってことだい」
    ハルトが……子供の成長は、本当に早いんですね

  • 76◆KJ9y14GNXeyx22/12/30(金) 05:34:54

    「大人になるってのはそういうことだい。けどその途中途中、子供は色んなとこから色んなもんを拾ってくる。そん中には良い経験もあれば良くない知恵もあるが、だからって良くないものを大人が勝手にすくい上げてしまうんじゃ子供のためにもならんから大変だなあ」
    それは(ハルトに超実践的性教育やったし)よくわかります
    ハルトもサンドイッチ作りが下手とか(あたしを胸で好きになるむっつりさとか)色々ありますし
    「水清ければ魚棲まず! ちょっと弱いとこやワルいとこがあってもいいんだい! 周りも親しみやすいし、本人の人生にも張り合いが出るからなあ」
    なるほど……
    (理事長の孤高さもそういうことかしら)
    「子供は大人になるにつれて視野が広がり落ち着きを得る。川が下流に向けて広がりその勢いが弱まるのと同じようになあ。けど人と川で違うのは、人はいつだって自分の海へ還れて、その海が一つである必要もないところだい。ハルトは今寝ちまってるから、起きたら先生からそう伝えてくれると嬉しいんだい!」
    わかりました……。ハルトには前にも人を頼るように言ったんですけどね、こればっかりは、何度言っても損はないですよね?
    「そうだな! ようし、それじゃあオイラには明日の下ごしらえがあるんでな! 早起きのために帰ってすぐに寝るとするんだい! ……おっと風呂にも入らんとな! それじゃあ先生、頑張ってくれ!」
    はい!

    「……あれ、終わったの?」
    そだよー。あんたったら寝落ちする寸前しれっとあたしのこと呼び捨てにしてたでしょ
    バレたらどうすんの? 呼び捨ては二人っきりのときだけって言ったじゃない
    「ごめん」
    教室で間違えて呼び捨てとか、マジでやめてよねー?
    「気をつけます」
    ふふ、素直でよろしい
    ……ね、ハルト
    「何?」
    いつでも周りの人に頼ってねって、あの日に言ったじゃん
    「うん」
    ハイダイさんにも言われたから改めてお願い、ネモとかペパーとかみたいな友達でもいいし、あたしでもいい
    疲れたり傷ついたりしたら迷わず言って
    あんたには居場所が沢山あって、受け止めてくれる人が沢山いるってこと、忘れないで
    「……わかった」
    じゃ、改めて泊まるとこ探そっか。もう少し寝てていいよ
    「ん……」

    (……こんな雰囲気で言えるわけないけど、姉弟だけじゃなくて親子もアリよね……。でもま、今はもうちょいウブで純なハルトを愛でてよっかな)

  • 77◆KJ9y14GNXeyx22/12/30(金) 05:37:34

    今日(29日判定)はここまでです
    西側行ってるしやっぱり次はリップさんかなあ
    だとしてナンジャモちゃんは主に湿度的な意味でどうなるんでしょう

    というかハイダイさん含め、残った三人がみんなクセ強くて再現しづらいな……!

  • 78二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 12:40:24

    リップはリップでなんかバブリーだもんな

  • 79二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 15:21:08

    そういやスレ主、前スレだかで終わったらその内渋とかにあげるって言ってたけどこれ相当大長編になりそうやね

  • 80◆KJ9y14GNXeyx22/12/30(金) 21:00:57

    >>79

    ホントですよ、どうしたもんやら

  • 81◆KJ9y14GNXeyx22/12/31(土) 00:40:25

    年末ってクソ忙しいですね……
    リップさんのエミュにまだ時間かかりそう(というかそんな時間を作らせてもらえてない状態)なので今日は一旦お休みでございます

  • 82二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 09:53:15

    がんばえ~

  • 83◆KJ9y14GNXeyx22/12/31(土) 16:09:35

    リップさん意外と重いな(復習中)

  • 84二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 23:45:20

    ミモハルよいお年を~

  • 85◆KJ9y14GNXeyx23/01/01(日) 01:21:14

    あけましておめでとうございます
    リップさんの復習が終わったんでボチボチ書いていきます
    リアタイで考えながら書いてるので時間はかかりますが、私からのお年玉(笑)ってことで

  • 86◆KJ9y14GNXeyx23/01/01(日) 01:36:37

    「次はベイクジムかな」
    よっしゃー! 実は今回の件が始まってから一番楽しみにしてたのよねー!
    「そうなの?」
    ベイクタウンっていったらあのリップさんがジムリーダーでしょ? あたし、あの人が広告に使われてる化粧品とか片っ端から試してんのよ
    あんたもみんなも大好きな“ミモザ先生”は実質リップさんのおかげで出来てると言っても過言じゃないわね!
    「なるほど」
    納得した?
    「うん。だからミモザは可愛いんだなと……どうしたの?」
    ううん……ホント、殺し文句ばっかり達者になっちゃって。子供のクセに
    「コドモじゃなくしたのはそっちでしょ、“先生”?」
    む、ナマイキ!

    「じゃあ行こうか。ちょっと大変だけど」
    そうねー、ベイクタウンはちょっと、いや結構アクセス悪いし

    やっぱりカラフシティからだと遠いわね……
    「ロースト砂漠も西パルデア海も通らないよう移動してたからね」
    え、なんで?
    「砂とか潮とか、髪に引っかかったらイヤかなって。リップさんのファンみたいだし」
    そうなの? ふふ、お気遣いありがと。優しいカレシを持てて幸せよ♪
    「どういたしまして。……ベイクタウン、キハダ先生もいるかなあ」
    え、キハダ先生?
    「キハダ先生とリップさんはお友達だから」
    へぇ〜、女性のタイプとしては割と真逆なイメージだけどなあ。まあ「だからこそ」ってとこもあるんでしょうね
    「そういうものなの?」
    あんたの場合は……、ボタンちゃんとかがそうかしら。ネモとかペパーとは似た者同士って感じあるし
    「なるほど。あ、そろそろかな」
    マジで!? どーしよハルト、緊張してきた……!!
    「がんばれ」
    もう! なんでそこだけ雑なのよ!

  • 87◆KJ9y14GNXeyx23/01/01(日) 02:07:13

    「おはようございまーす」
    「こんにちは」
    おっ、おお、おはようございますっ!
    「フフッ、照れちゃって。業界の人じゃないんだし「こんにちは」でも別に平気よ」
    え、あハイ! こんにちは!
    「ベイクタウンまで遠路はるばるアリガトねハルトちゃん。こちらの女性は?」
    「オモダカさんに聞き取り調査を任されたミモザ先生です。あとリップさんのファンだって」
    ちょハルト!?
    「あらそうなの? キレイなコにファンって言ってもらえてリップ嬉しい」
    えへへ……、キレイですか? リップさんがCM出てるコスメとか使ってて……
    「アリガト。でも先生ってことはオモダカちゃんに頼まれたってことよね? アカデミーの理事長職とリーグの委員長職、両方の権力大盤振る舞いってカンジ。リップももっとジムリーダーの業務に自分のプロデュースしてるコスメブランドとか絡めちゃおうかしら」
    いいと思います!
    「ホント? じゃー今度改めて打診しちゃおっかな。リーグやジムが盛り上がるのはオモダカちゃん的にもバッチグーでしょ」
    「あの、リップさん。一応今日は視察も兼ねてて……」
    「んふ! わかってるわ。リップの本気が今どれだけチャンピオンのハルトちゃんに通じるか、お試しね」
    ……わ、どっち応援しよっかなー……!

    「ベイクタウンジムリーダー、“超マジカル・マキアージュ”リップでーす。今日はハルトちゃんのその顔を、クリビツの色にメイクしてあげる」

  • 88◆KJ9y14GNXeyx23/01/01(日) 02:38:14

    「んふ、今日も負けちゃった」
    「フー……」
    ……すご、「どっちも頑張れ」って感じで見てたけど、ホントに一進一退の攻防って感じだったわね
    「ミモザ先生がもっと応援してくれてたらもっとしっかり勝てたのになぁ」
    って、あたしのせい!?
    「好かれてるのねセンセ。……それじゃハルトちゃん。リップはセンセとお話してくるわね。向こうにキハダちゃんいるから、一緒にエクササイズして、その美しさにより磨きをかけてきたら?ㅤ大丈夫、リップもケツカッチンだから、あまりそう長くは待たせない」
    「はい。行ってきます!」

    ……え、えと
    「緊張しなくて大丈夫よ。リップはファッション誌のインタビューとかで慣れてるし、センセも普段お仕事で生徒の子達とお話してるでしょ?」
    それとこれとはまた別というか……
    「まあまあ、それならこのお茶でも飲んでみて。リラックスできるし美容にもいいから」
    いただきます……
    ん、美味し。美容にいいお茶って聞いて、あたし一瞬身構えちゃいました
    「苦いとか渋いとかよくあるもんね。でもリップ的には、努力を続けるためには、その努力を好きになって楽しむための努力も必要だって思うの」
    なるほど……。確かにそうですね
    あ、本題に入らなきゃ。えーっと、今日はハルト……新チャンピオンについての聞き取り調査で、印象とかどうなのかなーみたいなお話を聞きたくて
    「ハルトちゃん?ㅤとてもイイわね。やっぱり囲っとけばよかった」
    囲っ……!?
    「リップね、才能のある子が大好き。才能があって努力もする子はもっと好き。そんな子の頑張りを見てリップも頑張れてるから」
    あの、さっきの囲うって
    「んふ!ㅤ言葉のあやよ、気にしないでね」
    いや、……ま、まあ教師なので!ㅤ一応そういう発言には敏感になってるっていうか!!
    (めちゃくちゃウソだけど)
    「リップのいる業界は厳しいの。半端な才能じゃ壁にぶち当たるし、素晴らしい才能を持ってても努力をしなきゃ振り落とされる。ファッションも時代も目まぐるしく変わっていく。ゴイスーな人は、変わる時代に食らいつくために自分の才能を磨いて伸ばす努力を怠らない」
    ハルトもそうだってことですか……?
    「そういうコト。いつかハルトちゃんは、きっともっと大きな舞台へ羽ばたく。そう信じてるの。彼がもし、このまま自分とポケモンを磨き続けてくれればの話だけどね」
    大きな、舞台……

  • 89◆KJ9y14GNXeyx23/01/01(日) 02:51:32

    「だから「囲っちゃう」っていうのも言葉のあや止まりなの。ホントに囲っちゃったら、ハルトちゃんはどこにも羽ばたけないもん。鳥は自由に飛んでる姿が一番キレイ。鳥かごの中で堕落していくのを見るより、その外で飛び回る姿をリップは眺めてたい」
    ………………
    「?ㅤどうかしたセンセ?」

    (……リップさんの言う通り、いつかハルトはより広い世界に飛び出していくと思う)

    (パルデアを代表するトレーナーとして、文字通り世界を相手に戦うことになるかも)

    (そうじゃなくっても、ハルトは色んな人の望みを叶えるためにきっとあちこち飛び回ることになる)

    (……あたし、足かせにならないよね?)

    (あたしはずっとハルトの傍にいたくて、今のままの関係でいてくれればハルトもきっとそれを良しとしてくれる……はず)

    (でももしハルトが自由に羽ばたきたいって思ったとき、あたしがその邪魔をする“鳥かご”になってない保証って……ないよね?)

    (ハイダイさんも言ってた。人はいつでも自分の海に帰れるって。「帰れる」なら、そこから出ていくのだってホントは自由じゃない)

    (あたしはずっとハルトの傍にいたい。その願いは今さら確かめるまでもない)

    (でもそれって、あたしだけのワガママなんじゃ)

    (恋愛の形なんてひとつじゃない。遠恋だって全然アリ。……分かってるけど)

    (もしホントにハルトが広い世界を見たがったとして、きっとあたしは「傍にいてほしい」ってあたしのワガママの方を優先したくなっちゃう)

    (嫌だな)

    (離れるのも、離れるのが嫌でハルトをあたしの傍に縛り付けることになるかもしれない、あたし自身も)

  • 90◆KJ9y14GNXeyx23/01/01(日) 03:06:48

    ……
    「泣いてる?」
    ちょ、っと
    ごめんなさい急に、意味わかんないですよね
    「……ふうん?ㅤそういうコト。センセ、お顔、リップに見せてみて」
    ぇ……?
    「んふ、お化粧落ちちゃってるね」
    あ、やだごめんなさい!
    みっともないとこ見せちゃって……!
    「イイと思う。お化粧は確かに落ちてるけど、今のセンセの顔もキレイだもん」
    ……嘘
    「ホント。センセったら、すごくキレイだから不思議に思ってたけど、そうなのね。ハルトちゃんのコト好きなんだ」

    「人はね、恋をすると新しい自分になるの。その恋に形はどうあれ決着がつくと、またさらに新しい自分に変わる。ホントに“生まれ変わった”ような、今までと全く違う自分が、時おりバイヤーなくらい醜く見えることもあるよね」
    …………はい
    「でも恋をしてる子には、ただ技術を積み重ねて自分を磨くだけじゃ絶対手の届かない美しさがあるのよ。リップは人の恋を助けるようなメイクも人を恋に導くようなメイクも出来るけど、そんなリップでも恋をした人の美しさだけは作れない。おバカさんみたいに惚気ちゃうのも、疑いや嫉妬やもどかしさに思い悩んじゃうのも、恋をしてるからこそ得られる特別な美しさ。大事にしてあげてね」
    でもあたし、その、リップさんと話してて、ハルトの“鳥かご”に自分がなっちゃうんじゃないかって不安で……
    「ついてけばいいじゃない」
    今のお仕事も夢だったんです!ㅤハルトに出会うずっと前から持ってて、ハルトのおかげで叶った大事な夢で……!
    ハルトと天秤にかけるのも、だから、怖くて
    「そーなんだ。悩ましいね。でもそれ、ハルトちゃんに直接相談とかしたの?」
    ……してません。今リップさんの話を聞いて、初めて思ったことだったから
    「じゃ、ハルトちゃんに聞いてみたら?ㅤそれで二人で一緒に考えればいいってリップは思うな」
    バカみたいだって、思われませんかね
    「んー……」

  • 91◆KJ9y14GNXeyx23/01/01(日) 03:23:22

    「ハルトちゃんは大丈夫よ。だってハルトちゃんだもん」

    ……え?
    「ジムリーダーみんな思ってるよ。ハルトちゃんは、苦しいコト難しいコトに立ち向かっていく、ニンゲンの一番真ん中にある美しさを持ってる。センセとの関係も言っちゃえば“禁断の恋”だし、きっと本能で求めてるんだね。好きになったものはしかたないって言って、リスクとスリルに身を投げてく。あ、もちろん「“先生との恋愛関係”に憧れたからセンセと付き合ってる」とは言わないから、そこんとこシクヨロね」
    それが、つまり?
    「いつかホントにハルトちゃんが次のステージを求めるなら、そこにセンセもついていかせられるかどうか、ついてかせるなら仕事はどうするか。そういう難題にはきっとハルトちゃんも頑張って頭ひねってくれると思うの」
    ……あ
    「もしかしたらハルトちゃんも、広い世界よりあなたの隣を望むかもしれないしね?ㅤ未来のコトなんてそうそうわかんないもん。リップでも次にくるトレンドとかは読めるけど、10年先の流行りは流石に予言できないし。……今はまだそんなに難しい顔して考えなくてもいいよ。眉間にシワが寄っちゃうもの、ね?」
    眉間……ホントだ
    伸ばしてほぐしてってしとかなきゃ
    「心配なら離れていく気も起きないぐらいのイイ女になればいいのよ。メイクアップアーティストとしてこんな風に断言しちゃうのはアレだけど、結局イチバン女を輝かせるのは、秘密と恋。今のセンセはその両方を溢れそうなぐらい抱いてる。言えないようなヒミツもハルトちゃんを愛する気持ちもその調子で育ててあげれば、お別れの心配なんてしなくてよくなるカモ?」
    〜〜〜、ハイ!!ㅤ胸に刻みます!!
    「んふ!ㅤでも、せっかくいいお化粧だったのが落ちちゃった。どうせだし、リップが泣かせたも同然だもん。リップのメイクで、ハルトちゃんのこと惚れ直させてみたくない?」
    本当ですか!?
    是非!ㅤ是非お願いします!!!

  • 92◆KJ9y14GNXeyx23/01/01(日) 03:41:32

    「おかえり」
    「押忍!ㅤミモザ先生!!ㅤこの前はありがとう先生、お陰様で転入生呼びは無事卒業!ㅤより生徒との絆を深められたよ!ㅤ……ん?」
    ただいま、キハダ先生もよかったね!ㅤって、どうしたの?
    「いや、何か違うような……ハルトは分かるか?」
    「わかるよ」
    「じゃあ気のせいじゃないってことだな……、うーん?」
    ……あたしが何も言わなかったら気のせいで済ます気だったの?
    「ゴメンねセンセ。キハダちゃんったら昔っからこんな感じなの」
    苦労されてるんですねリップさんも……
    「何が変わったんだろう……ハルトはわかったんだろ?ㅤ教えてくれないのか?」
    「わかったけど、ちょっと今は」
    「?ㅤそうか!ㅤだがきっといい変化のハズだ!ㅤミモザ先生がいつもより美人に見えるからな!」
    「キハダちゃん……、分かってないのにこういうとこあるんだよね」
    …………ホント、苦労されてるんですね…………
    「そうなの。……あら、もうそろそろ次の現場に行かなきゃな時間。ケツカッチンなの忘れてた。なるはやで向かわなきゃだからリップはこれで失礼するね、キハダちゃんも今日はアリガト。お疲れさまでしたー」

    「……ねえミモザ。泣いてたの?」
    ……なんで、そう思ったの
    「メイクが変わってたから。話してる間に何か、メイクが落ちるような何かがあったんでしょ?ㅤでもミモザは、同僚のキハダ先生の前でそういうとこを見せたがらないと思ったから。……だから言わなかった」
    優しいね、ハルト。……ねえ、あんたって、将来どうするの?ㅤ宝探しで、大人になってやりたいこととか見つかったりした?
    「わかんない」
    そっか、そりゃそーよね
    「うん。でも」

    「どんな未来が来ても、絶対にずっとミモザの隣にいるよ」

    …………そっか
    「それで、なんで泣いてたの?ㅤリップさんは人を泣かせるようなことは言わないと思ってたけど」
    ん?ㅤううん、大したことじゃないの
    ホントに、大したことじゃない!

  • 93二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 12:13:20

    アーイイ……

  • 94二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 21:28:22

    やっぱミモザ先生が一番重いなこの世界線

  • 95二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 00:40:55

    ナンジャモ編とかどうなっちゃうんだ
    というかこのスレ主がナンジャモをどう料理するかが気になる

  • 96二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 03:04:19

    寝る前保守

  • 97◆KJ9y14GNXeyx23/01/02(月) 09:47:56

    昨日はほとんど顔出せませんでしたが保守ありがとうございました
    今日こそナンジャモと……ポピーちゃんチリちゃんまで行けたらいいなあ

  • 98◆KJ9y14GNXeyx23/01/02(月) 15:27:59

    「じゃあ最後は……」
    ……ナニよ
    「何って」
    心の準備でしょ!? 出来てる出来てる! ていうか別に、最初にシた場所があるってだけで、ハッコウシティ自体に行くぐらいなんてことないし!
    そりゃっ、今日もあのホテル泊まることになるかなーとか、そうなるならやっぱ勝負下着とか着けときゃよかったかなーとか思ったけど!
    「ミモザ……」
    ……ごめん、ちと平静を欠いてたわ
    それじゃ行きましょ。ナンジャモちゃ……さんのとこよね
    「うん」

    実はあたしもちょくちょく観てんのよね、エネルギーっていうの? そういうのをもらって明日の仕事の活力にーみたいな
    「確かにエネルギッシュな人だね」
    いいわよねー……若さってカンジ(年齢不詳だった覚えあるけど)、あんたも何度か出てるでしょ?
    「うん」
    あたしも観てたけど、配信の同接とかアーカイブの再生数とかすごいわよね。ハルトってばパルデア中に注目されてるじゃんってびっくりした
    「お陰で「他の人とコラボしないでね」って言われたし」
    ……ん?
    「え?」
    他の人と、コラボ、しないでねって?
    「そう言われたよ」
    …………

    (これは、ナンジャモちゃん、まさかの要警戒……っ!?)

  • 99◆KJ9y14GNXeyx23/01/02(月) 15:48:34

    「おはこんハロチャオー! 調査員さんの目玉もエレキネット! 何者なんじゃ? ナンジャモです!」
    「おはこんハロチャオー」
    お、おはこ……、いやいや、こんにちはー
    「あり? 調査員さんノリあんまよくない感じ? シビれちゃったみたいにぎこちないじゃん。……ていうかなんでハルト氏いんの!?」
    「聞き取り調査のついでに視察」
    「なるほどなるほど! おけおけ、ガッテン承知のすけ! どうする? 先に配信……じゃないや視察する? それとも聞き取り調査ー?」
    話が早い……、どうするハルト。あんたの好きにしていいよ?
    「じゃあ勝負」
    話が早いのはあんたも一緒ね、それじゃあナンジャモさん、お願いしていい?
    「モチロン! ハルト氏がいれば再生数も登録者数もシビルドン登りだし、最近ずっとハルト氏と勝負したくてたまんなかったんだよねボク!」
    はぁ
    「あ、調査員さんお名前は? 白衣似合ってるけど何者なんじゃー?」
    あ、オレンジアカデミー養護教諭で、来月からハルトの担任のミモザって言います。よろしくー
    「“医務室の天使”って呼ばれてるよ」
    ハルト!?
    「ほほぉー! “医務室の天使”ミモザ氏ねー……、フムフム。見たとこリップ氏イチオシの化粧品とか使ってる感じカナ?」
    え゛、そうだけどよく……!
    「トレンドに敏感じゃないと配信とかやれないってー! なるほど、新チャンピオン、それに超美人な“医務室の天使”もいれば……フヒヒ……!」
    な、なんかダシに使おうとしてない……?
    「まっさかー!! んじゃんじゃバトルコート行こ!」
    待ってすごい誤魔化された感じする! ねえ!?

    「ハッコウシティジムリーダー! “エレキトリカル★ストリーマー”ナンジャモでーす! ハルト氏の脳天に衝撃の雷! いっちょ落としたろうやないかい!」

  • 100◆KJ9y14GNXeyx23/01/02(月) 16:07:33

    「んー! 今日も負けちゃったー、ハルト氏ってばチャンネル主のこと全然立ててくんないんだもんなー」
    「ダメだった?」
    「いんや全然! 手を抜いて五分五分よりもお互い本気で圧倒するとか圧倒されるの方が盛り上がるもん! ねー、皆の者もそう思うでしょー?」

    『そう思うー』『にしてもチャンピオン強』『ナンジャモちゃんよく食らいついた』
    『ていうか後ろの女医さん気になる』『サンドイッチ作りならナンジャモちゃん圧勝だから……』
    『エレキン ¥5000』

    「サンドイッチ作り……」
    「ハルト氏サンドイッチ作んの下手なんだー、ギャップ萌えじゃん! あ、エレキン氏ありがとー! 女医さんも気になるってミモザ氏ー! ファンサしたげてファンサ!」
    え、あ、どーもー……

    『手ェ振ってくれた!』『美人じゃん』『オレンジアカデミーの先生じゃない?』
    『今からでも入学できますか』

    あはは……今年はもう願書受け付けてないからまた来年ねー……
    「おーっと! それ以上はプライバシーの侵害だっぞー? この人はあくまで一般の方だから、あんまりあなをほるしちゃダーメ!」
    わ、意外としっかりしてる
    「何より今回の主役はボクとコラボしてくれたハルト氏なんだから、まずはハルト氏のこと褒めたれ皆の者ー!」

    『チャンピオン相変わらず強かったぞー』『若いのに頑張ってるね』
    『ぼくとも今度たたかってください!』『ハルト氏可愛い』

    「うんうんよくできましたー! そんじゃま今回はここまで! ボクらの熱いバトりにビリビリっとキタ人は〜?」
    「「チャンネル登録、よっろしっくね〜!」おわあハモってきた! ハルト氏も慣れてきたところで、改めて! あなたの目玉をエレキネット! 何者なんじゃ? ナンジャモでした〜!」

    「よっし配信終了ー、それじゃミモザ氏! ジム行こっか! 歳と年収以外でボクに話せることならなんでも話しちゃるぞ〜」
    そこは言われなくても聞きませんケド!?

  • 101二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 17:14:01

    ごめんミモザ先生、年齢は聞いといてもらえる?

  • 102◆KJ9y14GNXeyx23/01/02(月) 17:34:00

    えーっと、それじゃ聞き取りを始めますね
    よろしくお願いします
    「ヨロシク! ……何について話せばいいんだっけ?」
    ハルトのことです。若き新チャンピオンがその立場にふさわしいかどうか、ジムリーダーとして、年長者としてのご意見をいただければーと
    「おけおけなるへそ物語!」
    物語?
    「んー……ハルト氏はねぇ、いいコラボ相手だね!」
    え、それだけ……ですか?
    「それだけのことが大事なの! やっぱりジムリーダーとしてはあんま本気とか迂闊に出せないじゃん? だから本気でバトれる相手がいるって嬉しいし、それで再生数や登録者数がシビルドン登り〜ってなったら、もう文句なしとしか言えないでしょー」
    まあ、それはそうですね
    メリットばっかりに聞こえるし……
    「たまーに本気のバトり見せときゃ、ナンジャモあんま強くない説にも立派に対抗できるしね!」
    そんな説あるんですか……?
    「エゴサしてるとたまに見かけるよねー、ボクもまあまあ頑張って挑戦者諸君のレベルに合わせてんだけど……、ジムリ界隈で話してるときもよく盛り上がるよ。「自分はもっと強いのに挑戦者に合わせてたらナメられてムカつくー」的なアレ。……おっと、これはオフレコにしといてね! オモダカ氏に知れたらなんかもっとシステムがキビシくビフォーアフターしちゃいそうだし!」
    な、なるほど。秘密ですね、秘密
    「ニシシ……ヨロシクねミモザ氏! あ、話逸れちゃった? 戻そっか」
    ですね、よろしくお願いします
    「ハルト氏ねー、ジムリとしては本気出せて嬉しいし、配信やってる身としては魅せプしてくれて助かるし、アレ!? 非の打ち所ないじゃん! どーしよ、もしハルト氏が配信始めちゃったら抜かされちゃうかも……」
    何ですかそれ
    「う〜、でもやっぱり一緒にいるメリットはスゴいんだよね……、ドンナモンジャTVのスタッフというか、もう一人のキャストみたいな感じで専属ストリーマーになってくんないかなあ……」
    あはは……まあ、そこはハルトが将来何を望むか次第ですね……
    「だねえ。ハルト氏が望んでボクの隣にいてくれたら嬉しいけど」
    ……
    「ありゃ? どうしたのミモザ氏?」
    ……あの、ハルトから聞きました。「自分以外の人とコラボしないよう言われた」って
    「あー言ったね」
    その、他意はない……って思ってほしいんですけど
    ナンジャモさんってホントは、ハルトのことどう思ってます?

  • 103二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 17:40:43

    切り込んだー!!

  • 104◆KJ9y14GNXeyx23/01/02(月) 18:57:08

    「……んー?」
    えと、だからその、もしかしてハルトのこと……って
    「フム? ……ハッ! まさかのボクにひらめき豆電球!! ミモザ氏まさか!!!」
    いっ言わないで!!
    「おっと。でもうーん、そーだねー……。ハルト氏のこと、男の子として見てーなくもないー……カモ? アハハ、ボクもわかんないや!」
    えぇ……?
    「でもでもー、そういうこと訊かれたからボクも逆にハルト氏を意識しちゃうかもなー? ニシシ、眠れるレントラー起こしちゃったんじゃないのミモザ氏ぃー」
    ハァッ!?
    「ぎょえ!? ちょ、冗談! 冗談だから……ジョー、ダン……。…………ウムム。今後コラボするとき緊張しちゃうかも、ミモザ氏ってば、もー……」
    (ヤバい。冗談だったのかもだけどマジ眠れるレントラーじゃん! 明らかに歯切れ悪くなってるもの! 三点リーダの数が急激に増えてるもの!!)
    「……でもさ、ボクのひらめき豆電球が告げてんだよねー。そういうことをミモザ氏が訊いてくるより前から、今日、最初にボクんとこ来たときからずっと」
    え?
    「ハルト氏って確かに誰とでも仲良くなれるコミュ強だけど、ミモザ氏との距離感は明らかに他の人と違うんだもん。ボクだって深くは知らないよ? 今度皆の者に募集して質問コーナーやっちゃるぞーとか我欲混じりで思ってたぐらいだし。でも「ボクが知ってるハルト氏」と「ミモザ氏と一緒にいるハルト氏」の違いぐらいわかる」
    そんなに違う?
    「うん! ストリンダーのハイとローぐらい違うよ!」
    微妙ね……
    「とにかく、それ見ると勝ち目ないなーって思っちゃうんだよね。ミモザ氏のおかげで気付いたキモチが、気付いたと同時にミモザ氏にトドメ刺されちゃったー! んまあでも、ミモザ氏ならいいかな!」
    そう?
    「可愛いし優しいしー、たまーにハルト氏と一緒に映ってくれたらフヒッ、ボクのチャンネルも伸びちゃうかも! 親フラならぬミモフラというか! 何ならミモザ氏も配信やればいいじゃん! 皆の者の中には生活習慣ガタガタな人も多いから健康な生活を心がけさせてくれる人がいると界隈のイメージアップにも繋がるしー!」
    (打算づくに見えるけど、あたしが分かるぐらいには本音で話してくれてんのかしら)
    ……嬉しいけどお断りする! 教師だから副業はNGなの!
    「現在進行形でリーグの業務手伝ってるのに?」
    …………
    (そうでしたー!!!)

  • 105二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 01:02:20

    ナンジャモ編・・・そう来たか
    保守

  • 106◆KJ9y14GNXeyx23/01/03(火) 03:34:23

    「終わった?」
    うん、サインまでもらっちゃった
    せっかくだしライムさんとかグルーシャさんにももらっときゃよかったわ
    ……で、あんたは何してたの? ジムの中にも入らないで
    「連絡してた」
    ? 誰と
    「オモダカさん経由で、チリさんとポピーちゃんに」
    え、四天王の? あーでもそっか、アオキさんとハッサク先生はもう話したからその二人だけでいいってわけね
    「ハッサク先生とも話してたんだね。オモダカさんに聞くまで知らなかった」
    まあ同僚だし早めに、みたいな?
    「あ、それでなんだけど。チリさんもポピーちゃんもハッコウシティに来てくれるって」
    ホント? リーグとかからわざわざ?
    「「ナッペ山とかだったらちょっと考えたけどハッコウシティぐらいならまあ」だってさ」
    ……そうね
    「多分そろそろ着くよ」
    わかったけど、ポピーちゃんって人はあんたとあんま歳変わんないわけ? ちゃん付けだし
    「僕よりずっと年下だよ。でも四天王」
    へ〜、若いのにすごいんだね……ってうわ最悪! こういうセリフを一つ言うたびに心が老けてっちゃうんだわ、気をつけないと
    「僕もどうせならミモザには若々しくいてほしいな。……あ、来た」
    「どうもどうも、遅れてごめんなハルトー」
    「おにーちゃん! おひさしぶりなのです!」
    え゛、モデル? 脚長っが、細っそ! というかアレ、ジョウト地方とかの方言なのかしら……?
    そして横のあの子がポピーちゃん? やだ小さい! 可愛すぎる…………!!

    「まいど! 四天王の露払い担当チリちゃんやでー。美人さん同士、仲良ぉしてな?」
    どうも……ウッ、笑うと急に雰囲気がソフトに……っ!

    「そしてポピーがチリちゃんのかたきをとるたんとうのポピーなのです!」
    名乗る前から一人称で名前言ってるのも可愛い〜!

  • 107◆KJ9y14GNXeyx23/01/03(火) 03:59:09

    「久しぶりポピーちゃん。今日は「かたき」ってちゃんと言えたね」
    「ポピーはきんべんなので!」
    「ハルトがリーグで試験受けた時は「かたたたき」言うてたもんなあ」
    ……
    「あれ? どないしたん先生」
    ……いいえ何も?
    (待ってミモザ。嫉妬心出すのはまだ早い。ポピーちゃんを挟んでるから家族っぽく見えるだけ、きっとそうよ)
    「ふうん、さよか。で、先生が聞き取り調査担当してくれるんやったっけ? アカデミーのお仕事もあるのに大変やろ、ウチのトップが迷惑かけてゴメンなぁ」
    あ、いえ全然! あたしから頼んだことですし!
    「チリちゃんも出来る限り協力するで。ジムリーダーからの聞き取りはアオキさん含め終わってんねやろ? ラストスパートと思うて気張ってな」
    「ポピーともいっぱいお話ししーましょ!」
    うん、ポピーちゃんもアリガトね。……じゃあ先にポピーちゃんの方からお話聞いちゃおっかなー
    「わかりましたの! ……あら? じゃあチリちゃんは何してまってますの?」
    「んー? キミは心配せんでええよ。チリちゃん、久々にハルトと戦りあいたかってん。ハルトも半分ぐらいはその気やったやろ?」
    「いいの?」
    「視察やってるジムとは違ごうて、四天王とは実技試験終わったらそうそう戦えんもんなぁ! しかも、本気出したらツワモノ揃いのジムリーダー8人倒さんと戦わせてももらえんような役背負ってるんが四天王や。実技試験言うても本気やなかったってことぐらい、今のハルトなら充分わかってるやろ」
    「モチロン」
    わ、ハルト燃えてるなー……、ていうかやっぱり四天王ってジムリーダーより強いんだね
    「とーぜんですの! ポピーも強いんですのよ!」
    「ポピーが見てるし、そっちもガッコの先生見てる。なんや、お互い負けられん戦いやな」
    「……ですね!」
    (わー、ジムリーダーの人達と戦った時よりも気合い入ってたけど、より一層って感じね。そんなに強いのかしら)
    「ちょくちょくジムの視察回ってるハルトには今更やけど、チリちゃんに一度勝ってるからって油断したらアカンよ」

    「チリちゃん知っての通りじめんタイプの使い手やから、足元注意せんと簡単に転ばされるで。───ほな、いこか」

  • 108◆KJ9y14GNXeyx23/01/03(火) 04:30:25

    うっわ、チリさんマジ強いのね、流石だわ
    「もーおねーさん! いまはポピーとお話するじかんなんですからこっちみてくださいまし! せっかくのおちゃもさめちゃいますの!」
    ふふ、ごめんねポピーちゃん! ハルトについて思ってること、できるだけでいいから教えて?
    「はーい!」
    ん、いい返事!
    「えっと、えっと……! おにーちゃんはとってもつよいんですの! ポピーちゃんのおともだちもみんなやられちゃいましたの……! ……もへもへですわ……」
    そんなに強かったの?
    「ポピーのてっぺきのふじんもやぶられちゃいましたから! でもでもっ、たたかってるハルトおにーちゃんの目は、すっごーくかっこよかったですの!」
    うんうん。わかるよ。ハルトって普段ちょっとボケてるけど、ポケモン勝負のときはカッコいいもんね
    「ポピー……しょうらいはおにーちゃんみたいな人のおよめさんになりたいですの……♡」
    ブッ!!!
    「あらまぁ! おねーさんだいじょうぶですの!? せなかすりすりしてあげます……?」
    んぐっ、大丈夫よ、平気平気……
    (幼児特有の、ド真ん中豪速球……。彼女のあたしの気も知らないでハルトってばも〜!!)
    そ、それで? ハルトみたいな人のお嫁さんって……ハルトのどんなところがいいの?
    「かっこいいところですの!」
    アッ
    「……「あ」?」
    (浅い〜〜〜〜〜〜!! いや四天王でも子供だもん、語彙もまだ未成熟よそりゃそうだわ!! きっとハルトの好きなとこ全部ひっくるめて「かっこいい」なのよね! わかってるけど、こう! もっと……こう!!)
    「んー? カッコいいって誰が?」
    「あ、チリちゃん! おかえりなさい! んっと、いまはおにーちゃんのことはなしてましたのよ!」
    「ナハハ、そりゃそーやな! どないする? チリちゃん勝負終わったし、ポピーも話終わったらハルトんとこ行ってええで。今ハルト休憩してるし」
    「じゃあいきたいですの! ポピーもおにーちゃんのいいところいっぱいはなせてましたし!」
    (いっぱいだったかなあポピーちゃん)
    「ほな行っといで。チリちゃんまた負けてもうてん、今度こそかたきうってなー」
    「わかりましたの! おにーちゃーん!」
    「いいよ、おいで」

    「ポピー、きょうはおにーちゃんにかちますの。はがねタイプのカチコチで、おにーちゃんのおともだち、みんなバキバキにくだいてさしあげちゃいます!」

  • 109◆KJ9y14GNXeyx23/01/03(火) 05:08:18

    「ごめんなあ先生、ホントはもっとポピーと話したかったやろ?」
    お気になさらず、あれぐらいの年頃の子は集中続きませんもんね
    「ポピーもリベンジに燃えてたしなあ。あ、それと先生」
    ? はい?
    「見たとこチリちゃんと歳同じくらいやろ? 全然タメ口でええで」
    ……え、いいんです?
    「言うたやん、美人さん同士仲良ぉしてなって」
    じゃあ、遠慮なく。……えっと、今日やること聞いてる?
    「新チャンピオンについての聞き取り調査やんな? ……でもこれの調査員をセンセがやってるんはどーも引っかかるんよ。なんで?」
    実は、来月からあたしがハルトの担任なの。色々有名だからどう向き合ったらいいか知りたくて
    それで理事長に相談したらこんな、大ごとに……
    「トップがホンマにごめんなあ、もっとプライベートな感じで細々やりたかったやろ」
    ホントよ……
    「で?」
    ……え、なんでメガネ?
    「聞きたいことがありまして」
    なんで敬語? 怖、え???
    「今回のヒアリングを企画した、本当の理由は?」

    「なんて、あんま硬くなりなやセンセ! 実はチリちゃんちょっと目が悪いねん。普段は裸眼で過ごしてんねんけど、こうやって近い距離で話すとき目ぇ細めてると怖がられるから掛けるんよ」
    心臓に悪いんだけど!?
    (というか、さっきまでちょっと目つきが鋭かった気がするのもそのせい?)
    「でも、ヒアリング実施の理由が気になるんはホンマやで」
    うっ
    「確かに今は春休み、ジムの視察と一緒に話聞いて回るんやったら、ハルトの時間が空いてる今がベストやろ。……けどハッサクさんに聞いたで。自分アカデミーでも聞き込みしてたんやって?」
    いやーそれはほら、前年度ただの学校保健師だったあたしより、授業でハルトと接してる先生方の方が知ってることも多いと思って……!
    「……センセがそう言うんやったらそれもホンマなんやろうね。チリちゃんも別にそこは疑わへんよ。でも、それだけやったらトップ主導でアンケートでも作って配るだけでよかったはずやろ? なんでわざわざ直接、しかもアカデミーのセンセがパルデア全土回らなあかんの?」
    メガネ関係なく怖いぃ……

    「……センセがハルトの話を直接、あんま紙面に残せんような深いとこまで聞きたかったからやったりするんと違う? チリちゃんから先に質問させてやセンセ。立場は逆やけど、ハルトんこと、どう思うてるん?」

  • 110◆KJ9y14GNXeyx23/01/03(火) 05:20:48

    あ、ポピーちゃんのセリフに漢字入れちゃってた
    これはやらかしたなぁ

  • 111二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 14:31:40

    今さら全然気にしてないなあ
    というかここで区切るのズルくない?

  • 112二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 16:32:07

    そういやこのスレ主ハルチリも書いてたんだっけ
    こんなん実質前作主人公が立ちはだかってくるアレじゃん

  • 113◆KJ9y14GNXeyx23/01/03(火) 19:40:43

    >>112

    ハルチリ書いてたせいでハルミモ時空でもチリちゃんがボス張ってる罠……

    まだチリちゃん終わってもトップとエリアゼロ組がいるというのに本当にうまくまとめる気があるのか甚だ疑問ですねぇ!

  • 114二次元好きの匿名さん23/01/03(火) 19:44:34

    スレ主ワールドカップ終わって今は高校サッカー見てんのかな

  • 115◆KJ9y14GNXeyx23/01/03(火) 23:13:09

    >>114

    見てますね

    地元を破ったところの選手だし結構注目株だし、名前の雰囲気がなんかノれるっていうのもあって今はオウイエ・ウィリアムが見てて楽しいです

    チリちゃんの続きはもうちょいお待ちください……

  • 116◆KJ9y14GNXeyx23/01/04(水) 00:18:05

    どう、とは……
    「そんままやで。センセ、もしかしてハルトんこと好きなんとちゃうか?」
    それはちょっと飛躍しすぎというか……
    「別に責めてないんよ? 好きになったもんは仕方ないやろ。ハルトはええ男やし無理ないと思うで」
    うう……、そうです! そうですよ! これで満足!?
    「ナハハ、満足満足。腹割って話す以上そっちが隠し事してるんが嫌やっただけやもん! ふーん、強ぉなってるハズやわ。好きな子ぉにエエとこ見せたくて頑張ってたんやなあハルト」
    みたい、ね。カエデさんと戦ったときは空回りして負けちゃってたけど
    「でもそんなところがかわいいんやろ?」
    ふふ、まーね
    「お、開き直ったやん」
    なんだろ。好きになったことも、好きって言ってくれたことも。こうなったら「恥ずかしいこと」にしたくないな……って
    「うんうん、えーなぁセンセ。……チリちゃんも早いうちに攻めればよかったわ」
    は!?
    「あないカッコよぉなるってわかってたら、チリちゃんかてハルトんこと放っとかんかったよ。まあでも、今のカッコええハルトはセンセのおかげなんやもんなあ。詰んでるやんけチリちゃん!」
    えっと、チリさんは、ハルトのこと……
    「強くてオモロいなってぐらいやったで。でも、今日はカッコよかったわ。もしかしてもうオトナの階段登らせたん? 一皮剥けた男の顔が出てたで」
    ……ノーコメント!
    「ナハハ! 実質肯定やん! でも、おかげでセンセこれから苦労するやろなあ。センセがハルトを男にしたばっかりに、これからハルトどんどんカッコよぉなって色んなコ堕とすで。しっかり手綱握っとらんと、どっかで誰かにさらわれるかしれんよ」
    確かにポピーちゃんも、将来ハルトみたいな人と結婚したいとか言ってた……!
    「ハァ!? チリちゃんは許さんでまだ早いわ!! センセ! ホンマに頼むで!?」
    う、うん。目移りしないようきちんと見とく
    「……そりゃポピーの相手がハルトやったらチリちゃんも大歓迎やけど……、今からだとポピーが略奪愛とかに目覚めてもおかしないねんな……。おませさんなとこあるしハルトもニブそうやし……」
    お互い頑張りましょ
    「というかポピー粘ってるなー、ホンマにチリちゃんのかたきとってくれるんと違う?」
    ……それは、悪いけどないよ
    「? なんで?」
    決まってるじゃない。わかってるでしょ

    あたしの彼氏は、パルデアでイッチバン強いんだから!

  • 117二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 01:02:32

    まあ実際皮は剥けたかもしれんな…
    というか今更なんだけど、ミモザ先生もしかしてアレ以来ハルトとはヤッてないのか
    よく我慢できるな

  • 118二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 01:23:42

    >>117

    ハルトもよく我慢しとる

  • 119二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 04:13:04

    まあそこはミモザが頑張ってるんでしょ
    でも最初にハルトのノココッチのサイズ測って成長記録とか言ってたぐらいだから口でするぐらいは月2とかでやってそうだし、その都度撮影&サイズ計測してその写真で自分を慰めてそう

  • 120二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 12:01:17

    あげ

  • 121二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 19:28:28

    >>119

    ノココッチ草

    いやそう言ったのは作者だけど

  • 122二次元好きの匿名さん23/01/04(水) 22:19:28
  • 123二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 00:51:31

    保守です

  • 124◆KJ9y14GNXeyx23/01/05(木) 06:18:08

    おはようございます、今夜にはトップに報告してリーグ関係者編終わりの予定です
    それが終わったらエリアゼロ組とお話して、最後にハルミモで改めてバカップルやってもらって終わりかなぁと思います

  • 125二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 07:53:34

    終わりかあ、寂しくなるな。

  • 126二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 15:52:46

    このレスは削除されています

  • 127◆KJ9y14GNXeyx23/01/05(木) 15:55:17

    なんかトリップ消し忘れたまんま別スレへの書き込みをこっちにやっちゃった
    しかも内容「あげ」の2文字だし……

  • 128二次元好きの匿名さん23/01/05(木) 16:05:16

    >>127

    寝た方がいいんじゃないか

  • 129◆KJ9y14GNXeyx23/01/05(木) 18:25:29

    >>128

    というわけで寝落ちしてました

    私の生活リズムはどうなってしまうのでしょう


    9時ぐらいからぼちぼち書き始めますわよ

  • 130◆KJ9y14GNXeyx23/01/05(木) 23:17:52

    「ミモザ先生、三日間にわたる聞き取り調査、お疲れ様でした」
    はい
    「報告にはすでに目を通していますが、……なるほど。若きチャンピオンがこうも評価されているのは喜ばしいことですね。パルデアの今後のためにもとても参考になります」
    あの、オモダカ理事長
    「何でしょう?」
    ど、どうせだし……理事長からもお話聞きたいなあって
    「チャンピオンハルトについての、ですか? 構いませんよ。貴方の本来の目的を思えば、立場関係なくハルトさんの話を聞きたいのは当然でしょうから」
    アハハ、ありがとうございます
    「ハルトさんは……そうですね。パルデアの未来の象徴だと、私個人としてはそう思っていますよ。友やポケモンと助け合い、学び合い、高め合うその姿。その力、知恵、そして何より心が、パルデアの未来を照らす光に見えているのです」
    ……子ども相手にずいぶん期待してるんですね?
    「“先生”としては、社会的に守られるべき立場である子供が多くを背負うのはあまり嬉しくないのでしょうね。ええ、そのお気持ちも尤もだと思います。しかし、私たちはどう足掻いても、彼らの世代より先に一線を退き、そしていずれこの世を去っていく側のニンゲンです。遅いか早いかの違いでしかなく、いずれ来ることが間違いないのであれば、先のための準備は早めにしておくべきかと」
    でもそれだとハルトやネモが……。子供でいられる時間は、大人でいられる時間よりずっと短いんです。その限られた時間の中で、子供がちゃんと子供らしく過ごせることの方が大事だとあたしは思うんですけど……
    「間違いありませんね。先のことを考え過ぎて大事な今こそを蔑ろにしていないか。私にとって最も重要な命題です」
    じゃあ
    「ですがその未来を生きるのは、他でもないハルトさん達ですよ。いかんせん未熟で手探りのリーグです。ハルトさんは、いずれ自分達の世代が担うことになる未来のために、自分の生きる時代を自分で作るために尽力なさっているのでしょう。むしろ私の方が、そのお手伝いをしているような気分です」
    それはそうなのかもですけど……ハルトは、苦しくないのかなって

  • 131◆KJ9y14GNXeyx23/01/06(金) 00:08:11

    「ハルトさんには、ご自身が辛くなったとき、それを相談できる方々が大勢いらっしゃいますから。それこそ先生のように」
    ……え、あたしですか?
    あっいや、そうですね。確かにそうだと思います
    「自分を想ってくれる人がいるというのは、何事にも代え難く幸せなことです。その友情や愛が、ハルトさんを守り助けてくれる」
    愛ですか
    「ハイ! たとえばミモザ先生も、ハルトさんのことを大層愛していらっしゃるものと存じます。……私はどうも、根が教育者ではないのやも。純粋に慈しみ合う気持ちがあれば、立場は大した問題ではないと思ってしまいまして」
    ……えっ!? それって、ちょ、バレ……っ!
    「クラベル校長にさえ気づかれなければ大丈夫でしょう」
    そんなことないと思いますケド!?
    「……分かっていても止められなかったのであれば、それだけ想いが強いということでしょう。この報告書を読むだけでも充分に伝わってきます。ジムリーダーや四天王の方々がハルトさんに高い評価や真摯なアドバイスを送るたびに、先生がご自身のことのように喜ばれていたのだと」
    (見透かされてるみたいでハズい……けど)
    まあ確かにハルトが褒められるのは嬉しかったですね。いやそりゃ、自分が本当にハルトにふさわしいのかって不安にもなりましたけど
    でもそんなハルトがあたしを選んでくれたことが、誇らしくって。そんなハルトにもまだまだダメなところがあるって思ったら何だか微笑ましくって
    笑ったり泣いたり忙しいけど、それがホントは「幸せ」ってことなんだろうなとか考えてたら、つい報告書をまとめるのにもノっちゃったっていうか……!
    「なるほど。聞けば聞くほど、この報告書が興味深く思えてきますね」
    恥ずかしいですってばー!!
    「いいことですよ。貴方のためにもなればハルトさんのためにも、そしてハルトさんの身の回りにいる皆さんのためになりますもの。友人に恵まれ、恋人に恵まれ、ハルトさんはより一層の躍進を遂げるでしょう」

    「パルデアの未来はやはり、じつに明るい」

  • 132◆KJ9y14GNXeyx23/01/06(金) 00:28:30

    ハァ〜終わったー!
    濃い三日間だったわホント
    あー、ハルトに会いたい
    今朝テーブルシティに戻ってくるまでずっと一緒にいたのに……どーしよ! あたしもしかしてハルト中毒〜!?♡
    ……ハッ、あほらし。こういうことやっても心は老けるんだから、あんまオバさんみたいなノリはしないように気をつけなきゃ
    といってもハルトに会いたいのはホントだし……、アカデミーのどっかにいるかしら


    「ミモザ先生!」
    ネモ! 久しぶりじゃん!
    元気で怪我もないってことよね、何よりだわ
    「いやいやミモザ先生は“医務室の天使”ちゃんなんだろ生徒会長、医務室空けてるからにはなんか用事があるんじゃねーの?」
    「あんまイジってやるなしペパー、学校最強大会でダサいって言ってたじゃん」
    ペパーと……あなたボタンちゃんよね。ハルトから話聞いてるよー
    「なんか陽のオーラが出てるんだが……。大丈夫ネモ? うちの目灼けてない?」
    大丈夫、心配ならあたしが診たげるけど?
    「ぅ。じゃあ大丈夫です……というかなんでうちだけちゃん付けなん……? 逆に恥ずい……」
    んー?
    ハルトがね、「ボタンは初対面での距離感気をつけた方がいいと思う」ってアドバイスくれたの
    まー仕方ないわよね! パーソナルスペースは人それぞれだし! ……なんて、かくいうあたしも最近似たようなことでセイジ先生に注意されちゃったんだけど!
    「ハルトが? ……そか。ハルトがうちのこと、そんな風に」
    うんうん。友達思いよねーアイツ!
    「ハルトはやっぱ、うちのこと分かってんだなー……。性格メンドいうちのこと、ちゃんと……」
    うんうん……うん?
    (まさか……え、嘘でしょ? いやそりゃ、会った回数そんな多くなさそうなナンジャモちゃんとかポピーちゃんも「ああ」だったワケだし確かにありえなくもないって思ってたわよ。でも、こんな分かりやすくっていうか、こんな順当にこんな感じなコトある?)
    ……ボタンちゃん
    「あっはい。……なんでしょうか」
    ちょっと、お話しようよ!

    (聞き取り調査、個人的に続行!!!)

  • 133◆KJ9y14GNXeyx23/01/06(金) 00:30:44

    今日はおしまい
    エリアゼロでの会話もエンディング後のイベントも全部、なんならネモに至ってはほぼ全ての会話をスクショしてるから復習はしやすいハズ……
    あとはキャラエミュの構築だけだ……

  • 134二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 06:15:35

    そういやオモダカさんは1スレ目でハルトが告白した時もパルデアの未来明るい言うてたな・・・

  • 135二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 12:46:09

    保持

  • 136◆KJ9y14GNXeyx23/01/06(金) 21:40:09

    「えと、お話ってどこで……」
    医務室来る? まだそんな人来ない時期だし。あ、グラウンド行こっか、グラウンド
    「あ、じゃあグラウンドで……あの何の話するんですかね」
    ハルトの話。面白いでしょあの子、医務室に来る生徒からちょくちょく話聞くし、なんなら本人も割と常連だったしー、色々聞いてみたいなーって
    「はぁ……」

    んー! いい天気、木漏れ日が気持ちいいわ
    「それで、なんでうちにハルトのこと……?」
    友達なんでしょ?
    「……それは、まあ」
    あたしねー、昨日までジムリーダーとか四天王の人達とか、あとアカデミーの先生にもハルトの話聞いて回ってたの
    最年少チャンピオンって持ち上げられてるあの子のいいとこもダメなとこも全部聞いて、自分の頭で考えて色眼鏡抜きに向き合いたいと思って
    「色眼鏡……、うちもわかる気がする……します。ホントはいい子なのに偏見に晒されたり、悪いことしてる人が立場で守られたり、そういうの、うちスゴくイヤで。スター団にいた皆だって……」
    スター団? あーあの不良集団って言われてた子達ね
    でも前の生徒会長とかもいたでしょ? ホントにただの不良だったってワケじゃないわよね。校長やハルトから、何となく聞いてるよ
    「そうなん? あ、そうなんですか? えと、じゃあその、実はうちがスター団作ったっていうのも、もしかして」
    ……待ってそれは知らない!?

  • 137◆KJ9y14GNXeyx23/01/06(金) 22:31:07

    「やば……墓穴掘ったかもしれん……」
    ま、まあ過ぎたことだもん! 気にしなくていいわよ!
    でも、へぇ〜、ボタンちゃんがスター団をねえ
    なんだか意外だわ。そうやってみんなでつるんでーってしてるの、あんまり好きじゃなさそうだなとか思ってた
    見た目や前情報に惑わされないようにって、気をつけるハズだったのにな
    「そのことを最初にハルトに話したのも、そういえばこのグラウンドだったっけ……。グラウンドでハルトと戦って、負けて……でもハルトも校長も、こんなうちやみんなのこと、許して受け入れてくれた。……嬉しかった」
    そっか。スター団の子達とのこともハルトとのことも、大事な思い出なんだね
    「えっ?」
    そんな顔してるよ、あんた
    「……そうかも、です。みんな、うちの“宝物”だから」
    宝物ねえ
    ふふ、青春って感じじゃない
    「うっ。そう言われると恥ずいし……」
    いいじゃない。友達は大事よー?
    子供の頃の友達も忙しくてなかなか会えなくなるし、大人になると友達ってあんま増えないんだわ
    「ナルホド……」
    大切にしなよね。会えなくなってから後悔なんてしたくないでしょ
    人生何があるかわかんない。特にあんた達……主にハルトはこれから色んなところで色んな冒険してくんでしょうし
    ま、怪我することがあればあたしが診て治したげるケド!
    「? なんで先生がうちらと一緒にいる前提なん」
    ……あ、いや、それは気にしちゃダメ!
    ね!
    そういえばボタンちゃん、全然話変わるんだけどー……
    「え、何」
    よく会ってる男子いるじゃない
    ハルトもペパーもそうだし、スター団の……えーっと、ピーニャくんシュウメイくんオルティガくんだったかしら
    「よく覚えてますね……」
    えへへー、こー見えてあたし結構マジメなんだから!
    あ! でで、そん中だとボタンちゃん、正直誰がタイプ?
    「………………は?」

  • 138◆KJ9y14GNXeyx23/01/06(金) 23:09:41

    「何訊いてきてるんですか? 誰もそんなんじゃないし……」
    いやーごめんね? みんなのこと宝物って言ってるときのボタンちゃん、すごくこう、愛おしそうなカオしてたから!
    「それはだって、その……! とにかく、そーゆー意味で好きだったら、“宝物”とかマジ恥ずくて言えんし……!」
    アハハ、それもそうよね
    「ハルトもスター団のみんなもそーゆーんじゃなくて……」
    わかった、ごめんねボタンちゃん。……ってあれ? ペパーは?
    ……それ以前の問題とか?
    「……ペパーは……う、うーん……、ちょっと前に」
    あら、ケンカとかしたの?
    「ケンカってか……初対面からしばらく折り合い悪くって、それでうちも、余計に突っかかるような真似して……。でもそしたら、ペパーの家のこと聞いて」
    (ペパーの家……オーリム博士ね)
    「そりゃペパーの方からもけっこうツンケンされてたけど、でもうち、ペパーのことなんも知らんのに勝手なことばっか言ってたなって」
    ……そう。負い目があるんだ
    「別に、だから優しくするとかは、なんかキモチ悪いっていうか、逆に変だと思うから。だからあんま変えないように変わんないようにしてるけど……。ホントは、もうちょい仲良くしたいっていうか……。信頼してもらってるハルトのことも、ちょっと羨ましいし」
    うん。うん
    ちゃんと色々考えてんだね、ボタンちゃん
    でもあたしには、充分ペパーとも仲のいい友達に見えたわよ
    「ホントですか?」
    仲良く喧嘩しなってやつよねー。そういうのがあんた達の、一番ちょうどいい距離感なんじゃない?
    まあボタンちゃんがそれで満足できないっていうならあたしは応援するよ
    先生だもん。生徒同士が仲良くしてくれるんなら、あたしもそれが一番嬉しい
    「……ありがとう、ございます」
    うんうん! それに、あたしもハルトには相当力になってもらったの。ハルトの友達はあたしの友達みたいなものなの
    体や心がしんどいなーって思ったり、ムカつくことがあったり嬉しいことがあったりしたらいつでも医務室に来ていいんだからね
    「はい。えと、それじゃあうち、これで……お疲れさまでスター」
    うん。……ん? 最後なんて?

  • 139◆KJ9y14GNXeyx23/01/06(金) 23:50:42

    今日はここまで
    ぼちぼち授業進めてたらキハダ先生……、絆イベントで普通にハルト呼びしてたんだね……
    へぇー……(無知の知)

  • 140二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 23:52:45

    宝物認定されかけてる……?

  • 141二次元好きの匿名さん23/01/06(金) 23:56:23

    (ボタペパの気配を感じた)

  • 142二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 03:13:11

    状況的にミモザ先生が純粋に先生してるのも久々だな、いいねえ
    同じ生徒相手でもハルトに対してはやっぱり彼女ムーブ混入するし

  • 143◆KJ9y14GNXeyx23/01/07(土) 07:25:43

    龍が如くの実況観てたらこんな時間になりましたが今から寝て起きたらぼちぼちペパー編も書いていきますわよ
    長いこと書いてるからか、逆にミモザ先生が一番口調怪しくなってきたことに気づいた今日この頃

  • 144二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 15:03:30

    保守

  • 145二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 18:39:14

    このレスは削除されています

  • 146◆KJ9y14GNXeyx23/01/07(土) 18:45:50

    「え、オレにも話聞くんですか?」
    まーね、ダメ?
    「うーん……、ま、オレもハルトにはいっぱい助けてもらったからな、協力しますよ。どうせだし、みんなで昼メシにしません?」
    お、イイじゃない!
    「おーい二人とも来いよー! 家庭科室行こうぜ! オレがちゃっちゃか昼メシ作ってやるよ!」

    「ふむ。ペパー青年がここに料理をしにくるのも久しいな。ゆっくりしていきたまえ」
    「ありがとうございますサワロ先生!」
    「気にするな。ところで、ミモザ先生もご一緒とは?」
    ちょっとお話してたら誘われちゃって。せっかくですし! あ、ペパーは戻って料理始めてていいわよー
    「はい!」
    「……ペパー青年、元気そうで何よりだ」
    そうですねー、ホントよかったわ
    「つい最近まで思い悩んでいたようだったからな」
    マフィティフのことがありましたからね……。あたしも相談受けたけど、ポケモンセンターでどうにもならなかったことがあたしにどうにかできるわけもなかったし……
    「あんな風に楽しく料理ができるようになったのはいいことだ。さて先生、そろそろあちらに戻りたまえ。ワガハイより生徒との会話を大事にしなくてはな」
    ふふ、ですね

    「ペパーのご飯美味しいんだよねー、ミモザ先生食べたことあります?」
    流石にないかなあ。やっぱ生徒の料理を教師が食べる機会がないんだわ
    「アハハ確かに、それもそうですね」
    「ネモはあんの?」
    「ハルトに誘われて!」
    そうなんだ、ボタンちゃんも?
    「ネモに同じく……」
    ハルトもペパーも、みんなで食べるのが好きなのね
    「いや、というかよ先生」
    ん?
    「コイツら二人とも、放っとくと栄養バランスとかがボロボロちゃんになっちまうんだ……」
    …………あぁー

  • 147◆KJ9y14GNXeyx23/01/07(土) 18:56:55

    「あ、先生ちょっとコイツ切ってくれません?」
    ん、いいわよー
    「ペパーもミモザ先生も料理できていいなー! わたし大さじ小さじもよくわかんないからなー」
    「勘弁してくれよ生徒会長……大さじは15グラム、小さじは5グラムって決まってんだぜ……?」
    ネモが料理できないのは意外だったわ。どんなことも頑張ってる優等生ってイメージだった
    「頑張っても苦手なことぐらいありますよ! わたしは結構手早く栄養摂れればいいかなーって感じだし」
    「うちも……」
    「いやハルトから聞いたぜボタン? オマエしょっちゅうカップ麺とかに頼ってるらしいじゃねーか」
    「う」
    「そりゃ楽チンちゃんで美味いけどよ。ちょっとぐらい練習しといたほうがいざってとき役に立つぜ!」
    「どうせ「いざってとき」とか来んし……」
    ふふ、仲いいわねあんた達!
    「まあわたし達親友ですから! ね!」
    「へへっ、急に照れ臭いこと言うなよな生徒会長! まあオレも同じだけどよ、なーボタン!」
    (あ、ペパーおバカ!)
    「……それは、うぅん……、ノらなきゃダメな感じ……?」

    (あ〜〜〜すごい微妙な顔してるじゃない〜〜〜! 認めたいけど恥ずかしいし、認めたら一生親友止まりなんだろうなとか考えてそうな顔してるわアレ〜〜〜!!)
    あ、そういえばハルトの話聞きに来たんだった!
    教えてよペパー!
    「お、そうだったそうだった。ハルトなあ。最初はコライドン連れてて何だコイツって思ったな!」
    コライドン? なんで?
    「だってほら先生、アレですよー。あのコライドンがいた場所って」
    ……パルデアの大穴
    オーリム博士のいた、エリアゼロに……

  • 148◆KJ9y14GNXeyx23/01/07(土) 19:11:39

    「そーゆーコトだな。オレ、昔っから母ちゃんにロクに構ってもらえなかったから、母ちゃんの研究所にいたコライドンに対してもちょっとこう、拗ねてたっつーか……」
    そっか、そうよね
    「まあでも、ハルトがアイツのパートナーになってオレに協力してくれたおかげで、そこら辺のモヤモヤちゃんは全部吹っ飛びましたよ! マフィティフも元気になったし、母ちゃんのことも……まあ、少しはわかった!」
    少し、ね
    「その少しで充分なんですって! オレの母ちゃんはオレのことを想ってくれてたし、タイ……とにかく、すごいことも成し遂げてた! そりゃ生きて一緒に過ごしてほしかったけど、母ちゃんが体張ってコライドンを助けてくれたから、それがハルトとコライドンの出会いに、オレとハルトの出会いに、何より今のオレに繋がってる! 寂しくたって、感謝してるんですよ! マフィティフも母ちゃんとのこともオレの宝物! それを取り戻してくれたハルトにも、すげー感謝してるぜ!」
    ……そう
    うわ、ちょ、やば……っ
    「うわ、先生泣いちゃったじゃんペパー。どうにかしろし」
    「わがりまず!! すごいでずよねベバー!!」
    「……ネモまで泣いとる。てかベバーて」
    「こ、これオレのせいなのかよ!?」
    違う〜タマネギ目に染みただけだも〜ん!!
    「……あれ、みんなここにいたんだ」
    「! おおハルト!!」
    あ、ハルド来だ〜……
    「……ペパー、ミモザ先生とネモに何したの?」
    「待て、オマエが思ってるのとは絶対違うから!」

  • 149二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 23:35:02

    保守

  • 150◆KJ9y14GNXeyx23/01/07(土) 23:53:40

    「ったく、誤解つってもイキナリボール取り出すのはビビんぜ……」
    「ごめんペパー」
    「しかもコライドン入ってるボールだったろアレ! アクセルブレイクとか喰らったらオレなんか一瞬でオダブツちゃんだぞ!?」
    「ごめんってば」
    「……まあいいよ。でもオマエが来たし材料ちょっと増やしとかないとな。オマエも飯食ってくだろ? 一人より二人、四人より五人で食ったほうが絶対美味いしな!」
    「やった」
    お、ハルトじゃん
    ほら、こっち来なよー
    「うん」
    (んーでも、ハルト本人がいるならこれ以上話は続けられないわよね。正直一番話聞きたかったのはネモなんだけどここはちょっと我慢かしら。……ま! ご飯に集中できるしいっか!)

    「美味しかった」
    ホント! あたしも手伝ったけど、ペパーってばどんどん料理上手になってくのねー
    「まあオレ、将来は料理人になるつもりすから!」
    あれ、そうなの?
    「母ちゃんのこととかマフィティフのこととか全部スッキリしたし、こっからは自分のために、自分のやりたいこと追っかけてくのもアリかと思って!」
    へー。夢があるのはイイことよね。よかった!
    「へへっ」
    「ねーハルト! 食後の運動がてらバトルコート行こ! 勝負勝負ー!」
    「よしきた」
    え、ちょ、もう行くの!?
    「……マジネモい」
    「ハァ、アイツらの勝負好きはとどまるところを知らねーな……」
    あら、二人は来ないの?
    「ちょっと落ち着きたいです……。あとハルトとの勝負が終わったらうちに矛先向くかもだし」
    「オレも同意見だぜ……、食後すぐマフィティフにあんま激しい運動させてやりたくねーしな」
    そ、そう

  • 151◆KJ9y14GNXeyx23/01/08(日) 00:03:24

    で、追いついたと思ったらもうおっ始まってるし……
    つか技とか動きとか激しすぎない!? 周りに流れ弾とか飛ばさないように気をつけなさいよね二人ともー!
    「「はーい!」」
    もう、返事だけはきちんとしてるんだから……、ハッ!
    (今ボタンちゃん、ペパーと二人じゃない! 頑張れ……って、別にそーゆー気持ちだって決まったわけじゃないケド、気まずくなってないといいわね……)
    「いくよハルト! やっぱり最後の一匹はテラスタル合戦だよね!」
    ちょちょちょ!?

    結局二時間半とか戦いっぱなしじゃない……
    あんたらはともかくポケモンの方がしんどいんじゃ……?
    「はー楽しかった! もっかい戦ろっ!」
    「でも課題とかあるし」
    「私が教えるから大丈夫……いやでも、自分で考えるのが大事だよね……」
    そーよネモ。ハルトも自分のペースで勉強してるの。あんまり乱さないようにしたげな?
    (というかこれ以上の連戦は流石に止めないと先生としてマズいのよね)
    「う〜、確かに。わかりました、じゃあ今日はここで打ち止めだね、ハルト!」
    「また今度勝負しよう。それじゃ」
    「約束だからね! バイバーイ!」
    あ、ネモ
    「? はい?」
    もう帰る? よければちょっと話、してかない?
    「ペパーやボタンと同じ感じですか?」
    うん、ダメ?
    「いいえ全然! どこか行きますか? あ、私の部屋とかでも全然いいですよ!」
    んー、それでいいなら

  • 152二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 00:28:27

    このレスは削除されています

  • 153◆KJ9y14GNXeyx23/01/08(日) 03:56:06

    「んジャカパーン! ネモルームへようこそおいでくださいましたー!」
    ふふっ、あんなに勝負した後なのにまだまだ元気いっぱいじゃんネモったら
    にしても……へー、綺麗にしてんのね
    ……でもこのキッチン周り……、こまめに掃除してるっていうより、あんまり使い込んでない感じの綺麗さな気がする
    「アハハ……。ポケモン達のご飯ぐらいしか作ってないので……」
    もー、ポケモンのこと考えるのはいいけど、自分のことも大事にしなさいよね?
    チャンピオンで生徒会長なんだから!
    「そうですね」
    あ、でも完璧にやろうとしなくていいのよ? そこまでのことって一人じゃ無理だし、「やろうとする」のが大事なんだから
    「はい!」
    ……あ、一応冷蔵庫の中に食材とかはあんのね。ふふっ、あたしが作ったげようか
    「ええ!? 悪いですよー!」
    何言ってんのよ! 今日のお昼だって、そりゃメインはペパーだったけどあたしが作ったものも食べてたでしょー?
    「あっ! 確かに……」
    それにまあ来客用の椅子があるでもないし? あたしはこっちで料理してるから、あんたは座ってて。話をするにもちょうどいいでしょ

    ねえネモ。ハルトのこと、すごく気に入ってるみたいね
    「はい! 近所にハルトが引っ越してきて、編入初日に最初に選んだポケモンで勝負して! それからずっとわたしの大事な宝物なんです!」
    宝物ねー……。一応、間柄としては親友ってことでいいのかしら
    「……んー、どうでしょう」
    あれ、違うの?
    「違わないです。違わないですけど、わたしはやっぱり、親友っていうのと同じくらい、ライバルっていうのも推していきたいっていうか」
    あーライバルね、そっかそっか。ハルトから聞いた
    「え? ハルトから?」
    うん、「ずっとネモの対等なライバルになりたくて頑張ってきたんだ」って
    知ってた? ハルトったらポケモンリーグの一次試験! チリさんに「チャンピオンになってどうするのか」って聞かれたとき「ネモと勝負する」って答えたのよ?
    ホントに、ずっとあんたがハルトの目標だったのよ

    (ちょっと妬けるけど、ね)

  • 154◆KJ9y14GNXeyx23/01/08(日) 03:56:56

    152で普通に「」の位置とか一人称とかミスってたので削除しました
    寝落ち寸前の脳でやるとこうなります

  • 155◆KJ9y14GNXeyx23/01/08(日) 04:22:55

    「そっかー……。ハルトってばそんな感じのこと、面と向かっては一度も言ってくれなかったのになー」
    意外と照れ屋なとこあるわよねハルトって!
    (あたしも実は直接好きって言われた回数が片手で足りそうなのよね)
    どっちかっていうと行動で示すタイプなのかも
    「そうかも! なんかわかる気がします!」

    普段はノリいいのに変なとこ言葉足らずじゃない? 結構背伸びするっていうかませてるっていうか……
    「わかりますわかります。不思議だなー」
    不思議、ふふっ、そうね
    ホントにそう。謙虚なんだか図太いんだかもよくわかんないし
    「あ、でも!」

    「ニンゲンのこともポケモンのことも、きっと大好きなんだなっていうのはわかるかも!」
    ……うん。あたしもそう思う

    「はい?」
    ネモはハルトのこと、好き?
    「もっちろん! わたしのライバルで、親友で、宝物ですもん!」
    それだけ?
    「? はい。わたしの寂しさを埋めてくれた、最っ高の友達です!」
    え、寂しさ……?
    「わたし、ポケモン勝負の才能があったみたいで、努力すればするだけ強くなれたんです。でも、なんだか強くなりすぎちゃったのかもなーって。自分がどこまで強くなれるか知りたい気持ちもあったけど、行き着いた先で、誰かわたしの周りに残ってくれるのかなって不安も大きくて。チャンピオンランクになった時もどこか鬱屈としてたっていうか、ホントに本気の本気で戦えてはいなくて……」
    ……あ
    (「残念だけど彼女じゃアツくなれないよ。強かったけどね」)
    (グルーシャさんは気付いてたんだ。ネモがただ、強くなることだけを求めてるワケじゃなかったこと。不安とか諦めとか。最初の課外授業の頃のネモはまだそういう気持ちに潰されかけてたのね……。このコ自身が純粋に勝負に熱くなれなかったから、グルーシャさんも……)
    「だけどそんなときに、ぐーぜん近所に、ぐーぜんスゴい素質を持ったハルトが越してきて……、救ってもらったんです。ちゃんと戦って、ちゃんと負けられた。勝てなくったって、すっごく幸せだったんですよ!」
    そっ、か
    そりゃ、宝物にもなるわよね
    「はい!」

  • 156◆KJ9y14GNXeyx23/01/08(日) 04:25:20

    ありがとネモ、聞かせてくれて
    「いえいえ! ペパーと同じですよ! ハルトのおかげで、そーゆーマイナスな気持ちとはとっくにオサラバしてますから!」
    ふふ、良かった
    ちなみになんだけど、こう、ハルトのこと、男子として意識したりみたいなのは……?
    「え?」
    恋人になりたいーとか、ちょっと気が早いけど結婚したいーとか、そういうのはないワケ?
    「うーん……ごめんなさい。わたし、まだそういうのよくわかんなくって」
    そうなんだ
    「でも、どんな未来が来ても、わたしとハルトは一生ライバルやってると思います!」
    ……!
    そう、そうなるといいね
    「はい!」
    (「どんな未来が来てもずっと」か。ハルトも似たようなこと、あたしに言ってくれてたっけ)
    「……先生? どうかしました?」
    あ、ううん。別になんでもないわよ
    そろそろ出来上がりかなって確認してみたくなっただけ
    「本当ですか!? わ、すごくいい匂い……!」
    もうちょっと待っててね。すぐだから
    (きっとハルトとネモは、似てるし、お似合いだったんだろうな。……こんなことばっかり考えてる。レホール先生や、ナンジャモちゃん。恋愛感情でも本気でもなかったと思うけど、リップさんやチリさんもそう。自分を卑下するワケじゃないけど、あたしより魅力的でハルトにお似合いな人は少なくない)
    ……よし、できた!
    ネモ、お皿どれ使ったらいい?
    「あ、そこの棚の中にあるんで好きなの使っちゃってください!」

    (そんな中で、ハルトが「あたしがいい」って思ってくれたことの意味。これからもっとたくさん良い人に出会うのに、あんな歳であたし一人との人生を選んでくれたことの意味。きちんと考えていかなきゃよね)

  • 157◆KJ9y14GNXeyx23/01/08(日) 04:40:59

    ……さてと、聞きたい人には聞きたいこと大体聞けたかしら。帰って明日からの通常業務に備えないと
    「ミモザ」
    あれ、ハルトじゃん。こんな時間にどうしたの?
    「会いにきた」
    えー? つい何時間か前まで一緒にいたじゃない。……ま! あたしも今日の昼ぐらいには似たようなこと考えてたしおあいこね! じゃあちょっと話でもしましょっか
    「ちょっとだけなの?」
    そりゃ……うん、そうね
    あんたとあたしの気が済むまで、いくらでも

    ね、あたしのこと好き?
    「もちろん」
    どこが好き? あ、悪いけど胸以外で頼むわよ! そこはもう聞いたんだから!
    「……」
    ……えー……詰まっちゃうんだ……
    「だって! ……「全部」だと、胸も含んじゃう、から……」
    ……プハッ! 何よそれ! あんたって変なとこマジメね相変わらず!
    「笑わないでよ」
    笑うわよこんなの。それに、恥ずかしげもなく「全部好き」なんて言われちゃったら照れるじゃない、笑い飛ばさなきゃごまかせもしないっての
    「ごまかすことないのに」
    ふふ、そーね。……この三日間、あたしとしては四日間だったけどさ。なんか、良かったなーって思うの
    「何が?」
    全部。大事なことに気づかせてもらったし、当たり前のことを思い出させてもらったし
    自分のヤなとこが顔を出して自己嫌悪みたいになったりもしたけど、そーゆーのも含めて、すごく良い思い出なのよ
    「そっか」
    ねえハルト、一個お願い
    「何?」
    さっきの「もちろん」じゃ満足できないの
    ちゃんとあたしのこと、「好き」って言って。あんたが顔真っ赤にして恥ずかしがったって、笑ったりしないから
    「!」
    ……大丈夫、急かしたりもしないから。いくらでも待ってやろーじゃない、ゆっくり心の準備────

  • 158◆KJ9y14GNXeyx23/01/08(日) 04:41:48

    「好きだよ。ミモザ」

  • 159◆KJ9y14GNXeyx23/01/08(日) 04:51:03

    ────すれ、ば
    って、え?
    ……あ、ちょっと待って
    「何? 聞こえなかったかな、じゃあもう一回……」
    そんなワケないでしょ!?
    聞こえてたに決まってるじゃない!
    あーでも、ごめ、ちょっとこっち見ないで!
    「え?」
    心の準備できてないの、あたしの方だったみたい……!
    「そうなの?」
    ……うん
    「……可愛い」
    ハァッ!!? そんっ、ハッ!? おちょくってない!?
    「まさか」
    そうよね本気よねあんたはそーゆーオトコだもん!
    「そういう、とは……?」
    いいのあんたはわかんなくて!
    「わかった。……じゃあ、今度は僕に聞かせて」
    え? ……何をよ
    「僕のどこが好きかとか、どれぐらい好きかとか」
    ……え゛
    「教えてくれなきゃ寮に帰らないし先生も帰さない」
    ちょっと
    「大丈夫。僕も急かしたりしないよ」
    こ、この……っ
    「時間はたくさんあるから。「気の済むまでいくらでも」、でしょ?」
    このドS!
    あぁぁぁでも!

    そういうところも好きなんだわもぉ〜〜〜!!

  • 160◆KJ9y14GNXeyx23/01/08(日) 05:04:45

    最初に会ったとき、「あ」って思った

    見た目もそうだったけど、立ち振る舞いで
    優しくて、明るくて、たくましくて、ちょっとノリが軽いところもあるけどマジメで
    可愛いところも、カッコいいところもあって、まっすぐに目標を見つめてて

    こんな人がいるんだな
    こんな人になりたいな
    こんな人の傍にいたいな
    こんな人が好きなんだな
    そういうの全部ひっくるめて、「あ」って思った

    不安になったときとか嬉しいことがあったときとかも、なぜだか一番最初にその人に伝えたくなった
    今まで知らなかったものが、胸の中に芽生えてたのがわかった
    本当は立場上よくない気持ちなんだって、冷静にそう思ってる自分もいたけど

    でも良いところばっかり目につくわけじゃなかった
    その人は思ってたより無理をしてたけど、それを表にはあまり出したがらない人だった
    疲れたり傷ついたりしてるはずで、「もういいか」って言っても、誰にも責められることなんてないのに
    支えてあげられたら、立ち止まらせてあげられたらと思った
    それなのに強く言えなかったのはきっと、自分が同じように、目標に向かって無理をしてたからだった

  • 161◆KJ9y14GNXeyx23/01/08(日) 05:41:08

    しばらくして、もうすぐ冬が終わるという頃になって、その人と想いが通じてるのがわかった
    あまりいい経緯とは正直言えないから、結果オーライってことで今更蒸し返したりはしないようにしてるけど
    それからは早かった
    心が通じたその直後には誰にも言えない秘密ができた
    疲れも落とさないままハッコウシティの夜景を見て、色んな話をした
    呼び方についてとか、「そういうコト」についてとか、色々ルールも決めてみたり

    しばらくして、ジムリーダーや四天王と話をした
    三日をかけてパルデア中を周った
    デート気分で浮かれることもあったけど、たくさんの人の考えを知って自分のことを見つめ直す機会にもなった

    浮かれて、落ち込んで、わかった気になって、わからなくなって
    距離や時間以上に、長い長い回り道だった気がする
    でも結局最後にわかったのは、「自分たちが愛し合えている」なんて、確かめる必要もなかったんじゃないかってほどの、口にするには恥ずかしすぎる結論だった

    そんな風に自分たちがうろうろしていた間に季節は追いついて。二人以外にも、春が来た

    「実はハルトさんへ生徒会に入らないかと、ネモさんの方から打診がありましてね……、いえ、急ぐ必要はないんですが」
    「おはようございまぁす。なんだか、今でも自分のクラスの子って気分だなぁ」
    「オー親愛なるハルト! 今年度もパモさん達共々ヨロシクお頼み申すよ!」
    「ああ……新年度か……。新しいものの何がそんなにいいんだ、理解に苦しむと思わないかな?」
    「おはようございます。今年も教師として四天王として、皆さんのサポート、頑張らせていただきますですよ!」
    「忙しそうだなハルトさん。一段落ついたらワガハイのところに来るといい。茶でも淹れよう」
    「押忍! 新学期早々エネルギッシュに活動していて何よりだよ!」
    「あらハルトさん、廊下を走ってはいけませんよ! そんなに急いでどうしたの……え? ああ、いつものところよ、職員室より、まだあそこが彼女の城って感じよね! でも用事があるのはわかるけど、慌てず焦らずよ!」

    「……ミモザ先生!」

  • 162◆KJ9y14GNXeyx23/01/08(日) 05:43:10

    「……うわ、荷物多くなっちゃったわね。これ全部教室に持ってくのは骨だわ……。ポケモンに頼るのもなぁ」
    「……ミモザ先生!」
    「!」

    「あ、いいとこ来たじゃんハルト」

    おしまい

  • 163二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 10:50:06

    起きたら完結してた…だと…?

  • 164二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 11:59:03


    良かった

  • 165二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 15:10:44

    渋にまとめるの楽しみにしてる
    乙でした

  • 166二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 15:30:26


    アヴァンギャルドっ!

  • 167◆KJ9y14GNXeyx23/01/08(日) 19:23:10

    というわけでほぼほぼ誰も見てねえだろという時間に完結させちゃってました
    エピローグがどっち視点なのか明言してないのはまあこのSSの中では結局「ハルトもミモザも実は似た者同士だから」ですね
    最後の方は半分寝てるような状態の頭で書いてたせいでちょくちょくミスやらかしてましたが、楽しんで読んでくれた人達には感謝ですね
    ありがとうございました

    頑張った点は「キャラエミュのための予習復習を欠かさなかった」ところ
    反省する点は「長期化によって主にミモザ先生に手癖が入ってキャラエミュの精度にブレが出た」ところでした

  • 168二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 20:58:22

    乙です
    楽しかったです

  • 169◆KJ9y14GNXeyx23/01/08(日) 21:33:14

    みんなもハルミモというか主ミモすこってくれよな
    なんならこのスレでもいいし別スレ立ててもいいから何か書いたり描いたりしてみようぜ
    私は、ちょっと横になるね……(日5の録画を観た)

  • 170二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 22:38:50

    >>169

    乙、生きろ

  • 171二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 23:39:02

    お疲れ、2スレ目も完走しそうやな
    ミモザ先生の良さが広がるといいな

  • 172◆KJ9y14GNXeyx23/01/09(月) 01:24:16
  • 173二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 10:36:20
  • 174二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 18:21:26

    pixivでも読んだよ
    素晴らしいじゃないか・・・

  • 175二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 01:47:00

    ありがとう…それしか言う言葉が見つからない…

  • 176◆KJ9y14GNXeyx23/01/10(火) 03:22:51

    また気が向いたり本業にひと段落ついたりしたら書きます
    というか前スレの前半部分で終わったとこだけでまとめて20000文字超えてるのに、次のまとめ版とか作った日には何文字いくんでしょうね
    確かに半分近くが1000文字オーバーして削る作業を強いられてましたが

  • 177二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 12:54:00

    書き切ってる…お疲れさまでしたわ

  • 178◆KJ9y14GNXeyx23/01/10(火) 21:17:08

    今夜辺りぼちぼちラヴィダヴィ・ラウンドアバウトもまとめていきます

  • 179二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 01:21:53

    テーマ曲はエド・シーランの『Perfect』だな

  • 180二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 02:27:41

    おつかれでした
    本当良かったです

  • 181二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 03:07:44

    いいもん見れた、お疲れさんです

  • 182二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 14:47:31

    ミモザ先生がとても可愛かった
    ちなみになんだけどハルトの格好とかイメージ決めてるのかな

  • 183◆KJ9y14GNXeyx23/01/11(水) 21:55:20

    >>182

    デフォルトネームで自分がプレイしてたのも相まって完璧にうちの子イメージにはなってるんですが

    ・なかおれハット(ブラック)

    ・冬服

    ・アイリッドメイク3

    ・カラコン(ブルーグレイ)

    ・アイラッシュメイクB1

    ・まつげの色ダークデニム

    ・アイブロウメイクB2

    ・眉毛の色ダークデニム

    ・リップメイク3

    ・リップカラーなし

    ・モールメイク4

    ・フレックルズメイク1

    に、たまにウェリントングラス(ブラック)を気分でかけてます

    髪はボブカットのダークデニムですね

  • 184◆KJ9y14GNXeyx23/01/12(木) 01:45:24
  • 185◆KJ9y14GNXeyx23/01/12(木) 02:27:18
  • 186二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 05:11:45

    >>183

    やってみたけど結構ちゃんとイケショタね

    そして渋投下までの完走乙

  • 187二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 05:50:56

    ちょっと背伸びした感じがいいですわね

  • 188二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 15:47:57

    >>187

    カッコ可愛い……

  • 189二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 17:11:15

    >>187

    美人!

  • 190二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 02:03:56

    ありがとう

  • 191二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 05:21:02

    上質なハルミモ見れて良かった
    「もっと評価されるべき」ってこういうのだと思うよ

  • 192二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 14:46:54


    ハルミモもっと増えてほしいね

  • 193二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 21:02:56

    >>187

    テラレイドの捕獲モーションは全体的にイケめくよね主人公

  • 194◆KJ9y14GNXeyx23/01/14(土) 01:37:52

    うちの子は可愛いでしょう
    優勝するとこんな顔も見せてくれるんですよ……
    ミモザ先生一度も当たんないんですけどぉ!?

  • 195二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 06:36:17

    このハルトとミモザ先生か
    お似合いですわ

  • 196二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 13:04:38

    末永くお幸せに

  • 197二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 18:36:07

    またその内なんか書いてほしいなぁ〜
    ハルミモでもハルネモでもハルジャモでもハルボタでもハルチリでもまさかのハルメロとかでもいいからさぁ〜(チラッチラッ

  • 198二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 02:05:53

    ハルミモがpixivに増えてていいね、波が来るかもしれねえ

  • 199◆KJ9y14GNXeyx23/01/15(日) 05:23:24

    >>197

    その内、その内ね

    別CP書くならハルネモorハルチリかなぁ

    ハルチリは一回書いたけど、方言以外口調にクセがないのが書きやすいんですよやっぱり

  • 200二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 06:50:24

    次回作期待してるぜ

オススメ

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