- 1122/12/27(火) 20:29:54
ルフィ『ふぅ・・・!!!フゥ・・・!!!ぐっ!!!??』
海賊王にまでなったおれがなんで心の中で死を覚悟してんのかお前らはわかんねえよな・・・そんなもんおれが1番わかんねえ・・・てかわかりたくねえ・・・けど・・・理由はただ一つだ・・・
ウタ『るふぃ〜♡』
ウタが正面からおれに抱きついている。それも胸やらほっぺやら擦り付けて。わかってる、お前らの考えてる事はよ〜くわかってる。自分で言うのもなんだけど、おれそう言うの興味ねえんだよな。女の裸とかサンジみたく見てえとも思わねえし、てか見てもなんとも思わねえ。だから胸押し付けて来ようが、チューされようがホントに何も感じねえんだけど・・・そうじゃねえ、今ヤベェのはそうじゃねえんだよ・・・
ウタ『るふぃ〜♡だっこ♡だっこ〜お姫様抱っこ〜♡』
ルフィ『ッ・・・い、いや・・・お前・・・それは・・・!!!!』
ウタ『やあ♡抱っこ♡抱っこしなきゃやぁ〜♡るふぃ〜♡おねが〜い♡』
ルフィ『ガハッ・・・ま、また・・・か!!!???』
おれが今死を悟ってる理由がコレだ。意味わかんなよな?おれも意味わかんねえ。ただこれだけは言える。ウタは酔ってる。たぶん酒かなんかを飲んだんだろうな。ウタから酒の匂いするし。まぁ、それはいい。海賊だからな、宴で酒を飲むくらい普通だ。ただ、それとは別に普通じゃねえ事も起きてる。今のウタがおれに話しかけたり擦り寄って来たりすると、何故だか口から血が出てくるんだ・・・何でだろうな。
ウタ『るふぃのにおい〜しゅき〜♡』
ルフィ『ガハッ・・・く、クソ・・・血が・・・血が足りねえ!!!!!!』
ナレーション変わりまして、何故この様な状況になっているのか・・・それを知るには少し時間を遡らなくてはならない・・・ - 2二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 20:31:45
続けて?
- 3二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 20:32:54
今日の甘々ルウタスレはここかな?
ブラックコーヒーいる人ー? - 4二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 20:37:07
おれはポテチ用意しとくわ
- 5二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:12:28
甘々…
- 6122/12/27(火) 21:21:46
シャンクス『よっしゃー!!飲め飲めーー!!!』
海賊王となり新時代を作った麦わらのルフィ。彼は今現在、四皇赤髪のシャンクス達と楽しい楽しい宴をしていた。
宴会場はエレジア。かつてとあるライブにより前代未聞な事件の現場となった島であり、そこへ集まるは、四皇と海賊王。双方、幹部から傘下まで全ての者達が同席しており、ハッキリ言って海軍は1ミリも目が離せない。
そしてそんな危険な香りしかしない宴会の中心、最も盛り上がっているエリアで大量の肉を平らげて居るのは海賊王麦わらのルフィ。ジューシーに焼けたその骨つき肉を口に運ぶ度、彼は笑顔を溢している。
シャンクス『お〜い!ルフィーー!!』
するとそこへ、1人の男がやって来た。そう、四皇赤髪のシャンクスだ。ふらふらと揺れているその姿はまさに千鳥足。1発でデキ上がっていると理解できる。
シャンクス『お前もジュースなんかじゃなくて酒を飲みやがれ!!それでも海賊王か!!!』
酒があまり好きではない為、基本的にジュースなどを飲んでいたルフィ。そんな彼に対し、シャンクスはわざわざ酒を押し付けて来ており、周りに居る幹部達も、"またか"とため息を溢している。
ルフィ『いや!おれ酒はあまり好きじゃ・・・』
シャンクス『五月蝿え!!このクソガキが!!おれの酒が飲めねえってのか!?おら!!』
ルフィ『お、おい!押し付けんなって・・・うわっ!?』
シャンクスからの無理強いを強行突破しようとしたルフィだったが、それが逆効果。強情なルフィに対し、なんとシャンクスは勢いよく酒を押し付けて来ており、そして当然の様に勢い余ってルフィの体全体に酒をかけてしまう。
シャンクス『おっとっと、悪いなルフィ!』
ルフィ『たくっ!なにすんだよシャンクス!スンスン・・・うわ!?なんだコレ!!凄え酒臭え!!』
ルフィがそう思うのも無理はない。シャンクスの持っていたその酒は、酒豪ですら匂いだけで酔いが回る程の代物であり、はっきり言って酒が苦手なルフィにとっては猛毒。
ルフィ『う〜ん・・・めんどくせぇけど・・・しょうがねえか・・・』
既に日は沈んでるとは言え、宴会はコレからだ。その事を宴好きのルフィは重々理解している。その為、手間ではあるものの、こんな酒臭い状態で1日居るのは無理だと考えた彼は、一度サニー号へ戻り、服を着替え直してくる事に・・・ - 7二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:41:22
wktk
- 8122/12/27(火) 22:06:35
ルフィ『たくっ!シャンクスの奴!酔いすぎだ!!』
誰も居ないサニー号の男子部屋。その中で1人愚痴を溢しながら着替えを済ませるルフィ。本来寂しがり屋の彼にとっては、このなんとも言えない虚無感のある空間は、そこそこに居心地が悪い事だろう。
ルフィ『うし!行くか・・・・・ん?』
着替えを済ませ、すぐさま宴会場に戻ろうとするルフィ。そこへ1人女がやって来る・・・勢いよく扉を開いて男子部屋にズケズケと入り込んで来るその女は・・・ルフィの幼馴染であるウタだ。
ルフィ『ウタ、どうしたんだ?なんでお前、サニー号なんかに・・・さっきまでシャンクス達の所で歌ってたろ?』
ウタ『・・・・・・・・・』
ルフィ『ん?』
はい。もう無駄な口上やら建前やらは要らないですね。本編スタートです。
ルフィ『ウタ!さっきから無視すん・・・』
ウタ『るふぃ〜〜♡♡んふぅ〜♡』
ルフィ『え・・・な、なんだ?お前酔ってんのか?』
ウタ『よっひぇないよ〜♡』
明らかに誰がどう見てもウタは酔っている。その証拠に、本来ならばない筈の♡マークがセリフの節々に添えられており、しまいには普段ならば絶対にやらないであろう、自分の体を押し付ける様なハグまでして来る始末。とても素面とは思えない。 - 9122/12/27(火) 22:08:52
ルフィ『まぁ、いっか!宴はこれからだからな!ほら!行くぞ!ウタ!』
だがしかし、そこは流石はルフィと言うべきか、普段とは一層も二層も違う幼馴染を前に、平然とした態度を取っている。彼の恐ろしい所は、これが素であると言う事だろう。
ウタ『むん!』
ルフィ『うわっ!?』
しかし、ルフィがどの様な心持ちだろうと関係無いのが酔いと言うものだ。ウタは、その華奢な腕でルフィの胸板を勢いよく押し出す。普段の気を張っているルフィならともかく、ウタと言う幼馴染へ寄せる絶対の信頼により、完全無防備状態だった彼は、いとも簡単にその身をウタによって倒されてしまう。
ルフィ『おい!ウタ!お前急に何すんだ!びっくりするじゃ・・・』
ウタ『えへへ〜♡るふぃ〜♡もっとギュッてして〜♡』
ルフィ『は?』
この時無理にでもウタの事を引っ剥がしておくんだったと・・・後にルフィは後悔する事となる・・・ - 10122/12/27(火) 22:30:20
ルフィ『う、ウタ?お前なんか・・・』
ウタ『るふぃ〜♡あたまなでて〜♡』
ルフィ『は?いや、それよりも早く戻・・・』
ウタ『やだやだやだ〜♡るふぃがいまなでてくれなきゃ・・・あたしやぁ〜♡』
ルフィ『ッ!?(な、なんだ・・・コレ・・・)』バクンッ!!
バクンッ!と言う音と共にルフィの心臓は鼓動を早めているのだが、彼はそれに気付いていない。彼の中ではまだ今の状況は、いつもは二度寝をしてしまうのに今日は一回で目が覚めたな〜、などと考える社会人のそれと対して変わらないレベルなのだ。
ウタ『るふぃ・・・はやく〜♡なでて〜♡じゃなきゃあたし・・・やぁ〜♡』
ルフィ『ッ・・・!!!!!???はぁ・・・はぁ・・・え?(あ、アレ?おれ今・・・息あがってるのか?なんでだ?)』
ウタからの追い打ちおねだりコールにより、ルフィは漸く自分の体の異常に気がつく。それは些細な事なれど、彼からしたらとても重要な事。それもその筈だ。彼は自分の実力には自身を持っている。実際の話、かつては最強生物とまで揶揄せれたあのカイドウすらも打ち負かし、CP0最強の男、ロブ・ルッチですらルフィの前では格下同然に成り下がってしまうレベルだ。そんな彼が、訳も分からず息を切らしているこの状況。異常な事態だと思わない方が無理と言うものだ。
ルフィ『う、ウタ・・・悪いんだけど・・・ちょっとどいて貰えるか?』
若くして海賊王まで昇り詰めた彼の感はとても鋭い。実際、確信的な理由が無いにも関わらず、自分の体の異常にウタが関係しているかも知れない、その思考を瞬時に理解し行動に移した。とても迅速、且つ的確な判断。だがしかし・・・この最善とも言える行動が、より一層事態を悪化させてしまう事となる。 - 11二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 22:32:28
いいぞ、続け給え(天竜人)
- 12122/12/27(火) 22:53:07
ウタ『え?なんれ・・・なんれなの〜♡あたしやぁ♡るふぃとはなれるの・・・やぁなのぉ♡』ポロッ!!
ルフィ『んっ!!!!???はぁ・・・はぁ・・・ゴクッ・・・あれ?(い、いま・・・一瞬意識が・・・そ、それに・・・なんか体があちい・・・おれも酔ってんのか?)』
ウタ『るふぃ♡るふぃ♡るふぃ♡るふぃ♡おねがいらから・・・あたまなでてよ〜♡ねぇ〜♡おねがい〜♡ほしいの〜♡』
ルフィ『ハァ・・・ハァ・・・ゴクッ・・・ぐっ・・・そっ!!!???(な、なんだ!?また、意識が・・・と、とにかく今は・・・言う事聞くしか・・・)』
ウタの甘すぎるおねだりの連発にルフィはもはや、生まれて初めての感覚に襲われていたのだが、彼はその感情に気付いて居ない。それどころか、胸の高鳴りを抑えようとすればする程、いつもの何倍も可愛らしい声でねだって来るウタに、意識すらも飛びかけてしまう始末。コレはダメだと本能で察知したルフィは、言われるがまま、ウタの頭を優しく撫で下ろした。
ウタ『ん〜♡ふふ〜♡るふぃのなでなで〜♡あたしすきなの〜♡』
ルフィ『そ、そっか・・・それは・・・まぁ・・・よかった・・・』
煮え切らない感情を必死に、けれども無意識のうちに止めているルフィの顔は、もはや海賊王のそれではなく、ただの年相応の青年の顔である。一歩間違えば途轍もない間違いを犯してしまう。恐らくはそれだけを本能で理解しているのだろう。
ルフィ『う、ウタ!もういいだろ?早くみんな所へ戻ろう・・・』
ウタ『るふぃはあたしのこときらいなの?』
ルフィ『は?』
いきなり何を言い出すんだ。その言葉のみがルフィの頭の中をグルグルと支配する。
ルフィ『いや・・・嫌いな訳ねえだろ?』
当然の返答である。彼にとってウタと言う存在は、実の叔父や兄弟たちに並ぶ程大きく、そして大切な存在なのだ。恐らくは彼女に対して、一度たりとも嫌いなどと言う感情を抱いた事すら無い。その為、考えるよりも先に口が動いていた。が、しかし・・・その発言がより一層己を首を絞めてしまう。 - 13二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 23:05:01
- 14122/12/27(火) 23:15:54
ウタ『じゃあチューしてぇ〜♡』
ルフィ『は?い、いや・・・お前何言って・・・』
ウタ『チューしてよぉ〜♡じゃなきゃやぁ〜♡るふぃとのチューないと・・・あたしないちゃうの〜・・・♡』ポロッ!!
ルフィ『ッ・・・あ・・・ハァ・・・ハァ・・・ぐっ・・・ハァ・・・ハァ・・・だ、ダメだ・・・よくわかんねえけど・・・それだけはダメだ!』
本能で推し止まったルフィ。彼にとってはキスの一つなど造作もないことであり、例え無理矢理に奪われてしまってもこれと言って嫌悪感も覚えない。だがしかし!彼には分かっていたのだ。今のウタとキスをしてしまったら何かが崩れてしまうと言う事に。そしてそれはひとえに、ルフィ本人がウタに寄せる愛情ゆえなのかも知れないと言う事に。
ウタ『やぁ・・・やぁやぁやぁ!!るふぃとチューするの!じゃなきあたし・・・あたし・・・るふぃのこと・・・きらいになっちゃうもん♡』ポロッ!!
ルフィ『か・・・はっ・・・!!??わ、わかった・・・じゃ、じゃあ・・・チュー以外ならいいぞ・・・(な、何言ってんだおれ・・・ウタにチューするなら今が・・・は?あ、あれ?なに・・・考えたんだ・・・おれ・・・)』
ウタ『やぁ!!もういい!んむっ♡』
ルフィ『んむっ・・・ん?ン"ッ!!!!!????』
その瞬間、ルフィの中の糸が切れた。それはひとえに、唇に当たる柔らかな感触のせいでも、酒と言う聖水の豊満な香りのせいでもない。ウタだ。彼女にキスをされていると言うその事実に、今ルフィの理性は事切れた。
ウタ『ぷあっ♡えへへ〜♡るふぃのお口おひかっ・・・キャッ♡え?ルフィ〜♡ろうひたの〜♡』
ルフィ『ハァ・・・ハァ・・・ッ!!!!!!(止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!止まれ!!!!)』
純粋無垢なウタの瞳。今自分を押し倒している相手への信頼。その全てが今のルフィには猛毒とも有毒とも違う、最高の活路を見出した。その活路とは・・・
ルフィ『ガハッ・・・!!!!????』
吐血である。 - 15二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 23:17:17
- 16122/12/27(火) 23:45:26
ここで一つ小話をしよう。ルフィは今までの人生において恋を知ることなどはなかった。それはひとえに、タイプじゃないとか、好みの顔じゃないとかと言った単純なものではない。自分にそう言ったものは不要であり、欲しいとも思っていなかった為だ。
ルフィ『ぐっ・・・ガハッ・・・!!!!???』
だがそれは全てが勘違いである!!この男・・・好みのタイプがないのではない・・・気付いていなかっただけである!!
ウタ『るふぃ〜♡もういっかい〜♡チューしてぇ〜♡じゃなきゃ・・・あたしやぁ〜♡』
ルフィ『ぐっはっ!!!!!!?????』
ルフィは気付いていない・・・自分が『普段は強気だけどたまに極度に甘えて来る』そんな女性に憧れを抱いていた事に。ウタと言う存在はルフィにとって、最も重要な5人の人物の1人であり、初めての友達であり、初めての女と言う存在だ。つまりは、彼の中での女と言う存在はウタから始まったもの。彼女を常に見続けて来たルフィは、強気=ウタの様な奴・・・と言う解釈を無自覚のうちに定着させていた。そしてウタ本人が幼少期、全くと言って良い程ルフィに甘えて来なかった事により、ルフィにも無意識的な欲望が募っていった。それは単に『ウタはたまにシャンクス達に甘えるよな〜』などと言った簡単なものから始まった。しかし、そんな中つもりに積もって訪れた、これ以上ないほど最高傑作な甘えモードウタ。レッドである。レッドライン通り越して、レッドピリオドである。ルフィにとっての200点満点の好みの女。それがウタなのである。
ウタ『るふぃ〜♡だっこ〜♡おひめさまだっこ〜♡してぇ〜♡おねがい〜♡』
ルフィ『ッ・・・ぐっ・・・』
ウタ『じゃなきゃ・・・あたし・・・』
ルフィ『ぬっ・・・』
ウタ『やぁ〜♡』
ルフィ『ガッ・・・ハッ!!!!!!!?????』
ルフィは無意識のうちに、ウタに対しての欲情を、吐血と言う自傷行為によって抑え込もうとしている。これは本能から来る命令信号であり、人間における最後の手段とも言える。彼の血が途切れるか、理性が壊れるか、引くに引けない、と言うより本人からしたら引きたくない戦いが、今始まったのだ。 - 17二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 00:03:03
ウタ血まみれになってそう
- 18二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 04:53:34
ウタがこの状態で耳元に生AMSRやったらやばいことになりそう
- 19二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 05:27:39
- 20二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 12:38:22
こんなバカみたいな理由で死んだらそれこそラフテイルだぞ海賊王
- 21二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 12:39:45
- 22二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 18:57:54
age
- 23二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 19:04:17
ところどころ挟まるサブミナルゾロに笑うんよ
- 24二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 23:41:36
hs
- 25二次元好きの匿名さん22/12/29(木) 06:01:08
地の文がかぐや様のナレーションで脳内再生されてきた
- 26122/12/29(木) 09:10:23
ウタ『ルフィ〜♡』
普段とは違く、酒により紅く蕩けた顔、回りきっていない呂律、いつもの何十倍も可愛い声、そして何よりも!普段からは全くと言っていい程想像も出来なかったその甘え方!!胸を押し付け擦り付け、しまいにはほっぺやら顎やらを肩や耳にあてがってくるその行為は、まさに古代兵器と言って差し支えない。ハッキリ言おう…例え好みのタイプの女性出なかったとしても、男でこの誘惑に勝つ事は限りなく不可能に近い…
ルフィ『むぐっ・・・ガハッ!!!!!????く、クソッ!?血が…』
だがしかし!この男は耐えるのだ!それはひたすらに大切な彼女を守る為…傷つけない為である。例え目の前に理想郷が広がっていようと!ピリオドが広がっていようと!!このルフィと言う男はひたすらに血を吐き耐えるのである!!
ウタ『ルフィ〜♡だい〜♡』
ルフィ『むぐっ!!??』
ウタ『しゅき〜♡』
ルフィ『ガハッ!!!!???』
ウタ『ほ〜るど〜♡むふふ〜♡』
ルフィ『ゴヴァッ!!!!????』
研ぎ澄まされた感覚。掠れゆく意識の中、人間の帰巣本能は開花する。ルフィは無意識のうちに己の仲間や強敵たちに心の中で助けを求め始めていた。その結果…
心の中のゾロ『おう、ルフィ…さっさと楽になっちまえ…』
悪魔たちが舞い降りて来た。 - 27二次元好きの匿名さん22/12/29(木) 09:37:49
ゾロ…
- 28122/12/29(木) 09:41:08
不敵な笑みを浮かべ、今尚血を吐きつずけるルフィに、マリモ剣士は囁く。
心の中のゾロ『ここまでやられて女1人抱くことすら出来ねえようなら・・・船長交代だ!』
悪魔の囁きである…今のルフィにとって第三者からの後押し…その行為は正しく、マリオカートのキラー以上もの追い風を彼に与えたと言っても過言では無い!
ルフィ(そ、そうだ…ウタが悪りいんだ。こんな変な事して、おれの事挑発して。襲われても自業自得だ。)
思考が悪魔により傾けられたルフィ。人間にとって最も重要とされる""欲""を刺激されればもはや己1人で踏みとどまる事は難しい…………が!!しかし!その誘惑は以外な形で砕かれる事となった…
ウタ『ルフィ〜♡手にぎにぎ〜♡うれひい〜?』
ルフィ『ッ……!!!!ガハッ!!!???あ、あぁ、ありがとな・・・ウタ・・・』
心の中のゾロ『チッ!跳ね除けたか・・・手強いな・・・』
この世のあらゆるものには、数字があり、優劣がある。それは単純な順位や高さだけでは無い・・・""誘惑""・・・概念的なものであるコレにも当然優劣は存在し、ルフィにとって悪魔の誘惑よりも、ウタの誘惑が勝ったのである・・・つまり!皮肉にもウタによってウタを傷つけずにすんだのである!!
ウタ『るふぃ〜♡もっとぎゅ〜してぇ〜♡じゃなきゃあたし・・・やぁ〜♡』
ルフィ『ブハァッ!!!!???ち、血が・・・』
もはや気づいている者も居るであろう。そうこの男ルフィには・・・確実に""特攻""となっているものがある・・・それは・・・
ウタ『だきしめてくれなきゃあたし・・・やぁ〜♡』
ルフィ『グヴォア!!!!!!!?????』
ウタによる涙目と上目遣いからの・・・『やぁ〜♡』恐らくはこの世に存在するどんな攻撃よりも、ルフィにとっては威力が高い・・・その為、この言葉を使われたルフィの防衛本能は限りなく低下し、またしても悪魔を呼び起こしてまう。
心の中のサンジ『おう!ルフィ!レディを待たせんな!早く抱いちまえ!』
悪魔の囁きである・・・ - 29二次元好きの匿名さん22/12/29(木) 09:42:29
なんてこった敵しかいねェ
- 30二次元好きの匿名さん22/12/29(木) 09:47:11
この幻、悪態までつくのか…
- 31二次元好きの匿名さん22/12/29(木) 09:52:40
まだ他の船員は味方かもしれないだろ!?
- 32122/12/29(木) 10:07:42
ルフィ『く、クソっ!またか!!』
不運と言うのは縦続けに起きてしまうのがこの世の性。奇しくも舞い降りてきたその悪魔は、先程同様己の一味が誇る両翼であった。
心の中のサンジ『いいかルフィ・・・優しさは・・・時に女を傷つける!』
ルフィ『!?』
悪魔とは言え、流石と言うべきなのがこの男。先程のゾロとは違い、確実な説得力のある言葉でルフィを誘惑してくる。
心の中のサンジ『お前がもし・・・本気でウタちゃんの事を思うなら・・・抱け!分かったな!』
ルフィ(そ、そうだ。ウタだって酔っててもこんな事、普通する筈ねえ。おれに受け入れて欲しいからやってるんだ。なら、今すぐにでもやってやるよ。どうせ力ならおれの方が・・・)
ルフィの目が、今までの人生でした事などない目の色へと変貌を遂げる。その目は確実な雄の目であり、目の前に置かれた獲物をただ捕食しようとしていた。
が、しかし・・・・・
ウタ『るふぃ〜♡おでこかた〜い♡』
ルフィ『むぐっ!!ガハッ!!!!!!?????』
サンジ『チッ・・・強情な野郎だ・・・』
天使の誘惑である。これによりルフィの意識は吐血を遂げ、完全に現実へと引き戻された。
その後も、こと如く現れ続ける悪魔との死闘を繰り広げ、その度に天使による救済と吐血を繰り返し、いつしか戦いは100をも超える激戦となった。がしかし、どうやらその戦いも終わりの時が来たようだ・・・ - 33二次元好きの匿名さん22/12/29(木) 13:35:57
ワクワク
- 34二次元好きの匿名さん22/12/29(木) 18:01:07
待機
- 35二次元好きの匿名さん22/12/29(木) 22:25:10
出血多量だな
- 36あ22/12/30(金) 01:22:42
保
- 37二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 08:24:30
ルフィが死んじゃう……死に顔はすげえ穏やかな顔してそうだけど
- 38二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 09:29:51
天使どもの悪態好き
- 39二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 17:04:44
保守っ!保守っ、保守ー!!!
- 40二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 18:31:46
これ実は皆隠れて見てない?
- 41二次元好きの匿名さん22/12/30(金) 23:57:41
このウタは酔いが覚めたら記憶に残ってるんだろうか
- 42二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 06:33:29
保守っ
- 43122/12/31(土) 15:04:35
もはや部屋中がルフィの吐血で真っ赤に染まるなか、何故だかウタにのみその血がかかって居ない。どう言う理屈かは分からないがルフィが意図的に逸らして居たのだろう。
ルフィ『はぁ・・・はぁ・・・』
ウタ『るふぃ〜♡いっひょに・・・ねよう〜♡おねが〜い♡』
ルフィ『ぐっ・・・い、いや・・・おれ・・・は!宴に戻んねえと・・・』
嘘である。この男、なんなら今すぐにでもウタと共にベッドインしたくてその身を震わせているが、その欲望をやはり大切な彼女を守る為に、必死に押し殺しているのである。もはや時刻は3時を回っており、幾ら酒が入っているとはいえ、比較的健康的な生活を送っているウタには堪える時間・・・このまま行けば先にウタが眠りにつき、逃げ仰る!!
訳もなく・・・
ウタ『るふぃ♡グスッ・・・あらひ・・・あらひ・・・』
ルフィ『ぐっ・・・!!!!(や、ヤベェ!ホントにヤベェ!)』
ウタ『るふぃがいっしょじゃなきゃ・・・ねられないよ〜♡』ポロポロ!!
ルフィ『ゴヴォアァァァ!!!!!!!!』
クリティカルヒット・・・ウタによる上目遣いからの涙目。胸板にあたる胸の感触。そしてそこに添えられた、甘くとろける様な声。コレら全てが一気にルフィの精神へとダイレクトアタックを仕掛け、とうとうルフィの・・・意識は閉ざされ・・・・・・はしなかったが・・・・その代わりに・・・
カイドウ『ウォロロロ・・・』
魔王たちが降りてきた・・・ - 44二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 15:20:32
その魔王さ、親御さん混ざってない?
- 45122/12/31(土) 15:21:15
ルフィ『ん?ここは・・・』
ルフィが辺りを見渡せば、一面砂の大地が広がっている。此処はアラバスタ・・・・・・などではなく、ルフィの精神世界の様な場所だ。それ故に砂の大地を抜けた先には雪国や、水の都、他にも様々な景色がひろがっており、まさに自由な世界と言っていいだろう。
ルフィ『なんでこんな所に・・・あれ、ウタは!?ウタは何処だ!?』
心の中のカイドウ『ウォロロロ・・・あの小娘なら今テメェに抱きついてるぞ・・・』
ルフィ『!?』
ウタが近くいなかった為、焦りを隠しきれず辺りを見渡していると、聞き覚えのある声がルフィの耳・・・と言うか頭に入り込んでくる。
ルフィ『お前は・・・カイドウ!!』
心の中のリンリン『マンママンマ!!おい!おれを忘れんじゃねえよ!』
ルフィ『なっ!?び、ビッグマムまで!?』
心の中のティーチ『ゼハハハハ!おれらも行くぞ!赤髪!』
心の中のシャンクス『わかっている!ティーチ!言っとくが、真面目にやれよ?』
ルフィ『は!?』
もはやルフィの頭では処理しきれなかった。何故かつて倒した筈の四皇が勢揃いしているのか。と言うより、何故シャンクスは此処に居るのか。先程まで宴会場で酒を飲んでいた筈だ・・・・などとルフィが呑気な事を考えていると・・・
心の中のカイドウ『"雷鳴八卦"!!!!!』
ルフィ『い"っ!?』
カイドウはレベル99のはたくをくりだした。 - 46122/12/31(土) 15:38:57
皆ウタにいい様にやられていた為、忘れかけていたかも知れないが・・・この男、腐っても海賊王である。歴戦の猛者どもを蹴散らし、王まで登り詰めた存在である。その為、例え四皇が急に突進してきても、すんでの所で交わすことが出来るのである。
ルフィ『あ、危ねえ!おい!いきなり何すんだ!てかなんでいんだよ!お前ら!!あと此処何処だ!!?』
心の中のカイドウ『ふっ、避けたな・・・なる程・・・それ程までの覚悟と言う事か・・・他の奴らが返り討ちに会う訳だ・・・』
心の中のリンリン『ふっ!次はおれが行くよ!""ヘブンリー・・・』
ルフィ『お、おいおい!待て待て待て!!ちょっと待て!』
カイドウの攻撃を躱し、状況確認をしているルフィに間髪入れず新たな攻撃が撃ち込まれようとしている。流石の海賊王も、コレには焦りを隠しキレず、待ったを掛ける。
心の中のリンリン『あ?んだ麦わら!怖気付いたか!』
ルフィ『いや意味わかんねえよ!!てか此処どこだ!?あとウタも何処だ!?おれに抱きついてなんてねえぞ!?答えろ!シャンクス!』
心の中のシャンクス『だーはっはっは!見ろティーチ!アイツ今の状況が飲み込めてねえでやんの!面白え!!』
心の中のティーチ『ゼハハハハ!あぁ!こりゃ傑作だなぁ!!』
ケラケラと声を荒げて笑いまくるシャンクスとティーチ。それを横目に歴代四皇の中でもそこそこ話の分かるカイドウがルフィの問いに答える。 - 47122/12/31(土) 16:00:08
心の中のカイドウ『此処は精神世界!つまりはテメェの心の中の世界だ・・・まぁ安心しろ、あの小娘は現実の世界で今も尚、テメェに抱きついて離れねえ・・・要するに無事だ・・・』
ルフィ『そっか・・・それはよかっ・・・ん?心の・・・中の・・・世界?じゃあおれが望めば、今すぐ帰れんのか?』
心の中のカイドウ『ウォロロロ!ソイツは無理だな・・・お前が今すぐ現実に帰るには、おれたちをぶちのめすか、おれたちにぶちのめされるかしか方法はねえ・・・』
ルフィ『は!?なんだそれ!?ふざけんな!!なんでおれの世界なのに自由に出られねえんだよ!!』
心の中のカイドウ『ふっ・・・いいだろう教えてやる・・・』
カイドウが言うにはこうだ。この精神世界ではルフィが今抱いている感情がそのまま反映されて行くらしい。その為、ルフィの意識が現実にある時は、この世界はウタ一色に染まっており、意識が精神世界に降りてきた為、今は正常な形を保っている。そして重要なのは此処からである。
心の中のカイドウ『精神世界に居るおれたちも言ってしまえばお前が形造り思い描いた意思そのものだ・・・この意味が分かるか?』
ルフィ『???』
心の中のカイドウ『ウォロロロ!!ウォロロロロロ!!もう少しわかりやすく説明してやる・・・オレたちの目的はお前をぶっ潰し、現実世界でのお前の欲情に掛けられた""鍵""壊す事だ!』
ルフィ『そ、それが壊れたら・・・どうなるんだ・・・』
心の中のカイドウ『現実世界のお前は、感情の制御を失い、すぐさまあの小娘を襲うだろうな・・・』
ルフィ『な!?ふざけんな!!そんな事・・・』
心の中のカイドウ『ウォロロロ!ふざけんなはこっちのセリフだ馬鹿野郎!おれたちを生み出してんのはお前だと言った筈だ!つまりそれが意味する事は一つ!テメェはあの小娘をさっさと抱きたくて仕方ねえのさ!!わかったらさっさとぶっ潰されろ!!麦わら!!』
ルフィ『ふざけんなぁぁーー!!何言ってんだお前!!』 - 48二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 16:05:36
面白くなってきました!
- 49二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 16:07:06
心の中のカイドウたちのエミュが上手くて笑う
- 50122/12/31(土) 16:32:08
カイドウの話を簡単に解釈するとつまりはこうだ。このルフィと言う男は、今まで100をも超える悪魔との激戦を繰り広げ、その度にウタに襲い掛かりそうになるも、なんとか誘惑に打ち勝ち、己の欲を抑えてきた・・・・・訳では無く!!それは全て間違いである!!このカイドウ含め全ての悪魔が自分自身の呼んだ欲情・・・つまり・・・自作自演をして居たのである!!実際の話、激戦を繰り広げ勝って来た!などとは言っては居るが、その全ての戦いが最終的にウタからの天使の誘惑によって引き戻されたものばかり。つまりは結論から言うと・・・この男!ルフィは!!1人目のゾロの時点からウタを襲う気満々だったのである!!ただ自分にかかる罪悪感を少しでも減らす為、自分は悪くない!ウタが悪い!と開き直る為、ルフィは悪魔を呼んだのである!最低なんだアイツ!!!
それを理解したルフィは頭に浮かんだ言葉をそのまま外に吐き出す。もはや軽い八つ当たりに近い状況だが、それに対しカイドウが一つの確信に迫ってくる。
心の中のカイドウ『ウォロロロ・・・時に麦わら・・・あの小娘はお前にとって一体なんだ?』
ルフィ『は!?な、何って・・・そんなもん!』
明らかにいつもより、返答が遅れているが今は置いておこう。
ルフィ『ウタはシャンクスのむす・・・』
心の中のカイドウ『違えだろ!!おれが言ってんのはそう言う事じゃねえ!確かにあの小娘は赤髪の娘であり、お前もその事は承知の事実だ・・・だが!そうじゃねえだろ!麦わら!!おれが聞いてんのは・・・テメェにとってアイツは、どう見えてるかって話だ!!』
ルフィ『どう・・・見えて・・・・・ッ・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・』
カイドウの尋問に、ルフィは麦わら帽子を深く被り、ノーコメントを貫く。本能型の権化である彼この男が示すこの行動の答え・・・それはつまり・・・
心の中のカイドウ『テメェつまりは・・・・・好きになっちゃったぁ〜♡♡・・・て事だろ!麦わら!!ウォロロロロロロ!!!』
ルフィ『五月蝿え!!!!!ブッ飛ばす!!!』 - 51二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 16:39:43
爆笑
- 52二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 16:41:14
(吐いた血が)甘酸っぺ〜なあ〜
- 53二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 16:54:18
このレスは削除されています
- 54122/12/31(土) 16:55:36
ルフィの特攻により激戦の火蓋が切って落とされた。相手は四皇、その上勢揃いと来た。当然このメンツ相手に出し惜しみを出来る訳もなく、ルフィは速攻"ギア5"を使い、その身を白く染める。
心の中のカイドウ『ウォロロロ!!素直になりやがれ麦わら!!もっと己の欲を曝け出そうぜ!!!』
ルフィ『五月蝿え!!』
心の中のリンリン『マンママンマ!初心な野郎だ!結婚なんざ軽くしちまえばいいのさ!このピーチボーイが!!』
ルフィ『け、結婚は・・・しねえ・・・』
心の中のティーチ『お?なんだ麦わら?おめえ海賊女帝や姫様方の時より言葉に覇気がねえな?そこまで好みの女だったのか・・・・・ゼハハハハ!!面白くなってきやがった!!ゼハハハハハハハ!!!!』
ルフィ『ち、ちが!そう言うんじゃ!!』
心の中のシャンクス『え?違うのかルフィ?おれはお前ならウタをくれてやってもいいんだが?』
ルフィ『え!?いいのか!?シャンクス!』
心の中のシャンクス『だーーはっは!引っかかりやがった!!やっぱりウタの事好きなんじゃねえかーー!!面白え!!!てか、お前みてえなガキにウタをやる?ふっ・・・べー!やんねえよ!芋洗って出直してこい!!このクソガキ!』
ルフィ『なっ・・・///うがあぁぁぁ!!!お前ら全員ブッ飛ばす!!!!』
信じられるだろうか?戦う解放の戦士ニカ。常に笑顔を絶やす事のない彼の表情は今まさに、阿修羅をも凌駕する程怒りの感情に支配されていた。 - 55122/12/31(土) 17:12:41
ルフィが様々な攻撃を加えダメージを与えるも、一向に倒れる気配が無い。流石は四皇。1人相手取るだけでもキツすぎるこのカード、それを4体同時とあっては、寧ろ持ち応えているだけ異常な程だ。
ルフィ『く、クソッ!!このままじゃ・・・』
心の中のカイドウ『限界か・・・止めをくれてやる!麦わら!!』
次の瞬間カイドウは、巨大な龍へと姿を変え、大技を繰り出してくる。余談だが、この四皇4人の強さ=ウタを襲いたい気持ちの為、ルフィに同情する余地は1ミリも無いのである。
心の中のカイドウ『""大威徳!!火焔八卦!!!""』
ルフィ『なっ!?』
此処にきてまさかの原作ですら出ていない技を披露するカイドウ。それ程までに心の奥底では、ルフィはウタを襲いたいのだろう。
ルフィ『おれは・・・おれは!!!』
この絶望的状況で、脳裏によぎるのはウタの姿。波打ち際で水着を着ながら己の名を呼び、手を振っている。ハッキリ言おう!こんな思い出存在しない!!だがしかし!!いいのである!!ルフィと言う男にとっては、妄想も現実も、もはや両方を叶える覚悟がある。だからこそ・・・より強い力と変わるのである!!
ルフィ『絶対に襲わねえええ!!!!!う"お"お"お"ぉ"ぉぉ"ぉ"っ!!!!!!!!!!!!!!!』
ルフィは立ち向かう。負ける訳には行かない・・・そう・・・ウタの為に!! - 56122/12/31(土) 17:33:25
ゾロ『あ?なんでサニー号に着くんだ?宴会場はどっちだ?』
気づけば時刻は早朝6時代を指しており、すっかり朝日が登ってきていた。
ゾロ『ん?なんだ?船に人の気配・・・アイツらは今宴の最中だ・・・一体誰が・・・』
酒を飲みながら、軽く散歩をしていたゾロは気づけばサニー号に乗っており、そして船の中、男子部屋に人の気配を捉える。すぐさま刀を構え、扉を開けると、そこには信じ難い光景が広がっていた。
ゾロ『・・・・・・・なっ!?』
ウタ『スピー・・・スピー・・・んふふ♪』
ルフィ『・・・・・・・・・』
何故かルフィのベッドの上で気持ち良さそうに寝ているウタ。腕を組み、仁王立ちをして居るルフィ。そして1番に刮目すべき所はその部屋の有様である。ウタ以外の全ての小物、ベッド、壁や天井まで、その全てが無造作に赤く染まっていた。ゾロは理解した。コレは全て返り血だと。そして状況から見るにこの血はルフィから出たものだと。
ゾロ『おいルフィ!!!生きてんのかお前!!!一体此処で何があった!!!応えろ!!!』
麦わらの一味きってのまとめ役であるゾロも、流石のこの惨劇には同様を隠しきれず、すぐさま安否と状況確認を行う。するとルフィは掠れゆく意識の中・・・たった一言ありのままの""事実""を述べる。
ルフィ『な"・・・な"に"も"!!!!!な"か"っ"た"!!!!!!!!!!』
今回の一件を境に、ルフィはウタとの軽いボディタッチにすら、頭の中で叫び散らし、思わず海へダイブする程にまでウタの事を意識する様になってしまいましたとさ。
お・し・ま・い!!! - 57二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 17:38:57
もう落ち着いてる時に抱け
- 58二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 17:42:19
まさか繋がってたとは
- 59二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 17:45:42
まさかの前日譚かよ!!
- 60二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 17:47:07
えっ?前日譚って?
- 61122/12/31(土) 17:58:28
お・ま・け☆
すぐさまチョッパーと、ローの治療により回復を果たしたルフィは宴会場の中心、シャンクスの元まで来ていた。
ルフィ『シャンクス!!!もう2度とウタに酒飲ませんな!!わかったな!!!絶対だぞ!!!』
シャンクス『あ?ウタに酒?おいルフィ?なんでお前がそんな事・・・』
ルフ『五月蝿え!!!飲ませんなつったら!飲ませんなぁ!!このアホシャンクス!!!』
バゴン!と言う音と共にルフィは覇王色パンチを放ちます。シャンクスはそれを刀で受け止め様としたのですが・・・二日酔いの為上手く受け止めきれず、腹にダイレクトアタックされてしまいました。
シャンクス『ごふっ!?』
ルフィ『わかったな!!絶対だぞ!!!!他の奴らもだ!!ウタに酒は2度と酒飲ませ・・・』
ウタ『ちょっとルフィ!なんでアンタがそんな事勝手に決めてんの!?私お酒飲んだ事無いんだけど!?』
その瞬間、ルフィの腕をカーディガンに着替え、サニー号から出てきたウタが引っ張る。恐らくは軽く胸なども当たってはいるものの、もはや全員がいつも通りの光景・・・などと思えていない人物が1人おり。
ルフィ『ウタ!酒ってスゲェ苦えんだぞ!?だから飲むな!わかったな!(あ"あ"あ"あ'ぁぁぁぁぁあ!!!!!!!!!む、む、胸!!胸がーー!!胸があたってるーーー!!!誰か助けてくれーーーーーー!!!!!!!!!)』
ウタ『え!?それ本当?シャンクス達が美味しそうに飲んでたから、私も飲もうと思ってたのに・・・わかった!じゃあ辞めとく!それよりルフィ!あっちでなんか勝負しよ!』
ルフィ『おっ!いいなぁ!やるか!(うか"あぁぁぁぁあ!!!!!!!!!無理だ!!!無理だーー!!!!!た、た、たた!!!助けてくれーーー!!!!!!!!う、ウタ!ウタの!!!む、むむ、胸!!むねがああああ!!!!!)』
お・し・ま・い!! - 62二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 18:07:27
- 63二次元好きの匿名さん22/12/31(土) 18:47:56
繋がってたのかあ…どっちもめっちゃ好きだったから本当だったらすごい嬉しい
- 64二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 03:05:41
無言で気ぶるな海賊狩り!!
- 65二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 08:53:45
まさかの前日譚オチで大爆笑しちゃった
初笑いがこんなんでちょっと悔しい - 66二次元好きの匿名さん23/01/01(日) 18:41:18
あー さっさと襲え
- 67二次元好きの匿名さん23/01/02(月) 06:07:39
サラッとマリモ剣士って書かれてる‥