- 1122/12/27(火) 20:55:13
ー新世界のとある島ー
ウタ「今日のデート楽しかったね、ルフィ」
ルフィ「デートは楽しかったけどよ…おれそろそろハラ減ってきたよ…」ｸﾞｩ
ウタ「んー…確かに私もお腹空いてきたし……そろそろ晩ご飯にしても良いかもね」
ルフィ「だろ？よし！そうと決まりゃ早くメシ食いに行こう！」
ウタ「もう、そんな焦らなくてもいいじゃない」
ルフィ「でもおれ早くメシ食いてェし…」
ウタ「……せっかくのデートなんだから手くらい繋いでよ」
ルフィ「ん？何か言ったか？」
ウタ「んーん。行こ？」
ルフィ「ああ！ほら行くぞウタ！」ｷﾞｭｯ
ウタ「……！」
ウタ「(手…繋いでくれた…！)」ﾄﾞｷﾄﾞｷ - 2二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 20:56:53
今日は快眠できそうだねぇ...ありがたい
- 3122/12/27(火) 21:00:06
ウタ「ねぇルフィ、こことかどう？ほら何かオシャレな感じがするお店だしさ」
ルフィ「飯食えんならおれはどこでも…」
ウタ「ん？何か言った？」
ルフィ「ここが良い！ここの店にしよう！」
ウタ「良かった。じゃ入ろっか」
〜〜〜〜〜
ウタ「……あれ？店員さんいないね」
ルフィ「変だな。他の客もいねェみたいだぞ」
ウタ「あ、ねぇあそこ見て。なんか注意書きみたいなのが…」
ルフィ「ん？どれどれ……」
"どなたもどうかお入りください。決してご遠慮はありません"
ウタ「…だって」
ルフィ「まぁ遠慮しなくて良いんなら大丈夫だろ」 - 4二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:02:51
オイオイこれは間違いなく有名な料理店だわ
- 5二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:03:38
これまた懐かしい物語を…
- 6122/12/27(火) 21:05:16
ウタ「……なんかすごい静かなお店だね…」
ルフィ「そうだな…」
ウタ「あ、また注意書き…」
"ことに若いカップルは大歓迎致します"
ルフィ「んー…？なんか変な注意書きだな」
ウタ「えっと…例えばカップルだと何か特典とか割引がある、みたいな？」
ルフィ「なんだろうな？」
ウタ「さあ…？」
"お客さまがた、ここで服をきちんとして、それから靴の泥を落してください"
ウタ「あ、そういうのちゃんと気を遣わないとダメなお店だったんだ…もしかしたら結構高級な感じなのかも…？」
ルフィ「そっか。別に気にしねェでいいのにな」
ウタ「高いお店だったらそういうもんなんじゃない？……あ、でも私たちビシッとした服着てないや……大丈夫なのかな？」
ルフィ「ダメだったらそん時はそん時だ！」
ウタ「……大丈夫かなぁ」 - 7122/12/27(火) 21:10:23
"お互いの好きな所をここで言ってください"
ウタ「……なんで？」
ルフィ「分かんねェけどこれやんなきゃ飯食えねェんだろ？なら早く言おう」
ウタ「……じゃあルフィから先に言って？」
ルフィ「……おう」
ウタ「……」
ルフィ「……。その、おれは……ウタの歌が…すごく好き、だ…」
ウタ「……ありがと、嬉しいよ」
ルフィ「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ウタ「……次は私の番、だね」
ウタ「……私は、その……ルフィの笑顔が…好き…」
ルフィ「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ウタ「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ルフィ「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ウタ「……さ、先に行こうよ。うん…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ - 8122/12/27(火) 21:15:06
"壺のなかのクリームをお互いの顔や手足にすっかり塗ってください"
ウタ「クリーム塗るの？お互いに？なんで？」
ルフィ「分かんねェけどやんなきゃいけないんだろ？ならさっさとやろう」
ウタ「じゃ先に塗ってあげるからじっとしてて」
ルフィ「ああ、頼んだぞ」
ウタ「……」ﾇﾘﾇﾘ
ルフィ「…ｸﾋﾋ…くすぐってェ…」ﾌﾟﾙﾌﾟﾙ
ウタ「すぐ終わるから我慢してね」ﾇﾘﾇﾘ
ルフィ「むぎぎ…！」ﾑｽﾞﾑｽﾞ
ウタ「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ルフィ「…んぐぐ」ﾑｽﾞﾑｽﾞ
ウタ「……はい終わり。次はルフィの番だよ」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ルフィ「ああ、任せとけウタ」
ウタ「……なんか…ちょっとドキドキするね…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ルフィ「これ結構美味いぞ」ﾍﾟﾛﾍﾟﾛ - 9122/12/27(火) 21:20:06
"クリームをよく塗りましたか、相手の耳にもよく塗りましたか"
ウタ「耳！？耳は自分でやるから良いよ！」
ルフィ「良いって、おれがやってやるから」
ウタ「良いから！耳弱いの！自分でやるから良いってば！」
ルフィ「遠慮すんなよなー」ｸﾞｲ
ウタ「あ！ちょっと待っ…んっ」ﾋﾟｸﾝ
〜〜〜〜〜
ウタ「(耳触られちゃった…耳触られちゃった…)」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ルフィ「まだかなぁ…メシ……」ｸﾞｩ
"料理はもうすぐできます。十五分とお待たせは致しません。すぐ食べられます。早くお互いの頭に瓶びんの中の香水をよく振ふりかけてください"
ルフィ「なんか変な匂いすんな、これ」ｸﾝｸﾝ
ウタ「ね。なんか嗅いでるだけなのにちょっとドキドキするっていうか…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ルフィ「とりあえずかけとくぞ」ﾊﾟｯﾊﾟｯ
ウタ「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ - 10二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:21:30
わざわざお互いに塗り合う・かけあうのがなんかえっちでやんすね……
- 11二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:24:58
これ男女になるだけでこんなにいかがわしくなるのか
新発見だ！ - 12122/12/27(火) 21:25:05
"いや、わざわざご苦労です。大変楽しく見させて頂きました。さあさあベッドにおはいりください"
ルフィ「ん？飯屋なのにベッドがあんぞ？」
ウタ「……」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ルフィ「ウタ？」
ウタ「……うん」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ルフィ「大丈夫か？」
ウタ「……ごめんね、ルフィ…私、何だかさっきからおかしくって…」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ルフィ「おいどうしたウタ！大丈夫か！？」
ウタ「……。ちょっとダメかも」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ルフィ「……ウタ？」
ウタ「だからさ、ルフィ」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ウタ「……そこのベッドで少し休憩していこうよ」ﾄﾞｷﾄﾞｷ
ルフィ「……！」ﾄﾞｷｯ - 13二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:27:33
やっぱりこの店気ぶってんぞ！！
- 14二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:29:21
これレストランじゃなくてラブホでは？
- 15二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:29:36
なんか元ネタがある感じなのか…？期待
- 16122/12/27(火) 21:30:08
ー2時間後ー
ルフィ「…大丈夫か？」
ウタ「うん、大丈夫♡すっごく良かったよ♡」ｷﾞｭ
ルフィ「いやおれ何もしてねえよ。全部ウタが動いてたじゃねェか」
ウタ「良いから良いから♡大好きだよルフィ♡」ｽﾘｽﾘ
ルフィ「ああ、おれも好きだぞ」
ウタ「じゃあそろそろ船に帰ろっか♡」ｻﾜｻﾜ
ルフィ「結局メシ食えなかったなぁ…」
ウタ「帰ったら私がいっぱいご飯作ってあげるね♡」ﾑﾆﾑﾆ
ルフィ「でもなんだったんだろうな、ここの店」
ウタ「さぁ？お店の名前なら"ロミィの美味しいレストラン"って書いてあったけど…」
ルフィ「そっか。それより早く帰ってメシ食いてェよおれ」
ウタ「うん♡ルフィの為に私頑張るね♡大好きだよ」ﾁｭ
終 - 17二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:30:28
このレスは削除されています
- 18二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:31:07
ロミィ…！
- 19二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:31:25
注文の多いレストランのような展開にならなくて良かった。
- 20二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 21:31:58
出たな気ぶりのロミィ
久しぶりに見たぞ - 21二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 22:26:28
遂に店を開いてしまった気振りのロミィ
- 22二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 23:29:02
- 23二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 23:37:39
この文もしかしてツ○ヅ○グサの方ですか？
- 24二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 23:37:44
似た名前の映画があったはずと思ったけど、
あっちはレミーだった
それとして、2人のイチャイチャは心が健康になります。 - 25二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 23:39:35
「注文の多い料理店」パロとはね……いやァでもウタがルフィを召し上がることはできたね
ごちそうさま - 26122/12/27(火) 23:44:38
- 27二次元好きの匿名さん22/12/27(火) 23:45:35
ありがとう楽しませてもらいました
- 28二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 01:11:38
オチに笑ったぜ
ロミィちゃんあんたついにお店まで開いちまって、立派になったな - 29二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 01:14:41
なるほど確かにある意味食べられたな二人とも
- 30二次元好きの匿名さん22/12/28(水) 08:36:04