ネイトレ「うぅ...頭重い...関節が痛い...」

  • 1二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 09:34:43

    某ウイルスの大流行に伴い、世間の人々がマスクを手放せなくなって久しい昨今。免疫力が高いウマ娘達とは違い、私たちヒトは某ウイルスに対抗するために定期的なワクチン接種を行っている。もちろんそれはトレーナー達も例外ではなく、ワクチン接種の代償である副反応に苦しめられていた。


    あああぁぁ...なんで毎回こんな強烈な副反応出るんだろう。
    ネイチャのレースも近いってのに。


    私が担当しているウマ娘の顔を思い浮かべながら独りごちる。
    一応一人でも出来るトレーニングメニューはLANEで送ったし、明日には顔を見せると伝えてはあるが...側で見守り、随時のケアが出来ないという状況にどうしてもトレーナーとしての自分が納得出来ない。


    まあこればっかりは仕方のないことなんだけどさぁ...せめて副反応もうちょい軽ければなぁ...
    自宅でぶーたれていても状況が変わるわけもないし、大人しく解熱剤飲んで寝よう。

  • 2二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 09:35:35

    ぼんやりと意識が戻ってくる、寝てるのか起きてるのか曖昧な状態。


    あぁ今何時だろう...けっこう寝たようなあんまり眠れてないような...まあいいか...寝られるうちに寝ちゃおう


    覚醒しきっていない頭でぼんやりと考え事をしていると、ふいにガチャリと鍵が開いた音が聞こえた気がした。


    あれ?私ドアチェーンつけてたっけ?

  • 3二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 09:36:37

    トレーナーさん大丈夫かな?
    2,3回目もけっこうキツめの副反応出てたって言ってたし...まあそれを口実に部屋に押し掛けようとしてるネイチャさんもネイチャさんなんだけどさ...アハハ


    誰に言い訳しているのか自分でもわからないが、何かを喋っていないと落ち着かない。
    アタシの担当トレーナーから連絡が来たのは昨日の夜のこと。
    前々からワクチン接種をするとは聞いていたが、無理せずに休めと念を押す私の意見も聞かず、副反応が軽ければ顔を出すと強情なトレーナー。
    だがやはり今回もダメだったのだろう、長々とした謝罪と共に休日用のトレーニングメニューが送られてきた。
    アタシとしてはむしろ意地張ってまで見に来ようとしていたことを謝罪してほしいのだが...まあ幸いなことに今日は元々休日なのである。軽いトレーニングで身体をほぐすと、寝込んでいるであろう我がトレーナーのためにあれこれ買い込んでお見舞いに馳せ参じた、という訳だ。

  • 4二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 09:37:37

    さあてとうちゃ~くと、トレーナーさーん?起きてますかー?


    インターホンを鳴らしながら呟く。反応は無い。ちゃんと眠れているのか、それとも起き上がれないほどツラいのか...


    ネイチャなら何時でもOKだよ~なんて、以前渡されていた合鍵をカバンから取り出す。ドアチェーンかかってたらどうしようか、なんて考えていたのだがあっさりとドアは開かれる。


    女性の一人暮らしなのに危機感無さすぎじゃない?


    合鍵の件に関してはアタシを信頼してくれていると無理やり納得するとしても、ドアチェーンについてはどう考えても不用心だ。回復したらしっかりと言い聞かせておかないと。

  • 5二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 09:38:24

    お邪魔しま~す。ネイチャさんですよ~っと...あぁ良かった...ちゃんと寝れてるみたいだね。


    すうすうと穏やかな寝息をたてながら眠っているトレーナーさんの頭を軽く撫でる。いつもほんわかした雰囲気の人だけど寝顔見るとほんとに子供みたいだなぁ...かわいい。本人に聞かれると、何だとぉーー!!!とぷんぷんしながら反論してくるであろう感想が頭に浮かぶ。


    さぁてと!今のうちに色々準備しちゃいますか!


    買ってきたお見舞いの品を冷蔵庫に詰め込み、シンクに溜まっていた食器を洗い出す。これが一通り片付いたら何か消化にいいものでも作っておこう。今日は大盤振る舞い、ネイチャさんのお手製だ。

  • 6二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 09:39:22

    トントントン...と、包丁で何かを刻む音が聞こえてくる。何だろう...?そういえば風邪引いた時は、よくお母さんがうどん作ってくれてたっけな...


    あ、トレーナーさん起きた?体調どう?何か食べれそう?


    優しい声が聞こえる。なんだか安心するなぁ...お母さんのうどんが食べたくなってきた...


    あちゃあ~、これはまだダメそうだね。
    ハイハイ、ネイチャお母さんですよ~。後でうどん作ってあげるからもうちょい寝ときなさいな。


    優しい声と共に、ぎゅっと握ってくれた手。頭も撫でてくれている。私もういい大人なのになぁ...


    こんなんじゃネイチャも呆れちゃうよね。もっとしっかりしないと。あの子のために、もっともっと...

  • 7二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 09:40:36

    はぁ~まったくこの人は...アタシがどれだけあなたに助けられてると思ってるんですか~?


    ツンツンとほっぺたをつつきながら呟く。アタシなんかのためにここまで献身的になってくれてるトレーナーの事を、アタシのレース結果に一緒になって一喜一憂してくれるトレーナーの事を、どうして蔑ろにすることが出来ようか。まあ確かに、普段はちょっと子供っぽい面もあったりするのだが...


    そこも含めてあなたが好きなんですよー。これからも頼りにしてるからね?



    穏やかな寝顔のトレーナーにそう囁きかけた

  • 8二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 09:43:24

    てな感じで副反応でダウンしてるトレーナーに押し掛け看病してるネイチャのSS誰か書いてくれない?
    俺も副反応でダウンしてるなか書いたんだからさ

    ちなみに♀トレにしたの俺が♀トレ×ウマ娘好きだからだよ文句は一切受け付けない

  • 9二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 09:51:50

    大人しく寝とけ!!

  • 10二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 09:58:21

    気持ちはわかるがとっとと寝ろ

  • 11二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 10:02:37

    暖かくして寝ながら続き書け

  • 12二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 10:04:31

    いいssだったが大人しく寝とけ

  • 13二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 10:27:59

    とってもよかったありがとう大人しく寝ておけ

  • 14二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 10:30:45

    何かしらでぼんやりしてるときに創作意欲が湧くのあるある

  • 15二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 10:31:05

    良かったから寝なさい!

  • 16二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 11:00:21

    早く寝ないとダメだよ!

  • 17二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 20:18:36

    なんで寝込んでる時にこんな分量書けるんだよ

  • 18二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 20:20:19

    ちゃんと休んで体調治して続き書け

  • 19スレ主23/01/07(土) 20:57:41

    ちくしょう...誰も書いてくれねえ...

  • 20二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 21:42:34

    拙者退廃的概念好き侍。遅参致す。合わねば介錯のほど。お大事に。

    今回の副反応も予想通り、一夜明けてから本格化した。火照る身体、まとわりつく倦怠感、ずしりと重い頭。予想できようがしんどいものはしんどい。

    結局、買っていたインスタント食品たちさえ作る気になれず。朝食にヨーグルトを一個だけ食べ、布団に再び潜り込む。

    身体の状態へ意識を向けないよう、とにかく頭の中で独り言を話し、聞く。真っ先に思い出すのは、担当ウマ娘の顔。

    ……今日、彼女はどう過ごすのだろう。友達とお買い物とか、カラオケとか?…案外二度寝、とかかも。
    そうなら…いま隣で寝てくれたらいいのに、彼女、ちょっと体温高いから…ゆたんぽに…。とりとめもなく始めた妄想で、不思議と気持ちが安らいで。あっという間に二度寝の夢へ。

    …はたと目を開け、枕元の時計を見れば。
    最後に見てから長針がざっと3周していて。

    布団の外に出ていた手は、しなやかな両手に握られて。こちらを覗き込む顔が……顔?
    侵入者に一瞬身体が強張るが……普段見慣れた赤毛と緑のメンコに胸をなでおろし…もう一度、強張る。

    ……ネイチャ?

    「…あ、おそよう。ネイチャさんですよ?」
    呟くように口をついた声に微笑んだのは。
    間違いなく、担当ウマ娘、ナイスネイチャだった。

    ……感染るよ。
    「副反応はうつりません」

    ぼやけた頭が吐き出した間抜けな反論は、あっさりと撃ち落とされた。

    …たぶん、これは夢。

  • 21二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 21:45:25

    たぶん、これは夢。
    改めて、ぼやけた頭はそう結論づけた。

    「どうしよう、おかゆならあっためたらすぐできるけど…」
    キッチンへ向かおうとするネイチャの手を、とっさにとる。

    「トレーナー、さん?」

    夢なら……夢くらいでなら、叶えたっていいか。

    「…は、え、そこにお邪魔するってこと、で……?」

    布団を持ちあげたスペースを見て、戸惑う顔も。
    そのあと、逡巡する姿も。
    妙に本物っぽい反応がすこし可笑しい。
    夢にしては、中々のリアリティだ。

    「〜っ、ちょっとだけ、だから」

    焦れたこちらからの催促に陥落したのか、持ち上げた布団に、おずおずと入ってくる。
    ぴたりと身を寄せれば、夢の彼女は想像より温かくて。

    ……夢の中って、寝てよかったっけ?
    「夢じゃないから……」
    じゃあ、大丈夫か。

    布団の中で、彼女の呼吸にあわせるうち、再び眠気が襲ってきたので、今度は夕方まで、惰眠へ沈むのだった。

  • 22養生しろよ23/01/07(土) 22:12:01

    ――あ、目ぇ覚めた?おはよーございます。
    どう?楽になりました?

    ……まだちょっと熱あるねー。さっきよりは下がってるけど……
    どう?食欲あります?

    ……よかった。
    さっきおうどん食べられなかったでしょ、あっためなおますね。
    ちょっと待っててくださいな。

    ***

    どうよ、おふくろ直伝の味は?
    あったまるでしょ。カラダにいいものたくさん入ってますからねー。
    ふふっ、ゆっくり食べてね。

    ……アタシもさ、カゼひいたときのこと、思い出ちゃった。
    寂しいよね。
    いや今はさ、マベとかマヤノとか、タンホイザとかいるから賑やかなモンだけど。
    昔さ、家で一人で寝てるとき……誰かそばにいてほしかったなーって。

    ……だからさ、今日はアタシを頼ってね。
    あのとき言ってくれたみたいに、アタシにも、弱いところ見せてくれていいんだからね。

    アタシの、たった一人の、大切な……


    ……トレーナーさんなんだからさ。

  • 23二次元好きの匿名さん23/01/07(土) 22:13:48

    >>22

    書いてる間に他のお方が書いてた。すまんな

  • 24スレ主23/01/07(土) 22:26:03

    >>20

    >>22

    あぁ~癒される

    何で現実にはネイチャが居ないんだろう(血涙)


    これで安心して眠りにつけるぜ

オススメ

このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています