- 1二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 00:43:17
担当ウマ娘とURAシリーズを走り抜けて数日、久々の休日が取れた。日当たりのいい部屋の窓際で本を読んでいると唐突に携帯が鳴る。
「おはようトレーナーくん!今日はどうしたんだい?用事があって遅れるときは連絡するように言ってあるだろう?」
「おはようタキオン。昨日も言ったろう?今日は一日休みを取ったんだよ。キミもシリーズが終わってからというもののろくに休んでないだろ。少しは足を休めないと━━━」
「何をバカなことを言ってるんだいこのモルモットは…私の研究に休みも何もないんだ!私は1年365日研究者さ!わかったら早く部屋にきたまえよ。非検体がいなきゃ記録が取れないじゃないか。」
「研究はいいけどなんで俺が付き合わなくちゃいけないんだ…」
「私が365日研究者ならキミは365日モルモットだろー⁉︎どうせ仕事人間のキミのことだ、やることがなくて窓辺で本でも読んでいるんだろう?せっかくキミのかわいい愛バが呼んでいるというのに来ない理由はあるのかい?」
行動パターンを見事に読まれている…実際やることがないのは確かだ。いつもの実験室に行くとしよう。手早く二人分の弁当を作り実験室の扉を開けるといつものように白衣姿のタキオンが怪しげな液体を手にしていた。
「おはようタキオン。これ今日のお弁当ね」
「ありがとうトレーナーくん。これはお返しの試作品3号だよ!」
3号とラベルのつけられた紙コップの緑に光る中身を一気に飲み干すと全身に度の強い酒を飲んだ時のような急激な体温の上昇を感じる
「なんだこれ、酒か?それにしてはアルコールを感じないけど…」
「それは強壮剤の一種さ。これで体温を測ってくれ。それで他に何か感じることは?」 - 2二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 00:43:26
━━十数分後、いつものやりとりを続けていくうちにタキオンの様子がおかしくなり始めた。顔がほんの少し赤みがかり、息遣いが荒い。
「タキオン、どうした?大丈夫か?」
「いや、これは…問題ないよ。ただ━━━」
「カフェに一服盛られたようだね。ハッハッハ!」
「ハッハッハって…大丈夫なのか?そのうち体のどこかが光り始めるんじゃ…」
「これはさっきキミに渡した薬の試作品1号だねぇ。3号に比べて効果が強すぎるから誤って飲まないようによけて置いたんだが…紅茶に混ざっていたのか、気が付かなかった。」
「強壮剤ってことか?ひとまず劇薬じゃなかったようで安心したよ。」
「安心?全く安心できる状態じゃないよモルモットくん。私が理性を失ってキミを襲う可能性だってある。」
「…俺に何かできることは?」
「こっちに来たまえ」
恐る恐るタキオンに近づくと突然腰に両手を回され、ガッチリと固定されてしまった。
「ちょっと!タキオン!これは流石にまずいって!こんなとこ誰かに見られでもしたら…」
「うるさい。少し黙ってくれ」スゥー…ハァー…スゥー…ハァー…
タキオンが自分の服に鼻を当て深呼吸を繰り返している。
「うん…うん、落ち着いてきた。すまないね、モルモットくん。少し取り乱した。」
「いや、俺はいいんだが…本当に大丈夫なのか?」
「もう少し…このままでいさせてくれ…」
朝の電話で非検体がいないと言っていたこと、試作品3号は緑に光っていたこと、強力な薬をよけて置いておくなんてらしくないことをした事、様々なことに思いを巡らせ、私は彼女のあたまを優しく撫でた。 - 3二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 00:45:01
酒飲みながら書く怪文書はうめえなぁ!
誤字みっけ!
エミュ適当!
ごめんね! - 4二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 00:47:50
1,300文字オーバーだってよ!
レポートより書くの速かったわ! - 5二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 01:01:36
恋愛クソ雑魚ナメクジ薬に頼っちゃうけど一線は超えられないよわよわタキオンは流行らせていけ
- 6二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 01:06:19
被験体がいない発言→朝の時点でカフェはいなかった
薬が緑に発光→紅茶に入ってたら気付くはず
薬をよけて置いといた→もっともらしい口実