- 1二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 11:58:17
(前置きとして作品外のスタッフの個人的な発言や、劇中の登場人物の行動の是非そのものについては論点がズレてくるのでナシの方向でお願いします)
PD世界における登場人物は善悪、貧富、学の有無に限らず大なり小なり
・体制としての法やシステムより個人的な利益や道義を優先する傾向がある
・何かしら行動するにあたって事前学習や第三者(行動と無関係な人間)への思慮が浅い
・よく言えば全幅の信頼を寄せている、悪く言えば責任丸投げの思考放棄
・身内に対して過剰に甘く、敵対者に対して過剰に苛烈
といった問題点を抱えているが、これらは厄祭戦後に起こったであろう社会の建て直し方に問題があったのではないか?
無人自動兵器MAの存在を否定するにあたって、当時の社会で極端な人間賛歌論が掲げられたであろうことは、人が乗り込む事に意味のあるMSやガンダムフレームの仕様から見ても明らかだろう。
そこで厄祭戦が終結した後の人類社会を再構築するにあたって、社会の治安回復と人類全体の一体化を図ろうとするあまり(立役者であるギャラルホルンを頂点とした)
「厄祭戦という過ちを乗り越えた自分達は正しい、厄祭戦を引き起こした旧体制は悪である」というエスノセントリズム的価値観が人類全体に根付いてしまったのではなかろうか?
時間の経過と人類の活動圏の拡大に伴い、厄祭戦の記憶が風化した後も社会的価値観は残るばかりか「自分達は正しい。自分達に反する体制(組織、集団)は悪である」といった歪んだ形で発現しているのだとすれば、
元々選択肢のない貧困層の人間は勿論、恵まれた環境下にある筈の人間達の視野狭窄な行動にも一定の説明がつくのではないか。
直系の子孫であるが故に腐敗が最も顕著に現れているのがギャラルホルンであるだけで、バエルの伝説が廃れた時点であの世界全体の腐敗は必然だったのかもしれない - 2二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 12:00:30
つまり鉄血世界の民衆全員がヤクザみたいな思考してるってことか…………
滅んだ方がいいのでは? - 3二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 12:06:34
そもそも厄祭戦以前からMAなんてものが大量生産される程に人命や倫理観が軽視されていた事実は間違いないので…
- 4二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 12:07:01
まあ近いうちに限界が来そうな価値観ではある。
- 5二次元好きの匿名さん22/12/25(日) 13:37:59
ギャラルホルンが世間体を気にするようなやり方をしているのも、
あの世界の人間全体が「自分の損得に関わりさえしなければ」公正にものを見れるって事なんじゃないかな、と。
逆を言えば自分に得があるなら不公平、不公正には目が向かなくなると
クーデリアはそんな世界で自分より他人を優先出来る異端者だったわけで