どこにでもあるホテルでの別段おかしな所は何も無い会話の中のシチーの台詞

1二次元好きの匿名さん21/11/06(土) 22:27:51

「あーあ……学園最後の遠征レースを走った日に豪雨とかついてないな。まあ降り出したのはレース終わった後だから良かったけどさ。帰りの新幹線も止まったんだって？よりによって観光地だけど、泊まるとこ大丈夫？」

「アタシが制服じゃなくて良かったね……何キョドってんの。仕方ないじゃん、泊まれる所ここしか無かったんだから。ネカフェの個室とかじゃ休まらないしさ。ほら、早くチェックインしようよ。多分そこが受付だよ」

「いやいや、荷物持ってたアンタの方がずぶ濡れでしょ。アンタが先にシャワー浴びてきなよ。どうしても譲らない気？言っとくけどアタシも譲らないよ。ふーん……じゃあ一緒に入る？別に冗談じゃないけど。大体ガラス張りだから中も丸見えじゃん。何意識しちゃってんの。何？アタシの事そういう目で見てたわけ？……あっそ。なら問題ないね。ほら入るよ。アタシもいい加減に温まりたいんだから」

「なんかここでアンタと同じバスローブ着てるの、変な感じだよね。……いや何言ってんの。床で寝たら温まった意味ないでしょ。ベッド広いんだから二人で使えば良いじゃん。アタシに背中流させといて今さらそんな事気にするわけ？あーはいはい、アタシが勝手にした事だよ。でもさっき何もなかったんだから大丈夫でしょ。それとも今のでアタシを意識しちゃった？……じゃあ早く寝ようよ。アタシ朝は弱いんだからね。電気消すよ」

「…………アンタさ。シャワーの時も思ったけど、結構背中広いよね。…………ねぇ。アタシにここまでやらせといて、何もしないつもり？」

「ごめん。結局寝坊しちゃった。……いつまで自己嫌悪で落ち込んでんの。仕方ないじゃん、アンタ、アタシの事好きなんだから。それとも後悔してる？……ふーん……そっか。ねぇ、ホテル出るまでだけ、手とか、繋いでみる？……ん♪次は、卒業してからね」