【オリウマSS】チーム・エンハンブレの事情

  • 1二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 19:05:23

    【注意】
    ○オリジナル・ウマ娘・SS 略してオリウマSSです。
    ○実在の競走馬・レース並びにウマ娘のキャラクターへの誹謗中傷の意図は一切ありません。
    ○特定の媒体に含まれる描写との矛盾を含む可能性を含んでいます。
    ○書いてる途中なので出来上がりたてのものを投下していきます。セルフ保守だってする。

  • 2二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 19:06:53

    多くのウマ娘が、レースでの勝利に憧れる。
    仲の良いあの子よりも、仲の悪いあいつよりも、世界中のどのウマ娘よりも、速く駆ける。あらゆるウマ娘が持つ願望
    だ。
    そして、速さはレースによって証明される。自らの願望を実現する場、それがレース。だからこそ憧れるのだ。

  • 3二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 19:07:49

    ……そして、ここに事実が一つ。
    平均的には九人から、多くは十八人、或いはそれ以上。そんな人数が入り乱れるレースで、たった一人にしか与えられない勝利の栄光。それは簡単に手に入れられる物ではないということ。
    どれだけ足が速くとも、どれだけ力が強くとも。天候やバ場状態、季節、コンディション、他のウマ娘の動向……あらゆる要素が、レースを不確実なものにしてしまう。

  • 4二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 19:08:15

    そして、ここに事実がもう一つ。
    平均的には九人から、多くは十八人、或いはそれ以上。そんな人数が入り乱れるレースで、たった一人にしか与えられない勝利の栄光──

    『一着はルーンライブラリ! アタマ差で差し切っての勝利です!』

    それを手に入れるのは、そう難しくはないということ。

  • 5二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 19:09:22

    ウィニングライブを終えた私は、控室へと帰る途上の地下通路で数人の記者に囲まれた。
    皆『勝者』からの言葉を求めている。お互い慣れたもので、インタビューはスムーズに始まる。
    「今回のレースを振り返って……」
    「自分のペースでレースを運べました。良バ場だったのも幸運でしたね」
    「追い込み戦法を使われている理由をお聞かせください」
    「コース全体やバ群を観察するのに適した方法だからです」
    「この勝利を誰に伝えたいですか?」
    「まずはファンの皆様、それから故郷にいる両親と妹に」
    通り一遍の受け答えを済ませ、その場を立ち去ろうとする……振り向いた背後から、もう一つ質問が投げられる。

    「これでプレオープンを三連勝という事になりますが、ここからG3などの重賞に挑まれる予定は?」

  • 6二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 19:09:48

    ため息は、心の中だけに押し留めた。予想は出来ていたからだ。記者の方に向き直ることも歩みを止めることも無く、答えだけを置いておく。
    「重賞への挑戦は、現状考えていません」
    「しかし非重賞レースへの参加は今回で八回目ですが、他のウマ娘たちには──」
    「……申し訳ありません! ルーンライブラリのトレーナーです、取材は以上で、他の質問がございましたら学園を通してお願いします!」
    俄かに騒がしくなった彼らを尻目に、私はトレーナーと共に通路を進んで行った。

  • 7二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 19:10:50

    「すみません……もっと早く、迎えに行くべきでした」
    「構いません。来てくださってありがとうございました」
    「……」
    トレーナーは何か言いたげな素振りだったが、その前に控室に辿り着いてしまった。
    「では、着替えてきます。すぐに戻ります」
    「あ……はい。僕は選手用通用口まで車を回してきますね……」
    ぎこちない態度のトレーナーを見送って、控室の扉を開ける。
    「よ、お疲れ」
    控室の鏡台の前に、一人のウマ娘が座っていた。夜空のような黒い髪が跳ね、二つの黒い瞳で見据えて笑いかけてくる。

  • 8二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 19:11:09

    「服、そこに畳んどいたから。ちゃちゃっと着替えて帰ろ」
    「ありがとうございます、ネロ」
    「良いって事よ」
    彼女の名前は《ネーロペンティート》。私と同じ中央所属……トレセン学園に通う生徒で、私の唯一のチームメイトである。
    チームを結成してからもうすぐ一年になろうかという付き合いで、気の置けない仲。言動は軽薄にも思えるが、その実思慮深い性格の持ち主だ。
    「しかしルーン、今回は差し切りギリギリだったねえ。もしかしてヤバかった?」
    「いえ、概ね計算通りでした。今回は逃げが多く差しが少ない、あのタイミングでバ群を抜ければ勝てると」
    「だろーね、言ってみただけ。毎回完璧なタイミングで出てくるんだもんな、私にはとても真似出来ないなあ」
    さして濡れていない体操服を脱ぎ、学友との雑談に耽ることの出来るこのひとときが、レースに関わる時間の中で一番好きだ。

  • 9書き溜め打ち止め21/11/04(木) 19:11:54

    「ところで、控室まで着くのに随分手間取ったみたいだけど。三連勝の祝辞でも貰ってたのかな」
    「まあ、そんなところです」
    尋ねる彼女も、返す私も、そんなことは在り得ないと分かっている。
    私達のチームは、今まで出場したレースにおいて高い勝率を誇っている。一着を外したのは二、三回、掲示板を外したのは零回。

    そう、レースで勝つのは簡単なこと。考え方の順序を変えてしまえば。
    『出たレースに確実に勝つ』のは難しくとも、『確実に勝てるであろうレースに出る』ことならば、遥かに容易い。
    それが私達、《エンハンブレ》のやり方だった。
    そしてその結果、確かな実績と……それなりの悪評を打ち立てたのだ。

  • 10二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 19:27:50

    「……若駒の時の焦りよう、今思い出しても笑えるな。普段冷静なルーンがあんなことなるなんて」
    「仕方がないでしょう……オープンにあんな人が参加するなんて予想できませんでした」
    「確か……すぐに出走取消、したんですね。あの時は確かにびっくりしました……」
    トレセンに在籍するウマ娘の多くは、トレーナーを付け、デビュー戦または未勝利戦で勝利すると、プレオープンやオープンと呼ばれるレースに出場する。
    理由の一つはファンを稼ぐため。レースとライブは即ち客商売、ファンが付くことは実績になるだけではなく、一部のレースに出走するための条件にもなっている。
    二つ目には実戦経験を積むため。座学やトレーニングも重要だが、本番の空気に呑まれてしまっては実力の半分も発揮できない。非重賞レースはこれらの目的のために走られ……逆に言えば、これらの目的のため以外に走られることは少ない。

  • 11二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 19:52:46

    目標とされるのはそれより格上のレース……G3、G2、そしてG1。中央のG1レースとは即ち最高峰、そこでの勝利はその分野での最強の一角に立つことを意味する。多くのウマ娘が憧れるところだ。
    生徒として中央に居られる時間は限られている。だから非重賞レースは早めに切り上げ、重賞路線で更なる経験を積み、目標とするレースで勝利する……これが、たいていの生徒が辿ろうとする道。
    しかし、非重賞と重賞との間には途方もない差が存在するのだ。実力だけでは勝てない。運だけでも勝てない。多くのウマ娘が、目標とするレース、或いはそれ以前の重賞に勝利できずに選手としての人生を終える……そんな話は余りにありふれている。
    だが逆に言えば、非重賞レースには経験の薄いウマ娘ばかりが集まるということ。ある程度の実力があれば、そこで勝つことは容易いのだ。

  • 12二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 19:58:48

    「そう言えば、もうすぐですね。あの……新入生が、チームに入り始める頃です」
    「あー、ね。うちには来るかな?」
    「どうでしょうかね」
    答えの分かり切った掛け合いをしながら、チームを乗せた車は高速道路を走る。
    ウマ娘が夢を叶えるための登竜門、非重賞レース……G3で善戦くらいは出来るであろう実力はありながらそこに居座る私たちは、ひいき目に見ても歓迎されてはいない。
    だが、エンハンブレにも、それなりの事情があるのだった。上を目指すよりも確実な勝利を優先するだけの、ちょっとした事情が。

  • 13二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 19:59:49

    今日→おわり

  • 14二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 20:24:33

    多くはオープンレースから……うん、そうだね……(眼逸らし)

  • 15二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 21:07:04

    マックEーン回避のために出るだろ!芙蓉ステークス!

  • 16二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 21:11:36

    芙蓉と若駒以外のOP覚えてねえわ

  • 17二次元好きの匿名さん21/11/04(木) 22:53:17

    保守

  • 18二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 01:21:41

    点検

  • 19二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 11:15:52

    保守

  • 20二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 11:19:41

    実際上澄みではあるんだろうな
    ただ、それ以上にG3勝てない馬はいるし、こういうのもいいね

  • 21二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 20:58:56

    書きます。
    ちなみに最終的にはだいたい酷いことになります。

  • 22二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 21:03:52

    【 ᚨ 】


    トレーニングを終えた昼下がり。ネーロペンティートが机に身体を投げ出してとろけていた。
    「暇だねえ……」
    普段なら昼食を食べた後トレーニングを再開するのだが、今日は二人、部室での待機。
    理由は、この時期から新入生のチームへの参加が活発になるため……参加か、或いは見学希望か、いずれにせよ新入生がやって来た時に備え、誰かが部室に残っておく必要がある。
    「ポスターは貼ったんだっけ?」
    「一応は。正門前と校内の掲示板に一枚ずつ」
    何もしないわけにもいかなかったので、手書きの宣伝ポスターを用意していた。
    とはいえ、やったのはそれだけ。今も正門の方から聴こえてくる歓声は、多くのチームが勧誘スクラムを組んでいるものだと思われるが、そういう予定は私達には無い。
    「まあ、元々私達二人だけでやりたいことやる為に作った場所だしね」
    「そうですね。……トレーナーには、少し申し訳ないですが」
    「ああ……」
    彼だけは、年度引継ぎの手続きやその他の書類仕事で席を外しているのだった。
    チームを結成したかったがトレーナーを見つけられなかった私達と、担当ウマ娘の居なかった彼……利害の一致からここまでやって来たが、彼の頑張りがチームの存続という形で報われるのは難しいだろう。
    「メンバー二人、実績は非重賞ばかり。こんなチームにわざわざ入るなんて、よっぽどの変人ウマ娘──」
    「すみませ~~ん!!!!!!」
    ネーロは机からずり落ちかけた。

  • 23二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 21:20:27

    戸の開く音。明らかにトレーナーのものではない溌溂とした声。
    「ここ、ここがチーム・エンハンブレの部室だって聞いたんですけど! 合ってますか!」
    「おわ、おわあ……」
    新入生がここにやって来るのがそこまで予想外だったらしく、ネーロはよく分からない呻き声を上げながら慌てて立ち上がろうとしていた。
    だが、私の方は声を出すことすら出来なかった。余りの衝撃のため……それも、ネーロのものとは性質が違う。
    私達の部室に入ってきた闖入者……そちらに目を向けて、認識して、一瞬何も考えられなくなってしまったのだ。そこに立っていたのは、恐らく先ほどから元気な声を出しているのであろう鹿毛のウマ娘と、その後ろに隠れるように、小さな葦毛のウマ娘……
    「え、えっと、確かにここ、エンハンブレだけど。キミはアレかな、新入生、そんでもってもしかして──」
    「──シール?」
    チームメンバーが必死で組み立てた言葉を遮って、声が口から漏れる。
    それに応えるように、葦毛の少女がその姿を露わにした。
    「……シール、どうして、ここに」
    「ルーンお姉ちゃん……やっぱりここに、いたんだ」
    「はいっ! 私達ここに入らせてもらいたくって」
    「あー、オーケー」
    尻尾をだらりと垂らした黒髪が、大きな声を出して混沌とした場を鎮める。
    「一旦、整理させて?」

  • 24二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 21:56:56

    急遽一人分の椅子を新しく用意したのち、私達四人は部室の机を囲んでいた。
    部室に突如現れた二人のウマ娘……そのうち葦毛の少女は、私のよくよく見知った人物だった。
    「……それじゃ君、妹なの? ルーンの?」
    「はい、わたし……シールライブラリと、言います」
    「……妹です」
    一年前に私がトレセンに入学した際、故郷に置いてきた妹。
    私と同じ銀色の髪、伏し目がちな藍色の瞳、自信なさげに震える声。多少の違いこそあれ、私の記憶にあるシールのもので間違いなかった。
    「私は……貴方がトレセンに来るなんて、聞いていませんでした」
    「ご、ごめんなさい。手紙出す勇気、無くって……」
    「……取り敢えず、積もる話は後に回してもらおうか。二人きりの方が良い事もあるだろうし……」
    ため息混じりにそう言ったネーロは、今度は自分の向かい側に座る鹿毛を見やる。

  • 25二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 22:22:45

    彼女は私達三人の話に熱心に耳を傾け、相槌を打っている……訳ではなさそうだった。どう見ても舟を漕いでいる。
    「おーい」
    「……」
    少し近い位置から呼びかけられた彼女は、ゆるゆると目を開くと……
    「はい! 私、エマティノスカタラって言います! エマって呼んで欲しいです! それで是非エンハンブレに入れてもらいたいです!」
    「そっこーで切り替えられるのは、中々のメンタルだね」
    皮肉ではなく心の底から感心したように言うネーロ。心の底から照れたように笑うエマ。
    「シールちゃんがうちに来るってのは、まだ分からなくもない……けど、キミはどういう理由で、ここに? その……あえて」
    「あえてなんて、とんでもない。私、色んなチームのデータをしっかり確かめて来たんです」
    首を勢いよく横に振って、断言してのける。それならば尚のこと、何故?
    「このチーム、出るレース出るレース勝ちまくっていたので! 全チームの中で最強だったので!」
    ネーロはむせた。私は頭を抱えた。シールも心なしか信じられない物を見る目をしている。その様子を見るに、彼女も知らなかったようだ。
    「私も、先輩みたいに強くなりたい……その一心で、ここまで来ました!」
    「意気込みは満点だね……」
    ネーロは疲れていた。声色から限界が近づいていると察した私は、夢溢れる少女の対応を代わることにする。
    椅子を傾けて彼女に向き合い、尋ねた。
    「強く、と言いますが……具体的な目標などはありますか?」
    「はいっ! 私、どーうしても勝ちたいレースがあるんです!」
    「勝ちたいレース?」
    「ユングヴィステークス! です!」
    ユングヴィステークス。その名を聞いて、部室内の空気が少しだけ引き締まるのを感じた。
    先程まで純粋な笑顔を浮かべていたエマも、その名前を発すると真剣そのものの表情に変わる。

  • 26二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 22:33:18

    「私は絶対中央に行って、絶対ユングヴィステークスに出て、絶対勝つって決めたんです。そのために頑張って来たんです」
    彼女が口にしているのは、そうやって人生の目標に掲げられていても納得できる……そのくらいの重さを持つレースだ。
    中距離芝2000、王道のバ場を採用しているのは勿論、とかく歴史が長いことが特徴。ここでの勝利は、ただの勝利以上の意味を持つ……そんな風に語るウマ娘も珍しくはない。
    当然、目標にされやすいという事は、実力のあるウマ娘が集いやすいという事。何より、ユングヴィステークスは……
    「G2、ですか」
    私達が一度も出たことのない、重賞の高みにあるレースの一つなのだ。

  • 27二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 22:49:38

    「なるほどねえ……」
    彼女の話を聞いたネーロは、難しい顔をして黙り込んでしまった。
    口では期待していない風に言っていたが、このまま二人きりでいるとエンハンブレは解散してしまうのは明らかだった。入部希望者が来たのなら──例え何もかもを勘違いしていたとしても──歓迎するべき。それは、私にも彼女にも分かっている。
    しかし、目標が重賞となれば。非重賞レースにしか出たことのない私達のチームに迎え入れて、大丈夫なのか?
    「……そうだ。シールちゃんはさ、どうしてここに?」
    「わたし、わたしは、ただ……お姉ちゃんと、走りたくて。だから、ここに入らせてほしい、です」
    「……」
    そう言う妹の眼は、隣の少女に負けず劣らず、真っ直ぐと私を見据えていた。
    私はそれを聞いて尚も悩んでいたが、ネーロは「そっか」と短く呟くと、勢いよく椅子に座りなおし、
    「オッケー! 決めた。キミら二人とも、今日からうちのメンバーってことで」
    「……!」「本当ですか! やったあー!」
    そう言ってしまった。二人はそれぞれの方法で喜びを表現する。

  • 28二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 22:58:39

    「ネロ」
    「別に、ここに入ったからって重賞に出られなくなるわけじゃ無い」
    私が何か言おうとするより先に、ネロは言い放つ。喜びのままはしゃぎまわるエマと、彼女に手を掴まれて巻き込まれているシールを横目に見ながら、彼女はいつになく真剣な声色だった。
    「それに、言っちゃなんだけど私たち二人ともそれなりに実力はある方だし……他のチームには無い経験も、提供できる」
    「……非重賞、ですか」
    非重賞を勝てないようでは、中央でやっていくこと自体が正直言って論外。そしてその『論』の前に、毎年多くのウマ娘が挫折する。最低グレードのレースとはいえ、それは中央という上澄みに準拠した話でしかないのだ。
    そして私たち二人には、ノウハウがあった。普通では考えられない程の、非重賞レースの経験が。
    「ルーンもさ、別にここが無くなって欲しいわけじゃないんでしょ?」
    「……そうですね。出たいレースに出るには、ここが一番ですから。メリットがあります」
    「素直じゃないなあ。本心でもあるんだろうけどさ」
    未だに喜んでいる二人を見て。私達は少しだけ、笑った。

    想えば、この日、この時だ。
    私達の人生、その物語が、大きな転換点を迎えたのは……

  • 29二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 22:58:59

    今日→終わり

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