クリークとそのトレーナーに挟まれるタマモクロス【SS】

  • 1二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 00:37:26

    「わざわざ来てくれてありがとうタマモクロス。え? 珍しいって……そうだな。俺、普段あまり担当以外のウマ娘と話したりしないからな。」

    「それで、今日来てもらったのは……その、俺の担当のクリーク……彼女についてなんだけど、あー……なんだ。特定の相手というか……その恋人、というやつはいるのか? そんな顔しないでくれ。キモイのは百も千も承知なんだ。」

    「……本人に直接聞ければいいんだが、いかんせん教え子と指導者っていう関係は、結構高いハードルなんだよ。加えて俺らって結構特殊だしさ」

    「……本気なのかって? 本気も本気だ。そこは間違いないんだが――クリークにそういう話の雰囲気すら出ないのが前からおかしいと思ってて。世の男どもは不能ばっかりなのかと本気で考え込んでしまったくらいなんだよ。でもそんなことありえないだろ?じゃあ、俺には隠して実はいるんじゃないかって思い立ったんだ。そうだとしたら、俺がストレートに聞いたってはぐらかすだろうし、芽がないのに今の関係を壊すなんてしたくないし……」

    「……頭を抱えないでくれ。こっちは真剣なんだ。最高にダサい上に相当キモイのは承知したうえでタマモクロスに聞いてるんだ。頼む、何か些細なヒントでも
     構わないから……」

    「……そこまで言うならウチが直接? そ、そうか……なんだか申し訳ない。けど、君にならクリークも隠し事なんてしないだろうし、確実だよな。ああ! わかった!! 正直怖いけど、恋人がいたらそれはそれで一トレーナーとして祝福してあげないとだしな! ありがとうタマ!」

  • 2二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 00:38:17

    「ごめんなさいタマちゃん。わざわざ呼びつけちゃって~……」

    「……そうなの。私のトレーナーさんのことで……よくわかりましたねぇ。え? なんとなくそんな気はしてた? すごいすごーい! タマちゃんなんだか絵本の魔法使いみたいですね~」

    「それで……トレーナーさんと、その……お付き合い、したいんですけど……私、そういうの本当に疎くって……タイシンちゃんに一回相談したら『告れば?』の一言で終わっちゃって……あの、なんで頭を抱えてるの? どこか痛いんですか? ロキソニン飲みますか?」

    「……平気ならよかった。それで、お話を戻すと……え? そもそも恋人とかそういうのを超えた関係だって堂々とマスコミの前で言ってたやろって?それはぁ……そうなんですけど……あの、笑わないでくださいね? 私だって普通に手をつないで仲良くデートとか、ロマンチックなキスとかに憧れるような感性あるんですよ? そういうのって、やっぱり今の関係のままだと一生できない気がして……タマちゃん顔が引きつってるけど大丈夫……?」

    「水飲んで落ち着くわって……あ、話してていいですか? また脱線しちゃいましたから改めて……それで……私なりに考えて、まずはトレーナーさんが今フリーかどうか――タマちゃん大変! そんな勢いよく水噴き出して!? むせちゃいましたか?!」

    「落ち着いてよかったです~……え? ウチの情報網で探ってやる……? そんな、悪いですよぉ……同期のよしみといっても……わかりました。タマちゃんありがとうございます。正直、事実を知るのは怖いですけど、もし、トレーナーさんに恋人がいるんなら、それはそれで受け入れないとダメですもんね。連絡、待ってます。」

  • 3二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 00:39:48

    「いや同じ日に似たような相談するなやなんやその運命的な惚気」

  • 4二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 00:42:51

    ちゃんと女の子の部分も持ってるクリークは良いぞ

  • 5二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 01:17:19

    タマちゃんに濃い目のブラックコーヒーを奢りたくなるな
    この2人のドロ甘さは

オススメ

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