【♂トレ・デカウマ娘概念】スカーレット、本を取ってくれない？

1二次元好きの匿名さん21/11/03(水) 23:17:23

自分を縦に3人並べたくらい大きな本棚が高層ビル群の様に林立する図書館。そこのようなに以前から探している本が漸く見つかったが、手が届かない。
本の位置が高い。ほぼ倍の位置だ。背伸びをしても指先が届くか届かない…届かない程の高さにある。周囲を見渡しても踏み台と名の付くものは無い。

「どうしたのよ？さっきから周囲をグルグル見回して。」

そうだ、スカーレットに取って貰えば良いんだ。スカーレットを含めウマ娘の身長は、人間の其れよりも大きくガタイもそれ相応にしっかりしている。
事実、僕が担当しているダイワスカーレットの身長は、195cm。聞くところによると、これから10～20cmは大きくなるとの事。
一方、僕の身長は165cmなので街中を歩いていると姉弟と勘違いされる事が多い。それ自体は別に構わないのだがスカーレット自身はどう思ってるのだろう？

「スカーレット、お願いなんだけどこの棚の六段目にある本を取ってくれない？僕じゃ背が届かなくて…」

「分かったわ…この本ね。」

スカーレットは少し手を伸ばしヒョイと簡単に本を取った。

「ありがとう、スカーレット…」

「どういたしまして…それにしても、この図書館ももう少し踏み台とか置くべきよね。流石に私も上の方は届かないわ」

スカーレットの言う通り、更に上にある本はスカーレットが僕を肩車しても届くかどうか分からない。
とにかく、今重要なのは欠陥建築の図書館の愚痴よりも長い間、探してたこの本を堪能するのが良いだろう。