- 1二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 20:25:24好きな小説の書き出しを挙げるスレ|あにまん掲示板まずは自分から恋をしたのだ。そんなことは、全くはじめてであった太宰治『ダス・ゲマイネ』bbs.animanch.com
このスレの二番煎じです。問題があれば消します。
「あとがきはね、たまにどうしようもない、必要のない文章ではないか?ものすごくいらないパートではないか?なぜだかよく分からないけれど、そう感じる時があるんだ。そうとしか思えない時があるんだ……。でもそんな時は必ず、それ以外のもの、たとえば本文とか、挿絵や口絵とかが、全て美しく、すてきなもののように感じるんだ。とても、愛しく思えるんだよ…。あとがきは、それらをもっともっと引き立てたくて、そのために無理して巻末につけているような気がする」
「キノの旅 Ⅲ the Beautiful World」 時雨沢恵一
- 2二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 20:28:47
- 3本当のあとがきはカバー裏に21/11/03(水) 20:32:00
キノの旅の「頭のいい人には見えないあとがき」
こんな感じで、すごい頭のいい内容が書いてあった - 4二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 20:32:19
今まさに 煌々と燃え上がる情熱のような勢いで突き進む かもしれない根性が美しい命の 瞬きに激しくぶつかりあう 奇跡の華麗な 炸裂を夢に見た営みといつまでも延々と 逃避行しているような土曜日がどこまでも叙情的な後ろ向きのあとがき
覚えたの十五年前だが意外にそらんじれるもんだな - 5二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 20:32:59
俺も書いといてなんだがキノばっかりじゃねぇか!
- 6二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 20:33:47
クロスカディアも中々面白い。時代劇風あとがきとか盛大に笑った
- 7二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 20:35:08
時雨沢先生がいろんなパターンのあとがき書いたから、逆にこういうあとがきは編集に却下されるんだろうなあってのがいくつかあるな
- 8二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 20:36:08
原文は今は出せんがバカテスは面白かった。
作者(男)が電車内で痴漢を受けたレポだったり、企画書に総受けという単語を使って会議で説明せざるを得なくなった失敗談だったり、母親からの宅配便ネタだったり日常生活が第二の作品みたいになってる - 9二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 20:42:23
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- 10二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 20:43:11
それからというもの、僕は以前のように素直な気持ちでは<落とし穴に蓋がされている物語>を読めなくなりました。
その代わり、<落とし穴のなかで幸せそうにしている人>が描かれた物語を好むようになりました。僕は思ったのです。
暗く深く狭く寒い穴のなかで、強がりではなく微笑んでいられる人の話が聞きたい。多分、今の自分にとって、それ以上の慰めは存在しないだろうから。
三秋 縋 「いたいのいたいの、とんでゆけ」より。
読了感もいいし、荒木飛呂彦の吉良や五部についての後書きや西尾維新の作品(特に少女不十分)の流れを感じた。
- 11二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 20:54:57
- 12二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 20:58:56
鎌池和馬の徹頭徹尾作品についての解説しかしないスタイル好き
後書きの後に続き書くのも好き - 13二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 21:00:10
三秋縋いいよね…
確かスターティング・オーヴァーのあとがきにあった、「自分の好きな作家は、自分の好きな文章を書いていなかった。自分の好きな文章は、自分が好きじゃない作家が書いていなかった。だから文章を書き始めた。」みたいな文好き。