【🎲】こちらジェターク寮？の相談窓口くん③

[1 相談窓口 22/12/25(日) 18:26:39]

よっす。こちらジェターク寮の相談窓口ことパイロット科２年男子、ジャック・レッドクレイエルだ。こんばんは、そしてメリークリスマス。最初はラウダ先輩の顔芸ヤベエなと思ってスレを立て（９話放送時期）、いやグエル先輩の未来はどこだと思いつつスレを書き（１０話放送時期）、１１話見たらヴィムパパにも変な愛着湧いてきちゃってホントどうしよう（本日１１話放送）。

プロットなし、方向性なし、作文キャラエミュ自信なしのないない尽くしなこのスレだが、暇潰しがてら付き合ってもらえると助かるぜ。…いやホントこれどうしよう？

１回目

ジェターク新寮長が振り切れ始めたので、理性ある人材を確保する🎲｜あにまん掲示板

２回目

【🎲】こちら、ジェターク寮相談窓口くんです。｜あにまん掲示板

前スレ

【🎲】こちらジェターク寮相談窓口くん②｜あにまん掲示板

[2 相談窓口 22/12/25(日) 18:27:42]

【窓口のプロフィール】
学籍：ジェターク寮、パイロット科２年男子
仕事：ジェターク家料理人、専属パイロット
趣味：キーボード演奏（技巧13/100）
身長：204　筋肉：78/100
髪：金髪・長め　目：きわめて濃い赤
付随する属性：グラサン、右腕を隠す黒マント
パイロット技量：91/100(100でグエル)　運動能力：33/100

[3 相談窓口 22/12/25(日) 18:29:06]

【窓口の経歴①】
父親はかつて、カテドラルの倫理に基づきドローン狩りをしている治安部隊のパイロットだった（窓口が生まれる前に引退済み）。ドミニコス隊とは別の部隊に所属しており、２１年前に起こったヴァナディース事変には出撃していない。一般的な民間人の家族として生まれ暮らしていたが、カテドラルに敵意を持つテロ組織に元構成員と知られた為に攻撃対象とされる。そして家を襲った組織から身を守る為に秘蔵のMSへ搭乗し迎撃したが、家族は全員失ってしまった。（トラウマ度10/100）

【窓口の経歴②】
家族を失った後、ドローン反対派企業に目をつけられた窓口。無人機が人の命を奪ってしまう未来を回避する為に力を貸してほしいと言われた窓口（当時５歳）は、元カテドラル派だった親の影響もあってそれを了承してしまう。しかし警備用の無人MSと言われて窓口が撃破した機体の中にはパイロットである警備員と、平和な為親の仕事を見に来ていた子供の残骸が転がっていた…。その後駆けつけた治安部隊と戦闘になるが５歳児では体力的にも精神的にも限界があり、遂に利き腕だった右腕を潰されながら鎮圧される。その後はジェタークの社員である遠縁の親戚に引き取られ、敏腕パイロットの評を聞いたヴィムに使用人として飼われ今に至る。（トラウマ度97/100）
本当のやりたいことはジェタークの使用人ではなく治安部隊のパイロット。しかし誰も殺されたくないけど同時に誰も殺したくないというとんだロマンチストである。

[4 相談窓口 22/12/25(日) 18:32:38]

【窓口の戦闘能力】
操縦技量：９１（１００でグエル）　右腕があった場合：１１７
パラメーター（１０段階評価）：攻撃８　防御１　援護７　分析２　連携６
戦闘適性（５歳→現在）：近接１９→２１　中距離８０→７４　遠距離１３→３

【パラメーター詳細】（１００越えでHENTAI）
精密射撃：１６６
単独突破力：１０７
妨害・牽制：１２６
機動力：１１２
成長性：３５
読みの強さ：９５
発想のマジキチ度合い：１８

才能依存の理論派ガンナー。戦闘中は思考に忙しい為、普段よりテンションを下げて殺しに行くタイプ。現在弱体化中。

[5 相談窓口 22/12/25(日) 18:34:06]

搭乗MS：ディランザ 窓口機
機体カラー：ワインレッド
兵装
・ビームバルカン×２
・ビームライフル×１
・ビームトーチ×１
・大口径グレネードランチャー×１（右・武器腕）
・スモークグレネード用ランチャー×１（右・武器腕）
・ミサイルポッド
・ドローン盾×１（マニュアル操作）

・特殊兵装「アキレス」
背面に装着する追加ブースター。平行移動に特化した設計をしており、短い時間の起動で爆発的な推進や急旋回を可能とする。低重力の空中での使用はパイロットの技量が問われ、間違えると錐揉み回転しながらあらぬ方向へ飛んでいくこととなる。欠点は爆発力が強すぎて、鍛えたパイロットでも使い続けると身体にダメージが入ること。

・特殊兵装「フドウ」
ディランザの周囲を取り囲むように展開される超大型レーザーキャノン群。普段は背部で折り畳まれた翼のように格納されている。展開すると左右それぞれに縦４段×横１０門＝計４０門（左右合わせて８０門）の砲身が円周状に現れ、それぞれの砲門から一斉にレーザーを射出する。
欠点はエネルギーを大幅に消費する影響で、フドウの起動中他の兵装が一時的に使用不可になること。

[6 相談窓口 22/12/25(日) 18:35:22]

そうそう、最近ペイル寮に行くことになったんだよ
【機体名】ザウォート
【メーカー】ペイル・テクノロジーズ
【機体カラー】黒
【装備】
・右腕：バズーカ砲→７連砲マシンガン（武器腕）　※変形
・左腕：ビームライフル（武器腕）→７連砲マシンガン（武器腕）　※変形
・ビームトーチ×１
・４連レーザーキャノン（左肩装備）
・ワイヤーアンカー（脚部）
・ミサイルポッド（脚部）
・大型推進ユニット

[7 相談窓口 22/12/25(日) 18:36:34]

当スレでは、窓口くんや新型ザウォートのイラスト、FA等を募集しております！！（大声）

[8 相談窓口 22/12/25(日) 18:46:14]

ナチュラルボーンデストロイヤー　ジャック（窓口）
MSを危険な兵器と認識している正常な母と、母と結婚する為にパイロットの道を投げ捨てた父の間に生まれた三兄弟の次男坊。しかし父が４歳くらいの彼を膝に乗せて実家の秘蔵MSを動かして見せたところ、その動きを一発で完コピするという離れ業を見せた。これにより父はパイロットとしての才能を持っている窓口を贔屓するようになり、母は捨てた筈の道に再びのめり込む父に引き、ついでに生まれつきMSの操縦や戦闘のマニュアルがあるかのような動きをする窓口に引いて家族仲はシベリア並みに冷えた。
かと思いきや誕生日にカテドラルを恨む連中に襲われ家族全滅、MSに乗っていた窓口のみ生き残る。彼が普段かけているグラサンと共に、元カテドラルの父が語っていた「ドローンや無人機は殺しの責任をとらないから許せない」という理想は引き継がれた。まあそのおかげでドローン反対派の企業テロに加担させられたんですが。

[9 相談窓口 22/12/25(日) 18:47:03]

あかんスレ立ての時間ミスった、まずご飯や～～～

[10 相談窓口 22/12/25(日) 18:47:22]

…いやほんとジェタークの未来ってどうなるんだろうね

[11 相談窓口 22/12/25(日) 22:02:32]

【窓口の主な交友関係】（）内は窓口への好感度
グエル（110）：窓口は父さん側の人間だと認識しているが、同時に弱音を吐ける相手として信頼している。一番謎。
ラウダ（56）：自分と窓口なら兄さんの孤独を何とか出来るのでは…？と思ってはいるが、あくまで年下という認識。窓口が右腕を失くした事件や理想について唯一知っている。
ヴィム（50）：出資への感謝で窓口から一方的に感謝されてる人。でも窓口のせいでグエルの奔放さを躾けきれてない気もしてきた。
スレッタ（84）：ジェターク寮だけど怖くないマントの人。色々教えてくれるので父性を感じる。
ミオリネ（24）：グエルの腰巾着。
エラン（55）：特にコメントなし
シャディク（65）：対ミオリネ相談会に乗ってもらってる。だが対グエルで窓口がやってることも大概である。

[12 相談窓口 22/12/25(日) 22:29:41]

クリスマス仕様の夕飯が美味しかった（泥酔）
ここらで窓口のこれまでの行動でも振り返ってみましょうか。

【第三話　グエルのプライド】
エアリアルに負けたグエル先輩を見て、コイツァやべえと警戒心を高める。馴染みの本社メカニックからダリルバルデには自動操縦モードがあると聞き、「いやグエルに攻撃は任せた方が良くね」と思いつつも口に出せない。ヴィムパパは自分の学費や給料を出してくれるパトロンでもあるので結構甘めに評価してるし指示も聞くが、一方でグエル先輩はこのまま抑圧されてもちゃんと育たたないなーと判断。２回目の決闘の戦場に地面崩落の細工をしつつ、一方でグエル先輩には思いのたけ叫んじゃおうぜと反抗期を煽るような助言したりした。おかげさまで長いウダウダの末自身のプライドの為だけにグエル先輩戦わせることに成功したが、決闘には負けたし公開プロポーズを見届ける羽目になった。待って俺そこまで自由にやれとか言ってない。

[13 相談窓口 22/12/25(日) 22:49:03]

【第四話　見えない地雷】
ダリルバルデのAI補強の為にはエアリアルの情報を取って来ればいいのでは？窓口は訝しんだ。そんなわけでグエル先輩の古のツンデレムーブのフォローをしつつ、同学年パイロットの肩書を使ってスレッタに親切な人枠で接近する。エラスレのフラグを折ったり地球寮とエンカウントしたりする中、グエル先輩決闘禁止の噂を聞いてちょっかいをかけに来たその辺の雑魚の相手をしていたら連戦に耐え兼ね専用機が壊れた。またある日寝ていたところ、自分が右腕を失った企業テロの日のことを夢で見る。深夜の散歩中に出くわしたラウダ先輩に自分が右腕を失った経緯、人の命を奪ったこと、その感覚も死も知り合いに味わってほしくないから率先して戦うこと、本当はジェタークの使用人ではなく治安部隊のパイロットになりたいことを告げる。

【第五話　氷の瞳に映るのは】
最近メル友になったスレッタがエランとデートすると言ってきた。ペイル寮に囲い込む気か、エアリアルを調べる気か。御三家のバランスが崩れる事態を危惧した窓口は、娘の男女交遊関係を心配するお父さんのようなノリでエラスレデートへ乱入しに行く。グエル先輩の乱入フラグは折れた。
スレッタ→窓口は父性を感じているのでエラン激怒がワンチャン回避されると期待されていたが、誕生日が完全に窓口の地雷だったうえにMSは窓口にとって兵器なのでツーアウトでした。初恋枠とパパ枠を同時に怒らせたスレッタに対し、窓口はエアリアルを確実に抑えるべくエランへ対エアリアルの共闘を持ち掛ける。しかし共闘の条件として窓口のペイル移籍を提示され、どちらの条件で戦うかを決めるべく窓口VSエランの決闘へ。アキレスやフドウなどの変態兵装を使いファラクトのビットを半壊させる、首都高をディランザで高速ドリフトする、空飛ぶファラクトと銃撃戦をする等の変態操縦を見せ善戦するも結果は敗北。窓口は決闘の対価としてジェタークを脱退、新型ザウォートのテストパイロットとしてペイルへ参加することになるのだった。

[14 相談窓口 22/12/26(月) 00:59:54]

ここまで書いたはいいけど駄目だ、眠い！！明日から本気出す！！
あとザウォートの装備が明らかに過積載な気がする！でも武器腕はやりたい！！心が二つある～～

[15 相談窓口 22/12/26(月) 08:30:31]

はいおはようございます。朝ごはんを食べつつ１１話を振り返ってたんですが、どうにもジェターク家ってそれぞれ迷ったり悪癖出た時にケツ叩くやつがいればそこそこ安定するっぽいことに気付きました。問題は暗殺チャレや子叩きしようとするヴィムを諫める役、グエルの顔を立てつつ精神的成長を見守る役、どうにも自我が薄そうなラウダの胃痛を軽減する役、これが両立出来ない事。やりたいこととやってほしいことがバラバラなので、どうやっても全員の味方は出来ないんですよねー。昭和のお母さんってすごいんだなあ

[16 相談窓口 22/12/26(月) 10:21:18]

あとジェターク家に肝っ玉母ちゃんがいると恐らくジェターク家大勝利エンドで話が終わる、これに尽きる。というかこれどう話を進めるべきなんでしょうね。グエル家出フラグも立ってないし、ラウダの情報は相変わらず見えてこないし、思ってたよりアニメでヴィムが息子たちに淡白だし…。あともしかしてザウォート作り直した方が良い？教えて有識者

（ペイル寮）
その日ペイル寮のエントランスは、ちょっとざわついていた。

モブ「…」
窓口「はい毎度ー。引っ越してきたジャック・レッドクレイエルでーす」

何故ってまあ、俺が来たからなんだが。移動用スクーターで華麗なドリフトを見せつつ新たな住処にやってきた俺は、寮の扉を開けてズカズカとお邪魔していた。先日まで敵、しかもジェターク家の関係者っつー立ち位置だった俺が突如ペイルに加入した事態の扱いに迷っているのはこっちも同じらしい。どうにも困惑の勝る雰囲気と視線がエントランスに漂う中、見慣れた端整な顔を見かけた。

エラン「…そういえば、今日からだっけ」
窓口「おーっす。手続きの類は既に済ませてあるぜ」
エラン「そう。ようこそペイル寮へ、歓迎するよ」
窓口「こっちこそ世話になる。まあ社員になるっつーわけじゃないけどな」

エラン・ケレス…ファラクトに乗ってビットを駆り、俺を倒した張本人。対峙したその人の思いを読めない視線を真っ直ぐ受けながら、彼の白い手袋に包まれた手を握った。

[17 相談窓口 22/12/26(月) 11:16:47]

エラン「早速で悪いけど、荷物を置いたら格納庫に向かってほしい。新しく用意された新型ザウォート、その開発チームが待ってる」
窓口「了解、すぐ向かう」
エラン「１個だけ黒く塗られたザウォートがあるから、すぐわかると思うよ」
窓口「黒いザウォートな」

その指示を聞いて、ふと閃いた。黒くて、よく飛ぶ、細い機体…

窓口「それ実質ファラクトでは？」

その言葉を聞いたエラン先輩は、ふと視線を外して被りを振った。

エラン「実際に見ればわかると思うけど、あれはファラクト似じゃない。…寧ろ、今までのコンセプトとはだいぶ違うものだと思うよ。取り敢えず君の適性に合わせた調整やカスタムはされてるから、安心してほしい」

それを聞いて思わず顔が引きつった俺は悪くない。安心してほしいって何だ、俺は何に乗せられるんだ。だがここでうだうだ言っていてもしょうがねえ。内心の期待と不安を表情筋の下に押し込むと、俺は新しく用意された部屋へパイロットスーツを取りに向かった。

[18 相談窓口 22/12/26(月) 11:29:44]

「両方武器腕な挙句バズーカ砲搭載とか重量限度に喧嘩売ってんのか」「環境カード気にしすぎて４０枚から６０枚に膨らんだデッキ」とリア友からお叱りを受けました。それは本当にそう。多分ACのノブレス・オブリージュみたいな姿にしないと駄目ですね…。推進ユニットつけてても空飛べなくなりそう。
というわけでごめんなさい、ザウォート再設計です…

[19 相談窓口 22/12/26(月) 12:25:44]

そもそも兵装ドカ盛りにする場合、当然重力が上がるので背部推進ユニットも出力を上げなアカンです。となると背部には大型ユニットを固定することになり…武器腕とかそもそも変形用の空間が確保出来ません。そこに今気付きました、完全にバカ。
ファラクトは機体を限界まで軽量化して飛行能力を確保していましたが、こっちのザウォートは武装を積める代わりに推進力も強化した戦闘機スタイルでいきましょう。

[20 二次元好きの匿名さん 22/12/26(月) 12:51:47]

③、おめでとうございます。ごつい体と目がミエナイサングラスから繰り出される気安い感じのしゃべり方ってあんまり無い個性ですよね。

窓口君、声のトーンは体格的にバリトンじゃなくてバスだろうし

豪華なホテルみたいなジェターク寮と違ってペイル寮の内観ってのっぺりしてますよね

通称シャディクのカラオケルームはアラビアっぽい装飾で個性出てるのに、ペイル寮ののっぺりさは強化人士ネタを知ると研究施設味を感じます。

ジェターク寮とジェターク家の使用人ってことでジェターク家み出入りしてた窓口君はキラキラ内装がないペイル寮にしばらく慣れなさそう

[21 相談窓口 22/12/26(月) 14:59:58]

感想ありがとうございます。

これは切実な願いなんですが、アニメ制作陣は早急に各寮の部屋とかロビーのデザイン出してほしい。学園について分かってないことが多いから無尽蔵に妄想してられます。多分窓口的にペイル寮の部屋は落ち着かないけど、自分の小物で満たして１週間くらい寝てたら慣れそうな気もします。にしても常時グラサンでマント羽織ってる２０４ｃｍからお出しされるヤンキー口調は絵面が完全アウトである。

取り敢えずザウォート改定案について。うう…まともに機体組める人間になりたい…。

・兵装マシマシ運用、連携などは度外視するエース機

ここは変えずに行きます。そもそもザウォートは現行のタイプがかなり売れてる以上、ある程度のケースは従来通りのカスタムで対応可能です。というわけでこの新型の求められる限定的な環境を考えていきましょう。

dice1d3=1 (1)

１＝離着陸用の距離が確保出来ない、足場が狭い場所での運用（海上の船など）

２＝編隊を組んで行動しにくい、複雑な立地の場所（デブリだらけの宙域など）

３＝ドローン戦争時代に発達した、一対多専門の孤軍（ドローン群や無人機殲滅など）

[22 相談窓口 22/12/26(月) 15:39:42]

一度離陸したらそのまま降りられない環境での運用がメインのようです。割と空戦用って感じでしょうか？ってことは兵装ドカ盛りっつっても大分軽いですねこのザウォート。ディランザと同じノリで盛ったら大変なことになりそうです、慎重に行きましょう。

右腕の兵装dice1d3=2 (2) 左腕の兵装dice1d3=3 (3)

１＝マシンガン

２＝ライフル

３＝銃剣（ルガーランス的なやつ）

両肩か腕に連装砲はそれでも搭載したい！

搭載箇所はdice1d3=1 (1)

１＝腕　２＝肩　３＝どっちにも

何連装？dice2d2=1 2 (3)

特殊兵装（足に搭載する）dice1d2-

１＝パルス兵器　２＝追尾ミサイル

[23 相談窓口 22/12/26(月) 15:40:08]

dice1d2=1 (1)

[24 相談窓口 22/12/26(月) 15:45:24]

>>6　こちらに改定です

【機体名】ザウォート

【メーカー】ペイル・テクノロジーズ

【機体カラー】黒

【装備】

・右腕：ビームライフル

・左腕：ビーム銃剣

・ビームトーチ×１

・３連小口径レーザーキャノン（側腕部）

・マイクロミサイル（脚部）

・大型超強力推進ユニット（両翼）

・パルス兵器（起動するとレーダー系統が妨害される）

[25 相談窓口 22/12/26(月) 17:09:11]

滅茶苦茶疲れた。あと追尾ミサイルは載せませんでしたが結局追尾性能のないマイクロミサイルは載せました。あのミサイルポッドがバラララ―って開くの性癖なんですよねえ。

（ペイル寮・格納庫）
内装をろくに見ることもなく部屋へ荷物を放り込み、急いで着替えて格納庫へすっ飛んだ。初めて来た寮は内装から設計まで色々違い過ぎて困る、いや当然のことではあるんだけどよ。ホテルか何かのような豪華さだったジェターク寮と比べて、ペイル寮は全体的にシンプルを極めたようなデザインなのも道に迷いやすくしている気がするぜ…。
早速ペイル寮のロッカーに移動していたパイロットスーツに着替えた俺が駆け込むと、そこには陳列された青いザウォートの中にポツンと目立つ黒い機体と、それを取り囲む大人の群れ。もしかしてあれが先輩の言っていた例の新型か。

窓口「すみません、本社の方でしょうか！」

俺が声をかけると、一斉にそこにいた大人達の視線がこちらを向いた。

メカニック「ああ。…ジャック・レッドクレイエル君か？」
窓口「ええ。本日からこちらでお世話になります」
メカニック「待ってたよ！ようこそペイル・テクノロジーズへ。我々はこの機体の開発チームでね、納入と機体テストをしに来たんだ。君の腕前は過去の決闘のビデオを見させてもらったよ、君のような射撃戦に長けるパイロットを迎えられて大変うれしい」
窓口「お、おお…ご好評、どうも…？？」

[26 二次元好きの匿名さん 22/12/26(月) 18:01:45]

ミサイル弾頭は通常弾頭以外にビーム撹乱幕とかパーメットの情報共有を阻害するチャフとかでも面白そう

[27 相談窓口 22/12/26(月) 18:08:59]

メカニック「君の操縦技術は本当に素晴らしい。隻腕というハンデをものともせず、左右のアームで別々の武器を器用に操ってみせる。それにファラクトとの戦闘で見せた、あの細やかなブースター調整！あれだけの重装備で総重量の上がっていたディランザで、まさか飛ばずともファラクトに追い付いてくるとは想定外だったよ」

窓口「はあ、どうも…」

メカニック「あの映像を見てから君に会うのが最高に楽しみでね。射撃能力の高さ、機動戦への適性、どう見ても君はあの鈍重なディランザよりもザウォートの方が適していると常々思っていたんだよ！テロ鎮圧などの現場では高所を取る飛行能力や敵を逃がさない機動力こそが重視される。そういう点で我が社のMSは奴等を遥かに凌ぐ性能を誇る。拡張性重視こそ共通しているが、あの体格では高所を取れるスナイパー対策もしにくかっただろう？安定と言えば聞こえはいいが、実際には硬さに胡坐をかいた器用貧乏だ。現に君の中距離戦の強さを引き出す為には生半可な調整では追い付いていない」

窓口「………」dice1d3=1 (1)

１＝メカニックの仕事って、他人の悪口言うことなんスね

２＝で？ディランザの性能とアンタらの作ったこのザウォートに何の関係が？

３＝すいません、その無駄なお喋りいつまで続きます？

[28 相談窓口 22/12/26(月) 18:13:35]

>>26

ビーム攪乱幕はこちらの中距離射撃も封じられてしまう為、使いどころをよく考える必要がありそうですね。

パーメットの情報共有阻害ってなると寧ろアンチドートっぽくもありますね。パルス兵器概要にはレーダー系阻害と書きましたが、通信にもパーメット使ってるっぽいあの世界だともしかしてMSのパーメットリンクとかも全部ヤバいのか？？

[29 相談窓口 22/12/26(月) 18:23:33]

結局パーメットって何なんだろう。魔法の存在？？
ジャミング系統のやつ出しにくくなるからそこんとこはよ資料ください

[30 相談窓口 22/12/26(月) 19:21:03]

窓口「…メカニックの仕事って、他人の悪口言うことなんスね」

目の前でベラベラ喋る男を見ているうちに口から出たのは、いい加減溜まりまくっていた紛れもない本心だった。俺の言うことが聞こえたのか、無駄に長いこと喋っていた男の言葉が途切れる。

窓口「メカニックが他所の機体ディスってる暇あるなら、開発機体の性能を語ってください。他所に負けないくらい優秀な機体なら、別に他がどんな機体でも関係ないでしょ。つかディランザが重いとか飛べないとか俺自身よく知ってるしぶっちゃけ今どうでもいいんで、いい加減このザウォートのこと教えてもらえます？」
メカニック「……」

別にペイル社のMSが嫌いなわけじゃない。寧ろディランザは飛べないから、推進ユニットの力で重力下でも空を舞うザウォートはちょっと羨ましかった。だから、この人らにはそのメーカーであることを誇ってほしいし、堂々とその性能を語ってほしい。少なくとも俺のよく知るメカニックの人達は、皆そういうプライドの高い人種だった。
出来ねえのか？という視線をサングラスを通して向ければ、ペイル社のメカニックの男が肩を揺らした後、軽く溜息を吐いて頷いた。

メカニック「…そうだな、失礼した。では気を取り直して、今回の新型について話させてもらう」
窓口「お願いします」

…大丈夫そうだな。頼むぜ、ペイル・テクノロジーズ。現状俺はアンタらの開発技術に頼るしかねえんだ。さっさとその性能を吐け、んでテストさせろ。ついでに俺の経験値になれ。そんな思いを抱きつつ、俺は黒いザウォートに向き合った。

[31 相談窓口 22/12/26(月) 21:22:09]

今回我々が開発した新型ザウォート。仮に名前をザウォート…dice1d2=1 (1)

１＝パラヴァーニ（孔雀）

２＝シムルグ（神鳥）

としようか。

[32 相談窓口 22/12/26(月) 22:02:23]

この黒いザウォート…名をザウォート・パラヴァーニとしようか。
今市場に出回っている普通のザウォートはその拡張性から大体の環境で運用が可能だ。しかしオールマイティとは悪く言えば器用貧乏。既存の機体の調整では辿り着けない領域というものは確かに存在する。そこで我々はザウォートの更なる可能性を引き出す為、より細かい目的での運用に特化したタイプを開発しようと考えたのだ。このパラヴァーニもその一種。コンセプトとしては「編隊を組めないエース機」「離着陸不可な足場しかない環境でも動けるMS」、我が社の有する飛行能力や機動力を更に伸ばし、今までMSでの対応が難しいとされていた環境での単騎運用を目的としている。
…例えば海上、あるいは街中、あるいは建設中でろくに足場のないコロニー。テロやデモの中には海上で孤島と化す船舶や複雑な地形にある大企業の建造物を狙った事件も少なくない。今までは船を港で待ち構えたり、街中に出撃したMS隊による包囲・威嚇でことに当たってきたが、それでは現場の鎮圧が遅くなる。そういった現場に急行し、単独でことにあたる一騎当千のエース機としてこの機体を開発した。

[33 相談窓口 22/12/26(月) 22:15:11]

この機体最大の特徴は、やはり常に飛び続けることを意識した背部の超強力推進ユニットだろうな。従来よりだいぶサイズが上がってしまったが、この機体は単独での戦闘を想定している故に兵装も多くなっている。総重量の増えた機体を支えてなお余りある推進力を有している。後でこちらの動作確認もしたい。

両腕側部にはそれぞれ３連装の小口径レーザーキャノンが格納されている。これで武器を振るいにくい高速飛行中でも、腕の砲撃での攻撃が可能になっている。また脚部にはマイクロミサイルポッドを搭載。今は通常弾頭だが、他にチャフなんかも用途に合わせて搭載出来る。あとこれは…ああ、よく分かったな。電磁パルス兵器だ。使えば一定範囲内のパーメットを使った通信、レーダー等を阻害出来る。これの存在は強力だが、使えば近くの味方まで巻き込んでしまう。この機体が単独での運用を前提としているから搭載出来たんだ。

両腕に持てるのは、両刃銃剣型ビーム兵器「ヒートバヨネット」と中距離射撃用ビームライフル。ライフルの方は一発の発射限界時間を長くすることに成功した。ヒートバヨネットは一見単なる音叉型のヒートソードだが、両刃の間がビームライフルのバレルも兼ねている。近・中・遠距離に対応する試作機だ、是非使ってほしい。（蒼穹のファフナーに出てくるルガーランスをご想像ください）

[34 相談窓口 22/12/26(月) 22:36:40]

メカニック「…ふぅ。ここまでで、何か質問は？」
窓口「俺の経験してきたタイプとは色々違うってことがよく分かった」

メカニックの男が満足いくまで話し終えて一息つく頃、俺はさっさと準備運動を済ませていた。一応話は真面目に聞いてたが、聞けば聞くほど「あ、これディランザと全然ちげーな」という感想しか思い浮かばなくなっていた。取り敢えず運転してみないことには何も分からない。

メカニック「では、実際に運転の方を頼みたい」
窓口「了解です。もう乗り込んでも？」
メカニック「構わない。既に試験区域の一部は押さえてある」

本社の方でも最低限テストは済ませてあるだろうに、更に俺を乗せて試運転をしようってのか。慎重なのか、俺自身の腕を確かめたいのか。まあどっちでも良いけどな、やること変わんねーし。メカニックの人達に導かれるまま階段を駆け上がり、その未だ誰のものでもないコクピットの座席に腰かけた。すぐさま扉が閉まり、俺は一瞬の闇に隔離される。

窓口「こちらパイロット、搭乗完了です」
メカニック『ではテストを始めよう』

その声をきっかけとするように、俺とザウォート・パラヴァーニを閉じ込めるMSコンテナがゆっくり動き出した。

[35 相談窓口 22/12/26(月) 22:41:06]

窓口とザウォート・パラヴァーニのテスト。初めてペイル社製MSに乗った窓口ですが、感想は？

パラヴァーニへの慣れ：dice1d100=80 (80)

感想dice1d3=3 (3)

１＝空飛んでるヤベエ！

２＝速い！最高速度がエグイ！手癖修正しないと射撃外す！

３＝機体が軽すぎて寧ろ勢いつけ過ぎそう

[36 相談窓口 22/12/27(火) 00:39:44]

さて普段以上に筆が動かねえなと思ったところ、このスレ始まってからオリジナル要素しか書いてません。そりゃそうだ。

そろそろ本編に絡ませないと自分も飽きるので、話を書いていく上でのダイス振っときましょう。

まず古巣、ジェターク社視点です。当社はディランザの拡張性を実証する為の実験機パイロットだった窓口という、ある種グエルに並ぶマスコットを失ってしまいました。これについてのヴィム（をせっつく投資家）の考えを見ます。

dice1d2=1 (1)

１＝まあいなくなったもんはしょうがないね

２＝拡張性実験辞めるなら支援やーめた

[37 相談窓口 22/12/27(火) 00:55:12]

まあそれはそう。実子にあれで愛してるつもりっぽいヴィムがそもそも大して好感度稼いでないやつに対してまともな愛着の示し方とかするわけねえんだよなあ。窓口は言うこと聞くそこそこ便利な奴だけど別に忠臣でもないし。

グエルの心境dice1d3=1 (1)

１＝ザウォートに乗ってるの想像してしょげたけど気に入らなかったら今度決闘するかの精神

２＝ヴィム、ラウダが窓口のこと放置してるので孤立気味。え、アイツのことどうでもいいのか？

３＝エランの動きからして怪しい。やっぱりさっさとペイルから連れ戻したい

ラウダの心境dice1d3=1 (1)

１＝グエルの夢についてスタンスが違ったので、今のうちに袂別って正解だったかな

２＝ペイルに行っても結局やりたいことは違うんだからそのうち勝手に辞めそうだな

３＝ヴィムの暴言が直接グエルに向きかねない状況になったのでそれどころじゃない

[38 相談窓口 22/12/27(火) 09:38:41]

ジェターク各員が思ったよりさっぱりしていました。グエル好感度の割に結構サッパリしてるんですよね、少年ジャンプの先輩キャラみを感じます。まあ彼が湿度とか重力出し始めたらもうあの学園の人間関係どうしようもない気がする。

（数時間後・ペイル寮格納庫）
メカニック「これで本日の機体テストは終了だ」
窓口「了解です、ありがとうございました」

低重力環境での動作確認を終えて、俺は再び格納庫に戻っていた。パラヴァーニのコクピットから降り、メカニック達と合流する。さっきまで空中を飛び回っていたせいで、硬い地面に立っているのに少し違和感を覚えた。

メカニック「推進ユニット、両腕のレーザーキャノン、いずれも動作に問題はない。初めての搭乗であそこまで動けるとは、正直かなり驚かされたよ。ディランザとはだいぶ勝手が違っただろう？」
窓口「いや、色々驚きっぱなしでしたよ。感覚は掴めましたけど、いつもの癖でブースター吹かしすぎると速度出ちゃうんでそこ修正しします」

メカニック達は感嘆の目を向けてくるが…確かに、ディランザとこれは全く違った。武装によって上がった総重量を支え、更に長時間飛行を可能とする為に強化された推進ユニット。大推力による移動はディランザも同じだが、パラヴァーニのそれは規格外だ。元のボディが結構軽くてスリムだから、少しアクセルを踏んだだけで速度が上昇する。狙っている場所を通りすぎないよう気持ち抑えめに飛んだ方が良い。けど飛行中も結構小回りが利くのも分かった。滑らかに飛べるし、この前みたいに急加速しながらの直角ドリフトでGに持ってかれることはない。コンセプトに合わせてデザインされた、良い機体だと思う。
…ここまでしっくり来るのは俺としても意外だった。案外機動戦の適性は高かったってことなのかね。俺専用機じゃない関係で操縦桿は従来のもので、俺は右側の武装を全て使えない。それでも３連レーザーキャノンと手持ちのライフルかヒートバヨネットだけで十分な攻撃が出来る。確かに単騎としての性能は間違いなく一流だ。援護射撃に向けて調整されたディランザに乗っているだけじゃ絶対に味わえなかった、高機動エース機の感覚。

メカニック「我々はこれで失礼する。この機体に関して何かあれば、この番号まで」
窓口「了解です。お疲れ様でした」

一介のパイロットとして思う。俺はここに来て良かったって。

[39 相談窓口 22/12/27(火) 12:04:09]

（別の日・ジェターク寮）
グエル「父さん。本当にジャックを呼び戻さないんですか？」
ヴィム『何度も言わせるな。ジャックをパイロットとして雇っていたのは、あくまで実験の為だ。既に目標分の売り上げは伸ばした。ペイルの新型に勝てもせず、奴も水星の採掘屋もGUND-ARMである証拠を挙げられなかった時点で最早用済みだ』
グエル「けど、このままじゃペイルがホルダーまで持っていきかねない！決闘で勝てるパイロットを確保しないと、ジェタークは、」
ヴィム『お前に何が出来る？』
グエル「なっ…！」
ヴィム『負けを１度は取り消した。ダリルバルデを与えた。工作もさせた。その上で負けたのがお前だ。しかもホルダーを取り返すどころか、自分を負かした底辺企業の田舎女に求婚などしおって。…これ以上の勝手は許さん、俺が良いと言うまで決闘もさせん。今のお前に許されているのは、俺の会社の株を落とさんように大人しくしていることだと理解しろ』

ブツッ！ツー…ツー…

グエル「………」

[40 相談窓口 22/12/27(火) 14:16:51]

ラウダ「…やっぱり無理だった？」

グエル「ああ。実力を見込んで囲んでた奴も、もう用済みだそうだ」

ラウダ「実子にすらあの仕打ちなんだ、ジャックの立場は昔から更に危ないものだったよ。寧ろこの歳になるまでクビにならなかった方が奇跡的だと思う」

グエル「…お前は、ジャックがいなくなってもあまり変わらないな」

ラウダ「昔からの顔馴染みだし、多少の寂寥感はあるよ。けど学園にいる以上今生の別れってわけじゃないし…それに彼とは、そのうち喧嘩するかもしれなかったから」

グエル「…？どういうことだ」

ラウダは…dice1d2=1 (1)

１＝窓口の過去や夢を明かした上で、窓口はグエルの夢を折る気だと話す

２＝窓口の夢だけ明かして、窓口がグエル達に戦わないでほしいと思っていると話す

[41 相談窓口 22/12/27(火) 15:03:06]

ラウダ「…好きにしろって言われていたし、兄さんにもこの際教えておくよ。彼がどういう人間なのか」

――彼の父親はカテドラル内部のパイロットだった。ドミニコス隊ではなかったし、彼が生まれる前に引退してたらしいけどね。だけど小さい頃にカテドラルを恨んでる連中に家を襲われて家族は全滅、彼だけが生き残った。え、彼が生き残った理由？そこまでは聞いてないけど…MSに乗ってたからじゃないかな。彼、この時点で操縦が相当上手かったらしいから。顔色が良くない、水でも飲む？
ドローンや無人機狩りをしていた父親に影響を受けていた彼は、その後５歳にして有人機MSのメーカーに誘われて無人機狩りに加担。無人機工場をMSに乗って襲撃して…警備用のMSを撃破した。…兄さん、やっぱり顔色が悪いね。この話はここでやめようか？といっても、殆ど全部話したけど。

グエル「…ラウダ」
ラウダ「何？」

渡された水の入ったコップを掴む手が、小さく震える。胃もたれしそうなほど重たい話を聞いて、頭がその濃度にくらくらする。どこにも救いがない話を聞いて嫌な予感しかしないのに、それでも俺は芽生えたダメ押しの疑問を口にしていた。

グエル「奴が撃破したMSは…有人機か？」

見当違いなら良いのに。俺の問いを聞いた弟は何の躊躇もなく、小さく首を縦に振った。

ラウダ「中には警備員と、見学に来ていたらしい子供が乗っていた。慣れない狙撃機を使ったから、何発もコクピットを撃っていたらしいよ」

[42 相談窓口 22/12/27(火) 15:32:24]

ラウダ「本人は警備用MSも無人機だと言われていたから引き金を引けたわけだけど…彼が自分の撃っていたものの正体に気付く頃には、彼を騙していた大人達は逃げていて、何もかも手遅れだった。結局その後駆けつけた治安部隊と交戦して、彼は乗っていたMSを右腕ごと叩き潰された。彼が隻腕なのはそういう経緯だそうだ。その後うちの会社にいた遠縁の親戚が彼を引き取って、MS操縦の才能があるって噂を父さんが聞いて今に至る」
グエル「………」

ラウダの話を聞いて、頭の重さは限界だった。
…ジェターク社の御曹司として、世間一般の子供よりその手の話に耐性はあるつもりだった。自分達の生活を支える為に売っているMSがどういうものなのか。それを理解した上で俺は会社や父さんのことを尊敬していて、ドミニコスのパイロットに憧れていた。だが、今明かされたジャックの過去は…そんな俺でも絶句するような内容だった。
片手で数えられるような歳で家族を失う。それ自体は辛いことだが、珍しいことでもない。アーシアンは戦災孤児が多く、スペーシアンだって病気や事故で親を亡くす子供はいる。だが遠い記憶にいる家族が語っていた理想…微かに遺されたそれを利用されて、切り捨てられて、どうしようもない罪を気付かないうちに犯すことになって。更に腕も失って。アイツに、何が残ったっていうんだ。
……昔、彼がジェターク家の使用人としてやって来て間もない頃。アイツと盛大に喧嘩したことがある。俺は父さんに叩かれることもなく、MSに乗り、厨房に立ち、時に他の使用人に可愛がられながら育つアイツの無責任さが羨ましかった。厳しい躾けでストレスが溜まっていたとはいえ、一方的に突っかかって、売り言葉に買い言葉になって、気付けば掴み合いに発展して…最終的にアイツが重い罰を食らい、俺も父さんに無様を晒すなと叩かれて喧嘩は終わった。彼の過去を知って、今更ようやく俺は思い知る。散々弱音をアイツに吐き続けていた俺は、アイツの弱音を聞いたことがなかった。

[43 相談窓口 22/12/27(火) 16:09:06]

ラウダ「…彼と兄さんは、立ち位置も視点もまるで違う」

ラウダは続ける。

ラウダ「彼は戦場が何なのか、一足先に思い知ってる。相手を撃つのがどういうことなのかも、撃てば人がどうなるのかも、誰も自分を守ってくれない世界だってことも、今なお深夜に飛び起きる程度には身体に染みついてる。だから彼は兄さんに戦ってほしくないんだ。ジェタークのCEOやベネリット・グループの総裁になれば、出撃の機会はなくなる。…殺されるかもしれない恐怖も、命を奪う感覚も、知ってほしくないんだってさ」
グエル「……」
ラウダ「でも、こっちとしては兄さんにドミニコスのエースパイロットっていう夢を叶えてほしいと思ってる。彼がどういう考えでその思想に至ったかは理解出来るし、同情もするけど…同時に兄さんの夢だって、何でもかんでも家に縛られていた中で唯一自由に芽吹いてきたものなんだ。それを否定なんてさせたくない。だから彼とは…一緒にいても、多分近いうち喧嘩になってたと思う。互いの言い分は分かるし、それでも自分が間違ってるとは思わないから」

[44 相談窓口 22/12/27(火) 16:13:04]

…手癖でダラダラと完全にオリジナル展開書いてばっかですね。ダイスどこいった？
なんかつまらん話を続けてしまって申し訳ない…

[45 二次元好きの匿名さん 22/12/27(火) 16:34:21]

いえ、面白いですよ。
ここでラウダが窓口の過去をグエルにばらすとは思わなかったです。

[46 相談窓口 22/12/27(火) 17:29:38]

感想ありがとうございます。
ラウダは現状窓口に「兄さんよりは圧倒的に優先順位が低いけど、人としては悪くはないし嫌いじゃない」みたいな評価をしています。真面目にグエルのこと考えてるのは分かってるので、「窓口はグエルに安全に生きてほしい」「自分はグエルの夢を応援したい」という噛み合わない二つの思想をどっちも平等かつバカ正直に話しました。過去を知らないと窓口はただの過保護なお節介野郎ですので、多分ラウダ的にフェアじゃないと思ったんでしょう。
あと身近な奴が５歳時点でキルスコアあるとか抱え続けるには情報が重いからね

[47 相談窓口 22/12/27(火) 19:31:35]

ラウダ「だからまあ…彼が出ていったのは残念だけど、少しホッとしてもいるんだよ。長年の付き合いだった彼と本気で喧嘩するのは、色々と疲れる」

奴の過去、経験、そこから生まれた純粋な願い。それをラウダから聞かされて、今一度考える。
…俺はドミニコス隊のパイロットになりたい。アイツはそれを望んでいない。俺に人を手に掛けてほしくないから。命を奪う感覚も奪われる感覚も知らないままでいてほしいから。だが自由にしていいことがほとんどない世界で俺の中に芽生えた憧れ、それは他人に言われてあっさり投げられるほど軽いものじゃない。

グエル「俺は、ドミニコス隊のエースパイロットを目指したい」
ラウダ「…うん」
グエル「確かにアイツの言うように、命のやり取りをする戦場がたくさんあるだろうな。死ぬかもしれないことだってきっとある」

アイツの言うことでも、譲れないものはある。

グエル「だったらアイツが俺が死なんと信じられるよう、実力を示すまでだ。どんなエース機が来ようが、インチキじみた兵器を使われようが、俺が負けないことを証明する。そうすればアイツだって多少は文句を言わなくなるだろ。…大体このグエル・ジェタークが、人から止まれと言われた程度で終わってたまるかよ」

[48 相談窓口 22/12/27(火) 22:35:24]

そう言い切った時、タイミングを見計らったかのようにポケットの中の端末が震えた。ラウダに断りを入れ、ポケットの中で震えるそれを引っ張り出す。

着信相手は？dice1d3=3 (3)

１＝フェルシー「グエル先輩～！水星女とジャックが接触中っす！」

２＝ペトラ「大変っす！ウチとペイル寮の女子が修羅場っす！」

３＝窓口「…よぉ、なんか水星女がこっちに凸ってんぞ」

[49 相談窓口 22/12/28(水) 08:44:18]

取り出した端末に表示された着信相手を見て、目を見開く。
――ジャック・レッドクレイエル
ペイル寮に移籍して既に数日が経つ彼が、何故。

？？『…よぉ、出てって数日ぶりだな先輩』
グエル「ジャック！？」
ラウダ「えっ」
窓口『元気そうで何よりだ。あんま連絡する予定はなかったんだが、ちょっと確認しときてぇ事が出来てな』
グエル「確認…？」
窓口『なんかこっちに水星女来てんだよ。これアンタの差し金か？』

[50 相談窓口 22/12/28(水) 12:32:20]

（ペイル寮）
スレッタ『ジャック・レッドクレイエルさん！エラン・ケレスさん！いませんか！？』
窓口「なんっでここに水星女が来てんだよ！」

俺が何度目かのパラヴァーニの調整を終えたところで事件は発生した。何故かペイル寮の外にエアリアルと水星女が現れ、寮内全域に流れる放送で俺とエラン先輩を名指ししてきたのだ。公開処刑じみた呼び出しに内心頭を抱えつつ、急いで辞めさせるべく端末の連絡先から水星女の名前を探す。しかしそんな俺の挙動を知りもしない女は、微塵も俺の動きなんて待っちゃくれない。

スレッタ『ジャックさん！ペイル寮に移籍したのは決闘の結果だって聞きました。決闘したの、私が怒らせちゃったせいですか？私がジャックさんやミオリネさんの言うことを聞いてたら、まだジェターク寮にいましたか？』
窓口「…あ？」
スレッタ『前の寮に戻りたくないですか？私はジャックさんがジェタークの人達と一緒にいるの、見てて好きです。私のせいでここにいるなら、私、何とかします！ジャックさんに嫌われたままじゃ嫌です。まだ、色々お話したいです！』

…この女は、何を言っている？
俺がペイル寮へ移籍したのは決闘で負けたからだ。勝てば俺はジェターク寮のまま、エラン先輩と組んでエアリアルへ挑んでいた。だが俺の移籍を持ち掛けてきたのはエラン先輩、正確にはペイル社だ。そこに水星女は関係ない。…いや、先輩とのデートに行くとか言い出さなきゃそもそもこの話自体が起こり得なかったな。そこまで遡ると確かに俺がここにいるのは水星女のせいだ。
けど、それをまるで「私のせいでこうなった」とか悲劇のように扱われる謂われはない。移籍が嫌なら死んでも勝てば良かったんだ。ここに至るまでの交渉から全部ひっくるめて俺の実力で、それがエラン先輩に通らなかっただけ。それを「悲しいことだから何とかしてあげます」みてーに言われて嬉しいわけがない。オメーはどっから目線で俺にもの言ってんだ。つーかまず。

窓口「なんでそこまで俺をジェターク寮に未練あるみてーに言うかな…誰かに入れ知恵されたか？」

予定変更だ。念の為確認を取るべく、俺は別の人物へコールした。

窓口「よぉ、出てって数日ぶりだな先輩、元気そうで何よりだ。あんま連絡する予定はなかったんだが、ちょっと確認しときてぇ事が出来てな。…なんかこっちに水星女来てんだよ。これアンタの差し金か？」

[51 相談窓口 22/12/28(水) 14:42:58]

グエル『スレッタ・マーキュリーが…！？いや、俺達は何もしていない』

窓口「アンタ分かりやすく動揺するの何とかしろよ…」

相変わらずな先輩の様子に溜め息をつくが、そうか、先輩らは無関係か。

グエル『大体なんで俺達に関係があるって思った』

窓口「俺にジェターク寮へ戻りたくないかーとか寮内放送で聞いて来てんだよ、ただでさえ新入りの元外様だっつーのに余計な恥かかせやがって。てっきりアンタかジェターク寮生の誰かが水星女に何か吹き込んだのかと思ったんだが、まあよく考えたらアンタそういうの出来なかったな」

グエル『一言余計だ！』

つーか、だとするとこの女のほぼ独断か？地球寮の面子から要らん事言われた可能性もあるにはあるが…いややっぱねーわ。あいつ等が俺の機嫌を伺いに来る理由がねえ。

窓口「アンタ等が無関係なら別に良いや。…本人の考えでこうも上から目線で籠の中の鳥扱いされたんじゃムカついてしょうがねえ、追い出しに行くから通話切るぞ」

グエル『…おい、ジャック』

窓口「何だよ、泣かすなとか言われても保証出来ねーぞ」

グエル『お前は実際のところ…移籍をどう思ってるんだ？』

先輩から聞かれたのは意外な事だった。そういえば移籍するまで…その手の話はしてなかったな。無意識のうちに互いに避けていたとも言うか。

窓口はジェタークに未練がどれくらいある？

dice1d100=50 (50)

[52 相談窓口 22/12/28(水) 19:28:32]

掃除って、疲れる。

ジェターク寮への未練は良い感じにジャスト半々かあ。さっぱりしているように見せかけて未練はタラタラめ。

窓口がジェタークに残した未練とは？dice1d3=2 (2)

１＝グエルとの勝負が出来てない

２＝まだあの拡張性の限界を引き出してない

３＝知ってる人達を身近な場所で守れなくなる

[53 相談窓口 22/12/28(水) 21:23:59]

拡張性実験機であるディランザ窓口機を限界まで使いこなせなかったのが後悔らしい。え、まだあの上あんの？？（困惑）…以前、自分はグエルは「シンプルかつ柔軟に強い」のと差別化する為に窓口は「ピーキーに強い」的なことを書いた気がします。冷静に考えると違いますね、援護射撃に定評がある奴が様々なカスタムを施す実験機を使っている時点で、隻腕故の特殊操縦や中距離射撃特化などの特徴を抜けば本人の素質自体は大分オールマイティに最強です。
もしかしてこれ、グエルにはない射撃戦適性や援護能力の高さに大分プライドがあったタイプか？近接戦闘適性がなくて前衛エース張れないから。