- 1二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 00:50:04
「僕は……『悪魔』ですよ？」
「１つだけでいい！！私は何かを手に入れたいっ！
本物からもらったものじゃないたった１つを…！」
- 2二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 00:50:37
- 3二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 00:54:58
スレッタにもしも別個体がいたら、という妄想の塊スレ
好きなように感想コメントもいいし、同じ幻覚仲間なら妄想しあいたい - 4二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 00:57:20
シャムちゃんかわいい幸せになって
- 5二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 01:05:10
〈おさらい①〉
プロスペラによって作られた、Sham（シャム）・スレッタ。
シン・セーと企画相談のためスレッタとミオリネは長期間でかけることとなった、隙を見てスレッタと成り代わったシャム・スレッタ。御三家を探る任務のために…
アスティカシアに入ったことで今までになかった地球寮の友達のやさしさに触れる。
シャムは友達のために、という独善から彼らをアーシアンとして差別する生徒と決闘で相手にするようになる。
勝つためではなく威圧する戦闘を続ける。
｢二度と、みんなを侮辱しないでくださいね?｣
チュチュは”スレッタ”の人格が変わったことに激昂する。
「スレッタあ！歯ぁ食いしばれ！」
「！？」
バキッ
「ずいぶんと落ちぶれたもんだな！」
「やめなよチュチュ！」
「おめぇ、そんな奴じゃなかったろうが！！」
「スレッタ！もっと離れろ！」
「ちくしょうっ離せよ！！」
本物のスレッタならば絶対にしない行為を叱責するチュチュの行動に罪悪感を持つようになるシャム。
- 6二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 01:11:05
〈おさらい②〉
そこで、スレッタとしている自分を気に掛けるグエルに偶然にも出会って、率直な疑問を口にする。
「人って暴力が嫌いなんですか？
だってこの学園は決闘に勝ったほうが正しいものでしょ…？」
（コイツは…どうやら、“あの日”の俺のようになるつもりらしい。
父さんの望むまま、人を威圧し、蹴散らす人間に。
だが、今となっては…息苦しい生活だったと思える。）
グエルはいつもと違う「スレッタ」に違和感を感じながらも、
スレッタではなく『かつての自分に似た相手』に柄にもないと思いつつも「繋がり」を教える。
- 7二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 01:31:34
〈おさらい③〉
スレッタは「繋がり」を強く意識するようになり、地球寮の生徒と向き合おうとした。
しかし、夕暮れの帰り道
恨みのある他寮の生徒に逆襲にあい、無抵抗な姿に最近の狂暴なシャムの言動に違和感を持った１人が言った「偽物なんじゃねえの？」の言葉で返り討ちにしてしまう。
チュチュ
「あーしらはこれ以上、今の別人みたいになったおめえを見てられねえ…悪ぃ…出てってくれ…」
そう言われてシャムは地球寮から出ていくこととなった。
しかし彼らはまだ”スレッタ”を心配し、そしてまよっていた
- 8二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 01:47:08
〈おさらい④〉
それを見かねたグエルはシャムの場に赴く。
「あの時、お前を１人で行かせたのは俺だ。」「俺の責任もある。」「その責任をとらせろ、でなきゃ俺が軟弱者のようで気に入らん。」
そう言ってグエルとシャムの野宿生活を助けることとなった。
確かに仲を深めて、お互いに信頼しあうようになっていた。
しかし、
グエルに絡む男たちを襲い掛かるシャム。
- 9二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 01:57:18
〈おさらい⑤〉
グエルはシャムの強行を止めるため、手をあげて説得しようとした。
だが、チュチュに殴られたあとに縁を切られたことを思い出して泣いてしまったシャム。
それを見たグエルは「自身の父親」にされてきたことをシャムにしてしまった罪悪感で、彼女だけはブリオン寮に入れてもらえるようにセセリアに頭を下げてまで頼み込む。
- 10二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 02:04:24
〈おさらい⑥〉
シャム・スレッタはセセリアとの会話によりエランとスレッタの関係に興味を持ち、調査することとなった。
その調査によりスレッタの想いを知った。
そして、『エランは複数存在する』ということを悟る。
誰しもが気付かないなか、彼女は以前のエランと現在のエランが全く違うことに嫌でも気付き、「自身の未来」なのかと漠然と考える
シン・セーにいるはずのミオリネは情報を改竄されながらも勘付き、帰宅すると連絡が入った。
それはシャムがスレッタでいられなくなるという意味でもあった。
- 11二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 02:12:13
〈おさらい⑦〉
偽物は偽物でしかない現実と、スレッタへの姉妹としての愛の板挟みで泣く。
「スレッタ、スレッタスレッタ……！大嫌いだ！大嫌い…！」
どれだけ憎悪しようと憧れであり、自分の希望である彼女はスレッタへの愛だけは捨てられずに
泣いて喚いたシャムがとった方法は…
「“スレッタ・マーキュリー”を救わなくていいんですか？」
「何…？」
「気付かなかったんですか？
僕が、スレッタの偽物だってこと。」
- 12二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 02:16:03
- 13二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 07:42:17
はじめの頃は利用してやろ、精神から絆されてく偽物キャラっていいよね
- 14二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 07:51:51
「私だって個体の出来が良ければスレッタとして育ててもらえていたのに…」
って言う展開ありそう - 15二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 09:44:13
前スレに人魚姫みたいと言うたとえがあってなるほどなあってなる
- 16二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 09:47:07
- 17二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 09:55:00
- 18二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 12:20:12
ぬいぐるみだけの湯船のなかに入ってるところをセセリアが「YouTuberみたいなことしてる～」って発見するパターン
- 19二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 14:50:04
このレスは削除されています
- 20二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 14:51:32
ちなみに、シャム・スレッタのスペック
・お母さんが好きだった
・不出来な方のエリクトクローン
・スレッタに愛憎する
・グエルに惚れる
・感覚がスレッタと反対
・エアリアルとのシンクロ実験の影響で一人称が『僕』になる時がある
・フィジカルも含めてバケモノの強化人士 - 21二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 14:54:56
シャムちゃんて聖書に出てくるシャムシエルと名前似てるね
ちなみにシエルは「空」という意味でシエル部分が失われているのは空さえ自由に羽ばたけない→どこにも行けない→進むことも逃げることもできないって解釈もできるね - 22二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 14:58:46
シャムシエル
「神の強き太陽」という意味を名に持つ能天使(最初に生み出された天使たち)。「天使の王子」という異名を持つ。
その役職はエデンの園の番人であり、第四天の支配者である。昼を司っている。
ユダヤ教の文典である「ゾハール」、通称「光輝の書」によれば彼は三百六十五人の天使たちを従えており、同僚のハスディエルと共にウリエルの副官を務めている。
また、モーゼの天国旅行の案内人も務めていた。
しかし、「エノク書」や「ヨベル書」にはグリゴリという堕天使集団の長として登場している。
太陽の軌道に関する知識を人間に教えてしまったが為に堕天使となってしまった。
(イメージ画像がエヴァのやつしかなかった) - 23二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 17:46:48
シャムちゃん、本編の展開だとスレッタの覚醒のピースとしてスレッタに殺されそう
プロスペラは最初からそのためにシャムを作ったとかありそう - 24二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 18:52:17
シャムには「嘘、偽り、詐欺師」意味合いらしいけど、「神の強き太陽」なら太陽光に近かった水星と対になってる気がするな
- 25二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 18:55:52
前スレでスレッタのこと大嫌いだって言って泣きながら鏡叩き割ったのがおつらかった
- 26二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 19:05:27
痛みみなんてない…もう慣れたから！！
- 27二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 20:39:43
この世界のシャムは１２話グエルのもとに言って優しく抱きしめてから「私…スレッタです。会いたかったです、本当に無事でよかった…」ってスレッタのフリを決め込んでほしい
- 28二次元好きの匿名さん23/01/08(日) 20:55:30
- 29二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 02:00:37
- 30二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 06:19:13
- 31二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 09:20:46
- 32二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 09:59:56
- 33二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 10:26:40
茫然自失になって過呼吸やで…
- 34二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 10:53:48
- 35二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 10:58:55
それこそスレッタを偽物扱いか、大泣きビンタ
- 36二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 11:06:53
スレッタと対象的と考えると、ここをキッカケに母の洗脳に疑問を持つようになると思う
でも強い子でもないから、目の当たりにした瞬間は吐いたり取り乱したり、上のレスみたいな反応すると思う - 37二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 11:12:35
スレッタも誰かの偽物だったんだね…一層愛しさが増してプロスペラに特攻自爆かますガンダムシリーズによくいる悲劇のヒロイン枠当てられそう
- 38二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 13:23:39
- 39二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 16:27:14
二期で命懸けで偽物が本物に勝つ展開やってスレッタを人の道に戻して欲しい
- 40二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 17:04:19
- 41二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 19:06:32
１です、１２話いろいろと衝撃てきすぎてキャラの印象とか変わって困惑…
偽スレのストーリー後半は明日か明後日から始めようと思います。
注意として、シャムはグエルのことが好きですがグエルはシャムのこと好きになりませんので、そこら辺の展開はありません。
幸か不幸かグエルはきっと、ずっとスレッタを思うんです。
これを書き始めたのもグエスレに脳が焼かれた結果、偽者スレッタが産まれたなあ…
- 42二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 20:47:19
流石のシャムちゃんも、人のことミンチにした後は正気を保てずにいて欲しいな……
- 43二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 21:22:32
ハエ叩きの絵面のひどさはびっくりだけどスレッタが瞬時にどうしたらミオリネたちを守れるのか判断してる的確さがヤバいんだ
だからシャムスレッタが同じ立ち位置になったら「動くな！」って警告してミオリネたちを危険な目に合わせてたかもしれない
- 44二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 23:20:08
- 45二次元好きの匿名さん23/01/09(月) 23:23:47
すまねえシャムちゃん、あにまんのオリキャラとは知ってるけどちょっと俺と結婚してくれ
- 46二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 06:55:42
いや俺と結婚してくれ(跪き手を取る)
- 47二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 11:19:58
- 48二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 11:55:41
一番頼れるグエルの様子にもすぐ察知して戦わせたくないから単独で「プロスペラぁ！！」って殴り込みしに行って消されてしまうよ…
- 49二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 17:21:47
《再開①》
「俺はここを出る」
「それじゃあな」
先輩が行ってしまう
彼を引き留めないと…、せめて本物のスレッタとも会わないで2度と会えないなんて…
先輩には辛くても苦しくても逃げないでほしい、スレッタから
その時、僕の中に悪魔が囁いた
なんだ、一つだけ手はあるじゃないか。
「ダメですよ
スレッタ・マーキュリーを救いたくないんですか？」
どうしてかはわからない…けど、スレッタにはあなたが必要なんですグエル先輩。
- 50二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 17:37:41
このレスは削除されています
- 51二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 17:43:37
このレスは削除されています
- 52二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 17:53:27
《再開②》
ー－－－
「ね、ねえ…エアリアル、どうしたらいいのかな？」
スレッタがおかしくなった時から彼女はエアリアルに乗ることはなくなった。
代わりに相談もなく、見たこともない黒色のガンダムを使用し、全員は困惑した。
「あれだけ大切にしてたんだもん、もう少しここに置いておかせてあげたいな…」ニカはそう言って複雑そうな表情だった。
所詮はただの子供がオモチャに情が沸いただけの絆だった、と片付けられはする。
だが、以前のスレッタには血の通った人間で家族として扱っていた。
それを破棄するにはとても躊躇われる。 - 53二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 18:05:54
《再開③》
「売っちまうってのは無理かあ…」ヌーノの本気ではない言葉に「売んじゃねえ…」
「んじゃあ、どうすんだよ？」そう言うオジェロに「エアリアルにあーしが乗ってあいつの目ェ覚ましてやるんだよ！」
「バッカお前…何言ってんだよ！」
「チュチュ…気持ちはわかる…だが彼女はもしかしたら…」
『偽物』という占いの結果を出し続けるアリヤは、その可能性がある今のスレッタがチュチュまで傷つけるのか心配をしていた。
「じゃあ誰がアイツの捻じ曲がった道を叩き折れンだよ！？」
「いやー…やっぱあの人に頼むしかなくね？」
- 54二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 18:12:23
《再開④》
「本気なの兄さん？」
「ああ、もう決めたことだ。」
グエルは一度、去ろうとしたキャンプ場に来たラウダにシャムとの決闘の話をした。
「あの水星女に挑むなんて無茶だよ！
MSだってないのに…」
「なんとかする…」
そう言ったグエルには余裕こそないものの、手段がないわけではない。
「…なんとかって、まさか借金でもするつもりなの？」
その言葉に答えないことが答えだった。
ラウダは青ざめた、兄にそんなプライドを捨てた行為など絶対にさせたくはなかった。
「どうしてそこまで…」
「………」
“彼女”の正体と真意、何よりスレッタとミオリネの保護のために決闘を逃げるわけには行かないことを、グエルは伝えられる術などなかった。
- 55二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 18:30:26
《再開⑤》
「おい、グエル・ジェターク！」
そこにやってきたのはチュチュだった、しかしお互い話などしたこともない相手。
しかも、シャムの影響で最近いい噂を聞かない地球寮の生徒であることはわかった。
「な、地球寮が何しに…」警戒から追い払おうとするラウダを止めてグエルは尋ねる。
「俺に何の用だ？」
「なあ、グエル・ジェターク、おめーさあ、アイツに勝てんのかよ？」
「勝つ」グエルはまっすぐに言った。
この戦いで偽物である少女の正体と真意を知るためにも、それになによりもスレッタとミオリネを取り戻せるのなら。
「ﾊﾝｯ MSねえのにすっげえ自信あんのな…」
「お前…自分から聞いておいて…」そう噛みつくラウダに気にせず彼女は言った「来いよ、見たいもんがある」
- 56二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 18:32:42
本編で見たかった展開を書いてるんで矛盾すごいあると思います
そうだグエル…お前は立ち上がるんだ… - 57二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 18:44:19
- 58二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 21:14:23
- 59二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 21:25:54
戦闘中はエアリアルと変わらないから高性能なのは変わらないんだけど最後の文うわっ…てなる
- 60二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 23:43:03
地球寮の面々もみんなお辛そう。
- 61二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 23:44:34
- 62二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 23:54:53
あんときはエアリアルでそれから乗り換えたってことだろうから矛盾はないと思うよ
- 63二次元好きの匿名さん23/01/10(火) 23:56:30
- 64二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 07:43:30
エアリアルくんが認めてくれるかどうかにかかってるな、グエル
- 65二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 11:58:03
- 66二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 19:04:48
- 67二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 19:29:57
でもああなる前にグエルが仲間入りしてくれたら…いやもう考えるとつれえわ
- 68二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 20:48:32
《①》
「兄さん、まさか他寮に頼るつもりなんじゃないよね？」そう言ったラウダの必死な顔から目をそらす。
「すまないラウダ…ここからは１人で行かせてくれ」
「兄さん！」その言葉は届かずグエルはチュチュに連れられていった。
ーーー
チュチュがグエルを連れてきたのは地球寮だった。
「本当はあーしが乗る予定だったんだけどな、…譲ってやる。」
「ガンダム・エアリアル…スレッタ・マーキュリーのMSだな」
「ずっとここに放置しやがってンだ使ってくれ、とばかりにな」
だが、エアリアルは機能しなかった。
試行錯誤するにも相手は何も知らないエアリアルというガンダム。
「故障でもしたのか？
いや、それはないな…。
まだ何か足りねえってのか…？」
- 69二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 21:05:35
《②》
「おめー、嫌われてるみたいだな」
「MSに好きも嫌いもあるか。
…だが、スレッタ・マーキュリーはどうしていた？」
「そりゃもう人みたいに扱ってンだよ、ほんと変わりもんだよアイツ…」
「人…？何かのAIでも組み込まれてんのか？」
「知らねえよ、エアリアルは謎の塊なんだかんよ」
(AIか…その可能性もある。
スレッタ・マーキュリーと二度目の決闘のダリル・バルデには搭載されていた、ナビとしての機能があれば無難ではあるが…
だが、意志疎通できるAIか…)
ー私とエアリアルは、あんなのに負けません！ー
「なあ、地球寮の生徒。」
「チュアチュリー・パンランチだ、一括りにすんじゃねえよ」
- 70二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 21:14:08
《③》
「わかった、チュアチュリー・パンランチ…おそらく俺は…今から頭のおかしいことをする…だから、笑うなよ？」
「あ…？」
「笑うなよ！？」
「はいはい、わかった、わかりましたよスペーシアン様！」
グエルは一呼吸を置いて、エアリアルのパネルに手を添える。
「…ｺﾞｸｯ」
「……が、ガンダム・エアリアル…スレッタ・マーキュリーを一緒に助けに行かないか？」
- 71二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 21:25:04
《④》
エアリアルは起動せず、にいた。
「ぎゃははははは！！」
「笑うんじゃねえ！」
「笑うわ！こんなん！」
グエルとチュチュが騒いでいると、パネルに光が宿る。
「！」
起動し始めたエアリアルにグエルは言う。
「アイツらに恥ない戦いをするぞ。」
- 72二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 21:43:04
《⑤》
ーーーー
シャムはグエルとの決闘に備えシャムは報復のために挑む生徒たちを片付けていた。
しかし、悪辣な戦いではなく最速に終わらせるような戦闘は見るものも圧倒させる勢いがあった。
相手の野次など、とうに耳には入っていなかった。
ブリオン寮近くにあるベンチで休むシャムは指折りに数を数える「いち、にぃ、さん…うわ、七回も使用してた…」
（『ガンダム・エアリアル・ダムド』あれはパーメットの原因物質を分解し、パイロットの負荷を身体に微細かつ、徐々に影響をさせていく…だったはず
だったら、もう少しくらい…）
「……！」身体に激痛が走りうずくまる。「ｾﾞｪｯ…ｾﾞｪｯ…はあ、はあ…」
「スレッタ！？」その言葉に顔を上げると懐かしく思える人がいた。
「ニカさん…」
続く
- 73二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 21:55:25
おかしい、シャムグエスレ派だったのにグエチュチュがありに見えるのはなぜだ？？
シャムグエスレ好きだけど - 74二次元好きの匿名さん23/01/11(水) 22:45:04
残念だがシャム→グエル→スレッタなんだ、それでもどっちも全力なんだ
- 75二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 04:56:44
グエルマジ可能性の獣
- 76二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 08:03:27
- 77二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 09:39:32
スレッタとは違う可愛さだなシャム
- 78二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 09:49:35
こいつらかわいいな、そうだった癒し枠なんだよな本来は…
- 79二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 15:46:06
シャムちゃんあまりにもプルシリーズすぎる
- 80二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 16:30:15
どうか最後には幸せになってほしい。
- 81二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 18:17:39
悲劇のヒロイン枠って水星の魔女にいなかったもんな…
- 82二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 23:09:58
- 83二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 23:29:51
もしもスレッタと共に過ごした双子設定シャム
『スレッタ・マーキュリー、俺と結婚してくれ！』
シャム「えっあのジャ〇アンみたいな人が…？
僕がお姉ちゃんフリをして近づいてみるか。」
シャム「あ、おなか痛いですー（嘘）」
グエル「何！？医務室まで運ぶぞ！」
そう言って運ばれたシャムはいろんな意味で複雑な心境になる
- 84二次元好きの匿名さん23/01/12(木) 23:44:07
- 85二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 07:57:17
シャムスレか…姉妹百合っていいよね…
- 86二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 08:20:09
でも、そうはならなかった
ならなかったんだよ、ロック - 87二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 11:00:09
シャムスレほのぼの姉妹百合か。イイネ。
- 88二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 11:03:21
プロスペラの計画次第では双子設定もあったのかという労しさもあるけど、本編でやられた脳にはよく効く
- 89二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 18:46:51
《①》
エアリアルが起動し、訓練を終えたグエルは、いつものキャンプ場に帰るだけだった、だが
（アイツはどうしてるんだ？）
ふと気づいたらブリオン寮まで来ていた。
（何してるんだ、俺とアイツは敵同士だってのに…）
「スレッタ！？スレッタ！！」
ニカが倒れたシャムを起こそうと呼びかけている姿に立ち止まるグエル。
「どうかしたのか？」
「あの、スレッタがいきなり倒れてしまって…」
グエルは倒れたシャムに膝をついて額の体温を測る。
冷水につかったばかりのようにシャムの身体は冷えていた。
「…」
（俺に倒される前に倒れてどうする？
分かっている、こいつは敵だ…だがその一言で片づけるにはあまりのも…お前はあまりにも…）
ーほんとうに助かりました、それに嬉しかったです…
ーパン、もらってください、みんなからいっぱいもらったんです。
（くそっこんなバカげたことをさせるのはお前のせいだからな…！）
シャムを抱えてグエルは医務室に連れて行った。
- 90二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 18:56:11
このレスは削除されています
- 91二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 18:59:43
《②》
----
脳がざらついた感覚、そして肺の押し潰されそうな気持ち悪さの中、夢を見た。
『シャム、シャム・スレッタ…
おはよう。』
優しい声…でも、でも、どうしてかな、思い出せなかった記憶…あの時…そうあの時…
『シャム、あのね、お願いがあるの…エアリアル・ダムドに乗ってちょうだい？』
『お母さん…僕がエアリアルに乗っていいの？』
『でもね、このエアリアル・ダムドは試作品だから…
パーメットの負荷を肩代わりすることはできないの…
できるのはパイロットを少しずつデータストームになる現象にするだけ…』
『？』
『そうね、簡単に言えば一度はデータストームに入れば、どうすることもできないの、その時が来たらもって2年間ってことになるかしらね…。』
『…でも、乗ればスレッタを守れるの？』
そうだった、あの頃は自分はそういう役を持ってることに疑問なんて感じたことがなかった。
- 92二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 19:03:41
《③》
『そうよ、私たちの目的のためにあの子は生まれてきた存在だから…』
『ねえ、スレッタは人を殺すの？』
『あら、珍しい。
少し新しい情報を出しすぎたから変になっちゃったのね？
さ…こっちいらっしゃい。』
そう言って優しい母の手で電流の流れる椅子に乗せられる幼い頃のシャム。
『大丈夫、必要ないものはすぐに忘れられるから…』
そう言って椅子に設置された頭部から電流が走り、その記憶は消え入ったのだった。
ーーーー
目が覚めたシャムは飛び起きた瞬間に過呼吸を起こしていた。
(お母さん…
スレッタに何させるつもり……？
僕からすべて奪っておいてスレッタまでに…なにを？)
- 93二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 19:21:48
《④》
「スレッタ！？し、しっかりして…！」
医務室にいたニカはそこにいた。
「あ、…えと、久しぶり」
その後、気まずさを思い出して目をそらす。
「何で、ここに？」
そう聞くとニカは、はにかんだ。
「だって会いたくって」
「……私に？」
「激しい脳震盪と吐き気だろうって先生が言ってたよ、やっぱり無理しすぎなんだよ。
いつも“スレッタ”は無茶ばかりなんだから…」
シャムは「スレッタ」という名前でハッとする。
ニカがここまで来たのも、自分が最悪な人間であったとしても、心配し続けてくれるのはスレッタがいるからだ、と偽物のシャムは理解してる。
「どうしたの…？」
「だ、大丈夫…いえ…」
はぐらかしかけて、やめた。
「そんなことスレッタの偽物には言わないんでしょ？」
「え？」
わからない、と言う顔のニカはその時自身の立場、アリヤが口にした『偽物』の結果、そして今の発言、脳内でとある答えを導きだしニカの顔がひきつった。
その瞬間にシャムはニカに「ごめんなさい」とだけ言った。
「ど、…うして、私にその事を…？」言ったのか、自分はまだ誰にも打ち明けられてないのに…
「もう、うんざりなんです、全部隠し続けるの！」
「……」
「すぐ消えます、だからもう少しだけ、ここにいさせてください…」
- 94二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 19:40:06
《⑤》
セセリアは医務室から少し離れた廊下で微動だにしない男性に声をかける。
「スレッタ、目が覚めましたよ」
わずかにグエルが安心したことをセセリアの目からもわかった。
「そうか…」
そのことだけ聞くとグエルは帰っていこうとした。
「会ってかないんですかあ？」
声色を強くしセセリアは苛立ちながら同じ質問をする。
シャムを抱えてきた時のグエルは珍しいくらいに狼狽えていた。
心配で廊下から離れない姿は妹の心配をする兄そのものだった。
そんなこと、あのラウダには絶対に言えないなぁ、とセセリアは思う。
「何で会わないんですか？」
「決闘で手を抜くことになるのはアイツが望まねえだろ」
それが答えだった。
「本気でやれなくなるかあ…
馬鹿だねみんな不器用だよ…」
続
- 95二次元好きの匿名さん23/01/13(金) 21:03:17
- 96二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 00:08:47
大好きなお母さんと大好きなスレッタの間で板挟み。
あまりにもお辛い。 - 97二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 00:28:53
- 98二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 00:29:47
総合的に見れば不出来な個体なのに、頭の回転は悪くないから言葉で言い包めるんじゃなくて物理的な洗脳措置を選んだか…
- 99二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 00:32:59
そう思うとスレッタがまだ曇らずいられたのが幸運だったし、シャムもそれでいいと思えたのにってところだよ
- 100二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 00:56:02
シャム作のPV、完全にアイドルのPVみたいになっちゃってる。しかもめっちゃ気合い入ってて、非常にハイクオリティ。
でも肝心な会社の宣伝がそっちのけなのでミオリネ社長からはボツくらってお蔵入り。
気づいたらハイクオリティスレッタPVお蔵入りの山が出来上がってしまう。
- 101二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 01:03:22
- 102二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 01:12:36
もう双子世界線にしようぜってくらいシャムスレキテる…
姉に危険なホルダーさせるくらいならグエルを応援すると思う
グエルの中では大事な妹枠ってなったから恋愛対象外通告が辛いけど、愛されてる感じがして好き - 103二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 01:39:00
真夜中に読むもんじゃなかった…精神ぐちゃぐちゃにされるなこれ、俺の中でシャムとラウダが議論して止まらないんだ
ラウダ「何だって！？兄さんは(一人称)だけのの兄さんだ！！誰にも渡さないからな！」
シャム「でも、もう兄視点で見てるの特定ですし！
だから僕のお兄ちゃんになってくださいグエル先輩！」
ラウダ「やめろやめろ！！妹属性なんてつけやがってずるいぞお前！」
シャム「うるせえ！もしもスレッタとグエル先輩が結ばれたら実質アリになるからいいんですよお！」
ラウダ「あの水星女が？愚鈍な女が兄さんの婚約するだと！？
許さない！絶対にだ！」
シャム「スレッタを馬鹿にしないでくださいブラコンさん！」
ラウダ「兄さんをとるなシスコン！」 - 104二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 06:55:34
- 105二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 10:27:27
シャーッって威嚇しながらスレッタに抱きついて、グエルの袖を離さないでこれを言うくらい図太く生きてほしい
- 106二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 16:39:15
コイツら似てるなぁ…だからグエルはシャムのこと妹みたいに見てた可能性
- 107二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 23:32:43
- 108二次元好きの匿名さん23/01/14(土) 23:42:18
なんだかんだでシャムはシスコンだしグエル好きだし両方に病んでる
- 109二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 08:52:35
保守
- 110二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 10:05:41
こんなことしたらグエルが正気に戻ってもシャムスレッタを取る気がする
- 111二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 11:00:35
おそらくシャムはクソハイスペックなんだろうね
ミオリネがやってた一人二役もあっさりとやってのけるし、勉強も戦術も演技もとんでもなく才能がある
でも一部の常識（暴力は忌避される行動であること）を教えてもらってないし、スレッタに脳を破壊されてるし、グエルのスパダリ力が高すぎるし、学園のみんなはシャムの地雷を踏み抜いてくるんだ - 112二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 12:37:41
お姉ちゃん大好きっ子の双子の妹シャム概念もいいけど、全力でお姉ちゃんを遂行するシャム概念もまた捨てがたい。
- 113二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 12:40:08
「どうせすぐ死ぬのだから、せめて誰かの役に立って死にたい」ってことか。お辛い。
- 114二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 16:59:25
- 115二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 17:18:49
今まで人との関わり薄そうだからこの歳で恋愛も家族愛も偽物コンプレックスもすべて負ったら反動でシャムが押しつぶされるのは当然ではあるけど、グエルが優しくしてるのが救いではある
- 116二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 17:41:32
全部終わってハッピーエンドを迎えて、グエルといい感じになって色々と考える余裕がでてきたときにシャムは『自分は”スレッタになりきるための顔”と”スレッタになりきるための声”、そして”スレッタになりきるための心”しか持っていないこと』に気付くんだ。どれだけ自分らしくあろうとしても顔も声もスレッタにしか見えない。さらには考え方とか性格でさえもたまにスレッタらしくなってしまう（影武者になる訓練の賜物やね）から、どれだけ愛されても自分が愛されている気がしないし自分らしくなろうとしても、逆にスレッタらしくないところは暴力性とか性格が悪いことくらいしかないって思っちゃうんだ。どれだけみんなに励まされても『自分に言われてる気がしない』ってなっちゃうんだ。
- 117二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 17:49:12
- 118二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 18:34:38
《①》
[決闘委員会が指揮するラウンジにて]
グエルとシャムは向き合い、いつもの決闘とはまた違う緊張感がラウンジを支配する。
「グエル・ジェターク、君はこの戦いに何を賭ける？」今回の決闘の指揮を任されたシャディクが尋ねる。
（俺はこいつに何を求められる？
スレッタ・マーキュリーとミオリネが人質と言うのも本当なのか？
決闘に応じれば2人は解放されるという口ぶりだったが…
何も知らない、何も…）
「シャディク、賭けるものの提示したい、それでいいか？」
「ああ了解」
「スレッタ・マーキュリー、君はこの戦いに何を賭ける？」そう尋ねるシャディクにシャムは答えた。
「賭けるものは…グエル・ジェタークがスレッタ・マーキュリーの騎士になることです。」
- 119二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 19:03:27
《②》
「なっ！？」
「うわ～スレッタってば大胆…」セセリアは笑う。
ここにいる全員が告白ととらえている様子だが自身ではなく”スレッタ”の騎士にひっかかりを感じるグエルは「何を考えてる？」と聞く。
「自由を勝ち取りに行くだけです。」
「ふざけるな！兄さんは決闘の商品じゃない！」
「いいじゃないですか決闘の結果こそが真実でしょ？
グエル先輩もミオリネさんをトロフィーにするくらいならされる覚悟はあるはずですよ」
「ラウダ、俺は勝つ」
「勝たせませんよグエル先輩」
「いいね、おもしろいじゃないか
「Alea jacta est. 決闘を承認する！」
ーーーー
ガンダム・エアリアル・ダムドの中でシャムは思う。
（グエル先輩…貴方の存在は僕の脳から離れない…だから
エアリアル共々、壊して自由を手にしてみせる！！）
続
- 120二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 20:21:56
シャム・スレッタの心理はシャディク並みにねじれてます
スレッタを守ることができないと分かったから「グエルにスレッタの騎士になってもらおう」と言う感情で、グエルを敗北させてエアリアルを壊せば、グエル（シャムのしがらみ）とエアリアル（スレッタのしがらみ）が同時になくなって万事OK！にようとしてる感でやってます
>>116素敵…シャム虐はたのしい…シャムが曇ればグエルも曇る永久機関…
- 121二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 21:22:08
悪ぶってるけど根がスレッタなのかどうしてもスレッタへの保険は残してしまいがちシャム…
ボブ逃亡ルートに付いていったら一時的には幸せになれただろうに - 122二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 22:59:07
- 123二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 23:57:50
シャム…最高だぜ！！お前ってやつはよお！！！（脳焼）
- 124二次元好きの匿名さん23/01/15(日) 23:59:15
台詞飛んでた…脳内保管でグエルの台詞を「シャディク、賭けるものの提示したい、それでいいか？」→「シャディク、決闘後に賭けるものの提示したい、それでいいか？」にしてくだせえ
- 125二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 00:15:37
- 126二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 08:48:08
ヒャッハ〜！これだからモブ虐はたまんねぇぜ〜！！
- 127二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 16:22:58
うーん、1人の人間として思い人と人生を歩める代わりに、思い人が父殺しするのを間近で見るか、姉妹がトマトミンチ作る姿を間近で見る…進めば（地獄が）二つ
- 128二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 16:50:16
グエルは「魔女の騎士」という称号が似合う人間だもんな
魔女の騎士グエルとかちょっと見てみたいけどどうなるか - 129二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 17:37:24
- 130二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 18:39:08
- 131二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 19:03:36
- 132二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 19:42:25
- 133二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:42:27
《①》
「フィックス・リリース」その言葉と共に出現した舞台は月面だった。
(お母さん…わかってたよ、僕もスレッタも愛されてなんかないって…)
「だけど“決闘”だけは僕のもの！
この決闘は誰にも渡さない、誰にも！
行くよ、ダムド…一緒に壊そう！
パーメットスコア3！」
その言葉に応えるようにしてダムドは機体そのものの性能を底上げし、グエルの乗るエアリアルをビームサーベルで斬りかかった。
「ぐっ…」
『分かってますよグエル先輩
貴方じゃエアリアルを動かすのが手一杯、だからビットも動いてくれないんでしょ？』
- 134二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 21:56:07
《②》
『グエル先輩、スレッタを愛してますか？』
「は…？
こ、こんな時に冗談はやめろ…！」
『愛してるんでしょ、でも報われないんだ？
同じ顔でも僕じゃダメなんだもんね？』
「お前、いい加減にしろ…侮辱するなよ、俺を…
スレッタ・マーキュリーを…！」
『スレッタスレッタスレッタ…！！
今、戦っている僕を見てくださいよ！！』
そう言って振り下ろされた二撃目のビームサーベルはエアリアルの右腕で弾き返された。
『！？』
グエルはあろうことか、機能しないビットにシールドを張らせ、エアリアルを通常よりも強固に仕上げた。
- 135二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 22:02:41
《③》
「だったら言ってみろ！
お前は誰だ！？
何がしたい！？
何が欲しいんだ！
じゃなきゃわからねえよ！」
弾き返された反動で仰け反るダムドにエアリアルがビームサーベルで切り込みをいれる寸前にその腕を蹴り上げ難を逃れるシャム。
- 136二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 22:04:32
《④》
『わっかんないですよ！
わかんない！！
だけど言えるのは…
１つだけでいい！！何かを手に入れたいっ！
本物からもらったものじゃないたった１つを…！
それが…この決闘なんです！』
一旦距離をとり、ビームサーベルで斬り合うガンダム2機。 - 137二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 22:11:11
《⑤》
ーーーー
「ミオリネさん、待ってください！」
「早くしなスレッタ！」
「え、え～？」
「もう決闘が始まってる…！
アンタの偽者が好き勝手やってんのよ！
そんでグエルのやつが今戦っているの…！」
そう言って走るミオリネに早歩きで着いていくスレッタ。
長期休みをもらって二人で楽しんでたはずがミオリネの一言で急いで帰還したスレッタには状況がまだ把握できてなかった。
「あら、早かったわね2人とも」
「あっお母さん！ねえお母さん、あの人誰なの？知ってる？」
「さあ？お母さんの知らない人だからわかんないわ」
「知らない」という言葉にミオリネは怪訝な顔をしたが、隣にいるスレッタの様子に気づく。
「………
なんだかエアリアルはやる気満々って感じがする…」
スレッタはモニター越しのエアリアルとダムドの姿を見つめていた。
「ミオリネさん！近くで決闘を見られませんか！？」
「はぁ！？」
続
- 138二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 22:32:15
- 139二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 22:42:16
- 140二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 23:09:49
エアリアルのビットを装着したままバリア張るとかどんな荒業だよ…やっぱり根性すげえよグエルは、ただ勝ってもガンダムを使った決闘自体ヴィムに言えないから惜しい
- 141二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 23:20:39
- 142二次元好きの匿名さん23/01/16(月) 23:46:29
脅されたけれど全部わかっててシャムの決闘に応じたんだから愛だね（恋愛とはちがうかも）
- 143二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 08:06:46
- 144二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 15:41:34
- 145二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 16:00:13
計画通りにいかないクローンはエラン4号が表してるだけに…
- 146二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 19:39:57
- 147二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 19:59:00
- 148二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 20:02:47
- 149二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 22:08:58
ラウダ「この水星女ぁあ！！」
シャム「2人の幸せを邪魔するなラウダさん！！」
ラウダ「何故だ！？お前だって兄さんのことを…！」
シャム「しゃべるなああ！」
しばらく取っ組み合いをしてるうちに自然と泣き出す2人ができてしまうんだなきっと
- 150二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 22:40:34
この時のグエルは不覚にもメスの顔をしてしまっているのだろう。
- 151二次元好きの匿名さん23/01/17(火) 23:19:51
シャムとラウダが仲良くグエルトークしてるのを見て、友達ができてよかったなぁとほのぼのしてるグエルとスレッタ
実際には古参と新参で一触即発のマウント合戦。でも最終的には熱く握手を交わしてほしい - 152二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 06:04:17
お互いきょうだいにクソデカ感情持ちという共通点あるから意外と気が合うのでは…？
- 153二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 11:58:54
そのような妄想に耽りながら顔を赤くする、グエスレ気ぶり勢のシャムちゃん。
- 154二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 17:38:40
１です、もうすぐ終わりまーす！
今更書いててシャムは姉妹愛と父性に飢えてるヤバい子ってわかった
雑コラと雑い戦闘注意 - 155二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 17:41:16
《①》
切り合う中、全身シールドで覆われたエアリアルが有利となった。
(接近戦ならこっちのものだ…このまま押し切る！)
『チッ』
ダムドは月面の砂を叩きつけて2機の間に砂嵐を作った。
「くそっ…」
この距離からビームサーベルの邪魔も入らない。
やみくもに撃ったライフルも耐えられる。
シャムはビーム・スマートガンを放った。
ダムドは屈折するビームはこれまでいくつもの機体をバラバラにしてきた。
(大嫌いだ！こんな世界！
こんな思いをするなら何も知らずにいたかった！)
憎悪だけに駆られてビーム・スマートガンで砂煙ごと薙ぎ払おうとした。
だが、
砂煙から出現した矛先がビーム・スマートガンが装着された左腕を切り落とした。
「取った…！！」
エアリアルのビームライフルはランスのように柄にはめられていた。
- 156二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 17:43:06
似た者同士だからグエルと相性いいし彼に脳を焼かれているのだろう
- 157二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 17:45:36
このレスは削除されています
- 158二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 17:48:04
《②》
ーーー
「つ、使えたな…俺たちが作ったのランス…！」
「作ったのは柄の部分だけだけどなぁ」
オジェロとヌーノは話す。
グエルに収納する柄を頼まれ、作った地球寮は固唾を飲んで見守っていた。
“スレッタ”が帰ってくることを望んで。
「あの子が負けたら…迎えてあげよう。」
偽者であることを知るニカは負けたらどうなるのか、だがスレッタの居場所のために協力することを選んで覚悟もできていた。 - 159二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 18:00:25
《③》
「スレッタ…くそっあんの…馬鹿野郎が……馬鹿スレッタああ！！」
「あえ、は、はい！」
そこにはスレッタがいた、正真正銘の本物が…
「え…？」「スレッタ先輩…！？」「うわっど、どういうことだよ！？」「スレッタ…なのか？」
「スレッタ…無事だったんだ…！」
地球寮一同が驚くなかニカだけは、スレッタを抱き締めて喜んだ。
「わぁ、ニカさん…」
「スレッタ裏通路はこっちよ。
会いに行きたいなんてバカな考えね。」
ミオリネはニカからスレッタを引き剝がすと裏口通路となってるダクトを指す。
「でも会ってみたいって思うんです、エアリアル…がんばってるんですから！
それにパイロットの人も気になるんです。」
- 160二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 18:11:52
《④》
ーーー
『取ったァ？』そう言ってグエルが乗るエアリアルの左腕を大型クローに変形したダムドの右腕が掴む。
「！？」
『まだ終わってない！！』
エアリアルの左腕は引きちぎられた。
ダムドはランスの柄も折り、エアリアルの肩を蹴ってバランスを崩させる。
『貴方のせいだ！
貴方のせいで死にたくなくなった！
もう自分を殺して生きていたくない！
どうしたらいいんですか？
もう、どうしたらいいのかわからない…！！』
言いながらクローで猛攻を続けるシャムの声は悲痛なものであった。
「がっ…！」
- 161二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 18:20:27
《⑤》
(何の話だ？ 死にたくない？お前は…そんな中にいるのか？
わからん、だが…)
クローの猛攻の中、少女の悲鳴を受け止めグエルは覚悟を決めた。
そばにあったランスの折れた柄をエアリアルに持たせる。
(許さねえ…死ぬだなんてこと絶対に許さねえからな！)
「死なせねえよ…俺が！絶対に死なせてやらん！！」
その言葉でクローは止まった。
『……』
「俺は…俺の賭けるものは“お前が生きていく事”だ」
そう言ってグエルはダムドのブレードアンテナにランスを突き付ける。
シャムは敗北したはずだったが、何故か今までにない安堵で満たされていた。 続
- 162二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 18:24:53
- 163二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 18:41:08
双子ちゃん来たな…
- 164二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 18:41:52
- 165二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 18:43:48
- 166二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 20:35:20
- 167二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 21:16:18
祈りが呪いになったけど、その呪いも祈りにしちまうグエル先輩を信じろ
いやもう何言ってるのか自分でもわからんな… - 168二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 21:40:28
最初に「祝福神拳」とか言った奴が悪い。
- 169二次元好きの匿名さん23/01/18(水) 23:44:19
次回はタヌキによるアニマルセラピーかな？
- 170二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 10:15:38
やはりたぬきセラピーは全てを解決する
- 171二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 10:41:41
シャムは「スレッタはタヌキじゃない！」って言いながら面影のあるタヌキを愛でそう
そんでもって羨ましそうに見るグエルにも触らせるんだな - 172二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 13:11:55
- 173二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 18:51:20
１です、明日には作る予定です、書くのが遅くでごめん
もうラスト行くつもり
10スレも必要ないと思うからコメントお願いします
補足(本当はシャムのことを心配するセセリアとか、プロスペラがアスティカシアにいたのはエアリアルとエアリアル・ダムドが戦うことだけでも新しい情報得られるから来てたって設定です) - 174二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 21:27:33
グエルの賭けるものによってスレッタとしてではなく自分として生きるのが許されたんだ、スレッタとは違う自分を見つめなおして生きていけるって言うのはシャムにとって苦しいかもしれないけど、逆に自由になったと言えるんだ
- 175二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 21:28:52
とりあえずシャムちゃんは一度スレッタの腕の中で思い切り泣いた方がいいよ。
- 176二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 21:39:19
- 177二次元好きの匿名さん23/01/19(木) 22:00:35
セセロウって人を見る目があると思うんんだ、セセリアは気に入った相手には優しい気がするしロウジは人のこと観察してそう
- 178二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 06:37:38
絶対に良いやつ感はあるセセロウ(なお出番)
- 179二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 11:49:32
ロウジって自分を飾らないしティルと雰囲気似てるからシャムも警戒心抱かない相手の１人だったろうなあって気がする
- 180二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 18:34:48
セセリアは皮肉は言うけど本当に触れてはいけないことは言わないから観察力があって根はいい子感ある
- 181二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 19:19:54
《①》
エアリアルとダムドの決闘が終わった月面のエリアが重力と空気を取り戻し、スレッタはエリアの隅から出ていきエアリアルに駆け寄る。
「がんばったね、エアリアル！」
「スレッタ・マーキュリー！？」
グエルはシャム自身がスレッタに危害を加える人間でないと知っていたが、いきなり目の前に表れたスレッタに驚く。
「あっ…グエルさん、あ、ありがとうございます！
エアリアルの戦いたい相手と戦わせてくれて…」
「俺は借りた身分だぞ、礼なんて言うな。」
直感でシャムがスレッタと会いたがっていると観察した彼は言う。「…それより、お前は…アイツと話していってほしい。」
スレッタが振り向けば、申し訳なさげにシャムがいた。
「貴方は…？」
(スレッタだ…ずっと、ずっとずっと会いたかった彼女が…
…謝らなくちゃ…でも、言葉が出ない)
「わ～本当にそっくりさんです！」
「！」一瞬表情を曇らせるシャムにスレッタは嬉しそうに言う。
「なんだか姉妹みたいですね！」
その言葉で、涙腺が決壊したようにまた泣きだすシャムに驚くスレッタ。
「ど、えっええええ！？
どど、どうしたんですか！？」
「スレッタ…ごめん、ごめんなさい、貴方の名前を借りてしまって…
それなのに“悪魔”なんか呼ばれちゃって…」
- 182二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 19:29:40
《②》
「悪魔？そんな風には見えませんよ
…よくわからないですけど、エアリアルとグエルさんとあんなに戦えるなんて、すごいですよ！」
「私はスレッタになれもしなかった…」
「どうしてなるんです！？
ならなくていいですよ、私…どんくさいですし…えへへ」
そう言って笑うスレッタの顔を見てシャムはつられて笑う。
スレッタも先程の決闘で自分の偽者としてではなく、一人の人間として自分に興味を抱いてくれたことが、シャムにとって何よりも嬉しいことであった。
ーーー
[それから、シャムは身分を偽っていたスレッタの偽者であったとアスティカシアにすぐに広まった。
シャムはジェターク社が経営する病院で治療を受けることとなった。
シャムは入院を続け、
あれから地球寮が来ては「びっくりした」と一同で笑い合っていた。]
「そんでいきなりスレッタが来てなー！」「あれはビビっちゃいますよ！」「本当に…」「心臓止まるかと思ったよぉ、もう…」
「いきなり叱られて私もびっくりしました！」
「す、スレッタ、ごめんなさい！」
- 183二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 19:42:20
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- 184二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 19:46:17
《③》
雑多にしゃべるなか、チュチュは一足遅れて病室に入る。
一同が静まるなかチュチュは堂々とシャムのそばまで来る。
「……」
そして、大量に買い込んだ菓子袋を膝に置いた。
「あーしらのランスの柄バキバキにしやがってよ…おめーには働いてもらうからな、良くなれよ！！」
「…はい！」
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「じゃあバランスのいいもの食わねえといけないんじゃね？」
ーーー
「そう、うちの子がジェターク社の病院にね…」
ゴドイからの連絡を受けてプロスペラはシャムの今後について話していた。
「ジェターク社の病院に移らされたら手出しはできないからね。
それにエアリアルとエアリアル・ダムドをぶつけてくれたおかげで、新しいデータが取れたわ。
とりあえずは関係のない人間として過ごしてもらいましょう。」
温情でも無情でもなく二人の母だった女は言った。
- 185二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 19:50:50
《④》
ーーーー
病室の見舞いに来ていたセセリアとロウジはチュチュからのお菓子をシャムと一緒に食べていた。
「聞かないんですね、僕の名前…」
「…え、なに～今さらすぎでしょ？」
「だって偽者ってセセリアさんたちもみんな知ってるのに…」
「聞きたいけどさ、名乗れない事情があるなら聞かないわよ」
「……」
『sham(シャム)・スレッタ』はそのままの偽者という名義でしかなく、名乗ることはできなかった。
それでも彼女たちは聞いてこようとしないのは、名前のない人間であることに薄々気付いたからであった。
「無いんです、名前。あるのはシャムって言う偽者って名義だけで…
だから、僕…そのうち名乗れるようになります」
「…そっか～じゃあそん時よろしく」
一瞬、驚いた顔をしたセセリアは笑って、「うん、見つかるよ」とロウジはさもありなんに言った。
- 186二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 20:02:40
《⑤》
「元気にしてましたか？あっお花きれい…」
花瓶にさして、ある花にスレッタは近づいてみる。
「アイリスって言うみたいです。いつも僕が知らないうちに飾ってあって…」
「優しい人がいるんですね！
あっそうだ。あれからですねー、ミオリネさんからトマトを貰ったんです！
ジャジャアン！」
誇らしげに、しかしどこか照れくさいようにしてスレッタは袋からトマトを出す。
「あ、ありがとうございます、僕は…もらってばかりですね…スレッタのためになることなんて一つもできなかったのに…」
「…どうしましたか？」
「僕は…馬鹿だなあって…馬鹿で馬鹿で自分が恥ずかしい」
「あの、え…？」
「全部全部全部、捧げてきたつもりの癖に何も捧げてすらないんです…ごめんなさい…ごめん…」
「だ、だっだ、だいっじょーーぶっ！」と言ってスレッタはシャムを抱き締めた。「あ、あのスレッタ？」
「えへへ、お姉ちゃんらしくしてみたらどうかなって思ったんです…
貴方がここに来てから妹ができたみたいで嬉しかったんです！だから捧げるとかやめてください！
もっとお願いしてください！」
「あのね、スレッタ話があるの…」
「はい、なんですか？」
「僕に名前…つけてほしい」
- 187二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 20:13:43
《⑥》
病室には地球寮やセセリアたちが置いていったであろう、お菓子の袋やライオンやタヌキのぬいぐるみが置かれていた。
この中の一つとして置かれる花瓶にアイリスの花を３輪追加して手入れをする男がいた。
「いつもその花をくれるのは先輩だったんですね。」
シャムは手術を終えて、やっと一段落ついたところだった。
グエルは長い期間の眠っていた彼女が目覚めたのは初めて知ったらしい
「寝てたんじゃないのかよ…」
「グエル先輩は変な人ですね、あそこまで痛め付けた僕のもとに来るだなんて…普通はトラウマものですよ」
「馬鹿か、あんなものに恐れる俺じゃない」
勝敗の結果として「生きること」となった彼女のもとに、グエルはこうして来ることが多い。
シャムは「先輩」と呼ぶ。
「好きです、でも僕…先輩が幸せなら先輩が誰と結婚しても嬉しいんだと思う
だから、ハッキリ言って」
グエルはそばにあった椅子に座りシャムに向き合って言う。
「……
俺は…スレッタ・マーキュリーが好きだ、すまない」
その答えが何故だか安堵をくれた。
顔が一緒なら自分もと思っていたが、スレッタ本人を見るグエルに惹かれていたことはシャムはわかっていた。
- 188二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 20:21:44
《⑦》
「ふふ…スレッタは優しい女の子ですから、泣かせたりしないでくださいよ？」
「ああ…」
スレッタに振り向かれなくても彼は一途でいつづけるのだろう。
「泣かしたら泣かしますから」
「わかった…」
「また来てくださいね」
「当たり前だ」
「先輩、遅くなってごめんなさい、僕の名前は…」
ーーーー
「えーカメラ撮るから2人とも並んで」
そう言ったニカはカメラを持っていた「まずは二人からね、そのあと入るだけ皆で撮るよ！」
「これって何の集まりだよ～？」聞いたオジェロにヌーノは「今日が誕生日なんだってよ。」と答えた。
「笑ってくださいアイリス！」
「はい」
終
- 189二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 20:26:09
面白かったです。花言葉や響き的にアイリスもいいよねした者ですが嬉しい。セセリアはいい名前といい女ムーブしてくれそう。
- 190二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 20:29:21
ここまでお付き合い本当にありがとうございました！感謝です！
雑コラとか全然使ってもオッケーです！
最期の名前は前スレでもらった案からです、意見くれた人ありがとう！ - 191二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 20:31:40
グエル先輩とアイリスのぶつかり合いがすごくよかった。そのまま散るエンドになるかと思ってドキドキしてたけど、めちゃくちゃ良いエンドで最高。
- 192二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 20:36:34
もうパーメットに苦しめられる事はないし、スレッタになりきる必要もない、何ならスレッタの偽物と呼ばれる謂れもない
今度こそ自分の人生を歩んで行けるアイリスに幸あれ… - 193二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 20:41:14
グエルには槍は絶対持たせるべきと思って無理無理にもたせたランスです
最後までフラれるかどうか考えた結果、グエルはしっかりケリをつけるやつなんだ！ってなりました
12話の展開は辛いから
アイリスは本当最期になってしまいました、でもめっちゃいい名前です
- 194二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 21:10:44
アイリスはかわいいけどそれをフッても嫌味が内のグエルらしいな、アイリスの「泣かしたら泣かしますから」って発言が好き
- 195二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 21:43:12
お疲れ様
すげーいい話だった - 196二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 22:53:28
お疲れ様でした！
アイリスはスレッタに振られたグエルを慰めていい感じになーれー - 197二次元好きの匿名さん23/01/20(金) 23:00:57
偽者が入り込んでたとか上層部も混乱するし、おそらくグエルがアイリスをジェターク社の病院に入れるために父親と向き合っただろうからヴィムがデリング暗殺を考える暇はないし、誘われなければシャディクが暗殺を考えることもない
だからこのルートは１２話を神回避してると信じてる - 198二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 01:25:28
《補足》
アイリスはこれからスレッタの双子として生きてきますが、やっぱり母の呪縛が強いのでグエルやミオリネと相談していったりして姉の解放のためにサポートしていきます。
ラウダあたりとギスってから意気投合する展開も考えてましたがその前に終わっちゃいました。
グエルに関してはまだ一時的にヴィムを止めただけですので、デリング暗殺計画に気付けたら…みたいなことは想像してたりします。
寿命に関しては母はもって２年程度と言ったけど「生きること」を望まれたからには全力で生きようとします。
寿命が２年どころか割と長く生きるんだろうなあと思ってほしいです。
ありがとうございました！！ - 199二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 01:27:15
「笑ってくださいアイリス！」
「はい、お姉ちゃん」 - 200二次元好きの匿名さん23/01/21(土) 01:27:28
おしまい