【トレーナー妻子持ちSS】オグリ、明日一緒に食べに行かないか?3

  • 1二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 21:34:14
  • 2二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 21:35:07

    オグリとトレーナーがベンチで話している
    「オグリ」
    「なんだ?トレーナー」
    その空気感はさっきの雰囲気とは違った、その空気感はトレーナーと担当のそれであった。
    「有馬記念、レースをしていたとき何を感じていた。」
    「……スタートが切られたとき、私には無理だと思った。自分はここで負けて終わると思っていた。」
    「……」
    「だが観客のみんなは、私を信じていた。私を鼓舞していた、だから最終コーナーに差し掛かったときに全力の限りを尽くした。みんなの応援が…私を前に押し出してくれた」
    トレーナーは何も言わず、静かに聞いていた
    「……俺はあのとき、お前が勝つと自信を保って考えられなかった。みんながお前を応援してるというのに…俺は心の底から、お前を信じてやれなかった……本当にすまない、俺トレーナー失格だ」
    トレーナーはうつむいてズボンにポタポタと、涙を流していた。

  • 3二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 21:39:40

    「それは違う」
    オグリは躊躇せず言い放ち
    「私は知っている、最終コーナーのときに誰よりも応援していたのは───前席で一生懸命声を張り上げたトレーナーだった。私を見てくれトレーナー」
    泣いているトレーナーはオグリの目を見た。
    「勝ったよ、みんなの応援それにトレーナーのあの全力があったからこそ、私は走れたんだ。ありがとうトレーナー」
    オグリは口を開け笑顔にしているがその実彼女も涙を流し勝利を噛み締めていた
    「…ああ……そうだお前は勝ったっ!最高のスーパーウマ娘だちくしょう!」
    トレーナーもまだ泣いているが笑いオグリを抱きしめる
    「お…おいびっくりするじゃないか」
    急なハグにオグリは驚いてるが
    「ああ…すまねぇ。ずっといいたかったんだがよ」
    「?」
    「うちの子供みたいで楽しいな、若葉の姉?って感じ」
    「若葉の姉でも、私はいいぞ」
    「……サンキューな」
    なんとなく会話は終わりを告げた

  • 4二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 21:43:06

    「あなた!私達先に家に行ってるわよ!」
    「わかった、道覚えてるか?」
    「大丈夫、若葉もう眠りそうなの。オグリちゃん次会ったときはお好み焼きご馳走するわ。おばちゃんこう見えて上手なのよ?」
    「ああそのときは遠慮せず食べる」
    「最高の褒め言葉もろうたわ、若葉ご挨拶は?」
    「バイバイお姉チャン」
    若葉は眠たげな顔をして手を振った
    「バイバイだ、若葉」
    そう言って奥さんと若葉は駅に向かっていった

  • 5二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 21:53:29

    その後なぜかふたりは二十分間海を見続けていた
    「…………ああ言い忘れてた」
    「どうしたトレーナー?」
    今日がなんの日かようやく思い出したらしい
    「メリークリスマス!オグリキャップ」
    「メリークリスマスだ、トレーナー」
    謎のハイタッチ
    「そろそろいい頃合いだ、タマたちを心配させるわけには行かないな」
    「そうだな、帰ろう」
    オグリはなぜか走るポーズをしている
    「何してんだオグリ?」
    「──────駅まで競争だ」
    そう言ってオグリは全力疾走していった
    「ちょ──────ちょっと待てぇ力量差半端ないだろがーー!!」
    彼女は走り続けた、どんなに苦難が立ち塞がっても彼女は最後に飛び越えた。歓声とともに彼女の伝説はようやく終わりを告げた。この家族、次はどんなことをするんだろうか。

  • 6二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 21:55:02

    終わりです…最後どう着地するか考えてましたが失敗です!精進します!

  • 7二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 23:27:04

    なんか…オグリには悲恋⁽?⁾でもサッパリしたエンドが似合う そんなSS

  • 8二次元好きの匿名さん21/11/05(金) 23:30:40

    メモ帳なりWordなりに全部書いてから随時投稿すればいいよ

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